JP6324405B2 - ボルト、ナット、および歪測定システム - Google Patents

ボルト、ナット、および歪測定システム Download PDF

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Description

本発明は、締結状態を検知可能なボルトおよびナットに関する。
従来より、締結状態を検知可能なボルトが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に開示されたボルトでは、シャンクの中心に長穴を開け、歪ゲージを挿入・固定し、歪ゲージによりシャンクの歪を検出することにより、シャンクの軸力を検知している。
特開平11−118637号公報
しかし、特許文献1のボルトでは、ボルトに長穴を開けた後、洗浄が必要であり、更に長穴に歪ゲージを挿入する必要がある。このため、ボルトを製造するのに、複雑な作業および多くの作業時間を必要とし、コストの増大を招いていた。
本発明の目的は、シャンクの軸力を精度よく検知することができ、複雑な作業および作業時間の増加を必要としないボルトおよびナットを提供することにある。
本発明の一態様によるボルトは、シャンクと、前記シャンクの一端に設けられたヘッドであって、前記ヘッドの他の部分よりも、前記シャンクの軸方向における厚みが小さい若しくはヤング率が小さい部分であって、前記シャンクの軸力によって前記他の部分よりも大きく歪む歪部を有する前記ヘッドと、前記シャンクの軸力に応じた前記歪部の歪を検出する検出部とを備える。
前記歪部は、前記シャンクの軸方向における前記ヘッドの最大厚みより薄い厚みを有する薄肉部を備えても良い。
前記ヘッドは、前記薄肉部である底板を有する凹状部を備え、前記検出部は、前記底板の歪を検出しても良い。
前記ヘッドは、前記肉薄部であり前記シャンクの径方向に延びるフランジを有し、前記検出部は、前記フランジの歪を検出しても良い。
前記ヘッドは、凹状部を備え、前記歪部は、前記ヤング率の小さい部分である板バネであり、前記凹状部の歪に応じて歪むように前記凹状部に設けられ、前記検出部は、前記板バネの歪を検出しても良い。
前記検出部は、測定器から与えられる磁束に応じて電力を発生させる受電部と、前記歪に応じて電気的特性を変化させる歪検出素子と、前記受電部から供給される電力により動作し、前記電気的特性に応じた信号を生成し、前記信号を前記測定部へ無線送信する送信部と、を備えても良い。
前記歪検出素子は、抵抗歪ゲージであり、前記信号は、前記抵抗歪ゲージの抵抗に応じた周波数を有しても良い。
前記検出部は、温度を測定する温度測定部を更に備え、前記送信部は、前記抵抗歪ゲージと前記温度測定部とを切り替えることにより、前記抵抗歪ゲージの抵抗と前記温度とを示す前記信号を生成しても良い。
前記検出部は、前記ボルトの識別情報を記憶する識別情報記憶部を更に備え、前記送信部は、前記抵抗歪ゲージと前記温度測定部と前記識別情報記憶部とを切り替えることにより、前記抵抗歪ゲージの抵抗と前記温度と前記識別情報とを示す前記信号を生成しても良い。
本発明の一態様によるナットは、シャンクを有するボルトに締結されるナット本体であって、前記ナット本体の他の部分よりも、前記ナット本体の軸方向における厚みが小さい若しくはヤング率が小さい部分であって、前記シャンクの軸力によって前記他の部分よりも大きく歪む歪部を有する前記ナット本体と、前記シャンクの軸力に応じた前記歪部の歪を検出する検出部とを備える。
本発明の一態様による歪測定システムは、ボルトと、前記磁束を発生させると共に無線信号を受信する測定器と、を備える。前記ボルトは、シャンクと、前記シャンクの一端に設けられたヘッドであって、前記ヘッドの他の部分よりも、前記シャンクの軸方向における厚みが小さい若しくはヤング率が小さい部分であって、前記シャンクの軸力によって前記他の部分よりも大きく歪む歪部を有する前記ヘッドと、前記シャンクの軸力に応じた前記歪部の歪を検出する検出部と、を備える。前記検出部は、前記磁束に応じて電力を発生させる受電部と、前記歪に応じて電気的特性を変化させる歪検出素子と、前記電力により動作し、前記電気的特性に応じた信号を生成し、前記信号を前記測定器へ無線送信する送信部と、を備える。前記測定器は、前記磁束を変動させることにより前記受電部へ送電する送電部と、前記送信部から前記信号を無線受信する受信部と、を備える。
本発明によれば、シャンクの軸力を精度よく検知することができ、複雑な作業および作業時間の増加を必要としないボルトおよびナットを提供することができる。
(a)は、本発明の第1の形態に係るボルトの上面図であり、(b)は、本発明の第1の実施の形態に係るボルトの正面図である。 第1の実施の形態に係るボルトのヘッド近傍の断面図である。 第1の形態のボルトにより、被締結対象物を締結した状態を示す。 第2の実施の形態に係るボルトのヘッド近傍の断面図である。 (a)は、第3の形態に係るボルトの上面図であり、(b)は、第3の実施の形態に係るボルトのヘッド近傍の断面図である。 第4の実施の形態に係るボルトのヘッド近傍の断面図である。 (a)は、第5の実施の形態のナットおよびボルトにより、被締結対象物を締結した状態を示し、(b)は、第5の形態に係るナットの上面図である。 本実施の形態に係るボルトの変形例を示す図である。 本実施の形態に係るボルトの他の変形例を示す図である。 本実施の形態に係るボルトの他の変形例を示す図である。 本実施の形態に係るボルトの他の変形例を示す図である。 本実施の形態に係るナットの変形例を示す図である。 (a)は、本実施の形態に係るボルトの他の変形例におけるボルトの上面図であり、(b)は、他の変形例におけるボルトのヘッド近傍の断面図である。 歪検出部の構成を示すブロック図である。 受電回路の構成を示す回路図である。 信号処理回路の構成を示す回路図である。 データスイッチング回路の構成を示す回路図である。 測定器の構成を示すブロック図である。 信号処理回路の変形例の構成を示す回路図である。
本発明の実施の形態に係るボルトについて図面を参照しながら説明する。図1(a)は、第1の形態におけるボルト1の上面図であり、図1(b)は、第1の実施の形態に係るボルト1の正面図である。なお、図1(a)では、歪検出部7の図示を省略している。図2は、第1の実施の形態に係るボルトのヘッド近傍の断面図を示している。
図1に示すように、ボルト1は、鋼材からなり、円柱状のシャンク2と、シャンク2の一端に設けられたヘッド3と、歪検出部7とを備える。シャンク2の他端側には、雄ねじ部4が形成されている。ヘッド3は、外周が6角柱状である凹状部5と、フランジ6とを備える。図2に示すように、ヘッド3は、被締結対象物に当接する当接面3Aを有する。凹状部5には凹部5aが形成され、凹状部5は凹部5aの底面5Bを構成する底板5Cを有する。なお、底板5Cは、薄肉部および歪部に相当する。なお、凹状部5の形状は、6角に限らず、12角であっても良いし、ヘクサローブであっても良い。
フランジ6は、凹状部5の外周に設けられ、凹状部5の外周からシャンク2の径方向に放射状に延びている。フランジ6は、シャンク2の軸方向において当接面3Aの反対側に位置する反対面6Aを有する。また、底板5Cの厚さT1およびフランジ6の最大厚さT2は、ヘッド3の最大厚さT3より小さく構成されている。なお、フランジ6は、薄肉部および歪部に相当する。
また、凹部5a内には、歪検出部7が配置されている。歪検出部7は、抵抗歪ゲージ7Aと、出力回路7Bと、信号線7Cとを有する。抵抗歪ゲージ7Aは、ベース材上に接着された金属箔により構成される箔ゲージであり、底面5Bに接着剤により貼りつけられ、底板5Cの歪を検出する。また、抵抗歪ゲージ7A、出力回路7B、および信号線7Cは、樹脂7Dにより一体的に構成されて、凹部5aに接着剤により固定されている。
出力回路7Bは、受電コイル7B1と、送信回路7B2と、送信アンテナ7B3と、磁気遮蔽板7B4とを備える。環状の受電コイル7B1は、外部からの磁気を受けて電流を発生する。送信回路7B2は、受電コイル7B1からの電流を受けて、抵抗歪ゲージ7Aの抵抗値を検出し、抵抗値を示す信号に変換する。送信アンテナ7B3は、変換された信号を外部に送信する。磁気遮蔽板7B4は、外部からの磁気を遮断する。
図3は、本実施の形態のボルト1により、被締結対象物を締結した状態を示している。第1被締結対象物10には、第1挿通孔10aが形成されている。第2被締結対象物11には、第2挿通孔11aが形成されている。第2被締結対象物11の一端側であって、第2挿通孔11aを規定する内周面には雌ねじ部11Bが形成されている。
そして、ボルト1のシャンク2を第1、第2挿通孔10a、11aに挿通させ、ボルト1の雄ねじ部4と第2被締結対象物11の雌ねじ部11Bとを螺合させることにより、第1、第2被締結対象物10、11がボルト1により締結される。なお、ボルト1の締結時には、凹状部5の外周形状に対応する内周形状を有する締結工具が、凹状部5を覆った状態で、締結工具によりボルト1が回転されることにより、ボルト1の雄ねじ部4と第2被締結対象物11の雌ねじ部11Bとを螺合させる。
ボルト1が第1、第2被締結対象物10、11を締結した状態において、ヘッド3の当接面3Aは、第1被締結対象物10を押圧する。この押圧により、ヘッド3は、第1被締結対象物10から反力を受けるので、シャンク2に軸力が生じる。この軸力により、ヘッド3が第1被締結対象物10側に引っ張られる。その結果、ヘッド3の最大厚さT3より薄い厚さを有する底板5Cおよびフランジ6に応力が集中し、これらの箇所が、ヘッド3の他の部分よりも大きく歪む。すなわち、薄肉部にシャンク2の軸力に基づく応力が集中し、薄肉部が、歪部として機能し、ヘッド3の他の部分よりも大きく歪む。
そして、底板5C(底面5B)に生じた歪に応じて、抵抗歪ゲージ7Aの抵抗値が変化する。抵抗歪ゲージ7Aの抵抗値に応じた信号を出力回路7Bにより出力することにより、締結初期の抵抗歪ゲージ7Aの抵抗値を検出する。具体的には、図示せぬ測定器から磁界を受電コイル7B1に向けて発生して、受電コイル7B1に電流を発生させ、送信回路7B2に電流を供給する。電流が供給された送信回路7B2は、抵抗歪ゲージ7Aの抵抗値を検出し、抵抗値を示す信号に変換する。送信アンテナ7B3は、変換された信号を外部に送信し、図示せぬ測定器は送信された信号を受信する。このように、歪検出部7は、底板5C(底面5B)に生じた歪を抵抗値として検出・出力する。
第1、第2被締結対象物10、11をボルト1により締結してから所定期間経過後、ボルト1がきちんと締まっているか否かを検知するために、抵抗歪ゲージ7Aの抵抗値を検出する。
ボルト1が緩んでいれば、シャンク2の軸力が減少するので、底板5Cの歪量も変化する。その結果、抵抗歪ゲージ7Aの抵抗値が変化する。一方、ボルト1がきちんと締まっていれば、シャンク2の軸力に変化はほとんどなく、底板5Cの歪量もあまり変化しない。よって、抵抗歪ゲージ7Aの抵抗値にほとんど変化はない。
よって、締結初期の抵抗歪ゲージ7Aの抵抗値と、所定期間経過後に検出した抵抗歪ゲージ7Aの抵抗値とを比較することにより、ボルト1の締結状態を検知することができる。すなわち、締結初期の抵抗歪ゲージ7Aの抵抗値と比較して、検出した抵抗値が大きく変化していれば、ボルト1が緩んでいることを検知することができる。一方、締結初期の抵抗歪ゲージ7Aの抵抗値と比較して、検出した抵抗値が大きく変化していなければ、ボルト1がきちんと締まっていることを検知することができる。
以上のように、本実施の形態に係るボルト1によれば、ヘッド3は、他の部分よりもシャンク2の軸方向における厚みが小さく、シャンク2の軸力によって他の部分よりも大きく歪む底板5C(歪部)を有し、歪検出部7は、シャンク2の軸力に応じた底板5Cの歪を検出する。また、底板5Cは、シャンク2の軸方向におけるヘッド3の最大厚さより薄い厚さを有する。すなわち、ヘッド3に対し、シャンク2の軸力の変化に対して感度が高い部分を形成し、当該部分の歪を検知している。よって、歪検出部7は、シャンク2の軸力の変化を精度よく容易に検知することができ、ボルト1の締結状態を的確に把握することができる。
また、ヘッド3は、薄肉部である底板5Cを有する凹状部5を備え、歪検出部7は、底板5Cの歪を検出する。凹状部5は、ヘッド3に対し容易に形成することができるので、複雑な作業、作業時間の増加、およびコストの増加を抑制しつつ、締結状態を的確に把握可能なボルト1を提供することができる。
次に歪検出部7の詳細について説明する。
図14は、歪検出部7の構成を示すブロック図である。前述したように、歪検出部7の出力回路7Bは、受電コイル7B1と、送信回路7B2と、送信アンテナ7B3とを含む。送信回路7B2は、受電回路110と、信号処理回路120とを含む。受電コイル7B1は、測定器200からの磁束の変動に応じて交流電力を発生させる。受電回路110は、受電コイル7B1に接続され、受電コイル7B1から供給される交流電力を直流電力に変換する。信号処理回路120は、受電回路110と抵抗歪ゲージ7Aと送信アンテナ7B3とに接続され、受電回路110からの電力により動作し、抵抗歪ゲージ7Aの抵抗に応じた信号を生成し、生成された信号を、送信アンテナ7B3を介して測定器200へ無線送信する。なお、受電部は、受電回路110などに相当する。送信部は、送信回路7B2などに相当する。歪検出素子は、抵抗歪ゲージ7Aなどに相当する。この場合の電気的特性は、抵抗に相当する。歪検出素子は、圧電素子など、歪に応じて他の電気的特性を変化させる素子であっても良い。
図15は、受電回路110の構成を示す回路図である。受電回路110は、ワイヤレス受電回路111と、整流平滑回路112と、電圧安定化回路113とを含む。ワイヤレス受電回路111は、受電コイル7B1に接続された共振コンデンサを含むことにより共振回路を形成し、交流電力を発生させる。整流平滑回路112は、例えばダイオード全波整流回路を含み、ワイヤレス受電回路111からの交流電力を整流し平滑化することにより、直流電力に変換する。電圧安定化回路113は、例えばDC/DCコンバータを含み、整流平滑回路112からの直流電力を所定の電圧に変換する。
図16は、信号処理回路120の構成を示す回路図である。信号処理回路120は、データスイッチング回路121と、周波数変換回路122と、電圧整合回路123と、FM変調回路124とを含む。データスイッチング回路121は、抵抗歪ゲージ7Aに接続されると共に、幾つかの抵抗を含み、抵抗歪ゲージ7Aを含む幾つかの抵抗を切り替える。周波数変換回路122は、データスイッチング回路121の抵抗に直列に接続されているコンデンサと、タイマIC(例えばNE555)とを有し、CR発振器を形成することにより、データスイッチング回路121の抵抗に応じた周波数を有する交流信号を生成する。これにより、抵抗歪ゲージ7Aなどの抵抗が高くなるほど、周波数変換回路122の出力の周波数が高くなる。電圧整合回路123は、周波数変換回路122から出力される交流信号の電圧を変換する。FM変調回路124は、所定の周波数の搬送波を、電圧整合回路123から出力される交流信号で周波数変調することにより測定信号を生成し、送信アンテナ7B3を介して測定器200へ送信する。送信アンテナ7B3は例えば、FM変調回路124内のコイルである。送信回路7B2の外部に送信アンテナ7B3が接続されても良い。
図17は、データスイッチング回路121の構成を示す回路図である。データスイッチング回路121は、ゲートスイッチングコントロール回路131と、スタートビット発生回路132と、抵抗歪ゲージ接続端子133と、サーミスタ134と、ボルトID発生回路135と、ストップビット発生回路136と出力端子137と複数のゲート138とを含む。なお、温度測定部は、サーミスタ134などに相当する。また、識別情報記憶部は、ボルトID発生回路135などに相当する。
複数のゲート138の一方の端子はそれぞれ、スタートビット発生回路132と、抵抗歪ゲージ接続端子133と、サーミスタ134と、ボルトID発生回路135と、ストップビット発生回路136に接続されている。更に複数のゲート138の他方の端子のそれぞれは、出力端子137に接続されている。出力端子137は、周波数変換回路122の入力に接続されている。ゲートスイッチングコントロール回路131は、所定の周期で複数のゲート138の一つを順次選択し、選択されたゲート138をONにする。
スタートビット発生回路132は、送信情報の開始を示す所定の抵抗を有する。抵抗歪ゲージ接続端子133は、抵抗歪ゲージ7Aに接続される。サーミスタ134は、抵抗歪ゲージ7A近傍の温度に応じた抵抗を有する。ボルトID発生回路135は、ボルト1毎に予め定められたボルトID(識別情報)に対応する抵抗を有する。ボルトID発生回路135は、ボルトIDのビット数の抵抗を有していても良い。ボルトID発生回路135は、ディップスイッチなどを有することにより抵抗を変更することができても良い。ストップビット発生回路136は、送信情報の終了を示す所定の抵抗を有する。
ゲートスイッチングコントロール回路131および複数のゲート138の動作により、データスイッチング回路121の出力端子137の間には、スタートビットを示す抵抗、抵抗歪ゲージ7Aの抵抗、温度に応じた抵抗、ボルトIDを示す抵抗、ストップビットを示す抵抗が順次切り替えられて接続される。これにより、歪検出部7は、データスイッチング回路121で切り替えられた複数の抵抗値のそれぞれに応じた周波数を有する信号を測定情報として、定期的に送信する。
次に測定器200について説明する。この測定器200は、歪検出部7へワイヤレス給電すると共に歪検出部7から送信された信号に基づいて歪を測定する。
図18は、測定器200の構成を示すブロック図である。測定器200は、電池211と、電源制御回路212と、インバータ回路213と、ワイヤレス給電共振回路214と、送電コイル215と、受信アンテナ220と、FM復調回路221と、波形整形回路222と、データ処理回路223と、表示回路224と、記録回路225とを含む。なお、送電部は、電池211と電源制御回路212とインバータ回路213とワイヤレス給電共振回路214と送電コイル215などに相当する。また、受信部は、FM復調回路221と波形整形回路222とデータ処理回路223などに相当する。
電池211は、電力を供給する。電池211の代わりに外部の電源が用いられても良い。電源制御回路212は、電池211から供給される電力を変換し、測定器200の各部へ供給する。インバータ回路213は、電源制御回路212から供給される直流電力を、所定の周波数を有する交流電力に変換する。ワイヤレス給電共振回路214は、インバータ回路213から供給される交流電力に応じて、送電コイル215内に磁束を発生させて変動させる。
受信アンテナ220は、歪検出部7から送信された測定信号を受信する。FM復調回路221は、受信された測定信号を復調し、抵抗値を示す信号を生成する。波形整形回路222は、FM復調回路221により復調された信号の波形を整形する。データ処理回路223は、整形された信号をA/D変換し、変換された信号からデータスイッチング回路121で切り替えられた複数の抵抗値を取得する。更にデータ処理回路223は、取得したスタートビットにより測定情報の開始を認識し、抵抗歪ゲージ7Aの抵抗値と、サーミスタ134の抵抗値と、ボルトIDとを認識し、取得したストップビットにより測定情報の終了を認識する。更にデータ処理回路223は、抵抗歪ゲージ7Aの抵抗値と、サーミスタ134の抵抗値との関係を記憶し、その関係とサーミスタ134の抵抗値とに基づいて、抵抗歪ゲージ7Aの抵抗値を補正することにより、歪を算出する。これにより、抵抗歪ゲージ7Aによる測定結果の温度特性を補正し、歪の測定の精度を向上させることができる。
表示回路224は、データ処理回路223の出力に基づいて、ボルトIDと歪量などを表示する。記録回路225は、データ処理回路223の出力に基づいて、ボルトIDと歪量などを記録する。記録回路225は、例えばHDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリなどである。
ボルト1の締結後、測定者が測定器200をボルト1に近接させることにより、測定器200からボルト1の歪検出部7へ電力が供給され、歪検出部7から測定器200へ測定情報が送信される。測定器200は、測定情報から得られた歪を記録する。その後、所定時間が経過した後、測定者が測定器200をボルト1に近接させ、締結時と同様にして、測定された歪を記録する。締結時の歪と所定時間の経過後の歪とを比較することにより歪の変化量を算出し、変化量が所定の閾値を超えた場合、ボルト1が緩んでいると判定することができる。なお、測定器200は、特定のボルトIDについて前回の測定で得られた歪を記録し、前回の測定で得られた歪と今回の測定で得られた歪との差を算出し、差が所定の閾値を超えたか否かを判定しても良い。
このような構成によれば、歪検出部7が抵抗歪ゲージ7Aの抵抗値とサーミスタ134の抵抗値とを示す情報を送信し、測定器200が、歪を温度により補正することにより、歪検出部7に歪の温度補償の機能を設ける必要がないため、低コストで底板5Cの歪を測定することができる。
測定器200は、測定情報に基づいて軸力を算出し、記録しても良い。この場合、測定器200は、ボルト1を締め付けた時の軸力である初期締め付け時軸力Foを測定して記録し、それから所定のメンテナンス時間が経過した後の軸力Fiを測定し、軸力差Fo−Fiを算出する。測定器200は、軸力差が所定の正の軸力差閾値を上回った場合、ボルト1が緩んでいると判定する。
また、第1被締結対象物10および第2被締結対象物11がボルト1を含む複数のボルトにより締結されている場合、測定器200は更に、軸力差が所定の負の軸力差閾値を下回ったか否かを判定しても良い。軸力差が負の軸力差閾値を下回った場合、複数のボルトの中のボルト1以外のボルトが緩んで、ボルト1がその負荷を受け持っていると言うことを示している可能性がある。すなわち、ボルト1を用いて周辺の他のボルトが緩んだことを検出することができる。軸力差が負の軸力差閾値を下回った場合、測定者は、ボルト1以外の全てのボルトを再点検する。これによって、複数のボルトの全てに歪検出部7を付ける必要がないため、コストダウンを図ることができる。
次に信号処理回路120の変形例について説明する。
図19は、信号処理回路120の変形例の構成を示す回路図である。前述の信号処理回路120と同一の部分については同一の番号を付して説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。この信号処理回路120は、ブリッジ回路141と、インスツルメンテーション(計装)アンプ回路142と、V−Fコンバータ回路143と、FM変調回路124とを含む。
ブリッジ回路141は、抵抗歪ゲージ7Aを含む四つの抵抗を有し、抵抗歪ゲージ7Aの抵抗の変化に応じた電圧を出力する。ブリッジ回路141は、一つの抵抗歪ゲージ7Aを含んでいても良いし、二つの抵抗歪ゲージ7Aを含んでいても良いし、四つの抵抗歪ゲージ7Aを含んでいても良い。インスツルメンテーションアンプ回路142は、三つのオペアンプ(演算増幅器)を含み、ブリッジ回路141の出力を増幅する。V−Fコンバータ回路143は、インスツルメンテーションアンプ回路142から出力される電圧を積分し、比較し、スイッチングすることにより、電圧に応じた周波数を有する方形波信号を生成する。これにより、抵抗歪ゲージ7Aの抵抗が高くなるほど、V−Fコンバータ回路143の出力の周波数が高くなる。V−Fコンバータ回路143の出力は、FM変調回路124により変調され、送信アンテナ7B3を介して送信される。
この歪検出部7によれば、ブリッジ回路141を用いることにより、微小な歪を測定することができる。
次に、本発明の第2の実施の形態に係るボルト21について説明する。なお、第1の実施の形態と同一の部材については同一の番号を付して説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。図4は、第2の実施の形態に係るボルトのヘッド近傍の断面図を示している。
図4に示すように、本実施の形態ではフランジ6の反対面6Aの一部にくぼみ部6bが形成されている。抵抗歪ゲージ7Aは、くぼみ部6bに接着剤により貼りつけられている。抵抗歪ゲージ7Aをくぼみ部6bに収めることにより、ボルト1の締結時の障害にならないようにしている。出力回路7Bは、底板5C上に配置されている。
また、凹状部5には、凹部5aとくぼみ部6bとを繋ぐ連結溝5dが形成されている。抵抗歪ゲージ7Aと出力回路7Bとは、連結溝5dに沿って配設された信号線7Cを介して接続されている。なお、第1の実施の形態において説明したように、フランジ6の最大厚さT3(図2)は、ヘッド3の最大厚さT2(図2)より小さく構成されている。
第1の実施の形態のボルト1と同様に、ボルト21が第1、第2被締結対象物10、11(図3)を締結した状態では、シャンク2に生じる軸力により、ヘッド3の最大厚さT3より薄い厚さを有するフランジ6に応力が集中し、フランジ6がヘッド3の他の部分よりも大きく歪む。換言すれば、ヘッド3の最大厚さT3より薄い厚さを有するフランジ6と凹状部5の境界付近に応力が集中し、フランジ6と凹状部5の境界付近が他の部分よりも大きく歪む。
そして、フランジ6に生じた歪に応じて、抵抗歪ゲージ7Aの抵抗値が変化する。抵抗歪ゲージ7Aの抵抗値に応じた電気信号を出力回路7Bにより出力することにより、締結初期の抵抗歪ゲージ7Aの抵抗値を検出する。このようにして、フランジ6に生じた歪は、歪検出部7により抵抗値として検出される。
第1の実施の形態のボルト1と同様に、本実施の形態のボルト21においても、歪検出部7は、シャンク2の軸力の変化を精度よく容易に検知することができ、ボルト21の締結状態を的確に把握することができる。フランジ6は、ヘッド3に対し容易に形成することができるので、複雑な作業、作業時間の増加、およびコストの増加を抑制しつつ、締結状態を的確に把握可能なボルト21を提供することができる。
次に、本発明の第3の実施の形態に係るボルト31について説明する。なお、第1の実施の形態と同一の部材については同一の番号を付して説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。図5(a)は、第3の形態に係るボルト31の上面図であり、図5(b)は、第3の実施の形態に係るボルト31のヘッド33近傍の断面図を示している。
ヘッド33は、6角柱状のヘッド本体35と、フランジ6とを備える。ヘッド本体35には、6角柱の一側面と、当該一側面の反対側に位置する他側面とを貫くように溝35aが形成されている。よって、ヘッド本体35は、シャンク2の径方向において互いに対向する2つの突起部35B、35Cを有する。また、突起部35Bには、溝35aと後述の環状溝6cとを繋ぐ連結溝35dが形成されている。そして、溝35aには、鋼材からなるヘッド本体35よりもヤング率の小さい樹脂8が埋め込まれている。抵抗歪ゲージ7Aは、樹脂8の表面に接着剤により貼りつけられている。なお、樹脂8は歪部に相当する。
フランジ6には、その全周にわたって環状溝6cが形成されている。そして、環状溝6cには、出力回路7Bが接着剤により固定されている。出力回路7Bは、環状の受電コイル7B1、送信回路7B2、環状の送信アンテナ7B3、および環状の磁気遮蔽板7B4からなり樹脂7Dにより一体的に構成されている。抵抗歪ゲージ7Aと送信回路7B2とは、連結溝35dに沿って配設された信号線7Cを介して接続されている。
本実施の形態においても、上述の実施の形態のボルト1と同様に、ボルト31が被締結対象物を締結した状態では、シャンク2の軸力により、ヘッド33が被締結対象物側に引っ張られる。その結果、溝35aの底部およびフランジ6が大きく歪み、突起部35B、35Cの自由端が、互いに近づくように変位する。すなわち、突起部35B、35Cは、それらの自由端が互いに近づくように傾く。突起部35B、35Cの自由端は、溝35aの底部およびフランジ6から離れた位置にあるので、溝35aの底部およびフランジ6の歪(変位)と比較して大きく変位する。
そして、突起部35B、35Cの変位により、溝35aに埋め込まれた樹脂8が盛り上がるように変形する。樹脂8は、鋼材からなるヘッド本体35よりも、ヤング率が小さく両側から押されているので、突起部35B、35Cの変位と比較して大きく歪む。すなわち、樹脂8は歪部として機能し、ナット40の他の部分よりも大きく歪む。抵抗歪ゲージ7Aは、樹脂8の歪を抵抗値として検出する。第1の実施の形態と同様に、図示せぬ測定器からフランジ6に配置された出力回路7Bに向けて磁界を発生させることにより、抵抗歪ゲージ7Aの抵抗値に応じた信号を出力回路7Bから出力させて、抵抗歪ゲージ7Aの抵抗値を検出する。
第1の実施の形態のボルト1と同様に、本実施の形態のボルト31においても、歪検出部7は、シャンク2の軸力の変化を精度よく容易に検知することができ、ボルト31の締結状態を的確に把握することができる。また、フランジ6および底板5Cの歪量と比較して、樹脂8の歪量を大きくすることができるので、上記の実施の形態と比較して、シャンク2の軸力の変化をより精度よく検知することができる。
次に、本発明の第4の実施の形態に係るボルト41について説明する。なお、第1の実施の形態と同一の部材については同一の番号を付して説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。図6は、第4の実施の形態に係るボルト41のヘッド3近傍の断面図を示している。
ヘッド3は、凹状部5よりもヤング率が小さい板バネ42を備えている。板バネ42の両端部は、それぞれ凹状部5の自由端に配置されている。また、抵抗歪ゲージ7Aは、板バネ42の中央部に接着剤により張り付けられている。板バネ42は歪部に相当する。そして、板バネ42および歪検出7は、樹脂7Dにより一体に構成されて、凹部5aに接着剤により固定されている。
本実施の形態においても、上述の実施の形態のボルト1と同様に、ボルト41が被締結対象物を締結した状態では、シャンク2の軸力により、ヘッド3が被締結対象物側に引っ張られる。その結果、底板5Cおよびフランジ6が大きく歪み、凹状部5の自由端が、シャンク2の中心軸に向かって変位する(歪む)。この凹状部5の自由端の変位(歪み)により、板バネ42の両端が互いに近づくように押されて、板バネ42は歪む。すなわち、板バネ42は、鋼材からなるヘッド3よりもヤング率が小さく、板バネ42の両端が互いに近づくように変形するので、凹状部5の歪みと比較して大きく歪む。このように、板バネ42は、凹状部5の歪に応じて歪むように、凹状部5に設けられている。
そして、板バネ42の中心部の歪が抵抗歪ゲージ7Aにより検出される。第1の実施の形態と同様に、図示せぬ測定器からフランジ6に配置された出力回路7Bに向けて磁界を発生させることにより、抵抗歪ゲージ7Aの抵抗値に応じた信号を出力回路7Bから出力させて、抵抗歪ゲージ7Aの抵抗値を検出する。
第1の実施の形態のボルト1と同様に、本実施の形態のボルト41においても、歪検出部7は、シャンク2の軸力の変化を精度よく容易に検知することができ、ボルト41の締結状態を的確に把握することができる。
次に、本発明の第5の実施の形態に係るナット50について説明する。なお、第1の実施の形態と同一の部材については同一の番号を付して説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。図7(a)は、第5の実施の形態のナット50およびボルト61により、被締結対象物を締結した状態を示し、図7(b)は、第5の形態におけるナット50の上面図である。
ナット50は、鋼材からなり、ナット本体51と、歪検出部7とを備える。ナット本体51は、6角状の円筒部52と、フランジ53とを備える。また、ナット本体51は、被締結対象物に当接する当接面51Aを有する。円筒部52には、第3挿通孔42aが形成されている。第3挿通孔52aを規定する円筒部52の内周面には、雌ねじ部52Bが形成されている。
フランジ53は、円筒部52の外周に設けられ、円筒部52の外周から径方向に放射状に延びている。フランジ53には、その全周にわたって環状溝53aが形成されている。また、フランジ53の抵抗歪ゲージ7Aが貼りつけられた部分の厚さT4は、ナット本体51の最大厚さT5より小さく構成されている。なお、フランジ53は歪部に相当する。
歪検出部7は、環状溝53a内に配置されている。抵抗歪ゲージ7Aは、環状溝53aの底面に接着剤により貼りつけられ、フランジ53の歪を検出する。また、抵抗歪ゲージ7A、出力回路7B、および信号線7Cは、樹脂7Dにより一体的に構成されて、環状溝53aに接着剤により固定されている。なお、受電コイル7B1、送信アンテナ7B3、および磁気遮蔽板7B4は、環状をなして環状溝53a内に配置されている。また、抵抗歪ゲージ7Aと送信回路7B2とは、信号線7Cにより接続されている。
また、本実施の形態に係るボルト61は、歪検出部を有しない点を除いて、第1の実施の形態に係るボルト1と同様の構成である。
そして、本実施の形態では、ボルト61のシャンク2を第1、第2挿通孔10a、11aに挿通させ、ボルト61の雄ねじ部4とナット50の雌ねじ部52Bとを螺合させることにより、第1、第2被締結対象物10、11がボルト61およびナット50により締結される。
ボルト61およびナット50が、第1、第2被締結対象物10、11を締結した状態において、ヘッド3の当接面3Aは、第1被締結対象物10を押圧し、ナット本体51の当接面51Aは第2被締結対象物11を押圧する。これらの押圧により、ヘッド3は第1被締結対象物10から反力を受け、ナット本体51は、第2被締結対象物11から反力を受けるので、シャンク2に軸力が生じる。この軸力により、ナット本体51が第2被締結対象物11側に引っ張られる。その結果、ナット本体51の最大厚さT5より薄い厚さを有するフランジ53に応力が集中し、フランジ53が、ナット本体51の他の部分よりも大きく歪む。すなわち、歪部であるフランジ53にシャンク2の軸力に基づく応力が集中し、ナット本体51の他の部分よりも大きく歪む。
そして、フランジ53に生じた歪に応じて、抵抗歪ゲージ7Aの抵抗値が変化する。抵抗歪ゲージ7Aの抵抗値に応じた電気信号を出力回路7Bにより出力することにより、締結初期の抵抗歪ゲージ7Aの抵抗値を検出する。このように、フランジ53に生じた歪は、歪検出部7により抵抗値として検出される。
また、本実施の形態においても、第1、第2被締結対象物10、11をボルト61およびナット50により締結してから所定期間経過後に、抵抗歪ゲージ7Aの抵抗値を検出することにより、ボルト61およびナット50がきちんと締まっているか否かを検知することができる。そして、本実施の形態のナット40においても、歪検出部7は、シャンク2の軸力の変化を精度よく検知することができ、ボルト61およびナット50の締結状態を的確に把握することができる。また、フランジ53は、ナット本体51に対し容易に形成することができるので、複雑な作業、作業時間の増加、およびコストの増加を抑制しつつ、締結状態を的確に把握可能なナット50を提供することができる。
また、上述した本発明の各実施形態は、本発明の説明のための例示であり、本発明の範囲をそれらの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。当業者は、本発明の要旨を逸脱することなしに、他の様々な態様で本発明を実施することができる。
例えば、図8に示すボルト71のように、フランジ6に環状溝6cを形成し、環状溝6c内に、抵抗歪ゲージ7A、出力回路7B、および図示せぬ信号線からなる歪検出部7を配置してもよい。この場合、抵抗歪ゲージ7A、出力回路7B、および信号線は、樹脂7Dにより一体的に構成されて、環状溝6cに接着剤により固定されている。また、フランジ6に環状溝6cを形成せずに、フランジ6に抵抗歪ゲージ7Aを貼りつけ、その上に樹脂によりユニット化された環状の出力回路7Bを配置して、歪検出部7を構成するようにしても良い。
また、第2の実施の形態では、信号線7Cは、凹状部5の連結溝5dに沿って配設されていたが、図9に示すように、凹状部5に貫通孔5eを形成し、貫通孔5eに信号線7Cを配設しても良い。また、図10に示すボルト81のように、フランジ6の外縁の一部に延長部6Dを設け、延長部6Dに出力回路7Bを配置しても良い。また、図11に示すように、第4の実施の形態のボルト41において、6角柱状の凹状部5の一の側壁と、当該一の側壁の反対側に位置する他の側壁とにそれぞれスリット5fを形成しても良い。かかる構成により、凹状部5の自由端の変位をより大きくすることができ、板バネ42の歪みをより大きくすることができる。その結果、抵抗歪ゲージ7Aの軸力の変化に対する感度を、より大きくすることができ、ボルト1の締結状態をより的確に把握することができる。なお、図11においては、板バネ42のみを示し、歪検出部7の図示を省略している。
また、図12に示すように、ナット50の円筒部52に、6角柱の一側面と、当該一側面の反対側に位置する他側面とを貫くようにスリット52cを形成し、スリット52cに、鋼材からなる円筒部52よりもヤング率の小さい樹脂9が埋め込んでも良い。そして、樹脂9に抵抗歪ゲージ7Aを貼りつけて、第3の実施の形態のボルト31と同様に、樹脂9の歪を検出し、シャンク2の軸力を検知しても良い。また、第1の実施の形態において、ボルト1の雄ねじ部4と第2被締結対象物11の雌ねじ部11Bとを螺合させることにより、第1、第2被締結対象物10、11をボルト1により締結した。しかし、第2被締結対象物11に雌ねじ部11Bを設けずに、第2被締結対象物11の第1被締結対象物10に接する側の反対側にナットを設けて、ナットとボルト1を螺合させることにより、第1、第2被締結対象物10、11をボルト1およびナットにより締結しても良い。
また、第1の実施の形態では、凹状部5の外周部の形状が6角形状であったが、図13(a)に示すように、ボルト91のヘッド93の凹状部95の外周を円形状にし、凹状部95の内周(凹部95a)の形状を6角状にしても良い。この場合、図13(b)に示すように、フランジ6上に歪検出部7を配置する。例えば、フランジ6の反対面6Aに抵抗歪ゲージ7Aを接着剤により貼りつけ、フランジ6の歪を検出する。この時、抵抗歪ゲージ7Aは、凹状部95とフランジ96との境界付近に貼りつけることが好ましく、凹状部95とフランジ6とに跨って貼りつけられても良い。また、抵抗歪ゲージ7A、出力回路7B、および図示せぬ信号線は、樹脂7Dにより一体的に構成されて、フランジ6の反対面6Aに接着剤により固定されている。そして、凹状部95の凹部95aの内周形状に対応する外周形状を有する締結工具を、凹部95a内に挿入した状態で、締結工具によりボルト91を回転することにより、被締結対象物がボルト91により締結される。なお、凹部91aの内周形状は、6角に限らず、12角であっても良いし、ヘクサローブであっても良い。
また、フランジ6を、凹状部5とは別体とし、凹状部5よりもヤング率が小さい材料により構成しても良い。また、歪検出部7は、箔ゲージであったが、半導体ゲージであっても良いし、印刷により抵抗歪ゲージを底板5C、フランジ6に形成しても良い。
また、上記の実施の形態では、歪検出部7は、歪を抵抗歪ゲージ7Aにより検出していた。しかし、これに限らず、応力解析塗料を底板5C、フランジ6、53に塗布して、表面に生じる亀裂により歪を検出し、シャンク2の軸力を検知しても良い。また、光弾性体からなるフィルムを、底板5C、フランジ6、53に貼りつけて、直線偏光をあてて縞模様を観察することにより歪を検出し、シャンク2の軸力を検知しても良い。また、光弾性体を、印刷により、底板5C、フランジ6、53に形成しても良い。さらに、磁気歪応力測定法により、シャンク2の軸力を検知しても良い。すなわち、底板5C、フランジ6、53の透磁率と、ヘッド3において歪を生じにくい部分の透磁率とを比較することにより、シャンク2の軸力を検知しても良い。また、出力回路7Bは、受電コイル7B1を介して電流を供給し、送信アンテナ7B3により歪を出力するように構成していたが、これに限らず、歪を出力可能であれば、他の構成であっても良い。
1、21、31、41、71、81 ボルト
2 シャンク
3、33 ヘッド
5C 底板
5 凹状部
6、53 フランジ
7 歪検出部
8、9 樹脂
42 板バネ
50 ナット
51 ナット本体
200 測定器

Claims (6)

  1. シャンクと、
    前記シャンクの一端に設けられたヘッドであって、前記ヘッドの他の部分よりも、前記シャンクの軸方向における厚みが小さい若しくはヤング率が小さい部分であって、前記シャンクの軸力によって前記他の部分よりも大きく歪む歪部を有する前記ヘッドと、
    前記シャンクの軸力に応じた前記歪部の歪を検出する検出部と、を備え、
    前記歪部は、前記シャンクの軸方向における前記ヘッドの最大厚みより薄い厚みを有する薄肉部を備え、
    前記ヘッドは、前記薄肉部である底板を有する凹状部を備え、前記底板は、前記シャンクの軸上に位置し、
    前記凹状部には、底面を有する凹部が形成され、前記凹部は、前記底面側から開口側に向かって径が拡大するように構成され、
    前記検出部は、前記シャンクの軸上に位置し、一方の面の全面が前記底板に貼り付けられ、前記底板の歪を検出するボルト。
  2. 前記検出部は、
    測定器から与えられる磁束に応じて電力を発生させる受電部と、
    前記歪に応じて電気的特性を変化させる歪検出素子と、
    前記受電部から供給される電力により動作し、前記電気的特性に応じた信号を生成し、前記信号を前記測定器へ無線送信する送信部と、を備える請求項1に記載のボルト。
  3. 前記歪検出素子は、抵抗歪ゲージであり、
    前記信号は、前記抵抗歪ゲージの抵抗に応じた周波数を有する請求項2に記載のボルト。
  4. 前記検出部は、温度を測定する温度測定部を更に備え、
    前記送信部は、前記抵抗歪ゲージと前記温度測定部とを切り替えることにより、前記抵抗歪ゲージの抵抗と前記温度とを示す前記信号を生成する請求項3に記載のボルト。
  5. 前記検出部は、前記ボルトの識別情報を記憶する識別情報記憶部を更に備え、
    前記送信部は、前記抵抗歪ゲージと前記温度測定部と前記識別情報記憶部とを切り替えることにより、前記抵抗歪ゲージの抵抗と前記温度と前記識別情報とを示す前記信号を生成する請求項4に記載のボルト。
  6. 請求項1に記載のボルトと、
    磁束を発生させると共に無線信号を受信する測定器と、を備え、
    前記検出部は、
    前記磁束に応じて電力を発生させる受電部と、
    前記歪に応じて電気的特性を変化させる歪検出素子と、
    前記電力により動作し、前記電気的特性に応じた信号を生成し、前記信号を前記測定器へ無線送信する送信部と、を備え、
    前記測定器は、
    前記磁束を変動させることにより前記受電部へ送電する送電部と、
    前記送信部から前記信号を無線受信する受信部と、を備える歪測定システム。
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