JP6325083B2 - 二重接続モードを支援する無線接続システムにおいてハンドオーバーを行う方法及びこれを支援する装置 - Google Patents

二重接続モードを支援する無線接続システムにおいてハンドオーバーを行う方法及びこれを支援する装置 Download PDF

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Description

本発明は、無線接続システムに関し、特に、二重接続モードを支援するネットワークシステムにおいてシームレスにハンドオーバーを行う方法及びこれを支援する装置に関する。
無線接続システムは、音声やデータなどのような種々の通信サービスを提供するために広範囲に展開されている。一般に、無線接続システムは、利用可能なシステムリソース(帯域幅、送信電力など)を共有して多重ユーザとの通信を支援できる多元接続(multiple access)システムである。多元接続システムの例には、CDMA(code division multiple access)システム、FDMA(frequency division multiple access)システム、TDMA(time division multiple access)システム、OFDMA(orthogonal frequency division multiple access)システム、SC−FDMA(single carrier frequency division multiple access)システムなどがある。
近年、無線接続システムは、様々な形態の小さい大きさのスモールセル(Small Cell:例えば、マイクロセル(Micro Cell)、ピコセル(Pico Cell)、フェムトセル(Femto cell)など)が、相対的に大きい大きさのマクロセル(Macro Cell)と連動する形態で無線接続ネットワーク構造が変化している。これは、従来のマクロセルが基本的に関与する垂直的な階層の多階層セルが混在する状況で、最終ユーザ端末(UE:User Equipment)の観点では高いデータ送信率が提供されることにより、体感品質(QoE:Quality of Experience)を増進することを目的とする。
現在、3GPP(3rd Generation Partnership Project)標準化範ちゅうの一つであるE−UTRA及びE−UTRAN SIのためのスモールセル向上(Small Cell Enhancements for E−UTRA and E−UTRAN SI;e.g.,RP−122033文書参照)によれば、低電力ノード(Low Power Node)を使用する宅内/外(Indoor/Outdoor)シナリオを向上させるための議論が、スモールセル向上(Small Cell Enhancement)という主題で行われている。また、このためのシナリオと要求事項が3GPP TR36.932規格に記述されている。
このようなトレンドから、将来、多数のスモールセルがマクロセル内に配置され、最終UEはネットワークに物理的に一層近く位置するようになるだろう。このため、次世代無線接続ネットワークでは、従来のような物理的セルベースの通信ではなく、UE中心のゾーン(Zone)を通した通信が可能になると予想される。このような容量増進のためのUE中心のゾーンを通した通信がなされるためには、いままでの物理的セルのようなサービス提供単位とは差別化したUE中心のゾーンのようなサービス提供単位を具現するための技術的な課題が導出され、解決されるべきであろう。
また、このようなスモールセルの登場は、現在の遠距離通信網(RAN:Remote Area Network)に大きな影響を与えることができる。特に、省エネルギーの観点で、スモールセルのオンオフ特性はマクロセルの配置に影響を及ぼすことができる。
本発明の目的は、スモールセル環境でハンドオーバーを行う方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、二重接続モードを支援するために、端末がハンドオーバーを行う場合にもスモールセルを維持する方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、二重接続モードの端末がハンドオーバーを行う際、下りリンクデータをシームレスに提供する方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、二重接続モードの端末に下りリンクデータを提供するために直/間接ベアラーを形成する方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、上述した方法を支援する装置を提供することにある。
本発明で遂げようとする技術的課題は、以上で言及した事項に制限されず、言及していない他の技術的課題は、以下に説明する本発明の実施例から、本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者にとって考慮されるであろう。
本発明は、無線接続システムに関し、特に、二重接続モードを支援するネットワークシステムにおいてシームレスにハンドオーバーを行う方法及びこれを支援する装置を提供する。
本発明の一様態であり、二重接続モードを支援する無線接続システムにおいてソースセルがハンドオーバーを支援する方法は、端末から測定報告メッセージを受信するステップと、ターゲットセルにスモールセル維持要求情報を送信するステップと、ターゲットセルからスモールセル維持応答情報を受信するステップとを有することができる。このとき、二重接続モードは、端末がソースセル及びスモールセルと同時に接続を維持するモードであり、スモールセル維持要求情報は、ハンドオーバーを支援するためにスモールセルに対する二重接続モードの維持を要求するための情報であり、スモールセル維持応答情報はターゲットセルでスモールセルに対する二重接続モードの維持が可能か否かを示す情報である。
本発明の他の様態であり、二重接続モードを支援する無線接続システムにおいてハンドオーバーを支援するソースセルは、受信器、送信器、及び二重接続モードでハンドオーバーを支援するためのプロセッサを備えることができる。ここで、プロセッサは、前記受信器を制御して、端末から測定報告メッセージを受信し、送信器を制御して、ターゲットセルにスモールセル維持要求情報を送信し、受信器を制御して、ターゲットセルからスモールセル維持応答情報を受信するように構成されてもよい。また、二重接続モードは、端末がソースセル及びスモールセルと同時に接続を維持するように支援するモードであり、スモールセル維持要求情報は、ハンドオーバーを支援するためにスモールセルに対する二重接続モードの維持を要求するための情報であり、スモールセル維持応答情報は、ターゲットセルでスモールセルに対する二重接続モードの維持が可能か否かを示す情報であってもよい。
仮に、スモールセル維持応答情報が、ターゲットセルでスモールセルの二重接続モードを継続して維持することを示すと、ソースセルは、端末がハンドオーバーを行う途中にもスモールセルを介して下りリンクデータを送信するステップをさらに行うことができる。
ソースセルは、測定報告メッセージに基づいて、スモールセルの二重接続モードを維持可能か否かを決定することができる。
ターゲットセルは、スモールセル維持要求情報に基づいて、スモールセルの二重接続モードを維持可能か否かを決定することができる。
スモールセル維持要求情報は、ハンドオーバー要求メッセージ又はスモールセル維持要求メッセージで送信されてもよく、スモールセル維持応答情報は、ハンドオーバー要求応答メッセージ又はスモールセル維持応答メッセージで送信されてもよい。
ソースセル、ターゲットセル及びスモールセルの間には、バックホールリンクとしてX2インターフェース又はS1インターフェースが用いられてもよい。ここで、X2インターフェースは、ソースセル、ターゲットセル及びスモールセルが直接接続される無線ベアラー上で具現され、前記S1インターフェースは、ソースセル、ターゲットセル及びスモールセルが間接的に接続される無線ベアラー上で具現されてもよい。
ソースセル、ターゲットセル及びスモールセルは、互いに地理的に離隔して位置してもよい。
上述した本発明の様態は、本発明の好ましい実施例の一部に過ぎず、本願発明の技術的特徴が反映された様々な実施例が、当該技術の分野における通常の知識を有する者によって、以下に詳述する本発明の詳細な説明から導出され、理解されるであろう。
本発明の実施例によれば、次のような効果が得られる。
第一に、二重接続モードの端末にシームレスにデータサービスを提供することができる。
第二に、二重接続モードを支援するためのスモールセルを決定することができる。
第三に、二重接続モードの端末に下りリンクデータを送信するためのベアラーを形成することができる。
本発明の実施例から得られる効果は、以上に言及した効果に制限されず、言及していない他の効果は、以下の本発明の実施例についての記載から、本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者に明確に導出されて理解されるであろう。すなわち、本発明を実施する上での意図しない効果も、本発明の実施例から、当該技術の分野における通常の知識を有する者にとって導出されるだろう。
E−UMTSのネットワーク構造を示すブロック図である。 一般的なE−UTRAN及び一般的なゲートウェイ(30)の構造を示すブロック図である。 E−UMTSのためのユーザ−プレーンプロトコル及び制御−プレーンプロトコルスタックを示すブロック図である。 E−UMTSのためのユーザ−プレーンプロトコル及び制御−プレーンプロトコルスタックを示すブロック図である。 本発明の実施例で用いられるクロスキャリアスケジューリングによるLTE−Aシステムのサブフレーム構造を示す図である。 LTEシステムにおいて接続モードハンドオーバー過程の一例を示す図である。 異種ネットワーク配置の一例を示す図である。 二重接続モードを実行している端末と基地局との配置の一例を示す図である。 二重接続モードの端末がハンドオーバーを行う様子を示す概念図である。 ハンドオーバーを行う際、ターゲットPセルがSセル接続を維持するか否かを決定する方法の一例を示す図である。 ハンドオーバーを行う際、ターゲットPセルがSセル接続を維持するか否かを決定する方法の他の例を示す図である。 ハンドオーバーを行う際、ソースPセルがSセル接続を維持するか否かを決定する方法の一例を示す図である。 ハンドオーバーを行う際、ソースPセルがSセル接続を維持するか否かを決定する方法の他の例を示す図である。 X2送信ベアラーを設定する方法の一例を示す図である。 X2送信ベアラーを設定する方法の他の例を示す図である。 X2送信ベアラーを設定する方法の更に他の例を示す図である。 X2送信ベアラーを設定する方法の更に他の例を示す図である。 間接ベアラーを設定する方法の一例を示す図である。 間接ベアラーを設定する方法の他の例を示す図である。 図1乃至図19で説明した内容を具現できる装置を示す図である。
以下に添付される図面は、本発明に関する理解を助けるためのものであり、詳細な説明と共に本発明に関する実施例を提供する。ただし、本発明の技術的特徴が特定図面に限定されるものではなく、各図面で開示する特徴は組み合わされて新しい実施例として構成されてもよい。
本発明の実施例は、スモールセルベースのネットワークシステムにおいてオンオフスモールセルに関する情報を管理する方法及びこれを支援する装置を提供する。
以下の実施例は、本発明の構成要素と特徴を所定の形態で結合したものである。各構成要素又は特徴は、別の明示的言及がない限り、選択的なものとして考慮することができる。各構成要素又は特徴は、他の構成要素や特徴と結合されない形態で実施することができる。また、一部の構成要素及び/又は特徴を結合して本発明の実施例を構成することもできる。本発明の実施例で説明される動作の順序は変更されてもよい。ある実施例の一部の構成や特徴は、他の実施例に含まれてもよく、他の実施例の対応する構成又は特徴に取って代わってもよい。
図面に関する説明で、本発明の要旨を曖昧にさせ得る手順又は段階などは記述せず、また、当業者のレベルで理解できる程度の手順又は段階も記述しないものとする。
明細書全体を通じて、ある部分がある構成要素を「含む(又は、備える或いは有する)」ということは、特別に反対の記載がない限り、他の構成要素を排除することを意味せず、他の構成要素をさらに含んでもよいということを意味する。また、明細書に記載された「…部」,「…器」,「モジュール」などの用語は、少なくとも一つの機能や動作を処理する単位を意味し、これは、ハードウェア、ソフトウェア、又はハードウェア及びソフトウェアの結合によって具現することができる。また、「一つ又は一」,「1つ(one)」,「その(the)」及び類似関連語は、本発明を記述する文脈において(特に、以下の請求項の文脈において)、本明細書で別に指示されたり文脈によって明らかに反駁されない限り、単数及び複数の両方を含む意味で使うことができる。
本明細書で本発明の実施例は基地局と移動局との間のデータ送受信関係を中心に説明されている。ここで、基地局は、端末と直接的に通信を行うネットワークの終端ノード(terminal node)としての意味がある。本文書で基地局によって行われると説明された特定動作は、場合によっては、基地局の上位ノード(upper node)によって行われてもよい。
すなわち、基地局を含む複数のネットワークノード(network nodes)で構成されるネットワークにおいて、端末との通信のために行われる様々な動作は基地局又は基地局以外のネットワークノードによって行われる。ここで、「基地局」は、固定局(fixed station)、Node B、eNode B(eNB)、発展した基地局(ABS:Advanced Base Station)、又はアクセスポイント(access point)などの用語に代えてもよい。
また、端末という用語は、移動局(MS:Mobile Station)、UE(User Equipment)、SS(Subscriber Station)、MSS(Mobile Subscriber Station)、移動端末(Mobile Terminal)、又は発展した移動端末(AMS:Advanced Mobile Station)などの用語に代えてもよい。
また、送信端は、データサービス又は音声サービスを提供する固定ノード及び/又は移動ノードを意味し、受信端は、データサービス又は音声サービスを受信する固定ノード及び/又は移動ノードを意味する。したがって、上りリンクでは端末を送信端とし、基地局を受信端とすることができる。同様に、下りリンクでは端末を受信端とし、基地局を送信端とすることができる。
本発明の実施例は、CDMA(code division multiple access)、FDMA(frequency division multiple access)、TDMA(time division multiple access)、OFDMA(orthogonal frequency division multiple access)、SC−FDMA(single carrier frequency division multiple access)などのような様々な無線接続システムに用いることができる。CDMAは、UTRA(Universal Terrestrial Radio Access)やCDMA2000のような無線技術(radio technology)によって具現することができる。TDMAは、GSM(Global System for Mobile communications)/GPRS(General Packet Radio Service)/EDGE(Enhanced Data Rates for GSM Evolution)のような無線技術によって具現することができる。OFDMAは、IEEE 802.11(Wi−Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802−20、E−UTRA(Evolved UTRA)などのような無線技術によって具現することができる。
UTRAは、UMTS(Universal Mobile Telecommunications System)の一部である。UMTSは、ヨーロッパシステムベースの広帯域コード分割多元接続(WCDMA)、移動通信用グローバルシステム(GSM)及び一般パケット無線サービス(GPRS)で動作する3世代(3G)非同期式移動通信システムである。3GPP(3rd Generation Partnership Project)LTE(long term evolution)は、E−UTRA(Evolved UTRA)を使用するE−UMTS(Evolved UMTS)の一部であり、下りリンクでOFDMAを採用し、上りリンクでSC−FDMAを採用する。LTE−A(Advanced)は、3GPP LTEの進化したバージョンである。
本発明の技術的特徴を明確に説明するために、3GPP LTE/LTE−Aシステムを中心に説明するが、本発明の技術的特徴は必ずしもこれに制限されない。また、本発明の実施例で使われる特定用語は、本発明の理解を助けるために提供されたものであり、このような特定用語の使用は、本発明の技術的特徴から逸脱しない範囲で他の形態に変更されてもよい。
本発明の実施例で説明する‘セル’は、基本的に、下りリンクリソース(Downlink Resource)と選択的に上りリンクリソース(Uplink Resource)との組合せで構成することができる。このとき、下りリンクリソースのための搬送波周波数(Carrier Frequency)と上りリンクリソースのための搬送波周波数(Carrier Frequency)間の連結(Linking)は、下りリンクリソースで伝達されるシステム情報(SI:System Information)に明示される。
また、‘セル’という用語は、基地局のカバレッジであり、特定周波数領域又は特定地理的領域を意味する。ただし、‘セル’は、説明の便宜上、特定カバレッジを支援する基地局と同じ意味で使われてもよい。例えば、マクロ基地局はマクロセルと、スモール基地局はスモールセルと同じ意味で使われてもよい。ただし、セルと基地局を明示的に区別して使用する場合には、本来の意味で使われる。
以下、本発明の実施例が用いられてもよい無線接続システムの一例として、3GPP LTE/LTE−Aシステムについて説明する。
1. 3GPP LTE/LTE−Aシステム
1.1 LTE/LTE−Aネットワーク構造
以下、本発明の実施例が用いられてもよい3GPP LTE/LTE−Aシステムで使用できるネットワーク構造について説明する。
図1は、E−UMTSのネットワーク構造を示すブロック図である。
E−UMTSはLTEシステムとも呼ばれる。通信ネットワークは広範囲に配置され、音声、IMS(IP Multimedia Subsystem)を用いたVoIP(Voice over IP)及びパケットデータのような様々な通信サービスを提供する。
図1に示すように、E−UMTSネットワークは、発展したUMTS地上無線接続ネットワーク(E−UTRAN)、発展したパケットコア(EPC:Evolved Packet Core)、及び一つ以上のユーザ装置を含む。E−UTRANは、一つ以上の発展したノードB(eNB:evolved Node B)20を含むことができ、複数個のユーザ機器(UE)10は一つのセルに位置してもよい。一つ以上のE−UTRAN移動性管理エンターティー(MME:Mobility Management Entity)/システム構造エボリューション(SAE:System Architecture Evolution)ゲートウェイ30は、ネットワーク末端に位置して外部ネットワークと接続されてもよい。
eNB 20は、ユーザプレーン(User Plane)及びコントロールプレーン(Control Plane)のエンドポイントをUE 10に提供する。MME/SAEゲートウェイ30は、セッション及び移動性管理機能のエンドポイントをUE 10に提供する。eNB 20及びMME/SAEゲートウェイ30は、S1インターフェースを介して接続されてもよい。
eNB 20は一般に、UE 10と通信する固定局であり、基地局(BS)又はアクセスポイントと呼ぶこともできる。一つのeNB 20がセルごとに配置されてもよい。ユーザトラフィック又は制御トラフィックを送信するためのインターフェースがeNB 20同士間に用いられてもよい。
MMEは、eNB 20に対するNAS(Non−Access Stratum)シグナリング、NASシグナリング保安、AS(Access Stratum)保安制御、3GPP接続ネットワーク間の移動性のためのインターCN(inter−Core Network)ノードシグナリング、(ページング再送信の制御及び実行を含む)遊休モードUE接近性(Reachability)、(遊休及び活性モードのUEのための)トラッキング領域リスト管理、PDN GW及びサービングGW選択、MME変化を伴うハンドオーバーのためのMME選択、2G又は3G 3GPP接続ネットワークへのハンドオーバーのためのSGSN(Serving GPRS Support Node)選択、ローミング、認証、専用ベアラー設定を含むベアラー管理、PWS(Public Warning System)(ETWS(Earthquake and Tsunami Warning System)及びCMASを含む)メッセージ送信のための支援を含む様々な機能を有する。
SAEゲートウェイホストは、個別ユーザー(Per−user)ベースパケットフィルタリング(例、Kパケット検査を使用)、適法なインターセプション(Lawful Interception)、UE IPアドレス割り当て、下りリンクで送信ポートレベルパケットマーキング、UL及びDLサービスレベル課金、ゲーティング及びレート強化、APN−AMBR(Access Point Name−Aggregated Maximum Bit Rate)に基づくDLレート強化を含む様々な機能を提供する。
MME/SAEゲートウェイ30は、説明の明確性のために、本明細書では簡単に「ゲートウェイ」と呼ぶ。しかし、MME/SAEゲートウェイ30は、MME及びSAEゲートウェイの両者を含むものである。
複数のノードがeNB 20とゲートウェイ30との間でS1インターフェースを介して接続されてもよい。eNB 20は、X2インターフェースを介して相互接続することができ、隣接するeNBがX2インターフェースを有するメッシュネットワーク構造を形成することができる。
図2は、一般的なE−UTRAN及び一般的なゲートウェイ30の構造を示すブロック図である。
図2に示すように、eNB 20は、ゲートウェイ30に対する選択、無線リソース制御(RRC:Radio Resource Control)活性化の間にゲートウェイ30に向けるルーティング、ページングメッセージのスケジューリング及び送信、ブロードキャスト制御チャネル(BCCH:Broadcast Control CHannel)情報のスケジューリング及び送信、上りリンク及び下りリンク両方においてUE 10のための動的リソース割り当て、eNB測定の構成及び準備、無線ベアラー制御、無線承認制御(RAC:Radio Admission Control)、及びLTE_ACTIVE状態で接続移動性制御のような機能を有することができる。EPC(Evolved Packet Core)において、ゲートウェイ30は、ページング発信、LTE_IDLE状態管理、ユーザプレーン暗号化、SAEベアラー制御、及び非−接続階層(NAS:Non−Access Stratum)シグナリングの暗号化及び完全性保護のような機能を有することができる。
図3及び図4は、E−UMTSのためのユーザ−プレーンプロトコル及び制御−プレーンプロトコルスタックを示すブロック図である。
図3及び図4に示すように、プロトコル層は、通信システムの技術分野で公知であるオープンシステム相互接続(OSI:Open System Interconnection)標準モデルの下位の3層に基づいて、第1層(L1:Layer1)、第2層(L2:Layer2)及び第3層(L3:Layer3)に区別することができる。
物理層、すなわち、第1層(L1)は、物理チャネルを用いて上位層への情報送信サービスを提供する。物理層は、上位レベルに位置している媒体接続制御(MAC:Medium Access Control)層に伝送チャネルを介して接続し、伝送チャネルを介してMAC層と物理層との間でデータが送信される。データは、送信端の物理層と受信端の物理層との間のように、互いに異なる物理層との間で物理チャネルを介して送信される。
第2層(L2)の一つであるMAC層は、論理チャネルを介して上位層の無線リンク制御(RLC:Radio Link Control)層にサービスを提供する。第2層(L2)のRLC層は、信頼できるデータの送信を支援する。図3及び図4ではRLC層が示されているが、MAC層がRLC機能を兼ねる場合にはRLC層は省かれてもよいことに留意されたい。
第2層(L2)のPDCP層は、不要な制御情報を減少させるヘッダー圧縮機能を果たす。これは、相対的に小さい帯域幅を有する無線インターフェースを介してIPv4又はIPv6のようなインターネットプロトコル(IP)パケットを使用するデータが効率的に送信されるようにする。
第3層(L3)の最下位に位置している無線リソース制御(RRC)層は、コントロールプレーンでのみ定義され、無線ベアラー(RB:Radio Bearer)の構成、再構成及びリリースと関連して論理チャネル、伝送チャネル及び物理チャネルを制御する。RBは、UE 10とE−UTRANとの間におけるデータ送信のために第2層(L2)によって提供されるサービスを意味する。
図3に示すように、RLC及びMAC層は、ネットワーク側のeNB 20で終了し、スケジューリング、自動再送要求(ARQ:Auto Retransmission reQuet)、及びハイブリッド自動再送要求(HARQ:Hybrid−ARQ)のような機能を有することができる。PDCP層は、ネットワーク側のeNB 20で終了し、ヘッダー圧縮、完全性保護、及び暗号化のようなユーザプレーン機能を有することができる。
図4に示すように、RLC及びMAC層は、ネットワーク側のeNB 20で終了し、コントロールプレーンにおけると同じ機能を果たす。図4に示すように、RRC層はネットワーク側のeNB 20で終了し、ブロードキャスティング、ページング、RRC接続管理、無線ベアラー(RB)制御、移動性機能、及びUE 10測定報告及び制御のような機能を有することができる。図4に示すように、NAS制御プロトコルは、ネットワーク側のゲートウェイ30のMMEで終了し、SAEベアラー管理、認証、LTE_IDLE移動性ハンドリング、LTE_IDLEページング発信、及びゲートウェイとUE 10間におけるシグナリングに対する保安制御のような機能を有することができる。
RRC状態は、RRC_IDLE及びRRC_CONNECTEDのような2つの異なる状態に区別することができる。
RRC_IDLE状態で、UE 10は、NASによって構成された不連続受信(DRX:Discontinuous Reception)の間にシステム情報及びページング情報のブロードキャストを受信することができ、UEは、トラッキング領域でUEを唯一に識別するIDが割り当てられ、PLMN(Public Land Mobile Network)選択及びセル再−選択を行うことができる。また、RRC_IDLE状態ではeNBにいかなるRRCコンテクストも記憶されない。
RRC_CONNECTED状態で、UE 10は、E−UTRAN RRC接続及びE−UTRANにおけるRRCコンテクストを有し、これによってデータをeNBに/から送信及び/又は受信することができる。また、UE 10は、チャネル品質情報及びフィードバック情報をeNBに報告することができる。
RRC_CONNECTED状態で、E−UTRANは、UE 10の属したセルを認識する。したがって、ネットワークはUE 10に/からデータを送信及び/又は受信し、UEの移動性(例、ハンドオーバー、NACC(Net−work Assisted Cell Change)を有するGERAN(GSM EDGE Radio Access Network)へのインター−RAT(Inter−Radio Access Technology)セルチェンジオーダー)を制御し、周辺セルに対するセル測定を行うことができる。
RRC_IDLEモードで、UE 10は、ページングDRX(不連続受信)サイクルを特定する。具体的に、UE 10は、UE特定ページングDRXサイクルごとの特定ページング機会(occasion)にページング信号をモニタリングする。
1.2 キャリア集成(併合)(CA:Carrier Aggregation)環境
1.2.1 CA一般
3GPP LTE(3rd Generation Partnership Project Long Term Evolution;Rel−8又はRel−9)システム(以下、LTEシステム)は、単一コンポーネントキャリア(CC:Component Carrier)を複数の帯域に分割して使用する多重搬送波変調(MCM:Multi−Carrier Modulation)方式を用いる。しかし、3GPP LTE−Advancedシステム(例、Rel−10又はRel−11)(以下、LTE−Aシステム)では、LTEシステムよりも広帯域のシステム帯域幅を支援するために、1つ以上のコンポーネントキャリアを結合して使用するキャリア集成(CA:Carrier Aggregation)のような方法を使用することができる。キャリア集成は、搬送波集成、搬送波整合、マルチコンポーネントキャリア環境(Multi−CC)又はマルチキャリア環境に言い換えてもよい。
本発明でいうマルチキャリアは、キャリアの集成(又は、搬送波集成)を意味し、このとき、キャリアの集成は、隣接した(contiguous)キャリア間の集成だけでなく、非隣接した(non−contiguous)キャリア間の集成も意味する。また、下りリンクと上りリンク間に集成されるコンポーネントキャリアの数が異なるように設定されてもよい。下りリンクコンポーネントキャリア(以下、「DL CC」という。)数と上りリンクコンポーネントキャリア(以下、「UL CC」という。)数とが一致する場合を対称的(symmetric)集成といい、それらの数が異なる場合を非対称的(asymmetric)集成という。このようなキャリア集成は、搬送波集成、帯域幅集成(bandwidth aggregation)、スペクトル集成(spectrum aggregation)などのような用語と同じ意味で使われてもよい。
LTE−Aシステムでは、2つ以上のコンポーネントキャリアが結合して構成されるキャリア集成は、100MHz帯域幅まで支援することを目標とする。目標帯域よりも小さい帯域幅を有する1個以上のキャリアを結合するとき、結合するキャリアの帯域幅は、既存のIMTシステムとの互換性(backward compatibility)維持のために、既存システムで使用する帯域幅に制限することができる。
例えば、既存の3GPP LTEシステムでは{1.4、3、5、10、15、20}MHz帯域幅を支援し、3GPP LTE−advancedシステム(すなわち、LTE−A)では、既存システムとの互換のために、上記の帯域幅のみを用いて20MHzよりも大きい帯域幅を支援するようにすることができる。また、本発明で用いられるキャリア集成システムは、既存システムで用いる帯域幅と無関係に、新しい帯域幅を定義してキャリア集成を支援するようにしてもよい。
また、上述のようなキャリア集成は、イントラ−バンドCA(Intra−band CA)及びインター−バンドCA(Inter−band CA)とに区別できる。イントラ−バンドキャリア集成とは、複数のDL CC及び/又はUL CCが周波数上で隣接したり近接して位置することを意味する。換言すれば、DL CC及び/又はUL CCのキャリア周波数が同一のバンド内に位置することを意味できる。一方、周波数領域で遠く離れている環境をインター−バンドCA(Inter−Band CA)と呼ぶことができる。換言すれば、複数のDL CC及び/又はUL CCのキャリア周波数が互いに異なるバンドに位置することを意味できる。このような場合、端末は、キャリア集成環境での通信を行うために複数のRF(radio frequency)端を使用することもできる。
LTE−Aシステムは、無線リソースを管理するためにセル(cell)の概念を用いる。上述したキャリア集成環境は、多重セル(multiple cells)環境と呼ぶことができる。セルは、下りリソース(DL CC)と上りリソース(UL CC)との一対の組合せと定義されるが、上りリソースは必須要素ではない。そのため、セルは、下りリソース単独で構成されてもよく、下りリソースと上りリソースとで構成されてもよい。
例えば、特定端末が1つの設定されたサービングセル(configured serving cell)を有する場合、1個のDL CCと1個のUL CCを有することができるが、特定端末が2個以上の設定されたサービングセルを有する場合には、セルの数だけのDL CCを有し、UL CCの数は該DL CCと等しくてもよく小さくてもよい。又は、逆に、DL CCとUL CCが構成されてもよい。すなわち、特定端末が複数の設定されたサービングセルを有する場合、DL CCの数よりもUL CCが多いキャリア集成環境も支援可能である。
また、キャリア集成(CA)は、それぞれキャリア周波数(セルの中心周波数)が互いに異なる2つ以上のセルの集成と理解されてもよい。ここでいう「セル(Cell)」は、一般的に使われる基地局がカバーする地理的領域としての「セル」とは区別しなければならない。以下、上述したイントラ−バンドキャリア集成をイントラ−バンド多重セルと称し、インター−バンドキャリア集成をインター−バンド多重セルと称する。
LTE−Aシステムで使われるセルは、プライマリセル(PCell:Primary Cell)及びセカンダリセル(SCell:Secondary Cell)を含む。PセルとSセルは、サービングセル(Serving Cell)として用いることができる。RRC_CONNECTED状態にあるが、キャリア集成が設定されていないか、キャリア集成を支援しない端末の場合、Pセルのみで構成されたサービングセルが1つ存在する。一方、RRC_CONNECTED状態にあると共にキャリア集成が設定された端末の場合、1つ以上のサービングセルが存在でき、全体サービングセルにはPセルと1つ以上のSセルが含まれる。
サービングセル(PセルとSセル)は、RRCパラメータを用いて設定することができる。PhysCellIdは、セルの物理層識別子であって、0から503までの整数値を有する。ServCellIndexは、サービングセル(Pセル又はSセル)を識別するために使われる簡略な(short)識別子であって、0から7までの整数値を有する。0値はPセルに適用され、SCellIndexはSセルに適用するためにあらかじめ与えられる。すなわち、ServCellIndexにおいて最も小さいセルID(又は、セルインデックス)を有するセルがPセルとなる。
Pセルは、プライマリ周波数(又は、primary CC)上で動作するセルを意味する。端末が初期接続設定(initial connection establishment)過程を行ったり接続再−設定過程を行ったりするために用いられることもあり、ハンドオーバー過程で指示されたセルを意味することもある。また、Pセルは、キャリア集成環境で設定されたサービングセルのうち、制御関連通信の中心となるセルを意味する。すなわち、端末は、自身のPセルでのみPUCCHの割り当てを受けて送信することができ、システム情報を取得したりモニタリング手順を変更するためにPセルのみを用いることができる。E−UTRAN(Evolved Universal Terrestrial Radio Access)は、キャリア集成環境を支援する端末に対し、移動性制御情報(mobility Control Info)を含む上位層のRRC接続再設定(RRC Connection Reconfigutaion)メッセージを用いてハンドオーバー手順のためにPセルのみを変更することもできる。
Sセルは、セカンダリ周波数(又は、Secondary CC)上で動作するセルを意味することができる。特定端末にPセルは1つのみ割り当てられ、Sセルは1つ以上割り当てられうる。Sセルは、RRC接続設定がなされた後に構成可能であり、さらなる無線リソースを提供するために用いることができる。キャリア集成環境で設定されたサービングセルのうち、Pセル以外のセル、すなわち、SセルにはPUCCHが存在しない。
E−UTRANは、Sセルを、キャリア集成環境を支援する端末に追加する際、RRC_CONNECTED状態にある関連したセルの動作に関する全てのシステム情報を、特定シグナル(dedicated signal)を用いて提供することができる。システム情報の変更は、関連したSセルの解除及び追加によって制御することができ、このとき、上位層のRRC接続再設定(RRC Connection Reconfigutaion)メッセージを用いることができる。E−UTRANは、関連したSセル内でブロードキャストするよりは、端末別に異なるパラメータを有する特定シグナリング(dedicated signaling)を行うことができる。
初期保安活性化過程が始まった後、E−UTRANは、接続設定過程で初期に構成されるPセルに加えて、1つ以上のSセルを含むネットワークを構成することができる。キャリア集成環境でPセル及びSセルはそれぞれのコンポーネントキャリアとして動作することができる。以下の実施例では、プライマリコンポーネントキャリア(PCC)はPセルと同じ意味で使われ、セカンダリコンポーネントキャリア(SCC)はSセルと同じ意味で使われてもよい。
1.2.2 クロスキャリアスケジューリング(Cross Carrier Scheduling)
キャリア集成システムでは、キャリア(又は、搬送波)又はサービングセル(Serving Cell)に対するスケジューリング観点で、自己スケジューリング(Self−Scheduling)方法及びクロスキャリアスケジューリング(Cross Carrier Scheduling)方法の2つがある。クロスキャリアスケジューリングは、クロスコンポーネントキャリアスケジューリング(Cross Component Carrier Scheduling)又はクロスセルスケジューリング(Cross Cell Scheduling)と呼ぶこともできる。
自己スケジューリングは、PDCCH(DL Grant)とPDSCHが同一のDL CCで送信されたり、DL CCで送信されたPDCCH(UL Grant)に基づいて送信されるPUSCHが、ULグラント(UL Grant)を受信したDL CCとリンクされているUL CCで送信されることを意味する。
クロスキャリアスケジューリングは、PDCCH(DL Grant)とPDSCHがそれぞれ異なるDL CCで送信されたり、DL CCで送信されたPDCCH(UL Grant)に基づいて送信されるPUSCHが、ULグラントを受信したDL CCとリンクされているUL CCではなく他のUL CCで送信されることを意味する。
クロスキャリアスケジューリングは、端末特定(UE−specific)に活性化又は非活性化することができ、これは、上位層シグナリング(例えば、RRCシグナリング)によって半静的(semi−static)に各端末別に知らせることができる。
クロスキャリアスケジューリングが活性化された場合、PDCCHに、当該PDCCHが指示するPDSCH/PUSCHがどのDL/UL CCで送信されるかを知らせるキャリア指示子フィールド(CIF:Carrier Indicator Field)が必要である。例えば、PDCCHは、PDSCHリソース又はPUSCHリソースをCIFを用いて複数のコンポーネントキャリアのうちの一つに割り当てることができる。すなわち、DL CC上のPDCCHが、多重集成されたDL/UL CCの一つにPDSCH又はPUSCHリソースを割り当てる場合、CIFが設定される。この場合、LTE Release−8のDCIフォーマットをCIFによって拡張することができる。このとき、設定されたCIFは、3ビットフィールドとして固定したり、設定されたCIFの位置は、DCIフォーマットの大きさにかかわらずに固定することができる。また、LTE Release−8のPDCCH構造(同一コーディング及び同一CCEベースのリソースマッピング)を再使用することもできる。
一方、DL CC上のPDCCHが、同一DL CC上のPDSCHリソースを割り当てたり、単一リンクされたUL CC上のPUSCHリソースを割り当てる場合には、CIFが設定されない。この場合、LTE Release−8と同一のPDCCH構造(同一コーディング及び同じCCEベースのリソースマッピング)及びDCIフォーマットを使用することができる。
クロスキャリアスケジューリングが可能なとき、端末は、CC別送信モード及び/又は帯域幅によって、モニタリングCCの制御領域で複数のDCIに対するPDCCHをモニタリングする必要がある。したがって、これを支援し得る検索空間の構成とPDCCHモニタリングが必要である。
キャリア集成システムにおいて、端末DL CC集合は、端末がPDSCHを受信するようにスケジュールされたDL CCの集合を表し、端末UL CC集合は、端末がPUSCHを送信するようにスケジュールされたUL CCの集合を表す。また、PDCCHモニタリング集合(monitoring set)は、PDCCHモニタリングを行う少なくとも一つのDL CCの集合を表す。PDCCHモニタリング集合は、端末DL CC集合と同一であってもよく、端末DL CC集合の副集合(subset)であってもよい。PDCCHモニタリング集合は、端末DL CC集合のDL CCのうち少なくとも一つを含むことができる。又は、PDCCHモニタリング集合は、端末DL CC集合に関係なく別個として定義されるようにしてもよい。PDCCHモニタリング集合に含まれるDL CCは、リンクされたUL CCに対する自己−スケジューリング(self−scheduling)は常に可能なように設定することができる。このような、端末DL CC集合、端末UL CC集合及びPDCCHモニタリング集合は、端末特定(UE−specific)、端末グループ特定(UE group−specific)又はセル特定(Cell−specific)に設定することができる。
クロスキャリアスケジューリングが非活性化されたということは、PDCCHモニタリング集合が常に端末DL CC集合と同一であることを意味し、このような場合には、PDCCHモニタリング集合に対する別のシグナリングのような指示が不要である。しかし、クロスキャリアスケジューリングが活性化された場合には、PDCCHモニタリング集合が端末DL CC集合内で定義されることが好ましい。すなわち、端末に対してPDSCH又はPUSCHをスケジューリングするために基地局はPDCCHモニタリング集合でのみPDCCHを送信する。
図5は、本発明の実施例で用いられるクロスキャリアスケジューリングによるLTE−Aシステムのサブフレーム構造を示す図である。
図5を参照すると、LTE−A端末のためのDLサブフレームは、3個の下りリンクコンポーネントキャリア(DL CC)が結合されており、DL CC’A’は、PDCCHモニタリングDL CCと設定されている。CIFが用いられない場合、各DL CCは、CIF無しで、自身のPDSCHをスケジューリングするPDCCHを送信することができる。一方、CIFが上位層シグナリングによって用いられる場合には、一つのDL CC’A’のみが、CIFを用いて、自身のPDSCH又は他のCCのPDSCHをスケジューリングするPDCCHを送信することができる。このとき、PDCCHモニタリングDL CCとして設定されていないDL CC’B’と’C’はPDCCHを送信しない。
1.3 ハンドオーバー過程
図6は、LTEシステムで接続モードハンドオーバー過程の一例を示す図である。
図6で、ネットワークシステムは、端末、ソース基地局(Source eNB)及びターゲット基地局(Target eNB)を含むことができる。ここで、ソース基地局は、端末にスケジューリングサービスを提供するサービング基地局であり、ターゲット基地局は、端末がハンドオーバーを行おうとするターゲット基地局である。また、ソース基地局及びターゲット基地局は、レガシー基地局及びマクロ基地局であってもよい。
ネットワークは、RRC_CONNECTED状態の端末を制御し、RRC_CONNECTED状態の移動性を管理するためにハンドオーバー過程が定義される。一般に、ネットワークは、無線チャネル条件及び負荷によってハンドオーバー過程をトリガーする。このようなハンドオーバー過程を図6に示す。
図6を参照すると、端末はソース基地局に、近隣セルに対する測定結果を含む測定報告メッセージを送信する(S601)。
ソース基地局は、ハンドオーバーを行うか否か、及び端末がハンドオーバーするターゲット基地局を決定することができる。その後、ソース基地局は、ハンドオーバーを行うために、ターゲット基地局にハンドオーバー要求メッセージを送信することができる(S603,S605)。
ターゲット基地局は、端末の承認を制御し、仮に端末が承認されると、ターゲット基地局はHO要求確認(HO request Acknowledge)メッセージをサービング基地局に送信する(S607,S609)。
HO要求確認メッセージを受信したソース基地局は、HO過程の実行を指示するために、RRC接続再構成メッセージを端末に送信する(S611)。
[131]RRC接続再構成メッセージを受信した端末は、既存セル(すなわち、ソース基地局)から分離(detach)され、新しいセル(すなわち、ターゲット基地局)と同期を取る過程を行うことができる(S613)。
ソース基地局は、端末がどのターゲット基地局にハンドオーバーするかを知っているため、ターゲット基地局に、端末に送信するバッファされたパケットを伝達する(S615)。
ソース基地局は、バッファされたデータ又はパケットをターゲット基地局に伝達するために、まず、シーケンス番号(SN:Sequence Number)状態伝達メッセージをターゲット基地局に送信する(S617)。
その後、端末はターゲット基地局と同期を取るためにランダムアクセスプリアンブルを送信する(S619)。
ターゲット基地局は、ランダムアクセスプリアンブルに対する応答としてMAC(Medium Access Control)メッセージ又はRRCメッセージを用いて上りリンクリソース割り当て情報及びタイミングアドバンス(TA:Timing Advance)情報を端末に送信する(S621)。
端末は、上りリンクリソース割り当て情報及びTA情報に基づいてRRC接続再構成完了メッセージをターゲット基地局に送信する(S623)。
仮に、ターゲット基地局がRRC接続再構成完了メッセージを端末から受信すると、ターゲット基地局は、端末と関連した情報の除去を要求するUEコンテクスト解除メッセージをサービング基地局に送信する(S625)。
UEコンテクスト解除メッセージを受信したサービング基地局は、端末に対するリソースを解除し、ハンドオーバー過程を完了する(S627)。
上述したように、図6は、端末によって行われるレガシーハンドオーバー過程を示す。すなわち、スケジューリングサービスを端末に提供する基地局が変更される度に、端末は、図6に示すハンドオーバー過程を行うことができる。
2. スモールセル環境
本発明の実施例で、スモールセル(Small Cell)は、DLリソース(すなわち、コンポーネントキャリア)及び選択的なULリソースの組合せとして説明することができる。DLリソース及びULリソースのキャリア周波数の連結関係は、DLリソース上で送信されるシステム情報で示すことができる。
2.1 異種ネットワーク配置(Heterogeneous Network Deployment)
図7は、異種ネットワーク配置の一例を示す図である。
次世代移動通信システムではマルチメディアなどのデータサービスをより安定的に保障するために、マクロセル(Macro Cell)ベースの同種網に、低電力/近距離通信のためのスモールセルであるマイクロセル(micro Cell)、ピコセル(Pico Cell)、及び/又はフェムトセル(Femto Cell)が混在する階層的セル構造(hierarchical cell structure)或いは異種セル構造(Heterogeneous Cell Structure)の導入に関する関心が高まっている。
これは、既存の基地局配置へのマクロセルの追加設置は、システム性能の向上に比べて、追加設置にかかる費用及び複雑度が高く、非効率的であるからである。現在の通信網で考慮している異種網の構造は、図7のような形態を有する。
図7で、マクロセルを管理及びカバーする基地局をマクロ基地局(MeNB:Macro eNodeB)と定義し、マクロ基地局のマクロセル内で動作する端末をマクロ端末(MUE:Macro UE)と定義する。また、ピコセルを管理及びカバーする基地局をピコ基地局(PeNB:Pico eNodeB)と呼び、ピコセルのピコ基地局からスケジューリングされる端末をピコ端末(PUE:Pico UE)と呼ぶ。また、フェムトセルを管理及びカバーする基地局をフェムト基地局(FeNB:Femto eNodeB)と呼び、フェムト基地局からスケジューリングされる端末をフェムト端末と呼ぶ。
図7を参照すると、一つのマクロセル内には多数個のマイクロセルが共存してもよい。このとき、マイクロセルは、セル調整(cell coordination)方式によってリソース割り当てを受け、該当のUEをサービスする。このようなマイクロセルの種類は、接続方式によって2種類に区別される。
(1)OSG(Open access Subscriber Group)タイプ:OSGタイプマイクロセルの場合、既存のマクロUE又は他のマイクロUEの接続を許容するセルであり、自身のセル又はマクロセルへのハンドオーバーが可能である。OSGタイプは、NCSG(Non Close access Subscriber Group)と呼ぶこともできる。
(2)CSG(Close access Subscriber Group)タイプ:CSGタイプマイクロセルの場合、既存のマクロ端末又は他のマイクロ端末の接続を認証なしでは許容しないセルを意味する。このため、自身のセル或いはマクロ基地局へのハンドオーバーが不可能である。
2.2 二重接続(Dual Connectivity)
図8は、二重接続モードを実行している端末と基地局の配置の一例を示す図である。
マクロセルとスモールセルはキャリア集成(CA)を行っていてもよい。例えば、マクロ基地局は、任意のn個(nは任意の正の整数)のキャリアを使用することができ、スモールセルは、任意のk個(kは任意の正の整数)のキャリアを使用することができる。このとき、マクロセルとスモールセルのキャリアは、任意の同一の周波数キャリアであってもよく、又は任意の異なる周波数キャリアであってもよい。例えば、マクロセルが任意のf1及びf2周波数帯域を使用し、スモールセルが任意のf2及びf3周波数帯域を使用することができる。
二重接続又はデュアル接続は、スモールセルカバレッジ(Small cell coverage)内に位置している端末がマクロセルとスモールセルに同時に接続できることを意味する。すなわち、端末は、マクロセルとスモールセルからサービスを同時に受けたり、又はTDM方式で受けることができる。例えば、端末は、マクロセルレイヤ(Macro cell layer)ではコントロールプレーン(C−plane)で提供される機能(Functionalities、例、接続管理(connection management)、移動性(mobility)管理)のサービスを受けることができる。
また、端末は、ユーザプレーンデータ経路(U−plane data path)の場合には、マクロセル及び/又はスモールセルを選択することができる。例えば、VoLTE(Voice of LTE)のように実時間データサービスの場合には、スモールセルよりは、UEの移動性が保障されるマクロセルでデータ送受信を行うことができる。なぜなら、スモールセルは密集して配置され得るため、端末がスモールセルを移動する際に頻繁にハンドオーバーを行わなければならず、これはサービスの中断を招きうる。このとき、二重接続状態である端末は、BES(Best Effect Service)を受ける場合には、マクロセルではなくスモールセルからサービスを受けることができる。マクロセルとスモールセル間のバックホールは、理想的バックホール(ideal backhaul)であってもよく、非理想的バックホール(non ideal backhaul)であってもよい。
また、マクロセルとスモールセルの場合、同一のTDD或いはFDDシステムで構成されてもよく、異なるTDD、FDDシステムで構成されてもよい。例えば、図8で二重接続モードにおけるシナリオを参照することができる。すなわち、マクロセルとスモールセルとが同じ周波数帯域(F1,F1)を用いてもよく、異なる周波数帯域(F1,F2)を用いてもよい。
二重接続モードが構成されたUEは、マクロセルとスモールセルに同時に接続することができる。図8では、ユーザプレーンデータ経路をスモールセルに設定した場合を示す。すなわち、端末は、制御信号を送受信するためのコントロールプレーン経路はマクロ基地局と接続し、下りリンク又は上りリンクデータを送受信するためのユーザプレーン経路は、スモール基地局と接続することができる。
3.二重接続モード端末のハンドオーバー実行方法
ソースPセル及びSセルに接続している二重接続モードの端末はハンドオーバーを行ってターゲットPセル及びSセルに接続する二重接続モードに切り替わってもよい。このとき、端末がハンドオーバーを行う前に接続している一つ以上のSセルとハンドオーバー以降に接続する一つ以上のSセルには、同一の周波数帯域(DL/UL又はDL)及び/又は物理セル識別子(PCID:Physical Cell ID)を有するセルが存在してもよい。
図9は、二重接続モードの端末がハンドオーバーを行う様子を示す概念図である。
図9で説明するネットワークには、Pセルである第1基地局(eNB1)及び第2基地局(eNB2)とSセルである第3基地局(eNB3)を含むことができる。このとき、PセルとSセルはそれぞれ異なる基地局が管理する状況を仮定する。ここで、端末は、ソースPセルである第1基地局からターゲットPセルである第2基地局に移動しようとする。このとき、端末は、第1基地局、及びSセルである第3基地局と二重接続モード状態にある。第1基地局は、端末の送信した測定報告メッセージのイベントによって第2基地局へのハンドオーバーを行うか否かを決定することができる。
一般にハンドオーバーを行うと、端末は以前基地局との接続を全て切り、新しいターゲット基地局と接続を形成する。しかし、本発明の実施例において、二重接続モードの端末は、ソースPセルとの接続は切ってターゲットPセルと接続を新しく形成するが、シームレスなデータサービスを受けるために、既存スモールセルとの接続を維持することができる。例えば、図9の端末が第2基地局へのハンドオーバー過程を行う場合、第2基地局と接続を形成し、同時にSセルである第3基地局との接続を維持することができる。
図9で、端末は、第1基地局と接続している状況では、第1基地局、及び一つ以上のSセルと二重接続モードを構成することができ、第2基地局にハンドオーバーを行った後にも、一つ以上のSセルと二重接続モードを構成することができる。もちろん、データサービスを受ける必要がない場合には、二重接続モードを解除し、Pセルである第1基地局又は第2基地局との接続のみを維持してもよい。
LTE Rel−8/9/10システムの場合には、CA状況でハンドオーバーをPセルベースに行う。ソースeNBからターゲットeNBにハンドオーバーを準備する段階で、ソースeNBとターゲットeNBとの間に下りリンクデータ伝達(DL data forwarding)のために直接トンネル(direct tunnel)又は間接トンネル(indirect tunnel)を設定することができる。これは、UEがソースeNBから分離(detach)する場合にソースeNB(すなわち、Pセル、又はPセル及び一つ以上のScell)から送信すべきDLデータパケットを、直接又は間接トンネルを通してターゲットeNB(Pcell、或いはPcell及び一つ以上のScell)のバッファに伝達される。UEがターゲットeNBとの接続を終えた後、ターゲットeNBからバッファ内のデータを受信することができる。
また、一般的なハンドオーバー状況で、端末は、ソース基地局から受信すべき下りリンクデータを、ターゲット基地局にハンドオーバーが完了した後に、ターゲット基地局から受信することができる。そのために、ハンドオーバー準備過程で、ソース基地局はターゲット基地局に、端末に対する下りリンクデータを送信する。
しかし、本発明の実施例では、二重接続モードである端末が、ソースeNB(Pcell)からターゲットeNB(Pcell)にハンドオーバーを行う場合に、当該端末が接続しているSセルを用いて、ハンドオーバー中の端末にシームレスにDLデータパケットを送信することができる。
本発明の実施例で用いられる第3基地局は、スモールセルに限定されず、マクロセル、マイクロセル、ピコセル、フェムトセルなどが用いられてもよい。また、本発明の実施例で、説明の便宜のために、ソース基地局のPセルとターゲット基地局のPセルをそれぞれソースPセル、ターゲットPセルと定義する。また、ソース基地局とターゲット基地局は一つ以上のSセルと接続することができる。
3.1 二重接続構成方法
以下では、二重接続が構成される方法について説明する。
既存のLTE−Rel8/9/10システムでCA(carrier aggregation)を行う場合に、同一のeNBにおいて任意のキャリアをPセルとし、残りのセルをSセルとすることができる。eNBは、Pセルで送信されるRRC信号のうち、UE特定に送信されるRRC(再)構成メッセージに、一つ以上のSセルに対するSセル情報を送信することができる。Sセルは、RRC(再)構成メッセージを受信した端末に構成することができる。
このように構成されたSセルはまだ非活性化(deactive)状態である。その後、基地局はPセルでMAC信号を端末に送信することによって、端末に構成された一つ以上のSセルを活性化させることができる。このように活性化したSセルに対して端末はチャネル状態に関する測定報告を行うことができる。
既存LTE/LTE−Aシステムで用いられるCAの場合には、基地局が自身のセルの負荷(load)状態などを把握することができる。このため、基地局は、端末のために一つ以上のSセルを追加したり解除するように、Pセルを通じてRRC(再)構成メッセージを端末に送信することができる。
しかし、二重接続モードでは、端末の接続しているPセルとSセルはそれぞれ異なる基地局の管理を受ける場合が一般的である。すなわち、PセルとSセルの基地局が異なることから、既存LTE/LTE−AシステムのようなSセル構成方法をそのまま適用することができない。
UEへの二重接続モードは、Sセルの負荷情報やUEの二重接続モード支援の有無などに基づいて決定することができる。以下では、二重接続モードを構成する方法について説明する。
3.1.1 Pセルの決定方法
本発明の一様態として、Pセルが二重接続モードを支援するか否かを決定することができる。
(1)Pセルは、二重接続モードを支援する端末の測定報告に基づいて一つ以上のSセル候補を決定することができる。
(2)その後、Pセルは、一つ以上のSセル候補に負荷情報要求メッセージ(load information request message)を送信することができる。このとき、負荷情報要求メッセージは、バックホール信号(例えば、X2インターフェース信号又は無線信号)を用いて送信することができる。
(3)負荷情報要求メッセージを受信したSセルは、それに対する応答として、自身の負荷状態情報を含む負荷情報メッセージ(load information message)をPセルに送信する。負荷情報メッセージも、X2インターフェース又は無線インターフェースであるバックホール信号を用いて送信することができる。
(4)Sセル候補セルから負荷情報を受信したPセルは、二重接続モードに進入する端末のためにSセルを決定する。その後、Pセルは、決定したSセルに関する情報を、RRC(再)構成メッセージを用いて端末に送信することによって二重接続モードを支援することができる。
3.1.2 Sセル決定方法
Sセルが二重接続モードを支援するか否かを決定することができる。
(1)Pセルは、二重接続モードを支援する端末の測定報告メッセージによって一つ以上のSセル候補を決定することができる。一つ以上のSセル候補を決定した後に、PセルはSセル候補に、二重接続モードで動作できるか否かを問い合わせするために二重接続要求メッセージ(dual connectivity request message)を送信することができる。このとき、二重接続要求メッセージは、バックホール信号(例えば、X2インターフェース信号又は無線インターフェース信号)で送信することができる。
(2)二重接続要求メッセージを受信した一つ以上のSセルは、自身のセルの負荷状態などを考慮して、UEに二重接続モードを支援するか否かを決定することができる。UEのために二重接続モードを支援すると決定した一つ以上のSセルは、二重接続モードを支援するか否かを知らせるために二重接続応答メッセージ(dual connectivity response message)をバックホール信号を用いてPセルに送信することができる。
(3)二重接続応答メッセージを受信したPセルは、RRC(再)構成メッセージを用いて当該Sセルを二重接続モードとして端末に構成することができる。
3.2 二重接続モード維持条件
以下に説明する本発明の実施例で、二重接続モード支援は、前述の3.1節のように決定されると仮定する。特定端末がソースPセル及びSセルと同時に接続されている二重接続モード状態で、ターゲットPセルにハンドオーバーを行うことができる。このとき、二重接続モードで接続が設定されている一つ以上のSセルのうちの一つ以上のSセルは、端末との接続を継続して維持することができる。Sセルが二重接続モードを維持する条件は、次のとおりである。
(1)二重接続モードの端末は、ハンドオーバーを行う前に、一つ以上のSセルに対する信号強度に関する情報を含む測定報告メッセージを、ソースPセルに送信することができる。ソースPセルは、一つ以上のSセルに対する信号強度に基づいて、UEがハンドオーバーする過程で特定Sセルへの接続を継続して維持するようにトリガーすることができる。
例えば、二重接続モードの端末が測定報告したSセルの信号強度が、既に設定された臨界値(threshold)以上であるSセルに対して、ソースPセルは端末にハンドオーバー中にも当該Sセルへの接続を継続して維持するようにトリガーすることができる。このような臨界値は、システム上であらかじめ設定された値であってもよく、基地局がネットワーク負荷状況を考慮して動的に設定する値であってもよい。例えば、基地局は二重接続モードを構成する時、当該臨界値を端末に知らせることができる。
(2)二重接続モードを維持するか否かは、端末の移動速度(又は、速力)によって決定されてもよい。例えば、二重接続モードの端末の速度が特定値又は特定レベル以下である場合に、ソースPセルは、端末がハンドオーバーする過程で当該端末がSセルを維持するようにトリガーすることができる。このような、端末の移動速度の特定値や特定レベルは、システム上であらかじめ定義されていてもよく、基地局によって動的に設定されてもよい。
3.3 ハンドオーバー時にSセル接続維持方法
3.3.1 ターゲットPセルがSセル接続を維持するか否かを決定
図10は、ハンドオーバーを行う際、ターゲットPセルがSセルの接続を維持するか否かを決定する方法の一例を示す図である。
端末は、ハンドオーバー実行前に、Sセルを含む近隣セルのチャネル品質を測定し、測定したチャネル品質関連情報を含む測定報告メッセージをソースPセルに送信する(S1001)。
ソースPセルは、測定報告メッセージに基づいて、二重接続モードである端末がターゲットPセルにハンドオーバーする否かを決定することができる(S1003)。
ソースPセルがS1003段階でハンドオーバーを決定すると、ソースPセルはターゲットPセルにハンドオーバー要求メッセージを送信する(S1005)。
また、ソースPセルは、現在、二重接続モード状態である端末がSセルを維持するか否かをターゲットPセルに問い合わせするために、Sセル維持要求メッセージ(Scell(s) maintenance request message)を送信することができる(S1007)。
Sセル維持要求メッセージは、Sセル情報を含むことができる。Sセル情報は、当該メッセージのタイプを示すタイプフィールド(すなわち、Sセル維持要求メッセージであることを示す指示子)、維持しようとする一つ以上の特定Sセルのそれぞれに対するSセルID(ECGI(E−UTRAN Cell Global Identifier)或いはECI(E−UTRAN Cell Identifier))、UE ID(UE−CRNTI或いはUE X2AP IDなど)、Sセルインデックス(scellindex)、PCID及び周波数構成情報(DL/UL又はDL)などに関する情報を含むことができる。
Sセル維持要求メッセージを受信したターゲットPセルは、HO要求メッセージから把握したHOを行おうとする端末のために、Sセル維持要求メッセージで示す一つ以上の特定Sセルに対して継続して接続を維持するか否かを決定することができる(S1009)。
仮に、ターゲットPセルが端末のハンドオーバーを承認し、Sセルを維持すると決定すると、ターゲットPセルは、HO要求応答メッセージ及び維持しようとするSセルに対するSセル情報を含むSセル維持応答メッセージ(Scell(s) maintenance response message)をソース基地局に送信する(S1011,S1013)。
本発明の他の側面として、ソースPセル及びターゲットPセルは、自身が二重接続モードを支援できるスモールセルに関する情報を、セルリストとしてあらかじめ有していてもよい。この場合、二重接続モードの対象となるスモールセルは、PセルとX2インターフェース接続が可能なSセルに限定することができる。セルリストは、各セルのID(例えば、ECGI(E−UTRAN Cell Global Identifier)又はECI(E−UTRAN Cell Identifier))、UE ID(例えば、UE−CRNTI又はUE X2AP IDなど)、PCID、周波数構成情報(DL/UL又はDL)などのような情報で構成することができる。このような情報は、各セルが互いにX2インターフェース接続する際に交換することもできる。
したがって、S1009段階でターゲットPセルは、ソースPセルからSセル維持要求を受けた一つ以上のスモールセルが自身の管理するセルリストに含まれているか否か確認することによって、Sセルを維持するか否かを決定することができる。仮に、ターゲットPセルで維持可能な一つ以上のSセルがある場合には、ターゲットPセルは、S1013段階でSセル維持応答メッセージ(Scell(s) maintenance response message)をソースPセルに送信することができる。
このとき、Sセル維持応答メッセージはSセル維持情報を含むことができる。ターゲットPセルが維持しようとするSセル維持情報は、タイプフィールド(Sセル維持応答メッセージであることを示す指示子)、維持しようとする一つ以上の特定Sセルのそれぞれに対するSセルのID(例えば、ECGI(E−UTRAN Cell Global Identifier)又はECI(E−UTRAN Cell Identifier)、PCID)、UE ID(UE−CRNTI又はUE X2AP IDなど)、Sセルインデックス及び周波数構成情報(DL/UL又はDL)などを含むことができる。
万一、S1009段階で二重接続モードを支援できるスモールセルがターゲットPセルのセルリストに含まれていないと、S1013段階でターゲットPセルは、Sセル維持応答メッセージの代わりにSセル維持失敗メッセージ(Scell(s) maintenance failure message)をソースPセルに送信することができる。
このとき、Sセル維持失敗メッセージは、タイプフィールド(Sセル維持失敗メッセージであることを示す指示子)、一つ以上の特定Sセルのそれぞれに対する各SセルのID(例えば、ECGI(E−UTRAN Cell Global Identifier)又はECI(E−UTRAN Cell Identifier)、PCID)、UE ID(UE−CRNTI又はUE X2AP IDなど)、Sセルインデックス、周波数構成情報(DL/UL又はDL)、及び失敗原因を示す原因フィールドなどを含むことができる。原因フィールドは、あらかじめ定義された様々な原因のうちいかなる原因によって当該Sセルを維持できないかを示す。
ソースPセルは、原因フィールドに基づいて特定時間(例えば、あらかじめ定義された時間値であっもよく、又はネットワークによって構成されてもよい。)が過ぎた後、再びターゲットPセルに当該Sセルに対する維持要求を行ってもよく、行わなくてもよい。
本発明の他の側面として、ターゲットPセルがソースPセルから維持要求を受けた一つ以上のSセルのうち、一部のSセルは維持できるが、他のSセルは維持できない場合もある。この場合、ターゲットPセルは、Sセル維持指示子を用いて、維持要求を受けた各Sセルに対して、Sセルを維持するか否かを知らせることができる。例えば、あるSセルを維持しようとする場合には、当該Sセルに対するSセル維持指示子を‘1’に設定することによって維持する旨を示し、当該Sセルを維持しない場合にはSセル維持指示子を‘0’に設定することができる。このとき、Sセル維持指示子はSセル維持応答メッセージに含めて送信することができる。
ターゲットPセルは、S1005段階でHO要求メッセージを受信した場合に、ハンドオーバー対象端末のためにリソース割り当て及び承認制御を行った後、S1011段階でHO要求応答メッセージ(HO request Ack message)をソースPセルに送信することができる。
HO要求応答メッセージは、端末にターゲットPセルによって構成されるRRC信号に関する情報を含むことができる。このとき、ターゲットPセルは、当該端末のために構成したSセル関連情報を用いて、ターゲットPセルが維持しようとする特定Sセルのそれぞれに対するSセル情報を含めることができる。Sセル維持情報は、各SセルのID(例えば、ECGI(E−UTRAN Cell Global Identifier)又はECI(E−UTRAN Cell Identifier)、PCID)、UE ID(UE−CRNTI又はUE X2AP IDなど)、Sセルインデックス、及びSセルの周波数構成情報(DL/UL又はDL)を含むことができる。また、HO要求応答メッセージには、ターゲットPセルで新しく構成するSセルに対するそれぞれのSセルインデックス、SセルPCID、Sセル周波数構成情報(DL/UL又はDL)などがさらに含まれてもよい。
ここで、ターゲットPセルが維持しようとする特定Sセルに対するSセルインデックスは、ソースPセルから送信されたHO要求メッセージに含まれる特定Sセルに関する情報と同一に構成することができる。端末は、ハンドオーバーを準備する段階で、ソースPセルに接続しているため、ターゲットPセル及び維持しようとするSセルに関連したRRC信号を、ソースPセルからRRC E−UTRAハンドオーバー命令メッセージ(RRC E−UTRA Handover Command message)を通じて受信することができる(図示せず)。
図11はハンドオーバーを行う際、ターゲットPセルがSセルの接続を維持するか否かを決定する方法の他の例を示す図である。
端末は、ハンドオーバー実行前に、Sセルを含む近隣セルのチャネル品質を測定し、測定したチャネル品質関連情報を含む測定報告メッセージをソースPセルに送信する(S1101)。
ソースPセルは、測定報告メッセージに基づいて、二重接続モードである端末がターゲットPセルにハンドオーバーするか否かを決定することができる(S1103)。
また、ソースPセルは、特定Sセルを維持するようにトリガーする条件を満たす場合(3.2節参照)、Sセル維持要求フィールドを含むHO要求メッセージ(HO request message)を用いてターゲットPセルに該当のSセルの維持を要求することができる(S1105)。
HO要求メッセージには、二重接続モードの端末が維持しようとするSセル情報を含むRRCコンテクスト関連フィールドが含まれる。すなわち、Sセル情報は、端末のために構成されたSセルのそれぞれに対する各SセルのID(例えば、ECGI(E−UTRAN Cell Global Identifier)又はECI(E−UTRAN Cell Identifier)、PCID)、UE ID(UE−CRNTI又はUE X2AP IDなど)、Sセルインデックス、及び周波数構成情報(DL/UL又はDL)が含まれる。また、HO要求メッセージ内に含まれるそれぞれのSセル関連情報を示すフィールドにSセル維持要求フィールドが含まれてもよい。
例えば、ソースPセルが端末のために任意のSセルを維持するように要求する場合に、ターゲットPセルに送信されるHO要求メッセージには‘1’に設定された当該Sセルに対するSセル維持指示子が含まれてもよい。仮に、ソースPセルが一つ以上のSセルのうち、維持しないと決定したSセルに対しては、HO要求メッセージ中に含まれるSセル維持指示子を‘0’に設定して送信することができる。
HO要求メッセージを受信したターゲットPセルは、当該端末のためのリソース割り当て及び承認制御を行うことができる。また、ターゲットPセルは、Sセルを維持するか否かを決定することができる(S1107)。
S1107段階で端末へのリソース割り当て及び承認制御が完了した場合に、ターゲットPセルは、Sセル維持応答フィールドを含むHO要求応答メッセージ(HO request Ack message)をソースPセルに送信することができる。このとき、HO要求応答メッセージは、端末のための特定Sセルを維持するか否かに関する情報を含むことができる(S1109)。
HO要求応答メッセージにはターゲットPセルによって構成されるRRC信号に関する情報が含まれてもよい。このとき、ターゲットPセルが当該端末のために構成するSセル関連情報は、維持しようとする特定Sセルのそれぞれに対する各SセルのID(例えば、ECGI(E−UTRAN Cell Global Identifier)又はECI(E−UTRAN Cell Identifier)、PCID)、UE ID(UE−CRNTI又はUE X2AP IDなど)、Sセルインデックス、Sセルの周波数構成情報(DL/UL又はDL)などを含むことができる。また、HO要求応答メッセージには、ターゲットPセルが端末に新しく構成するSセルのそれぞれに対するSセルインデックス、SセルPCID、Sセル周波数構成情報(DL/UL又はDL)などがさらに含まれてもよい。
このとき、維持しようとする特定Sセルに対するSセルインデックスは、ソースPセルから送信されたHO要求メッセージに含まれている特定Sセルに関する情報と同一に構成することができる。端末はハンドオーバーを準備する段階でソースPセルに接続しているため、ターゲットPセルと関連したRRC信号をソースPセルからRRC E−UTRAハンドオーバー命令メッセージ(RRC E−UTRA Handover Command message)を通じて受信することができる(図示せず)。
ソースPセルがRRC E−UTRAハンドオーバー命令メッセージを用いてSセル構成関連情報を端末に送信するために、ターゲットPセルからソースPセルに送信するHO要求応答メッセージ内に含まれるTarget eNB To Source eNB Transparent Container fieldに、それぞれのSセルに対するSセル維持指示子フィールドがさらに定義されてもよい。Sセル維持指示子フィールドは、ターゲットPセルが端末に対して特定Sセルを維持するように決定したか否かを示す。
例えば、ソースPセルからターゲットPセルに送信されるHO要求メッセージにおいて、Sセルである第2キャリア(CC2:Component Carrier)のための情報フィールドが‘1’に設定されていると、ターゲットPセルは、HOを行う端末のためにCC2を維持するか否かを決定する。ターゲットPセルがCC2を維持すると決定すれば、ターゲットPセルは、HO要求応答メッセージに含まれるCC2のための情報フィールドのうちSセル維持応答フィールドを‘1’に設定してソースPセルに送信する。
又は、ターゲットPセルは、CC2を任意のUEのために維持できないか、或いは維持したくない場合に、HO要求応答メッセージに含まれているCC2のための情報フィールドのうちSセル維持応答フィールドを‘0’に設定することができる。
本発明の実施例でいうCC2は、端末と二重接続モードを構成するスモールセルのうちの一つを意味する。もちろん、他のCCがCC2に代えてスモールセルに設定されてもよい。
3.3.2 ソースPセルがSセル接続を維持するか否かを決定
図12は、ハンドオーバーを行う際、ソースPセルが、Sセルの接続を維持するか否かを決定する方法の一例を示す図である。
端末は、ハンドオーバー実行前に、Sセルを含む近隣セルのチャネル品質を測定し、測定したチャネル品質関連情報を含む測定報告メッセージをソースPセルに送信する(S1201)。
ソースPセルは、測定報告メッセージに基づいて、二重接続モードである端末がターゲットPセルにハンドオーバーするか否か、及び二重接続モードのSセルを継続して維持するか否かを決定することができる。このとき、Sセルを維持するか否かの決定については、3.2節で説明した方法を参照することができる(S1203)。
ソースPセルがS1203段階でハンドオーバーを決定すると、ソースPセルは、ターゲットPセルにハンドオーバー要求メッセージを送信する(S1205)。
また、特定Sセルに対してSセル維持のためのトリガー条件を満たす場合に、ソースPセルは、維持するものと決定した特定SセルをターゲットPセルに知らせるために、Sセル維持指示子メッセージ(Scell(s) maintenance indicator message)を送信することができる(S1207)。
Sセル維持指示子メッセージには、ソースPセルが維持するものと決定した特定Sセルのそれぞれに対するSセル情報が含まれてもよい。Sセル情報は、各SセルのID(例えば、ECGI(E−UTRAN Cell Global Identifier)又はECI(E−UTRAN Cell Identifier)、PCID)、UE ID(UE−CRNTI又はUE X2AP IDなど)、Sセルインデックス、Sセルの周波数構成情報(DL/UL又はDL)などを含むことができる。
ターゲットPセルがソースPセルからHO要求メッセージを受信した後、HO対象端末のためにリソース割り当て及び承認制御を行うことができる(S1209)。
その後、ターゲットPセルは、HO要求応答メッセージを用いてターゲットPセルにおけるRRC構成情報をソースPセルに送信することができる。ソースPセルは、受信したターゲットPセルのRRC構成情報を、ハンドオーバー命令メッセージを用いて端末に送信することができる(図示せず)。
ターゲットPセルは、S1207段階でSセル維持指示子メッセージを正常に受信した場合に、Sセル維持指示子メッセージに対する応答として、HO要求応答メッセージ(HO request Ack message)を送信する(S1211)。
このとき、HO要求応答メッセージで送信されるTarget eNB To Source eNB Transparent Container field内に、特定Sセルに対するSセル情報が含まれてもよい。Sセル情報は、ターゲットPセルが維持できる特定Sセルのそれぞれに対するSセルのID(例えば、ECGI(E−UTRAN Cell Global Identifier)又はECI(E−UTRAN Cell Identifier)、PCID)、UE ID(UE−CRNTI又はUE X2AP IDなど)、Sセルインデックス、及びSセルの周波数構成情報(DL/UL又はDL)などを含むことができる。また、HO要求応答メッセージは、ターゲットPセルで端末に対して新しく構成するSセルに対するそれぞれの各SセルのID(例えば、ECGI(E−UTRAN Cell Global Identifier)又はECI(E−UTRAN Cell Identifier)、PCID)、UE ID(UE−CRNTI又はUE X2AP IDなど)、Sセルインデックス、及びSセルの周波数構成情報(DL/UL又はDL)などを含むことができる。このとき、維持しようとする特定SセルのSセルインデックスは、ソースPセルから送信されたSセル維持指示子メッセージに含まれる特定セルインデックスと同一に構成することができる。S1211段階でHO要求応答メッセージに端末のために維持しようとする特定Sセルが構成されている場合、これを受信したソースPセルは、Sセル維持指示子メッセージをターゲットPセルが正常に受信したことを確認することができる。
図13は、ハンドオーバーを行う際、ソースPセルがSセルの接続を維持するか否かを決定する方法の他の例を示す図である。
端末は、ハンドオーバー実行前に、Sセルを含む近隣セルのチャネル品質を測定し、測定したチャネル品質関連情報を含む測定報告メッセージをソースPセルに送信する(S1301)。
ソースPセルは、測定報告メッセージに基づいて、二重接続モードである端末がターゲットPセルにハンドオーバーするか否か、及び二重接続モードのSセルを継続して維持するか否かを決定することができる。このとき、Sセルを維持するか否かの決定については、3.2節で説明した方法を参照することができる(S1303)。
ソースPセルがS1303段階でハンドオーバーを決定すると、ソースPセルはターゲットPセルにハンドオーバー要求メッセージ(HO request message)を送信する(S1305)。
このとき、ハンドオーバー要求メッセージは、維持すると決定した特定Sセルに対するSセル情報を含むRRCコンテクストフィールドを含むことができる。ここで、Sセル情報は、各Sセルが維持されるか否かを示すSセル維持指示子フィールドを含むことができる。
例えば、二重接続モードである端末に3個のSセルが含まれた場合、ソースPセルは3個Sセルに対するそれぞれのSセル情報を構成することができる。このとき、Sセル情報に含まれるSセル維持指示子は、各Sセルが継続して維持されるか否かを示すことができる。例えば、Sセル維持指示子が‘1’に設定されると、当該Sセルは維持されたことを意味し、Sセル維持指示子が‘0’に設定されると、当該Sセルは維持されないことを意味する。
それ以降の段階及び説明は、図12で説明した内容と同一であり、よって、当該の部分を参照されたい。
3.4 下りリンクデータ伝達方法
特定Sセルを維持するか否かを決定するための3.2節の過程においてソースPセルとターゲットPセルとの間におけるデータ/信号などは、バックホール網であるX2インターフェースで送受信することができる。仮に、ソースPセルとターゲットPセルとの間にX2インターフェースがない場合には、MMEを介して、特定Sセルを維持するか否かの決定に関連したメッセージを送受信することができる。
特定Sセルを維持するか否かの決定に関連したメッセージがX2インターフェース又はMMEを経由したS1インターフェースを介して送受信されることは、ソースPセルとターゲットPセルで特定端末のために決定されたハンドオーバー過程にも影響を及ぼす。すなわち、特定端末がハンドオーバーする場合、X2ハンドオーバーとS1ハンドオーバーとも関連して同一の又は異なるインターフェースを用いることができる。
端末のために特定Sセルを維持しようとする時、LTE/LTE−Aシステムで用いられるHO要求メッセージ(HO request message)を通じて送信されるデータ伝達指示子フィールド(data forwarding indicator field)とハンドオーバー要求応答メッセージ(HO request ACK message)を通じて送信されるTEID(Terminal End Point ID)は省略されてもよい。これは、LTE/LTE−AシステムではソースPセルのDLデータ伝達のためにターゲットPセルと直接トンネル又は間接トンネルを生成する上で上記のような情報が必要であるが、本発明の実施例で提案する方法は、任意のUEが維持している特定SセルにソースPセルのDLデータ伝達を行うものであるからである。
以下では、二重接続モードである端末がターゲットPセルにハンドオーバーする場合、既存ソースPセルから提供される下りリンク(DL)データを、維持されたSセルを介して受信する方法について具体的に説明する。
ソースPセルと特定Sセルとの間にX2ベアラー(すなわち、直接ベアラー)又はS1ベアラー(すなわち、間接ベアラー)が生成されてもよい。このとき、ソースPセルとターゲットPセルのハンドオーバーの種類(例えば、X2ハンドオーバー又はS1ハンドオーバー)にかかわらず、ソースPセルと特定Sセルとの間にデータベアラーが生成されてもよい。すなわち、ソースPセルとSセルとの間のインターフェース設定方法によって、X2ベアラー(直接ベアラー)又はS1ベアラー(間接ベアラー)が生成されてもよい。本発明の実施例ではソースPセルとターゲットPセルがX2ハンドオーバーを行う場合に限定したが、これは便宜のためのものであり、これに限定されない。
ソースPセルが特定端末のターゲットPセルへのHOを決定し、当該端末が特定Sセルの維持をトリガーする条件を満たす場合、特定SセルにX2接続を用いることができるか否かによって、Sセルを介したソースPセルのDLデータ送信のための方法を決定することができる。例えば、ソースPセルと特定SセルとがX2接続を行うことができれば、ソースPセルと特定Sセルとの間にX2送信ベアラー(transport bearer)を設定し、X2送信ベアラーを通じてソースPセルのDLデータを特定Sセルに伝達することができる。仮に、ソースPセルと特定Sセルとの間にX2接続ができないと、MMEを用いてソースPセル−スモールセルゲートウェイ(S−GW)−特定Sセルの経路でS1ベアラーを生成し(すなわち、S1ベアラーを通じた間接トンネル)、ソースPセルのDLデータをS1ベアラーを通じて特定Sセルに伝達することができる。
3.4.1 ソースPセルと特定Sセルとの間にX2ベアラーが生成される場合
ソースPセルと特定SセルとがX2接続できる場合に、ソースPセルは、ソースPセルと特定Sセルとの間にDLデータ伝達(forwarding)のために、データパケットを伝達するために設定されたDRB(Data Radio Bearer)のIDを割り当て、X2ベアラーを生成するために特定Sセルにデータ伝達要求メッセージ(Data forwarding request message)を送信することができる。
データ伝達要求メッセージは、メッセージタイプフィールド(すなわち、データ伝達要求メッセージであることを示す指示子)、ソースPセルのPCID又はECGI(E−UTRAN Cell Global Identifier)、特定SセルのPCID又はECGI、端末のためのコンテクスト情報(例えば、UE ID(C−RNTI又はUE X2AP ID)、E−RAB(E−UTRAN Radio Access Bearer)のQCI(Quality of Service Class Identifier)、ARP(Allocation and Retention Priority)、UE−AMBR(UE Aggregate Maximum Bit−Rate)など)、及び特定Sセルが無線区間で当該端末に対するパケットを伝達するために設定されたDRB IDなどを含むことができる。
データ伝達要求メッセージを受信した特定Sセルは、ソースPセルから伝達されるDLデータを受信するために、ソースPセルとX2送信ベアラー(すなわち、GTP(GPRS Tunneling Protocol) tunnel)を設定することができる。そのために、特定Sセルは、X2 GTPトンネルの下りTEIDであるX2 Scell TEIDを割り当てる。その後、特定Sセルは、X2 Scell TEID値から、ハンドオーバー実行段階でDLデータを特定Sセルに伝達するX2送信ベアラーを設定できるように、ソースPセルにデータ伝達応答メッセージ(Data forwarding response message)を送信する。
データ伝達応答メッセージは、メッセージタイプフィールド(すなわち、データ伝達応答メッセージであることを示す指示子)、ソースPセルのPCID又はECGI、特定SセルのPCID又はECGI及びX2 Scell TEID、UE ID(C−RNTI又はUE X2AP ID)などを含むことができる。したがって、データ伝達応答メッセージを受信したソースPセルは、データ伝達のためのX2送信ベアラーであるX2 GTPトンネルを設定することができる。
特定Sセルが端末のためのQoSを満たせないか、又は負荷の過剰によって当該端末のためにソースPセルのデータを伝達できない場合には、Sセルは、データ伝達応答メッセージの代わりに、データ伝達失敗メッセージ(Data forwarding failure message)をソースPセルに送信することができる。
データ伝達失敗メッセージは、メッセージタイプフィールド(データ伝達失敗メッセージであることを示す指示子)、ソースPセルのPCID又はECGI、特定SセルのPCID又はECGI及び失敗原因を示す原因フィールド(Cause field)、UE ID(C−RNTI又はUE X2AP ID)などを含むことができる。
以下に説明する実施例では、上述したデータ伝達要求メッセージ、データ伝達応答メッセージ及び/又はデータ伝達失敗メッセージを用いることができる。
図14は、X2送信ベアラーを設定する方法の一例を示す図である。
図14のS1401、S1403、S1407、S1409及びS1413段階は、図11のS1101段階乃至S1109段階に対応する。すなわち、ソースPセルは、Sセル維持要求フィールドを含むHO要求メッセージをターゲットPセルに送信して、二重接続モードのSセルを維持するように要求し、ターゲットPセルは、Sセル維持応答フィールドを含むHO要求応答メッセージをソースPセルに送信して、ターゲットPセルで維持可能なSセルに関する情報を知らせることができる。詳細な内容は、図11に関する説明を参照する。以下では、X2送信ベアラーを設定する方法について説明する。
ソースPセルとターゲットPセル間のHO準備(Preparation)過程に関係なく、ソースPセルと特定Sセルとの間にはデータ伝達のためのX2送信ベアラー(Data forwarding X2 transport bearer)を設定することができる。また、HO要求メッセージを受信したターゲットPセルが端末のQoSを保障できないなどの理由でHO失敗が発生した場合、又はターゲットPセルが特定Sセルを制御できないなどの理由で特定Sセルの維持ができない場合にも、ソースPセルは特定Sセルにデータ伝達のためのベアラーを設定することができる。
図14のHO要求及びHO要求応答メッセージは、特定Sセルを維持するためのSセル維持要求フィールド及びSセル維持応答フィールドを含むことができる。この場合、HO要求メッセージ及びHO要求応答メッセージに関係なく、ソースPセルとScellとの間にデータ送信のためのX2送信ベアラーが設定されてもよい。
図14を参照すると、X2送信ベアラーを設定するために、ソースPセルはデータ伝達要求メッセージを一つ以上のSセルに送信する(S1405)。
データ伝達要求メッセージを受信した一つ以上のSセルは、X2送信ベアラーを生成できる場合には、ソースPセルにデータ伝達応答メッセージを送信する(S1411)。
ここで、データ伝達要求メッセージ及び/又はデータ伝達応答メッセージの構成については、上述の説明を参照されたい。
その後、ソースPセルは、二重接続モードである端末がターゲットPセルにハンドオーバーする場合にも維持されるSセルに対するSセル情報を、RRC接続再構成メッセージを用いて端末に送信する(S1415)。
次に、S1417段階乃至S1431段階に関する説明は、上述した図6のS613段階乃至S627段階に関する説明と同一であり、その説明は省略する。ただし、ソースPセルは、S1405段階及びS1407段階で形成したX2送信ベアラーを通じてDLデータをSセルに送信することができる(S1421)。
このようなDLデータは、ハンドオーバー中の端末に伝達され、端末がハンドオーバー中であってもDLデータを直ちに受信することができる(図示せず)。すなわち、シームレスなハンドオーバーが可能である。
また、図14では、X2送信ベアラーの設定がHO準備過程に関係なく行われるので、S1405段階及びS1411段階はS1407段階乃至S1413段階の実行順序に関係なく行われてもよい。
図15は、X2送信ベアラーを設定する方法の他の例を示す図である。
図15のS1501段階乃至S1531段階に関する説明は、図14のS1401段階乃至S1431段階に関する説明と同様である。ただし、図15は、ソースPセルとターゲットPセルとの間にHO準備過程が完了した場合に、ソースPセルと特定Sセルとの間にX2送信ベアラーを設定する方法を説明するためのものである。
HO要求メッセージを受信したターゲットPセルが、(1)端末に対するQoSを保障できない場合のようにHO失敗が発生したり、(2)ターゲットPセルが特定Sセルを制御できない場合のような理由で特定Sセルを維持できない場合には、ソースPセルとターゲットPセル間のHOが行われなくてもよい。
すなわち、HOが行われない場合には、ソースPセルが端末に送信する下りリンクデータを継続して端末に提供できるので、敢えてSセルに下りリンクデータを伝達する必要がない。このため、ソースPセルとSセルとの間にX2送信ベアラーも設定しなくて済む。
したがって、図15では、HO準備過程が完了した場合にのみ、ソースPセルのDLデータをSセルに伝達するための目的でX2送信ベアラーを設定することができる。すなわち、X2送信ベアラーを設定するためのデータ伝達要求メッセージが送信されるS1511段階、及びこれに対する応答であるデータ伝達応答メッセージが送信されるS1513段階は、HO準備過程であるHO要求確認メッセージがソースPセルに送信された後に行われる。
図16は、X2送信ベアラーを設定する方法の更に他の例を示す図である。
図16のS1601、S1603、S1605、S1607、S1613、S1615及びS1617段階は、図10のS1001段階乃至S1013段階に対応する。すなわち、ソースPセルは、Sセル維持要求メッセージをターゲットPセルに送信し、二重接続モードのSセルを維持するか否かを問い合わせ、ターゲットPセルは、Sセル維持応答メッセージをソースPセルに送信し、ターゲットPセルで維持可能なSセルに関する情報を知らせることができる。詳細な内容は、図10に関する説明を参照する。以下では、X2送信ベアラーを設定する方法について説明する。
ソースPセルとターゲットPセル間のHO準備(Preparation)過程に関係なく、ソースPセルと特定Sセルとの間にはデータ伝達のためのX2送信ベアラー(Data forwarding X2transport bearer)が設定されてもよい。また、HO要求メッセージを受信したターゲットPセルが端末のQoSを保障できないなどの理由でHO失敗が発生した場合、又はターゲットPセルが特定Sセルを制御できないなどの理由で特定Sセルの維持ができない場合にも、ソースPセルは特定Sセルにデータ伝達のためのベアラーを設定することができる。
図16のSセル維持要求メッセージ及びSセル維持応答メッセージはそれぞれ、特定Sセルの維持を要求するためのSセル情報(第1Sセル情報)、及び維持すると決定したSセルに対するSセル情報(第2Sセル情報)を含むことができる。この場合、Sセル維持要求メッセージ及びSセル維持応答メッセージと関係なく、ソースPセルとSセルとの間にデータ送信のためのX2送信ベアラーを設定することができる。
図16を参照すると、X2送信ベアラーを設定するために、ソースPセルはデータ伝達要求メッセージを一つ以上のSセルに送信する(S1609)。
データ伝達要求メッセージを受信した一つ以上のSセルは、X2送信ベアラーを生成できる場合には、ソースPセルにデータ伝達応答メッセージを送信する(S1611)。
ここで、データ伝達要求メッセージ及び/又はデータ伝達応答メッセージの構成は、上述した説明を参照されたい。
その後、ソースPセルは、二重接続モードである端末がターゲットPセルにハンドオーバーする場合にも維持されるSセルに対するSセル情報を、RRC接続再構成メッセージを用いて端末に送信する(S1619)。
以下、S1621段階乃至S1635段階に関する説明は、上述した図6のS613段階乃至S627段階に関する説明と同一であり、その説明は省略する。ただし、ソースPセルは、S1609段階及びS1611段階で形成したX2送信ベアラーを通じてDLデータをSセルに送信することができる(S1625)。
このようなDLデータは、ハンドオーバー中の端末に伝達され、端末がハンドオーバー中であってもDLデータを直ちに受信することができる(図示せず)。すなわち、シームレスなハンドオーバーが可能である。
また、図16ではX2送信ベアラーの設定がHO準備過程に関係なく行われるので、S1609段階及びS1611段階はS1605段階乃至S1617段階の実行順序に関係なく行われてもよい。
図17は、X2送信ベアラーを設定する方法の更に他の例を示す図である。
図17のS1701段階乃至S1735段階に関する説明は、図16のS1601段階乃至S1635段階に関する説明と同様である。ただし、図17は、ソースPセルとターゲットPセルとの間にHO準備過程が完了した場合に、ソースPセルと特定Sセル間のX2送信ベアラーを設定する方法を説明するためのものである。
HO要求メッセージを受信したターゲットPセルが、(1)端末に対するQoSを保障できない場合のようにHO失敗が発生したり、(2)ターゲットPセルが特定Sセルを制御できない場合のような理由で特定Sセルを維持できない場合には、ソースPセルとターゲットPセル間のHOが行われなくてもよい。
すなわち、HOが行われない場合には、ソースPセルが端末に送信する下りリンクデータを継続して端末に提供できるので、敢えてSセルに下りリンクデータを伝達する必要がない。このため、ソースPセルとSセルとの間にX2送信ベアラーも設定しなくて済む。
したがって、図17では、HO準備過程が完了した場合にのみ、ソースPセルのDLデータをSセルに伝達するための目的でX2送信ベアラーを設定することができる。すなわち、X2送信ベアラーを設定するためのデータ伝達要求メッセージが送信されるS1715段階、及びこれに対する応答であるデータ伝達応答メッセージが送信されるS1717段階は、HO準備過程であるHO要求確認メッセージがソースPセルに送信された後にのみ行われる。
図14乃至図17で言及した方法によって一つ以上のSセルへのデータ伝達のためのX2送信ベアラーが生成された後、ソースPセルは端末にRRC再構成メッセージを送信することができる(S1415,S1515,S1619,S1719)。RRC再構成メッセージは、ソースPセルが維持すると決定した一つ以上のSセルに対するDRB IDが含まれる。DRB IDを用いて、維持される一つ以上のSセルと端末間のDRBを設定することができる。また、RRC再構成メッセージには、維持すると決定された一つ以上のSセルに対するSセル情報が含まれ、Sセル情報は、ソースPセルで構成した特定Sセルに関する情報がそのまま送信されてもよい。
RRC再構成メッセージを受信した端末は、ソースPセルから分離する過程を行う。この時、端末は、維持すると決定された特定Sセルとの接続は維持する。また、一つ以上のSセルは、ソース基地局から一つ以上のSセルに送信されるシーケンス番号状態伝達メッセージ(Sequence Number Status Transfer message)に含まれるDLカウント(例えば、DL PDCP SN)及びULカウント(例えば、UL PDCP SN)などの情報から、端末から受信する最初の上りリンクパケットのカウント値と端末に送信する最初の下りリンクパケットのカウント値が把握できる。
このとき、シーケンス番号状態伝達メッセージにおいてULカウント情報は省略されてもよい。ソースPセルが一つ以上のSセルにシーケンス番号状態伝達メッセージを送信した後、ソースPセルは、S−GWから受信されるDLパケットを、X2インターフェースとして設定されたX2送信ベアラーを用いて、維持すると決定した一つ以上のSセルに送信する。DLデータパケットを受信した一つ以上のSセルは、接続が設定されている端末に当該DLデータパケットを伝達することによって、端末がHOを行う場合にもシームレスなDLデータサービスを提供することができる。
また、ソースPセルはターゲットPセルに、シーケンス番号状態伝達メッセージにULカウント情報を含めて送信することができる。このような情報を受信したターゲットPセルは、端末から受信する最初の上りリンクパケットのカウント値が把握できる(図示せず)。
3.4.2 ソースPセルと特定Sセルとの間にX2ベアラーが生成されない場合
(1)ソースPセルと特定Sセルとの間にX2接続がないか、(2)X2接続があっても、X2接続でソースPセルのDLデータを伝達するように許容されていないか、(3)ソースPセルと特定Sセルとの間にX2ベアラーを設定する作業に失敗する場合に、ソースPセルと特定SセルはS1インターフェースを用いて間接ベアラー(indirect bearer)を生成することができる。S1インターフェースを用いて間接ベアラーを生成する場合、ソースPセルはMME(Mobility Management Entity)を用いて特定Sセルと通信し、間接ベアラーを用いてデータ伝達を行うことができる。以下、間接ベアラーを生成する方法について説明する。
図18は、間接ベアラーを設定する方法の一例を示す図である。
図18のS1801段階乃至S1813段階に関する説明は、図10のS1001段階乃至S1013段階に関する説明と同一であり、その説明は省略する。以下では、二重接続モードの端末に下りリンクデータ伝達のための間接ベアラーを設定する方法について説明する。
ソースPセルと特定SセルとがX2接続(すなわち、X2送信ベアラー設定)できない場合に、ソースPセルはMMEに第1データ伝達要求メッセージ(Data forwarding required message)を送信する。第1データ伝達要求メッセージは、メッセージタイプフィールド(すなわち、データ伝達要求メッセージであることを示す指示子)、ソースPセルのPCID又はECGI、特定SセルのPCID又はECGI、特定Sセルが無線区間で端末に対するDLパケットを伝達するために設定したDRB ID、及び端末のID(例えば、C−RNTI又はUE S1AP ID)などを含むことができる(S1815)。
第1データ伝達要求メッセージを受信したMMEは、特定Sセルに第2データ伝達要求メッセージを送信し、ソースPセルに代えてデータ伝達を要求することができる(S1817)。
第2データ伝達要求メッセージは、メッセージタイプ(すなわち、第2データ伝達要求メッセージであることを示す指示子)、端末に関するコンテクスト情報、例えば、端末のID(C−RNTI又はUE S1AP ID)、E−RAB(E−UTRAN Radio Access Bearer)のQCI(Quality of Service Class Identifier)、ARP(Allocation and Retention Priority)、UE−AMBR(UE Aggregate Maximum Bit−Rate)など)、及び特定Sセルが無線区間で当該端末に対するパケットを伝達するために設定されたDRB ID及び端末のC−RNTIなどを含むことができる。
第2データ伝達要求メッセージを受信した特定Sセルは、ソースPセルに伝達されるDLデータを受信するために、ソースPセルがS−GWを経て特定Sセルに間接ベアラー(すなわち、GTPトンネル)を設定できるように、S1Scell TEID(S−GWと特定SセルとのGTPトンネルの下りTEID)を割り当てる。このとき、任意のUEのためのQoSを考慮して間接ベアラー(GTPトンネル)を設定するか否かを判断することができる。また、データ伝達要求メッセージを受信した特定Sセルは、第2データ伝達要求メッセージから取得したDRB IDを用いて端末とDRBを設定することができる。
第2データ伝達要求メッセージを受信し、間接ベアラーを生成することを決定したSセルは、データ伝達要求確認メッセージ(Data forwarding request Ack message)をMMEに送信する(S1819)。
データ伝達要求確認メッセージは、メッセージタイプフィールド(すなわち、データ伝達要求確認メッセージであることを示す指示子)、間接伝達のためのE−RAB設定のために特定Sセルで割り当てたS1 Scell TEID(S−GWと特定SセルとのGTPトンネルの下りTEID)などを含むことができる。
ただし、特定Sセルが、(1)端末のためのQoSを保障できず、HOに失敗したり、(2)過度の負荷のため、端末にソースPセルのDLデータを伝達できない場合には、S1819段階でデータ伝達失敗メッセージ(Data forwarding failure message)をMMEに送信することができる。データ伝達失敗メッセージは、メッセージタイプフィールド(すなわち、データ伝達失敗メッセージであることを示す指示子)、ソースPセルのPCID又はECGI、特定SセルのPCID又はECGI、データ伝達失敗の原因を示す原因フィールド、及び端末のID(例えば、C−RNTI又はUE S1AP ID)などを含むことができる。
一方、データ伝達要求確認メッセージを受信したMMEはS−GWに、間接データ伝達トンネル要求メッセージ(Indirect Data Forwarding Tunnel request message)を送信する(S1821)。
間接データ伝達トンネル要求メッセージは、EPSベアラーID及びS1 Scell TEID(S−GWと特定SセルとのGTPトンネルの下りTEID)などを含むことができる。間接データ伝達トンネル要求メッセージを受信したS−GWは、特定SセルとS−GWとの間におけるデータ間接伝達のためのS1ベアラーを設定する。S1ベアラー設定を完了したS−GWは、間接伝達のためのS1 TEID(S−GWとソースPセルとのGTPトンネルの上りTEID)を生成し、MMEに間接データ伝達トンネル応答メッセージ(Indirect Data Forwarding Tunnel response message)を送信する(S1823)。
間接データ伝達トンネル応答メッセージは、S1 TEID(S−GWとソースPセルとのGTPトンネルの上りTEID)及びEPS bearer IDなどを含む。間接データ伝達トンネル応答メッセージを受信したMMEは、ソースPセルにデータ伝達命令メッセージを送信する(S1825)。
データ伝達命令メッセージは、メッセージタイプフィールド(すなわち、データ伝達命令メッセージであることを示す指示子)及びS1 TEID(S−GWとソースPセルとのGTPトンネルの上りTEID)などを含むことができる。データ伝達命令メッセージを受信したソースPセルは、S−GWとUL S1ベアラーを生成する。
その後、ソースPセルは端末にRRC(再)構成メッセージを送信する(S1827)。RRC(再)構成メッセージには、ソースPセルが特定Sセルにデータ伝達のために生成したDRB IDが含まれる。特定Sセル及び端末は、DRB IDを用いてDRBを設定することができる。また、RRC(再)構成メッセージは、二重接続モードを維持する特定Sセル関連情報を含むことができる。この場合、特定Sセルに対するSセル情報は、既存のソースPセルで構成した特定Sセルに対するSセル情報をそのまま維持して送信することができる。
RRC(再)構成メッセージを受信した端末は、ソースPセルから分離する過程を行い、ターゲットPセルと同期を取る過程を行う。この時、端末は、維持すると決定された特定Sセルとの接続は維持することができる(S1829)。
ソースPセルはMMEにeNB状態伝達メッセージ(eNB status Transfer message)を送信する。このeNB状態伝達メッセージは、端末に送信するDLデータのシーケンス番号を示すDLカウント(すなわち、DL PDCP SN)、及び端末が送信するULデータのシーケンス番号を示すULカウント(すなわち、UL PDCP SN)などの情報を含むことができる(S1831)。
eNB状態伝達メッセージを受信したMMEは、eNB状態伝達メッセージを、維持すると決定された特定Sセルに送信する(S1833)。
このため、特定Sセルは、端末に送信すべき最初のDLデータパケットのカウンター値、及び端末が送信する最初のULデータのカウンター値が把握できる。ただし、eNB状態伝達メッセージにおいてULカウントなどの情報は省略されてもよい。
また、ソースPセルはMMEを介してターゲットPセルに、シーケンス番号状態伝達メッセージにULカウント情報を含めて送信することができる。このような情報を受信したターゲットPセルは、端末から受信する最初の上りリンクパケットのカウント値が把握できる(図示せず)。
MMEが特定SセルにeNB状態伝達メッセージを送信した後、ソースPセルは、S−GWから受信するDLデータパケットを間接ベアラー(すなわち、S1ベアラー)を通じて特定Sセルに送信することができる。すなわち、ソースPセルは、S−GWから受信したDLデータパケットを、再びS−GWに送信し(S1835)、S−GWは、このDLデータパケットを特定Sセルに送信する(S1837)。
このDLデータパケットを受信した特定Sセルは、これらのSセルに接続している端末に、DLデータパケットを伝達することができる(図示せず)。
図18は、端末がソースPセルからターゲットPセルにX2ハンドオーバーを行う場合に、ソースPセルのDLデータ伝達のために、ソースPセルとS−GW、S−GWと特定Sセルとの間のデータ送信のために間接ベアラーを設定する方法の一つである。
ソースPセルと特定Sセルとが直接接続されるX2ベアラーを生成できない場合には、間接ベアラーを生成することができる。このとき、間接ベアラーを生成するための過程は、X2ベアラーを生成するための過程と同様に構成することができる。
(1)ソースPセルとターゲットPセルとの間のHO準備過程にかかわらず、ソースPセルと特定Sセルとの間におけるデータ伝達のための間接ベアラー(Data forwarding indirect bearer)を設定することができる。
(2)ソースPセルとターゲットPセルとの間のHO準備過程が完了した場合にのみ、ソースPセルと特定Sセルとの間におけるデータ伝達のための間接ベアラー(Data forwarding indirect bearer)を設定することができる。
(3)ソースPセルとターゲットPセルとの間におけるSセル維持にかかわらず、ソースPセルと特定Sセルとの間におけるデータ伝達のための間接ベアラー(Data forwarding indirect bearer)を設定することができる。
(4)ソースPセルとターゲットPセルとの間において特定Sセル維持に対する決定及び構成が完了した場合に、ソースPセルと特定Sセルとの間におけるデータ伝達のための間接ベアラー(Data forwarding indirect bearer)を設定することができる。
ソースPセルが端末のために送信するRRC再構成メッセージは、特定Sセル維持を指示するための情報を含むことができる。すなわち、Sセル維持指示子がRRC再構成メッセージに含まれてもよい。Sセル維持指示子を受信した端末は、維持されたと決定された特定Sセルに対するSセル情報にSセル維持指示子がある場合、HO時にも当該Sセルとは接続を引き続き維持することができる。
本発明の実施例では、ソースPセルのDLデータ伝達を目的に、ソースPセルと特定Sセルとの間に直/間接ベアラーを生成する方法について提案した。このようなベアラー生成方法は、ハンドオーバーにおいてソースPセルとターゲットPセル間データ送信を目的に生成されるベアラー設定方法と同一に適用することができる。
又は、既存の方法によって設定されるソースPCellとターゲットPcellとの間のデータ送信を目的に生成されるベアラーは設定されず、ソースPセルと特定Sセルとの間のデータ伝達のためのベアラーのみが生成されてもよい。
図19は、スモールセルゲートウェイ(S−GW)においてソースPセルに送信されたデータの経路を特定Sセルに変更する方法の一例を示す図である。
この方法は、前述したソースPセルに送信のために保存されているデータを、維持すると決定された特定Sセルとベアラーを設定してデータを伝達した後、特定Sセルを介して送信する方法と違い、端末が、ソースPセルとの接続を絶つ前にあらかじめソースPセルに送信されているデータはソースPセルから受信し、S−GWからソースPセルに送信されているデータの経路を特定Sセルに変更する方法である。
図19のS1901段階乃至S1913段階に関する説明は、図10のS1001段階乃至S1013段階に関する説明と同一であり、これについては図10の説明を参照されたい。以下では、二重接続モードの端末のためにS−GWからソースPセルに送信されたデータの経路を特定Sセルに切り替える方法について説明する。
上記の実施例で説明したソースPセルとターゲットPセルとの間における特定Sセル維持のための過程が完了すると、ソースPcellは特定Sセルにデータ伝達要求メッセージ(Data forwarding request message)を送信することができる(S1915)。
データ伝達要求メッセージは、メッセージタイプフィールド(データ伝達要求メッセージであることを示す指示子)、ソースPcellのPCID又はECGI、特定SセルのPCID又はECGI、端末に関するコンテクスト情報(UE ID(例えば、C−RNTI又はUE X2AP ID)、E−RABのQCI、ARP、UE−AMBRなど)、及び特定Sセルが無線区間で端末にDLパケット送信のために設定したDRBのIDなどを含むことができる。
データ伝達要求メッセージを受信した特定Sセルは、データ伝達要求メッセージに含まれるDRB IDを用いて端末とDRBを設定することができる。
特定Sセルは、任意のUEのためのE−RABのQCI、ARPなどのQoSを考慮して端末のためにQoSを保障できない場合には、データ伝達失敗メッセージをソースPセルに送信することができる。
特定Sセルが端末に対するQoSを保障し、DRBを設定した場合には、特定SセルはソースPセルにデータ伝達応答メッセージを送信することができる(S1917)。
データ伝達応答メッセージを受信したソースPセルは、自身が特定SセルにDLデータ伝達を行わなければならないということがわかる。
また、特定Sセルは、端末がハンドオーバーを行う際、端末にDLデータを送信するために、DLデータ送信経路をS1ベアラーの経路に切り替えるようにMMEに経路変更要求メッセージ(path switching request message)を送信することができる(S1919)。
経路変更要求メッセージは、DLにおけるE−RABの変更のための情報(例えば、特定SセルがS−GWからのDL S1ベアラーを生成するために割り当てたS1 Scell TEID及びE−RAB ID)、SセルのECGI(E−UTRAN Cell Global Identifier)及びTAI(Tracking Area Identity)などを含むことができる。
以降の過程(S1921段階乃至S1929段階)は、ハンドオーバー完了段階でEPSベアラー経路変更要求段階と同様である。したがって、EPSベアラー経路変更要求段階で用いられるメッセージを再使用することができる。EPSベアラー経路変更過程は、ソースPセルからターゲットPセルへのハンドオーバー要求過程とは関係なく行うことができる。又は、EPSベアラー経路変更過程は、ハンドオーバー準備過程が完了した後に行うこともできる。
本発明の実施例で、特定SセルでソースPセルが端末に送信するDLデータを伝達するためにソースPセルとベアラーを形成する方法について説明した。これは、端末のために以前に設定された特定SセルとDRB又は特定SセルとS−GW間のベアラーを用いてソースPセルのデータを伝達する用途にも用いることができる。
図20で説明した装置は、図1乃至図19で説明した内容を具現できる手段である。
端末(UE:User Equipment)は、上りリンクでは送信端として動作し、下りリンクでは受信端として動作することができる。また、基地局(eNB:e−Node B)は、上りリンクでは受信端として動作し、下りリンクでは送信端として動作することができる。本発明の実施例でいう“セル”は、基地局のカバレッジを示す用途に用いることができる。ただし、セルという用語は基地局と同じ意味で使われてもよい。
すなわち、端末及び基地局は、情報、データ及び/又はメッセージの送信及び受信を制御するためにそれぞれ、送信モジュール(Tx module)2040,2050及び受信モジュール(Rx module)2050,2070を備えることができ、情報、データ及び/又はメッセージを送受信するためのアンテナ2000,2010などを備えることができる。
また、端末及び基地局はそれぞれ、上述した本発明の実施例を行うためのプロセッサ(Processor)2020,2030、及びプロセッサの処理過程を臨時的に又は持続的に記憶できるメモリ2080,2090をそれぞれ備えることができる。
上述した端末及び基地局装置の構成成分及び機能を用いて本願発明の実施例を行うことができる。
端末及び基地局に含まれた送信モジュール及び受信モジュールは、データ送信のためのパケット変復調機能、高速パケットチャネルコーディング機能、直交周波数分割多元接続(OFDMA:Orthogonal Frequency Division Multiple Access)パケットスケジューリング、時分割デュプレックス(TDD:Time Division Duplex)パケットスケジューリング及び/又はチャネル多重化機能を実行することができる。また、図20の端末及び基地局は、低電力RF(Radio Frequency)/IF(Intermediate Frequency)モジュールをさらに備えることができる。ここで、送信モジュール及び受信モジュールは、それぞれ、送信器及び受信器と呼ぶことができ、併せて用いられる場合にはトランシーバーと呼ぶこともできる。
一方、本発明で端末として、個人携帯端末機(PDA:Personal Digital Assistant)、セルラーフォン、個人通信サービス(PCS:Personal Communication Service)フォン、GSM(Global System for Mobile)フォン、WCDMA(Wideband CDMA)フォン、MBS(Mobile Broadband System)フォン、ハンドヘルドPC(Hand−Held PC)、ノートパソコン、スマート(Smart)フォン、又はマルチモードマルチバンド(MM−MB:Multi Mode−Multi Band)端末機などを用いることができる。
ここで、スマートフォンは、移動通信端末機と個人携帯端末機の長所を組み合わせた端末機であって、移動通信端末機に、個人携帯端末機の機能である日程管理、ファックス送受信及びインターネット接続などのデータ通信機能を統合した端末機を意味できる。また、マルチモードマルチバンド端末機は、マルチモデムチップを内蔵し、携帯インターネットシステムでも、その他の移動通信システム(例えば、CDMA2000システム、WCDMAシステムなど)でも作動できる端末機のことを指す。
本発明の実施例は、様々な手段によって具現することができる。例えば、本発明の実施例は、ハードウェア、ファームウェア(firmware)、ソフトウェア又はそれらの結合などによって具現することができる。
ハードウェアによる具現の場合、本発明の実施例に係る方法は、1つ又はそれ以上のASICs(application specific integrated circuits)、DSPs(digital signal processors)、DSPDs(digital signal processing devices)、PLDs(programmable logic devices)、FPGAs(field programmable gate arrays)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサなどによって具現することができる。
ファームウェアやソフトウェアによる具現の場合、本発明の実施例に係る方法は、以上で説明された機能又は動作を実行するモジュール、手順又は関数などの形態として具現することもできる。例えば、ソフトウェアコードは、メモリユニット2080,2090に記憶され、プロセッサ2020,2030によって駆動されてもよい。メモリユニットは、プロセッサの内部又は外部に設けられ、公知の種々の手段によってプロセッサとデータをやり取りすることができる。
本発明は、本発明の精神及び必須特徴から逸脱しない範囲で他の特定の形態として具体化されてもよい。したがって、上記の詳細な説明は、いずれの面においても制約的に解釈されてはならず、例示的なものとして考慮されなければならない。本発明の範囲は、添付した請求項の合理的解釈によって決定されなければならず、本発明の等価的範囲における変更はいずれも本発明の範囲に含まれる。また、特許請求の範囲で明示的な引用関係にない請求項を結合して実施例を構成してもよく、出願後の補正によって新しい請求項として含めてもよい。
本発明の実施例は、様々な無線接続システムに適用可能である。様々な無線接続システムの一例として、3GPP(3rd Generation Partnership Project)、3GPP2及び/又はIEEE 802.xx(Institute of Electrical and Electronic Engineers 802)システムなどがある。本発明の実施例は、上記の様々な無線接続システムだけでなく、これら様々な無線接続システムを応用したいずれの技術分野にも適用可能である。

Claims (14)

  1. 二重接続モードを支援する無線接続システムにおいてソースセルがハンドオーバーを支援する方法であって、
    端末から測定報告メッセージを受信するステップと、
    ターゲットセルにスモールセル維持要求情報を送信するステップと、
    前記ターゲットセルからスモールセル維持応答情報を受信するステップと、
    を有し、
    前記二重接続モードは、前記端末が前記ソースセル及びスモールセルと同時に接続を維持するモードであり、
    前記スモールセル維持要求情報は、前記ハンドオーバーを支援するために前記スモールセルに対する前記二重接続モードの維持を要求するための情報であり、
    前記スモールセル維持応答情報は、前記ターゲットセルで前記スモールセルに対する前記二重接続モードの維持が可能か否かを示す情報である、ハンドオーバー支援方法。
  2. 前記スモールセル維持応答情報が、前記ターゲットセルで前記スモールセルの前記二重接続モードを継続して維持する場合、
    前記ソースセルは、前記端末が前記ハンドオーバーを行う途中にも前記スモールセルを介して下りリンクデータを送信するステップをさらに有する、請求項1に記載のハンドオーバー支援方法。
  3. 前記ソースセルは、前記測定報告メッセージに基づいて、前記スモールセルの前記二重接続モードを維持するか否かを決定する、請求項1に記載のハンドオーバー支援方法。
  4. 前記ターゲットセルは、前記スモールセル維持要求情報に基づいて、前記スモールセルの前記二重接続モードを維持するか否かを決定する、請求項1に記載のハンドオーバー支援方法。
  5. 前記スモールセル維持要求情報は、ハンドオーバー要求メッセージ又はスモールセル維持要求メッセージで送信され、
    前記スモールセル維持応答情報は、ハンドオーバー要求応答メッセージ又はスモールセル維持応答メッセージで送信される、請求項1に記載のハンドオーバー支援方法。
  6. 前記ソースセル、前記ターゲットセル及び前記スモールセルの間には、バックホールリンクとしてX2インターフェース又はS1インターフェースが用いられる、請求項1に記載のハンドオーバー支援方法。
  7. 前記ソースセル及び前記スモールセルは、地理的に離隔して位置する、請求項1に記載のハンドオーバー支援方法。
  8. 二重接続モードを支援する無線接続システムにおいてハンドオーバーを支援するソースセルは、
    受信器と、
    送信器と、
    前記二重接続モードで前記ハンドオーバーを支援するためのプロセッサと、
    を備え、
    前記プロセッサは、前記受信器を制御して、端末から測定報告メッセージを受信し、
    前記送信器を制御して、ターゲットセルにスモールセル維持要求情報を送信し、
    前記受信器を制御して、前記ターゲットセルからスモールセル維持応答情報を受信する、ように構成され、
    前記二重接続モードは、前記端末が前記ソースセル及びスモールセルと同時に接続を維持するように支援するモードであり、
    前記スモールセル維持要求情報は、前記ハンドオーバーを支援するために前記スモールセルに対する前記二重接続モードの維持を要求するための情報であり、
    前記スモールセル維持応答情報は、前記ターゲットセルで前記スモールセルに対する前記二重接続モードの維持が可能か否かを示す情報である、ソースセル。
  9. 前記スモールセル維持応答情報が、前記ターゲットセルで前記スモールセルの前記二重接続モードを継続して維持することを示すと、
    前記プロセッサは、前記端末が前記ハンドオーバーを行う途中にも前記スモールセルを介して下りリンクデータを送信するように前記送信器を制御するように構成される、請求項8に記載のソースセル。
  10. 前記ソースセルは、前記測定報告メッセージに基づいて、前記スモールセルの前記二重接続モードを維持するか否かを決定する、請求項8に記載のソースセル。
  11. 前記ターゲットセルは、前記スモールセル維持要求情報に基づいて、前記スモールセルの前記二重接続モードを維持するか否かを決定する、請求項8に記載のソースセル。
  12. 前記スモールセル維持要求情報は、ハンドオーバー要求メッセージ又はスモールセル維持要求メッセージで送信され、
    前記スモールセル維持応答情報は、ハンドオーバー要求応答メッセージ又はスモールセル維持応答メッセージで送信される、請求項8に記載のソースセル。
  13. 前記ソースセル、前記ターゲットセル及び前記スモールセルの間には、バックホールリンクとしてX2インターフェース又はS1インターフェースが用いられる、請求項8に記載のソースセル。
  14. 前記ソースセル及び前記スモールセルは、地理的に離隔して位置する、請求項8に記載のソースセル。
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