JP6324267B2 - 圧着接続構造体の製造方法 - Google Patents
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Description
まず、本発明の実施形態による圧着接続構造体を構成する圧着端子について説明する。図1は、本発明の実施形態における圧着端子を幅方向中央部で分断した縦断斜視図である。
次に、以上のように構成された圧着端子10の製造方法について説明する。図2および図3は、この実施形態における圧着端子の製造方法を説明するための斜視図である。図2および図3に示すように、この実施形態においては、長手方向溶接箇所(以下、溶接部)W1が高さ方向に変化する溶接を行う。この場合、様々な形状の圧着部30を形成することができる。
次に、以上のように構成された圧着端子10に導線を圧着させる際に用いられる端子圧着装置について説明する。図4は、この実施形態による端子圧着装置を示す。図4に示すように、端子圧着装置300は、圧着端子10に被覆電線200を圧着して接続するための装置である。また、端子圧着装置300の前後左右上下方向については、上述した圧着端子10のX方向、Y方向、およびZ方向と同様であり、図4において上方、下方、左方、および右方がそれぞれ、上方、下方、後方、および前方となる。
次に、以上のように構成された端子圧着装置300を用いて圧着端子10に被覆電線200を圧着させる圧着方法について説明する。図6および図7は、この実施形態による圧着方法を説明するための、圧着端子10および被覆電線200の斜視図である。
次に、上述のように構成された圧着接続構造体1の製造における、第1の実施例による端子圧着装置を用いた圧着接続構造体の製造方法における端子圧着方法について説明する。図9および図10は、第1の実施例による端子圧着方法を説明するための端子圧着装置の一部および圧着部の断面図である。図9に示すように、この第1の実施例による端子圧着装置においては、圧着部30を加締めるためのクリンパ301a(図4参照)における、圧着部30に対する押圧面に、圧着部30の溶接部W1に略平行に凹部としての溝301aaが形成されている。ここで、バレル構成片32内に生じる応力に起因する溶接部W1を含む近傍の変形を低減するためには、溝301aaは、圧着部30を加締める際に圧着部30の溶接部W1に対応した位置に形成するのが望ましい。
次に、上述のように構成された圧着接続構造体1の製造に好適に用いられる、第2の実施例による圧着端子10および被覆電線200について説明する。図11は、第2の実施例による圧着端子10および被覆電線200について説明するための断面図である。
0≦(D−c)/c≦0.75 ……(1)
これによって、圧着部30を構成するバレル構成片32と被覆電線200の絶縁被覆202との間隙が極めて小さくなるか、または無くなる。
次に、上述のように構成された圧着接続構造体1の製造に好適に用いられる、第3の実施例による被覆電線200について説明する。この第3の実施例による被覆電線200においては、絶縁被覆202を硬くする処理を行うことによって、絶縁被覆202の硬度を、圧着端子10に被覆電線200を圧着させることができ、かつ圧着部30の溶接部W1近傍に飛び出し部32pが生じにくい硬度にする。これにより、圧着端子10と被覆電線200とを圧着できるとともに、絶縁被覆202に弾性変形を生じさせるのに必要な力を極めて大きくできるので、圧着時において溶接部W1を含む近傍において、飛び出し部32pの形成を抑制できる。また、圧着部30の圧着時において絶縁被覆202の少なくとも溶接部W1に接する部分、すなわち絶縁被覆202の表面における少なくとも溶接部W1に対応する部分に、硬化樹脂を塗布する処理を行うことも可能である。これにより、絶縁被覆202の少なくとも溶接部W1に接する部分の硬度を高くすることができるので、上述と同様の効果を得ることができる。以上により、飛び出し部32pの飛び出し量Δtが低減された所望の圧着接続構造体1が製造される。
次に、上述のように構成された圧着接続構造体1における、第4の実施例による圧着接続構造体の製造方法における端子圧着方法について説明する。図12は、第4の実施例による端子圧着方法を説明するための断面図である。
次に、上述のように構成された、飛び出し部32pの飛び出し量Δtが低減された圧着接続構造体1の製造における、第5の実施例による端子圧着装置を用いた圧着接続構造体の製造方法における端子圧着方法について説明する。図13および図14は、第5の実施例による端子圧着方法を説明するための端子圧着装置の一部および圧着部の断面図である。
次に、上述のように構成された、飛び出し部32pの飛び出し量Δtが低減された圧着接続構造体1の製造に好適に用いられる、第6の実施例による圧着端子10について説明する。図15は、第6の実施例による圧着端子10について説明するための断面図である。第6の実施例においては、圧着端子10の圧着部30における溶接部W1の接合幅である溶接幅dを従来の溶接幅より小さくし、具体的には50μm以上250μm以下、好適には150μm以上250μm以下とする。これにより、圧着部30を被覆電線200に圧着させる際に、バレル構成片32の変形によって溶接部W1に作用する内力が大きくなる場合であっても、溶接部W1の幅dに依存する溶接部W1から内側方向の絶縁被覆202側に向かって変形する部分の変形量が低減される。これにより、飛び出し部32pの飛び出し量Δtが低減された所望の圧着接続構造体1が製造される。
次に、上述のように構成された、飛び出し部32pの飛び出し量Δtが低減された圧着接続構造体1の製造における、第7の実施例による端子圧着装置を用いた圧着接続構造体の製造方法について説明する。すなわち、第7の実施例においては、図4に示す端子圧着装置300におけるクリンパ301aおよびアンビル302aと、圧着端子10の圧着部30との間の摩擦係数を低下させる摩擦係数低減処理を行う。
10 圧着端子
20 ボックス部
21 弾性接触片
22 底面部
23 側面部
30 圧着部
30a 被覆圧着範囲
30b 電線圧着範囲
30c 封止部
31 圧着面
32 バレル構成片
32a 対向端部
32p 飛び出し部
34 電線用係止溝
35 凹状封止部
40 トランジション部
200 被覆電線
201 アルミニウム芯線
201a 電線露出部
201aa 先端
202 絶縁被覆
202a 被覆先端
300 端子圧着装置
300a 装置台
301 昇降部
301a インシュレーションバレル用クリンパ
301aa 溝
301b ワイヤバレル用クリンパ
302 アンビル設置台
302a アンビル
303A,303B クリンパ
304 電線押さえ部材
305 ガイド部材
305a 切り欠き
306 カットホルダ
307 押さえ装置
308 端子載置部
W1 溶接部
Claims (6)
- 第1の端子圧着用歯型と第2の端子圧着用歯型とを用いて、導体部および前記導体部を被覆する被覆部を有する被覆電線を、長手方向の一方の端部が封止されているとともに前記長手方向に沿った溶接部を有する断面中空筒形状に形成された圧着部を有する圧着端子に圧着させる圧着接続構造体の製造方法であって、
前記圧着部は、前記被覆部を圧着する被覆圧着範囲と、前記被覆電線から露出した電線を圧着する電線圧着範囲と、前記一方の端部が封止された封止部とを有し、
前記溶接部は、前記長手方向に沿って前記被覆圧着範囲から前記封止部にかけて高さが変化するように、前記圧着部の一方側に形成され、
前記圧着部の他方の端部から前記被覆電線を挿通し、前記第1の端子圧着用歯型上に載置された前記圧着端子に対して、前記第2の端子圧着用歯型を下降させて前記圧着部を加締める際に、前記圧着部の前記高さが変化する側における前記溶接部を前記第1の端子圧着用歯型の載置面に対向するようにして、前記圧着端子を前記第1の端子圧着用歯型上に載置する
ことを特徴とする圧着接続構造体の製造方法。 - 前記圧着部と前記第1の端子圧着用歯型および第2の端子圧着用歯型の少なくとも一方との間の部分に、前記圧着部と前記第1の端子圧着用歯型および第2の端子圧着用歯型の少なくとも一方との間の摩擦係数を低減させる摩擦係数低減処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の圧着接続構造体の製造方法。
- 前記被覆電線が挿入される部分の前記圧着部の内径Dと前記被覆電線の外径cとの間において、下記(1)式が成立することを特徴とする請求項1または2に記載の圧着接続構造体の製造方法。
0≦(D−c)/c≦0.75 ……(1) - 前記被覆部を硬くする処理を行うことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の圧着接続構造体の製造方法。
- 前記被覆電線における前記被覆部の少なくとも前記溶接部に対応する部分に、硬化樹脂を塗布する処理を行うことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の圧着接続構造体の製造方法。
- 前記圧着部における前記溶接部の溶接幅を、50μm以上250μm以下とすることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の圧着接続構造体の製造方法。
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