JP6338592B2 - アームを備えた医療用コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、供給チューブから留置カテーテルへ流体を流入させる改良コネクタに関する。より詳細には、本発明は、経腸栄養器具に結合する特別なコネクタを備えた経腸栄養延長セットに関する。
所望の医療目的を達成するために体腔へのカテーテル挿管が必要になる状況は数多く存在する。1つの比較的よく起こる状況は、胃や腸への栄養溶液や栄養剤の直接投与である。胃壁または腸壁にストーマ(瘻孔)が造設され、該ストーマを通してカテーテルが留置される。この外科的開口部及び該開口部を形成する手技は、一般的に「胃瘻」及び「胃瘻造設術」と呼ばれている。カテーテルを通して栄養溶液を注入し、それによって胃や腸に栄養物を直接投与することができる(経腸栄養法として知られている)。様々な経腸栄養器具が長年にわたって開発されてきたが、その中には、患者の皮膚の上に置かれる体外露出部分が「薄型(ロープロファイル)」であるものも、従来型の、すなわち非薄型構造を有するものと同様に含まれる。これらの経腸栄養器具は、「経皮通管(transconduit)カテーテル」、「経皮通管チューブ」、「胃瘻カテーテル」、「経皮胃瘻カテーテル」、「PEGカテーテル」、または「経腸栄養カテーテル」としても知られている。2000年2月1日に発行された米国特許第6,019,746号明細書(特許文献1)には、1つの器具の例が示されている。
経腸栄養器具は、体外から胃または腸の中へ栄養溶液を送り込むための、ストーマを貫通する通路として機能する。経腸栄養中において、経腸栄養器具は、コネクタ付きのチューブを介して栄養溶液につながっている。このとき、チューブ及びコネクタの組合せは経腸栄養延長セットを形成する。加圧源(例えばポンプ)が栄養溶液をチューブを通して経腸栄養器具へ、そして経腸栄養器具を経て運ぶので、さらには、経腸栄養は、数時間掛かる場合があり、例えば患者が睡眠中に夜通し行われることがあるので、チューブと経腸栄養器具との間の接続を強固にかつ漏れないように維持することがコネクタの重要な機能である。また、このような接続が、患者の動きによって生じる捩り力、トルク及び引張力に耐えることも非常に望ましい。
しかし、薄型及び非薄型の経腸栄養器具の問題は、経腸栄養延長セットと経腸栄養器具のベース部またはヘッド部との接続及び取り外しが困難である点である。多くの先行技術の経腸栄養器具は、薄型ベース部と、該ベース部から延出している留置カテーテルとを有する。このような経腸栄養器具/アセンブリのカテーテルの遠位端には、多くの場合、胃内腔などの体腔においてカテーテルを適所に保持するべく膨張可能なバルーンが設けられている。
経腸栄養器具は、ベース部に形成された栄養補給通路開口部を塞ぐためにプラグを用いることが多い。このプラグは、テザー部によって経腸栄養器具に取り付けられている。このような従来の経腸栄養器具に経腸栄養延長セットを接続する前に、栄養補給通路開口部へのアクセスを可能にするべくベース部からプラグを取り外すステップが必要である。
他の従来の経腸栄養器具は、留置カテーテルへの栄養補給通路開口部にロッキングカバー部材を有するベース部または「ヘッド部」を備えて設計されている。ロッキングカバー部材は、嵌め合わせコネクタまたはインターロッキングコネクタを受容するように構成されている。
概して言えば、これらのロッキングカバー部材は、キー溝、溝及び停止部材を有しており、かつ、スロットを設けることによって、バヨネット式フィッティングのメス部分と同様の構造を提供している。ロッキングカバー部材に嵌合する適切なコネクタは、ディスペンシング突起及び該突起に結合されたキー部分を有する。このようなコネクタは、ロッキングカバー部材に差し込まれ、所定の位置でロックするまで回される。これらの従来の機構の例示的な図は、上記で引用した特許文献1に見られる。
インターロッキングアダプタを有するチューブをロッキングカバー部材(特許文献1に記載のものなど)に接続すること、交換すること及び/または取り外すことは、驚くほど困難であり得る。経腸栄養器具のベース部に対する視界が制限されている場合、例えば、患者が肥満である場合や、暗い場所などでは、ベース部にインターロッキングコネクタを整合させたり出し入れしたりする操作は感触のみに頼るしかない。患者の運動能力が低下している場合には、ロッキングカバー部材にインターロッキングコネクタを嵌合する際に、コネクタを配置することも、差し込むことも、回すことも難しいであろう。さらに、このタイプのコネクタが経腸栄養器具に正しく接続された確信が持てない状態では、胃内容物及び/または栄養溶液が患者の皮膚表面や衣服などへ漏れ出す恐れがある。さらに、このタイプのコネクタがベース部内にきつく嵌まっている場合には、取り外すことが困難であろうから、大きな引張力、互いに接続された経腸栄養延長セット及びベース部の変位、さらにはベース部の無用な変位が要求される。これらは全て、漏れを生じさせるかまたは敏感なストーマ部位を刺激する可能性がある。
従来のインターロッキングコネクタには、所定位置に嵌め込まれた後にベース部内で部分的に回動できるように構成されているものもある。すなわち、インターロッキングコネクタをロッキングカバー部材内に差し込み、キー部分が「ディテント」を通過するようにコネクタを回した後に、インターロッキングコネクタは、キー部分が停止部材に接触する位置とキー部分がディテントに接触する位置との間で回動可能である。残念ながら、このように可動域が制限されていることにより、インターロッキングコネクタが経腸栄養カテーテルにトルクを伝達させる。この力の伝達によって、カテーテルが捻れたり引っ張られたりしかねないが、それによって漏れが生じたり敏感なストーマ部位を刺激したりする可能性がある。意図せずして十分な力が加えられた場合には、患者または医療提供者がロッキングコネクタを取り外しているときのように、インターロッキングコネクタのキー部分はディテントを通過するように押し進められる。ディテントを通過した後のキー部分は、スロット/キー溝と容易に整合し得るので、それによって経腸栄養延長セットは意図せず完全に取り外された状態になる。
これらの従来のコネクタには明らかな欠点があり、それらは依然として解消されていない。
薄型のヘッド部またはベース部を有する経腸栄養器具の需要は、腹壁から患者の胃へ挿入される経皮挿入カテーテル(すなわちカテーテルチューブ)にクランプされる薄型のベース部またはヘッド部コンポーネントを提供するコンバージョンキットをも生み出した。そのような薄型のコンバージョンキットは、米国特許第5,549,657号明細書(特許文献2)に記載されている。特許文献2によれば、ベース部またはヘッド部コンポーネントは、逆流防止弁アセンブリと、2つの部分からなるクランプとを有する。ベース部またはヘッド部コンポーネントは、カテーテルの端部にクランプされた後、カテーテルのためのベース部またはヘッド部として機能する。逆流防止弁アセンブリは、円形台座を含む。該台座の下に形成された凹部は、円形台座にパチンと嵌まるスナップフィット式チューブコネクタの互いに対向配置されたリップ部を受容するように構成されている。そのような薄型のコンバージョンキットの一例として、C.R.バード社(C.R. Bard, Inc.)の子会社であるバードノルディック社(Bard Nordic)(Helsingborg, Sweden)から市販されているガードラージニー(Gauderer Genie)(登録商標)PEGシステムキットが挙げられる。
患者がそのようなスナップ式コネクタを用いた経腸栄養投与の準備ができたら、コネクタを逆流防止弁アセンブリに押し付けることによりコネクタのリップ部を円形台座の上から円形台座の下に形成された凹部へ嵌め込むことによって、コネクタを逆流防止弁アセンブリにスナップフィットさせる。栄養補給が完了したら、1組の互いに対向配置された補強イヤー部を引き出すかまたは引っ張ることによってスナップ式コネクタを取り外す。スナップ式コネクタの取り付け及び取り外しは、1組の互いに対向配置されたスロットにより容易に行うことができる。該スロットは、互いに対向配置されたイヤー部の一方または両方に力が加えられたときに、スナップ式コネクタの中央部分のみの軸線方向及び半径方向の歪み及びたわみを増大させる。
そのような薄型の経腸栄養ヘッド部またはベース部にスナップ式コネクタを接続すること、交換すること及び/または取り外すことは、少なくとも従来のインターロッキングアダプタと同じ理由により、驚くほど困難な作業であり得る。さらに、スナップ式コネクタをヘッド部に押し付けるため及びヘッド部から取り去るための力を印加することで、経腸栄養器具に直接的に力が伝わり、それによって不快感が生じたり敏感なストーマ部位が刺激されたりする可能性がある。ヘッド部は薄型でかつ大きさが比較的小さいために(例えば、通常は直径約13〜25mm)、スナップ式コネクタの互いに対向配置されたイヤー部は、ヘッド部の端部を越えて延出し、患者の皮膚に隣接または接触し得るので、イヤー部を指で挟んだり掴んだりすることが困難になる。
したがって、円形ハブを有するカテーテル器具のヘッド部に医療用流体供給チューブを結合させるためのコネクタが必要とされている。例えば、経腸栄養延長セットコネクタであって、ユーザまたは医療提供者が経腸栄養器具のベース部に経腸栄養延長セットを円滑に接続すること及び取り外すことを可能にするものが必要とされている。そのようなシステムを用いることで、ユーザまたは医療提供者は、望ましくは経腸栄養器具のベース部を見る必要なしに、使用済みのコネクタの取り外し及び新たなコネクタの接続を円滑にかつ確実に行うことができる。
米国特許第6,019,746号明細書 米国特許第5,549,657号明細書
ここで検討した困難さ及び問題を踏まえて、本発明は、カテーテル器具(例えば経腸栄養器具)が円形ハブを備え、該円形ハブが半径、上面、周側面及び該周側面に画定された環状凹部を有している場合に、カテーテル器具のベース部に医療用流体供給チューブ(例えば「チューブ」)を結合させるためのコネクタを提供する。本発明は、経腸栄養器具への接続及び栄養溶液の送達に関連して例証されているが、円形ハブを備えた他の器具や他の流体(液体及び/または気体)も想定されている。
本発明のコネクタは、上面及び下面を有し、かつ周囲領域を含み、該周囲領域が底平面及び周縁部を有するキャップから構成されている。キャップは、底平面に実質的に平行な少なくとも2つのアームをさらに含む。各アームは、2つの端部を有し、前記2つの端部の間のアーム部分において環状凹部に係脱可能に係合するように、周囲領域内の少なくとも2つの部位において延在している。上面からアクセス可能な少なくとも1つのアーム変位部材が、アームを変位させるように構成されている。前記2つのアームの各々は、前記2つの端部のみにおいて、前記アーム変位部材を含む前記コネクタの他の部分に結合され得る。円形ハブへのコネクタの結合は、コネクタを円形ハブの上に置き、コネクタを下向きに(すなわちカテーテル器具に向けて)押して環状凹部にアームを係合させることによって行う。コネクタの取り外しは、少なくとも1つのアーム変位部材を押すことで、周囲領域の2つの部位間における少なくとも1つのアームを周縁部に向けて可逆的に変位させて、少なくとも1つのアームを環状凹部から離脱させることによって行う。
本発明の一態様では、各アームは、円形ハブの周側面に画定された環状凹部に係脱可能に係合するように構成された上面と、下面とを有することができ、アームの下面は、面取りすることができる。コネクタは、カテーテル器具のベース部上の円形ハブに回転可能に結合される。すなわち、カテーテル器具のベース部に結合されたときに、コネクタは、意図的にではなく経腸栄養カテーテル器具から外れたり経腸栄養器具が捻られたりすることなしに、円形ハブの周りをいずれかの回転方向に完全に回転することができる。コネクタは、経腸栄養チューブを捩ることやカテーテル器具に力を伝えることを回避するために、捩り力または他の力を受けて容易に変位し得るように、比較的小さい回転抵抗を与えることが望ましい。
導管は、コネクタを貫通する流体通路を形成することができ、かつカテーテル器具のルーメンへ栄養溶液を供給するように構成することができる。流体通路は、アーム間を通るように空間的に配置するかまたは位置させることができる。流体通路は曲がっていてもよく、カテーテル器具のルーメンとは異なる向きを有する1つの部分、例えば通路部分がカテーテル器具のルーメンに対して概ね垂直であるような90度曲げ部(ベンド)などを有することができる。あるいは、流体通路をカテーテル器具のルーメンと同じ向きになるように構成してもよい。そのような構成は、栄養溶液のボーラス投与に望ましい。コネクタの近位端における導管は、カテーテル器具の留置カテーテルを介して栄養溶液を供給するべくハブに画定されたオリフィスまたは通路開口部に係合するように構成されたノズルの形態をとり得る。あるいは、導管は、カテーテル器具の留置カテーテルへ栄養溶液を供給するべく、ハブの表面から突出しているノズルに係合するように構成することもできる。
コネクタは、該コネクタのピッチング動を制限するための変位制限部をさらに含むことができる。これらの変位制限部は、ハブの上面またはカテーテル器具のベース部の上面に接触するように構成することができる。
本発明の一態様では、キャップ、アーム及びアーム変位部材は、異なる材料から製造することができる。あるいは、キャップ、アーム及び/またはアーム変位部材は、単一的または一体的であってよく、同じ材料で形成することもできる。本発明の別の態様では、キャップは、円形ハブの周側面に画定された環状凹部とアームとの係合が目視できるように、各アーム(各アームがキャップの環状凹部に係合する場所)の上方に位置するポートを有することもできる。本発明の別の態様では、それぞれのアーム変位部材に約2〜14ニュートンの力を加えたときに、各アームを可逆的に変位させることができる。
本発明はまた、経腸栄養アセンブリを含む。経腸栄養アセンブリは、(i)経腸栄養器具であって、ベース部と、該ベース部を貫通して配置されたルーメンを持つ少なくとも1つの留置カテーテルまたはチューブとを含み、ベース部が、半径、上面、周側面及び該周側面に画定された環状凹部を有する少なくとも1つの円形ハブを有する経腸栄養器具及び、(ii)経腸栄養延長セットであって、経腸栄養器具のベース部に経腸栄養延長セットを回転可能に結合させるための既に概略的に説明したようなコネクタを備え、該コネクタによって経腸栄養延長セットと経腸栄養器具のルーメンとの間の流体連通を可能にしている経腸栄養延長セットから構成されている。
本発明は、経腸栄養延長セットをさらに含む。経腸栄養延長セットは、医療用流体供給チューブ及び該チューブに流体連通されているコネクタを含み、円形ハブを有する経腸栄養器具と併用されるように構成されているコネクタは、既に概略的に説明したようなコネクタである。
円形ハブを有する経腸栄養器具に経腸栄養延長セットを結合させるための例示的なコネクタを示す斜視図である。 円形ハブを有する経腸栄養器具に結合された図1の例示的なコネクタを示す斜視図である。 図2の例示的なコネクタの一部及び経腸栄養器具のベース部上の円形ハブの詳細を示す3−3線垂直断面図である。 導管を含む例示的なコネクタの詳細を示す斜視図である。 図4の導管を含む例示的なコネクタの詳細を示す5−5線断面図である。 例示的なコネクタの選択された構成要素の詳細を示す分解側面図である。説明を簡単にするために、アームやアーム変位部材などの特定の構成要素は示していない。 例示的なコネクタの選択された構成要素の詳細を示す側面図である。説明を簡単にするために、アームやアーム変位部材などの特定の構成要素は示していない。 例示的なコネクタの選択された構成要素の詳細を示す上面図である。説明を簡単にするために、アームやアーム変位部材などの特定の構成要素は示していない。 例示的なコネクタの任意的な底部プレートの側面図であり、特定の構成要素の詳細を示している。 例示的なコネクタの任意的な底部プレートの上面図であり、特定の構成要素の詳細を示している。 例示的なコネクタの詳細を示す上面図であり、応力を受けていないかまたは変位させられていない状態にある1対のアーム及びアーム変位部材を示している。 例示的なコネクタの詳細を示す上面図であり、アームが応力を受けたかまたは変位させられた状態になるようにする力によってアーム変位部材が矢印「B」の方向に内側に向けて押されたとき、周縁部に向かって矢印「A」の方向に変位させられた(撓ませられた)1対のアームを示している。 例示的なコネクタの詳細を示す上面図であり、底部プレート上に配置された例示的な1対のアーム及びアーム変位部材を示しており、アームは、底部プレート上のオス側コネクタ要素を挟む位置に配置されている。図9Aは、応力を受けていないかまたは変位させられていない(撓んでいない)状態にあるアーム及びアーム変位部材を示している。 例示的なコネクタの詳細を示す上面図であり、底部プレート上に配置された例示的な1対のアーム及びアーム変位部材を示しており、アームは、底部プレート上のオス側コネクタ要素を挟む位置に配置されている。図9Bは、応力を受けたかまたは変位させられた(撓んだ)状態にあるアーム及びアーム変位部材を示しており、オス側コネクタ要素が、アーム変位部材が内側へ移動することを制限している。 例示的なコネクタの側面図である。 図10Aの例示的なコネクタの上面図であり、(図示されていないアームとともに)応力を受けていないかまたは変位させられていない状態にあるアーム変位部材を示す。 図10Aの例示的なコネクタの上面図であり、(図示されていないアームとともに)応力を受けたかまたは変位させられた状態にあるアーム変位部材を示す。 例示的なコネクタ及びカテーテル器具の円形ハブの一部分の下面図であって、円形ハブの環状凹部にコネクタが係合された状態を示している。図11Aは、応力を受けていないかまたは変位させられていない状態にあるアーム変位部材及びアームを示す。 例示的なコネクタ及びカテーテル器具の円形ハブの一部分の下面図であって、円形ハブの環状凹部からコネクタが離脱された状態を示している。図11Bは、応力を受けたかまたは変位させられた状態にあるアーム変位部材及びアームを示す。 例示的なコネクタを示す側面斜視図であって、流体通路を画定する導管の近位端及び遠位端の両方が、経腸栄養カテーテル器具のルーメンに軸線方向に整合されかつ経腸栄養器具のベース部に係合されている。 例示的なコネクタの下面図である。 円形ハブの環状凹部の上方に位置する様々な例示的なアームの1つを示す垂直断面図である。 円形ハブの環状凹部の上方に位置する様々な例示的なアームの1つを示す垂直断面図である。 円形ハブの環状凹部の上方に位置する様々な例示的なアームの1つを示す垂直断面図である。 円形ハブの環状凹部の上方に位置する様々な例示的なアームの1つを示す垂直断面図である。
ここで、1若しくは複数の実施形態について詳細に言及する。実施形態の例を図面に示す。当然のことながら、1つの実施形態の一部として図示または記載されている特徴部を別の実施形態とともに使用することにより、さらに別の実施形態を作り出すことができる。特許請求の範囲は、本発明の範囲及び趣旨の範囲内にあるものとしてこれら及び他の変更形態及び変形形態を含むものとする。
ここで図面を見てみると、図1は、円形ハブを有するカテーテル器具(例えば経腸栄養器具)のベース部に医療用流体供給チューブ(すなわち、チューブ)を結合させるための例示的なコネクタを示す斜視図である。本明細書においては、「流体」なる語は、液体、気体及び両者の組合せを含む。液体には、チューブを介して患者に供給することができる栄養液及び栄養溶液が含まれる。気体の一例は、患者の胃または腸から放出されたガスであり得る。コネクタ10(「経腸栄養延長セットコネクタ」または「経腸栄養チューブコネクタ」または「チューブコネクタ」と呼ばれることもある)は、キャップ12を有する。コネクタキャップ12は、上面14及び下面16を有し、かつ周囲領域18を含み、周囲領域18は、底平面20(図1には図示せず)及び周縁部22(図1には図示せず)を有する。キャップ12は、底平面20に実質的に平行に延在する少なくとも2つのアーム24(図1には図示せず)を含む。各アーム24は、周囲領域18内の少なくとも2つの部位26間において延在している。キャップ12は、アームを変位させることが可能となるようにアームに関連付けられている少なくとも1つのアーム変位部材28をさらに含む。アーム変位部材28は、キャップ12の上面14からアクセス可能であることが望ましい。
本発明の一態様では、複数のアーム24のうちの1つ以上が弾性的であり得る。アーム24は、全体にわたって、または実質的に全て弾性的であってよい。または、アーム24は、1つの領域において弾性的であるが別の領域では非弾性的であってよい。例えば、アーム24は、周囲領域18内では弾性的であり、周囲領域18から離れるにつれて弾性が低くなるかまたは非弾性的になるようにしてもよい。本明細書において、「弾性(的)」なる語は、材料が曲がったり、伸びたり、圧縮されたりした後で、跳ね返ったり元の形状に戻ったりすることができる能力を指す。本発明に関しては、アーム24またはその一部は、可逆的に変位させることができる弾性材料で製造することができる。適切な材料には、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、高密度及び低密度ポリエチレン、ナイロン、ポリウレタン、シリコーン並びに天然及び合成エラストマーが含まれる。これらの材料の混合物及び組合せを用いることもできる。これらの材料は、容易に変位可能でかつ元の形状または状態に戻ることになるアームを形成することが望ましい。あるいは、アームは、実質的に剛体をなしているが変位可能または変位可能であるようにすることができ、アーム変位部材は、可逆的にアーム24の位置をずらすことができるように弾性的であってよい。
コネクタは、チューブ34から経腸栄養器具36のルーメンへ栄養溶液を送達するための流体通路が形成された導管32を含むこともできる。
経腸栄養延長セットコネクタ10を経腸栄養器具36の上方に配置した状態を図1に示す。経腸栄養器具36はベース部38を備え、ベース部38は円形ハブ40を有する。円形ハブは、半径「R」、上面42、周側面44及び該周側面44に画定された環状凹部46を有する。換言すれば、円形ハブ40においては、概ね垂直な周側面44を越えて概ね水平な上面42を延出させることによって、リム、カラー、リブ、リップ(縁部)またはフランジ構造体48が形成されており、それによって、その下に、コネクタ10のアーム24に係合する大きさを持つ環状凹部46を画定している。半径「R」は、ハブ40の中心から、環状凹部46を画定するリム、カラー、リブ、リップまたはフランジ構造体48を形成する上面42の部分の最外縁部「E」までの距離である。円形ハブ40には、ハブの中心において、通路開口部またはオリフィス「O」も含まれている。円形ハブ40にコネクタ10が係合されていないときには、バルブ「V」を用いてオリフィス「O」を密閉することが望ましい。
概して言えば、アーム24は、円形ハブ40の周側面44に画定された環状凹部46に係脱可能に係合するように構成されている。アーム24は、例示的なコネクタの下面図である図13に示されている。他のアーム24の例を、図8A、図8B、図9A、図9B、図11A及び図11Bに見ることもできる。円形ハブ40へのコネクタ10の結合は、円形ハブの周側面に画定された環状凹部にアームが係合するまでハブにコネクタを押し付けることによって行われる。当然のことながら、円形ハブ40へのコネクタ10の結合は、アーム変位部材28を指と指の間で圧迫することにより、アームがリム、カラー、リブ、リップまたはフランジ構造体48を形成する上面42の最外縁部「E」を通過する際にアームを変形または変位させ、円形ハブ40上にコネクタ10を置き、その後、アーム変位部材28に加えられた圧迫力を除いてアーム24を環状凹部46に係合させることによって行うことができる。ハブからのコネクタの取り外しは、アーム変位部材28を圧迫することによりアーム24を周縁部22に向けて(例えば、ハブ40から半径方向外向きに)可逆的に変位させ、それによってアーム24を環状凹部46から離脱させることによって行う。コネクタは、経腸栄養器具のベース部上の円形ハブに回転可能に結合されることが望ましい。すなわち、コネクタは、経腸栄養器具から外れることなく、または経腸栄養器具を捻ることなく、円形ハブの周りをいずれかの回転方向に完全に回転することができる。コネクタは、抵抗が比較的小さい状態で円形ハブの周りを自由に回転することができるように、回転可能に結合されることが望ましい。図1、図2及び図3には、アーム24と環状凹部46との係合が目視できるようにするためのポートまたは開口50も示されており、ポート50は、キャップ12において、各アーム24が環状凹部46に係合する位置よりも上方に位置している。
ここで図2を参照すると、経腸栄養器具36に結合されたコネクタ10を示す斜視図が示されている。図2には、アーム24と環状凹部46との係合が目視できるようにするための、任意的なポート50が示されている。より具体的には、ポート50を通して、リム、カラー、リブ、リップまたはフランジ構造体48の最外縁部が見える。
ここで図3を参照すると、経腸栄養器具36に結合されたときの図2のコネクタ10の詳細を示す3−3線垂直断面図が示されている。この図では、キャップ12は円形ハブ40に接触している。コネクタ10の導管32を貫通して流体通路70が画定され得る。図3に示したように、アーム24は、円形ハブ40の周側面44に画定された環状凹部46に係合されている。アームは、この図3には図示されていない構造体によって、キャップ12に関連付けられて保持されている。それに加えて、コネクタ10は、コネクタのピッチング動/ローリング動(すなわち、コネクタの周囲部分が上方または下方へ移動し得るように、及びコネクタの互いに対向する周囲部分が互いに反対方向に変位し得るように、ハブに画定された通路開口部に平行な、及びハブの上面またはベース部の上面に垂直な軸線の周りの運動または振動)を制限するための変位制限部80をさらに含むことができる。より具体的には、図3の断面図は、1対の変位制限部80であって、キャップ12の一部に対して一体化されているかまたは結合されており、かつハブ40の上面に接触するように構成されているものを示している。変位制限部80が経腸栄養器具36のベース部38の上面82に接触し得るように、キャップ12及び変位制限部80を構成することができると考えられる。その代わりに及び/またはそれに加えて、変位制限部80は、導管32の一部を構成し得るか、より望ましくはアーム24またはアーム変位部材28の一部を構成し得る。
アーム変位部材28は、ユーザが視覚的及び/または触覚的な識別マーク、例えば、バンド、凹凸、突起、ポッチ、ランダムなざらざらした質感、対比色などによってアーム変位部材28を識別するのを助けるための形状(topography)を有し得る。その代わりに及び/またはそれに加えて、経腸栄養延長セットコネクタ10のキャップ12は、図2及び図12に示されているようなマーク「I」を含み得る。これらのマーク「I」を用いて、アーム変位部材の位置及び/またはそれらを押すか、圧迫するかまたは摘まむ方向についての触覚的または視覚的なキューをユーザに提供することができる。
ここで図4及び図5を参照すると、図4は、コネクタを貫通する流体通路70を形成する導管32を含むコネクタ10の斜視図を示しており、図5は、コネクタを貫通する流体通路が形成された導管32を含む図4のコネクタ10の5−5線断面図を示している。導管32は、チューブ34から経腸栄養器具36のルーメンに栄養溶液を供給するように構成されている。流体通路を形成する導管32の近位端72を経腸栄養器具のルーメンに軸線方向に整合させ、その後、90度曲げ部を設けることで、導管32の遠位端74が近位端72に対して概ね垂直に延在するようにし得る。この構成は、ほとんどの栄養補給用途に有用である。あるいは、流体通路70を形成する導管32の近位端72を経腸栄養器具のルーメンに軸線方向に整合させ、その後、導管32の遠位端74が近位端に対して軸線方向に整合された状態で延在し続けるようにしてもよい。そのような構成は図7の側面斜視図に示されている。図7は、経腸栄養器具36のベース部38に結合された経腸栄養延長セットコネクタ10を示している。そのような構成は、栄養溶液のボーラス投与に望ましい。
導管32は、図3、図5、図6A、図6B、図10A及び図13に概略的に示されているようなノズルの形態をとり得る。ノズルは、経腸栄養器具の留置カテーテルに形成されたルーメンに栄養溶液を供給するためにハブ40に画定されたオリフィス「O」に係合するように、コネクタの底平面20を越えて延出するように構成されている。あるいは、導管32を、栄養溶液を供給するためにハブの上面から突出するノズル(図示せず)に係合させるように構成してもよい。
概して言えば、コネクタ10は、円形ハブ40に結合させるために該円形ハブの真上に配置される。コネクタは、円形ハブまで押し下げられると、次に挙げる円形ハブの領域、すなわち上面42、縁部「E」、リムまたはフランジ構造体48、及び環状凹部46に接触して、円形ハブ40に結合される。コネクタに下向きの力が加えられ、アーム24が(図3に示されているような)円形ハブ40のリムまたはフランジ構造体48の上縁部「E」を摺動通過するときに、キャップ12のアーム24は容易に曲がる。アームの上面110は、円形ハブ40の周側面44に画定された環状凹部46に係合する。アーム24は、環状凹部46を画定するリム、カラー、リブ、リップまたはフランジ構造体48を形成する概ね垂直な周側面44の上側に延在する概ね水平な上面42の下側(図示せず)に係脱可能に係合するように構成されている。
コネクタ10を円形ハブ40に結合させるために必要な下向きの力は、通常約10ニュートン未満であり、望ましくは約0.1〜8ニュートンである。このような低レベルの力は、非常に重要である。その理由は、下向きの力は、敏感なストーマ部位に存在する経腸栄養器具に直接的に伝達されるからである。この構成は、スナップ式コネクタを所定の位置に結合させるために必要な、より高いレベルの力を回避する。そのような「高い力」によるカップリングコネクタとは異なり、本発明は、敏感なストーマ部位への刺激を回避する。コネクタ係合に用いられる低レベルの力は、運動障害患者、視覚障害患者、またはその他の面で経腸栄養器具を見ることや経腸栄養器具に手を伸ばすことが困難である患者(例えば、肥満患者、運動能力が低下した患者など)の助けとなる。
アーム24は、ハブの周側面44に画定された環状凹部46に嵌ったときに、明確な触覚的な合図も出す。コネクタをハブに押し付けると、ハブの上面42に接触して徐々に摺動し、縁部「E」によって画定される範囲に向かって及びその近傍で半径方向に曲がる(逸れる)ので、アーム24は抵抗が増してゆく感覚を伝えることができる。そのような抵抗は、アームが環状凹部に入って触覚的な合図が出されたらすぐに無くなる。この行為はまた、係合部が環状凹部に正しく配置されたことをユーザに知らせるために、「パチンという音」や「カチッという音」として特徴付けられ得る聴覚的な合図を生じさせ得る。これらの触覚的及び聴覚的な合図は、適切かつ確実な接続がなされたことをユーザ及び医療提供者に伝えるのに役立つ。
本発明によれば、アーム変位部材28を圧迫するかまたは押して、アーム24を周縁部22に向けて半径方向外向きに可逆的に変位させることによって、コネクタ10は円形ハブ40から取り外される。アーム変位部材28が押されるかまたは圧迫された場合、アーム24は、構造体48の縁部「E」に位置するかまたは縁部「E」を通過するように、半径方向外向きにかつ円形ハブ40から離れる方向に空間的に変位する。アーム24の変位は、アームの屈曲または変形によって生じる。例えば、各アーム24は、それぞれのアーム変位部材28に約2〜14ニュートンの力が加えられたときに空間的形状が変化するがそれが可逆的であるような材料で製造することができる。例示的な材料には、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、高密度及び低密度ポリエチレン、ナイロン、天然及び合成エラストマー並びにシリコーンであって「脆弱」でないもの、及びそれらの組合せ/混合物が含まれる。アームは、他の部分よりも薄い領域を有し得ると考えられる。その代わりに及び/またはそれに加えて、アームは、特定の方向に優先的に変位するように予め湾曲させたり曲げたりしてもよいと考えられる。また、アームは、弾性特性を向上させるため、または各アームが可逆的に変形可能であるように弾性の範囲及び/または位置を制御するために、段階的な厚さまたは様々なレベルの厚さを有することができるとも考えられる。本発明の特徴は、ハブに係合及び離脱させるためにアームが可逆的に変形可能であるようにしたことである。(例えばストーマ部位の)刺激を生じさせ得る力を患者に伝達することを回避するため及び不必要に高いレベルの力を必要とせずに確実な接続/取り外しを可能にするために、(キャップ全体が弾性を有することを必要とするのではなく)アームの弾性を調整することにより、コネクタ及び円形ハブの係合及び離脱に必要な力をより慎重に制御することができると考えられる。
ここで、図6A、図6B及び図6Cを参照すると、例示的なコネクタ10の選択された構成要素の例が示されている。図6Aは、コネクタ10のこれらの選択された構成要素の分解側面図であり、上面14及び下面16(メス側コネクタ要素200を含む)を有しかつ周囲領域18を含むキャップ12と、導管32と、任意的な底部プレート300(オス側コネクタ要素302を含む)とが含まれている。図6Bは、これらの構成要素をどのように組み合わせてコネクタ10にするかを示している。説明を簡単にするために、図6A及び図6Bにはアーム及びアーム変位部材を示していない。図6Cは、図6Bの組み立てられた構成要素の上面図である。説明を簡単にするために、図6Cにもアーム及びアーム変位部材を示していないが、上面14、導管32の上部、周囲領域18の周縁部22(及び破線で描かれたメス側コネクタ要素200)は示されている。
図7Aは、例示的なコネクタ10の任意的な底部プレート300の側面図であり、キャップ12のメス側コネクタ要素200に結合するオス側コネクタ要素302が示されている。図7Bは、任意的な底部プレート300の上面図であり、オス側コネクタ要素302と、底部プレート300を貫通する孔304とが示されている。孔304は、経腸栄養器具の円形ハブ40が底平面20を通ってキャップ12の内部へ挿入されることを可能にする。
図8Aは、1対のアーム24及びアーム変位部材28の例示的な構成の上面図である。この図では、アーム24は変位させられていない(撓んでいない)構成をとっている。図8Bの上面図に見られるように、アーム変位部材28が、図示したような変形または変位させられた(撓んだ)状態に達するように、力「B」によって内側に向けて押されたとき、1対のアーム24は、キャップ12の周縁部22(図8Bには図示せず)に向かって矢印「A」によって示される方向に変位させられる。変位させられていない構成をとるアーム24の元の状態及びアーム変位部材28は、破線で示してある。
図9Aは、底部プレート300上に配置されたアーム24及びアーム変位部材28の上面図であり、1対のアーム24は、オス側コネクタ要素302を挟む位置に配置され、底部プレート300を貫通する孔304の上に置かれている。図9Aでは、アーム24は変位させられていない(撓んでいない)状態にある。すなわち、アーム24の変位(撓み)を生じさせるための力または圧力がアーム変位部材28に加えられていない。図9Bは、アーム24及びアーム変位部材28の上面図であり、アーム変位部材28は底部プレート300上に配置されており、アーム24の変位を生じさせるためにアーム変位部材28に力または圧力を加えることによって生じた変位させられた構成をとっている。図9Bに見られるように、オス側コネクタ要素302は、アーム変位部材28が内側へ移動することを制限する。オス側コネクタ要素302はまた、アーム24に加え得る力の量も制限する。
図10Aは、例示的なコネクタ10の側面図であり、キャップ12、底部プレート300、導管32及びアーム変位部材28が、図示されていない他の構成要素(例えば、アーム24、オス側コネクタ要素、メス側コネクタ要素など)とともに組み立てられた状態で示されている。図10Bは、図10Aのコネクタ10の上面図であり、キャップ12の上面14、導管32及びアーム変位部材28が示されている。この図では、アーム変位部材は変位させられていない状態にある。すなわち、アーム変位部材28には、アーム24の変位を生じさせるための力または圧力が加えられていない。図10Cは、図10Aのコネクタ10の上面図であり、キャップ12の上面14、導管32及びアーム変位部材28が示されている。この図では、アーム変位部材は変位させられた状態にある。すなわち、アーム変位部材28に力または圧力が加えられ、それによってアーム変位部材28が内向きに(すなわち、キャップ12の周囲領域22に向かって)変位することでアーム24の変位を生じさせている。
図11Aは、適所に配置されかつ経腸栄養器具36の例示的な円形ハブ40の一部分に係合された例示的なコネクタ10の下面図である。図11Aは、キャップ12とともに、2つのアーム変位部材28a及び28b、2つの弾性要素306、並びに円形ハブ40の環状凹部に係合された2つのアーム24を示している。各アーム24の第1の端部308は枢着部310に結合されており、それによってアーム24は枢着部310において底平面に平行な方向に一定限度量だけ変位(例えば回動)することができる。アームの第2の端部312は、それぞれのアーム変位部材28b(すなわち、アーム24の第2の端部312におけるアーム変位部材28b)内またはそれぞれのアーム変位部材28bとキャップ12の下面16との間に形成されたポケット314(例えば、スロットが形成された凹部)内で自由に変位することができる。枢着部310に最も近接しているアーム変位部材28aは、少なくとも1つのアーム24に接触している。このアーム変位部材28aは、アーム24の第1の端部308に接触した状態でアーム24の第2の端部312を変位させることにより、当該第2の端部312を周縁部22に向かってハブ40の環状凹部から離脱させるように構成されている。アーム変位部材28a(またはアーム変位部材28a及び28bの両方)が内向きに円形ハブ40に向かって押されたときには、図11Bに示すように、弾性要素306は、周縁部22に向かってアーム24を変位させることができるように可逆的に圧縮されるが、アーム変位部材28によって(または、キャップをハブ上に置く際にキャップに加えることができる下向きの力によって)与えられる力が存在しない場合には、弾性要素306は、円形ハブ40の環状凹部に係合するための位置にアーム24を戻す。弾性要素306は、1若しくは複数のフレキシブルな弾性発泡体、圧縮可能なエラストマー材料、弾性的なバンドまたはストリップ、圧縮可能な空気袋(ブラダー)、金属片またはプラスチック片、ばね(例えば、圧縮コイルばね、片持ちばね、渦巻ばねまたは剪定ばさみ用ばね、円錐コイルばね)など、及びそれらの組合せであってよい。
再び図5を参照すると、各アーム24は、円形ハブの周側面に画定された環状凹部に係脱可能に係合するように構成されている。各アーム24は、上面110を有し得ることが望ましい。上面110は、環状凹部46のリム、リブ、リップまたはフランジ構造体48の下側(図示せず)に隣接するように構成されている。各アームは、下面112をも有し得る。下面112の一部は、面取り部114を有し得ることが望ましい。面取り部114は、コネクタ10が下向きに円形ハブ40に押し付けられたときにハブへのより容易な取り付けを可能にするのに十分な角度を与えるように調整することができる。面取り部114の存在は、不快感を生じさせかつ敏感なストーマ部位を刺激する力が加わることを回避する助けとなる。図14A〜図14Dを参照すると、円形ハブの環状凹部に係合させるために本発明のアーム24とともに利用することができる様々な例示的な断面形状を示す垂直断面図(原寸に比例していない)が示されている。図14Aに見られるように、アーム24は、上面110及び下面112を有する平行四辺形の形態をとり得る(または、アームは、互いに平行でない辺を有し、180°より小さいかまたは大きい角度を画定することもできる)。コネクタ10が下向きに円形ハブ40の上面42に押し付けられたときにハブへのより容易な取り付けを可能にするのに十分な角度を与えることによって、リム、リブ、リップまたはフランジ構造体48によって垂直な周側面に画定された環状凹部46にコネクタを係合させることができるように、図14Aに示したように辺が傾斜し得ることが望ましい。概して言えば、図14Aは、概ね菱形または偏菱形の断面を示している。図14Bは、上面110を有する三角形の断面形状を有するアーム24を示す図である。図14Cは、上面110、下面112及び面取り部114を有する概ね台形の断面形状を有するアーム24を示す図である。アーム24は、どの辺も平行でない不等辺四辺形の断面形状を有し得ると考えられる。アームは、直線的な辺及び直線的でない辺の組合せによって特徴付けられる断面を有し得るとも考えられる。例として、図14Dは、概ね円形の断面形状を有するアーム24を示す図である。アームは、半円形、部分的に円形、半卵形、部分的に卵形の形状を有するか、または他の、直線的な辺及び直線的でない辺の組合せからなる形状(各辺は、コネクタ10が下向きに円形ハブ40に押し付けられたときにハブへのより容易な取り付けを可能にするように構成された角度または表面を提供するように調整することができる)を有することができると考えられる。
上記したように、コネクタにはキャップ12が含まれる。キャップ12は、二枚貝形状またはボウル(椀)形状を有し得る。キャップ12の一部分を(図6A及び図6Bに示したような)任意的な底部プレート300に結合させることができ、あるいは、キャップ12及び底部プレート300が単一的または一体的であるように、キャップ12を単一要素として形成することもできる。本発明の一態様では、コネクタ10の様々な構造部材は全て、別々に形成して後から接着、融合、オーバーモールド成形などを含む技術(単独または組合せ)によって結合させることもできる。
ここで図13を参照すると、図1の例示的なコネクタ10の下面図であって、キャップ12の下面16を示す図が示されている。この図では、任意的な変位制限部80が周縁部22に近接して配置されている。図9に見られるように、アーム24は、円形ハブ40に形成された環状凹部46に係脱可能に係合するように配置されるように、周囲領域20内の少なくとも2つの部位において延在している。さらに、アーム24は、円形ハブとの係合が目視できるようにするためのポート50の真下に、ポート50に整合させて配置することもできる。
本発明によれば、コネクタ10は、円形ハブ40に「回転可能に結合」されている。すなわち、コネクタは、経腸栄養器具のベース部に結合された場合に、円形ハブの全周を自由に回転する。コネクタは、キー溝、溝、スロットなどの機構、または同様のものに衝当する位置または場所を通過すればコネクタが意図的ではなく離脱されることになるであろうし、停止部材、ディテントなどの機構、または同様のものに衝当すればハブを中心とする全周回転が阻止または防止され、それによって経腸栄養器具が捻られることになるであろうが、本発明のコネクタは、前者及び/または後者のようになることなく、ハブの全周を自由に回転するように構成されている。経腸栄養器具が捻じれたり回動したりしないように、コネクタは、抵抗がほとんどまたは全く生じないようにしながら、ハブの全周を複数回回転するように構成されていることが望ましい。
本発明には、経腸栄養アセンブリも含まれる。経腸栄養アセンブリは、(i)経腸栄養器具であって、ベース部と、該ベース部を貫通して配置されたルーメンを持つカテーテルとを含み、ベース部が、半径、上面、周側面及び該周側面に画定された環状凹部を有する円形ハブを有するもの及び(ii)経腸栄養器具のベース部に回転可能に結合させるためのコネクタを備えた経腸栄養延長セットから構成されている。コネクタについては、既に概略的に説明したとおりである。
本発明にはさらに、経腸栄養延長セットも含まれる。経腸栄養延長セットは、医療用流体供給チューブと、円形ハブを有する経腸栄養器具と併用するためのコネクタとを含む。コネクタについては、既に概略的に説明したとおりである。
本発明について特定の好適実施形態に関連して説明してきたが、本発明に包含される主題は、そのような特定の実施形態に限定されるものではないことを理解されたい。それとは逆に、本発明の主題は、発明の趣旨及び特許請求の範囲に含まれ得る全ての代替形態、変更形態及び等価形態を含むことを意図している。

Claims (14)

  1. 周側面に画定された環状凹部を有する円形ハブを備えたカテーテル器具のヘッド部に医療用流体供給チューブを結合させるためのコネクタであって、
    上面及び下面を有し、かつ周囲領域を含み、該周囲領域が底平面及び周縁部を有するキャップと、
    前記底平面に対して実質的に平行な少なくとも2つのアームであって前記2つのアームの各々が、2つの端部を有し、前記2つの端部の間のアーム部分において前記環状凹部に係脱可能に係合するように、前記周囲領域内に画定された互いに半径方向に対向する2つの凹状部位間において前記下面を跨ぐように横架されるように構成される、該少なくとも2つのアームと、
    前記周囲領域内の前記凹状部位においてそれぞれ配置され、各々が、前記アームを変位させることが可能となるように前記2つのアームの両者に直接結合され、かつ前記上面からアクセス可能であるアーム変位部材とを含み、
    前記アーム変位部材が、前記2つのアームのみによって互いに結合されており、
    前記2つのアームの各々は、前記2つの端部のみにおいて、前記アーム変位部材を含む前記コネクタの他の部分に結合され、
    当該コネクタが、前記円形ハブの全周を自由に回転することができるように構成されており、
    少なくとも1つのアーム変位部材を、前記周囲領域内の前記互いに半径方向に対向する凹状部位に向けて、対応する凹状部位に嵌入するように半径方向に押すことで、前記周囲領域の前記2つの凹状部位間において少なくとも1つのアームを前記キャップ内で前記周縁部に向けて可逆的に変位させて前記環状凹部から離脱させることによって、当該コネクタを前記円形ハブから取り外すことができるように構成したことを特徴とするコネクタ。
  2. 少なくとも1つのアームが、弾性材料を含むことを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
  3. 当該コネクタを前記ハブ上に置き、かつ前記キャップの前記上面を押して前記環状凹部に前記アームが係合するまで前記キャップの前記下面を前記ハブに向けて変位させることによって、当該コネクタが前記ハブに結合されるように構成したことを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
  4. 前記キャップが、前記アームと前記環状凹部との係合が目視できるようにするためのポートを有し、該ポートが、少なくとも1つのアームの上方に位置することを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
  5. 前記少なくとも1つのアーム変位部材に約2〜14ニュートンの力が加えられたときに、各アームが空間的に変位させられるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
  6. 当該コネクタのピッチング動を制限するための変位制限部をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
  7. 各アームが、前記環状凹部に係脱可能に係合するように構成された上面と、面取り部を有する下面とを有することを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
  8. 当該コネクタを貫通する流体通路を形成する導管をさらに含み、該導管が、前記カテーテル器具に形成された通路に液体を供給するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
  9. 経腸栄養アセンブリであって、
    ベース部、該ベース部を貫通して配置された少なくとも1つの通路、及び前記ベース部上の少なくとも1つの円形ハブを有し、該円形ハブが、半径、上面、周側面及び該周側面に画定された環状凹部を有する経腸栄養器具と、
    請求項1に記載のコネクタを備えた経腸栄養延長セットとを含み、
    前記コネクタが、前記経腸栄養延長セットと前記経腸栄養器具の少なくとも1つの通路との間の流体連通を可能にするように構成されていることを特徴とする経腸栄養アセンブリ。
  10. 半径、上面、周側面及び該周側面に画定された環状凹部を有する経腸栄養器具の円形ハブに結合させるための経腸栄養延長セットのコネクタであって、
    上面及び下面を有し、かつ周囲領域を含み、該周囲領域が底平面及び周縁部を有するキャップと、
    少なくとも2つのアームであって、前記2つのアームの各々が、2つの端部を有し、前記2つの端部の間のアーム部分において前記環状凹部に係脱可能に係合するように、前記周囲領域内に画定された互いに半径方向に対向する凹状部位間において前記下面を跨ぐように横架されるように構成される少なくとも2つのアームと、
    前記周囲領域内の前記凹状部位の各々に配置され、各々が、前記アームを変位させることが可能となるように前記2つのアームの両者に直接結合され、かつ前記上面からアクセス可能であるアーム変位部材とを含み、
    前記アーム変位部材が、前記2つのアームのみによって互いに結合されており、
    前記2つのアームの各々は、前記2つの端部のみにおいて、前記アーム変位部材を含む前記コネクタの他の部分に結合され、
    当該コネクタを貫通する流体通路を形成し、かつ前記経腸栄養器具のルーメンに栄養溶液を供給するように構成された導管をさらに含み、
    当該コネクタが、前記円形ハブの全周を自由に回転するように構成されており、
    少なくとも1つのアーム変位部材を、前記周囲領域内の前記互いに半径方向に対向する凹状部位に向けて、対応する凹状部位に嵌入するように半径方向に押すことで、前記周囲領域の前記2つの凹状部位間において少なくとも1つのアームを前記キャップ内で前記周縁部に向けて可逆的に変位させて前記環状凹部から離脱させることによって、当該コネクタを前記円形ハブから取り外すことができるように構成したことを特徴とするコネクタ。
  11. 少なくとも1つのアームが、弾性的であることを特徴とする請求項10に記載のコネクタ。
  12. 前記キャップが、前記アームと前記円形ハブの前記周側面に画定された前記環状凹部との係合が目視できるようにするためのポートを有し、該ポートが、少なくとも1つのアームの上方に位置することを特徴とする請求項10に記載のコネクタ。
  13. 各アームが、前記環状凹部に係脱可能に係合するように構成された上面と、面取り部を有する下面とを有することを特徴とする請求項10に記載のコネクタ。
  14. 経腸栄養延長セットであって、
    チューブと、
    前記チューブに流体連通しており、周側面に環状凹部を画定する円形ハブを有する経腸栄養器具に回転可能に結合するように構成されているコネクタとを含み、
    前記コネクタが、
    上面及び下面を有し、かつ周囲領域を含み、該周囲領域が周縁部を有するキャップと、
    少なくとも2つのアームであって、前記2つのアームの各々が、2つの端部を有し、前記2つの端部の間のアーム部分において前記円形ハブの前記環状凹部に係脱可能に係合するように、前記周囲領域内に画定された互いに半径方向に対向する凹状部位間において前記下面を跨ぐように横架されるように構成される少なくとも2つのアームと、
    前記周囲領域内の前記凹状部位の各々に配置され、各々が、前記アームを変位させることが可能となるように前記2つのアームの両者に直接結合され、かつ前記上面からアクセス可能であるアーム変位部材とを含み、
    前記アーム変位部材が、前記2つのアームのみによって互いに結合されており、
    前記2つのアームの各々は、前記2つの端部のみにおいて、前記アーム変位部材を含む前記コネクタの他の部分に結合され、
    前記コネクタを貫通する流体通路を形成し、かつ前記経腸栄養器具の通路に栄養溶液を供給するように構成された導管をさらに含み、
    前記コネクタが前記円形ハブの全周を自由に回転するように、前記コネクタが、前記環状凹部に係合する前記アームによって前記円形ハブに結合されており、
    少なくとも1つのアーム変位部材を、前記周囲領域内の前記互いに半径方向に対向する凹状部位に向けて、該凹状部位に嵌入するように半径方向に押すことで、前記アームを前記周囲領域に対して可逆的に変位させて前記環状凹部から離脱させることによって、当該コネクタを前記円形ハブから取り外すことができるように構成したことを特徴とする経腸栄養延長セット。
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