JP6314342B2 - 長距離wlan用のパイロットシーケンス設計 - Google Patents

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Description

[関連出願の相互参照]
本願は、以下の米国仮特許出願の恩恵を主張する。 ・2012年2月7日に出願された「パイロットシーケンス」なる名称の米国仮特許出願第61/595,897号。 ・2012年2月27日に出願された「パイロットシーケンス」なる名称の米国仮特許出願第61/603,702号。・2012年3月14日に出願された「パイロットシーケンス」なる名称の米国仮特許出願第61/610,704号。上述した特許出願の全ての開示の全体をここに参照として組み込む。
本開示は、概して通信ネットワークに関し、より詳しくは、長距離低電力無線ローカルエリアネットワークに関する。
本明細書で提供される背景の説明は、本開示の背景を一般的に示すことを目的としている。この背景技術のセクションで説明される範囲において、本願発明の発明者らによる研究、および提出時点において先行技術として見なされ得ない説明の態様は、本開示の先行技術として明示的にも暗示的にも認められない。
インフラストラクチャモードで動作している場合、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)は典型的にはアクセスポイント(AP)および1または複数のクライアントステーションを含む。WLANは過去10年の間に急速に進化した。米国電気電子技術者協会(IEEE)802.11a、802.11b、802.11g、802.11n StandardなどのWLAN規格の開発は、シングルユーザピークデータスループットを向上させた。例えば、IEEE 802.11b Standardは11メガビット/秒(Mbps)のシングルユーザピークスループットを特定し、IEEE 802.11a Standardおよび802.11g Standardは、54Mbpsのシングルユーザピークスループットを特定し、IEEE 802.11n Standardは、600Mbpsのシングルユーザピークスループットを特定し、IEEE 802.11ac Standardは、ギガビット/秒(Gbps)範囲のシングルユーザピークスループットを特定する。
2つの新しい規格IEEE 802.11ahおよびIEEE 802.11afの研究が始まっている。それらはそれぞれ、サブ1GHzの周波数での無線ネットワーク動作を特定するであろう。低周波数通信チャネルは一般的に、より高い周波数での送信と比較して、よりよい伝搬品質およびより長い伝搬距離により特徴付けられる。過去においては、サブ1GHz範囲は他の用途(例えば、認可されたTV周波数帯域、無線周波数帯域、その他)のために確保されていたので、これらの周波数は無線通信ネットワークには利用されてこなかった。サブ1GHz範囲には未認可の周波数帯域が殆どなく、異なる地理的領域においてそれぞれ異なる固有の未認可の周波数がある。IEEE 802.11ah Standardは利用可能な未認可のサブ1GHzの周波数帯域の無線動作を特定するであろう。IEEE 802.11af Standardは、TVホワイトスペース(TVWS)、つまりサブ1GHzの周波数帯域の未使用のTVチャネルでの無線動作を特定するであろう。
或る実施形態では、通信チャネルを介して送信するための物理層(PHY)データユニットを生成するための方法が、パイロットマッピング関数を利用して、第1のセットの直交周波数分割多重(OFDM)シンボルに対するパイロットトーン貢献シーケンス値を決定することを含み、第1のセットのOFDMシンボルは、データユニットの信号フィールドに含まれるべきものである。方法は更に、パイロットマッピング関数を利用して、第2のセットのOFDMシンボルに対するパイロットトーン貢献シーケンス値を決定することを含み、第2のセットのOFDMシンボルは、データユニットのデータ部分に含まれるべきものである。方法は更に、第1のセットのOFDMシンボルに対して決定されたパイロットトーン貢献シーケンス値に基づいて変調されたパイロットトーンを含むように第1のセットのOFDMシンボルを生成することと、第2のセットのOFDMシンボルに対して決定されたパイロットトーン貢献シーケンス値に基づいて変調されたパイロットトーンを含むように第2のセットのOFDMシンボルを生成することとを含む。方法は更に、信号フィールドを第1のセットのOFDMシンボルを含むよう生成することと、データ部分を第2のセットのOFDMシンボルを含むよう生成することとを含む。方法は、加えて、データユニットを信号フィールドとデータ部分とを少なくとも含むよう生成することを含む。
別の実施形態では、装置が、パイロットマッピング関数を利用して、第1のセットの直交周波数分割多重(OFDM)シンボルに対するパイロットトーン貢献シーケンス値を決定するよう構成されたネットワークインタフェースを含み、第1のセットのOFDMシンボルは、データユニットの信号フィールドに含められるべきものである。ネットワークインタフェースは又、パイロットマッピング関数を利用して、第2のセットのOFDMシンボルに対するパイロットトーン貢献シーケンス値を決定するよう構成されており、第2のセットのOFDMシンボルは、データユニットのデータ部分に含められるべきものである。ネットワークインタフェースは更に、第1のセットのOFDMシンボルに対して決定されたパイロットトーン貢献シーケンス値に基づいて変調されたパイロットトーンを含むように第1のセットのOFDMシンボルを生成し、第2のセットのOFDMシンボルに対して決定されたパイロットトーン貢献シーケンス値に基づいて変調されたパイロットトーンを含むように第2のセットのOFDMシンボルを生成するよう構成されている。ネットワークインタフェースは更に、信号フィールドを第1のセットのOFDMシンボルを含むよう生成し、データ部分を第2のセットのOFDMシンボルを含むよう生成するよう構成されている。ネットワークインタフェースは、加えて、データユニットを、信号フィールドとデータ部分とを少なくとも含むよう生成するよう構成されている。
或る実施形態における例示的な無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)のブロック図である。
或る実施形態における、通常モードのデータユニットを生成するための例示的なPHY処理ユニットの送信部分のブロック図である。
或る実施形態における、低帯域幅モードのデータユニットを生成するための例示的なPHY処理ユニットの送信部分のブロック図である。
或る実施形態における、低帯域幅モードのデータユニットを生成するための別の例示的なPHY処理ユニットの送信部分のブロック図である。
或る実施形態における、低帯域幅モードのデータユニットを生成するための別の例示的なPHY処理ユニットの送信部分のブロック図である。
或る実施形態における、異なる帯域幅をもつ例示的な通常モードのデータユニットを示す。
或る実施形態における例示的なマルチユーザデータユニットを示す。
或る実施形態における例示的な低帯域幅モードのデータユニットのプリアンブルを示す。
或る実施形態における、データユニットを生成する例示的な方法のフロー図である。
後述する実施形態では、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)のアクセスポイント(AP)等の無線ネットワークデバイスは、1又は複数のクライアントステーションにデータストリームを送信する。APは、少なくとも第1の通信プロトコルに従ってクライアントステーションに対する動作を行うように構成されている。第1の通信プロトコルは、サブ1GHzの周波数レンジの動作を規定しており、通常は、比較的低データレートの長距離無線通信を要する用途に利用される。第1の通信プロトコル(例えばIEEE 802.11afまたはIEEE 802.11ah)は、ここでは、「長距離」通信プロトコルと称される。幾つかの実施形態では、APはさらに、概して、より高い周波数レンジにおける動作を定義しており、および、通常、より高いデータレートでの、より近距離の通信に利用される、1又は複数の他の通信プロトコルに従って、クライアントステーションと通信するよう構成されている。より高い周波数通信プロトコル(例えばIEEE 802.11a、IEEE 802.11n、および/または、IEEE 802.11ac)が、ここでは「短距離」通信プロトコルと総称される。幾つかの実施形態では、長距離通信プロトコルに準拠している物理層(PHY)データユニット(「長距離データユニット」)は、短距離通信プロトコルに準拠したデータユニット(「短距離データユニット」)と同じまたは類似しているが、より低いクロックレートを利用して生成されている。こうするべく、或る実施形態では、APは、短距離動作に適したクロックレートで動作を行い、ダウンクロックを利用して、サブ1GHzの動作に利用されるクロックを生成する。この結果、本実施形態では、長距離データユニットは、短距離データユニットの物理層フォーマットを維持するが、より長時間、送信される。
長距離通信プロトコルで規定される、この「通常モード」に加えて、幾つかの実施形態では、長距離通信プロトコルは、通常モードのために規定された最低の帯域幅及びデータレートと比較して低減した帯域幅及びデータレートを有する「低帯域幅モード」も規定している。より低いデータレートであるために、低帯域幅モードは、更に通信範囲を拡張し、概して受信機の感度を向上させる。低帯域幅モードに対応しているデータユニットは、通常モードに対応するデータユニットと同じクロックレートを利用して生成される(例えば、通常モードのデータユニットについて利用されるものと同じ比率でダウンクロックされる)。例えば、或る実施形態では、通常モード及び低帯域幅モードのデータユニットの直交周波数分割多重(OFDM)シンボルが、両方とも、同じサブキャリア/トーン間隔及びOFDMシンボル期間を有する。幾つかの実施形態では、通常モード及び/又は低帯域幅モードが、複数のPHYサブモードを含む。一実施形態では、例えば、通常モードが、2MHzのデータユニットに対応する第1のサブモード、4MHzのデータユニットに対応する第2のサブモード、等を含み、低帯域幅モードは、1MHzのデータユニットのみに対応している。別の実施形態では、低帯域幅モードが、同様に、それぞれ異なる帯域幅(例えば1MHz, 0.5MHz等)を有するデータユニットに対応している複数のサブモードを含む。
低帯域幅モードの関数は、そのモードが利用される領域に依存していてよい。例えば、サブ1GHzの周波数で比較的大量のスペクトルが利用可能な米国のIEEE802.11ahシステムの一実施形態では、通常モード通信が、少なくとも最小帯域幅(例えば2MHz, 又は2.5MHz等)をもつチャネルを利用し、低帯域幅モードが、これより更に小さい帯域幅(例えば1MHz又は1.25MHz等)をもつ「制御モード」として機能する。或る実施形態では、APが、例えば、信号ビーコン又は関連プロシージャ、及び/又は、送信ビームフォーミングトレーニング動作のために制御モードを利用する。別の例として、サブ1GHzの周波数(例えば欧州又は日本)においてより低いスペクトルが利用可能な通信システムの一実施形態では、低帯域幅モードが、制御モードではなく、通常モードの拡張として機能する。
様々な実施形態では、一データユニットにおける1又は複数のOFDMシンボルが、概してデータユニットの受信機において位相トラッキング及び周波数オフセット補正に利用されるパイロットトーンを含む。幾つかの実施形態では、長距離通常モードのデータユニットのために利用されるパイロットトーンの位置及び値は、短距離通信プロトコルに従って選択される。他方、幾つかの実施形態では、長距離低帯域幅モードのデータユニットに利用されるパイロットトーンの位置及び/又は値は、短距離通信プロトコルに従っては選択されず、長距離通信プロトコルのために新たに設計される。
図1は、或る実施形態における、AP14を含むWLAN10の例のブロック図である。AP14は、ネットワークインタフェース16に連結されたホストプロセッサ15を含む。ネットワークインタフェース16は、媒体アクセス制御(MAC)処理ユニット18と、物理層(PHY)処理ユニット20とを含む。PHY処理ユニット20は、複数の送受信機21を含み、当該複数の送受信機21が、複数のアンテナ24に連結されている。3つの送受信機21および3つのアンテナ24が図1には示されているが、AP14は、他の実施形態では異なる数の(例えば1、2、4、5等)送受信機21およびアンテナ24を含んでよい。
WLAN10は、更に、複数のクライアントステーション25を含む。図1には4つのクライアントステーション25が示されているが、WLAN10は、様々なシナリオおよび実施形態においては、異なる数の(例えば1、2、3、5、6等)のクライアントステーション25を含んでよい。クライアントステーション25の少なくとも1つは(例えばクライアントステーション25−1)、少なくとも長距離通信プロトコルに従って動作するよう構成されている。幾つかの実施形態では、クライアントステーション25の少なくとも1つ(例えばクライアントステーション25−4)が、短距離通信プロトコルの1又は複数に少なくとも従って動作するよう構成された短距離クライアントステーションである。
クライアントステーション25−1は、ネットワークインタフェース27に連結されているホストプロセッサ26を含む。ネットワークインタフェース27は、MAC処理ユニット28とPHY処理ユニット29とを含む。PHY処理ユニット29は、複数の送受信機30を含み、当該複数の送受信機30は複数のアンテナ34に連結されている。3つの送受信機30と3つのアンテナ34とが図1には示されているが、クライアントステーション25‐1は、他の実施形態では、異なる数の(例えば1、2、4、5等)の送受信機30およびアンテナ34を含むことができる。
幾つかの実施形態では、クライアントステーション25−2、25−3、および25−4のうち1つ、幾つか、または全てが、クライアントステーション25−1と同じ、または類似した構造を有している。これらの実施形態では、クライアントステーション25−1と同じ、または類似した構造のクライアントステーション25が、同じまたは異なる数の送受信機およびアンテナを有している。例えば、クライアントステーション25−2は、一実施形態では、2つの送受信機および2つのアンテナのみを有している。
様々な実施形態では、AP14のPHY処理ユニット20は、長距離通信プロトコルに準拠しており後述するフォーマットを有するデータユニットを生成するよう構成されている。送受信機21は、アンテナ24を介して、生成されたデータユニットを送信するよう構成されている。同様に、送受信機21は、アンテナ24を介してデータユニットを受信するよう構成されている。様々な実施形態では、AP14のPHY処理ユニット20は、長距離通信プロトコルに準拠しており後述するフォーマットを有する、受信したデータユニットを処理するようにも構成されている。
様々な実施形態では、クライアントデバイス25−1のPHY処理ユニット29は、長距離通信プロトコルに準拠しており後述するフォーマットを有するデータユニットを生成するよう構成されている。送受信機30は、アンテナ34を介して、生成されたデータユニットを送信するよう構成されている。同様に、送受信機30は、アンテナ34を介してデータユニットを受信するよう構成されている。様々な実施形態では、クライアントデバイス25−1のPHY処理ユニット29は、長距離通信プロトコルに準拠しており後述するフォーマットを有する、受信されたデータユニットを処理するようにも構成されている。
幾つかの実施形態では、AP14は、デュアルバンド構成で動作するよう構成されている。これらの実施形態では、AP14は、短距離動作モードと長距離動作モードとの間を切り替えることができる。これらの実施形態の1つにおいては、短距離モードで動作するとき、AP14は、短距離通信プロトコルの1又は複数に準拠したデータユニットを送信および受信する。長距離モードで動作するとき、AP14は、長距離通信プロトコルに準拠したデータユニットを送信および受信する。同様に、幾つかの実施形態では、クライアントステーション25−1は、デュアル周波数帯域動作を行うことができる。これら実施形態では、クライアントステーション25−1は、短距離動作モードと長距離動作モードとの間を切り替えることができる。他の実施形態では、AP14および/またはクライアントステーション25−1は、長距離通信プロトコルによって長距離動作用に定義された様々な異なる低周波数帯域間で切り替えることができるデュアルバンドデバイスである。また別の実施形態では、AP14および/またはクライアントステーション25−1は、1つの長距離周波数帯域のみで動作するよう構成されたシングルバンドのデバイスである。
また別の実施形態では、クライアントステーション25−1は、それぞれ異なる対応するPHYモードをもつ異なる領域で動作することができるデュアルモードデバイスである。例えば、これらの実施形態の1つでは、クライアントステーション25−1は、第1領域で動作するときに通常モードのPHYを利用するよう、及び、第2領域(例えば利用可能なスペクトルがより少ない領域のこと)で動作するときに低帯域幅モードのPHYを利用するよう構成されている。或る実施形態では、クライアントステーション25−1は、送信機及び受信機の低帯域幅モード及び通常モードのベースバンド信号処理の間を切り替え、デジタルフィルタおよびアナログフィルタを切り替えて、各モードに適用可能な要件(例えば、送信機におけるスペクトルマスク要件、受信機における隣接するチャネルの干渉の要件等)を満たすことで、それぞれ異なる領域の通常モード及び低帯域幅モード間を切り替えることができる。しかし、或る実施形態では、クロックレート等のハードウェアの設定は、低帯域幅モード及び通常モード間を切り替えるときに変更されない。
一つの例示的な実施形態では、クライアントステーション25−1が、米国(例えば2MHz又はこれより広帯域のチャネル)で通常モードのPHYを利用し、欧州及び/又は日本(例えば1MHzのチャネル)で低帯域幅モードを利用するデュアルモードデバイスである。この実施形態では、同じクロックレートがグローバルに利用され、それぞれ異なる帯域幅の信号を生成するために、それぞれ異なる逆離散フーリエ変換(IDFT)サイズ(例えば、2MHz又はこれより広帯域の帯域幅の米国のチャネルには64ポイント又はこれより大きいIDFT、及び、1MHzの欧州/日本のチャネルには32ポイントのIDFT)が利用される。これらの実施形態の幾つかにおいては、低帯域幅モードも、米国の制御PHYのために利用される。
別の例示的な実施形態では、クライアントステーション25−1が、米国では通常モードのPHY(例えば2MHz又はこれより広帯域のチャネルのために)及び低帯域幅モードのPHY(例えば1MHzの帯域幅をもつ制御モードの信号のために)を利用して、欧州及び/又は日本では、低帯域幅モードのPHY(例えば1MHzのチャネルのために)を利用するデュアルモードデバイスである。この実施形態では、同じクロックレートがグローバルに利用され、それぞれ異なる帯域幅の信号を生成するために、それぞれ異なるIDFTサイズ(例えば、2MHz又はこれより広帯域の帯域幅の米国のチャネルには64ポイント又はこれより大きいIDFT、及び、1MHzの米国の制御モードの信号及び1MHzの欧州/日本のチャネルの両方に32ポイントのIDFT)が利用される。
幾つかの実施形態では、クライアントステーション25−1等のデバイスが、最小帯域幅の通常モードのデータユニット又は低帯域幅モードのデータユニットのいずれを生成する場合であっても、同じサイズのIDFT(コンスタントなクロックレート)を利用する。例えば、一実施形態では、64ポイントのIDFTが、2MHzの通常モードのデータユニットと、1MHzの低帯域幅モードのデータユニットの両方を生成するために利用され、後者の場合には適切なトーンがゼロにされる。これら実施形態の幾つかのシナリオにおいては、PHYモード間を変更する際、オンザフライでフィルタを変更する必要があり、同時に、より広帯域の(例えば2MHz)チャネルに対するスペクトルマスク要件を持たす必要もある。他のシナリオでは、送信された低帯域幅モードの信号が、より広い帯域幅に対応するIDFTサイズを利用して送信された場合であっても、よりタイトで、より低い帯域幅スペクトルマスクの要件を満たす必要がある。
図2は、実施形態に係る、通常モードのデータユニットを生成するための例示的なPHY処理ユニット100の送信部分のブロック図である。図1を参照すると、一実施形態において、AP14のPHY処理ユニット20、およびクライアントステーション25−1のPHY処理ユニット29はそれぞれ、PHY処理ユニット100と同様である、または同じである。実施形態によると、PHY処理ユニット100は、一般的に情報ビットストリームをスクランブルして、1またはゼロの長いシーケンスの発生を低減するスクランブラ102を含む。スクランブラ102にはエンコーダパーサー104が連結されている。エンコーダパーサー208は、情報ビットストリームを1又は複数のFECエンコーダ106に対応する1又は複数のエンコーダ入力ストリームに逆多重化する。
図2には2つのFECエンコーダ106が示されているが、様々な他の実施形態、および/またはシナリオにおいては、異なる数のFECエンコーダが含まれ、および/または、異なる数のFECエンコーダが並行して動作する。例えば、一実施形態では、PHY処理ユニット100は、4つのFECエンコーダ106を含み、および、1つ、2つ、3つ、または4つのFECエンコーダ106が、特定の変調符号スキーム(MCS)、帯域幅、および空間ストリームの数に応じて同時に動作する。各FECエンコーダ106は、対応する入力ストリームをエンコードして、対応するエンコードされたストリームを生成する。一実施形態において、各FECエンコーダ106は、バイナリ畳み込みコーダ(BCC)を含む。他の実施形態において、各FECエンコーダ106は、パンクチャリングブロックがその後に続くBCCを有する。他の実施形態において、各FECエンコーダ106は、低密度パリティチェック(LDPC)エンコーダを含む。
ストリームパーサ108は、別個のインタリーブおよびコンスタレーションポイント/シンボルへのマッピングのために1又は複数のエンコードされたストリームを1又は複数の空間ストリーム(例えば、図2に示される例示的なPHY処理ユニット100において4個のストリーム)へパースする。一実施形態では、ストリームパーサ108は、IEEE802.11n通信プロトコルに従って動作して、以下の式が満たされる。
Figure 0006314342
ここでsは、各NSS個の空間ストリームのコンスタレーションポイントの単一の軸に割り当てられた符号化されたビットの数であり、NBPSCSは、1つのサブキャリアに対するビット数である。或る実施形態では、各FECエンコーダ106について(BCC又はLDPCいずれであってもよい)、s個の符号化されたビットの連続したブロックが、それぞれ異なる空間ストリームにラウンドロビン方式で割り当てられる。FECエンコーダ106のセットが2又はそれ以上のBCCエンコーダを含む幾つかの実施形態では、個々のFECエンコーダ106の出力を、各ラウンドロビンサイクルについて交互に利用して、つまり、最初に、第1のFECエンコーダ106からS個のビットをNSS個の空間ストリームに供給して、次に、第2のFECエンコーダ106からS個のビットをNSS個の空間ストリームに供給する、等であり、ここで以下の式が満たされる。
Figure 0006314342
SS個の空間ストリームのうちそれぞれに対応し、隣り合う雑音のあるビットからなる長いシーケンスが受信機においてデコーダに入るのを防ぐべく、インタリーバ110は空間ストリームのビットをインタリーブする(つまり、ビットの順番を変更する)。より詳細には、インタリーバ110は、隣り合う符号化されたビットを、周波数領域において、または時間領域において、隣り合わない位置にマッピングする。実施形態においてインタリーバ110は、パラメータNcol、Nrow、Nrot(つまり、それぞれ列数、行数、および周波数回転パラメータ)が、長距離の通常モードのデータユニットの帯域幅に基づいた適切な値である点を例外として、IEEE802.11n通信プロトコルに従って動作する(つまり、複数のビットを異なるストリームに異なる方法で、周期的にシフトするための、各データストリームにおける2度の周波数置換、および、3番目の置換)。
また各空間ストリームに対応して、コンスタレーションマッパー112は、インタリーブされたビットのシーケンスを、OFDMシンボルの異なるサブキャリア/トーンに対応するコンスタレーションポイントへマッピングする。より詳細には実施形態において、各空間ストリームに関し、コンスタレーションマッパー112はlog(M)の長さの全てのビットシーケンスをM個のコンスタレーションポイントのうち1つに変換する。コンスタレーションマッパー112は用いられているMCSに応じて異なる数のコンスタレーションポイントを扱う。実施形態において、コンスタレーションマッパー112は、M=2、4、16、64、256、および1024を取り扱う直交振幅変調(QAM)マッパーである。 他の実施形態において、コンスタレーションマッパー112は、{2,4,16,64,256,1024}のセットの少なくとも2つの値から成る異なるサブセットに等しいMに対応する異なる変調方式を扱う。
実施形態では、各時空間ブロック符号化(STBC)ユニット114は、1又は複数の空間ストリームに対応するコンスタレーションポイントを受信して、空間ストリームを、(NSTS)個の時空間ストリームに分散させる。いくつかの実施形態において、STBCユニット114は省略される。STBCユニット114には循環シフトダイバーシティ(cyclic shift diversity)(CSD)ユニット116が連結されている。CSDユニット116は、意図しないビームフォーミングを防ぐべく、1つを除いた全ての時空間ストリーム(1より多い時空間ストリームが存在する場合)に循環シフトを挿入する。説明を容易にするべく、CSDユニット116への入力は、STBCユニット114が省略された実施形態においても時空間ストリームと呼ぶ。
空間マッピングユニット120は、NSTS個の時空間ストリームをNTX個の送信チェーンへマッピングする。様々な実施形態において、空間マッピングは、1)各時空間ストリームからのコンスタレーションポイントが送信チェーンへ直接的にマッピングされる直接マッピング(つまり1対1のマッピング)、2)全ての時空間ストリームからのコンスタレーションポイントのベクトルがマトリックスの乗算を用いて拡大され、送信チェーンへの入力が生成される空間的拡大、3)全ての時空間ストリームからのコンスタレーションポイントの各ベクトルがステアリングベクトルのマトリックスにより乗算され、送信チェーンへの入力が生成されるビームフォーミングのうち1又は複数を含む。空間マッピングユニット120の各出力は1個の送信チェーンに対応し、空間マッピングユニット120の各出力に対しては、複数のコンスタレーションポイントからなるブロックを時間領域信号へ変換するIDFT計算ユニット122(例えば、逆高速フーリエ変換(IFFT)計算ユニット)により処理が行われる。IDFTユニット122の出力は、実施形態においてOFDMシンボルの円形の拡張であるガードインターバル(GI)部分をOFDMシンボルへプリペンドし、スペクトル遅延を増加させるべくOFDMシンボルのエッジを滑らかにするGI挿入/ウィンドウイングユニット124へ提供される。GI挿入/ウィンドウイングユニット124の出力は、信号をアナログ信号へ変換し、信号をRF周波数にアップコンバートして送信するアナログ及び無線周波数(RF)ユニット126へ提供される。様々な実施形態、および/またはシナリオにおいて、信号は、2MHz、4MHz、8MHz、または16MHzの帯域幅のチャネル(例えば、ユニット122におけるそれぞれ64、128、256、または512ポイントのIDFTに対応しており、IDFTサイズに関わらずコンスタントなクロックレートを利用する)で送信される。他の実施形態において、他の適したチャネル帯域幅(および/またはIDFTサイズ)が用いられる。通常モードに対応する長距離データユニットは、2012年1月6日に提出した「Physical Layer Frame Format for Long Range WLAN」なる名称の米国特許出願第13/359,336号明細書により詳しく説明されており、この全体をここに参照として組み込む。
低帯域幅モード通信は概して、通常モード通信よりもロバストであり、拡張された範囲の通信をサポートしている感度利得を有している。例えば、通常モードが通常モードのデータユニットを生成するために64ポイントのIDFTを利用し(例えば2MHzの帯域幅信号のために)、低帯域幅モードのデータユニットを生成するために低帯域幅モードが32ポイントのIDFTを利用する(例えば1MHzの帯域幅信号のために)或る実施形態では、低帯域幅モードが、約3dBの感度の利得を提供する。別の例として、通常モードが通常モードのデータユニットを生成するために64ポイントのIDFTを利用し(例えば2MHzの帯域幅信号のために)、低帯域幅モードのデータユニットを生成するために低帯域幅モードが16ポイントのIDFTを利用する(例えば0.5MHzの帯域幅信号のために)或る実施形態では、低帯域幅モードが、約6dBの感度の利得を提供する。さらに、幾つかの実施形態では、低帯域幅モードが、データユニットの少なくとも幾つかのフィールドにビットの冗長又は繰り返しを導入して、更にデータレートを低下させる。例えば、様々な実施形態及び/又はシナリオでは、低帯域幅モードが、後述する1又は複数の繰り返し及び符号スキームに従って、低帯域幅モードのデータユニットのデータ部分及び/又は信号フィールドに冗長を導入する。例えば低帯域幅モードがビットの2倍の繰り返しを含む実施形態では、更なる3dBの感度の利得が得られるだろう。また更に、幾つかの実施形態では、低帯域幅モードが、通常モードの最低データレートのMCSに従って、又は、通常モードの最低データレートのMCSより低いMCSに従って、OFDMシンボルを生成することで、感度を向上させる。例として或る実施形態では、通常モードのデータユニットが、MCS0(1/2の二相位相変調(BPSK)変調及び符号化レート)からMCS9(5/6の直交振幅変調(QAM)及び符号化レート)とともに、より高いデータレートに対応しているより高いオーダのMCS等を含むMCSのセットから選択された特定のMCSに従って生成される。このような実施形態の1つにおいて、低帯域幅モードのデータユニットが、MCS0によって定義されるように変調及び符号化を利用して生成される。別の実施形態では、MCS0が、低帯域幅モードのデータユニットについてのみ確保され、通常モードのデータユニットには利用できない。
図3から図5は、様々な実施形態における低帯域幅モードのデータユニットを生成するための例示的なPHY処理ユニットの送信部分のブロック図である。図1を参照すると、様々な実施形態において、AP14のPHY処理ユニット20及びクライアントステーション25−1のPHY処理ユニット29が、それぞれ、図3から図5に示すPHY処理ユニットのいずれか1つと類似していたり同じであったりしてよい。幾つかの実施形態では、図3から図5のPHY処理ユニットが、図2のPHY処理ユニット100と同じハードウェアに対応しているが、通常モード又は低帯域幅モードのデータユニットのいずれが生成されているかに応じて、ハードウェア内で利用される信号処理オペレーションが異なる。
図3のPHY処理ユニット150は、或る実施形態では、図2のスクランブラ102に類似したスクランブラ152を含む。スクランブラ152は、1又は複数のFECエンコーダ154に連結されており、これは或る実施形態では、図2のFECエンコーダ106に類似している。PHY処理ユニット150が2またはそれ以上のFECエンコーダ154を含む実施形態では、図2のエンコーダパーサ104に類似したエンコーダパーサ(不図示)が、スクランブラ152とFECエンコーダ154との間に連結される。
ストリームパーサ158は、FECエンコーダ154の出力に連結される。ストリームパーサ158は、或る実施形態では図2のストリームパーサ108と類似しているが(例えば、上述した式1及び2が満たされる)、例外として、上述した式1及び2において関連するパラメータ(例えばNBPSCS及びNSS)が、低帯域幅モードのシステムパラメータと整合する(例えば、低帯域幅モードのデータユニットに1つの空間ストリームだけが許可されている場合には、NSS = 1が満たされる)。ストリームパーサ158は、インタリーバ160に連結される。インタリーバ160は、或る実施形態では図2のインタリーバ110に類似しているが、例外として、低帯域幅のデータユニットの帯域幅に基づけば、Ncol, Nrow, 及びNrotというパラメータが適した値である。例えば、最低帯域幅の通常モードのデータユニットが、64ポイントのIDFTを利用して生成された2MHzのデータユニットであり、低帯域幅モードのデータユニットが、32ポイントのIDFTを利用して生成され、24OFDMデータトーンを有する1MHzのデータユニットである様々な実施形態では、以下の3つのオプションの1つが実行される。
Figure 0006314342
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及び、Nrotが{2, 3, 4, 5, 6, 7, 8}のうちの1つである。例えば、1つの特定の実施形態では、式4が満たされ、Nrot = 2である。別の例として、最低帯域幅の通常モードのデータユニットが、64ポイントのIDFTを利用して生成された2MHzのデータユニットであり、低帯域幅モードのデータユニットが、16ポイントのIDFTを利用して生成され、12OFDMデータトーンを有する0.5MHzのデータユニットである様々な実施形態では、以下の2つのオプションの1つが実行される。
Figure 0006314342
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及び、Nrotが[2, 3, 4, 5]のうちの1つである。
各空間ストリームに対応して、コンスタレーションマッパー162が、インタリーブされたビットのシーケンスを、OFDMシンボルのそれぞれ異なるサブキャリア/トーンに対応しているコンスタレーションポイントにマッピングする。コンスタレーションマッパー162は、或る実施形態では、図2のコンスタレーションマッパー112に類似している。
上述した任意のMCS制約に加えて、またはこれに代えて(例えば、低帯域幅モードのデータユニットだけが、最低MCSを利用することを許可される、等)、様々な実施形態で、低帯域幅モードのデータユニットのために許可されたMCSが、以下の式を満たすMCSである。
Figure 0006314342
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本式においてNCBPSは、1つのシンボルについて符号化されているビットの数であり、NDBPSは、1つのシンボルについての符号化されていないビットの数であり、NESは、BCCエンコーダの数であり、m及びnは整数であり、Rは符号化レートであり、DRは、符号化レートの分母である(つまりR = 1/2のときDR = 2であり、R = 2/3のときDR = 3であり、R = 3/4のときDR = 4であり, 及び、R = 5/6のときDR = 5である)。或る実施形態では、NESが低帯域幅モードのデータユニットについて常に1に等しい(つまり、1つの空間ストリーム及び1つのBCCエンコーダが、低帯域幅モードで利用される)。他の実施形態では、NESが、低帯域幅モードのデータユニットについて1を超える適切な数である。
或る実施形態では、STBCユニット164(例えば図2のSTBCユニット114に類似している)が、1又は複数の空間ストリームに対応しているコンスタレーションポイントを受信して、空間ストリームを複数の時空間ストリームに分散させる。複数のCSDユニット166(例えば図2のCSDユニット116に類似している)が、STBCユニット164に連結されており、STBCユニット164が、空間マッピングユニット170(例えば図2の空間マッピングユニット120に類似している)に連結されている。空間マッピングユニット170の各出力は、送信チェーンに対応しており、空間マッピングユニット120の各出力は、IDFTユニット172によって処理される。IDFTユニット172は、ある実施形態では、図2のIDFTユニット122に類似しており、IDFTユニット122と同じクロックレートを利用するが、どの通常モードのデータユニットより小さいサイズのIDFTを利用する。例えば、通常モードのデータユニットが64ポイント又はこれより大きいIDFTを利用して生成される一実施形態では、低帯域幅モードのデータユニットが、32ポイントのIDFTを利用して生成される。通常モードのデータユニットが64ポイント又はこれより大きいIDFTを利用して生成される別の実施形態では、低帯域幅モードのデータユニットが、16ポイントのIDFTを利用して生成される。通常モードのデータユニットが64ポイント又はこれより大きいIDFTを利用して生成されるまた別の実施形態では、低帯域幅モードのデータユニットが、低帯域幅モードのうちの2つのPHYサブモードのいずれが選択されるかに応じて、16ポイント又は32ポイントいずれかのIDFTを利用して生成される。
IDFTユニット172の出力は、GI挿入及びウィンドウイングユニット174(図2のGI挿入及びウィンドウイングユニット124に類似している)に提供され、GI挿入及びウィンドウイングユニット174の出力は、アナログ及びRFユニット176(図2のアナログ及びRFユニット126に類似している)に提供される。一実施形態では、生成された低帯域幅モードのデータユニットが次に、低帯域幅モードの周波数帯域で送信される。通常モードの送信が2MHz又はこれより大きい帯域幅(例えば4MHz、8MHz等)のチャネルを利用する一実施形態では、低帯域幅モードの送信に対する周波数帯域は1MHzである。同様の他の実施形態では、0.5MHz又は最小通常モードのチャネル帯域幅未満の別の適した帯域幅が利用される。
図3の例示的なPHY処理ユニット150は、複数の空間ストリームを含むが(1つが各インタリーバ160及びコンスタレーションマッパー162についてである)、他の実施形態では、低帯域幅モードは単一の空間ストリームのみを利用する。例えば、低帯域幅モードは、1つの空間ストリームしか利用されないMCS(例えば上述したMCS0)に限定される。これら実施形態の幾つかにおいては、ストリームパーサ158が省かれる、又は利用されない。更に、幾つかの実施形態では、STBCユニット164及び/又はCSDユニット166が省かれる。更に、FECエンコーダ154が、BCCエンコーダではなくてLDPCエンコーダである一実施形態では、インタリーバ160が省かれる。或る実施形態では、通常モードに利用される同じLDPCパリティマトリックス及びパラメータが、低帯域幅モードにも利用され、パンクチャ/短縮/パディングプロシージャが、低帯域幅モードに対応するNCBPS及びNDBPSの値を利用する(それぞれ、1つのシンボルについての符号化されたデータビットの数及び1つのシンボルについての符号化されていないデータビットの数)。幾つかの実施形態では、低帯域幅モードに利用されるパディングプロシージャが、2012年2月3日に提出された「Control Mode PHY for WLAN」なる名称の米国出願第13/366,064号に記載された任意のこれらプロシージャに対応しており、この開示の全体を参照としてここに組み込む。
図4及び図5は、データレートを低下させて受信機感度を向上させるために繰り返しを利用する実施形態において、低帯域幅モードのデータユニットを生成するための例示的なPHY処理ユニットの送信部分を示す。説明を容易にするために、図4及び図5では特定のユニットを示さない(これらユニットが幾つかの実施形態では含まれているとしても)。様々な実施形態において、例えばPHY処理ユニットのそれぞれは、スクランブラを含み、図4及び図5に示す送信フローに入力された情報ビットがスクランブルされたビットとなるようにする。幾つかの実施形態においては、低帯域幅モードのみが、図4又は図5の繰り返しを、BPSK変調とともに及び/又は単一の時空間ストリームとともに利用して、そうでない場合には、繰り返しを利用しない(例えば図3の例示的なPHY処理ユニット150に示すように)。
図4は、ビットをコンスタレーショシンボルにマッピングする前に、例示的なPHY処理ユニット200が、BCCエンコードされたビットの繰り返しを利用して低帯域幅モードのデータユニットを生成する実施形態を示す。BCCエンコーダ204は、情報ビットを受け付けて、BCCエンコードされたビットをブロックエンコーダ206に出力する。ブロックエンコーダ206は、様々な実施形態において、ビットレベルの繰り返し(例えば2倍の繰り返しにおいて[b1 b1, b2 b2, …])又はブロックレベルの繰り返し(例えばブロックサイズ12の2倍の繰り返しにおいて[b1…b12, b1…b12, b13…b24, b13…b24, …])を提供する。1つの例示的な実施形態では、2倍の繰り返し(レート1/2のブロック符号化)が利用される。別の例示的な実施形態では、4倍の繰り返し(レート1/4のブロック符号化)が利用される。ブロックエンコーダ206の出力は、ビットフリップユニット210に連結され、このユニットが、選択ビット(例えば1つ置きのビット)の符号又は極性を変更し、生成されたOFDM信号のピーク対平均電力比(PAPR)を低減させる。幾つかの実施形態では、ビットフリップユニット210は、PHY処理ユニット200に含まれていない。
ビットフリップユニット210の(又は、ユニット210が省かれている場合にはブロックエンコーダ206の)出力を、BCCインタリーバ212に連結させる。或る実施形態では、BCCインタリーバ212は、図3のインタリーバ160に類似している。幾つかの実施形態では、BCCインタリーバ212が、PHY処理ユニット200に含まれていない。BCCインタリーバ212の(又は、BCCインタリーバ212が省かれている場合にはビットフリップユニット210又はブロックエンコーダ206の)出力を、コンスタレーションマッパー214に連結させる。或る実施形態では、コンスタレーションマッパー214は、図2のコンスタレーションマッパー112に類似している。コンスタレーションマッパー214が低帯域幅モードのデータユニットを生成するために利用するコンスタレーションサイズは、MCSモードによって決定され、幾つかの実施形態では、これは、上述した通常モードのデータユニットについて利用される最低MCS(又は最低MCSより小さいMCS)である。
コンスタレーションマッパー214の出力は、IDFTユニット216に連結される。或る実施形態では、IDFTユニット216は、図3のIDFTユニット172(例えば、通常モードのデータユニットについての64ポイント又はこれより大きいIDFTと比較して、32ポイント又は16ポイントのIDFTを利用する)に類似している。IDFTユニット216の出力は、幾つかの実施形態では、CSDユニット218に連結されている。PHY処理ユニット200が、複数の送信チェーンを介して送信するための低帯域幅モードのデータユニットを生成するよう動作する実施形態またはシナリオでは、CSDユニット218が、循環シフトを、1つを除く全ての送信チェーンに挿入することで、意図しないビームフォーミングを防ぐ。他の実施形態では、CSDユニット218が省かれる。CSDユニット218の(又はCSDユニット218が省かれている場合にはIDFTユニット216の)出力が、GI挿入及びウィンドウイングユニット220に連結され、GI挿入及びウィンドウイングユニット220の出力がアナログ及びRFユニット222に連結される。様々な実施形態及び/又はシナリオでは、生成された低帯域幅モードのデータユニットが、次に、1MHz又は0.5MHzの帯域幅のチャネル(例えば32ポイント又は16ポイントのIDFTユニット216にそれぞれ対応している)で送信される。他の実施形態では、最小の通常モードのチャネル帯域幅未満の1又は複数の他の適切なチャネル帯域幅(例えば他のIDFTサイズに対応している)が利用される。
IDFTユニット216が低帯域幅モードのデータユニットに対する24のデータトーンを持つOFDMシンボルを生成するために32ポイントのIDFTを利用する、より具体的な例の実施形態では、BCCエンコーダ204が、1つのOFDMシンボルについて6情報ビットを受信して、1つのOFDMシンボルについて12ビットを出力するレート1/2のBCCエンコーダであり、ブロックエンコーダ206は、ブロックレベルの繰り返しを利用して1つのOFDMシンボルについて24ビットを出力するレート1/2(2倍の繰り返しの)ブロックエンコーダであり、24の出力ビットは、通常のBCCインタリーバを利用してインタリーブされ、コンスタレーションマッピングユニット214は、BPSK変調技術を利用する。
1つの別の実施形態では、ブロックエンコーダ206が、BCCエンコーダ204よりも図4の送信フローにおいて前にあり(つまり、ビットの繰り返しがBCCエンコードの前に行われる)、ビットフリップユニット210が省かれている。また別の実施形態では、ブロックエンコーダ206が、代わりに、コンスタレーションマッパー214の出力に連結されており(つまり、コンスタレーションポイントの繰り返しのために)、ビットフリップユニット210が省かれている。これら後者の実施形態のうちの幾つかにおいては、位相シフトユニット(図4では不図示)が、ブロックエンコーダ206の出力に連結されることで、OFDM信号のPAPRを低減させ、位相シフトユニットの出力がIDFTユニット216に連結されている。その実施形態で位相シフトユニットが含まれていない場合には、代わりに、ブロックエンコーダ206の出力がIDFTユニット216に連結される。様々な実施形態では、処理ユニット200が、米国出願第13/366,064号明細書で説明されている繰り返し技術のいずれかを利用するよう構成されている。
図5は、或る実施形態における、低帯域幅モードのデータユニットを生成するための別の例示的なPHY処理ユニット350の送信部分のブロック図である。概して、図5に示されている様々なユニットは、図4の同様のユニットに類似している。しかしながら図4の例示的な実施形態とは異なり、ブロックエンコーダ354に連結されているBCCエンコーダ352は、加えて、LDPCエンコードも利用し、ストリームパーサ356、STBCユニット360、及び空間マッピングユニット362が、PHY処理ユニット350内に含まれていることにより、複数の空間ストリーム及び時空間ストリームをサポートする。更に、或る実施形態では、CSDユニット364に加えて、STBCユニット360の後に、第2のセットのCSDユニット366を時空間ストリームのそれぞれに利用する。或る実施形態では、第2のセットのCSDユニット366は、1を超える数の時空間ストリームが送信される場合のみに適用され、これにより、ショートトレーニングフィールド中の意図されないビームフォーミング(これは、主に、受信機側で自動利得制御(AGC)利得をセットするために利用される)を低減させる。他の実施形態では、CSDユニット366が省かれる。更に幾つかの実施形態では、ビットフリップユニット370及び/又はBCCインタリーバ372が省かれる。更に幾つかの実施形態では、ブロックエンコーダ354及びビットフリップユニット370は、1を超える数の時空間ストリームが送信されるときだけに適用される。
IDFTユニット374が低帯域幅モードのデータユニットに対する24のデータトーンを持つOFDMシンボルを生成するために32ポイントのIDFTを利用する、より具体的な例の実施形態では、BCC/LDPCエンコーダ352が、1つのOFDMシンボルについて12 x NSSビットを出力するレート1/2のBCC/LDPCエンコーダであり(ここでNSSは空間ストリームの数である)、ブロックエンコーダ354は、ブロックレベルの繰り返しを利用して1つのOFDMシンボルについて24xNSSビットを出力するレート1/2の(2倍の繰り返しの)ブロックエンコーダであり、各コンスタレーションマッパー376は、BPSK変調を利用する。
1つの別の実施形態では、ビット繰り返しが、ストリームパーサ356の前ではなくて、ストリームパーサ356の後に行われる(つまり各空間ストリームで)。例えば或る実施形態では、ブロックエンコーダ354及び(存在している場合には)ビットフリップユニット370が、各空間ストリーム内に、ストリームパーサ356と対応するBCCインタリーバ372との間に連結されて、含まれている。ビット繰り返しがストリームパーサ356の前に行われる実施形態同様に、幾つかの実施形態において、ビット繰り返しはビット毎に、他の実施形態では、ブロックレベルで適用される。
図6は、或る実施形態における、異なる帯域幅をもつ例示的な通常モードのデータユニット600、620を示す。通常モードのデータユニット600、620は、短距離プロトコルに準拠しているダウンクロックされたバージョンのデータユニットである。図6に示す特定の実施形態においては、通常モードのデータユニット600、620が、「グリーンフィールド」(混合モードではない)プリアンブルを利用するIEEE802.11nのデータユニットのダウンクロックされたバージョンである。他の実施形態では、通常モードのデータユニット600、620は、他の短距離プロトコルに準拠したデータユニットのダウンクロックされたバージョンである。
通常モードのデータユニット600は、最低の通常モードのチャネル帯域幅(例えば64ポイントのIDFTを利用する2MHz)に対応しており、ショートトレーニングフィールド(STF)602、第1のロングトレーニングフィールド(LTF1)604−1、信号(SIG)フィールド606、残りのLTF604−2から604―N(例えば、1つの空間ストリームについて1つの追加のLTF)及びデータ(DATA)部分608を利用する。概して、STF602は、パケット検出、初期同期、及び自動利得制御等に利用され、LTF604は、チャネル推定及び高度な同期に利用され、SIGフィールド606は、データユニットの送信に利用される信号帯域幅(例えばデータユニット600について2MHz)、変調タイプ、及び符号化レート等の、データユニット600の特定の物理層(PHY)パラメータを搬送するために利用される。或る実施形態では、STF602、LTF1 604−1及びSIGフィールド606のそれぞれが、2つのOFDMシンボルを含み、残りのLTF604−2から604−Nのそれぞれが、1つのOFDMシンボルを含む。他の実施形態では、STF602、LTF1 604−1、SIGフィールド606、及び/又は残りのLTF604−2から604−Nが、他の適切な数のOFDMシンボルを含む。
より高い帯域幅の通常モードのデータユニットでは、STF,LTF,及びSIGフィールドが、複数のサブバンドのそれぞれで複製され、各サブバンドは、最低の通常モードのチャネル帯域幅に等しい帯域幅を有する。例えば、データユニット600が最低帯域幅の通常モードのデータユニットであり、2MHzの帯域幅を有している場合、データユニット620は、STF622,LTF624、及びSIGフィールド626を、各2MHz帯域において、プリアンブルとしてデータ部分628に複製して、データ部分628は、周波数複製なしに(4MHz)帯域幅全体を占める。通常モードのデータユニット600又は620を検出する受信機は、或る実施形態において、SIGフィールド606及び/又はSIGフィールド626の帯域幅情報に基づいてデータユニットの帯域幅を決定することができる。
図7は、或る実施形態における例示的なマルチユーザデータユニット700を示す。或る実施形態では、AP14が、マルチユーザデータユニット700をクライアントステーション25の複数(multiple ones)に送信するよう構成されている。マルチユーザデータユニット700は、データユニット700の意図されてい各受信者に共通なPHY情報、及び、クライアントステーション25それぞれに対して異なる(または「ユーザ固有の」)内容を搬送するためのそれぞれ異なる空間チャネルを介してアンテナ24によって同時に送信されるそれぞれ異なるクライアントステーション25に対するそれぞれ異なる情報を含むマルチユーザ(MU)部分722を含む「全方向」部分702を含む。全方向部分720は、ショートトレーニングフィールド(STF)702、第1のロングトレーニングフィールド(LTF1)704−1、及び信号フィールド(SIGA)706を含む。MU部分722は、マルチユーザショートトレーニングフィールド(MU−STF)708、複数のマルチユーザロングトレーニングフィールド(MU−LTF)710−1から710−N、第2の信号(SIGB)フィールド712、及びデータ部分714を含む。或る実施形態では、STF702、LTF1 704、及びSIGAフィールド706のそれぞれが、2つのOFDMシンボルを含む。他方で、MU−LTF710−1から710−N及びSIGBフィールド712のそれぞれが、或る実施形態では、OFDMシンボルを1つだけ含む。他の実施形態では、STF702、LTF1 704、及びSIGAフィールド706、MU−LTF710−1から710−N及び/又はSIGBフィールド712が、他の適切な数のOFDMシンボルを含む。
図8は、或る実施形態における例示的な低帯域幅モードのデータユニット800のプリアンブルを示す。低帯域幅モードのデータユニット800は、通常モードのデータユニット600、620と同じクロックレートを利用するが、帯域幅を低減させるためにより小さいサイズのIDFTを利用して生成される。例えば、通常モードのデータユニット600及び620が2MHz及び4MHzの帯域幅にそれぞれ対応している(64及び128ポイントのIDFTを利用して生成される)一実施形態では、低帯域幅モードのデータユニット800が、1MHzの帯域幅を持ち、32ポイントのIDFTを利用して生成される。通常モードのデータユニット600同様に、低帯域幅モードのデータユニット800は、STF802、LTF1 804−1、SIGフィールド806、及び残りのLTF802−2から804−Nを含む(例えば、1を超える数の空間ストリームが低帯域幅モードのデータユニットについて利用される場合には1つの空間ストリームについて1つの追加のLTFが含まれる)。幾つかの実施形態では、低帯域幅モードのデータユニット800の様々なフィールドが、通常モードのデータユニット600の対応するフィールドと比較して、より長く、より多くのOFDMシンボルを含む。例えば、或る実施形態では、STF802及びLTF1 804−1のそれぞれが、4つのOFDMシンボルを含む。他の実施形態では、STF802及び/又はLTF1 804−1は、他の適切な数のOFDMシンボルを含む。SIGフィールド806の長さは、異なる実施形態では異なる。一実施形態では、SIGフィールド806が、5個のOFDMシンボルを含む。別の実施形態では、SIGフィールド806が、6個のOFDMシンボルを含む。概して、SIGフィールド806は、任意の適切な数NSIGのOFDMシンボルを含む。
様々な実施形態においては、通常モードのデータユニット(例えばデータユニット600、620、700)の1又は複数のOFDMシンボルのそれぞれ、及び/又は、低帯域幅モードのデータユニット(例えばデータユニット800)の1又は複数のOFDMシンボルのそれぞれが、概してキャリア周波数オフセット、位相トラッキング、位相雑音推定等のために利用される1又は幾つかのパイロットトーンを含む。概して、幾つかの実施形態において、OFDMシンボル内の1又は幾つかのパイロットトーンは、既知のパイロットトーン値で変調されるが、これにより、データユニットを受信するデバイスは、受信デバイスと、データユニットを送信したデバイスとの間の位相トラッキングを実行したり、及び/又は、高度な周波数調整を行うことができるようになる。特定の数のパイロットトーン及びパイロットトーンを変調するために利用される特定の値は、例えばデータユニットの帯域幅及び/又はデータユニットのタイプ等の様々な要素に依存する。
図6を参照すると、或る実施形態では、データユニット600のLTFフィールド604、SIGフィールド606及びデータ部分608がそれぞれ、1又は複数のパイロットトーンを含む。同様に、或る実施形態では、データユニット620のLTFフィールド624、SIGフィールド626、及びデータ部分628がそれぞれ、1又は複数のパイロットトーンを含む。図7を参照すると、或る実施形態では、データユニット700のLTF1 フィールド704、SIGAフィールド706、MU−LTF710、SIGBフィールド712、及びデータ部分714がそれぞれ、1又は複数のパイロットトーンを含む。図8の低帯域幅のデータユニット800に関して、或る実施形態では、LTF804、SIGフィールド806、及びデータ部分808がそれぞれ、1又は複数のパイロットトーンを含む。OFDMシンボル内のパイロットトーンの特定の位置及びOFDMシンボル内のパイロットトーンを変調するために利用される特定のパイロットトーン値は、データユニットのタイプ、データユニット内のOFDMシンボルインデックス、OFDMシンボルが生成される帯域幅等の様々な要素に依存するが、これに関しては、少なくとも幾つかの実施形態において後で詳述する。
OFDMシンボルに含まれるパイロットトーンの数、及び、OFDMシンボル内のパイロットトーンのために確保されるサブキャリアの位置は、或る実施形態では、OFDMシンボルの帯域幅に依存する。2MHzのOFDMシンボル(つまり、2MHzの帯域幅チャネルで送信されるデータユニットの一部分のために生成されるOFDMシンボルのこと)は、或る実施形態において例えば、サブキャリアインデックス{±7, ±21}に4つのパイロットトーンを含む。4MHzのOFDMシンボル(つまり、4MHzの帯域幅チャネルで送信されるデータユニットの一部分のために生成されるOFDMシンボルのこと)は、或る実施形態においてサブキャリア位置インデックス{±11, ±25, ±53}に6つのパイロットトーンを含む。8MHzのOFDMシンボル(つまり、8MHzの帯域幅チャネルで送信されるデータユニットの一部分のために生成されるOFDMシンボルのこと)は、或る実施形態においてサブキャリアインデックス{±103, ±75, ±39, ±11}に8つのパイロットトーンを含む。16MHzのOFDMシンボルにおいては(つまり16MHzの帯域幅チャネルで送信されるデータユニットの一部について生成されるOFDMシンボルのこと)、各8MHzのサブバンドが、或る実施形態においては、8MHzのOFDMシンボルについて上述した位置におけるパイロットトーンを含む。故に、本実施形態では、16MHzのOFDMシンボルが、サブキャリアインデックス{±231, ±203, ±167, ±139, ±117, ±89, ±53, ±25}において16個のパイロットトーンを含む。低帯域幅のデータユニットについて生成された1MHzのOFDMシンボルは、或る実施形態において、サブキャリアインデックス{±7}において2つのパイロットトーンを含む。様々な帯域幅についてのOFDMシンボルは、他の実施形態では、他の適切な数のパイロットトーン及び/又はOFDMシンボルにおける他の適切なサブキャリアインデックスにおけるパイロットトーンを含む。
或る実施形態では、送信アンテナ24(又は送信アンテナ34)で見られるOFDMシンボルのパイロットトーンが、以下のように表される。
Figure 0006314342
ここで、kは、トーンインデックスを表し、nはOFDMシンボルインデックスを表し、NTXは、OFDMシンボルを送信するために利用される送信アンテナの数であり、NSTSは、OFDMシンボルを送信する空間(spatial or space)トーンストリームの数であり、Qは空間マッピングマトリックスであり、
Figure 0006314342
は、k番目のトーンの時間領域の循環シフトを表す直交要素をもつ直交マトリックスであり、P*1は、概してログトレーニングフィールド(log training fields)を複数の空間ストリームにマッピングするために利用されるP個のマッピングマトリックスの第1列であり、p(n)は、k番目のサブキャリアおよびn番目のOFDMシンボルに対するパイロットトーン値である。この場合、式12に従って生成されたパイロットトーンは、単一のストリームパイロットトーンであり、ロングトレーニングフィールド(LTF)を複数の空間ストリームにマッピングするために利用されるマッピングマトリックスの単一の行(例えば第1の行)を利用して複数の空間ストリームにマッピングされたものである。少なくとも幾つかの実施形態では、同じOFDMシンボルのデータトーンが、或る実施形態では、各空間ストリームについてそれぞれ異なるベクトル(例えばマッピングマトリックスPの異なる列)を利用して複数の空間ストリームにマッピングされるマルチストリームデータトーンである場合であっても、パイロットトーンがシングルストリームパイロットトーンとして送信される。パイロットトーンを単一のストリームトーンについて送信することにより、受信デバイスは、空間ストリームのそれぞれについてチャネルマトリックスを取得する前に、パイロットトーンを利用することができる(例えば位相トラッキング、周波数オフセット推定等のために)。従って、これらの実施形態では、例えばデータユニットの第1のロングトレーニングシーケンスLTF1を利用して、データユニットの後続するフィールドで受信されたパイロットトーンを利用することにより、第1の空間ストリームについてチャネルマトリックスを決定するだけで足る。
式12の参照を続けると、幾つかの実施形態及び/又はシナリオにおいて、特定のOFDMシンボルのパイロットトーンに対するパイロットトーン値p(n)が、OFDMシンボルを生成しているデータユニットの部分又はフィールドに応じて、第1のパイロットマッピング関数を利用して又は第2のパイロットマッピング関数を利用して、決定される。例えば、通常モードのデータユニットのプリアンブルの信号フィールドについて生成された2MHzのOFDMシンボルについて、パイロットトーン値を以下のように決定する。
Figure 0006314342
ここで、pは、以下の式において与えられる127個の要素の擬似乱数シーケンスの循環拡張によって決定されるパイロットトーン極性である。
Figure 0006314342
及び、Pは、以下の式で与えられるパイロットマッピング関数である。
Figure 0006314342
この場合、パイロットマッピング関数Pによって生成されるパイロットトーン貢献値シーケンスは、OFDMシンボルインデックスから独立している。言い換えると、或る実施形態では、パイロットは、パイロットマッピング関数が利用される各OFDMシンボルに対する同じパイロットトーン貢献値シーケンスを生成する。他の実施形態においては、シンボルインデックスから独立した他の適切な擬似乱数シーケンス及び/又は他の適切なパイロットマッピング関数が、データユニットの一部(例えば信号フィールド)に利用される。
他方で、データユニットの異なる部分について、例えばデータユニットのあるデータ部分について、幾つかの実施形態において、OFDMシンボルに対応しているOFDMシンボルインデックスに依存した、またはその関数であるOFDMシンボルに対するパイロットトーン貢献シーケンスを生成するパイロットマッピング関数を利用して、パイロットトーン値が決定される。これらの実施形態では、これらのOFDMシンボルにおけるパイロットトーン貢献シーケンス値が、データユニット内のOFDMシンボルインデックスに基づいているパイロットマッピングを利用して決定される。例えば、一実施形態では、これらOFDMシンボルのパイロットトーン貢献シーケンス値が、以下に従って決定される。
Figure 0006314342
ここで、パイロットトーン極性シーケンスpは、式14で与えられ、aは、パイロットトーン極性シーケンスpへのインデックス付けを修正する整数であり、
Figure 0006314342
は、トーンインデックスk及びOFDMシンボルインデックスnの関数としてパイロットトーン値を生成するパイロットマッピング関数である。或る実施形態では、aの値が、式16が利用される第1のOFDMシンボルの前のインデックス付けされたOFDMシンボルの数(例えば式13でインデックス付けされたOFDMシンボルの数)に依存する。例えば、式13がデータユニットの信号フィールドのOFDMシンボルのパイロットトーン値を決定するために利用され、信号フィールドが2つのOFDMシンボルを含む場合に、整数a=2である。式16のパイロットマッピング関数
Figure 0006314342
は、式13のパイロットマッピング関数Pに類似しているが、パイロットマッピング関数
Figure 0006314342
がOFDMシンボルインデックスnの関数であり、或る実施形態において、通常、任意の2つの連続したOFDMシンボルについてそれぞれ異なるパイロットトーン貢献シーケンスを生成する。
幾つかの実施形態では、OFDMシンボルについてのパイロット値を決定するために利用される特定のパイロットマッピング関数は、OFDMシンボルが生成されているデータユニットの(又はデータユニットの部分の部分の)帯域幅に依存する。例えば、或る実施形態においては、2MHzのOFDMシンボルについてのパイロットマッピング関数
Figure 0006314342
が、以下のようにして与えられる。
Figure 0006314342
ここで、ψは、以下のように与えられる。
Figure 0006314342
同様に、或る実施形態では、4MHzのOFDMシンボルについて、式16のパイロットマッピング関数
Figure 0006314342
が以下のように与えられる。
Figure 0006314342
がダブっている。ここで、ψは、以下のように与えられる。
Figure 0006314342
更に、或る実施形態において、8MHzのOFDMシンボルについて、式16におけるパイロットマッピング関数
Figure 0006314342
が、或る実施形態では以下のように与えられる。
Figure 0006314342
ここで、ψは、以下のように与えられる。
Figure 0006314342
16MHzのOFDMシンボルについて、式19及び表3により与えられるパイロットマッピング関数が、或る実施形態では、各8MHzのサブバンドに利用される。
他の実施形態では、OFDMシンボルインデックスに基づく他の適切なパイロットマッピングが、様々な帯域幅のOFDMシンボルについて利用される。
様々な実施形態において、式13及び式16がそれぞれ利用されて、通常モードのデータユニットの様々な異なる部分についてのパイロットトーン値を決定する(例えば、図6のシングルユーザの通常モードのデータユニット600、620、マルチユーザの通常モードのデータユニット700、別の通常モードのデータユニット、別の適切な通常モードのデータユニット等)。例えば式13は、データユニット600のSIGフィールド606のOFDMシンボルのパイロット値を決定するために利用され、式16は、或る実施形態において、データ部分608のOFDMシンボルのパイロット値を決定するために利用される。データユニット600は2MHzのデータユニットなので、データ部分608は、2MHzのOFDMシンボルを含み、或る実施形態では、データ部分608のOFDMシンボルに対する特定のパイロット貢献シーケンスが、式17及び表1を利用して決定される。同様に、或る実施形態では、式13を利用して、SIGフィールド626のOFDMシンボルに対するパイロット値を決定して、式16を利用して、データ部分628のOFDMシンボルのパイロット値を決定する。この場合には、データユニット620は4MHzデータユニットなので、データ部分628は、4MHzのOFDMシンボルを含み、或る実施形態では、データ部分628のOFDMシンボルに対する特定のパイロット貢献シーケンスが、式18及び表2を利用して決定される。より広い帯域幅のデータユニットのデータ部分について、OFDMシンボルの特定のパイロット貢献シーケンスが、より広いOFDMシンボルパイロットトーンマッピングに従って決定される(例えば8MHzのデータユニットについて式19及び表3)。
或る実施形態では、特定のデータユニットについて、式13及び16におけるOFDMシンボルインデックスnが、式13及び16が利用される全てのOFDMシンボルについて継続してカウントされる。例えば図6のデータユニット600を参照すると、式13及び16は、或る実施形態において、それぞれSIGフィールド606及びデータ部分608のパイロットトーンについてパイロットトーン値を決定するために利用される。本実施形態では、OFDMシンボルインデックスnが、SIGフィールド606の第1のOFDMシンボルについてn=0で開始され、SIGフィールド606及びデータ部分608において継続してカウントされ、LTFフィールド604−2から604−NにおけるOFDMシンボルが省かれる。従い、SIGフィールド606が2つのOFDMシンボルを含む場合には、本実施形態では、n=0、1のインデックスを式13のSIGフィールド606の第1及び第2のOFDMシンボルにそれぞれ利用する。更に本実施形態では、インデックスn=2を、式16のデータユニット600のデータ部分608の第1のOFDMシンボルについて利用して、インデックスn=3を、式16のデータユニット600のデータ部分608の第2のOFDMシンボルについて利用する、等々である。
同様に、図6に対する参照を続けると、OFDMシンボルインデックスnが、SIGフィールド626の第1のOFDMシンボルについてn=0で開始され、或る実施形態では、データユニット620のSIGフィールド626及びデータ部分628において継続してカウントされる。従って、SIGフィールド626が2つのOFDMシンボルを含む場合には、本実施形態では、n=0、1のインデックスを式13のSIGフィールド626の第1及び第2のOFDMシンボルにそれぞれ利用する。更に本実施形態では、インデックスn=2を、式16のデータユニット620のデータ部分628の第1のOFDMシンボルについて利用して、インデックスn=3を、式16のデータユニット620のデータ部分628の第2のOFDMシンボルについて利用する、等々である。
図6のシングルユーザデータユニット600、620に類似した図7を参照すると、式13及び16におけるOFDMシンボルインデックスnが、或る実施形態では、これら式がマルチユーザデータユニット700に適用され、式13及び16がマルチユーザデータユニット700で利用される全てのOFDMシンボルについて継続してカウントされる。或る実施形態では、OFDMシンボルインデックスnが、SIGAフィールド706の第1のOFDMシンボルについてn=0で開始され、SIGAフィールド706、SIGBフィールド712、及びデータ部分714において継続してカウントされ、MU−STF708及びMU−LTF710が省かれる。故に、SIGAフィールド706が2つのOFDMシンボルを含む場合には、本実施形態においては、n=0、1が式13でSIGフィールド706の第1及び第2のOFDMシンボルについてそれぞれ利用される。故に本実施形態では、n=2が式16のSIGBフィールド712の第1のOFDMシンボルのために利用される。更に、SIGBフィールド712が1つのOFDMシンボルを含む場合、OFDMシンボルインデックスnが、データ部分714の第1のOFDMシンボルについてn=3で継続され、次に、データ部分714の第2のOFDMシンボルについてn=4が利用される、等々である。
図8を参照すると、低帯域幅モードのデータユニット800の1又は複数の1MHzのOFDMシンボルのそれぞれが、或る実施形態では、上述したようにサブキャリア位置{±7}において2つのパイロットトーンを含む。1MHzのOFDMシンボルにおける2つのパイロットトーンについてのパイロットトーン値は、幾つかの実施形態において以下のように決定される。
Figure 0006314342
は、式14において上述したように与えられたパイロットトーン値シーケンスであり、aは、パイロットトーン値シーケンスpへのインデックス付けを修正する整数である。或る実施形態では、整数aは、SIGフィールド806のOFDMシンボルについてゼロに等しく(a=0)、データ部分808のOFDMシンボルについてNSIGに等しい(a= NSIG)。或る実施形態では、式20におけるパイロットマッピング関数
Figure 0006314342
が、データユニット800のデータ部分808のSIGフィールド806のOFDMシンボルのパイロットトーン貢献シーケンス値を決定するために利用される。故に、これら実施形態で、SIGフィールド806のパイロットトーンのパイロットトーン値、及び、データ部分808のパイロットトーンに対するパイロットトーン値は、共同して利用されるパイロットマッピング関数
Figure 0006314342
に従って決定される。これら実施形態では、パイロットマッピング関数
Figure 0006314342
が、データユニット800のSIGフィールド806とデータ部分808との両方におけるOFDMシンボルに対応しているOFDMシンボルインデックスnの関数として、OFDMシンボルに対するパイロットトーンシーケンスを生成する。
しかし幾つかの実施形態では、データユニット800の1MHzのOFDMシンボルの2つのパイロットトーンに対するパイロットトーン値は、通常モードのデータユニットに関して上述した方法と類似した方法で、データユニットの様々な異なる部分についてのそれぞれ異なるパイロットマッピング関数に従って決定される。例えば、一実施形態において、式13は、SIGフィールド806のパイロットトーンのパイロットトーン値を決定するために利用され、式16は、データ部分808のパイロットトーンのパイロットトーン値を決定するために利用される。本実施形態において、パイロットマッピング関数Pは、SIGフィールド806の全てのOFDMシンボルについて同じパイロットトーン貢献シーケンスを生成し(特定のOFDMシンボルのOFDMシンボルインデックスから独立して)、一方で、データ部分808に利用されるパイロットマッピング関数
Figure 0006314342
は、OFDMシンボルについてのパイロットトーンシーケンスを、OFDMシンボルに対応するOFDMシンボルインデックスnの関数として生成する。
いずれの場合においても、幾つかの実施形態では、上述した通常モードのデータユニットの場合同様に、式13、16、20のOFDMシンボルインデックスnは、パイロットトーンマッピング関数Pn及び/又は
Figure 0006314342
がパイロットトーン値の決定に利用される全てのOFDMシンボルについて継続してカウントされる。例えば、図8に対する参照を続けると、OFDMシンボルインデックスnは、或る実施形態において、SIGフィールド806の第1のOFDMシンボルにおいてn=0で開始される。更に、OFDMシンボルインデックスnは、SIGフィールド806の各連続したOFDMシンボルの1つによって増分されてから、データ部分808の第1のOFDMシンボルで継続され、LTF804−2から804−NのOFDMシンボルは省かれる。従って、或る実施形態においては、例えばSIGフィールド806がNSIG個のOFDMシンボル(NSIG = 5, 6、又は別の適切な数)である場合に、OFDMシンボルインデックスn=0 からn= NSIG-1を、SIGフィールド806のOFDMシンボルに利用して、シンボルインデックスn= NSIG, n= NSIG+1, n= NSIG+2等をデータ部分808のOFDMシンボルに利用する。別の例示的な実施形態では、データ部分808の第1のOFDMシンボルについてOFDMシンボルインデックスn=0が利用され、データ部分808の第2のOFDMシンボルについてOFDMシンボルインデックスn=1が利用される、等々である。故に、本実施形態では、SIGフィールド806の第1のOFDMシンボルについてのOFDMシンボルインデックスがn=-NSIGであり、SIGフィールド806の最後のOFDMシンボルのOFDMシンボルインデックスがn=-1である。
幾つかの実施形態では、低帯域幅のデータユニットに対するパイロットマッピング関数
Figure 0006314342
(例えば式20、式13、及び/又は式16において)が生成する特定のパイロット貢献シーケンスが、生成されたOFDM信号のピーク対平均電力比(PAPR)を低減させたり最小限にしたりするために選択される。例えば、一実施形態では、パイロットマッピング関数
Figure 0006314342
が、連続してインデックス付けされるOFDMシンボルについて、交互に
Figure 0006314342
を生成する。例えば、或る実施形態において、n=0について、パイロットマッピング関数
Figure 0006314342
が、
Figure 0006314342
を生成し、n=1について、パイロットマッピング関数
Figure 0006314342
が、
Figure 0006314342
を生成し、n=2について、パイロットマッピング関数
Figure 0006314342
が、シーケンス
Figure 0006314342
を生成する、等々である。他の実施形態では、適切な低PAPRを生成する他の適切なパイロット貢献シーケンスが利用される。
別の実施形態では、低帯域幅のデータユニットに対するパイロットマッピング関数P及び/又はパイロットマッピング関数
Figure 0006314342
が、パイロット貢献シーケンスP及び
Figure 0006314342
において、最低帯域幅の通常モードのデータユニットについて利用される、対応するサブキャリアインデックスの値をそれぞれ利用する。例えば、パイロットマッピング関数P及び/又はパイロットマッピング関数
Figure 0006314342
は、幾つかの実施形態において、2MHzのOFDMシンボルの上述したサブキャリアインデックス{±7}における値を利用する。他の実施形態では、通常モードのデータユニットのパイロット貢献シーケンスに基づいて他の適切な値(例えば、通常モードのデータユニットについて定義された任意の(必ずしも最低の通常モードの帯域幅ではない)OFDMシンボルパイロット貢献シーケンスのいずれかの2つのパイロットトーンに対応する値)を、低帯域幅のデータユニットに利用する。
図9は、或る実施形態における、データユニットを生成する例示的な方法900のフロー図である。図1を参照すると、方法900は、或る実施形態ではネットワークインタフェース16によって実装される。例えばこのような実施形態の1つでは、PHY処理ユニット20が、方法900を実装するように構成される。別の実施形態では、MAC処理18も、方法900の少なくとも一部分を実装するよう構成されている。図1の参照を続けると、また別の実施形態では、方法900が、ネットワークインタフェース27によって実装される(例えばPHY処理ユニット29及び/又はMAC処理ユニット28)。他の実施形態では、方法900が、他の適切なネットワークインタフェースによって実装される。
ブロック902において第1のセットのOFDMシンボルについて、パイロットマッピング関数を利用して、パイロットトーン貢献シーケンス値を決定する。第1のセットのOFDMシンボルは、データユニットの信号フィールドに含まれるべきものである。図8を参照すると、或る例として、第1のセットのOFDMパイロットトーンは、或る実施形態で、データユニット800のSIGフィールド806に含まれるべきものである。ブロック904で、パイロットトーン貢献シーケンス値が、第2のセットのOFDMシンボルについて決定される。第2のセットのOFDMシンボルは、データユニットのデータ部分に含まれるべきものである。図8の例示的なデータユニット800の参照を続けると、或る実施形態で、第2のセットのOFDMシンボルが、データユニット800のデータ部分808に含まれるべきものである。或る実施形態では、第2のセットのOFDMシンボルに対するパイロットトーン貢献シーケンス値は、ブロック902で第1のセットのOFDMシンボルに対するパイロットトーン値を決定するために利用されたものと同じパイロットマッピング関数を利用して決定される。或る例として、ブロック902、904におけるパイロットトーン値が、或る実施形態では、式20に従って、及び、式20のパイロットマッピング関数
Figure 0006314342
を利用して決定される。他の実施形態では、他の適切なパイロットマッピング関数が利用される。
ブロック906で、第1のセットのOFDMシンボルが、ブロック902で第1のセットのOFDMシンボルに対して決定されたパイロットトーン貢献シーケンス値に従って変調されたパイロットトーンを含むように生成される。ブロック908で、第2のセットのOFDMシンボルが、ブロック904で第2のセットのOFDMシンボルに対して決定されたパイロットトーン貢献シーケンス値に従って変調されたパイロットトーンを含むように生成される。
ブロック910で、信号フィールドが、ブロック906で生成された第1のセットのOFDMシンボルを含むように生成される。図8を参照すると、一実施形態において、データユニット800のSIGフィールド806が生成される。他の実施形態では、他の適切な信号フィールド及び/又は他の適切なデータユニットの信号フィールドが、ブロック906で生成された第1のセットのOFDMシンボルを含むように生成される。ブロック912で、データ部分が、ブロック908で生成された第2のセットのOFDMシンボルを含むように生成される。ここでまた図8を参照すると、一実施形態において、データユニット800のデータ部分808が生成される。他の実施形態では、他の適切なデータユニットのデータ部分が、ブロック908で生成された第2のセットのOFDMシンボルを含むように生成される。ブロック912で、データユニットが、ブロック910で生成された信号フィールドとブロック912で生成されたデータ部分とを少なくとも含むよう生成される。或る実施形態では、図8のデータユニット800が生成される。他の実施形態では、他の適切なデータユニットが生成される。
或る実施形態では、通信チャネルを介して送信するための物理層(PHY)データユニットを生成するための方法が、パイロットマッピング関数を利用して、第1のセットの直交周波数分割多重(OFDM)シンボルに対するパイロットトーン貢献シーケンス値を決定することを含み、第1のセットのOFDMシンボルは、データユニットの信号フィールドに含まれるべきものである。方法は更に、パイロットマッピング関数を利用して、第2のセットのOFDMシンボルに対するパイロットトーン貢献シーケンス値を決定することを含み、第2のセットのOFDMシンボルは、データユニットのデータ部分に含まれるべきものである。方法は更に、第1のセットのOFDMシンボルに対して決定されたパイロットトーン貢献シーケンス値に基づいて変調されたパイロットトーンを含むように第1のセットのOFDMシンボルを生成することと、第2のセットのOFDMシンボルに対して決定されたパイロットトーン貢献シーケンス値に基づいて変調されたパイロットトーンを含むように第2のセットのOFDMシンボルを生成することとを含む。方法は更に、信号フィールドを第1のセットのOFDMシンボルを含むよう生成することと、データ部分を第2のセットのOFDMシンボルを含むよう生成することとを含む。方法は、加えて、データユニットを信号フィールドとデータ部分とを少なくとも含むよう生成することを含む。
他の実施形態では、方法は、以下の要素の1又は複数の任意の組み合わせを含む。
OFDMシンボルに対するパイロットトーン貢献シーケンス値を決定することは、少なくとも部分的に、OFDMシンボルに対応しているOFDMシンボルインデックスに基づく。
第1のセットのOFDMシンボルを生成することは、第1のOFDMシンボルと第2のOFDMシンボルとを少なくとも生成することを含む。
第1のOFDMシンボルに対して決定されたパイロットトーン貢献シーケンス値は、第2のOFDMシンボルに対して決定された対応するパイロットトーン貢献値とは異なる。
第1のセットのOFDMシンボルの各OFDMシンボルは、2つのパイロットトーンを含み、第2のセットのOFDMシンボルの各OFDMシンボルは、2つのパイロットトーンを含む。
パイロットマッピング関数に従ってパイロットトーン貢献シーケンス値を決定することは、(a) {1,-1}又は(b) {-1,1}を選択することを含み、(a)及び(b)の異なるほうが、連続してインデックス付けされるOFDMシンボルのために選択される。
データユニットを生成することは更に、データユニットに複数のロングトレーニングフィールドを含めることと、複数のロングトレーニングフィールドをマッピングマトリックスを利用して複数の空間ストリームにマッピングすることと、第1のセットのOFDMシンボルのパイロットトーンを、マッピングマトリックスの列を利用して複数の空間ストリームにマッピングすることであって、パイロットトーンを複数の空間ストリームにマッピングするために利用されるマッピングマトリックスの列は、マッピングマトリックスの第1列であることと、第2のセットのOFDMシンボルのパイロットトーンを、マッピングマトリックスの列を利用して複数の空間ストリームにマッピングすることとを含む。
データユニットは、第1のデータユニットであり、パイロットトーン貢献シーケンスは、第1のパイロットトーン貢献シーケンスである。
方法は更に、第2のパイロットマッピング関数を利用して、第3のセットのOFDMシンボルに対するパイロットトーン貢献シーケンス値を決定することを含み、第3のセットのOFDMシンボルは、第2のデータユニットの信号フィールドに含められるべきものである。
方法は更に、第3のパイロットマッピング関数を利用して、第4のセットのOFDMシンボルに対するパイロットトーン値を決定することを含み、第4のセットのOFDMシンボルは、第2のデータユニットのデータ部分に含められるべきものであり、第3のパイロットマッピング関数は、第2のパイロットマッピング関数と異なる。
方法は更に、第3のセットのOFDMシンボルを、第3のセットのOFDMシンボルについて決定されたパイロットトーン貢献シーケンス値に基づいて変調されたパイロットトーンを含むよう生成することを含む。
方法は更に、第4のセットのOFDMシンボルを、第4のセットのOFDMシンボルについて決定されたパイロットトーン貢献シーケンス値に基づいて変調されたパイロットトーンを含むよう生成することを含む。
方法は更に、第2のデータユニットの信号フィールドを、第3のセットのOFDMシンボルを含むよう生成することと、第2のデータユニットのデータ部分を、第4のセットのOFDMシンボルを含むよう生成することと、第2のデータユニットを、第2のデータユニットの信号フィールドと第2のデータユニットのデータ部分とを少なくとも含むよう生成することとを含む。
第1のデータユニットは、低帯域幅モードで送信されるべき低帯域幅モードのデータユニットであり、第2のデータユニットは、通常モードで送信されるべき通常モードのデータユニットである。
第3のセットのOFDMシンボルを生成することは、第3のOFDMシンボルと第4のOFDMシンボルとを少なくとも生成することを含む。
第3のOFDMシンボルに対して決定されたパイロットトーン貢献シーケンス値は、第4のOFDMシンボルについて決定された対応するパイロットトーン貢献シーケンス値と同じである。
第3のパイロットマッピング関数に応じてOFDMシンボルに対するパイロットトーン貢献シーケンス値を決定することは、少なくとも部分的に、OFDMシンボルに対応しているOFDMシンボルインデックスに基づく。
別の実施形態では、装置が、パイロットマッピング関数を利用して、第1のセットの直交周波数分割多重(OFDM)シンボルに対するパイロットトーン貢献シーケンス値を決定するよう構成されたネットワークインタフェースを含み、第1のセットのOFDMシンボルは、データユニットの信号フィールドに含められるべきものである。ネットワークインタフェースは更に、パイロットマッピング関数を利用して、第2のセットのOFDMシンボルに対するパイロットトーン貢献シーケンス値を決定するよう構成されており、第2のセットのOFDMシンボルは、データユニットのデータ部分に含められるべきものである。ネットワークインタフェースは更に、第1のセットのOFDMシンボルに対して決定されたパイロットトーン貢献シーケンス値に基づいて変調されたパイロットトーンを含むように第1のセットのOFDMシンボルを生成し、第2のセットのOFDMシンボルに対して決定されたパイロットトーン貢献シーケンス値に基づいて変調されたパイロットトーンを含むように第2のセットのOFDMシンボルを生成するよう構成されている。ネットワークインタフェースは更に、信号フィールドを第1のセットのOFDMシンボルを含むよう生成することと、データ部分を第2のセットのOFDMシンボルを含むよう生成するよう構成されている。ネットワークインタフェースは、加えて、データユニットを、信号フィールドとデータ部分とを少なくとも含むよう生成するよう構成されている。
他の実施形態では、装置が、以下の要素の1又は複数の任意の組み合わせを含む。
ネットワークインタフェースは、OFDMシンボルに対するパイロットトーン貢献シーケンス値を、少なくとも部分的に、OFDMシンボルに対応しているOFDMシンボルインデックスに基づき決定するよう構成されている。
ネットワークインタフェースは、第1のセットのOFDMシンボルを、少なくとも第1のOFDMシンボルと第2のOFDMシンボルとを少なくとも生成することにより生成するよう構成されている。
第1のOFDMシンボルに対して決定されたパイロットトーン貢献シーケンス値の少なくとも幾つかは、第2のOFDMシンボルに対して決定された対応するパイロットトーン貢献値と異なる。
第1のセットのOFDMシンボルの各OFDMシンボルは、2つのパイロットトーンを含み、第2のセットのOFDMシンボルの各OFDMシンボルは、2つのパイロットトーンを含む。
ネットワークインタフェースは、パイロットマッピング関数に従ってパイロットトーン貢献シーケンス値を、少なくとも(a) {1,-1}又は(b) {-1,1}を選択することによって決定するよう構成されており、ここで、(a)及び(b)の異なるほうが、連続してインデックス付けされるOFDMシンボルのために選択される。
ネットワークインタフェースは更に、データユニットに複数のロングトレーニングフィールドを含め、複数のロングトレーニングフィールドをマッピングマトリックスを利用して複数の空間ストリームにマッピングし、第1のセットのOFDMシンボルのパイロットトーンを、マッピングマトリックスの列を利用して複数の空間ストリームにマッピングし、パイロットトーンを複数の空間ストリームにマッピングするために利用されるマッピングマトリックスの列は、マッピングマトリックスの第1列であり、第2のセットのOFDMシンボルのパイロットトーンを、マッピングマトリックスの列を利用して複数の空間ストリームにマッピングするよう構成されている。
データユニットは、第1のデータユニットであり、パイロットトーン貢献シーケンスは、第1のパイロットトーン貢献シーケンスである。
ネットワークインタフェースは更に、第2のパイロットマッピング関数を利用して、第3のセットのOFDMシンボルに対するパイロットトーン貢献シーケンス値を決定するよう構成されており、第3のセットのOFDMシンボルは、第2のデータユニットの信号フィールドに含められるべきものである。
ネットワークインタフェースは更に、第3のパイロットマッピング関数を利用して、第4のセットのOFDMシンボルに対するパイロットトーン値を決定するよう構成されており、第4のセットのOFDMシンボルは、第2のデータユニットのデータ部分に含められるべきものであり、第3のパイロットマッピング関数は、第2のパイロットマッピング関数と異なる。
ネットワークインタフェースは更に、第3のセットのOFDMシンボルを、第3のOFDMシンボルのセットについて決定されたパイロットトーン貢献シーケンス値に基づいて変調されたパイロットトーンを含むよう生成するよう構成されている。
ネットワークインタフェースは更に、第4のセットのOFDMシンボルを、第4のセットのOFDMシンボルについて決定されたパイロットトーン貢献シーケンス値に基づいて変調されたパイロットトーンを含むよう生成するよう構成されている。
ネットワークインタフェースは更に、第2のデータユニットの信号フィールドを、第3のセットのOFDMシンボルを含むよう生成し、第2のデータユニットのデータ部分を、第4のセットのOFDMシンボルを含むよう生成し、第2のデータユニットを、第2のデータユニットの信号フィールドと第2のデータユニットのデータ部分とを少なくとも含むよう生成するよう構成されている。
第1のデータユニットは、低帯域幅モードで送信されるべき低帯域幅モードのデータユニットであり、第2のデータユニットは、通常モードで送信されるべき通常モードのデータユニットである。
ネットワークインタフェースは、第3のセットのOFDMシンボルを、少なくとも第3のOFDMシンボルと第4のOFDMシンボルとを少なくとも生成することにより生成するよう構成されている。
第3のOFDMシンボルに対して決定されたパイロットトーン貢献シーケンス値は、第4のOFDMシンボルについて決定された対応するパイロットトーン貢献シーケンス値と同じである。
第4のマッピング関数に応じてOFDMシンボルに対するパイロットトーン値を決定することは、少なくとも部分的に、OFDMシンボルに対応しているOFDMシンボルインデックスに基づく。
上述した様々なブロック、動作、及び技術の少なくとも幾つかは、ハードウェア、ファームウェア命令を実行するプロセッサ、ソフトウェア命令を実行するプロセッサ、又はこれらの任意の組み合わせによって実装されてよい。ソフトウェア又はファームウェア命令を実行するプロセッサを利用して実装される場合、ソフトウェア又はファームウェア命令は、磁気ディスク、光ディスク、又はその他の格納媒体、RAM又はROM又はフラッシュメモリ、プロセッサ、ハードディスクドライブ、光ディスクドライブ、テープドライブ等の任意のコンピュータ可読メモリに格納されてよい。同様に、ソフトウェア又はファームウェア命令は、ユーザ又はシステムに、例えばコンピュータ可読ディスク又は他のトランスポート可能なコンピュータ格納メカニズム又は通信媒体によることを含む任意の公知の又は所望の配信方法を介して配信されてよい。通常、通信媒体は、搬送波又はその他のトランスポートメカニズム等の変調されたデータ信号における、コンピュータ可読命令、データ構造、プログラムモジュール、又は、他のデータを具現化する。「変調されたデータ信号」という用語は、その特徴の1又は複数が、信号の情報をエンコードするようにセットまたは変更された信号のことを意味する。例としてであり限定ではないが、通信媒体は、有線ネットワーク又は直接有線接続等の有線媒体、及び、アコースティック、無線周波数、赤外線及びその他の無線媒体等の無線媒体を含む。従って、ソフトウェア又はファームウェア命令は、電話回線、DSLライン、ケーブルテレビ回線、光ファイバ回線、無線通信チャネル、インターネット等の通信チャネルを介してユーザ又はシステムに配信されてよい(これらは、これらソフトウェアをトランスポート可能な格納媒体を介して提供することと同じまたは交換可能なこととして見られる)。ソフトウェア又はファームウェア命令は、プロセッサにより実行されると、プロセッサに様々な動作を実行させる機械可読命令を含んでよい。
ハードウェアで実装される場合、ハードウェアは、離散コンポーネント、集積回路、特定用途向け集積回路(ASIC)等の1又は複数を含んでよい。
本発明を特定の例を参照して説明してきたが、これらは例示のみを意図したものであり、本発明を限定することは意図しておらず、開示された実施形態には、請求項の範囲を逸脱せずに変更、追加、及び/又は削除を行うことができる。

Claims (20)

  1. 通信チャネルを介して送信するための物理層(PHY)データユニットを生成する方法であって、
    パイロットトーン極性シーケンス及びパイロットマッピング関数を利用して、第1のセットの直交周波数分割多重シンボル(OFDMシンボル)に対する複数のパイロットトーン貢献シーケンス値を決定する段階であって、前記第1のセットのOFDMシンボルは、前記データユニットの信号フィールドに含まれるべきものである段階と、
    前記パイロットトーン極性シーケンス及び前記パイロットマッピング関数を利用して、第2のセットのOFDMシンボルに対する複数のパイロットトーン貢献シーケンス値を決定する段階であって、前記第2のセットのOFDMシンボルは、前記データユニットのデータ部分に含まれるべきものであり、i)前記パイロットトーン極性シーケンスは、OFDMシンボルインデックスに依存し、ii)前記パイロットマッピング関数は、前記OFDMシンボルインデックスの関数である、段階と、
    前記第1のセットのOFDMシンボルに対して決定された前記複数のパイロットトーン貢献シーケンス値に基づいて変調された複数のパイロットトーンを含むように前記第1のセットのOFDMシンボルを生成する段階と、
    前記第2のセットのOFDMシンボルに対して決定された前記複数のパイロットトーン貢献シーケンス値に基づいて変調された複数のパイロットトーンを含むように前記第2のセットのOFDMシンボルを生成する段階と、
    前記信号フィールドを前記第1のセットのOFDMシンボルを含むよう生成する段階と、
    前記データ部分を前記第2のセットのOFDMシンボルを含むよう生成する段階と、
    前記データユニットを、(i)前記信号フィールド、(ii)前記データ部分、及び(iii)前記信号フィールドと前記データ部分との間の1つ又は複数のトレーニングフィールドのセットを少なくとも含むよう生成する段階と
    を備える方法。
  2. OFDMシンボルに対する複数のパイロットトーン貢献シーケンス値を決定する段階は、少なくとも部分的に、前記OFDMシンボルに対応しているOFDMシンボルインデックスに基づく、請求項1に記載の方法。
  3. 前記第1のセットのOFDMシンボルを生成する段階は、第1のOFDMシンボルと第2のOFDMシンボルとを少なくとも生成する段階を含み、前記第1のOFDMシンボルに対して決定された前記複数のパイロットトーン貢献シーケンス値は、前記第2のOFDMシンボルに対して決定された対応する前記複数のパイロットトーン貢献シーケンス値とは異なる、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記第1のセットのOFDMシンボルの各OFDMシンボルは、2つのパイロットトーンを含み、
    前記第2のセットのOFDMシンボルの各OFDMシンボルは、2つのパイロットトーンを含む、請求項1から3の何れか1項に記載の方法。
  5. 前記パイロットマッピング関数に従って複数のパイロットトーン貢献シーケンス値を決定する段階は、
    (a) {1,-1}又は(b) {-1,1}を選択する段階を含み、(a)及び(b)の異なるほうが、連続してインデックス付けされる複数のOFDMシンボルに対して選択される、請求項4に記載の方法。
  6. 前記データユニットを生成する段階は更に、
    前記データユニットに複数のロングトレーニングフィールドを含める段階と、
    前記複数のロングトレーニングフィールドをマッピングマトリックスを利用して複数の空間ストリームにマッピングする段階と、
    前記第1のセットのOFDMシンボルの複数のパイロットトーンを、前記マッピングマトリックスの列を利用して前記複数の空間ストリームにマッピングする段階であって、前記複数のパイロットトーンを前記複数の空間ストリームにマッピングするために利用される前記マッピングマトリックスの前記列は、前記マッピングマトリックスの第1列である段階と、
    前記第2のセットのOFDMシンボルの複数のパイロットトーンを、前記マッピングマトリックスの前記列を利用して前記複数の空間ストリームにマッピングする段階と
    を含む、請求項1から5の何れか1項に記載の方法。
  7. 前記データユニットは、第1のデータユニットであり、前記パイロットトーン貢献シーケンスは、第1のパイロットトーン貢献シーケンスであり、
    方法は更に、
    第2のパイロットマッピング関数を利用して、第3のセットのOFDMシンボルに対する複数のパイロットトーン貢献シーケンス値を決定する段階であって、前記第3のセットのOFDMシンボルは、第2のデータユニットの信号フィールドに含められるべきものである段階と、
    第3のパイロットマッピング関数を利用して、第4のセットのOFDMシンボルに対する複数のパイロットトーン貢献シーケンス値を決定する段階であって、前記第4のセットのOFDMシンボルは、前記第2のデータユニットのデータ部分に含められるべきものであり、前記第3のパイロットマッピング関数は、前記第2のパイロットマッピング関数と異なる段階と、
    前記第3のセットのOFDMシンボルを、前記第3のセットのOFDMシンボルについて決定された前記複数のパイロットトーン貢献シーケンス値に基づいて変調された複数のパイロットトーンを含むよう生成する段階と、
    前記第4のセットのOFDMシンボルを、前記第4のセットのOFDMシンボルについて決定された前記複数のパイロットトーン貢献シーケンス値に基づいて変調された複数のパイロットトーンを含むよう生成する段階と、
    前記第2のデータユニットの前記信号フィールドを、前記第3のセットのOFDMシンボルを含むよう生成する段階と、
    前記第2のデータユニットの前記データ部分を、前記第4のセットのOFDMシンボルを含むよう生成する段階と、
    前記第2のデータユニットを、前記第2のデータユニットの前記信号フィールドと前記第2のデータユニットの前記データ部分とを少なくとも含むよう生成する段階と、
    を備える、請求項1から6の何れか1項に記載の方法。
  8. 前記第1のデータユニットは、低帯域幅モードで送信されるべき低帯域幅モードのデータユニットであり、
    前記第2のデータユニットは、通常モードで送信されるべき通常モードのデータユニットである、請求項7に記載の方法。
  9. 前記第3のセットのOFDMシンボルを生成する段階は、
    第3のOFDMシンボルと第4のOFDMシンボルとを少なくとも生成する段階を含み、
    前記第3のOFDMシンボルに対して決定された複数のパイロットトーン貢献シーケンス値は、前記第4のOFDMシンボルについて決定された対応する複数のパイロットトーン貢献シーケンス値と同じである、請求項7に記載の方法。
  10. 前記第3のパイロットマッピング関数に応じてOFDMシンボルに対する複数のパイロットトーン貢献シーケンス値を決定する段階は、少なくとも部分的に、前記OFDMシンボルに対応しているOFDMシンボルインデックスに基づく、請求項7に記載の方法。
  11. ネットワークインタフェースを備える装置であって、
    前記ネットワークインタフェースは、
    パイロットトーン極性シーケンス及びパイロットマッピング関数を利用して、第1のセットの直交周波数分割多重シンボル(OFDMシンボル)に対する複数のパイロットトーン貢献シーケンス値を決定し、前記第1のセットのOFDMシンボルは、データユニットの信号フィールドに含められるべきものであり、
    前記ネットワークインタフェースは、
    前記パイロットトーン極性シーケンス及び前記パイロットマッピング関数を利用して、第2のセットのOFDMシンボルに対する複数のパイロットトーン貢献シーケンス値を決定し、前記第2のセットのOFDMシンボルは、前記データユニットのデータ部分に含められるべきものであり、i)前記パイロットトーン極性シーケンスは、OFDMシンボルインデックスに依存し、ii)前記パイロットマッピング関数は、前記OFDMシンボルインデックスの関数であり、
    前記ネットワークインタフェースは、
    前記第1のセットのOFDMシンボルに対して決定された前記複数のパイロットトーン貢献シーケンス値に基づいて変調された複数のパイロットトーンを含むように前記第1のセットのOFDMシンボルを生成し、
    前記第2のセットのOFDMシンボルに対して決定された前記複数のパイロットトーン貢献シーケンス値に基づいて変調された複数のパイロットトーンを含むように前記第2のセットのOFDMシンボルを生成し、
    前記信号フィールドを前記第1のセットのOFDMシンボルを含むよう生成し、
    前記データ部分を前記第2のセットのOFDMシンボルを含むよう生成し、
    前記データユニットを、(i)前記信号フィールド、(ii)前記データ部分、及び(iii)前記信号フィールドと前記データ部分との間の1つ又は複数のトレーニングフィールドのセットを少なくとも含むよう生成する、装置。
  12. 前記ネットワークインタフェースは、OFDMシンボルに対する複数のパイロットトーン貢献シーケンス値を、少なくとも部分的に、前記OFDMシンボルに対応しているOFDMシンボルインデックスに基づき決定する、請求項11に記載の装置。
  13. 前記ネットワークインタフェースは、前記第1のセットのOFDMシンボルを、少なくとも第1のOFDMシンボルと第2のOFDMシンボルとを少なくとも生成することにより生成し、
    前記第1のOFDMシンボルに対して決定された前記複数のパイロットトーン貢献シーケンス値の少なくとも幾つかは、前記第2のOFDMシンボルに対して決定された対応する前記複数のパイロットトーン貢献シーケンス値と異なる、請求項11又は12に記載の装置。
  14. 前記第1のセットのOFDMシンボルの各OFDMシンボルは、2つのパイロットトーンを含み、
    前記第2のセットのOFDMシンボルの各OFDMシンボルは、2つのパイロットトーンを含む、請求項11から13の何れか1項に記載の装置。
  15. 前記ネットワークインタフェースは、前記パイロットマッピング関数に従って複数のパイロットトーン貢献シーケンス値を、少なくとも(a) {1,-1}又は(b) {-1,1}を選択することによって決定し、(a)及び(b)の異なるほうが、連続してインデックス付けされる複数のOFDMシンボルに対して選択される、前記請求項14に記載の装置。
  16. 前記ネットワークインタフェースは更に、
    前記データユニットに複数のロングトレーニングフィールドを含め、
    前記複数のロングトレーニングフィールドをマッピングマトリックスを利用して複数の空間ストリームにマッピングし、
    前記第1のセットのOFDMシンボルの複数のパイロットトーンを、前記マッピングマトリックスの列を利用して複数の空間ストリームにマッピングし、前記複数のパイロットトーンを前記複数の空間ストリームにマッピングするために利用される前記マッピングマトリックスの前記列は、前記マッピングマトリックスの第1列であり、
    前記ネットワークインタフェースは更に、
    前記第2のセットのOFDMシンボルの複数のパイロットトーンを、前記マッピングマトリックスの前記列を利用して前記複数の空間ストリームにマッピングする、請求項11から15の何れか1項に記載の装置。
  17. 前記データユニットは、第1のデータユニットであり、前記パイロットトーン貢献シーケンスは、第1のパイロットトーン貢献シーケンスであり、
    前記ネットワークインタフェースは更に、
    第2のパイロットマッピング関数を利用して、第3のセットのOFDMシンボルに対する複数のパイロットトーン貢献シーケンス値を決定し、前記第3のセットのOFDMシンボルは、第2のデータユニットの信号フィールドに含められるべきものであり、
    前記ネットワークインタフェースは更に、
    第3のパイロットマッピング関数を利用して、第4のセットのOFDMシンボルに対する複数のパイロットトーン貢献シーケンス値を決定し、前記第4のセットのOFDMシンボルは、前記第2のデータユニットのデータ部分に含められるべきものであり、前記第3のパイロットマッピング関数は、前記第2のパイロットマッピング関数と異なり、
    前記ネットワークインタフェースは更に、前記第3のセットのOFDMシンボルを、前記第3のセットのOFDMシンボルについて決定された前記複数のパイロットトーン貢献シーケンス値に基づいて変調された複数のパイロットトーンを含むよう生成し、
    前記第4のセットのOFDMシンボルを、前記第4のセットのOFDMシンボルについて決定された前記複数のパイロットトーン貢献シーケンス値に基づいて変調された複数のパイロットトーンを含むよう生成し、
    前記第2のデータユニットの前記信号フィールドを、前記第3のセットのOFDMシンボルを含むよう生成し、
    前記第2のデータユニットの前記データ部分を、前記第4のセットのOFDMシンボルを含むよう生成し、
    前記第2のデータユニットを、前記第2のデータユニットの前記信号フィールドと前記第2のデータユニットの前記データ部分とを少なくとも含むよう生成する、請求項11に記載の装置。
  18. 前記第1のデータユニットは、低帯域幅モードで送信されるべき低帯域幅モードのデータユニットであり、
    前記第2のデータユニットは、通常モードで送信されるべき通常モードのデータユニットである、請求項17に記載の装置。
  19. 前記ネットワークインタフェースは、前記第3のセットのOFDMシンボルを、少なくとも第3のOFDMシンボルと第4のOFDMシンボルとを少なくとも生成することにより生成し、
    前記第3のOFDMシンボルに対して決定された複数のパイロットトーン貢献シーケンス値は、前記第4のOFDMシンボルについて決定された対応する複数のパイロットトーン貢献シーケンス値と同じである、請求項17に記載の装置。
  20. 前記第3のパイロットマッピング関数に応じてOFDMシンボルに対する複数のパイロットトーン貢献シーケンス値を決定することは、少なくとも部分的に、前記OFDMシンボルに対応しているOFDMシンボルインデックスに基づく請求項17に記載の装置。
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