JP6334309B2 - ヘッドレストおよびシート - Google Patents

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Description

本発明は、起立位置と当該起立位置から前方または後方に倒した倒伏位置の間を移動可能なヘッドレストと、当該ヘッドレストを備えたシートに関する。
従来、金属フレームと、可動なロックレバーと、ロックレバーに係合可能なラッチとを備えたヘッドレストが知られている(特許文献1参照)。このヘッドレストは、ロックレバーをラッチに係合させることで、起立位置にロックされ、ロックレバーとラッチの係合を解除することで、起立位置から倒伏位置に移動するように構成されている。
特開2010−105655号公報
ところで、ヘッドレストおよびシート全体の軽量化のため、金属フレームに代えて樹脂フレームを採用する場合、ヘッドレストおよびシート全体の剛性が低くなる。そのため、ヘッドレスト、すなわち、樹脂フレームに荷重がかかったときに、当該荷重を良好に受けることができる構成が望まれる。
そこで、本発明は、樹脂フレームに荷重がかかっても、当該荷重を良好に受けることができるヘッドレストおよび当該ヘッドレストを備えたシートを提供することを目的とする。
前記した目的を達成するため、本発明のヘッドレストは、シートバックに対して起立させた起立位置と当該起立位置から前方または後方に倒した倒伏位置の間を移動可能なヘッドレストであって、前記シートバックの上部に装着される支持部材と、前記支持部材に固定された金属製のラッチと、前記支持部材に対して回動可能に支持された樹脂フレームと、前記樹脂フレームに対して回動軸線を中心に回動可能に設けられ、前記ラッチに係合するロック係合部を有して前記樹脂フレームの回動をロック可能に構成された金属製のロックレバーと、を備える。
前記ロックレバーは、上縁部に前記回動軸線を中心とする円弧形状の円弧部を有し、前記樹脂フレームは、前記樹脂フレームの内面から突出し、前記円弧部の外周の外側に沿って設けられた支持壁を有する。
このような構成によれば、樹脂フレームに荷重がかかっても、支持壁を介して、当該荷重を、樹脂よりも剛性の高い金属からなるロックレバーで良好に受けることができる。
前記した構成において、前記支持壁は、前記樹脂フレームと一体に形成されている構成とすることができる。
このような構成によれば、樹脂フレームの剛性を高くすることができるとともに、ヘッドレストの部品点数を削減し、組み立て工数を削減することができる。
前記した構成において、前記ロックレバーは、前記円弧部に、前記支持壁に対向して設けられたフランジを有する構成とすることができる。
このような構成によれば、ロックレバーの剛性を高くすることができるとともに、フランジで支持壁を支持することができるので、樹脂フレームに大きな力がかかった場合にも、樹脂フレームをしっかりと支持することができる。
前記した構成において、前記樹脂フレームは、前記樹脂フレームの内面と前記支持壁を繋ぐリブと、前記樹脂フレームの内面から突出し、前記支持壁および前記ロックレバーを囲うように構成された凸部と、を有し、前記リブは、前記凸部に繋がっている構成とすることができる。
このような構成によれば、樹脂フレームの剛性を高くすることができる。また、凸部およびリブにより、支持壁に樹脂フレームにかかる荷重が伝わりやすくなるので、当該荷重をロックレバーにより良好に受けることができる。
前記した構成において、前記ラッチは、前記ロック係合部と係合可能な第1溝を有し、前記ロック係合部と係合可能な第2溝を有する樹脂部材をさらに備え、前記第2溝は、前記第1溝よりも幅が狭い構成とすることができる。
このような構成によれば、ラッチおよび樹脂部材がロック係合部と係合する際、ロック係合部がラッチよりも樹脂部材と接触しやすくなる。そのため、ロック係合部とラッチおよび樹脂部材が係合した状態で、ヘッドレストがガタつくのを抑制することができるとともに、ともに金属からなるロック係合部およびラッチが接触することで発生する騒音を低減できる。
前記した樹脂部材を備える構成において、前記樹脂部材は、前記ラッチに対し、前記ロック係合部が前記ラッチに係合するときの移動方向下流側に配置されている構成とすることができる。
このような構成によれば、ロック係合部が第1溝に係合した後に、第1溝より狭い第2溝に係合するので、第2溝にスムーズに係合することができる。
前記した樹脂部材を備える構成において、前記第2溝は、前記ロック係合部が前記ラッチに係合するときの移動方向上流側から下流側にいくにつれ、狭くなっている構成することができる。
このような構成によれば、第2溝とロック係合部の係合しやすさを維持しつつ、ロック係合部と第2溝との遊びを極力小さくすることができるので、ヘッドレストがガタつくのをさらに抑制することができる。
前記した樹脂部材を備える構成において、前記樹脂部材は、前記樹脂フレームと一体に形成されている構成とすることができる。
このような構成によれば、ヘッドレストの部品点数を削減することができる。
前記したヘッドレストは、前記ラッチを挟んで、前記ロック係合部が前記ラッチから外れるときに移動する側とは反対側に配置され、前記樹脂フレームを前方へ付勢するように構成された第1付勢部材を備える構成とすることができる。
このような構成によれば、ロック係合部がラッチから外れる際に、ロックレバーと第1付勢部材が干渉しにくくなる。また、樹脂フレーム内におけるスペースを有効に利用することができる。
前記したヘッドレストが、一端が前記樹脂フレームに掛止され、前記ロックレバーのロック時の回動方向に前記ロックレバーを付勢する第2付勢部材をさらに備える場合には、前記ロックレバーは、前記円弧部に、前記支持壁に対向して設けられたフランジと、前記フランジに設けられ、前記第2付勢部材の他端が掛止される掛止部とを有する構成とすることができる。
このような構成によれば、ロックレバーのフランジに掛止部を設けることで、フランジ以外の部分に掛止部を設けた構成と比較して、簡易な構成となり、ロックレバーを作りやすくすることができる。また、ヘッドレストの部品点数を削減することができる。
また、本発明は、シートバックと、前記シートバックに対して起立させた起立位置と当該起立位置から前方または後方に倒した倒伏位置の間を移動可能なヘッドレストと、を備えたシートであって、前記ヘッドレストは、前記シートバックの上部に、前記シートバックに対して回動可能に装着される支持部材と、前記支持部材に固定された金属製のラッチと、を有し、前記シートバックは、第2樹脂フレームと、前記第2樹脂フレームに対して回動軸線を中心に回動可能に設けられ、前記ラッチに係合するロック係合部を有して前記支持部材の回動をロック可能に構成された金属製のロックレバーと、を有し、前記ロックレバーは、下縁部に前記回動軸線を中心とする円弧形状の円弧部を有し、前記第2樹脂フレームは、前記第2樹脂フレームから突出し、前記円弧部の外周の外側に沿って設けられた支持壁を有する。
このような構成によれば、ヘッドレスト、すなわち、第1樹脂フレームに荷重がかかっても、支持部材を介して、当該荷重を、ロックレバーで良好に受けることができるとともに、ロックレバーが受けた荷重を支持壁により受け止めることができる。
本発明によれば、樹脂フレームに荷重がかかっても、支持壁を介して、当該荷重を、樹脂よりも剛性の高い金属からなるロックレバーで良好に受けることができる。
本発明によれば、樹脂フレームの剛性を高くすることができるとともに、ヘッドレストの部品点数を削減し、組み立て工数を削減することができる。
本発明によれば、ロックレバーの剛性を高くすることができるとともに、フランジで支持壁を支持することができるので、樹脂フレームに大きな力がかかった場合にも、樹脂フレームをしっかりと支持することができる。
本発明によれば、樹脂フレームの剛性を高くすることができる。また、凸部およびリブにより、支持壁に樹脂フレームにかかる荷重が伝わりやすくなるので、当該荷重をロックレバーにより良好に受けることができる。
本発明によれば、ロック係合部とラッチおよび樹脂部材が係合した状態で、ヘッドレストがガタつくのを抑制することができるとともに、ともに金属からなるロック係合部およびラッチが接触することで発生する騒音を低減できる。
本発明によれば、ロック係合部が第1溝に係合した後に、第1溝より狭い第2溝に係合するので、第2溝にスムーズに係合することができる。
本発明によれば、第2溝とロック係合部の係合しやすさを維持しつつ、ロック係合部と第2溝との遊びを極力小さくすることができるので、ロック係合部がラッチに係合する際にヘッドレストがガタつくのをさらに抑制することができる。
本発明によれば、ヘッドレストの部品点数を削減することができる。
本発明によれば、ロック係合部がラッチから外れる際に、ロックレバーと第1付勢部材が干渉しにくくなる。また、樹脂フレーム内におけるスペースを有効に利用することができる。
本発明によれば、ロックレバーのフランジに掛止部を設けることで、フランジ以外の部分に掛止部を設けた構成と比較して、簡易な構成となり、ロックレバーを作りやすくすることができる。また、ヘッドレストの部品点数を削減することができる。
本発明によれば、ヘッドレストに荷重がかかっても、支持部材を介して、当該荷重を、ロックレバーで良好に受けることができるとともに、ロックレバーが受けた荷重を支持壁により受け止めることができる。
第1実施形態に係るヘッドレストを備えた車両用シートの側面図である。 ロック状態の前フレームを後ろから見た図である。 図2のZ−Z断面図である。 ロックレバーの斜視図である。 図2のY−Y断面図であって、ロックレバー、ラッチおよび樹脂ラッチ部分を示す図である。 ロック解除状態の前フレームを後ろから見た図である。 倒伏位置にあるヘッドレストの図3に対応する断面図である。 第2実施形態に係る、ロック状態の前フレームを後ろから見た図である。 第2実施形態に係る図8のV−V断面図である。 第2実施形態に係るロックレバーの斜視図である。 第2実施形態に係る、ロック解除状態の前フレームを後ろから見た図である。 第3実施形態に係るヘッドレストを備えた車両用シートの側面図である。 第3実施形態に係る、ロック状態の前フレームを後ろから見た図である。 第3実施形態に係る、ロック解除状態の前フレームを後ろから見た図である。 変形例に係るヘッドレストを備えた車両用シートの側面図である。
[第1実施形態]
次に、本発明の第1実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。図1に示すように、車両用シートSは、自動車の運転席に使用されるシートであり、シートクッションS1と、シートバックS2と、ヘッドレストS3とを主に備えている。なお、以下の説明において、前後、左右、上下は、車両用シートSに座る乗員を基準として用いる。
シートクッションS1およびシートバックS2は、図示しないシートフレームに、クッション材および表皮材を被せることで構成されている。
ヘッドレストS3は、シートバックS2に対して起立させた起立位置(実線位置)と、当該起立位置から前方に倒した倒伏位置(2点鎖線位置)の間を移動可能である。ヘッドレストS3は、図示しないクッション材および表皮材を被せられたヘッドレストフレーム1と、支持部材の一例としての支持ピラー2とを備えている。
ヘッドレストフレーム1は、樹脂で形成されており、樹脂フレームの一例としての前フレーム10および後フレーム20で構成されている。
そして、図2に示すように、前フレーム10には、ロックレバー60、コイルバネ70、操作部材80およびキャップCが取り付けられている。
支持ピラー2は、金属パイプを曲げてなり、シートバックS2の上部に装着される一対の脚2Aと、左右方向に延び、一対の脚2Aの上端同士をつなぐ支持部2Bとを有している。支持部2Bは、前フレーム10の下部に配置されており、前フレーム10を回動可能に支持している。
支持ピラー2には、ラッチ30と、第1付勢部材の一例としてのねじりバネ40とが設けられている。
ラッチ30は、板状の金属からなり、支持部2Bの中央上側に溶接により固定されている。ラッチ30の上端部には、樹脂部材の一例としての樹脂ラッチ50が設けられている。樹脂ラッチ50は、板状に構成され、ラッチ30に対し左側に固定されている。
図3に示すように、ラッチ30は、上端部に、上方に開き、左右に貫通した第1溝31が形成され、樹脂ラッチ50は、上端部に、上方に開き、左右に貫通した第2溝51が形成されている。第2溝51は、左右方向から見て第1溝31と重なる位置に配置され、第1溝31よりも前後方向の幅が狭くなっている。そして、図5に示すように、第2溝51は、右側から左側にいくにつれ幅が狭くなっている。
ラッチ30は、図3に示すように、ヘッドレストフレーム1が起立位置と倒伏位置の間を移動する際に、後述するロックレバー60(ロック係合部62)の回動を規制するための規制部32が設けられている。
規制部32は、ラッチ30の第1溝31より前側の部分であり、前縁が、ヘッドレストフレーム1の回動軸線P(支持部2Bの中心)を中心とした円弧形状の輪郭部としての円弧部32Aとなっている。規制部32は、一部が支持部2Bよりも前側に突出しており、起立位置と倒伏位置の間を移動するときのロックレバー60(ロック係合部62)と接触可能に構成されている。
図2に示すように、ねじりバネ40は、ラッチ30よりも左側であって、支持部2Bの左端部に設けられている。ねじりバネ40は、前フレーム10を前方に付勢するように配置されている。
前フレーム10は、底部10Aの周囲から外周壁10Bが立ち上がることで略矩形の箱状に構成されており、底部10Aには、レバー取付台11、凸部12、支持壁13、リブ14A、バネ掛け部15および受入部18が設けられている。また、外周壁10Bのうち、左右両側の部分には、左右内側に凹んだ操作部材取付部17が形成されている。
レバー取付台11は、底部10Aの略中央部を内側に突出させて設けられた台状の部分であり、後述するロックレバー60を取り付ける部分である。
凸部12は、図3に示すように、底部10Aを屈曲させて後側に突出させた部分であり、図2のように、後方から見て、レバー取付台11の左右および上をU字状に囲むようにして突出した部分である。
支持壁13は、レバー取付台11の内側の面、つまり、前フレーム10の内面10Cから円弧状に突出した部分である。
リブ14Aは、底部10Aの内側、つまり、前フレーム10の内面10Cと支持壁13を繋ぎ、支持壁13から上方向に延びて凸部12のU字の底部12Aと繋がっている。リブ14Aは、左右方向に並んで3つ設けられている。また、各リブ14Aを上方に延長した凸部12の上方に、3つの第2リブ14Bが設けられている。第2リブ14Bは、凸部12と、凸部12の上側にある前フレーム10の底部10Aの内側とを繋いでいる。
バネ掛け部15は、後述するコイルバネ70を掛止するための部分であり、底部10Aから後側に棒状に突出して設けられている。バネ掛け部15は、底部10Aにおける上部の右端部と左端部の2箇所に左右対称に設けられている。
図3に示すように、受入部18は、ヘッドレストフレーム1が起立位置のときに、規制部32を受け入れるための部分であり、レバー取付台11の下方の位置であって、起立位置のときの規制部32に対応する位置において、規制部32の円弧部32Aに沿うように、レバー取付台11よりも前方に凹んで設けられている。
これらのレバー取付台11、凸部12、支持壁13、リブ14A、バネ掛け部15および受入部18は、底部10Aと一体に構成されている。また、前フレーム10は、図2に示すように、左右対称に構成されている。
図1に示すように、後フレーム20は、前フレーム10と同じ外形を有した、略矩形の箱状に構成されている。
図2に示すように、ロックレバー60は、金属からなり、前フレーム10の支持ピラー2に対する回動をロックするための部材である。ロックレバー60は、前フレーム10のレバー取付台11に、回動軸60Aを介して回動可能に支持されることで、回動軸線Xを中心に前フレーム10に対して回動可能となっている。なお、回動軸線Xは、前フレーム10における左右方向の中央に位置している。また、上述したラッチ30は、回動軸線Xの下の位置であって、左右方向において、回動軸線Xと同じ位置に配置されている。
図4に示すように、ロックレバー60は、本体部61と、ロック係合部62と、フランジ63とを有している。
本体部61は、上縁に、回動軸線Xを中心とする円弧形状の輪郭部としての円弧部61Aを有している。円弧部61Aは、支持壁13の内周に沿っており、逆に言えば支持壁13は、円弧部61Aの外周の外側に沿って設けられている。これにより、円弧部61Aは、支持壁13と接触して支持壁13から荷重を受けることが可能となっている。
ロック係合部62は、本体部61の下側から突出した部分であり、ヘッドレストフレーム1が起立位置の状態において、上述したラッチ30の第1溝31および樹脂ラッチ50の第2溝51と係合したロック位置に配置されている。
フランジ63は、ロックレバー60の円弧部61Aから前フレーム10の底部10Aから離れる側に延出している。フランジ63は、支持壁13の内周面に沿っており、その外周面が支持壁13の内周面に対向して、支持壁13からの荷重を面で受けることが可能になっている。また、フランジ63は、前フレーム10に負荷がかかってない状態において、支持壁13の内周面との間に隙間があいている。
フランジ63の突出した後側の端部には、コイルバネ70が掛止されるための掛止部64と、操作部材80により操作されるための***作部65とが設けられている。
掛止部64は、フランジ63の左右方向中央より左側に設けられ、左端部に左側に開口する溝64Aを有している。***作部65は、フランジ63の左右方向中央より右側に設けられ、前後に貫通した孔65Aを有している。
図2に示すように、コイルバネ70は、引張りバネであり、一端70Aが、一対のバネ掛け部15のうち、右側のバネ掛け部15に掛止され、他端70Bが、掛止部64の溝64Aに掛止されている。これにより、コイルバネ70は、掛止部64を右斜め上方向に付勢しており、ロックレバー60は、コイルバネ70により、常時、図示時計回り方向(ロック時の回動方向)に付勢されるようになっている。
操作部材80は、操作部81と、リンク82とを有している。操作部81は、操作部材取付部17に取り付けられることで左右に移動可能に設けられている。リンク82は、左右方向に延びており、右端が操作部81に回動可能に連結され、左端が***作部65に回動可能に連結されている。
なお、左側の操作部材取付部17には、穴を塞ぐためのキャップCが設けられている。
以上のように構成されたヘッドレストS3の作用および動作について説明する。
図3に示すように、ヘッドレストフレーム1は、ロック係合部62が、ラッチ30の第1溝31および樹脂ラッチ50の第2溝51に係合したロック状態で、起立位置に配置される。このロック状態において、フランジ63が支持壁13の内周に沿っているので、仮に、ヘッドレストフレーム1に前方から大きな力がかかった場合、ヘッドレストフレーム1は、支持部2Bを中心に後へ回ろうとする。このとき、レバー取付台11とロックレバー60の本体部61が接触して本体部61がレバー取付台11を支持するとともに、支持壁13とフランジ63が面で接触して、円弧部61Aにあるフランジ63が支持壁13を支持する。このように、ヘッドレストフレーム1にかかる荷重を、樹脂よりも剛性の高い金属からなるロックレバー60で効率良く受けることができるので、樹脂により構成されたヘッドレストフレーム1であっても、しっかりと荷重を受けることができる。
そして、支持壁13は、リブ14Aにより前フレーム10の内面10Cと繋がっているので、前フレーム10の底部10Aに外部からかかった荷重は、支持壁13に効率良く伝わる。また。支持壁13は、リブ14Aにより支えられることで剛性が高くなっているので、レバー取付台11に対してほとんど倒れることなく、フランジ63に効率的に荷重を伝えることができる。
また、ヘッドレストフレーム1が後へ回ろうとする力は、ロック係合部62が、ラッチ30の第1溝31および樹脂ラッチ50の第2溝51に係合していることでラッチ30および樹脂ラッチ50により支えられる。ここで、第2溝51は、第1溝31より狭いので、ロック係合部62は、樹脂ラッチ50に支えられて大きな遊びができておらず、ガタつきや、ロック係合部62とラッチ30の直接接触による騒音が抑制されている。そして、ヘッドレストフレーム1に大きな荷重がかかった場合には、樹脂ラッチ50が撓む等した後、ロック係合部62がラッチ30に直接接触して、ロック係合部62がラッチ30によりしっかりと支持される。
ヘッドレストS3を操作する場合、図3のロック状態から、図6に示すように、操作部材80の操作部81を押し込むと、リンク82が左側へ移動し、***作部65を左側へ押す。これにより、ロックレバー60が図2の位置から図6の位置へ、図示反時計回りに回動する。
この回動により、ロック係合部62が右側に移動して、ロック係合部62と、ラッチ30および樹脂ラッチ50との係合が解除され、ヘッドレストフレーム1がロック解除状態となる。そして、ねじりバネ40の付勢力により、ヘッドレストフレーム1は、図7に示すように、支持部2Bを中心に前方に回動する。このようにして、ヘッドレストS3は、起立位置から前方に倒した倒伏位置へ移動する。
ここで、ロック係合部62は、ラッチ30および樹脂ラッチ50との係合が外れて、ヘッドレストフレーム1が回動し始めた際に、コイルバネ70の付勢力によりロック位置に戻る向きに付勢されて、規制部32に接触する。そして、ロック係合部62は、ヘッドレストフレーム1が倒伏位置まで移動する間、規制部32の円弧部32Aに沿って移動し、ヘッドレストフレーム1が倒伏位置に到達しても、規制部32との接触状態が維持されたままとなる。すなわち、ロック係合部62は、ヘッドレストフレーム1の移動の際に、規制部32により、ロック位置に戻る向きの回動が規制される。
一方、倒伏位置から起立位置に戻す場合、図6に示すように、ねじりバネ40の付勢力に抗して手動により、ヘッドレストフレーム1を起立位置に起立させる。このとき、ロック係合部62が、第1溝31および第2溝51に対応する位置に移動すると、コイルバネ70の付勢力で掛止部64が右斜め上方向に引っ張られることにより、ロックレバー60が図示時計回り方向に回動する。
この回動により、ロック係合部62が図6に示す位置から左側の図2に示す位置に移動する。これにより、ロック係合部62と、ラッチ30の第1溝31および樹脂ラッチ50の第2溝51とが係合し、ヘッドレストフレーム1がロック状態となる。このようにして、ヘッドレストS3は、倒伏位置から起立位置に移動して、起立位置にロックされる。
このように、本実施形態のヘッドレストS3によれば、次の効果を奏することができる。
前フレーム10に荷重がかかっても、前フレーム10に形成された支持壁13を介して、当該荷重を、樹脂よりも剛性の高い金属からなるロックレバー60で良好に受けることができる。
支持壁13を前フレーム10と一体に形成するので、前フレーム10の剛性を高くすることができるとともに、ヘッドレストS3の部品点数を削減し、組み立て工数を削減することができる。
ロックレバー60がフランジ63を有するので、ロックレバー60の剛性を高くすることができるとともに、フランジ63で支持壁13を支持することができるので、前フレーム10に大きな力がかかった場合にも、前フレーム10をしっかりと支持することができる。
前フレーム10が凸部12およびリブ14Aを有するので、前フレーム10の剛性を高くすることができる。また、凸部12およびリブ14Aにより、支持壁13に前フレーム10にかかる荷重が伝わりやすくなるので、当該荷重をロックレバー60により良好に受けることができる。
第2溝51が第1溝31よりも幅が狭いので、ラッチ30および樹脂ラッチ50がロック係合部62と係合する際、ロック係合部62がラッチ30よりも樹脂ラッチ50と接触しやすくなる。そのため、ロック係合部62とラッチ30および樹脂ラッチ50が係合する際に、ヘッドレストS3がガタつくのを抑制することができるとともに、ともに金属からなるロック係合部62およびラッチ30が接触することで発生する騒音を低減することができる。また、前フレーム10に、比較的大きな荷重がかかった場合、樹脂ラッチ50が撓み変形することで、ロック係合部62を介して、ラッチ30により当該荷重を受けることができる。
樹脂ラッチ50がラッチ30に対し左側、すなわち、ロック係合部62がラッチ30に係合するときの移動方向下流側に配置されているので、ロック係合部62が第1溝31に係合した後に、第1溝31より狭い第2溝51に係合するので、第2溝51にスムーズに係合することができる。
第2溝51が、右側から左側、すなわち、ロック係合部62がラッチ30に係合するときの移動方向上流側から下流側にいくにつれ狭くなっているので、ロック係合部62がラッチ30に係合する際に、第2溝51により接触しやすくなる。そのため、第2溝51とロック係合部62の係合しやすさを維持しつつ、ロック係合部62と第2溝51との遊びを極力小さくすることができるので、ヘッドレストS3がガタつくのをさらに抑制することができる。また、ロック係合部62が第2溝51に入りやすくなる。
ねじりバネ40が、ラッチ30よりも左側、すなわち、ラッチ30を挟んで、ロック係合部62がラッチ30から外れるときに移動する側とは反対側に配置されているので、ロック係合部62がラッチ30から外れる際に、ロックレバー60とねじりバネ40が干渉しにくくなる。また、前フレーム10内におけるスペースを有効に利用することができる。
フランジ63に掛止部64を設けるので、フランジ以外の部分に掛止部を設けた構成と比較して、簡易な構成となり、ロックレバー60を作りやすくすることができる。また、ヘッドレストS3の部品点数を削減することができる。
また、ヘッドレストフレーム1が左右対称に構成されているので、ロックレバー60を左右反転した構成とすることで、ヘッドレストS3を左右逆にした構成とすることができる。この場合、コイルバネ70の他端70Bを左側のバネ掛け部15に掛止し、操作部材80を左側の操作部材取付部17に配置すればよい。
ヘッドレストフレーム1が樹脂製なので、金属部品を削減することができ、ヘッドレストS3を軽量化することができる。また、ヘッドレストS3を軽量化することで、ねじりバネ40の付勢力を比較的弱くすることができ、ヘッドレストS3を倒伏位置から起立位置に移動させやすくなる。
前フレーム10に負荷がかかってない状態において、フランジ63と支持壁13との間に隙間があいているので、ロックレバー60が回動する際に、支持壁13との間の可動抵抗が小さくなる。
ロックレバー60が前フレーム10の左右方向中央に配置されているので、前フレーム10に乗員の頭から荷重がかかったときに、前フレーム10が左右に捩れることが無く、ラッチ30が乗員の頭からの荷重を効率的に支持することができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、本実施形態では、前記実施形態と同様の構成要素については、同一符号を付して、その説明を省略することとする。
図8に示すように、ねじりバネ40は、ラッチ30よりも右側、すなわち、ロック係合部62がラッチ30から外れるときに移動する側と同じ側に配置されている。図9に示すように、樹脂部材の一例としての樹脂ラッチ16は、前フレーム10と一体に形成されており、第1溝31よりも幅の狭い第2溝16Aを有している。
図10に示すように、ロックレバー60は、図示しない遠隔操作部に接続されたケーブル90により回動可能に構成されており、ケーブル90に接続されるケーブル接続部66が設けられている。ケーブル接続部66は、フランジ63に設けられており、掛止部64よりも図8に示す反時計回り方向下流側に配置されている。
図8に示すように、ケーブル90は、ケーブル接続部66の下側に配置され、外側ケーブル91と、内側ケーブル92とを有している。外側ケーブル91は、内側ケーブル92の外側を被覆している。内側ケーブル92は、ケーブル接続部66と図示しない遠隔操作部とを接続している。
前フレーム10の凸部12のU字の左右の側部12Bには、ケーブル90を係止するための一対の係止部12Cが設けられている。外側ケーブル91は、一対の係止部12Cのうち、左側の係止部12Cに係止されている。
支持ピラー2の支持部2Bの左右両端には、ケーブル90が通されるための一対の孔2Cが設けられている。外側ケーブル91は、一対の孔2Cのうち、左側の孔2Cを通っており、支持ピラー2の左側の脚2Aの内側を通り、シートバックS2の内部に入り込んでいる。
以上のように構成されたヘッドレストS3の動作について説明する。
起立位置の状態におけるヘッドレストS3において、図示しない遠隔操作部により内側ケーブル92を引っ張ると、図11に示すように、ケーブル接続部66が下側に引っ張られることで、ロックレバー60が図示反時計回り方向に回動する。この回動により、ロック係合部62が右側に移動して、ラッチ30および樹脂ラッチ16との係合が解除される。そして、ねじりバネ40の付勢力により、ヘッドレストフレーム1が倒伏位置に移動する。ヘッドレストフレーム1の倒伏位置から起立位置への移動は、第1実施形態と同様である。
このような構成によれば、樹脂ラッチ16が、前フレーム10と一体に形成されているので、ヘッドレストS3の部品点数を削減することができる。
また、内側ケーブル92を引っ張ることにより、ヘッドレストS3から離れた位置(例えば、シートバックS2やトランクルーム等)からヘッドレストフレーム1を起立位置から倒伏位置に移動させることができる。また、シートクッションおよびシートバックが、着座位置と、当該着座位置より前方の収納位置に移動するような構成の場合に、当該移動にヘッドレストフレーム1の移動が連動するようにケーブル90を構成してもよい。
また、ヘッドレストフレーム1内にロックレバー60等の、ヘッドレストS3の前倒し機構が設けられているので、ヘッドレストフレームから離れた位置、例えば、シートバック内にヘッドレストの前倒し機構を有する構成と比較して、ケーブル90を引っ張った際に、ヘッドレストフレーム1にかかる負荷を小さくできる。そのため、ヘッドレストフレーム1を比較的剛性の小さい構造にしてもよくなり、ヘッドレストフレーム1を軽量化できる。
また、第2実施形態において、ヘッドレストS3を左右逆にした構成とする場合には、第1実施形態と同様に部材の配置等を変更するとともに、外側ケーブル91を右側の係止部12Cに係止し、支持ピラー2の右側の孔2Cを通すように構成すればよい。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態にかかるシートについて説明する。なお、本実施形態では、前記実施形態と同様の構成要素については、同一符号を付して、その説明を省略することとする。
図12に示すように、ヘッドレストS3は、ヘッドレストフレーム101と、支持部材の一例としての支持ピラー2とを備えている。ヘッドレストフレーム101は、樹脂で形成されており、支持ピラー2に固定されている。
図13に示すように、支持ピラー2は、金属パイプを曲げてなり、ヘッドレストフレーム101を支持する一対の脚2Aと、左右方向に延び、一対の脚2Aの下端同士をつなぐ支持部2Bとを有している。支持部2Bは、図12に示すように、シートバックS2に設けられた支持フレーム100の上部に配置されており、シートバックS2に対して、回動可能に構成されている。
図13に示すように、支持ピラー2には、ラッチ30と、ねじりバネ40とが設けられている。ラッチ30は、支持部2Bの中央下側に溶接により固定されており、第1実施形態と略同様の構成となっている。また、ラッチ30の右側には、第2実施形態と同様の樹脂ラッチ16が設けられている。
ねじりバネ40は、ラッチ30よりも左側であって、支持部2Bの左端部に設けられている。ねじりバネ40は、支持ピラー2を前方に付勢するように配置されている。
支持フレーム100は、樹脂で形成されており、第2樹脂フレームの一例としての前フレーム110および後フレーム(図示省略)で構成されている。
前フレーム110は、底部110Aの周囲から外周壁110Bが立ち上がることで略矩形の箱状に構成されており、底部110Aには、レバー取付台111、凸部112、支持壁113、リブ114Aおよびバネ掛け部115が設けられている。レバー取付台111、凸部112、支持壁113、リブ114Aおよびバネ掛け部115は、図2に示す第1実施形態のレバー取付台11、凸部12、支持壁13、リブ14Aおよびバネ掛け部15と、略同様の構成となっており、第1実施形態とは上下逆向きに配置されている。
前フレーム110には、ロックレバー60、コイルバネ70が取り付けられている。ロックレバー60は、支持ピラー2の回動をロックするための部材であり、図示しない遠隔操作部に接続されたケーブル90により回動可能に構成されている。ロックレバー60は、前記各実施形態における***作部65を有さない以外は第2実施形態のロックレバー60と同様の構成となっており、ロック係合部62が上を向くように配置されている。
コイルバネ70は、一端70Aが、一対のバネ掛け部115のうち、右側のバネ掛け部115に掛止され、他端70Bが、掛止部64に掛止されている。
ケーブル90は、ケーブル接続部66の上側に配置され、外側ケーブル91が、一対の係止部112Cのうち、右側の係止部112Cに係止されている。
以上のように構成されたヘッドレストS3の作用および動作について説明する。
ヘッドレストフレーム101は、ロック係合部62が、ラッチ30および樹脂ラッチ16に係合したロック状態で、起立位置に配置される。このロック状態において、ヘッドレストフレーム101に前方から大きな力がかかった場合、ヘッドレストS3は、支持部2Bを中心に後へ回ろうとする。このとき、ヘッドレストフレーム101から支持ピラー2を介して、ヘッドレストフレーム101にかかる荷重がロックレバー60に伝わることで、レバー取付台111とロックレバー60の本体部61が接触してレバー取付台111が本体部61を支持するとともに、支持壁113とフランジ63が面で接触して、支持壁113が円弧部61Aにあるフランジ63を支持する。このように、ヘッドレストフレーム101にかかる荷重を、樹脂よりも剛性の高い金属からなるロックレバー60で効率良く受けることができるとともに、当該荷重を支持壁113により受け止めることができる。従って、樹脂により構成されたヘッドレストフレーム101および支持フレーム100であっても、しっかりと荷重を受けることができる。
そして、支持壁113は、リブ114Aにより前フレーム110の内面と繋がっているので、支持壁113にかかった荷重は、前フレーム110に効率良く伝わる。また。支持壁113は、リブ114Aにより支えられることで剛性が高くなっているので、レバー取付台111に対してほとんど倒れることなく、当該荷重を効率よく受け止めることができる。
起立位置の状態におけるヘッドレストS3において、図示しない遠隔操作部により内側ケーブル92を引っ張ると、図14に示すように、ケーブル接続部66が上側に引っ張られることで、ロックレバー60が図示反時計回り方向に回動する。この回動により、ロック係合部62が左側に移動して、ラッチ30および樹脂ラッチ16との係合が解除される。そして、ねじりバネ40の付勢力により、支持ピラー2が倒伏位置に移動する。支持ピラー2の倒伏位置から起立位置への移動は、第1実施形態と同様である。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではない。具体的な構成については、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
前記各実施形態では、ロックレバー60がフランジ63を有していたが、本発明はこれに限定されず、有していなくてもよい。
前記各実施形態では、前フレーム10が凸部12やリブ14Aを有していたが、本発明はこれに限定されず、凸部およびリブのいずれか一方を有していてもよいし、どちらも有さなくてもよい。
前記各実施形態では、リブ14Aが凸部12に繋がっていたが、本発明はこれに限定されず、繋がっていなくてもよい。
前記各実施形態では、第2溝51,16Aが第1溝31よりも幅が狭くなっていたが、本発明はこれに限定されず、幅が同じであってもよい。
前記各実施形態では、第1付勢部材の一例としてねじりバネ40を有していたが、本発明はこれに限定されず、第1付勢部材を有していなくてもよい。この場合、ヘッドレストフレーム1を手動で前方へ倒す構成とすればよい。
前記各実施形態では、ヘッドレストS3は、起立位置と当該起立位置から前方に倒した倒伏位置の間を移動可能に構成されていたが、本発明はこれに限定されず、図15に示すように、起立位置と当該起立位置から後方に倒した倒伏位置の間を移動可能に構成されていてもよい。
前記実施形態では、シートとして、自動車で使用される車両用シートSを例示したが、本発明はこれに限定されず、ヘッドレストを有するその他のシート、例えば、鉄道車両、船舶、航空機などで使用されるシートに適用することもできる。
2 支持ピラー
10 前フレーム
10C 内面
12 凸部
13 支持壁
14A リブ
30 ラッチ
31 第1溝
40 ねじりバネ
50 樹脂ラッチ
51 第2溝
60 ロックレバー
60A 回動軸
61A 円弧部
62 ロック係合部
63 フランジ
64 掛止部
70 コイルバネ
70A 一端
70B 他端
S3 ヘッドレスト
X 回動軸線

Claims (10)

  1. シートバックに対して起立させた起立位置と当該起立位置から前方または後方に倒した倒伏位置の間を移動可能なヘッドレストであって、
    前記シートバックの上部に装着される支持部材と、
    前記支持部材に固定された金属製のラッチと、
    前記支持部材に対して回動可能に支持された樹脂フレームと、
    前記樹脂フレームに対して回動軸線を中心に回動可能に設けられ、前記ラッチに係合するロック係合部を有して前記樹脂フレームの回動をロック可能に構成された金属製のロックレバーと、
    樹脂部材と、を備え、
    前記ロックレバーは、上縁部に前記回動軸線を中心とする円弧形状の円弧部を有し、
    前記樹脂フレームは、前記樹脂フレームの内面から突出し、前記円弧部の外周の外側に沿って設けられた支持壁を有し、
    前記ラッチは前記ロック係合部と係合可能な第1溝を有し、
    前記樹脂部材は前記ロック係合部と係合可能な第2溝を有し、
    前記第2溝は、前記第1溝よりも幅が狭いことを特徴とするヘッドレスト。
  2. 前記支持壁は、前記樹脂フレームと一体に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のヘッドレスト。
  3. 前記ロックレバーは、前記円弧部に、前記支持壁に対向して設けられたフランジを有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のヘッドレスト。
  4. 前記樹脂フレームは、
    前記樹脂フレームの内面と前記支持壁を繋ぐリブと、
    前記樹脂フレームの内面から突出し、前記支持壁および前記ロックレバーを囲うように構成された凸部と、を有し、
    前記リブは、前記凸部に繋がっていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のヘッドレスト。
  5. 前記樹脂部材は、前記ラッチに対し、前記ロック係合部が前記ラッチに係合するときの移動方向下流側に配置されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のヘッドレスト。
  6. 前記第2溝は、前記ロック係合部が前記ラッチに係合するときの移動方向上流側から下流側にいくにつれ、狭くなっていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のヘッドレスト。
  7. 前記樹脂部材は、前記樹脂フレームと一体に形成されていることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のヘッドレスト。
  8. 前記ラッチを挟んで、前記ロック係合部が前記ラッチから外れるときに移動する側とは反対側に配置され、前記樹脂フレームを前方へ付勢するように構成された第1付勢部材を備えることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のヘッドレスト。
  9. 一端が前記樹脂フレームに掛止され、前記ロックレバーのロック時の回動方向に前記ロックレバーを付勢する第2付勢部材をさらに備え、
    前記ロックレバーは、前記円弧部に、前記支持壁に対向して設けられたフランジと、前記フランジに設けられ、前記第2付勢部材の他端が掛止される掛止部とを有することを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載のヘッドレスト。
  10. シートバックと、前記シートバックに対して起立させた起立位置と当該起立位置から前方または後方に倒した倒伏位置の間を移動可能なヘッドレストと、を備えたシートであって、
    前記ヘッドレストは、前記シートバックの上部に、前記シートバックに対して回動可能に装着される支持部材と、前記支持部材に固定された金属製のラッチと、を有し、
    前記シートバックは、第2樹脂フレームと、前記第2樹脂フレームに対して回動軸線を中心に回動可能に設けられ、前記ラッチに係合するロック係合部を有して前記支持部材の回動をロック可能に構成された金属製のロックレバーと、樹脂部材と、を有し、
    前記ロックレバーは、下縁部に前記回動軸線を中心とする円弧形状の円弧部を有し、
    前記第2樹脂フレームは、前記第2樹脂フレームから突出し、前記円弧部の外周の外側に沿って設けられた支持壁を有し、
    前記ラッチは前記ロック係合部と係合可能な第1溝を有し、
    前記樹脂部材は前記ロック係合部と係合可能な第2溝を有し、
    前記第2溝は、前記第1溝よりも幅が狭いことを特徴とするシート。
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