JP6323444B2 - 通信システム、制御装置、通信方法およびプログラム - Google Patents

通信システム、制御装置、通信方法およびプログラム Download PDF

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Description

[関連出願についての記載]
本発明は、日本国特許出願:特願2013−036090号(2013年2月26日出願)に基づくものであり、同出願の全記載内容は引用をもって本書に組み込み記載されているものとする。
本発明は、通信システム、制御装置、通信方法およびプログラムに関し、特に、制御装置によって制御されるネットワークに適用して好適な通信システム、制御装置、通信方法およびプログラムに関する。
近年、集中制御型のネットワークアーキテクチャが提案されている。集中制御型のネットワークアーキテクチャの例として、オープンフロー(OpenFlow)という技術がある(特許文献1、非特許文献1、2等参照)。
<オープンフロー(OpenFlow)>
オープンフローは、通信をエンドツーエンドのフローとして捉え、フロー単位で経路制御、障害回復、負荷分散、最適化等を行う。オープンフロースイッチ(OpenFlow Switch:「OFS」と略記される)の仕様等に関して例えば非特許文献2等が参照される。オープンフロースイッチは、制御装置に相当するオープンフローコントローラ(OpenFlow Controller:「OFC」と略記される)と例えば通信用のセキュアチャネルを用いて通信する。OFSは、OFCから追加または書き換えを適宜指示されるフローテーブルを備え、フローテーブルの内容に従って動作する。
<OFSとフローテーブル>
図8は、フローテーブルの1つのフローエントリ120の情報を模式的に例示した図である。フローテーブルには、OFSでパケット受信し、該受信パケットのヘッダと照合するマッチングルール(照合欄:Match Field)(ヘッダフィールド)と、フロー統計情報(Counters)と、処理内容を定義したアクション(Actions又はInstructions)との組がフロー毎に定義される。
OFSは、パケットを受信すると、フローテーブルから、受信パケットのヘッダ情報に適合するマッチングルールを持つエントリを検索する。フローテーブルの検索の結果、受信パケットに適するエントリが見つかった場合、OFSは、フロー統計情報(Counters)を更新するとともに、受信パケットに対して該エントリのアクションフィールド(Actions)に記述された処理内容(例えば指定ポートからのパケット送信、フラッディング、廃棄等)を実施する。
<Packet In>
一方、OFSにおいて、上記検索の結果、受信パケットに適合するエントリが見つからなかった場合、OFSは、セキュアチャネルを介してOFCに対して受信パケットを転送し(Packet Inメッセージ)、受信パケットの送信元・送信先情報に基づいたパケットの経路の決定を依頼する。OFCは、ネットワークトポロジ情報に基づき、経路計算を行い、フローエントリ(図8)を生成し、計算した経路上のOFSに対して該フローテーブルを更新するためのメッセージ(フローモディファイ(FlowModify)メッセージ)を送信する。OFSは、OFCで決定したパケットの経路に対応するフローエントリ情報をOFCから受け取ってフローテーブルを更新する。このように、OFSは、フローテーブルに格納されたフローエントリの情報を処理規則として受信パケットを処理する。
また、OpenFlowを用いてOSI(Open System Interconnection)参照モデルのL2/L3(レイヤ2/3)の転送を混在させたネットワーク制御を行う通信システムが検討されている。このネットワーク制御例について図9乃至図13を参照して以下に説明する。
図9を参照すると、この通信システム(プロトタイプ例)は、OFC110、OFS121〜123、通信端末131−1、131−2、132を備えている。なお、通信端末〜OFS間の線の脇に記載している数値(図9では1)は、通信端末が接続しているOFSのポート番号である。OFC110は、L3転送を実現するため、図10、図11に示す情報を管理している。
<論理ネットワーク管理用の情報テーブル>
図10(A)は、通信システム上で管理している論理ネットワーク管理用の情報テーブルを例示する図である。論理ネットワークとはサブネットに関連付けされたネットワークであって、通信端末が接続するポートの集合で規定される。図10(A)に示すとおり、論理ネットワークは、OFSとポート番号で定義される。図9の論理ネットワーク141は、OFS121のポート1番、OFS122のポート1番、論理ネットワーク142は、OFS123のポート1番で定義される。論理ネットワークの定義にVLAN(Virtual Local Area Network)など他のパラメータも追加で使用しても良い。特に制限されないが、図10(A)のテーブルは、例えばOFC110で管理される。
<位置管理用の情報テーブル>
図10(B)は、位置管理用の情報テーブルを例示する図であり、図9に示した通信システム上で管理している通信端末の情報を示している。図10(B)の例では、位置情報を管理する粒度として、MAC(Media Access Control)アドレスを使用している。また、位置情報(MACアドレス)に対応させてOFSとそのポート番号を用いている。図10(B)の通信端末の情報は、例えばOFC110で管理される。
<ルーティング管理用の情報テーブル>
図11(A)は、図9の通信システム上で管理しているルーティング情報(L3のルーティング管理用の情報)を例示する図である。図11(A)のテーブルはOFC110で管理するようにしてもよい。このテーブルでは、サブネットとそれに関連付けされた論理ネットワークの対応関係を記憶管理している。なお、例えば「192.168.1.0/24」等、IP(Internet Protocol)アドレス「192.168.1.0」の右側の「/24」の数字は、サブネットマスク値であり、IPアドレスの上位24ビットがネットワークアドレス部であることを表している(CIDR(Classless Inter−Domain Routing)表記)。図11(A)では、ルーティング情報として、全てのサブネットが論理ネットワークに関連付けされているが、ルータに関連付けされたサブネットがあってもよい。図17は、ルータに関連付けられたサブネットを説明するための図である。図17を参照すると、サブネット「192.168.100.0/24」はIPアドレス「192.168.3.1」のゲートウェイに関連付けされている。この状態で、サブネット「192.168.100.1」宛てのパケットの転送先を求めるために、図17のテーブルを検索すると、まずIPアドレス「192.168.3.1」宛てに転送する必要があることがわかる。続いて、「192.168.3.1」の存在する論理ネットワークを検索するため、再度、図17のテーブルを検索すると、「192.168.3.1」は、論理ネットワーク143(サブネット「192.168.3.0/24」)に所属していることが分かる。
<ARPキャッシュ(ARPテーブル)>
図11(B)は、通信システム上で管理している通信端末のARP(Address Resolution Protocol)キャッシュ情報(ARPテーブル)である。ここでは、ARPリクエストに対する応答(ARPリプライ)で得られたMACアドレスとそのIPアドレス(通信端末のIPアドレスとMACアドレス)の対応関係を管理している。
<デフォルトゲートウェイ>
OFCでは、L3転送を実現するため、各論理ネットワークに設定されたデフォルトゲートウェイアドレスと対応するMACアドレスを管理している。論理ネットワークに属するノードのIPアドレスと、デフォルトゲートウェイのIPアドレスをサブネットマスクでマスクした値は同じ値とされ、同一の論理ネットワークに属する。
<L3のルーティング>
物理的に同一のスイッチ(L2スイッチ)に接続されていても、論理ネットワークが異なる(サブネットが異なる)と、L2での直接の通信はできない。異なる論理ネットワーク(異なるサブネット)はそれぞれ異なるブロードキャストドメイン(ブロードキャストが届く範囲)となる。すなわち、例えば図9において、サブネット「192.168.1.0/24」からサブネット「192.168.2.0/24」へ直接フレームを届けることはできないので、L3(IPアドレス)にてデフォルトゲートウェイ経由でパケットにて通信する必要がある(L3のルーティングが必要となる)。なお、ブロードキャスト(同報)は、宛先の装置(ホスト、ノード、通信端末)を特定せず、ネットワーク(サブネット)に接続する全ての装置(ホスト、ノード、通信端末)に対して一斉に情報(パケット)を送信するために用いられる。
<アドレス解決プロトコル(ARP)>
ARPはIPアドレスからMACアドレスを求めるプロトコルである。通信するためには最終的に相手先の機器の宛先(Destination)MACアドレスが必要である。しかし、論理ネットワーク(サブネット)が異なると、ARPリクエストは異なる論理ネットワークに直接には届かない。この結果、L2で直接通信を行うことはできない。そのため、L3のルーティングが必要となる。すなわち、ARPリクエストはL2のブロードキャストフレームとして送出されるが、論理ネットワーク(サブネット)が異なる場合、ブロードキャストドメインが分割されており、ARPリクエストは直接には届かない。このため、異なる論理ネットワーク(サブネット)間のルーティングを擬似するOFCがデフォルトゲートウェイとなる。このデフォルトゲートウェイ(OFC)を介してARPリクエストが異なる論理ネットワークにブロードキャストされる。図16は、ARPのフォーマットを模式的に示す図である。図16に示すように、Ethernet(登録商標)ヘッダ部分の宛先MACアドレス(DST ADDR)をブロードキャストアドレス(6バイト(48ビット)全て1、16進(Hexadecimal)表示でFF−FF−FF−FF−FF−FF)とし、タイプ(TYPE)を0x0806(0xは、Hexadecimal(16進)表示を表す)とする。なお、図16にはOpenFlowヘッダの一部をなすEthernet(登録商標)ヘッダ部分が示されている。Ethernet(登録商標)ヘッダとCRC(Cyclic Redundancy Check:4バイト)の間のデータ部分に設けられるARPフレームフォーマットは、
ハードウェア・タイプ(HW TYPE)(Ethernet(登録商標)では1固定:2バイト)、
プロトコル・タイプ(PROTOCOL TYPE)(0x0800固定:2バイト)、
ハードウェア・レングス(HW LENGTH)(MACアドレスの長さ=6固定:1バイト)、
プロトコル・レングス(PROTOCOL LENGTH)(IPアドレス(IPv4の長さ:4固定:1バイト)、
オペレーション(OPERATION)(ARPリクエストかARPリプライかを識別する、ARPリクエスト=1、ARPリプライ=2)、
送信元MACアドレス(SRC HW ADDR)
送信元IPアドレス(SRC Protocol ADDR)、
宛先MACアドレス(DST HW ADDR)
宛先IPアドレス(DST Protocol ADDR)
からなる。宛先MACアドレス(DST HW ADDR)は、ARPリクエストでは、ox00−000−00−00−00、あるいはFF−FF−FF−FF−FF−FFである。ARPリプライでは、宛先MACアドレスとなる。宛先IPアドレス(DST Protocol ADDR)は、ブロードキャストARPリクエストを受信したノード(ホスト)がこのIPアドレスをみて、自ノードのIPアドレスと等しい場合、自ノードのMACアドレスが問い合わされていると判断し、ARPリプライに自ノードのMACアドレスを設定して送信する。
なお、OSI参照モデルのレイヤ2、3(L2、L3)では、フレーム、パケットを区別して用いるが、本明細書では、転送されるデータ単位をパケットという。
<論理ネットワーク内通信(同一サブネット内通信)>
次に、図12と図13を参照して、図9のネットワーク制御の動作例を説明する。図12は、論理ネットワーク内の通信(通信端末131−1〜通信端末131−2間の通信)を行う際の経路制御の処理を示している。なお、処理を説明する文の括弧内の番号は、図12に模式的に示した代表的シーケンスの番号に対応する。
図12を参照すると、通信端末131−1は、通信端末131−2にパケットを送信するために、通信端末131−2のMACアドレス解決用にARPリクエスト(パケット)を送信する(1)。
OFS121はARPリクエストパケットを受信する。OFS121において、該ARPリクエストパケットの転送フローはフローテーブルに登録されていず、新規フローである。このため、OFS121は、OFC110にPacket−Inメッセージを送信し(2)、OFS121で受信したARPリクエストパケットに対する経路設定を要求する。
OFC110は、
受信したARPリクエストパケットに関して、
・そのヘッダの宛先MACアドレスがブロードキャストアドレスであること、
・ARPフレームの宛先IPアドレス(宛先MACアドレス取得対象の宛先IPアドレス)がデフォルトゲートウェイでない、
ことから、前記ARPリクエストパケットは、通信端末131−1が属する論理ネットワークと同一の論理ネットワーク(サブネット)内のMACアドレス解決用のARPリクエストであることを確認する。
OFC110は、図10(A)に示した論理ネットワークの管理情報(OFS121のポート番号1が接続する通信端末131−1の論理ネットワーク141には、OFS122のポート1が接続しているという管理情報が記憶されている)を用いて、パケットアウト(Packet−Out)メッセージを、OFS122に送信する(3)。なお、Packet−InメッセージでOFSから受信パケットを受け取った場合などのように、OFCがパケットをOFS経由で送出する場合、OFCは、OFSにPacket−Outメッセージを送信する。
OFC110からのPacket−Outメッセージを受け取ったOFS122は、同一の論理ネットワーク141内に、受信したARPリクエストパケットをブロードキャストする(4)。ここでは、同一の論理ネットワーク141に属するのは、通信端末131−2のみである。なお、OFC110は、OFS121からのPacket−Inメッセージの受信時に、通信端末131−1のMACアドレスと、該MACアドレスに接続するOFS121のポート番号の対応を、図10(B)のテーブルに登録する。これにより、図10(B)において、OFS121のポート1の先に当該MACアドレスの通信端末131−1が接続されていることが記憶される。
通信端末131−2は、OFS122からARPリクエストを受信すると、宛先IPアドレスが自端末のIPアドレスと一致することから、自端末のMACアドレスが問い合わされていることを認識し、その返答として、ARPリプライ(パケット)(宛先IPアドレスに対応する通信端末131−2のMACアドレスを含む)を、ユニキャストでOFS122に送信する(5)。
OFS122は、通信端末131−2からARPリプライパケットを受信する。OFS122において、受信した当該ARPリプライパケットに対応するフローエントリが存在せず、新規フローである。このため、OFS122は、OFC110に対して、Packet−Inメッセージを送信し(6)、受信したARPリプライに対する経路設定を要求する。
OFC110は、図10(B)の情報を用いて、OFS122から受信したARPリプライパケットの宛先MACアドレスを認識すると、ARPリプライパケットの情報を書き換えて、Packet−OutメッセージをOFS121に送信する(8)。OFS121は、前記ARPリプライパケットを通信端末131−1に転送する(9)。
<Packet−Out及びFlowModメッセージ>
例えばOFCでPacket−Inメッセージで受信したパケットを、OFSにPacket−Outメッセージを送信する場合、OFCでは、OFSに対するフローエントリの設定を行わないことも可能である。しかし、その場合、フローエントリの設定が行われないため、OFSでは、同じパケットを受信した場合、その都度、OFCに、Packet−Inメッセージを送信することになる。そこで、以降のARPリプライが、OFC110を経由しないように、OFC110は、ARPリプライを転送するための経路を設定するためのフローモディファイ(Flow Modify、「FlowMod」と略記される)メッセージ(7−1〜7−3)をOFSに設定するようにしても良い。なお、OFC110は、OFS122からのPacket−Inメッセージの受信時に、ARPリプライのフレームに設定された通信端末131−2のMACアドレスと、該MACアドレスに接続するOFS122のポート番号の対応を、図10(B)のテーブルに登録する。
通信端末131−1は、通信端末131−2のMACアドレスが解決すると、通信端末131−2宛てにデータパケットを送信する。
OFS121は、そのデータパケットを受信すると、新規フローであるため、OFC110に対してPacket−Inメッセージを送信し、受信したデータパケットに対する経路設定を要求する。
OFC110は、図10(B)の情報を用いて、受信したデータパケットの宛先MACアドレス(通信端末131−2)の位置情報(OFS122、ポート番号1)を認識する。OFC110では、以降のパケットがOFC110を経由しないように、FlowModメッセージをOFS121、122、123に送信して、前記データパケットを転送するための経路を規定したフローエントリをOFS121、122、123に設定する。そして、OFC110は、Packet−OutメッセージをOFS121に送信する(13)。Packet−Outメッセージを受け取ったOFS121は、前記データパケットをOFS122に転送する。OFS122は前記データパケットを通信端末131−2に転送する。以降、通信端末131−1と通信端末131−2間のOFS121、OFS122を介したデータパケットの転送が行われる。以上の処理により、論理ネットワーク内の通信が実現される。
<論理ネットワーク間通信(異なるサブネット間通信)>
図13は、異なる論理ネットワーク間の通信(論理ネットワーク141の通信端末131−1と、論理ネットワーク142の通信端末132間の通信)を行う際の経路制御の処理の一例を示している。前述したように、異なる論理ネットワーク(異なるサブネット)間でARPリクエスト等のブロードキャスト等を行う場合、L3のルーティングが必要となる。
図13を参照すると、通信端末131−1は、通信端末132にパケットを送信するために、デフォルトゲートウェイのMACアドレス解決用にARPリクエストを送信する(1)。ARPリクエストのフレームには、異なる論理ネットワーク間のルータとして機能するデフォルトゲートウェイのIPアドレスが宛先IPアドレスとして設定される。
OFS121は、ARPリクエスト(パケット)を受信すると、新規フローであるため、OFC110にPacket−Inメッセージを送信し(2)、受信したARPリクエストに対する経路設定を要求する。
OFC110は、受信したパケット(ARPリクエストパケット)に設定されている宛先IPアドレス(MACアドレス取得対象の宛先IPアドレス)がデフォルトゲートウェイであることから、その応答となるARPリプライ(デフォルトゲートウェイのMACアドレスを含む)を生成してPacket−OutメッセージをOFS121に送信する。なお、OFC110では、論理ネットワーク141と142間のデフォルトゲートウェイの情報(MACアドレス、IPアドレス情報)を記憶管理している。
OFS121は、ARPリプライ(ARPリクエストの応答であり、アドレスが解決したデフォルトゲートウェイのMACアドレスを含む)を、通信端末131−1に送信する。なお、OFC110は、Packet−Inメッセージ受信時に、通信端末131−1の位置情報(MACアドレスとOFS121のポート番号の対応)を、図10(B)のテーブルに登録する。
通信端末131−1は、ARPリプライ(デフォルトゲートウェイのMACアドレスを含む)を受け取り、デフォルトゲートウェイのMACアドレスが解決すると、通信端末132宛てにデータパケット(ヘッダの宛先アドレスをデフォルトゲートウェイのMACアドレスとし、通信端末132のIPアドレスを宛先IPアドレスとする)を送信する(5)。
OFS121は、通信端末131−1が送信したデータパケットを受信すると、新規フローであるため、OFC110にPacket−Inメッセージを送信し(6)、受信したデータパケットに対する経路設定を要求する。
OFS121からPacket−Inメッセージを受信したOFC110は、受信したデータパケットヘッダの宛先MACアドレスがデフォルトゲートウェイ(OFC110)のものであると認識する。OFC110では、OFS121からのPacket−Inメッセージによって受信したデータパケットをバッファリングする(7)。また、OFC110は、該データパケットの宛先IPアドレスを用いて、図11(B)のARPキャッシュを検索し、対応するMACアドレスの解決を試みる。OFC110において、MACアドレスが解決できた場合、さらに図10(B)の位置情報を用いて、通信端末132の位置情報(通信端末132に接続するOFS123のポート番号)を解決する。
OFC110は、経路を計算し、FlowModメッセージにより、OFS121、122、123を送信し(13−1〜13−3)、前記データパケットを転送するための経路を規定したフローエントリを設定する。さらに、OFC110は、Packet−OutメッセージをOFS121に送信する(14)。
OFS121は、前記データパケットをOFS122に転送し、OFC110によって設定されたフローに従い、OFS122からOFS123を介して、通信端末131−2に転送する。以降、通信端末131−1と通信端末131−2間のOFS121、OFS122、OFS123を介したデータパケットの転送が行われる。
OFC110において、Packet−Inメッセージに対して、データパケットの宛先IPアドレスを用いて、図11(B)のARPキャッシュを検索し、対応するMACアドレスの解決を試みる。OFC110において、ARPキャッシュに宛先IPアドレスに対応するMACアドレスが登録されていず、MACアドレスの解決できなかった場合、受信パケットをバッファリングし(破線の7)、図11(A)の情報から、前記データパケットの宛先IPアドレス(通信端末132:IPアドレス:192.168.2.1)に関連付けされた論理ネットワーク(論理ネットワーク142)を特定する。論理ネットワークが特定できたら、OFC110は、データパケットの宛先IPアドレスを持つ通信端末のMACアドレスを解決するためのARPリクエストメッセージを生成する。そして、OFC110は、生成したARPリクエストをPacket Outメッセージに内包させた後、宛先IPアドレスに対応する論理ネットワーク142に接続するOFS123に当該Packet−Outメッセージを送信する(8)。
OFS123は、OFC110からのPacket Outメッセージ(パケット転送指示)を受け、宛先IPアドレスに関連付けされたMACアドレスを解決するために、Packet Outメッセージに内包されたARPリクエストを、論理ネットワーク142内にブロードキャストする(破線の9)。
論理ネットワーク142に接続する通信端末132では、ブロードキャストされたARPリクエストのIPアドレスが、自ノードのIPアドレスと等しいため、自ノードのMACアドレスが問い合わされていると判断し、ARPリプライパケットに自ノードのMACアドレスを設定してユニキャストでOFS123に送信する(10)。OFS123は、通信端末132から、ARPリプライを受信すると(破線の10)、新規フローであるため、Packet−InメッセージをOFC110に送信する(破線の11)。
OFC110は、OFS123からのPacket−Inメッセージにて、ARPリプライを受信すると、MACアドレスの解決ができる。このため、OFC110は、先にOFS121からのPacket−Inメッセージの受信(6)でバッファリングしておいたデータパケットのバッファリングを解除する(破線の12)。OFC110は、その後の処理として、MACアドレスが解決できた場合と同じ処理を実行する。すなわち、OFC110は、通信端末131−1と通信端末132間での経路を設定するために、FlowModメッセージによりOFS121、122、123を送信し(13−1〜13−3)、前記データパケットを転送するための経路を規定したフローエントリを設定する。次に、OFC110は、Packet−OutメッセージをOFS121に送信する(14)。Packet−Outメッセージを受信したOFS121は、前記データパケットをOFS122に転送し、OFS122からOFS123に転送し、OFS123から通信端末132に転送する。以降、論理ネットワーク141の通信端末131−1と論理ネットワーク142の通信端末132間のOFS121、OFS122、OFS123を介したデータパケットの転送(双方向転送を含む)が行われる。以上の処理により、異なる論理ネットワーク間の通信が実現される。
国際公開第2008/095010号
Nick McKeownほか7名、"OpenFlow: Enabling Innovation in Campus Networks,"[online]、[平成24年10月31日検索]、インターネット〈URL:http://www.openflowswitch.org//documents/openflow−wp−latest.pdf〉 "OpenFlow Switch Specification" Version 1.1.0 Implemented(Wire Protocol 0x02) [平成24年10月31日検索]、インターネット〈URL:http://www.openflowswitch.org/documents/openflow−spec−v1.1.0.pdf〉
以下に関連技術の分析を与える。以下では、図14に示したシステム構成(プロトタイプ例)を参照して説明する。図14を参照すると、この通信システム(プロトタイプ例)は、OFC110、OFS121〜123、通信端末131−1、131−2、132を備えている。なお、通信端末〜OFS間の線の脇に記載している数値は、通信端末が接続しているOFSのポート番号である。図14と前述した図9との相違点は、論理ネットワークに割り当てられたサブネットである。図9の例では、1つの論理ネットワークに1つのグローバルなサブネットが割り当てられている。図11(A)に示すように、論理ネットワーク141、142のサブネットは、それぞれ「192.168.1.0/24」、「192.168.2.0/24」で与えられる。
図14では、1つの論理ネットワークに2つのサブネットが割り当てられている。そのうち1つは、論理ネットワーク141、142毎に割り当てられているものの、論理ネットワーク141、142間では、重複しているプライベートなサブネット(192.168.1.0/24)である。他の1つは、複数の論理ネットワークに跨って割り当てられているグローバルなサブネット(172.17.0.0/24)である。なお、サブネットの説明にグローバル/プライベートという用語を用いたが、グローバルなサブネットとは、通信システム上でユニークに識別可能なサブネットを意味している。プライベートなサブネットとは、図14の192.168.1.0/24のように論理ネットワーク141、142に重複して割り当てられ、通信システム上でユニークに識別できないサブネットを意味する。
図14のシステムにおいて、グローバルなサブネット(172.17.0.0/24)内の通信と、プライベートなサブネット内の通信を同時に実現することはできない。なぜなら、L2のブロードキャストドメインを適切に選択することができないためである。
例えば、図12で説明したように、
L2のブロードキャストドメイン=論理ネットワーク
であるため、プライベートなサブネット内での通信は実現可能であるが、ARPによるMACアドレスの解決ができないため、グローバルなサブネットを用いた通信端末131−1〜通信端末132間の通信が実現できない。
別の例として、
L2のブロードキャストドメイン=通信システム
とすると、グローバルなサブネット内の通信(通信端末131−1と132間の通信)は実現可能であるが、プライベートなサブネット内の通信(通信端末131−1と131−2間の通信)は、論理ネットワーク141と142でアドレス空間が衝突しているため(通信端末131−1と通信端末132のIPアドレス:192.168.1.1)、実現できない。
このように、OpenFlowのような集中制御型のネットワークアーキテクチャにおいて、1つの物理ネットワーク上に複数の論理ネットワークを定義して通信を制御するネットワークアーキテクチャを構成する場合、ネットワークアドレスの割り当てに応じて論理ネットワークの通信可能範囲に制限等が生じ、柔軟な論理ネットワークとサブネットの関係を実現することができない。
本発明は、上記課題に鑑みて創案されたものであって、その目的は、所定のネットワークアドレスの割り当てに応じて生じる論理ネットワークの通信可能範囲の制限等を解消し、通信の柔軟性を拡大可能とする通信システム、制御装置、通信装置、通信方法およびプログラムを提供することにある。
開示される発明のいくつかのの関連する側面の一つ(視点1)によれば、通信装置におけるパケットの処理を規定した処理規則を生成し前記通信装置に設定する制御装置と、
受信パケットを前記制御装置により設定された前記処理規則に従って処理する通信装置と、
を備え、
前記制御装置は、
前記通信装置が接続する論理ネットワークの情報を記憶管理する第1の記憶管理部と、
前記論理ネットワークと、ネットワークアドレスの対応関係を記憶管理する第2の記憶管理部と、
前記論理ネットワークと前記ネットワークアドレスの対応関係に基づいて同報送信する論理ネットワークを決定する決定部と、
を備え、
前記制御装置の前記決定部では、前記決定した論理ネットワークに関して、前記第1の記憶管理部を参照して、前記決定した論理ネットワークに接続された通信装置を特定し、前記通信装置から前記決定した論理ネットワークに対して同報送信させる通信システムが提供される。
さらに別の側面の1つ(視点2)によれば、通信装置におけるパケットの処理を規定した処理規則を生成し前記通信装置に設定する制御装置であって、
前記通信装置が接続する論理ネットワークの情報を記憶管理する第1のユニットと、
前記論理ネットワークと、ネットワークアドレスの対応関係を記憶管理する第2のユニットと、
前記論理ネットワークと前記ネットワークアドレスの対応関係に基づいて同報送信する論理ネットワークを決定する第3のユニットと、
を備え、前記第3のユニットでは、前記決定した論理ネットワークに関して、前記第1のユニットを参照して、前記決定した論理ネットワークに接続された通信装置を特定し、前記通信装置から前記決定した論理ネットワークに対して同報送信させる制御を行う、制御装置が提案される。
さらに別の側面の1つ(視点3)によれば、通信装置におけるパケットの処理を規定した処理規則を生成し前記通信装置に設定する制御装置による方法は以下を含む。
前記制御装置は、
前記通信装置が接続する論理ネットワークの情報を記憶部で記憶管理し、
前記論理ネットワークと、ネットワークアドレスの対応関係を記憶部で記憶管理し、
前記論理ネットワークと前記ネットワークアドレスの対応関係に基づいて同報送信する論理ネットワークを決定し、
前記決定した論理ネットワークに関して、前記第1の記憶部を参照して、前記決定した論理ネットワークに接続された通信装置を特定し、前記通信装置から前記決定した論理ネットワークに対して同報送信させる。
さらに別の側面の1つ(視点4)によれば、
通信装置におけるパケットの処理を規定した処理規則を生成し前記通信装置に設定する制御装置を構成するコンピュータに、
前記通信装置が接続する論理ネットワークの情報を記憶部で記憶管理する第1の処理と、
前記論理ネットワークと、ネットワークアドレスの対応関係を記憶部で記憶管理する第2の処理と、
前記論理ネットワークと前記ネットワークアドレスの対応関係に基づいて同報送信する論理ネットワークを決定する第3の処理と、
前記決定した論理ネットワークに関して、前記第1の記憶部を参照して、前記決定した論理ネットワークに接続された通信装置を特定し、前記通信装置から前記決定した論理ネットワークに対して同報送信させる第4の処理と、を実行させるプログラムが提供される。
さらに別の側面の1つ(視点5)によれば、該プログラムを記録したコンピュータ読み出し可能な媒体(computer readable non-transitory medium)(半導体メモリ、磁気/光ディスク等)が提供される。
本発明によれば、所定のネットワークアドレスの割り当てに応じて生じる論理ネットワークの通信可能範囲の制限等を解消し、通信の柔軟性を拡大可能している。
第1の実施形態に係る通信システムの構成例を例示する図である。 第1の実施形態に係る経路制御機能10の構成例を例示する図である。 (A)、(B)は、論理ネットワーク管理用情報テーブル、位置管理用情報テーブルである。 (A)、(B)はルーティング管理用の情報テーブル、ARPキャッシュ管理用の情報テーブルである。 第1の実施形態に係る経路制御のシーケンス動作を例示する図(その1)である。 第1の実施形態に係る経路制御のシーケンス動作を例示する図(その2)である。 第1の実施形態に係るブロードキャスト対象の論理ネットワーク決定手順を説明するためのフローチャートである。 オープンフロースイッチに設けられたフローテーブルが保持する情報(フローエントリ)を例示する図である。 通信システム構成例を例示する図である。 (A)、(B)は、論理ネットワーク管理用の情報テーブル、位置管理用の情報テーブルを説明する図である。 (A)、(B)は、ルーティング管理用の情報テーブル、ARPキャッシュ管理用の情報テーブル(ARPテーブル)を説明する図である。 論理ネットワーク内通信時の経路制御の動作の一例を示す図である。 論理ネットワーク間通信時の経路制御の動作の一例を示す図である。 通信システム構成例を説明する図である。 本発明の実施形態の基本構成を例示する図である。 ARPフレームのフォーマットを説明する図である。 ルータに関連付けられたサブネットを説明するための図である。
本発明のいくつかの実施形態について説明する。本発明のいくつかの好ましい態様及び実施形態の1つの側面において、図15を参照すると、処理規則(201)に従って受信パケットを処理する通信装置(20A)に対して、制御装置(10A)の処理規則生成設定部(101)は処理規則を生成して通信装置(20A)に設定する。制御装置(10A)は通信装置(20A)が接続する論理ネットワーク(40A)の情報(図3(A)の論理ネットワーク管理用情報)を記憶管理する第1の記憶管理部(論理ネットワーク管理情報記憶管理部103)と、ネットワークアドレス(例えばサブネット)と前記ネットワークアドレスが割り当てられている論理ネットワークの対応(図4(A)のルーティング管理用情報)を記憶管理する第2の記憶管理部(ネットワークアドレスと論理ネットワークの対応記憶管理部104)と、ネットワークアドレス(例えばサブネット)と論理ネットワークとの対応関係に基づいて、どの論理ネットワークに対して同報送信するか(同報送信する論理ネットワーク)を決定する決定部(同報対象論理ネットワーク決定部102)と、を備えている。前記制御装置によって決定された論理ネットワークに接続された前記通信装置(20A)では、同報送信部(202)が、前記決定された論理ネットワークに対して同報送信する。前記制御装置によって決定された論理ネットワークに接続された前記通信装置(20A)では、同報送信部(202)が、前記決定された論理ネットワーク(40A)に対して、同報送信する。すなわち、前記制御装置(10A)の前記決定部(同報対象論理ネットワーク決定部102)では、前記決定した論理ネットワークに関して、前記第1の記憶管理部(論理ネットワーク管理情報記憶管理部103)を参照して、前記決定した論理ネットワークに接続された通信装置を特定し、前記通信装置から、前記決定した論理ネットワーク(40A)に対して、同報送信させる制御を行う。
制御装置(10A)において、前記決定部(同報対象論理ネットワーク決定部102)は、ネットワークアドレス(例えばサブネット)を受け、前記第2の記憶管理部(ネットワークアドレスと論理ネットワークの対応記憶管理部104)に、当該ネットワークアドレスに対して論理ネットワークとの対応を規定したエントリが存在する場合には、前記エントリに規定されている、当該ネットワークアドレスに対応する1つ又は複数の論理ネットワーク(40A)を、同報対象の論理ネットワークとして決定する。
制御装置(10A)において、前記決定部(同報対象論理ネットワーク決定部102)は、ネットワークアドレス(例えばサブネット)を受け、前記第2の記憶管理部(ネットワークアドレスと論理ネットワークの対応記憶管理部104)に、当該ネットワークアドレスに対して論理ネットワークとの対応を規定したエントリが存在しない場合には、同報要求(例えばARPリクエスト)の送信元が属する論理ネットワークを、同報対象の論理ネットワークとして、決定する。
前記第2の記憶管理部(ネットワークアドレスと論理ネットワークの対応記憶管理部104)は、例えば図4(A)に示すように、複数の異なる論理ネットワーク(例えば論理ネットワーク41、42)に対して共通に割当てられたネットワークアドレス(例えばサブネット#B)と、前記ネットワークアドレス(サブネット#B)を共通とする前記複数の異なる論理ネットワーク(41、42)との対応をエントリとして含む。前記複数の異なる論理ネットワークは、前記ネットワークアドレス(サブネット#B)とは異なるネットワークアドレス(#A)が割り付けられていてもよい。
制御装置(10A)において、前記決定部(同報対象論理ネットワーク決定部102)は、同報要求(例えばARPリクエスト)に含まれる所定のアドレス情報が、前記同報要求元の属する論理ネットワークと別の論理ネットワークの間のノード(例えばデフォルトゲートウェイ)と異なる場合に、同報対象の論理ネットワークを決定するようにしてもよい。本発明の好ましい形態によれば、所定のネットワークアドレスの割り当てに応じて生じる論理ネットワークの通信可能範囲の制限等を解消し、通信の柔軟性を拡大している。
以下実施形態に即して説明する。なお、この概要に付記する図面参照符号は、専ら理解を助けるための例示であり、本発明を図示の態様に限定することを意図するものではない。また、以下の説明において、パケットは、データの転送単位を言うものとする。
[第1の実施形態]
図1を参照すると、本発明の実施の形態の通信システムは、フローを特定するための照合規則と、前記照合規則に適用する処理内容とを対応付けたパケット転送ルール(処理規則)に従って、受信パケットを処理する複数のパケット転送機能21、22、23と、パケット転送機能21、22、23にパケット転送ルールを設定する経路制御機能10と、を含む。この通信システムには、通信端末31−1、通信端末31−2、通信端末32が接続している。通信端末31−1と通信端末31−2は論理ネットワーク41に属している。通信端末32は論理ネットワーク42に属している。パケット転送機能21、22、23はそれぞれネットワーク接続されるノード装置(通信装置)に実装してもよい。経路制御機能10は、ノード装置(通信装置)を制御する制御装置に実装してもよい。
<サブネットの割当例(グローバル/プライベート)>
論理ネットワーク41と論理ネットワーク42はそれぞれ2種類のサブネットが割り当てられている。その1つは、論理ネットワーク41と論理ネットワーク42で重複するプライベートなサブネットであるサブネット#Aである。他の1つは、論理ネットワーク41と論理ネットワーク42に跨って割り当てられているグローバルなサブネットであるサブネット#Bである。なお、通信端末〜パケット転送機能間の線の脇に記載している数値は、通信端末が接続しているパケット転送機能のポート番号である。特に制限されないが、IPv4(Internet Protocol Version 4)のIPアドレスにおいて、サブネット#Aを、「192.168.1.9/24」、サブネット#Bを、「172.17.0.0/24」とし、経路制御機能10と、パケット転送機能21、22、23を、それぞれ、OFC110、OFS121、122、123に対応させると、図14のOpenFlowシステム構成に対応付けることができる。すなわち、以下の説明からも明らかとされる通り、本実施形態を、図14のシステムに適用すると、前述した図14のシステムの課題を解決することができる。
<経路制御機能の一構成例>
図2は、図1の経路制御機能10の構成を例示した図である。図2を参照すると、経路制御機能10は、パケット転送機能21〜23との通信を行うノード通信部11と、制御メッセージ処理部12と、経路・アクション計算部13と、パケット転送機能管理部14と、トポロジ管理部15と、通信端末位置管理部16と、パケット転送ルール管理部17Aと、論理ネットワーク管理部18と、ルーティング管理部19とを備えて構成される。各部はそれぞれ次のように動作する。
制御メッセージ処理部12は、パケット転送機能21〜23から受信した制御メッセージを解析して、経路制御機能10内の該当する処理手段に制御メッセージ情報を引き渡す。
経路・アクション計算部13は、
・通信端末位置管理部16で管理されている通信端末の位置情報と、
・トポロジ管理部15で構築されたトポロジ情報と、
・論理ネットワーク管理部18で管理されている論理ネットワーク情報と、
・ルーティング管理部19で管理されているルーティング情報と、
に基づいて、パケットの転送経路上のパケット転送機能に実行させるアクションを求める。また、経路・アクション計算部13は、
・論理ネットワーク管理部18で管理されている論理ネットワーク情報と、
・ルーティング管理部19で管理されているルーティング情報と、
に基づいて、ブロードキャストが必要なパケットのブロードキャスト対象(同報対象)となる論理ネットワークを特定し、ブロードキャストを実行する。
パケット転送機能管理部14は、経路制御機能10によって制御されているパケット転送機能の能力(例えば、ポートの数や種類やサポートするアクションの種類など)を管理する。
トポロジ管理部15は、ノード通信部11を介して収集されたパケット転送機能の接続関係に基づいて、ネットワークトポロジ情報を構築する。
<通信端末位置管理部及び位置管理用情報テーブル>
通信端末位置管理部16は、通信システムに接続している通信端末の位置を特定するための情報を管理する。通信端末位置管理部16は、例えば図3(B)に示すような位置管理用情報テーブルを管理している。図3(B)の例では、MACアドレスと、該MACアドレスの通信端末(ノード)に接続するパケット転送機能とそのポート番号とを対応付けて記憶している。通信端末位置管理部16は、図3(B)の位置管理用情報テーブルを記憶する記憶部を備えている(ただし、該記憶部は通信端末位置管理部16の外部に備えた構成としてもよい)。
図3(B)に示すように、本実施形態では、位置管理用情報テーブルとして、
・通信端末の通信システムへの接続点を識別する情報として、MACアドレスを、
・通信端末の位置を特定するための情報として、通信端末が接続しているパケット転送機能を識別する情報と、該パケット転送機能のポートの情報と、
を使用している。ただし、かかる情報に限定されるものでなく、他の情報を用いても良い。
パケット転送ルール管理部17Aは、どのパケット転送機能に、どのようなパケット転送ルールが設定されているかを管理する。より具体的には、パケット転送ルール管理部17Aは、例えば、経路・アクション計算部13で計算された結果を、パケット転送ルールとして、パケット転送ルールデータベース(DB)17Bに登録する。
パケット転送ルール管理部17Aは、パケット転送機能に対して、パケット転送ルールを設定する。また、パケット転送ルール管理部17Aは、パケット転送機能から送信されたパケット転送ルール削除の通知等により、パケット転送機能にて設定されたパケット転送ルールに変更が生じた場合に、該変更に対応して、パケット転送ルールDB17Bの登録情報を更新(アップデート)する。
<論理ネットワーク管理部及び論理ネットワーク管理用情報テーブル>
論理ネットワーク管理部18は、通信システム上に構築されている論理ネットワークを管理する。図3(A)は、論理ネットワーク管理部18が管理する論理ネットワーク管理用情報テーブルの例を示す図である。図3(A)に示すように、論理ネットワーク管理部18は、論理ネットワークをパケット転送機能のポートの集合で管理している。なお、論理ネットワーク管理部18は、図3(A)の論理ネットワーク管理用情報テーブルを記憶する不図示の記憶部を備えている(ただし、該記憶部は、論理ネットワーク管理部18の外部に備えた構成としてもよい)。図1の論理ネットワーク41は、パケット転送機能21のポート番号1、パケット転送機能22のポート番号1の集合として規定され、図1の論理ネットワーク42は、パケット転送機能23のポート番号1として規定される。なお、本実施形態において、論理ネットワークをポート集合で管理する構成に制限されるものでなく、ポート集合以外にも、例えばVLAN情報等で管理してもよい。
<ルーティング管理用情報テーブル>
ルーティング管理部19は、通信システム上を流れるパケットの宛先を決定するための情報を管理している。例えば、この情報は、ルーティング情報とARPキャッシュ情報とから構成される。本実施形態では、ルーティング情報は、サブネットとそれに関連付けされた論理ネットワークとの対応関係で構成されている。ルーティング管理部19は、例えば図4(A)に例示したルーティング管理用情報テーブルを管理している。ルーティング管理部19は、図4(A)のルーティング管理用情報テーブルを記憶する不図示の記憶部を備えている(ただし、該記憶部はルーティング管理部19の外部に備えた構成としてもよい)。図4(A)の例では、図1のサブネット#Bは、論理ネットワーク41と論理ネットワーク42からなることを表している。なお、ルーティング情報として、例えば図1の通信システムの全てのサブネットが論理ネットワークに関連付けされているが、ルータ(不図示)に関連付けされたサブネットがあってもよい。
<ARPキャッシュ>
図4(B)は、ARPキャッシュ情報を例示する図であり、ARPキャッシュ情報は、通信端末のIPアドレスとMACアドレスの対応関係を管理するテーブル(ARPテーブル)である。
なお、図4(A)および図4(B)で示したテーブルには、プライベートなサブネット(図1のサブネット#A)に関するエントリが存在していないが、プライベートなサブネットに関するエントリを存在させても良い。但し、その場合、論理ネットワーク情報や該当サブネットがプライベートかグローバルかを示す情報等の追加情報が必要になる。
経路制御機能10にてパケット転送ルールを保持する必要が無い場合、パケット転送ルールDB17Bは省略することが可能である。また、パケット転送ルールDB17Bを、別途外部サーバ等に設ける構成としてもよい。
経路制御機能10は、非特許文献1のOFCをベースに、上記論理ネットワーク管理部18とルーティング管理部19を追加するようにした構成で実現するようにしてもよい。
パケット転送機能21、22、23は、パケットを受信すると、パケット転送ルールを格納するパケット転送ルールテーブルから、受信したパケットに適合するマッチングキーを持つパケット転送ルールを探し出し、該パケット転送ルールに紐づいているアクション通りの処理(例えば、特定のポートへの転送、フラッディング、廃棄、MAC変換など)を実施する。なお、パケット転送機能21、22、23はそれぞれ第1乃至第3のOFSに実装してもよいことは勿論である。
次に、図5および図6を参照して本実施の形態の全体の動作について詳細に説明する。
<プライベートなサブネット内通信>
図5は、単一の論理ネットワークに関連付けされたプライベートなサブネット(図1のサブネット#A)内の通信(通信端末31−1〜通信端末31−2間の通信)を行う際の経路制御のシーケンスの一例を例示している。なお、以下の説明において、処理を説明する文の括弧内の番号は、図5に模式的に示した代表的シーケンスの番号に対応する。
図5を参照すると、通信端末31−1は、同一の論理ネットワーク41(サブネット#A)に属する通信端末31−2にパケットを送信するために、通信端末31−2のMACアドレス解決用にARPリクエスト(パケット)を送信する(1)。
パケット転送機能21は、通信端末31−1から送信されたARPリクエストパケットを受信する。パケット転送機能21において、ARPリクエストパケットの転送経路は、パケット転送ルールには設定されていず、新規フローであるため、経路制御機能10に対して、新規フロー発生通知メッセージを送信し(2)、経路設定を要求する。なお、図5の「新規フロー発生通知メッセージ」は、図12等に示した「Packet−Inメッセージ」に対応させることもできる。
経路制御機能10は、
・パケット転送機能21からの新規フロー発生通知メッセージに含まれるARPリクエストフレームをデータ部に含むパケットのヘッダ(Ethernet(登録商標)ヘッダ)の宛先MACアドレスがブロードキャストアドレス(48ビット全て1)であること、そして、
・ARPリクエストフレーム内の宛先IPアドレス(MACアドレス解決対象の宛先宛先IPアドレス)がデフォルトゲートウェイのIPアドレスではないことから、
当該ARPリクエスト(パケット)が、同一サブネット内のMACアドレス解決用のARPリクエストであることを確認する。
そして、経路制御機能10は、ARPリクエストをブロードキャストする論理ネットワークを決定する。
<ブロードキャストする論理ネットワークの決定処理>
図7を参照して、経路制御機能10において、ブロードキャストする論理ネットワーク決定の処理の手順について説明する。経路制御機能10は、パケット転送機能から受信したパケットについて、ブロードキャスト処理の実施が必要であると判断すると(S1)、ブロードキャスト対象(同報対象)のサブネットが、図4(A)のルーティング管理用情報テーブルに登録されているか否か検索する(S2)。ここで、今回、検索するブロードキャスト対象のサブネットは、プライベートなサブネット(図1のサブネット#A)である。このため、図4(A)のルーティング管理用情報テーブルには、該当するエントリ(サブネット#Aと対応する論理ネットワークのエントリ)は存在しない(S3のN分岐)。そのため、経路制御機能10は、ARPリクエストパケットをブロードキャストする論理ネットワークは、送信元の通信端末が所属する論理ネットワークである、と判断する(S4)。
再び、図5を参照して、経路制御機能10は、ブロードキャストする論理ネットワークを決定すると(この場合、送信元の通信端末31−1が所属する論理ネットワークと同一の論理ネットワーク41を決定)、経路制御機能10は、図3(A)の論理ネットワーク管理用情報テーブルを参照し、論理ネットワーク41に接続するパケット転送機能22のポート番号1からARPリクエストをブロードキャストすることを決定し、パケット転送指示メッセージをパケット転送機能22に送信する(3)。なお、パケット転送指示メッセージは、図12等に示したPacket−Outメッセージに対応させることもできる。
パケット転送機能22は、経路制御機能10からパケット転送指示メッセージを受信すると、ARPリクエストを、論理ネットワーク41内にブロードキャストする(4)。この場合、パケット転送機能22は、ARPリクエストを通信端末31−2に送信する。なお、経路制御機能10は、前記新規フロー発生通知メッセージの受信時に、通信端末31−1の位置情報(通信端末31−1に接続するパケット転送機能2とそのポート番号1)を、図3(B)の位置情報管理用テーブルに登録する。
通信端末31−2は、パケット転送機能22からのARPリクエストを受信すると、その返答として、通信端末31−2のMACアドレスを設定したARPリプライを、パケット転送機能22にユニキャストで送信する(5)。
パケット転送機能22は、通信端末31−2からARPリプライを受信すると、新規フローであるため、経路制御機能10に新規フロー発生通知メッセージを送信し(6)、受信したデータパケットに対する経路設定を要求する。
経路制御機能10は、図3(B)の位置情報管理用テーブルの情報を用いて、受信したARPリプライで解決したMACアドレスの位置情報(解決したMACアドレスに接続するパケット転送機能とポート番号)を認識すると、ARPリプライの情報を、パケット転送指示メッセージにて、パケット転送機能21に送信する。パケット転送機能21は、前記ARPリプライを、通信端末31−1に転送する(9)。
ここで、経路制御機能10は、以降のARPリプライが、経路制御機能10を経由しないように、ARPリプライを転送するための経路を設定するようにしても良い。すなわち、経路制御機能10は、経路設定指示メッセージを、パケット転送機能21、22、23にそれぞれ送信し(7−1、7−2、7−3)、パケット転送機能21、22、23のパケット転送ルールを設定する。
なお、経路制御機能10は、パケット転送機能22から新規フロー発生通知メッセージ(6)を受信時に、通信端末31−2の位置情報(通信端末31−2に接続するパケット転送機能とそのポート番号1)も同様に、図3(B)の位置情報管理用テーブルに登録する。
通信端末31−1は、パケット転送機能21からのARPリプライの受信により、通信端末31−2のMACアドレスが解決すると、通信端末31−2宛てに、データパケットを送信する(10)。
パケット転送機能21は、通信端末31−1からの該データパケットを受信すると、新規フローであるため、経路制御機能10に新規フロー発生通知メッセージを送信し(11)、受信したデータパケットに対する経路設定を要求する。
経路制御機能10は、図3(B)の位置情報管理用テーブルの情報を用いて、受信したデータパケットの宛先MACアドレスの位置情報を認識する。経路制御機能10は、パケット転送指示メッセージをパケット転送機能21に送信する(13)。
なお、経路制御機能10は、以降のパケットが、経路制御機能10を経由しないように、経路設定指示を、パケット転送機能21、22、23にそれぞれ送信することで(12−1、12−2、12−3)、パケット転送ルールをパケット転送機能21、22、23に設定する。
パケット転送機能21は、先のシーケンス10において通信端末31−1から受け取ったデータパケットを、パケット転送機能22を介して通信端末31−2に転送する(14)。
以上の処理により、単一の論理ネットワークに関連付けされたプライベートなサブネット内の通信が実現される。
<グローバルなサブネット内の通信>
図6は、複数の異なる論理ネットワークに関連付けされたグローバルなサブネット内の通信(図1の論理ネットワーク41の通信端末31−1と論理ネットワーク42の通信端末32間の通信)を行う際の経路制御の処理を示している。なお、以下の説明において、処理を説明する文の括弧内の番号は、図6に模式的に示した代表的シーケンスの番号に対応する。
図6を参照すると、通信端末31−1は、通信端末32にパケットを送信するために、通信端末32のMACアドレス解決用にARPリクエスト(パケット)を送信する(1)。このARPリクエスト(パケット)の宛先IPアドレスには、通信端末32のIPアドレスが設定される。
パケット転送機能21は、ARPリクエストパケットを受信すると、新規フローであるため、経路制御機能10に新規フロー発生通知メッセージを送信し(2)、受信したARPリクエストパケットに対する経路設定を要求する。
経路制御機能10は、
・新規フロー発生通知メッセージに含まれるARPリクエストフレームを含むパケットのヘッダの宛先MACアドレスがブロードキャストアドレスであること、
・ARPリクエストフレームの宛先IPアドレスがデフォルトゲートウェイのIPアドレスではない、
ことから、前記ARPリクエストが、同一のサブネット内のMACアドレス解決用のARPリクエストであることを確認する。経路制御機能10は、ブロードキャストする論理ネットワークを決定する。
図7を参照して、ブロードキャストする論理ネットワーク決定ロジックについて説明する。ステップS1、S2は、前述したとおりである。すなわち、経路制御機能10はパケットのブロードキャスト処理の実施が必要と判断すると(S1)、ブロードキャスト対象のサブネットが、図4(A)のルーティング管理用情報テーブルにエントリが存在するか検索する(S2)。ここで、今回検索するブロードキャスト対象のサブネット(サブネット#B)は、グローバルなサブネットであるため、図4(A)のルーティング管理用情報テーブルに、サブネット#Bと対応する論理ネットワーク41、論理ネットワーク42のエントリが存在する(S3のY分岐)。
経路制御機能10は、ブロードキャストする論理ネットワークが、図4(A)のルーティング管理用情報テーブルおいて、「サブネット#B」のエントリに関連付けされた「論理ネットワーク41」及び「論理ネットワーク42」であるものと判断する。
再び図6を参照して、ブロードキャストする論理ネットワークが決定すると、経路制御機能10は、図3(A)の論理ネットワーク管理用情報テーブルを参照して、論理ネットワーク41、42にそれぞれ接続するパケット転送機能22、23に対してパケット転送指示メッセージをそれぞれ送信する(3−1、3−2)。
経路制御機能10からのパケット転送指示メッセージを受けたパケット転送機能22は、ARPリクエストを論理ネットワーク4にブロードキャストする(送信元の通信端末31−1以外の通信端末31−2に送信する)(4−1)。経路制御機能10からのパケット転送指示メッセージを受けたパケット転送機能23は、ARPリクエストを、論理ネットワーク42にブロードキャストする(4−2)。なお、経路制御機能10は、シーケンス2で、パケット転送機能21から前記新規フロー発生通知を受信した時に、通信端末31−1の位置情報を、図3(B)の位置情報管理用テーブルに登録する。
通信端末32は、パケット転送機能23からのARPリクエストを受信すると、その返答として、通信端末32のMACアドレスを設定したARPリプライ(パケット)をパケット転送機能23に、ユニキャストで送信する(5)。すなわち、パケット転送機能23からARPリクエストを受信した通信端末32は、ARPリクエストで指定された宛先IPアドレス(IP#B−3)が自端末のIPアドレスと等しいため、ARPリプライ(パケット)に自端末のMACアドレスを設定して送信する。一方、通信端末31−2は、パケット転送機能22からARPリクエストを受信しても、ARPリクエストで指定された宛先IPアドレスが自端末のIPアドレスとは異なるため、ARPリプライは送信しない。
パケット転送機能23は、通信端末32からのARPリプライパケットを受信すると、該ARPリプライパケットはパケット転送ルールに処理規則が設定されていない新規フローであるため(新規フローであるため)、経路制御機能10に対して、新規フロー発生通知メッセージを送信し(6)、受信した該ARPリプライパケットに対する経路設定を要求する。
経路制御機能10は、図3(B)の位置管理用情報テーブルを用いて、受信したARPリプライパケットに設定された宛先MACアドレスの位置情報(この場合、通信端末32に接続するパケット転送機能23とポート番号1)を認識する。経路制御機能10は、パケット転送機能21に対して、ARPリプライを含むパケット転送指示メッセージを送信する(8)。パケット転送機能21は、ARPリプライを通信端末31−1に転送する。ここで、経路制御機能10は、経路設定指示メッセージを、パケット転送機能21、22、23にそれぞれ送信し(7−1、7−2、7−3)、以降のARPリプライが経路制御機能10を経由しないように、ARPリプライを転送するための経路をパケット転送ルールに設定するようにしても良い。なお、経路制御機能10は、パケット転送機能23からの前記新規フロー発生通知メッセージ(6)の受信時に、通信端末32の位置情報も同様に、図3(B)の位置管理用情報テーブルに登録する。
通信端末31−1は、パケット転送機能21から送信されたARPリプライパケットを受信し、通信端末32のMACアドレスが解決すると、通信端末32宛てにデータパケット(パケットヘッダの宛先として通信端末32のMACアドレスを設定)を送信する(10)。
パケット転送機能21は、通信端末31−1から該データパケットを受信すると、新規フローであるため、経路制御機能10に新規フロー発生通知メッセージを送信し(11)、受信したデータパケットに対する経路設定を要求する。
経路制御機能10は、図3(B)の位置情報管理用テーブルの情報を用いて、受信したデータパケットの宛先MACアドレスの位置情報を認識する(パケット転送機能23とポート番号1)。経路制御機能10は、パケット転送指示メッセージを、パケット転送機能21に送信する(13)。なお、経路制御機能10は、以降のパケットが、経路制御機能10を経由しないように、経路設定指示を、パケット転送機能21、22、23にそれぞれ送信し(12−1、12−2、12−3)、パケット転送ルールを設定する。
パケット転送機能21は、シーケンス10で通信端末31−1から受け取ったデータパケットを、パケット転送機能22、パケット転送機能23を介して通信端末32に転送する(14)。以降、通信端末31−1と通信端末32間でデータパケットの転送が行われる(15)。
以上の処理により、複数の論理ネットワークに関連付けされたグローバルなサブネット内の通信が実現される。
本実施の形態では、経路制御機能10が管理するポート集合を構成する情報として、パケット転送機能とポート番号の組を用いた例を説明したが、パケット転送機能とポート番号の組に、VLAN(Virtual Local Network)を加えて管理しても良い。VLANは、例えばレイヤ2スイッチのポートごとにグループ化しID(識別情報)を付与するポートベースVLANであってもよい。本実施の形態では、IPアドレスのバージョンとしてIPv4(IP Version 4)を想定していたが、IPv6(IP Version 6)でも、同様に処理可能である。
本実施の形態では、通信端末がブロードキャストパケットを送信する例で説明したが、経路制御機能10がパケットのブロードキャストの必要性を認識できれば、同様に、処理可能である。経路制御機能10がパケットのブロードキャストの必要性を認識するその他の方法としては、例えば、図13のシーケンス番号9のARPリクエスト送信等のように、経路制御機能10が自分でブロードキャストパケットを生成する例などが挙げられる。図13の例では、図1の経路制御機能10に対応するOFC110は、OFC110で生成したARPリクエストをPacket Outメッセージに含ませOFS123に当該Packet−Outメッセージを送信し(8)、OFS123は、Packet Outメッセージで受信したARPリクエストを通信端末132に送信している。
上記実施形態で説明したように、ネットワークアドレス(サブネット)でルーティング情報テーブルを検索し、エントリが存在する場合、該エントリに含まれる1つ又は複数の論理ネットワーク群にブロードキャストする構成としたことで、関連技術の問題点として説明した、ネットワークアドレス(サブネット)の割り当て等に対して、論理ネットワーク間通信又は論理ネットワーク内通信の制約を解消し、通信の柔軟性を拡大可能としている。
以上、本発明の各実施形態を説明したが、本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、更なる変形・置換・調整を加えることができる。なお、上記の特許文献および非特許文献の各開示を、本書に引用をもって繰り込むものとする。本発明の全開示(請求の範囲を含む)の枠内において、さらにその基本的技術思想に基づいて、実施形態の変更・調整が可能である。また、本発明の請求の範囲の枠内において種々の開示要素の多様な組み合わせ、ないし選択が可能である。すなわち、本発明は、請求の範囲を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得る各種変形、修正を含むことは勿論である。
10 経路制御機能
10A 制御装置
11 ノード通信部
12 制御メッセージ処理部
13 経路・アクション計算部
14 パケット転送機能管理部
15 トポロジ管理部
16 通信端末位置管理部
17A パケット転送ルール管理部
17B パケット転送ルールデータベース(DB)
18 論理ネットワーク管理部
19 ルーティング管理部
20A 通信装置
21〜23 パケット転送機能
31−1、31−2、32 通信端末
40A、41〜42 論理ネットワーク
101 処理規則生成設定部
102 同報対象論理ネットワーク決定部
103 論理ネットワーク管理情報記憶管理部
104 ネットワークアドレスと論理ネットワークの対応記憶管理部
110 OpenFlow Controller(OFC)
120 フローエントリ
121〜123 OpenFlow Switch(OFS)
131−1、131−2、132 通信端末
141〜142 論理ネットワーク
201 処理規則
202 同報送信部

Claims (9)

  1. 通信装置におけるパケットの処理を規定した処理規則を生成し前記通信装置に設定する制御装置と、
    受信パケットを、前記制御装置により設定された前記処理規則に従って処理する通信装置と、
    を備え、
    前記制御装置は、
    前記通信装置が接続する論理ネットワークを記憶管理する第1の記憶管理部と、
    ネットワークアドレスと、前記ネットワークアドレスが割り当てられている論理ネットワークとの対応を記憶管理する第2の記憶管理部と、
    前記第2の記憶管理部に記憶されている、前記ネットワークアドレスと前記論理ネットワークとの対応関係に基づいて、同報送信する論理ネットワークを決定する決定部と、
    を備え、
    前記制御装置の前記決定部は、与えられたネットワークアドレスに対して、前記第2の記憶管理部に、前記ネットワークアドレスと論理ネットワークとの対応を規定したエントリが存在する場合には、前記エントリに規定されている、前記ネットワークアドレスに対応する1つ又は複数の論理ネットワークを、同報対象の論理ネットワークとして決定し、
    与えられたネットワークアドレスに対して、前記第2の記憶管理部に、前記ネットワークアドレスと論理ネットワークとの対応を規定したエントリが存在しない場合には、同報要求送信元が属する論理ネットワークを、同報対象の論理ネットワークとして決定し、
    前記決定した論理ネットワークに関して、前記第1の記憶管理部を参照して、前記決定した論理ネットワークに接続された通信装置を特定し、前記通信装置から前記決定した論理ネットワークに対して同報送信させる、通信システム。
  2. 通信装置におけるパケットの処理を規定した処理規則を生成し前記通信装置に設定する制御装置と、
    受信パケットを、前記制御装置により設定された前記処理規則に従って処理する通信装置と、
    を備え、
    前記制御装置は、
    前記通信装置が接続する論理ネットワークを記憶管理する第1の記憶管理部と、
    ネットワークアドレスと、前記ネットワークアドレスが割り当てられている論理ネットワークとの対応を記憶管理する第2の記憶管理部と、
    前記第2の記憶管理部に記憶されている、前記ネットワークアドレスと前記論理ネットワークとの対応関係に基づいて、同報送信する論理ネットワークを決定する決定部と、
    を備え、
    前記制御装置の前記決定部では、前記決定した論理ネットワークに関して、前記第1の記憶管理部を参照して、前記決定した論理ネットワークに接続された通信装置を特定し、前記通信装置から前記決定した論理ネットワークに対して同報送信させ
    前記制御装置において、
    前記第2の記憶管理部は、通信システムに含まれる複数の異なる論理ネットワークに対して共通に割り当てられたネットワークアドレスに関して、前記ネットワークアドレスを共通とする前記複数の異なる論理ネットワークと、前記共通のネットワークアドレスの対応を、1つのエントリに記憶する、通信システム。
  3. 通信装置におけるパケットの処理を規定した処理規則を生成し前記通信装置に設定する制御装置と、
    受信パケットを、前記制御装置により設定された前記処理規則に従って処理する通信装置と、
    を備え、
    前記制御装置は、
    前記通信装置が接続する論理ネットワークを記憶管理する第1の記憶管理部と、
    ネットワークアドレスと、前記ネットワークアドレスが割り当てられている論理ネットワークとの対応を記憶管理する第2の記憶管理部と、
    前記第2の記憶管理部に記憶されている、前記ネットワークアドレスと前記論理ネットワークとの対応関係に基づいて、同報送信する論理ネットワークを決定する決定部と、
    を備え、
    前記制御装置の前記決定部では、前記決定した論理ネットワークに関して、前記第1の記憶管理部を参照して、前記決定した論理ネットワークに接続された通信装置を特定し、前記通信装置から前記決定した論理ネットワークに対して同報送信させ
    前記制御装置において、
    前記決定部は、同報送信されるパケットに含まれる所定のアドレス情報が、同報送信要求元の属する論理ネットワークと異なる論理ネットワークへの関門となるノードのアドレス情報と異なる場合に、与えられたネットワークアドレスに対して、前記第2の記憶管理部に記憶されている、前記ネットワークアドレスと前記論理ネットワークとの対応関係に基づいて、同報送信する論理ネットワークの決定を行う、通信システム。
  4. 前記制御装置において、
    前記決定部は、与えられたネットワークアドレスに対して、前記第2の記憶管理部に、前記ネットワークアドレスと論理ネットワークとの対応を規定したエントリが存在する場合には、前記エントリに規定されている、前記ネットワークアドレスに対応する1つ又は複数の論理ネットワークを、同報対象の論理ネットワークとして決定する、請求項2又は3に記載の通信システム。
  5. 前記制御装置において、
    前記決定部は、与えられたネットワークアドレスに対して、前記第2の記憶管理部に、前記ネットワークアドレスと論理ネットワークとの対応を規定したエントリが存在しない場合には、同報要求送信元が属する論理ネットワークを、同報対象の論理ネットワークとして決定する、請求項に記載の通信システム。
  6. 通信装置におけるパケットの処理を規定した処理規則を生成し前記通信装置に設定する制御装置であって、
    前記通信装置が接続する論理ネットワークの情報を記憶管理する第1の記憶管理部と、
    ネットワークアドレスと、前記ネットワークアドレスが割り当てられている論理ネットワークとの対応を記憶管理する第2の記憶管理部と、
    前記第2の記憶管理部に記憶されている、前記ネットワークアドレスと前記論理ネットワークとの対応関係に基づいて、同報送信する論理ネットワークを決定する決定部と、
    を備え、
    前記決定部では、前記決定した論理ネットワークに関して、前記第1の記憶管理部を参照して、前記決定した論理ネットワークに接続された通信装置を特定し、前記通信装置から前記決定した論理ネットワークに対して同報送信させる制御を行い、
    前記決定部は、与えられたネットワークアドレスに対して、前記第2の記憶管理部に、前記ネットワークアドレスと論理ネットワークとの対応を規定したエントリが存在する場合には、前記エントリに規定されている、前記ネットワークアドレスに対応する1つ又は複数の論理ネットワークを、同報送信対象の論理ネットワークとして決定し、
    前記第2の記憶管理部に、前記ネットワークアドレスと論理ネットワークとの対応を規定したエントリが存在しない場合には、同報要求送信元が属する論理ネットワークを、同報送信対象の論理ネットワークとして決定する、制御装置。
  7. 通信装置におけるパケットの処理を規定した処理規則を生成し前記通信装置に設定する制御装置であって、
    前記通信装置が接続する論理ネットワークの情報を記憶管理する第1の記憶管理部と、
    ネットワークアドレスと、前記ネットワークアドレスが割り当てられている論理ネットワークとの対応を記憶管理する第2の記憶管理部と、
    前記第2の記憶管理部に記憶されている、前記ネットワークアドレスと前記論理ネットワークとの対応関係に基づいて、同報送信する論理ネットワークを決定する決定部と、
    を備え、
    前記決定部では、前記決定した論理ネットワークに関して、前記第1の記憶管理部を参照して、前記決定した論理ネットワークに接続された通信装置を特定し、前記通信装置から前記決定した論理ネットワークに対して同報送信させる制御を行い、
    前記第2の記憶管理部は、複数の異なる論理ネットワークに対して共通に割り当てられたネットワークアドレスに関して、前記ネットワークアドレスを共通とする前記複数の異なる論理ネットワークと、前記共通のネットワークアドレスの対応を、1つのエントリに記憶する、制御装置。
  8. 通信装置におけるパケットの処理を規定した処理規則を生成し前記通信装置に設定する制御装置による通信方法であって、
    前記通信装置が接続する論理ネットワークを第1の記憶部で記憶管理し、
    ネットワークアドレスと、前記ネットワークアドレスが割り当てられている論理ネットワークとの対応を第2の記憶部で記憶管理し、
    前記第2の記憶部に記憶されている、前記ネットワークアドレスと前記論理ネットワークとの対応関係に基づいて、同報送信する論理ネットワークを決定し、
    その際、与えられたネットワークアドレスに対して、前記第2の記憶部に、前記ネットワークアドレスと論理ネットワークとの対応を規定したエントリが存在する場合には、前記エントリに規定されている、前記ネットワークアドレスに対応する1つ又は複数の論理ネットワークを、同報対象の論理ネットワークとして決定し、
    与えられたネットワークアドレスに対して、前記第2の記憶部に、前記ネットワークアドレスと論理ネットワークとの対応を規定したエントリが存在しない場合には、同報要求送信元が属する論理ネットワークを、同報対象の論理ネットワークとして決定し、
    前記決定した論理ネットワークに関して、前記第1の記憶部を参照して、前記決定した論理ネットワークに接続された通信装置を特定し、前記通信装置から前記決定した論理ネットワークに対して同報送信させる、通信方法。
  9. 通信装置におけるパケットの処理を規定した処理規則を生成し前記通信装置に設定する制御装置を構成するコンピュータに、
    前記通信装置が接続する論理ネットワークの情報を第1の記憶部で記憶管理する第1の処理と、
    ネットワークアドレスと、前記ネットワークアドレスが割り当てられている論理ネットワークとの対応を第2の記憶部で記憶管理する第2の処理と、
    前記第2の記憶部に記憶されている、前記ネットワークアドレスと前記論理ネットワークとの対応関係に基づいて、同報送信する論理ネットワークを決定し、その際、与えられたネットワークアドレスに対して、前記第2の記憶部に、前記ネットワークアドレスと論理ネットワークとの対応を規定したエントリが存在する場合には、前記エントリに規定されている、前記ネットワークアドレスに対応する1つ又は複数の論理ネットワークを、同報対象の論理ネットワークとして決定し、
    与えられたネットワークアドレスに対して、前記第2の記憶部に、前記ネットワークアドレスと論理ネットワークとの対応を規定したエントリが存在しない場合には、同報要求送信元が属する論理ネットワークを、同報対象の論理ネットワークとして決定する第3の処理と、
    前記決定した論理ネットワークに関して、前記第1の記憶部を参照して、前記決定した論理ネットワークに接続された通信装置を特定し、前記通信装置から前記決定した論理ネットワークに対して同報送信させる第4の処理と、
    を実行させるプログラム。
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