JP6340182B2 - ゴルフクラブ及びゴルフクラブのシャフト長調整用パーツセット - Google Patents

ゴルフクラブ及びゴルフクラブのシャフト長調整用パーツセット Download PDF

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Description

本発明は、ゴルフクラブ及びゴルフクラブのシャフト長調整用パーツセットに関するものであって、ゴルフクラブ及びシャフトの性能や使用感に悪影響を及ぼすことなく、ゴルフクラブのシャフトの長さに応じた正しいスイングウェイト及び慣性モーメントを得つつ、一本のシャフトからシャフト長の異なるゴルフクラブを得ることができるようにしたゴルフクラブ及びゴルフクラブのシャフト長調整用パーツセットに関するものである。
ゴルフクラブは、硬さや長さなどの異なるシャフトと、重さや形などの異なるクラブヘッドとの組み合わせによってその性能が変化するものであり、それらの種々の組み合わせの中からゴルファーが自分に最も適したゴルフクラブを選択したり、それらの組み合わせを変更したいという要望がある。
そこで、クラブヘッドを交換できるようにしたシャフトとか、重さや重量バランスを変更できるクラブヘッドが提案され、その利用が広がっているが、シャフトの長さを変更できるようにしたゴルフクラブや、シャフト長を変更するための構造については、種々提案されているが、以下にて説明する問題があり、その利用が広がっているとは言えない。
例えば、特許文献1〜特許文献3に記載されている、グリップエンド部分にシャフトを延長するための部材を螺合したり、ロックして固定するようにしたものは、シャフトの長さを手軽に変更できるものの、それらの部材がゴムにて厚く覆われているため、それらの重さがゴルフクラブの全体重量を大きく変更してしまうことになり、シャフトの長さに応じた正しいスイングウェイト及び慣性モーメントを得られないという問題や、ゴルフクラブの性能を維持することができないという問題がある。
特に、特許文献2に記載の発明は、シャフトの長さを変更するために、円柱状の延長部材をグリップエンドに単に複数積み重ねるように接続していく構成を採用しており、ゴルフクラブの全体重量を大きく変更してしまうものであり、シャフトの長さに応じた正しいスイングウェイト及び慣性モーメントのゴルフクラブを得るということや、ゴルフクラブの性能を維持することについて何ら考慮していないものとなっている。
特許文献4及び特許文献5に記載されている、グリップの位置を長尺状のボルト又はドライブシャフトによって変更するようにしたものは、シャフト長を変更してもゴルフクラブ全体の重さは変わらないものの、シャフトに大がかりな加工を加える必要があり、ゴルフクラブ及びシャフトの性能や使用感に悪影響を及ぼすという問題や、装置全体が大きくて重く複雑なものになってしまうという問題がある。
さらに、特許文献4及び特許文献5に記載されている、シャフトの長さを変更するためにグリップの位置を長尺状のボルト又はドライブシャフトによって変更するようにしたものは、シャフトの長さに応じた正しいスイングウェイト及び慣性モーメントのゴルフクラブを得るということについても何ら考慮していないものと考えられる。
即ち、従来のゴルフクラブのシャフト長調整に関する発明においては、1)シャフトの長さを変更すると、ゴルフクラブの全体重量が大きく変化してシャフトの長さに応じた正しいスイングウェイト及び慣性モーメントのゴルフクラブを得ることができなくなってしまったり、2)ゴルフクラブ及びシャフトの性能や使用感に悪影響が及んだり、3)装置全体が大がかりとなったり複雑化したり、4)製造上の手間やコストがかかるという問題を解決できていないため、実際に広く用いられるに至っていないと考えられる。
従って、従来、例えば、ゴルフクラブ販売店において、シャフトの長さが異なるゴルフクラブの中から、ゴルファーが自分に適した性能を有するゴルフクラブを試打によって正しく選択できるようにするには、シャフトの長さが異なる別個独立したゴルフクラブを複数本揃えておく必要があり、販売店の費用負担が大きいという問題がある。
そのため、試打クラブのバリエーションが不足している販売店においては、ゴルファーがゴルフクラブを試打によって自分に適したものであるか否かを予め確認することなくゴルフクラブを購入したり、購入を諦めてしまうことがある。
また、従来のゴルフクラブのシャフト長調整に関する発明においては、ゴルファーが自分のゴルフクラブについて、そのゴルフクラブ及びシャフトの本来の性能や使用感を損なうことなく、そのシャフトの長さに対応する正しいスイングウェイト及び慣性モーメントを得つつシャフトの長さを簡単に変更することはできないという問題がある。
なお、ゴルフクラブのシャフトを切断することによりシャフトを短くすることはできても、元の長さに戻すことはできないという問題がある。
実開昭61−174967号公報 特許第5175832号公報 特開2012−249790号公報 特開平9−201435号公報 特開2011−78768号公報
本発明が解決しようとする課題は、従来のゴルフクラブのシャフト長調整に関する発明においては、シャフトの長さを変更すると、ゴルフクラブの全体重量が大きく変化してゴルフクラブのスイングウェイト及び慣性モーメントが狂ってしまったり、ゴルフクラブの性能が変化したり、装置全体が大がかりとなったり複雑化したり製造上の手間やコストがかかってしまうことである。
そこで、本発明の目的は、上記の課題を解決し、シャフトの長さを変更した際に、ゴルフクラブ及びシャフトの性能や使用感に影響が生じたり、ゴルフクラブのスイングウェイト及び慣性モーメントが狂ってしまうことのないゴルフクラブ及びゴルフクラブのシャフト長調整用パーツセットを提供することにある。
さらに、本発明の他の目的は、ゴルフクラブのシャフトを交換することなく、また、製造上の手間やコストがかかることもなく、簡単かつ安価にシャフトを長くしたり、短くしたり、元の長さに戻すことができるゴルフクラブ及びゴルフクラブのシャフト長調整用パーツセットを提供することにある。
本発明は、「ゴルフクラブシャフトのグリップエンド側に対して着脱可能に装着できるゴルフクラブのシャフト長調整用パーツであって、ゴルフクラブのシャフト長に応じて設定されているゴルフクラブの全体重量及びスイングウェイトとほぼ同じ全体重量及びスイングウェイトを得られるように、重さと、重量バランスと、軸心方向の寸法が設定されているゴルフクラブのシャフト長調整用パーツを備えたゴルフクラブ。」を最も主要な特徴とするものである。
前記ゴルフクラブは、好ましくは、「ゴルフクラブのグリップエンド側を短くカットして「Gp」グラム軽量化したグリップと、
ゴルフクラブのグリップエンド側を短くカットして「St」グラム軽量化したゴルフクラブシャフトと、
ゴルフクラブシャフトの短くカットされたグリップエンド側に対して着脱可能に装着できるゴルフクラブのシャフト長調整用パーツであって、本体部が、軽金属又は金属合金製であり、グリップエンドと連続する円筒状に形成され、端部に軽金属又は金属合金製の雄ネジ部を有するシャフト長調整用パーツと、
当該シャフト長調整用パーツの端部に形成した前記雄ネジ部をゴルフクラブシャフトの端部に固定するために、当該ゴルフクラブシャフトの端部に固定される雌ネジ部を備えたスリーブと、
を備えたゴルフクラブであって、
前記シャフト長調整用パーツの本体部及び雄ネジ部の重さ+前記スリーブの重さ「Sv」グラムの値を前記「Gp」+「St」の値の−3〜+3グラムとほぼ等しくし、
ゴルフクラブの44.5インチ〜46.5インチのシャフト長に応じて設定されているゴルフクラブの全体重量及びスイングウェイトとほぼ同じ全体重量及びスイングウェイトを得られるように、重量バランスと、軸心方向の寸法が設定されているシャフト長調整用パーツを備えたゴルフクラブ。」である。
さらに、通常重さのグリップより軽量なグリップを用いることで、グリップ部分を「Gp+α」グラム軽量化し、前記シャフト長調整用パーツの重さを「Gp+St+α」グラムにしたゴルフクラブとすることもできる。
また、本発明は、「45.5インチの標準長さのゴルフクラブよりグリップエンド側を短くカットしたグリップ及びゴルフクラブシャフトのグリップエンド側に対して着脱可能に装着できるゴルフクラブのシャフト長調整用パーツセットであって、ゴルフクラブシャフトを45.5インチの標準長さとするために軸心方向の第1の所定寸法L1を有する軽金属又は金属合金製の第1の本体部であって、グリップエンドと連続する円筒状に形成された第1の本体部と、当該第1の本体部の一端部に形成されゴルフクラブシャフトと連結するための連結手段とからなり、
前記第1の所定寸法L1と対応する長さ分のグリップエンド側のグリップの重さGpグラムと、前記第1の所定寸法L1と対応して短くされた長さ分のグリップエンド側のシャフトの重さStグラムとを加えた重さ「Gp+St」である19〜21グラムとほぼ等しい重さを有し、45.5インチの標準長さのゴルフクラブの全体重量及びスイングウェイトとほぼ同じ全体重量及びスイングウェイトを得られるように、重量バランスが設定されている第1のシャフト長調整用パーツと、
ゴルフクラブシャフトを45.5インチの標準長さとは異なる44.5インチ〜46.5インチの長さとするために軸心方向の第2の所定寸法L2又はL3を有する軽金属又は金属合金製の第2の本体部であって、グリップエンドと連続する円筒状に形成された第2の本体部と、当該第2の本体部の一端部に形成されゴルフクラブシャフトと連結するための連結手段とからなり、前記重さ「Gp+St」である19〜21グラムとほぼ等しい重さを有し、前記第2の所定寸法L2又はL3と対応する45.5インチの標準長さと異なる44.5インチ〜46.5インチの長さのゴルフクラブの全体重量及びスイングウェイトとほぼ同じ全体重量及びスイングウェイトを得られるように、重量バランスが設定されている第2のシャフト長調整用パーツとからなるゴルフクラブのシャフト長調整用パーツセット。」を特徴とするものである。
また、前記ゴルフクラブのシャフト長調整用パーツセットの前記連結手段は、前記本体部の一端部に形成された雄ネジ部と、シャフトのグリップエンド側端部の内周面に固定されるスリーブであって、前記雄ネジ部と螺合する雌ネジ部を内面に形成したスリーブとから構成されていることを特徴とするものであってもよい。
上記のように構成した本発明のシャフト長調整用パーツは、ゴルフクラブシャフトのグリップエンド側に対して着脱可能に装着されるものであり、シャフトの撓む部分には加工が施されないため、ゴルフクラブ及びシャフトの本来の性能や使用感が変化してしまうことがない。
また、本発明は、シャフトの長さを変更した際に、ゴルフクラブの全体重量と重量バランスがシャフトの長さに応じた正しい値にほぼ維持されるので、ゴルフクラブのスイングウェイト及び慣性モーメントが狂ってしまうことのないゴルフクラブ、ゴルフクラブのシャフト長調整用パーツ及びパーツセットを提供することができる。
さらに、通常より軽量なグリップを用いることで、シャフト長調整用パーツに用いることができる重量をより多く確保することが可能となり、シャフト長調整用パーツの強度設計、サイズ変更、外観変更などの自由度を高めることができる。
さらに、本発明のゴルフクラブ、ゴルフクラブのシャフト長調整用パーツ及びパーツセットは、ゴルフクラブのシャフトを交換することなく、製造上の手間やコストがかかることもなく、簡単かつ安価にシャフトを長くしたり、短くしたり、元の長さに戻すことができる。
よって、シャフトの長さが異なる複数本のゴルフクラブを用意することなく、それらの個々の長さのゴルフクラブと同等の性能や使用感を有し、シャフトの長さが異なるゴルフクラブを適宜使用することができるようになる。
本発明のゴルフクラブ、ゴルフクラブのシャフト長調整用パーツ及びパーツセットは、ゴルフクラブシャフトを標準長さとするための第1の所定寸法L1を有する第1の本体部と、ゴルフクラブシャフトを標準長さと異なる長さとするための第2の所定寸法L2を有する第2の本体部を有するシャフト長調整用パーツを適宜交換することで、シャフトの長さが異なるゴルフクラブを得ることが連結手段によって簡単に行うことができる。
さらに、シャフト長調整用パーツを適宜交換することで得られたシャフトの長さが異なるゴルフクラブは、その全体重量がほぼ同じであり、スイングウェイト及び慣性モーメントもゴルフクラブの長さに応じた適正なものとすることができる。
本発明のゴルフクラブ、ゴルフクラブのシャフト長調整用パーツ及びパーツセットにおいて、シャフトとシャフト長調整用パーツとの連結手段として雄ネジ部及び雌ネジ部を用いることで、工具を必要とすることなくゴルフクラブに対するシャフト長調整用パーツの着脱を手によって行うことが可能となるばかりか、強度、信頼性及び耐久性に優れたものとすることができる。
図1は、本発明を具体化したシャフト長調整用パーツを備えたゴルフクラブ及びゴルフクラブのシャフト長調整用パーツセットを示す斜視図である。 図2は、ゴルフクラブのシャフトとグリップに加工を加え、本発明を具体化したゴルフクラブのシャフト長調整用パーツをシャフトのグリップエンド部分に装着する手順を上から順に示す断面図である。 図3は、本発明を具体化した長さの異なるゴルフクラブのシャフト長調整用パーツをシャフトのグリップエンド部分に装着した状態などを示す断面図である。 図4は、本発明を具体化したシャフト長調整用パーツセットを備えたゴルフクラブと通常のリシャフトクラブについての数値データを比較した表を示す図である。 図5は、本発明を具体化した他の実施形態のゴルフクラブのシャフト長調整用パーツを示す断面図である。 図6は、本発明を具体化した他の実施形態のゴルフクラブのシャフト長調整用パーツの本体部の断面などを示す斜視図である。
本発明は、「ゴルフクラブシャフトのグリップエンド側に対して着脱可能に装着できるゴルフクラブのシャフト長調整用パーツであって、ゴルフクラブのシャフト長に応じて設定されているゴルフクラブの全体重量及びスイングウェイトとほぼ同じ全体重量及びスイングウェイトを得られるように、重さと、重量バランスと、軸心方向の寸法が設定されていることを特徴とするゴルフクラブのシャフト長調整用パーツからなるパーツセット及びシャフト長調整用パーツを備えたゴルフクラブ」であって、以下において説明する実施形態などにより好適に具体化することができる。
以下、本発明を具体化したゴルフクラブのシャフト長調整用パーツからなるパーツセット及びシャフト長調整用パーツを備えたゴルフクラブの一実施形態について説明する。
本発明を具体化できるゴルフクラブとしては、図1に示すようなドライバーW1の他、フェアウェイウッド及びアイアンクラブが挙げられ、本発明を具体化したゴルフクラブのシャフト長調整用パーツ及びパーツセットは、これらのゴルフクラブのグリップエンド部分に着脱可能に装着されるものである。
このゴルフクラブW1のシャフト長調整用パーツ10,20,30は、違和感なく握り易くするために、基端部側ほど拡径されているグリップ60の形状に合わせ、グリップエンドと連続する有底円筒状に形成されたアルミ合金製の本体部11,21,31と、当該本体部11,21,31の底部側の一端部中央から延び出るように一体的に形成された雄ネジ部12,22,32とから構成されている。
また、シャフト長調整用パーツ10,20,30は、そのグリップエンド側の端部の外径をさらに滑らかに拡大したフランジ部13,23,33を備えており、手や手袋への当たりを和らげるとともに、滑り止めとして作用するようにしている。
そして、前記シャフト長調整用パーツ10,20,30の前記本体部11,21,31、前記雄ネジ部12,22,32及び前記フランジ部13,23,33は、アルミ合金から削り出し加工により一体的に製造可能であり、従って、樹脂の成形工程や組立作業を必要とすることもない。
なお、前記フランジ部13,23,33は、図5(d)に示すように、外観デザイン又はゴルフルール適合の観点などから省略してもよい。
さらに、この一実施形態におけるシャフト長調整用パーツ10,20,30は、シャフト50のグリップエンド側端部の内周面に合わせて嵌め込まれ、接着剤にて固定されるアルミ合金製の筒状体であって、前記雄ネジ部12,22,32と螺合する雌ネジ部42を内面に形成したスリーブ40をその付属的な構成要素として含む。
ここで、前記雄ネジ部12,22,32と、当該雄ネジ部12,22,32と螺合する雌ネジ部42を内面に形成したスリーブ40とから前記本体部11,21,31をゴルフクラブシャフト50のグリップエンド側端部に固定するための連結手段が構成される。
この一実施形態のゴルフクラブのシャフト長調整用パーツセットは、一例としてシャフトの長さを1インチ(2.54cm)ずつ異なる「中」、「短」、「長」の3通りの長さに変更するためのパーツセットであり、一例として具体的には、シャフトの長さを45.5インチのサイズにするための第1のシャフト長調整パーツ10と、44.5インチのサイズにするための第2のシャフト長調整パーツ20と、46.5インチのサイズにするための第3のシャフト長調整パーツ30と、スリーブ40とから構成されるものである。
また、前記本体部11,21,31、雄ネジ部12,22,32及びスリーブ40は、上記にて説明した実施形態においてはアルミ合金製であるため、軽量で強度に優れ、かつ、CNC旋盤を用いて少量でも多サイズのものや重量バランスを微調整したものも安価で、簡単且つ迅速に精密加工が可能となっている。
従って、前記本体部11,21,31の長さを上記のように3通りのサイズに変更しても、ゴルフクラブの全体重量をほぼ維持し、かつ適正な重量バランスに調整することが可能となる。
本発明のシャフト長調整用パーツセットは、シャフトの長さを変更する場合の短いサイズと長いサイズの中間のサイズのシャフトの長さを標準長さと考えて各パーツの設計をするとよい。そこで、この一実施形態のゴルフクラブのシャフト長調整用パーツセットは、シャフトの長さが45.5インチのものを標準長さと考えて各パーツの長さ、重量バランスなどを設計している。
但し、2サイズの変更しか行わないシャフト長調整用パーツセットの場合には、何れか一方の長さのものを標準長さと考えて各パーツの設計をすればよい。
さらに、本発明のシャフト長調整用パーツセットの設計に際しては、その本体部を手で回してシャフト側に螺合できるように、本体部の長さを少なくとも1cm程度は確保するようにすることが望ましい。但し、本体部の内底部に六角穴や十字の溝を設けるなどして工具を用いて本体部を回すことができるようにしてもよい。
次に、本発明を具体化したゴルフクラブのシャフト長調整用パーツセットの実施例について説明する(図2参照)。なお、この実施例において、ゴルフクラブシャフトの標準長さは、45.5インチとして設計してある。
まず、上記にて説明した本発明のシャフト長調整用パーツセットに対応するゴルフクラブW1を製造するために、グリップ60のグリップエンド側を約43mm短くカットし、ゴルフクラブシャフト50のグリップエンド側も標準長さのゴルフクラブより約41mm短くカットする。
この約43mmの長さL1に対応する通常重さ(50グラム)のグリップから切り離されたグリップエンドの重さGpは、約17グラムであり、前記長さL1とほぼ等しい約41mmの長さL1’に切り離されたシャフトの重さStは、約3グラムである。
上記のようにシャフト50及び通常重さのグリップ60の長さを短くした後、シャフト50にグリップ60を装着する。
なお、既にグリップが装着されているゴルフクラブについて本発明のシャフト長調整用パーツを装着できるようにするには、グリップを一端取り外してからグリップエンド側を切断したシャフトに対し、同様に短く切断したグリップを装着すればよい。
そして、ゴルフクラブシャフトを標準長さである45.5インチとするための第1のシャフト長調整パーツ10の第1の本体部11の軸心方向の長さを、第1の所定寸法L1として約43mmとし、そのシャフト長調整パーツ10の重さを約16グラムとする。
ゴルフクラブシャフト50のグリップエンド側端部には、スリーブ40を接着剤にて固定する。このスリーブ40は、内面に雌ネジ部42を備えたアルミ合金製の筒状体であって、長さが約35mm、重さSvが約4グラムに設定されている。
次に、ゴルフクラブシャフト50を標準長さより短い44.5インチとするための第2のシャフト長調整パーツ20の第2の本体部21の軸心方向の長さを、第2の所定寸法L2として約18mmとし、重さを約15グラムとする。
この第2の本体部21の底部は、図3(a)に示すように重量バランスを考慮して肉厚としている。即ち、本体部21の筒部の深さを浅くしている。
さらに、ゴルフクラブシャフト50を標準長さより長い46.5インチとするための第3のシャフト長調整パーツ30の第3の本体部31の軸心方向の長さを、第3の所定寸法L3として約69mmとし、重さを約17グラムとする。
この第3の本体部31の雄ネジ部32は、図3(c)に示すように全体重量、強度、重量バランスなどを考慮して中空円筒状としている。
上記シャフト長調整用パーツ10,20,30の本体部11,21,31の肉厚は、ゴルフクラブシャフトの長さに対応する適正なスイングウェイト及び慣性モーメントを得るための重量バランス及び強度を考慮して、約1mmとしている。そして、本体部11,21,31の表面には塗装や皮膜を設けていないが、全体重量や全体の重量バランスを崩さない範囲で薄い塗装やゴム皮膜などを設けてもよい。
上記のようにアルミ合金にて筒状に形成された本体部11,21,31は、肉厚が薄いため、上記各シャフト長調整用パーツ10,20,30の重さと、それらの本体部11,21,31の長さは、以下の通りとなり、長さが変更されても全体重量はほとんど変化しないようになっている。従って、ゴルフクラブW1のスイングウェイト及び慣性モーメントもゴルフクラブの長さに応じた適正なものとすることができる。
より正確には、シャフトが長くなるほど1グラム程度ずつゴルフクラブW1の全体重量が増大するようになっており、より正確に個々の長さのシャフトを有するゴルフクラブのスイングウェイト及び慣性モーメントと一致するようにしている。
シャフト長調整用パーツ10の本体部及び雄ネジ部の重さ約16グラム、本体部の長さ約43mm
シャフト長調整用パーツ20の本体部及び雄ネジ部の重さ約15グラム、本体部の長さ約18mm
シャフト長調整用パーツ30の本体部及び雄ネジ部の重さ約17グラム、本体部の長さ約69mm
さらに、上記重さGp、St及びSvの間には、以下の関係が成立する。
Gp=17グラム、St=3グラム、Sv=4グラム、
Gp+St=20グラムであり、その値は、
シャフト長調整用パーツの本体部及び雄ネジ部の重さ+Svである19〜21グラムの値とほぼ等しくなる。
また、図3(d)に示すように、シャフト長調整用パーツ10,20,30の本体部11,21,31の内面に段差を形成して重量バランスを調整したり、開口端部にキャップ70を嵌めたり、図3(e)に示すように、本体部31の内底部を閉鎖するようにして実施してもよい。
図4には本発明を具体化したシャフト長調整用パーツを備えたゴルフクラブの上記にて説明した実施例と、通常の方法にてシャフトを切断して所定の長さにしたリシャフトクラブに関する数値データが比較して記載されている。
その表中に記載されているゴルフクラブのヘッド重量は198グラム、カットする前のグリップの重さは43グラム、カット後のグリップの重さは約30グラム、シャフト長調整用パーツを用いていない通常のゴルフクラブ(リシャフトクラブ)のグリップの重さは50グラムである。
上記のように通常のグリップの重さである50グラムよりも軽量なグリップを用いた場合には、シャフト長調整用パーツに用いることができる重量をαグラム多く確保することが可能となり、シャフト長調整用パーツの強度設計、サイズ変更、外観変更などの自由度を高めることができる。
即ち、例えば、通常の50グラムより7グラム軽量な43グラムのグリップを用いることで、αグラムとして3グラム多い重量(Gp+St+α)をシャフト長調整用パーツに用いることが可能となる。
この図4には重さの異なるシャフトについて本発明を具体化したシャフト長調整用パーツを適用した場合の数値データが記載されている。
上記のように構成されたゴルフクラブのシャフト長調整用パーツ及びパーツセットの使用方法について説明する。
標準長さとして45.5インチの長さのシャフト50を有するゴルフクラブW1を得るには、グリップエンド側に固定されたスリーブ40の雌ネジ部42に第1のシャフト長調整パーツ10の雄ネジ部12を螺合する。
この場合、シャフト長調整用パーツ10の本体部11を手で操作して回すことで、シャフト長調整用パーツ10をシャフト50の端部に簡単に装着して確実に固定することができる。
上記のようにシャフト長調整用パーツ10が装着されたゴルフクラブW1は、約40グラムの軽量級シャフトを使用している場合、全体重量が約289グラム、スイングウェイトが約C8.3、慣性モーメントが2237230のゴルフクラブとなる。
そして、このゴルフクラブW1は、シャフトの長さを当初から45.5インチとしたゴルフクラブの総重量とほぼ同じであり、スイングウェイト及び慣性モーメントもシャフトの長さを当初から45.5インチとしたゴルフクラブのスイングウェイト及び慣性モーメントとほぼ同じとなる。
前記第1のシャフト長調整パーツ10をその第1の本体部11を手で回すことにより取り外し、その代わりにスリーブ40の雌ネジ部42に第2のシャフト長調整パーツ20の雄ネジ部22を螺合すれば、シャフト50の長さが44.5インチ、全体重量が約288グラム、スイングウェイトが約C3.0、慣性モーメントが2123206のゴルフクラブW1を得ることができる。
同様に、スリーブ40の雌ネジ部42に第3のシャフト長調整パーツ30の雄ネジ部32を螺合すれば、シャフト50の長さが46.5インチ、全体重量が約290グラム、スイングウェイトが約D3.6、慣性モーメントが2355010のゴルフクラブW1を得ることができる。
上記のように、シャフトの長さが45.5インチ、44.5インチ又は46.5インチと変更されても、ゴルフクラブの全体重量、スイングウェイト及び慣性モーメントは、シャフト長調整用パーツを使用しないで当初からそれらの長さにシャフトを切断して製造した個々のゴルフクラブの全体重量、スイングウェイト及び慣性モーメントとほぼ一致したものとなる。
従って、3種類の長さのゴルフクラブを用意することなく、それらのゴルフクラブと同等の性能を備えたゴルフクラブを1本のゴルフクラブW1から簡単に得ることができることになる。また、シャフトの撓む部分には加工が施されないため、シャフトの本来の性能や使用感を害することもない。
なお、上記実施例においては、1インチ刻みで長さを変更できるようにしたが、さらに細かいフィッティングの確認をしたいという要望に応じるために、0.5インチ刻みで長さを変更した本体部のサイズを有するシャフト長調整用パーツからなるパーツセットとして具体化して実施してもよい。
なお、本明細書中においては、本発明のシャフト長調整用パーツを構成するものとして雌ネジ部を内面に形成したスリーブを加えたが、シャフトに雌ネジ部が既に設けられているゴルフクラブに対してはスリーブは不要であり、本発明のシャフト長調整用パーツを構成するものとしてスリーブは含まないものとすることができる。
本発明は、上記の実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲でゴルフクラブ、ゴルフクラブのシャフト長調整用パーツ及びパーツセットの各部の重さ、形状、寸法などを適宜変更して実施してもよい。
即ち、本発明のシャフト長調整用パーツの重さとしては、ゴルフクラブのスイングウェイト及び慣性モーメントの値に実質的に影響しない範囲で−3〜+3グラム程度の許容範囲が存在する。
また、例えば、図5(a)に示すように雄ネジ部をさらにクラブヘッド側に延長してハンマー状又は棒状の重量物34をシャフト内に配置したり、図5(b)に示すように本体部のグリップエンド側端部に環状の重量物35を固定することで、重量バランス及び慣性モーメントを調整するようにしてもよい。
逆に、図5(c)に示すように本体部に透孔36を設けて本体部の重量バランスを調整するようにしてもよい。
さらに、図5(d)に示すように、雄ネジ部32,12などの基部の強度を高めるために、雄ネジ部32,12などの基部に対して強度の高い金属又はFRPなどからなる補強材32aを埋め込むようにして接合して実施してもよい。
なお、上記にて説明した実施形態及び実施例の本体部11,21,31の肉厚、筒部の深さ、外径又は内径の変化率(テーパー)などを変更することで、シャフト長調整用パーツ10,20,30の重さや重心をコントロールすることが可能であり、かつ、全体を軽量で強度に優れたアルミ合金から構成することで、ゴルフクラブの全体重量をほぼ維持したままシャフトの長さを変更することができる。
また、上記にて説明した実施形態及び実施例の本体部11,21,31は筒状であり、端部が開口状態であるため、内面に鉛テープを貼って更に細かい重量調整及び重心調整を行うこともできる。
本実施形態のゴルフクラブのシャフト長調整用パーツ及びパーツセットにおいて各部材を構成する材料としては、強度、耐久性、重さ、量産性、製造コスト、加工の容易さ及び正確さなどを考慮し、アルミ合金を用いて削り出し加工するようにしたが、同様の物理的性能を有する材料であれば、他の軽金属、金属合金などの材料を用いてもよい。
例えば、ガラスやカーボンの繊維や粉末を添加してアルミ並みに強度を上げることができ、金属と同じような切削加工が可能な高強度樹脂であるPPS(ポリフェニレンスルファイド)のような素材を用いて本発明のゴルフクラブのシャフト長調整用パーツ及びパーツセットを製造して実施してもよい。この場合、アルミ合金を使用する場合よりも軽量化が可能であり、本体部の周囲に厚めのゴム皮膜(被覆)を形成することも可能となる。
さらに、ゴルフクラブのシャフト長調整用パーツの本体部にゴム皮膜を形成する場合には、シャフト長調整用パーツの材料を上記のように軽量なものとする他、図6に示すように、シャフト長調整用パーツの本体部の外径を小さくし、肉厚を高め、ほぼ同一の断面積を有するものとすることで、ゴム皮膜37を備えたものとしても強度上問題ないものとすることもできる。
即ち、図6(a)と図6(b)に示すシャフト長調整用パーツのアルミ合金又は高強度樹脂からなる本体部31(11,21)の断面積はほぼ同じとしている。
また、本発明のゴルフクラブのシャフト長調整用パーツの本体部には、その全体重量および重量バランスを崩さない範囲で、表面に凹凸加工やシボ塗装を施して滑り止め効果を得られるようにしたり、内部に吸音材を配置したり凹凸加工を施して共鳴を防ぐようにして実施してもよい。
なお、図4の中央の表に記載されているように、シャフト長調整用パーツをアルミ合金製のものと同じ肉厚のチタン合金又はCFRP(炭素繊維強化プラスチック)にて製造した場合には、スイングウェイト及び慣性モーメントが狂ったものとなってしまうため、チタン合金製の場合には肉厚を薄くし、CFRP製の場合には肉厚を厚くすることで重量やバランスを適正にすることは原理的には可能である。
しかしながら、シャフト長調整用パーツをチタン合金又はCFRPで製造することは、素材のコスト及び加工コスト上の問題を生じるばかりか、チタンは工具の摩耗が激しかったり薄肉切削が困難であるといった難削材であり、CFRPの積層によって製造するにはパーツの形状が複雑すぎるという問題がある。
本発明は、ゴルフクラブのシャフトを交換したりその性能や使用感を害することなく、簡単にシャフトの長さを長くしたり、短くしたり、元の長さに戻すことができるゴルフクラブ、ゴルフクラブのシャフト長調整用パーツからなるパーツセットとして好適に利用可能である。
10 ゴルフクラブの第1のシャフト長調整用パーツ(45.5インチ用)
11 第1の本体部
12 雄ネジ部
13 フランジ部
20 ゴルフクラブの第2のシャフト長調整用パーツ(44.5インチ用)
21 第2の本体部
22 雄ネジ部
23 フランジ部
30 ゴルフクラブの第3のシャフト長調整用パーツ(46.5インチ用)
31 第3の本体部
32 雄ネジ部
32a 補強材
33 フランジ部
34 棒状の重量物
35 環状の重量物
36 透孔
37 ゴム皮膜(被覆)
40 スリーブ
42 雌ネジ部
50 シャフト
60 グリップ
70 キャップ
Gp 長さL1に対応する切り離されたグリップエンドの重さ
L1 長さ(第1の所定寸法)
L1’ シャフトを余分に切断する長さ
L2 長さ(第2の所定寸法)
L3 長さ(第3の所定寸法)
St 長さL1に対応するように切り離されたシャフトの重さ
Sv スリーブの重さ
W1 ゴルフクラブ(ドライバー)

Claims (6)

  1. ゴルフクラブのグリップエンド側を短くカットして「Gp」グラム軽量化したグリップと、
    ゴルフクラブのグリップエンド側を短くカットして「St」グラム軽量化したゴルフクラブシャフトと、
    ゴルフクラブシャフトの短くカットされたグリップエンド側に対して着脱可能に装着できるゴルフクラブのシャフト長調整用パーツであって、本体部が、軽金属又は金属合金製であり、グリップエンドと連続する円筒状に形成され、端部に軽金属又は金属合金製の雄ネジ部を有するシャフト長調整用パーツと、
    当該シャフト長調整用パーツの端部に形成した前記雄ネジ部をゴルフクラブシャフトの端部に固定するために、当該ゴルフクラブシャフトの端部に固定される雌ネジ部を備えたスリーブと、
    を備えたゴルフクラブであって、
    前記シャフト長調整用パーツの本体部及び雄ネジ部の重さ+前記スリーブの重さ「Sv」グラムの値を前記「Gp」+「St」の値の−3〜+3グラムとほぼ等しくし、
    ゴルフクラブの44.5インチ〜46.5インチのシャフト長に応じて設定されているゴルフクラブの全体重量及びスイングウェイトとほぼ同じ全体重量及びスイングウェイトを得られるように、重量バランスと、軸心方向の寸法が設定されているシャフト長調整用パーツを備えたことを特徴とするゴルフクラブ。
  2. ゴルフクラブのグリップエンド側を短くカットして「Gp」グラム軽量化したグリップと、
    ゴルフクラブのグリップエンド側を短くカットして「St」グラム軽量化したゴルフクラブシャフトと、
    ゴルフクラブシャフトの短くカットされたグリップエンド側に対して着脱可能に装着できるゴルフクラブのシャフト長調整用パーツであって、本体部が、軽金属又は金属合金製であり、グリップエンドと連続する円筒状に形成され、端部に軽金属又は金属合金製の雄ネジ部を有するシャフト長調整用パーツと、
    当該シャフト長調整用パーツの端部に形成した前記雄ネジ部をゴルフクラブシャフトの端部に固定するために、当該ゴルフクラブシャフトの端部に固定される雌ネジ部を備えたスリーブと、
    を備えたゴルフクラブであって、
    前記シャフト長調整用パーツの本体部及び雄ネジ部の重さ+前記スリーブの重さ「Sv」グラムの値を前記「Gp」+「St」の値である19グラム〜21グラムとほぼ等しくし、
    ゴルフクラブの44.5インチ〜46.5インチのシャフト長に応じて設定されているゴルフクラブの全体重量及びスイングウェイトとほぼ同じ全体重量及びスイングウェイトを得られるように、重量バランスと、軸心方向の寸法が設定されているシャフト長調整用パーツを備えたことを特徴とするゴルフクラブ。
  3. 前記本体部の肉厚を薄くすることで、ゴルフクラブのシャフト長に応じて設定されているゴルフクラブの全体重量及びスイングウェイトとほぼ同じ全体重量及びスイングウェイトを得られるように、重量バランスと、軸心方向の寸法が設定されているシャフト長調整用パーツを備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載のゴルフクラブ
  4. 45.5インチの標準長さのゴルフクラブよりグリップエンド側を短くカットしたグリップ及びゴルフクラブシャフトのグリップエンド側に対して着脱可能に装着できるゴルフクラブのシャフト長調整用パーツセットであって、
    ゴルフクラブシャフトを45.5インチの標準長さとするために軸心方向の第1の所定寸法L1を有する軽金属又は金属合金製の第1の本体部であって、グリップエンドと連続する円筒状に形成された第1の本体部と、
    当該第1の本体部の一端部に形成されゴルフクラブシャフトと連結するための連結手段とからなり、
    前記第1の所定寸法L1と対応する長さ分のグリップエンド側のグリップの重さGpグラムと、前記第1の所定寸法L1と対応して短くされた長さ分のグリップエンド側のシャフトの重さStグラムとを加えた重さ「Gp+St」である19〜21グラムとほぼ等しい重さを有し、45.5インチの標準長さのゴルフクラブの全体重量及びスイングウェイトとほぼ同じ全体重量及びスイングウェイトを得られるように、重量バランスが設定されている第1のシャフト長調整用パーツと、
    ゴルフクラブシャフトを45.5インチの標準長さとは異なる44.5インチ〜46.5インチの長さとするために軸心方向の第2の所定寸法L2又はL3を有する軽金属又は金属合金製の第2の本体部であって、グリップエンドと連続する円筒状に形成された第2の本体部と、
    当該第2の本体部の一端部に形成されゴルフクラブシャフトと連結するための連結手段とからなり、
    前記重さ「Gp+St」である19〜21グラムとほぼ等しい重さを有し、前記第2の所定寸法L2又はL3と対応する45.5インチの標準長さと異なる44.5インチ〜46.5インチの長さのゴルフクラブの全体重量及びスイングウェイトとほぼ同じ全体重量及びスイングウェイトを得られるように、重量バランスが設定されている第2のシャフト長調整用パーツとからなることを特徴とするゴルフクラブのシャフト長調整用パーツセット。
  5. 前記連結手段は、前記本体部の一端部に形成された雄ネジ部と、シャフトのグリップエンド側端部の内周面に固定されるスリーブであって、前記雄ネジ部と螺合する雌ネジ部を内面に形成したスリーブとから構成されていることを特徴とする請求項4に記載のゴルフクラブのシャフト長調整用パーツセット。
  6. 通常重さのグリップより軽量なグリップを用いることで、グリップ部分を「Gp+α」グラム軽量化し、前記シャフト長調整用パーツの本体部及び雄ネジ部の重さ+前記スリーブの重さ「Sv」グラムの値を前記「Gp+α」+「St」の値とほぼ等しくしたことを特徴とする請求項1又は2に記載のゴルフクラブ。
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