JP6315658B2 - 原稿読取装置 - Google Patents

原稿読取装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6315658B2
JP6315658B2 JP2013250943A JP2013250943A JP6315658B2 JP 6315658 B2 JP6315658 B2 JP 6315658B2 JP 2013250943 A JP2013250943 A JP 2013250943A JP 2013250943 A JP2013250943 A JP 2013250943A JP 6315658 B2 JP6315658 B2 JP 6315658B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
document
reading
feed roller
sensor
determination
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013250943A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015108704A (ja
Inventor
和利 石川
和利 石川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2013250943A priority Critical patent/JP6315658B2/ja
Publication of JP2015108704A publication Critical patent/JP2015108704A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6315658B2 publication Critical patent/JP6315658B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Holders For Sensitive Materials And Originals (AREA)

Description

この発明は原稿読取装置に関し、特に、原稿送りローラが取り外し可能な原稿読取装置に関する。
原稿読取装置の一例であるファクシミリにおいて、原稿読取用のセンサの直上などその読取範囲に原稿送りローラが配されることがある。原稿送りローラが規定速度で回転することで、センサの読取範囲内で規定の速度で原稿が搬送され、かつ、原稿の位置がセンサの焦点位置に固定される。これにより、スキャン画像の品質を維持することができると共に、ジャムとも呼ばれる紙詰まりの発生を抑えて原稿を搬送することができる。
原稿送りローラは上記のようにセンサの読取範囲に配されることから、センサの清掃のためや紙詰まり解消のためなどに取り外し可能に設置されているものがある。ユーザは、ファクシミリ前面の蓋部になっている操作パネルを開けて原稿送りローラを外し、センサ表面を清掃することができる。
特開2003−302887号公報 特開2002−176535号公報 特開2009−265551号公報
しかしながら、清掃等を行なったユーザが取り外した原稿送りローラをセットし忘れて操作パネルを閉めてしまうことがある。原稿読取時に原稿送りローラがないと、センサの読取範囲内で原稿が規定の速度で搬送されなくなり、また、センサからの距離も適切な距離に固定されないため、スキャン画像の品質が低下する。さらに、原稿が適切に搬送されないために紙詰まりが発生する場合もある。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであって、原稿送りローラが取り外し可能な原稿読取装置において、原稿送りローラの有無を検知可能な原稿読取装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明のある局面に従うと、原稿読取装置は、光学的な読み取りを行なうための読取センサと、読取センサでの読取位置を挟んで読取センサと相対して配置される原稿送りローラとを備える。原稿送りローラは、当該原稿読取装置本体に対して着脱可能であって、読取位置に原稿が到達するよりも以前の読取センサでの読み取り画像の色値に基づいて原稿送りローラの着脱状態を判定するための判定手段と、判定手段での判定結果を報知するための報知手段とをさらに備える。
好ましくは、原稿読取装置は、読取位置に向けて原稿を搬送するための原稿給紙ローラと、原稿給紙ローラの回転を制御するための制御装置とをさらに含み、制御装置は、判定手段によって読取位置に原稿が到達するよりも以前に原稿送りローラが脱状態であると判定されると、原稿給紙ローラに原稿の搬送のための回転を行なわせない。
好ましくは、原稿読取装置は読取位置に向けて原稿を搬送するための原稿給紙ローラをさらに含み、判定手段は、上記判定に、読み取り画像のうちの、少なくとも、原稿給紙ローラに接触して搬送される原稿位置に相当する画素位置の色値を用いる。
好ましくは、原稿送りローラ表面は凹部を有し、判定手段は、上記判定に、読み取り画像のうちの、少なくとも、原稿送りローラの凹部位置に相当する画素位置の色値を用いる。
好ましくは、判定手段は、上記判定に、当該原稿読取装置の電源ON時、省電力状態からの復帰時、原稿が当該原稿読取装置に原稿が投入された後であって読取位置以前の所定位置への到達時、および、原稿送りローラの装着動作完了が検出された時のうちのいずれかでの読取センサでの読み取りで得られた読み取り画像の色値を用いる。
好ましくは、読取センサは匡体内に配置されて、匡体内の読取位置に対して読み取りを行ない、原稿送りローラの表面は、黒色以外の色が施されており、判定手段は、明度を表わす色値がしきい値よりも低い場合に原稿送りローラが脱状態であると判定し、色値がしきい値よりも高い場合に原稿送りローラが着状態であると判定する。
本発明の他の局面に従うと、原稿読取装置の制御方法は、光学的な読み取りを行なうための読取センサと、読取センサでの読取位置を挟んで読取センサと相対して配置される原稿送りローラとを含んだ原稿読取装置の制御方法であって、原稿送りローラは、原稿読取装置本体に対して着脱可能であって、読取位置に原稿が到達するよりも以前に読取センサでの読取動作を実行するステップと、読取センサでの読み取り画像の色値に基づいて、原稿送りローラの着脱状態を判定するステップと、判定するステップでの判定結果を報知するステップとを備える。
本発明のさらに他の局面に従うと、制御プログラムは、光学的な読み取りを行なうための読取センサと、読取センサでの読取位置を挟んで読取センサと相対して配置される原稿送りローラとを含んだ原稿読取装置に制御処理を実行させるプログラムであって、原稿送りローラは、当該原稿読取装置本体に対して着脱可能であって、読取位置に原稿が到達するよりも以前に読取センサでの読取動作を実行するステップと、読取センサでの読み取り画像の色値に基づいて、原稿送りローラの着脱状態を判定するステップと、判定するステップでの判定結果を報知するステップとを原稿読取装置に実行させる。
本発明のさらに他の局面に従うと、光学的な読み取りを行なうための読取センサと、読取センサでの読取位置を挟んで読取センサと相対して配置される原稿送りローラとを含んだ原稿読取装置に制御処理を実行させるプログラムを記録した記録媒体であって、原稿送りローラは、当該原稿読取装置本体に対して着脱可能であって、上記プログラムは、読取位置に原稿が到達するよりも以前に読取センサでの読取動作を実行するステップと、読取センサでの読み取り画像の色値に基づいて、原稿送りローラの着脱状態を判定するステップと、判定するステップでの判定結果を報知するステップとを原稿読取装置に実行させる。
この発明によると、原稿送りローラが取り外し可能な原稿読取装置において、ユーザは、読取対象の原稿の読取動作よりも以前に、原稿送りローラの装着状態を知ることができる。
本実施の形態にかかるファクシミリ送受信機(以下、ファクシミリ)の外観の概略を表わした図である。 本実施の形態にかかるファクシミリの外観の概略を表わした図である。 本実施の形態にかかるファクシミリの外観の概略を表わした図である。 本実施の形態にかかるファクシミリの外観の概略を表わした図である。 ファクシミリの概略断面図である。 ファクシミリの装置構成の具体例を示すブロック図である。 ファクシミリでの、原稿送りローラの着脱状態を判定の原理を説明するための図である。 報知例を表わした図である。 判定に用いる画素位置の一例を説明するための図である。 原稿送りローラの他の具体例を説明するための図である。 判定に用いる画素位置の他の例を説明するための図である。 ファクシミリの機能構成の具体例を示すブロック図である。 ファクシミリでの動作の流れを表わしたフローチャートである。
以下に、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、これらの説明は繰り返さない。
[第1の実施の形態]
<装置構成>
図1〜図4は、本実施の形態にかかる原稿読取装置の一例としてのファクシミリ送受信機(以下、ファクシミリ)100の外観の概略を表わした図である。図1を参照して、ファクシミリ100は、表示部13および操作部17が配された操作パネル1と、記録紙トレイ2と、本体部5とを含む。本体部5の一部にはハンドセット200がセットされている。また、図示しない子機が含まれてもよい。さらに、本体部5の一部には、子機と通信するためのアンテナ23が設けられていてもよい。
以降の説明において、操作パネル1表面に配された表示部13および操作部17が向く方向を正面とし、さらに、操作パネル1側を前側、記録紙トレイ2側を後ろ側とする。
操作パネル1および記録紙トレイ2は、それぞれ、本体部5の前方側の端部および後方側の端部に蝶番状に固定され、該固定された辺を回転中心として開閉可能に設けられている。図1は、操作パネル1および記録紙トレイ2のいずれも本体部5に対して閉じた状態で、ファクシミリ100を正面前方より見た図である。この状態では、本体部5は、操作パネル1および記録紙トレイ2に覆われている。この状態では、操作パネル1および記録紙トレイ2は、ファクシミリ100の匡体に相当する。
図2および図3は、操作パネル1および記録紙トレイ2のいずれも本体部5に対して開いた状態で、ファクシミリ100を正面前方より見た図である。図4は、操作パネル1および記録紙トレイ2のいずれも本体部5に対して開いた状態で、ファクシミリ100を後方より見た図である。
読取対象の原稿は、操作パネル1の後方端から操作パネル1と本体部5との間の隙間、すなわちファクシミリ100の上記匡体内に挿入されて、その隙間を前方に向けて搬送される。そして、その搬送途上でスキャナー部14によって読み取られる。読取後の原稿は、操作パネル1の前方端、つまり、操作パネル1と本体部5とが蝶番状に接合する辺(以下、接合辺)から機外に排出される。そのため、以降の説明では、操作パネル1の後方端から操作パネル1の前方端に向かう匡体内における方向を原稿の搬送方向とも称する。
図2を参照して、閉じた状態の操作パネル1に相対する本体部5の上面の接合辺近傍に、原稿送りローラ32がセットされている。原稿送りローラ32は、回転軸が接合辺と平行または略平行(以下、平行と称する)にセットされ、モーター部15(図6)の駆動によって原稿の搬送方向に回転する。これにより、原稿送りローラ32に接触した原稿は搬送方向に搬送される。すなわち、原稿送りローラ32は、原稿を規定された速度で搬送する機能を果たす。
本体部5の上面の接合辺から原稿送りローラ32よりも遠い位置に、さらに、原稿送りローラ32の回転軸と平行の回転軸を有する原稿給紙ローラ31が配される。原稿給紙ローラ31の接合辺と平行する方向の長さは、原稿送りローラ32の同方向の長さよりも短くてもよい。その場合、一例として、原稿給紙ローラ31は上記方向の中央を、原稿送りローラ32の上記方向の中央に一致させるように配置される。原稿給紙ローラ31と原稿送りローラ32とを総称してローラ3とも称する。
原稿送りローラ32は、図3に表わされたように、本体部5の上面に対して取り外し可能に構成されている。一例として、本体部5の上面に、原稿送りローラ32の回転軸方向の幅で、原稿送りローラ32の回転軸方向の両端から突き出した突起を挿入するための孔が設けられた取り付け壁が設けられ、その孔に両端の突起を挿入することで、原稿送りローラ32が回転可能に本体部5の上面に対してセットされ得る。原稿送りローラ32の取り付け方法はその他の方法であってもよい。
原稿送りローラ32の表面は、黒色以外の色が施されている。好ましくは、原稿送りローラ32の表面は、白色である。原稿送りローラ32の表面に白色を施しておくことで、原稿送りローラ32は白基準板として用いられ得る。すなわち、原稿送りローラ32の表面のスキャン画像から特定された白色の色値をシェーディング補正の白基準として用いることができる。
本体部5の上面に、光学的な読み取りを行なうためのセンサの一例としてCIS(Contact Image Sensor)141が配置される。原稿送りローラ32は、CIS141に相対する位置をその取り付け位置とする。
CIS141は、原稿の搬送方向に直交する方向に配置されたCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)イメージセンサを含む。原稿送りローラ32は、回転軸の方向がCMOSイメージセンサが並べられた方向と平行になるように取り付けられる。また、原稿送りローラ32の回転軸方向の長さは、CMOSイメージセンサが配置された長さ以上である。また、原稿送りローラ32の直径は、CIS141の搬送方向の長さよりも大きい。そのため、原稿送りローラ32は、CIS141との間にある原稿をCIS141に対して押し付けることで、CIS141の撮影範囲においてCIS141から原稿までの距離を適切な距離とする機能も果たす。
図4を参照して、操作パネル1の、閉じた状態で本体部5に相対する側の面である裏面には、閉じた状態において原稿給紙ローラ31よりも原稿の搬送方向に上流側となる位置、および、閉じた状態において原稿給紙ローラ31と原稿送りローラ32との間であって原稿送りローラ32近傍に、それぞれ、原稿の存在を検出するためのセンサであるフロントセンサ41および原点センサ42が配置される。フロントセンサ41および原点センサ42は、上記位置にそれぞれ1つずつ配置されてもよいし、原稿の搬送方向に直交する方向に平行に複数配置されてもよい。これらセンサ41,42は、物理的なON/OFFを検出するもの、つまり、原稿が接触することで原稿有り、接触しないことで原稿無を検出するものであってもよい。他の例として、発光素子と受光素子とを含んで、受光量に応じて原稿の有無を検出するもの等、その他いかなるものであってもよい。原点センサ42での検出結果は、CIS141で読み取られたスキャン画像の原点を決定するために用いられる。
好ましくは、図4に示されたように、操作パネル1の裏面には、さらに、操作パネル1の開閉状態を検出するためのカバーセンサ43が配置される。カバーセンサ43もまた、物理的なON/OFFを検出することで操作パネル1の開閉状態を検出するものであってもよいし、その他、いかなるものであってもよい。センサ41,42,43を総称してセンサ24とも称する。
図5は、ファクシミリ100の概略断面図であり、操作パネル1が閉じた状態の断面を表わしている。図5の断面は、ファクシミリ100を接合辺方向の中央位置で接合辺方向に直交する方向に切った断面を、正面に向かって右側から見た概略図である。図中の二点鎖線は読取対象の原稿の経路Lを表わし、矢印が原稿の搬送方向を表わしている。
図5を参照して、匡体内には、原稿の経路Lに沿って原稿の搬送方向の上流側から下流側に向けて、原稿給紙ローラ31と原稿送りローラ32とがその順で配置される。経路Lを原稿送りローラ32と挟む位置に、CIS141が配される。経路Lの原稿送りローラ32とCIS141とに挟まれた位置を、読取位置と称する。ローラ31,32がモーター部15(図6)の駆動によって原稿の搬送方向に回転することで、操作パネル1の後方端から匡体内に挿入された原稿が、経路Lに沿って操作パネル1の前方端に向けて前方に搬送されて読取位置を通過し、操作パネル1の前方端から匡体外に排出される。読取位置にある原稿のCIS141に向いた面(この例では下面)がCIS141によって光学的に読み取られる。
さらに、匡体内には、経路Lに沿って原稿の搬送方向の上流側から下流側に向けて、フロントセンサ41と原点センサ42とがその順で配置される。匡体内に導入されて経路Lに沿って搬送される原稿は、まず、上流側のフロントセンサ41で搬送方向の先端が検出され、次に、原点センサ42で検出される。
図6は、ファクシミリ100の装置構成の具体例を示すブロック図である。図6を参照して、ファクシミリ100は、装置全体を制御するためのCPU(Central Processing Unit)10と、CPU10で実行するプログラムなどを記憶するためのメモリであるROM(Read Only Memory)11と、各種データを記憶したりCPU10でプログラムを実行する際の作業領域となったりするメモリであるRAM(Random Access Memory)12と、表示部13と、スキャナー部14と、ローラ3に接続されて回転させるためのモーター部15と、スキャン画像を印刷するためのプリンタ部16と、数字ボタンなどの操作部17と、公衆交換電話網PSTN(Public Switched Telephone Networks)との間で音声や画像を示すアナログ信号をやり取りするためのインタフェースを含んだラインインタフェースユニット(LIU)18と、アナログ信号の出力先を切り替えるためのクロスポイント19と、入力されたアナログ信号を調整した上でデジタル信号に変換するためのアナログフロントエンド(AFE)20と、ハンドセット200や図示しないスピーカに音声を入出力するためのベースバンド21と、アンテナ23を用いて図示しない子機との間の無線通信を行なうための無線部22と、センサ24とを含む。
<動作概要>
ファクシミリ100は、原稿が匡体内に導入され、経路Lに沿って搬送されて読取位置に到達すると、当該位置の原稿を光学的に読み取るための読取動作を行なう。スキャナー部14はCPU10の制御に従ってCIS141からのセンサ信号に基づいて画像信号を生成する。CPU10は、画像信号からスキャン画像(読み取り画像)を形成するための画像形成処理を実行する。スキャン画像は公衆交換電話網PSTNを経て指定された相手先に送信されたり(ファクシミリ送信)、プリンタ部16で印刷用紙にプリントされたり(コピー)する。
上記のように原稿送りローラ32は着脱可能であるため、CIS141の清掃等によって原稿送りローラ32を取り外した後に装着を忘れて操作パネル1を閉めてしまう場合があるからである。原稿送りローラ32が装着されていない状態(脱状態)にて原稿が匡体内に導入されると、読取位置にて原稿が規定の速度で搬送されなくなる。また、CIS141から原稿までの距離が適切な距離に固定されない。そのため、スキャン画像の品質が低下する。さらに、原稿に対する原稿送りローラ32による搬送力が生じないために、匡体内で紙詰まりが発生する場合もある。
そこで、本実施の形態にかかるファクシミリ100は、原稿に対する読取動作よりも以前に読取動作を行なってスキャン画像を得、そのスキャン画像の色値に基づいて原稿送りローラ32の着脱状態を判定して、その結果の報知を含む結果処理を実行する。
図7は、本実施の形態にかかるファクシミリ100での、原稿送りローラ32の着脱状態を判定の原理を説明するための図である。図7(A)は原稿送りローラ32が装着されているときを表わし、図7(B)は原稿送りローラ32が装着されていないときを表わしている。
図7を参照して、ファクシミリ100は、経路Lに沿って搬送される読取対象の原稿が原稿送りローラ32の位置、つまり、読取位置に到達するよりも以前の所定のタイミングで読取動作を行なう。
原稿送りローラ32が本体部5に取り付けられているときに読取動作が行なわれると、図7(A)を参照して、CIS141の直上に原稿送りローラ32が位置するため、スキャン画像全体にCIS141の直上に装着された原稿送りローラ32が映り込む。すなわち、スキャン画像の各画素の色値が原稿送りローラ32の表面に施された色(以下、この色を白色であるものとする)を示す。
一方、原稿送りローラ32が本体部5に取り付けられていないときに読取動作が行なわれると、図7(B)を参照して、CIS141の直上には原稿送りローラ32がないためにスキャン画像には原稿送りローラ32が映り込まない。ファクシミリ100がこの読取動作を操作パネル1が閉状態のときに行なうものとすると、CIS141は匡体内部に配置されるため、スキャン画像の各画素の色値は黒色を示す。
したがって、本実施の形態にかかるファクシミリ100は上記の原理を利用して、操作パネル1が閉状態であって、読取対象の原稿が読取位置に到達するよりも以前に読取動作を行なって得られたスキャン画像の色値に基づいて原稿送りローラ32の着脱状態を判定する。すなわち、スキャン画像の色値が黒色を示す場合、たとえば、色値が明度を表わすものである場合には、予め記憶している黒色を判別し得るしきい値よりも低い場合に原稿送りローラ32が取り付けられていない(脱状態)と判定することができ、スキャン画像の色値が白色を示す場合、たとえば、明度を表わす色値が上記しきい値よりも高い場合には原稿送りローラ32が取り付けられている(着状態)と判定することができる。
上記原理を利用することで、ファクシミリ100は、原稿送りローラ32の着脱状態を判定するための新たなセンサ等の機能を搭載することなく、既存の読取機能を利用して判定することができる。また、ファクシミリ100は、原稿送りローラ32の着脱状態の判定のための複雑な演算を行なうことなく判定することができる。
上記所定のタイミングの一例として、読取対象の原稿がフロントセンサ41に到達したタイミング、すなわち、フロントセンサ41が原稿の到達を検出したタイミング(フロントセンサ41ON時)が挙げられる。他の例として、当該ファクシミリ100に電源が投入されたタイミングや、スリープ(省電力)モードから復帰したタイミングが挙げられる。また、待機時に、予め規定された時間間隔で行なわれてもよい。なお、これらの場合、読取対象の原稿が読取位置に到達していないこと、つまり、原点センサ42が原稿の到達を検出していないタイミング(原点センサ42OFF時)であるものとする。さらに、ファクシミリ100に操作パネル1の開閉状態を検出するためのカバーセンサ43が配置されている場合、操作パネル1が閉じられたタイミング、つまり、カバーセンサ43が操作パネル1の開状態から閉状態への移行を検出したタイミング(カバーセンサ43ON時)であってもよい。このタイミングは、原稿送りローラ32のユーザによる取り付け動作の完了のタイミングに相当する。
図8は、結果処理の一つとしての報知例を表わした図である。ファクシミリ100は、原稿送りローラ32が取り付けられていないと判定すると、一例として図8のようなその旨を表わしたメッセージを表示部13に表示する。報知の他の例として、ファクシミリ100はブザー音を発してもよいし、図示しない警告ランプを点滅等させてもよい。
好ましくは、結果処理の一つとして、ファクシミリ100は、さらに原稿給紙ローラ31の回転を停止し、原稿の搬送を中止する。
このようなタイミングで上記判定を行なってその結果を報知することを含む結果処理を行なうことで、ユーザは、読取対象の原稿の読取動作を行なうよりも以前に原稿送りローラ32が本体部5に取り付けられていないことを知ることができる。そのため、原稿送りローラ32が取り付けられていない状態で読取対象の原稿に対する読取動作を中止することができる。また、原稿送りローラ32が本体部5に取り付けられていない場合には読取対象の原稿の読取動作を行なうよりも以前に原稿の搬送を中止することができる。そのため、低品質のスキャン画像が生成されたり、原稿の紙詰まりが発生したりすることを防ぐことができる。
なお、ファクシミリ100は、CIS141でのスキャン画像のすべての画素の色値に基づいて上位の判定を行なってもよい。しかしながら、処理負荷の軽減および処理時間の軽減のため、好ましくは、ファクシミリ100は、CIS141でのスキャン画像のうちの予め規定した位置の画素を選択し、その画素の色値に基づいて上記判定を行なう。上記予め規定した位置は、スキャン画像のうちの原稿送りローラ32の有無による色値のコントラストが他の位置よりも大きい可能性の高い位置に該当する。すなわち、一例として、CIS141のうちの他の位置よりも匡体外部光の入り難い位置が挙げられる。また一例として、原稿送りローラ32の表面のうちの他の位置よりも汚れの付着し難い位置が挙げられる。
図9は、判定に用いる画素位置の一例を説明するための図である。図9を参照して、ファクシミリ100は、一例として、少なくとも、搬送時に原稿給紙ローラ31に接触する原稿の位置に相当する位置の画素、つまり、原稿の搬送方向に原稿給紙ローラ31の直下(下流位置)に相当する位置の画素を判定に用いる。図2〜図5に示されたように、本例では、原稿給紙ローラ31は搬送方向に直交する方向の中央に配置されている。そのため、本例でファクシミリ100は、CIS141の搬送方向に直交する方向の中央付近の画素を判定に用いる。より詳しくは、図9を参照して、一例として、CIS141は、スキャン画像の搬送方向に直交する方向に対応する辺の画素数が2048画素であるとすると、中央48画素、およびその左右112画素隔てて両側の48画素の、合計144画素を用いる。
上記のように原稿給紙ローラ31は搬送方向に直交する方向の中央に配置されて操作パネル1が閉状態のときに原稿給紙ローラ31が原稿の搬送経路Lに対して突出する構成であるため、CIS141の上記位置に外部光が到達する可能性は他の位置よりも低い。また、読取対象の原稿は、上記では先に原稿給紙ローラ31に接触した後に次に原稿送りローラ32に接触するため、原稿表面に汚れ等付着していた場合であっても先に原稿給紙ローラ31に転着する可能性が高い。つまり、原稿送りローラ32の上記位置に原稿の汚れ等が転着する可能性は他の位置よりも低い。そのため、上記位置の画素は、原稿送りローラ32の有無による色値のコントラストが他の位置よりも大きい可能性が高いと言える。
ファクシミリ100がCIS141でのスキャン画像のうちの上記位置の画素を選択して判定に用いることで、判定精度の維持と処理負荷の軽減および処理時間の軽減との両立を図ることができる。
<機能構成>
図12は、上記動作を行なうためのファクシミリ100の機能構成の具体例を示すブロック図である。図12の各機能は、ファクシミリ100のCPU10がROM11に記憶されている制御用のプログラムをRAM12上に読み出して実行することで、主に、CPU10で実現される。しかしながら、少なくとも一部機能が、図6に示された他の装置構成、または図示されていない電気回路などの装置構成によって実現されてもよい。
図12を参照して、CPU10は、スキャナー部14を制御して読取動作を実行させるためのスキャン制御部101と、スキャナー部14のCIS141から画像信号の入力を受け付けるための画像信号入力部102と、画像信号に対して画像形成処理を実行することでスキャン画像(読み取り画像)を生成するためのスキャン画像生成部103と、スキャン画像の色値に基づいて原稿送りローラ32の着脱状態を判定するための判定部104と、判定結果を報知するための報知部108と、モーター部15を制御することでローラ3の回転を制御するための駆動制御部109とを含む。判定部104は、スキャン画像の中から判定に用いる画素を選択するための選択部105と、当該画素の色値を特定するための色値特定部106と、判定の一例として色値を予め記憶している黒色を判別し得るしきい値と比較することで当該画素の色値が黒色を示すものであるか白色を示すものかを判定するための比較部107とを含む。
スキャン制御部101は、上記のタイミング、つまり、読取対象の原稿が読取位置に到達するよりも以前のタイミングである、センサ24で検出されたタイミング(フロントセンサ41ON時、カバーセンサ43ON時)や、電源が投入されたタイミングや、スリープ(省電力)モードから復帰したタイミングなどにスキャナー部14に対して読取動作を実行させる。
選択部105は、上記タイミングでの読取動作によって得られたスキャン画像から、上記のような、予め規定された位置の画素を選択する。色値特定部106は予め算出式を記憶しておき、選択された画素ごとの色値を算出する。
報知部108は、判定部104にて原稿送りローラ32が脱状態と判定された場合には図8のような報知画面を表示部13に表示し、原稿送りローラ32が着状態と判定された場合には表示しないことで、判定部104での判定結果を報知する。好ましくは、駆動制御部109は、判定部104にて原稿送りローラ32が脱状態と判定された場合に、モーター部15に対して制御信号を出力してモーターの駆動を停止させることで原稿給紙ローラ31の回転を停止させる。
<動作フロー>
図13は、本実施の形態にかかるファクシミリ100での動作の流れを表わしたフローチャートである。図13のフローチャートに表わされた動作は、ファクシミリ100のCPU10がROM11に記憶されている制御用のプログラムをRAM12上に読み出して実行し、図12の各機能を発揮することによって実現される。なお、図13の例は、上記の所定のタイミングとしてフロントセンサ41が原稿の到達を検出したタイミング(フロントセンサ41ON時)で上記判定を行なう場合のフローチャートである。
図13を参照して、CPU10はフロントセンサ41からのセンサ信号を監視して、フロントセンサ41ONを検出すると(ステップS101でYES)、以降の動作を行なう。すなわち、CPU10は、メモリに記憶されている白基準値、黒基準値であるシェーディングデータが正常であるか否かを確認する。そして、メモリに記憶されているシェーディングデータが正常である場合には(ステップS103でYES)、CPU10は、このタイミング、つまり原稿がフロントセンサ41の位置に到達したタイミングで読取動作を実行する(ステップS105)。ここでの読取動作は、通常の原稿読取の際の読取動作と同様である。
CPU10は、読取動作が完了してスキャナー部14から画像信号の入力を受け付けると、スキャン画像を生成するための画像処理を実行する(ステップS107)。ここでの画像処理は、通常の原稿読取時の画像処理と同様であってもよい。好ましくは、CPU10は、画素の色値が続く着脱判定にて黒色が白色かを判定し得る程度の値となればよいために、ステップS107でシェーディング補正のみ行なって二値化してもよい。より好ましくは、CPU10はステップS107で二値化処理を行なう際、通常の原稿読取時のシェーディング補正で用いるしきい値よりも低いしきい値を用いてもよい。このようにすることで、処理負荷を軽減することができ、処理速度を向上させることができる。
CPU10は、ステップS107で生成したスキャン画像の色値に基づいて原稿送りローラ32の着脱状態を判定する(ステップS109)。ステップS109でCPU10は、上記のように、スキャン画像から規定された画素を選択し、当該画素の色値を算出する。そして、その色値と予め記憶しているしきい値とを比較して、当該画素の色が黒色であるか白色であるかに基づいて原稿送りローラ32の着脱状態を判定する。
なお、好ましくは、CPU10は、上記ステップS105〜S109を複数回(たとえば8回)実行し、複数のスキャン画像に基づいて判定を行なう。判定は、色値の平均値を用いてもよいし、最大値や最小値や中間値を用いてもよいし、その他の値を用いてもよい。このようにすることで、判定精度を向上させることができる。
上記判定の結果、スキャン画像の所定の画素の色値が原稿送りローラ32の色である白色ではなく黒色であった場合(ステップS111でNO)、CPU10は、原稿送りローラ32が本体部5に取り付けられていない、つまり脱状態であると判定する(ステップS113)。このように判定した場合、CPU10は、結果処理としてエラー処理を実行する(ステップS115)。ステップS115のエラー処理は、報知を含む。その他、原稿給紙ローラ31の回転を停止してさらなる原稿の搬送を中止する処理を含んでもよい。
一方、上記判定の結果、スキャン画像の所定の画素の色値が原稿送りローラ32の色である白色であった場合(ステップS111でYES)、CPU10は、原稿送りローラ32が本体部5に取り付けられている、つまり着状態であると判定する(ステップS117)。このように判定した場合、CPU10は、以降、通常の動作を行なう。すなわち、この例の場合、搬送されてきた読取対象の原稿がフロントセンサ41の位置に到達したタイミングで上記判定が行なわれているので、CPU10は、引き続き原稿の搬送を行ない、当該原稿に対して読み取り処理を行なう(ステップS119)。
なお、メモリに記憶されているシェーディングデータが不足していたり、シェーディングデータがメモリに記憶されていなかったりして、メモリに記憶されているシェーディングデータが正常でない場合、画素の色値が黒色であるか白色であるかが正確に判別されない場合もある。つまり、原稿送りローラ32の着脱状態の判定が適切になされない場合がある。そのため、実際には原稿送りローラ32が取り付けられていても脱状態と判定されて原稿読取処理が行なわれない場合もある。従って、このような事態を回避するためには、CPU10は、シェーディングデータを算出するためのシェーディング用原稿を読み取る動作を行なって正常なシェーディングデータを生成しメモリに記憶する必要がある。
そこで、シェーディングデータが正常でない場合には(ステップS103でNO)、シェーディング用原稿を読み取るための動作を実行するため、CPU10は、原稿送りローラ32の着脱状態を判定するための上記ステップS105〜S117の動作を行なうことなく、搬送されている原稿の読み取り処理を行なう(ステップS119)。
<実施の形態の効果>
本実施の形態にかかるファクシミリ100が上記の動作を行なうことで、ユーザが、たとえば内部の清掃などのために取り外した原稿送りローラ32を取り付け忘れた場合には、原稿の読み取りが実行されるよりも以前にその旨が報知される。そのため、ユーザは、その時点で読取動作を停止させることで、低品質のファクシミリ送信やコピーの実行を回避することができる。また、原稿送りローラ32が取り付けられていないことで発生し得る原稿の紙詰まりを防止することができる。
さらに、上記のように判定結果に従って原稿の搬送を停止するようにすることで、自動的にユーザが稿送りローラ32を取り付け忘れた場合に自動的に低品質のファクシミリ送信やコピーの実行を回避される。また、自動的に原稿送りローラ32が取り付けられていないことで発生し得る原稿の紙詰まりが防止される。
さらに、本実施の形態にかかるファクシミリ100がスキャン画像の色値に基づいて上記判定を行なうことで、上記判定のための特別な機構や機能を必要とすることなく、容易に上記の効果を得ることが可能となる。
[第2の実施の形態]
第2の実施の形態として、原稿送りローラ32の表面に凹凸が施されている場合について説明する。図10は、表面に凹凸が施された原稿送りローラ32aの具体例を説明するための図である。図10を参照して、一例として、原稿送りローラ32aは、回転方向に溝(凹部)が設けられてもよい。原稿送りローラ32a表面の溝は、たとえば、搬送されてきた原稿が原稿送りローラ32a表面に形成する影のコントラストを大きくし、CIS141でのスキャン画像から原稿の到達を検出することを可能とする。
図11は、第2の実施の形態での、判定に用いる画素位置の例を説明するための図である。この場合、ファクシミリ100は、図11を参照して、少なくとも、搬送時に原稿送りローラ32aの溝部分(凹部)に接触する原稿の位置に相当する位置の画素、つまり、原稿の搬送方向に原稿送りローラ32aの溝部分(凹部)の直下(下流位置)に相当する位置の画素を判定に用いる。
第2の実施の形態にかかるファクシミリ100がCIS141でのスキャン画像のうちの上記位置の画素を選択して判定に用いることでも、判定精度の維持と処理負荷の軽減および処理時間の軽減との両立を図ることができる。
[第3の実施の形態]
さらに、上述の制御をファクシミリ100のCPU10に実行させ、ファクシミリ100を上記のように動作させるためのプログラムを提供することもできる。プログラムを提供することによって、上記のファクシミリのような、搬送される用紙を光学的に読み取る機構を有し、搬送経路上の読取位置にあるローラが取り外し可能な構成を有した、既存の原稿読取装置に含まれる制御装置としてのCPUに、上述の制御を行なわせることができる。そのため、既存の画像読取装置を本実施の形態にかかる原稿読取装置として動作させることができる。
このようなプログラムは、コンピュータに付属するフレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disk-Read Only Memory)、ROM、RAMおよびメモリカードなどのコンピュータ読取り可能な記録媒体にて記録させて、プログラム製品として提供することもできる。あるいは、コンピュータに内蔵するハードディスクなどの記録媒体にて記録させて、プログラムを提供することもできる。また、ネットワークを介したダウンロードによって、プログラムを提供することもできる。
なお、本発明にかかるプログラムは、コンピュータのオペレーティングシステム(OS)の一部として提供されるプログラムモジュールのうち、必要なモジュールを所定の配列で所定のタイミングで呼出して処理を実行させるものであってもよい。その場合、プログラム自体には上記モジュールが含まれずOSと協働して処理が実行される。このようなモジュールを含まないプログラムも、本発明にかかるプログラムに含まれ得る。
また、本発明にかかるプログラムは他のプログラムの一部に組込まれて提供されるものであってもよい。その場合にも、プログラム自体には上記他のプログラムに含まれるモジュールが含まれず、他のプログラムと協働して処理が実行される。このような他のプログラムに組込まれたプログラムも、本発明にかかるプログラムに含まれ得る。
提供されるプログラム製品は、ハードディスクなどのプログラム格納部にインストールされて実行される。なお、プログラム製品は、プログラム自体と、プログラムが記録された記録媒体とを含む。
<まとめ>
本発明の局面は、次のように表わすことができる。
(1)
光学的な読み取りを行なうための読取センサ(CIS141)と、前記読取センサでの読取位置を挟んで前記読取センサと相対して配置される原稿送りローラ(原稿送りローラ32)とを備え、前記原稿送りローラは、当該原稿読取装置本体(本体部5)に対して着脱可能であって、前記読取位置に原稿が到達するよりも以前の前記読取センサでの読み取り画像の色値に基づいて、前記原稿送りローラの着脱状態を判定するための判定手段(判定部104)と、前記判定手段での判定結果を報知するための報知手段(報知部108)とをさらに備える、原稿読取装置。
(2)
前記読取位置に向けて原稿を搬送するための原稿給紙ローラ(原稿給紙ローラ31)と、前記原稿給紙ローラの回転を制御するための制御装置(駆動制御部109)とをさらに含み、前記制御装置は、前記判定手段によって前記読取位置に原稿が到達するよりも以前に前記原稿送りローラが脱状態であると判定されると、前記原稿給紙ローラに前記原稿の搬送のための回転を行なわせない、(1)に記載の原稿読取装置。
(3)
前記読取位置に向けて原稿を搬送するための原稿給紙ローラ(原稿給紙ローラ31)をさらに含み、前記判定手段は、前記判定に、前記読み取り画像のうちの、少なくとも、前記原稿給紙ローラに接触して搬送される原稿位置に相当する画素位置の色値を用いる、(1)または(2)に記載の原稿読取装置。
(4)
前記原稿送りローラ表面は凹部を有し、前記判定手段は、前記判定に、前記読み取り画像のうちの、少なくとも、前記原稿送りローラの前記凹部位置に相当する画素位置の色値を用いる、(1)または(2)に記載の原稿読取装置。
(5)
前記判定手段は、前記判定に、当該原稿読取装置の電源ON時、省電力状態からの復帰時、原稿が当該原稿読取装置に原稿が投入された後であって前記読取位置以前の所定位置への到達時、および、前記原稿送りローラの装着動作完了が検出された時のうちのいずれかでの前記読取センサでの読み取りで得られた読み取り画像の色値を用いる、(1)〜(4)のいずれかに記載の原稿読取装置。
(6)
前記読取センサは匡体内に配置されて、前記匡体内の前記読取位置に対して読み取りを行ない、前記原稿送りローラの表面は、黒色以外の色が施されており、前記判定手段は、明度を表わす前記色値がしきい値よりも低い場合に前記原稿送りローラが脱状態であると判定し、前記色値が前記しきい値よりも高い場合に前記原稿送りローラが着状態であると判定する、(1)〜(5)のいずれかに記載の原稿読取装置。
(7)
光学的な読み取りを行なうための読取センサ(CIS141)と、前記読取センサでの読取位置を挟んで前記読取センサと相対して配置される原稿送りローラ(原稿送りローラ32)とを含んだ原稿読取装置の制御方法であって、前記原稿送りローラは、当該原稿読取装置本体(本体部5)に対して着脱可能であって、前記読取位置に原稿が到達するよりも以前に前記読取センサでの読取動作を実行するステップ(S105)と、前記読取センサでの読み取り画像の色値に基づいて、前記原稿送りローラの着脱状態を判定するステップ(S111,S113,S117)と、前記判定するステップでの判定結果を報知するステップ(S115,S119)とを備える、原稿読取装置の制御方法。
(8)
光学的な読み取りを行なうための読取センサ(CIS141)と、前記読取センサでの読取位置を挟んで前記読取センサと相対して配置される原稿送りローラ(原稿送りローラ32)とを含んだ原稿読取装置に制御処理を実行させるプログラムであって、前記原稿送りローラは、当該原稿読取装置本体(本体部5)に対して着脱可能であって、前記読取位置に原稿が到達するよりも以前に前記読取センサでの読取動作を実行するステップ(S105)と、前記読取センサでの読み取り画像の色値に基づいて、前記原稿送りローラの着脱状態を判定するステップ(S111,S113,S117)と、前記判定するステップでの判定結果を報知するステップ(S115,S119)とを前記原稿読取装置に実行させる、制御プログラム。
(9)
光学的な読み取りを行なうための読取センサ(CIS141)と、前記読取センサでの読取位置を挟んで前記読取センサと相対して配置される原稿送りローラ(原稿送りローラ32)とを含んだ原稿読取装置に制御処理を実行させるプログラムを記録した記録媒体であって、前記原稿送りローラは、当該原稿読取装置本体(本体部5)に対して着脱可能であって、前記プログラムは、前記読取位置に原稿が到達するよりも以前に前記読取センサでの読取動作を実行するステップ(S105)と、前記読取センサでの読み取り画像の色値に基づいて、前記原稿送りローラの着脱状態を判定するステップ(S111,S113,S117)と、前記判定するステップでの判定結果を報知するステップ(S115,S119)とを前記原稿読取装置に実行させる、記録媒体。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 操作パネル、2 記録紙トレイ、3 ローラ、5 本体部、10 CPU、11 ROM、12 RAM、13 表示部、14 スキャナー部、15 モーター部、16 プリンタ部、17 操作部、19 クロスポイント、21 ベースバンド、22 無線部、23 アンテナ、24 センサ、31 原稿給紙ローラ、32,32a 原稿送りローラ,41 フロントセンサ、42 原点センサ、43 カバーセンサ、100 ファクシミリ、101 スキャン制御部、102 画像信号入力部、103 スキャン画像生成部、104 判定部、105 選択部、106 色値特定部、107 比較部、108 報知部、109 駆動制御部、200 ハンドセット。

Claims (3)

  1. 光学的な読み取りを行なうための読取センサと、
    前記読取センサでの読取位置を挟んで前記読取センサと相対して配置される原稿送りローラとを備え、
    前記原稿送りローラは、当該原稿読取装置本体に対して着脱可能であって、
    前記読取位置に原稿が到達するよりも以前の前記読取センサでの読み取り画像の色値に基づいて、前記原稿送りローラの着脱状態を判定するための判定手段と、
    前記判定手段での判定結果を報知するための報知手段と、
    前記読取位置に向けて原稿を搬送するための原稿給紙ローラとをさらに備え、
    前記原稿給紙ローラは、前記原稿の搬送経路に対して、前記読取センサの位置に外部光が到達する可能性が他の位置よりも低くなる程度に突出するように構成され、
    前記判定手段は、前記判定に、前記読み取り画像のうちの、少なくとも、前記原稿給紙ローラに接触して搬送される原稿位置に相当する画素位置の色値を用いる、原稿読取装置。
  2. 前記原稿給紙ローラの回転を制御するための制御装置をさらに含み、
    前記制御装置は、前記判定手段によって前記読取位置に原稿が到達するよりも以前に前記原稿送りローラが脱状態であると判定されると、前記原稿給紙ローラに前記原稿の搬送のための回転を行なわせない、請求項1に記載の原稿読取装置。
  3. 前記判定手段は、前記判定に、当該原稿読取装置の電源ON時、省電力状態からの復帰時、原稿が当該原稿読取装置に原稿が投入された後であって前記読取位置以前の所定位置への到達時、および、前記原稿送りローラの装着動作完了が検出された時のうちのいずれかでの前記読取センサでの読み取りで得られた読み取り画像の色値を用いる、請求項1または2に記載の原稿読取装置。
JP2013250943A 2013-12-04 2013-12-04 原稿読取装置 Active JP6315658B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013250943A JP6315658B2 (ja) 2013-12-04 2013-12-04 原稿読取装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013250943A JP6315658B2 (ja) 2013-12-04 2013-12-04 原稿読取装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015108704A JP2015108704A (ja) 2015-06-11
JP6315658B2 true JP6315658B2 (ja) 2018-04-25

Family

ID=53439105

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013250943A Active JP6315658B2 (ja) 2013-12-04 2013-12-04 原稿読取装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6315658B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019131396A (ja) * 2018-02-02 2019-08-08 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置、エラー検出方法およびエラー検出プログラム

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0322751A (ja) * 1989-06-20 1991-01-31 Toshiba Corp 読取り装置
JPH06350794A (ja) * 1993-06-10 1994-12-22 Canon Inc シート搬送機構
JPH0758928A (ja) * 1993-08-13 1995-03-03 Oki Electric Ind Co Ltd 装着外れ検知方法
JPH07162581A (ja) * 1993-12-06 1995-06-23 Tec Corp 原稿読取装置
JP3350853B2 (ja) * 1994-08-20 2002-11-25 ニスカ株式会社 画像読取装置
JP3728770B2 (ja) * 1995-06-01 2005-12-21 ブラザー工業株式会社 原稿読取り装置
JP3303272B2 (ja) * 1996-01-12 2002-07-15 富士通株式会社 画像読取装置及び画像読取装置における原稿搬送部の開閉検出方法
JP2007022762A (ja) * 2005-07-15 2007-02-01 Canon Finetech Inc 給紙装置および画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015108704A (ja) 2015-06-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5093310B2 (ja) 原稿読取装置、画像形成装置、原稿読取装置の制御方法、および原稿読取装置の制御プログラム
JP3775409B2 (ja) 画像読取装置
US11240393B2 (en) Image reading apparatus for reading an image of a document, and image forming apparatus including the same
JP2013138357A (ja) 画像読取装置及び画像形成装置
JPH1056542A (ja) 画像読取装置
JP6315658B2 (ja) 原稿読取装置
JP2015002373A (ja) 画像読取装置および画像形成装置
JP4483949B2 (ja) 画像読取装置
JP6047528B2 (ja) 画像読取装置及び画像形成装置
JP2016119509A (ja) 原稿読取装置
JP2006217481A (ja) 画像読み取り装置
JP7411404B2 (ja) 媒体搬送装置、制御方法及び制御プログラム
JP2011215595A (ja) 画像形成装置、電力供給方法、プログラム
JP2016152514A (ja) 画像読取装置および画像形成装置
JP5966279B2 (ja) 画像読取装置、及び、画像形成装置
JP5663690B2 (ja) 画像読取装置及び画像形成装置
JP2013009116A (ja) 画像処理装置、画像読取装置、画像形成装置、画像処理方法、プログラムおよび記録媒体
JP2017011322A (ja) 画像読取装置、及び画像形成装置
JP2012090000A (ja) 画像読取装置及び画像形成装置
JP5797102B2 (ja) 画像読取装置
JP5842499B2 (ja) 画像読取装置、画像形成装置、及び画像読取プログラム
JP2005136733A (ja) 原稿読取装置
JP2008011449A (ja) 画像読取装置
JP6248908B2 (ja) 画像形成装置
JP2018067886A (ja) 画像読取装置および画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161003

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170609

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170627

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170821

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180123

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180307

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180320

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180323

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6315658

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150