JP6336232B1 - 回転数検出器 - Google Patents

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Abstract

回転数検出器(200)は、シャフト(4)に設けられた円板形状の磁石(5)と、磁性ワイヤ及びピックアップコイルで構成される3つ以上の発電部(71,72,73)とを備え、3つ以上の発電部(71,72,73)のそれぞれは、磁石(5)の端面側に配置される仮想的な多角形(10)を構成する複数の辺のそれぞれに配置されることを特徴とする。これにより回転数検出器(200)は、発電量のアンバランスを抑制すると共に小型化を図ることができるという効果を奏する。

Description

本発明は、回転体の回転数を検出する回転数検出器に関する。
特許文献1には、回転シャフトの回転方向に配列された4つの磁石と、それぞれが4つの磁石と対向して配置され磁性ワイヤを用いた3つの発電部とを備え、回転体の回転数を検出するエンコーダが開示されている。
国際公開第2016/056122号
特許文献1に開示されるエンコーダでは、4つの磁石を互いに磁界が干渉しないように配置する必要があるためエンコーダ全体が大きくなるという課題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、小型化を図ることができる回転数検出器を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の回転数検出器は、シャフトに設けられた円板形状の磁石と、磁性ワイヤ及びピックアップコイルで構成される3つ以上の発電部とを備え、それぞれの発電部は、磁石の端面側に配置される仮想的な多角形を構成する複数の辺のそれぞれに配置され、多角形は、二等辺三角形であり、3つ以上の発電部を磁石側から平面視した二等辺三角形の複数の頂点が、磁石の直径と等しい直径の仮想円に内接し、二等辺三角形の3つの辺の内、磁石の中心の最も近くの辺に配置された発電部から磁石までの距離は、残りの辺に配置された発電部から磁石までの距離よりも短いことを特徴とする。
本発明に係る回転数検出器は、小型化を図ることができるという効果を奏する。
実施の形態1に係る回転数検出器を備えたモータの断面図 実施の形態1に係る回転数検出器の斜視図 図2に示す発電部群を磁石に向かって平面視した図 図3に示す3つの発電部のそれぞれで発生する発電量と磁性ワイヤ長との関係を示す図 実施の形態2に係る回転数検出器の構成図 実施の形態2に係る回転数検出器において発電部群以外の部品を基板に実装した状態を示す図 実施の形態2に係る回転数検出器において磁石の回転方向によるヒステリシス特性を説明するための図 実施の形態3に係る回転数検出器の構成図 実施の形態3に係る回転数検出器において発電部群以外の部品を基板に実装した状態を示す図 実施の形態4に係る回転数検出器の構成図 実施の形態4に係る回転数検出器において発電部群以外の部品を基板に実装した状態を示す図 実施の形態5に係る回転数検出器の斜視図 実施の形態5に係る回転数検出器の側面図 実施の形態6に係る回転数検出器の斜視図 実施の形態7に係る回転数検出器の構成図 実施の形態7に係る回転数検出器の変形例を示す図 図16に示すフェライトビーズの拡大図
以下に、本発明の実施の形態に係る回転数検出器を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は実施の形態1に係る回転数検出器を備えたモータの断面図である。図2は実施の形態1に係る回転数検出器の斜視図である。図1に示すモータ100は、筒状のフレーム1と、フレーム1の内側に固定される固定子2と、固定子2の内側に配置される回転子3と、回転子3の中心に設けられるシャフト4とを備える。シャフト4は不図示の軸受により、フレーム1に回転可能に支持される。
またモータ100は、中心軸AXの軸線方向D1におけるシャフト4の端部4aに設けられる円板形状の磁石5と、軸線方向D1における磁石5の端面5aに対向して配置されると共にフレーム1の内側に固定される基板6と、軸線方向D1における基板6の磁石5側とは反対側の端面6aに固定される発電部群7と、基板6の端面6aに固定されるコネクタ8と、基板6の端面6aに固定される回転数検出回路9とを備える。円板形状とは、円盤形状のほか、磁石5の径方向D2における中央部に貫通孔が形成されたリング形状も含む。
磁石5は、シャフト4に接着、ねじ止め又は圧入により固定され、シャフト4と共に回転する。少なくともシャフト4、磁石5及び発電部群7により回転数検出器200が構成される。
図2に示すように発電部群7は、3つの発電部71,72,73を備える。図2では図1に示される基板6の図示が省略されている。発電部71は磁性ワイヤ71aと、磁性ワイヤ71aに巻かれたピックアップコイル71bとで構成される。発電部72は磁性ワイヤ72aと、磁性ワイヤ72aに巻かれたピックアップコイル72bとで構成される。発電部73は磁性ワイヤ73aと、磁性ワイヤ73aに巻かれたピックアップコイル73bとで構成される。
3つの発電部71,72,73のそれぞれは、磁石5の回転に伴い大バルクハウゼン効果により電圧パルスを発生する。3つの発電部71,72,73のそれぞれは、発生する電圧パルスの大きさ、すなわち発電量が互いに等しくなるように、磁性ワイヤ71a,72a,73aの線径及び長さが設定され、ピックアップコイル71b,72b,73bの巻数が設定されているものとする。
磁石5の着磁方向は、中心軸AXの軸線方向D1と直交する方向でもよいし、中心軸AXの軸線方向D1と平行な方向でもよいが、実施の形態1に係る磁石5には、S極とN極がそれぞれ1極ずつ軸線方向D1、すなわち磁石5の厚み方向に着磁されているものとする。磁石5の軸線方向D1における一方の端面5aには、磁石5の回転方向にS極とN極が配列される。磁石5の軸線方向D1における端面5aとは反対側の端面5bには、磁石5の回転方向に端面5aの極性とは異なる極性が配列される。
発電部71,72,73のそれぞれで発生した電圧パルスは、ピックアップコイル71b,72b,73bに接続された不図示の信号線を介して、回転数検出回路9に入力される。回転数検出回路9では電圧パルスにより回転子3の回転数が検出され、回転子3の回転数情報が不図示のメモリに記録される。回転数情報は、コネクタ8とコネクタ8に接続された信号線とを介して、不図示の上位機器に伝送される。上位機器では回転数情報を用いてモータ100を駆動させる電圧指令が生成される。
図3は図2に示す発電部群を磁石に向かって平面視した図である。図3には、図2に示す磁石5の直径と等しい直径の仮想円5Aが示される。図3に示すように3つの発電部71,72,73のそれぞれは、仮想的な多角形10の複数の辺のそれぞれに配置される。図2及び図3では仮想的な多角形10が正三角形30とされる。
正三角形30は、3つの頂点31と、隣接する2つの頂点31同士を結ぶ3つの辺32とで構成される。3つの辺32の長さは互いに等しく、3つの内角33の角度θ1の大きさは互いに等しい。1つの内角33の角度θ1は60°である。
図2に示す磁石5に向かって発電部群7を平面視したときに、正三角形30の3つの頂点31は仮想円5Aに内接する。正三角形30の3辺の垂直二等分線は、中心部CP1で交わり、中心部CP1から各頂点31までの距離は等しい。正三角形30の中心部CP2の位置は、仮想円5Aの中心部CP1の位置と一致する。中心部CP2及び中心部CP1の位置は、図1に示すシャフト4の中心軸AXの位置と一致する。
発電部71,72,73のそれぞれの磁性ワイヤ71a,72a,73aの長さは、辺32の長さよりも短いが、仮想円5Aに接するように極力長くすることが望ましい。すなわち発電部71,72,73は、磁性ワイヤ71a,72a,73aの端部が正三角形30の頂点31の近くに配置されるように構成することが望ましい。
図4は図3に示す3つの発電部のそれぞれで発生する発電量と磁性ワイヤ長との関係を示す図である。図4の縦軸は発電量を示す。図3に示す仮想円5Aの半径が図2に示す磁石5の半径に等しい場合、図4の横軸には、磁石5の半径を1としたときの半径に対する磁性ワイヤ長の比率で示される。具体的には、図4の横軸の「1」は磁石5の半径と磁性ワイヤ長とが等しいことを示す。図4に示すように、磁性ワイヤ長が半径Rを√3倍した値と等しいとき、3つの発電部71,72,73のそれぞれの発電量が最大となる。
なお磁性ワイヤ71a,72a,73aの端部が仮想円5Aの外側まで伸びて、磁性ワイヤ長が半径Rを√3倍した値よりも長くなると、仮想円5Aの外側に位置する磁性ワイヤ71a,72a,73aは発電に寄与しないと共に、磁性ワイヤの抵抗分により発電量が減少する。
仮想円5Aに内接する3つの頂点31のそれぞれの位置に磁性ワイヤ71a,72a,73aの端部が配置されることにより、発電部71,72,73のそれぞれで発生する発電量が最も多くなり、回転数の検出精度の向上を図ることができる。
なお図1では発電部群7、コネクタ8及び回転数検出回路9が基板6の磁石5側とは反対側の端面6aに設けられているが、発電部群7、コネクタ8及び回転数検出回路9は、基板6の磁石側の端面6bに設けられてもよい。また発電部群7、コネクタ8及び回転数検出回路9の何れかが端面6aに設けられ、残りが端面6bに設けられていてもよい。図1に示すように基板6の端面6a又は端面6bの何れか一方に発電部群7、コネクタ8及び回転数検出回路9の全てを設けることにより、発電部群7、コネクタ8及び回転数検出回路9の一部が端面6aに設けられ、残りが端面6bに設けられている場合に比べて、発電部群7、コネクタ8、回転数検出回路9及び基板6の全体の軸線方向D1における幅を狭くすることができ、モータ100を小型化することができる。
実施の形態2.
図5は実施の形態2に係る回転数検出器の構成図である。図3に示す回転数検出器200と図5に示す回転数検出器200Aとの相違点は、回転数検出器200Aでは仮想的な多角形10が二等辺三角形30Aとされていることである。図5に示す発電部群7Aでは、磁性ワイヤ71a,72aの長さが等しく、磁性ワイヤ71a,72aの長さが磁性ワイヤ73aの長さよりも長い。
二等辺三角形30Aは、3つの頂点31と、長さが等しい2つの辺である等辺32aと、等辺32aよりも短い辺である1つの底辺32bとで構成される。2つの等辺32aが成す頂角33bの角度θ11は、底辺32bと等辺32aとが成す底角33aの角度θ12よりも狭い。
二等辺三角形30Aの3辺の垂直二等分線は、中心部CP3で交わり、中心部CP3から各頂点31までの距離は等しい。二等辺三角形30Aの中心部CP3の位置は、仮想円5Aの中心部CP1の位置と一致する。中心部CP3及び中心部CP1の位置は、図1に示すシャフト4の中心軸AXの位置と一致する。
磁性ワイヤ71a,72aの長さは、等辺32aの長さよりも短いが、仮想円5Aに接するように極力長くすることが望ましい。また磁性ワイヤ73aの長さは、底辺32bの長さよりも短いが、仮想円5Aに接するように極力長くすることが望ましい。すなわち発電部71,72,73は、磁性ワイヤ71a,72a,73aの端部が二等辺三角形30Aの頂点31の近くに配置されるように構成することが望ましい。
図5に示す発電部群7Aでは、磁性ワイヤ71a,72aの長さが等しく、磁性ワイヤ71a,72aの長さが磁性ワイヤ73aの長さよりも長いが、発電部群7Aは、磁性ワイヤ71a,72aの長さが磁性ワイヤ73aの長さよりも短くなるように構成してもよい。
実施の形態2に係る回転数検出器200Aによれば、実施の形態1と同様の効果に加えて以下の効果を奏する。図6は実施の形態2に係る回転数検出器において発電部群以外の部品を基板に実装した状態を示す図である。図6に示される基板6は、説明の便宜上、図5に示す仮想円5Aと同様の大きさ及び形状である。
発電部群7Aを基板6上に実装する場合、発電部群7Aは、基板6上に実装されるコネクタ8及び回転数検出回路9といった部品と干渉を避ける必要がある。実施の形態2のように仮想的な多角形10である二等辺三角形30Aの3辺に発電部71,72,73を配置することにより、実施の形態1に比べて二等辺三角形30Aの外側と基板6の外周部との間の領域を広げることができ、コネクタ8の実装スペースを確保することができる。
但し発電部71,72のそれぞれの発電量が等しく、かつ発電部71,72のそれぞれの発電量が発電部73の発電量よりも大きい場合、図1に示す回転数検出回路9において電圧パルスをチャージするコンデンサの容量を変えることで3つの発電部71,72,73からの電圧パルスにアンバランスが発生しないようにすることが望ましい。具体的には、発電部71,72,73のそれぞれで発生する電圧パルスをチャージするコンデンサの容量がC11,C12,C13である場合、C11=C12>C13となるようにコンデンサ容量を設定すれば、同じチャージ電圧が得られる。
図7は実施の形態2に係る回転数検出器において磁石の回転方向によるヒステリシス特性を説明するための図である。図7には一例として発電部71のみが示される。図7の上側には磁石5が右回り方向DRに回転したとき、発電部71のピックアップコイル71bで電圧パルスが発生する回転角度θ4が示される。回転角度θ4は、磁石5が右回り方向DRに回転したときに正側の電圧パルス電圧(+V)が発生してから一定値以上の電圧パルスが検出されるまでの角度である。図7の下側には磁石5が左回り方向DLに回転したとき、発電部71のピックアップコイル71bで電圧パルスが発生する回転角度θ5が示される。回転角度θ5は、磁石5が左回り方向DLに回転したときに負側の電圧パルス電圧(−V)が発生してから一定値以上の電圧パルスが検出されるまでの角度である。
回転数検出器200Aは、磁石5が右回り方向DRに回転したときに一定値以上の電圧パルスが検出される位置と、磁石5が左回り方向DLに回転したときに一定値以上の電圧パルスが検出される位置とが異なるヒステリシス特性を有している。回転角度θ4と回転角度θ5との差分に相当するヒステリシス角度をφとしたとき、図6に示す頂角33bの角度θ11はヒステリシス角度φよりも大きくすることが望ましい。
頂角33bの角度θ11をヒステリシス角度φよりも小さくした場合、一定値以上の電圧パルスが図6に示す発電部71,72のそれぞれで同じタイミングで発生するため、回転検出精度が低下する可能性がある。二等辺三角形30Aの頂角33bの角度θ11を、磁石5の回転方向の違いによって磁性ワイヤで発生する回転角度のヒステリシス角度φよりも大きくすることにより、二等辺三角形30Aの頂角33bが狭くなることによる発電量のアンバランスを小さくすることができ、回転検出精度の低下を抑制できる。
実施の形態3.
図8は実施の形態3に係る回転数検出器の構成図である。図3に示す回転数検出器200と図8に示す回転数検出器200Bとの相違点は、回転数検出器200Bでは、仮想的な多角形10である正三角形30の3つの頂点31の内、2つの頂点31のみが仮想円5Aに内接していることである。すなわち正三角形30の中心部CP2の位置は、仮想円5Aの中心部CP1の位置からずれている。
基板6の大きさが制約されるために正三角形30の3つの頂点31が仮想円5Aに内接するように発電部71,72,73を配置できない場合、正三角形30の3辺の垂直二等分線が伸びる方向に正三角形30を移動させることにより、発電部71,72,73のそれぞれの出力を等しくすることができる。
但し実施の形態1に比べて回転数検出器200Bでは、発電部71,72の発電量が発電部73の発電量と異なり、図8の配置例では発電部71,72の発電量が等しく、かつ発電部73の発電量よりも低くなる。そのため実施の形態2と同様に、回転数検出回路9において電圧パルスをチャージするコンデンサの容量を変えることで3つの発電部71,72,73からの電圧パルスにアンバランスが発生しないようにすることが望ましい。
実施の形態3に係る回転数検出器200Bによれば、実施の形態1と同様の効果に加えて以下の効果を奏する。図9は実施の形態3に係る回転数検出器において発電部群以外の部品を基板に実装した状態を示す図である。実施の形態3のように発電部71,72,73を配置することにより、実施の形態1に比べて正三角形30の外側と基板6の外周部との間の領域を広げることができるため、コネクタ8の実装スペースを確保することができる。
なお実施の形態3では、正三角形30の3つの頂点31の内、2つの頂点31のみが仮想円5Aに内接している例を説明したが、正三角形30の3つの頂点31の内、1つの頂点31のみが仮想円5Aに内接するように発電部71,72,73を実装した場合でも、同様の効果が得られる。
実施の形態4.
図10は実施の形態4に係る回転数検出器の構成図である。図5に示す回転数検出器200Aと図10に示す回転数検出器200Cとの相違点は、回転数検出器200Cでは、仮想的な多角形10である二等辺三角形30Aの3つの頂点31の内、1つの頂点31のみが仮想円5Aに内接していることである。すなわち二等辺三角形30Aの中心部CP3の位置は、仮想円5Aの中心部CP1の位置からずれている。図10では二等辺三角形30Aの2つの等辺32aが交わる頂点31が仮想円5Aに内接している。
基板6の大きさが制約されるため二等辺三角形30Aの3つの頂点31が仮想円5Aに内接するように発電部71,72,73を配置できない場合でも、二等辺三角形30Aの底辺32bの垂直二等分線が伸びる方向に二等辺三角形30Aを移動させることにより、発電部71,72,73を配置できる。
なお実施の形態4に係る回転数検出器200Cでは、実施の形態2と同様に、電圧パルスをチャージするコンデンサの容量を変えることで3つの発電部71,72,73からの電圧パルスにアンバランスが発生しないようにすることが望ましい。
実施の形態4に係る回転数検出器200Cによれば、実施の形態2と同様の効果に加えて以下の効果を奏する。図11は実施の形態4に係る回転数検出器において発電部群以外の部品を基板に実装した状態を示す図である。実施の形態4のように発電部71,72,73を配置することにより、実施の形態2に比べて二等辺三角形30Aの外側と基板6の外周部との間の領域を広げることができるため、コネクタ8の実装スペースを確保することができる。
実施の形態5.
図12は実施の形態5に係る回転数検出器の斜視図である。図13は実施の形態5に係る回転数検出器の側面図である。実施の形態1に係る回転数検出器200と実施の形態5に係る回転数検出器200Dとの相違点は、次の通りである。すなわち、回転数検出器200Dでは、仮想的な多角形10である正三角形30の3つの頂点31の内、1つの頂点31のみが仮想円5Aに内接するように発電部71,72,73が実装され、ピックアップコイル72bから磁石5までの距離L1が、ピックアップコイル71b,73bから磁石5までの距離L2よりも短いことである。
ピックアップコイル71b,72b,73bから磁石5までの距離を変化させると発電量が変化する。図12に示すように正三角形30の中心部CP2の位置が磁石5の中心部CP1の位置からずれている場合、発電部71,73の発電量は、互いに等しく、かつ発電部72の発電量よりも多くなり、3つの発電量のアンバランスが発生する。
二等辺三角形の3つの辺の内、磁石5の中心部CP1の最も近くの辺に配置された発電部72のピックアップコイル72bから磁石5までの距離L1を、残りの辺に配置された発電部71,73のピックアップコイル71b,73bから磁石5までの距離L2よりも短くすることにより、発電部72の発電量を増加させて3つの発電部の発電量を等しくすることができる。これにより電圧パルスをチャージするコンデンサの容量によるバランス調整が不要になる。
実施の形態5では、ピックアップコイル72bから磁石5までの距離L1が、ピックアップコイル71b,73bから磁石5までの距離L2よりも短いが、磁石5の位置によっては磁界の強さが異なるため、磁界の強さに応じてピックアップコイル71b,72b,73bのそれぞれから磁石5までの距離を変えることにより3つの発電量のバランスを取ってもよい。
実施の形態6.
図14は実施の形態6に係る回転数検出器の斜視図である。実施の形態6に係る回転数検出器200Eでは、3つの磁性ワイヤ71a,72a,73aの代わりに、1本の磁性ワイヤ74が用いられている。磁性ワイヤ74は、1本の直線状の磁性ワイヤの2箇所が折り曲げられて正三角形状に形成されたものである。正三角形状に形成された磁性ワイヤ74には、正三角形の3つの辺にピックアップコイル71b,72b,73bが配置される。これにより3つの発電部71,72,73が形成される。なお1本の直線状の磁性ワイヤに3つのピックアップコイル71b,72b,73bを通した後、磁性ワイヤを2か所折り曲げることにより、3つの発電部71,72,73が得られる。
長尺の磁性ワイヤから3本の磁性ワイヤ71a,72a,73aを切り出す際、切断時に磁性ワイヤに生じる応力のバラツキによって、3本の磁性ワイヤ71a,72a,73aの磁気特性に差異が生じ、3つの発電部71,72,73のそれぞれの発電量にアンバランスが生じる。
このように実施の形態6では、磁性ワイヤは1つのワイヤを折り曲げて形成された多角形を成し、当該多角形の磁性ワイヤの複数の辺のそれぞれにピックアップコイル71b,72b,73bが設けられている。1本の磁性ワイヤを折り曲げることで3つの発電部71,72,73を構成できるため、切断による応力のバラツキがなくなり、3つの発電部71,72,73のそれぞれの発電量のアンバランスを解消できる。
実施の形態7.
図15は実施の形態7に係る回転数検出器の構成図である。実施の形態7に係る回転数検出器200Fでは、磁性ワイヤ71a,72a,73aのそれぞれの両端に軟磁性体であるフェライトビーズ50が設けられる。フェライトビーズ50は、仮想的な多角形10である正三角形30を構成する3つの頂点31の近くに配置される。フェライトビーズ50の透磁率は、磁性ワイヤ71a,72a,73aの透磁率よりも高いことが望ましい。フェライトビーズ50を設けることにより、磁石5の回転時にフェライトビーズ50に磁束が鎖交してフェライトビーズ50自体が磁化するため、発電部71,72,73のそれぞれで発生する発電量が高まり、回転数の検出精度が向上する。
図16は実施の形態7に係る回転数検出器の変形例を示す図である。図17は図16に示すフェライトビーズの拡大図である。図15に示される回転数検出器200Fでは、磁性ワイヤ71a,72a,73aのそれぞれの両端に設けられるフェライトビーズ50が用いられるが、図16に示される回転数検出器200Gでは、隣接する2つの磁性ワイヤに接続されるフェライトビーズ51が用いられる。図17に示すようにフェライトビーズ51には磁性ワイヤ71a,73aが接続される。磁性ワイヤ71a,73aは互いに非接触となるようにフェライトビーズ51に固定される。フェライトビーズ51を用いることにより、図15に示すフェライトビーズ50と同様の効果を得ることができると共に、フェライトビーズ50を用いた場合に比べて、フェライトビーズ51の使用数を減らすことができるため、回転数検出器の製造時間を短縮することができる。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 フレーム、2 固定子、3 回転子、4 シャフト、4a 端部、5 磁石、5A 仮想円、5a,5b,6a,6b 端面、6 基板、7,7A 発電部群、8 コネクタ、9 回転数検出回路、10 仮想的な多角形、30 正三角形、30A 二等辺三角形、50,51 フェライトビーズ、71,72,73 発電部、71a,72a,73a,74 磁性ワイヤ、71b,72b,73b ピックアップコイル、100 モータ、200,200A,200B,200C,200D,200E,200F,200G 回転数検出器。

Claims (6)

  1. シャフトに設けられた円板形状の磁石と、
    磁性ワイヤ及びピックアップコイルで構成される3つ以上の発電部と
    を備え、
    それぞれの前記発電部は、前記磁石の端面側に構成された仮想的な多角形の複数の辺のそれぞれに配置され
    前記多角形は、二等辺三角形であり、
    3つ以上の前記発電部を前記磁石側から平面視した前記二等辺三角形の複数の頂点が、前記磁石の直径と等しい直径の仮想円に内接し、
    前記二等辺三角形の3つの辺の内、前記磁石の中心の最も近くの辺に配置された前記発電部から前記磁石までの距離は、残りの辺に配置された前記発電部から前記磁石までの距離よりも短いことを特徴とする回転数検出器。
  2. シャフトに設けられた円板形状の磁石と、
    磁性ワイヤ及びピックアップコイルで構成される3つ以上の発電部と
    を備え、
    それぞれの前記発電部は、前記磁石の端面側に構成された仮想的な多角形の複数の辺のそれぞれに配置され、
    前記多角形は、二等辺三角形であり、
    3つ以上の前記発電部を前記磁石側から平面視した前記二等辺三角形の複数の頂点が、前記磁石の直径と等しい直径の仮想円に内接し、
    前記二等辺三角形の頂角の角度は、前記磁石の回転方向の違いによって前記磁性ワイヤで発生する回転角度のヒステリシス角度よりも大きいことを特徴とする回転数検出器。
  3. シャフトに設けられた円板形状の磁石と、
    磁性ワイヤ及びピックアップコイルで構成される3つ以上の発電部と
    を備え、
    それぞれの前記発電部は、前記磁石の端面側に構成された仮想的な多角形の複数の辺のそれぞれに配置され、
    前記磁性ワイヤの端部には軟磁性体が設けられることを特徴とする回転数検出器。
  4. 前記磁性ワイヤは、1つのワイヤを折り曲げて形成された多角形を成し、
    当該多角形の磁性ワイヤの複数の辺のそれぞれに前記ピックアップコイルが設けられていることを特徴とする請求項1からの何れか一項に記載の回転数検出器。
  5. 前記磁性ワイヤの端部には軟磁性体が設けられることを特徴とする請求項1、2又は4に記載の回転数検出器。
  6. 前記磁石には、S極とN極がそれぞれ1極ずつ前記磁石の厚み方向に着磁されていることを特徴とする請求項1からの何れか一項に記載の回転数検出器。
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