JP6335478B2 - レンズ装置及びそれを有する撮影装置 - Google Patents

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Description

本発明は、レンズ装置に関し、特にテレビジョン撮影に用いられるレンズ装置とレンズ装置に接続された撮像装置を備えた撮影装置に関するものである。
テレビ撮影に用いられる撮影システムは、テレビカメラとテレビレンズから構成されている。テレビレンズはレンズ本体とドライブユニットに大別され、レンズ本体には撮影光学系とそれを操作するためのマニュアルリングがある。ドライブユニットには、マニュアルリングを電動駆動するためのモータや制御基板、CPUが内部に構成され、外装面には電動制御を指示するスイッチや操作部材が備えられている。又、ドライブユニットには電動制御用の制御機能の選択設定手段が付加されている。制御機能の選択手段には、例えば任意のズーム位置を一度記憶しておくと、スイッチを押すことで記憶した位置までモータ駆動するプリセット機能がある。又、ドライブユニット上の複数あるスイッチの中で、ユーザが任意のスイッチにプリセット機能等の割当てができる機能等がある。
これらレンズ制御に関する機能(以下、レンズ制御機能)は、電動制御の使用頻度が高まるにつれて増加しており、様々な機能の設定が可能となっている。レンズ制御機能を接続されるレンズ本体の種類や撮影用途、またユーザの好みによって使い分けることで、ユーザの操作性向上を実現している。
従来、テレビレンズでは、複数種のレンズ制御機能のデータ(以下、設定データ)の設定が可能であり、ユーザ毎に設定可能とすることで、各ユーザが好みの設定で撮影することを可能としていた。また、他のテレビレンズと接続し、ユーザ毎に保持している設定データをテレビレンズ間でコピー可能とすることで、他のテレビレンズを瞬時に所望の設定にすることを可能としていた。
例えば、特許文献1では外部機器から無線接続した複数のレンズに対し一括、または個別に設定を行う技術が開示されている。また、特許文献2では複数種の設定データを、書き換え不可の初期データと、初期データを基に書き換え可能な複数のユーザデータとに分類して持つ技術が開示されている。
特開2008−310095号公報 特開2004−297547号公報
しかしながら、上述の特許文献に開示された従来技術では、異なる機種間で設定データのコピー(以下、レンズ間コピー)を行った場合に、機種特有の機能に影響を及ぼす可能性がある。これを回避するためには、ユーザが機能毎に制限をかけるか、レンズ間コピー実行後に機種に適した設定にする必要があり、ユーザの作業が煩雑になってしまう。
テレビレンズの機種には、広角タイプや望遠タイプ、防振機能を有するもの等があり、ユーザは撮影環境や撮影用途によって使い分けている。このため、同じレンズ制御機能であっても、設定範囲や機能の有効/無効が機種に依存する場合がある。また、同じ機種間においても撮影環境や撮影用途が異なる場合がある。よって、レンズの機種や、レンズ間コピー実行後にどのような撮影環境で使用されるかにより、レンズ制御機能毎に適切な設定を行う必要がある。
そこで、本発明の目的は、例えば、設定データをコピーすることによりレンズ装置の設定を行うのに有利なレンズ装置提供することである。
上記目的を達成するために、本発明のレンズ装置は、複数の機能に関してそれぞれ設定された複数の設定データを記憶する記憶と、前記複数の設定データうちの少なくとも一部の設定データを他のレンズ装置にコピーするために前記少なくとも一部の設定データの前記他のレンズ装置への送信を行う通信と、前記信を制御する制御と、を有し、前記制御は、前記複数の機能のそれぞれに関して前記他のレンズ装置が共通の機能を有するか判定を行い前記判定により、前記複数の機能のうち前記他のレンズ装置が共通に有するとされた機能に関して前記複数の設定データうちの設定データの送信を行う
本発明によれば、例えば、設定データをコピーすることによりレンズ装置の設定を行うのに有利なレンズ装置提供することができる。
実施例1、3の構成を表すブロック図である。 実施例1〜4で用いるレンズ仕様情報の一覧表である。 実施例1のレンズ間コピー時のフローチャートである。 実施例1におけるレンズ間コピー前後の設定値一覧表である。 実施例2の構成を表すブロック図である。 実施例2で用いる撮影用途一覧表である。 実施例2のレンズ間コピー時のフローチャートである。 実施例2におけるレンズ間コピー前後の設定値の一覧表である。 実施例3のレンズ間コピー時のフローチャートである。 実施例3におけるレンズ間コピー前後の設定値の一覧表である。 実施例4の構成を表すブロック図である。 実施例4のレンズ間コピー時のフローチャートである。
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態に係る光学機器の構成ブロック図である。
以下、図1〜4を参照して、本発明の第1の実施例による、光学機器について説明する。
図1は、本実施例におけるレンズ装置の機能ブロック図である。図1において100、200はレンズ装置である。本実施例では、レンズ装置100からレンズ装置200に対して設定データのコピー(以下、レンズ間コピー)を行うものとする。以下、レンズ間コピー時のコピー元レンズをコピー元、同コピー先レンズをコピー先と記載する。
レンズ装置100は、主として、フォーカスレンズ101、ズームレンズ102、アイリス103、演算部(制御手段)110、記憶部(記憶手段)111、通信部(通信手段)112、送信判定部113から構成される。
フォーカスレンズ101は物体距離を変化させるレンズ、ズームレンズ102は焦点距離を変化させるレンズ、アイリス103は光量を調整する絞り部である。
フォーカスレンズ101には、フォーカスレンズ101を駆動するフォーカス駆動部104、フォーカスレンズ101の位置を検出するフォーカス位置検出部105が接続されている。ズームレンズ102には、ズームレンズ102を駆動するズーム駆動部106、ズームレンズ102の位置を検出するズーム位置検出部107が接続されている。又、アイリス103には、アイリス103を駆動するアイリス駆動部108、アイリス103の位置を検出するアイリス位置検出部109が接続されている。
本実施例では、位置検出部105、107、109にエンコーダを用いるが、これに限らずポテンショメータを用いても良い。フォーカス位置検出部105は、フォーカスレンズ101の駆動に伴い、位置信号を演算部110に出力する。同様に、ズーム位置検出部107はズームレンズ102の駆動に、アイリス位置検出部109はアイリス103の駆動に伴い、位置信号を演算部110に出力する。
演算部110は、フォーカスレンズ101を駆動するために、フォーカス駆動部104に駆動信号を出力する。同様に、ズームレンズ102を駆動するためにズーム駆動部106に、アイリス103を駆動するためにアイリス駆動部108に、駆動信号を出力する。また、通信データを通信部112に出力し、通信部112からの通信データを入力する。さらに、レンズ仕様情報の要求を通信部112に出力し、レンズ間コピー実行要求を送信判定部113に出力する。
記憶部111はメモリであり、記憶するデータの詳細は、図4にて説明する。
通信部112は、レンズ装置200と通信を行う。
送信判定部(制御手段)113は、演算部110からレンズ間コピー実行要求が入力された場合、記憶部111のデータを、通信部112からレンズ装置200に送信して良いか否かを判定する。判定には、図2を参照して後述するレンズ仕様情報を用いる。
また、不図示のスイッチを備えており、スイッチ入力によりレンズ間コピーを行えるものとする。
レンズ装置200は、レンズ装置100と同様の構成である。
図2は、レンズ仕様情報(仕様情報)の一例であり、4タイプ分の仕様情報を表にしたものである。図示するように、レンズ仕様情報にはズーム比、像振れ補正機能の有無やエクステンダーの有無及び倍率、画角補正機能の有無に関する情報、フォーカスレンズの駆動の仕様(Servo/Manualの種別)、ズームレンズとズーム駆動手段との電磁クラッチ接続の有無等のレンズタイプ情報等のハードウェアの仕様に関する装置に固有の情報(レンズ固有情報)を含む。及び、制御ソフトウェアの種類やバージョン及びROM内の構成仕様等のソフトウェアに関する情報、及び、現在の設定や調整状態(レンズ設定情報)等、複数の情報を含む。本実施例ではレンズ装置100の仕様情報を図2中に示した「A」で示したレンズの仕様情報、レンズ装置200の仕様情報を「B」で示したレンズの仕様情報とする。
図3は、本実施例における、コピー元であるレンズ装置100のレンズ間コピー時の処理を示すフローチャート図である。
演算部110からレンズ間コピー実行要求が入力されると、S301に進む。
S301では、通信部112がレンズ装置200に対し、図2で示したレンズ仕様情報を要求し、S302に進む。
S302では、レンズ装置200からレンズ仕様情報を受信したか否かを判断し、受信していればS303に進み、そうでなければS302に戻る。
S303では、記憶部111よりレンズ間コピーを行う設定データを任意の数ずつ読み出し、S304に進む。本実施例では、設定データを一つずつ読み出す。
S304では、送信判定部113にて、S303で読み出した設定データ毎に、S302で取得したレンズ仕様情報とレンズ装置100のレンズ仕様情報との比較結果に基づいてレンズ間コピー実行可否を判定し、S305に進む。本実施例では、コピー元が像振れ補正機能を搭載しているのに対し、コピー先は像振れ補正機能を搭載していない。よって、本実施例での判定処理では、像振れ補正に関する設定に対してはコピー実行否と判定する。S304の判定を行うことで、非搭載機能に関する信号出力や、他の機能に影響を与える等、コピー先の誤動作を防止できる。
S305では、S304の判定結果に基づき、レンズ間コピー実行可であればS306に進み、そうでなければS307に進む。
S306では、通信部112からレンズ装置200に設定データを送信し、S307に進む。
S307では、全ての設定項目に対してレンズ間コピーに関する処理が完了したか否かを判断し、完了していれば処理を完了し、そうでなければS303に進む。
レンズ装置100が図3の処理を行っている間、レンズ装置200はレンズ装置100から受信した設定データを記憶部211に記憶する。
図4は、本実施例におけるレンズ間コピー対象の設定データと、レンズ間コピー実行前後における、各データ項目の設定データを示した表である。表中の斜体字は、レンズ間コピー後のレンズ装置200の設定値のうち、コピーされていない設定データであることを示している。例えば、像振れ補正(IS)機能を搭載しているレンズ装置100の像振れ補正機能に関する設定データ(RETスイッチ機能や像振れ補正機能のON/OFF)は、像振れ補正機能を搭載していないレンズ装置200にコピーされていない。逆に、画角補正機能を搭載していないレンズ装置100の画角補正機能に関する設定データは、画角補正機能を搭載しているレンズ装置200にコピーされていない。すなわち、ある機能を有さないレンズからその機能を有するレンズへの、その機能に関する設定データをコピーしないことにより、コピー先のレンズのその機能を制約することを未然に防止する。また、ズームトラッキング機能等、駆動範囲を制限する設定データは、コピーされていない。ズームトラッキング機能とは、ズームレンズの駆動範囲に制限を加えるものであり、通常のズームレンズ装置は機能である。ズームトラッキング機能の有効が設定されているレンズ装置から無効が設定されているレンズ装置へのコピーは、コピー先のレンズ装置のズーム可動範囲に制限を加えることになるので、ズーム運用の自由度を低減させないために、コピーしないよう制御する。レンズ装置100とレンズ装置200との間で、共通して有さない機能(例えば、画角補正機能)に関するデータ項目(例えば、AUX SWへの機能の割付け、画角補正機能のON/OFF)については設定データを変更する設定はしない。設定データの変更によって、所定の機能の駆動範囲を縮小することになるデータ項目(例えば、ズームトラッキングのOFFからONへの変更)については設定データを変更する設定はしない。また、設定データの変更によっても、ユーザの操作に対しては何ら影響を与えないデータ項目(例えば、ズーム制御方法に関する位置制御/速度制御の選択)についてはコピーする。一方、共通の機能に関しては、確実にコピーされている。
以上より、レンズ仕様情報の比較結果に基づき、機能毎にコピー実行の可否を自動判別することで、機種特有の機能に影響を及ぼすことのない、レンズ間コピーを可能にした。
本実施例では、レンズ仕様情報の比較において、図2のレンズ仕様情報を用いたが、これに限らず、一つ以上の種々のレンズ識別可能な情報から判定しても良いし、判定に使用するレンズ仕様情報を選択するようにしても良い。また、設定データの読み出しを一つずつ行ったが、これに限らず関連のある複数の設定データを一括で読み出すようにしても良い。さらに、レンズ間コピーにおいて、図4に示したデータ項目をコピーする設定データの対象としたが、これに限らず種々の設定データを対象としても良い。また、レンズ間コピーの実行開始をレンズ装置に備えるスイッチによって可能としたが、これに限らず機能の設定や確認が行える表示部や、PC等の外部機器から実行可としても良いし、レンズ装置の接続により自動で実行するようにしても良い。また、表示装置を備え、レンズ間コピー結果の一覧表示や、コピー不可を警告表示しても良い。また、レンズ装置の構成において、レンズ間コピーを行うコピー元とコピー先で同一としたが、コピー先の構成は、レンズ間コピー機能を備えていて、レンズ間で通信可能であれば同一でなくても良い。また、レンズ間の通信方法は、有線通信でも無線通信でも良く、通信部にて通信可能であれば良い。
本実施例によれば、レンズ仕様情報の比較結果に基づき、機能毎にコピー実行の可否を自動判別することを可能にした光学機器を提供することができる。
以下、図2、5〜8を参照して、本発明の第2の実施例による、光学機器について説明する。
実施例1と同一の機能構成は、同一の符号を付け、説明は省く。
図5は本実施例のレンズ装置の機能ブロック図である。実施例1でのレンズ装置に対し、レンズ装置100に撮影用途選択部114が追加されている点が異なる。一方、レンズ装置200がレンズ装置100と同様の構成である点、レンズ装置100からレンズ装置200に対してレンズ間コピーを行う点は、実施例1と同様である。本実施例ではレンズ装置100の仕様情報を図2中に示した「C」で示した仕様情報、レンズ装置200の仕様情報を「C」で示した仕様情報とする。
図5において、撮影用途選択部114は、レンズ装置100に備えられた表示部であり、表示部でレンズ間コピー先であるレンズ装置200の撮影用途を選択可能である。
図6は、撮影用途選択部114で選択可能な撮影用途の一覧表である。例えば、競技場や競馬上等のフィールド撮影や、TVスタジオ撮影、三脚での撮影を選択できる。本実施例では、雲台撮影を選択しているものとする。
図7は、本実施例における、コピー元であるレンズ装置100のレンズ間コピー時の処理を示すフローチャート図である。
以下、実施例1で説明した図3との差分のみを説明する。
S701では、撮影用途選択部114で選択された撮影用途を読み出し、S303に進む。
S702では、送信判定部113にて、S303で読み出した設定データを、S302で取得したレンズ仕様情報と、レンズ装置100のレンズ仕様情報の比較結果、及び、S701で読み出した撮影用途と、に基づいてレンズ間コピー実行可否を判定し、S305に進む。本実施例では、コピー元とコピー先のレンズ仕様情報は同一であるが、コピー先の撮影用途は雲台撮影が選択されている。よって、判定処理の具体例は、雲台に関する設定に対してはコピー実行否と判定する。すなわち、コピー先のレンズ装置200は、雲台撮影に関する機能の自由度は最大限の状態で維持していたいか、又は、意図的に、雲台機能に関して意図した設定の状態で使用されることが前提とされているので、他のレンズ装置100から雲台に関する設定データをコピーしないように制御する。S702の判定を行うことで、非搭載機能に関する信号出力や、他の機能に影響を与える等、コピー先の誤動作を防止できる。
レンズ装置100が図7の処理を行っている間、レンズ装置200はレンズ装置100から受信した設定データを記憶部211に記憶する。
図8は、本実施例におけるレンズ間コピー対象の設定データと、レンズ間コピー実行前後における、各データ項目の設定データを示した表である。表中の斜体字は、実施例1同様、レンズ間コピー後のレンズ装置200の設定データのうち、コピーされていない設定データであることを示している。例えば、レンズ装置100の雲台設定に関する設定データ(雲台のON/OFF)は、雲台撮影が選択されているレンズ装置200にコピーされていない。また、肩担ぎモードとなっているレンズ装置100の像振れ補正モードは、雲台撮影が選択されているレンズ装置200にコピーされていない。また、ズームトラッキング機能等、駆動範囲を制限する設定データは、コピーされていない。一方、共通機能に関してはコピーされている。
以上より、レンズ仕様情報の比較結果に加え、撮影用途に基づいて、機能毎にコピー実行の可否を自動判別することで、レンズ仕様情報が同一の場合においても、撮影用途によって所望の設定データにレンズ間コピーすることを可能にした。本実施例では、コピー先の撮影用途を選択するようにしたが、これに限らずコピー元の撮影用途も選択可能にしても良いし、各レンズ装置で予め自装置の撮影用途を選択するようにしても良い。また、撮影用途の選択手段をレンズ装置に備えたが、PC等の外部機器から選択可能としても良いし、レンズ間コピー時に改めて選択、確認ができるようにしても良い。
本実施例によれば、レンズ仕様情報の比較結果と選択された撮影用途に基づき、機能毎にコピー実行の可否を自動判別することを可能にした光学機器を提供することができる。
以下、図1、2、9、10を参照して、本発明の第3の実施例による、光学機器について説明する。
実施例1、2と同一の機能構成は、同一の符号を付け、説明は省く。
本実施例のレンズ装置の機能ブロック図は、図1に示した実施例1と同様の構成を有する。また、レンズ装置100からレンズ装置200に対してレンズ間コピーを行う点は、実施例1及び2と同様である。本実施例ではレンズ装置100の仕様情報を図2に示したレンズ種別D、レンズ装置200の仕様情報をレンズ種別Aとする。
図9は、本実施例における、コピー元であるレンズ装置100のレンズ間コピー時の処理を示すフローチャート図である。
以下、実施例1で説明した図3のフローチャートとの差分のみを説明する。
S901では、S303で読み出した設定データを、演算部110にてS302で取得したレンズ仕様情報に基づいてコピー先レンズに適した値に変換し、S306に進む。本実施例では、コピー元が10xのレンズ装置であり、コピー先が17xのレンズ装置である。従って、具体的は、メモリされているショット位置(予め記憶したレンズの位置)にて、コピー元とコピー先で撮影画角が同一、または類似するよう変換する。また、メモリされているショット位置やズームのトラッキング位置がF落ちしない位置となるよう変換する。S901の変換を行うことで、ショット機能により撮影画角が再現でき、また、機能のON/OFFによるF落ち等、ユーザの意図しない動作を防止できる。
レンズ装置100が図9の処理を行っている間、レンズ装置200はレンズ装置100から受信した設定データを記憶部211に記憶する。
図10は、本実施例におけるレンズ間コピー対象の設定データと、レンズ間コピー実行前後における、各データ項目の設定データを示した表である。表中の斜体字は、実施例1〜2同様、レンズ間コピー後のレンズ装置200の設定データのうち、コピーされていない設定データであることを示している。また、表中の斜体太字は、レンズ間コピー時にレンズ装置100にて変換された値が設定されている設定データであることを示している。例えば、ショットのメモリ位置は、レンズ装置100でメモリした際の画角を基に、レンズ装置200にて同一の画角となるような画角に変換されている。また、ズームのトラッキング位置は、レンズ装置200にてF落ちしない位置に変換されている。一方、共通機能に関するデータ項目に関しては確実にコピーされている。
以上より、レンズ仕様情報の比較結果に基づいて、設定データをコピー先に適した値に変換することで、異なる機種間でも撮影画角やF落ち位置等を考慮したレンズ間コピーを可能にした。本実施例では、レンズ仕様情報の比較結果からデータ変換を行うようにしたが、実施例2で説明した撮影用途選択部を備え、撮影用途を考慮してデータを変換するようにしても良い。
本実施例によれば、レンズ仕様情報の比較結果に基づき、レンズ間コピーにて、コピー先レンズに適した値に自動で設定することを可能にした光学機器を提供することができる。
以下、図2、11、12を参照して、本発明の第4の実施例による、光学機器について説明する。
実施例1〜3と同一の機能構成は、同一の符号を付け、説明は省く。
図11は本実施例のレンズ装置の機能ブロック図である。実施例1のレンズ装置と比較し、レンズ装置100の送信判定部113の代わりに、受信判定部115が構成されている点が異なる。レンズ装置200は、レンズ装置100と通信接続可であり、レンズ間での設定情報をコピーする機能を備え、レンズ装置200の通信部(不図示)からレンズ装置100に設定データを送信可である点以外は、限定されない。本実施例では、レンズ装置200からレンズ装置100に対してレンズ間コピーを行う。本実施例では、レンズ装置100のレンズ仕様情報は図2に示した「B」で示した仕様情報を、レンズ装置200のレンズ仕様情報は「A」で示した仕様情報とする。
図11において、受信判定部(制御手段)115は、通信部112から入力した設定データを自装置の設定データに設定するか否かを判定する。判定には図2のレンズ仕様情報を用いる。
図12は、本実施例における、コピー先であるレンズ装置100のレンズ間コピー時の処理を示すフローチャート図である。
レンズ装置200からレンズ間コピーが実行されると、S1201に進む。
S1201では、自装置のレンズ仕様情報を読み出し、S1202に進む。
S1202では、レンズ間コピー未完了か否かを判断し、未完了であればS1203に進み、完了していれば処理を完了する。
S1203では、レンズ装置200から設定データを受信したか否かを判断し、受信したらS1204に進み、そうでなければS1202に戻る。
S1204では、受信判定部115にて、S1201で読み出したレンズ仕様情報に基づき、S1203で受信した設定データを記憶部111に設定して良いか否かを判定し、S1205に進む。本実施例では、コピー元であるレンズ装置200が像振れ補正機能を搭載しているのに対し、コピー先であるレンズ装置100は像振れ補正機能を搭載していない。よって、レンズ装置100の受信判定部115は、像振れ補正に関する設定に対しては設定否と判定する。S1204の判定を行うことで、搭載されていない機能に関する信号出力をさせないことや、他の機能に影響を与える設定データをコピーしないように設定することで、コピー先のレンズ装置における誤動作を防止できる。
S1205では、S1204の判定結果に基づき、設定しても良ければS1206に進み、そうでなければS1202に戻る。
S1206では、S1203で受信した設定データを自装置の設定データに設定し、S1202に戻る。
レンズ装置100が図12の処理を行っている間、レンズ装置200はレンズ装置100に対して設定データを送信する。
以上より、レンズ間コピー時のコピー先にて、自装置のレンズ仕様情報に基づいて、機能毎にコピー実行の可否を自動判別することで、機種特有の機能に影響を及ぼすことのない、レンズ間コピーを可能にした。また、コピー元が単純に設定データを送信するのみのレンズ装置であっても同様の効果が得られる。本実施例では、自装置のレンズ仕様情報からコピー実行の可否を判断するようにしたが、接続先レンズ装置のレンズ仕様情報を受信し、レンズ仕様情報の比較結果からコピー実行の可否を判断するようにしても良い。また、実施例2で説明した撮影用途選択部を備え、撮影用途を考慮して判断するようにしても良い。また、実施例3のようなデータ変換を行っても良い。さらに、実施例1〜3で説明した送信判定部113を備えた構成としても良い。送信判定部113と受信判定部115を備えることで、レンズ間コピーを行う際に接続されるレンズ装置に判定部がない場合でも、コピー元、コピー先の関係に限らず、機能毎にコピー実行の可否を自動判別することが可能となる。
本実施例によれば、レンズ仕様情報の比較結果に基づき、機能毎にコピー実行の可否を自動判別することを可能にしたレンズ装置を提供することができる。
また、上記のいずれかの実施例のレンズ装置及び該レンズ装置からの入射光を受光する撮像装置を有する撮影装置を構成することにより、本発明のレンズ装置の効果を享受する撮影装置を提供することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
100 レンズ装置
110 演算部(制御手段)
111 記憶部(記憶手段)
112 通信部(通信手段)
113 送信判定部(制御手段)
200 レンズ装置

Claims (13)

  1. レンズ装置であって、
    複数の機能に関してそれぞれ設定された複数の設定データを記憶する記憶と、
    前記複数の設定データうちの少なくとも一部の設定データを他のレンズ装置にコピーするために前記少なくとも一部の設定データの前記他のレンズ装置への送信を行う通信と、
    前記信を制御する制御と、
    を有し、
    前記制御は、前記複数の機能のそれぞれに関して前記他のレンズ装置が共通の機能を有するか判定を行い、前記判定により、前記複数の機能のうち前記他のレンズ装置が共通に有するとされた機能に関して前記複数の設定データうちの設定データの送信を行う
    ことを特徴とするレンズ装置。
  2. レンズ装置であって、
    複数の機能に関してそれぞれ設定された複数の設定データを記憶する記憶と、
    前記複数の設定データうちの少なくとも一部の設定データを他のレンズ装置からコピーするために前記他のレンズ装置からの前記複数の設定データの受信を行う通信と、
    前記複数の機能のうち前記他のレンズ装置が共通に有するとされた機能に関して前記複数の設定データうちの設定データの前記記憶部への設定を行うように、前記複数の機能のそれぞれに関して前記他のレンズ装置が共通の機能を有するか判定を行う制御部と、
    を有することを特徴とするレンズ装置。
  3. 前記制御は、前記他のレンズ装置の仕様情報を前記他のレンズ装置から前記通信により受信するとを特徴とする請求項1又は2に記載のレンズ装置。
  4. 前記複数の機能は、可動の光学要素の駆動に関する機能を含み、
    前記制御は、前記駆動範囲を縮小することになる機能に関しては前記コピーをしないように制御を行う、ことを特徴とす請求項1乃至のいずれか1項に記載のレンズ装置。
  5. 前記制御前記他のレンズ装置仕様情報に基づいて前記複数の設定データのうちの設定データの変換を行い前記変換により得られた設定データに関して前記コピーをするように制御を行うことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のレンズ装置。
  6. 記制御前記他のレンズ装置の撮影用途に基づいて、前記複数の設定データのうちの設定データに関して前記コピーをするように制御を行うことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のレンズ装置。
  7. 前記仕様情報には、前記他のレンズ装置固有情報と、前記他のレンズ装置の調整状態情報とを含ことを特徴とする請求項3又は5に記載のレンズ装置。
  8. 前記仕様情報は、ハードウェアの仕様情報及びソフトウェアの仕様情報のう少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項3又は5に記載のレンズ装置。
  9. 仕様情報、ズーム比、像振れ補正機能の有無、エクステンダーの有無及び倍率、フォーカスレンズの駆動の仕様、ズームレンズとズーム駆動手段との電磁クラッチ接続の有無、画角補正機能の有無のうち少なくとも一つに関する情報を含ことを特徴とする請求項3又は5に記載のレンズ装置。
  10. 前記制御による前記コピーの結果を表示する表示部有することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のレンズ装置。
  11. 前記通信は、有線通信を行うことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載のレンズ装置。
  12. 前記通信は、無線通信を行うことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載のレンズ装置。
  13. 請求項1乃至12のいずれか1項に記載のレンズ装置と、該レンズ装置からの入射光を受光する撮像装置と、を有すことを特徴とする撮影装置。
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