JP6338102B2 - 吊下げ片付きカートン - Google Patents

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Description

本発明は、商品を収納して吊り下げた状態で陳列・販売することができる吊下げ片付きカートンに関するものである。
従来、この種のカートンとして、紙箱の後面板から孔開きの吊下げ片を延設したものが使われていたが、このタイプのカートンでは、流通途中で吊下げ片が破損したり、棚に置いて陳列する場合には吊下げ片が邪魔になっていた。そこで、後面板の一部に切込み線により吊下げ片を区画しておき、使用時にこれを起こすようにしたものが知られているが、このタイプのカートンでは、吊下げ片を起こす際につかみにくいし、起こした吊下げ片の裏面が露出して見栄えがよくない。
そこで、これらの問題点の解決を図ったものとして、本出願人は、すでに特許文献1に記載のカートンを提案している。この文献に記載のカートンは、前面板の上辺に天面板を連設し、その天面板の上辺に差込み板を連設してあり、天面板と差込み板の間の折れ線の略中央部を起立部折れ線として、起立部折れ線から差込み板側に、吊下げ部分と係止部分とからなる吊下げ片を切込み線により区画するとともに、起立部折れ線から天面板側に、折れ線と切込み線により略三角形状の吊下げ補助片を区画してある。
このように、天面板と差込み板に渡って吊下げ片と吊下げ補助片とからなる起立部を形成してあるので、使用時にこの起立部を起立させ、吊下げ片に設けてある吊下げ用孔を利用してフック等に吊り下げて陳列・販売を行うようになっている。すなわち、必要に応じて自立展示と吊下げ展示を選択できるものである。
特開2006−56570号公報
上記した吊下げ片付きカートンは、従来のものと比べると、保管、運搬時に吊下げ片が邪魔になったり破損したりすることがなく、起立部が起こしにくいこともなく、起こした起立部の裏面が見えて見栄えが悪くなることもないという利点がある。ところが、前面板の上辺に連設する差込み板に吊下げ片を区画する構成になっているので、差込み板のサイズが大きくなり、汎用の自動充填機が使用できないという問題があった。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、店頭で自立展示と吊下げ展示が選択できる機能を有しながら、汎用の自動充填機での充填が可能な吊下げ片付きカートンを提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明の吊下げ片付きカートンは、
折れ線を介して後面板、一方の側面板、前面板、他方の側面板および胴部内板が順次連設され、前面板の上辺には天面板が連設され、天面板の先端には差込み片が連設され、胴部内板の上辺には天面外板が連設されており、
胴部内板と天面外板の間の折れ線の略中央部を起立部折れ線として、胴部内板側に区画された略扇形状の吊下げ片と、天面外板側に区画された略三角状の吊下げ補助片とにより起立部が構成されており、
起立部の吊下げ片は、起立部折れ線の一方の端から胴部内板側に延び、途中にツナギのある直線状切れ線と、起立部折れ線の他方の端からその直線状切れ線の先端に向けて延び、直線状切れ線の先端付近に係止部分を残すように打ち抜かれた所定幅の円弧状切欠きとにより、起立部折れ線を半径とする略1/4円周の扇形状に形成されており、
起立部の吊下げ補助片は、起立部折れ線の一方の端から天面外板側に延びる斜め方向の折れ線と、起立部折れ線の他方の端からその斜め方向の折れ線の先端に向けて延びる円弧状切れ線とにより、斜め方向の折れ線を底辺とし起立部折れ線と円弧状切れ線で挟まれたところが起き上がる略三角状に形成されており、
胴部内板は吊下げ片以外のところで後面板の内側に貼着され、天面外板は差込み片を後面板の内側に差し込んで胴部の上部を閉じた天面板の外面に吊下げ補助片以外のところで貼着され、胴部内板の吊下げ片と天面外板の吊下げ補助片とからなる起立部が引き起し可能になっており、吊下げ片と吊下げ補助片を上方に引き上げたときに、吊下げ片の係止部分が円弧状切欠きの端に引っ掛かって止まるようになっていることを特徴とする。
本発明の吊下げ片付きカートンは、後面板の内側に胴部内板を設け、その胴部内板の上辺に天面外板を連設し、その胴部内板と天面外板に渡って吊下げ片と吊下げ補助片とからなる起立部を形成してあるので、使用時にこの起立部を引き起こし、吊下げ片に設けてある吊下げ用孔を利用してフック等に吊り下げて陳列・販売を行えることはもちろん、天面板の上辺に連設する差込み板に吊下げ片を区画する従来のカートンに比べると、天面板に連設する差込み片のサイズを大きくする必要がなく、汎用の自動充填機での充填が可能となる。
本発明に係る吊下げ片付きカートンの一例を後側から見た状態で示す斜視図である。 図1の吊下げ片付きカートンを組み立てるブランクの展開図である。 図1の吊下げ片付きカートンにおける起立部を起こした状態で示す斜視図である。
次に、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明に係る吊下げ片付きカートンCの一例を示す斜視図であり、このカートンは図2にその展開図を示すブランクBを組み立てて形成される。
図2のブランクBは、紙器用の板紙を打ち抜いて形成されたもので、図示のように、縦方向の折り線a,b,c,dを介して後面板11、一方の側面板12、前面板13、他方の側面板14および胴部内板15が順次連設されている。そして、前面板13の上辺には折れ線eを介して天面板16が連設され、天面板16の先端には折れ線fを介して差込み片17が連設されており、胴部内板15の上辺には折れ線gを介して天面外板18が連設されている。
一方の側面板12の上辺には、折れ線hを介して折込みフラップ19が連設され、他方の側面板14の上辺には折れ線iを介して折込みフラップ20が連設されている。また、前面板13の下辺には折れ線jを介して底面内板21が連設され、後面板11の下辺には折れ線kを介して底面板22が連設されており、一方の側面板12の下辺には、折れ線lを介して折込みフラップ23が連設され、他方の側面板14の下辺には折れ線mを介して折込みフラップ24が連設されている。また、後面板11の上辺中央には、半円状の上部切欠き11aが形成されている。
また、図2のブランクBでは、胴部内板15と天面外板18の間の折れ線gの略中央部を起立部折れ線αとして、胴部内板15側に略扇形状の吊下げ片31が区画され、天面外板18側に略三角状の吊下げ補助片32が区画されており、この起立部折れ線αを挟む吊下げ片31と吊下げ補助片32とが起立可能な起立部を構成している。この例では、起立部折れ線αは通常の押罫で形成してあるが、折れ線gにおける起立部折れ線α以外のところは、折曲げやすさを考慮して押罫の途中に切込みのあるリード罫とされている。
そして、起立部の吊下げ片31は、起立部折れ線αの一方の端から胴部内板15側に延び、途中にツナギのある直線状切れ線xと、起立部折れ線αの他方の端からその直線状切れ線xの先端に向けて延び、直線状切れ線xの先端付近に係止部分31aを残すように打ち抜かれた所定幅の円弧状切欠きsとにより、起立部折れ線αを半径とする略1/4円周の扇形状に形成されている。さらに、この吊下げ片31には吊下げ用の孔31bが穿設されている。
また、起立部の吊下げ補助片32は、起立部折れ線αの一方の端から天面外板18側に延びる斜め方向の折れ線nと、起立部折れ線αの他方の端からその斜め方向の折れ線nの先端に向けて延びる円弧状切れ線yとにより、斜め方向の折れ線nを底辺とし起立部折れ線αと円弧状切れ線yで挟まれたところが起き上がる略三角状に形成されている。なお、円弧状切れ線yにもその途中にツナギを残している。
図2のブランクBを組み立てて図1に示す吊下げ片付きカートンCを形成するが、その手順は通常のカートンと同様である。まず、後面板11を胴部内板15の外側に貼り合わせたサック貼り状態で折り畳む。このとき、胴部内板15は吊下げ片31以外のところで後面板11の内側に貼着される。そして、このサック貼り状態のブランクを自動充填機にかけて内容物を収納した状態にする。すなわち、折り畳んだブランクを起こして角筒状の胴部を形成してから、下側の折込みフラップ23,24を内側に折り曲げ、その上から底面内板21、底面板22を折り曲げて糊付けすることで二重の底面部を形成する。次いで、空いている上部から胴部内に内容物を投入した後、上側の折込みフラップ19、20を内側に折り曲げ、その上から天面板16を折り曲げて先端の差込み片17を胴部内板15の裏面側に差し込んでから、天面外板18を折り曲げて天面板16の外面に貼り合わせることにより二重の天面部を形成する。このとき、天面外板18は吊下げ補助片2以外のところで天面板16の外面に貼着される。なお、底部と天面部の形成順序は逆でもよい。
図2のブランクBは、後面板の内側に胴部内板を設け、その胴部内板の上辺に天面外板を連設し、その胴部内板と天面外板に渡って吊下げ片と吊下げ補助片とからなる起立部を形成してあり、従来のカートンのように差込み片のサイズが大きくないので、汎用の自動充填機にて充填を行うことができる。
このように組み立てると、図1に示すように、後面板11の上部切欠き11aのところに吊下げ片31の一部が露出した状態になる。そして、このままの状態で店頭にて自立展示することができるし、必要に応じて吊り下げて展示することもできる。
実際に、図1の吊り下げ片付きカートンCをフック等に吊り下げて展示するには、後面板11の上部切欠き部11aを利用して起立部を起こす。すなわち、後面上部に露出している吊下げ片31と天面にある吊下げ補助片32とを指先で挟むように摘み、吊下げ片31における直線状切れ線xのツナギと吊下げ補助片31における円弧状切れ線yのツナギを破断しながら、吊下げ片31と吊下げ補助片32を上方に引き上げる。このとき、吊下げ片31の係止部分31aが円弧状切欠きsの端に引っ掛かって止まるまで引き上げることにより、吊下げ片31と吊下げ補助片32とで構成される起立部を図3に示すような起立状態とする。そして、このように起立部を起立させると、吊下げ片30には下げ用孔31bがあるので、吊下げフック等に通してカートンを吊り下げることができる。
以上、本発明の実施の形態について、一つの例を挙げて詳細に説明してきたが、本発明による吊下げ片付きカートンは、上記した実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
C 吊下げ片付きカートン
B ブランク
10 ブランク
11 後面板
11a 上部切欠き
12 側面板
13 前面板
14 側面板
15 胴部内板
16 天面板
17 差込み片
18 天面外板
19,20 折込みフラップ
21 底面内板
22 底面板
23,24 折込みフラップ
31 吊下げ片
31a 係止部分
31b 孔
32 吊下げ補助片
a〜n 折れ線
s 円弧状切欠き
x 直線状切れ線
y 円弧状切れ線
α 起立部折れ線

Claims (1)

  1. 折れ線を介して後面板、一方の側面板、前面板、他方の側面板および胴部内板が順次連設され、前面板の上辺には天面板が連設され、天面板の先端には差込み片が連設され、胴部内板の上辺には天面外板が連設されており、
    胴部内板と天面外板の間の折れ線の略中央部を起立部折れ線として、胴部内板側に区画された略扇形状の吊下げ片と、天面外板側に区画された略三角状の吊下げ補助片とにより起立部が構成されており、
    起立部の吊下げ片は、起立部折れ線の一方の端から胴部内板側に延び、途中にツナギのある直線状切れ線と、起立部折れ線の他方の端からその直線状切れ線の先端に向けて延び、直線状切れ線の先端付近に係止部分を残すように打ち抜かれた所定幅の円弧状切欠きとにより、起立部折れ線を半径とする略1/4円周の扇形状に形成されており、
    起立部の吊下げ補助片は、起立部折れ線の一方の端から天面外板側に延びる斜め方向の折れ線と、起立部折れ線の他方の端からその斜め方向の折れ線の先端に向けて延びる円弧状切れ線とにより、斜め方向の折れ線を底辺とし起立部折れ線と円弧状切れ線で挟まれたところが起き上がる略三角状に形成されており、
    胴部内板は吊下げ片以外のところで後面板の内側に貼着され、天面外板は差込み片を後面板の内側に差し込んで胴部の上部を閉じた天面板の外面に吊下げ補助片以外のところで貼着され、胴部内板の吊下げ片と天面外板の吊下げ補助片とからなる起立部が引き起し可能になっており、吊下げ片と吊下げ補助片を上方に引き上げたときに、吊下げ片の係止部分が円弧状切欠きの端に引っ掛かって止まるようになっていることを特徴とする吊下げ片付きカートン。
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