JP6318896B2 - 記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、媒体に記録を行う記録装置に関するものである。
近年、インクジェット式プリンター等の記録装置においては、屋内において据え置きで使用するものの他、屋外へ持ち運び可能な、すなわち、モバイルタイプの小型の記録装置が普及しつつある。このようなモバイルタイプの記録装置においては、より一層の小型化が求められている。
また、プリンターには、用紙を所定量搬送する用紙搬送動作と、記録ヘッドを備えたキャリッジを用紙幅方向へ移動させて行う記録動作と、を交互に実行することで記録を完了させる、所謂シリアルタイプのものがある。
シリアルタイプのプリンターにおいて、記録ヘッドを備えたキャリッジを用紙幅方向へ移動させる構成としては、フレームにモーター等の駆動源の動力によって駆動する駆動プーリーと従動プーリーを設け、両プーリーに無端ベルトを巻き回し、無端ベルトにキャリッジを取り付けて固定し、無端ベルトと一体にキャリッジを往復移動させる構成が一般的に用いられている。
この無端ベルトには内周面側に歯が設けられている。また、駆動プーリー及び従動プーリーにも外周面側に複数の歯が設けられている。そして、この歯付きの無端ベルトの歯と駆動プーリーに設けられた歯とを噛合させて当該駆動プーリーを駆動させることにより前記キャリッジを前記所定の移動方向に移動させる。
ここで、キャリッジにその移動を妨げる負荷が作用した場合や、無端ベルトのベルトテンションが適切でない場合には、無端ベルトの歯と駆動プーリーの歯との噛合が外れ、歯飛びを起こすことがある。
このような歯飛び現象を防止するため、特許文献1には、歯飛び防止部材が設けられたキャリッジ駆動機構を備える記録装置が開示されている。
特開2006−275121号公報
特許文献1において、キャリッジ駆動機構の駆動プーリーに掛け回された無端ベルトに対して揺動して接近、離間するレバー部材と当該レバー部材に付勢力を与える付勢部材が、装置高さ方向における駆動プーリーの下方に設けられている。このレバー部材の先端には回転自在のローラーが設けられており、このローラーが無端ベルトを押圧付勢している。このことによって無端ベルトの歯飛び現象を防止することができる。
ここで、駆動プーリーと従動プーリーとに掛け回された無端ベルトには、装置高さ方向における上方の経路と下方の経路があり、特許文献1ではキャリッジは下方の経路側に固定されている。
このとき、歯飛びを防止するレバー部材を装置高さ方向における駆動プーリーの下方、すなわち、キャリッジが固定された経路と同じ側に設けると、キャリッジが駆動プーリー側に移動したときにレバー部材と接触する虞がある。そして、このレバー部材とキャリッジとが接触した位置が、キャリッジの駆動プーリー側への移動の限度位置となる。即ち、無端ベルトの歯飛びを防止する機構がキャリッジの移動限度位置を規定してしまう為、キャリッジの移動可能領域を確保するためには、従動プーリーと駆動プーリーとの間隔を広くとる必要がある。これは装置の幅方向のサイズアップに繋がる。
上記問題点に鑑み、本発明の目的は、駆動プーリーと従動プーリーに無端ベルトを掛け回す構成を備えた記録装置において、歯飛びを防止するとともに装置の大型化を回避し或いは抑制することにある。
上記課題を解決するため、本発明の第1の態様に係る記録装置は、駆動プーリーと従動プーリーに掛け回される無端ベルトと、媒体に記録を行う記録ヘッドを備えるとともに、前記無端ベルトに牽引されて所定方向に往復移動するキャリッジと、前記無端ベルトを挟んで前記駆動プーリーと対向配置され、前記駆動プーリーから離間する方向の前記無端ベルトの変位を規制するベルト規制部と、を備え、前記ベルト規制部は、付勢手段によって前記駆動プーリーに向けて付勢されるとともに、前記付勢手段の付勢力に抗して前記キャリッジの移動領域の外側方向に向けて移動可能である、ことを特徴とするものである。
本態様によれば、前記無端ベルトを挟んで前記駆動プーリーと対向配置され、前記駆動プーリーから離間する方向の前記無端ベルトの変位を規制するベルト規制部を備えているので、駆動プーリーの歯と無端ベルトの歯との噛合が外れること、即ち歯飛び現象の発生を抑制することができる。
ここで、前記ベルト規制部により、前記駆動プーリーから離間する方向への前記無端ベルトの変位を規制する位置(以下、「規制位置」という場合がある)が、前記キャリッジの移動領域内にあると、前記ベルト規制部が前記キャリッジと接触し、該ベルト規制部がキャリッジの移動限度位置を規定してしまう場合がある。その結果、前記駆動プーリーと前記従動プーリーとの間隔を拡げる必要が生じ、装置が大型化してしまう虞がある。
しかし、前記ベルト規制部が、付勢手段によって前記駆動プーリーに向けて付勢され、前記付勢手段の付勢力に抗して前記キャリッジの移動領域の外側方向に向けて移動可能であるので、前記規制位置にある前記ベルト規制部によってキャリッジの移動可能領域は規定されず、前記駆動プーリーと前記従動プーリーとの間隔を拡げる必要がなくなり、或いは拡げる場合であってもその程度は小さくて済む。
このことによって、より省スペースでキャリッジの移動可能領域を確保することが可能となり、装置の大型化を回避でき、或いは抑制できる。
本発明の第2の態様に係る記録装置は、第1の態様において、前記ベルト規制部は、前記付勢手段の付勢力によって前記駆動プーリーとの間で前記無端ベルトを押圧する、ことを特徴とするものである。
本態様によれば、前記駆動プーリーの歯と前記無端ベルトの歯との間の噛合が外れることをより確実に防止し、前記歯飛び現象の発生を一層効果的に抑制することができる。
本発明の第3の態様に係る記録装置は、第1の態様または第2の態様において、前記駆動プーリーと前記従動プーリーとの間の前記無端ベルトの経路は、前記キャリッジが固定される第1の経路と、当該第1の経路と対向する第2の経路と、を備えて成り、前記ベルト規制部は、前記第1の経路側で前記無端ベルトの変位を規制する、ことを特徴とするものである。
前記無端ベルトの2つの経路、すなわち、第1の経路と第2の経路において、前記ベルト規制部が、前記キャリッジが固定される経路と同じ側(第1の経路)に設けられていると、前記キャリッジが駆動プーリー側に移動したときに前記ベルト規制部と接触する虞が増す。
しかしながら、前記第1の態様の作用効果により、前記規制位置にある前記ベルト規制部によってキャリッジの移動可能領域は規定されず、前記駆動プーリーと前記従動プーリーとの間隔を拡げる必要がなくなり、或いは拡げる場合であってもその程度は小さくて済む。
以って、省スペースでのキャリッジの移動可能領域の確保が可能となり、装置の大型化を回避でき、或いは抑制できる。
本発明の第4の態様に係る記録装置は、第1の態様から第3の態様のいずれかにおいて、前記ベルト規制部は、従動回転可能なローラーで構成される、ことを特徴とするものである。
前記ベルト規制部は、前記駆動プーリーの回転駆動によって移動する無端ベルトに接し、該無端ベルトの前記駆動プーリーから離間する方向への変位を規制する。
本態様によれば、前記無端ベルトの前記駆動プーリーから離間する方向への変位を規制する際に、該無端ベルトに接する前記ベルト規制部が従動回転可能なローラーで構成されているので、該ベルト規制部が接して前記無端ベルトに与える負荷を低減することができる。したがって、前記無端ベルトの移動を円滑に行いつつ、前記ベルト規制部によって前記歯飛び現象を防止することができる。
本発明の第5の態様に係る記録装置は、第1の態様から第4の態様のいずれかにおいて、前記ベルト規制部は、ホルダーに設けられ、前記キャリッジが前記ホルダーに当接し、前記ベルト規制部を変位させる、ことを特徴とするものである。
本態様によれば、前記ベルト規制部を、前記キャリッジの移動によって機械的に変位させる構成とすることができる。
またこのとき、前記ベルト規制部はホルダーに設けられ、前記キャリッジが前記ホルダーに当接するので、前記無端ベルトと接触する前記ベルト規制部自体には前記キャリッジは接触しない。したがって、前記キャリッジによって、前記ベルト規制部に傷、磨耗、変形等が生じる虞が低減できる。
本発明の第6の態様に係る記録装置は、第5の態様において、前記ホルダーは、支点部を支点として揺動することにより前記ベルト規制部を変位させ、前記ホルダーにおいて前記キャリッジが当接する当接部と、前記支点部とは、前記キャリッジの移動方向と交差する方向に位置がずれている、ことを特徴とするものである。
本態様によれば、前記ホルダーは、支点部を支点として揺動することにより前記ベルト規制部を変位させるので、省スペースで該ベルト規制部を変位させることができる。
また、前記ホルダーにおいて前記キャリッジが当接する当接部と、前記支点部とが、前記キャリッジの移動方向と交差する方向に位置がずれていることにより、前記キャリッジがその移動方向へ移動する力によって、前記ホルダーを確実に揺動させることが可能となる。
本発明の第7の態様に係る記録装置は、第1の態様から第6の態様のいずれかにおいて、前記付勢手段は、前記キャリッジの移動方向において前記駆動プーリーと前記従動プーリーとの間の領域の外側に設けられている、ことを特徴とするものである。
本態様によれば、前記付勢手段を前記キャリッジの移動方向において前記駆動プーリーと前記従動プーリーとの間の領域の外側に設けることにより、装置本体内におけるスペースを有効に活用し、装置の大型化を回避でき、或いは抑制できる。
本発明の第8の態様に係る記録装置は、第1の態様から第7の態様のいずれかにおいて、前記キャリッジが媒体に記録を行う際の当該キャリッジの移動範囲では、前記ベルト規制部が前記無端ベルトの変位を規制する位置を保持する、ことを特徴とするものである。
本態様によれば、キャリッジが媒体に記録を行う移動範囲にあるとき、すなわち、記録を行っている間は、前記ベルト規制部は前記無端ベルトの変位を規制する位置にあるので、記録時に確実に前記歯飛び現象を抑えることができる。
また特に、前記ベルト規制部をホルダーに設け、該ホルダーに前記キャリッジが当接して前記ベルト規制部を変位させる構成、すなわち、前記キャリッジの移動によって前記ベルト規制部を機械的に変位させる構成の場合には、記録時には該キャリッジと前記ホルダーとは接触しないので、記録品質の低下の虞を回避することができる。
本発明の第9の態様に係る記録装置は、第5の態様または第6の態様において、前記キャリッジにおいて前記ホルダーが当接する被当接部と、前記ホルダーの前記当接部とが当接した状態において、前記キャリッジの少なくとも一部と、前記ホルダーの少なくとも一部とが、前記キャリッジの移動方向において同じ位置にある、ことを特徴とするものである。
言い換えると、前記キャリッジにおいて前記ホルダーが当接する被当接部は、該キャリッジの移動方向に沿う幅の内側に位置する。このことによって、前記ベルト規制部を、前記キャリッジの移動方向における該キャリッジの配置領域にオーバーラップして設けることが可能となり、記録装置の大型化を回避でき、或いは抑制できる。
本発明の一実施例に係るプリンターにおいてカバーが閉じた状態の外観を表す斜視図。 本発明の一実施例に係るプリンターにおいて装置本体を表す斜視図。 本発明の一実施例に係るプリンターの媒体搬送経路を示す側断面図。 キャリッジ駆動機構の正面図。 キャリッジ駆動機構の駆動プーリー側の拡大図。 キャリッジ駆動機構の従動プーリー側の拡大図。 キャリッジの駆動機構の概要図。 キャリッジを上側から見た平面図。 ベルト規制部について説明する図であり、(A)はベルト規制部が無端ベルトの変位を規制する位置にある状態、(B)はベルト規制部がキャリッジの移動領域の外側に移動した状態。 駆動プーリーとベルト規制部の関係を示す正面図。 駆動プーリーとベルト規制部の関係を示す斜視図。 駆動プーリーとベルト規制部の関係を示す斜視図。 ベルト規制部の付勢手段を示す図。 本発明の他の実施例に係るベルト規制部について説明する図であり、(A)はベルト規制部が無端ベルトの変位を規制する位置にある状態、(B)はベルト規制部がキャリッジの移動領域の外側に移動した状態。 本発明の更に他の実施例に係るベルト規制部について説明する図であり、(A)はベルト規制部が無端ベルトの変位を規制する位置にある状態、(B)はベルト規制部がキャリッジの移動領域の外側に移動した状態。
以下において、本発明の一実施形態に係る記録装置について、添付図面を参照して説明する。尚、本発明はこれらによって制約されるものではない。
[実施例1]
本実施例の記録装置の一例として、インクジェット式プリンターを例に挙げる。
図1は、本発明の一実施例に係るプリンターにおいてカバーが閉じた状態の外観を表す斜視図である。図2は、本発明の一実施例に係るプリンターにおいて装置本体を表す斜視図である。図3は、本発明の一実施例に係るプリンターの媒体搬送経路を示す側断面図である。図4は、キャリッジ駆動機構の正面図である。図5は、キャリッジ駆動機構の駆動プーリー側の拡大図である。図6は、キャリッジ駆動機構の従動プーリー側の拡大図である。図7は、キャリッジの駆動機構の概要図である。
図8は、キャリッジを上側から見た平面図である。図9は、ベルト規制部について説明する図であり、(A)はベルト規制部が無端ベルトの変位を規制する位置にある状態、(B)はベルト規制部がキャリッジの移動領域の外側に移動した状態である。図10は、駆動プーリーとベルト規制部の関係を示す正面図である。図11は、駆動プーリーとベルト規制部の関係を示す斜視図である。図12は、駆動プーリーとベルト規制部の関係を示す斜視図である。図13は、ベルト規制部の付勢手段を示す図である。
また、各図において示すX−Y−Z座標系はX方向が記録ヘッドの走査方向、Y方向が記録装置の奥行き方向である。Z方向は重力方向であり、装置高さ方向を示している。尚、各図において+Y方向を装置前面側とし、−Y方向側を装置背面側とする。また、+Z方向を装置上面側とし、−Z方向側を装置下面側とする。
まず、本発明の一実施例に係るインクジェット式プリンター1(以下、プリンター1と称する)の概略について、図1〜図3に基き説明する。
図1に示すプリンター1は、その内部に図2に示す装置本体10を備え、装置本体10の周囲を覆うハウジング2と、装置本体10に対して開閉可能なカバー部3とによって、プリンター1の外観を構成している。
カバー部3は、前面カバー部4と上面カバー部5が一体に形成されて構成されており、カバー部3を開いたときに装置本体10の上面に設けられた操作パネル(図示せず)及び用紙給紙口(図示せず)が表れ、また用紙排出口(図示せず)が前面側に表れるようになっている。
次に、図2および図3を用いてプリンター1の内部構造、すなわち、装置本体10の概略を説明する。尚、図3には記録媒体(例えば単票の記録用紙、以下、用紙Pと称する)の搬送経路(破線)が示してある。
プリンター1において、媒体としての用紙Pは、図3の+Y方向へ搬送される構成である。尚、以下において、プリンター1において媒体が搬送されていく方向を「下流」といい、これと反対の方向を「上流」という場合がある。
装置本体10は、複数のフレームにより骨格が構成されている。具体的には、メインフレーム20、サイドフレーム21、サイドフレーム22、ガイドフレーム23、サブフレーム24、ガイドフレーム25により構成されている。各フレームについては後に詳述する。
装置本体10の装置背面側には、用紙Pをセット可能な給紙口11が設けられており、複数枚の用紙Pが給紙口11から挿入され、ホッパー12に積載されて傾斜姿勢に支持される。
ホッパー12は、用紙Pの載置面が給送ローラー13に対して進退するように揺動可能に設けられているとともに、図示しない付勢手段によって給送ローラー13側に付勢されている。ホッパー12に複数枚セットされた用紙Pは、最上位の用紙Pが給送ローラー13と接し、給送ローラー13の回転により単位数ずつピックアップされて搬送方向下流に向けて給送される。
搬送方向上流側から送られる用紙Pは、搬送駆動ローラー16と搬送従動ローラー15とを備えた用紙搬送手段によって、インクジェット記録ヘッド18(以下、記録ヘッド18)の下方の記録位置に搬送される。
記録ヘッド18はキャリッジ17に設けられている。キャリッジ17については、図8も参照しつつ説明する。キャリッジ17は、キャリッジ17は、箱状を成すキャリッジ本体26によって筐体が構成されており、インクを記録ヘッド18に供給するためのインクカートリッジ14a、14bを搭載するとともに、モーター19(図2)からの動力を受け、用紙Pの搬送方向(+Y方向)と交差する方向、すなわち、用紙幅方向(X軸方向)に往復動する。尚、本実施形態では、キャリッジ17の移動領域(移動範囲)において図2の右端がキャリッジ17のホームポジションである。ここでのホームポジションとは、非印刷時や電源オフ時におけるキャリッジ17の待機位置を意味する。
記録ヘッド18の下方には、記録ヘッド18と対向して記録ヘッド18の液体吐出面と用紙Pとの間のギャップを規定するプラテン30が設けられている。記録ヘッド18とプラテン30との間において、用紙P等の媒体に記録ヘッド18からインクを吐出することによって記録が実行される。
記録ヘッド18の搬送方向下流側には、排出駆動ローラー27と排出従動ローラー28とを備える用紙排出手段が設けられている。記録後の用紙Pは,用紙排出手段によって装置前面に形成された用紙排出口(図示せず)から装置前方に向けて排出される。尚、符号27aは排出駆動ローラー27の回転軸であり、排出駆動ローラー27は、回転軸27aの軸線方向に沿って適宜の間隔で複数設けられている(図2を参照)。また、符号29は用紙浮きを規制する規制ローラーである。
次に、前述した装置本体2の骨格を構成するフレームについて説明する。図2または図3に表されるメインフレーム20、サブフレーム24、ガイドフレーム23、ガイドフレーム25は、用紙幅方向(X軸方向)に延びる形状を成し、サイドフレーム21、サイドフレーム22は用紙搬送方向(Y軸方向)に延びる形状を成す。
メインフレーム20は、断面視において図3に示すように上下方向(Z軸方向)に延びるとともに、上部が装置後方側にL字状に折り曲げられた形状を成し、下部が装置前方側にL字状に折り曲げられた形状を成している。このメインフレーム20には、後述するキャリッジ17の駆動機構に係るモーター19が取り付けられる。また、ホッパー12や給送ローラー13を含む用紙給送手段の他、搬送従動ローラー15を支持するローラー支持部材38などの種々の構成部材が組み付けられる。
尚、メインフレーム20等のフレームを形成する材料には装置の剛性を確保するため、金属材料が用いられる。本実施例においては装置軽量化のためアルミ材料によって形成されている。
ガイドフレーム23とガイドフレーム25は、キャリッジ17を支持するフレームであり、Y軸方向にキャリッジ17を挟む位置に設けられている。ガイドフレーム23、ガイドフレーム25には、キャリッジ本体26に設けられた摺動部26a、26bがガイドフレーム23、ガイドフレーム25にそれぞれ支持されている。尚、キャリッジ本体26の摺動部26a、26bが摺動するガイドフレーム23、ガイドフレーム25の摺動面には、摺動抵抗を低減するためのグリスを使用することができる。
また、サイドフレーム21、サイドフレーム22(図2を参照)は、それぞれガイドフレーム23、ガイドフレーム25の端部と接合し、図3に示す搬送駆動ローラー16、排出駆動ローラー27などの用紙搬送経路を構成する各種要素が組み付けられる。
次に、キャリッジ17の駆動機構について、図4〜図7に基づいて説明する。
前述のように、キャリッジ17は、ガイドフレーム23とガイドフレーム25によって支持されている。また、ガイドフレーム23には、モーター19から駆動力を供給されてキャリッジ17をX軸方向に移動させるキャリッジ駆動機構31が設けられている。図4〜図6に示すように、キャリッジ駆動機構31は、駆動プーリー32と、従動プーリー33と、駆動プーリー32と従動プーリー33に掛け回される無端ベルト34とを備えている。
駆動プーリー32は、モーター19(図2)の駆動軸に取り付けられており、モーター19により回転駆動させられる。駆動プーリー32を備えるモーター19は、キャリッジ17の移動領域の一端側に取り付けられている。
従動プーリー33は、駆動プーリー32に対して図4におけるX軸方向側に離れた位置に設けられている。すなわち、従動プーリー33は、キャリッジ17の移動領域の他端側に設けられる。また、従動プーリー33は、駆動プーリー32の回転に対して従動回転可能に構成されている。
また、図6、図7に示すように、従動プーリー33はプーリーホルダー35に回動自在に取り付けられて保持されている。プーリーホルダー35はメインフレーム20に取り付けられているとともに、無端ベルト34の掛け回し方向、すなわちX軸方向に移動可能に設けられる。尚、メインフレーム20に対し、プーリーホルダー35がX軸方向に移動可能に設けられる構成については、後に詳述する。
そして、プーリーホルダー35は、第1付勢部としての引張りばね36によって駆動プーリー32から離れる方向、すなわち、+X軸方向側に付勢されており、駆動プーリー32と従動プーリー33に掛け回された無端ベルト34にテンションを付与するように構成されている。
尚、駆動プーリー32と従動プーリー33には、その外周面に不図示の複数の歯が設けられている。そして、無端ベルト34の内周面側には、駆動プーリー32の歯及び従動プーリー33の歯と噛合する歯(図示せず)が設けられている。
また、駆動プーリー32と従動プーリー33とに掛け回された無端ベルト34は、装置高さ方向(Z軸方向)の下側(−Z軸方向側)において、ベルトの掛け回し方向(X軸方向)に延びる第1の経路34aと、上側(+Z軸方向側)において同方向に延びる、すなわち第1の経路34aと対向する第2の経路34bとを備えている。
キャリッジ17は、キャリッジ17の背面側に設けられた把持部37(図8を参照)で無端ベルト34の第1の経路34aの一部を把持している。モーター19が駆動プーリー32を回転させると、無端ベルト34に牽引されてキャリッジ17がX軸方向にガイドレール23、ガイドレール25上を摺動する。これにより、キャリッジ17は、+X軸方向あるいは−X軸方向に移動する。
ここで、前述のように、従動プーリー33は、プーリーホルダー35が引張りばね36によって駆動プーリー32から離れる方向に付勢されることにより、無端ベルトにテンションを与えている。このテンションは極力小さいほうが、駆動プーリー32の駆動源であるモーター19の駆動負荷を小さくでき、以って定格の小さいモーター19を用いることができるため、装置小型化の観点から好ましい。
しかしテンションが小さいと、図7に示すように、キャリッジ17がホームポジション側のキャリッジストッパー39に当接した際に、駆動プーリー32が無端ベルト34に与えるテンションによって従動プーリー33が駆動プーリー32側に引き寄せられ、無端ベルト34の第2の経路34bに弛みが生じる。この弛みは、駆動プーリー32と無端ベルト34との間の歯飛び現象を誘引する。
この歯飛び現象を防止するため、無端ベルト34を挟んで駆動プーリー32と対向配置され、駆動プーリー32から離間する方向の無端ベルト34の変位を規制するベルト規制部40が設けられている。
次に、図9〜図13に基き、ベルト規制部40について説明する。
図10に示すように、本実施例においてベルト規制部40は、従動回転可能なローラー41によって構成されており、ローラー41は、キャリッジ17によって把持される無端ベルト34の第1の経路34a側において駆動プーリー32と対向配置されている。ローラー41は、その軸41aをローラーホルダー42に保持されて、従動回転可能に取り付けられている(図12を参照)。
ローラーホルダー42は、付勢手段43の付勢力によって駆動プーリー32に向けて付勢されているとともに、その付勢力によってローラー41が無端ベルト34を押圧するように構成されている(図10、図11、および図13を参照)。
付勢手段43は、キャリッジ17の移動方向において駆動プーリー32と従動プーリー33との間の領域の外側に設けられている。付勢手段43は引っ張りばねとして構成されており、その一端側(符号43a)がローラーホルダー42のフック42aに取り付けられており、符号43bで示す他端側が、所定位置に固定されたばね保持部45に取り付けられている。
更に、ローラーホルダー42は、図9(A)、図9(B)に示すように支点部44を支点として揺動するように構成されており、この揺動によってベルト規制部40としてのローラー41を、付勢手段43の付勢力に抗してキャリッジ17の移動領域の外側方向(−X軸方向)に向けて移動可能に構成されている。
ローラーホルダー42は、図9(A)に示すように、キャリッジ17側の被当接部46(図8も併せて参照)がローラーホルダー42側の当接部42bと接触し、キャリッジ17の−X軸方向への移動に伴いローラーホルダー42が押されて揺動する。その結果、ローラー41はキャリッジ17の移動領域の外側方向(−X軸方向)に移動する。[図9(B)]
ここで、ローラーホルダー42においてキャリッジ17が当接する当接部42bと、支点部44とは、前記キャリッジの移動方向(X軸方向)と交差する方向(Z軸方向)に位置がずれている。このことによって、キャリッジ17がその移動方向(X軸方向)へ移動する力によって、ローラーホルダー42を容易に揺動させることができる。
キャリッジ17においてローラーホルダー42が当接する被当接部46(図8を参照)は、キャリッジ17の移動方向においてキャリッジ17の一方側側壁26bに対し他方側の側壁26c寄りに位置することが望ましい。言い換えると被当接部46は、キャリッジ17の移動方向に沿う幅(側壁26bから側壁26cまで)の内側に位置する。
例えば、キャリッジ17の背面側(−Y軸方向側)に設けられる摺動部26aの駆動プーリー32側(−X軸方向側)に被当接部46を設けることができる。
このとき、キャリッジ17においてローラーホルダー42が当接する当接部46と、ローラーホルダー42側の当接部54とが当接した状態[図9(B)]において、キャリッジ17の少なくとも一部と、ローラーホルダー42の少なくとも一部とは、キャリッジ17の移動方向において同じ位置にある。
すなわち、ベルト規制部40(ローラー41)を、キャリッジ17の移動方向におけるキャリッジ17の配置領域にオーバーラップして設けることが可能となり、記録装置1の大型化を回避でき、或いは抑制できる。
尚、本実施例のようにキャリッジ本体26の一部を被当接部46とする場合のほか、被当接部となる別の部材をキャリッジ本体26に対して取り付けてもよい。
以上説明したようなベルト規制部40を備えることにより、以下の作用効果が得られる。
すなわち、駆動プーリー32から離間する方向の無端ベルト34の変位を規制するベルト規制部40を備えるので、駆動プーリー32の歯と無端ベルト34の歯との噛合が外れることにより生じる歯飛び現象の発生を抑制することができる。
また、ベルト規制部40が、付勢手段43によって駆動プーリー32に向けて付勢され、付勢手段43の付勢力に抗してキャリッジ17の移動領域の外側方向に向けて移動可能であるので、ベルト規制部40がキャリッジ17の移動領域内にあり、ベルト規制部40とキャリッジ17が接触しても、ベルト規制部40の移動領域の外側方向に退避することが可能となる。したがって、無端ベルト34の変位を規制する位置にあるベルト規制部40によって、キャリッジ17の移動限度位置は規定されない。
このことによって、より省スペースでキャリッジの移動可能領域を確保することが可能となり、装置の大型化を回避でき、或いは抑制できる。
また、ローラー41は、付勢手段43の付勢力によって駆動プーリー32との間で無端ベルト34を押圧しているので、駆動プーリー32の歯と無端ベルト34の歯との間の噛合が外れることをより確実に防止し、歯飛び現象の発生を一層効果的に抑制することができる。
尚、本実施例においてはローラー41が無端ベルトを押圧して、無端ベルト34が駆動プーリー32から離間する方向へ変位することを規制しているが、ローラー41を無端ベルト34からわずかに離間させて配置し、歯飛びは生じない程度ではあるが無端ベルト34が駆動プーリー32から少し浮いた状態になったときに、ローラー41が無端ベルト34に接触し、それ以上無端ベルト34が駆動プーリー32から離れないようにする構成にすることも可能である。
また、無端ベルト34は駆動プーリー32の回転駆動によってX軸方向に移動し、ベルト規制部40は、移動する無端ベルト34に接し、無端ベルト34が駆動プーリー32から離間する方向へ変位することを規制する。このとき、ベルト規制部40は従動回転可能なローラー41で構成されているので、ベルト規制部40が接して無端ベルト34に与える負荷を低減することができる。したがって、無端ベルト34の移動を円滑に行いつつ、ベルト規制部40によって歯飛び現象を防止することができる。
更に、ローラー41がローラーホルダー42に設けられ、キャリッジ17がローラーホルダー42に当接してローラー41を変位させる構成より、ベルト規制部40としてのローラー41を、キャリッジ17移動によって機械的に変位させることができる。
加えて、キャリッジ17がローラーホルダー42に当接するので、無端ベルト34と接触するローラー41自体にはキャリッジ17は接触しない。したがって、キャリッジ17によって、ローラー41に傷、磨耗、変形等が生じる虞が低減できる。
尚、無端ベルト34に接触するローラー41に傷や変形があると、無端ベルト34にも傷等をつける虞がある。したがって、ローラー41への傷、磨耗、変形等がないことは重要である。
また、ローラーホルダー42は、支点部44を支点として揺動することによりローラー41を変位させるので、省スペースでローラー41を変位させることができる。
また、ローラーホルダー42においてキャリッジ17が当接する当接部と、支点部44とが、前記キャリッジの移動方向(X軸方向)と交差する方向(Z軸方向)に位置がずれていることにより、キャリッジ17がその移動方向(X軸方向)へ移動する力によって、ローラーホルダー42を確実に揺動させることが可能となる。
尚、ベルト規制部40(ローラー41)は、キャリッジ17が媒体に記録を行う移動範囲にあるとき、すなわち、記録を行っている間は、無端ベルト34の変位を規制する位置にあることが望ましい。このことにより、記録時に確実に前記歯飛び現象を抑えることができる上、記録時にはキャリッジ17とローラーホルダー42とは接触しないので、記録品質の低下の虞を回避することができる。
また、ベルト規制部40(ローラー41)の駆動プーリー32にする付勢方向D(図7を参照)は、キャリッジ17の移動方向である+X軸方向に対して鋭角の角度αを成す方向であることが望ましい。
これにより、キャリッジ17がローラーホルダー42と接触しつつ−X軸方向へ移動するのに伴って、ローラー41がキャリッジ17の移動領域の外側方向に移動しやすい構成とすることができる。
また本実施例では、ベルト規制部40をキャリッジ17と接触させて、キャリッジ17の移動によって機械的にベルト規制部40をキャリッジ17の移動領域の外側方向へ変位させる構成とした。しかしながらこれに限られず、例えばキャリッジ17が所定位置に移動した際に(例えばベルト規制部40に近づいた際に)これを検出して、ベルト規制部40をキャリッジ17以外の動力(例えばモーターやソレノイドなど)によってキャリッジ17の移動領域の外側方向へ退避させるように制御する構成も採用可能である。
[実施例2]
実施例2では、図14に基き、ベルト規制部の他の実施例について説明する。図14は、本発明の他の実施例に係るベルト規制部50について説明する図であり、(A)はベルト規制部が無端ベルトの変位を規制する位置にある状態、(B)はベルト規制部がキャリッジの移動領域の外側に移動した状態である。
本実施例において実施例1と同一の構成については同一の符号を付し、その構成の説明は省略する。
実施例2に係るベルト規制部50は従動回転可能なローラー51であり、ローラー51はローラーホルダー52に保持されている。ローラーホルダー52に保持されるローラー51を駆動プーリー32向けて付勢する付勢手段53として、ローラーホルダー52に対しキャリッジ17の移動領域の外側方向にコイルばねが配置されおり、ローラーホルダー52はX軸方向、すなわち、キャリッジ17の移動方向に進退するように構成されている。
ローラーホルダー52側の当接部54とキャリッジ17側の被当接部46が接触してキャリッジ17が−X軸方向に移動すると、付勢手段53の付勢力に抗してローラーホルダー52が−X軸方向に移動する。そして、ローラー51が、無端ベルト34の変位を規制する規制位置[図14(A)]からキャリッジ17の移動領域の外側方向に移動する[図14(B)]。
ベルト規制部50においては、キャリッジ17の移動方向とローラーホルダー52の移動方向が同じであるので、キャリッジ17の移動に連動させてローラー51をキャリッジ17の移動領域の外側方向に移動させることを、構成簡単にして実現することができる。
ベルト規制部50が設けられていることにより、実施例1と同様に、歯飛び現象の発生を抑制することができる。また、ベルト規制部50が無端ベルト34の変位を規制する位置においてキャリッジ17と接触したときには、キャリッジ17が更にキャリッジ17の移動領域の外側方向に移動する動きに連動して、ベルト規制部50はキャリッジ17の移動領域の外側方向に移動することができる。このことによって、より省スペースでキャリッジの移動可能領域を確保することが可能となり、装置の大型化を回避でき、或いは抑制できる。
[実施例3]
実施例3では、図15に基き、前記ベルト規制部の更に他の実施例について説明する。図15は、本発明の更に他の実施例に係るベルト規制部について説明する図であり、(A)はベルト規制部が無端ベルトの変位を規制する位置にある状態、(B)はベルト規制部がキャリッジの移動領域の外側に移動した状態である。
本実施例において実施例1と同一の構成については同一の符号を付し、その構成の説明は省略する。
実施例3に係るベルト規制部60は従動回転可能なローラー61であり、ローラー61はローラーホルダー62に保持されている。本実施例においてローラーホルダー62に保持されるローラー61を駆動プーリー32向けて付勢する付勢手段63は板ばねであり、付勢手段63はその一端側63aがローラーホルダー62の上方側(+Z軸方向側)においてメインフレーム20にネジ64によって固定されている。そして付勢手段63の他端側63bはローラーホルダー62に連なっている。
ローラーホルダー62側の接触部65とキャリッジ17側の被当接部46が接触してキャリッジ17が−X軸方向に移動すると、付勢手段63の付勢力に抗してローラーホルダー62が−X軸方向に移動する。そして、ローラー61が、無端ベルト34の変位を規制する規制位置[図15(A)]からキャリッジ17の移動領域の外側方向に移動する[図15(B)]。
本実施例においても、ベルト規制部60によって歯飛び現象の発生を抑制することができる。加えて、ベルト規制部60は、無端ベルト34の変位を規制する位置でキャリッジ17と接触し、キャリッジ17が更にキャリッジ17の移動領域の外側方向に移動する動きに連動してキャリッジ17の移動領域の外側方向に移動する。このことによって、より省スペースでキャリッジの移動可能領域を確保することが可能となり、装置の大型化を回避でき、或いは抑制できる。
本発明は上記実施例に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることは言うまでもない。
1 プリンター、2 ハウジング、3 カバー部、
4 前面カバー部、5 上面カバー部、
10 装置本体、11 給紙口、12 ホッパー、13 給送ローラー
14 インクカートリッジ、15 搬送従動ローラー、16 搬送駆動ローラー、
17 キャリッジ、 18 記録ヘッド、19 モーター、
20 メインフレーム、21 サイドフレーム、22 サイドフレーム
23 ガイドフレーム、24 サブフレーム、25 ガイドフレーム、
26 キャリッジ本体、26a 摺動部、26b 摺動部、27 排出駆動ローラー、
27a 回転軸、28 排出従動ローラー、29 規制ローラー、
30 プラテン、31 キャリッジ駆動機構、32 駆動プーリー、
33 従動プーリー、34 無端ベルト、34a第1の経路、34b 第2の経路、
35 プーリーホルダー、36 引張りばね、37 把持部、
38 ローラー支持部材、39 キャリッジストッパー、
40 ベルト規制部、41 ローラー、42 ローラーホルダー、
43 付勢手段、44 支点部、45 ばね保持部、46 被当接部、
50 ベルト規制部、51 ローラー、52 ローラーホルダー、
53 付勢手段、54 当接部、60 ベルト規制部、61 ローラー、
62 ローラーホルダー、63 付勢手段、64 ネジ、65 当接部
P 用紙

Claims (9)

  1. 駆動プーリーと従動プーリーに掛け回される無端ベルトと、
    媒体に記録を行う記録ヘッドを備えるとともに、前記無端ベルトに牽引されて所定方向に往復移動するキャリッジと、
    前記無端ベルトを挟んで前記駆動プーリーと対向配置され、前記駆動プーリーから離間する方向の前記無端ベルトの変位を規制するベルト規制部と、を備え、
    前記ベルト規制部は、付勢手段によって前記駆動プーリーに向けて付勢されて前記キャリッジの移動領域内に配置されるとともに、前記付勢手段の付勢力に抗して前記キャリッジの移動領域の外側方向に向けて変位可能である、
    ことを特徴とする、記録装置。
  2. 請求項1に記載の記録装置において、前記ベルト規制部は、前記付勢手段の付勢力によって前記駆動プーリーとの間で前記無端ベルトを押圧する、
    ことを特徴とする、記録装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の記録装置において、前記駆動プーリーと前記従動プーリーとの間の前記無端ベルトの経路は、前記キャリッジが固定される第1の経路と、当該第1の経路と対向する第2の経路と、を備えて成り、
    前記ベルト規制部は、前記第1の経路側で前記無端ベルトの変位を規制する、
    ことを特徴とする、記録装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の記録装置において、前記ベルト規制部は、従動回転可能なローラーで構成される、
    ことを特徴とする、記録装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の記録装置において、前記ベルト規制部は、ホルダーに設けられ、
    前記キャリッジが前記ホルダーに当接し、前記ベルト規制部を変位させる、
    ことを特徴とする、記録装置。
  6. 請求項5に記載の記録装置において、前記ホルダーは、支点部を支点として揺動することにより前記ベルト規制部を変位させ、
    前記ホルダーにおいて前記キャリッジが当接する当接部と、前記支点部とは、前記キャリッジの移動方向と交差する方向に位置がずれている、
    ことを特徴とする、記録装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の記録装置において、前記付勢手段は、前記キャリッジの移動方向において前記駆動プーリーと前記従動プーリーとの間の領域の外側に設けられている、
    ことを特徴とする、記録装置。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の記録装置において、前記キャリッジが媒体に記録を行う際の当該キャリッジの移動範囲では、前記ベルト規制部が前記無端ベルトの変位を規制する位置を保持する、
    ことを特徴とする、記録装置。
  9. 請求項6に記載の記録装置において、前記キャリッジ前記ホルダーが当接する被当接部と前記ホルダーの前記当接部とが当接した状態において、前記キャリッジの少なくとも一部と、前記ホルダーの少なくとも一部とが、前記キャリッジの移動方向において同じ位置にある、
    ことを特徴とする、記録装置。
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