JP6314697B2 - 制御装置、モータ制御装置、及びステアリング装置 - Google Patents

制御装置、モータ制御装置、及びステアリング装置 Download PDF

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Description

本発明は、制御対象をPWM(パルス幅変調)制御する制御装置、モータ制御装置、及びステアリング装置に関する。
車両の操舵機構にモータのアシスト力を付与することにより運転者のステアリング操作を補助する電動パワーステアリング装置が知られている。この電動パワーステアリング装置は、運転者の操舵トルクを検出するトルクセンサと、トルクセンサの検出操舵トルクに基づきモータの駆動を制御するモータ制御装置とを備えている。モータ制御装置は、モータを駆動させるための駆動回路と、駆動回路をPWM信号に基づき駆動させるマイクロコンピュータ(以下、「マイコン」と略記する)とを有している。マイコンは、トルクセンサの検出操舵トルクに基づき電流指令値を演算し、モータに実際に供給される電流値を電流指令値に追従させるべく、それらの偏差に応じた電流フィードバック制御を実行することによりPWM信号を生成する。マイコンは、生成したPWM信号に基づき駆動回路を駆動させることにより、モータをPWM制御する。こうしたモータのPWM制御により操舵トルクに応じたアシスト力が操舵機構に付与され、運転者のステアリング操作が補助される。
ところで、このようなモータ制御装置では、マイコンに何らかの異常が生じると、マイコンが電流指令値の演算やPWM信号の生成を適切に行うことができなくなる。これがモータの動作に異常を来す要因となる。そこで、特許文献1に記載のモータ制御装置では、PWM信号の生成を主として行うメインマイコンとは別に、サブマイコンが設けられている。メインマイコン及びサブマイコンは相互に状態を監視している。そして、メインマイコンがサブマイコンの異常を検出した場合、あるいはサブマイコンがメインマイコンの異常を検出した場合、メインマイコンあるいはサブマイコンがモータの駆動を停止する等の異常対応処理を実行する。
特開2011−148498号公報
特許文献1に記載のモータ制御装置は2つのマイコンを有してはいるものの、一方のサブマイコンはPWM信号の生成を行っていない。すなわち、モータのPWM制御に関しては、2つのマイコンを搭載しているという利点を生かすことができていない。2つのマイコンを利用してモータのPWM制御の即時性を高めることができれば、より滑らかなモータの動作を実現することができ、ひいては操舵感を向上させることが可能である。
なお、このような課題は、電動パワーステアリング装置のモータ制御装置に限らず、制御対象をPWM制御する制御装置に共通する課題である。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、PWM制御の即時性を向上させることのできる制御装置、モータ制御装置、及びステアリング装置を提供することにある。
上記課題を解決する制御装置は、PWM信号を生成する複数の演算部と、前記複数の演算部によりそれぞれ生成されるPWM信号を合成する合成信号生成部と、を備え、前記演算部の個数をNとし、前記PWM信号の生成に用いられる搬送波の周期をTとするとき、前記複数の演算部は、位相がT/Nずつずれた搬送波をそれぞれ用いるとともに、デューティ指示値を1/N倍する補正を行い、補正後のデューティ指示値と前記搬送波との比較に基づき前記PWM信号をそれぞれ生成し、前記合成信号生成部は、前記複数の演算部によりそれぞれ生成されるPWM信号の論理和を取ることで合成PWM信号を生成し、前記合成PWM信号に基づき制御対象をPWM制御する。
一つの演算部がデューティ指示値と搬送波との比較に基づきPWM信号を生成する場合、搬送波の周期をTとすると、PWM信号は周期Tの間に一つのパルス信号を有する構成となる。これに対し、上記構成のように、N個の演算部によりそれぞれ用いられる搬送波の位相をT/Nずつずらせば、N個の演算部によるパルス信号の生成タイミングをT/Nずつずらすことができるため、N個の演算部が周期Tの間にパルス信号を順次生成する。そのため、各演算部により生成されるPWM信号の論理和を取ることにより合成PWM信号を生成すれば、周期Tの間にN個のパルス信号を含むPWM信号を得ることができる。結果的に、一つの演算部だけでPWM信号を生成する場合と比較すると、PWM信号の更新頻度がN倍となる。
また、各演算部が、1/N倍された補正後のデューティ指示値と搬送波との比較に基づきPWM信号を生成すれば、各演算部により演算されるPWM信号は、1/N倍されたデューティ指示値に対応するPWM信号となる。よって、各演算部により生成されるPWM信号を合成して合成PWM信号を生成すれば、合成PWM信号は、デューティ指示値の元の値に対応したPWM信号となる。
したがって、上記構成のように、合成PWM信号に基づき制御対象の駆動を制御すれば、デューティ指示値に対応した制御対象の駆動を確保しながらも、PWM制御の更新頻度を増加させることができるため、PWM制御の即時性を向上させることができる。
上記制御装置について、前記複数の演算部の異常をそれぞれ検出する異常検出手段を更に備え、前記異常検出手段により前記複数の演算部のいずれかに異常が検出された際、残りの正常な演算部が複数存在する場合には、前記正常な複数の演算部は、同正常な演算部の個数をMとするとき、T/Mずつずれた搬送波をそれぞれ用いるとともに、前記デューティ指示値を1/M倍する補正を行い、補正後のデューティ指示値と前記搬送波との比較に基づき前記PWM信号をそれぞれ生成し、前記合成信号生成部は、前記正常な複数の演算部によりそれぞれ生成されるPWM信号の論理和を取ることにより前記合成PWM信号を生成し、前記合成PWM信号に基づき前記制御対象をPWM制御することが好ましい。
この構成によれば、複数の演算部のいずれかに異常が生じた際、残りの正常な演算部が複数存在している場合には、それらの正常な演算部により演算されるPWM信号に基づき合成PWM信号の生成を継続することができる。これにより、合成PWM信号の更新頻度を確保することができるため、PWM制御の即時性を担保することができる。
上記制御装置について、前記複数の演算部の異常をそれぞれ検出する異常検出手段を更に備え、前記異常検出手段により前記複数の演算部のいずれかに異常が検出された際、残りの正常な演算部が一つのみである場合には、前記正常な一つの演算部は、前記デューティ指示値の元の値と前記搬送波との比較に基づきPWM信号を生成し、前記合成信号生成部は、前記正常な一つの演算部により生成されたPWM信号をそのまま出力し、前記正常な一つの演算部により生成されたPWM信号に基づき前記制御対象をPWM制御することが好ましい。
この構成によれば、正常な演算部が一つのみとなった場合には、その正常な一つの演算部により生成されるPWM信号に基づきPWM制御を継続することができるため、PWM制御の継続性を向上させることができる。
一方、モータを駆動させるための駆動回路と、前記駆動回路をPWM信号に基づき駆動させることにより前記モータをPWM制御する制御装置と、を備えるモータ制御装置において、前記制御装置として上述の制御装置が用いられることが好ましい。
この構成によれば、モータ制御の即時性を向上させることができるため、モータをより滑らかに動作させることができる。
また、車両の操舵機構に動力を付与するモータと、前記モータを駆動させるための駆動回路と、前記駆動回路をPWM信号に基づき駆動させることにより前記モータをPWM制御する制御装置と、を備えるステアリング装置において、前記制御装置として上述の制御装置が用いられることが好ましい。
この構成によれば、モータにより操舵機構に動力を付与する制御の即時性を向上させることができるため、操舵感を向上させることができる。
本発明によれば、PWM制御の即時性を向上させることができる。
電動パワーステアリング装置の一実施形態についてその概略構成を示すブロック図。 実施形態の電動パワーステアリング装置についてそのモータ制御装置の構成を示すブロック図。 実施形態のモータ制御装置についてその駆動回路の構成を示すブロック図。 実施形態のモータ制御装置についてその第1演算部の構成を示す制御ブロック図。 (a)〜(g)は、補正後のデューティ指示値Du’,Dv’,Dw’と第1PWM信号αa〜αfとの関係を示すタイミングチャート。 (a),(b)は、第1演算部及び第2演算部によりそれぞれ用いられる搬送波δ1,δ2の波形を示すタイミングチャート。 モータ制御装置の合成信号生成部により実行される処理の手順を示すフローチャート。 (a)〜(e)は、第1演算部及び第2演算部によりそれぞれ用いられる補正後のデューティ指示値Du’、第1PWM信号αa、第2PWM信号βa、並びに合成PWM信号Caの関係を示すタイミングチャート。 (a)〜(g)は、電動パワーステアリング装置の変形例について、第1〜第3演算部によりそれぞれ用いられる補正後のデューティ指示値Du’、第1PWM信号αa、第2PWM信号βa、第3PWM信号γa、並びに合成PWM信号Caの関係を示すタイミングチャート。 電動パワーステアリング装置の変形例についてそのモータ制御装置の合成信号生成部により実行される処理の手順を示すフローチャート。
以下、電動パワーステアリング装置の一実施形態について説明する。
図1に示すように、本実施形態の電動パワーステアリング装置1は、運転者のステアリングホイール11の操作に基づき転舵輪16を転舵させる操舵機構10と、モータ21により操舵機構10にアシスト力を付与するアシスト機構20と、モータ21の駆動を制御するモータ制御装置30とを備えている。
操舵機構10は、ステアリングホイール11の回転軸となるステアリングシャフト12と、ステアリングシャフト12の下端部にラックアンドピニオン機構13を介して連結されたラックシャフト14とを有している。操舵機構10では、運転者のステアリングホイール11の操作に伴いステアリングシャフト12が回転すると、その回転運動がラックアンドピニオン機構13を介してラックシャフト14の軸方向の往復直線運動に変換される。このラックシャフト14の軸方向の往復直線運動がその両端に連結されたタイロッド15を介して転舵輪16に伝達されることにより転舵輪16の転舵角が変化し、車両の進行方向が変更される。
アシスト機構20は、モータ21と、モータ21の出力軸21a及びステアリングシャフト12を連結する減速機22とを備えている。モータ21はブラシレスモータからなる。アシスト機構20は、モータ21の出力軸21aの回転を減速機22により減速してステアリングシャフト12に伝達することによりステアリングシャフト12にアシスト力(アシストトルク)を付与する。
電動パワーステアリング装置1には、車両の状態量や運転者の操作量を検出する各種センサが設けられている。例えばステアリングシャフト12には、運転者のステアリング操作に際してステアリングシャフト12に付与される操舵トルクThを検出するトルクセンサ40が設けられている。モータ21には、その出力軸21aの回転角θを検出する回転角センサ41が設けられている。車両には、その走行速度Spdを検出する車速センサ42が設けられている。これらのセンサ40〜42の出力はモータ制御装置30に取り込まれる。モータ制御装置30は、各センサ40〜42により検出される操舵トルクTh、モータ回転角θ、及び車速Spd等に基づきモータ21をPWM制御することによりステアリングシャフト12にアシスト力を付与するアシスト制御を実行する。
図2に示すように、モータ制御装置30は、駆動回路31と、電流センサ32u,32v,32wと、プリドライバ33と、合成信号生成部34と、マイクロコンピュータを中心に構成される第1及び第2演算部35,36と、演算タイミング調整部37とを備えている。
図3に示すように、駆動回路31は、上側FET31a及び下側FET31dの直列回路と、上側FET31b及び下側FET31eの直列回路と、上側FET31c及び下側FET31fの直列回路とを並列接続してなる周知のインバータ回路を有している。各上側FET31a〜31cは電源(電源電圧「+Vcc」)に電気的に接続されている。各下側FET31d〜31fは接地されている。上側FET31aと下側FET31dとの接続点P1、上側FET31bと下側FET31eとの接続点P2、及び上側FET31cと下側FET31fとの接続点P3は給電線Wu,Wv,Wwを介してモータ21の各相コイルにそれぞれ接続されている。各FET31a〜31fは、プリドライバ33から出力される駆動信号Ga〜Gfに基づきスイッチングされる。この各FET31a〜31fのスイッチングに基づき、電源から供給される直流電力が三相の交流電力に変換される。変換された三相の交流電力が給電線Wu,Wv,Wwを介してモータ21の各相コイルにそれぞれ供給されることによりモータ21が駆動する。
電流センサ32u,32v,32wは、下側FET31d〜31fに直列接続されたシャント抵抗をそれぞれ有する周知の構成からなる。電流センサ32u,32v,32wは、モータ21に供給される各相電流値Iu,Iv,Iwをそれぞれ検出する。
図2に示すように、第1演算部35は、トルクセンサ40、車速センサ42、回転角センサ41、及び電流センサ32u,32v,32wのそれぞれの出力を取り込む。第1演算部35は、これらのセンサにより検出される操舵トルクTh、車速Spd、モータ回転角θ、及び各相電流値Iu,Iv,Iwに基づき第1PWM信号αa〜αfを生成する。
詳しくは、図4に示すように、第1演算部35は、電流指令値演算部50と、第1及び第2減算器51a,51bと、第1及び第2フィードバック(F/B)制御部52a,52bと、二相/三相変換部53と、デューティ指示値演算部54と、デューティ指示値補正部55と、PWM信号生成部56と、三相/二相変換部57とを有している。
電流指令値演算部50はd軸電流指令値Id*及びq軸電流指令値Iq*を演算する。d軸電流指令値Id*及びq軸電流指令値Iq*は、d/q座標系におけるモータ21の供給電流の目標値を示す。電流指令値演算部50は操舵トルクThと車速Spdとに基づきq軸電流指令値Iq*を演算する。例えば、電流指令値演算部50は、操舵トルクThの絶対値が大きくなるほど、また車速Spdが遅くなるほどq軸電流指令値Iq*の絶対値をより大きい値に設定する。また、電流指令値演算部50はd軸電流指令値Id*を零に設定する。電流指令値演算部50は、演算したd軸電流指令値Id*及びq軸電流指令値Iq*を第1及び第2減算器51a,51bにそれぞれ出力する。
三相/二相変換部57は各相電流値Iu,Iv,Iw及びモータ回転角θを取り込む。三相/二相変換部57はモータ回転角θを用いて各相電流値Iu,Iv,Iwをd/q座標系に写像することによりd軸電流値Id及びq軸電流値Iqを演算する。d軸電流値Id及びq軸電流値Iqは、d/q座標系におけるモータ21の実際の供給電流値を示す。三相/二相変換部57は、演算したd軸電流値Id及びq軸電流値Iqを第1及び第2減算器51a,51bにそれぞれ出力する。
第1減算器51aは、d軸電流指令値Id*からd軸電流値Idを減算することによりd軸電流偏差ΔIdを求め、このd軸電流偏差ΔIdを第1F/B制御部52aに出力する。第1F/B制御部52aは、d軸電流値Idをd軸電流指令値Id*に追従させるべくd軸電流偏差ΔIdに基づく電流フィードバック制御を実行することによりd軸電圧指令値Vd*を生成し、このd軸電圧指令値Vd*を二相/三相変換部53に出力する。
第2減算器51bは、q軸電流指令値Iq*からq軸電流値Iqを減算することによりq軸電流偏差ΔIqを求め、このq軸電流偏差ΔIqを第2F/B制御部52bに出力する。第2F/B制御部52bは、q軸電流値Iqをq軸電流指令値Iq*に追従させるべくq軸電流偏差ΔIqに基づく電流フィードバック制御を実行することによりq軸電圧指令値Vq*を生成し、このq軸電圧指令値Vq*を二相/三相変換部53に出力する。
二相/三相変換部53はモータ回転角θを取り込む。二相/三相変換部53はモータ回転角θを用いてd軸電圧指令値Vd*及びq軸電圧指令値Vq*を三相座標系に写像することにより、三相座標系における各相電圧指令値Vu*,Vv*,Vw*を演算し、これらの各相電圧指令値Vu*,Vv*,Vw*をデューティ指示値演算部54に出力する。
デューティ指示値演算部54は各相電圧指令値Vu*,Vv*,Vw*に対応する各相のデューティ指示値Du,Dv,Dwを演算する。デューティ指示値Du,Dv,Dwは、駆動回路31の各上側FET31a〜31cのオンデューティ比を「0%〜100%」の範囲でそれぞれ示したものである。デューティ指示値演算部54は、演算したデューティ指示値Du,Dv,Dwをデューティ指示値補正部55に出力する。
デューティ指示値補正部55は、以下の式(1)〜(3)に基づきデューティ指示値Du,Dv,Dwを補正する。なお、「N」は、PWM信号の生成を行う演算部の個数を示す。すなわち、本実施形態では、Nの値は「2」に設定されている。
Du’=Du/N ・・・(1)
Dv’=Dv/N ・・・(2)
Dw’=Dw/N ・・・(3)
よって、本実施形態では、補正後のデューティ指示値Du’,Dv’,Dw’は「0%〜50%」の範囲でそれぞれ設定される。デューティ指示値補正部55は、式(1)〜(3)に基づき演算した補正後のデューティ指示値Du’,Dv’,Dw’をPWM信号生成部56に出力する。
PWM信号生成部56は、例えば図5(a)〜(g)に示すように、補正後のデューティ指示値Du’,Dv’,Dw’と、周期Tの三角波からなる搬送波(PWMキャリア)δ1との比較に基づき第1PWM信号αa〜αfを生成する。詳しくは、図5(b),(d),(f)に示すように、PWM信号生成部56は、搬送波δ1の値よりもデューティ指示値Du,Dv,Dwの方が大きい場合にはオン信号を示し、搬送波δ1の値よりもデューティ指示値Du,Dv,Dwの方が小さい場合にはオフ信号を示す第1PWM信号αa〜αcをそれぞれ生成する。また、図5(c),(e),(g)に示すように、PWM信号生成部56は、搬送波δ1の値よりもデューティ指示値Du,Dv,Dwの方が小さい場合にはオン信号を示し、搬送波δ1の値よりもデューティ指示値Du,Dv,Dwの方が大きい場合にはオフ信号を示す第1PWM信号αd〜αfをそれぞれ生成する。第1PWM信号αa〜αfは駆動回路31のFET31a〜31fをそれぞれオン/オフさせるための信号である。例えば第1PWM信号αaがオン信号である場合には、上側FET31aがオン状態となり、第1PWM信号αaがオフ信号である場合には、上側FET31aがオフ状態となる。そして、図2に示すように、PWM信号生成部56は、生成した第1PWM信号αa〜αfを合成信号生成部34に出力する。
第1演算部35は自身の状態を監視する自己診断機能を有しており、自己診断の結果Sd1を例えばウォッチドック信号等により合成信号生成部34に送信する。したがって、合成信号生成部34は、第1演算部35から送信される自己診断結果Sd1に基づいて第1演算部35が正常であるか否かを検出することができる。
第2演算部36は第1演算部35と同一の性能を有している。すなわち、第2演算部36は、第1演算部35と同様の演算手法により、操舵トルクTh、車速Spd、モータ回転角θ、及び各相電流値Iu,Iv,Iwに基づき第2PWM信号βa〜βfを生成する。また、第2演算部36も自身の状態を監視する自己診断機能を有しており、自己診断の結果Sd2を合成信号生成部34に送信する。したがって、合成信号生成部34は、第2演算部36から送信される自己診断結果Sd2に基づいて第2演算部36が正常であるか否かを検出することができる。
演算タイミング調整部37は第1演算部35及び第2演算部36のそれぞれの演算タイミングを調整する。詳しくは、PWM信号の生成を行う演算部の個数をNとし、PWM信号の生成に用いられる搬送波δ1の周期を「T」とするとき、演算タイミング調整部37は第2演算部36の演算タイミングを第1演算部35の演算タイミングよりも「T/N」だけ遅らせる。すなわち、本実施形態では、演算タイミング調整部37が第2演算部36の演算タイミングを第1演算部35の演算タイミングよりも「T/2」だけ遅らせる。具体的には、図6(a),(b)に示すように、演算タイミング調整部37は、各演算部35,36の同期を取る処理を時刻t1で開始すると、まずは時刻t1で第1演算部35にクロックのトリガ信号を送信する。その後、演算タイミング調整部37は、時刻t1から時間T/2が経過した時刻t2で第2演算部36にクロックのトリガ信号を送信する。これにより、第1演算部35の搬送波δ1と第2演算部36の搬送波δ2との間に「T/2」の位相差が生じる。結果的に、第2演算部36の第2PWM信号βa〜βfの演算タイミングを第1演算部35の第1PWM信号αa〜αfの演算タイミングよりも「T/2」だけ遅らせることができる。
図2に示すように、合成信号生成部34は第1演算部35及び第2演算部36からそれぞれ送信される自己診断結果Sd1,Sd2に基づき各演算部35,36の状態を監視している。合成信号生成部34は第1演算部35及び第2演算部36が共に正常である場合、第1演算部35により演算される第1PWM信号αa〜αfと、第2演算部36により演算される第2PWM信号βa〜βfとを合成することにより合成PWM信号Ca〜Cfを生成する。具体的には、「y=a,b,c,d,e,f」とすると、合成信号生成部34は、第1PWM信号αyと第2PWM信号βyとの論理和を取ることにより合成PWM信号Cyを生成する。したがって、合成PWM信号Cyは、第1PWM信号αy及び第2PWM信号βyのいずれか一方がオン信号である場合、オン信号を示し、第1PWM信号αy及び第2PWM信号βyが共にオフ信号である場合、オフ信号を示す。
また、合成信号生成部34は、第1演算部35及び第2演算部36のそれぞれの状態に基づき図7に示す処理を所定の演算周期で繰り返し実行する。すなわち、合成信号生成部34は、まず、第1演算部35及び第2演算部36のいずれか一方の異常を検出したか否かを判断する(S1)。そして、合成信号生成部34は、第1演算部35及び第2演算部36が共に正常である場合には(S1:NO)、この処理を終了する。これに対し、合成信号生成部34は、第1演算部35及び第2演算部36のいずれか一方の異常を検出した場合には(S1:NO)、正常な演算部に異常検出信号Seを送信する(S2)。例えば、合成信号生成部34は第2演算部36の異常を検出した場合、異常検出信号Seを第1演算部35に送信する。このとき、図4に示すように、第1演算部35のデューティ指示値補正部55は、異常検出信号Seを受信すると、デューティ指示値Du,Dv,Dwの補正処理を停止する。すなわち、デューティ指示値補正部55は、デューティ指示値演算部54により演算されたデューティ指示値の元の値Du,Dv,DwをそのままPWM信号生成部56に出力する。したがって、第1演算部35は、「0%〜100%」の範囲で設定されるデューティ指示値Du,Dv,Dwに対応した第1PWM信号αa〜αfを出力する。
そして、図7に示すように、合成信号生成部34は、S2の処理に続いて、正常な演算部から出力されるPWM信号をそのまま出力する合成停止モードに遷移する(S3)。すなわち、合成信号生成部34は第2演算部36の異常を検出した場合、第1演算部35から出力される第1PWM信号αa〜αfをそのまま出力する。また、合成信号生成部34は第1演算部35の異常を検出した場合、第2演算部36から出力される第2PWM信号βa〜βfをそのまま出力する。
図3に示すように、プリドライバ33は、合成信号生成部34から出力される合成PWM信号Ca〜Cf、第1PWM信号αa〜αf、及び第2PWM信号βa〜βfのいずれかを増幅することにより駆動信号Ga〜Gfを生成する。プリドライバ33は、駆動信号Ga〜Gfを駆動回路31のFET31a〜31fのそれぞれのゲート端子に印加することにより各FET31a〜31fを開閉駆動させる。この各FET31a〜31fの開閉駆動に基づきモータ21が駆動し、ステアリングシャフト12にアシスト力を付与するアシスト制御が実行される。
次に、本実施形態の電動パワーステアリング装置1の動作について説明する。
第1演算部35及び第2演算部36が共に正常な場合、第1演算部35及び第2演算部36は図8(a)〜(d)に示すように第1PWM信号αa及び第2PWM信号βaをそれぞれ生成する。すなわち、第1演算部35は、図8(a),(c)に示すように、補正後のデューティ指示値Du’(=Du/2)と搬送波δ1とを比較することにより第1PWM信号αaを生成する。したがって、第1PWM信号αaは、デューティ指示値Du/2に対応したPWM信号となる。また、第2演算部36も、図8(b),(d)に示すように、補正後のデューティ指示値Du’(=Du/2)と搬送波δ2とを比較することにより第2PWM信号βaを生成する。したがって、第2PWM信号βaも、第1PWM信号αaと同様に、デューティ指示値Du/2に対応したPWM信号となる。ただし、第2PWM信号βaは、第1PWM信号αaに対して、「T/2」の位相差を有する信号となる。
そして、図8(e)に示すように、合成信号生成部34は、図8(c),(d)にそれぞれ示される第1PWM信号αaと第2PWM信号βaとの論理和を取ることにより合成PWM信号Caを生成する。これにより、合成PWM信号Caは、デューティ指示値Du/2に対応した第1PWM信号αaと、デューティ指示値Du/2に対応した第2PWM信号βaとが合成された信号となる。なお、合成信号生成部34は他の合成PWM信号Cb〜Cfも同様に生成する。そして、モータ制御装置30は、この合成PWM信号Ca〜Cfに基づき駆動回路31の各FET31a〜31fをスイッチングすることにより、モータ21の駆動を制御する。
また、例えば第2演算部36に異常が生じた場合、第1演算部35は、デューティ指示値の元の値Du,Dv,Dwと搬送波δ1とを比較することにより第1PWM信号αa〜αfを生成する。したがって、第1PWM信号αaは、デューティ指示値Du,Dv,Dwに対応したPWM信号となる。このとき、合成信号生成部34は、第1PWM信号αa〜αfをそのまま出力する。したがって、モータ制御装置30は、第1PWM信号αa〜αfに基づき駆動回路31の各FET31a〜31fをスイッチングすることにより、モータ21の駆動を制御する。なお、モータ制御装置30は、第1演算部35に異常が生じた場合、第2演算部36により生成される第2PWM信号βa〜βfに基づきモータ21の駆動を制御する。
以上説明した本実施形態の電動パワーステアリング装置1及びモータ制御装置30によれば以下の(1)及び(2)に示す作用及び効果を得ることができる。
(1)図8(e)に示すように、合成PWM信号Caは、デューティ指示値Duに対応したPWM信号であるとともに、搬送波δ1,δ2の周期Tの間に2個のパルス信号を有する信号となる。すなわち、本実施形態の合成PWM信号Caは、一つの演算部により周期Tの搬送波を用いて生成されるPWM信号と比較すると、2倍の更新頻度を有するPWM信号となる。また、合成PWM信号Cb〜Cfについても同様である。これらの合成PWM信号Ca〜Cfに基づきモータ制御装置30が駆動回路31を駆動させることにより、モータ21のPWM制御の更新頻度を増加させることができるため、PWM制御の即時性を向上させることができる。結果的に、アシスト制御の即時性を向上させることができるため、モータ21をより滑らかに動作させることができ、操舵感が向上する。
(2)第1演算部35及び第2演算部36のいずれか一方に異常が生じた場合には、正常な演算部により生成されるPWM信号に基づきモータ21のPWM制御を継続することができる。これにより、モータ21の駆動制御の継続性を向上させることができ、ひいてはアシスト制御の継続性を向上させることができる。
なお、上記実施形態は、以下の形態にて実施することもできる。
・第1演算部35及び第2演算部36により用いられる搬送波δ1,δ2の位相を「T/2」だけずらす方法としては、演算タイミング調整部37を用いる方法に限らず、適宜の方法を採用することができる。例えば第1演算部35及び第2演算部36が相互通信を通じて各搬送波δ1,δ2の位相を調整することにより、搬送波δ1,δ2の位相を「T/2」だけずらしてもよい。
・第2演算部36は、第1演算部35と同一の性能を有するものに限らず、第1演算部35の機能の一部のみを有するものであってもよい。
・搬送波δ1,δ2は、三角波に限らず、のこぎり波等であってもよい。
・上記実施形態では、第1演算部35及び第2演算部36のそれぞれの異常を合成信号生成部34により検出したが、それらの異常を検出する異常検出手段はこれに限らず、適宜の構成を採用することが可能である。例えば第1演算部35及び第2演算部36が相互に状態を監視することにより、各演算部35,36の異常を検出してもよい。この構成と、合成信号生成部34により各演算部35,36の状態を監視する構成とを組み合わせれば、各演算部35,36の異常検出精度を向上させることができる。また、合成信号生成部34により各演算部35,36の状態を監視する構成に代えて、第1演算部35及び第2演算部36が相互に状態を監視する構成のみを用いてもよい。この構成によれば、合成信号生成部34の演算負担を軽減することができる。
・モータ制御装置30は3個以上の演算部を有していてもよい。例えば演算部の数が3個の場合には、図9(a)〜(c)に示すように、3つの演算部は、位相がT/3ずつずれた搬送波δ1,δ2,δ3をそれぞれ用いる。また、3つの演算部は、例えばデューティ指示値Duを1/3倍する補正をそれぞれ行い、図9(d)〜(f)に示すように、補正後のデューティ指示値Du/3と搬送波δ1,δ2,δ3との比較に基づき第1PWM信号αa、第2PWM信号βa、及び第3PWM信号γaをそれぞれ生成する。そして、図9(g)に示すように、合成信号生成部34は、これらのPWM信号αa,βa,γaの論理和を取ることで合成PWM信号Caを生成する。要は、演算部の数をNとし、PWM信号の生成に用いられる搬送波の周期をTとすると、複数の演算部は、位相がT/Nずつずれた搬送波をそれぞれ用いる。また、複数の演算部は、デューティ指示値Du,Dv,Dwを1/N倍する補正を行い、補正後のデューティ指示値Du/N,Dv/N,Dw/Nと搬送波との比較に基づきPWM信号をそれぞれ生成する。そして、合成信号生成部34は、各演算部により演算されるPWM信号の論理和を取ることで合成PWM信号Ca〜Cfを生成する。
・モータ制御装置30が3個以上の演算部を有している場合には、合成信号生成部34にて図10に示す処理を所定の周期で繰り返し実行することが有効である。すなわち、合成信号生成部34は、まず、複数の演算部のうちのいずれかの異常を検出したか否かを判断する(S10)。そして、合成信号生成部34は、全ての演算部が正常である場合には(S10:NO)、この処理を終了する。これに対し、合成信号生成部34は、複数の演算部のうちのいずれかの異常を検出した場合には(S10:YES)、正常な演算部が複数存在するか否かを判断する(S11)。そして、合成信号生成部34は、正常な演算部が複数存在する場合には(S11:YES)、正常な演算部の個数Mの情報を含む異常検出信号Seを残りの正常な演算部及び演算タイミング調整部37にそれぞれ送信する(S12)。このとき、演算タイミング調整部37は、異常検出信号Seに含まれる個数Mの情報に基づき、残りの正常な複数の演算部がT/Mずつずれた搬送波を用いるように各演算部の搬送波の位相のずれを調整する。また、正常な演算部のデューティ指示値補正部55は、異常検出信号Seに含まれる正常な演算部の個数Mの情報に基づき、以下の式(4)〜(6)に基づき補正後のデューティ指示値Du’,Dv’,Dw’を演算する。
Du’=Du/M ・・・(4)
Dv’=Dv/M ・・・(5)
Dw’=Dw/M ・・・(6)
そして、合成信号生成部34は、S11の処理に続いて、正常な複数の演算部からそれぞれ出力されるPWM信号の論理和を取ることにより合成PWM信号Ca〜Cfを生成する合成維持モードに遷移する(S13)。
これに対し、合成信号生成部34は、正常な演算部が一つのみの場合には(S11:NO)、図7に示したS2及びS3と同様の処理を実行する。
このような構成によれば、複数の演算部のいずれかに異常が生じた際、残りの正常な演算部が複数存在している場合には、それらの正常な演算部により演算されるPWM信号に基づき合成PWM信号の生成を継続することができる。これにより、合成PWM信号の更新頻度を確保することができるため、モータ21のPWM制御の即時性を担保することができる。結果的に、アシスト制御の即時性を担保することができる。
・モータ21として、ブラシレスモータに代えて、ブラシ付きモータを用いてもよい。
・上記実施形態のモータ制御装置30は、例えばモータによりラックシャフト14にアシスト力を付与する電動パワーステアリング装置に用いることも可能である。また、電動パワーステアリング装置に限らず、例えばステアバイワイヤ式のステアリング装置等、操舵機構に動力を付与するモータと、モータを駆動させるための駆動回路と、駆動回路をPWM信号に基づき駆動させることによりモータをPWM制御する制御装置とを備える各種ステアリング装置に用いることが可能である。さらに、上記実施形態のモータ制御装置30の構成は、ステアリング装置のモータ制御装置に限らず、適宜のモータ制御装置に適用可能である。
・上記実施形態の構成は、モータ制御装置に限らず、例えばLEDの調光装置等、制御対象をPWM制御する適宜の制御装置に適用することが可能である。
T…周期、αa〜αf…第1PWM信号、βa〜βf…第2PWM信号、γa…第3PWM信号、δ1〜δ3…搬送波、Ca〜Cf…合成PWM信号、Du,Dv,Dw…デューティ指示値、1…電動パワーステアリング装置、10…操舵機構、21…モータ、30…モータ制御装置、31…駆動回路、34…合成信号生成部(異常検出手段)、35…第1演算部、36…第2演算部。

Claims (5)

  1. PWM信号を生成する複数の演算部と、
    前記複数の演算部によりそれぞれ生成されるPWM信号を合成する合成信号生成部と、を備え、
    前記演算部の個数をNとし、前記PWM信号の生成に用いられる搬送波の周期をTとするとき、
    前記複数の演算部は、位相がT/Nずつずれた搬送波をそれぞれ用いるとともに、デューティ指示値を1/N倍する補正を行い、補正後のデューティ指示値と前記搬送波との比較に基づき前記PWM信号をそれぞれ生成し、
    前記合成信号生成部は、前記複数の演算部によりそれぞれ生成されるPWM信号の論理和を取ることで合成PWM信号を生成し、
    前記合成PWM信号に基づき制御対象をPWM制御する制御装置。
  2. 前記複数の演算部の異常をそれぞれ検出する異常検出手段を更に備え、
    前記異常検出手段により前記複数の演算部のいずれかに異常が検出された際、残りの正常な演算部が複数存在する場合には、
    前記正常な複数の演算部は、同正常な演算部の個数をMとするとき、T/Mずつずれた搬送波をそれぞれ用いるとともに、前記デューティ指示値を1/M倍する補正を行い、補正後のデューティ指示値と前記搬送波との比較に基づき前記PWM信号をそれぞれ生成し、
    前記合成信号生成部は、前記正常な複数の演算部によりそれぞれ生成されるPWM信号の論理和を取ることにより前記合成PWM信号を生成し、
    前記合成PWM信号に基づき前記制御対象をPWM制御する
    請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記複数の演算部の異常をそれぞれ検出する異常検出手段を更に備え、
    前記異常検出手段により前記複数の演算部のいずれかに異常が検出された際、残りの正常な演算部が一つのみである場合には、
    前記正常な一つの演算部は、前記デューティ指示値の元の値と前記搬送波との比較に基づきPWM信号を生成し、
    前記合成信号生成部は、前記正常な一つの演算部により生成されたPWM信号をそのまま出力し、
    前記正常な一つの演算部により生成されたPWM信号に基づき前記制御対象をPWM制御する
    請求項1に記載の制御装置。
  4. モータを駆動させるための駆動回路と、
    前記駆動回路をPWM信号に基づき駆動させることにより前記モータをPWM制御する制御装置と、を備え、
    前記制御装置として、請求項1〜3のいずれか一項に記載の制御装置が用いられるモータ制御装置。
  5. 車両の操舵機構に動力を付与するモータと、
    前記モータを駆動させるための駆動回路と、
    前記駆動回路をPWM信号に基づき駆動させることにより前記モータをPWM制御する制御装置と、を備え、
    前記制御装置として、請求項1〜3のいずれか一項に記載の制御装置が用いられるステアリング装置。
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