JP6330256B2 - 画像表示装置用縁材、画像表示装置の製造方法及び画像表示装置 - Google Patents
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Description
このような光の散乱を防止する方法として、特許文献1では、透明保護基板と液晶パネルの間の空間に液状材料を充填する方法が、特許文献2では、アクリルモノマーを共重合してなるシートを透明保護基板と液晶パネルとの間に介在させる方法がそれぞれ提案されている。
このようなディスプレイの割れの防止や光の散乱等を防止する方法として、特許文献3及び4では、透明保護基板と、プラズマ表示板又は液晶パネル等の画像表示ユニットとの間の空間、透明保護基板とタッチパネルとの間の空間、及びタッチパネルと画像表示ユニットとの間の空間(以下、まとめて「透明保護基板と画像表示ユニット等との間の空間」ともいう。)に特定の樹脂からなる光学フィルムを介在させる方法が提案されている。
一方、特許文献1のように光硬化性樹脂組成物が液状であると、所定箇所に形成する際に当該所定箇所から漏出し易いという問題がある。この問題を解決する目的で、液状の組成物を塗布する際には、その漏出を防ぐ目的で、予め液状の光硬化性樹脂組成物(これを内側樹脂材という)を塗布する予定の箇所を囲むように、光硬化性樹脂組成物(これを縁部樹脂材という)を塗布し、光硬化して枠を形成してから、内側樹脂材を枠の内側に塗布する方法がある。これにより液状の内側樹脂材の漏出を防ぐことができる。しかしながら、光硬化した枠と液状の内側樹脂材が馴染まないため、内側樹脂材を光硬化した後に、枠と内側樹脂材の界面でスジが生じてしまう問題がある。また、枠の形成のためだけに、別途光硬化する必要があるため、プロセスが長くなる問題がある。
本発明は、上記問題を解決し、画像表示装置の透明樹脂層の形成過程において、枠を用いた場合に、スジの発生がなく、また枠を光硬化しなくとも光硬化性樹脂組成物の漏れなく塗布可能となる画像表示装置用縁材、これを用いた画像表示装置及びその製造方法を提供することを目的とする。
即ち、本発明は、下記の〔1〕〜〔10〕を提供する。
〔1〕透明保護基板、タッチパネル又は画像表示ユニットの上に縁材を形成し、前記縁材の内側に透明材料を塗布して透明粘着層を形成するために使用する画像表示装置用縁材であって、前記縁材がゲル状硬化性樹脂組成物で構成される画像表示装置用縁材。
〔2〕前記画像表示装置用縁材を用いて、前記タッチパネル又は画像表示ユニットの縁部を囲むように形成した枠。
〔3〕前記ゲル状硬化性樹脂組成物が、(A)(メタ)アクリロイル基を有する化合物、(B)オイルゲル化剤、及び(C)重合開始剤、を含む〔1〕に記載の画像表示装置用縁材。
〔4〕前記ゲル状硬化性樹脂組成物が、さらに(D)可塑剤を含む、〔3〕に記載の画像表示装置用縁材。
〔5〕(A)成分の含有量が、前記ゲル状硬化性樹脂組成物の総量に対して、1〜90質量%である、〔3〕又は〔4〕に記載の画像表示装置用縁材。
〔6〕透明保護基板、タッチパネル又は画像表示ユニットの上に、ゲル状硬化性樹脂組成物を用いて縁材を形成する工程、前記縁材の内側に、液状の透明材料を塗布して透明粘着層を形成する工程、前記透明粘着層及びゲル状硬化性樹脂組成物に光照射し、透明樹脂層を形成する工程、を含む、画像表示表装置の製造方法。
〔7〕透明保護基板と、画像表示ユニットと、透明樹脂層と、を有する画像表示装置であって、透明樹脂層が、透明保護基板又は画像表示ユニットの上に形成したゲル状硬化性樹脂組成物の硬化物の縁材と、前記縁材の内側に形成した、液状の透明材料の硬化物とから構成される、画像表示表装置。
〔8〕透明保護基板と、タッチパネルと、画像表示ユニットと、透明樹脂層と、を有する画像表示装置であって、透明樹脂層が、透明保護基板、タッチパネル又は画像表示ユニットの上に形成したゲル状硬化性樹脂組成物の硬化物の縁材と、前記縁材の内側に形成した、液状の透明材料の硬化物とから構成される、画像表示表装置。
〔9〕透明保護基板、タッチパネル又は画像表示ユニットの上にダム材を形成し、前記ダム材の内側に透明材料を塗布して透明粘着層を形成するために使用する画像表示装置用ダム材であって、前記ダム材がゲル状硬化性樹脂組成物で構成される画像表示装置用ダム材。
〔10〕画像表示装置に用いられる透明樹脂層であって、前記透明脂樹層の外縁から10mmの範囲内にオイルゲル化剤を含有し、透明樹脂層の中心部にはオイルゲル化剤を実質的に含まない透明樹脂層。
なお、図面中、同一又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
また、本明細書における「(メタ)アクリレート」とは、「アクリレート」及びそれに対応する「メタクリレート」の一方又は双方を意味する。同様に「(メタ)アクリル」とは、「アクリル」及びそれに対応する「メタクリル」の一方又は双方を意味し、「(メタ)アクリロイル」とは「アクリロイル」及びそれに対応する「メタクリロイル」の一方又は双方を意味する。
また、本明細書において、分子量はゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)によって測定し、標準ポリスチレンの検量線を用いて換算した値であり、具体的には実施例に記載の方法により測定した値である。また、数平均分子量、重量平均分子量及び分散度は、以下のように定義される。ここで、Miは分子量であり、Niは分子量Miの分子のモル数である。
(a)数平均分子量(Mn)
Mn=Σ(NiMi)/ΣNi=ΣXiMi
(Xi=分子量Miの分子のモル分率=Ni/ΣNi)
(b)重量平均分子量(Mw)
Mw=Σ(NiMi 2)/ΣNiMi=ΣWiMi
(Wi=分子量Miの分子の重量分率=NiMi/ΣNiMi)
(c)分散度(分子量分布)
分散度=Mw/Mn
本発明の縁材は、被着物の外縁と略面一に形成されていることが好ましいが、用途に応じて、被着物の外縁より0.1mm〜20mm内側に形成されていてもよい。
また、本発明の縁材の幅は、縁材の形成性の観点から、0.1〜50mmであることが好ましく、1〜30mmであることがより好ましく、2〜20mmであることが更に好ましい。
また、本願の縁材の膜厚は、20μm〜1mmであることが好ましく、50μm〜500μmであることがより好ましく、80μm〜300μmであることが更に好ましい。
本発明の縁材は、被着物の外縁より内側に形成されていればよく、例えば、被着物が略四角形の板の場合、被着物4辺の外縁内側を囲むように形成する枠(図5の(a)参照)、被着物の少なくとも2つの辺の外縁内側(図5の(b)参照)、又は4つの辺の外縁内側に非連続に形成する枠(図5の(c)参照)等が挙げられる。特に、4辺の外縁内側を囲むように形成する枠として用いることが好適である。
ダム材とは、低粘性の流動物を堰き止めるための部位を形成するための材料である。
本発明の縁材またはダム材は、ゲル状硬化性樹脂組成物(以下、単に「樹脂組成物」という場合もある)を用いる。
なお、(A)(メタ)アクリロイル基を有する化合物を(A)成分といい、(B)オイルゲル化剤を(B)成分といい、(C)重合開始剤を(C)成分といい、(D)可塑剤を(D)成分ということがある。
本発明に係るゲル状硬化性樹脂組成物は、(B)オイルゲル化剤によってゲル化されており、当該樹脂組成物を重合させてシート状の硬化物にはしていないため、硬化物にする場合と比べて容易に所望の形状に成型できる。更に、本発明に係るゲル状硬化性樹脂組成物は、物理ゲル状であることが好ましく、これにより、漏出し難く、かつ縁材成形が容易となる。
本発明に係るゲル状硬化性樹脂組成物おいて、25℃での貯蔵弾性率が0.01〜10kPaであることが好ましい。
次に、ゲル状硬化性樹脂組成物の各成分について説明する。
本発明の樹脂組成物は、(A)成分として、(メタ)アクリロイル基を有する化合物を含有する。
(A)成分の含有量は、樹脂組成物を硬化してなる硬化物の硬化性の向上かつ他の成分による効果の発現の観点から、樹脂組成物の総量に対して、好ましくは1〜90質量%、より好ましくは10〜90質量%、更に好ましくは20〜70質量%、特に好ましくは30〜60質量%である。
以下、(A1)成分、(A2)成分について説明する。
(A1)成分である分子内に(メタ)アクリロイル基を有する重合体としては、例えば、(メタ)アクリロイル基を有するポリエステルオリゴマー、(メタ)アクリロイル基を有するウレタン重合体、ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、(メタ)アクリロイル基を有するブタジエン重合体、及び(メタ)アクリロイル基を有するイソプレン重合体の少なくとも1種が挙げられる。
これらの中でも、透明性、耐黄変性、及び種々の特性のバランスの観点から、(メタ)アクリロイル基を有するブタジエン重合体、又は(メタ)アクリロイル基を有するイソプレン重合体が好ましい。
上記ポリブタジエンジオールには、「1,4−構造単位」又は「1,2−構造単位」を有するものがある。ここで、ポリブタジエンにおける、「1,4−構造単位」とは、下記化学式(1t)又は(1c)で表されるような構造単位であり、「1,2−構造単位」とは、下記化学式(1d)で表されるような構造単位である。
1,2−構造単位を主に有するポリブタジエンジオールとしては、下記一般式(1)で表される化合物が例示され、具体的には、G−1000(1,2−構造単位の含有割合:85%)、G−2000(1,2−構造単位の含有割合:85%)、G−3000(1,2−構造単位の含有割合:90%)(以上、商品名、日本曹達株式会社製)が挙げられる。
前記(メタ)アクリロイル基を有するモノイソシアネート化合物としては、例えば、2−イソシアネートエチル(メタ)アクリレート、2−イソシアネートプロピル(メタ)アクリレート、3−イソシアネートプロピル(メタ)アクリレート等が挙げられる。
なお、ポリブタジエンジオールと(メタ)アクリロイル基を有するモノイソシアネート化合物との反応は、例えば、p−メトキシフェノール等の重合禁止剤及びジブチル錫ジラウレート等の触媒の存在下で従来公知の方法で製造することができる。
また、(メタ)アクリロイル基を有するポリブタジエン重合体の重量平均分子量(Mw)は、硬化性、可とう性、及び作業性の観点から、1,000〜30,000、より好ましくは2,000〜20,000、更に好ましくは3,000〜10,000である。
pは、50〜1000であるが、好ましくは100〜800、より好ましくは150〜700、更に好ましくは200〜600である。
qは、1〜5であるが、好ましくは1.5〜4.0、より好ましくは2.0〜3.5、更に好ましくは2.0〜3.0である。
上記一般式(2)で表される化合物の市販品としては、UC−102、UC−203(共に製品名、株式会社クラレ製)等が挙げられる。
なお、「官能基数」とは(A1)成分の1分子中の官能基((メタ)アクリロイル基)の数を示し、「平均官能基数」とは、(A1)成分全体における分子当りの官能基数の平均値を示す。尚、平均官能基数は、(A1)成分を合成する際の各材料の仕込み量から計算して求めることができるが、(A1)成分の1H−NMRの積分値から算出することもできる。
(A1)成分の含有量が1質量%以上であれば、樹脂組成物の硬化性を向上させることができると共に、低誘電率化することができる。一方、(A1)成分の含有量が55質量%以下であれば、硬化収縮率が良好となると共に、硬化物の弾性率が大きくなり過ぎないため好ましい。
(A2)成分である分子内に1個以上の(メタ)アクリロイル基を有する単量体としては、常温(25℃)で液状であることが好ましい。
分子内に1個以上の(メタ)アクリロイル基を有する単量体としては、例えば、下記一般式(3)で表されるアルキル(メタ)アクリレート(以下、「(A2−1)成分」ともいう)、分子内に(メタ)アクリロイル基を有し、かつ水酸基、エーテル結合、アミド基及び脂環式炭化水素基から選ばれる少なくとも1つを有する単量体(以下、「(A2−2)成分」ともいう)等の分子内に1個の(メタ)アクリロイル基を有する単量体、分子内に2個の(メタ)アクリロイル基を有する単量体(以下、「(A2−3)成分」ともいう)、分子内に3個以上6個以下の(メタ)アクリロイル基を有する単量体(以下、「(A2−4)成分」ともいう)などが挙げられる。
上記一般式(3)で表されるアルキル(メタ)アクリレートとしては、例えば、n−ブチル(メタ)アクリレート、tert−ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、n−ペンチル(メタ)アクリレート、n−オクチル(メタ)アクリレート、イソオクチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、イソデシル(メタ)アクリレート、n−ヘキシル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、トリデシル(メタ)アクリレート等が挙げられる。
これらの化合物は、単独で又は2種以上組み合わせて用いてもよい。
分子内に(メタ)アクリロイル基を有し、かつ水酸基、エーテル結合、アミド基及び脂環式炭化水素基から選ばれる少なくとも1つを有する単量体としては、例えば、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、1−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、1−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、1−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート等の水酸基含有(メタ)アクリレート;ヒドロキシエチル(メタ)アクリルアミド等の水酸基含有(メタ)アクリルアミド;ジエチレングリコール、トリエチレングリコール等のポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート;ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール等のポリプロピレングリコールモノ(メタ)アクリレート;ジブチレングリコール、トリブチレングリコール等のポリブチレングリコールモノ(メタ)アクリレート;アクリロイルモルホリン等のモルホリン基含有(メタ)アクリレート;ジメチル(メタ)アクリルアミド、イソプロピル(メタ)アクリルアミド、ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド、ヒドロキシエチル(メタ)アクリルアミド等の(メタ)アクリルアミド;ジシクロペンテニルオキシエチル(メタ)アクリレート等のエーテル結合含有(メタ)アクリレート;ジシクロペンタニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニルオキシエチル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート等の脂環式炭化水素基を有する(メタ)アクリレートなどが挙げられる。
これらの化合物は、単独で又は2種以上を組み合わせて用いてもよい。
これらの中でも、接着性及び塗布時の作業性の観点から、ジシクロペンテニルオキシエチルアクリレートが好ましい。
分子内に2個の(メタ)アクリロイル基を有する単量体としては、例えば、ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、ノナンジオールジ(メタ)アクリレート等のアルカンの炭素数が1〜18のアルカンジオールジ(メタ)アクリレート;エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、エトキシ化ビスフェノールAジ(メタ)アクリレート、プロポキシ化ビスフェノールAジ(メタ)アクリレート、トリシクロデカンジメタノールジ(メタ)アクリレート、9,9−ビス[4−(2−アクリロイルオキシエトキシ)フェニル]フルオレンなどが挙げられる。
分子内に3個以上6個以下の(メタ)アクリロイル基を有する単量体としては、例えば、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、テトラメチロールメタントリ(メタ)アクリレート、テトラメチロールメタンテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート等が挙げられる。
(A2)成分の含有量が0.5質量%以上であれば、適度な粘度を有する樹脂組成物とすることができ、塗布時の作業性を良好とすることができると共に、硬化収縮率を低くすることができる。また、得られる樹脂組成物の遮光部における硬化性を良好とすることができると共に、硬化物の透明性を向上させることができる。
(A2)成分の含有量が30質量%以下であれば、硬化収縮率が高くなりすぎることを抑えることができ、画像表示用装置に用いた場合に、表示ムラの発生を抑制することができる。
前記オイルゲル化剤(B)としては、例えば、ヒドロキシステアリン酸、特に12−ヒドロキシステアリン酸等のヒドロキシ脂肪酸、n−ラウロイル−L−グルタミン酸−α,β−ジブチルアミド、ジ−p−メチルベンジリデンソルビトールグルシトール、1,3:2,4−ビス−O−ベンジリデン−D−グルシトール、1,3:2,4−ビス−O−(4−メチルベンジリデン)−D−ソルビトール、ビス(2−エチルヘキサノアト)ヒドロキシアルミニウム、下記一般式(4)〜(15)で表わされる化合物等が挙げられる。これらは1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、12−ヒドロキシステアリン酸及びn−ラウロイル−L−グルタミン酸−α,β−ジブチルアミドの少なくとも1種がより好ましい。
一般式(5)中、R2は炭素数1〜20の飽和炭化水素基、Y1は結合手又はベンゼン環である。
一般式(6)中、R3は炭素数1〜20の飽和炭化水素基、Y2は結合手又はベンゼン環である。
一般式(7)中、R4は炭素数1〜20の飽和炭化水素基である。
一般式(9)中、R5及びR6は、それぞれ独立に、炭素数1〜20の飽和炭化水素基である。
一般式(10)中、R7は、炭素数1〜20の飽和炭化水素基である。
一般式(11)中、R8は、炭素数1〜20の飽和炭化水素基である。
一般式(13)中、R9及びR10は、それぞれ独立に、炭素数1〜20の飽和炭化水素基である。
(C)成分の重合開始剤は、紫外線、電子線、α線、β線等の活性エネルギー線の照射によりラジカルを発生させ、樹脂組成物の硬化反応を促進させる重合開始剤の一種であることが好ましい。
(C)成分である重合開始剤としては、例えば、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニル−プロパン−1−オン、1−[4−(2−ヒドロキシエトキシ)−フェニル]−2−ヒドロキシ−2−メチル−1−プロパン−1−オン等のα−ヒドロキシアルキルフェノン系化合物;2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン等のアセトフェノン系化合物;ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニルフォスフィンオキサイド、ビス(2,6−ジメトキシベンゾイル)−2,4,4−トリメチル−ペンチルフォスフィンオキサイド、2,4,6−トリメチルベンゾイル−ジフェニルフォスフィンオキサイド等のアシルフォスフィンオキサイド系化合物などが挙げられる。これらの中でも特に、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン又は2,4,6−トリメチルベンゾイル−ジフェニルフォスフィンオキサイドが好ましい。
(C)成分の含有量は、上記観点から、樹脂組成物の総量に対して、より好ましくは0.2〜3質量%、更に好ましくは0.3〜2質量%である。
本発明の樹脂組成物は(D)成分として可塑剤を含んでもよい。
本発明で(D)成分として用いる可塑剤は、実質的に(メタ)アクリロイル基を有さない25℃で液状の成分であることが好ましい。
(D)成分の数平均分子量は、樹脂組成物の粘度の調整の観点、及び揮発性、作業性の観点から、好ましくは350〜30,000、より好ましくは400〜10,000である。
ポリブテン等のポリα−オレフィン、水添ポリブテン等の水添α−オレフィンオリゴマー、アタクチックポリプロピレン等のポリビニル系オリゴマー;
ビフェニル、トリフェニル等の芳香族系オリゴマー;
水添液状ポリブタジエン等の水添ポリエン系オリゴマー;
パラフィン油、塩化パラフィン油等のパラフィン系オリゴマー;
ナフテン油等のシクロパラフィン系オリゴマー;
ジメチルフタレート、ジエチルフタレート、ジブチルフタレート、ジ−(2−エチルヘキシル)フタレート、ジ−n−オクチルフタレート、ジイソブチルフタレート、ジヘプチルフタレート、ジフェニルフタレート、ジイソデシルフタレート、ジトリデシルフタレート、ジウンデシルフタレート、ジ(ヘプチル,ノニル,ウンデシル)フタレート、ベンジルフタレート、ブチルベンジルフタレート、ジノニルフタレート、ジシクロヘキシルフタレート等のフタル酸誘導体;
ジメチルイソフタレート、ジ−(2−エチルヘキシル)イソフタレート、ジイソオクチルイソフタレート等のイソフタル酸誘導体;
ジ−(2−エチルヘキシル)テトラヒドロフタレート、ジ−n−オクチルテトラヒドロフタレート、ジイソデシルテトラヒドロフタレート等のテトラヒドロフタル酸誘導体;
ジ−n−ブチルアジペート、ジ(2−エチルヘキシル)アジペート、ジイソデシルアジペート、ジイソノニルアジペート等のアジピン酸誘導体;
ジ−(2−エチルヘキシル)アゼレート、ジイソオクチルアゼレート、ジ−n−ヘキシルアゼレート等のアゼライン酸誘導体;
ジ−n−ブチルセバケート、ジ−(2−エチルヘキシル)セバケート等のセバシン酸誘導体;
ジ−n−ブチルマレート、ジメチルマレート、ジエチルマレート、ジ−(2−エチルヘキシル)マレート等のマレイン酸誘導体;
ジ−n−ブチルフマレート、ジ−(2−エチルヘキシル)フマレート等のフマル酸誘導体;
トリ−(2−エチルヘキシル)トリメリテート、トリ−n−オクチルトリメリテート、トリイソデシルトリメリテート、トリイソオクチルトリメリテート、トリ−n−ヘキシルトリメリテート、トリイソノニルトリメリテート等のトリメリット酸誘導体;
テトラ−(2−エチルヘキシル)ピロメリテート、テトラ−n−オクチルピロメリテート等のピロメリット酸誘導体;
トリエチルシトレート、トリ−n−ブチルシトレート、アセチルトリエチルシトレート、アセチルトリ−(2−エチルヘキシル)シトレート等のクエン酸誘導体;
モノメチルイタコネート、モノブチルイタコネート、ジメチルイタコネート、ジエチルイタコネート、ジブチルイタコネート、ジ−(2−エチルヘキシル)イタコネート等のイタコン酸誘導体;
ブチルオレート、グリセリルモノオレート、ジエチレングリコールモノオレート等のオレイン酸誘導体;
メチルアセチルリシノレート、ブチルアセチルリシノレート、グリセリルモノリシノレート、ジエチレングリコールモノリシノレート等のリシノール酸誘導体;
n−ブチルステアレート、グリセリンモノステアレート、ジエチレングリコールジステアレート等のステアリン酸誘導体;
ジエチレングリコールモノラウレート、ジエチレングリコールジペラルゴネート、ペンタエリスリトール脂肪酸エステル等のその他の脂肪酸誘導体;
トリエチルホスフェート、トリブチルホスフェート、トリ−(2−エチルヘキシル)ホスフェート、トリブトキシエチルホスフェート、トリフェニルホスフェート、クレジルジフェニルホスフェート、トリクレジルホスフェート、トリキシレニルホスフェート、トリス(クロロエチル)ホスフェート等のリン酸誘導体;
ジエチレングリコールジベンゾエート、ジプロピレングリコールジベンゾエート、トリエチレングリコールジベンゾエート、トリエチレングリコールジ−(2−エチルブチレート)、トリエチレングリコールジ−(2−エチルヘキソエート)等のグリコール誘導体;
ジブチルメチレンビスチオグリコレート等のチオグリコール誘導体;
グリセロールモノアセテート、グリセロールトリアセテート、グリセロールトリブチレート等のグリセリン誘導体;
エポキシ化大豆油、エポキシヘキサヒドロフタル酸ジイソデシル、エポキシトリグリセライド、エポキシ化オレイン酸オクチル、エポキシ化オレイン酸デシル等のエポキシ誘導体などが挙げられる。
これらの化合物は、単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
前記アクリルゴムとしては、アルキル基の炭素数が4〜18のアルキル(メタ)アクリレート由来の構成単位を含むアクリル樹脂が好ましい。また、アルキル基の炭素数が4〜18のアルキル(メタ)アクリレート由来の構成単位、及びスチレン若しくはベンジル(メタ)アクリレートに由来する構成単位を含むアクリル樹脂がより好ましい。
また、前記ブタジエンゴムとしては、液状ポリブタジエンが好ましい。液状ポリブタジエンとしては、例えば、RICON130、RICON131(いずれもCRAY VALLEY社製)、Polyvest110(いずれもエボニック デグサ ジャパン株式会社製)、LBR−307(株式会社クラレ製)、ポリオイル(日本ゼオン株式会社製)が商業的に入手可能である。
前記アクリルゴム又はブタジエンゴムの数平均分子量(Mn)は、500〜20,000であることが好ましく、800〜10,000であることがより好ましく、1,000〜8,000であることが更に好ましい。
本発明の樹脂組成物は、本発明の効果を阻害しない範囲において、更にその他の添加剤を配合することができる。
その他の添加剤としては、亜燐酸トリフェニル等の安定剤、1,4−ビス(3−メルカプトブチリルオキシ)ブタン、1,3,5−トリス(3−メルカプトブチルオキシエチル)−1,3,5−トリアジン−2,4,6(1H,3H,5H)−トリオン、ペンタエリスリトールテトラキス(3−メルカプトブチレート)等のチオール化合物等が挙げられる。
ここで「実質的に有機溶媒を含有しない」とは、意図的に有機溶媒を添加しないという意味であり、本発明の樹脂組成物の硬化後の特性を著しく低下させない程度であれば、微量の有機溶媒が存在していてもよい。
具体的には、樹脂組成物中の有機溶媒の含有量が、樹脂組成物の総量に対して、1,000ppm以下であればよく、好ましくは500ppm以下、より好ましくは100ppm以下、更に好ましくは有機溶媒を全く含有しない。
なお、本発明において「有機溶媒」とは、(メタ)アクリロイル基を有さず、25℃において液状であり、且つ、大気圧における沸点が250℃以下の有機化合物を意味する。
なお、本発明の樹脂組成物において、樹脂組成物中における(A)〜(D)成分の合計量は、好ましくは80質量%以上であり、より好ましくは90質量%以上であり、更に好ましくは95質量%以上であり、特に好ましくは99質量%以上である。
本発明に係るゲル状硬化性樹脂組成物は、25℃での貯蔵弾性率が0.01〜30kPaであることが好ましい。これにより、漏出し難く、かつ縁材の成形を容易に行うことができる。当該観点から、25℃での貯蔵弾性率は、より好ましくは0.05〜25kPaであり、更に好ましくは0.1〜20kPaである。また、本発明のゲル状硬化性樹脂組成物の硬化物の25℃における貯蔵弾性率は、画像表示用装置の構成部材として使用した場合に、画像表示ユニット等への局所的な応力付加を抑制し、表示ムラの発生を抑える観点から、好ましくは200kPa以下、より好ましくは150kPa以下、更に好ましくは100kPa以下である。ゲル状硬化性樹脂組成物の硬化物の25℃における貯蔵弾性率の下限値は、加熱したときに硬化物から液状物が分離したり、垂れ落ちたりしない程度であれば制限はないが、好ましくは1kPa以上であり、より好ましくは2kPa以上であり、更に好ましくは5kPa以上であり、特に好ましくは10kPa以上である。
なお、25℃での貯蔵弾性率は、後述する方法で測定することができる。
なお、ここでいう25℃における粘度は、JIS Z 8803に基づいて測定した値であり、具体的には、B型粘度計又はE型粘度計により測定することができる。
なお、粘度計の校正は、JIS Z 8809−JS14000に基づいて行うことができる。
本発明に係わる縁材により形成される枠により囲まれた内側部分を埋めるために用いる内側樹脂材である中材は、透明材料を用いる。
前記透明材料としては、例えば、前記ゲル状硬化性樹脂組成物、前記ゲル状硬化性樹脂組成物から(B)成分を除いた硬化性樹脂組成物が挙げられる。
本発明の中材は、作業性の観点から液状であることが好ましい。本発明において液状とは、100℃以下で流動性を有する状態を指すものとする。
より具体的には、中材として、前記ゲル状硬化性樹脂組成物から(B)成分を除いた硬化性樹脂組成物を用いる場合、該硬化性樹脂組成物の25℃での粘度は、作業性の観点から500〜5,000mPa・sが好ましく、1,000〜4,000mPa・sがより好ましく、2,000〜3,500mPa・sが更に好ましい。前記25℃における粘度は、JIS Z 8803に準じて、E型粘度計を用いて測定することができる。
また、中材としてゲル状硬化性樹脂組成物を用いる場合、室温(25℃)では物理ゲル状であるため、40〜100℃に加温することで液状にして用いることが好ましい。
本発明に係わる中材の硬化収縮率は、画像表示用装置の構成部材として使用した場合に、透明保護基板、画像表示ユニット等の基板の反りをさらに高度に抑制する観点から、好ましくは3.0%未満、より好ましくは1.5%未満である。硬化収縮率が3.0%未満である場合、表示ムラの発生の原因ともなり得る基板の反りを十分に抑制することができる。
透明樹脂層は、縁材と、その内側に液状の透明材料である中材が充填されて形成される透明粘着層を硬化したものである。このような透明樹脂層は、一般的には透明保護基板、タッチパネル又は画像表示ユニットの上に形成されているが、例えば、この透明樹脂層を、PETフィルム等のプラスチックフィルムのような支持体上に形成した透明樹脂層として作製し、これを用いて、画像表示装置の透明保護基板、タッチパネル又は画像表示ユニットの上に転写して、画像表示装置における透明樹脂層を形成することもできる。
透明樹脂層の膜厚は、20μm〜1mmであることが好ましく、50μm〜500μmであることがより好ましく、80μm〜300μmであることが更に好ましい。
以下、本発明の縁材を用いて製造することが可能な画像表示用装置の一例である液晶表示装置について説明する。
図1は、本発明の画像表示用装置の一例である液晶表示装置の一実施形態を模式的に示す側面断面図である。図1に示す液晶表示装置は、バックライトシステム50、偏光板22、液晶表示セル10及び偏光板20がこの順で積層されてなる画像表示ユニット1と、液晶表示装置の視認側となる偏光板20の上面に設けられた透明樹脂層32と、その表面に設けられた透明保護基板40とから構成される。なお、透明樹脂層32は、本発明の縁材及び中材の硬化体から構成される。
近年、インセル型タッチパネルと呼ばれる、タッチパネル機能が組み込まれた液晶表示セルの開発が進んでいる。このような液晶表示セルを備えた液晶表示装置は、例えば、透明保護基板、偏光板、及び液晶表示セル(タッチパネル機能付き液晶表示セル)から構成される。透明樹脂層は、このようなインセル型タッチパネルを採用している液晶表示装置にも用いることができる。
偏光板の表面には、反射防止、防汚、ハードコート等の処理がなされていてもよい。そのような表面処理は、偏光板の片面に対して、又はその両面に対して実施されていてもよい。
また、タッチパネル30としては、表面に指や物体が触れた圧力で電極が接触する抵抗膜方式、表面に指や物体が触れた時の静電容量の変化を感知する静電容量方式、電磁誘導方式等があるが、本発明の透明樹脂層は、静電容量方式のタッチパネルを採用している液晶表示装置に用いることが特に好適である。上記タッチパネル30は、当技術分野で一般的に用いられているものを使用することができるが、上記静電容量方式のタッチパネルとしては、例えば、基板上に透明電極を形成した構造を有するものが挙げられる。上記基板としては、例えば、ガラス基板、PETフィルム、シクロオレフィンポリマーフィルム等が挙げられる。また透明電極としては、例えば、ITO(Indium Tin Oxide)等の金属酸化物が挙げられる。上記基板の厚さは、20〜1,000μmである。また、上記透明電極の厚さは、10〜500nmである。
なお、透明樹脂層を静電容量方式のタッチパネルに用いる場合は、透明樹脂層の誘電率が適切な範囲であることが好ましい。
なお、透明保護基板40の表面には、反射防止、防汚、ハードコート等の処理がなされていてもよい。そのような表面処理は、透明保護基板の片面に対して、又は両面に対して実施されていてよい。また、透明保護基板は、複数枚の基板を組み合わせて使用することもできる。
本発明の樹脂組成物を用いた、上記の図1、2に示されたような画像表示用装置は、以下の方法により製造することができる。
まず、図3に示されたような、画像表示ユニット又は、透明保護基板のどちらか一方に、本発明の縁材を用いて枠を形成する工程と、前記枠の内側に液状の透明材料(中材)を流し込み、透明粘着層を形成する工程と、前記枠を形成しなかった画像表示ユニット又は透明保護基板を、形成された透明粘着層に貼り合わせる工程と、当該画像表示ユニット面側又は透明保護基板面側の少なくとも一方面側からの光照射を実施し、透明樹脂層を形成する工程を経て製造することができる。
また、図4示されるように、画像表示ユニット又は、透明保護基板のどちらか一方に、本発明の縁材を用いて枠を形成し、前記枠を形成しなかった画像表示ユニット又は透明保護基板に中材を塗布して画像表示ユニットと透明保護基板を貼り合わせてもよい。
なお、このようにして得られた、透明保護基板、タッチパネル又は画像表示ユニット上に形成された透明樹脂層は、図5(a)から(c)に示すように、縁材により形成された枠の内部に中材が存在していることが好ましい。また、本発明の縁材は、前記中材が液状物である場合、液状物を堰き止めるダム材としての機能を有することが好ましい。
なお、縁材が室温において物理ゲルの状態である場合、塗工時に40〜100℃に加熱して液状とすることが好ましい。塗工性をより向上できる観点からは、60〜100℃に加熱することがより好ましい。前記縁材の内側に中材を形成する工程においては、40℃未満にして縁材の流動性を低減させることが好ましい。
また、中材にゲル状硬化性樹脂組成物を用いる場合も、塗工時に40〜100℃に加熱して液状とすることが好ましい。
なお、露光量とは、紫外線照射装置(株式会社オーク製、製品名「UV−M02(受光器:UV−36)」)等で測定される照度に、照射時間(秒)を掛けた値をいう。
紫外線照射用の光源としては、例えば、低圧水銀灯、中圧水銀灯、高圧水銀灯、メタルハライドランプ、LEDランプ等が挙げられる。これらの中でも、高圧水銀灯、メタルハライドランプが好ましい。
なお、光照射の際には、透明保護基板面側からの照射と、側面からの照射を併用してもよい。また、光照射と同時に樹脂組成物を含む積層体を加熱する等して、硬化を促進させることもできる。
例えば、プラズマディスプレイ(PDP)、陰極線管(CRT)、電界放出ディスプレイ(FED)、有機ELディスプレイ、3Dディスプレイ、電子ペーパー等に適用することも可能である。
特に、画像表示用装置が4インチサイズ以上において、本発明の樹脂組成物を用いて縁材を形成し、透明樹脂層を作製することがより好適である。
また、以下の実施例において使用した化合物の重量平均分子量(Mw)及び数平均分子量(Mn)は、以下の方法に基づいて測定した値である。
〔重量平均分子量(Mw)及び数平均分子量(Mn)の測定法〕
テトラヒドロフラン(THF)を溶媒としたゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)を使用して行い、ポリスチレンを標準物質として検量線を作成して決定した。 検量線の作成にあたっては、標準ポリスチレンとして5サンプルセット(PStQuickMP−H, PStQuick B[東ソー株式会社製、商品名])を用いた。
装置:高速GPC装置 HCL−8320GPC(検出器:示差屈折計又はUV)
(東ソー株式会社製、商品名)
使用溶媒:テトラヒドロフラン(THF)
カラム:カラムTSKGEL SuperMultipore HZ−H
(東ソー株式会社製、商品名)
カラムサイズ:カラム長が15cm、カラム内径が4.6mm
測定温度:40℃
流量:0.35ml/分
試料濃度:10mg/THF5ml
注入量:20μl
表1に示す配合比で、(A)〜(D)成分を配合し、90℃で30分間加熱攪拌混合して、調製例(1)〜(6)及び比較調製例(7)の硬化性樹脂組成物を調製した。なお表1中の、(A)〜(D)成分についての数値の単位は質量部である。
なお、表1中に示した各成分のうち、(A)〜(D)成分の詳細は以下のとおりである。
・「ポリブタジエンメタクリレート」
(ポリブタジエンメタクリレートの合成)
冷却管、温度計、攪拌装置、滴下漏斗及び空気注入管を備える反応容器内に、α,ω−ポリブタジエングリコール(日本曹達株式会社製 商品名「ポリブタジエングリコールG−3000」、〔1,2−構造単位/1,4−構造単位〕の含有割合=90/10、水酸基価=27mgKOH/g)を978.2質量部、重合禁止剤として、p−メトキシフェノールを0.5質量部、及び触媒として、ジブチル錫ジラウレート(東京ファインケミカル株式会社製、商品名「L101」)を0.05質量部添加した。そして、反応容器内に空気を流しながら70℃に昇温後、70〜75℃で攪拌しつつ、2−イソシアネートエチルメタクリレート(昭和電工株式会社製 商品名「カレンズMOI」)20.3質量部を1時間かけて均一に滴下し、反応を行った。
滴下終了後、5時間反応させたところで、IR(赤外吸収分析)測定の結果、イソシアネートが消失したことを確認して反応を終了し、末端にメタクリロイル基を有するポリブタジエンメタクリレート(重量平均分子量7,700)を得た。このポリブタジエンメタクリレートの1分子あたりのメタクリロイル基の平均値(平均官能基数)は0.5(仕込み量からの計算値)であった。
・「ポリイソプレンメタクリレート」:株式会社クラレ製、製品名「UC−102」
上記一般式(2)で表される構造を有し、R11はメチル基、q=2(メタクリロイル基数=2)、Mn=17000。
・「脂環式アクリレート」:ジシクロペンテニルオキシエチルアクリレート、日立化成株式会社製、製品名「FA−512AS」
・FA−129AS:ノナンジオ−ルジアクリレ−ト、日立化成株式会社製、商品名
・LA:ラウリルアクリレート(日立化成株式会社製、「FA−112A」)
・ACMO:アクリロイルモルホリン
(B)成分
・HSA:12−ヒドロキシステアリン酸、和光純薬株式会社製
・GBR:n−ラウロイル−L−グルタミン酸−α,β−ジブチルアミド、和光純薬株式会社製
(C)成分
・i−184:1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、BASFジャパン株式会社製
・TPO :2,4,6−トリメチルベンゾイル−ジフェニルフォスフィンオキサイド、チバ・ジャパン株式会社製
(D)成分
・LBR−307:ブタジエンゴム、株式会社クラレ製、数平均分子量(Mn)=8,000
・Polyvest 110:ブタジエンゴム、エボニック デグサ ジャパン株式会社製、数平均分子量(Mn)=2900
・RICON−130:ブタジエンゴム、CRAY VALLEY社製、数平均分子量(Mn)=2500
・「アクリルゴム1」
(アクリルゴム1の合成)
スクリュー管にスチレン(和光純薬工業株式会社製)4g、ラウリルアクリレート(日立化成株式会社製、「FA-112A」)6g、n−オクチルメルカプタン(和光純薬工業株式会社製)0.15g及びパーブチルO(日油株式会社)0.05gを入れ、攪拌後に80℃の水バスに入れ、4時間加熱した。次いで、100℃のオーブンで1時間加温し、25℃で液状の化合物(D)(数平均分子量2000)を得た。
・「アクリルゴム2」
(アクリルゴム1の合成)
スクリュー管にベンジルアクリレート(日立化成株式会社製、「FA−BZA」)4g、ラウリルアクリレート(日立化成株式会社製、「FA−112A」)6g、n−オクチルメルカプタン(和光純薬工業株式会社製)0.15g及びパーブチルO(日油株式会社)0.05gを入れ、攪拌後に80℃の水バスに入れ、4時間加熱した。次いで、100℃のオーブンで1時間加温し、25℃で液状の化合物(D)(数平均分子量2000)を得た。
[縁材の光透過率]
縦85mm×横55mm×厚さ0.7mmのガラス基板上に、175μmの枠状のスペーサーを設けて、光硬化後の膜厚が175μmとなるように、調製例(1)〜(6)及び比較調製例(7)の硬化性樹脂組成物を枠状のスペーサーの内側に塗布し塗膜を形成し、形成した塗膜上に、上記と同じガラス基板を貼り合わせた。そして、紫外線照射装置(製品名:ELM−3000B−6N、株式会社オーク製)を用いて紫外線を1,000mJ/cm2照射して、硬化性樹脂組成物の塗膜を硬化させ、2枚のガラス基板に挟まれた膜厚が175μmの硬化物を作製した。
上記と同様にして、調製例(1)〜(6)及び比較調製例(7)のそれぞれの硬化性樹脂組成物を用いて、硬化後の膜厚が20μmとなるようにし、2つのガラス基板で挟まれたレファレンス用の試料を作製した。この膜厚が20μmの硬化物が2枚のガラス基板に挟まれた試料をレファレンスとして、当該リファレンスに対応する上記の2枚のガラス基板に挟まれた膜厚175μmの硬化物の波長400nmにおける光透過率を、分光光度計(株式会社島津製作所製、製品名「UV−2400PC」)を用いて測定した。
E型粘度計(東機産業株式会社製TV−22)を用いて、各実施例及び各比較例で得られた樹脂組成物の25℃における粘度(単位:Pa・s)を測定した。なお測定条件、方法は以下に示すとおりである。
(測定条件)
・ローター名称:3°×R9.7、ローターコード 06
・測定レンジ: 5M
・回転数: 0.5rpm
(測定方法)
80℃に加温したサンプルを測定容器にいれて、25℃で10分放置した。その後、回転を開始し、3分後の数値を粘度とした。
レオメーター(株式会社アントンパール製、MCR301)を用いて、調製例(1)〜(6)で得られたゲル状硬化性樹脂組成物及び露光量2000mJ/cm2の紫外線を照射して、前記ゲル状硬化性樹脂組成物を硬化させて得られた硬化物の25℃における貯蔵弾性率(単位:kPa)を測定した。なお、測定条件と測定方法を以下に示す。
(サンプル調整条件)
ゲル状硬化性樹脂組成物を80℃に加温して流動状態とし、これをスポイトで約0.5ml採取してガラスプレート(直径50mm、厚さ5mm)上に塗布した。次に、塗布したゲル状硬化性樹脂組成物上に治具PP−12(パラレルプレート、直径12mm)をゲル状硬化性樹脂組成物の厚みが150μmになるように設定した。はみ出たゲル状硬化性樹脂組成物を拭きとった後、飛散防止カバー(H−PTD200)をセットした。この状態で、温度を20℃に設定した。
(ゲル状硬化性樹脂組成物の貯蔵弾性率測定条件)
振動条件として、ひずみを5%とし、その時の周波数を1Hzに設定した。60分間静置後に測定を開始した。昇温速度を2℃/分として100℃まで昇温した。得られたデータの25℃における貯蔵弾性率を読み取り、ゲル状硬化性樹脂組成物の貯蔵弾性率とした。
(硬化物の貯蔵弾性率)
上記サンプル調整条件と同様の操作を行い、60分間静置した。振動条件として、ひずみを5%とし、その時の周波数を1Hzに設定して、20℃で30秒間振動させ、その後20℃で振動させながらガラスプレートの下方から露光量2000mJ/cm2の紫外線を照射して光硬化させ、その後20℃で再度30秒間振動させた。続いて、昇温速度を2℃/分として100℃まで昇温した。得られたデータの25℃における貯蔵弾性率を読み取り、硬化物の貯蔵弾性率とした。
(測定方法)
80℃に加温したサンプルをサンプル台に載せて、150μmの厚みに設定、カバーをして20℃で60分放置し、2℃/分の昇温速度で100℃まで昇温した。その時の25℃の貯蔵弾性率を測定値とした。
[中材の光透過率]
縦85mm×横55mm×厚さ0.7mmのガラス基板上に、175μmの枠状のスペーサーを設けて、光硬化後の膜厚が175μmとなるように、中材a〜cの硬化性樹脂組成物を枠状のスペーサーの内側に塗布し塗膜を形成し、形成した塗膜上に、上記と同じガラス基板を貼り合わせた。そして、紫外線照射装置(製品名:ELM−3000B−6N、株式会社オーク製)を用いて紫外線を1000mJ/cm2照射して、硬化性樹脂組成物の塗膜を硬化させ、2枚のガラス基板に挟まれた膜厚が175μmの硬化物を作製した。
上記と同様にして、中材a〜cのそれぞれの硬化性樹脂組成物を用いて、硬化後の膜厚が20μmとなるようにし、2つのガラス基板で挟まれたレファレンス用の試料を作製した。この膜厚が20μmの硬化物が2枚のガラス基板に挟まれた試料をレファレンスとして、当該リファレンスに対応する上記の2枚のガラス基板に挟まれた膜厚175μmの硬化物の波長400nmにおける光透過率を、分光光度計(株式会社島津製作所製、製品名「UV−2400PC」)を用いて測定した。
E型粘度計(東機産業株式会社製TV−22)を用いて、中材a〜cの硬化性樹脂組成物の25℃における粘度(単位:Pa・s)を測定した。なお測定条件、方法は以下に示すとおりである。
(測定条件)
・ローター名称:3°×R9.7、ローターコード 06
・測定レンジ: 5M
・回転数: 0.5rpm
PETフィルムに中材a〜cの硬化性樹脂組成物を滴下し、膜厚175μmとなるようにもう一枚のPETフィルムを貼り合わせ、紫外線照射装置(製品名:ELM−3000B−6N、株式会社オーク製)を用いて紫外線を2,000mJ/cm2照射して硬化性樹脂組成物が硬化した透明膜を作製した。この透明膜と、硬化前の樹脂組成物の比重を、電子比重計(アルファーミラージュ株式会社製、SD−200L)を用いて測定し、下式より硬化収縮率を算出し、下記の基準で評価した。
硬化収縮率(%)={(硬化後の硬化性樹脂組成物の比重−硬化前の硬化性樹脂組成物の比重)/硬化後の硬化性樹脂組成物の比重}×100
実施例1〜8(縁材にゲル状硬化性樹脂組成物を用いた場合)
2cm×2cmの開口部を設けた10cm×10cm×1mmのシリコーンシートを準備した。このシリコーンシートを10cm×10cmのガラス基板に密着させて、開口部の右側半分(1cm×2cm)をシリコーンシートで塞いだ。シリコーンシートの左半分に(図6のa)、80℃に加温して流動性を持たせたゲル状硬化性樹脂組成物(調製例(1)〜(6))を、スポイトを用いて開口部を満たすように塗布した。ゲル状硬化性樹脂組成物を室温(25℃)に戻してゲル状態となった後、右側半分を塞いだシリコーンシートを外し、ここに硬化性樹脂組成物(中材(a)〜(c))を、スポイトを用いて開口部(図6のb)を満たすように塗布した。次に、前記開口部を覆うようにポリエチレンテレフタレートフィルを被せ、その上から紫外線照射装置を用いて1000mJ/cm2紫外線照射した(図6)。これを評価サンプルとして、枠材と中材の界面を顕微鏡(CCD Microscope 商品名:SCOPEMAN MS−804 株式会社モリテックス製)で観察した評価結果を表3に示す。
なお、上記のようにして顕微鏡で観察した結果、スジが認められないものを「A」、スジがわずかでも認められるものを「B」として評価し、表3に記載した。
2cm×2cmの開口部を設けた10cm×10cm×1mmのシリコーンシートを準備した。このシリコーンシートを10cm×10cmのガラス基板に密着させて、開口部の右側半分(1cm×2cm)をシリコーンシートで塞いだ。シリコーンシートの左半分に、25℃で液状の硬化性樹脂組成物(比較調製例(7)、縁材に相当)を、スポイトを用いて開口部(a)を満たすように塗布した(図7のa)。その後、前記aの部分を覆うようにポリエチレンテレフタレートフィルム(PET)を空気が侵入しないように被せ、その上から紫外線照射装置を用いて1,000mJ/cm2紫外線照射した。次に、PET及び右側半分を塞いだシリコーンシートを外し、ここに硬化性樹脂組成物(中材a又はc)を、スポイトを用いて開口部を満たすように塗布した。次に、前記開口部を覆うようにポリエチレンテレフタレートフィルを被せ、その上から紫外線照射装置を用いて1,000mJ/cm2紫外線照射した(図7)。これを評価サンプルとして、縁材と中材の界面を顕微鏡で観察した評価結果を表3に示す。
また、実施例1及び比較例1の縁材と中材の界面の顕微鏡写真(400倍)を図8及び図9に示す。
[透明樹脂層の粘着性評価]
58mm×86mm×0.7mm(厚さ)のガラス基板Aと、前記ガラス基板Aと同寸法のガラス基板Bを用意した。
上記ガラス基板Aの4辺の縁部(ガラス基板の端から約1mm内側)に、5mlのシリンジに封入した調製例(4)のゲル状硬化性樹脂組成物を、幅が約10mmとなるように塗布して枠を形成した。この枠の内側に、前記中材aを流し込み、枠の内側を満たした。
次いで、このガラス基板Aのゲル状硬化性樹脂組成物及び中材aの塗布面に、ゲル状硬化性樹脂組成物及び中材aの膜厚が約175μmになるようにガラス基板Bを貼り合わせた。次に、ガラス基板A上から紫外線照射装置を用いて2000mJ/cm2紫外線照射して透明樹脂層を形成した。ガラス基板Bが下方になるように、ガラス基板Aの部分だけ持って持ち上げた。ガラス基板Bは剥がれ落ちることなく、良好な接着性を有することを確認した。
10 液晶表示セル
20、22 偏光板
30 タッチパネル
31、32 透明樹脂層
40 透明保護基板
50 バックライトシステム
Claims (7)
- 透明保護基板、タッチパネル又は画像表示ユニットの上に、ゲル状硬化性樹脂組成物を用いて縁材を形成する工程、
前記縁材の内側に、液状の透明材料を塗布して透明粘着層を形成する工程、
前記透明粘着層及びゲル状硬化性樹脂組成物に光照射し、透明樹脂層を形成する工程、を含む、画像表示装置の製造方法であって、
前記ゲル状硬化性樹脂組成物が、
(A)(メタ)アクリロイル基を有する化合物、
(B)オイルゲル化剤、及び
(C)重合開始剤、
を含むものである、画像表示装置の製造方法。 - 前記ゲル状硬化性樹脂組成物が、さらに(D)可塑剤を含む、請求項1に記載の画像表示装置の製造方法。
- 前記(A)成分の(メタ)アクリロイル基を有する化合物の含有量が、前記ゲル状硬化性樹脂組成物の総量に対して、1〜90質量%である、請求項1又は2に記載の画像表示装置の製造方法。
- 透明保護基板と、
画像表示ユニットと、
透明樹脂層と、を有する画像表示装置であって、
透明樹脂層が、透明保護基板又は画像表示ユニットの上に形成したゲル状硬化性樹脂組成物の硬化物の縁材と、前記縁材の内側に形成した、液状の透明材料の硬化物とから構成され、前記ゲル状硬化性樹脂組成物が、
(A)(メタ)アクリロイル基を有する化合物、
(B)オイルゲル化剤、及び
(C)重合開始剤、
を含んでいる、画像表示装置。 - 透明保護基板と、
タッチパネルと、
画像表示ユニットと、
透明樹脂層と、を有する画像表示装置であって、
透明樹脂層が、透明保護基板、タッチパネル又は画像表示ユニットの上に形成したゲル状硬化性樹脂組成物の硬化物の縁材と、前記縁材の内側に形成した、液状の透明材料の硬化物とから構成され、前記ゲル状硬化性樹脂組成物が、
(A)(メタ)アクリロイル基を有する化合物、
(B)オイルゲル化剤、及び
(C)重合開始剤、
を含んでいる、画像表示装置。 - 前記ゲル状硬化性樹脂組成物が、さらに(D)可塑剤を含む、請求項4又は5に記載の画像表示装置。
- 前記(A)成分の(メタ)アクリロイル基を有する化合物の含有量が、前記ゲル状硬化性樹脂組成物の総量に対して、1〜90質量%である、請求項4〜6のいずれか1項に記載の画像表示装置。
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