JP6316226B2 - 照明光学系およびこれを用いた画像投射装置 - Google Patents

照明光学系およびこれを用いた画像投射装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6316226B2
JP6316226B2 JP2015045685A JP2015045685A JP6316226B2 JP 6316226 B2 JP6316226 B2 JP 6316226B2 JP 2015045685 A JP2015045685 A JP 2015045685A JP 2015045685 A JP2015045685 A JP 2015045685A JP 6316226 B2 JP6316226 B2 JP 6316226B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens array
optical system
image display
display element
fly
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015045685A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015201433A5 (ja
JP2015201433A (ja
Inventor
貴士 須藤
貴士 須藤
勇樹 前田
勇樹 前田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2015045685A priority Critical patent/JP6316226B2/ja
Priority to US14/667,948 priority patent/US9746758B2/en
Priority to CN201710213764.2A priority patent/CN107367892A/zh
Priority to CN201510151866.7A priority patent/CN104977789B/zh
Publication of JP2015201433A publication Critical patent/JP2015201433A/ja
Priority to US15/623,745 priority patent/US10268112B2/en
Publication of JP2015201433A5 publication Critical patent/JP2015201433A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6316226B2 publication Critical patent/JP6316226B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B21/00Projectors or projection-type viewers; Accessories therefor
    • G03B21/14Details
    • G03B21/20Lamp housings
    • G03B21/208Homogenising, shaping of the illumination light
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B19/00Condensers, e.g. light collectors or similar non-imaging optics
    • G02B19/0004Condensers, e.g. light collectors or similar non-imaging optics characterised by the optical means employed
    • G02B19/0009Condensers, e.g. light collectors or similar non-imaging optics characterised by the optical means employed having refractive surfaces only
    • G02B19/0014Condensers, e.g. light collectors or similar non-imaging optics characterised by the optical means employed having refractive surfaces only at least one surface having optical power
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/09Beam shaping, e.g. changing the cross-sectional area, not otherwise provided for
    • G02B27/0927Systems for changing the beam intensity distribution, e.g. Gaussian to top-hat
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/09Beam shaping, e.g. changing the cross-sectional area, not otherwise provided for
    • G02B27/0938Using specific optical elements
    • G02B27/095Refractive optical elements
    • G02B27/0955Lenses
    • G02B27/0961Lens arrays
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B19/00Condensers, e.g. light collectors or similar non-imaging optics
    • G02B19/0033Condensers, e.g. light collectors or similar non-imaging optics characterised by the use
    • G02B19/0047Condensers, e.g. light collectors or similar non-imaging optics characterised by the use for use with a light source

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Projection Apparatus (AREA)
  • Microscoopes, Condenser (AREA)
  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)

Description

本発明は、照明光学系およびこれを用いた画像投射装置に関する。
近年、液晶プロジェクタなどの画像投射装置において、照明効率を改善させることによる高輝度化が検討されている。照明効率を改善させるには、照明エリアを狭くし、かつ、照明エリアのエッジ部分をシャープにすることが好ましい。特許文献1には、被照明面が湾曲した像面の近軸像面より光源側に位置し、かつ湾曲した像面の周辺像面が近軸像面よりも光源側に位置するように構成された照明装置が開示されている。このような構成により、像面湾曲の影響によって照明エリアがぼやけるのを緩和している。
特開2011―90321号公報
しかしながら、特許文献1の構成では、パネル面を近軸像面よりも光源側に設定しているため、パネルの共役点は、第1レンズアレイ(フライアイレンズ)よりも光源側に位置することになる。この場合、照明エリアの端部において高輝度部分(スジ)が発生するため、有効な照明エリアが狭まってしまう。この結果、エリアマージンを広くとる必要があり、明るさが低減する。一方、エリアマージンを十分にとらない場合、スジが投射されてしまうため、画質が低下する。
そこで本発明は、高輝度かつ高画質の画像の投射を実現可能な照明光学系およびこれを用いた画像投射装置を提供する。
本発明の一側面としての照明光学系は、画像表示素子を照明する照明光学系であって、光源から出射した光を分割する第1のレンズアレイと、前記第1のレンズアレイからの光を受光する第2のレンズアレイと、前記第2のレンズアレイからの光を前記画像表示素子に導く集光光学系とを有し、前記画像表示素子の共役点は、前記第1のレンズアレイの屈折力を有する面と前記第2のレンズアレイの入射面との間に位置し、前記第1のレンズアレイの入射面から前記第2のレンズアレイの出射面までの光軸方向の空気換算長をA(in air)とし、前記第2のレンズアレイの焦点距離をF2とするとき、0.010<(A(in air)−F2)/A(in air)<0.300を満足している。
本発明の他の側面としての画像投射装置は、画像表示素子と、前記照明光学系とを有する。
本発明の他の目的及び特徴は、以下の実施形態において説明される。
本発明によれば、高輝度かつ高画質の画像の投射を実現可能な照明光学系およびこれを用いた画像投射装置を提供することができる。
第1実施形態における画像投射装置(照明光学系)の要部構成図である。 第1実施形態におけるセル境界部に入射した光の光路図である。 第1実施形態におけるセル境界部の曲率半径およびパネル面のスポット径の相関グラフである。 第1実施形態におけるパネル短辺方向の輝度分布図である。 輝度ムラの説明図である。 パネル短辺方向の輝度分布図である。 図6中の高輝度部分の拡大図である。 フライアイレンズのセル境界部の拡大図である。 パネルの共役点の説明図である。 第1のフライアイレンズのセル境界部以外の領域に入射した平行光の光路図である。 第1のフライアイレンズのセル境界部に入射した平行光の光路図である。 セル境界部の曲率半径およびパネル面のスポット径の相関グラフである。 第2実施形態におけるパネル短辺方向に沿った画像投射装置の要部構成図である。 第2実施形態におけるパネル長辺方向に沿った画像投射装置の要部構成図である。 第2実施形態におけるパネル短辺方向における光の光路図である。 第2実施形態におけるパネル長辺方向における光の光路図である。 第3実施形態におけるパネル短辺方向に沿った画像投射装置の要部構成図である。 第3実施形態におけるパネル長辺方向に沿った画像投射装置の要部構成図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
まず、一般的な照明光学系を備えた画像投射装置における、照明エリアの端部に生じる高輝度部分(以下、「スジ」という)の発生原理について説明する。図5を参照して、スジの現象について述べる。図5は、二次元の輝度ムラの説明図であり、画像表示素子5の面(パネル面)における照明エリアを示している。図5において、横方向の矢印はパネル長辺方向(x軸)、縦方向の矢印はパネル短辺方向(y軸)を示している。
図6は、図5中のy方向における輝度分布図である。図6において、縦軸は照度、横軸は位置(y軸)をそれぞれ示している。図6中の点線部60は、高輝度部分(スジ)を表している。図7は、図6中の点線部60およびその周辺の拡大図である。スジの部分は、画像表示素子5の有効領域(パネル有効領域)内に存在すると、画像を表示する際に明るい輝線として認識され、画質の品位を低下させる原因となる。このため、スジがパネル有効領域内に入り込まないように、画像投射装置を設計する際に、照明領域(照明エリア)の幅に余裕(マージン)を持たせ、照明エリアを広めに確保するように設計する。これにより、画像内へのスジの侵入を防ぐことができる。しかし、画像投射装置の設計の際に照明エリアを広げることは、パネル面の有効領域内の明るさを低下させることになる。このため、照明効率の観点ではデメリットとなる。
続いて、スジの発生原理について詳述する。スジの発生原因は、二つの光学構成(二つの原因)による。第一の原因は、第1のフライアイレンズ2(第1のレンズアレイ、または、第1の光分割手段)のうち隣接する各セルの間の境界部(セル境界部)の形状が凹面である(セル境界部が負の屈折率を有する)ことである。第二の原因は、画像表示素子5(パネル)の共役点の位置である。
ここで、図8を参照して、第一の原因である第1のフライアイレンズ2(セル境界部)の形状について説明する。図8は、第1のフライアイレンズ2のセル境界部の拡大図である。通常、フライアイレンズにおいて、隣接する各セル間の境界部(セル境界部)は、製造上、図8中の点線部80で示されるように凹面形状となる。フライアイレンズは、型で成型を行うことにより製造される。このとき、フライアイレンズの境界部の形状に関しては、型の形状誤差が大きくなりやすい。また、境界部に関しては、良好な転写精度が得られないことが多い。このため、フライアイレンズにおけるセル境界部は、凹面形状となる。型の精度を改善した場合でも、セル境界部における凹面部分は、深さや幅が変化するだけであり、この凹面部分を完全に除去することは困難である。
次に、第二の原因である画像表示素子5(パネル)の共役点について説明する。例えば特許文献1の構成では、パネルの共役点は第1のフライアイレンズの光源側に位置している。また、特許文献1以外の構成であっても、一般的に、パネルの共役点は光源側に位置するように設定されている。以下、この理由について説明する。
通常、第1のフライアイレンズ2と画像表示素子5の面(パネル面)は、略近軸的に共役関係の位置にある。しかし、これらを完全に共役関係の位置に設定すると、第1のフライアイレンズ2のキズやごみなどが、パネル面に結像され、スクリーン(投射面)に第1のフライアイレンズ2のキズやごみが投射されてしまう。このため、これらを共役関係の位置から光軸方向に若干ずらして照明設計を行い、画像投射装置を製造する。そのずらす方向に関して、通常、パネルの共役点を第1のフライアイレンズ2の光源側にずらすように設計される。
図9を参照して、画像表示素子5(パネル)の共役点について説明する。図9は、画像表示素子5の共役点の説明図である。図9において、1は光源部である。光源部1は、光源および放物面リフレクタを備えており、光源から平行な光が出射するように構成されている。2は、第1のフライアイレンズ、3は第2のフライアイレンズ、4はコンデンサレンズ(集光光学系)、5は画像表示素子(パネル)である。図9中の黒丸90は、パネルの共役点である。パネルの共役点を、第1のフライアイレンズ2のパワーを有する面(図9中において、第1のフライアイレンズ2の左側面)に対して、光源部1側にずらすことにより、第2のフライアイレンズ3の焦点距離を大きくする(曲率半径を大きくする)ことができる。これにより、前述の第1のフライアイレンズ2のキズや表面のごみの影響を抑制するとともに、第2のフライアイレンズ3を成形しやすくなる。
続いて、図10および図11を参照して、前述の二つの原因に基づくスジの発生理由について説明する。図10は、第1のフライアイレンズ2のセル境界部以外に入射した平行光の光路図である。図10において、第1のフライアイレンズ2(セル部)に入射した平行光は、第2のフライアイレンズ3の近傍位置に集光する。そして、この光はコンデンサレンズ4により平行光とされ、画像表示素子5(パネル)を照明する。
図11は、第1のフライアイレンズ2のセル境界部(またはセル境界部の近傍)に入射した平行光の光路図である。前述のように、セル境界部9は凹面形状であるため、負の屈折力を有する。従って、セル境界部9に入射した平行光は、負の屈折力によって発散されて出射する。ここで、見かけの発光点は、セル境界部9の入射側となり、図11の点線部110内の黒丸115で示される位置にある。セル境界部9から出射した発散光は、第2のフライアイレンズ3によって略平行な光とされ、コンデンサレンズ4に入射する。コンデンサレンズ4に入射した光は、画像表示素子5の面(パネル面)の端部に向かって集光する。従って、パネル面の端部において、輝度の高いスジ(高輝度部分)として現れる。すなわち、セル境界部9の凹面による見かけの発光点(黒丸115)が、パネル面の共役点と一致する場合、スジが発生する。また、セル境界部9は、セル有効領域内において正屈折力を有し、セル境界部9の最も凹んだ箇所では負屈折力を有する。このようにセル境界部9は、正屈折力から緩やかに曲率半径が変化して負屈折力に変化する。
ここで図12を参照して、セル境界部9の曲率半径およびパネル面でのスポットの半径(スポット径)について説明する。図12は、セル境界部9の曲率半径およびパネル面のスポット径の相関グラフである。図12中の実線は、パネル短辺方向(y軸)に平行な平面内におけるセル境界部9(またはその近傍)の曲率半径を表し、縦軸はy座標、横軸は曲率半径をそれぞれ示している。図12に示されるように、セル境界部9の曲率半径は、∞から70μmまで連続的に変化している。これは、パネルの共役点を第1のフライアイレンズ2の光源側とした場合において、スジが必ず発生することを意味する。言い換えれば、連続的に変化しているセル境界部9の曲率半径が所定の曲率半径となる範囲に光束が入射した際に、スジが必ず発生することを意味する。前述のとおり、見かけの発光点(図11中の黒丸115)がパネル面の共役点と一致する場合、スジが発生する。これは、セル境界部9(またはその付近)の曲率半径が連続的に変化するため、見かけの発光点は、第1のフライアイレンズ2の光源側に、光軸上において曲率半径が∞から70μmまで存在するからである。図12中の点線は、セル境界部9の曲率半径とパネル面でのスポット径(スポットサイズ)との関係を示している。スポット径が小さいほど集光点が小さくなるため、スジとしての輝度ムラが顕著になる。図12では、曲率半径R=1100μmの近傍においてスジが最大となることが示されている。
以下、各実施形態において、照明エリアの範囲内におけるスジを除去または低減するための構成について説明する。
(第1実施形態)
まず、図1を参照して、本発明の第1実施形態について説明する。図1は、本実施形態における画像投射装置100(液晶プロジェクタ)の要部構成図である。画像投射装置100は、照明エリアの端部における高輝度部分(スジ)を低減可能な照明光学系を備えて構成される。
図1において、1は光源部である。光源部1は、光源1aおよび放物面リフレクタ1bを備えており、光源1aから平行な光が出射するように構成されている。2は第1のフライアイレンズ(第1のレンズアレイ)である。第1のフライアイレンズ2は、光源1aから出射した光を分割する(複数の光束に分割する)光分割手段である。第1のフライアイレンズ2は、パワー(屈折力)を有する面(入射面2a)が図1中の左側に設けられている。第1フライアイレンズ2の入射面2aには、複数のセル20が二次元状に設けられている。また、複数のセル20のうち隣接する各セル間には、セル境界部9が形成されている。セル境界部9は、図11を参照して説明したような凹面形状(負の屈折力)を有する。3は第2のフライアイレンズ(第2のレンズアレイ)であり、第1のフライアイレンズ2からの光を導く(受光する)光分割手段である。4はコンデンサレンズであり、第2のフライアイレンズ3からの光を集光する集光光学系である。5は画像表示素子であり、コンデンサレンズ4からの光が入射するパネル(液晶パネル)である。本実施形態において、第1のフライアイレンズ2、第2のフライアイレンズ3、コンデンサレンズ4、および、画像表示素子5は、光源側から順に、コンデンサレンズ4の光軸OAの方向(光軸方向)に沿って配置されている。
図1において、黒丸10は画像表示素子5(パネル)の共役点を示している。本実施形態において、第1のフライアイレンズ2は、光源1aから出射した光を入射する入射面2a、および、光を分割して出射する出射面2bを有する。このとき、画像表示素子5の共役点(黒丸10)は、第1のフライアイレンズ2の出射面2bの側(入射面2aとは反対側)に位置している。換言すると、画像表示素子5の共役点と画像表示素子5との距離は、第1のフライアイレンズ2と画像表示素子5との距離よりも短い(すなわち、画像表示素子5の共役点は、第1のフライアイレンズ2よりも画像表示素子5に近い)。また、画像表示素子5の共役点は、第1のフライアイレンズ2の入射面2aと第2のフライアイレンズ3の入射面3aとの間に位置しているともいえる。すなわち、画像表示素子5の共役点は、図1に示されるように、第1のフライアイレンズ2と第2のフライアイレンズ3との間の空気層中に位置していてもよく、第1のフライアイレンズ2上に位置していてもよい。
続いて、図2を参照して、第1のフライアイレンズ2のセル境界部9に入射した光の光路について説明する。図2は、第1のフライアイレンズ2のセル境界部9に入射した光の光路図である。図2に示されるように、セル境界部9に入射した光は、セル境界部9の凹面により発散され、第2のフライアイレンズ3およびコンデンサレンズ4(第1のコンデンサレンズ7、第2のコンデンサレンズ8)により画像表示素子5に導かれる。
本実施形態において、画像表示素子5の面(パネル面)の共役点(図1中の黒丸10で示される位置)は、第1のフライアイレンズ2の出射側に設定されている。すなわち、画像表示素子5の共役点と画像表示素子5との距離は、第1のフライアイレンズ2と画像表示素子5との距離よりも短い。このため、セル境界部9に入射した平行光は、パネル面よりも手前(画像表示素子5と第2のコンデンサレンズ8(集光光学系)との間の位置)で集光する。図2中の黒丸12は、このときの集光点を示しており、画像表示素子5(パネル)に対して入射側にずれた位置にある。このため、画像表示素子5の面では、光がぼけるため、高輝度部分(スジ)は発生しない。
続いて、図3を参照して、本実施形態におけるセル境界部9の曲率半径およびパネル面でのスポットの半径(スポット径)について説明する。図3は、セル境界部9の曲率半径およびパネル面のスポット径の相関グラフである。図3中の実線は、パネル短辺方向(y軸)に平行な平面内におけるセル境界部9(またはその近傍)の曲率半径を表し、縦軸はy座標、横軸は曲率半径をそれぞれ示している。図3に示されるように、セル境界部9の曲率半径は、∞から70μmまで連続的に変化している。図3からわかるように、本実施形態では、曲率半径Rが∞から70μmまで変化しても、スポットは常にぼけている。このように本実施形態によれば、スポット径は1mm以下になることがないため、スジが発生しない。これは、曲率半径Rが∞から70μmまで変化しても、図2の集光点(黒丸12)は光軸方向において画像表示素子5から光源部1側にずれるためである。
続いて、図4を参照して、本実施形態における照明エリアのスジ改善効果(高輝度部分の低減効果)に関し、照明分布計算を説明する。図4は、セル境界部9に凹面の設定をした状態におけるシミュレーション結果(y方向における輝度分布図)である。図4において、縦軸は照度、横軸は位置(y軸)をそれぞれ示している。図4に示されるように、図6とは異なり、スジ部分(高輝度部分)が除去されており、良好な輝度分布が得られる。
本実施形態において、第2のフライアイレンズ3の焦点距離F2は、第1のフライアイレンズ2の焦点距離F1よりも短いことが好ましい。より好ましくは、第1のフライアイレンズ2の焦点距離をF1、第2のフライアイレンズ3の焦点距離をF2とするとき、以下の式(1)を満たす。
0.7<F2/F1<1.0 … (1)
また、照明光学系(画像投射装置100)は、以下の式(2)を満たすことが好ましい。
0.010<(A(in air)−F2)/A(in air)<0.300 … (2)
さらに、照明光学系は、以下の式(2a)を満たすことがより好ましい。
0.010<(A(in air)−F2)/A(in air)<0.200 …(2a)
式(2)、(2a)において、A(in air)は、第1のフライアイレンズ2の入射面2aから第2のフライアイレンズ3の出射面3bまでの光軸方向の空気換算長であり、F2は第2のフライアイレンズ3の焦点距離である。なお、A(in air)は、以下の式(3)から求めることができる。
A(in air)=t1/n1+D+t2/n2 … (3)
式(3)において、t1は第1のフライアイレンズ2の光軸方向の厚み、n1は第1のフライアイレンズ2の屈折率、Dは第1のフライアイレンズ2の出射面2b及び第2のフライアイレンズ3の入射面3aまでの光軸方向の距離である。また、t2は第2のフライアイレンズ3の光軸方向の厚み、n2は第2のフライアイレンズ3の屈折率である。なお本実施形態において、Dは第1のフライアイレンズ2と第2のフライアイレンズ3との間の空気層の光軸方向の厚みともいえる。
照明光学系が式(2)を満足することで、照明エリアの端部における高輝度部分(スジ)を低減しつつ、照明エリアのボケを抑制することが可能となる。
また、照明光学系は、以下の式(4)を満たすことが好ましい。
A(in air)−F2>t1A/n1 … (4)
式(4)において、t1Aは第1のレンズアレイのレンズセル部の厚み、n1は第1のレンズアレイの屈折率である。照明光学系が式(4)を満足することは、画像表示素子5の共役点が、第1のフライアイレンズ2のレンズセル部上に位置することを意味する。照明光学系が式(4)を満足することで、照明エリアの端部における高輝度部分(スジ)を低減しつつ、第1のフライアイレンズ2表面上のキズやごみによる影響を抑制することが可能となる。
なお、レンズセル部とは、フライアイレンズのうち、レンズセルが設けられている部分を意味し、レンズセル部が設けられていない部分を平面部とする。すなわち、第1のフライアイレンズ2および第2のフライアイレンズ3はそれぞれ、レンズセル部と平面部とを有する。
具体的に述べると、図1において、第1のフライアイレンズ2のうち直線Cよりも入射面2a側の部分がレンズセル部であり、直線Cよりも出射面2b側が平面部である。
以下、各フライアイレンズの焦点距離に関する数値実施例である。
(第1数値実施例)
F1=25.3mm
F2=21.1mm
F2/F1=0.83
(第2実施形態)
次に、図13および図14を参照して、本発明の第2実施形態について説明する。なお、第1実施形態と共通する部分の説明は省略する。図13は、画像表示素子5の短辺方向(パネル短辺方向、y軸方向)に沿った画像投射装置100a(照明光学系)の要部構成図である。図14は、画像表示素子5の長辺方向(パネル長辺方向、x軸方向)に沿った画像投射装置100aの要部構成図である。
図13および図14において、1は光源および放物面リフレクタを備えた光源部である。22は第1のフライアイレンズ(第1のレンズアレイ)である。第1のフライアイレンズ22は、パネル短辺方向(y軸方向)において、各セルの曲率中心が各セルの中心に対して光軸OA側に偏心(変位)するように構成されている。33は第2のフライアイレンズ(第2のレンズアレイ)である。第2のフライアイレンズ33は、パネル短辺方向(y軸方向)において、各セルの曲率中心が各セルの中心に対して光軸OAから離れる側に偏心(変位)するように構成されている。4は集光光学系、5は画像表示素子(パネル)である。
本実施形態では、第1のフライアイレンズ22および第2のフライアイレンズ33に関して、セル短辺方向(パネル短辺方向)において各セルの曲率中心を各セルの中心に対して偏心(変位)させている。また本実施形態において、第2のフライアイレンズ33はトーリック面(トロイダル面)を有し、各セルの長辺方向(x軸方向)と短辺方向(y軸方向)において、曲率半径が互いに異なるように構成されている。本実施形態では、各セルの長辺方向の曲率半径が、各セルの短辺方向の曲率半径よりも大きくなるように設定されている。
図13は、セル短辺方向およびパネル短辺方向(y軸方向)の断面図である。図14は、セル長辺方向およびパネル長辺方向(x軸方向)の断面図である。図13および図14において、黒丸11、12は、パネルの共役点を示している。すなわち、パネル短辺方向(y軸方向)に関しては、パネルの共役点(黒丸11)を第1のフライアイレンズ22の出射側にずらしている(画像表示素子5の共役点と画像表示素子5との距離は、第1のフライアイレンズ22と画像表示素子5との距離よりも短い)。一方、パネル長辺方向(x軸方向)に関しては、パネルの共役点を第1のフライアイレンズ22の光源側にずらしている。すなわち、画像表示素子5の共役点は、画像表示素子5の共役点と画像表示素子5との距離は、第1のフライアイレンズ22と画像表示素子5との距離よりも長い(画像表示素子5の共役点は、第1のフライアイレンズ22よりも画像表示素子5から遠い)。これは、フライアイレンズのセル境界部の形状のダレは、偏心している平面方向において顕著であり、第1実施形態で説明したスジ対策について特に偏心平面で行うことで効果が大きいためである。本実施形態の構成によれば、特に短辺方向における高輝度部分(スジ)を除去または低減することができる。
続いて、図15および図16を参照して、各フライアイレンズのセル境界部を除いた箇所に入射した光の光路について説明する。図15は、パネル短辺方向(y軸方向)における光の光路図である。図16は、パネル長辺方向(x軸方向)における光の光路図である。図15において、各セルの曲率半径の中心は、各セルの中心に対して偏心している。第1のフライアイレンズ22は、各セルの曲率中心が光軸OA側に偏心している。一方、第2のフライアイレンズ33は、各セルの曲率中心が光軸OAから離れる側に偏心している。これにより、光束を複数に分割しながらも、パネル短辺方向(y軸方向)において光束を圧縮することができる。この結果、画像投射装置100aの小型化に寄与する。
このように本実施形態において、各フライアイレンズは、コンデンサレンズ4の光軸OAに直交する面内(xy面内)の所定の方向にて、各フライアイレンズの各セルの曲率中心が各セルの中心位置から偏心するように構成されている。各セルの中心位置とは、所定の方向における各セルの両端の中心位置である。好ましくは、第1のフライアイレンズ22は、所定の方向において、第1のフライアイレンズ22の各セルの曲率中心が各セルの前記中心位置に対して、コンデンサレンズ4の光軸側(光軸OAに近づく方向)に偏心するように構成されている。一方、第2のフライアイレンズ33は、所定の方向において、第2のフライアイレンズ33の各セルの曲率中心が各セルの中心位置に対して、光軸OAから離れる側に偏心するように構成されている。より好ましくは、所定の方向は、画像表示素子5の短辺方向(パネル短辺方向)である。
好ましくは、画像表示素子5のパネル短辺方向に関する共役点と画像表示素子5との距離は、第1のフライアイレンズ22と画像表示素子5との距離よりも短い。一方、画像表示素子5のパネル長辺方向に関する共役点と画像表示素子5との距離は、第1のフライアイレンズ22と画像表示素子5との距離よりも長い。
また好ましくは、第2のフライアイレンズ33は、トーリック面を有し、パネル短辺方向およびパネル長辺方向における各セルの曲率半径が互いに異なるように構成されている。より好ましくは、第2のフライアイレンズ33の各セルは、パネル長辺方向の曲率半径がパネル短辺方向の曲率半径よりも大きいように構成されている。
また好ましくは、第1のフライアイレンズ22の焦点距離をF1、第2のフライアイレンズ33のパネル短辺方向に関する焦点距離をF21、第2のフライアイレンズ33のパネル長辺方向に関する焦点距離をF22とするとき、以下の式(5)、(6)を満たす。
0.7<F21/F1<1.0 … (5)
F22/F1>1.0 … (6)
なお、パネル短辺方向に関する焦点距離とは、照明光学系の光軸とパネル短辺方向に平行な断面における焦点距離を意味する。同様に、パネル長辺方向に関する焦点距離とは、照明光学系の光軸とパネル長辺方向に平行な断面における焦点距離を意味する。
図13および図14に示されるように、第1のフライアイレンズ22および第2のフライアイレンズ33のレンズセル部の形状が断面によって異なる場合、フライアイレンズの中心のレンズセルの面頂点間の空気換算長をA(in air)とする。また、図13に示される断面においては、前述の式(2)および式(4)と同様の条件式を満足することが好ましい。このように、断面によって第1のフライアイレンズ22の焦点の光軸方向の位置をずらすことで、光学素子への熱の影響を抑制することが可能となる。
以下、各フライアイレンズの焦点距離に関する数値実施例である。
(第2数値実施例)
F1=25.3mm
F21=21.1mm
F22=29.4mm
F21/F1=0.83
F22/F1=1.16
(第3実施形態)
次に、図17および図18を参照して、本発明の第3実施形態について説明する。なお、第1実施形態と共通する部分の説明は省略する。図17は、画像表示素子5の短辺方向(パネル短辺方向、y軸方向)に沿った画像投射装置100b(照明光学系)の要部構成図である。図18は、画像表示素子5の長辺方向(パネル長辺方向、x軸方向)に沿った画像投射装置100bの要部構成図である。
前述の第2実施形態と本実施形態との違いは、第2のフライアイレンズ33と集光光学系4との間に偏光変換素子6を設けている点と、第1のフライアイレンズ22の焦点距離と第2のフライアイレンズ33の焦点距離との関係である。なお、偏光変換素子6の偏光分離面の法線は、照明光学系の光軸と画像表示素子5の長辺方向と平行な断面と平行になっている。
ここで、第1のフライアイレンズ22のパネル短辺方向に関する焦点距離をF11、第1のフライアイレンズ22のパネル長辺方向に関する焦点距離をF12とする。また、第2のフライアイレンズ33のパネル短辺方向に関する焦点距離をF21、第2のフライアイレンズ33のパネル長辺方向に関する焦点距離をF22とする。このとき、本実施形態においては、第1のフライアイレンズ22の入射面の面頂点から、偏光変換素子6の出射面までの空気換算長をB(in air)とするとき、画像投射装置100b(照明光学系)が以下の式(7)、(8)を満足している。
0.9≦F11/A(in air)≦1.1 … (7)
0.9≦F12/B(in air)≦1.1 … (8)
式(7)は、焦点距離F11が、空気換算長A(in air)と略等しいことを意味している。すなわち、式(7)を満足することは、照明光学系の光軸とパネル短辺方向に平行な断面においては、第1のフライアイレンズ22の焦点は第2のフライアイレンズ33の近傍に位置することを意味する。
一方、式(8)は、焦点距離F12が、空気換算長B(in air)と略等しいことを意味している。すなわち、式(8)を満足することは、照明光学系の光軸とパネル長辺方向に平行な断面においては、第1のフライアイレンズ22の焦点は偏光変換素子6の近傍に位置することを意味する。
さらに、本実施形態においては、照明光学系が以下の式(9)、(10)を満足することが好ましい。
0.7<F21/F11<1.0 … (9)
0.7<F22/F12<1.0 … (10)
以下、各フライアイレンズの焦点距離に関する数値実施例である。
(第3数値実施例)
F11=26.1mm
F12=29.0mm
F21=23.5mm
F22=25.1mm
F21/F11=0.90
F22/F12=0.87
各実施形態によれば、照明エリアの端部まで有効な照明エリアとする(有効な照明エリア内でのスジの発生を低減する)ことができる。この結果、照明エリアのマージンを大きく確保する必要はない。このため各実施形態によれば、高輝度かつ高画質の画像を投射可能な画像投射装置を提供することができる。各実施形態は、液晶プロジェクタなどの画像投射装置に用いられる照明光学系に適用可能であり、特にフライアイレンズ(レンズアレイまたは光分割手段)を用いた光学系において有効である。
なお、前述の式(2)および式(4)に関する数値実施例(第4〜第8数値実施例)は、以下の表1のとおりであり、各数値実施例は式(2)で示される範囲を満たしている。
なお、前述の各実施形態においては、 第1のフライアイレンズの入射側(光源側)が屈折面であるが、第1のフライアイレンズの出射側(第2のフライアイレンズ側)が屈折面であってもよい。第1のフライアイレンズの出射側が屈折面の場合、パネルの共役点は、第1のフライアイレンズの出射面と、第2のフライアイレンズの入射面との間にあることが好ましい。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
2:第1のフライアイレンズ(第1のレンズアレイ)
3:第2のフライアイレンズ(第2のレンズアレイ)
4:コンデンサレンズ(集光光学系)

Claims (17)

  1. 画像表示素子を照明する照明光学系であって、
    光源から出射した光を分割する第1のレンズアレイと、
    前記第1のレンズアレイからの光を受光する第2のレンズアレイと、
    前記第2のレンズアレイからの光を前記画像表示素子に導く集光光学系と、を有し、
    前記画像表示素子の共役点は、前記第1のレンズアレイの屈折力を有する面と前記第2のレンズアレイの入射面との間に位置し、
    前記第1のレンズアレイの入射面から前記第2のレンズアレイの出射面までの光軸方向の空気換算長をA(in air)とし、前記第2のレンズアレイの焦点距離をF2とするとき、
    0.010<(A(in air)−F2)/A(in air)<0.300を満足することを特徴とする照明光学系。
  2. 前記第1のレンズアレイの入射面は、前記第1のレンズアレイの屈折力を有する面であって、
    前記画像表示素子の共役点は、前記第1のレンズアレイの入射面と、前記第2のレンズアレイの入射面との間に位置することを特徴とする請求項1に記載の照明光学系。
  3. 前記第1のレンズアレイの出射面は、前記第1のレンズアレイの屈折力を有する面であって、
    前記画像表示素子の共役点は、前記第1のレンズアレイの出射面と、前記第2のレンズアレイの入射面との間に位置することを特徴とする請求項1に記載の照明光学系。
  4. 前記第1のレンズアレイのレンズセル部の厚みをt1A、前記第1のレンズアレイの屈折率をn1とするとき、
    A(in air)−F2>t1A/n1
    を満足することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の照明光学系。
  5. 前記第1のレンズアレイ、前記第2のレンズアレイ、前記集光光学系、および、前記画像表示素子は、光源側から順に、該集光光学系の光軸方向に沿って配置されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の照明光学系。
  6. 前記第1のレンズアレイの焦点距離をF1とするとき、
    0.7<F2/F1<1.0
    を満たすことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の照明光学系。
  7. 前記第1のレンズアレイは、複数のセル、および、該複数のセルの間に形成されたセル境界部を有し、
    前記セル境界部は、負の屈折力を有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の照明光学系。
  8. 前記集光光学系は、前記第1のレンズアレイの前記セル境界部からの光を、前記集光光学系と前記画像表示素子との間の位置に集光させることを特徴とする請求項7に記載の照明光学系。
  9. 前記第1のレンズアレイおよび前記第2のレンズアレイは、前記集光光学系の光軸に直交する面内の所定の方向において、該第1のレンズアレイおよび該第2のレンズアレイの各セルの曲率中心が該各セルの中心位置から偏心するように構成されていることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の照明光学系。
  10. 前記第1のレンズアレイは、前記所定の方向において、該第1のレンズアレイの各セルの前記曲率中心が該各セルの前記中心位置に対して、前記集光光学系の光軸側に偏心するように構成されており、
    前記第2のレンズアレイは、前記所定の方向において、該第2のレンズアレイの各セルの前記曲率中心が該各セルの前記中心位置に対して、前記光軸から離れる側に偏心するように構成されていることを特徴とする請求項9に記載の照明光学系。
  11. 前記所定の方向は、前記画像表示素子の短辺方向であることを特徴とする請求項9または10に記載の照明光学系。
  12. 前記画像表示素子の前記短辺方向に関する共役点と前記画像表示素子との距離は、前記第1のレンズアレイと前記画像表示素子との距離よりも短く、
    前記画像表示素子の長辺方向に関する共役点と前記画像表示素子との距離は、前記第1のレンズアレイと前記画像表示素子との距離よりも長いことを特徴とする請求項11に記載の照明光学系。
  13. 前記第2のレンズアレイは、トーリック面を有し、前記短辺方向および前記長辺方向における各セルの曲率半径が互いに異なるように構成されていることを特徴とする請求項12に記載の照明光学系。
  14. 前記第2のレンズアレイの前記各セルは、前記長辺方向の曲率半径が前記短辺方向の曲率半径よりも大きいように構成されていることを特徴とする請求項13に記載の照明光学系。
  15. 前記画像表示素子の共役点は、前記第1のレンズアレイの入射面と前記第2のレンズアレイの入射面との間に位置していることを特徴とする請求項1乃至14のいずれか1項に記載の照明光学系。
  16. 画像表示素子を照明する照明光学系であって、
    光源から出射した光を分割する第1のレンズアレイと、
    前記第1のレンズアレイからの光を受光する第2のレンズアレイと、
    前記第2のレンズアレイからの光を前記画像表示素子に導く集光光学系と、を有し、
    前記画像表示素子の共役点は、前記第1のレンズアレイの屈折力を有する面と前記第2のレンズアレイの入射面との間に位置し、
    前記画像表示素子の共役点は前記第1のレンズアレイの中にあることを特徴とする照明光学系。
  17. 画像表示素子と、
    請求項1乃至16のいずれか1項に記載の照明光学系と、を有することを特徴とする画像投射装置。
JP2015045685A 2014-04-01 2015-03-09 照明光学系およびこれを用いた画像投射装置 Active JP6316226B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015045685A JP6316226B2 (ja) 2014-04-01 2015-03-09 照明光学系およびこれを用いた画像投射装置
US14/667,948 US9746758B2 (en) 2014-04-01 2015-03-25 Illumination optical system and image projection apparatus with the same
CN201710213764.2A CN107367892A (zh) 2014-04-01 2015-04-01 照明光学***和具有该照明光学***的图像投影设备
CN201510151866.7A CN104977789B (zh) 2014-04-01 2015-04-01 照明光学***和具有该照明光学***的图像投影设备
US15/623,745 US10268112B2 (en) 2014-04-01 2017-06-15 Illumination optical system and image projection apparatus with the same

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014075161 2014-04-01
JP2014075161 2014-04-01
JP2015045685A JP6316226B2 (ja) 2014-04-01 2015-03-09 照明光学系およびこれを用いた画像投射装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2015201433A JP2015201433A (ja) 2015-11-12
JP2015201433A5 JP2015201433A5 (ja) 2017-08-17
JP6316226B2 true JP6316226B2 (ja) 2018-04-25

Family

ID=54190124

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015045685A Active JP6316226B2 (ja) 2014-04-01 2015-03-09 照明光学系およびこれを用いた画像投射装置

Country Status (3)

Country Link
US (2) US9746758B2 (ja)
JP (1) JP6316226B2 (ja)
CN (2) CN107367892A (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013122170A1 (ja) * 2012-02-14 2013-08-22 シャープ株式会社 マルチディスプレイ装置及び表示モジュール
US11199306B2 (en) 2017-08-02 2021-12-14 Erco Gmbh Lamp
JP2019061060A (ja) * 2017-09-27 2019-04-18 株式会社沖データ レンズアレイ、レンズユニット、露光装置、ledヘッド、および画像形成装置
CN209086650U (zh) * 2018-05-14 2019-07-09 中强光电股份有限公司 照明***及投影装置
JP7087828B2 (ja) * 2018-08-27 2022-06-21 セイコーエプソン株式会社 光学素子、光射出装置および画像表示システム
CN110955104B (zh) * 2018-09-26 2023-03-24 深圳光峰科技股份有限公司 光源***及投影***
DE102018133386A1 (de) * 2018-12-21 2020-06-25 Erco Gmbh Leuchte
CN109860034B (zh) * 2019-01-25 2021-03-30 云谷(固安)科技有限公司 激光退火装置和方法、显示面板及其制备装置
JP7167844B2 (ja) 2019-05-10 2022-11-09 株式会社リコー 光学系、および画像投射装置
JP7327106B2 (ja) 2019-11-21 2023-08-16 株式会社リコー 光学系、および画像投射装置
CN111948892B (zh) * 2020-09-02 2021-09-21 中国人民解放军陆军装甲兵学院 一种集成成像显示***

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2827951B2 (ja) * 1994-05-16 1998-11-25 松下電器産業株式会社 投写型表示装置
JPH11295652A (ja) 1998-04-10 1999-10-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd 画像表示装置とそれを用いた投写型画像表示装置
US6478430B2 (en) * 1998-12-24 2002-11-12 Canon Kabushiki Kaisha Illumination apparatus and projection apparatus
JP2000206613A (ja) 1999-01-11 2000-07-28 Sony Corp 投射型表示装置
JP2000305170A (ja) * 1999-02-19 2000-11-02 Canon Inc 照明装置及び投影装置
JP3644313B2 (ja) 1999-07-12 2005-04-27 セイコーエプソン株式会社 照明光学系およびこれを用いた投写型表示装置
JP2002023105A (ja) * 2000-07-04 2002-01-23 Seiko Epson Corp 照明光学系及びこれを用いたプロジェクタ
JP2003255272A (ja) * 2002-03-06 2003-09-10 Canon Inc 投射型表示装置
JP2003279880A (ja) * 2002-03-26 2003-10-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd 照明装置および投写型表示装置
JP2005049593A (ja) * 2003-07-28 2005-02-24 Sony Corp プロジェクター
JP2005265925A (ja) 2004-03-16 2005-09-29 Seiko Epson Corp プロジェクタ
JP4270190B2 (ja) 2004-11-01 2009-05-27 セイコーエプソン株式会社 プロジェクタ
US7159985B2 (en) * 2004-11-01 2007-01-09 Seiko Epson Corporation Projector
JP4396612B2 (ja) 2005-10-14 2010-01-13 セイコーエプソン株式会社 プロジェクタ
JP5197149B2 (ja) * 2008-05-19 2013-05-15 キヤノン株式会社 照明光学系およびそれを用いた画像投射装置
JP5713666B2 (ja) 2010-12-27 2015-05-07 キヤノン株式会社 照明光学系およびそれを用いた画像投射装置
JP2012230352A (ja) 2011-04-13 2012-11-22 Canon Inc 照明光学系およびそれを用いた画像投射装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20170285352A1 (en) 2017-10-05
US20150277215A1 (en) 2015-10-01
JP2015201433A (ja) 2015-11-12
CN104977789B (zh) 2017-04-26
US10268112B2 (en) 2019-04-23
CN104977789A (zh) 2015-10-14
CN107367892A (zh) 2017-11-21
US9746758B2 (en) 2017-08-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6316226B2 (ja) 照明光学系およびこれを用いた画像投射装置
JP6172431B2 (ja) 投射光学系
CN105988207B (zh) 放大光学***、光学单元和投影仪设备
KR101542825B1 (ko) 투사 광학계 및 화상 투사 장치
US20110299049A1 (en) Projection type display apparatus
JP6326717B2 (ja) 投射光学系および画像表示装置
WO2013080953A1 (ja) 投写光学系および投写型画像表示装置
CN108267834B (zh) 定焦镜头
JP6221266B2 (ja) 投射光学系と画像表示装置
JP5442515B2 (ja) 投写用レンズおよびこれを用いた投写型表示装置
JP6221633B2 (ja) 投射装置
JPWO2014174600A1 (ja) 投写型映像表示装置
JPWO2006112245A1 (ja) 投写型表示装置
CN108037632B (zh) 一种用于投影的激光照明装置、投影***及其调节方法
JP6610852B2 (ja) 画像表示装置
CN114755812A (zh) 投影镜头***以及图像投影装置
US20150338729A1 (en) Illumination optical system and image projection apparatus
JP2016009037A (ja) 投射装置および投射システム
JP2014010285A (ja) 照射角可変の照射装置および撮像装置
JP2010008496A (ja) 広角レンズ、照明光学系、面発光装置
JP6482894B2 (ja) 顕微鏡照明装置、及び、顕微鏡
JP2012215746A5 (ja)
RU2741473C1 (ru) Светосильный объектив
KR0141164B1 (ko) 프로젝터용 투영광학계
JP2005049593A (ja) プロジェクター

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170703

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170703

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20170703

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20171019

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171031

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171031

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171225

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180227

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180327

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6316226

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151