JP3533343B2 - ラインサーマルヘッド印字装置 - Google Patents
ラインサーマルヘッド印字装置Info
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Description
物上の所定間隔毎の印字箇所に対して、静置されたライ
ンサーマルヘッドに通電することによって印字を行うよ
うにした印字装置の改良に関する。 【0002】 【従来の技術】近年、包装物に対しては製造年月日、賞
味期限、製造連番など印字対象物毎に異なる文字や記号
を表示することが求められる事が多い。このような場
合、ラインサーマルヘッドを用いて印字対象物に印字を
行うことが広く行われている。ラインサーマルヘッドを
用いて印字対象物上に印字を行う場合は、微小ヒータの
集合体であるラインサーマルヘッドの或る特定ドットに
通電し発生する熱で印字が行われる。 【0003】ラインサーマルヘッドを用いて印字対象物
上に印字を行う印字装置には、印字対象物が停止してい
る間にラインサーマルヘッドを動かして印字を行う間欠
型と呼ばれる装置と、ラインサーマルヘッドを静置して
印字対象物の移動に合わせて印字を行う連続型と呼ばれ
る装置とがある。 【0004】間欠型の装置では、印字対象物が停止して
いる間に印字するため、印字装置の設置場所と印字対象
物が停止した所が印字位置となるように、どちらか一方
を調節して位置合わせを行なわなければならない。 【0005】一方、連続型の装置においては、フィルム
継ぎなどのために印字対象フィルムの移動が停止したと
きに、印字装置の設置場所と印字箇所とが重ならないよ
うにする機構が必要になる。なぜならば、もしも印字装
置の設置場所と印字箇所とが合致した位置で印字対象フ
ィルムの移動が停止すると、フィルム継ぎなどのために
印字対象フィルムに変位が生ずるので、フィルムが再移
動を始めて印字を開始したときに印字箇所がずれてしま
うという問題を生ずるからである。 【0006】また、連続型において、端面型やコーナエ
ッジ型ラインサーマルヘッドを使用した印字装置によっ
て、熱時剥離タイプの熱転写リボンテープを使用して印
字を行うようにしたものでは、或る所定速度以下では鮮
明な印字ができない。従ってこの場合は、印字位置での
印字速度がその所定速度以下になると、その位置は印字
位置としては不適当な所となり、印字を避けなければな
らなかった。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】前項で説明したよう
に、従来のラインサーマルヘッドを用いた連続型の印字
装置では、印字対象フィルムの移動が停止又は或る所定
の速度以下になったときに、印字装置の設置場所と印字
対象フィルム上の印字箇所とが重ならないようにするメ
カニズムが必要になる。 【0008】本発明は、ラインサーマルヘッドを用いた
連続型の印字装置において、印字対象フィルムの移動が
停止したときに、印字装置の設置場所と印字対象フィル
ム上の印字箇所とが重なったままとならないように構成
したサーマルヘッドを用いた印字装置を提供することを
課題としている。 【0009】また、本発明は、サーマルヘッドを用いた
連続型の印字装置において、印字対象フィルムの移動が
所定の速度以下になったときも鮮明な印字が行なわれる
ようにした印字装置を提供することを課題としている。 【0010】 【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明による印字装置では、印字対象物上の印字箇
所が前記ラインサーマルヘッドによる印字位置に来た時
に印字対象物が停止又は或る所定の速度以下になると前
記印字位置にある印字対象物の印字箇所を前記所定の速
度以上で強制的に移動させ当該印字箇所に対する印字を
完了させる印字対象物移動装置を設けた構成を採用す
る。 【0011】本発明による印字装置では、前記したよう
に印字対象物が停止又は所定の速度以下となった状態で
印字対象物上の印字箇所とラインサーマルヘッドの静置
位置とが合致しているときは、印字位置にある印字対象
物の印字箇所を印字対象物移動装置によって前記所定速
度以上で強制的に移動させて印字を完了するように構成
されていて、その印字箇所に対する印字を完了してしま
うので、停止したあと印字対象物が再び変位されても印
字には全く影響を生じない。また、送り速度の低下が印
字品質を劣化させることもない。 【0012】このように本発明によれば、非常停止など
により印字対象物の移動が停止されても、印字装置の設
置場所と印字対象物上の印字箇所とが重ならない状態に
されて停止され、また、印字対象物の送りが所定速度以
下になったときには印字対象物は鮮明な印字を行うに必
要な速度で送られる。以上のように、本発明によれば、
印字信号に合わせて機構的に印字位置を調整する機構を
必要としない構造簡単な印字装置が提供される。 【0013】 【発明の実施の形態】以下、本発明による印字装置を図
示した実施形態により具体的に説明する。先ず図1に示
す本実施形態による装置の構成について説明する。図1
において、1は所定位置に印字を行うべき包材フィルム
を示している。2は、熱転写リボンテープを示し、原反
軸3から巻き戻されて巻取り軸4に巻き取られる。この
熱転写リボンテープ2はプラテン板5の上で包材フィル
ム1と重ねられて必要量だけ走行される。6はインクリ
メント型ロータリエンコーダで、熱転写リボンテープ2
の移動量を検出する。 【0014】7はラインサーマルヘッドを示し、このラ
インサーマルヘッド7は、移動されている包材フィルム
1に対して静置された状態で印字を行う連続型として構
成されている。8はインクリメント型ロータリエンコー
ダで、包材フィルム1の移動量を検出するために配設さ
れている。ロータリエンコーダ8で検出された包材フィ
ルム1の移動量に基づいて熱転写リボンテープ2の移動
量が制御されるよう構成されており、リボンテープ2の
移動量はロータリエンコーダ6でフィードバックされ
る。 【0015】9は包材フィルム移動装置を構成するアー
ムで、アーム9はその中央部のピン10の回りに適宜の
駆動手段によって回動されるように構成されている。ア
ーム9の両端には、それぞれダンサロールとして作動す
るロール11と12が回転自在に枢着されている。1
3、14は包材フィルム1に送りを与えるピンチロール
である。15はエアシリンダで、アーム9とリンク16
で連結されており、エアシリンダ15の伸縮によりアー
ム9はピン10を中心として揺動される。 【0016】図1に示した装置は以上の構成を有してお
り、次にその作動を説明する。前記したようにこの印字
装置は、移動されている包材フィルム1に静置状態のラ
インサーマルヘッド7で印字を行う連続型であり、包材
フィルム1が所定の速度で正常に移動している通常の状
態では、次のように印字が行われる。 【0017】ロータリエンコーダ8からの情報により包
材フィルム1が移動していると判断すると、その検出移
動速度と同じになるようにロータリエンコーダ6で検知
される熱転写リボンテープ2の移動速度を監視しながら
熱転写リボンテープ2の巻取軸4を回転させる。こうし
て包材フィルム1の移動と熱転写リボンテープ2の送り
を同期させたあと、包材フィルム1の印字箇所がライン
サーマルヘッド7の設置場所に来るとラインサーマルヘ
ッド7をプラテン板5に対して、印字を行うのに十分な
加圧を行ない、通電制御を行って熱転写印字を行う。 【0018】次に、非常停止など何らかの原因で包材フ
ィルム1の印字箇所が、ラインサーマルヘッド7の設置
位置に来た状態で、包材フィルム1の移動が停止ないし
は停止に近い状態にされ、それをロータリエンコーダ8
からの情報により判断すると、エアシリンダ15への給
排気ラインが開かれエアシリンダ15が作動される。エ
アシリンダ15が作動されると、リンク16を介してア
ーム9をピン10のまわり矢印方向に回動させる。この
アーム9の回動により包材フィルム1は所定速度で図の
左方向へ移動されラインサーマルヘッド7に通電されて
正常時と同様に印字が行われる。 【0019】なお、エアシリンダ15は、その動による
アーム9の回動により包材フィルム1が前記したように
所定速度となるよう変位速度が調節される。印字箇所へ
の印字が完了すると、エアシリンダ15は前記したと逆
方向に作動されアーム9はピン10のまわりに回動して
元の水平状態に戻される。 【0020】このように、包材フィルム1の印字箇所が
ラインサーマルヘッド7による印字位置に来た時に包材
フィルム1の移動が停止又は所定の速度以下になると、
包材フィルム1はアーム9等で構成したフィルム移動装
置によって所定速度で移動され、その印字箇所への印字
を完了してしまう。 【0021】以上、本発明を図示した実施形態に基づい
て具体的に説明したが、本発明がこれらの実施形態に限
定されず特許請求の範囲に示す本発明の範囲内で、その
具体的構造、構成に種々の変更を加えてよいことはいう
までもない。 【0022】例えば、前記実施形態では包材フィルムの
移動装置をアーム9とエアシリンダ15等で構成したも
のを示したが、これに限られるものではなく、包材フィ
ルムの印字箇所がラインサーマルヘッドの設置位置に来
た包材フィルムの送りが停止又は所定速度以下になる
と、その印字箇所への印字を完了させるだけ包材フィル
ムを所定速度で移動させうる機構であれば種々のものを
採用してよい。 【0023】 【発明の効果】以上のように、本発明の印字装置によれ
ば、印字対象物が停止又は所定速度以下となった状態で
印字対象物上の印字箇所とラインサーマルヘッドの静置
位置とが合致しているときは、印字対象物移動装置の作
動によって印字対象物を所定速度で移動させて印字を行
うように構成されていて、印字箇所に対する印字を完了
してしまうので、送り速度の低下により印字品質に影響
なく、また、停止の場合は停止のあと印字対象物が変位
されても印字には全く影響を生じない。 【0024】従って、本発明によれば、印字対象物の移
動が停止又は、所定速度以下になったときに印字装置の
設置場所と印字対象物上の印字箇所とが重ならないよう
に、印字信号に合わせて機構的に印字位置を調整する機
構を必要としない構造簡単な印字装置が提供される。
説明図。 【符号の説明】 1 包材フィルム 2 熱転写リボンテープ 3 原反軸 4 巻取軸 5 プラテン板 6 ロータリエンコーダ 7 ラインサーマルヘッド 8 ロータリエンコーダ 9 アーム 10 ピン 11 ダンサロール 12 ダンサロール 13 ピンチローラ 14 ピンチローラ 15 エアシリンダ 16 リンク
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 移動する印字対象物上の所定間隔毎の印
字箇所に対し、静置されたラインサーマルヘッドによっ
て印字を行うように構成した印字装置において、前記印
字箇所が前記ラインサーマルヘッドによる印字位置に来
た時に前記印字対象物が停止又は所定速度以下になる
と、前記印字位置にある印字箇所を前記所定速度以上で
強制的に移動させ当該印字箇所に対する印字を完了させ
る印字対象物移動装置を有することを特徴とするライン
サーマルヘッド印字装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19176099A JP3533343B2 (ja) | 1999-07-06 | 1999-07-06 | ラインサーマルヘッド印字装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19176099A JP3533343B2 (ja) | 1999-07-06 | 1999-07-06 | ラインサーマルヘッド印字装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001019245A JP2001019245A (ja) | 2001-01-23 |
JP3533343B2 true JP3533343B2 (ja) | 2004-05-31 |
Family
ID=16280065
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19176099A Expired - Lifetime JP3533343B2 (ja) | 1999-07-06 | 1999-07-06 | ラインサーマルヘッド印字装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3533343B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
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---|---|---|---|---|
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JP7070342B2 (ja) * | 2018-10-31 | 2022-05-18 | ブラザー工業株式会社 | 印刷システム |
JP7308372B1 (ja) * | 2023-03-30 | 2023-07-13 | イーデーエム株式会社 | サーマルプリンタ装置 |
-
1999
- 1999-07-06 JP JP19176099A patent/JP3533343B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
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