JP6339495B2 - インターコネクタ−燃料電池単セル複合体及び燃料電池スタック - Google Patents

インターコネクタ−燃料電池単セル複合体及び燃料電池スタック Download PDF

Info

Publication number
JP6339495B2
JP6339495B2 JP2014266159A JP2014266159A JP6339495B2 JP 6339495 B2 JP6339495 B2 JP 6339495B2 JP 2014266159 A JP2014266159 A JP 2014266159A JP 2014266159 A JP2014266159 A JP 2014266159A JP 6339495 B2 JP6339495 B2 JP 6339495B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel cell
fuel
interconnector
opening end
separator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014266159A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016126893A (ja
Inventor
良二 谷村
良二 谷村
西村 文男
文男 西村
山本 享史
享史 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NGK Spark Plug Co Ltd
Original Assignee
NGK Spark Plug Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NGK Spark Plug Co Ltd filed Critical NGK Spark Plug Co Ltd
Priority to JP2014266159A priority Critical patent/JP6339495B2/ja
Publication of JP2016126893A publication Critical patent/JP2016126893A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6339495B2 publication Critical patent/JP6339495B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Landscapes

  • Fuel Cell (AREA)

Description

本発明は、インターコネクタ−燃料電池単セル複合体と、そのインターコネクタ−燃料電池単セル複合体を複数備えた燃料電池スタックに関する。
従来より、燃料電池として、例えば平板状の固体電解質層の一方の側に燃料ガスに接する燃料極を設けるとともに、他方の側に酸化剤ガスに接する空気極を設けた燃料電池単セルが知られている。
更に、燃料電池単セルに、燃料極集電体や空気極集電体やインターコネクタを加えて発電単位とし、この発電単位を積層してスタック化したもの(燃料電池スタック)が知られている。
詳しくは、前記発電単位としては、例えば、燃料極、空気極及び固体電解質層からなる燃料電池単セルと、固体電解質層に接合されて燃料ガスと酸化剤ガスの流路を隔てるセパレータと、燃料極の周囲に配置された燃料極フレームと、空気極の周囲に配置された空気極フレームと、燃料電池単セルの板厚方向の外側に配置されたインターコネクタ等から構成されたものがある。
また、燃料電池スタックでは、各発電単位の燃料流路や空気流路に、燃料ガスや酸化剤ガスを供給するため、或いは、各燃料流路や空気流路から、発電後の燃料ガスや酸化剤ガスを排出するために、燃料電池スタックの外縁部分(フレーム部分)に、燃料ガス用のマニホールド(燃料マニホールド)と酸化剤ガス用のマニホールド(空気マニホールド)が設けられたものが知られている。
更に、燃料電池スタックでは、各発電単位を一体に固定するために、燃料電池スタックの積層方向に形成されたボルト挿通孔にボルトを挿通し、ボルトとナットによって、燃料電池スタックを一体に固定するものが知られている。なお、前記マニホールドをボルト挿通孔として利用し、マニホールドにボルトを挿通して燃料電池スタックを固定する技術も知られている。
また、近年では、燃料電池スタックを構成する各部材の間(例えば金属製のインターコネクタと金属製のセパレータとの間)から、ガス(特に燃料ガス)がリーク(漏出)することを防止するために、マニホールド(ガスが燃料ガスの場合には、燃料マニホールド)の周囲を囲むように、シール材を配置する技術が開発されている。
上述したシール材を用いてガスシールする技術としては、圧力を加えてシールする例えばマイカからなるコンプレッションシール材を用いた技術(特許文献1参照)や、ガラスやガラスセラミックからなるシール材を用いた技術(特許文献2、3)などが提案されている。
特開2012−124020号公報 特開2009−43550号公報 特開2002−141083号公報
しかしながら、例えばセパレータとインターコネクタとの間をコンプレッションシール材を用いてシールする場合には、コンプレッションシール材とその周囲の部材との界面からのガス漏れを完全に防止することは難しいという問題があった。
また、ガラスを材料とするシール材(ガラスシール材)を用いる場合には、シール性は高いが、強い力が加わった場合などには、ガラス割れが発生する恐れがあった。
この対策として、例えばマニホールドの周囲に、ガラスシール材とコンプレッションシール材とを環状に配置することが考えられるが、本願発明者等の研究によれば、必ずしもシール性が十分では無いという問題があった。
具体的には、マニホールドの周囲に環状にガラスシール材を配置し、更にガラスシール材の外周にコンプレッションシール材を配置する場合には、従来に比べてシール性は改善するものの、燃料電池の運転等に伴う温度変化(熱サイクル)によって、金属製のセパレータが変形することがあった。
このセパレータが変形すると、セパレータに接触しているガラスシール材が損傷し、その結果、セパレータとインターコネクタとの間のシール性が低下して、ガスがリークする恐れがある。そして、このようにガス(特に燃料ガス)がリークすると、発電効率の低下や、リークしたガスの後処理が必要になるという問題があった。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、熱サイクルが加わるような場合でも、ガスのリークを好適に抑制できるインターコネクタ−燃料電池単セル複合体(以下「複合体」ともいう)及び燃料電池スタックを提供することを目的とする。
(1)本発明の第1態様(インターコネクタ−燃料電池単セル複合体)は、酸化剤ガスに接する空気極と、燃料ガスに接する燃料極と、前記空気極と前記燃料極との間に配置された平板形状の電解質層と、を有する燃料電池単セルと、前記燃料電池単セルの側面を囲むように配置されたフレームと、前記フレームに積層されるとともに、前記燃料電池単セルの周縁部に接合され、前記酸化剤ガスと前記燃料ガスとを隔てるセパレータと、前記セパレータに積層されたコンプレッションシール材と、前記コンプレッションシール材に積層されるとともに、前記燃料電池単セルと電気的に接続されるインターコネクタと、前記フレームと前記セパレータと前記コンプレッションシール材と前記インターコネクタとの積層方向に形成され、前記酸化剤ガス又は前記燃料ガスが流通されるガス流路と、を備えたインターコネクタ−燃料電池単セル複合体において、前記積層方向から見た場合に、前記ガス流路を形成する前記セパレータ及び前記フレームにおける第1の内周面の前記コンプレッションシール材側の第1の開口端は、前記ガス流路を形成する前記コンプレッションシール材における第2の内周面の前記セパレータ側の第2の開口端より内周側にあり、且つ、前記第1の開口端と前記第2の開口端との間の位置に、前記セパレータと前記フレームとを接合する溶融部の表面と、ガラスを含むガラスシール部と、を備えている。
本第1態様では、セパレータ及びフレームにおけるガス流路の第1の内周面のコンプレッションシール材側の第1の開口端は、コンプレッションシール材におけるガス流路の第2の内周面のセパレータ側の第2の開口端より内周側にあり、且つ、第1の開口端と第2の開口端との間の位置に、セパレータとフレームとを接合する溶融部の表面と、ガラスを含むガラスシール部とを備えている。つまり、本第1態様では、第1の開口端と第2の開口端との間に、セパレータとフレームとを接合する溶融部とガラスシール部とを備えている。
従って、燃料電池の運転等に伴う熱サイクルが加わった場合でも、セパレータとフレームとは強固に接合しているので、例えばセパレータがフレームから浮き上がるようなセパレータの変形を抑制できる。これにより、セパレータに接するガラスシール部の損傷を抑制できるので、コンプレッションシール材とガラスシール部とが配置された部位、即ち、セパレータとインターコネクタとの間におけるガスのリークを抑制できる。
特に、リークするガスが燃料ガスの場合には、発電効率の低下や、リークした燃料ガスの後処理の必要があるが、本第1態様では、このような問題の発生を抑制できるという顕著な効果を奏する。
(2)本発明の第2態様では、前記溶融部の表面は、前記第1の開口端からの距離が等しい位置に形成されている。
本第2態様では、セパレータとフレームとの接合位置(即ち溶融部の位置)は、第1の開口端から等しい距離にあるので、第1の開口端近傍においてセパレータに加わる力が略均等になる。これによって、セパレータの変形を効果的に抑制できる。
(3)本発明の第3態様では、前記溶融部の表面の少なくとも一部は、線状に形成されている。
本第3態様では、溶融部の表面の少なくとも一部は、線状に形成されているので、セパレータを広い範囲にわたってフレームに固定できる。これによって、セパレータの変形をより効果的に抑制できる。
(4)本発明の第4態様では、前記第1の開口端と前記第2の開口端と前記溶融部の表面とを前記積層方向から見た場合に、前記溶融部の表面の少なくとも一部は、前記第1の開口端と前記第2の開口端との中点よりも、前記第1の開口端側に配置されている。
本第4態様では、溶融部の表面の少なくとも一部は、第1の開口端と第2の開口端との中点よりも内側(第1の開口端側)に配置されている。つまり、セパレータは、第1の開口端に近い位置にてフレームに固定されている。これによって、セパレータの内側の端部が浮き上がり難くなるので、セパレータの変形をより効果的に抑制できる。
なお、溶融部の表面のうち、積層方向から見た場合に第1の開口端に最も近い点が、当該点と当該溶融部の表面を含む積層方向に垂直な平面におけるガス流路の中心とを結んだ直線において、第1の開口端と第2の開口端との中点よりも、第1の開口端側に配置されていればよい。より好ましくは、当該ガス流路の周方向50%以上の範囲で溶融部の表面が、第1の開口端と第2の開口端との中点よりも、第1の開口端側に配置されているのがよい。さらに好ましくは、当該ガス流路の周方向全てにおいて、溶融部の表面が、第1の開口端と第2の開口端との中点よりも、第1の開口端側に配置されているのがよい。
(5)本発明の第5態様では、前記溶融部の表面は、前記ガラスシール部よりも内側に配置されるとともに、前記ガラスシール部と離間している。
本第5態様では、ガラスシール部と第1の開口端との間に、溶融部が設けられている。これによって、セパレータの変形を効果的に抑制できる。
より好ましくは、当該ガス流路の周方向50%以上の範囲で溶融部の表面が、ガラスシール部よりも内側に配置されるとともに、ガラスシール部と離間しているのがよい。さらに好ましくは、当該ガス流路の周方向全てにおいて、溶融部の表面が、ガラスシール部よりも内側に配置されるとともに、ガラスシール部と離間しているのがよい。
(6)本発明の第6態様では、前記溶融部の表面の少なくとも一部は、前記ガラスシール部と接している。
本第6態様では、溶融部とガラスシール部とが接しているので、ガラスシール部の材料を溶融させてガラスシール部を形成する際に、溶融部の表面がダムの働きをして、ガラスシール部の溶融した材料が周囲に流れ出すことを抑制できる。よって、好適にガラスシール部を形成できる。
(7)本発明の第7態様では、前記第1の開口端と前記ガラスシール部の内周側との間に、第1の前記溶融部の表面を備えるとともに、前記ガラスシール部の外周側と前記第2の開口端との間に、第2の前記溶融部の表面を備えている。
本第7態様では、ガラスシール部の両側に、第1の溶融部と第2の溶融部とを備えているので、セパレータを強固にフレームに固定することができる。これによって、セパレータの変形を一層効果的に抑制できる。
(8)本発明の第8態様では、前記フレームにおける前記ガス流路と、前記フレームで区画される空間とを連通する連通路を備えている。
本第8態様では、連通路により、フレームのガス流路とフレームで区画される空間(例えば燃料流路や空気流路)とを、ガスの流通が可能なように連通することができる。
(9)本発明の第9態様では、前記溶融部は、レーザ溶接により形成されたものである。
本第9態様では、レーザ溶接によって、容易に溶接が可能となる。
(10)本発明の第10態様(燃料電池スタック)は、前記第1〜第9のいずれかの態様のインターコネクタ−燃料電池単セル複合体を複数備えるとともに、前記複数のインターコネクタ−燃料電池単セル複合体のガス流路によりマニホールドが形成されている。
本第10態様では、マニホールドの周囲からのガスのリークを効果的に抑制できる。よって、燃料電池スタックの発電効率の低下を抑制できるとともに、リークしたガスの後処理の必要性が少ないという利点がある。
<以下に、本発明の各構成について説明する>
前記コンプレッションシール材とは、積層方向における押圧によって自身が変形して積層方向の周囲の構成に密着してガスシールを行う部材である。このコンプレッションシール材としては、例えばマイカ又はバーミキュライトからなるシート状等の部材を用いることができる。
このコンプレッションシール材としては、ガスシール性に加え、一定以上は圧縮されない弾性ストッパーとしての機能や、電気絶縁性等を有するものを採用できる。
前記ガラスシール部を構成する材料としては、通常のガラス(例えば非結晶化ガラス)を用いることができるが、それ以外に、結晶化ガラス、部分結晶化ガラス(半結晶化ガラス)を用いることができる。また、ガラス成分以外に、セラミックなど各種の材料を添加してもよい。
なお、ガラスの組成としては特に限定されず、燃料電池の製造時に、加熱によって軟化し、積層方向の部材に密着してガスシールできる周知の材料から適宜選択して使用することができる。
また、ガラスシール部を形成する際には、プリフォーム(仮焼したガラス)やシート状
のガラス材料を配置する方法や、ガラスペーストによる印刷、ガラス材料のディスペンサーによる塗布などの方法を採用できる。
前記各発電単位を積層方向から押圧する部材として、ボルトを使用する場合には、ボルトの熱膨張係数としてガラスシール部の熱膨張係数より大きいものが好ましい。これにより、燃料電池の運転時等(ガラスが軟化しないとき)に、ボルトによってガラスシール部に圧縮応力をかけることができるので、引張応力が加わる場合に比べてガラスの割れを低減できる。
実施例1の燃料電池スタックを示す斜視図である。 実施例1の燃料電池スタックを積層方向に破断して、その一部を模式的に示す断面図(即ち図1のA−A断面を模式的に示す断面図)である。 発電単位を分解して示す斜視図である。 (a)は空気極絶縁フレームを示す平面図、(b)はセパレータを示す平面図、(c)は燃料極フレームの表側(上面側)を示す平面図、(d)は燃料極フレームの裏側(下面側)を示す平面図である。 複合体の上面側を示す平面図である。 複合体の下面側を示す平面図である。 複合体の上に空気極絶縁フレームを配置した状態を示す平面図である。 (a)は実施例1のガスシール部近傍において、複合体に空気極絶縁フレームが積層された状態を示す平面図であり、(b)は(a)のB−B断面(但しインターコネクタを積層した状態)を示す断面図である。 (a)は燃料電池スタックを燃料マニホールドに沿って積層方向に破断して、燃料ガスの流路を示す説明図、(b)は燃料電池スタックを空気マニホールドに沿って積層方向に破断して、空気の流路を示す説明図である。 溶接治具装置をレーザの照射方向に沿って破断して示す断面図である。 ガラスシール部の形成手順を示す説明図である。 (a)は実施例2のガスシール部近傍において、複合体に空気極絶縁フレームが積層された状態を示す平面図であり、(b)は(a)のC−C断面(但しインターコネクタを積層した状態)を示す断面図である。 (a)は実施例3のガスシール部近傍において、複合体に空気極絶縁フレームが積層された状態を示す平面図であり、(b)は(a)のD−D断面(但しインターコネクタを積層した状態)を示す断面図である。 (a)は実施例4のガスシール部近傍において、複合体に空気極絶縁フレームが積層された状態を示す平面図であり、(b)は(a)のE−E断面(但しインターコネクタを積層した状態)を示す断面図である。 実施例5の燃料極プレートを示す平面図である。 (a)は実施例5のガスシール部近傍において、複合体に空気極絶縁フレームが積層された状態を示す平面図であり、(b)は(a)のF−F断面(但しインターコネクタを積層した状態)を示す断面図である。 実施例7の発電単位に用いられる金属板及び空気極絶縁フレーム等を分解して示す斜視図である。
以下、本発明が適用されたインターコネクタ−燃料電池単セル複合体及び燃料電池スタックの実施例について、図面を用いて説明する。なお、以下では、燃料電池として固体酸化物燃料電池を例に挙げて説明するが、「固体酸化物形」は省略することもある。
a)まず、本実施例1の燃料電池スタックの概略構成について説明する。
図1に示すように、本実施例1の燃料電池スタック1は、燃料ガス(例えば水素)と酸化剤ガス(例えば空気、詳しくは空気中の酸素)との供給を受けて発電を行う装置である。
なお、図面においては、酸化剤ガスは「O」で示し、燃料ガスは「F」で示す。また、「IN」はガスが導入されることを示し、「OUT」はガスが排出されることを示す。なお、燃料電池スタック1において上下とは、図1及び図2における上下と同様とする。
この燃料電池スタック1は、図1の上下方向(積層方向)の両端に配置されたエンドプレート3、5と、その間に配置された平板状の複数(例えば20段)の発電単位7とが積層されたものである。
また、エンドプレート3、5と各発電単位7とには、それらを積層方向に複数(例えば8本)のボルト挿通孔9が設けられている。このボルト挿通孔9のうちの2本は、酸化剤ガスのガス流路である空気マニホールド10Aとして用いられ、他の2本は、燃料ガスのガス流路である燃料マニホールド10Bとして用いられる(なお、図面では、マニホールド(10と総称する)の一部のみが記載されている)。
そして、各ボルト挿通孔9に配置された各ボルト11a、11b、11c、11d、11e、11f、11g、11h(11と総称する)と各ボルト11に螺合する各ナット13とによって、両エンドプレート3、5と各発電単位7とが一体に固定されている。
このボルト11のうちの特定(4本)のボルト11b、11d、11f、11hには、軸方向(図1の上下方向)に沿って、酸化剤ガス又は燃料ガスが流れる内部流路14が形成されている。なお、ボルト11bは燃料ガスの排出に用いられ、ボルト11dは酸化剤ガスの排出に用いられ、ボルト11fは燃料ガスの導入に用いられ、ボルト11hは酸化剤ガスの導入に用いられる。
b)次に、発電単位7等の構成について、詳しく説明する。
図2及び図3に模式的に示すように、発電単位7は、積層方向(図2の上下方向)の両側に配置された一対のインターコネクタ17a、17b(17と総称する)の間に、燃料電池単セル19等の発電に必要な構成を配置したものである。
詳しくは、各発電単位7は、金属製のインターコネクタ17aと、空気極絶縁フレーム21及びガラスシール部23と、金属製のセパレータ25及びセパレータ25に接合された燃料電池単セル19(以下、単セルともいう)と、金属製の燃料極フレーム27と、金属製のインターコネクタ17b等が積層されたものである。
このうち、インターコネクタ17aと空気極絶縁フレーム21及びガラスシール部23とセパレータ25と燃料極フレーム27とインターコネクタ17bとは、発電単位の外周の縁部において、隣接する部材同士が直接に接触して積層されている。
なお、空気極絶縁フレーム21及びガラスシール部23によって、後に詳述するように、燃料ガスのリークを防止するガスシール部29が構成されている。また、積層された各部材17および27には、各ボルト挿通孔9の一部を構成する各孔部30が形成されている。
また、単セル19は、いわゆる燃料極支持膜形タイプの板状の構造を有しており、平板形状の固体電解質(固体酸化物)からなる電解質層31と、その一方の側(図2の上方)
に形成された平板形状の空気極(カソード)33と、他方の側(図2の下方)に形成された平板形状の燃料極(アノード)35とが一体に積層されたものである。
空気極絶縁フレーム21の枠内の流路(酸化剤ガスが流れる空気流路)37には、インターコネクタ17と一体の凸状の空気極集電体39(図2参照)が配置されている。燃料極フレーム27の枠内の流路(燃料ガスが流れる燃料流路)41には、燃料極集電体43が配置されている。なお、セパレータ25が接合された単セル19によって、空気流路37と燃料流路41とが隔てられている。
ここで、セパレータ25及び燃料極フレーム27、燃料極フレーム27及びインターコネクタ17bは、後述するように、それぞれレーザ溶接されて一体となっている。なお、図2では、レーザ溶接された溶融部(即ちレーザ痕)Lを、黒色の楔型で示す。
よって、セパレータ25と、セパレータ25に接合された単セル19と、燃料極フレーム27と、燃料流路41に収容された燃料極集電体43と、インターコネクタ17bとは、一つの一体のパッケージとして構成されている。この一つのパッケージを、インターコネクタ−燃料電池単セル複合体45と称する(以下では、単に複合体45と記す)。
なお、セパレータ25と燃料極フレーム27とインターコネクタ17とについては、その積層部分における厚みは、セパレータ25よりは、燃料極フレーム27及びインターコネクタ17の厚みが大きい。例えば、セパレータ25の厚みとしては、0.05mm〜3mmの範囲、燃料極フレーム27の厚みとしては、0.3mm〜3mmの範囲、インターコネクタ17の厚みとしては、0.3mm〜3mmの範囲を採用できる。
以下、各構成について、更に詳しく説明する。
<インターコネクタ17>
インターコネクタ17は、導電性を有する板材(例えばSUS430等のステンレス鋼等の金属板)からなる。このインターコネクタ17は、単セル19間の導通を確保し、且つ、単セル19間(従って発電単位7間)でのガスの混合を防止するものである。
なお、インターコネクタ17は、隣接する発電単位7間に配置される場合は、1枚配置されていればよい。また、燃料電池スタック1の上端及び下端のインターコネクタ17は、エンドプレート3、5として用いられている。
<空気極絶縁フレーム21>
図3及び図4(a)に示すように、空気極絶縁フレーム21は、電気絶縁性を有し、厚み方向から見た平面視で四角枠状の板材である。空気極絶縁フレーム21には、例えば、軟質マイカからなるマイカフレーム(即ちコンプレッションシール材)が用いられる。この空気極絶縁フレーム21には、平面視でその中央部に、空気流路37を構成する矩形状の開口部21aが形成されている。
また、空気極絶縁フレーム21において、図4(a)の左右にて対向する枠部分には、酸化剤ガスの流路として、一対の長孔である孔部30(30d1、30h1)が形成されている。なお、各孔部30d1、30h1に隣接して、酸化剤ガスが流れる複数のスリット(即ち酸化剤ガスの連通路)47が形成されている。
一方、図4(a)の上下にて対向する枠部分には、燃料ガスの流路として、一対の長孔である孔部30(30b1、30f1)が形成されている。なお、各孔部30b1、30f1の内周側には、後述するガラスシール材からなるガラスシール部23が環状に配置されている(図3参照)。
<セパレータ25>
図3及び図4(b)に示すように、セパレータ25は、平面視で四角枠状の導電性を有する板材(例えばSUS430等のステンレス鋼等の金属板)である。このセパレータ25には、平面視でその中央部に、矩形状の開口部25aが設けられている。
また、セパレータ25において、図4(b)の左右にて対向する枠部分には、酸化剤ガスの流路として、一対の長孔である孔部30(30d2、30h2)が形成されている。なお、各孔部30d2、30h2の中央部分は、燃料極フレーム27の孔部30d3、30h3(図4(c)参照)と内側の形状が一致するように、内側(開口部25a側)に凸となっている。
一方、図4(b)の上下にて対向する枠部分には、燃料ガスの流路として、一対の長孔である孔部30(30b2、30f2)が形成されている。
なお、図3に示すように、開口部25aに沿った内周縁部(下面側)に、単セル19の外周縁部(上面側)がろう付け接合されている。つまり、単セル19は、セパレータ25の開口部25aを閉塞するように接合されている。
<燃料極フレーム27>
図3及び図4(c)、(d)に示すように、燃料極フレーム27は、平面視で導電性を有する例えばSUS430等のステンレスなどからなる四角枠状の板材である。この燃料極フレーム27には、平面視でその中央部に、燃料流路41を構成する矩形状の開口部27aが形成されている。
また、燃料極フレーム27において、図4(c)の左右にて対向する枠部分には、酸化剤ガスの流路として、一対の長孔である孔部30(30d3、30h3)が形成されている。一方、図4(c)の上下にて対向する枠部分には、燃料ガスの流路として、一対の長孔である孔部30(30b3、30f3)が形成されている。
なお、図4(d)に示すように、燃料極フレーム27の裏側(図2の下方の面側:下面側)には、各孔部30b3、30f3と開口部27aとを連通するように溝(即ち燃料ガスの連通路)49が形成されている。
<燃料電池単セル19>
燃料電池単セル19は、上述のように、電解質層31と空気極33と燃料極35とが一体に積層されたものである。
このうち、電解質層31を構成する材料としては、例えば、ジルコニア系、セリア系、ペロブスカイト系の電解質材料が挙げられる。ジルコニア系材料では、イットリア安定化ジルコニア(YSZ)、スカンジア安定化ジルコニア(ScSZ)、及びカルシア安定化ジルコニア(CaSZ)を挙げることができ、一般的には、イットリア安定化ジルコニア(YSZ)が使用される例が多い。セリア系材料では、いわゆる希土類元素添加セリアが使われ、ペロブスカイト系材料では、ランタン元素を含有するペロブスカイト型複酸化物が使われる。
空気極33を構成する材料としては、ペロブスカイト系酸化物、各種貴金属及び貴金属とセラミックとのサーメットなどを使用できる。
燃料極35を構成する材料としては、例えば、Ni及びFe等の金属と、Sc、Y等の希土類元素のうちの少なくとも1種により安定化されたジルコニア等のZrO系セラミック、CeO系セラミックなどのセラミックとの混合物が挙げられる。また、Ni等の金
属、或いは、Niと前記セラミックとのサーメットやNi基合金を使用できる。
c)次に、複合体45について説明する。
図5及び図6に示すように、複合体45は、平面視で矩形状の板状の部材である。
この複合体45は、上述したように、セパレータ25と、セパレータ25に接合された燃料電池単セル19と、燃料極フレーム27と、燃料流路41に収容された燃料極集電体43と、インターコネクタ17bとが重ね合わされ、レーザ溶接によって、一体に構成されたものである。
つまり、セパレータ25と燃料極フレーム27とは、図5及び図6に示すように、レーザ溶接によって形成された線状の溶融部L1〜L5(Lと総称する)によって、一体に接合されている。
具体的には、セパレータ25の外周に沿って、外周より僅かに内側(例えば約2mm内側)にて、セパレータ25の表面から矩形状にレーザ溶接されており、これにより第1溶融部L1が形成されている。また、セパレータ25の四隅の孔部30の周に沿って、内周より僅かに外側(例えば約2mm外側)にて、セパレータ25の表面からレーザ溶接されており、これにより第2溶融部L2が形成されている。同様に、セパレータ25の対向する孔部30d2、30h2の周に沿って、孔部30d2、30h2の周より僅かに外側(例えば約2mm外側)にて、セパレータ25の表面からレーザ溶接されており、これにより第3溶融部L3が形成されている。
なお、セパレータ25の対向する孔部30b2、30f2の内周より内側に形成されたレーザ溶接部分(第4溶融部L4)については、後に詳述する。
一方、図6に示すように、インターコネクタ17b及び燃料極フレーム27も、レーザ溶接によって一体に接合されている。
具体的には、インターコネクタ17bの外周に沿って、外周より僅かに内側(例えば約1mm内側)にて、インターコネクタ17bの表面から矩形状にレーザ溶接されており、これにより第5溶融部L5が形成されている。
なお、図6に一点鎖線で示すように、インターコネクタ17bの外周縁部に設けられた8箇所の孔部30の外周にも、レーザ溶接によって溶融部を設けてもよい。但し、この場合には、燃料極フレーム27の溝49に重なる部分にはレーザ溶接を行わない。
また、図7に示すように、複合体45のセパレータ25の表面に空気極絶縁フレーム21が重ね合わされる。
これにより、セパレータ25の孔部30d2、30h2から空気極絶縁フレーム21のスリット47を介して開口部21a(即ち空気流路37)に到るように、酸化剤ガスのガス流路が構成される。
d)次に、本実施例1の要部であるガスシール部29及びその近傍の構成について説明する。
図8に示すように、本実施例1では、燃料マニホールド10Bの周囲に、ガスシール部29等の燃料ガスの漏出を防止する構成が設けられている。
詳しくは、平面視で、セパレータ25及び燃料極フレーム27において、燃料ガスが流れる孔部30(30b2、30b3、30f2、30f3)は、第1の内周面N1を備えている。また、空気極絶縁フレーム21において、燃料ガスが流れる孔部30(30b1、30f1)は、第1の内周面N1の外周側に第2の内周面N2を備えている。なお、空気極
絶縁フレーム21では、燃料ガスは、ガラスシール部23が機能している間は、空気極絶縁フレーム21を貫く貫通孔である孔部30b2、30f2の一部(詳しくはガラスシール部23より内側)を流れる。
そして、この第1の内周面N1のコンプレッションシール材側(即ち空気極絶縁フレーム21側)の第1の開口端K1と第2の内周面N2のセパレータ側の第2の開口端K2との間において、セパレータ25とインターコネクタ17aとの間をガスシールするガラスシール部23と、セパレータ25と燃料極フレーム27とをレーザ溶接によって接合する溶融部L(第4溶融部L4)とが、第1の開口端K1の全周を囲むように、環状に配置されている。
つまり、ガラスシール部23と第4溶融部L4とは、第1の開口端K1及び第2の開口端K2と相似形状であり、ガラスシール部23と第4溶融部L4とは、同芯状に並列に配置されている。なお、ガラスシール部23と第4溶融部L4とは接触していない。
この第4溶融部L4の表面は、第1の開口端K1からの距離が等しい位置となるように、ガラスシール部23より内側に形成されている。なお、第4溶融部L4と第1の開口端K1との間隔(距離)は、例えば2mmである。
また、第4溶融部L4は、第1の開口端K1と第2の開口端K2との中線(従って中点)よりも、第1の開口端K1側に配置されている。つまり、第1の開口端K1と第2の開口端K2との間隔(幅)は、例えば6mmであり、その幅における中線よりも内側に第4溶融部L4が形成されている。
ガラスシール部23を構成するガラスシール材は、ガラスを含む(例えばガラスを主成分とする)ガス封止材である。ここでは、例えば、市販の結晶化ガラスのプリフォーム(仮焼結体)を用いることができ、その軟化点は例えば770℃である。
このガラスシール材としては、熱膨張係数が周囲の金属板(例えばフェライト系ステンレス製)の熱膨張係数に近いもの、例えば熱膨張係数が8〜14×10−6/K(20〜300℃)が望ましく(例えば11×10−6/K(20〜300℃))、例えばSCHOTT社製のG018−311を用いることができる。
なお、燃料電池スタック1の運転温度は、例えば700℃であるが、ガラスシール部23近傍では、650℃程度であるので、ガラスシール材として、運転時のガラスシール部23の温度より軟化点の高いものが用いられる。
e)次に、本実施例1におけるガスの流路について、簡単に説明する。
<燃料ガスの流路>
図9(a)に示すように、外部から燃料電池スタック1内の燃料マニホールド10Bに導入された燃料ガスは、各発電単位7の燃料極フレーム27の溝49を介して、各燃料流路41に導入される。
そして、発電単位7内にて発電に寄与した残余の燃料ガスは、燃料極フレーム27の他の溝49を介して、他の燃料マニホールド10Bに排出される。その後、他の燃料マニホールド10Bから燃料電池スタック1外に排出される。
<空気の流路>
図9(b)に示すように、外部から燃料電池スタック1内の空気マニホールド10Aに導入された酸化剤ガスは、各発電単位7の空気極絶縁フレーム21のスリット47を介し
て、各空気流路37に導入される。
そして、発電単位7内にて発電に寄与した残余の酸化剤ガスは、空気極絶縁フレーム21の他のスリット47を介して、他の空気マニホールド10Aに排出される。その後、他の空気マニホールド10Aから燃料電池スタック1外に排出される。
f)次に、燃料電池スタック1の製造方法について説明する。
<各部材の作製方法>
まず、燃料電池単セル19を、従来の周知の手法に従って作製する。
具体的には、燃料極35となるグリーンシート上に電解質層31となるグリーンシートを積層し、焼成する。更に、この積層体の電解質層31上に空気極33の形成材料を印刷した後に、焼成する。これによって、燃料電池単セル19が形成される。
次に、ステンレス板を打ち抜くことで、セパレータ25、燃料極フレーム27、インターコネクタ17を作製する。また、マイカシートを所定形状にカットすることによって、空気極絶縁フレーム21を作製する。
<レーザ溶接の方法>
次に、セパレータ25及び燃料極フレーム27と、燃料極フレーム27及びインターコネクタ17bとを、それぞれレーザ溶接によって接合する。
具体的には、セパレータ25と燃料極フレーム27とにおける各孔部30の位置を合わせつつ、図10に示すように、セパレータ25及び燃料極フレーム27を重ね合わせた状態で、溶接治具装置51(即ち上治具53と下治具55との間)に配置する。そして、図示しない固定部材によって、上治具53と下治具55とを上下方向から締め付けることで、セパレータ25及び燃料極フレーム27を固定する。なお、溶接治具装置51の上治具53には、溶接部位を露呈させる開口部57が形成されている。
そして、レーザ照射装置59を用い、所定の照射条件(例えば出力が150W、ビーム径が0.1mm程度)にて、上治具53の開口部57に沿って、レーザLLを照射する。ここでは、セパレータ25側からレーザLLを照射し、燃料極フレーム27にセパレータ25をレーザ溶接する。
なお、レーザ照射装置59としては、例えばファイバーレーザなどの照射装置が用いられる。ファイバーレーザは、波長が1080nmのレーザLLを照射する固体レーザである。ここでは、図示しないX−Yテーブルを用いて溶接治具装置51を水平方向に移動させることで、上治具53の開口部57に沿ってレーザLLを照射するように構成している。
次に、レーザ溶接の後、接合したセパレータ25及び燃料極フレーム27を、溶接治具装置51から一旦取り出す。そして、セパレータ25を、ろう付けによって燃料電池単セル19の電解質層31に対して固定する。
具体的には、電解質層31とセパレータ25とのそれぞれにろう材を配置し、大気雰囲気下で、例えば850〜1100℃で加熱することにより、ろう材を溶融させ、その後冷却して、電解質層31とセパレータ25とを接合する。
その後、前記と同様の溶接治具装置51を用いて、燃料極フレーム27の表面(裏側)に、インターコネクタ17bをレーザ溶接する。なお、燃料極フレーム27とインターコ
ネクタ17bとの間には、燃料極集電体を配置しておく。ここでは、インターコネクタ17b側からレーザLLを照射する。なお、インターコネクタ17bは、セパレータ25よりも厚いため、レーザ出力を300Wとしてレーザ溶接を行う。
これによって、複合体45が形成される。
<ガラスシール部23の形成方法>
次に、図11(a)に示すように、各複合体45の間に、空気極絶縁フレーム21とガラスシール部23となるガラスシール材料23aとを配置する。
詳しくは、前記図8に示すように、各セパレータ25の表面の同一平面上において、孔部30(従って第1の開口端K1)の外周を完全に囲むように環状のガラスシール材料23aを配置するとともに、ガラスシール材料23aの外周を完全に囲むように空気極絶縁フレーム21を配置する。
なお、前記各空気極絶縁フレーム21及び各ガラスシール材料23aの配置は、各孔部30(従ってボルト挿通孔9)に各ボルト11を挿通する際に同時に行う。
その後、上述したように、各発電単位7を構成して積層した状態で、ボルト11及びナット13を締め付けることによって、燃料電池スタック1を積層方向(図11の上下方向)に押圧して、燃料電池スタック1を一体化する。
この段階では、空気極絶縁フレーム21の厚みは例えば0.36mmであり、(軟化する前の)ガラスシール材料23aの厚み(例えば0.30mm)より大きいので、ガラスシール材料23aとインターコネクタ17aとの間には、若干の隙間がある。
次に、燃料電池スタック1(詳しくはガラスシール材料23a)を、ガラスの結晶化温度以上の例えば850℃に2時間加熱し、ガラスを結晶化させる。ガラスの軟化点(770℃)から結晶化温度の昇温過程で、ガラスシール材料23aは軟化する。
従って、燃料電池スタック1中のガラスシール材料23aは、図11(b)に示すように、自身の表面張力によって丸くなって、上方に凸の状態となり、最終的に上方のインターコネクタ17aに接触する。さらに、850℃−2時間の加熱によってガラスは結晶化する。
その後、冷却することによって、図11(c)に示すように、燃料電池スタック1内のガラスシール部23は、セパレータ25とインターコネクタ17aとに強固に接合する。
なお、ガラスを加熱するとガラスシール材料23aが軟化するが、ボルト11の熱膨張係数は、セパレータ25、インターコネクタ17、燃料極フレーム27等のような積層方向に配置された金属板の熱膨張係数や、ガラスシール材料23aの熱膨張係数より大きいので、ガラスの加熱時には、燃料電池スタック1は全体が緩んだ状態となる(但しボルト11の押圧力は減るが、無くなっている訳ではない)。
その後、冷却されると、ボルト11等が積層方向に縮んで(元に戻って)圧縮場となっているので、ガラスシール部23が圧縮された状態で封止される(即ちガラスによって封止される)。
このようにして、ガスシールの構成が実現されるとともに、燃料電池スタック1が完成する。
g)次に、本実施例1の効果について説明する。
本実施例1では、積層方向から見た場合に、セパレータ25及び燃料極フレーム27に
おける燃料マニホールド10Bの第1の内周面N1の第1の開口端(即ち、セパレータ25においてコンプレッションシール材である空気極絶縁フレーム21が配置されている側の第1の開口端)K1は、空気極絶縁フレーム21における燃料マニホールド10Bの第2の内周面N2の第2の開口端(即ち、空気極絶縁フレーム21がセパレータ25に接する表面の内周)K2より内周側にある。また、第1の開口端K1と第2の開口端K2との間の位置に、セパレータ25と燃料極フレーム27とを接合する溶融部Lの表面と、ガラスシール部23とを備えている。なお、溶融部Lは、ガラスシール部23と第1の開口端K1との間に設けられている。
つまり、本実施例1では、第1の開口端K1と第2の開口端K2との間に、セパレータ25と燃料極フレーム27とを接合する溶融部Lとガラスシール部23とを備えている。
従って、燃料電池スタック1の運転等に伴う熱サイクルが加わった場合でも、セパレータ25と燃料極フレーム27とは強固に接合しているので、例えばセパレータ25が燃料極フレーム27から浮き上がるようなセパレータ25の変形を抑制できる。これにより、セパレータ25に接するガラスシール部23の損傷を抑制できるので、空気極絶縁フレーム21とガラスシール部23とが配置された部位、即ち、セパレータ25とインターコネクタ17との間におけるガスのリークを抑制できる。
特に、リークするガスが燃料ガスの場合には、発電効率の低下や、漏れた燃料ガスの後処理の必要があるが、本実施例1では、このような問題の発生を抑制できるという顕著な効果を奏する。
また、本実施例1では、セパレータ25と燃料極フレーム27との接合位置(即ち溶融部Lの位置)は、第1の開口端K1から等しい距離にあるので、第1の開口端K1近傍においてセパレータ25に加わる力が略均等になる。これによって、セパレータ25の変形を効果的に抑制できる。
更に、本実施例1では、溶融部Lの表面は、線状に形成されているので、セパレータ25を広い範囲にわたって燃料極フレーム27に固定できる。これによって、セパレータ25の変形をより効果的に抑制できる。
しかも、本実施例1では、第1の開口端K1と第2の開口端K2と溶融部Lの表面とを積層方向から見た場合に、溶融部Lの表面は、第1の開口端K1と第2の開口端K2との中点よりも内側(第1の開口端K1側)に配置されている。つまり、セパレータ25は、第1の開口端K1に近い位置にて燃料極フレーム27に固定されている。これによって、セパレータ25の内側の端部が浮き上がり難くなるので、セパレータ25の変形をより効果的に抑制できる。
また、本実施例1では、セパレータ25と燃料極フレーム27とは、レーザ溶接によって接合するので、容易に溶接が可能である。
次に、実施例2について説明するが、前記実施例1と同様な内容の説明は省略する。
本実施例2では、ガスシール部近傍の構成が実施例1と異なるので、異なる点を説明する。なお、実施例1と同様な部材の番号は同じ番号を使用する(以下同様)。
図12に示すように、本実施例2では、平面視で、第1の内周面N1の第1の開口端K1と第2の内周面N2の第2の開口端K2との間に、実施例1と同様な環状のガラスシール部23が形成されている。また、ガラスシール部23と第2の開口端K2との間には、環状の溶融部Lが形成されている。
本実施例2でも、前記実施例1と同様な効果を奏する。
次に、実施例3について説明するが、前記実施例1と同様な内容の説明は省略する。
本実施例3では、ガスシール部近傍の構成が実施例1と異なるので、異なる点を説明する。
図13に示すように、本実施例3では、平面視で、第1の内周面N1の第1の開口端K1と第2の内周面N2の第2の開口端K2との間に、実施例1と同様な環状のガラスシール部23が配置されている。また、ガラスシール部23と第1の開口端K1との間に、環状の内側の溶融部Linが形成されるとともに、ガラスシール部23と第2の開口端K2との間に、環状の外側の溶融部Loutが形成されている。
本実施例3でも、前記実施例1と同様な効果を奏するとともに、溶融部Lが二重となっているので、セパレータ25が一層変形し難いという利点がある。
次に、実施例4について説明するが、前記実施例1と同様な内容の説明は省略する。
本実施例4では、ガスシール部近傍の構成が実施例1と異なるので、異なる点を説明する。
図14に示すように、本実施例4では、平面視で、第1の内周面N1の第1の開口端K1と第2の内周面N2の第2の開口端K2との間に、実施例1と同様な環状のガラスシール部23が配置されている。また、ガラスシール部23の内周に沿って、環状の溶融部Lが形成されている。つまり、ガラスシール部23と溶融部Lとは接触している。
本実施例4でも、前記実施例1と同様な効果を奏する。特に本実施例4では、溶融部Lはガラスシール部23と接触するように形成されているので、ガラスが溶融した際には、溶融部Lがガラスの流出を防止するダムとして機能する。そのため、ガラスシール部23の形成位置がずれ難いという利点がある。
なお、溶融部Lは、レーザ溶接によって形成されるので、溶融部Lの表面には、若干の凹凸があり、この凹凸がダムの機能を有する。
次に、実施例5について説明するが、前記実施例1と同様な内容の説明は省略する。
本実施例5では、燃料極フレームの形状及びガスシール部近傍の構成が実施例1と異なるので、異なる点を説明する。
図15に示すように、本実施例5では、燃料極フレーム61は、燃料ガスの流路である孔部30b3、30f3と中央の開口部61aとを連通するために、実施例1のような溝でなく、厚み方向に貫通したスリット63を備えている。
そして、本実施例5では、図16に示すように、平面視で、第1の内周面N1の第1の開口端K1と第2の内周面N2の第2の開口端K2との間に、実施例1と同様な環状のガラスシール部23が配置されている。また、ガラスシール部23と第1の開口端K1との間には、一部が欠けた状態の環状の溶融部Lが形成されている。
つまり、セパレータ25には、ほぼ環状に溶融部Lが形成されているが、燃料極フレー
ム27のスリット63の上方(図16(b)の上方)の位置には、溶融部Lが形成されていない。
本実施例5でも、前記実施例1とほぼ同様な効果を奏する。
次に、実施例6について説明するが、前記実施例1と同様な内容の説明は省略する。
図示しないが、本実施例5では、燃料マニホールドの周囲を囲むように、実施例1のようなガラスシール部と溶融部とを同芯状に環状に設けるのではなく、空気マニホールドの周囲を囲むように、実施例1のようなガラスシール部と溶融部とを同芯状に環状に設けるものである。
この場合には、実施例1の燃料マニホールドに酸化剤ガスを供給するとともに、空気マニホールドに燃料ガスを供給する構成とする。また、燃料電池単セルの構成としては、酸化剤ガスが供給側される側に空気極を配置し、燃料ガスが供給される側に燃料極を配置する。
本実施例6では、空気マニホールドからの酸化剤ガスのリークを抑制することができる。
次に、実施例7について説明するが、前記実施例1と同様な内容の説明は省略する。
本実施例7では、燃料マニホールド及び空気マニホールドの周囲を囲むように、実施例1のようなガラスシール部と溶融部とを同芯状に環状に設けるものである。
この場合には、図17に示すように、実施例1の空気極絶縁セパレータに代えて、四角枠状の空気極絶縁フレーム71とステンレスからなる四角枠状の金属板73とを用いる。なお、他の構成は実施例1と同様である。
詳しくは、空気極絶縁フレーム71では、燃料マニホールドに対応する長孔である対向する一対の孔部75b、75fには、実施例1と同様な環状のガラスシール部77b、77fが配置されている。同様に、空気マニホールドに対応する長孔である一対の孔部75d、75hにも、実施例1と同様な環状のガラスシール部77d、77hが配置されている。
また、金属板73では、燃料マニホールドに対応する長孔である対向する一対の孔部79b、79fが設けられるとともに、空気マニホールドに対応する長孔である一対の孔部79d、79hが設けられている。更に、金属板73の上面には、孔部79d、79hと金属板73の中央の開口部73aと連通するように、溝81d、81hが形成されている。
なお、空気極絶縁フレーム71及び金属板73の四隅には、実施例1と同様な孔部30が形成されている。
また、図示しないが、各ガラスシール部77d、77d、77f、77hと実施例1の第1の開口端K1との間には、セパレータ25と燃料極フレーム27とをレーザ溶接することにより形成される、実施例1と同様な構成の溶融部Lが設けられている。
本実施例7では、燃料マニホールドからの燃料ガスのリークを抑制できるとともに、空気マニホールドからの酸化剤ガスのリークも抑制することができる。
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明は、前記実施例に限定されるもので
はなく、種々の態様を採ることができる。
(1)例えば、本発明は、固体酸化物形燃料電池(SOFC)に限らず、運転温度域が約600℃以上の高温タイプの燃料電池、例えば溶融炭酸塩形燃料電池(MCFC)等に適用可能である。
(2)また、燃料電池スタックを構成する各部材、例えば、インターコネクタ、セパレータ、燃料電池単セル、空気極絶縁フレーム、燃料極フレーム、空気極集電体、燃料極集電体としては、周知の各種の構成を採用できる。
(3)更に、各実施例の構成は、本発明の範囲内で、適宜、組み合わせることが可能である。
1…燃料電池スタック
10、10A、10B…マニホールド
17、17a、17b…インターコネクタ
19…燃料電池単セル
21、71…空気極絶縁フレーム
23…ガラスシール部
25…セパレータ
27、61…燃料極フレーム
29…ガスシール部
30…孔部
31…電解質層
33…空気極
35…燃料極
37…空気流路
41…燃料流路
45…インターコネクタ−燃料電池単セル複合体
49…溝(連通路)
K1…第1の開口端
K2…第2の開口端
L、L1、L2、L3、L4、L5、Lin、Lout…溶融部
N1…第1の内周面
N2…第2の内周面

Claims (10)

  1. 酸化剤ガスに接する空気極と、燃料ガスに接する燃料極と、前記空気極と前記燃料極との間に配置された平板形状の電解質層と、を有する燃料電池単セルと、
    前記燃料電池単セルの側面を囲むように配置されたフレームと、
    前記フレームに積層されるとともに、前記燃料電池単セルの周縁部に接合され、前記酸化剤ガスと前記燃料ガスとを隔てるセパレータと、
    前記セパレータに積層されたコンプレッションシール材と、
    前記コンプレッションシール材に積層されるとともに、前記燃料電池単セルと電気的に接続されるインターコネクタと、
    前記フレームと前記セパレータと前記コンプレッションシール材と前記インターコネクタとの積層方向に形成され、前記酸化剤ガス又は前記燃料ガスが流通されるガス流路と、
    を備えたインターコネクタ−燃料電池単セル複合体において、
    前記積層方向から見た場合に、
    前記ガス流路を形成する前記セパレータ及び前記フレームにおける第1の内周面の前記コンプレッションシール材側の第1の開口端は、前記ガス流路を形成する前記コンプレッションシール材における第2の内周面の前記セパレータ側の第2の開口端より内周側にあり、
    且つ、前記第1の開口端と前記第2の開口端との間の位置に、前記セパレータと前記フレームとを接合する溶融部の表面と、ガラスを含むガラスシール部と、を備えたことを特徴とするインターコネクタ−燃料電池単セル複合体。
  2. 前記溶融部の表面は、前記第1の開口端からの距離が等しい位置に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のインターコネクタ−燃料電池単セル複合体。
  3. 前記溶融部の表面の少なくとも一部は、線状に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のインターコネクタ−燃料電池単セル複合体。
  4. 前記第1の開口端と前記第2の開口端と前記溶融部の表面とを前記積層方向から見た場合に、前記溶融部の表面の少なくとも一部は、前記第1の開口端と前記第2の開口端との中点よりも、前記第1の開口端側に配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のインターコネクタ−燃料電池単セル複合体。
  5. 前記溶融部の表面は、前記ガラスシール部よりも内側に配置されるとともに、前記ガラスシール部と離間していることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のインターコネクタ−燃料電池単セル複合体。
  6. 前記溶融部の表面の少なくとも一部は、前記ガラスシール部と接していることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のインターコネクタ−燃料電池単セル複合体。
  7. 前記第1の開口端と前記ガラスシール部の内周側との間に、第1の前記溶融部の表面を備えるとともに、前記ガラスシール部の外周側と前記第2の開口端との間に、第2の前記溶融部の表面を備えたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のインターコネクタ−燃料電池単セル複合体。
  8. 前記フレームにおける前記ガス流路と、前記フレームで区画される空間とを連通する連通路を備えたことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のインターコネクタ−燃料電池単セル複合体。
  9. 前記溶融部は、レーザ溶接により形成されたものであることを特徴とする請求項1〜8
    のいずれか1項に記載のインターコネクタ−燃料電池単セル複合体。
  10. 前記請求項1〜9のいずれか1項に記載のインターコネクタ−燃料電池単セル複合体を複数備えるとともに、前記複数のインターコネクタ−燃料電池単セル複合体のガス流路によりマニホールドが形成されていることを特徴とする燃料電池スタック。
JP2014266159A 2014-12-26 2014-12-26 インターコネクタ−燃料電池単セル複合体及び燃料電池スタック Active JP6339495B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014266159A JP6339495B2 (ja) 2014-12-26 2014-12-26 インターコネクタ−燃料電池単セル複合体及び燃料電池スタック

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014266159A JP6339495B2 (ja) 2014-12-26 2014-12-26 インターコネクタ−燃料電池単セル複合体及び燃料電池スタック

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016126893A JP2016126893A (ja) 2016-07-11
JP6339495B2 true JP6339495B2 (ja) 2018-06-06

Family

ID=56359631

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014266159A Active JP6339495B2 (ja) 2014-12-26 2014-12-26 インターコネクタ−燃料電池単セル複合体及び燃料電池スタック

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6339495B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7198384B1 (ja) 2022-06-28 2022-12-28 有限会社ちょうりゅう 医療テープの製造方法

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6893127B2 (ja) * 2017-06-14 2021-06-23 森村Sofcテクノロジー株式会社 電気化学反応単位および電気化学反応セルスタック
EP3667793A4 (en) * 2017-08-10 2020-08-12 Nissan Motor Co., Ltd. FUEL CELL STACK

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09180742A (ja) * 1995-12-28 1997-07-11 Toshiba Corp 燃料電池
JP4830378B2 (ja) * 2005-07-13 2011-12-07 トヨタ自動車株式会社 燃料電池及び燃料電池製造方法
EP2297807A1 (en) * 2008-06-17 2011-03-23 Battelle Memorial Institute Sofc double seal with dimensional control for superior thermal cycle stability
JP5607771B2 (ja) * 2013-01-30 2014-10-15 日本電信電話株式会社 固体酸化物形燃料電池スタックとその製造方法
JP6112932B2 (ja) * 2013-03-28 2017-04-12 日本特殊陶業株式会社 燃料電池関連部品及びその製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7198384B1 (ja) 2022-06-28 2022-12-28 有限会社ちょうりゅう 医療テープの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016126893A (ja) 2016-07-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6175410B2 (ja) 燃料電池及びその製造方法
JP6039110B2 (ja) 固体酸化物形燃料電池用の燃料電池カセット及び燃料電池スタック
JP6054912B2 (ja) 燃料電池及びその製造方法
JP5679893B2 (ja) 固体酸化物形燃料電池及びその製造方法
JP5629176B2 (ja) 燃料電池セル装置、燃料電池モジュールおよび燃料電池装置
JP6199697B2 (ja) セパレータ付燃料電池単セル,燃料電池スタック,およびその製造方法
JP6339495B2 (ja) インターコネクタ−燃料電池単セル複合体及び燃料電池スタック
JP7254755B2 (ja) 電気化学反応セルスタックの製造方法
JP2015022891A (ja) セパレータ付燃料電池セル及び燃料電池スタック
JP2019200877A (ja) 電気化学反応単位および電気化学反応セルスタック
JP6667278B2 (ja) 電気化学反応セルスタック
JP6231388B2 (ja) 燃料電池カセット及び燃料電池スタック
JP6527761B2 (ja) インターコネクタ−燃料電池単セル複合体および燃料電池スタック
JP5727432B2 (ja) セパレータ付燃料電池セル,その製造方法,および燃料電池スタック
JP6805203B2 (ja) 電気化学反応単位および電気化学反応セルスタック
CN107431217B (zh) 电化学电池的阵列及其用途
WO2016175231A1 (ja) 燃料電池スタック
JP7222000B2 (ja) 電気化学反応セルスタックおよび電気化学反応セルスタックの製造方法
JP2023139360A (ja) 複合体
JP2023023652A (ja) 固体酸化物形燃料電池、及び固体酸化物形燃料電池の製造方法
JP2023084763A (ja) 電気化学反応セルスタックの製造方法
JP2021182524A (ja) 固体酸化物形燃料電池
WO2017208904A1 (ja) 燃料電池スタック
KR20140072416A (ko) 고체산화물 연료전지의 금속지지체형 단전지 모듈 및 이를 구비하는 고체산화물 연료전지 스택 구조
JP2019200876A (ja) 電気化学反応単位および電気化学反応セルスタック

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170719

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180417

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180418

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180510

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6339495

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250