JP6312581B2 - 洗浄剤組成物 - Google Patents

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本発明は、脂肪酸塩を主剤とした洗浄剤において低温安定性に優れ、かつフォーマー容器から良好な泡が吐出され、かつその泡の持続性が良く、洗浄時に泡立ち、泡質に優れ、すすぎ時にぬめらずさっぱりとした感触となる皮膚洗浄剤に関する。
従来、皮膚洗浄剤は液状の洗浄剤を使用時に手やタオル、ネット等で泡立てて使用されてきた。近年では洗浄剤を泡状に吐出できるフォーマー容器が用いられている。これらは、容器外部から取り入れた空気と洗浄剤をディスペンサー内部で混合・発泡させ、ネットを通すことで、きめ細やかな泡をノズル先端から吐出させることができる。初めから泡で吐出されるので、利便性が高く、ボディーソープ、ハンドソープ、シャンプー、台所用洗浄剤など幅広い用途に用いられている。
多くの皮膚洗浄剤は、主な洗浄成分としてアルキルエーテル硫酸塩、脂肪酸塩、脂肪酸グルタミン酸塩、脂肪酸グリシン塩、脂肪酸アラニン塩などの陰イオン界面活性剤を1種類または2種類以上組み合わせて用いてきた。特に脂肪酸塩は、泡立ち、すすぎ性に優れるだけでなく、良好な生分解性能を有することから、洗浄剤の主剤として広く用いられている。
しかしながら、洗浄剤組成物の主な界面活性剤として脂肪酸塩を選択した場合、低温で沈殿が生じ、フォーマー容器で吐出したときに目詰まりを引き起こすことが問題であった。脂肪酸塩の低温安定性を向上させるために、両性界面活性剤または半界面活性剤を配合する方法(特許文献1) があるが、界面活性剤濃度が高く、粘性を持つ場合があり、多孔質体を通して泡を均質化する機構を持つフォーマー容器での吐出には不向きである。また、両性界面活性剤と特定の塩を併用させる方法(特許文献2)も提案されているが、同様に粘性を持つためフォーマー容器での吐出には不向きであり、さらに両性界面活性剤の種類や配合割合によってはすすぎ時にぬるつきを生じる等の問題点があった。低温安定性を担保し、かつフォーマー容器の吐出性に優れ、さらにすすぎ性にも優れた洗浄剤が求められる。
一方、フォーマー容器内部の多孔質体の目詰まりを改善させる手法として特定の界面活性剤に2価アルコールおよび/または低級1価アルコールを配合する方法(特許文献3,4)が、界面活性剤の低温安定性を改善する手法として界面活性剤成分と等量以上の2価アルコールを配合する方法(特許文献5)が提案されている。しかし、界面活性剤が10質量%以下の低濃度の洗浄剤の場合、2価アルコールを多量に配合すると泡の持続性に乏しく、手で洗浄部位を擦る過程で泡が消滅し、十分な泡立ちが得られない。特に、ハンドソープやフットソープなど凹凸の多い部分を洗浄する場合、洗浄箇所全体に泡を行き渡らせるために、泡が持続的に保持され、さらに泡立つ洗浄剤が求められる。
特許第4002622号公報 特開2004−331902号公報 特許第3562548号公報 特開2001−278777号公報 特許第4631378号公報
本発明は、脂肪酸塩を主剤とした洗浄剤において低温安定性に優れ、かつフォーマー容器から良好な泡が吐出され、かつその泡の持続性が良く、洗浄時に泡立ち、泡質に優れ、すすぎ時にぬめらずさっぱりとした感触となる皮膚洗浄剤を提供することを課題とする。
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、脂肪酸塩にラウリルジメチルアミノ酢酸ベタインおよび、2価アルコールを特定の配合で配合すると、上記の課題を解決し得ることを見出し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明は以下の通りである。
[1]下記(a)〜(c)、
(a)脂肪酸塩 2〜9質量%
(b)ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタインを0.5〜4質量%
(c)2価アルコールの1種類または2種類以上を1〜10質量%
を含有し、かつ、(a)成分と(b)成分の配合量の和(a)+(b)が3〜10質量%、配合量比(b)/(a)が0.1〜0.5である洗浄剤をフォーマー容器に充填したことを特徴とする皮膚洗浄剤組成物。
[2] 前記(a)成分の脂肪酸の塩がカリウム塩である前記[1]に記載の皮膚洗浄剤組成物。
[3]前記(c)成分として、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ヘキサンジオール、ジプロピレングリコールの内、少なくとも1種類を含有する前記[1]または前記[2]に記載の皮膚洗浄剤組成物。
本発明には、下記の態様の発明が含まれる:
[A]フォーマー容器から吐出される皮膚洗浄剤組成物であって、
下記(a)〜(c)成分を含有し、
(a)脂肪酸塩を2〜9質量%、
(b)ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタインを0.5〜4質量%、
(c)2価アルコールの1種類または2種類以上を1〜10質量%;
かつ、(a)成分と(b)成分の配合量(質量%)の和(a)+(b)が3〜10質量%、配合量比(b)/(a)が0.1〜0.5であることを特徴とする皮膚洗浄剤組成物
(但し、30℃において固形状のポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルまたはモノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタンを含有する液体洗浄剤組成物を除く)。
[B]フォーマー容器から吐出される皮膚洗浄剤組成物であって、
下記(a)〜(c)成分を含有し、
(a)脂肪酸塩を2〜9質量%、
(b)ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタインを0.5〜4質量%、
(c)2価アルコールの1種類または2種類以上を1〜10質量%;
かつ、(a)成分と(b)成分の配合量(質量%)の和(a)+(b)が3〜10質量%、配合量比(b)/(a)が0.1〜0.5であり、
上記(b)ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタインは皮膚洗浄剤組成物中に含有する唯一のベタイン型両性界面活性剤であることを特徴とする皮膚洗浄剤組成物。
[C]前記(a)成分の脂肪酸塩が脂肪酸のカリウム塩である[A]または[B]に記載の皮膚洗浄剤組成物。
[D]前記(c)成分として、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ヘキサンジオール、及びジプロピレングリコールよりなる群から選択される少なくとも1種類を含有する[A]〜[C]のいずれかに記載の皮膚洗浄剤組成物。
[E]さらに、3価以上の多価アルコール、非イオン界面活性剤、及びアニオン界面活性剤からなる群より選択される少なくとも1種を含有する、[A]〜[D]のいずれかに記載する皮膚洗浄剤組成物。
本発明の皮膚洗浄剤は、脂肪酸塩を主剤とした洗浄剤において低温安定性に優れ、かつフォーマー容器から良好な泡が吐出され、かつその泡の持続性が良く、洗浄時に泡立ち、泡質に優れ、すすぎ時にぬめらずさっぱりとした感触となるという効果を奏する。
以下、本発明について詳述する。
本発明の洗浄剤に使用する(a)成分は脂肪酸塩で、洗浄剤の泡立ちに寄与し、すすぎ時のさっぱりとした使用感を付与する。使用する脂肪酸塩は中和法にて脂肪酸とアルカリを加熱混合して生成させても、けん化法で油脂とアルカリを加熱混合してもよい。脂肪酸は、飽和脂肪酸でも不飽和脂肪酸でもよく、飽和脂肪酸が好ましい。その炭素数は12〜16が好ましい。具体例としては、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、それら2種類以上の混合物があげられる。油脂はどのような由来のものでもよく、植物由来のものが好ましい。具体例としては、ヤシ油、パーム核油が好ましい。脂肪酸の塩としては、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属塩、アンモニウム塩、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等のアルカノールアミン塩、アルギニンなどがあげられる。これらの中でも泡質に優れ、汎用性の高いカリウム塩が好ましい。脂肪酸塩の配合量は洗浄剤の組成物の総質量に対し、2〜9質量%で好ましくは4〜8質量%がよい。配合量が2質量%未満では十分な泡立ちが得られず、9質量%より多いとフォーマー容器で吐出したとき、均一で良好な泡が吐出できず、経時的にポンプの目詰まりを引き起こす。
本発明の洗浄剤に使用する(b)成分はベタイン型両性界面活性剤の一つであるラウリルジメチルアミノ酢酸ベタインである。ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタインは4級アンモニウムを有するベタイン型両性界面活性剤の一つである。ベタイン型両性界面活性剤にはラウリルジメチルアミノ酢酸ベタインの他にアルキルジメチルアミノ酢酸ベタインや脂肪酸アミドプロピルベタインなどがあり、皮膚洗浄剤にも多く使われており、刺激の緩和、起泡性や泡の持続性を向上させる効果が知られている。ベタイン型両面活性剤の中でも特にラウリルジメチルアミノ酢酸ベタインのみ、石けん成分の低温安定性を向上させ、石けんのすすぎ時のさっぱりとした感触を阻害しにくい効果、泡質をさらに高める効果がある。配合量は洗浄剤の組成物の総質量に対し、0.5〜4質量%、好ましくは1〜3質量%がよい。0.5質量%より少ない場合、低温安定性が悪く、低温で白濁沈殿を生じる。4質量%より多い場合、すすぎ時のさっぱりとした感触が損なわれる。ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタインにはリカビオンA−100(新日本理化株式会社)、NIKKOL AM−301(日光ケミカルズ株式会社)等として市販されているものを使用することができる。
本発明の洗浄剤に使用する(c)成分は、2価アルコールである。皮膚洗浄剤に汎用されているどのようなものでもよく、これらの中でもプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ヘキサンジオール、ジプロピレングリコールが最も良い。1種類を使用しても2種類以上を併用してもよい。2価アルコールは、界面活性剤の低温での析出やフォーマー容器の目詰まりを抑制し、防腐効果を付与することが知られているが、本発明においてはさらに、フォーマー容器で吐出したときに良好な泡を形成し、泡立てるとキメの細かいなめらかな感触の泡を形成できることに寄与する。配合量は洗浄剤の組成物の総質量に対し1〜10質量%、好ましくは1〜5質量%がよい。配合量が1質量%未満の場合、十分な泡質付与効果が得られず、さらに低温安定性が悪く白色沈殿を生じる。配合量が10質量%より多い場合、界面活性剤本来の起泡性を阻害し、十分な泡量が得られない。
本発明の洗浄剤において、(a)成分と(b)成分の配合量の和(a)+(b)は3〜10質量%がよい。3質量%より少ない場合、洗浄剤として十分な泡立ちが得られないほか、氷点下以下に保存した場合、容易に凍結する。また、10質量%より多い場合はやや液に粘性があり、フォーマー容器で吐出したとき、泡が不均一できめの悪い泡となる。さらにすすぎ時にぬめりを感じ、すすぎ時間に多くの時間を要する。
本発明の洗浄剤において、(a)成分に対する(b)成分の配合量の比(b)/(a)は0.1〜0.5がよい。0.1より少ない場合、低温安定性が悪く、低温で白濁沈殿を生じる。0.5より多い場合、すすぎ時にさっぱりとした感触が損なわれる。
保湿目的にグリセリン、ポリグリセリンなどの3価以上の多価アルコール、エタノール、イソプロピルアルコール等の低級アルコール、皮膚刺激緩和や泡質の改良の目的でポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリアルキルグルコシド等の非イオン界面活性剤、ココイルグルタミン酸ナトリウム、ココイルアラニンNa等のアニオン界面活性剤、その他、クエン酸、リンゴ酸等のpH調整剤、イソプロピルメチルフェノール、パラクロロメタキシレノールなどの殺菌剤、防腐剤、キレート剤、紫外線吸収剤、動植物由来の天然エキス、色素および香料等を配合可能である。
本発明の洗浄剤組成物に使用する各配合成分は、市販品もしくは公知の方法で製造して使用してもよい。本発明の洗浄剤組成物は、常法にしたがって、上記の各成分と必要に応じて配合する添加剤を所定量の水と撹拌・混合することにより調製される。
本発明の洗浄剤組成物を起泡させるために使用するフォーマー容器は、スクイズ式、ポンプ式、モーター式などの方法で、本発明の洗浄剤組成物と外部から取り入れた空気をディスペンサー内部に設けた泡生成部で混合し、発泡させ、多孔体を通して均質化し、きめ細やかな泡をノズル先端から一定量吐出する機構を有する物を使用できる。特にポンプ式、モーター式が好ましい。ポンプ式は手動でポンプを押し下げる、またはセンサーで感知させ自動にてポンプ部分を動かし、泡生成部に液を吸い上げる機構を有する。モーター式はセンサー等で感知してモーターを作動させ、泡生成部に液を吸い上げる機構を有する。多孔体としては、ネット、スポンジ等が挙げられるが、目詰まり解消の点からネットを用いることが好ましい。ネットのメッシュとしては100〜400メッシュのものを単数または複数組み合わせて用いることが好ましい。
本発明の洗浄剤組成物は、従来のフォーマー容器に用いられる洗浄剤と同様にして使用でき、例えば、洗顔フォーム、クレンジングフォーム、シェーピングフォーム、ハンドソープ、フットソープ、ボディーソープ等に使用できる。
以下、実施例と比較例を示して、本発明をより具体的に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
[実施例1〜9、比較例1〜8]
表1〜3に示す各成分を常法に従って撹拌・混合することにより、実施例1〜9、比較例1〜8の各洗浄剤組成物を調製し、それぞれについて性能評価を行った。
評価項目と評価方法は以下の通りであり、評価結果は表1,2,3に示す。
1.低温安定性の評価
各洗浄剤組成物をPET製のサンプル瓶50mLに充填し、−5±2℃に保たれた恒温槽にて1ヵ月保存した。外観の変化がない場合は○、白濁沈殿した場合は×とした。
2.吐出性の評価
各洗浄物を手動ポンプ式フォーマー容器で吐出して、目視で泡の評価を行い、起泡性に優れ、かつキメが細かい泡であるか観察した。起泡性に優れ、きめ細かい泡が吐出された場合は○、十分に起泡されず、キメの粗い泡が吐出された場合は×とした。
3.手洗い時の官能評価
ヤシ油カリ石けんで予備洗いした後、各洗浄剤組成物を手動式フォーマー容器で2回吐出して手に取り、手洗いを20秒行い、10秒すすいだ。10名の被験者が、泡立ち・泡質、ぬめりを評価し、優れていると回答した人数を調査した。
評価基準(泡立ち・泡質・泡の持続性)
◎:泡の持続性・泡立ちに優れ、キメの細かいなめらかな泡であると答えた人が9人以上
○:泡の持続性・泡立ちに優れ、キメの細かいなめらかな泡であると答えた人が5〜8人
×:泡の持続性・泡立ちに優れ、キメの細かいなめらかな泡であると答えた人が4名以下
評価基準(すすぎ時のぬめり)
◎:すすぎ時にぬめらないと答えた人が9人以上
○:すすぎ時にぬめらないと答えた人が5〜8人
×:すすぎ時にぬめらないと答えた人が4名以下
Figure 0006312581
実施例1より本発明の泡状洗浄剤は低温安定性に優れ、吐出性、泡立ち、すすぎの良さに優れていた。一方、(b)成分を含まず、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン以外のベタイン系両性界面活性剤に代替した比較例1、2、3は低温安定性に乏しく、白濁した。泡の持続性がなく、泡立ち・泡質に劣ると答えた人が多かった。
Figure 0006312581
実施例2〜6より本発明の泡状洗浄剤は低温安定性に優れ、吐出性、泡立ち、すすぎの良さに優れていた。一方、(b)/(a)が2.3の比較例4はすすぎ性が悪く、ぬめりを感じる人が多かった。(a)成分が15質量%含まれている比較例5はやや液に粘性があり、吐出時の泡が不均一できめの悪い泡となった。泡立ちも悪く、濃度の濃い液が手に残るため、すすぎ時もさっぱりとした洗い心地を得られなかった。 (c)成分が配合されていない比較例6は−5℃において石けん分が析出し、白濁沈殿が生じた。泡質が十分でないと答える人が多かった。 (c)成分が多く含まれている比較例7は泡立てるとキメが細かい泡が得られるが、泡立ちが十分ではないため、手洗い時に手全体に十分な泡立ちを行き渡らすことができず、使用感が悪いと答える人が多かった。
Figure 0006312581
実施例7〜9より本発明の泡状洗浄剤は低温安定性に優れ、吐出性、泡立ち、すすぎの良さに優れていた。その他の成分として非イオン界面活性剤やアニオン界面活性剤を配合した場合においても影響が見られなかった。一方で、(b)成分を配合せず、非イオン界面活性剤のみである比較例8は低温安定性に乏しかった。
低温安定性に優れ、かつフォーマー容器から良好な泡が吐出され、かつその泡の持続性が良く、洗浄時に泡立ち、泡質に優れ、すすぎ時にぬめらずさっぱりとした感触を有する脂肪酸塩を主剤とした洗浄剤に適用できる。

Claims (5)

  1. フォーマー容器から吐出される皮膚洗浄剤組成物であって、
    下記(a)〜(c)成分を含有し、
    (a)脂肪酸塩を2〜9質量%、
    (b)ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタインを0.5〜4質量%、
    (c)2価アルコールの1種類または2種類以上の総量が1〜10質量%、そのうちプロピレングリコール及びジプロピレングリコールの総量が1〜3質量%であり
    かつ、(a)成分と(b)成分の配合量(質量%)の和(a)+(b)が3〜10質量%、配合量比(b)/(a)が0.1〜0.5であることを特徴とする皮膚洗浄剤組成物(但し、30℃において固形状のポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルまたはモノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタンを含有する液体洗浄剤組成物を除く)。
  2. フォーマー容器から吐出される皮膚洗浄剤組成物であって、
    下記(a)〜(c)成分を含有し、
    (a)脂肪酸塩を2〜9質量%、
    (b)ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタインを0.5〜4質量%、
    (c)2価アルコールの1種類または2種類以上の総量が1〜10質量%、そのうちプロピレングリコール及びジプロピレングリコールの総量が1〜3質量%であり
    かつ、(a)成分と(b)成分の配合量(質量%)の和(a)+(b)が3〜10質量%、配合量比(b)/(a)が0.1〜0.5であり、
    上記(b)ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタインは皮膚洗浄剤組成物中に含有する唯一のベタイン型両性界面活性剤であることを特徴とする皮膚洗浄剤組成物。
  3. 前記(a)成分の脂肪酸塩が脂肪酸のカリウム塩である請求項1または2に記載の皮膚洗浄剤組成物。
  4. 前記(c)成分として、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ヘキサンジオール、及びジプロピレングリコールよりなる群から選択される少なくとも1種類を含有する請求項1〜3のいずれかに記載の皮膚洗浄剤組成物。
  5. さらに、3価以上の多価アルコール、非イオン界面活性剤、及びアニオン界面活性剤からなる群より選択される少なくとも1種を含有する、請求項1〜4のいずれかに記載する皮膚洗浄剤組成物。
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