JP6311436B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は画像形成装置に関する。
画像形成装置として、例えば液滴を吐出する液体吐出ヘッド(液滴吐出ヘッド)を記録ヘッドに用いた液体吐出記録方式の画像形成装置、例えばインクジェット記録装置が知られている。また、画像形成装置としては、記録ヘッドが移動しない状態で液滴を吐出して画像を形成するライン型ヘッドを用いるライン型画像形成装置がある。
ライン型画像形成装置で使用する用紙幅相当分のノズル列長さを有するフルライン型ヘッドや用紙幅の半分相当分のノズル列長さを有する長尺ヘッド(両者を併せて単に「長尺ヘッド」という。)としては、複数の短尺ヘッド(ヘッドチップ)を用紙幅方向に複数個並べて配列したマルチアレイヘッドなどが知られている(特許文献1)。
一方、シリアル型画像形成装置において、ヘッドに液体を供給するヘッドタンク(サブタンク)として、液体残量に応じて変位する変位部材を有するヘッドタンクを使用し、ヘッドを移動させて装置本体側に配置された検知手段によって変位部材を検知することで、ヘッドタンクへの送液などを制御するものが知られている。
特開2011−46131号公報
ところで、上述したライン型画像形成装置において、上述した液体残量に応じて変位する変位部材を有するサブタンクを使用した場合、サブタンクが移動しないので、変位部材の検知結果から送液を制御する場合、変位部材の上限位置(充填満タン位置)と下限位置(消費加減位置)を検知する2つの検知手段が必要になるという課題がある。
特に、複数の色を使用する場合などのように複数のサブタンクを備えると、多くの検知手段を配置しなければならないという課題がある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、サブタンクが移動しないときでも簡単な構成で変位部材を検知できるようにすることを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係る画像形成装置は、
液滴を吐出する複数のノズルが配列されたノズル列を有する複数のヘッドがノズル配列方向に配列されたヘッドユニットと、
前記ヘッドに液体を供給するサブタンクと、
前記サブタンクに供給する液体を貯留するメインタンクと、を備え、
前記サブタンクは液体残量に応じて変位する変位部材を有し、
前記変位部材を検知する変位部材検知手段がヘッド並び方向に移動可能に配置され、
前記変位部材検知手段の位置を検知する位置検知手段を備えている
構成とした。
本発明によれば、サブタンクが移動しないときでも簡単な構成で変位部材を検知できる。
本発明を適用するライン型画像形成装置における液体供給系の一例の説明図である。 図1のヘッドユニットをヘッド側から見た平面説明図である。 サブタンクの一例の模式的断面説明図である。 同サブタンクの模式的正面説明図である。 同サブタンクの模式的平面説明図である。 同サブタンクにおける負圧発生方法の説明に供する模式的断面説明図である。 同サブタンク内の負圧とインク量(液体残量)の関係の説明に供する説明図である。 同サブタンクの充填量満タン位置及び消費下限位置を設定する方法の説明に供する説明図である。 本発明の第1実施形態の説明に供する模式的平面説明図である。 同じくセンサ移動機構部の模式的正面説明図である。 同実施形態における変位部材の位置検知ないし変位量の検知の説明に供する模式的平面説明図である。 本発明の第2実施形態の説明に供する模式的平面説明図である。 同実施形態における印字前の処理の説明に供するフロー図である。 同じく印字中の処理の説明に供するフロー図である。 本発明の第3実施形態の説明に供する模式的平面説明図である。 本発明の第4実施形態の説明に供する模式的平面説明図である。 本発明の第5実施形態の説明に供する模式的平面説明図である。 本発明の第6実施形態におけるフィラ検知センサによる検知を行うときのフィラ検知センサの移動速度の説明に供する説明図である。 本発明の第7実施形態におけるフィラ検知センサによる検知の説明に供する説明図である。 本発明の第8実施形態に係る画像形成装置の一例の説明図である。 本発明の第9実施形態におけるヘッドユニット部分の斜視説明図である。 同じく分配部材の説明に供する説明図である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。まず、本発明を適用するライン型画像形成装置における液体供給系の一例について図1及び図2を参照して説明する。図1は同液体供給系の説明図、図2は図1のヘッドユニットをヘッド側から見た平面説明図である。
ヘッドユニット(ヘッドアレイ)100は、液滴を吐出する複数のノズル102が配列された複数のヘッド(ヘッドチップ)101を、ベース部材112上に長尺方向(ノズル配列方向)に沿って、千鳥状に並べて配置している。
そして、ヘッドユニット100の各ヘッド101に液体(インク)を供給するサブタンク(ヘッドタンク)104と、サブタンク104から各ヘッド101に液体を分配して供給する流路が形成された分配部材103とを備えている。
ヘッドタンク104には、液体を貯留するメインタンク105から送液ポンプ106によって液体が送液される。なお、送液ポンプ106としては例えばチュービングポンプを使用して、正転及び逆転動作によってメインタンク105からサブタンク104への送液、サブタンク104からメインタンク105への吸引(逆送、逆引き)を行うことができる。
次に、サブタンクの一例について図3ないし図5を参照して説明する。図3は同サブタンクの模式的断面説明図、図4は同サブタンクの模式的正面説明図、図5は同サブタンクの模式的平面説明図である。
サブタンク104は、容器本体(以下「タンクケース」という。)201の一面に設けた開口部を撓むことが可能なフィルム状部材203で閉じて液体収容部202を形成している。フィルム状部材203は、タンクケース201の開口部の周囲の接合部に溶着(又は接着)で接合している。なお、「フィルム状」とはフィルムや膜などを含む意味である。
そして、収容部202内部には、タンクケース201とフィルム状部材203との間に、フィルム状部材203に対して外方に向けて勢いを付ける(加圧する)弾性部材であるバネ204を設けている。
また、タンクケース201の外側には、一端部側を軸206で揺れ動くことが可能なように支持されたフィラからなる変位部材(以下、単に「フィラ」とも表記することがある。)205を有している。変位部材205は、スプリング210によってタンクケース201側に向けて勢いを付けられ、フィルム状部材203に押し付けられている。これにより、フィルム状部材203の動きに連動して、つまり、収容部202内の液体残量の変化に応じて変位部材205が変位する。
また、タンクケース201の側面上部には収容部202を大気に開放するための大気開放機構207を備えている。また、タンクケース201の上部にはメインタンク105との間を通じる供給チューブを接続するチューブ接続部209が設けられている。また、タンクケース201の上部には収容部202内の液面を検知する電極ピン208が設けられている。
次に、このサブタンクにおける負圧発生方法について図6を参照して説明する。図6は同説明に供する模式的断面説明図である。
サブタンク104を負圧状態にするには、例えば、図6(a)に示すように、メインタンク105から送液ポンプ106によってインクを送液した後、サブタンク104からインクを逆引きして、あるいは、ヘッド101から吐出させる。
これにより、図6(b)に示すように、フィルム状部材203がバネ204の加圧力に抗してタンクケース201内方向に引き込まれ、バネ204が圧縮されて負圧が高まる。この状態で、サブタンク104にインクが供給されると、フィルム状部材203がタンクケース201外方向に押し出され、バネ204が伸びることで負圧が低下する。
これらを繰り返すことでサブタンク104内の負圧を一定の範囲内に保つよう制御することができる。
次に、サブタンク104内の負圧とインク量(液体残量)の関係について図7を参照して説明する。図7は同説明に供する説明図である。
サブタンク104内のインク量が多いときにはサブタンク104内の負圧は小さく弱い状態であり、インク量が少ないとサブタンク104内の負圧は大きく強くなる。
ここで、サブタンク104内の負圧は弱すぎるとノズル102からインクが漏液する問題があり、負圧が強すぎるとノズル102から空気や塵を混入してしまい、吐出不良や空気混入による障害が問題となる。
そこで、サブタンク104の液体量は、負圧を考慮した充填満タン位置から負圧を考慮した消費下限位置までである負圧制御範囲Aの範囲内で制御する必要がある。つまり、サブタンク104内の液体量をインク量制御範囲Bの範囲内で制御する。
次に、サブタンクの充填量満タン位置及び消費下限位置を設定する方法について図8を参照して説明する。
まず、図8(a)に示す状態から、大気開放機構207を開いてサブタンク104内の負圧を開放することで、図8(b)に示すようにサブタンク104内の液面が低下する。なお、このとき、供給口部209の供給口209aは液面下にあることが好ましい。
すなわち、供給口209aが液面上になると、供給口209aか供給口部209を介して供給経路に空気が混入し、次にインクを供給したとき、供給口209aからインクと共に気泡が排出されることがあり、そのまま供給を続けると、気泡が大気開放機構207内に付着して、弁の固着や液漏れを生じるおそれがある。
そして、サブタンク104の負圧が開放され、液面が下がった後、図8(c)に示すように、インク300を供給する。インク300を供給することで液面が上昇し、電極ピン208が所定高さの液面を検知するまで、つまり所定の位置までインク300を供給する。
その後、再び、大気開放機構207を閉じた状態で、インクを所定量吸引(又は排出)することで、所定の負圧値となり、サブタンク104内の負圧を考慮した充填満タン位置に設定することができる。
充填満タン位置から更に所定量を吸引(又は排出)することで所定の負圧値となり、消費下限位置を設定することが可能となる。
次に、本発明の第1実施形態について図9及び図10を参照して説明する。図9は同実施形態の説明に供する模式的平面説明図、図10は同じくセンサ移動機構部の模式的正面説明図である。
本実施形態では、サブタンク104は、変位部材205がノズル列と交差する姿勢でヘッドユニット100上に分配部材103を介してに配置されている。
そして、サブタンク104の変位部材205を検知する変位部材検知手段であるフィラ検知センサ301を有している。
このフィラ検知センサ301は、ヘッドユニット100のヘッド並び方向に沿って往復移動可能に配置されたスライダ部材302に取付けられ、センサ移動機構307によって往復移動される。
センサ移動機構307は、駆動プーリ303と従動プーリ304との間に掛け回されたタイミングベルト305にスライダ部材302が連結され、モータ306で駆動プーリ303を回転駆動することで、スライダ部材302をヘッド並び方向に沿って往復移動させる。
一方、ヘッド並び方向に沿ってエンコーダシート311が配置され、エンコーダシート311のスリットを読み取るエンコーダセンサ312がスライダ部材302に設けられている。これらのエンコーダシート311及びエンコーダセンサ312によって、フィラ検知センサ301のヘッド並び方向の位置を検知する位置検知手段であるリニアエンコーダ313を構成している。
次に、本実施形態における変位部材の位置検知ないし変位量の検知について図11も参照して説明する。図11は同説明に供する模式的平面説明図である。
サブタンク104の変位部材205は、前述したように、サブタンク104内の液体残量に応じて変位する。例えば、図11に示すように、大気開放機構207を開放状態にしたときの変位部材205の位置を大気開放位置、大気開放位置から大気開放機構207を閉じて所定量インクを排出したときの変位部材205の位置を充填満タン位置とする。また、サブタンク104のインクが消費されてサブタンク104への供給が必要になる変位部材205の位置を供給開始位置とする。
ここで、フィラ検知センサ301は、上述したようにヘッド並び方向に往復移動されているので、フィラ検知センサ301によって変位部材205を検知したときのヘッド並び方向における位置は、リニアエンコーダ313によって検知することができる。
したがって、例えば、変位部材205が充填満タン位置にあるときにフィラ検知センサ301の位置を記憶しておき、変位部材205が供給開始位置になるときのフィラ検知センサ301の位置を算出する。
そして、画像形成動作によってサブタンク104内のインクが消費されるときなど、往復移動されるフィラ検知センサ301によって変位部材205を検知したときの位置が供給開始位置か否かを判別する。
ここで、フィラ検知センサ301によって変位部材205を検知したときの位置が供給開始位置であるときには、メインタンク105からサブタンク104に対する液体の送液を開始する。このとき、充填満タン位置に対応するフィラ検知センサ301の位置を検出記憶しておけば、送液開始後、フィラ検知センサ301によって変位部材205を検知した時の位置が充填満タン位置になれば送液を停止する制御を行うことができる。
このように、サブタンク104が移動しない場合でもサブタンク104の変位部材205の位置検知を行って送液制御を行うことができるようになる。
ここで、フィラ検知センサ301を移動させて変位部材205を検知し、フィラ検知センサ301のヘッド並び方向の位置をリニアエンコーダ313によって検知しているので、変位部材205がどの位置にあっても検知することができる。
これにより、サブタンク104のフィルム状部材203の高さの精度が低かったり、湿度変化で充填満タン位置や消費下限位置が変化した場合でも、正確に変位部材205の位置(フィラ位置)を検知することができる。
また、フィラ検知センサ301を往復移動させることによって複数のサブタンク104を使用する場合など、複数の変位部材205が配置される場合でも、1つのフィラ検知センサ301によってすべての変位部材205を検知することができる。
これにより、ここのサブタンク104毎に変位部材205を検知するフィラ検知センサを設ける場合に比べて構成が簡単になる。
なお、本実施形態では、位置検知手段としてリニアエンコーダを使用しているが、例えばステッピングモータとタイミングベルトを使用してフィラ検知センサを移動する構成とし、変位部材205を検知した時点のステッピングモータに入力したパルス数を記憶しておくことで、エンコーダと同等の作用を得ることができる。
次に、本発明の第2実施形態について図12ないし図14を参照して説明する。図12は同実施形態の説明に供する模式的平面説明図、図13は同実施形態における印字前の処理の説明に供するフロー図、図14は同じく印字中の処理の説明に供するフロー図である。
本実施形態は、複数のサブタンク(ここでは、サブタンク104A、104Bとする)を使用し、印字中も各サブタンク104A、104Bに対して送液する常時供給を行う例である。
まず、印字開始前(画像形成開始前)に、図13に示すように、温度変化が起きていないか否かを判別する。
そして、温度変化が起きていないときには、充填満タン位置が記憶されているか否かを判別し、充填満タン位置が記憶されていれば、消費下限位置が記憶されているか否かを判別し、消費下限位置が記憶されていれば、送液ポンプ駆動時間が記憶されているか否かを判別する。
ここで、温度変化が起きているとき、充填満タン位置が記憶されていないとき、消費下限位置が記憶されていないとき、或いは、送液ポンプ駆動時間が記憶されていないときには、充填満タン位置、消費下限位置、送液ポンプ駆動時間を記憶保持する。なお、送液ポンプ駆動時間は、消費下限位置から充填満タン位置まで送液したときの送液ポンプ106の駆動時間である。
このとき、正逆転可能な可逆型送液ポンプ106を使用すれば、無駄なインクを消費することなく、所望のフィラ位置(変位部材205の位置)を記憶することができる。
次いで、印字中(画像形成中)は、フィラ検知センサ301がヘッド並び方向に沿って往復移動させているので、前述したように、フィラ検知センサ301が変位部材205を検知したときのフィラ検知センサ301の位置を検知することができる。
ここで、フィラ検知センサ301は必要最小限の幅(領域)で常時往復移動させる。必要最小限の幅とは、検知が必要なフィラ位置を全て検知できる幅である。図12の例では、サブタンク104Aの充填満タン位置からサブタンク104Bの消費下限位置までの幅のことである。この必要最小限の幅は、サブタンク104の個数やサブタンク104の向きによって変わる。
そして、印字中、図14に示すように、フィラ検知センサ301によって変位部材205の位置(フィラ位置)を検知し、サブタンク104の液体残量が所定値(閾値)以下になったか否かを判別する。
この閾値は、フィラ検知センサ301が1往復する時間に消費するインク最大消費量より多く設定する。これにより、インク消費を過剰にしてしまうことを防止できる。
ここで、サブタンク104の液体残量が所定値以下になったときには、送液ポンプ106の駆動時間を算出する。
送液ポンプ106の駆動時間は、印字前に記憶保持した消費下限値から充填満タン位置までの送液ポンプ駆動時間と、フィラ検知センサ301が変位部材205を検知したときのフィラ位置から送液可能な時間を算出する。算出時には、送液ポンプ106の流量バラツキや送液ポンプ106の停止後の惰性による送液量等を考慮して駆動時間を決定する。
その後、算出した駆動時間分送液ポンプ106を駆動してサブタンク104に送液する。
これにより、例えば、図12に示すサブタンク104Aのように、フィラ検知センサ301によって検知した変位部材205の位置(フィラ位置)が充填満タンに近ければ(液体残量が所定値を超えるときには)、インク供給は実施しない。
一方、サブタンク104Bのように、フィラ検知センサ301によって検知した変位部材205の位置(フィラ位置)が消費下限位置に近ければ(液体残量が所定値以下になったときには)、インク供給を実施する。
このようにして、印字中でも各サブタンク104に対してインクを常時供給することが可能になる。
また、上記のように複数のサブタンク104を備えて複数の変位部材205の検知を行う場合には、画像データからインク消費量を計測して変位部材205の位置を検知する順序を定め、インク消費量が多いサブタンク104の変位部材205から順に位置検知を行うことが好ましい。
これにより、変位部材205の位置検知が間に合わなくなって消費下限値を超えて消費されることを確実に防止できる。
次に、本発明の第3実施形態について図15を参照して説明する。図15は同実施形態の説明に供する模式的平面説明図である。
本実施形態では、3つのサブタンク104A、104B、104Cを備えている。
この場合、各サブタンク104A〜104Cは、各変位部材205の稼働領域(変位領域)a、b、cが重ならない位置関係で配置する。一方、リニアエンコーダ313によるフィラ検知センサ301の検知位置は基準位置を定めることで確定することができる。
これによって、フィラ検知センサ301による変位部材205の検知位置でいずれのサブタンク104の変位部材205であるかを確実に判別できる。
次に、本発明の第4実施形態について図16を参照して説明する。図16は同実施形態の説明に供する模式的平面説明図である。
本実施形態では、2つのヘッドユニット100A、100Bを媒体搬送方向に並べて配置している。そして、ヘッドユニット100Aのサブタンク104とヘッドユニット100Bのサブタンク104は、変位部材205の先端部(フィラ検知センサ301によって検知される部位=検知部)が向き合う姿勢(関係)で配置している。
そこで、ヘッドユニット100Aのサブタンク104とヘッドユニット100Bのサブタンク104との間に、1つのフィラ検知センサ301とその移動機構及びリニアエンコーダ313を配置している。
これによって、1つのフィラ検知センサ301を2つのヘッドユニット100A,100Bに各サブタンク104に共通の変位部材検知手段として使用することができ、リニアエンコーダ313も1つで足りることになる。
つまり、複数の液体吐出ヘッドユニットを配置する場合でも、1つフィラ検知センサで複数の液体吐出ヘッドユニット分の変位部材の検知を行うことができ、構成が簡単になる。
次に、本発明の第5実施形態について図17を参照して説明する。図17は同実施形態の説明に供する模式的平面説明図である。
本実施形態では、少なくとも2つのヘッドタンク104A、104Bとを備えている。ヘッドタンク104A、104Bは、変位部材205のフィラ検知センサ301で検知される検知部205aがタンクケース201側に形成されている。
そして、ヘッドタンク104Aの検知部205aとヘッドタンク104Bの検知部205aが向き合う(検知部205a、205a間の距離が短くなる)姿勢で、ヘッドタンク104A、104Bを配置している。
これにより、2つのヘッドタンク104A、104Bの各変位部材205を検知するためにフィラ検知センサ301を移動させる距離が短くなる。つまり、フィラ検知センサ301が一方の変位部材205を検知してから他方の変位部材205を検知するまでの時間が短くなり、フィラ検知センサ301で検知していない間にインクを過剰消費してノズルダウン(吐出不能)を引き起こすおそれを低減できる。
次に、本発明の第6実施形態について図18を参照して説明する。図18は同実施形態におけるフィラ検知センサによる検知を行うときのフィラ検知センサの移動速度の説明に供する説明図である。
フィラ検知センサ301を移動させてサブタンク104の変位部材205を検知しているが、フィラ検知センサ301の加減速中に検知を行うと精度が低下することになる。
そこで、本実施形態では、フィラ検知センサ301を等速で移動させているとき(党則移動中)に検知を行うようにして、検知精度の低下を防止している。
次に、本発明の第7実施形態について図19を参照して説明する。図19は同実施形態におけるフィラ検知センサによる検知の説明に供する説明図である。
フィラ検知センサ301の位置は、リニアエンコーダ313のエンコーダセンサ312が通過したエンコーダスケール311のスリット311aの数をカウントして検出している。エンコーダセンサ312をスリット311aが通過するとON状態となり、信号が出力される。
ここで、サブタンク104に充填満タン位置までインクを送液するとき、図19(a)に示すように、エンコーダセンサ312はスリット311aが無い領域、すなわち信号が出力されない領域で待機させる。
この領域で待機しながらインク供給を実施すると、図19(b)に示すように、変位部材205が充填満タン位置になったときに、変位部材205がエンコーダセンサ312を通過して、エンコーダセンサ312がON状態となり、信号が出力される。
この信号を検知した時点で送液を停止する。
このように構成すれば、フィラ検知センサとエンコーダセンサを2個使用することなく、1つのセンサで変位部材の検知をエンコーダスケールのスリットの検知を行うことができるようになる。
次に、本発明の第8実施形態に係る画像形成装置の一例について図20を参照して説明する。図20は同画像形成装置の説明図である。
この画像形成装置は、ライン型画像形成装置であり、装置本体の内部に画像形成部402等を有し、装置本体401の下方側に多数枚の被記録媒体(用紙)403を積載可能な給紙トレイ404を備えている。
そして、給紙トレイ404から給紙される用紙403を取り込み、搬送機構部405によって用紙403を搬送しながら画像形成部402によって所要の画像を記録した後、装置本体401の側方に装着された排紙トレイ406に用紙403を排紙する。
また、装置本体に対して着脱可能な両面ユニット407を備えている。両面印刷を行うときには、一面(表面)印刷終了後、搬送機構部405によって用紙403を逆方向に搬送しながら両面ユニット407内に取り込む。そして、用紙403を反転させて他面(裏面)を印刷可能面として、再度、搬送機構部405に送り込み、他面(裏面)印刷終了後排紙トレイ406に用紙403を排紙する。
ここで、画像形成部402は、ライン型の4個の記録ヘッド411y、411m、411c、411k(色を区別しないときには「記録ヘッド411」という。)を備えている。各記録ヘッド411y、411m、411c、411kは、例えばイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C),ブラック(K)の各色の液滴を吐出する。
記録ヘッド411は、前述した各実施形態で説明したように、ヘッドユニット100と、分配部材103と、サブタンク104によって構成されている。そして、ここでは図示を省略するが、例えば、図16で説明した構成のように2列のヘッドユニット100の各サブタンク104の変位部材を共通のフィラ検知センサ301で検知する構成としている。
また、各記録ヘッド411のヘッドの性能を維持回復するための維持回復機構412を備えている。そして、パージ処理、ワイピング処理などのヘッドの性能維持動作時には、記録ヘッド411を上昇させ、維持回復機構412を媒体搬送方向に移動させて記録ヘッド411の下側に配置し、記録ヘッド411を下降させる。
給紙トレイ404の用紙403は、給紙コロ(半月コロ)421と図示しない分離パッドによって1枚ずつ分離され装置本体401内に給紙され、搬送ガイド部材423のガイド面423aに沿ってレジストローラ425と搬送ベルト433との間に送り込まれる。そして、用紙403は、所定のタイミングでガイド部材426を介して搬送機構部405の搬送ベルト433に送り込まれる。
また、搬送ガイド部材443には両面ユニット407から送り出される用紙403を案内するガイド面423bも形成されている。更に、両面印刷時に搬送機構部405から戻される用紙403を両面ユニット407に案内するガイド部材427も配置している。
搬送機構部405は、駆動ローラである搬送ローラ431と従動ローラ432との間に掛け渡した無端状の搬送ベルト433を有している。また、この搬送ベルト433を帯電させるための帯電ローラ434と、画像形成部402に対向する部分で搬送ベルト433の平面性を維持するプラテン部材435を有している。また、搬送ベルト433から送り出す用紙403を搬送ローラ431側に押し付ける押さえコロ436と、その他図示しないが、搬送ベルト433に付着した記録液(インク)を除去するためのクリーニング手段である多孔質体などからなるクリーニングローラなどを有している。なお、搬送機構部としては例えばエアー吸引によって搬送ベルトに被記録媒体を吸着させるもの、ローラで搬送するものなども使用できる。
この搬送機構部405の下流側には、画像が記録された用紙403を排紙トレイ406に送り出すための排紙ローラ438及び拍車439を備えている。
このように構成した画像形成装置において、搬送ベルト433は矢示方向に周回移動し、高電位の印加電圧が印加される帯電ローラ434と接触することで帯電される。帯電した搬送ベルト433上に用紙403が給送されると、用紙403は搬送ベルト433に静電的に吸着される。
そして、搬送ベルト433を周回させて用紙403を移動させ、記録ヘッド411から液滴を吐出することで、用紙403上に所要の画像が形成され、画像が記録された用紙403は排紙ローラ438によって排紙トレイ406に排紙される。
次に、本発明の第9実施形態について図21及び図22を参照して説明する。図21は同実施形態におけるヘッドユニット部分の斜視説明図、図22は同じく分配部材の説明に供する説明図である。
ここでは、サブタンク104からヘッドユニットのヘッド101に液体を分配する分配部材103は、3枚の中継板501、502、503を、シール部材504、505を挟んで結合して構成している。中継板501、502、503内には、それぞれ、サブタンク104からヘッド101に通じる流路が形成されている。
分配部材103を複数の中継板(中継部材)によって構成することで、複数のヘッドに対して異なる液体を分配する流路を構成することも容易になる。
上記実施形態においては、画像形成を行うときにはヘッドユニット(ヘッドアレイ)が移動しない構成で説明しているが、本発明は画像形成を行うときにヘッドユニットを移動させる画像形成装置にも適用することができる。
なお、本願において、「用紙」とは材質を紙に限定するものではなく、OHP、布、ガラス、基板などを含み、液体を付着可能なものの意味であり、被記録媒体、記録媒体、記録紙、記録用紙などと称されるものを含む。また、画像形成、記録、印字、印写、印刷はいずれも同義語とする。
また、「画像形成装置」は媒体に液体を吐出して画像形成を行う装置を意味する。また、「画像形成」とは、文字や図形等の意味を持つ画像を媒体に対して付与することだけでなく、パターン等の意味を持たない画像を媒体に付与すること(単に液滴を媒体に着弾させること)をも意味する。
また、「画像」とは平面的なものに限らず、立体的に形成されたものに付与された画像、また立体自体を三次元的に造形して形成された像も含まれる。
100 ヘッドユニット(ヘッドアレイ)
101 ヘッド(ヘッドチップ)
102 ベース部材
103 分配部材
104 サブタンク
205 変位部材
301 フィラ検知センサ(変位部材検知手段)
313 リニアエンコーダ(位置検知手段)
411y、411m、411c、411k 記録ヘッド

Claims (8)

  1. 液滴を吐出する複数のノズルが配列されたノズル列を有する複数のヘッドがノズル配列方向に配列されたヘッドユニットと、
    前記ヘッドに液体を供給するサブタンクと、
    前記サブタンクに供給する液体を貯留するメインタンクと、を備え、
    前記サブタンクは液体残量に応じて変位する変位部材を有し、
    前記変位部材を検知する変位部材検知手段がヘッド並び方向に移動可能に配置され、
    前記変位部材検知手段の位置を検知する位置検知手段を備えている
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記サブタンクは、前記変位部材が前記ノズル列と交差する姿勢で配置されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 画像形成開始前に前記変位部材検知手段を移動させて、前記位置検知手段で前記サブタンクの充填満タン位置及び消費下限位置を検知して記憶し、
    画像形成中は前記変位部材検知手段を往復移動させ、前記消費下限位置になったことを検知したときには、充填満タン位置まで前記サブタンクに前記メインタンクから液体を送液する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 複数の前記サブタンクが、前記変位部材の変位領域が重ならない位置関係で、ヘッド並び方向に配置されている
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 少なくとも2つの前記サブタンクがヘッド並び方向に並んで配置され、
    2つの前記サブタンクの各変位部材は前記変位部材検知手段で検知される検知部が向き合う姿勢で配置されている
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記位置検知手段による前記変位部材検知手段の位置検知は、前記変位部材検知手段が等速移動しているときに行う
    ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記位置検知手段は、ヘッド並び方向に配置されたエンコーダスケールと、前記エンコーダスケールを読み取るエンコーダセンサと、で構成され、
    前記メインタンクから前記サブタンクに充填満タン位置まで送液するとき、前記エンコーダセンサを前記エンコーダセンサのスリットのない位置又は検知信号が出力されない位置で待機させ、
    前記送液によって前記変位部材が変位して前記エンコーダセンサが前記変位部材を検知したときに送液を停止する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  8. 複数の前記変位部材を有し、
    画像データから前記変位部材の位置を検知する順序を定める
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
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