JP6326304B2 - グロメットの取付け構造 - Google Patents

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Description

本発明は、グロメットの取付け構造に関するもので、自動車等のパネルを貫通させてワイヤーハーネスを組み付ける際に使用されるグロメットの取付け構造に関するものである。
グロメットは、ブラケットを介して自動車等のパネルに取り付けられる。グロメットは、一般的に、全周に渡って環状溝が形成され、その環状溝をブラケットの孔に嵌合させることによってブラケットに保持され、また、当該部でシールが図られる(特許文献1参照)。
従来のグロメットの取付け構造は、図4に示すように、ワイヤーハーネス100に融着されたグロメット110の小径フランジ部11と大径フランジ部12の間に形成された環状溝113に、ブラケット120の中央孔の周縁部を嵌合させることによって行われていた。
したがって、グロメット110とブラケット120のシールは、(a)グロメット110の環状溝113の側面とブラケット120の中央孔側面とのシールS1、(b)グロメット110の環状溝113の上部側面とブラケット120の中央孔の上部近傍とのシールS2、(c)グロメット110の環状溝113の下部側面とブラケット120の中央孔の下部近傍とのシールS3、から分かるように、嵌合部である1箇所に保持機能とシール機能を持たせている。このように、1箇所で保持とシール性を確保しているため、挿入力が高くなっていた。
さらに、グロメット110とブラケット120の保持およびシール性は、物の出来に左右されており、不安定であった。
実開平6−72127号公報
本発明は、上記のような実情に鑑みて成されたもので、グロメットをブラケットに組付ける際の挿入力を低減するとともに、グロメットの保持力およびシール性を確保することができるグロメットの取付け構造を提供することを目的とする。
上記した目的を達成するため、本発明に係るグロメットの取付け構造(1)〜(3)は、つぎのことを特徴としている。
(1)一端部から小径フランジ部と大径フランジ部を備え、前記小径フランジ部と前記大径フランジ部の間に環状溝を画成したグロメットの前記環状溝を、孔を有するブラケットの前記孔の周縁に嵌合させることによって、グロメットをブラケットに係止するグロメット取付け構造において、
前記グロメットの周面および前記ブラケットの表面に当接する面を有するリブ部材を備え、
前記グロメットの環状溝を前記ブラケットの孔に嵌合させた後に、前記リブ部材を前記ブラケットの表面に接着させて前記グロメットを前記ブラケットに保持させるようにしたこと。
(2)上記グロメットの取付け構造(1)において、前記ブラケットおよび前記リブ部材は、エラストマーによって形成されていること。
(3)上記グロメットの取付け構造(1)または(2)において、前記リブ部材は、ブラケットと当接する部位に、垂直方向に張り出す接着片を備えていること。
上記グロメットの取付け構造(1)によれば、リブ部材によってグロメットがブラケットに確実に保持される。したがって、ブラケットの孔に嵌合されるグロメットの環状溝を深くする必要がなくなり、即ち、環状溝を画成するフランジの直径を大きくする必要がなくなるので、グロメットをブラケットに容易に取付けることができる。
上記グロメットの取付け構造(2)によれば、リブ部材をブラケットに融着させることができるので、作業性が良くなる。
上記グロメットの取付け構造(3)によれば、リブ部材におけるブラケットへの取付け面が大きくなるので、容易に、かつ確実にリブ部材をブラケットに取付けることができる。
本発明に係るグロメットの取付け構造を示した分解斜視図である。 グロメットをブラケットに組付けた状態を示した断面斜視図である。 グロメットの係止部を拡大して示した断面図である。 従来のグロメットの係止部を拡大して示した断面図である。
以下、本発明に係るグロメットの取付け構造の一実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
グロメットの取付け構造は、図1に示すように、ワイヤーハーネス1を融着したゴム,エラストマー等のモールドグロメット10と、当該グロメットを保持するブラケット20と、グロメット10をブラケット20に保持させるリブ部材30を備えている。そして、ワイヤーハーネス1は、グロメット10,ブラケット20を介して車両等のパネル40に保持される。
グロメット10は、小径フランジ部11と大径フランジ部12を備え、それらのフランジ部11,12間に環状溝13が形成されている。そして、筒状端部14から小径フランジ部11の上端外周縁までは、円錐状斜面15によって形成され、大径フランジ部12の下面には、筒状端部16が突設されている。
ブラケット20は、円板状の主部21と、その直径方向外方に、取付け部22が形成されている。そして、主部21には、中心にグロメット10の筒状端部17を収容する孔21aが形成され、取付け部22には、パネル40に締結するボルト等の連結具を挿通させる孔22aが形成されている。また、ブラケット20の裏面には、環状のパッキン23が稙設されている。このパッキン23は、後述するパネル40の孔の周縁をシールするものである。
リブ部材30は、本発明によって採用された部品である。リブ部材30は一方の端面31が、グロメット10の側面、即ち筒状端部14,円錐状斜面15,小径フランジ部11に倣って形成されており、上面32が他端33に向かって傾斜されている。また、このリブ部材30は、下部に垂直方向に張り出す接着片34を備えている。
車体等のパネル40には、ブラケット20に取付けられたグロメット10の端部16を収容する孔41とブラケット20を締結するボルト等の連結具を挿通させる孔42が形成されている。
このように構成された各部材は、以下のように組付けられる。
ワイヤーハーネス1を融着させたグロメット10を、その筒状端部14を先頭にしてブラケット20の孔21aに挿入する。すると、それに伴って、グロメット10の円錐状斜面15、次いで小径フランジ部11が圧縮されてブラケット20の孔21aを通過する。
このようにしてブラケット20に取付けられたグロメット10は、その環状溝13の側面にブラケット20の孔21aの周面がしっかりと当接し、シール性S1が確保される。
次いで、リブ部材30の一端面31をグロメット10の側面に当接させて、接着片34をブラケット20の上面に接着する。
次いで、ブラケット20を車体等のパネル40に重ね合わせ、ブラケット20の孔22aとパネル40の孔42にボルト等の締結具を挿通させて、両者を締結する。その際、パネル40の孔41には、グロメット10の大径フランジ部12,筒状端部16が収容される。また、ブラケット20のパッキン23は、パネル40に当接してそれらの間のシールが図られる。
このように、パネル40に取付けられたグロメット10は、小径フランジ部11と大径フランジ部12とによって、ブラケット20から離脱するのが防止される。特に、グロメット10は、小径フランジ部11をブラケット20の孔21aを挿通させる必要があるため、小径フランジ部11の径は、小さく形成されている。したがって、この実施形態では、図3に示すように、グロメット10とブラケット20の保持は、もっぱらリブ部材30によって保証されるので、グロメット10とブラケット20のシール性だけこの嵌合部で保証されればよい。
したがって、グロメット10とブラケット20の間にはその上下にクリアランスC1、C2が存在してよいので、グロメット10のブラケット20への取付け作業が容易になる。
なお、上記実施形態では、リブ部材30をブラケット20の上面に配設した例を示しているが、ブラケット20の下面に配設することもできる。この場合は、グロメット10の下方のフランジ部をブラケット20に保持させることになる。
〈まとめ〉
ここで、上述した本発明に係るグロメットの取付け構造の特徴をそれぞれ以下i項〜iii項に簡潔に纏めて列記する。
[i]一端部から小径フランジ部(11)と大径フランジ部(12)を備え、前記小径フランジ部(11)と前記大径フランジ部(12)の間に環状溝(13)を画成したグロメット(10)の前記環状溝を、孔(20a)を有するブラケット(20)の前記孔の周縁に嵌合させることによって、グロメットをブラケットに係止するグロメット取付け構造において、
前記グロメットの周面および前記ブラケットの表面に当接する面を有するリブ部材(30)を備え、
前記グロメットの環状溝を前記ブラケットの孔に嵌合させた後に、前記リブ部材を前記ブラケットの表面に接着させて前記グロメットを前記ブラケットに保持させるようにしたことを特徴とするグロメットの取付け構造。
[ii]前記ブラケットおよび前記リブ部材は、エラストマーによって形成されていることを特徴とする上記iに記載のグロメットの取付け構造。
[iii]前記リブ部材は、ブラケットと当接する部位に、垂直方向に張り出す接着片を備えていることを特徴とする上記iまたはiiに記載のグロメットの取付け構造。
上記グロメットの取付け構造iによれば、リブ部材によってグロメットがブラケットに確実に保持される。したがって、ブラケットの孔に嵌合されるグロメットの環状溝を深くする必要がなくなり、即ち、環状溝を画成するフランジの直径を大きくする必要がなくなるので、グロメットをブラケットに容易に取付けることができる。
上記グロメットの取付け構造iiによれば、リブ部材をブラケットに融着させることができるので、作業性が良くなる。
上記グロメットの取付け構造iiiによれば、リブ部材におけるブラケットへの取付け面が大きくなるので、容易に、かつ確実にリブ部材をブラケットに取付けることができる。
1 ワイヤーハーネス
10 グロメット
11 小径フランジ部
12 大径フランジ部
13 環状溝
14 筒状端部
15 円錐状斜面
16 筒状端部
20 ブラケット
21 主部
21a 孔
22 取付け部
30 リブ部材
31 一端面
32 上面
33 他端
34 接着片
40 パネル
41,42 孔

Claims (3)

  1. 一端部から小径フランジ部と大径フランジ部を備え、前記小径フランジ部と前記大径フランジ部の間に環状溝を画成したグロメットの前記環状溝を、孔を有するブラケットの前記孔の周縁に嵌合させることによって、グロメットをブラケットに係止するグロメット取付け構造において、
    前記グロメットの周面および前記ブラケットの表面に当接する面を有するリブ部材を備え、
    前記グロメットの環状溝を前記ブラケットの孔に嵌合させた後に、前記リブ部材を前記ブラケットの表面に接着させて前記グロメットを前記ブラケットに保持させるようにしたことを特徴とするグロメットの取付け構造。
  2. 前記ブラケットおよび前記リブ部材は、エラストマーによって形成されていることを特徴とする請求項1に記載のグロメットの取付け構造。
  3. 前記リブ部材は、ブラケットと当接する部位に、垂直方向に張り出す接着片を備えていることを特徴とする請求項1または2に記載のグロメットの取付け構造。
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