JP6312201B2 - 電流信号生成回路、電流信号生成icチップ - Google Patents

電流信号生成回路、電流信号生成icチップ Download PDF

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Description

本発明は、出力される電流の特性を制御する電流信号生成回路及び、電流信号生成回路を使った電流信号生成ICチップに関する。
従来から、車両センサ及び車両状態を決定する制御装置や車両センサを用いたシステムが知られている。この車両センサに用いられている無線式のセンサも知られている。車両センサにより車両ホイールまたは車両タイヤの回転数等が測定され、車両センサによって記録された測定値が、ホイールの回転数等を表すデータメッセージに処理され、さらに無線式の車両センサは、データメッセージを無線で送信する。
例えば、特許文献1には、車両センサ及び車両状態を決定する制御装置および少なくとも1つの車両センサを有するシステムに関する構成が記載されている。特許文献1に記載の車両センサは、ケーブル接続データ伝送のためのインタフェースを有し、インタフェースは、電気式または光学式に実施することが可能なケーブルにより、車両センサと制御装置とをデータ伝送のために接続する。このようなケーブル接続データ伝送では、いわゆるPSI5(Peripheral Sensor Interface 5)を適用している。PS15によれば、所要のデータ伝送レート、組み込み条件及びコストに応じて、他のケーブル接続伝送も可能である。また、ケーブル接続データ伝送も単方向または双方向に実施することができる。
また、特許文献2には、センサ装置と、回転角度に対する信号及び回転トルクに対する信号を供給するための方法が記載されている。特許文献2に記載された方法では、センサ素子に対してデジタルインターフェース用のPSI5プロトコルが用いられている。
なお、回転速度センサ以外にも、磁気センサを利用した車載用のリニアホールICも同様にPSI5通信する形態がある。PSI5等の通信では、センサ信号を出力する回路には、電流を出力信号として出力することが要求され、特に、近年では、車両に搭載されて通信を行う際に、出力電流の立上り、立下りの傾きを高精度で制御することが要求されている。
また、PSI5のほかに、DSI(Distributed System Interface)においても、電流を出力信号として出力することが要求される。
従来の技術では、一定の傾きを持った電圧を生成し、生成された電圧を電流に変換する。図10は、一定の傾きを持った電圧を生成する公知のローパスフィルタの回路を例示した図である。図10に示した回路は、端子903と端子904との間に抵抗素子901及びコンデンサ902を接続し、コンデンサ902の他端を基準電圧Vssに接続して構成されている。図10に示した回路は、端子903から入力された電流出力指示信号Vinに対して時定数RCを持つ出力信号Voutが端子904から出力される。
特表2012−528032号公報 特開2013−142699号公報
しかし、図10に示した回路に設けられた抵抗素子901やコンデンサ902といった素子は、特性にばらつきを有している。抵抗素子901やコンデンサ902の特性のばらつきは、電流を出力する回路の特性のばらつきの原因になる。このため、図10に示した回路は、出力電流の出力特性の制御に課題を残していた。
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、素子の特性のばらつきによらず、電流の出力特性を制御することが可能な電流信号生成回路及び電流信号生成ICチップを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の電流信号生成回路の一態様は、基準電流を生成する基準電流源と、前記基準電流に基づいて出力電流を生成して出力する複数の出力電流源と、前記出力電流源に設けられ、前記出力電流を出力するか否かを切り替える複数の切替回路と、複数の前記出力電流源の各々の前記切替回路に前記出力電流の出力または出力停止を指示する制御信号を出力する制御回路と、前記制御回路の指示によって複数の前記出力電流源から出力された前記出力電流を合流し、複数の前記出力電流の和を出力する出力端子と、を備え、前記制御回路は、複数の前記出力電流源の前記切替回路に対して前記制御信号を順次出力し、複数の前記出力電流源の少なくとも一部は、前記制御信号に基づいて、他の前記出力電流源によって直前に出力された前記出力電流よりも一定の時間遅れて立上り、前記直前に出力された前記出力電流よりも一定の時間遅れて立下る前記出力電流を出力し、前記切替回路は、第1の半導体トランジスタと、抵抗素子と、を有し、前記第1の半導体トランジスタのゲート端子は、前記抵抗素子を介して、前記基準電流源に接続され、さらに、前記切替回路は前記抵抗素子と接地電位との間にダイオード接続された第2の半導体トランジスタを有し、前記第1の半導体トランジスタのゲート端子が前記抵抗素子を介して前記基準電流源に接続される第1の状態と、前記第1の半導体トランジスタのゲート端子が前記抵抗素子及び前記第2の半導体トランジスタを介して接地電位に接続される第2の状態と、前記第1の半導体トランジスタのゲート端子が前記第2の半導体トランジスタを介さずに前記抵抗素子を介して前記接地電位に接続される第3の状態と、をとり、前記立上り時には前記第1の状態となり、前記立下り時には前記第2の状態となった後、前記第3の状態に移行する。
た、本発明の電流信号生成回路の一態様は、上記態様において、前記基準電流源と、複数の前記出力電流源とがミラー関係にある。
本発明の電流信号生成ICチップの一態様は、請求項1から請求項10のいずれか一項に記載された電流信号生成回路と、電源電圧にパルス波形のトリガ信号が重畳された入力信号が入力される電源PADと、前記トリガ信号を検出する検出回路とを備え、前記電流信号生成回路は、前記トリガ信号に基づいて、前記電源PADに出力電流を出力する。
また、本発明の電流信号生成ICチップの一態様は、上記態様において、前記電源PADから、電源電圧にパルス波形のトリガ信号が重畳された入力信号が入力され、前記検出回路で検出した前記トリガ信号に基づいて、前記電流信号生成回路が前記電源PADに出力電流を出力するPSI5通信又はDSI通信を行う。
素子の特性のばらつきによらず、電流の出力特性を制御することが可能な電流信号生成回路及び電流信号生成ICチップを提供することができる。
本発明の第1実施形態の電流信号生成回路を説明するための図である。 図1に示した出力電流源の構成を示した回路図である。 図1に示した制御信号を説明するための図である。 図3に示した制御信号に従って出力される出力電流を説明するための図である。 本発明の第2実施形態の電流信号生成回路を説明するための図である。 図5に示した出力電流源の構成を示した回路図である。 図5に示した制御信号を説明するための図である。 図5に示した制御信号に従って出力される出力電流を説明するための図である。 本発明の電流信号生成ICチップを説明するための図である。 一定の傾きを持った電圧を生成する公知の回路を示した図である。
以下、本発明の電流信号生成回路の第1実施形態、第2実施形態を説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態の電流信号生成回路を説明するための図である。第1実施形態の電流信号生成回路は、基準電流源121と、基準電流源121から供給された基準電流IREFがソース、ドレイン間に流れるN型のMOSトランジスタ122と、MOSトランジスタ122に流れる電流のミラー電流を生成する複数(k個)の出力電流源101〜10kと、出力電流源101〜10kのオン、オフを切り替える複数(k個)の制御信号ON1〜ONkを出力する制御回路123と、を有している。
MOSトランジスタ122のソース端子は基準電流源121に接続され、ドレイン端子は接地されている。基準電流源121とMOSトランジスタ122との間と、複数の出力電流源101〜10kとを接続するノードをノードN1とする。ノードN1とMOSトランジスタ122のゲート端子及びソース端子は同電位に保たれている。
制御回路123は、メインクロック信号MCLKが入力される端子112と、電流出力指示信号Vinが入力される端子111と、を有している。制御回路123はk個の制御信号ON1〜ONkを出力し、制御信号ON1〜ONkの各々は、1対1で対応する出力電流源101〜10kのいずれかに入力される。入力された制御信号ON1〜ONkがHighレベルである場合、出力電流源101〜10kは電流を出力する。出力電流源101〜10kから出力された出力電流Iout_1〜Iout_kは、その総和が出力電流Ioutとなって端子113から出力される。
図2は、出力電流源101を説明するための図である。なお、出力電流源101〜10kは、いずれも同様の構成を有している。このため、第1実施形態では、出力電流源101の構成のみを説明し、他の出力電流源の説明に代えるものとする。
出力電流源101は、NOT回路204と、スイッチ201、202及びMOSトランジスタ203を備えている。スイッチ201、202は直列に接続されていて、スイッチ201はノードN1に接続されている。制御信号ON1は、端子211から入力されてスイッチ201を制御する。また、制御信号ON1は分岐され、NOT回路204を介してスイッチ202を制御する。スイッチ201、202の間には、MOSトランジスタ203のゲート端子が接続されている。
図2に示した出力電流源101において、制御信号ON1がHighレベルである場合、スイッチ201がオンすると共に、スイッチ202がオフする。スイッチ201がオンすることにより、ノードN1とMOSトランジスタ203のゲート端子とが接続してMOSトランジスタ203がオンする。MOSトランジスタ203のオンにより、MOSトランジスタ203のドレイン端子から端子213に出力電流Iout_1が出力される。また、制御信号ON1がLowレベルである場合、スイッチ201がオフすると共に、スイッチ202がオンする。スイッチ201がオフすることにより、ノードN1とMOSトランジスタ203のゲート端子とが切り離されてMOSトランジスタ203がオフする。MOSトランジスタ203がオフすることによって出力電流Iout_1の出力が停止する。
図3は、第1実施形態において、制御回路123に入力される電流出力指示信号Vinと、メインクロック信号MCLKと、制御信号ON1〜ONkのタイミングチャートを示した図である。図3の横軸は時間、縦軸は各信号のレベルを示している。メインクロック信号MCLKは、一定の周期及びパルス幅を有するパルス信号である。電流出力指示信号Vinは、一定の数(第1実施形態ではk個)のメインクロック信号MCLKがオン、オフされる間にオンとなる信号である。
このように動作する制御回路123は、例えば、シフトレジスタによって実現することができる。なお、第1実施形態では、電流出力指示信号Vinがメインクロック信号MCLKの立下りエッジに同期して立上っているが、第1実施形態はこのような構成に限定されるものではない。
制御信号ON1のレベルは、電流出力指示信号Vinが立上った直後のメインクロック信号MCLKの立上りエッジに同期してHighレベルになり、電流出力指示信号Vinが立下った直後のメインクロック信号MCLKの立上りエッジに同期してLowレベルになる。また、制御信号ON2は、制御信号ON1が立上った直後のメインクロック信号MCLKの立上りエッジに同期してHighレベルになり、制御信号ON1が立下った直後のメインクロック信号MCLKの立上りエッジに同期してLowレベルになる。本実施形態の制御信号ON1から制御信号ONkは、以上のようにして、メインクロック信号MCLKの1周期分だけずれたタイミングで順次立上り、立下る。したがって、制御信号ONkは、制御信号ON1からメインクロック信号MCLKの(k−1)周期分遅れたタイミングで変化することになる。
このような動作により、出力電流源101〜10kからは、メインクロック信号MCLKの1周期分ずれたタイミングで出力電流Iout_1〜Iout_kが順次出力され、出力が停止する。出力電流Ioutは、一定の傾きをもって増加し、増加する際の傾きと等しい一定の傾きをもって減少する。
図4は、図3に示した制御信号に応じて出力される出力電流Ioutの変化を説明するための図である。図4は、制御回路123に入力される電流出力指示信号Vinと、メインクロック信号MCLKと、出力電流源101〜10kの各々から出力される出力電流Iout_1〜Iout_k及び出力電流Iout_1〜Iout_kの合計である出力電流Ioutを説明するためのタイミングチャートを示した図である。図4の横軸は時間を示し、縦軸は信号のレベルを絶対値で示している。出力電流源101〜10kは、図3に示した制御信号ON1〜ONkが出力されるタイミングで各々出力電流Iout_1〜Iout_kを出力する。出力電流Iout_1〜Iout_kは、1つのノードにおいて合流し、出力電流Iout_1〜Iout_kの総和が端子113から出力電流Ioutとして出力する。
出力電流源101〜10kは全て同様の構成を有していて、出力電流Iout_1〜Iout_kは全て等しい値を有している。このような出力電流Iout_1〜Iout_kが一定の時間間隔で順次出力され、出力電流Iout_1〜Iout_kの総和が出力電流Ioutとなることにより、出力電流Ioutは、一定の傾きをもって上昇する。そして、出力電流Iout_1〜Iout_kの出力が一定の時間間隔で順次停止することにより、出力電流Ioutは、一定の傾きをもって下降する。このため、第1実施形態の電流信号生成回路は、抵抗素子やコンデンサの特性のばらつきによらず、出力される電流の特性、特に変化の割合を充分高い精度で制御することができる。
なお、第1実施形態は、図4に示した出力電流Ioutをさらに緩やかに変化させるため、図1に示した電流信号生成回路にフィルタを設けることが可能である。また、MOSトランジスタ203のゲートが接続されるノードに抵抗素子を間に接続することで、抵抗素子の抵抗値と、MOSトランジスタ203自身のゲートの寄生容量(以下、「ゲート容量」と記す)とによる時定数をもって充電される。このため、MOSトランジスタ203から流れ出す出力電流Iout_1を緩やかに上昇させることもできる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態の電流信号生成回路を説明する。第2実施形態の電流信号生成回路は、図4に示した出力電流Ioutをさらに緩やかに変化させることを目的にしている。
図5は、第2実施形態の電流信号生成回路を説明するための図である。なお、第2実施形態において、第1実施形態で説明した構成と同様の構成については同様の符号を付し、その説明を一部略す。
第2実施形態の電流信号生成回路は、基準電流IREFを出力する基準電流源121、基準電流IREFをミラーするためのMOSトランジスタ122及び出力電流源501〜50kと、出力電流源101〜10kに制御信号ON1〜ONkを出力する制御回路523を備えている。第2実施形態は、制御回路523が制御信号ON1〜ONkと共に、制御信号OFF1〜OFFkを出力する点で第1実施形態と相違する。
図6は、出力電流源501における切替回路として機能する部分を説明するための図である。なお、出力電流源501〜50kは、いずれも同様の構成を有している。このため、第2実施形態では、出力電流源501の構成のみを説明し、他の出力電流源の説明に代えるものとする。
出力電流源501は、NOT回路204と、スイッチ201、202及びMOSトランジスタ203を備えている。さらに、出力電流源501は、MOSトランジスタ203のゲート端子に抵抗素子604の一端が接続されている。出力電流源501は、抵抗素子604の他端にドレイン端子及びゲート端子が接続されたN型のMOSトランジスタ603を備えている。スイッチ202は、NOT回路204から出力される信号に従ってMOSトランジスタ603のソース端子を基準電圧Vssと接続する。
出力電流源501は、スイッチ605を備えている。スイッチ605は、制御信号OFF1に従ってオン、オフするスイッチであり、スイッチ605がオンすることによってMOSトランジスタ203、抵抗素子604を含む閉回路が完成する。
図6に示した出力電流源501は、以下の3つの状態a、状態b、状態cをとり得る。
状態a :スイッチ201 オン,スイッチ202 オフ,スイッチ605 オフ
状態b :スイッチ201 オフ,スイッチ202 オン,スイッチ605 オフ
状態c :スイッチ201 オフ,スイッチ202 オン,スイッチ605 オン
状態aにおいて、MOSトランジスタ203のゲート端子は抵抗素子604を介してノードN1に接続される。このとき、MOSトランジスタ203のゲートは、抵抗素子604の抵抗値と、MOSトランジスタ203自身のゲートの寄生容量とによる時定数をもって充電される。このため、MOSトランジスタ203から流れ出す出力電流Iout_1は、第1実施形態よりも緩やかに上昇する。
状態bにおいて、MOSトランジスタ203のゲート端子は、抵抗素子604を介して基準電圧Vssに接続されている。このとき、MOSトランジスタ203のゲート容量に蓄積された電荷は、MOSトランジスタ603を介して緩やかに放電されるから、MOSトランジスタ203から流れ出す出力電流Iout_1は、第1実施形態よりも緩やかに下降する。
第2実施形態では、MOSトランジスタ203のVthがばらつく場合であっても、MOSトランジスタ603により、緩やかな傾きの出力電流Iout_1を実現することができる。
また、状態bにおいて、MOSトランジスタ203とMOSトランジスタ603とを同じN型としたことにより、第2実施形態は、次のようなメリットを有する。即ち、MOSトランジスタ203から出力される出力電流Iout_1が出力電流Ioutから除かれる速度を考えると、MOSトランジスタ203の閾値電圧Vthと相関性がない閾値電圧を有するMOSトランジスタによってゲート容量に蓄積された電荷の放電が行われた場合には、プロセス上の閾値電圧のばらつきによって出力電流源101〜10kの間で放電の時定数にばらつきが生じる。
図6に示したように、ダイオード接続されたMOSトランジスタ603のゲート容量に蓄積された電荷は、VgsがMOSトランジスタ603の閾値電圧Vthになるまでは短時間で放電し、その後、相対的に長い時間をかけて放電電流が0に収束する。つまり、MOSトランジスタ203、603を同じタイプ(第2実施形態ではN型)のトランジスタとすれば、出力電流源101内のMOSトランジスタの閾値電圧Vthのばらつきの影響を相殺して、正確な遮断時間を得ることができる。
状態cにおいて、MOSトランジスタ203のゲート端子は抵抗素子604を介して基準電圧Vssに接続される。このとき、MOSトランジスタ203のゲート端子がMOSトランジスタ603を介することなく基準電圧Vssに接続されるパスが形成される。このため、MOSトランジスタ203から出力される出力電流Iout_1は、出力電流Ioutから完全に除かれる。
図7は、第2実施形態において、制御回路523に入力される電流出力指示信号Vinと、メインクロック信号MCLKと、制御信号ON1〜ONk及びOFF1〜OFFkのタイミングチャートを示した図である。図7の横軸は時間、縦軸は各信号のレベルを示している。メインクロック信号MCLKと制御信号ON1〜ONkとの関係は第1実施形態と同様である。制御信号OFF1〜OFFkは、制御信号ON1〜ONkがHighレベルの間にLowレベルとなり、制御信号ON1〜ONkがLowレベルの間にHighレベルとなる。
図8は、図7に示した制御信号に応じて出力される出力電流Ioutの変化を説明するための図である。図7は、制御回路523に入力される電流出力指示信号Vinと、メインクロック信号MCLKと、出力電流源101〜10kの各々から出力される出力電流Iout_1〜Iout_k及び出力電流Iout_1〜Iout_kの合計である出力電流Ioutを説明するためのタイミングチャートを示した図である。図8の横軸は時間を示し、縦軸は信号のレベルを示している。図8に示したように、第2実施形態は、第1実施形態よりも出力電流Iout_1〜Iout_kが緩やかに立上り、緩やかに立下る。このため、第2実施形態の出力電流Ioutは、第1実施形態よりも立上り、立下りにおいて緩やかに変化する。
図9は、本発明の電流信号生成回路を備えた電流信号生成ICチップを説明するための回路構成図である。図9に示したICチップは、電源PAD21、レギュレータ回路22、検出回路24、デジタル回路25、電流信号生成回路26を有している。なお、電流信号生成回路26は、上記した第1実施形態の電流信号生成回路、第2実施形態の電流信号生成回路のいずれであってもよい。
電源PAD21は、電源電圧VDDにパルス波形のトリガ信号Strが重畳された入力信号が入力される。また、検出回路24は、トリガ信号Strを検出する。検出されたトリガ信号Strは、デジタル回路25で演算される。電流信号生成回路26は、デジタル回路25の出力信号に基づいて、電源PAD21に出力電流を出力する。また、レギュレータ回路22は、電源PAD21に接続されている。
つまり、図9に示した電流信号生成ICチップは、電源電圧にパルス波形のトリガ信号Strが重畳された入力信号が入力される電源PAD21と、トリガ信号Strを検出する検出回路24とを備え、検出したトリガ信号Strに基づいて、電源PAD21に所定の信号を電流として出力する電流信号生成回路26を備える。
このような電流信号生成ICチップによれば、素子の特性のばらつきによらず、電流の出力特性を制御することが可能であるため、PSI5通信又はDSI通信において、精度良く、電源PAD21から電流出力の通信を行うことができる。電源PAD21には、レギュレータ回路22が接続され、検出回路24等を動作させるための電圧を生成する。
なお、本発明は、上記第1実施形態、第2実施形態に限定されるものではない。例えば、第1実施形態、第2実施形態では、出力電流源の全てが制御信号に従って動作して出力電流を出力したが、複数の出力電流源の一部のみが制御信号に基づいて、他の出力電流源によって直前に出力された出力電流よりも一定の時間遅れて立上り、直前に出力された出力電流よりも一定の時間遅れて立下る出力電流を出力するものであってもよい。また、NMOSトランジスタで構成する出力電流をIout端子から引き込む形態以外にも、PMOSトランジスタで構成して出力電流をIout端子へ流し込む形態であってもよい。なお、PMOSトランジスタで構成する場合は、IOUT端子の外部VDDが、出力をドライブするPMOSトランジスタがONするように、電圧範囲が適切に設定される。
本発明は、電流を出力する回路であればどのような回路にも適用することができる。特に、本発明は、出力される電流に、高い精度で一定の傾きで変化することが要求される回路に好適である。
21 電源PAD
22 レギュレータ回路
24 検出回路
25 デジタル回路
26 電流信号生成回路
101〜10k,501〜50k 出力電流源
111、112、113,211,213 端子
121 基準電流源
122,203,603 MOSトランジスタ
123,523 制御回路
201,202,605 スイッチ
204 NOT回路
604 抵抗素子
N1 ノード

Claims (4)

  1. 基準電流を生成する基準電流源と、
    前記基準電流に基づいて出力電流を生成して出力する複数の出力電流源と、
    前記出力電流源に設けられ、前記出力電流を出力するか否かを切り替える複数の切替回路と、
    複数の前記出力電流源の各々の前記切替回路に前記出力電流の出力または出力停止を指示する制御信号を出力する制御回路と、
    前記制御回路の指示によって複数の前記出力電流源から出力された前記出力電流を合流し、複数の前記出力電流の和を出力する出力端子と、
    を備え、
    前記制御回路は、複数の前記出力電流源の前記切替回路に対して前記制御信号を順次出力し、
    複数の前記出力電流源の少なくとも一部は、前記制御信号に基づいて、他の前記出力電流源によって直前に出力された前記出力電流よりも一定の時間遅れて立上り、前記直前に出力された前記出力電流よりも一定の時間遅れて立下る前記出力電流を出力し、
    前記切替回路は、第1の半導体トランジスタと、抵抗素子と、を有し、前記第1の半導体トランジスタのゲート端子は、前記抵抗素子を介して、前記基準電流源に接続され、さらに、前記切替回路は前記抵抗素子と接地電位との間にダイオード接続された第2の半導体トランジスタを有し、
    前記第1の半導体トランジスタのゲート端子が前記抵抗素子を介して前記基準電流源に接続される第1の状態と、前記第1の半導体トランジスタのゲート端子が前記抵抗素子及び前記第2の半導体トランジスタを介して接地電位に接続される第2の状態と、前記第1の半導体トランジスタのゲート端子が前記第2の半導体トランジスタを介さずに前記抵抗素子を介して前記接地電位に接続される第3の状態と、をとり、
    前記立上り時には前記第1の状態となり、前記立下り時には前記第2の状態となった後、前記第3の状態に移行するようになっている電流信号生成回路。
  2. 前記基準電流源と、複数の前記出力電流源とがミラー関係にある請求項1に記載の電流信号生成回路。
  3. 請求項1又は請求項2に記載された電流信号生成回路と、
    電源電圧にパルス波形のトリガ信号が重畳された入力信号が入力される電源PADと、
    前記トリガ信号を検出する検出回路と、
    を備え、
    前記電流信号生成回路は、前記トリガ信号に基づいて、前記電源PADに出力電流を出力する電流信号生成ICチップ。
  4. 前記電源PADから、電源電圧にパルス波形のトリガ信号が重畳された入力信号が入力され、前記検出回路で検出した前記トリガ信号に基づいて、前記電流信号生成回路が前記電源PADに出力電流を出力するPSI5通信又はDSI通信を行う請求項に記載の電流信号生成ICチップ。
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