JP6316666B2 - 反転式スロープ装置 - Google Patents
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Description
その中でも特許文献1には、バス,路面電車等の乗物の乗降口に、踏板を車両側に反転格納可能な車椅子アクセルランプを開示する。
しかし、同公報に開示する踏板の反転機構は、オリフィスやコイルバネによるダンパ機構を用いたものであり、構造が複雑である。
車椅子が脱輪する恐れもあった。
特許文献2には、バスやバンのような床を有する車両に装置される反転式の折り畳み式スロープ板(FOLD OUT RAMP)を開示する。
しかし、同公報に開示するスロープ装置は、機械式駆動装置によるものであり、構造が複雑であった。
また、スロープ板が車外側に展開した状態では、床部へのアクセス部に段差が生じるものであった。
ここでフロアとは、バス,路面電車等の車両にあっては車両の床部を意味し、建築物等の玄関口や段差部にあっては高台側のフロアをいい、本発明に係るスロープ装置は車両用に限定されない。
本明細書では、スロープ部の先端側を接地面に接地展開した先端側を前方又は前部と表現し、高台側へのアクセス方向を後方又は後部と表現する。
このようにスロープ部の先端部と収納部の後端部とに相互に重なり合う傾斜部を形成すると、スロープ部を接地面側に展開した状態ではスロープ部の先端部の傾斜で設置面との段差が小さくなり、収納部の後端部における傾斜部でフロアアクセス部の段差が小さくなるので、車椅子の走行性に優れる。
一方、スロープ部をフロアの収納部側に収納(格納)した状態では、スロープ部の先端部の傾斜部と収納部の後部の傾斜部との重ね合せにより、スロープ部の裏面とフロアとのフラット性が確保される。
ここで、スロープ部の先端部と収納部のフロア側後端部とが重なり合った状態でスロープ部上面と収納部の上面との間に所定の隙間を形成してもよい。
このようにすると、スロープ部の収納時には収納部の溝部にレール部が納まり、フラットになる。
ここで空気抵抗が生じるとは、収納側の溝部の内側幅寸法に対してレール部の幅寸法がわずかに小さい幅寸法に設定され、スロープ部が収納部側に倒れ込む際にスロープ面内のエアー及び溝部内のエアーがレール部との隙間から外部に逃げるのに空気抵抗が生じ、いわゆるエアーダンパ機能が生じることをいう。
なお、この際に重なり合った収納部の上面とスロープ部の上面との間に隙間を形成するようにすると、小石等の異物が挟み込まれるのを防止する。
また、スロープ部の両側にレール部を設け、このレール部を収納部の両側の溝部に収納する際にエアーダンパ機能をもたせると、簡単な構造でありながらスロープ部の展開,収納性に優れる。
反転式スロープ装置(以下単にスロープ装置という。)100を図1に示し、例えば図5にバス1の乗降口2のフロア3に搭載し、使用できる。
図5(a)は、フロア3と路面との間にスロープ面を形成した状態を示し、図5(b)はスロープ部20を反転させ、フロア3の収納部10に収納し、乗降口2にステップ4を形成した状態を示す。
スロープ部20は、図1に示すように展開状態(a)と収納状態(b)との間を相互に反転回動する。
スロープ部20は、パネル部材21の左右両端側からレール部22,23を立設してある。
本実施例においては、図2(a)に示すように中空断面形状のパネル部材21を用いた例であるが中実材でもよく、図3は中実部の断面図を示す。
パネル部材21の先端部は、上面が傾斜からなる傾斜部21aで裏面(下面)が略水平方向平坦なフラット部21bになっている。
なお、傾斜部21aは、図2に示すように展開時に先端側が接地面に向けて低くなるような傾斜面であるとともに、後述する収納部10のフロア側に設けた後端部のアクセス傾斜部14と相互に重なる関係になっている。
収納部10の先端部にスロープ部20の後端部を枢着部30にて回動自在に枢着してあり、収納部の後端部はアクセス部材11を連結し、上面に後端部の傾斜部としてアクセス傾斜部13を形成してある。
これにより、図2(b)に示すようにスロープ部20の傾斜部21aが収納部10のアクセス傾斜部13に重なり、スロープ部の先端裏面のフラット部21b,アクセス部材11のフロア側つば部13a,フロア3の床面が概ねフラットになる。
図2(b)に示すように、スロープ部20の傾斜部21aが収納部10のアクセス傾斜部に重なった状態で、収納パネル体12の上面とスロープ部20のパネル部材の上面との間に隙間sが形成されるようになっている。
これにより、小石等の異物があってもこの隙間に納まり、スロープ部20と収納部10との干渉を避けることができる。
このような構成にしたので、スロープ部20を折りたたんだ上を人が乗っても枢着部30及び傾斜部21aとアクセス傾斜部との重なり部にてスロープ部20を架け渡すように支持し、剛性に優れる。
また、収納部10の両側に溝部14a,15aを有するので排水性が優れ、スロープ部を展開させた状態で土や小石の排出清掃も容易である。
スロープ部20の裏面には、図1(b)に示すように取手ハンドル24が設けられている。
また、枢着部30の回転軸30aの中心が収納部10の収納パネル12の上面よりも上側に位置するようにオフセットしてある。
これにより、収納パネル体12の端部を切り欠くことなく、スロープ部20の回転との干渉を防止することができる。
レール部14,15と溝部14a,15aとの間の隙間寸法d=0.1〜3.0mmの範囲、好ましくはd=0.5〜2.0mmの範囲に設定してあり、図3(c)に示すようにレール部22,23が溝部14a,15aに入り込む際に、スロープ部上面と収納部上面との間の空気を含めて溝内のエアーが上記隙間dから外に逃げる際に空気抵抗が生じ、エアーダンパ機能が発揮されるようになっている。
これにより、スロープ部20を収納部10に反転収納させる際にゆっくりと収納される。
また、レール部22,23の上端と溝部14a,15aの底部とが干渉しないようにスロープ部の傾斜部21aと収納部10のアクセス傾斜部13との重なり高さが設定されている。
(a)は、収納部10の左右の両側の凹部レール部材114,115にもフロア3との間に傾斜面114b,115bを形成し、レール部122,123の下端面側につば部122a,123aを形成した例を示す。
(b)は、溝部15aの底部とレール部23の上部との間に緩衝材24が位置するようにこの溝部15aの底部に設けた例を示す。
これにより、スロープ20の収納時の衝撃が緩和される。
(c)は、レール部223の上端部に突部223aを形成することで、スロープ部20が折りたたみ収納された際に、この突部223aが溝部15aの底部に当接し、スロープ部20を支持するようにした例である。
これにより、収納時のスロープ部20の剛性が向上する。
20 スロープ部
30 枢着部
100 反転装置スロープ装置
Claims (2)
- フロア側に設置する収納部と、当該収納部に反転収納可能なスロープ部とを有し、
前記スロープ部の先端側を接地側に展開すると、前記収納部底面から接地面に亘ってスロープ面を形成し、
前記スロープ部の先端側を収納部側に反転させるとスロープ部の裏面とフロアが概ねフラットになるものであり、
収納時における前記スロープ部の先端部と収納部のフロア側後端部との間が傾斜面で重なり合うようにスロープ部の先端傾斜部及び収納部の後端傾斜部とを有し、
前記スロープ部はパネル部材のスロープ面左右両側からそれぞれ立設した1対のレール部を有し、前記収納部は左右に断面凹形状の溝部を有し、スロープ部を収納部に反転収納する際に前記レール部が前記溝部内に納まるものであり、
前記レール部と前記溝部との間の隙間寸法dを0.1〜3.0mmの範囲に設定することで、前記スロープ部を前記収納部に反転収納する際に空気抵抗が生じ、エアーダンパ機能を有するものであることを特徴とする反転式スロープ装置。 - 前記レール部と前記溝部との間に緩衝材を有することを特徴とする請求項1記載の反転式スロープ装置。
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