JP6312474B2 - 車両用電源システム - Google Patents

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Description

本発明は、車両に搭載されるべき車両用電源システムに関する。
近年、48V電源を使用したモータジェネレータで回生やアシストの効果を高めるマイルドハイブリッド車が注目されている。マイルドハイブリッド車は、ストロングハイブリッド車よりもコストを抑えることができる。48V電源と、補機用の既存の12V電源とはDC−DCコンバータを介して電気的に接続される構成が一般的である。
特開2014−14270号公報
DC−DCコンバータで電圧を変換する際には熱が発生する。特に車載用途では大電流が流れることがあるため大きな発熱を伴う場合がある。従ってDC−DCコンバータの冷却機構が必要となるが、低コストが求められるマイルドハイブリッド車では冷却機構も効率性が求められる。
本発明はこうした状況に鑑みなされたものであり、その目的は、車両用電源システムのDC−DCコンバータを効率的に冷却する技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の車両用電源システムは、モータジェネレータに接続された高圧蓄電部と、前記高圧蓄電部より電圧が低い低圧蓄電部が接続される経路と、前記高圧蓄電部が接続される経路との間に設けられたDC−DCコンバータと、前記高圧蓄電部と前記DC−DCコンバータを、同じ冷却媒体で冷却する冷却機構と、を備える。
本発明によれば、車両用電源システムのDC−DCコンバータを効率的に冷却できる。
本発明の実施の形態に係る車載用蓄電システムを説明するための図である。 5Ahのリチウムイオン電池と25Ahのリチウムイオン電池のI−V特性を示す図である。 25Ahのリチウムイオン電池のI−V特性を示す図である。 図1のリチウムイオン電池及び双方向DC−DCコンバータの冷却機構を説明するための概要図である。
図1は、本発明の実施の形態に係る車両100の電装系の概略構成を示す図である。本実施の形態ではマイルドハイブリッドタイプの車両100を想定する。ハイブリッドカーには大別すると、ストロングハイブリッドタイプとマイルドハイブリッドタイプがある。ストロングハイブリッドタイプは比較的大型の二次電池とモータを搭載し、エンジンが停止した状態でも二次電池に蓄えられたエネルギーで走行できるタイプである。マイルドハイブリッドタイプは比較的小型の二次電池とモータを搭載し、原則的にエンジンが停止した状態では走行せず、二次電池に蓄電されたエネルギーで主にパワーアシストするタイプである。マイルドハイブリッドタイプは、燃費はストロングハイブリッドタイプに及ばないが、構造が簡単で比較的低コストで構成できる。マイルドハイブリッドタイプでは一般に、パラレル方式が採用される。パラレル方式はエンジンとモータの両方で車輪を駆動可能な方式である。一方、シリアル方式は、エンジンで発電したエネルギーを二次電池に蓄え、専らモータで車輪を駆動する方式である。
図1に示す車両100は、電源システム10、モータジェネレータ20、48V系負荷30、鉛電池40、12V系負荷50、スタータ60、第2スイッチS2及びオルタネータ70を備える。電源システム10は、リチウムイオン電池11、第1スイッチS1、抵抗R1、双方向DC−DCコンバータ12及び制御装置13を備える。制御装置13は、電圧電流検出回路14、処理部15、記憶部16及び駆動回路17を含む。リチウムイオン電池11、モータジェネレータ20及び48V系負荷30は、48V系電流経路Phに接続される。鉛電池40、12V系負荷50、スタータ60及びオルタネータ70は、12V系電流経路Plに接続される。双方向DC−DCコンバータ12は、12V系電流経路Plと48V系電流経路Phとの間に設けられる。
図1に示す車両100は動力源として図示しないエンジンと、モータジェネレータ20を備える。モータジェネレータ20は、モータとオルタネータを統合したものであり、モータとして機能する力行モードと発電機として機能する回生モードを切替可能な構成である。モータジェネレータ20は例えば、小型の三相交流同期モータで構成される。力行モードではモータジェネレータ20は、リチウムイオン電池11、又は双方向DC−DCコンバータ12を介して鉛電池40から供給される電力をもとに回転し、車両100の発進および加速のアシストを行う。なお低速領域ではモータジェネレータ20の駆動力のみで自走できるモードが設定されてもよい。また回生モードでは、車両の減速エネルギーにもとづく回転により発電し、発電した電力を48V系電流経路Phに出力する。
オルタネータ70は、図示しないエンジンのトルクにより発電し、発電した電力を12V系電流経路Plに出力する。スタータ60は、第2スイッチS2を介して12V系電流経路Plに接続される。第2スイッチS2にはリレー、IGBT、MOSFET等を用いることができる。スタータ60はエンジン始動用モータである。運転者の操作により図示しないイグニッションスイッチがオンされたとき、又はアイドリングストップの状態から復帰する場合、図示しないECU(Electronic Control Unit)からの制御信号にもとづき第2スイッチS2がターンオンする。図示しないエンジンが始動すると第2スイッチS2はターンオフする。
車両100内には、モータジェネレータ20及びスタータ60以外にも各種の負荷(補機)が設けられる。例えばヘッドライト、エアコン、デフォッガ、オーディオ、メータ、ストップランプ、フォグランプ、ウィンカ、パワーステアリング、パワーウインドウ、エンジン電装品などの負荷が設けられる。従来の12V系電源しか存在しないシステムでは、全ての負荷が12V系に接続されていた。これに対して本実施の形態のように48V系電源を搭載するシステムでは、消費電力が大きい負荷(例えば、エアコン)を48V系電源に接続することができる。これにより、消費電力が大きい負荷の電流値を下げることができる。車両メーカの設計者は、車両100内の各種負荷のそれぞれを、12V系電流経路Plに接続するか、48V系電流経路Phに接続するかを適宜選択できる。本実施の形態では12V系電流経路Plに接続する負荷を12V系負荷50、48V系電流経路Phに接続する負荷を48V系負荷30と表記している。
鉛電池40は、代表電圧2.0Vの鉛電池セルが6個直列接続されて構成され、主にスタータ60及び12V系負荷50に給電するための電池である。
本実施の形態に係るリチウムイオン電池11は、正極活物質材料にNCM三元系リチウム遷移金属化合物、負極活物質材料に黒鉛を使用している。リチウムイオン電池11は、代表電圧3.6〜3.7Vのリチウムイオン電池セルが12個または13個直列接続されて構成される。
各リチウムイオン電池セルの充放電可能な使用電圧範囲は2.0V〜4.3Vに設定される。従って12個直列接続された場合のリチウムイオン電池11の使用電圧範囲は24.0〜51.6Vになり、13個直列接続された場合のリチウムイオン電池11の使用電圧範囲は26.0V〜55.9Vとなる。60V以下では厳格な絶縁処理が不要であるため上限電圧を60V以下に抑えている。放電時の電力を大きくするという観点では13直列を採用すべきであるが、充電電圧を抑えてリチウムイオン電池11を保護するという観点では12直列を採用すべきである。設計者は各国の事情等を踏まえ適宜選択できる。リチウムイオン電池11の容量は20Ah以上、より好ましくは25Ah以上に設計される。
リチウムイオン電池11と48V系電流経路Phとの間に、第1スイッチS1が接続される。第1スイッチS1にはリレー、IGBT、MOSFET等を用いることができる。リチウムイオン電池11と直列に抵抗R1が接続される。抵抗R1は、リチウムイオン電池11に流れる電流を検出するためのシャント抵抗である。なお抵抗R1の代わりにホール素子を用いてもよい。
制御装置13の電圧電流検出回路14は、リチウムイオン電池11の各セルのそれぞれの電圧を検出する。電圧電流検出回路14は、検出した各セル電圧値を処理部15に出力する。また電圧電流検出回路14は、抵抗R1の両端電圧を検出して、検出した両端電圧に対応する電流値を処理部15に出力する。電圧電流検出回路14は、専用のカスタムICであるASIC(Application Specific Integrated Circuit)で構成できる。
処理部15は、記憶部16と連携してリチウムイオン電池11を管理制御するための処理を実行する。処理部15はCPUで構成でき、記憶部16はROM、RAMで構成できる。処理部15は、図示しないCAN(Controller Area Network)を介してECUと通信可能である。
処理部15は、電圧電流検出回路14により検出された電圧値および/または電流値をもとに、リチウムイオン電池11のSOCを推定する。SOCは例えば、OCV(Open Circuit Voltage)法または電流積算法により推定できる。これらの推定方法は一般的な技術であるため、その詳細な説明は省略する。
処理部15は、推定したSOCおよび/またはECUからの指示信号に基づき、第1スイッチS1のオン/オフを制御するための制御信号を生成する。また処理部15は、推定したSOCおよび/またはECUからの指示信号に基づき、双方向DC−DCコンバータ12の稼働/停止を制御するための制御信号を生成する。それらの制御信号は駆動回路17に出力される。駆動回路17は処理部15からの制御信号をもとに、第1スイッチS1をオン/オフするための駆動信号、及び双方向DC−DCコンバータ12のスイッチング素子をオン/オフするための駆動信号を生成する。
本実施の形態では48V系電源としてリチウムイオン電池を使用している。リチウムイオン電池は、鉛電池と比較して過充電や過放電に弱く、それを防止するための保護機能が必要である。リチウムイオン電池は、HEV用途ではSOC範囲が20〜80%の範囲で使用されることが一般的である。またPHEVやEV用途では10〜95%の範囲で使用されることが一般的である。本実施の形態ではリチウムイオン電池11を原則的に30〜70%のSOC範囲で使用する。これにより過充電、過放電を回避し、より安全な運用が可能となる。
図2は、5Ahのリチウムイオン電池と25Ahのリチウムイオン電池のI−V特性を示す図である。図2(a)は−30℃の環境下でリチウムイオン電池から1秒間、放電した場合のI−V特性を示し、図2(b)は−30℃の環境下でリチウムイオン電池から10秒間、放電した場合のI−V特性を示している。
上述のように本実施の形態では、20Ah以上のリチウムイオン電池11を使用する。以下、25Ahのリチウムイオン電池を使用することを想定する。25Ahのリチウムイオン電池のSOC50%のI−V特性と、5Ahのリチウムイオン電池のSOC80%のI−V特性は、ほぼ等しくなる。即ち、25Ahのリチウムイオン電池にSOC50%を確保しておけば、5Ahのリチウムイオン電池のSOC80%に相当する電力を負荷に供給できることになる。
上述のように本実施の形態では、リチウムイオン電池11の使用SOC範囲を原則的に30〜70%に設定している。低SOC領域を使用しないことで十分に蓄えられているエネルギーを、12V系電流経路Plに接続された負荷のバックアップ電源として確保する。特にスタータ60のバックアップ電源として確保する。車両100が停車した状態でスタータ60を起動できなくなると、エンジンを始動するのが困難になる。
実施の形態に係るリチウムイオン電池11のSOCの下限設定値は、12V系電流経路Plに接続された負荷のバックアップ電源として確保すべきSOC以上に設定される。具体的には、スタータ60を稼働させるに必要なSOC以上に設定される。本実施の形態では、−28℃の環境下で1秒間稼働するのに必要な電力が3.0kWのスタータ60を使用している。従って−28℃の環境下で3.0kW以上の電力を供給できるSOCをリチウムイオン電池11に確保しておく必要がある。
図3は、25Ahのリチウムイオン電池のI−V特性を示す図である。図3には、−30℃の環境下でSOC30%の状態から1秒間、放電する場合のI−V特性を示している。この状態のリチウムイオン電池から125Aの電流で放電した場合、セル電圧は2.0〜2.5Vになる。12直列の構成では24.0〜30.0Vの放電電圧となり、12直列の使用電圧範囲の24.0〜51.6Vに収まる。13直列の構成では26.0〜32.5Vの放電電圧となり、13直列の使用電圧範囲の26.0V〜55.9Vに収まる。
12直列の構成で125Aの電流、24.0Vの電圧で放電した場合、3.0kWの電力を負荷に供給できる。13直列の構成では、より大きな電力を負荷に供給できる。従って本実施の形態では、25Ahのリチウムイオン電池11のSOCを30%以上に保つことにより、スタータ60を稼働させるためのバックアップ電源をリチウムイオン電池11に確保できる。
処理部15は、リチウムイオン電池11のSOCが下限設定値(本実施の形態では30%)を下回ると、第1スイッチS1をオフさせるための制御信号を生成して駆動回路17に出力する。駆動回路17は、第1スイッチS1をオフさせるための駆動信号を生成して第1スイッチS1に供給する。これにより第1スイッチS1がターンオフする。
上述の構成にて48V系電流経路Phには、250A以上の大電流が流れることがある。マイルドハイブリッドタイプは、ストロングハイブリッドタイプよりモータジェネレータ20の電圧が低くなるため、負荷が大きくなるとストロングハイブリッドタイプより大電流が流れる。その場合、双方向DC−DCコンバータ12及びリチウムイオン電池11の発熱も大きくなる。双方向DC−DCコンバータ12の温度が100℃付近まで上昇することもある。従って双方向DC−DCコンバータ12及びリチウムイオン電池11の冷却装置が必要となる。
本実施の形態では、リチウムイオン電池11と双方向DC−DCコンバータ12を同一の筐体に収納して一体化し、同一の冷却媒体で冷却する。これにより、電源システム10を省スペース化でき、部品削減によるコストダウンも可能となる。本実施の形態では、空冷方式でリチウムイオン電池11と双方向DC−DCコンバータ12を冷却することを想定する。
図4は、図1のリチウムイオン電池11及び双方向DC−DCコンバータ12の冷却機構を説明するための概要図である。図4は、リチウムイオン電池11と双方向DC−DCコンバータ12と制御装置13を上面から見た図である。図4のリチウムイオン電池11は、複数(図4では13個)の角形のリチウムイオン電池セル111〜1113が連結された組電池で構成されている。複数のリチウムイオン電池セル111〜1113のそれぞれの間には図示しないセパレータが設けられ、各セル間に送風用の隙間202〜213が確保されている。また、複数のリチウムイオン電池セル111〜1113の配列方向の両端面には、図示しないエンドプレートがそれぞれ設けられ、複数のリチウムイオン電池セル111〜1113は両端面からバインドされる。
複数の隙間202〜213に直交する当該組電池の一方の面に、冷却媒体の供給路201が設けられる。供給路201は送風機200に連結し、送風機200から流入する冷却媒体を複数の隙間202〜213に送り込む。これにより複数のリチウムイオン電池セル111〜1113が冷却される。
複数の隙間202〜213に直交する、当該組電池の供給路201が設けられる面と反対側の面に、冷却媒体の排出路214が設けられる。排出路214は、供給路201から複数の隙間202〜213に送り込まれた冷却媒体を回収する。回収された冷却媒体は、複数のリチウムイオン電池セル111〜1113の熱により、複数の隙間202〜213に送り込まれる前より温度が上がっている。
双方向DC−DCコンバータ12は、当該組電池の排出路214が設けられる面の側に配置される。双方向DC−DCコンバータ12は筐体に収納されており、当該筐体の吸気口と、当該組電池の排出路214の排気口とが連結路215で連結されている。排出路214で複数の隙間202〜213から回収された冷却媒体は、連結路215を経由して双方向DC−DCコンバータ12の筐体内に送り出される。これにより双方向DC−DCコンバータ12が冷却される。
上述のように双方向DC−DCコンバータ12は最大で100℃近辺まで温度が上昇することがある。一方、リチウムイオン電池11は最大でも70℃近辺までしか温度が上昇しない。双方向DC−DCコンバータ12の最適な動作温度範囲は機種により異なるが、25〜75℃である。
双方向DC−DCコンバータ12とリチウムイオン電池11を同じ冷却媒体で冷却する場合、双方向DC−DCコンバータ12を先に冷却すると、リチウムイオン電池11を十分に冷却できない温度まで上昇してしまう可能性がある。一方、リチウムイオン電池11を先に冷却しても、双方向DC−DCコンバータ12を十分に冷却できない温度までは上昇しない。以上の知見を踏まえ図4では冷却媒体の経路を、リチウムイオン電池11→双方向DC−DCコンバータ12の順に設計している。
制御装置13の回路基板を、上記組電池の供給路201が設けられる面の側に配置する。即ち、双方向DC−DCコンバータ12と制御装置13を、リチウムイオン電池11を間に挟んで配置する。双方向DC−DCコンバータ12は、絶縁トランスの一次側にブリッジ回路を設ける回路構成が一般的であり、当該ブリッジ回路は複数のスイッチング素子を備える。当該複数のスイッチング素子のデューティ比または位相差が制御されることにより、出力電圧または出力電流が制御される。当該複数のスイッチング素子のスイッチング時にスイッチングノイズが発生する。このノイズにより、制御装置13内のASICやCPUが誤動作する可能性がある。
本実施の形態では両者の間にリチウムイオン電池11を挟むことにより、リチウムイオン電池11をノイズシールドとして活用する。制御装置13と双方向DC−DCコンバータ12の距離を離したり、両者の間に専用の絶縁シールドを設けることによりノイズの影響を低減できるが、前者は配置スペースの増加につながり、後者はコスト増につながる。
以上説明したように本実施の形態によれば、リチウムイオン電池11と双方向DC−DCコンバータ12の冷却機構を共通にすることにより、電源システム10を省スペース化でき、部品削減によるコストダウンを図ることができる。またリチウムイオン電池11→双方向DC−DCコンバータ12の順番で冷却することにより、途中で冷却媒体の温度が上昇しすぎて冷却効果がなくなることを防止できる。また制御装置13と双方向DC−DCコンバータ12を、リチウムイオン電池11を挟んで配置することにより、双方向DC−DCコンバータ12から発生するスイッチングノイズの制御装置13への影響を低減できる。
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。こられ実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
上述の実施の形態では空冷方式の冷却機構を説明したが、液冷方式の冷却機構でもリチウムイオン電池11→双方向DC−DCコンバータ12の順番で冷却するための経路を設ける点で両者に違いはない。
また上述の実施の形態では、双方向DC−DCコンバータ12を上記組電池の排出路214が設けられる面の側に配置したが、これは連結路215を短くするための配置であり、その配置に限定されない。例えば、双方向DC−DCコンバータ12を上記組電池の供給路201が設けられる面の側に配置してもよい。その場合、制御装置13の回路基板は、上記組電池の排出路214が設けられる面の側に配置する。この配置でもリチウムイオン電池11をノイズシールドとして活用できる。
また上述の実施の形態では低圧蓄電部として12Vの鉛電池40、高圧蓄電部として48Vのリチウムイオン電池11を使用する例を説明した。この構成は一例であり、その構成に限定されるものではない。例えば、高圧蓄電部に36Vのリチウムイオン電池を使用してもよい。また高圧蓄電部にリチウムイオン電池ではなく、ニッケル水素電池、電気二重層コンデンサ等の他の蓄電装置を使用してもよい。また低圧蓄電部に24Vの鉛電池を使用してもよい。また低圧蓄電部に鉛電池ではなく、ニッケル水素電池、リチウムイオン電池、電気二重層コンデンサ等の他の蓄電装置を使用してもよい。
また上述の実施の形態に係る車両100にて、オルタネータ70を設けない構成も可能である。この場合、モータジェネレータ20の力行モードの機会を限定し、減速時以外にもエンジンのトルクにより発電する必要がある。例えば、モータアシストを発進時および加速時に限定し、速度変化が一定の範囲に収まる定速時にはモータジェネレータ20は、エンジンのトルクにより発電する。この構成では、双方向DC−DCコンバータ12は、ほぼ常に動作し、鉛電池40はモータジェネレータ20により発電された電力を充電する。
100 車両、 10 電源システム、 20 モータジェネレータ、 30 48V系負荷、 40 鉛電池、 50 12V系負荷、 60 スタータ、 70 オルタネータ、 11 リチウムイオン電池、 12 双方向DC−DCコンバータ、 13 制御装置、 14 電圧電流検出回路、 15 処理部、 16 記憶部、 17 駆動回路、 S1 第1スイッチ、 S2 第2スイッチ、 R1 抵抗、 Pl 12V系電流経路、 Ph 48V系電流経路、 111〜1113 リチウムイオン電池セル、 200 送風機、 201 供給路、 202〜213 隙間、 214 排出路、 215 連結路。

Claims (3)

  1. モータジェネレータに接続された高圧蓄電部であって、複数の電池セルが連結された組電池で構成されており、前記組電池の電池セル間には隙間が設けられている、該高圧蓄電部と、
    前記高圧蓄電部より電圧が低い低圧蓄電部が接続される経路と、前記高圧蓄電部が接続される経路との間に設けられたDC−DCコンバータと、
    前記高圧蓄電部と前記DC−DCコンバータを、同じ冷却媒体で冷却する冷却機構であって、前記組電池の複数の前記隙間に直交する一方の面に設けられる冷却媒体の供給路と、その反対の面に設けられる、前記供給路から前記複数の隙間に送り込まれた冷却媒体を回収する排出路と、前記排出路から前記DC−DCコンバータに冷却媒体を送り出す連結路と、を有している、該冷却機構と、
    前記高圧蓄電部を管理制御する制御装置であって、前記高圧蓄電部のそれぞれの電池セルの電圧を検出するICと、前記DC−DCコンバータを制御する制御信号を生成する処理部と、を含んでいる、該制御装置と、
    を備え
    前記DC−DCコンバータは、前記組電池の前記排出路が設けられる面の側に配置されると共に、前記DC−DCコンバータと前記排出路の間に、前記排出路を区画する壁面が位置しており、
    前記制御装置は、前記組電池の前記供給路が設けられる面の側に配置されることを特徴とすることを特徴とする車両用電源システム。
  2. 前記低圧蓄電部は、代表電圧2.0Vの鉛電池セルが6個直列接続されて構成され、
    前記高圧蓄電部は、代表電圧3.6〜3.7Vのリチウムイオン電池セルが12個直列接続されて構成され、使用電圧範囲が24.0〜51.6Vに設定されることを特徴とする請求項1に記載の車両用電源システム。
  3. 前記低圧蓄電部は、代表電圧2.0Vの鉛電池セルが6個直列接続されて構成され、
    前記高圧蓄電部は、代表電圧3.6〜3.7Vのリチウムイオン電池セルが13個直列接続されて構成され、使用電圧範囲が26.0〜55.9Vに設定されることを特徴とする請求項1に記載の車両用電源システム。
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