JP6340593B2 - 洗濯機 - Google Patents

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Description

本発明は、衣類等の洗濯物を洗う洗濯機に関するものである。
従来、この種の洗濯機は、洗濯物から発生したリントや異物を捕集するフィルター装置が排水経路に設けられている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載された洗濯機において、洗濯に使用された洗濯水、および、脱水工程で洗濯物から分離した水分は、水槽の下方に設けられた排水経路を通して機外へ排出され、排水経路に設けられたフィルター装置を通過する。このため、洗濯が終わった後も、排水経路およびフィルター装置に捕集されたリントは濡れた状態である。
また、洗濯から乾燥までを続けて行うことができる乾燥機能を具備した洗濯機、所謂洗濯乾燥機も一般的である(例えば、特許文献2参照)。特許文献2に記載された洗濯乾燥機において、温風循環乾燥工程では、内槽内の空気が送風路を通って内槽内の洗濯物の乾燥を進行させながら循環する。このため、乾燥用空気は排水経路には流れず、排水経路は運転終了後も濡れた状態である。
また、吸気乾燥工程では、開かれた吸気弁から送風部に吸い込まれた空気は、洗濯物から水分を奪って排水路を通り、排水トラップの水封じを破って排出される。このとき、排水路を通過する空気は、洗濯物から水分を奪った湿った空気であり、洗濯物の乾燥の進行にともなって乾いた空気が排水路を流れる。吸気乾燥工程の最終段階においては、排水路を経由して排水トラップに水を供給し、水封じを回復させるようにしている。このため、排水路は水で濡れた状態で運転を終了する。運転終了後は、吸気弁を開いた状態にして外槽および送風路内を換気し、カビの発生を防ぐようにしている。
また、乾燥機能を具備した洗濯機において、排水路に排水を利用した除湿部が設けられている(例えば、特許文献3参照)。特許文献3に記載された洗濯機において、衣類乾燥時は、衣類乾燥用熱風を排水路の排水制御弁および排水フィルターを通して除湿部へ導入し、同熱風を水冷にて除湿した後、乾燥部に戻して循環させる。除湿部には所定量の排水が貯蔵され、この除湿部を通過する衣類乾燥用熱風が貯蔵された排水で冷却されて除湿されるようにしたものである。
特開2010−136740号公報 特開2010−246709号公報 実開平2−71483号公報
しかしながら、前記特許文献1、2に記載された構成では、洗濯が終わった後も、排水経路および排水経路に設けられた排水フィルターは濡れた状態である。このため、濡れた状態のままで放置されると、雑菌等の繁殖により異臭が発生するという問題があった。
また、特許文献3に記載された構成では、排水路に設けられた除湿部に排水が貯蔵されるため、洗濯が終わった後も濡れた状態である。そして、洗濯後、除湿部に排水の一部を貯蔵した状態で衣類乾燥工程へ移行し、排水口から除湿部に送風される衣類乾燥用熱風は
、リントを捕集した排水フィルターを通過する。ところが、リントは洗濯水の排水で濡れた状態である。このため、通風抵抗が大きく、十分な風量を確保することが難しく、良好な乾燥性能を実現することが難しいという問題があった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、洗濯運転の終了後、排水フィルターを乾いた状態にし、不快臭の発生を抑制するようにした洗濯機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の洗濯機は、筐体と、筐体内に設けられた水槽と、前記水槽内に回転可能に設けられた内槽と、前記内槽を回転駆動するモータと、給水配管と給水弁とを含み前記水槽内に洗濯水を給水する給水経路と、排水配管と排水弁と排水フィルターとを含み前記水槽の底部に接続されて前記水槽内の洗濯水を機外に排水する排水経路と、前記排水フィルターを含む前記排水経路の途中から分岐して前記水槽の流出部に接続された送風経路と、前記送風経路に設けられた第1の送風部と、洗濯運転を実行する制御部とを備え、前記制御部は、前記第1の送風部を駆動し、前記水槽内の空気を前記排水フィルターを経由して前記水槽内へ循環させて前記排水フィルターを乾燥させる排水フィルター乾燥工程を実行するように構成されたものである。
これによって、洗濯運転の終了後、洗濯水の排水で濡れた排水フィルターを乾いた状態にすることができ、不快臭の発生を抑制することができる。
本発明の洗濯機は、洗濯運転の終了後、排水フィルターを乾いた状態にして不快臭の発生を抑制することができる。
本発明の実施の形態1における洗濯機の概略構成図 本実施の形態における洗濯機のブロック構成図 本実施の形態における洗濯機の消臭部の湿度に対する吸着特性グラフ 本実施の形態における洗濯機の消臭部の温度に対する吸着特性グラフ 本発明の実施の形態2における洗濯機の概略構成図 本実施の形態における洗濯機の要部拡大図 本実施の形態における洗濯機の系統図 本実施の形態における洗濯機のブロック構成図 本発明の実施の形態3における洗濯機の系統図 本発明の実施の形態4における洗濯機の系統図 本発明の実施の形態5における洗濯機の要部拡大図
第1の発明は、筐体と、筐体内に設けられた水槽と、前記水槽内に回転可能に設けられた内槽と、前記筐体の前面に設けられ前記内槽の開口部を開閉する扉と、前記内槽を回転駆動するモータと、給水配管と給水弁とを含み前記水槽内に洗濯水を給水する給水経路と、排水配管と排水弁と排水フィルターとを含み前記水槽の底部に接続されて前記水槽内の洗濯水を機外に排水する排水経路と、前記排水フィルターを含む前記排水経路の途中から分岐して前記水槽の流出部に接続された送風経路と、前記送風経路に設けられた第1の送風部と、洗い、すすぎ、脱水の各工程を逐次制御して洗濯運転を実行する制御部とを備え
、前記制御部は、前記脱水工程の終了後、前記第1の送風部を駆動し、前記水槽内の空気を前記排水フィルターを経由して前記水槽内へ循環させて前記排水フィルターを乾燥させる排水フィルター乾燥工程を実行するように構成されるとともに、前記制御部は、前記脱水工程が終了してから計時を開始し、使用者が前記ドラム内の洗濯物を取り出すことができる程度の所定時間経過後に前記排水フィルター乾燥工程を実行するように構成された、または、前記制御部は、前記扉が開かれたことを検知し、再び前記扉が閉じられたことを検知した後、前記排水フィルター乾燥工程を実行するように構成された洗濯機である。これにより、洗濯運転の終了後、洗濯水の排水で濡れた排水フィルターを乾いた状態にすることができ、不快臭の発生を抑制することができる。また、排水フィルターに捕集したリントが固まり、使用者はリントの廃棄を容易に行うことができる。
の発明は、筐体と、筐体内に設けられた水槽と、前記水槽内に回転可能に設けられた内槽と、前記筐体の前面に設けられ前記内槽の開口部を開閉する扉と、前記内槽を回転駆動するモータと、給水配管と給水弁とを含み前記水槽内に洗濯水を給水する給水経路と、排水配管と排水弁と排水フィルターとを含み前記水槽の底部に接続されて前記水槽内の洗濯水を機外に排水する排水経路と、前記排水フィルターを含む前記排水経路の途中から分岐して前記水槽の流出部に接続された送風経路と、前記送風経路に設けられた第1の送風部と、流入部と流出部とを前記水槽に有して前記内槽内の洗濯物を乾燥させる乾燥送風経路と、前記乾燥送風経路に設けられた第2の送風部と、洗い、すすぎ、脱水の各工程を逐次制御して洗濯運転を実行するとともに、運転コースに応じて、前記洗濯運転に含まれる脱水工程の後に前記第2の送風部を駆動し、前記水槽内の空気を前記乾燥送風経路を経由して前記水槽内へ循環させて前記内槽内の洗濯物を乾燥させる乾燥工程を実行するように構成された制御部とを備え、前記制御部は、運転コースに応じて前記脱水工程または前記乾燥工程の終了後、前記第1の送風部を駆動し、前記水槽内の空気を前記排水フィルターを経由して前記水槽内へ循環させて前記排水フィルターを乾燥させる排水フィルター乾燥工程を実行するように構成された洗濯機である。これにより、運転コースに応じて洗濯運転の終了後、または、乾燥工程の終了後に洗濯水の排水で濡れた排水フィルターを乾いた状態にすることができ、不快臭の発生を抑制することができる。
また、乾燥工程によって洗濯物から放出された水分が排水フィルターを通して排水経路を流れなくなり、水槽内も乾いた状態となってから排水フィルター乾燥工程を行うので、排水フィルターを効率よく乾燥させることができる。
の発明は、特に、第の発明において、前記制御部は、前記脱水工程が終了してから計時を開始し、使用者が前記ドラム内の洗濯物を取り出すことができる程度の所定時間経過後に前記排水フィルター乾燥工程を実行するように構成された、または、
前記制御部は、前記扉が開かれたことを検知し、再び前記扉が閉じられたことを検知した
後、前記排水フィルター乾燥工程を実行するように構成されたものである。
の発明は、特に、第または第の発明において、前記乾燥送風経路と前記送風経路とが前記水槽への流出部の手前で合流するとともに、合流したいずれか一方の経路が前記流出部に連通するように切り替える風路切替部を備え、前記制御部は、前記乾燥工程時に前記乾燥送風経路が連通するように前記風路切替部を切り替え、前記排水フィルター乾燥工程時に前記送風経路が連通するように前記風路切替部を切り替えるように構成されたものである。これにより、水槽に流出部を複数設ける必要がなく、水槽、乾燥送風経路および送風経路の構成および切り替えを合理的に行うことができる。
の発明は、特に、第の発明において、前記流出部と前記風路切替部との間に加熱部を備え、前記制御部は、前記排水フィルター乾燥工程において前記加熱部により前記排水フィルターを通過した空気を加熱するようにしたものである。これにより、乾燥工程時の乾燥用空気の加熱と、排水フィルター乾燥工程時の乾燥用空気の加熱とを第3の加熱部を兼用して効率よく加熱することができる。
の発明は、特に、第または第の発明において、前記送風経路が、前記乾燥送風経路の流入部の直後に合流するとともに、合流したいずれか一方の経路が前記流出部に連通するように切り替える風路切替部を備え、前記制御部は、前記乾燥工程時に前記乾燥送風経路が連通するように前記風路切替部を切り替え、前記排水フィルター乾燥工程時に前記送風経路が連通するように前記風路切替部を切り替えるように構成されたものである。これにより、水槽の流出部と乾燥機能である除湿部、加熱部および送風部を複数設ける必要がなく、水槽、乾燥送風経路および送風経路の構成および切り替えを合理的に行うことができる。また、これらを兼用して効率よく排水フィルター乾燥工程および乾燥工程を行うことができる。
の発明は、特に、第1〜第のいずれか1つの発明において、前記水槽の後部と前記内槽の後部に各々対向して突設した複数の環状突起を嵌合させて、前記水槽の排水口と前記流出部との空気の流通を防止するように形成されたラビリンスシールを有し、前記送風経路は、前記流出部を前記ラビリンスシールの外側で、前記内槽を経由することなく前
記排水口に到達する側に設けられたものである。これにより、送風経路から水槽へ流出した乾燥用空気は、内槽内を経由することなく排水口から排水経路へ流入させることができ、排水フィルター乾燥工程時における乾燥用空気の循環を効率よく迅速に行うことができる。
の発明は、特に、第1〜第のいずれか1つの発明において、前記送風経路に消臭部を備え、前記消臭部は、前記排水フィルターの下流側に配設されたものである。これにより、排水フィルター乾燥工程で発生した臭気を消臭することができる。
の発明は、特に、第の発明において、前記送風経路に除湿部を備え、前記消臭部は、前記除湿部の下流側に配設されたものである。これにより、冷却されるとともに除湿された空気が消臭部を通過することにより、消臭部は、吸着特性に優れた温度と湿度で臭気物質の吸着特性を高めて効果的に消臭性能を発揮することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における洗濯機の概略構成図である。図2は、本実施の形態における洗濯機のブロック構成図である。
図1に示されるように、筐体1内にダンパー1aにより弾性支持された水槽2が設けられている。水槽2内には衣類等の洗濯物(以下、衣類または洗濯物という)を収容する内槽として、有底円筒状のドラム3が回転可能に設けられている。ドラム3は、回転軸3aが角度θ(例えば、5〜20度)で前上がりに傾斜するように設けられている。
衣類を出し入れする開口部6がドラム3の前面側に設けられている。ドラム3の周側面の内側には、内方へ突出した複数のバッフル4が設けられ、ドラム3がゆっくり回転するときに洗濯物を持ち上げる。また、ドラム3の周側面には、水槽2内と連通する多数の小孔5が設けられている。ドラム3の前面側には、ドラム3が回転する際に洗濯物の偏り等によって発生する振動を低減するためのバランサ7が、開口部6を取り囲むように環状に形成されている。
ドラム3を回転駆動するモータ8が水槽2の後面に取り付けられている。モータ8は、ブラシレス直流モータで構成され、インバータ制御によって回転速度を自在に変化させることができるようになっている。
水槽2内に洗濯水を給水する給水経路は、給水弁9と給水配管10と洗剤ケース11とを含む。給水弁9は、水道等に接続された給水配管10に設けられて給水経路を開閉する。洗濯水は、給水配管10を通り、給水弁9と洗剤ケース11とを経て、水槽2の後方上部に設けられた給水口12から水槽2内に流入する。このとき、洗濯の開始時の洗い工程であれば、洗剤ケース11に投入された洗剤が水道水とともに洗濯水として水槽2に供給され、すすぎ時であれば水道水だけが洗濯水として供給される。水槽2内の底部に溜まった洗濯水は小孔5からドラム3内に流入する。給水口12はドラム3の後部で水槽2内と連通している。
水槽2内の洗濯水を排水する排水経路は、排水弁13と排水配管14と排水フィルター16とを含む。排水弁13は、排水配管14に設けられて排水経路を開閉する。排水時は、水槽2内の洗濯水が水槽2の底部に設けられた排水口15から排水配管14に流入し、排水弁13が開放されて機外へ排出される。排水フィルター16が排水口15と排水弁13との間の排水配管14に設けられている。排水フィルター16は、洗濯物から分離した糸くずやほこりなどのリントや釦等の異物を捕集する。
排水経路には、排水フィルター16を含む排水配管14の途中から分岐して水槽2の後部に設けられた流出部20に接続された送風経路17が接続されている。送風経路17は、排水フィルター16と排水弁13との間に設けられた切替弁18を介して排水経路から分岐し、流出部20に連通する。そして、第1の送風部19が送風経路17に設けられている。第1の送風部19によって送風経路17に送風される乾燥用空気は、排水口15から排水配管14に流入し、排水フィルター16を通過する。その後、切替弁18を通して流出部20から水槽2内へ流出して循環する。流出部20は、水槽2内の洗濯水の水位が上昇した場合でも、送風経路17への流入が防止できる位置に配設されている。すなわち、水槽2の溢水口(図示せず)より上方が望ましく、例えば、回転軸3aより上方に配設されている。
従って、送風経路17は、切替弁18を介して流出部20が設けられた上方向へ形成されている。送風経路17を流れる乾燥用空気は、排水フィルター16を通過し、切替弁18から流出部20に向かって、第1の除湿部21、消臭部22、第1の送風部19、第1の加熱部23の順に通過する。第1の除湿部21は、水冷式または空冷式の熱交換器などによって構成されている。消臭部22は、活性炭やゼオライトなどの吸着剤で構成されている。第1の加熱部23は、ヒータなどで構成されている。また、ドラム3の後面と水槽2の内側との間にラビリンスシール24が形成されている。ラビリンスシール24は、水槽2の後部とドラム3の後部に各々対向して突設した複数の環状突起を嵌合させて形成され、水槽2の排水口15と流出部20との空気の流通を防止している。
制御部25は、筐体1内の上方前部に設けられている。制御部25の上部には、使用者が洗濯運転を設定する操作表示部30が設けられている。図2に示されるように、制御部25は、モータ8、給水弁9、排水弁13、切替弁18、第1の送風部19、第1の加熱部23などを制御し、洗い、すすぎ、脱水の各工程を逐次制御して洗濯運転を実行する。さらに、制御部25は、洗濯運転の終了後、送風経路17に送風して排水フィルター16を乾燥させる排水フィルター乾燥工程を実行する。また、制御部25には、ドラム3内に投入された洗濯物の量を検知する布量検知部26の出力と、水槽2内に給水された洗濯水の量を検知する水位検知部27の出力と、ドラム3の駆動を検知する回転検知部28などの出力が入力される。また、制御部25は、時間を計測するタイマー部31を有している。
なお、筐体1の前面に開閉自在な扉29が設けられている。使用者は、扉29を開くことにより、ドラム3の開口部6から洗濯物を出し入れすることができる。
以上のように構成された洗濯機について、以下その動作と作用を説明する。
まず、使用者が、筐体1の扉29を開いて開口部6からドラム3内に洗濯物を投入する。そして、操作表示部30の電源スイッチ(図示せず)を入れ、洗濯運転の設定を行い、スタートスイッチ(図示せず)を操作して運転を開始する。洗濯運転の設定に従い、制御部25は、例えば、洗い工程、中間脱水工程、すすぎ工程A、すすぎ工程B、最終脱水工程(脱水工程)、排水フィルター乾燥工程の順に逐次制御する。
洗濯運転の開始により洗い工程が実行される。洗い工程は、さらに細分化された5つの動作を含む。制御部25は、最初に布量検知動作を行い、ドラム3内に投入された洗濯物の量を布量検知部26によって検知する。洗濯物の量は、ドラム3を回転駆動し、ドラム3の回転時にモータ8にかかるトルク負荷や、モータ8の電流値などから検知することができる。
制御部25は、検知した洗濯物の量に応じて、洗い、すすぎ、脱水等の各工程の時間と洗濯水量を設定するとともに、洗濯物の量に応じて設定された洗剤量を操作表示部30に表示する。使用者は、操作表示部30に表示された洗剤量にしたがって洗剤を洗剤ケース11に投入する。
制御部25は、布量検知動作が終われば給水動作を行う。洗い工程における給水動作では、水道水が、開かれた給水弁9から給水配管10を通って洗剤ケース11に入る。そして、洗剤ケース11の中の洗剤を溶かしながらさらに給水配管10を流れ、ドラム3に設けられた給水口12から水槽2内に洗濯水として供給される。水槽2内の底部に溜まった洗濯水は、小孔5からドラム3内に流入する。このとき、切替弁18は、排水配管14から分岐した送風経路17側を閉じるように切り替えられており、排水弁13は閉じられている。制御部25は、水槽2内に溜まった洗濯水の量を水位検知部27で検知する。そして、洗濯物の量に応じて予め設定された所定量の洗濯水が給水されると給水弁9を閉じる。
制御部25は、給水動作が終われば叩き洗い動作を行う。叩き洗いは、洗濯物がバッフル4によってドラム3の回転方向へ持ち上げられた後、ドラム3内の上部から落下し、ドラム3の底面あるいはドラム3の底部に留まっている洗濯物に叩きつけられることにより、洗剤による化学力と併せて、その機械力によって洗浄が行われる洗い方である。ドラム3は、モータ8によってドラム3内の洗濯物が叩き洗いされる回転数、例えば、45r/minで駆動される。ドラム3は、正回転と逆回転とを交互に所定時間ずつ駆動されると洗浄効果が高まり、より望ましい。
制御部25は、洗い工程を終了すると排水弁13を開放状態にして水槽2内の洗濯水を排水する。洗濯水は、水槽2の底部に設けられた排水口15から排水配管14へ流出し、排水フィルター16を通過して開かれた排水弁13を通って機外へ排出される。排水フィルター16の通過時に、洗濯水に含まれるリントや異物が捕集される。
制御部25は、排水が終了すると中間脱水工程へと移行し、さらに、すすぎ工程A、すすぎ工程B、最終脱水工程の順に実行する。洗濯の最終工程である脱水工程が終了すると洗濯物の洗濯運転が終了となる。
制御部25は、洗濯運転の終了後、すなわち、洗濯の最終工程である脱水工程が終了してからタイマー部31により計時を開始し、所定時間経過後に排水フィルター乾燥工程を実行する。所定時間は、洗濯終了後にドラム3内の洗濯物を取り出すために必要な時間であり、例えば、約5分である。これによって、洗濯運転の終了後、排水フィルター乾燥工程が開始されるまでに、使用者はドラム3内の洗濯物を取り出すことができる。そして、制御部25は、ドラム3内に洗濯物がない状態で排水フィルター乾燥工程を実行することができる。
なお、タイマー部31に代えて、ドラム3から洗濯物の取り出しを検知する取り出し検知部(図示せず)を設けてもよい。制御部25は、取り出し検知部により、使用者が洗濯物をドラム3から取り出す動作として、扉29が開かれたことを検知し、再び扉29が閉
じられたことを検知した後、排水フィルター乾燥工程を実行する。特に、予約運転が実行された時は洗濯運転の終了時に使用者が近くにいない可能性が高いため、取り出し検知部によって排水フィルター乾燥工程を実行するのが望ましい。
排水フィルター乾燥工程における乾燥用空気の流れを具体的に説明する。制御部25は、第1の送風部19を駆動して送風経路17に乾燥用空気を送風する。送風された乾燥用空気は、第1の送風部19から第1の加熱部23を通過して加熱される。加熱された乾燥用空気は、流出部20から水槽2内へ流出し、ラビリンスシール24の内側を経てドラム3内に流入する。そして、小孔5を通って水槽2内のラビリンスシール24の外側を経て、底部に設けられた排水口15から排水配管14に流入する。
排水配管14に流入した乾燥用空気は、排水フィルター16を通り、排水フィルター16に捕集されたリントなどから水分を奪って高湿度になる。さらに乾燥用空気は、排水配管14から分岐した送風経路17側へ流れるように切り替えられた切替弁18を経て、送風経路17を上方へ流れる。
排水フィルター16を通過して高湿度になった乾燥用空気は、第1の除湿部21を通過して冷却され除湿される。この低温の乾いた乾燥用空気は、消臭部22を通過して臭気物質を吸着される。臭気物質が除去された乾燥用空気は、再び第1の送風部19を経て
送風経路17と水槽2内を循環する。
このように排水フィルター乾燥工程を行うことによって、脱水工程後、加熱された乾いた温風でドラム3、水槽2、排水フィルター16および送風経路17などを乾燥させることができ、濡れた状態で放置されることがない。
特に、排水フィルター16で捕集したリントや汚れ物質を乾燥させることによって、リントや汚れ物質を生息場所やエサ物質とする菌やカビ等の生育を抑制することができる。また、菌やカビの生育にともなって発生する代謝物である不快臭の発生を抑制し、発生した臭気を、消臭部22で吸着して除去することができる。
消臭部22は、例えば活性炭で構成された場合、図3の消臭部の湿度に対する吸着特性グラフに示されるように、相対湿度が高くなると吸着量が低下する。また、図4の消臭部の温度に対する吸着特性グラフに示されるように、温度が高くなると吸着量が低下する。本実施の形態では、第1の除湿部21は、排水フィルター16の下流側で、かつ、消臭部22の上流側に設けられている。これによって、冷却除湿された低温の乾いた空気が消臭部22を通過する。このため、消臭部22は、吸着特性に優れた温度と湿度で効果的に消臭性能を発揮することができる。
また、消臭部22の下流側に加熱部23が設けられ、消臭部22を通過した空気が加熱部23により加熱されて排水フィルター16へ送風される。このため、高温に加熱された空気で消臭部22を加熱することなく排水フィルター16へ送風することができ、臭気物質の吸着特性を高めることができる。なお、消臭部22は、使用後に扉29が閉じられた状態でも、排水フィルター16と連通する水槽2およびドラム3内に不快臭がこもるのを防ぐことができる。
以上のように、本実施の形態の洗濯機は、排水フィルター16を含む排水経路の途中から分岐して水槽2の流出部20に接続された送風経路17と、送風経路17に設けられた第1の送風部19と、洗濯運転を実行する制御部25とを備え、制御部25は、第1の送風部19を駆動し、水槽2内の空気を排水フィルター16を経由して水槽2内へ循環させて排水フィルター16を乾燥させる排水フィルター乾燥工程を実行するように構成された
ものである。これによって、洗濯運転の終了後、洗濯水の排水で濡れた排水フィルター16を乾いた状態にすることができ、不快臭の発生を抑制することができる。
また、制御部25は、洗濯運転に含まれる脱水工程の後に排水フィルター乾燥工程を実行するように構成されたものである。これによって、脱水工程では、洗濯物から分離した水分がドラム3および水槽2から排水経路を通して機外へ排出される。洗濯物の脱水の進行にともなって水は排水経路を流れなくなり、排水フィルター16を効率よく乾燥させることができる。
また、制御部25は、時間を計測するタイマー部31を有し、脱水工程を終了してから計時を開始して所定時間後に排水フィルター乾燥工程を実行するように構成されたものである。これによって、脱水工程の終了後、ドラム3内の洗濯物が取り出された後に、排水フィルター乾燥工程が実行されるようにすることができ、排水フィルター16が濡れた状態で放置される時間を短くして乾燥させることができる。
また、消臭部22は、排水フィルター16の下流側の送風経路17に配設されたものである。これによって、排水フィルター乾燥工程で発生した臭気を消臭することができる。
また、消臭部22は、除湿部21の下流側の送風経路17に配設されたものである。これによって、冷却されるとともに除湿された空気が消臭部22通過することにより、消臭部22は、吸着特性に優れた温度と湿度で臭気物質の吸着特性を高めて効果的に消臭性能を発揮することができる。
なお、ヒートポンプ装置を備え、第1の除湿部21を蒸発器で構成し、第1の加熱部23を凝縮器で構成してもよい。
(実施の形態2)
図5は、本発明の実施の形態2における乾燥機能を具備した洗濯機の概略構成図である。図6は、本実施の形態における洗濯機の風路切替部の拡大図である。図7は、本実施の形態における洗濯機の系統図である。図8は、本実施の形態における洗濯機のブロック構成図である。本実施の形態にける洗濯機の特徴は、脱水工程までの洗濯運転が終了したドラム3内の洗濯物を乾燥させる乾燥機能を具備したことである。他の構成は実施の形態1と同じであり、同一の構成に同一の符号を付して、詳細な説明は実施の形態1のものを援用する。
図5〜図8において、制御部25は、洗い、すすぎ、脱水の各工程に加えて、乾燥工程を制御する。使用者は、洗濯した洗濯物を同一のドラム3内で、脱水工程に続けて乾燥工程を実行することができる。また、使用者は、ドラム3内に洗濯物を投入し、乾燥工程だけを実行することができる。
本実施の形態にける洗濯機は、乾燥機能として、ドラム3内の空気を第2の除湿部32および第2の加熱部33を通して第2の送風部40によりドラム3内へ循環させる乾燥送風経路34が設けられている。さらに、乾燥送風経路34にはヒートポンプ装置35が設けられ、ヒートポンプ装置35の蒸発器が第2の除湿部32として構成され、凝縮器が第2の加熱部33として構成されている。
ヒートポンプ装置35は、圧縮機36と、凝縮器(第2の加熱部33)と、絞り部37と、蒸発器(第2の加熱部32)を冷媒が循環するように配管39で連結されている。圧縮機36で圧縮されて高温高圧となったガス冷媒の熱が凝縮器で放熱して液化され、凝縮器を出た高圧の液冷媒が絞り部37で減圧されて低温低圧となり、蒸発器で乾燥用空気か
ら熱を奪ってガス冷媒となって圧縮機36に戻る。
本実施の形態では、乾燥送風経路34と送風経路17とが水槽2への流出部20の手前で合流し、合流部分には風路切替部41が設けられている。風路切替部41は、乾燥送風経路34と送風経路17のうちいずれか一方の経路が流出部20に連通するように切り替える。
図6に示されるように、制御部25は、乾燥工程時に風路切替部41を(a)側に切り替え、第2の送風部40を駆動する。これによって、乾燥用空気は、矢印Aのように乾燥送風経路34から流出部20へ流れる。
すなわち、水槽2の上方前部に設けられた流入部42から乾燥送風経路34に流入した乾燥用空気は、第2の除湿部32を通過して冷却されて除湿され、第2の加熱部33を通過して加熱される。加熱された乾燥用空気は、風路切替部41を経て流出部20から水槽2内へ流出し、ラビリンスシール24の内側を経てドラム3内へ流入する。ドラム3内へ流入した乾燥用空気は濡れた洗濯物からから水分を奪って高湿度になる。そして、小孔5を通って水槽2内のラビリンスシール24の外側を経て、再び水槽2の上方前部に設けられた流入部42から乾燥送風経路34に流入し、第2の除湿部32を通過して冷却されて除湿される。このように、乾燥用空気が乾燥送風経路34と水槽2内を循環することによって、ドラム3内の洗濯物の乾燥を進行させる。
また、排水フィルター乾燥工程は、乾燥工程を実行した後に実行される。制御部25は、排水フィルター乾燥工程時に風路切替部41を(b)側に切り替え、第1の送風部19を駆動する。これによって、乾燥用空気は、矢印Bのように乾燥送風経路34から流出部20へ流れる。
この排水フィルター乾燥工程における乾燥用空気の流れは、実施の形態1で説明したものと同様である。すなわち、第1の送風部19が駆動されることによって排水口15から排水配管14に流入した乾燥用空気は、排水フィルター16を通過後、切替弁18を経て除湿部21、消臭部22、第1の送風部19、加熱部23を通過する。そして、風路切替部41を経て流出部20からドラム3内へ流入し、循環することによって、排水フィルター16の乾燥を進行させる。また、制御部25は、乾燥工程が終了してからタイマー部31により計時を開始し、所定時間経過後に排水フィルター乾燥工程を実行するようにしてもよい。
なお、乾燥機能を具備した洗濯機においても、乾燥工程を実行せずに洗濯運転のみを行う場合は、洗濯運転の最終工程である脱水工程後に排水フィルター乾燥工程を実行する。また、制御部25は、洗濯運転の終了後、すなわち、洗濯の最終工程である脱水工程が終了してからタイマー部31により計時を開始し、所定時間経過後に排水フィルター乾燥工程を実行するようにしてもよい。
以上のように、本実施の形態の洗濯機は、流入部と流出部とを水槽2に有してドラム3内の洗濯物を乾燥させる乾燥送風経路34と、乾燥送風経路34に設けられた第2の送風部40とを備え、制御部25は、洗濯運転に含まれる脱水工程の後に第2の送風部40を駆動し、水槽2内の空気を乾燥送風経路34を経由して水槽2内へ循環させてドラム3内の洗濯物を乾燥させる乾燥工程を実行するように構成されたものである。これによって、運転コースに応じて洗濯運転の終了後、または、乾燥工程の終了後に、洗濯水の排水で濡れた排水フィルター16を乾いた状態にすることができ、不快臭の発生を抑制することができる。
また、制御部25は、乾燥工程の後に排水フィルター乾燥工程を実行するように構成されたものである。これによって、乾燥工程によって洗濯物から放出された水分が排水フィルターを通して排水経路を流れなくなり、水槽内も乾いた状態となってから排水フィルター乾燥工程を行うので、排水フィルターを効率よく乾燥させることができる。
また、乾燥送風経路34と送風経路17とが前記水槽への流出部の手前で合流するとともに、合流したいずれか一方の経路が流出部20に連通するように切り替える風路切替部41を備え、制御部25は、乾燥工程時に乾燥送風経路34が連通するように風路切替部41を切り替え、排水フィルター乾燥工程時に送風経路17が連通するように風路切替部41を切り替えるように構成されたものである。これによって、水槽2に流出部20を複数設ける必要がなく、水槽2、乾燥送風経路34および送風経路17の構成および切り替えを合理的に行うことができる。
また、制御部25は、時間を計測するタイマー部31を有し、脱水工程または乾燥工程を終了してから計時を開始して所定時間後に排水フィルター乾燥工程を実行するように構成されたものである。これによって、乾燥工程の終了後、ドラム3内の洗濯物が取り出された後に、排水フィルター乾燥工程が実行されるようにすることができ、排水フィルター16が濡れた状態で放置される時間を短くして乾燥させることができる。
なお、本実施の形態では、風路切替弁41を備えて送風経路17と乾燥送風経路34の流出部20を兼用するように構成したが、これに限られるものではなく、風路切替弁41を用いずに、流出部20をそれぞれの経路に設けてもよい。
(実施の形態3)
図9は、本発明の実施の形態3における洗濯機の系統図である。本実施の形態の洗濯機の特徴は、実施の形態2に対して、風路切替部41と流出部20との間に第3の加熱部44を設け、乾燥送風経路34または送風経路17を通過した空気を第3の加熱部44により加熱するようにしたものである。加熱部を除く他の構成は実施の形態2と同じであり、同一の構成に同一の符号を付して、詳細な説明は実施の形態1および2のものを援用する。
脱水工程または乾燥工程が終了した後の排水フィルター乾燥工程において、制御部25は、風路切替部41を送風経路17が流出部20へ連通するように切り替え、第1の送風部19を駆動する。排水口15から排水配管14に流入した乾燥用空気は、排水フィルター16を通過した後、切替弁18を経て第1の除湿部21、消臭部22、第1の送風部19、風路切替部41を経て第3の加熱部44を通過し、流出部20から水槽2内へ流入して循環する。
一方、ドラム3内の洗濯物を乾燥させる乾燥工程において、制御部25は、風路切替部41を乾燥送風経路34が流出部20へ連通するように切り替え、第2の送風部40を駆動する。流入部42から乾燥送風経路34に流入した乾燥用空気は、第2の除湿部32、第2の送風部40、風路切替部41を経て第3の加熱部44を通過し、流出部20から水槽2内へ流出し、さらにドラム3内へ流入して循環する。
上記の構成によれば、乾燥工程時の乾燥用空気の加熱と、排水フィルター乾燥工程時の乾燥用空気の加熱とを第3の加熱部44を兼用して効率よく加熱することができる。
なお、第3の加熱部44は、ヒータまたはヒートポンプ装置の凝縮器で構成される。第3の加熱部44がヒータで構成される場合、送風経路17に設けられた第1の除湿部21および乾燥送風経路34に設けられた第2の除湿部32は、水冷式または空冷式の熱交換
器で構成される。一方、第3の加熱部23がヒートポンプ装置の凝縮器で構成される場合、第1の除湿部21および第2の除湿部32のいずれか一方、またはその両方がヒートポンプ装置の蒸発器で構成される。
(実施の形態4)
図10は、本発明の実施の形態4における洗濯機の系統図である。本実施の形態の洗濯機の特徴は、実施の形態2に対して、乾燥送風経路34の流入部42の直後に送風経路17が風路切替部41を介して接続されたものである。すなわち、送風経路17は乾燥送風経路34およびその乾燥機能を兼用し、排水フィルター乾燥工程では乾燥送風経路34のほとんどが送風経路17となる。他の構成は実施の形態2と同じであり、同一の構成に同一の符号を付して、詳細な説明は実施の形態1および2のものを援用する。
脱水工程または乾燥工程が終了した後の排水フィルター乾燥工程において、制御部25は、風路切替部41を送風経路17が乾燥送風経路34へ連通するように切り替え、第2の送風部40を駆動する。排水口15から排水配管14に流入した乾燥用空気は、排水フィルター16を通過した後、切替弁18を経て第2の除湿部32、消臭部22、第2の加熱部33、第2の送風部40を経て流出部20から水槽2内へ流入して循環する。
一方、ドラム3内の洗濯物を乾燥させる乾燥工程において、制御部25は、風路切替部41を送風経路17を閉鎖して乾燥送風経路34が流出部20へ連通するように切り替え、第2の送風部40を駆動する。流入部42から乾燥送風経路34に流入した乾燥用空気は、第2の除湿部32、消臭部22、第2の加熱部33、第2の送風部40を経て流出部20から水槽2内へ流出し、さらにドラム3内へ流入して循環する。
上記の構成によれば、乾燥工程時の乾燥用空気の除湿および加熱と、排水フィルター乾燥工程時の乾燥用空気の除湿および加熱とを第2の除湿部32、第2の加熱部33および第2の送風部40を兼用して効率よく排水フィルター乾燥工程および乾燥工程を行うことができる。なお、消臭部22については、乾燥工程時にはバイパスされるように構成されてもよい。
(実施の形態5)
図11は、本発明の実施の形態5における洗濯機の要部拡大図である。本実施の形態の洗濯機の特徴は、実施の形態1において、送風経路17から水槽2内への空気の流出部20がラビリンスシール24より外側に形成されたものである。他の構成は実施の形態1と同じであり、同一の構成に同一の符号を付して、詳細な説明は実施の形態1のものを援用する。
制御部25が第1の送風部19を駆動すると、排水フィルター16を通過した乾燥用空気は、ラビリンスシール24より外側に設けされた流出部20から水槽2内に流出する。そして、ラビリンスシール24より外側で水槽2とドラム3との隙間を通り、ドラム3内を経由することなく排水口15に到達し、排水配管14に流入して循環する。
上記の構成によれば、送風経路17から水槽2へ流出した乾燥用空気は、ドラム3内を経由することなく排水口15から排水配管14へ流入させることができ、排水フィルター乾燥工程時における乾燥用空気の循環を効率よく迅速に行うことができる。
なお、本発明は、必要に応じて各々の実施の形態の少なくとも一部を適宜組み合わせて実施することができる。例えば、実施の形態2の乾燥機能を組み合わせることも可能であり、この場合には、乾燥送風経路34の流出部20はラビリンスシール24の内側に形成される。
以上のように、本発明にかかる洗濯機は、運転終了後、排水フィルターを乾いた状態にすることができ、不快臭の発生を抑制することができるので、洗濯機として有用である。
1 筐体
2 水槽
3 ドラム(内槽)
8 モータ
9 給水弁(給水経路)
10 給水配管(給水経路)
13 排水弁(排水経路)
14 排水配管(排水経路)
16 排水フィルター(排水経路)
17 送風経路
19 第1の送風部
20 流出部
22 消臭部
24 ラビリンスシール
25 制御部
31 タイマー部
34 乾燥送風経路
40 第2の送風部
41 風路切替部
42 流入部

Claims (9)

  1. 筐体と、筐体内に設けられた水槽と、前記水槽内に回転可能に設けられた内槽と、前記筐体の前面に設けられ前記内槽の開口部を開閉する扉と、前記内槽を回転駆動するモータと、給水配管と給水弁とを含み前記水槽内に洗濯水を給水する給水経路と、排水配管と排水弁と排水フィルターとを含み前記水槽の底部に接続されて前記水槽内の洗濯水を機外に排水する排水経路と、前記排水フィルターを含む前記排水経路の途中から分岐して前記水槽の流出部に接続された送風経路と、前記送風経路に設けられた第1の送風部と、洗い、すすぎ、脱水の各工程を逐次制御して洗濯運転を実行する制御部とを備え、
    前記制御部は、前記脱水工程の終了後、前記第1の送風部を駆動し、前記水槽内の空気を前記排水フィルターを経由して前記水槽内へ循環させて前記排水フィルターを乾燥させる排水フィルター乾燥工程を実行するように構成されるとともに、
    前記制御部は、前記脱水工程が終了してから計時を開始し、使用者が前記ドラム内の洗濯物を取り出すことができる程度の所定時間経過後に前記排水フィルター乾燥工程を実行するように構成された、または、
    前記制御部は、前記扉が開かれたことを検知し、再び前記扉が閉じられたことを検知した後、前記排水フィルター乾燥工程を実行するように構成された洗濯機。
  2. 筐体と、筐体内に設けられた水槽と、前記水槽内に回転可能に設けられた内槽と、前記筐体の前面に設けられ前記内槽の開口部を開閉する扉と、前記内槽を回転駆動するモータと、給水配管と給水弁とを含み前記水槽内に洗濯水を給水する給水経路と、排水配管と排水弁と排水フィルターとを含み前記水槽の底部に接続されて前記水槽内の洗濯水を機外に排水する排水経路と、前記排水フィルターを含む前記排水経路の途中から分岐して前記水槽の流出部に接続された送風経路と、前記送風経路に設けられた第1の送風部と、流入部と流出部とを前記水槽に有して前記内槽内の洗濯物を乾燥させる乾燥送風経路と、前記乾燥送風経路に設けられた第2の送風部と、洗い、すすぎ、脱水の各工程を逐次制御して洗濯運転を実行するとともに、運転コースに応じて、前記洗濯運転に含まれる脱水工程の後に前記第2の送風部を駆動し、前記水槽内の空気を前記乾燥送風経路を経由して前記水槽内へ循環させて前記内槽内の洗濯物を乾燥させる乾燥工程を実行するように構成された制御部とを備え、
    前記制御部は、運転コースに応じて前記脱水工程または前記乾燥工程の終了後、前記第1
    の送風部を駆動し、前記水槽内の空気を前記排水フィルターを経由して前記水槽内へ循環させて前記排水フィルターを乾燥させる排水フィルター乾燥工程を実行するように構成された洗濯機。
  3. 前記制御部は、前記脱水工程が終了してから計時を開始し、使用者が前記ドラム内の洗濯物を取り出すことができる程度の所定時間経過後に前記排水フィルター乾燥工程を実行するように構成された、または、
    前記制御部は、前記扉が開かれたことを検知し、再び前記扉が閉じられたことを検知した後、前記排水フィルター乾燥工程を実行するように構成された請求項2記載の洗濯機。
  4. 前記乾燥送風経路と前記送風経路とが前記水槽への流出部の手前で合流するとともに、合流したいずれか一方の経路が前記流出部に連通するように切り替える風路切替部を備え、前記制御部は、前記乾燥工程時に前記乾燥送風経路が連通するように前記風路切替部を切り替え、前記排水フィルター乾燥工程時に前記送風経路が連通するように前記風路切替部を切り替えるように構成された請求項2または3記載の洗濯機。
  5. 前記流出部と前記風路切替部との間に加熱部を備え、前記制御部は、前記排水フィルター乾燥工程において前記加熱部により前記排水フィルターを通過した空気を加熱するようにした請求項記載の洗濯機。
  6. 前記送風経路が前記乾燥送風経路の前記流入部の直後に合流するとともに、合流したいずれか一方の経路が前記流出部に連通するように切り替える風路切替部を備え、前記制御部は、前記乾燥工程時に前記乾燥送風経路が連通するように前記風路切替部を切り替え、前記排水フィルター乾燥工程時に前記送風経路が連通するように前記風路切替部を切り替えるように構成された請求項2または3記載の洗濯機。
  7. 前記水槽の後部と前記内槽の後部に各々対向して突設した複数の環状突起を嵌合させて、前記水槽の排水口と前記流出部との空気の流通を防止するように形成されたラビリンスシールを有し、
    前記送風経路は、前記流出部を前記ラビリンスシールの外側で、前記内槽を経由することなく前記排水口に到達する側に設けられた請求項1〜のいずれか1項に記載の洗濯機。
  8. 前記送風経路に消臭部を備え、前記消臭部は、前記排水フィルターの下流側に配設された請求項1〜のいずれか1項に記載の洗濯機。
  9. 前記送風経路に除湿部を備え、前記消臭部は、前記除湿部の下流側に配設された請求項記載の洗濯機。
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