JP6315768B2 - 農業用多層マルチフィルム - Google Patents

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Description

本発明は、農業用多層マルチフィルムに関し、より詳しくは、作業性に優れ、廃棄コストを抑えることができ、更に生産性に優れると共に、作物の栽培に好適な環境を形成し易い農業用多層マルチフィルムに関する。
一般に多くの農作物(落花生、トウモロコシ、ニンジン、大根、レタス等各種野菜、花卉、果樹等)の栽培に、農業用マルチフィルムが用いられている。
かかるマルチフィルムを用いたマルチ栽培によって、土中水分保持、土壌膨軟性の保持、肥料流亡防止、地温の上昇と抑制、初期生育の促進、初期収量の増加、生産の多収安定化等の諸効果が達成される。
かかるマルチフィルムとしては、従来、二酸化チタンをフィルムに配合して太陽光線を反射させて地温の上昇を防ぐ反射マルチフィルムが知られている(特許文献1)。
二酸化チタンを配合したフィルムは、地温の上昇を抑制できるが、十分な強度を持たせるために、フィルムを厚くせざるを得ない。その結果、フィルムが重くなり、作業性に劣り、栽培終了後の片付け時に廃棄物が多くなる。
特開2007−189986号公報
本発明者は、軽量な反射マルチを作製するために、高分子量高密度ポリエチレンを使用して、薄く軽量な光反射・吸収二層フィルムを作製することを試みた。
しかしながら、このフィルムは硬いため、畑の土壌に密着せず、上述のマルチ効果が劣り、作物生育に遅れが生じ、更に強風時に土で留めてあるマルチ端部が土から離れて、フィルムが風に飛ばされてしまう問題があった。
そこで、本発明の課題は、軽量で、土に馴染む農業用多層マルチフィルムを提供することにある。
また本発明の他の課題は、以下の記載によって明らかとなる。
上記課題は、以下の各発明によって解決される。
1.一方の面が、カーボンブラックと直鎖状低密度ポリエチレンとを含む光吸収層であり、
他方の面が、(a)高分子量高密度ポリエチレン、(b)直鎖状低密度ポリエチレン、及び、(c)MIが0.1〜1.0の範囲であり且つ密度が0.925〜0.935の範囲である低密度ポリエチレンに、(d)白色顔料を含有させてなる光反射層である農業用多層マルチフィルムであって、
前記光反射層は、前記高分子量高密度ポリエチレン100重量部に対して、前記直鎖状低密度ポリエチレンを14重量部〜62重量部、前記低密度ポリエチレンを2重量部〜40重量部配合してなり、
当該農業用多層マルチフィルムの全層の厚みは7〜18μmの範囲であり、前記光反射層の厚みは5〜13μmの範囲であることを特徴とする農業用多層マルチフィルム。
2.前記光反射層の前記光吸収層とは逆の面に、直鎖状低密度ポリエチレンと、白色顔料とを含む表層を積層してなり、
当該農業用多層マルチフィルムの全層の厚みは7〜18μmの範囲であり、前記光反射層の厚みは5〜10μmの範囲であり、前記表層の厚みは2〜5μmの範囲であることを特徴とする前記1記載の農業用多層マルチフィルム。
3.
前記光反射層は、前記高分子量高密度ポリエチレン100重量部に対して、前記白色顔料を10〜70重量部配合してなること特徴とする前記1又は2記載の農業用多層マルチフィルム。
本発明によれば、軽量で、土に馴染む農業用多層マルチフィルムを提供することができる。
本発明の第1態様に係る農業用多層マルチフィルムの層構成を説明する概略断面図 本発明の第2態様に係る農業用多層マルチフィルムの層構成を説明する概略断面図
以下に、図面を参照して本発明を実施するための形態について説明する。
(第1態様)
図1に示すように、本発明の第1態様に係る農業用多層マルチフィルムは、一方の面に光反射層1、他方の面に光吸収層2を積層して構成される。
光反射層1は、(a)高分子量高密度ポリエチレン、(b)直鎖状低密度ポリエチレン、及び、(c)MIが0.1〜1.0の範囲であり且つ密度が0.925〜0.935の範囲である低密度ポリエチレンに、(d)白色顔料を含有させてなる。
光反射層1の配合処方は、前記高分子量高密度ポリエチレン100重量部に対して、前記直鎖状低密度ポリエチレンを14〜62重量部、前記低密度ポリエチレンを2〜40重量部、好ましくは前記高分子量高密度ポリエチレン100重量部に対して、前記直鎖状低密度ポリエチレンを15重量部〜30重量部、前記低密度ポリエチレンを5重量部〜20重量部である。
直鎖状低密度ポリエチレンがこれより少なければ、マルチフィルムが硬くなり、多いと強度が劣る。
白色顔料として二酸化チタンを用いた場合、この範囲より多いと、二酸化チタンの分散が悪くなり、フィルムの粘りが劣り、破れやすくなる。二酸化チタンがこれより少なければ、光反射性能が劣り、多いとフィルムの外観が悪くなり強度も低下する。
本発明に用いられる高分子量高密度ポリエチレンとは、密度0.942以上のポリエチレンのうち、MIが、0.08〜0.03の範囲のものを指す。
また直鎖状低密度ポリエチレンとは、繰り返し単位のエチレンと若干量のα‐オレフィンを共重合させた密度0.910〜0.925の直鎖状ポリエチレンコポリマーを指す。
さらに、MIが0.1〜1.0の範囲であり且つ密度が0.925〜0.935の範囲である低密度ポリエチレンとしては、格別限定されないが、特にMIが0.1〜0.7の範囲のものを好ましく用いることができる。
本明細書において、ポリエチレンの「密度」の単位はg/cmである。また、「MI」とは、メルトインデックスの略称であり、JIS K6760に規定されている熱可塑性樹脂の溶融粘度を表す指標であり、単位はg/10分である。当該技術分野では、これらの単位は省略されることが通常であるため、本明細書においても省略している。
光反射層1の白色顔料は、格別限定されるものではないが、アルミニウム、二酸化チタン、炭酸カルシウム等の1種又は2種以上を組み合わせて用いることができるが、特に二酸化チタンを用いることが好ましい。
また、その配合量は、前記高分子量高密度ポリエチレン100重量部に対して、白色顔料を10〜70重量部、好ましくは20重量部〜60重量部とすることができる。
光反射層1の配合において、白色顔料は、白色顔料を含むマスターバッチ(以下、白マスターバッチあるいは白MBと称する場合がある。)として配合してもよい。なお、白マスターバッチからの持ち込み樹脂は、上述した配合量に加算されず、無視することができる。上述した配合量は、白マスターバッチからの持ち込み樹脂による影響も考慮した上で、これとは独立に設定しているからである。
光吸収層2は、直鎖状低密度ポリエチレンと、カーボンブラックとを含んで構成されている。光吸収層2は、直鎖状低密度ポリエチレンを主体とすることが好ましく、必要により、直鎖状低密度ポリエチレンに加えて、例えば、低密度ポリエチレンなどを含んでもよい。
光吸収層2のカーボンブラックは、カーボンブラックを含むマスターバッチ(以下、黒マスターバッチあるいは黒MBと称する場合がある。)として配合してもよい。
直鎖状低密度ポリエチレン100重量部に対するカーボンブラックの配合量は、格別限定されないが、1.2重量部〜10重量部の範囲であることが好ましい。なお、この配合量に、黒マスターバッチからの持ち込み樹脂は加算されない。
農業用多層マルチフィルムの全層の厚みは7μm〜18μmの範囲とすることができ、好ましくは10μm〜16μmの範囲とすることができる。このとき、光反射層1の厚みは5μm〜13μmの範囲とすることができ、好ましくは6μm〜12μmの範囲とすることができる。
かかる農業用多層マルチフィルムにより、作物の栽培に好適な環境を形成し易い効果が奏される。土壌との馴染みが良く、地温保持、水分保持などの性質に優れ、更には厚みムラが少なく、顔料の分散性が良いことなどにより、作物の栽培に好適な環境を形成し易いことなどが影響しているからである。
更に、かかる農業用多層マルチフィルムは、厚さを薄くして軽量化を図っても強度に優れるため、作業性に優れ、廃棄コストを抑えることができる。更に、インフレーション成形への適用性が高く、生産性に優れる効果も奏される。
(第2態様)
図2に示すように、本発明の第2態様に係る農業用多層マルチフィルムは、光反射層1と光吸収層2とを積層し、更に光反射層1の上に、直鎖状低密度ポリエチレンと白色顔料とを含む表層3を積層して構成される。即ち、第1態様に係る農業用多層マルチフィルムにおける光反射層1の光吸収層2とは逆の面に、表層3を積層してなる。
第2態様における光反射層1及び光吸収層2には、第1態様において説明した構成を援用することができる。
第2態様において、農業用多層マルチフィルムの全層の厚みは7μm〜18μmの範囲であり、好ましくは10μm〜16μmの範囲であり、光反射層1の厚みは5μm〜12μmの範囲であり、好ましくは6μm〜10μmの範囲であり、表層3の厚みは2μm〜5μmの範囲とすることができる。
第2態様によれば、上述した第1態様に関して説明された効果に加えて、更なる低コスト化を実現できる効果が奏される。即ち、表層3を設ける場合は、光反射層1の厚みを更に薄くしても本発明の効果を安定に発揮し易いため、光反射層1に用いられる比較的高価な高分子量高密度ポリエチレンの使用量を更に削減することができる。
表層3は、直鎖状低密度ポリエチレンを主体とすることが好ましく、必要により、直鎖状低密度ポリエチレンに加えて、例えば、低密度ポリエチレンなどを含んでもよい。
表層3の白色顔料は、格別限定されるものではないが、アルミニウム、二酸化チタン、炭酸カルシウム等の1種又は2種以上を組み合わせて用いることができるが、特に二酸化チタンを用いることが好ましい。
表層3の配合において、白色顔料は、白色顔料を含む白マスターバッチとして配合してもよい。
直鎖状低密度ポリエチレン100重量部に対する白色顔料の配合量は、格別限定されないが、18重量部〜60重量部の範囲であることが好ましい。なお、この配合量に、白マスターバッチからの持ち込み樹脂は加算されない。
本発明の農業用多層マルチフィルムは、本発明の効果を損なわない範囲で、上述した成分以外の他の成分を、各層に含んでもよい。このような成分としては、耐候安定剤、酸化防止剤、滑剤、アンチブロッキング剤、無滴剤等のような農業用多層マルチフィルムに使われる各種添加剤等を例示すことができる。
本発明の農業用多層マルチフィルムは、これを製造する製造方法により格別限定されるものではないが、例えば、インフレーション成形(例えばインフレーション共押出成形等が挙げられる。)、Tダイ共押出成形、カレンダー、2軸延伸などにより得られたものであることが好ましく、特にインフレーション成形により得られたものであることが好ましい。
本発明の農業用多層マルチフィルムは、上述したように、特に生産性の高いインフレーション成形への適用性が高い。そのため、品質に優れた農業用多層マルチフィルムを、安定に効率的に得ることができる。
インフレーション成形を用いる場合、第1態様の農業用多層マルチフィルムであれば、2層共押出成形を用いることができ、第2態様の農業用多層マルチフィルムであれば、3層共押出成形を用いることができる。
本発明の農業用多層マルチフィルムの用途は格別限定されず、例えば、作物(植物)の栽培を補助するために好適に用いられ、特に、栽培土壌を覆って作物の栽培に好適な環境を形成する際に好適に用いられる。使用形態は格別限定されないが、光反射層1(ないし表層3)による太陽光反射特性を有効に利用する観点では、光反射層1(ないし表層3)側を上向きに、光吸収層2側を下向き(土壌側)に配向して用いることなどが好ましい。
本発明の農業用多層マルチフィルムを用いて作物(植物)の栽培を行う場合、対象となる作物は、格別限定されず、例えば、落花生、トウモロコシ、ニンジン、大根、レタス等のような各種野菜や、各種花卉、各種果樹等を好ましく例示することができる。
以下に、本発明の実施例について説明するが、本発明はかかる実施例により限定されない。
(試験1〜6)
表1に示す層構成を有する試験1〜6に係る農業用多層マルチフィルムを、それぞれインフレーション共押出法により成形した。各層を構成する成分は下記の通りである。
・樹脂
HMWHDPE1:高分子量高密度ポリエチレン(プライムポリマー社製「ハイゼックス7000F」、MI=0.04、密度0.952)
HMWHDPE2:高分子量高密度ポリエチレン(プライムポリマー社製「ハイゼックス8000F」、MI=0.03、密度0.948)
LLDPE:直鎖状低密度ポリエチレン(日本ポリエチレン社製「ノバテックUF230」、MI=1.0、密度0.921)
LDPE1:低密度ポリエチレン(日本ポリエチレン社製「ノバテックLF161H」、MI=0.3、密度0.928)
LDPE2:低密度ポリエチレン(日本ポリエチレン社製「ノバテックYF30」、MI=1.1、密度0.920)
・マスターバッチ(MB)
白MB:酸化チタン含有量70wt%、残部(樹脂:低密度ポリエチレン)
黒MB:カーボンブラック含有量40wt%、残部(樹脂:低密度ポリエチレン)
<評価方法>
試験1〜6で得られた各農業用多層マルチフィルムについて、以下の評価方法により評価した。
・インフレ成形性
農業用多層マルチフィルムのインフレ成形性について、下記の基準で評価した。
良好:インフレ成形時に溶融ムラが発生しない。
不良:インフレ成形時に溶融ムラが発生する。
・厚みムラ
農業用多層マルチフィルムの厚みムラについて、下記の基準で評価した。
良好:農業用多層マルチフィルムの厚みが均一で、表面が平滑である。
不良:農業用多層マルチフィルムの厚みが不均一で、表面がみかんの表皮のような状態である。
・強度1(打抜衝撃強度)
直径1インチの球で農業用多層マルチフィルムを打ち抜き、打ち抜きに必要なエネルギー(kg・m)を測定した。打ち抜きに必要なエネルギーが大きいほど、打抜衝撃強度が高いと評価することができる。
・強度2(踏み抜き試験)
畑に展張した農業用多層マルチフィルムの上を、長靴をはいた状態で走り、踏み抜き破れの発生の有無を観察した。
・作業性
農業用多層マルチフィルムを軸芯に巻回したロール状体(幅135cm、長さ400m)を、トラクターに取り付け、トラクターマルチャーにより畑に展張し、その際の作業性を、下記の基準で評価した。また、かかるロール状体としたときの重量(軸芯の重量を引いた農業用多層マルチフィルム自体の重量)は表1に示す通りである。
良好:ロール状体が軽く、トラクターへの取り付けが容易である。
不良:ロール状体が重く、トラクターへの取り付けが重労働である。
・廃棄コスト
農業用多層マルチフィルムの廃棄コストについて、下記の基準で評価した。農業用多層マルチフィルムの重量に伴ってコストがかかることに基づく。(大消費地では農業用多層マルチフィルムの回収に1kgあたり50円の費用がかかる。農業用多層マルチフィルムが軽いことは、廃棄コストの低下に寄与する。)
低:農業用多層マルチフィルム単位面積当たりの重量が比較的軽い
高:農業用多層マルチフィルム単位面積当たりの重量が比較的重い
・土壌密着性
農業用多層マルチフィルムの土壌密着性について、下記の基準で評価した。
良好:農業用多層マルチフィルムが土壌に密着している。
緩む:農業用多層マルチフィルムと土壌の間に隙間が生じる。
・生育
畑に畝を作りながら農業用多層マルチフィルムを展張し、大根の種を播種し、生育を下記の基準で評価した。
良好:比較的生育が早い
遅れる:比較的生育が遅い
以上の評価結果を表1に示した。
Figure 0006315768
<評価>
本発明の農業用多層マルチフィルムである試験1〜3の農業用多層マルチフィルムは、インフレ成形性、厚みムラ、強度、作業性、廃棄コスト、土壌密着性、生育に優れることがわかる。
一方、試験4(参考例)の農業用多層マルチフィルムでは、作物の生育に遅れが生じた。原因としては、土壌密着性が悪く、土壌との間にいたずらに隙間を生じることから、地温保持、水分保持などの性質に劣ること、あるいは、厚みムラの不良などにより、作物の栽培に好適な環境を形成できなかったことなどが推定される。
試験5(比較例)の農業用多層マルチフィルムでは、実施例1と同等の強度を付与するために、農業用多層マルチフィルムの厚みを厚くした。その結果、作業性が不良となり、また廃棄コストも嵩む結果となった。
光反射層を構成する低密度ポリエチレンのMI及び密度が本発明の範囲を満たさない試験6(参考例)の農業用多層マルチフィルムでは、インフレーション成形において不良(光反射層の溶融ムラ)を生じ、厚みムラが不良となり、強度にも劣るものとなった。
1:光反射層
2:光吸収層
3:表層

Claims (3)

  1. 一方の面が、カーボンブラックと直鎖状低密度ポリエチレンとを含む光吸収層であり、
    他方の面が、(a)高分子量高密度ポリエチレン、(b)直鎖状低密度ポリエチレン、及び、(c)MIが0.1〜1.0の範囲であり且つ密度が0.925〜0.935の範囲である低密度ポリエチレンに、(d)白色顔料を含有させてなる光反射層である農業用多層マルチフィルムであって、
    前記光反射層は、前記高分子量高密度ポリエチレン100重量部に対して、前記直鎖状低密度ポリエチレンを14重量部〜62重量部、前記低密度ポリエチレンを2重量部〜40重量部配合してなり、
    当該農業用多層マルチフィルムの全層の厚みは7〜18μmの範囲であり、前記光反射層の厚みは5〜13μmの範囲であることを特徴とする農業用多層マルチフィルム。
  2. 前記光反射層の前記光吸収層とは逆の面に、直鎖状低密度ポリエチレンと、白色顔料とを含む表層を積層してなり、
    当該農業用多層マルチフィルムの全層の厚みは7〜18μmの範囲であり、前記光反射層の厚みは5〜12μmの範囲であり、前記表層の厚みは2〜5μmの範囲であることを特徴とする請求項1記載の農業用多層マルチフィルム。
  3. 前記光反射層は、前記高分子量高密度ポリエチレン100重量部に対して、前記白色顔料を10〜70重量部配合してなること特徴とする請求項1又は2記載の農業用多層マルチフィルム。
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