JP6338100B2 - 柱同士の接合構造及び建築物 - Google Patents
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Description
上記の複合構造建物の柱の構造における境界層は、外殻をなす鋼管と、鋼管内に挿入された主筋と、主筋の周囲に巻回された帯筋と、鋼管内に充填されたコンクリートと、鋼管の下部に設けられたスタッドとを備えている。
すなわち、本発明に係る柱同士の接合構造は、コンクリート部及び該コンクリート部内で鉛直方向に延びる柱主筋を有する鉄筋コンクリート造の第一柱と、該第一柱の上方に配置された鉄骨造又は充填鋼管コンクリート造の第二柱とを接合する柱同士の接合構造であって、前記第一柱と前記第二柱とは、応力切替部を介して接合されており、該応力切替部は、前記第二柱の下部と、該第二柱の下部の外周側に配置され、前記柱主筋と連続して前記コンクリート部から前記鉛直方向に突出して延びる主筋部と、該主筋部を全て囲繞するとともに、前記鉛直方向全長にわたって配置され、前記鉛直方向に延びる角筒状に形成された鋼管と、該鋼管内に充填された充填コンクリート部と、を備え、前記鋼管には、該鋼管の周面から突出するように、かつ、前記鉛直方向に間隔をおいて複数配置され、前記鋼管の面外座屈を抑制するリブが形成されていることを特徴とする。
本発明の一実施形態に係る建築物について、図面を用いて説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る建築物100は、水平方向に延びる地下一階の床スラブF0と、この床スラブF0から鉛直方向に延びる鉄筋コンクリート造の第一柱1と、この第一柱1の上方に配置された充填鋼管コンクリート造の第二柱2とを備えている。
さらに、建築物100は、第二柱2の上側に配置された第三柱3と、第二柱2と第三柱3の接合部分から水平方向に延びる地上一階の床スラブF1とを備えている。
図2及び図3に示すように、第一柱1は、水平方向に所定の間隔を有して鉛直方向に延びる複数の主筋10と、これら複数の主筋10を束ねるように鉛直方向に間隔を有して配置された複数の帯筋12と、これら複数の主筋10及び複数の帯筋12を覆うように平面視略矩形状に充填されたコンクリートである第一コンクリート部13とを有している。
第二柱2は、区間Xの上方に位置する鉛直方向の区間Yにわたって配置され、角筒状の鋼管(以下、角鋼管という)21と、角鋼管21内に充填されたコンクリートである第二コンクリート部22とを有している。
なお、第二柱2の鋼管21は角筒状に限られず、円筒状であってもよく、当該形状は適宜選択可能である。
応力切替部5は、区間Xの上側から区間Yの下部にわたる区間Zにわたって配置されている。この応力切替部5は、第二柱2の下部2Aと、この下部2Aの外周側に配置された第一柱1の主筋10の主筋部70と、この主筋部70を全て囲繞する接合鋼管50(鋼管)と、接合鋼管50内に充填された充填コンクリート部80とを備えている。
このようにして、接合鋼管50は、第一柱1の上端から第二柱2の下部にわたって配置されている。
本実施形態では、リブ60は、第二柱2の下端よりも上方の位置まで設けられている。
また、リブ60には、鉛直方向に貫通する貫通孔60A(図3参照)が複数形成されている。この貫通孔60Aは、充填コンクリート部80が接合鋼管50内に充填される際において、通気孔として機能したり、コンクリートの通過孔として機能したりする。
また、第二柱2の外周側の接合鋼管50には面外座屈を抑制するリブ60が設けられているため、第二柱2に作用する軸力に抗することができる。よって、接合鋼管50の面外座屈を抑制することができる。
また、第二柱102は、区間Y1にわたって配置されている。
応力切替部105は、区間X1の上側から区間Y1の下部にわたる区間Z1にわたって配置されている。
なお、第一柱の第一コンクリート部の上端が床スラブF0の厚さ方向途中に達するように第一柱が配置され、これに連続して応力切替部が配置されていてもよい。つまり、応力切替部の下端が、床スラブF0の厚さ方向途中に達していてもよい。
2…第二柱
2A…第二柱の下部
5…応力切替部
11…柱主筋
13…第一コンクリート部(コンクリート部)
50…接合鋼管(鋼管)
60…リブ
70…主筋部
80…充填コンクリート部
100…建築物
Claims (4)
- コンクリート部及び該コンクリート部内を鉛直方向に延びる柱主筋を有する鉄筋コンクリート造の第一柱と、該第一柱の上方に配置された鉄骨造又は充填鋼管コンクリート造の第二柱とを接合する柱同士の接合構造であって、
前記第一柱と前記第二柱とは、応力切替部を介して接合されており、
該応力切替部は、
前記第二柱の下部と、
該第二柱の下部の外周側に配置され、前記柱主筋と連続して前記コンクリート部から前記鉛直方向に突出して延びる主筋部と、
該主筋部を全て囲繞するとともに、前記鉛直方向全長にわたって配置され、前記鉛直方向に延びる角筒状に形成された鋼管と、
該鋼管内に充填された充填コンクリート部と、を備え、
前記鋼管には、該鋼管の周面から突出するように、かつ、前記鉛直方向に間隔をおいて複数配置され、前記鋼管の面外座屈を抑制するリブが形成されていることを特徴とする柱同士の接合構造。 - 前記リブは、前記鋼管の周方向の全周にわたって形成されていることを特徴とする請求項1に記載の柱同士の接合構造。
- 前記充填コンクリート部のコンクリートは、繊維補強コンクリートであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の柱同士の接合構造。
- 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の柱同士の接合構造を備えることを特徴とする建築物。
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