JP6332241B2 - 粉体収容装置および画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、粉体収容装置および画像形成装置に関する。
特許文献1〜3には、自転することでトナーを排出するトナーボトルと、ボトル口部と接合しトナー排出口を有するフランジを備えたトナーカートリッジが開示されている。
特許文献1に開示されたトナーカートリッジの場合、トナーボトルの回転は、トナーボトル端部に設けた溝に嵌入する画像成形装置側の駆動部材により行なわれる。
特許文献2,3に開示されたトナーカートリッジの場合、トナーボトルの回転はトナーボトルに設けたギアを回転駆動することにより行なわれる。
特開2009−271280号公報 特開2006−084755号公報 特開2006−071762号公報
本発明は、省スペース化と駆動系の構成の簡易化が図られた粉体収容装置および画像形成装置を提供することを目的とする。
請求項1は、
一端に開口して内部に粉体を収容し、回転により該粉体を該開口に向けて搬送する突条を内周面に有する容器と、
前記開口の内径と略同径を有し該開口に対面する向きに開いた中空部と、該中空部の下部に設けられた粉体の流出口とを有し、該開口を覆って非回転状態に保持される蓋部材と、
前記蓋部材を回転軸方向に貫通した駆動力受部と、前記中空部の内径に収まる寸法を有し、該中空部内の前記流出口の上部に位置し該中空部の内壁面とは非接触に回転して該中空部内の粉体を攪拌する攪拌部とを有し、前記容器に回転駆動力を伝達する駆動力伝達部材とを備え、
前記開口と前記流出口との間で前記粉体が常時通過可能な空間を有し、
前記攪拌部は、前記中空部の中央に位置する軸部と、該軸部から該中空部の内壁面に向かって延びる連結部と、該連結部から軸方向に延びる羽根部とからなり、該軸部と該羽根部の間に空間が形成された形状を有し、前記常時通過可能な空間の上部に存在するトナーを攪拌するものであることを特徴とする粉体収容装置である。
請求項2は、
一端に開口して内部に粉体を収容し、回転により該粉体を該開口に向けて搬送する突条を内周面に有する容器と、
前記開口の内径と略同径を有し該開口に対面する向きに開いた中空部と、該中空部の下部に設けられた粉体の流出口とを有し、該開口を覆って非回転状態に保持される蓋部材と、
駆動力受部と、前記中空部の内径に収まる寸法を有し、該中空部内の前記流出口の上部に位置し該中空部の内壁面とは非接触に回転して該中空部内の粉体を攪拌する攪拌部とを有し、該駆動力受部がそのまま回転軸となって前記容器に回転駆動力を伝達する駆動力伝達部材とを備え、
前記開口と前記流出口との間で前記粉体が常時通過可能な空間を有し、
前記攪拌部は、前記中空部の中央に位置する軸部と、該軸部から該中空部の内壁面に向かって延びる連結部と、該連結部から軸方向に延びる羽根部とからなり、該軸部と該羽根部の間に空間が形成された形状を有し、前記常時通過可能な空間の上部に存在するトナーを攪拌するものであることを特徴とする粉体収容装置である。
請求項3は、前記連結部が、前記軸部から前記中空部の内壁面に向かって延びる2本の柱状の部材からなり、前記羽根部が、該2本の柱状の部材どうしを繋ぐ梁形状の部材であることを特徴とする請求項1又は2に記載の粉体収容装置である。
請求項4は、前記攪拌部が、前記流出口から常時離間していることを特徴とする請求項1から3のうちのいずれか1項に記載の粉体収容装置である。
請求項5は、前記攪拌部は、鉛直上方の投影空間上において前記流出口と重なる位置に配置されていることを特徴とする請求項1から4のうちのいずれか1項に記載の粉体収容装置である。
請求項6は、前記軸部と前記羽根部との間に形成された開口は、粉体が通過可能な開口であることを特徴とする特徴とする請求項1から5のうちのいずれか1項に記載の粉体収容装置である。
請求項7は、粉体を収容する粉体収容装置を備え、前記粉体収容装置から粉体を取り出し該粉体を用いて画像を形成する画像形成装置であって、
前記粉体収容装置が、
一端に開口して内部に粉体を収容し、回転により該粉体を該開口に向けて搬送する突条を内周面に有する容器と、
前記開口の内径と略同径を有し該開口に対面する向きに開いた中空部と、該中空部の下部に設けられた粉体の流出口とを有し、該開口を覆って非回転状態に保持される蓋部材と、
前記蓋部材を回転軸方向に貫通した駆動力受部と、前記中空部の内径に収まる寸法を有し、該中空部内の前記流出口の上部に位置し該中空部の内壁面とは非接触に回転して該中空部内の粉体を攪拌する攪拌部とを有し、前記容器に回転駆動力を伝達する駆動力伝達部材とを備え、
前記開口と前記流出口との間で前記粉体が常時通過可能な空間を有し、
前記攪拌部は、前記中空部の中央に位置する軸部と、該軸部から該中空部の内壁面に向かって延びる連結部と、該連結部から軸方向に延びる羽根部とからなり、該軸部と該羽根部の間に空間が形成された形状を有し、前記常時通過可能な空間の上部に存在するトナーを攪拌するものであることを特徴とする画像形成装置である。
請求項8は、粉体を収容する粉体収容装置を備え、前記粉体収容装置から粉体を取り出し該粉体を用いて画像を形成する画像形成装置であって、
前記粉体収容装置が、
一端に開口して内部に粉体を収容し、回転により該粉体を該開口に向けて搬送する突条を内周面に有する容器と、
前記開口の内径と略同径を有し該開口に対面する向きに開いた中空部と、該中空部の下部に設けられた粉体の流出口とを有し、該開口を覆って非回転状態に保持される蓋部材と、
駆動力受部と、前記中空部の内径に収まる寸法を有し、該中空部内の前記流出口の上部に位置し該中空部の内壁面とは非接触に回転して該中空部内の粉体を攪拌する攪拌部とを有し、該駆動力受部がそのまま回転軸となって前記容器に回転駆動力を伝達する駆動力伝達部材とを備え、
前記開口と前記流出口との間で前記粉体が常時通過可能な空間を有し、
前記攪拌部は、前記中空部の中央に位置する軸部と、該軸部から該中空部の内壁面に向かって延びる連結部と、該連結部から軸方向に延びる羽根部とからなり、該軸部と該羽根部の間に空間が形成された形状を有し、前記常時通過可能な空間の上部に存在するトナーを攪拌するものであることを特徴とする画像形成装置である。
請求項1および請求項2の粉体収容装置、並びに、請求項7および請求項8の画像形成装置によれば、粉体容器にギアを設けて駆動する場合と比べ、省スペース化と駆動系の構成の簡易化が図られる。
請求項3の粉体収容装置によれば、羽根部を備えていない場合と比べ、粉体の凝集が抑えられる。
請求項4の粉体収容装置によれば、流出口から攪拌部材が常時離間していない場合と比べ、流出口周りの粉体の凝集を抑えられる。
請求項5の粉体収容装置によれば、攪拌部が鉛直上方において流出口と重なる位置に配置されていない場合と比べ、粉体の排出を容易に行える。
請求項6の粉体収容装置によれば、空間を粉体が通過不可能な場合と比べ、粉体の攪拌が容易に行える。
本発明の第1実施形態としての画像形成装置の外観斜視図である。 図1に外観を示す画像形成装置の内部構成を示した模式図である。 比較例としてのトナーカートリッジの分解斜視図である。 図3に示す比較例としてのトナーカートリッジの、フランジ近傍部分の断面図である。 図3に示す比較例としてのトナーカートリッジおける課題の1つを説明するための模式図である。 図1,図2に示す画像形成装置に採用される、第1実施形態としてのトナーカートリッジの斜視図である。 図6に示すトナーカートリッジの分解斜視図である。 図6に示すトナーカートリッジの、フランジ近傍部分の断面図である。 第2実施形態のトナーカートリッジの斜視図である。 図9に示すトナーカートリッジの分解斜視図である。 図9に示すトナーカートリッジの、フランジ近傍部分の断面図である。
以下、本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の第1実施形態としての画像形成装置の外観斜視図である。
この画像形成装置1は、スキャナ10とプリンタ20を備えている。
スキャナ10は、この画像形成装置1の骨組みである装置筐体90の上に載せられており、プリンタ20は、装置筐体90内に構成されている。
図2は、図1に外観を示した画像形成装置の内部構成を示した模式図である。
プリンタ20は、ほぼ横に1列に配列された4つの像形成部50Y,50M,50C,50Kを有する。これらの像形成部50Y,50M,50C,50Kでは、それぞれ、イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),黒(K)の各色トナーによるトナー像が形成される。ここでは、これらの像形成部50Y,50M,50C,50Kに共通の説明については、トナーの色の区別を表わす、Y,M,C,Kの符号を省略し、像形成部50と表記する。像形成部以外の他の構成要素についても同様である。
各像形成部50には、感光体51が備えられている。この感光体51は、駆動力を受けて矢印A方向に回転しながら、その表面に静電潜像が形成され、さらに現像によりトナー像が形成される。
各像形成部50に備えられている各感光体51の周りには、帯電器52、露光器53、現像器54、1次転写器62、およびクリーナ55が備えられている。ここで、1次転写器62は、感光体51との間に、後述する中間転写ベルト61を挟んだ位置に置かれている。この1次転写器62は、像形成部50ではなく、後述する中間転写部60に備えられている要素である。
帯電器52は、感光体51の表面を一様に帯電する。
露光器53は、一様に帯電された感光体51に、画像信号に基づいて変調された露光光を照射して、感光体51上に静電潜像を形成する。
現像器54は、感光体51上に形成された静電潜像を、各像形成部50に応じた色のトナーで現像して、感光体51上にトナー像を形成する。
1次転写器62は、感光体51上に形成されたトナー像を、後述する中間転写ベルト61上に転写する。
クリーナ55は、転写後の感光体51上の残留トナー等を感光体51上から取り除く。
4つの像形成部50の上部には、中間転写部60が配置されている。そして、この中間転写部60には、中間転写ベルト61が備えられている。この中間転写ベルト61は、駆動ロール63a、従動ロール63b、張架ロール63c等の複数のロールに支持されている。そして、この中間転写ベルト61は、駆動ロール63aに駆動されて、4つの像形成部50に備えられている4つの感光体51に沿う経路を含む循環経路上を、矢印B方向に循環移動する。
各感光体51上のトナー像は1次転写器62の作用により、中間転写ベルト61上に順次重なるように転写される。そして、中間転写ベルト61上に転写されたトナー像は、その中間転写ベルト61により、2次転写位置T2に搬送される。この2次転写位置T2には2次転写器71が備えられており、中間転写ベルト61上のトナー像は、その2次転写
器71の作用により、その2次転写位置T2に搬送されてきた用紙P上に転写される。用紙Pの搬送については後述する。用紙Pへのトナー像の転写後の中間転写ベルト61上に残存するトナー等は、クリーナ64により、その中間転写ベルト61から取り除かれる。
中間転写部60の上部には、各色のトナーが収容されたトナーカートリッジ100が備えられている。現像器54内のトナーが現像により消費されると、対応する色のトナーを収容したトナーカートリッジ100から、トナーが、不図示のトナー補給路を通って現像器54に補給される。トナーカートリッジ100は装置筐体90に対し着脱自在に構成されており、空になると取り出されて、新たなトナーカートリッジ100が装着される。
用紙トレイ21からは、ピックアップロール24により用紙Pが1枚取り出され、搬送ロール25により、搬送路99上を矢印C方向に、タイミング調整ロール26まで搬送される。このタイミング調整ロール26まで搬送されてきた用紙Pは、そのタイミング調整ロール26により、中間転写ベルト61上のトナー像が2次転写位置T2に到達するタイミングに合わせて2次転写位置T2に到達するように、その2次転写位置に向かって送り出される。タイミング調整ロール26により送り出された用紙Pは、2次転写位置T2において、2次転写器71の作用により、中間転写ベルト61からトナー像の転写を受ける。トナー像の転写を受けた用紙Pは、さらに矢印D方向に搬送されて定着器72を通過する。用紙P上のトナー像は、この定着器72により加熱および加圧を受けて用紙P上に定着される。これにより、用紙P上には、定着されたトナー像からなる画像がプリントされる。定着器72によりトナー像の定着を受けた用紙は、搬送ロール27によりさらに搬送され、排紙ロール28により、排紙口29から排紙トレイ22上に送り出される。
次に、トナーカートリッジ100の構造について説明する。
ここでは先ず、本発明の実施形態としてのトナーカートリッジの説明の前に、先ず比較例としてのトナーカートリッジについて説明する。その後、その比較例の説明を踏まえて、本発明の実施形態としてのトナーカートリッジについて説明する。
図3は、比較例としてのトナーカートリッジの分解斜視図である。
また、図4は、図3に示す比較例としてのトナーカートリッジの、フランジ近傍部分の断面図である。
このトナーカートリッジ200は、トナーボトル210、攪拌部材220、シール部材230.およびフランジ240を有する。このトナーカートリッジ200は、トナーボトル210内にトナーが収容されて組み立てられた状態で、画像形成装置内に、矢印Iの向きに差し込まれる。このトナーカートリッジ200は、比較例であって、図1,図2に示す本実施形態としての画像形成装置1には差し込まれない。ただし、このトナーカートリッジ200が挿し込まれる画像形成装置も、図1,図2に示すレベルの図では、図1,図2と同一に表わされる。そこで、ここでは、このトナーカートリッジ200も図1,図2に示す画像形成装置1に挿し込まれるものとして説明する。また、このトナーカートリッジ200は、トナーボトル210が空になると、矢印Eの向きに引き抜かれ、新たなトナーカートリッジ200が挿し込まれる。
トナーボトル210は、略円筒形を成し、その一端に開口211を有し、内部にトナーが収容される。また、もう一方の端には、画像形成装置1からこのトナーカートリッジ200を引き抜くときの把っ手212が設けられている。さらに、このトナーボトル210の外周面210aには、螺旋形に延びる溝213aが形成されている。この溝213aは、図4に示すように、トナーボトル210の内周面210bに突き出ている。すなわち、内周面210bには、螺旋形の突条213bが形成されている。また、このトナーボトル210の外周面210aには、開口211の近傍にギア214が形成されている。このギア214には、このトナーカートリッジ200が画像形成装置1に装着されたときに装置筐体90内に備えられている画像形成装置本体側のギア91(図4参照)が噛み合う。そして、本体側のモータ(不図示)からの回転駆動力を受けてトナーボトル210が矢印Rの向きに回転する。このトナーボトル210内にはトナーが充填されており、トナーボトル210が回転すると、内周面210bの螺旋形の突条213bによりトナーが開口211側に搬送される。
また、開口211の周面には、複数のキー溝215が形成されている。これらのキー溝215には、攪拌部材220のキー221が入り込む。したがって、トナーボトル210が回転すると攪拌部材220も一体に回転する。
この攪拌部材220は、円環状の基部222を有し、その基部222からトナーボトル210側に複数のキー221が突き出ている。また、攪拌部材220は、基部222からフランジ240側に突き出た攪拌羽根223が設けられている。
ここで、フランジ240には、図4に示すように、トナーボトル210側に対向する向きに開いた中空の筒状部241が形成されている。攪拌部材220の攪拌羽根223は、フランジ240の筒状部241内に配置される。この攪拌羽根223は、トナーボトル210の開口211からフランジ240内に移動したトナーを撹拌して、トナーの凝集を防ぐ役割を担っている。攪拌羽根223の先端からは軸224が突き出ている。この軸224は、フランジ240の軸受部242に入り込んで、攪拌部材220の姿勢を保持している。このフランジ240の筒状部241は、トナーボトル210側が一段大きな円筒に形成されていて、その段部にリング形状のシール部材230が入り込んでいる。このシール部材230は、トナーボトル210の開口211の縁211aに押されて潰れた状態にある。このシール部材230は、トナーボトル210とフランジ240との隙間からのトナーの洩れを防止している。
フランジ240は、トナーが流出する流出口243を有する。その流出口243の周囲は、もう1つのシール部材244で覆われている。さらに、その流出口243とシール部材244は、シャッタ245で覆われている。このトナーカートリッジ200が画像形成装置に差し込まれるとシャッタ245が開いて、流出口243を開放する。また、このフランジ240は、画像形成装置1内に非回転状態に保持される。
トナーボトル210の外周面210aに設けられたギア214は、画像形成装置本体側のギア91に駆動される。この駆動により、トナーボトル210が回転するとそのトナーボトル210内のトナーが開口211側に搬送され、その開口211から搬出されてフランジ240内に入り込む。攪拌部材220は、トナーボトル210と一体的に回転している。このため、フランジ240内に入り込んだトナーは、攪拌部材220の攪拌羽根223により攪拌されながら、流出口243から、このトナーカートリッジ220の外部に流出する。
ここでは、比較例としてのトナーカートリッジ200について説明しているが、このトナーカートリッジ200は、図2に示すトナーカートリッジ100Y,100M,100C,100Kのそれぞれに対応するものである。すなわち、このトナーカートリッジから流出したトナーは、不図示のトナー補給路を経由して対応する現像器54に補給され、トナー像の形成に供される。
図5は、図3に示す比較例としてのトナーカートリッジおける課題の1つを説明するための模式図である。
上述の通り、このトナーカートリッジ200が画像形成装置内に差し込まれると、トナーボトル210の外周面210aに形成されたギア214と本体側のギア91とが噛み合う。このため、このトナーカートリッジ200に隣接した位置には、本体側のギア91を配置するスペースが必要となる。このギア91は、図3に実線で示す位置であっても、一点鎖線で示すいずれの位置に配置した場合であっても、かなり大きなスペースを必要とする。このスペースを如何にして小さくし、あるいは無くすかが1つの大きな課題である。
図4に戻って、この比較例におけるもう1つの課題を説明する。
また、このトナーカートリッジ200を構成するトナーボトル210は、その形状からブロー成形(中空成形)で製造される。このブロー成形は、トナーボトル210のような筒状体の成形に適した成形方法であるが、そのブロー成形で製造された部品(ここでは)トナーボトル210)の寸法の高精度化は期待できない。ここで、リング状のシール部材230は、フランジ240内に配置され、トナーボトル210に押されて潰れることにより、フランジ240とトナーボトル210との隙間を塞いでいる。また、その状態でトナーボトル210が回転するため、トナーボトル210は、このシール部材230に対し摺動しながら回転する。ここで、トナーボトル210はブロー成形で形成されるため寸法精度が悪く、そのトナーカートリッジ200によって、シール部材230が強く押し潰されたり、押し潰し量が不足することが生じる。強く押し潰され過ぎるとトナーボトル210とシール部材230との間の摩擦力が大きくなって、トナーボトル210の円滑な回転が妨げられるおそれがある。このため、その大きな摩擦力に打ち勝つだけの大きなトルクのモータを使ってトナーボトル210を回転させる必要があり、モータのコスト高、外形寸法の増大、および消費電力の増大を招くおそれがある。また、シール部材230の押し潰し量が不足すると、フランジ240とトナーボトル210との間からトナーが漏れ出るおそれがある。したがって、シール部材230の押し潰し量を如何にして一定にするかが、この比較例におけるもう1つの課題である。
比較例のトナーカートリッジ200についての以上の説明を踏まえ、次に本願発明の実施形態としてのトナーカートリッジについて説明する。
図6は、図1,図2に示す画像形成装置に採用される、第1実施形態としてのトナーカートリッジの斜視図である。
また、図7は、図6に示すトナーカートリッジの分解斜視図である。
さらに、図8は、図6に示すトナーカートリッジの、フランジ近傍部分の断面図である。
このトナーカートリッジ100は、トナーボトル110、攪拌部材120、シール部材130、フランジ140、もう1つのシール部材150、およびカップリング160を有する。このトナーカートリッジ100は、本発明にいう粉体収容装置の一例に相当する。また、トナーボトル110は、粉体容器の一例に相当する。さらに、攪拌部材120とカップリング160を合わせたものが、駆動力伝達部材の一例に相当し、そのうちのカップリング160は、継手部材の一例および駆動力受部の一例に相当する。さらに、フランジ140は、蓋部材の一例に相当する。
このトナーカートリッジ100は、トナーボトル110内にトナーが収容されて図6に示す状態に組み立てられ、その組み立てられた状態のトナーカートリッジ100が、図1,図2に示す画像形成装置1内に差し込まれる。また、このトナーカートリッジ100は、トナーボトル110が空になると矢印Eの向きに引き抜かれ、新たなカートリッジ100が差し込まれる。
トナーボトル110は、略円形を成し、その一端に開口111を有し、内部にはトナーが収容される。また、もう一方の端には、このトナーカートリッジ100を画像形成装置1から引き抜くときに把持する把っ手112が設けられている。また、このトナーボトル110の外周面110aには螺旋状に延びる溝113aが形成されている。この溝113aは、トナーボトル110の内周面110bに突き出ている。すなわち、このトナーボトル110の内周面110bには螺旋形に延びる突条113bが形成されている。このトナーボトル110は、後述するようにして、図6,図7に示す矢印Rの向きに回転する。このトナーボトル110内にはトナー(不図示)が充填されており、トナーボトル110が回転するとその内周面110bの螺旋形の突条113bによりトナーが開口111側に搬送される。また、このトナーボトル110の外周面110aには、その開口111の近傍に、雄ねじ114が形成されている。この雄ねじ114には、攪拌部材120の雌ねじ122(図8参照)がねじ止めされ、トナーボトル110に攪拌部材120が固定される。したがって、トナーボトル110と攪拌部材120は一体に回転する。
この攪拌部材120は、トナーボトル110側に開口した円筒部121を有し、その円筒部121の内周面には雌ねじ122が形成されている。また、この攪拌部材120には、フランジ140側に突き出た攪拌羽根123が設けられている。ここで、フランジ140にも、図8に示すようにトナーボトル110側に対面する向きに開いた中空の筒状部141が形成されている。攪拌部材120の攪拌羽根123は、フランジ140の筒状部141内に配置される。この攪拌羽根123は、トナーボトル110の開口111からフランジ140内に移動してきたトナーを撹拌して、トナーの凝集を防ぐ役割を担っている。攪拌羽根123の先端には嵌合穴124が設けられている。一方、フランジ140の、嵌合穴124に対面する位置には、通し孔142が形成されている。この通し孔142には、このフランジ140の外側(フランジ40の、トナーボトル110に対面する側とは反対側、図8の左側)からカップリング160が差し込まれて嵌合穴124に嵌め込まれている。このトナーカートリッジ100が画像形成装置1(図1,図2参照)に差し込まれると、カップリング160が装置本体側のカップリング(不図示)と結合する。そして、このカップリング160は、装置本体に備えられているモータ(不図示)により、その装置本体側のカップリングを介して回転駆動され、そのカップリング160がそのまま回転軸となって回転する。このカップリング160は、攪拌部材120の嵌合穴142に嵌め込まれていて、そのカップリング160が回転すると攪拌部材120も一体に回転する。また、攪拌部材120はトナーボトル110に固定されているため、攪拌部材120が回転するとトナーボトル110も、カップリング160を回転軸として一体に回転する。
攪拌部材120には、その外周面120aに周回方向に一周する係止溝125が設けられている。一方、フランジ140には、この係止溝123に嵌め込まれる係止爪146が設けられている。この係止溝146は、フランジ140を回転軸方向(図8の左右方向)には攪拌部材120に固定しながら、回転方向(図6,図7に示す矢印R方向)には係止溝123と摺動する。このトナーカートリッジ100が画像形成装置1に差し込まれると、フランジ140はその装置本体に対し非回転状態に固定される。したがって、攪拌部材120は、フランジ140の係止爪146と摺動しながら回転する。
リング状のシール部材130は、攪拌部材120とフランジ140との間に挟まれて、フランジ部材140の円形の突条147に押し潰されている。このシール部材130は、攪拌部材120とフランジ140との間からトナーが洩れ出るのを防止している。また、もう1つのリング状のシール部材150は、フランジ140の通し孔142を取り巻く位置に配置されて、フランジ140の通し孔142からトナーの洩れを防止している。
このフランジ240は、トナーボトル110に対する蓋としての役割を有するとともに、トナーが流出する流出口143を有する。その流出口143の周囲は、もう1つのシール部材144で覆われている。さらに、その流出口143とシール部材144は、シャッタ145で覆われている。このシャッタ145は、このトナーカートリッジ100を画像形成装置1に差し込んだ際に開放され、抜き取る際に閉鎖される。上述の通り、このトナーカートリッジ100が画像形成装置1に差し込まれると、シャッタ145が開かれるとともに、さらにフランジ240が非回転状態に保持される。さらに、装置本体側のカップリング(不図示)とこのトナーカートリッジ100のカップリング160が結合する。このカップリング160は、装置本体側のモータにより装置本体側のカップリングを介して回転駆動される。そして、その回転駆動により、トナーカートリッジ100の攪拌部材120とトナーボトル110が回転する。トナーボトル110の回転によりそのトナーボトル110内のトナーが開口111側に搬送され、その開口111から搬出されてフランジ140内に入り込む。フランジ140内に入り込んだトナーは攪拌部材120の攪拌羽根123により攪拌されながら、流出口143から、このトナーカートリッジ120外部に流出する。
ここで説明している第1実施形態としてのトナーカートリッジ100は、図2に示すトナーカートリッジ100Y,100M,100C,100Kを代表している。すなわち、このトナーカートリッジ100から流出したトナーは対応する現像器54に供給され、トナー像の形成に供される。
ここで、この第1実施形態のトナーカートリッジ100は、回転軸上に設けられたカップリング160を介して回転駆動される。したがって、前述した従来例のトナーカートリッジ200(図3,図4参照)と比べ、トナーカートリッジを回転駆動するための駆動系の構成が簡易化される。また、図2に示す4個のトナーカートリッジ100Y,100M,100C,100Kどうしの間にギア(図3参照)等の配置スペースは不要であり、省スペース化が図られる。
また、本実施形態のトナーカートリッジ100においても、トナーボトル110はブロー成形により製造される。ただし、このトナーカートリッジ100の場合、シール部材130は、攪拌部材120とフランジ140とに挟まれた位置にあり、シール部材130の押し潰し量はトナーボトル110の精度とは無関係である。攪拌部材120とフランジ140は、いずれも射出成形により製造される。このため、これら攪拌部材120やフランジ140はブロー成形で製造されるトナーボトル110と比べ高い寸法精度を有する。したがって、シール部材130の押し潰し量が安定化し、トナーの洩れの防止や摺動性の悪化が避けられる。
また、もう1つのリング状のシール部材150についても同様である。このシール部材150は、カップリング160とフランジ140とに挟まれている。カップリング160とフランジ140は、射出成形により製造される。このため、このシール部材150の押し潰し量も高精度に制御され、トナーの洩れとカップリング160が回転する際の摺動性の悪化が避けられている。
また、本実施形態のトナーカートリッジ100は、装置本体内に、図6,図7に示す矢印I方向に挿し込まれ、把っ手112を引くことにより装置本体から矢印E方向に抜き取られる。
このため、このトナーカートリッジ100を回転駆動する駆動部は、装置本体の奥側(矢印I方向先端側)に備えられていて、このトナーカートリッジ100は、矢印I方向先端側に備えられているカップリング160を介して回転駆動される。
仮に、前掲の特許文献1のように、このトナーカートリッジ100を把っ手側から回転駆動しようとすると、複雑な構造の駆動部を、トナーカートリッジ100の着脱操作を行なう側に備える必要があり、装置全体の構造が極めて複雑となるおそれがある。本実施形態の場合、トナーカートリッジ100の装着の奥側に駆動部が備えられるため、手前側(把っ手112側)に駆動部を備える場合と比べ、装置の構造が簡易化される。
次に、第2実施形態のトナーカートリッジについて説明する。
図9は、第2実施形態のトナーカートリッジの斜視図である。
また、図10は、図9に示すトナーカートリッジの分解斜視図である。
さらに、図11は、図9に示すトナーカートリッジの、フランジ近傍部分の断面図である。
これら図9〜図11は、上述の第1実施形態における、図6〜図8にそれぞれ対応する図である。ここでは、上述の第1実施形態のトナーカートリッジ100の要素と同一又は対応する要素には、図6〜図8において付した符号と同一の符号を付して示し、第1実施形態との相違点についてのみ説明する。
上述の第1実施形態のトナーカートリッジ100の場合、図8に示すように、攪拌部材120に嵌合穴124が形成されていて、カップリング160がフランジ140の通し孔142にフランジ140の外側(図8の左側)から差し込まれて嵌合穴124に嵌め込まれている。
これに対し、ここで説明している第2実施形態のトナーカートリッジ300の場合、図8に示す嵌合穴124に代わり、攪拌部材120に、回転軸上に棒状に突き出た駆動力受部125が設けられている。この攪拌部材120に設けられた駆動力受部125は、フランジ140に設けられた通し孔142をフランジ140の内側(フランジ140の、トナーボトル110に対面する側)から外向き(トナーボトルに対面する側とは反対側)に貫通している。これに伴い、リング状のシール部材150は、通し孔142の周りの、フランジ140の内側であって、そのフランジ140と攪拌部材120とに挟まれた位置に配置されている。
このトナーカートリッジ300が差し込まれる画像形成装置には、攪拌部材120の駆動力受部125と嵌め合わされるカップリングが備えられていて、このトナーカートリッジ300がその画像形成装置に差し込まれると、装置本体側のカップリングと、このトナーカートリッジ300の攪拌部材120の駆動力受部125とが嵌め合わされる。このトナーカートリッジ300が画像形成装置に差し込まれたときに、シャッタ145が開放され、また、フランジ140が非回転状態に固定される点は、上述の第1実施形態と同一である。このトナーカートリッジ300が差し込まれる画像形成装置には、駆動力受部125と嵌め合せられるカップリングと、そのカップリングを回転駆動するモータが備えられている。そして、そのモータが回転すると、カップリングを介して駆動力受部125に回転駆動力が伝達され、その駆動力受部125がそのまま回転軸となって攪拌部材120およびトナーボトル110が回転する。この第2実施形態のトナーカートリッジ300の場合、この攪拌部材120が駆動力伝達部材の一例に相当する。
この第2実施形態のトナーカートリッジ300の、ここで説明した点以外の点は前述の第1実施形態のトナーカートリッジ100と同一であり、重複説明は省略する。
この第2実施形態のトナーカートリッジ300は、回転軸上に延びる駆動力受部125を介して回転駆動される。したがって、この第2実施形態のトナーカートリッジ300も、前述の第1実施形態のトナーカートリッジ100と同様、前述した従来例のトナーカートリッジ200(図3,図4参照)と比べ、トナーカートリッジを回転駆動するための駆動系の構成が簡易化される。また、複数のトナーカートリッジどうしの内にギア(図3参照)等の配置スペースは不要であり、省スペース化が図られる。
また、この第2実施形態のトナーカートリッジ300においても、前述の第1実施形態と同様、比較例と比べシール部材130,150の押し潰し量が安定化し、トナー洩れ防止および摺動性の安定化に寄与している。
ここで、前述の第1実施形態のトナーカートリッジ100は、攪拌部材120およびトナーボトル110を回転させるために、カップリング160なる別の部材を備えている。これに対し、この第2実施形態のトナーカートリッジ300は、攪拌部材120自体が駆動力受部125を備えている。したがって、この第3実施形態のトナーカートリッジ300の場合、第1実施形態のトナーカートリッジ100よりも部品点数が少なくて済み、コスト上有利である。ただし、この第2実施形態のトナーカートリッジ300の場合、駆動力受部125の太さは通し孔142を貫通する太さとする必要がある。太径の駆動力受部125を備えると回転駆動力の伝達上有利であり、そのためには、大口径の通し孔142を形成する必要がある。大口径の通し孔142を設けると、その分トナー洩れが生じ易くなり、シール部材150の一層の工夫が必要となる、一方、前述の第1実施形態の場合、通し孔142自体は小径であっても、その通し孔142の外側において太径のカップリング部を設けることができ、この点では第1実施形態が有利である。すなわち、これらの得失を考慮して、第1実施形態のトナーカートリッジ100あるいは第2実施形態のトナーカートリッジ300が採用される。
1 画像形成装置
10 スキャナ
20 プリンタ
50 像形成部
51 感光体
54 現像器
60 中間転写部
100,200,300 トナーカートリッジ
72 定着器
90 装置筐体
91 ギア
110,210 トナーボトル
110a,210a 外周面
110b,210b 内周面
112,212 把っ手
114 雄ネジ
120,220 攪拌部材
121 円筒部
122 雌ねじ
124 嵌合穴
125 係止溝
130,144,150,230,244 シール部材
140,240 フランジ
142 通し孔
146 係止爪
160 カップリング
211 開口
211a 縁
213a 溝
213b 突条
214 ギア
215 キー溝
221 キー
222 基部
223 攪拌羽根
241 筒状部
242 軸受部
243 流出口
245 シャッタ

Claims (8)

  1. 一端に開口して内部に粉体を収容し、回転により該粉体を該開口に向けて搬送する突条を内周面に有する容器と、
    前記開口の内径と略同径を有し該開口に対面する向きに開いた中空部と、該中空部の下部に設けられた粉体の流出口とを有し、該開口を覆って非回転状態に保持される蓋部材と、
    前記蓋部材を回転軸方向に貫通した駆動力受部と、前記中空部の内径に収まる寸法を有し、該中空部内の前記流出口の上部に位置し該中空部の内壁面とは非接触に回転して該中空部内の粉体を攪拌する攪拌部とを有し、前記容器に回転駆動力を伝達する駆動力伝達部材とを備え、
    前記開口と前記流出口との間で前記粉体が常時通過可能な空間を有し、
    前記攪拌部は、前記中空部の中央に位置する軸部と、該軸部から該中空部の内壁面に向かって延びる連結部と、該連結部から軸方向に延びる羽根部とからなり、該軸部と該羽根部の間に空間が形成された形状を有し、前記常時通過可能な空間の上部に存在するトナーを攪拌するものであることを特徴とする粉体収容装置。
  2. 一端に開口して内部に粉体を収容し、回転により該粉体を該開口に向けて搬送する突条を内周面に有する容器と、
    前記開口の内径と略同径を有し該開口に対面する向きに開いた中空部と、該中空部の下部に設けられた粉体の流出口とを有し、該開口を覆って非回転状態に保持される蓋部材と、
    駆動力受部と、前記中空部の内径に収まる寸法を有し、該中空部内の前記流出口の上部に位置し該中空部の内壁面とは非接触に回転して該中空部内の粉体を攪拌する攪拌部とを有し、該駆動力受部がそのまま回転軸となって前記容器に回転駆動力を伝達する駆動力伝達部材とを備え、
    前記開口と前記流出口との間で前記粉体が常時通過可能な空間を有し、
    前記攪拌部は、前記中空部の中央に位置する軸部と、該軸部から該中空部の内壁面に向かって延びる連結部と、該連結部から軸方向に延びる羽根部とからなり、該軸部と該羽根部の間に空間が形成された形状を有し、前記常時通過可能な空間の上部に存在するトナーを攪拌するものであることを特徴とする粉体収容装置。
  3. 前記連結部が、前記軸部から前記中空部の内壁面に向かって延びる2本の柱状の部材からなり、前記羽根部が、該2本の柱状の部材どうしを繋ぐ梁形状の部材であることを特徴とする請求項1又は2に記載の粉体収容装置。
  4. 前記攪拌部が、前記流出口から常時離間していることを特徴とする請求項1から3のうちのいずれか1項に記載の粉体収容装置。
  5. 前記攪拌部は、鉛直上方の投影空間上において前記流出口と重なる位置に配置されていることを特徴とする請求項1から4のうちのいずれか1項に記載の粉体収容装置。
  6. 前記軸部と前記羽根部との間に形成された開口は、粉体が通過可能な開口であることを特徴とする特徴とする請求項1から5のうちのいずれか1項に記載の粉体収容装置。
  7. 粉体を収容する粉体収容装置を備え、前記粉体収容装置から粉体を取り出し該粉体を用いて画像を形成する画像形成装置であって、
    前記粉体収容装置が、
    一端に開口して内部に粉体を収容し、回転により該粉体を該開口に向けて搬送する突条を内周面に有する容器と、
    前記開口の内径と略同径を有し該開口に対面する向きに開いた中空部と、該中空部の下部に設けられた粉体の流出口とを有し、該開口を覆って非回転状態に保持される蓋部材と、
    前記蓋部材を回転軸方向に貫通した駆動力受部と、前記中空部の内径に収まる寸法を有し、該中空部内の前記流出口の上部に位置し該中空部の内壁面とは非接触に回転して該中空部内の粉体を攪拌する攪拌部とを有し、前記容器に回転駆動力を伝達する駆動力伝達部材とを備え、
    前記開口と前記流出口との間で前記粉体が常時通過可能な空間を有し、
    前記攪拌部は、前記中空部の中央に位置する軸部と、該軸部から該中空部の内壁面に向かって延びる連結部と、該連結部から軸方向に延びる羽根部とからなり、該軸部と該羽根部の間に空間が形成された形状を有し、前記常時通過可能な空間の上部に存在するトナーを攪拌するものであることを特徴とする画像形成装置。
  8. 粉体を収容する粉体収容装置を備え、前記粉体収容装置から粉体を取り出し該粉体を用いて画像を形成する画像形成装置であって、
    前記粉体収容装置が、
    一端に開口して内部に粉体を収容し、回転により該粉体を該開口に向けて搬送する突条を内周面に有する容器と、
    前記開口の内径と略同径を有し該開口に対面する向きに開いた中空部と、該中空部の下部に設けられた粉体の流出口とを有し、該開口を覆って非回転状態に保持される蓋部材と、
    駆動力受部と、前記中空部の内径に収まる寸法を有し、該中空部内の前記流出口の上部に位置し該中空部の内壁面とは非接触に回転して該中空部内の粉体を攪拌する攪拌部とを有し、該駆動力受部がそのまま回転軸となって前記容器に回転駆動力を伝達する駆動力伝達部材とを備え、
    前記開口と前記流出口との間で前記粉体が常時通過可能な空間を有し、
    前記攪拌部は、前記中空部の中央に位置する軸部と、該軸部から該中空部の内壁面に向かって延びる連結部と、該連結部から軸方向に延びる羽根部とからなり、該軸部と該羽根部の間に空間が形成された形状を有し、前記常時通過可能な空間の上部に存在するトナーを攪拌するものであることを特徴とする画像形成装置。
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