JP6310200B2 - 入浴用搬送機器 - Google Patents

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Description

本発明は、被介助者が載せられている担架を搬送するストレッチャー等の入浴用搬送機器に関するものである。
従来から、寝たきりの高齢者や身体不自由などの被介助者を載せた担架をストレッチャーに載せて搬送し、浴槽に横付けした後、担架のみを浴槽内の支持台の上方に移動させ、浴槽を昇降機構により上昇させて被介助者を湯に浸漬し、入浴させる介護用の入浴用搬送機器が知られている。
この種の入浴用搬送機器は、被介助者を臥位のまま搬送できるよう上部が担架となっており、ストレッチャー下面の4つの車輪で担架ごと移動できるようになっている(特許文献1参照)。
また、担架に限らず、車椅子の上部のみを分離して浴槽へ入る入浴用搬送機器も存在している(特許文献2参照)。
特開2000−254193号公報 特許4515187号公報
入浴するためには、入浴用搬送機器で各部屋から浴槽へ被介助者を移動させるが、被介助者の状態によっては座位姿勢がとれず臥位の状態で移動させる場合もある。臥位のまま搬送できる入浴用搬送機器は大型であり重量も重いため、搬送途中の通路で当該入浴用搬送機器の搬送方向を旋回などにより変更させる操作は小柄な女性の介助者では難しかった。
さらに4つの車輪のすべてが自由回転し得る構造であるため、車輪の回転位置を定めて入浴用搬送機器を操舵することは難しい。そのため、例えば搬送通路における側壁との衝突を回避するため、小さく旋回操作しようとしても、前記側壁に衝突してしまう危険があった。
本発明は、上述した問題点に鑑みてなされたものであり、搬送方向の変更操作が容易で、これにより介助者が、被介助者を安全に搬送できる入浴用搬送機器を提供することを目的としている。
請求項1に記載の発明は、被介助者を担架に載せて搬送する入浴用搬送機器において、 複数の車輪と、前記入浴用搬送機器の下部に設けられ前記車輪の接地面に対して突出及び退出する接地用脚部と、前記接地用脚部の前記突出及び前記退出の操作をする第1操作部材と、前記接地面に対しての突出及び退出の操作が可能でかつ前記接地面との間で摩擦力を付与するための摩擦用脚部と、前記摩擦用脚部に対して前記突出操作及び退出操作をするための第2操作部材とを具備し、前記第2操作部材の操作により前記第1操作部材が操作されて、前記接地用脚部及び前記摩擦用脚部が共に前記接地面に接地が可能である。
この発明によれば、第1操作部材により接地用脚部を前記車輪の接地面に向けて突出操作することで当該接地用脚部を接地面に接地させることができる。前記接地用脚部が接地面に接地されると、介助者は、接地用脚部を中心にして入浴用搬送機器の搬送方向を変更操作させることができる。これにより、本発明では、小柄な女性の介助者でも、入浴用搬送機器の取り回しが容易となり、被介助者を安全に搬送できる。
また、この発明によれば、前記第2操作部材を操作して前記摩擦用脚部を前記床面等との間で摩擦力を作用させ、この摩擦力により当該入浴用搬送機器を一度の操作でロックすることができる。これにより、車輪を直接ロックせず接地面に接触させるため、車輪の摩耗などの影響を受けず安定して入浴用搬送機器にブレーキをかけることができる。
さらに、この発明によれば、前記第2操作部材の操作により前記第1操作部材も同時に操作させ、これにより前記接地用脚部及び前記摩擦用脚部を共に接地させて、より確実に入浴用搬送機器を停止させることができる。なお、前記第1操作部材の操作により、また、前記第2操作部材の操作により、前記車輪を接地面から浮上させるようにしてもよい。
請求項2記載の発明は、前記接地用脚部を中心に前記入浴用搬送機器を旋回できるようになっている。
この発明によれば、接地用脚部を接地面に当接させた状態では、接地用脚部が入浴用搬送機器の回転軸となって、接地用脚部を中心に入浴用搬送機器を旋回させることができ、入浴用搬送機器の操作が容易で被介助者を安全に搬送できる。
請求項3に記載の発明は、前記複数の車輪を結ぶ領域内に前記接地用脚部が設けられている。
この発明によれば、前記入浴用搬送機器の旋回半径を小さくすることができ、狭い浴室や通路であっても側壁等の障害物に衝突せず、入浴用搬送機器の取り回しが容易となる。また、入浴用搬送機器の重心位置に接地用脚部を設ければ、被介助者の重量が重くても、また、入浴用搬送機器自体の重量が重くても、入浴用搬送機器の搬送方向を容易に所望方向に変更できる。
請求項4に記載の発明は、前記接地用脚部が前記床面等の接地面に対して弾性的に当接する可動突出部を有する。
この発明によれば、第1操作部材を操作して接地用脚部の可動突出部を前記床面等の接地面に突出させ、これにより接地用脚部の可動突出部は弾性的に接地されることとなる。これにより、床面が平坦でなく勾配がある場合や、あるいは凹凸があるような場合であっても吸収でき、安定して入浴用搬送機器の方向転換ができる。
請求項5に記載の発明は、前記突出状態で維持させる突出状態維持機構を具備する。
この発明によれば、第1操作部材が操作されて前記接地用脚部が前記床面等に接地すると、前記接地用脚部は、前記リンク機構で前記突出状態が維持されるので、介助者は前記第1操作部材から手又は足を離して、当該入浴用搬送機器の旋回操作ができる。
請求項に記載の発明は、前記接地用脚部の接地を維持したまま、前記第2操作部材の操作により前記摩擦用脚部の接地を解除することができる。
この発明によれば、前記第2操作部材の操作により前記摩擦用脚部の接地のみ解除し、入浴用搬送機器が停止した位置でそのまま旋回操作へ移行できるため、前記第1操作部材を再操作することなく安全に入浴用搬送機器を操作することができる。
本発明によれば、被介助者に怪我をさせることなく安全に搬送が行え、しかもブレーキの操作性の向上及び改善が図られた入浴用搬送機器を提供できる。
本発明の実施形態の入浴用搬送機器の斜視図である。 図1の入浴用搬送機器の側面図である。 図1の入浴用搬送機器の台車部の斜視図である。 図1の入浴用搬送機器の台車部において、第1操作部材及び第2操作部材が共に非操作状態の側面図である。 図1の入浴用搬送機器の台車部が備える接地用脚部の断面図である。 図1の入浴用搬送機器の台車部が備える第2操作部材及び摩擦用脚部の斜視図である。 図1の入浴用搬送機器の台車部において、第1操作部材が操作状態で、第2操作部材が非操作状態の側面図である。 図1の入浴用搬送機器の台車部において、第1操作部材及び第2操作部材が共に操作状態の側面図である。
以下、添付した図面を参照して、本発明の実施形態に係る入浴用搬送機器を説明する。
入浴用搬送機器1は、ストレッチャー2と、担架3とから構成される。
ストレッチャー2は、入浴用搬送機器の一例として、台車部4と、担架昇降機構5とを有する。
台車部4は、4つのフレーム6〜9が矩形状に枠組みされると共に、フレーム6〜8の下面に車輪6a,6b;7a,8aが自由回転可能に設けられて構成されている。
ストレッチャー2において、担架昇降機構5は、フレーム6の長手方向中央部に垂直上方に立設された昇降ガイド柱部5aと、該昇降ガイド柱部5aの上端側に外挿された昇降筒部5bとを有する。昇降筒部5bは、昇降ガイド柱部5aに沿って昇降することができる。昇降筒部5bはモータ(図示省略)を含む駆動装置により昇降ガイド柱部5aに沿って昇降駆動される。昇降筒部5bの上端側に取付用部材5cが担架3方向に突出して設けられている。
取付用部材5cには、水平方向平行に手摺5dが延設されており移動中や入浴中に被介助者が掴まる事ができるようになっている。また、取付用部材5cには担架昇降機構5を間にして担架3方向とは反対方向にL形状をなして一対の操作部材(機器操作用ハンドル)5eが設けられている。入浴用搬送機器1は、機器操作用ハンドル5eを操作することにより、台車部4を任意の方向に移動させることができる。
担架3には、支持フレーム10が固定されている。支持フレーム10は、一対の側面視がL形状のフレーム部10aと、水平フレーム部10bとからなる。一対のL形状のフレーム部10aはその上端側が水平フレーム部10bで連結されると共に、その下端側が担架3の下部に入り込むことで、担架3を支持している。そして、支持フレーム10は、ストレッチャー2の取付用部材5cに固定され、これにより、担架3はストレッチャー2に支持される。担架3は、担架昇降機構5により、図中矢印A方向に昇降する。位置P1から位置P2に下降することで、位置P2にある浴槽(図示省略)に担架3を浸漬させて被介助者を入浴させることができる。
担架3は、長手方向に延びる載置部11と、載置部11の一方の側部に設けられた第1及び第2サイドガード12a,12bと、載置部11の他方の側部において該他方の側部とは別体とされた第3及び第4サイドガード13a,13bとを具備する。
載置部11は、長手方向両側に第1及び第2可動載置部14a,14bを有すると共に、両第1及び第2可動載置部14a,14bの長手方向中間に非可動載置部(基部)14cが設けられて構成される。第1、第2載置部14a,14bは共に非可動載置部(基部)14cに対して矢印B,C方向に起立倒伏つまりリクライニングが可能である。
図1及び図2では、第1、第2載置部14a,14bは共に倒伏状態にある。第1可動載置部14aに被介助者に対応して長手方向に位置変更可能な枕部15が設置される。被介助者(図示省略)は、その頭部が枕部15上に載置されると共に、該被介助者の上半身側が第1可動載置部14aに、下半身側が第2可動載置部14bに、また、腰部近傍が非可動載置部(基部)14cに載置される。第1可動載置部14aの起立倒伏により被介助者は上半身がリクライニングされる。尚、第1可動載置部14aと第2可動載置部枕部14bは対称になっており、枕部15を第2可動載置部14bに取り付ければ、上半身側と下半身側を入れ替えて使用することができるようになっている。非可動載置部(基部)14cには、支持フレーム10が固定されている。第1、第2載置部14a,14bには、は、担架3上で被介助者を安全に固定するための伸縮可能なバンド14a1,14b1が設けられている。
台車部4において、台車部4のフレーム9下部の長手方向中央に、接地用脚部20が設けられ、また、台車部4のフレーム6下部の長手方向両側で一対の摩擦用脚部21が設けられている。台車部4において、操作部材(機器操作用ハンドル)5eの位置に対して接地用脚部20は摩擦用脚部21よりも遠い位置にある。
接地用脚部20は、担架3の長手方向中央の略直下下方に位置し、かつ、担架3の幅方向中央の略直下下方に位置している。これにより、後述するように、接地用脚部20を接地面37に当接させた状態では、ハンドル5e操作により、入浴用搬送機器1を任意の方向に容易に旋回操作させることができるようになっている。
摩擦用脚部21はフレーム6の長手方向両側に一対設けられることで、後述するように、接地面37に当接操作された状態で入浴用搬送機器1にブレーキをバランスよくかけることができるようになっている。この場合、後述するように、接地用脚部20も同時に接地面37に接地操作されて、一対の摩擦用脚部21と接地用脚部20との3点で入浴用搬送機器1にブレーキをバランスよく、かつ、効率的にかけることができるようになっている。
フレーム6には、接地用脚部20操作用の第1操作部材(旋回操作用ペダル)22が設けられている。接地用脚部20と第1操作部材(旋回操作用ペダル)22との間には第1リンク機構24が設けられている。
同様に、フレーム6には、一対の摩擦用脚部21操作用の第2操作部材(ブレーキ操作用ペダル)23が設けられている。一対の摩擦用脚部21と第2操作部材(ブレーキ操作用ペダル)23との間には、一対の第2リンク機構25が設けられている。
接地用脚部20を、図5を参照して詳述すると、板パネル26がフレーム9にボルト27で固定される。板パネル26の開口部に外筒部28が固定される。外筒部28に内筒部29が挿通されている。外筒部28及び内筒部29には、ピン30,31がその両端を貫通させて設けられている。外筒部28及び内筒部29にはピン30が挿通される長穴32,32が設けられている。ピン30,31それぞれの一端側の間には、引張バネ33が設けられている。
内筒部29の内部には、圧縮バネ34が設けられている。内筒部29の下端部には円板部35が固定される。圧縮バネ34は、ピン31と円板部35との間に介装されている。そして、円板部35に可動突出部36の上端が固定されている。外筒部28の内周面に沿って内筒部29が昇降すると、この昇降に伴って、可動突出部36は、矢印D方向に突出下降して接地面37に当接し、また矢印E方向に上昇して接地面37から退出する。
第1リンク機構24(突出状態維持機構)は、図4,図7に示すように、第1リンク24a〜第5リンク24eで構成される。
第1リンク24aは、L形であり、一端側はフレーム6にピン38により回転可能に取り付けられ、他端側には第1操作部材(旋回操作用ペダル)22が取り付けられている。第1リンク24aの中途部は、ピン39により回転可能に直線状の第2リンク24bの一端側に連結されている。第2リンク24bの他端側は、直線状の第3リンク24cの一端側に連結されている。第3リンク24cの他端側は、第4リンク24dの一端側にピン40により回転可能に連結されている。第4リンク24dは、他端側は前記したピン30に回転可能に連結され、中途部は第5リンク24eの一端側にピン41により回転可能に連結されている。第5リンク24eの他端側は前記したピン31に回転可能に連結されている。
第2リンク機構25は、第6リンク25aと、第7リンク25bとからなる。
第2操作部材(ブレーキ操作用ペダル)23は、第6リンク25aの一端側に固定されている。第6リンク25aの他端側は、摩擦用脚部21にピン42により回転可能に連結されている。第6リンク25aの中途部は、第7リンク25bの一端側にピン43により回転可能に連結されている。第7リンク25bの他端側は、ピン44により回転可能に連結されている。
摩擦用脚部21の構造は、基本的には、接地用脚部20の構造と同じ構造を有しているが、その構造を図6を参照して簡単に説明すると、次のようになる。すなわち、摩擦用脚部21は、外筒21aと、内筒21bと、可動突出部21cとを備えている。内筒21bは、図示しない圧縮バネを介して外筒21aに装着されている。
外筒21a、内筒21bはそれぞれ長穴21d,21dを有し、ピン44は長穴21d、21dを介して筒内外に連通しており、内筒21bの内部で、図示しない引張バネがピン44とピン42に設けられている。第2操作部材(ブレーキ操作用ペダル)23が引張バネ(図示省略)に抗して矢印G方向に回動操作されると、第6リンク25aがピン42を回転中心として反時計回り方向に回転し、これにより、第7リンク25bが下降し、これと共に、内筒21bが外筒21a内を下降して、可動突出部21cが下降する。可動突出部21cは下降すると、可動突出部21cの下部の摩擦面が接地面37に摩擦接触する。可動突出部21cの摩擦面は、摩擦係数が高い部材が設けられている。第2操作部材23を放すと引張バネでピン44が上へ押上げられ、第7リンク25bが第6リンク25aを時計回り方向に押し返して、第2操作部材23を元の位置に復帰させる。
以上の構成において、図4の状態において非操作状態にある第1操作部材(旋回操作用ペダル)22を矢印F方向に介助者の足操作で下降させると、第1リンク機構24において、第1リンク24aがピン38を回転中心として反時計回り方向に回転する。そうすると、第2リンク24bが矢印H方向に押される。
これにより、第3リンク24cも同方向に押される結果、第4リンク24dがピン30を回転中心として反時計回り方向に回転する。これにより、第5リンク24eも下方向に押され、接地用脚部20の内筒29が引張バネ33に抗して下降する。その結果、接地用脚部20の可動突出部36が図4の状態から図7に示すように下降して接地面37に当接する。そこからさらに第1操作部材22を矢印F方向に下降させると、圧縮バネ34がピン31に押され縮むため、接地面37に段差がある場合であっても操作部材の踏み加減が変わらず安定して旋回できる。
可動突出部36が接地面37に当接すると、介助者は、機器操作用ハンドル5eにより、可動突出部36が接地面37に当接している位置で入浴用搬送機器1を旋回操作させることができ、入浴用搬送機器1を介助者が一人で扱う際に、入浴用搬送機器1の取り回しが容易となる。第1操作部材22を放すと引張バネ33でピン31が上へ押上げられ、リンク24eがリンク24dを時計回り方向に押し返して、第1操作部材22を元の位置に復帰させる。
なお、図7の状態において、第1リンク機構24の第4リンク24dと第5リンク24eはほぼ一直線状に並んでいるが、第4リンク24dと第5リンク24eとを連結するピン41が前記一直線状の位置よりも図で右側に位置して、いわゆるリンク乗り越しさせることで、第1操作部材(旋回操作用ペダル)22から介助者が足を離しても、第1リンク機構24(突出状態維持機構)により接地用脚部20の可動突出部36は突出した状態に維持されるため、介助者はより容易に入浴用搬送機器1を回転操作させることができるようになる。また、圧縮バネ34を備えているため体重が重い人が乗っている場合であっても、圧縮バネ34が縮むことで容易にリンクを乗り越しさせることができる。
なお、図7の状態においては、接地用脚部20の可動突出部36が接地面37に当接しているときに、車輪8aも接地面37に接触しているが、接地用脚部20の可動突出部36が接地面37に当接するときは、車輪8aが接地面37から浮上している状態としてもよい。
また、図4の状態において非操作状態にある第2作部材23を矢印G方向に下降操作させると、第2リンク機構25において、第6リンク25aがピン42を回転中心として反時計回り方向に回転し、これにより、第7リンク25bを介してピン44が摩擦用脚部21の外筒21a,内筒21bの長穴21d,21dに沿って下降する。
これにより、摩擦用脚部21の内筒部21bと共に可動突出部21cが下降して接地面37に接地する。これにより、搬送中の入浴用搬送機器1にブレーキがかかる。この場合、第2操作部材(ブレーキ操作用ペダル)22を図4で示すように矢印G方向に下降操作させると、その下降の途中で、第2操作部材23の一部が第一操作部材22又は第1リンク24aの一部と接触し、第1操作部材(旋回操作用ペダル)22も同時に矢印F方向に下降操作されるようになっている。これにより、接地用脚部20の可動突出部36も図8で示すように接地面37に接地させられるので、入浴用搬送機器1は合計3箇所でブレーキがかかる。
接地用脚部20は旋回を補助するだけでなく、ブレーキも兼ねており第2操作部材23を、矢印G方向へ操作すると必ず第1操作部材22も連動するようになっている。接地用部材20及び摩擦用部材21が接地したブレーキ状態から、第2操作部材23を矢印G方向とは逆に上昇操作すると、摩擦用脚部21のみ接地状態が解除され接地用脚部20は接地したままの状態となり、入浴用搬送機器1のブレーキ状態の位置を維持したまま旋回することができる。また、ブレーキ状態から第1操作部材22を矢印G方向とは逆に上昇操作すると、第2操作部材23も同時に操作され接地用脚部20と摩擦用脚部21の接地が解除されて入浴用搬送機器1を自由に移動できる状態になる。
なお、図8の状態においては、摩擦用脚部21の可動突出部21cが接地面37に当接しているときに、車輪6aは接地面37に接触しているが、摩擦用脚部21の可動突出部21cが接地面37に当接するときは、車輪6aが接地面37から浮上させる状態としてもよい。また、上述した実施形態では、接地用脚部20は、圧縮バネ34を介して接地しているが、圧縮バネ34を省略して直接接地してもよい。さらには、上述した実施形態では、接地用脚部20と摩擦用脚部21との両方を設けているが、摩擦用脚部21を省略して接地用脚部20だけを設ける構造としてもよい。
本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で種々適宜に変更可能である。
1 入浴用搬送機器
2 ストレッチャー
3 担架
4 台車部(搬送機器)
5 担架昇降機構
5e 操作部材(機器操作用ハンドル)
20 接地用脚部
20a 外筒部
20b 内筒部
20c 可動突出部
21 摩擦用脚部
22 第1操作部材(旋回操作用ペダル)
23 第2操作部材(ブレーキ操作用ペダル)
24 第1リンク機構
25 第2リンク機構
28 外筒部
29 内筒部
36 可動突出部

Claims (6)

  1. 被介助者を担架に載せて搬送する入浴用搬送機器において、
    複数の車輪と、
    前記入浴用搬送機器の下部に設けられ前記車輪の接地面に対して突出及び退出する接地用脚部と、
    前記接地用脚部の前記突出及び前記退出の操作をする第1操作部材と、
    前記接地面に対しての突出及び退出の操作が可能でかつ前記接地面との間で摩擦力を付与するための摩擦用脚部と、
    前記摩擦用脚部に対して前記突出操作及び退出操作をするための第2操作部材と、
    を具備し、
    前記第2操作部材の操作により前記第1操作部材が操作されて、前記接地用脚部及び前記摩擦用脚部が共に前記接地面に接地が可能である、
    ことを特徴とする入浴用搬送機器。
  2. 前記接地用脚部を中心に前記入浴用搬送機器を旋回できるようにした請求項1に記載の入浴用搬送機器。
  3. 前記複数の車輪を結ぶ領域の内側に前記接地用脚部が設けられている、
    請求項1または2に記載の入浴用搬送機器。
  4. 前記接地用脚部を前記搬送機器本体に弾性的に支持する、
    請求項1ないし3のいずれか一項に記載の入浴用搬送機器。
  5. 前記接地用脚部を前記突出状態に維持する突出状態維持機構を具備する、
    請求項1ないし4のいずれか一項に記載の入浴用搬送機器。
  6. 前記接地用脚部の接地を維持したまま、前記第2操作部材の操作により前記摩擦用脚部の接地が解除される請求項1ないし5のいずれか一項に記載の入浴用搬送機器。
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