JP6313098B2 - サーマルプリンタ - Google Patents

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Description

本発明は、長尺フィルムに印刷部を印刷するサーマルプリンタに関する。
従来より、移送される長尺フィルムに印刷部を印刷する印刷装置と、長尺フィルムの移送方向の印刷装置よりも下流側において長尺フィルムから袋体を形成する製袋部と、長尺フィルムの移送方向の製袋部よりも下流側において袋体に被充填物を充填する充填部と、を備える製袋充填機が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2012−206767号公報
特許文献1に記載の製袋充填機においては、長尺フィルムの移送方向の下流側における製袋充填に際し、空袋(被充填物が充填されていない状態の袋体)の発生を防止する等のため、長尺フィルムの移送速度が、停止を含む加減速制御されることがあり、長尺フィルムが不定速で移送される事となる。長尺フィルムが不定速に移送されると、長尺フィルムに安定した状態で印刷部を印刷することが困難である。
本発明は、不定速に移送される長尺フィルムに安定した状態で印刷部を印刷することができるサーマルプリンタを提供することを目的とする。
本発明は、上流側から下流側に向けて不定速で移送される長尺状の長尺フィルムに印刷部を印刷するサーマルプリンタであって、プリントヘッドと、前記プリントヘッドとの間に長尺フィルムを配置した状態で長尺フィルムの少なくとも一部を周面に巻き掛けながら回転可能な印字受けローラと、長尺フィルムを前記印字受けローラの上流側においてガイドする上流側ガイドローラと、長尺フィルムを前記印字受けローラの下流側においてガイドする下流側ガイドローラと、所定の離間方向に離間して配置され、前記上流側ガイドローラに向けて移送される長尺フィルムを前記上流側ガイドローラの上流側においてガイドする上流側移動ローラと、前記下流側ガイドローラから移送される長尺フィルムを前記下流側ガイドローラの下流側においてガイドする下流側移動ローラと、からなる一対の移動ローラと、前記印字受けローラを回転駆動可能なモータと、前記モータと前記印字受けローラとの間に設けられ、前記モータからの回転駆動力を前記印字受けローラに伝達する連結状態に又は前記印字受けローラに伝達しない非連結状態に切り替え可能なクラッチと、を備え、前記一対の移動ローラは、前記離間方向に直線的に一体的に移動可能であり、前記離間方向に直交する方向に視た場合において、前記一対の移動ローラの移動範囲は、前記上流側ガイドローラと前記下流側ガイドローラとの間の範囲であり、長尺フィルムを、前記上流側移動ローラ、前記上流側ガイドローラ、前記印字受けローラ、前記下流側ガイドローラ、前記下流側移動ローラの順に巻き掛け、前記一対の移動ローラが移動しても前記上流側移動ローラと前記下流側移動ローラとの間に巻き掛けられた長尺フィルムの長さが変化しないように配置され、長尺フィルムに印刷部を印刷する場合に、前記モータを回転駆動し且つ前記クラッチを前記連結状態に切り替えることで、前記モータからの回転駆動力により前記印字受けローラが回転駆動されて前記印字受けローラに巻き掛けられた長尺フィルムが上流側から下流側に向けて移送されることにより、前記一対の移動ローラは、前記印字受けローラから前記上流側移動ローラまでの長尺フィルムの長さが短くなる方向で且つ前記印字受けローラから前記下流側移動ローラまでの長尺フィルムの長さが長くなる方向に移動されるサーマルプリンタに関する。
また、前記一対の移動ローラの基準位置を検出可能なセンサを更に備え、長尺フィルムへ印刷部を印刷した後に、前記クラッチを前記連結状態に維持した状態で前記モータを停止させることで、長尺フィルムの移送に伴い、前記一対の移動ローラは、前記印字受けローラから前記上流側移動ローラまでの長尺フィルムの長さが長くなる方向で且つ前記印字受けローラから前記下流側移動ローラまでの長尺フィルムの長さが短くなる方向に移動され、前記センサにより基準位置が検出された場合に、前記一対の移動ローラを基準位置に停止させるように、前記クラッチを前記連結状態から前記非連結状態に切り替えることが好ましい。
本発明によれば、不定速に移送される長尺フィルムに安定した状態で印刷部を印刷することができるサーマルプリンタを提供することができる。
本発明の一実施形態に係るサーマルプリンタ1の全体構成を説明する側面図である。 本発明の一実施形態に係るサーマルプリンタ1の全体構成を説明する側面図であって、一方側の側板91を取り外した状態の側面図である。 本発明の一実施形態に係るサーマルプリンタ1を上方側から視た図である。 本発明の一実施形態に係るサーマルプリンタ1をX方向のX2側から視た図である。 図1のA−A1線断面図である。 図2に示すサーマルプリンタ1の状態から、サーマルヘッド21が押圧位置に移動した状態を示す図であって、印刷動作の開始時の状態を示す図である。 図6に示すサーマルプリンタ1の状態から、一対の移動ローラ63,64がX方向のX2側に移動した状態を示す図であって、印刷範囲の終了時の状態を示す図である。 図7に示すサーマルプリンタ1の状態から、サーマルヘッド21が待機位置に移動した状態を示す図である。
以下、本発明の実施形態について、図1〜図8を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るサーマルプリンタ1の全体構成を説明する側面図である。図2は、本発明の一実施形態に係るサーマルプリンタ1の全体構成を説明する側面図であって、一方側の側板91を取り外した状態の側面図である。図3は、本発明の一実施形態に係るサーマルプリンタ1を上方側から視た図である。図4は、本発明の一実施形態に係るサーマルプリンタ1をX方向のX2側から視た図である。図5は、図1のA−A1線断面図である。図6は、図2に示すサーマルプリンタ1の状態から、サーマルヘッド21が押圧位置に移動した状態を示す図であって、印刷動作の開始時の状態を示す図である。図7は、図6に示すサーマルプリンタ1の状態から、一対の移動ローラ63,64がX方向のX2側に移動した状態を示す図であって、印刷範囲の終了時の状態を示す図である。図8は、図7に示すサーマルプリンタ1の状態から、サーマルヘッド21が待機位置に移動した状態を示す図である。
なお、以下の説明及び図面において、本実施形態においては、一対の移動ローラ63,64が離間する方向をX方向といい、X方向における一方側(図1〜図3、図5〜図8における右側)をX1側といい、X方向における他方側(図1〜図3、図5〜図8における左側)をX2側という。また、上下方向を上下方向Zといい、長尺フィルムFの幅方向であってX方向及びZ方向に直交する方向をY方向という。
本実施形態のサーマルプリンタ1は、例えば、製袋充填機(不図示)などにおける印刷工程に用いられる。製袋充填機とは、上流側から下流側に移送される長尺フィルムFについて、下流側において、袋体を形成し、袋体に被充填物を充填する機器である。
製袋充填機(不図示)においては、各工程を経て、長尺フィルムFにより袋体が形成される。製袋充填機における各工程としては、例えば、サーマルプリンタ1により印刷部を印刷する印刷工程や、サーマルプリンタ1により印刷された印刷部を検査する検査工程や、長尺フィルムFから袋体を形成する製袋工程や、袋体に被充填物を充填する充填工程などがある。本実施形態のサーマルプリンタ1は、例えば製袋充填機における印刷工程に使用され、製袋充填機(不図示)における長尺フィルムFの搬送経路の途中に配置される。
本実施形態のサーマルプリンタ1は、長尺フィルムFに印刷部を印刷しない場合には、長尺フィルムFは、製袋充填機(不図示)のフィルム搬送部(不図示)により、不定速に移送されている。長尺フィルムFは、長尺状に形成され、図1に示すように、サーマルプリンタ1の上流側(X方向のX2側)からサーマルプリンタ1に導入されて、サーマルプリンタ1を通り、サーマルプリンタ1の下流側(X方向のX1側)に排出される。長尺フィルムFは、移送方向Pにおけるサーマルプリンタ1の下流側において、例えば空袋(被充填物が充填されていない状態の袋体)の発生を防止する等のために停止されたり速度が低速になるため、不定速に移送される場合がある。本実施形態において、長尺フィルムFが不定速に移送されるとは、例えば、長尺フィルムFが停止と移送とが繰り返されて、長尺フィルムFの移送速度が定まっていないことを意味し、通常の移送速度で移送される長尺フィルムFの移送において、停止を含んでもよいし、通常の移送速度よりも低速の速度を含んでもよい。
また、サーマルプリンタ1は、長尺フィルムFに印刷部を印刷する場合には、上流側から下流側に向けて不定速で移送される長尺状の長尺フィルムFに印刷部を印刷する。
サーマルプリンタ1は、図1〜図4に示すように、プリンタ本体2と、一対の側板91,92と、印字受けローラとしてのプラテンローラ4と、ピンチローラ5と、上流側ガイドローラ61と、下流側ガイドローラ62と、一対の移動ローラ63,64と、移動機構部7と、モータ82と、クラッチ81と、センサ83と、を備える。
プリンタ本体2は、長尺フィルムFの搬送経路の途中において、長尺フィルムFの搬送経路に対して上方側に配置されている。プリンタ本体2は、図2及び図3に示すように、支持部23に保持されている。支持部23は、支持軸部24と、支持軸部24に移動可能に支持される移動部材25と、を有する。支持軸部24は、Y方向(長尺フィルムFの幅方向)に延びるように形成され、両端において、保持部材26,27(図4参照)に保持されている。移動部材25は、プリンタ本体2を保持する。移動部材25は、Y方向に移動可能に、支持軸部24に取り付けられている。
プリンタ本体2は、図1〜図3に示すように、リボン搬送機構3と、プリントヘッドとしてのサーマルヘッド21と、保持枠体22と、を備える。保持枠体22には、リボン搬送機構3及びサーマルヘッド21が保持されている。
サーマルヘッド21は、図1及び図2に示すように、リボン搬送機構3のインクリボンR及び長尺フィルムFを挟んで、プラテンローラ4に対向して配置される。サーマルヘッド21は、先端側が下方側に突出するように配置される。サーマルヘッド21は、上下方向Zに移動可能に構成される。サーマルヘッド21は、長尺フィルムFが上流側から下流側に向けて移動されることで、長尺フィルムFに、印刷部(不図示)を印刷する。
サーマルヘッド21は、図1及び図2に示すように、移送方向Pに移送される長尺フィルムFに対向して配置される。サーマルヘッド21は、プラテンローラ4に対して、プラテンローラ4から離間する待機位置(図2参照)又はプラテンローラ4を押圧する押圧位置(図6参照)に移動可能に構成される。
サーマルヘッド21は、その先端に複数の発熱素子を備える。サーマルヘッド21は、サーマルプリンタ1がサーマルヘッド21に通電させることにより、所望の発熱素子が発熱する。
リボン搬送機構3は、図1及び図2に示すように、巻回された未使用のインクリボンRを保持する原反側リボンホルダ31と、インクリボンRを巻き取る巻取側リボンホルダ32と、複数のガイドローラ33,34,35,36と、を備える。リボン搬送機構3は、原反側リボンホルダ31に巻回された未使用のインクリボンRをサーマルヘッド21へ向けて搬送すると共に、サーマルヘッド21に使用されたインクリボンRを巻取側リボンホルダ32へ向けて搬送する。複数のガイドローラ33,34,35,36は、原反側リボンホルダ31から巻取側リボンホルダ32に向かって搬送されるインクリボンRをガイドするローラである。
一対の側板91,92は、図3〜図5に示すように、プリンタ本体2の下方側であって長尺フィルムFの搬送経路において、Y方向(長尺フィルムFの幅方向)に離間して設けられている。一対の側板91,92には、プラテンローラ4、ピンチローラ5、上流側ガイドローラ61、下流側ガイドローラ62及び一対の移動ローラ63,64が保持されている。
プラテンローラ4は、図2に示すように、インクリボンR及び長尺フィルムFを挟んでサーマルヘッド21に対向して配置される。プラテンローラ4は、サーマルヘッド21との間に長尺フィルムFを配置した状態で、長尺フィルムFの少なくとも一部を周面に巻き掛けながら回転可能である。プラテンローラ4は、所定径の金属製芯金の周面にシリコーンゴム等の所定の弾性を有する素材による弾性層が形成され、所定外径の円柱状に形成されたローラである。プラテンローラ4は、プラテンローラ本体41と、プラテン軸部材42と、を有する。プラテン軸部材42は、一対の側板91,92に不図示の軸受を介して回転自在に支持されている。プラテンローラ4には、図4に示すように、後述するクラッチ81を介して、後述するモータ82が接続されている。
サーマルプリンタ1は、図2及び図6に示すように、サーマルヘッド21を、プラテンローラ4から離間する待機位置(図2参照)又はプラテンローラ4を押圧する押圧位置(図6参照)に移動可能に構成される。サーマルプリンタ1は、図2及び図6に示すように、サーマルヘッド21を、待機位置(図2参照)から、押圧位置(図6参照)に向かうように移動させることで、インクリボンRを、長尺フィルムF及びプラテンローラ4側に押圧する。そして、長尺フィルムFが搬送路を移動されることにより、プラテンローラ4の表面において、発熱した所望の発熱素子と接触したインクリボンRは、長尺フィルムFに接触した状態で移動される。これにより、サーマルプリンタ1は、インクリボンRに塗布されたインクを長尺フィルムFに接着させ、印刷部(不図示)を印刷する。
ピンチローラ5は、図2に示すように、プラテンローラ4のX方向のX1側に配置される。ピンチローラ5は、長尺フィルムFの移送方向Pにおいて、プラテンローラ4の下流側に、プラテンローラ4に近接して配置されている。ピンチローラ5の軸部材は、バネ部材51に付勢されて、プラテンローラ側に向けて押圧されている。ピンチローラ5は、バネ部材51に付勢されることにより、プラテンローラ4側に押圧され、長尺フィルムFを、プラテンローラ4の表面に向けて押圧する。ピンチローラ5は、長尺フィルムFがプラテンローラ4に巻き掛けられた状態で、長尺フィルムFをプラテンローラ4との間で挟み込んで、回転することにより、プラテンローラ4とともに、長尺フィルムFを移送方向Pに送り出す。
上流側ガイドローラ61及び下流側ガイドローラ62は、図2及び図3に示すように、X方向に離間して配置される。上流側ガイドローラ61は、X方向のX2側に配置され、長尺フィルムFをプラテンローラ4の上流側においてガイドする。下流側ガイドローラ62は、X方向のX1側に配置され、長尺フィルムFをプラテンローラ4の下流側においてガイドする。
一対の移動ローラ63,64は、図2、図3及び図5に示すように、X方向(所定の離間方向X)に離間して配置される。一対の移動ローラ63,64が離間するX方向は、上流側ガイドローラ61及び下流側ガイドローラ62が離間するX方向と平行である。一対の移動ローラ63,64は、上流側移動ローラ63と、下流側移動ローラ64と、からなる。
上流側移動ローラ63は、X方向のX2側に配置され、上流側ガイドローラ61に向けて移送される長尺フィルムFを上流側ガイドローラ61の上流側においてガイドする。下流側移動ローラ64は、図5に示すように、X方向のX1側に配置され、下流側ガイドローラ62から移送される長尺フィルムFを下流側ガイドローラ62の下流側においてガイドする。
上流側移動ローラ63及び下流側移動ローラ64のZ方向の上端部における接線は、上流側ガイドローラ61及び下流側ガイドローラ62の下端部における接線と一致する。つまり、上流側移動ローラ63から上流側ガイドローラ61までの間において、長尺フィルムFは、X方向に水平に移送される。また、下流側ガイドローラ62から下流側移動ローラ64までの間において、長尺フィルムFは、X方向に水平に移送される。
一対の移動ローラ63,64それぞれは、図5に示すように、移動ローラ本体631,641と、移動ローラ軸部材632,642と、を有する。
移動ローラ軸部材632,642は、Y方向に延びるように形成されている。移動ローラ本体631,641は、移動ローラ軸部材632,642に軸受631a,641aを介して回転可能に支持されている。
移動ローラ軸部材632,642の両端部それぞれには、円筒端部633,643が取り付けられている。移動ローラ軸部材632,642は、円筒端部633,643に軸受633a,643aを介して回転可能に支持されている。
一対の移動ローラ63,64は、連結部材65により連結されている。連結部材65は、X方向に延びて形成され、X方向に離間する一対の移動ローラ63,64を接続する。これにより、一対の移動ローラ63,64は、連結部材65に連結された状態で、X方向に一体的に移動可能である。
一対の移動ローラ63,64の両端部それぞれは、円筒端部633,643を介して、一対の側板91,92それぞれに形成される長孔911,921に挿通されている。長孔911,921は、一対の側板91,92それぞれに形成されており、Y方向に貫通すると共に、X方向に水平に直線状に延びている。一対の移動ローラ63,64は、長孔911,921に沿って、X方向に一体的に直線的に移動可能に構成されている。
以上のように上流側移動ローラ63、上流側ガイドローラ61、プラテンローラ4、ピンチローラ5、下流側ガイドローラ62及び下流側移動ローラ64が構成されることにより、長尺フィルムFを、上流側移動ローラ63、上流側ガイドローラ61、プラテンローラ4、下流側ガイドローラ62、下流側移動ローラ64の順に巻き掛ける。一対の移動ローラ63,64は、一対の移動ローラ63,64が移動しても、上流側移動ローラ63と下流側移動ローラ64との間に巻き掛けられた長尺フィルムFの長さが変化しないように配置される。
図2に示すように、長尺フィルムFは、サーマルプリンタ1において、次のように移送される。長尺フィルムFは、サーマルプリンタ1の下方側においてX方向のX2側から水平にサーマルプリンタ1に導入されて、水平方向に移送されて、上流側移動ローラ63の下端部から上流側移動ローラ63に導入される。上流側移動ローラ63の下端部に導入された長尺フィルムFは、上流側移動ローラ63の外周面を略半周巻き掛けられて、上流側移動ローラ63の上端部から上流側ガイドローラ61に向けてX方向のX1側からX2側に向けて水平に導出される。上流側移動ローラ63の上端部から導出された長尺フィルムFは、上流側ガイドローラ61の下端部から上流側ガイドローラ61に導入され、上流側ガイドローラ61の外周面を略半周巻き掛けられて、上流側ガイドローラ61の上端部からプラテンローラ4に向けてX方向のX2側からX1側に向かうにしたがって上方に直線状に向かうように傾斜して導出される。
上流側ガイドローラ61の上端部から導出された長尺フィルムFは、プラテンローラ4の上端部側からプラテンローラ4に導入され、プラテンローラ4の外周面に略4分の1周巻き掛けられて、プラテンローラ4のX1側の端部でピンチローラ5に挟み込まれる。プラテンローラ4とピンチローラ5とに挟み込まれた長尺フィルムFは、ピンチローラ5のX2側の端部から略4分の1周巻き掛けられて、ピンチローラ5の下端部から下流側ガイドローラ62に向けてX方向のX2側からX1側に向けて水平に導出される。ピンチローラ5の下端部から導出された長尺フィルムFは、下流側ガイドローラ62の上端部から下流側ガイドローラ62に導入され、下流側ガイドローラ62の外周面を略半周巻き掛けられて、下流側ガイドローラ62の下端部から下流側移動ローラ64に向けてX方向のX1側からX2側に向けて水平に導出される。下流側ガイドローラ62の下端部から導出された長尺フィルムFは、下流側移動ローラ64の上端部から下流側移動ローラ64に導入され、下流側移動ローラ64の外周面を略半周巻き掛けられて、下流側移動ローラ64の下端部からサーマルプリンタ1の外部に向けてX方向のX2側からX1側に向けて水平に導出される。
一対の移動ローラ63,64は、移動機構部7により、X方向に直線的に一体的に移動可能である。移動機構部7は、図2〜図5に示すように、Y方向に離間する一対の棒状部材71と、Y方向に離間する一対の転がり歯車72と、を有して構成される。
一対の転がり歯車72それぞれは、円形歯車により形成される。一対の転がり歯車72それぞれは、図5に示すように、下流側移動ローラ64の両端部よりも内側それぞれにおいて、下流側移動ローラ64の移動ローラ軸部材642に取り付けられている。一対の転がり歯車72それぞれは、一対の棒状部材71それぞれに噛み合いながら、X方向に移動可能である。
一対の棒状部材71それぞれは、X方向に延びる平板棒状に形成され、上部には、一対の転がり歯車72それぞれと噛み合う複数の歯が形成されている。一対の棒状部材71それぞれは、一対の側板91,92の内側において、下流側移動ローラ64の移動ローラ軸部材642に取り付けられた一対の転がり歯車72それぞれに噛み合うように、X方向に延びている。
以上のように移動機構部7が構成されることで、一対の移動ローラ63,64は、一対の転がり歯車72それぞれが一対の棒状部材71それぞれに噛み合いながらX方向に移動することで、X方向に直線的に一体的に移動する。
一対の移動ローラ63,64は、X方向(離間方向)に直交するZ方向に視た場合において、一対の移動ローラ63,64の移動範囲が、上流側ガイドローラ61と下流側ガイドローラ62との間の範囲となるように配置されている。具体的には、本実施形態においては、一対の移動ローラ63,64の移動範囲は、X方向において、第1移動位置XA1(図2参照)から第2移動位置XA2(図7参照)までの範囲となっており、下流側ガイドローラ62のX方向のX1側の外方端部の位置XB1と上流側ガイドローラ61のX方向のX2側の外方端部の位置XB2との間の範囲となっている。
なお、本実施形態においては、一対の移動ローラ63,64の移動範囲が、X方向において、上流側ガイドローラ61よりも内側に離間した位置から、下流側ガイドローラ62よりも内側に離間した位置の間となっているが、これに制限されない。一対の移動ローラ63,64の移動範囲は、上流側ガイドローラ61と下流側ガイドローラ62との間に範囲であればよく、本実施形態よりも、移動範囲を拡大した範囲としてもよい。
一対の移動ローラ63,64は、X方向に移動可能であるため、上流側移動ローラ63を基準として、上流側移動ローラ63の上流側の長尺フィルムFの速さよりも下流側の長尺フィルムFの速さが速い場合には、X方向のX2側に移動される。また、一対の移動ローラ63,64は、X方向に移動可能であるため、下流側移動ローラ64を基準として、下流側移動ローラ64の上流側の長尺フィルムFの速さよりも下流側の長尺フィルムFの速さが遅い場合には、X方向のX2側に移動される。つまり、製袋充填機(不図示)のフィルム搬送部(不図示)による長尺フィルムFの移送速度に対して、プラテンローラ4が回転駆動されて移送される長尺フィルムFの印刷速度が速い場合には、一対の移動ローラ63,64は、X方向のX2側に移動される。
一対の移動ローラ63,64は、X方向に移動可能であるため、上流側移動ローラ63を基準として、上流側移動ローラ63の上流側の長尺フィルムFの速さよりも下流側の長尺フィルムFの速さが遅い場合には、X方向のX1側に移動される。また、一対の移動ローラ63,64は、X方向に移動可能であるため、下流側移動ローラ64を基準として、下流側移動ローラ64の上流側の長尺フィルムFの速さよりも下流側の長尺フィルムFの速さが速い場合には、X方向のX1側に移動される。つまり、製袋充填機(不図示)のフィルム搬送部(不図示)による長尺フィルムFの移送速度に対して、プラテンローラ4が回転駆動されて移送される長尺フィルムFの印刷速度が遅い場合には、一対の移動ローラ63,64は、X方向のX1側に移動される。
モータ82は、図3及び図4に示すように、クラッチ81を介して、プラテンローラ4に接続されている。モータ82は、プラテンローラ4を回転駆動可能である。
クラッチ81は、モータ82とプラテンローラ4との間に設けられる。クラッチ81は、モータ82からの回転駆動力を、プラテンローラ4に伝達する連結状態に、又は、プラテンローラ4に伝達しない非連結状態に、切り替え可能である。本実施形態においては、クラッチ81は、電磁クラッチであり、不図示の制御部により制御される。
センサ83は、他方側の側板92側において、一対の移動ローラ63,64のX方向のX1側に配置される。センサ83は、X方向において、一対の移動ローラ63,64の基準位置X0を検出可能である。本実施形態においては、一対の移動ローラ63,64の基準位置X0は、図2に示すように、X方向のX1側に設定されている。また、一対の移動ローラ63,64が基準位置X0に位置するとは、例えば、下流側移動ローラ64の移動ローラ軸部材642の中心が、基準位置X0に位置することを意味する。そして、センサ83により一対の移動ローラ63,64の基準位置X0が検出された場合に、一対の移動ローラ63,64を基準位置X0に停止させるように、サーマルプリンタ1は、クラッチ81を連結状態から非連結状態に切り替える。センサ83としては、例えば、反射型のフォトセンサ等が用いられる。
次に、本発明に係るサーマルプリンタ1の動作について説明する。
長尺フィルムFに印刷部を印刷しない場合は、図2に示すように、サーマルヘッド21が待機位置に位置した状態で、クラッチ81の非連結状態を維持させる(クラッチ81を非連結状態に切り替える)。一対の移動ローラ63,64は、X方向のX1側において基準位置X0に位置している。クラッチ81が非連結状態にあるときには、プラテンローラ4は、モータ82と切り離されるため、巻き掛けられる長尺フィルムFが移動することで、長尺フィルムFの移動に伴って、長尺フィルムFの移動に従動して回転する。そして、上流側移動ローラ63、上流側ガイドローラ61、プラテンローラ4、ピンチローラ5、下流側ガイドローラ62及び下流側移動ローラ64は、長尺フィルムFの移送に伴って、従動して回転する。
これにより、クラッチ81が非連結状態にあるときには、製袋充填機(不図示)のフィルム搬送部(不図示)により移送される長尺フィルムFの移送速度と同じ速度で、長尺フィルムFは、上流側移動ローラ63、上流側ガイドローラ61、プラテンローラ4、ピンチローラ5、下流側ガイドローラ62、下流側移動ローラ64の順に、移送方向Pに移送される。
この状態においては、サーマルプリンタ1よりも下流側において、製袋の形成などの動作が行われるために、長尺フィルムFは、製袋充填機(不図示)のフィルム搬送部(不図示)に移送される移送速度と同じ速度で、不定速で移送される。なお、不定速には、通常の移送速度で移送される長尺フィルムFの移送において、停止を含んでもよいし、通常の移送速度よりも低速の速度を含んでもよい。
また、図2に示すように、長尺フィルムFに印刷部を印刷しない場合は、搬送経路のどの位置においても、長尺フィルムFの移送速度が、製袋充填機(不図示)のフィルム搬送部(不図示)に移送される移送速度と同じ速度である。そのため、一対の移動ローラ63,64は、基準位置X0に位置した状態を維持している。
ここで、長尺フィルムFに印刷部を印刷する動作について説明する。本実施形態においては、長尺フィルムFが移送方向Pのサーマルプリンタ1よりも下流側において、空袋(被充填物が充填されていない状態の袋体)の発生を防止する等のため、製袋充填機(不図示)のフィルム搬送部(不図示)により通常時の移送速度よりも低速になったり停止したりする。本実施形態においては、例えば、製袋充填機(不図示)のフィルム搬送部(不図示)により長尺フィルムFの移送が停止されているときに、長尺フィルムFへ印刷部を印刷する。
長尺フィルムFに印刷部を印刷する場合には、モータ82を回転駆動し且つクラッチ81を連結状態に切り替える。これにより、プラテンローラ4は、モータ82からの回転駆動力により回転駆動される。プラテンローラ4が回転されることにより、プラテンローラ4に巻き掛けられた長尺フィルムFが上流側から下流側に向けて移送され、長尺フィルムFは、プラテンローラ4の回転駆動力により、上流側移動ローラ63、上流側ガイドローラ61、プラテンローラ4、ピンチローラ5、下流側ガイドローラ62及び下流側移動ローラ64の順に移送方向Pに移送される。このようにして、プラテンローラ4に巻き掛けられた長尺フィルムFは、一定の印刷速度で移送される。そして、図6に示すように、サーマルヘッド21が押圧位置に移動されることで、長尺フィルムFが印刷速度で移送されることに伴って、印刷速度で移送される長尺フィルムFには、印刷部(不図示)が印刷される。
ここでは、製袋充填機(不図示)のフィルム搬送部(不図示)により長尺フィルムFの移送が停止されていても、プラテンローラ4を回転駆動することで、長尺フィルムFが一定の印刷速度で移送される。また、製袋充填機(不図示)のフィルム搬送部(不図示)による長尺フィルムFの移送速度に対して、プラテンローラ4が回転駆動されて移送される長尺フィルムFの印刷速度が速いため、一対の移動ローラ63,64が移動しても上流側移動ローラ63と下流側移動ローラ64との間に巻き掛けられた長尺フィルムの長さが変化しないように一対の移動ローラ63,64が配置されていることにより、プラテンローラ4から上流側移動ローラ63までの長尺フィルムFの長さが短くなる方向で、且つ、プラテンローラ4から下流側移動ローラ64までの長尺フィルムFの長さが長くなる方向に、移動される。
つまり、図6に示す状態から図7に示す状態になるように、一対の移動ローラ63,64は、基準位置X0からX方向のX2側に移動されていく。これにより、長尺フィルムFの移送速度と印刷速度との速度差を吸収し、一対の移動ローラ63,64が移動しても上流側移動ローラ63、上流側ガイドローラ61、プラテンローラ4、ピンチローラ5、下流側ガイドローラ62及び下流側移動ローラ64に至るまでの長さが変化しないように一対の移動ローラ63,64が配置されているため、本発明に係るサーマルプリンタ1における長尺フィルムFの印刷時の移送制御を、製袋充填機(不図示)のフィルム搬送部(不図示)による長尺フィルムFの移送制御から切り離すことができる。
このように、長尺フィルムFに印刷部を印刷する場合には、製袋充填機(不図示)のフィルム搬送部(不図示)により移送される長尺フィルムFの移送速度に関わらず、例えば製袋充填機(不図示)のフィルム搬送部(不図示)による長尺フィルムFの移動が停止している場合に、長尺フィルムFを一定の印刷速度で移送することができる。これにより、不定速に移送される長尺フィルムFに対して、安定した状態で印刷部を印刷することができる。
次に、図8に示すように、長尺フィルムFへの印刷部の印刷が終了した時点で、サーマルヘッド21を待機位置に位置させる。また、クラッチ81を連結状態に維持した状態で、モータ82を停止させる。そのため、プラテンローラ4は、モータ82の負荷により停止のブレーキがかかった状態で、回転が停止している状態である。
その後、製袋充填機(不図示)のフィルム搬送部(不図示)による長尺フィルムFの移送が再開され、長尺フィルムFが移送方向に移送される。この状態においては、プラテンローラ4の回転が停止しているため、上流側移動ローラ63と下流側移動ローラ64との間の搬送路においては、長尺フィルムFは停止状態である。
クラッチ81が連結状態で且つモータ82が停止されると、製袋充填機(不図示)のフィルム搬送部(不図示)による長尺フィルムFの移送に伴い、製袋充填機(不図示)のフィルム搬送部(不図示)による長尺フィルムFの移送速度に対して、プラテンローラ4が回転駆動されて移送される長尺フィルムFの印刷速度が遅いため、一対の移動ローラ63,64は、プラテンローラ4から上流側移動ローラ63までの長尺フィルムFの長さが長くなる方向で、且つ、プラテンローラ4から下流側移動ローラ64までの長尺フィルムFの長さが短くなる方向に移動される。これにより、一対の移動ローラ63,64は、図8に示すX方向のX2側の位置から、X方向のX1側の基準位置X0側(図2参照)に移動される。
その後、センサ83により一対の移動ローラ63,64の基準位置X0が検出されることにより、サーマルプリンタ1は、クラッチ81を連結状態から非連結状態に切り替えて、図2に示すように、一対の移動ローラ63,64を基準位置X0に停止させる。これにより、一対の移動ローラ63,64を、印刷開始時と同じ基準位置X0に戻すことができ、長尺フィルムFにおける印刷部の印刷位置を正確に把握することができる。
以上のようなサーマルプリンタ1は、長尺フィルムFに印刷部を印刷する場合に、長尺フィルムFへ印刷部を印刷する際の長尺フィルムFの移送制御を、長尺フィルムFを不定速で移送させる不図示のフィルム搬送部による移送制御から切り離して、長尺フィルムFを印刷速度で移送させることができるため、長尺フィルムFに印刷部を安定して印刷することができる。
本実施形態のサーマルプリンタ1によれば、例えば、以下の効果が奏される。
本実施形態のサーマルプリンタ1は、不定速で移送される長尺状の長尺フィルムFに印刷部を印刷するサーマルプリンタ1であって、サーマルヘッド21と、プラテンローラ4と、上流側ガイドローラ61と、下流側ガイドローラ62と、X方向(離間方向)に直線的に一体的に移動可能な移動ローラ63,64と、プラテンローラ4を回転駆動可能なモータ82と、モータ82からの回転駆動力をプラテンローラ4に伝達する連結状態に又はプラテンローラ4に伝達しない非連結状態に切り替え可能なクラッチ81と、を備え、一対の移動ローラ63,64が移動しても上流側移動ローラ63と下流側移動ローラ64との間に巻き掛けられた長尺フィルムFの長さが変化しないように配置され、長尺フィルムFに印刷部を印刷する場合に、モータ82を回転駆動し且つクラッチ81を連結状態に切り替えることで、モータ82からの回転駆動力によりプラテンローラ4が回転駆動されてプラテンローラ4に巻き掛けられた長尺フィルムFが上流側から下流側に向けて移送されることにより、プラテンローラ4から上流側移動ローラ63までの長尺フィルムFの長さが短くなる方向で且つプラテンローラ4から下流側移動ローラ64までの長尺フィルムFの長さが長くなる方向に移動される。
そのため、長尺フィルムFに印刷部を印刷する場合に、長尺フィルムFへ印刷部を印刷する際の長尺フィルムFの移送制御を、長尺フィルムFを不定速で移送させるフィルム搬送部(不図示)の移送の制御から切り離して、長尺フィルムFを印刷速度で移送させることができる。従って、長尺フィルムFに印刷部を安定して印刷することができる。
また、本実施形態のサーマルプリンタ1においては、長尺フィルムFへ印刷部を印刷した後に、クラッチ81を連結状態に維持した状態でモータ82を停止させることで、長尺フィルムFの移送に伴い、一対の移動ローラ63,64は、プラテンローラ4から上流側移動ローラ63までの長尺フィルムFの長さが長くなる方向で且つプラテンローラ4から下流側移動ローラ64までの長尺フィルムFの長さが短くなる方向に移動され、センサ83により基準位置X0が検出された場合に、一対の移動ローラ63,64を基準位置X0に停止させるように、クラッチ81を連結状態から非連結状態に切り替える。そのため、一対の移動ローラ63,64を、印刷開始時と同じ位置に戻すことができ、長尺フィルムFにおける印刷部の印刷位置を正確に把握することができる。これにより、長尺フィルムFに複数の印刷部を印刷する場合においても、複数の印刷部それぞれを印刷位置に正確に印刷することができる。
以上、好適な実施形態について説明したが、本発明は前述した実施形態に限定されることなく種々の形態で実施することができる。
例えば、前記実施形態においては、本発明のサーマルプリンタ1を、製袋充填機に設けたが、これに制限されない。本発明のサーマルプリンタ1は、不定速に移送される長尺フィルムに印刷するように構成されていればよく、本発明のサーマルプリンタ1を、例えば、長尺フィルムを間欠的に移送して被包装物を包装する包装機に設けてもよい。
1 サーマルプリンタ
4 プラテンローラ(印字受けローラ)
21 サーマルヘッド(プリントヘッド)
61 上流側ガイドローラ
62 下流側ガイドローラ
63 上流側移動ローラ
64 下流側移動ローラ
63,64 一対の移動ローラ
81 クラッチ
82 モータ
83 センサ
F 長尺フィルム
X0 基準位置

Claims (2)

  1. 上流側から下流側に向けて不定速で移送される長尺状の長尺フィルムに印刷部を印刷するサーマルプリンタであって、
    プリントヘッドと、
    前記プリントヘッドとの間に長尺フィルムを配置した状態で長尺フィルムの少なくとも一部を周面に巻き掛けながら回転可能な印字受けローラと、
    長尺フィルムを前記印字受けローラの上流側においてガイドする上流側ガイドローラと、
    長尺フィルムを前記印字受けローラの下流側においてガイドする下流側ガイドローラと、
    所定の離間方向に離間して配置され、前記上流側ガイドローラに向けて移送される長尺フィルムを前記上流側ガイドローラの上流側においてガイドする上流側移動ローラと、前記下流側ガイドローラから移送される長尺フィルムを前記下流側ガイドローラの下流側においてガイドする下流側移動ローラと、からなる一対の移動ローラと、
    前記印字受けローラを回転駆動可能なモータと、
    前記モータと前記印字受けローラとの間に設けられ、前記モータからの回転駆動力を前記印字受けローラに伝達する連結状態に又は前記印字受けローラに伝達しない非連結状態に切り替え可能なクラッチと、を備え、
    前記一対の移動ローラは、前記離間方向に直線的に一体的に移動可能であり、前記離間方向に直交する方向に視た場合において、前記一対の移動ローラの移動範囲は、前記上流側ガイドローラと前記下流側ガイドローラとの間の範囲であり、長尺フィルムを、前記上流側移動ローラ、前記上流側ガイドローラ、前記印字受けローラ、前記下流側ガイドローラ、前記下流側移動ローラの順に巻き掛け、前記一対の移動ローラが移動しても前記上流側移動ローラと前記下流側移動ローラとの間に巻き掛けられた長尺フィルムの長さが変化しないように配置され、
    長尺フィルムに印刷部を印刷する場合に、前記モータを回転駆動し且つ前記クラッチを前記連結状態に切り替えることで、前記モータからの回転駆動力により前記印字受けローラが回転駆動されて前記印字受けローラに巻き掛けられた長尺フィルムが上流側から下流側に向けて移送されることにより、前記一対の移動ローラは、前記印字受けローラから前記上流側移動ローラまでの長尺フィルムの長さが短くなる方向で且つ前記印字受けローラから前記下流側移動ローラまでの長尺フィルムの長さが長くなる方向に移動されるサーマルプリンタ。
  2. 前記一対の移動ローラの基準位置を検出可能なセンサを更に備え、
    長尺フィルムへ印刷部を印刷した後に、前記クラッチを前記連結状態に維持した状態で前記モータを停止させることで、長尺フィルムの移送に伴い、前記一対の移動ローラは、前記印字受けローラから前記上流側移動ローラまでの長尺フィルムの長さが長くなる方向で且つ前記印字受けローラから前記下流側移動ローラまでの長尺フィルムの長さが短くなる方向に移動され、
    前記センサにより基準位置が検出された場合に、前記一対の移動ローラを基準位置に停止させるように、前記クラッチを前記連結状態から前記非連結状態に切り替える、請求項1に記載のサーマルプリンタ。
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