JP6339880B2 - 取付部品の固定構造、バックボード及び車両用シート - Google Patents

取付部品の固定構造、バックボード及び車両用シート Download PDF

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Description

本発明は、加飾部品等といった取付部品を車両用シートのバックボード等といった相手物に固定してなる構造体である取付部品の固定構造に関する。また、本発明は、車両用シートのシートバックの背面に取り付けられるバックボードに関する。また、本発明は、シートクッション及びシートバックを有する車両用シートに関する。
上記のような取付部品の固定構造として、従来、特許文献1に開示されたものがある。以下、同公報で用いられている部材符号を用いて説明する。特許文献1では詳しく説明されていないが、特許文献1の装置においては、シートバック(15)とシートクッション(13)との間に、シートバック(15)を前倒しさせるための前倒し機構及びその前倒し機構による前倒し動作に抗してシートバック(15)の傾動をロックするロック機構が設けられている。そして、ロック機構のロック状態を解除するためのノブ部位(33a)を含んだ操作部(33)が取付部品として挙げられている。
そして、特許文献1における従来の取付部品の固定構造は、表皮(21)の開口縁部(23a)に係止部材(25)を取付け、その係止部材(25)を取付部品31(すなわちロック解除操作部)の下端に係合させ、さらに取付部品(31)のベース部(35)の前部と後部の取付部位をシートバックフレームの取付部位(17)にビス止めによって固定する、という構成となっている。この取付部品の固定構造により、表皮(21)の端末が露出することを防止している。
また、取付部品の固定構造として、従来、特許文献2に開示されたものがある。同公報で用いられている部材符号を用いて説明すれば、特許文献2においても、前倒し機構部(30)によるロック機能を解除するための操作を行う部品である前倒し操作部(40)が取付部品として挙げられている。
特許文献2の装置においては、表皮(13)の端部(13a)を筒形状のトリムプレート(44)の筒状内周面(44a)に縫い付けている。そして、ロックノブガーニッシュ(43)をトリムプレート(44)に嵌め込むことにより、表皮(13)の端部(13a)をロックノブガーニッシュ(43)のフラップ(43b)で押し付けている。フラップ(43b)による表皮(13)の押し付け及びトリムプレート(44)への表皮端部(13a)の縫付けにより、表皮(13)の端末(13a)が露出することを防止している。
特開2011−121539号公報 特開2007−055505号公報
特許文献1の装置では、取付部品(31)をビス止めによってシートバックフレーム(17)に固定している。しかし、取付部品(31)において表皮(21)の縁部(23a)が縫い合わされた部分はビス止めがなされた部分から離れているので、表皮(21)が引張られたときに取付部品(31)が浮き上がってしまい、外観上の見栄えが悪くなるという問題があった。
特許文献2の装置では、ロックノブガーニッシュ(43)がトリムプレート(44)に嵌め込まれるだけなので、表皮(13)が引っ張られたときに取付部品としての前倒し操作部(40)のロックノブガーニッシュ(43)が浮き上がってしまい、外観上の見栄えが悪くなるという問題があった。
本発明は、従来構造における上記の問題点に鑑みてなされたものであり、表皮が引っ張られた場合でも、ロック解除機構のベース部やロック解除機構のロックノブガーニッシュ等といった取付部品の浮き上がりを防止でき、その結果、取付部品の見た目を、常時、綺麗に維持できる取付部品の固定構造を提供することを目的とする。
また、本発明は、バックボード及び車両用シートにおいて、表皮が引っ張られた場合でも、取付部品の浮き上がりを防止できるようにすることを目的とする。
本発明に係る取付部品の固定構造は、表面が表皮で覆われている相手物に取付部品を前記表皮の上から固定してなる取付部品の固定構造において、前記相手物の裏面側に配設されており前記取付部品を前記相手物の裏側から当該相手物へ締め付ける締付手段を有しており、前記取付部品は前記相手物の裏面側に延びた挿入突起部を有しており、前記相手物は前記取付部品の挿入突起部を受け入れる取付部品受入部を有しており、前記締付手段は前記取付部品の挿入突起部を前記相手物の取付部品受入部に締め付けており、前記取付部品は前記挿入突起部の中心線の周りの全周領域において表皮を押し付けており、前記締付手段によって前記取付部品を締付けることにより前記取付部品が前記表皮に強く圧接することを特徴とする。
この取付部品の固定構造によれば、加飾部品等といった取付部品は相手物の表皮に強く圧接するので、その表皮が引っ張られた場合でも、取付部品の端末部(すなわち外周部)が表皮から浮き上がって隙間ができることを防止できる。これにより、取付部品の外観を長期にわたって綺麗に維持できる。
本発明に係る取付部品の固定構造おいて、前記表皮は、皮、革、合成皮革、布、ファブリック又はそれらの組み合わせによって形成できる。このように表皮は柔軟な材料によって形成されているので、取付部品が圧接した表皮はその寸法が適度に縮む。
本発明に係る取付部品の固定構造おいて、前記取付部品は前記相手物の裏面側に延びた挿入突起部を有、前記相手物は前記取付部品の挿入突起部を受け入れる取付部品受入部を有、前記締付手段は前記取付部品の挿入突起部を前記相手物の取付部品受入部に締め付ける。この構成によれば、取付部品の厚さが薄い場合であっても、その取付部品をしっかりと相手物に固定できる。
本発明に係る取付部品の固定構造おいて、前記締付手段は、ネジ部分が前記取付部品の挿入突起部にねじ込まれ且つヘッド部分が前記相手物に引掛かるネジとすることができる。締付手段はネジに限られることはないが、締付手段をネジとすれば、取付部品と相手物との締付けを簡単に行うことができ、コストも低い。
締付手段をネジとした本発明に係る取付部品の固定構造おいて、前記ネジはタッピングネジとすることができる。タッピングネジは、取付部品に自らねじ立てをしながら進入する機能を持ったネジである。この構成によれば、取付部品と相手物とをより一層強固に固定できる。しかも、部品コスト及び製造コストを低く抑えることができる。
本発明に係る取付部品の固定構造おいては、前記取付部品の挿入突起部と前記相手物の取付部品受入部と前記ネジとの組み合わせを複数設けることができる。この構成によれば、平面形状が大きい取付部品を表皮で覆われた相手物に長期間にわたってしっかりと固定できる。
本発明に係る取付部品の固定構造おいて、前記取付部品は前記相手物を加飾するための加飾部品とすることができる。加飾部品は、例えば高級感を付与するための木目プレートである。
次に、本発明に係るバックボードは、シートバックの背面に取り付けられるバックボードであって、基体と、当該基体を被っている表皮と、当該表皮を介して前記基体に取り付けられる取付部品と、当該取付部品を前記基体に固定する取付部品の固定構造とを有するバックボードとすることができる。そして、このバックボードは、取付部品の固定構造を上記した構成の各取付部品の固定構造によって構成することを特徴とする。
このバックボードによれば、加飾部品等といった取付部品は相手物としてのバックボードの基体上の表皮に強く圧接するので、その表皮が引っ張られた場合でも、取付部品の端末部(すなわち外周部)が表皮から浮き上がって隙間ができることを防止できる。これにより、取付部品の外観を長期にわたって綺麗に維持できる。
次に、本発明に係る車両用シートは、人の臀部が乗るシートクッションと、人の背部が当たるシートバックと、当該シートバックの背面に取り付けられたバックボードとを有する車両用シートにおいて、前記バックボードが本発明に係る上記のバックボードであることを特徴とする。この車両用シートによれば、本発明に係るバックボードが奏する効果と同じ効果を達成できる。
すなわち、バックボードに取り付けられる加飾部品等といった取付部品は相手物としてのバックボードの基体上の表皮に強く圧接するので、その表皮が引っ張られた場合でも、取付部品の端末部(すなわち外周部)が表皮から浮き上がって隙間ができることを防止できる。これにより、バックボードにおける取付部品の外観を長期にわたって綺麗に維持できる。
本発明に係る取付部品の固定構造、バックボード及び車両用シートによれば、加飾部品等といった取付部品は相手物の表皮に強く圧接するので、その表皮が引っ張られた場合でも、取付部品の端末部(すなわち外周部)が表皮から浮き上がって隙間ができることを防止できる。これにより、取付部品の外観を長期にわたって綺麗に維持できる。
本発明に係る取付部品の固定構造、バックボード及び車両用シートの第1の実施形態を示す斜視図である。 図1のバックボードの斜視図である。 図2のA−A線に従ってバックボードの縦断面構造を示す断面図である。 (a)は図2のB−B線に従って取付部品の固定構造の一例の断面構造を示す断面図であり、(b)はその断面構造を分解して示す断面図である。 本発明に係る取付部品の固定構造の第2の実施形態を示す斜視図である。
(取付部品の固定構造、バックボード及び車両用シートの第1の実施形態)
本発明の取付部品の固定構造、バックボード及び車両用シートの第1の実施形態を図1から図4に基づいて説明する。図1は、本発明に係る取付部品の固定構造を適用したバックボードを有する車両用シートを示している。
図1において、車両用シート1は、シートクッション2と、このシートクッション2の後端に連結されたシートバック3と、シートバック3の上部に取り付けられたヘッドレスト4とを有している。シートクッション2は人の臀部が乗る部分である。シートバック3は人の背部があたる部分である。ヘッドレスト4は人の頭部を受ける部分である。
ヘッドレスト4はシートバック3の上面に取り外し可能に設けられている。シートクッション2の側面下部はサイドカバー5で覆われている。サイドカバー5はシートクッション2の下部に設けられた機構を覆っている。シートクッション2の側面にはリクライニングレバー6が設けられている。リクライニングレバー6を中心線X0を中心として所定の角度だけ回動させることにより、シートバック3のシートクッション2に対する傾斜角度を調整できる。
シートバック3は、骨格構造であるフレーム7と、フレーム7に支持されているパッド8と、パッド8を覆っている表皮9とを有している。フレーム7は、例えば硬質の金属、硬質の合成樹脂によって形成されている。パッド8はウレタン等といった弾性材料によって形成されている。表皮9は軟質な材料、例えば皮、革、合成皮革、布、ファブリック又はそれらの組み合わせによって形成されている。
シートバック3の背面にバックボード13が設けられている。図2はバックボード13の拡大図である。図3は図2のA−A線に従った断面図である。図1においてバックボード13はフレーム7に固定されている。シートバック3の表皮9はバックボード13に対応する部分に開口を有している。バックボード13は図2及び図3に示すように、バックボード13の全体形状とほぼ同じ形状の基体14と、基体14の表面を覆っている表皮15と、バックボード13の上部に設けられた取付部品としての加飾部品16、例えば木目プレート16とを有している。
バックボード13の表面に表皮15を張るのは車両用シートに高級感を付与するためである。本実施形態では、表面が表皮15で覆われている状態の基体14が相手物となる。
表皮15は基体14の表面に接着されている。また、金型を用いた成形加工によって基体14を製造する際に表皮15を予め金型の内部に入れておくことにより、基体14の成形加工と同時にその基体14の表面に表皮15を同時に装着させることもできる。
基体14は硬質の金属、硬質の合成樹脂等によって形成されている。基体14は全体的に一定の厚さとなっており、表面(図2の手前面、図3の左側面)が全体的に膨らんでおり、そして裏面(図2の奥側面、図3の右側面)が全体的に窪んだ形状となっている。表皮15は柔軟な材料、例えば皮、革、合成皮革、布、ファブリック又はそれらの組み合わせによって形成されている。加飾部品16は所定の印刷(例えば木目の印刷)が施された合成樹脂によって形成されている。バックボード13の表面側(図2の手前側、図3の左側)の中央部分は少し窪んでおり、その窪んだ部分にポケット17が取り付けられている。
図2において、加飾部品16はバックボード13の上端部において幅方向のほぼ全域にわたって細長く設けられている。加飾部品16はその長手方向に沿って設けられた複数の固定構造21によって表皮15の上から基体14に固定されている。図4(a)は図2のB−B線に従ってバックボード13の上部の断面構造を示している。図4(b)は固定構造21を分解状態で示している。
図4(b)において、固定構造21は、取付部品としての加飾部品16の裏面から突出している挿入突起部22と、相手としての基体14の裏面から突出している取付部品受入部23と、締付手段としてのタッピングネジ24とを有している。挿入突起部22は円柱形状の突起部である。挿入突起部22の先端にはタッピングネジ24のネジ部24aを受け入れるための下穴25が設けられている。下穴25は、タッピングネジ24のネジ部24aの外径よりも小さい穴である。タッピングネジ24によるねじ切り処理が安定している場合には下穴25は必ずしも設ける必要は無い。
取付部品受入部23は円筒形状の突起部である。取付部品受入部23の内部は円柱形状の中空部となっている。図4(a)に示すように、この中空部に挿入突起部22がガタツキなく嵌まり込む。タッピングネジ24は自らネジ立てをしながら対象物の内部へ進入する機能を持っているネジである。
固定構造21が達成すべき機能は加飾部品16を基体14へ締め付けることである。この機能を果たすためには挿入突起部22及び取付部品受入部23は必ずしも必須の要件ではない。締付手段としてのネジ24があれば加飾部品16を基体14へ締め付けることが可能である。
本実施形態のバックボード13は以上のように構成されているので、図4(b)において表皮15が装着された状態の基体14(すなわち相手物)に加飾部品16を固定する際には、まず、加飾部品16の挿入突起部22をバックボード13の表側(図4(b)の左側)から取付部品受入部23の中空空間内へ挿入する。次に、バックボード13の裏側(図4(b)の右側)からタッピングネジ24を挿入突起部22の下穴25へねじ込む。
このとき、タッピングネジ24は自らネジ立てをしながら加飾部品16の挿入突起部22に入り込んで行く。最終的には、タッピングネジ24のヘッド部24bが図4(a)に示すように取付部品受入部23の端面を押し付ける状態でタッピングネジ24の挿入突起部22への進入が停止する。この状態でタッピングネジ24は相手物としての基体14の裏側から取付部品としての加飾部品16をその基体14へ締め付けている。そしてこのとき、加飾部品16は拡大図に示すように押込み寸法δとなるように表皮15に圧接する。
特許文献2のように取付部品としてのロックノブガーニッシュを相手物であるシートバックの凹部に単に嵌め込んだだけでは、表皮が引っ張られたときに取付部品と相手物との嵌合力不足のために取付部品の縁部が浮いてしまい、取付部品と相手物との間に隙間が発生してしまうという問題があった。
また、特許文献1のように取付部品としてのロック解除機構の操作部が相手物であるシートバックのフレームにビスによって固定された場合でも、その固定点が表皮と操作部との接合点から離れているときには、やはり、表皮が引っ張られたときに取付部品の縁部が浮いてしまって隙間が発生してしまうという問題があった。
これらに対し、本実施形態では、取付部品としての加飾部品16を相手物としての基体14の裏側からネジ24で直接的に強く引き込み、加飾部品16をバックボード13の表皮15に押込み量δ(図4(a)の拡大図参照)で強く干渉させている。このように樹脂部品である加飾部品16によって表皮15を挟むようにしたので、組付け後に表皮15に張力が作用しても表皮15の端末が加飾部品16の外部へ引っ張り出されることはない。
また、本実施形態では部品組付け用のネジ、すなわち締付手段だけで加飾部品16の隙間対策を可能にし、締付手段以外の部品を必要としないので、構造が簡単であって組付けが容易であり、コストも低く抑えることができる。
(変形例1)
上記の実施形態では図4(b)に示したように締付手段としてタッピングネジ24を使用した。しかしながら、タッピングネジ24に代えて普通のネジを用い、取付部品としての加飾部品16の挿入突起部22に雌ネジを形成しておき、雄ネジと雌ネジとの螺合によって加飾部品16を基体14に締め付けることもできる。
(変形例2)
上記の実施形態では図4(a)に示したように取付部品としての加飾部品16の側に雌ネジを設け、相手物としての基体14側に雄ネジを設けた。しかしながらこれに代えて、加飾部品16の側に雄ネジを設け、相手物としての基体14側に雌ネジを設けることもできる。なお、この場合には、雄ネジである加飾部品16は回転させることができないので、雌ネジであるナットを基体14の裏側から加飾部品16の雄ネジ部分に螺合させる、という構成が考えられる。
(取付部品の固定構造の第2の実施形態)
図5は取付部品の固定構造に関する本発明の他の実施形態を示している。この実施形態は、車両におけるシートベルトの出口構造に本発明を適用した場合の実施形態である。図5において、シートベルト29が車両の側壁30から延び出ている。側壁30にはシートベルト29を通すための開口31が開けられており、その開口31の周りに取付部品としての加飾部品26が設けられている。側壁30は基体32と、基体32を覆う表皮33とを有している。
取付部品としての加飾部品26は、平面的に見て楕円形状又は長円形状であり、側面から見てふくらみを持った形状である。加飾部品26は、例えば合成樹脂によって形成されており、その表面には所望の色やパターンが印刷等によって設けられている。加飾部品26は複数の固定構造21によって相手物としての側壁30に裏側から固定されている。固定構造21は図4(a)及び図4(b)を用いて既に説明した固定構造21を用いることができる。
この実施形態においても、取付部品としての加飾部品26を相手物としての基体32の裏側からネジ24(図4(a),(b)参照)で直接的に強く引き込み、加飾部品26を表皮33に押込み量δ(図4(a)の拡大図参照)で強く干渉させている。このように樹脂部品である加飾部品26によって表皮33を挟むようにしたので、組付け後に表皮33に張力が作用しても表皮33の端末が加飾部品26の外部へ引っ張り出されることはない。
また、本実施形態では部品組付け用のネジ、すなわち締付手段だけで加飾部品26の隙間対策を可能にし、締付手段以外の部品を必要としないので、構造が簡単であって組付けが容易であり、コストも低く抑えることができる。
(他の実施形態)
図1から図4に示した上記の実施形態では、車両用シート1のシートバック3に組み付けられるバックボード13に本発明を適用した。また、図5に示した実施形態ではシートベルトの出口構造に本発明を適用した。しかしながら、本発明はそれらの実施形態に限定されない。例えば、図1に示すサイドカバー5に取付部品例えば加飾部品追加して取り付ける場合には、サイドカバー5を相手物として本発明を適用できる。
また、以上の説明では取付部品として加飾部品を考えたが、取付部品としてスイッチガーニッシュを考えることもできる。すなわち、表皮で覆われている基体にスイッチガーニッシュを追加的に取り付ける場合、基体の裏面からネジのような締付手段によってスイッチガーニッシュを強き込むことにより、スイッチガーニッシュの外周部分の浮きを防止できる。
さらに本発明は、バックボードに限られず、車両用シートに限られず、さらにはシート以外の車両用構造部分に限られず、一般のシート、クッション、椅子、カバン、ランドセル等における取付部品の固定構造にも適用できる。
1.車両用シート、2.シートクッション、3.シートバック、4.ヘッドレスト、5.サイドカバー、6.リクライニングレバー、7.フレーム、8.パッド、9.表皮、13.バックボード、14.基体(相手物)、15.表皮(相手物)、16.木目プレート、加飾部品(取付部品)、17.ポケット、21.固定構造、22.挿入突起部、23.取付部品受入部、24.タッピングネジ(締付手段)、24a.ネジ部、24b.ヘッド部、25.下穴、26.加飾部品(取付部品)、29.シートベルト、30.側壁(相手物)、31.側壁の開口、32.基体、33.表皮

Claims (8)

  1. 表面が表皮で覆われている相手物に取付部品を前記表皮の上から固定してなる取付部品の固定構造において、
    前記相手物の裏面側に配設されており前記取付部品を前記相手物の裏側から当該相手物へ締め付ける締付手段を有しており、
    前記取付部品は前記相手物の裏面側に延びた挿入突起部を有しており、前記相手物は前記取付部品の挿入突起部を受け入れる取付部品受入部を有しており、前記締付手段は前記取付部品の挿入突起部を前記相手物の取付部品受入部に締め付けており、
    前記取付部品は前記挿入突起部の中心線の周りの全周領域において表皮を押し付けており
    前記締付手段によって前記取付部品を締付けることにより、前記取付部品が前記表皮に強く圧接する
    ことを特徴とする取付部品の固定構造。
  2. 前記表皮は、皮、革、合成皮革、布、ファブリック又はそれらの組み合わせによって形成されていることを特徴とする請求項1記載の取付部品の固定構造。
  3. 前記締付手段は、ネジ部分が前記取付部品の挿入突起部にねじ込まれ且つヘッド部分が前記相手物に引掛かるネジであることを特徴とする請求項記載の取付部品の固定構造。
  4. 前記ネジは、前記取付部品に自らねじ立てをしながら進入するタッピングネジであることを特徴とする請求項記載の取付部品の固定構造。
  5. 前記取付部品の挿入突起部と前記相手物の取付部品受入部と前記ネジとの組み合わせが複数設けられていることを特徴とする請求項又は請求項記載の取付部品の固定構造。
  6. 前記取付部品は前記相手物を加飾するための加飾部品であることを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1つに記載の取付部品の固定構造。
  7. シートバックの背面に取り付けられるバックボードであって、
    基体と、
    当該基体を被っている表皮と、
    当該表皮を介して前記基体に取り付けられる取付部品と、
    当該取付部品を前記基体に固定する取付部品の固定構造と、を有しており、
    前記取付部品の固定構造は請求項1から請求項6のいずれか1つに記載の取付部品の固定構造である
    ことを特徴とするバックボード。
  8. 人の臀部が乗るシートクッションと、人の背部が当たるシートバックと、当該シートバックの背面に取り付けられたバックボードとを有する車両用シートにおいて、
    前記バックボードは請求項記載のバックボードである
    ことを特徴とする車両用シート。
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