JP6319275B2 - 吸着式ヒートポンプを備えた車両用エアコン装置 - Google Patents

吸着式ヒートポンプを備えた車両用エアコン装置 Download PDF

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Description

本発明は、吸着式ヒートポンプを備えた車両用エアコン装置に関する。
下記特許文献1に記載の車両用エアコン装置は、吸着式ヒートポンプを備えており、吸着式ヒートポンプによって車両の冷房を行っている。また、この車両用エアコン装置では、吸着式ヒートポンプの吸着器内を循環する冷却液を冷却する車室外熱交換器を利用して、エンジンの冷却液を冷却するように構成されている。具体的には、エンジンの冷却液が所定温度以上になると、エンジン冷却用の冷却液が、エンジン冷却用のラジエータと車室外熱交換器とによって冷却される。これにより、エンジン冷却用のラジエータの小型化を図ることができる。
特開2000−177374号公報 特開2008−008582号公報
しかしながら、上記車両用エアコン装置では、暖房時において吸着式ヒートポンプを積極的に活用していない。このため、吸着式ヒートポンプを用いた上記車両用エアコン装置では、暖房効率を向上するという点において、改善の余地がある。
本発明は、上記事実を考慮して、暖房効率を向上できる吸着式ヒートポンプを備えた車両用エアコン装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載された吸着式ヒートポンプを備えた車両用エアコン装置は、吸着剤が収容された吸着部と、冷媒が封入された蒸発凝縮部と、を有する複数の容器を含んで構成され、前記容器内において吸着工程及び脱離工程が繰り返し行われる吸着式ヒートポンプと、前記吸着部の内部に配置された第1熱交換器と、前記蒸発凝縮部の内部に配置された第2熱交換器と、高温熱源とヒータコアとの間で冷媒を循環させるための第1循環回路と、切替弁によって前記吸着式ヒートポンプに接続され、前記吸着式ヒートポンプと室内熱交換器との間で冷媒を循環させるための第2循環回路と、前記切替弁の切替えを制御すると共に、暖房要求時に、脱離工程側の前記第2熱交換器と前記第2循環回路とを前記切替弁によって接続させ又は吸着工程側の前記第1熱交換器と前記第2循環回路とを前記切替弁によって接続させる制御部と、を有し、前記切替弁によって前記吸着式ヒートポンプに接続され、前記吸着式ヒートポンプとラジエータとの間で冷媒を循環させるための第3循環回路を備え、前記切替弁は、前記第1熱交換器に接続された第1切替弁と、前記第2熱交換器に接続された第2切替弁と、前記第1切替弁及び前記第2切替弁に連結された第3切替弁と、を含んで構成されており、前記制御部は、冷房要求時には、吸着工程側の前記第1熱交換器を前記第1切替弁及び前記第3切替弁によって前記第3循環回路に接続させ且つ吸着工程側の前記第2熱交換器を前記第2切替弁及び前記第3切替弁によって前記第2循環回路に接続させると共に、脱離工程側の前記第1熱交換器を前記第1切替弁によって前記第1循環回路に接続させ且つ脱離工程側の前記第2熱交換器を前記第2切替弁によって前記第3循環回路に接続させ、暖房要求時には、吸着工程側の前記第1熱交換器を前記第1切替弁及び前記第3切替弁によって前記第2循環回路に接続させ且つ吸着工程側の前記第2熱交換器を前記第2切替弁及び前記第3切替弁によって前記第3循環回路に接続させると共に、脱離工程側の前記第1熱交換器を前記第1切替弁によって前記第1循環回路に接続させ且つ脱離工程側の前記第2熱交換器を前記第2切替弁によって前記第3循環回路に接続させる。
上記構成の吸着式ヒートポンプを備えた車両用エアコン装置では、吸着式ヒートポンプが、複数の容器を含んで構成されている。この容器は、吸着剤が収容された吸着部と、冷媒が封入された蒸発凝縮部と、を有している。また、吸着部の内部には、第1熱交換器が配置されており、蒸発凝縮部の内部には、第2熱交換器が配置されている。そして、容器において、吸着工程及び脱離工程が繰り返し行われる。
また、車両用エアコン装置は、高温熱源とヒータコアとの間で冷媒を循環させるための第1循環回路と、切替弁によって吸着式ヒートポンプに接続され且つ吸着式ヒートポンプと室内熱交換器との間で冷媒を循環させるための第2循環回路を有している。そして、切替弁の切替えを制御部によって制御する構成になっている。
ここで、制御部は、暖房要求時には、脱離工程側の第2熱交換器と第2循環回路とを切替弁によって接続させ又は吸着工程側の第1熱交換器と第2循環回路とを切替弁によって接続させる。このため、脱離工程が行われる第2熱交換器と第2循環回路とが切替弁によって接続された場合では、脱離工程のときに発生する冷媒の凝縮熱を補助熱源として活用することができる。すなわち、暖房時において、高温熱源に加えて凝縮熱を補助熱源として活用することができる。一方、吸着工程が行われる第1熱交換器と第2循環回路とが切替弁によって接続された場合では、第1熱交換器に吸着される吸着剤の吸着熱を補助熱源として活用することができる。すなわち、暖房時において、高温熱源に加えて吸着熱を補助熱源として活用することができる。これにより、車両用エアコン装置における暖房効率を向上することができる。
さらに、上記構成の吸着式ヒートポンプを備えた車両用エアコン装置では、冷房要求時から暖房要求時に切替えるときには、制御部によって第1切替弁、第2切替弁、第3切替弁の切替えを制御することで、吸着工程が行われる第1熱交換器と第2循環回路とを切替弁によって接続できる。これにより、冷房要求時から暖房要求時への切替えを簡易な構成で実現することができる。
請求項2に記載された吸着式ヒートポンプを備えた車両用エアコン装置は、吸着剤が収容された吸着部と、冷媒が封入された蒸発凝縮部と、を有する複数の容器を含んで構成され、前記容器内において吸着工程及び脱離工程が繰り返し行われる吸着式ヒートポンプと、前記吸着部の内部に配置された第1熱交換器と、前記蒸発凝縮部の内部に配置された第2熱交換器と、高温熱源とヒータコアとの間で冷媒を循環させるための第1循環回路と、切替弁によって前記吸着式ヒートポンプに接続され、前記吸着式ヒートポンプと室内熱交換器との間で冷媒を循環させるための第2循環回路と、前記切替弁の切替えを制御すると共に、暖房要求時に、脱離工程側の前記第2熱交換器と前記第2循環回路とを前記切替弁によって接続させ又は吸着工程側の前記第1熱交換器と前記第2循環回路とを前記切替弁によって接続させる制御部と、を有し、前記切替弁によって前記吸着式ヒートポンプに接続され、前記吸着式ヒートポンプとラジエータとの間で冷媒を循環させるための第3循環回路を備え、前記切替弁は、前記第1熱交換器に接続された第1切替弁と、前記第2熱交換器に接続された第2切替弁と、を含んで構成されており、前記制御部は、冷房要求時には、吸着工程側の前記第1熱交換器を前記第1切替弁によって前記第3循環回路に接続させ且つ吸着工程側の前記第2熱交換器を前記第2切替弁によって前記第2循環回路に接続させると共に、脱離工程側の前記第1熱交換器を前記第1切替弁によって前記第1循環回路に接続させ且つ脱離工程側の前記第2熱交換器を前記第2切替弁によって前記第3循環回路に接続させ、暖房要求時には、吸着工程側の前記第1熱交換器及び第2熱交換器を前記第1切替弁及び前記第2切替弁によって前記第3循環回路に接続させると共に、脱離工程側の前記第1熱交換器を前記第1切替弁によって前記第1循環回路に接続させ且つ脱離工程側の前記第2熱交換器を前記第2切替弁によって前記第2循環回路に接続させる
上記構成の吸着式ヒートポンプを備えた車両用エアコン装置では、冷房要求時から暖房要求時に切替えるときには、制御部によって第1切替弁及び第2切替弁の切替えを制御することで、脱離工程が行われる第2熱交換器と第2循環回路とを切替弁によって接続できる。これにより、冷房要求時から暖房要求時への切替えを簡易な構成で実現することができる。
(削除)
(削除)
請求項に記載された吸着式ヒートポンプを備えた車両用エアコン装置は、請求項に記載の発明において、暖房時において、前記制御部が前記第2切替弁及び前記第3切替弁を切替えることで、吸着工程側の前記第1熱交換器を前記第1切替弁及び前記第3切替弁によって前記第3循環回路に接続させ且つ吸着工程側の前記第2熱交換器を前記第2切替弁によって前記第3循環回路に接続させると共に、脱離工程側の前記第1熱交換器を前記第1切替弁によって前記第1循環回路に接続させ且つ脱離工程側の前記第2熱交換器を前記第2切替弁及び第3切替弁によって前記第2循環回路に接続させる。
上記構成の吸着式ヒートポンプを備えた車両用エアコン装置では、暖房時において、制御部が第2切替弁及び第3切替弁を切替えることで、吸着工程側の第2熱交換器と第2循環回路との接続状態を、脱離工程側の第2熱交換器と第2循環回路との接続状態に、切替えることができる。これにより、暖房時において、補助熱源として活用する吸着熱と凝縮熱とを切替えることができる。
請求項に記載された吸着式ヒートポンプを備えた車両用エアコン装置は、請求項1〜請求項の何れか1項に記載の発明において、前記切替弁は四方弁によって構成されている。
上記構成の吸着式ヒートポンプを備えた車両用エアコン装置では、切替弁が四方弁によって構成されているため、簡易な構成で容器内の工程を切替えることができる。
請求項1に記載の吸着式ヒートポンプを備えた車両用エアコン装置によれば、暖房効率を向上できる。
請求項及び請求項に記載の吸着式ヒートポンプを備えた車両用エアコン装置によれば、冷房要求時から暖房要求時への切替えを簡易な構成で実現することができる。
請求項に記載の吸着式ヒートポンプを備えた車両用エアコン装置によれば、暖房時において、補助熱源として活用する吸着熱と凝縮熱とを切替えることができる。
請求項に記載の車両用冷房装置によれば、簡易な構成で容器内の工程を切替えることができる。
図1は、第1の実施の形態に係る吸着式ヒートポンプを備えた車両用エアコン装置の暖房要求時の状態を示す構成図である。 図2は、図1に示される吸着式ヒートポンプを備えた車両用エアコン装置の冷房要求時の状態を示す構成図である。 図3は、図1に示される吸着式ヒートポンプを備えた車両用エアコン装置に用いられる室内空調ユニットを模式的に示す概略図を示す。 図4は、第2の実施の形態に係る吸着式ヒートポンプを備えた車両用エアコン装置の暖房要求時の状態を示す構成図である。 図5は、図4に示される吸着式ヒートポンプを備えた車両用エアコン装置の冷房要求時の状態を示す構成図である。 図6は、図4に示される接続状態を4方弁によって切替えた状態を示す構成図である。
(第1の実施の形態)
以下、図1〜図3を用いて第1の実施の形態に係る吸着式ヒートポンプを備えた車両用エアコン装置10(以下、車両用エアコン装置10という)について説明する。図1及び図2に示されるように、車両用エアコン装置10は、吸着式ヒートポンプ20を備えたエアコン装置として構成されている。また、車両用エアコン装置10は、「高温熱源」としてのエンジン42とヒータコア44との間において冷媒(冷却水)を循環させるための第1循環回路40と、吸着式ヒートポンプ20と室内熱交換器52との間において冷媒(冷却水)を循環させるための第2循環回路50と、吸着式ヒートポンプ20とラジエータ62との間において冷媒(冷却水)を循環させるための第3循環回路60と、を含んで構成されている。以下、始めに、吸着式ヒートポンプ20について説明し、次いで、車両用エアコン装置10について説明する。なお、室内熱交換器52としては、例えばクーラコアが用いられる。
(吸着式ヒートポンプ20について)
吸着式ヒートポンプ20は、複数(本実施の形態では2つ)の容器を備えており、一方の容器において吸着工程が行われ、他方の容器において脱離工程が行われるようになっている。すなわち、一方の容器において、吸着剤32によって冷媒(水)を吸着し、吸着剤32による冷媒の吸着に伴って冷媒が蒸発することで生じる蒸発潜熱を利用して、冷温に冷却された冷却水を得るようになっている。また、他方の容器において、冷媒(水)を吸着した吸着剤32を加熱することで、吸着剤32から冷媒(水)を脱離するようになっている。以下、具体的に説明する。
吸着式ヒートポンプ20は、「吸着部」としての第1吸着部22A及び第2吸着部24Aと、「蒸発凝縮部」としての第1蒸発凝縮部22B及び第2蒸発凝縮部24Bと、を含んで構成されている。そして、第1吸着部22A及び第1蒸発凝縮部22Bが対を成して「容器」としての第1容器22を構成しており、第1容器22の内部は密閉されている。また、第2吸着部24A及び第2蒸発凝縮部24Bが対を成して「容器」としての第2容器24を構成しており、第2容器24の内部は密閉されている。
第1吸着部22A及び第2吸着部24Aの内部には、それぞれ吸着剤32が収容されており、吸着剤32は、シリカゲルやゼオライト等(本実施の形態では、ゼオライト)で構成されている。また、第1吸着部22Aの内部には、「第1熱交換器」としての第1吸着コア22C(熱交換器)が配置されており、第1吸着コア22Cは、「第1切替弁」としての4方弁26A,26Bに接続されている。この4方弁26A,26Bには、制御部30(図1参照)が電気的に接続されており、4方弁26A,26Bの切替制御を制御部30によって行う構成になっている。これにより、4方弁26A,26Bは、切替弁として機能する構成になっている。そして、第1吸着コア22Cは、4方弁26A,26Bよって、後述する第1循環回路40又は第3循環回路60に接続される。
さらに、第1吸着部22Aと同様に、第2吸着部24Aの内部には、「第1熱交換器」としての第2吸着コア24C(熱交換器)が配置されており、第2吸着コア24Cは、4方弁26A,26Bに接続されて、4方弁26A,26Bによって、後述する第1循環回路40又は第3循環回路60に接続される構成となっている。そして、第1吸着コア22C及び第2吸着コア24C内には、第1循環回路40内又は第3循環回路60内を流れる冷却水が循環されるようになっている。
一方、第1蒸発凝縮部22B及び第2蒸発凝縮部24Bの内部には、冷媒(本実施の形態では、冷却水)が封入されている。また、第1蒸発凝縮部22Bの内部には、「第2熱交換器」としての第1蒸発凝縮コア22D(熱交換器)が配置されており、第1蒸発凝縮コア22Dは、「第2切替弁」としての4方弁28A,28Bに接続されている。この4方弁28A,28Bには、前述した制御部30が電気的に接続されており、4方弁28A,28Bの切替制御を制御部30によって行う構成になっている。これにより、4方弁28A,28Bも、切替弁として機能する構成になっている。そして、第1蒸発凝縮コア22Dが、4方弁28A,28Bによって、後述する第2循環回路50又は第3循環回路60に接続される。
さらに、第1蒸発凝縮部22Bと同様に、第2蒸発凝縮部24Bの内部には、「第2熱交換器」としての第2蒸発凝縮コア24D(熱交換器)が配置されており、第2蒸発凝縮コア24Dは、4方弁28A,28Bに接続されて、4方弁28A,28Bによって、後述する第2循環回路50又は第3循環回路60に接続される構成となっている。そして、第1蒸発凝縮コア22D及び第2蒸発凝縮コア24D内には、第2循環回路50内又は第3循環回路60内を流れる冷却水が循環されるようになっている。
(第1循環回路40について)
第1循環回路40は、エンジン42と、熱交換器であるヒータコア44と、を接続し、両者間において冷却水を循環させるための回路として構成されている。なお、ヒータコア44は、室内空調ユニット70の一部を構成しており、室内空調ユニット70については後述する。第1循環回路40は、第1循環回路40の上流側の部分を構成する上流側配管40Aと、第1循環回路40の下流側の部分を構成する下流側配管40Bと、を有している。そして、エンジン42及びヒータコア44が上流側配管40A及び下流側配管40Bによって接続されている。これにより、高温(一例として90℃)の冷却水が、ヒータコア44に供給されるようになっている。
また、第1循環回路40は、分岐配管40C,40Dを有している。この分岐配管40Cは、上流側配管40Aの中間部において分岐されて4方弁26Bに接続されており、分岐配管40Dは、4方弁26Aから延出されて、下流側配管40Bの中間部に接続されている。そして、分岐配管40Dには、冷却水を循環させるための第1ポンプ46が設けられている。これにより、第1吸着コア22C又は第2吸着コア24Cに高温の冷却水が供給されて、第1吸着部22A又は第2吸着部24Aにおいて、脱離工程が行われる構成になっている。
(第2循環回路50について)
第2循環回路50は、吸着式ヒートポンプ20と、熱交換器である室内熱交換器52と、を接続し、両者間において冷却水を循環させるための回路として構成されている。なお、室内熱交換器52は、室内空調ユニット70の一部を構成しており、室内空調ユニット70については後述する。第2循環回路50は、第2循環回路50の上流側の部分を構成する上流側配管50Aと、第2循環回路50の下流側の部分を構成する下流側配管50Bと、を有している。そして、吸着式ヒートポンプ20及び室内熱交換器52が、上流側配管50A及び下流側配管50Bによって接続されている。具体的には、上流側配管50Aが4方弁28Bに接続されており、下流側配管50Bが4方弁28Aに接続されている。さらに、上流側配管50Aには、冷却水を循環させるための第2ポンプ54が設けられている。
(第3循環回路60について)
第3循環回路60は、吸着式ヒートポンプ20と、熱交換器であるラジエータ62と、の間を接続し、両者間において冷却水を循環させるための回路として構成されている。なお、ラジエータ62は、車両のエンジンルームの前端部に配置されており、エンジン冷却用のラジエータとは別の熱交換器として構成されている。第3循環回路60は、第3循環回路60の上流側の部分を構成する上流側配管60Aと、第3循環回路60の下流側の部分を構成する下流側配管60Bと、を有している。そして、上流側配管60Aが、前述した4方弁26Aと4方弁28Aとの間を連結しており、下流側配管60Bが、前述した4方弁28Bと4方弁26Aとの間を連結している。また、上流側配管60Aの中間部に、ラジエータ62が設けられており、上流側配管60Aを循環する冷却水がラジエータ62によって低温(一例として35℃)に冷却される構成となっている。さらに、下流側配管60Bには、冷却水を循環させるための第3ポンプ64が設けられている。
また、第3循環回路60は、迂回配管60Cを備えている。この迂回配管60Cは、ラジエータ62を迂回する流路として構成されており、第3循環回路60を循環する冷却水の経路が、ラジエータ62を通過する経路と、迂回配管60Cを通過する経路と、になるように構成されている。
(室内空調ユニット70について)
図3に示されるように、室内空調ユニット70は、通風ダクト72を有している。通風ダクト72の上流側には、図示しない外気導入用の空気取入口、内気導入用の空気取入口、が設けられている。また、通風ダクト72内には、その上流側において、ブロワファンを備えたブロワ74が設けられており、空気取入口又は空気取入口から通風ダクト72内に導入された空気をブロワ74によって通風ダクト72の下流側へ送風するように構成されている。
また、通風ダクト72内には、ブロワ74に対して下流側において、導入空気を除湿冷却するための室内熱交換器52、導入空気を加熱するためのヒータコア44、導入空気のヒータコア44への送風量を調節するためのエアミックスダンパ76がそれぞれ設けられている。そして、エアミックスダンパ76を図3において2点鎖線で示される状態に作動させることで、通風ダクト72を、室内熱交換器52を通過した空気を流す第1通路とすることができる。一方、エアミックスダンパ76を図3において実線で示される状態に作動させることで、通風ダクト72を、室内熱交換器52及びヒータコア44を通過した空気を流す第2通路とすることができる。そして、第1通路又は第2通路を通過した空気が通風ダクト72の下流側へ流れて、車室内に送風されるように構成されている。
次に、車両用エアコン装置10の作動を説明しつつ、本実施の形態の作用及び効果について説明する。
(冷房要求時について)
冷房要求時には、制御部30が4方弁26A,26B及び4方弁28A,28Bの切替を制御することで、吸着工程側の第1吸着コア22C又は第2吸着コア24Cを4方弁26A,26Bによって第3循環回路60に接続させ、吸着工程側の第1蒸発凝縮コア22D又は第2蒸発凝縮コア24Dを4方弁28A,28Bによって第2循環回路50に接続させる。一方、脱離工程側の第1吸着コア22C又は第2吸着コア24Cを4方弁26A,26Bによって第1循環回路40に接続させ、脱離工程側の第1蒸発凝縮コア22D又は第2蒸発凝縮コア24Dを4方弁28A,28Bによって第3循環回路60に接続させる。また、室内空調ユニット70では、エアミックスダンパ76が作動されて(図3の2点鎖線で示されるエアミックスダンパ76を参照)、通風ダクト72内の通路が、室内熱交換器52を通過した空気を流す第1通路とされる。
具体的には、図2に示されるように、第1吸着コア22Cが4方弁26A,26Bによって第3循環回路60に接続されており、第2蒸発凝縮コア24Dが4方弁28A,28Bによって第3循環回路60に接続される。これにより、第1吸着コア22C、ラジエータ62、及び第2蒸発凝縮コア24Dを循環する経路が形成される(図2の矢印Aを参照)。また、第1蒸発凝縮コア22Dが4方弁28A,28Bによって第2循環回路50に接続される。これにより、第1蒸発凝縮コア22D及び室内熱交換器52を循環する経路が形成される(図2の矢印Bを参照)。さらに、第2吸着コア24Cが4方弁26A,26Bによって第1循環回路40に接続される。これにより、第2吸着コア24C及び第1循環回路40(エンジン42)を循環する経路が形成される(図2の矢印Cを参照)。
そして、第1容器22において吸着工程が行われる。すなわち、第1容器22では、乾燥された吸着剤32が第1蒸発凝縮コア22D内の冷媒を吸着し、第1容器22内が減圧することで、第1蒸発凝縮部22Bの冷媒が蒸発する。このとき、冷媒の蒸発潜熱によって第1蒸発凝縮コア22D内の冷却水が冷却される。これにより、第2循環回路50内を流れる冷却水が冷温(一例として、7℃)に冷却されて、室内熱交換器52に供給される。その結果、冷却された空気が通風ダクト72から車室内に送風される。
一方、第2容器24において脱離工程が行われる。すなわち、第2吸着コア24Cは4方弁26A,26Bによって第1循環回路40に接続されているため、第2吸着コア24Cを介して第2吸着部24A内の吸着剤32が加熱される。これにより、第2吸着部24A内の吸着剤32が乾燥して、吸着剤32から冷媒が脱離される。そして、第2蒸発凝縮コア24Dには、第3循環回路60が接続されているため、吸着剤32から脱離された冷媒が凝縮されて、水として復元される。
そして、吸着式ヒートポンプ20では、第1容器22における吸着工程後及び第2容器24における脱離工程後に、制御部30の制御によって4方弁26A,26B及び4方弁28A,28Bを切替えて、第1容器22において吸着工程から脱離工程に切替えると共に、第2容器24において脱離工程から吸着工程に切替える。具体的には、図示は省略するが、第1吸着コア22Cが4方弁26A,26Bによって第1循環回路40に接続され、第1蒸発凝縮コア22Dが4方弁28A,28Bによって第3循環回路60に接続される。一方、第2吸着コア24Cが4方弁26A,26Bによって第3循環回路60に接続され、第2蒸発凝縮コア24Dが4方弁28A,28Bによって第2循環回路50に接続される。以上により、制御部30の制御によって4方弁26A,26B及び4方弁28A,28Bを切替えることで、第1吸着部22A及び第2吸着部24Aにおいて、それぞれ吸着工程及び脱離工程が繰り返し行われて、第2循環回路50における冷温の冷却水が室内熱交換器52に供給される。
(暖房要求時について)
暖房要求時には、制御部30が4方弁26A,26B及び4方弁28A,28Bの切替を制御することで、吸着工程側の第1吸着コア22C又は第2吸着コア24Cを4方弁26A,26Bによって第3循環回路60に接続させ、吸着工程側の第1蒸発凝縮コア22D又は第2蒸発凝縮コア24Dを4方弁28A,28Bによって第3循環回路60に接続させる。一方、脱離工程側の第1吸着コア22C又は第2吸着コア24Cを4方弁26A,26Bによって第1循環回路40に接続させ、脱離工程側の第1蒸発凝縮コア22D又は第2蒸発凝縮コア24Dを4方弁28A,28Bによって第2循環回路50に接続させる。そして、室内空調ユニット70では、エアミックスダンパ76が作動されて(図3の実線で示されるエアミックスダンパ76を参照)、通風ダクト72内の通路が、室内熱交換器52及びヒータコア44を通過した空気を流す第2通路とされる。
具体的には、図1に示されるように、第1吸着コア22Cが4方弁26A,26Bによって第3循環回路60に接続され、第1蒸発凝縮コア22Dが4方弁28A,28Bによって第3循環回路60に接続される。これにより、第1吸着コア22C、ラジエータ62、及び第1蒸発凝縮コア22Dを循環する経路が形成される(図1の矢印Aを参照)。また、第2蒸発凝縮コア24Dが4方弁28A,28Bによって第2循環回路50に接続される。これにより、第2蒸発凝縮コア24D及び室内熱交換器52を循環する経路が形成される(図1の矢印Bを参照)。さらに、第2吸着コア24Cが4方弁26A,26Bによって第1循環回路40に接続される。これにより、第2吸着コア24C及び第1循環回路40(エンジン42)を循環する経路が形成される(図1の矢印Cを参照)。
そして、第1容器22において吸着工程が行われる。すなわち、第1容器22では、乾燥された吸着剤32が冷媒を吸着し、第1容器22内が減圧することで、第1蒸発凝縮部22Bの冷媒が蒸発する。このとき、冷媒の蒸発潜熱によって第1蒸発凝縮コア22D内の冷却水が冷却される。これにより、第3循環回路60を流れる冷却水が冷温に冷却されて、冷温の冷却水が第1吸着コア22Cに供給される。
一方、第2容器24において脱離工程が行われる。具体的には、第2吸着コア24Cには、第1循環回路40が接続されているため、第2吸着コア24Cを介して第2吸着部24A内の吸着剤32が加熱される。これにより、第2吸着部24A内の吸着剤32が乾燥して、吸着剤32から冷媒が脱離される。そして、第2蒸発凝縮コア24Dには、第2循環回路50が接続されているため、吸着剤32から脱離された冷媒が凝縮されて、水として復元される。このとき、冷媒が凝縮することで生じる凝縮熱によって第2循環回路50内を流れる冷却水が温められる。これにより、温められた冷却水が室内熱交換器52に供給される。
そして、吸着式ヒートポンプ20では、第1容器22における吸着工程後及び第2容器24における脱離工程後に、4方弁26A,26B及び4方弁28A,28Bを切替えて、第1容器22において吸着工程から脱離工程に切替えると共に、第2容器24において脱離工程から吸着工程に切替える。具体的には、図示は省略するが、第1吸着コア22Cが4方弁26A,26Bによって第1循環回路40に接続され、第1蒸発凝縮コア22Dが4方弁28A,28Bによって第2循環回路50に接続される。一方、第2吸着コア24Cが4方弁26A,26Bによって第3循環回路60に接続され、第2蒸発凝縮コア24Dが4方弁28A,28Bによって第3循環回路60に接続される。以上により、制御部30の制御によって4方弁26A,26B及び4方弁28A,28Bを切替えることで、第1吸着部22A及び第2吸着部24Aにおいて、それぞれ吸着工程及び脱離工程が繰り返し行われて、温められた冷却水が室内熱交換器52に供給される。
このように、第1の実施の形態の車両用エアコン装置10によれば、暖房要求時には、脱離工程側の第1吸着コア22C又は第2吸着コア24Cが第1循環回路40に接続され、脱離工程側の第1蒸発凝縮コア22D又は第2蒸発凝縮コア24Dが第2循環回路50に接続される。このため、脱離工程時に生じる冷媒の凝縮熱によって温められた第2循環回路50内の冷却水を室内熱交換器52に供給することができる。これにより、暖房時において、当該凝縮熱を補助熱源として活用することができる。すなわち、暖房時において、エンジン42(高温熱源)に加えて凝縮熱を補助熱源として活用することができる。したがって、車両用エアコン装置10における暖房効率を向上することができる。
また、上記構成の車両用エアコン装置10によれば、冷房要求から暖房要求に切替えるときには、4方弁26A,26B又は4方弁28A,28Bを切替えることで、脱離工程側の第1蒸発凝縮コア22D又は第2蒸発凝縮コア24Dを第2循環回路50に接続させることができる。これにより、簡易な構成で車両用エアコン装置10における暖房効率を向上することができる。以下、この点について説明する。
すなわち、前述のように、第1容器22を吸着工程とし且つ第2容器24を脱離工程とする冷房要求状態から、第1容器22を吸着工程とし且つ第2容器24を脱離工程とする暖房要求状態に切替えるときには、4方弁28A,28Bを切替えることで、脱離工程側の第2蒸発凝縮コア24Dを第2循環回路50に接続させることができる。一方、第1容器22を吸着工程とし且つ第2容器24を脱離工程とする冷房要求状態から、第1容器22を脱離工程とし且つ第2容器24を吸着工程とする暖房要求状態に切替えるときには、4方弁26A,26Bを切替えることで、第1容器22が脱離工程に切替わり、脱離工程側の第1蒸発凝縮コア22Dを第2循環回路50に接続させることができる。以上により、冷房要求から暖房要求に切替えるときには、4方弁26A,26B又は4方弁28A,28Bを切替えることで、脱離工程側の第1蒸発凝縮コア22D又は第2蒸発凝縮コア24Dを第2循環回路50に接続させることができる。これにより、簡易な構成で冷房要求から暖房要求に切替えて、車両用エアコン装置10における暖房効率を向上させることができる。
また、第1容器22及び第2容器24の工程を切替える切替弁が4方弁26A,26B及び4方弁28A,28Bによって構成されている。このため、第1容器22及び第2容器24の工程を、簡易な構成で切替えることができる。
(第2の実施の形態)
以下、図4及び図5を用いて第2の実施の形態の車両用エアコン装置100について説明する。第2の実施の形態では、以下に示す点を除いて第1の実施の形態と同様に構成されている。なお、以下の説明では、第1の実施の形態と同様に構成されている部材には、同一の符号を付している。
すなわち、第2の実施の形態の車両用エアコン装置100では、4方弁26Aが、連結配管102A(広義には、「連結部」として把握される要素である)によって、「第3切替弁」としての4方弁104Aに連結されている。そして、第2ポンプ54が連結配管102Aの中間部に設けられている。また、4方弁28Bが、連結配管102B(広義には、「連結部」として把握される要素である)によって、「第3切替弁」としての4方弁104Bに連結されている。そして、4方弁104A,104Bには、第2循環回路50が接続されている。また、4方弁104A,104Bには、制御部30(図示省略)が電気的に接続されており、4方弁104A,104Bの切替制御が制御部30の制御によって行われる構成になっている。
また、第2の実施の形態では、4方弁28A,28Bに、第1蒸発凝縮コア22D、第2蒸発凝縮コア24D、及び第3循環回路60が接続されている。さらに、車両用エアコン装置100は、第3循環回路60を分岐して、4方弁28A,28Bに接続される一対の連結配管106A,106B(広義には、「連結部」として把握される要素である)を備えている。連結配管106Aは、4方弁28Aと、第3循環回路60におけるラジエータ62に対して上流側の部分と、を連結しており、連結配管28Aの中間部に、4方弁104Aが接続されている。一方、連結配管106Bは、4方弁28Bと、第3循環回路60におけるラジエータ62に対して下流側の部分と、を連結しており、連結配管106Aの中間部には、4方弁104Bが接続されている。これにより、4方弁104A,104Bが、第3循環回路60に接続されると共に、連結配管106A,106Bによって4方弁28A,28Bに連結されている。さらに、連結配管106Bには、4方弁28Bの下流側の位置において、冷却水を循環させる第4ポンプ108が設けられている。
次に、車両用エアコン装置100の作動について説明する。
(冷房要求時について)
冷房要求時には、制御部30が4方弁26A,26B、4方弁28A,28B、及び4方弁104A,104Bを制御することで、吸着工程側の第1吸着コア22C又は第2吸着コア24Cを第3循環回路60に接続させ、吸着工程側の第1蒸発凝縮コア22D又は第2蒸発凝縮コア24Dを第2循環回路50に接続させる。一方、脱離工程側の第1吸着コア22C又は第2吸着コア24Cを第1循環回路40に接続させ、脱離工程側の第1蒸発凝縮コア22D又は第2蒸発凝縮コア24Dを第3循環回路60に接続させる。そして、室内空調ユニット70では、エアミックスダンパ76が作動されて、通風ダクト72内の通路が、室内熱交換器52を通過した空気を流す第1通路とされている。
具体的には、図5に示されるように、第1吸着コア22Cが4方弁26A,26B及び4方弁104A,104Bによって第3循環回路60に接続される。これにより、第1吸着コア22C及びラジエータ62を循環する経路が形成される(図5の矢印Aを参照)。また、第1蒸発凝縮コア22Dが4方弁28A,28B及び4方弁104A,104Bによって第2循環回路50に接続される。これにより、第1蒸発凝縮コア22D及び室内熱交換器52を循環する経路が形成される(図5の矢印B参照)。また、脱離工程が行われる第2吸着コア24Cが4方弁26A,26Bによって第1循環回路40に接続される。これにより、第2吸着コア24C及び第1循環回路40(エンジン42)を循環する経路が形成される(図5の矢印Cを参照)。またさらに、第2蒸発凝縮コア24Dが4方弁28A,28Bによって第3循環回路60に接続される。これにより、第2蒸発凝縮コア24D及びラジエータ62を循環する経路が形成される(図5の矢印Dを参照)。
そして、第1容器22において吸着工程が行われる。すなわち、第1容器22では、乾燥された吸着剤32が第1蒸発凝縮コア22D内の冷媒を吸着し、第1容器22内が減圧することで、第1蒸発凝縮部22Bの冷媒が蒸発する。このとき、冷媒の蒸発潜熱によって第1蒸発凝縮コア22D内の冷却水が冷却される。これにより、第2循環回路50内を流れる冷却水が冷温(一例として、7℃)に冷却されて室内熱交換器52に供給される。その結果、冷却された空気が通風ダクト72から車室内に送風される。
一方、第2容器24において脱離工程が行われる。具体的には、第2吸着コア24Cは第1循環回路40に4方弁26A,26Bによって接続されているため、第2吸着コア24Cを介して第2吸着部24A内の吸着剤32が加熱される。これにより、第2吸着部24A内の吸着剤32が乾燥して、吸着剤32から冷媒が脱離される。そして、第2蒸発凝縮コア24Dには、第3循環回路60が接続されているため、吸着剤32から脱離された冷媒が凝縮されて、水として復元される。
そして、第2の実施の形態の車両用エアコン装置100では、第1容器22における吸着工程後及び第2容器24における脱離工程後に、制御部30の制御によって4方弁26A,26B及び4方弁28A,28Bを切替えて、第1容器22において吸着工程から脱離工程に切替えると共に、第2容器24において脱離工程から吸着工程に切替える。具体的には、図示は省略するが、第1吸着コア22Cが4方弁26A,26Bによって第1循環回路40に接続され、第1蒸発凝縮コア22Dが4方弁28A,28Bによって第3循環回路60に接続される。一方、第2吸着コア24Cが4方弁26A,26B及び4方弁104A,104Bによって第3循環回路60に接続され、第2蒸発凝縮コア24Dが4方弁28A,28B及び4方弁104A,104Bによって第2循環回路50に接続される。以上により、第1吸着部22A及び第2吸着部24Aにおいて、それぞれ吸着工程及び脱離工程が繰り返し行われて、第2循環回路50における冷温の冷却水が室内熱交換器52に供給される。
(暖房要求時について)
暖房要求時には、制御部30が4方弁26A,26B、4方弁28A,28B、及び4方弁104A,104Bを制御することで、吸着工程側の第1吸着コア22C又は第2吸着コア24Cを第2循環回路50に接続させ、吸着工程側の第1蒸発凝縮コア22D又は第2蒸発凝縮コア24Dを第3循環回路60に接続させる。一方、脱離工程側の第1吸着コア22C又は第2吸着コア24Cを第1循環回路40に接続させ、脱離工程側の第1蒸発凝縮コア22D又は第2蒸発凝縮コア24Dを第3循環回路60に接続させる。そして、室内空調ユニット70では、エアミックスダンパ76が作動されて、通風ダクト72内の通路が、室内熱交換器52及びヒータコア44を通過した空気を流す第2通路とされている。
具体的には、図4に示されるように、第1吸着コア22Cが4方弁26A,26B及び4方弁104A,104Bによって第2循環回路50に接続される。これにより、第1吸着コア22C及び室内熱交換器52を循環する経路が形成される(図4の矢印Aを参照)。また、第1蒸発凝縮コア22Dが4方弁28A,28B及び4方弁104A,104Bによって第3循環回路60に接続される。これにより、第1蒸発凝縮コア22D及びラジエータ62を循環する経路が形成される(図4の矢印Bを参照)。さらに、第2吸着コア24Cが4方弁26A,26Bによって第1循環回路40に接続される。これにより、第2吸着コア24C及び第1循環回路40(エンジン42)を循環する経路が形成される(図4の矢印Cを参照)。またさらに、第2蒸発凝縮コア24Dが4方弁28A,28Bによって第3循環回路60に接続される。これにより、第2蒸発凝縮コア24D及びラジエータ62を循環する経路が形成される(図4の矢印Dを参照)。
そして、第1容器22において吸着工程が行われる。すなわち、第1容器22では、乾燥された吸着剤32が冷媒を吸着し、第1容器22内が減圧することで、第1蒸発凝縮部22Bの冷媒が蒸発する。このとき、冷媒の蒸発潜熱によって第1蒸発凝縮コア22D内の冷却水が冷却される。これにより、第3循環回路60を流れる冷却水が冷温に冷却されて、冷温の冷却水がラジエータ62に供給される。また、第1吸着部22Aでは、吸着剤32が冷媒を吸着することによって生じる吸着熱によって第1吸着コア22C内の冷却水が温められる。このため、温められた第1吸着コア22C内の冷却水が第2循環回路50によって室内熱交換器52に供給される。
一方、第2容器24において脱離工程が行われる。具体的には、第2吸着コア24Cには、第1循環回路40が4方弁26A,26Bによって接続されているため、第2吸着コア24Cを介して第2吸着部24A内の吸着剤32が加熱される。これにより、第2吸着部24A内の吸着剤32が乾燥して、吸着剤32から冷媒が脱離される。そして、第2蒸発凝縮コア24Dには、第3循環回路60が接続されているため、吸着剤32から脱離された冷媒が凝縮されて、水として復元される。
そして、吸着式ヒートポンプ20では、第1容器22における吸着工程後及び第2容器24における脱離工程後に、4方弁26A,26B及び4方弁28A,28Bを切替えて、第1容器22において吸着工程から脱離工程に切替えると共に、第2容器24において脱離工程から吸着工程に切替える。具体的には、図示は省略するが、第1吸着コア22Cが4方弁26A,26Bによって第1循環回路40に接続され、第1蒸発凝縮コア22Dが4方弁28A,28Bによって第3循環回路60に接続される。一方、第2吸着コア24Cが4方弁26A,26B及び4方弁104A,104Bによって第2循環回路50に接続され、第2蒸発凝縮コア24Dが4方弁28A,28B及び4方弁104A,104Bによって第3循環回路60に接続される。これにより、第1吸着部22A及び第2吸着部24Aにおいて、それぞれ吸着工程及び脱離工程が繰り返し行われて、温められた冷却水が室内熱交換器52に供給される。
このように、第2の実施の形態の車両用エアコン装置100によれば、暖房要求時には、吸着工程側の第1吸着コア22C又は第2吸着コア24Cが第2循環回路50に接続される。このため、吸着工程時に生じる吸着剤32の吸着熱によって温められた冷却水を第2循環回路50によって室内熱交換器52に供給することができる。これにより、暖房時において、当該吸着熱を補助熱源として活用することができる。すなわち、暖房時において、高温熱源(エンジン42)に加えて吸着熱を補助熱源として活用することができる。したがって、第2の実施の形態においても、車両用エアコン装置10における暖房効率を向上することができる。
(第2の実施の形態の暖房時における補助熱源の切替えについて)
上記第2の実施の形態では、暖房時において、当該吸着熱を補助熱源として活用しているが、制御部30によって4方弁28A,28B、及び4方弁104A,104Bを切替制御することで、第1の実施の形態と同様に、凝縮熱を補助熱源として活用するように構成してもよい。この場合には、吸着工程側の第1吸着コア22C又は第2吸着コア24Cを第3循環回路60に接続させ、吸着工程側の第1蒸発凝縮コア22D又は第2蒸発凝縮コア24Dを第3循環回路60に接続させる。一方、脱離工程側の第1吸着コア22C又は第2吸着コア24Cを第1循環回路40に接続させ、脱離工程側の第1蒸発凝縮コア22D又は第2蒸発凝縮コア24Dを第2循環回路50に接続させる。そして、室内空調ユニット70の状態は、第2の実施の形態と同様の状態になっている。
具体的には、図6に示されるように、第1吸着コア22Cが4方弁26A,26B及び4方弁104A,104Bによって第3循環回路60に接続される。これにより、第1吸着コア22C及びラジエータ62を循環する経路が形成される(図6の矢印Aを参照)。また、第1蒸発凝縮コア22Dが4方弁28A,28Bによって第3循環回路60に接続される。これにより、第1蒸発凝縮コア22D及びラジエータ62を循環する経路が形成される(図6の矢印Bを参照)。さらに、第2吸着コア24Cが4方弁26A,26Bによって第1循環回路40に接続される。これにより、第2吸着コア24C及び第1循環回路40(エンジン42)を循環する経路が形成される(図6の矢印Cを参照)。またさらに、第2蒸発凝縮コア24Dが4方弁28A,28B及び4方弁104A,104Bによって第2循環回路50に接続される。これにより、第2蒸発凝縮コア24D及び室内熱交換器52を循環する経路が形成される(図6の矢印Dを参照)。
そして、第1容器22において吸着工程が行われる。すなわち、第1容器22では、乾燥された吸着剤32が冷媒を吸着し、第1容器22内が減圧することで、第1蒸発凝縮部22Bの冷媒が蒸発する。このとき、冷媒の蒸発潜熱によって第1蒸発凝縮コア22D内の冷却水が冷却される。これにより、第3循環回路60を流れる冷却水が冷温に冷却されて、冷温の冷却水がラジエータ62に供給される。また、第1吸着部22Aでは、吸着剤32が冷媒を吸着することによって生じる吸着熱によって第1吸着コア22C内の冷却水が温められる。このため、温められた第1吸着コア22C内の冷却水が第3循環回路60によってラジエータ62に供給される。
一方、第2容器24において脱離工程が行われる。具体的には、第2吸着コア24Cには、第1循環回路40が4方弁26A,26Bによって接続されているため、第2吸着コア24Cを介して第2吸着部24A内の吸着剤32が加熱される。これにより、第2吸着部24A内の吸着剤32が乾燥して、吸着剤32から冷媒が脱離される。そして、第2蒸発凝縮コア24Dには、第2循環回路50が接続されているため、冷却水が室内熱交換器52により室内に供給され、吸着剤32から脱離された冷媒が凝縮されて、水として復元される。
そして、吸着式ヒートポンプ20では、第1容器22における吸着工程後及び第2容器24における脱離工程後に、4方弁26A,26B及び4方弁28A,28Bを切替えて、第1容器22において吸着工程から脱離工程に切替えると共に、第2容器24において脱離工程から吸着工程に切替える。具体的には、図示は省略するが、第1吸着コア22Cが4方弁26A,26Bによって第1循環回路40に接続され、第1蒸発凝縮コア22Dが4方弁28A,28B及び4方弁104A,104Bによって第2循環回路50に接続される。一方、第2吸着コア24Cが4方弁26A,26B及び4方弁104A,104Bによって第3循環回路60に接続され、第2蒸発凝縮コア24Dが4方弁28A,28Bによって第3循環回路60に接続される。これにより、第1吸着部22A及び第2吸着部24Aにおいて、それぞれ吸着工程及び脱離工程が繰り返し行われて、温められた冷却水が室内熱交換器52に供給される。
このように、図6に示される接続状態では、暖房時において、脱離工程側の第1蒸発凝縮コア22D又は第2蒸発凝縮コア24Dが第2循環回路50に接続される。このため、脱離工程時に生じる冷媒の凝縮熱によって温められた第2循環回路50内の冷却水を室内熱交換器52に供給することができる。これにより、暖房時において、当該凝縮熱を補助熱源として活用することができる。すなわち、暖房時において、エンジン42(高温熱源)に加えて凝縮熱を補助熱源として活用することができる。したがって、車両用エアコン装置10における暖房効率を向上することができる。
さらに、図6に示される接続状態では、図4に示される接続状態から4方弁28A,28B、及び4方弁104A,104Bを切替えることで、脱離工程側の第1蒸発凝縮コア22D又は第2蒸発凝縮コア24Dを第2循環回路50に接続することができる。そして、吸着熱の方が、凝縮熱より熱量が多いため、室内熱交換器52に供給される冷却水に温度差を持たせることができる。したがって、使用環境に応じて、4方弁28A,28B、及び4方弁104A,104Bを切替えることで、暖房の強弱を簡易な構成で実現することができる。
また、上記構成の車両用エアコン装置100によれば、図5に示される冷房状態から、4方弁104A,104Bを切替えることで、吸着熱を補助熱源として活用した、図4に示される暖房状態に切替えることができる。さらに、図5に示される冷房状態から、4方弁28A,28Bを切替えることで、凝縮熱を補助熱源として活用した、図6に示される暖房状態に切替えることができる。これにより、簡易な構成で車両用エアコン装置100における暖房効率を向上することができる。
10 吸着式ヒートポンプを備えた車両用エアコン装置
20 吸着式ヒートポンプ
22 第1容器(容器)
22A 第1吸着部(吸着部)
22B 第1蒸発凝縮部(蒸発凝縮部)
22C 第1吸着コア(第1熱交換器)
22D 第1蒸発凝縮コア(第2熱交換器)
24 第2容器(容器)
24A 第2吸着部(吸着部)
24B 第2蒸発凝縮部(蒸発凝縮部)
24C 第2吸着コア(第1熱交換器)
24D 第2蒸発凝縮コア(第2熱交換器)
26A 4方弁(第1切替弁)
26B 4方弁(第1切替弁)
28A 4方弁(第2切替弁)
28B 4方弁(第2切替弁)
30 制御部
32 吸着剤
40 第1循環回路
42 エンジン(高温熱源)
44 ヒータコア
50 第2循環回路
52 室内熱交換器
60 第3循環回路
62 ラジエータ
100 吸着式ヒートポンプを備えた車両用エアコン装置
104A 4方弁(第3切替弁)
104B 4方弁(第3切替弁)

Claims (4)

  1. 吸着剤が収容された吸着部と、冷媒が封入された蒸発凝縮部と、を有する複数の容器を含んで構成され、前記容器内において吸着工程及び脱離工程が繰り返し行われる吸着式ヒートポンプと、
    前記吸着部の内部に配置された第1熱交換器と、
    前記蒸発凝縮部の内部に配置された第2熱交換器と、
    高温熱源とヒータコアとの間で冷媒を循環させるための第1循環回路と、
    切替弁によって前記吸着式ヒートポンプに接続され、前記吸着式ヒートポンプと室内熱交換器との間で冷媒を循環させるための第2循環回路と、
    前記切替弁の切替えを制御すると共に、暖房要求時に、脱離工程側の前記第2熱交換器と前記第2循環回路とを前記切替弁によって接続させ又は吸着工程側の前記第1熱交換器と前記第2循環回路とを前記切替弁によって接続させる制御部と、
    を有し、
    前記切替弁によって前記吸着式ヒートポンプに接続され、前記吸着式ヒートポンプとラジエータとの間で冷媒を循環させるための第3循環回路を備え、
    前記切替弁は、前記第1熱交換器に接続された第1切替弁と、前記第2熱交換器に接続された第2切替弁と、前記第1切替弁及び前記第2切替弁に連結された第3切替弁と、を含んで構成されており、
    前記制御部は、
    冷房要求時には、吸着工程側の前記第1熱交換器を前記第1切替弁及び前記第3切替弁によって前記第3循環回路に接続させ且つ吸着工程側の前記第2熱交換器を前記第2切替弁及び前記第3切替弁によって前記第2循環回路に接続させると共に、脱離工程側の前記第1熱交換器を前記第1切替弁によって前記第1循環回路に接続させ且つ脱離工程側の前記第2熱交換器を前記第2切替弁によって前記第3循環回路に接続させ、
    暖房要求時には、吸着工程側の前記第1熱交換器を前記第1切替弁及び前記第3切替弁によって前記第2循環回路に接続させ且つ吸着工程側の前記第2熱交換器を前記第2切替弁及び前記第3切替弁によって前記第3循環回路に接続させると共に、脱離工程側の前記第1熱交換器を前記第1切替弁によって前記第1循環回路に接続させ且つ脱離工程側の前記第2熱交換器を前記第2切替弁によって前記第3循環回路に接続させる吸着式ヒートポンプを備えた車両用エアコン装置。
  2. 吸着剤が収容された吸着部と、冷媒が封入された蒸発凝縮部と、を有する複数の容器を含んで構成され、前記容器内において吸着工程及び脱離工程が繰り返し行われる吸着式ヒートポンプと、
    前記吸着部の内部に配置された第1熱交換器と、
    前記蒸発凝縮部の内部に配置された第2熱交換器と、
    高温熱源とヒータコアとの間で冷媒を循環させるための第1循環回路と、
    切替弁によって前記吸着式ヒートポンプに接続され、前記吸着式ヒートポンプと室内熱交換器との間で冷媒を循環させるための第2循環回路と、
    前記切替弁の切替えを制御すると共に、暖房要求時に、脱離工程側の前記第2熱交換器と前記第2循環回路とを前記切替弁によって接続させ又は吸着工程側の前記第1熱交換器と前記第2循環回路とを前記切替弁によって接続させる制御部と、
    を有し、
    前記切替弁によって前記吸着式ヒートポンプに接続され、前記吸着式ヒートポンプとラジエータとの間で冷媒を循環させるための第3循環回路を備え、
    前記切替弁は、前記第1熱交換器に接続された第1切替弁と、前記第2熱交換器に接続された第2切替弁と、を含んで構成されており、
    前記制御部は、
    冷房要求時には、吸着工程側の前記第1熱交換器を前記第1切替弁によって前記第3循環回路に接続させ且つ吸着工程側の前記第2熱交換器を前記第2切替弁によって前記第2循環回路に接続させると共に、脱離工程側の前記第1熱交換器を前記第1切替弁によって前記第1循環回路に接続させ且つ脱離工程側の前記第2熱交換器を前記第2切替弁によって前記第3循環回路に接続させ、
    暖房要求時には、吸着工程側の前記第1熱交換器及び第2熱交換器を前記第1切替弁及び前記第2切替弁によって前記第3循環回路に接続させると共に、脱離工程側の前記第1熱交換器を前記第1切替弁によって前記第1循環回路に接続させ且つ脱離工程側の前記第2熱交換器を前記第2切替弁によって前記第2循環回路に接続させる吸着式ヒートポンプを備えた車両用エアコン装置。
  3. 暖房時において、前記制御部が前記第2切替弁及び前記第3切替弁を切替えることで、吸着工程側の前記第1熱交換器を前記第1切替弁及び前記第3切替弁によって前記第3循環回路に接続させ且つ吸着工程側の前記第2熱交換器を前記第2切替弁によって前記第3循環回路に接続させると共に、脱離工程側の前記第1熱交換器を前記第1切替弁によって前記第1循環回路に接続させ且つ脱離工程側の前記第2熱交換器を前記第2切替弁及び第3切替弁によって前記第2循環回路に接続させる請求項1に記載の吸着式ヒートポンプを備えた車両用エアコン装置。
  4. 前記切替弁は四方弁によって構成されている請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の吸着式ヒートポンプを備えた車両用エアコン装置。
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