JP6308704B2 - 電動工具 - Google Patents

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Description

本発明は、ハウジングにモータを収容した電動工具に関する。
電動工具は、特許文献1に示すように、モータを収容したモータハウジングの後方を後カバーによって閉塞し、後カバーに設けた軸受でモータの回転軸を軸支させるようにしている。
特開2007−295773号公報
そこで、本発明は、モータハウジングを後カバーによって閉塞する構造であっても、コンパクト化を維持しつつ簡単にバッフル機能を得ることができる電動工具を提供することを目的としたものである。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、ステータとロータとを備えるモータと、モータにより駆動される先端工具と、モータが収容される筒状のモータハウジングと、モータハウジングから下方へ突出するグリップ部と、ロータの端部を保持する軸受と、軸受を保持してモータハウジングに結合される後カバーと、ロータの回転軸に固定され、後カバー内に収容されるファンと、を有する電動工具であって、モータハウジングの後端に凸部が形成され、後カバーの前端に凹部が形成されて、凸部と凹部との嵌合によってモータハウジングと後カバーとがいんろう結合されて、凸部には、モータハウジングの軸心側へ突出するリング状のバッフル部が一体に設けられていることを特徴とするものである。
上記目的を達成するために、請求項2に記載の発明は、ステータとロータとを備えるモータと、モータにより駆動される先端工具と、モータが収容される筒状のモータハウジングと、モータハウジングから下方へ突出するグリップ部と、ロータの端部を保持する軸受と、軸受を保持してモータハウジングに結合される後カバーと、ロータの回転軸に固定され、後カバー内に収容されるファンと、を有する電動工具であって、モータハウジングの後端に凹部が形成され、後カバーの前端に凸部が形成されて、凹部と凸部との嵌合によってモータハウジングと後カバーとがいんろう結合されて、凸部よりも前方でモータハウジングの後端には、モータハウジングの軸心側へ突出するリング状のバッフル部が一体に設けられていることを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2の構成において、後カバーには、エラストマが配置されており、エラストマは、モータハウジングに接触することを特徴とするものである。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3の何れかの構成において、バッフル部の内側には、ステータに設けられた絶縁部材が配置されていることを特徴とするものである。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4の何れかの構成において、バッフル部の内径は、ファンの外径とステータに設けられた固定子鉄心の外径よりも小さいことを特徴とするものである。
本発明によれば、モータハウジングを後カバーによって閉塞する構造であっても、コンパクト化を維持しつつ簡単にバッフル機能を得ることができる。
インパクトドライバの全体図である。 インパクトドライバの縦断面図である。 本体部の拡大断面図である。 A−A線拡大断面図である。 B−B線断面図である。 C−C線断面図である。 インパクトドライバの外観図で、(A)は側面、(B)は正面、(C)は背面、(D)は平面をそれぞれ示す。 バッフル部の変更例を示す本体部後部の拡大断面図である。 バッフル部の省略例を示す本体部後部の拡大断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、電動工具の一例であるインパクトドライバの全体図、図2は縦断面図で、このインパクトドライバ1は、中心軸を前後方向(図2の右側を前方とする。)とする本体部2と、その本体部2から下方へ突出するグリップ部3とを有し、グリップ部3の下端に設けた取り付け部4には、電源となるバッテリーパック5が装着されている。グリップ部3の上部には、トリガ7を前方に突出させたスイッチ6が収容されて、取り付け部4には、バッテリーパック5と電気的に接続される端子台8と、コントローラ9とが設けられると共に、回転数を操作する押しボタン11及びバッテリーの残容量を表示させるスイッチパネル10が設けられている。
図3は本体部2の拡大断面図、図4はA−A線拡大断面図で、本体部2には、後方から、モータ12、遊星歯車減速機構13、スピンドル14、打撃機構15の順で収容されて、アンビル16が本体部2の前端から前方へ突出している。なお、本体部2の後半部は、モータ12を収容してグリップ部3と一体となる筒状のモータハウジング17を有しており、このモータハウジング17とグリップ部3とは、左右一対の半割ハウジング17a,17bを複数のネジ18,18・・によって組み付けて形成されている。
モータ12は、ステータ19とロータ20とを有するインナーロータ型のブラシレスモータである。まずステータ19は、固定子鉄心21と、固定子鉄心21の前後に設けられる前絶縁部材22及び後絶縁部材23と、前絶縁部材22及び後絶縁部材23を介して固定子鉄心21に巻回される複数のコイル24,24・・・・と、を有する。また、ロータ20は、軸心に位置する回転軸25と、回転軸25の周囲に配置される筒状の回転子鉄心26と、回転子鉄心26の外側に配置され、筒状で周方向に極性を交互に変えた永久磁石27,27・・と、これらの前側において放射状に配置された複数のセンサ用永久磁石28,28・・と、を有する。前絶縁部材22の前端には、ロータ20のセンサ用永久磁石28の位置を検出して回転検出信号を出力する3つの回転検出素子(図示せず)を搭載したセンサ回路基板29がネジ30によって固定されている。このセンサ回路基板29には、コイル24の端末が貫通状態で電気的に接続されている。
なお、コイル24のスイッチングを行うスイッチング素子は、コントローラ9に搭載されており、コントローラ9からセンサ回路基板29に接続される信号線等のリード線29aは、センサ回路基板29の下端から後ろ向きに引き出されてグリップ部3内を引き回されるが、モータ12の下方で半割ハウジング17a,17bを固定するネジ18aは、このリード線29aと干渉しないように後寄りの位置に設けられている。このようにモータハウジング17の後方下側に位置するネジ18aによってモータ12のステータ19をしっかりと保持することができる。
ステータ19は、モータハウジング17の内面に突設されたリブ31によって本体部2と同軸で保持されている。モータハウジング17の後面には、キャップ状の後カバー32が、半割ハウジング17a,17bにそれぞれ形成されたネジボス17e,17eに後方からネジ33,33によって取り付けられており、この後カバー32に保持された軸受34が回転軸25の後端を軸支している。このネジ33,33により、半割ハウジング17a,17bと後カバー32とを強固に一体化し、半割ハウジング17a,17bの左右分離を防ぐことができる。35は、軸受34の前方で金属製のインサートブッシュ36を介して回転軸25に取り付けられたモータ冷却用の遠心ファンで、ここでは中央部が前方へすり鉢状に膨出する膨出部37となっており、軸受34は膨出部37のすぐ後側で遠心ファン35とオーバーラップするように配置されている。後カバー32の側面には、遠心ファン35の径方向外側に位置する排気口38,38・・・が形成される一方、モータハウジング17の側面でセンサ回路基板29の径方向外側には、吸気口39,39・・が形成されている。モータハウジング17における後カバー32の下側の嵌合部には、段部17fが形成されて、後カバー32のがたつき防止を図っている。
ここで、モータハウジング17と後カバー32とは、遠心ファン35の前方で結合されているが、この結合は、半割ハウジング17a,17bの後端内周側にそれぞれ形成された凸部17cと、後カバー32の前端内周側に形成された凹部32aとが嵌合するいんろう結合となっている。この結合部において半割ハウジング17a,17bの各凸部17cには、図5,6にも示すように、軸心側へ突出する半円状のリブ40がそれぞれ形成されて、両リブ40,40の突き合わせにより、モータハウジング17の後端には、内径が遠心ファン35の外径よりも小さくなるリング状のバッフル部41が形成されるようになっている。このリブ40の内径は、固定子鉄心21の外径よりも小さくなっており、ここでリブ40が排気口38と重なってバッフルの効果が高まるようになっている。
一方、回転軸25の前端は、モータ12の前方でモータハウジング17に保持されたベアリングリテーナ42を貫通して前方へ突出し、ベアリングリテーナ42の後部に保持された軸受43によって軸支されている。44は回転軸25の前端に取り付けられたピニオンである。
ベアリングリテーナ42は、中央にくびれ部を形成した金属製の円盤状で、モータハウジング17の内面に設けたリブ45がくびれ部に嵌合することで、ベアリングリテーナ42は前後方向への移動を規制された状態でモータハウジング17に保持される。
また、ベアリングリテーナ42の前面周縁には、外周に雄ネジ部を形成したリング壁46が前方へ向けて突設されて、このリング壁46に、スピンドル14及び打撃機構15を収容したハンマケース47の雌ネジ部が結合されている。
ハンマケース47は、前半部が先細りとなって前筒部48が形成される金属製の筒状体で、蓋となるベアリングリテーナ42によって後部が閉塞される。ハンマケース47の下面には、突起49が形成されて、組み付け状態では、左右の半割ハウジング17a,17bの内面に突設された図示しない押さえリブがそれぞれ突起49の側面に当接するようになっている。また、ハンマケース47の左右の側面には、図示しない突条が形成されており、この突条が、半割ハウジング17a,17bの内面に形成された図示しない凹溝に嵌合するようになっている。この突起49と押さえリブ、突条と凹溝との係合により、ハンマケース47の回転規制がなされる。
ハンマケース47とスイッチ6との間には、モータ12の正逆切替レバー50が左右へスライド可能に設けられ、その前方には、アンビル16の前方を照射するLED51が斜め上向きに取り付けられている。
さらに、モータハウジング17の前方には、ハンマケース47の前部から前筒部48にかけて覆うカバー52が設けられ、カバー52の前端外周部には、ゴム製のバンパ53が装着されている。
そして、ベアリングリテーナ42の前部には、軸受54が保持されて、軸受54によってスピンドル14の後端が軸支されている。このスピンドル14は、後部に中空で円盤状のキャリア部55を有し、後面から軸心に形成した有底孔56内に、回転軸25の前端及びピニオン44を突出させている。
遊星歯車減速機構13は、内歯を有するインターナルギヤ57と、インターナルギヤ57に噛み合う外歯を有する3つのプラネタリーギヤ58,58・・と、を含む。インターナルギヤ57は、ベアリングリテーナ42のリング壁46の内側に同軸で収容されるギヤ部59と、そのギヤ部59の前部外周側に連設され、ギヤ部59より大径の前部60とを有し、前部60には、周方向に等間隔をおいて4つの凸部61,61・・が前向きに突設されている。この各凸部61が、ハンマケース47の内周面で雌ネジ部の前方に形成された4つの凹部62,62・・にそれぞれ係合することで、インターナルギヤ57の回り止めがなされる。軸方向への移動は、前部60の後面がリング壁46に当接し、凸部61の前面が凹部62の前側に形成される段部63に当接することで規制される。
64は、ギヤ部59の後端とベアリングリテーナ42の前面との間に介在されたゴム製のOリングで、このOリング64によって、インターナルギヤ57とベアリングリテーナ42との間がシールされると共に、インターナルギヤ57からベアリングリテーナ42への衝撃も緩和される。
プラネタリーギヤ58は、ピン65によってスピンドル14のキャリア部55内で回転可能に支持されて、回転軸25のピニオン44と噛合している。ピン65の外側でキャリア部55の前部外周には、リング状の立ち上がり部66が形成されている。
打撃機構15は、スピンドル14に外装されるハンマ67と、そのハンマ67を前方へ付勢するコイルバネ68とを含む。まずハンマ67は、前面に一対の爪69,69を有し、内面に形成した外側カム溝70,70と、スピンドル14の表面に形成した内側カム溝71,71とに跨がって嵌合されるボール72,72を介してスピンドル14と結合されている。また、ハンマ67の後面には、リング状の溝73が形成されて、ここにコイルバネ68の前端が挿入されている。溝73の底部には、複数のボール74,74・・及びワッシャ75が収容されてコイルバネ68の前端を受けるようになっている。また、溝73の後端外側には、後方へ行くに従って拡径するテーパ部76が形成されている。一方、コイルバネ68の後端は、立ち上がり部66の内側でキャリア部55の前面に当接している。
アンビル16は、ハンマケース47の前筒部48に保持された軸受77によって軸支されて、後端には、ハンマ67の爪69,69と回転方向で係合する一対のアーム78,78が形成されている。アーム78の前方で前筒部48の後面内周側には、リング状の保持部79が突設され、その保持部79の外側に、アーム78を受ける樹脂製のワッシャ80が嵌合されている。
また、アンビル16の後面軸心には、嵌合孔81が形成されて、ここにスピンドル14の前端が同軸で挿入されている。
一方、アンビル16の前面軸心には、図示しないビットを受け入れる挿入孔82が形成され、アンビル16の前端には、挿入孔82に差し込まれたビットを抜け止めするボール83及びスリーブ84等からなるチャック機構が設けられている。
そして、このインパクトドライバ1の表面の一部には、エラストマによる被覆部が形成されている。すなわち、図7に示す網掛け部分で、この被覆部は、グリップ部3の略全体を覆う第1被覆部85と、第1被覆部85から分離して取り付け部4を覆う第2被覆部86と、後カバー32の後面から周面にかけて覆う第3被覆部87と、モータハウジング17の左右の側面及び上面の一部にかけて覆う第4被覆部88と、からなる。このうち第3被覆部87は、上部分87aと中部分87b、下部分87cとに分離しており、第3被覆部87と第4被覆部88とは連続状に設けられ、第1被覆部85と第3被覆部87の下部分87cとも連続状に設けられている。
第3被覆部87の上部分87aにおいて、後カバー32の周面を覆う部分の前端には、図3に示すように、内側への折曲部89が形成されている。この折曲部89が後カバー32のネジ締めによってモータハウジング17(半割ハウジング17a,17b)の後端と接触することで、後カバー32とモータハウジング17との間がシールされ、水がしみこみにくくなる。また、第3被覆部87の上部分87aの下端には、後カバー32を貫通してその内面に至る貫通部90が連設されている。この貫通部90により、後カバー32の上部への衝撃が緩和され、前方へ伝わりにくくなっている。
さらに、第3被覆部87の中部分87bにおいて、後カバー32の周面を覆う部分の後方寄りには、図4に示すように、後カバー32の外面に嵌合するクッション部91が形成されている。このクッション部91により、ネジ締めの際の後カバー32の過度の変形を抑制できると共に、モータハウジング17への後カバー32からの衝撃が伝わりにくくなっている。なお、中部分87bでは、ネジ33の頭部が中部分87bから突出しないようになっている。これにより、ネジ33による引っ掛けや傷付きが防止される。
加えて、中部分87bにおいて、後カバー32の周面を覆う部分には、図6に示すように、後カバー32を貫通してその内面に至る延長部92が連設されている。この延長部92により、後カバー32への衝撃が緩和される。この延長部92と相まってネジボス17eの径方向外側にエラストマの中部分87bが設けられるので、ネジボス17eの耐衝撃性も向上するようになっている。なお、ネジボス17eは後カバー32の回り止めとしても機能する。
また、図6に表れるように、後カバー32の前端下部は、左右に分離する回り止め部93,93となって、各半割ハウジング17a,17bとリブ40との間に外側から嵌合することで、後カバー32の回り止めを図っている。
そして、被覆部において、取り付け部4の左右両面と、後カバー32の左右両面と、カバー52の左右両面とには、エラストマの厚みが部分的に大きい肉厚部94a,94b,94cとなって、他の部分よりも外方へ突出している。よって、インパクトドライバ1を横向きにして床等の平坦な面に置いた際には、肉厚部94a〜94cによって三点支持され、インパクトドライバ1の表面に余計な汚れや傷が付きにくくなっている。
以上の如く構成されたインパクトドライバ1においては、トリガ7を押し込んでスイッチ6をONさせると、モータ12に給電されて回転軸25が回転する。すなわち、コントローラ9が、センサ回路基板29の回転検出素子から出力されるロータ20のセンサ用永久磁石28の位置を示す回転検出信号を得てロータ20の回転状態を取得し、取得した回転状態に応じて各スイッチング素子のON/OFFを制御し、ステータ19の各コイル24に対し順番に電流を流すことでロータ20を回転させる。
すると、ピニオン44と噛合するプラネタリーギヤ58がインターナルギヤ57内で公転運動し、キャリア部55を介してスピンドル14を減速して回転させる。よって、ハンマ67も回転して爪69が係合するアーム78を介してアンビル16を回転させ、ビットによるネジ締めを可能とする。ネジ締めが進んでアンビル16のトルクが高まると、ハンマ67が、ボール72をスピンドル14の内側カム溝71に沿って転動させながらコイルバネ68の付勢に抗して後退し、爪69がアーム78から離れると、コイルバネ68の付勢と内側カム溝71の案内とにより、ハンマ67は前進しながら回転して爪69を再びアーム78に係合させ、アンビル16に回転打撃力(インパクト)を発生させる。この繰り返しによってさらなる締め付けが可能となる。
そして、回転軸25の回転に伴って遠心ファン35が回転すると、吸気口39から取り込まれた外気がモータ12を通過して冷却した後、排気口38から排出されることになるが、モータ12と遠心ファン35との間にはバッフル部41が形成されているので、モータ12を通過した空気はバッフル部41によって絞られて流路が広がることなく遠心ファン35に至り、乱れることなく排気口38から排出される。
このように、上記形態のインパクトドライバ1によれば、モータハウジング17における後カバー32との結合端部に凸部17cを、後カバー32におけるモータハウジング17との結合端部に凹部32aをそれぞれ形成して、モータハウジング17側の結合端部に、モータハウジング17の軸心側へ突出するバッフル部41を設けたことで、モータハウジング17を後カバー32によって閉塞する構造であっても、コンパクト化を維持しつつ簡単にバッフル機能を得ることができる。
なお、いんろう結合の凹凸は、図8に示すようにモータハウジング17側に凹部17dを、後カバー32側に凸部32bをそれぞれ設けて上記形態と逆にしてもよい。この場合もモータハウジング17にバッフル部41を設けているが、バッフル部41は後カバー32の凸部32bに設けることもできる。
また、バッフル部はモータハウジングや後カバーと一体に設ける構造に限らず、別部品のバッフルをモータハウジングと後カバーとの間で固定することも可能である。但し、上記形態のようにバッフル部をモータハウジングや後カバーと一体に設けると、いんろう結合の強度アップに繋がる利点がある。
また、図9に示すように、後カバー32内に遠心ファン35が収容された状態で、モータハウジング17の内径が後カバー32の内径よりも小さければバッフル機能は得られるので、バッフル部は省略することができる。この場合も図8のようにいんろう結合の凹凸を逆にしてもよい。
その他、センサ回路基板は前後逆に設けてもよいし、電動工具としてはインパクトドライバに限らず、ドライバドリル等の他の工具であっても本発明は適用可能である。
1・・インパクトドライバ、2・・本体部、3・・グリップ部、5・・バッテリーパック、9・・コントローラ、12・・モータ、14・・スピンドル、15・・打撃機構、16・・アンビル、17・・モータハウジング、17c・・凸部、19・・ステータ、20・・ロータ、25・・回転軸、32・・後カバー、32a・・凹部、35・・遠心ファン、40・・リブ、41・・バッフル部、47・・ハンマケース、67・・ハンマ、68・・コイルバネ、85・・第1被覆部、86・・第2被覆部、87・・第3被覆部、88・・第4被覆部、94a〜c・・肉厚部。

Claims (5)

  1. ステータとロータとを備えるモータと、
    前記モータにより駆動される先端工具と、
    前記モータが収容される筒状のモータハウジングと、
    前記モータハウジングから下方へ突出するグリップ部と、
    前記ロータの端部を保持する軸受と、
    前記軸受を保持して前記モータハウジングに結合される後カバーと、
    前記ロータの回転軸に固定され、前記後カバー内に収容されるファンと、を有する電動工具であって、
    前記モータハウジングの後端に凸部が形成され、前記後カバーの前端に凹部が形成されて、前記凸部と前記凹部との嵌合によって前記モータハウジングと前記後カバーとがいんろう結合されて、
    前記凸部には、前記モータハウジングの軸心側へ突出するリング状のバッフル部が一体に設けられていることを特徴とする電動工具。
  2. ステータとロータとを備えるモータと、
    前記モータにより駆動される先端工具と、
    前記モータが収容される筒状のモータハウジングと、
    前記モータハウジングから下方へ突出するグリップ部と、
    前記ロータの端部を保持する軸受と、
    前記軸受を保持して前記モータハウジングに結合される後カバーと、
    前記ロータの回転軸に固定され、前記後カバー内に収容されるファンと、を有する電動工具であって、
    前記モータハウジングの後端に凹部が形成され、前記後カバーの前端に凸部が形成されて、前記凹部と前記凸部との嵌合によって前記モータハウジングと前記後カバーとがいんろう結合されて、
    前記凸部よりも前方で前記モータハウジングの後端には、前記モータハウジングの軸心側へ突出するリング状のバッフル部が一体に設けられていることを特徴とする電動工具。
  3. 前記後カバーには、エラストマが配置されており、
    前記エラストマは、前記モータハウジングに接触することを特徴とする請求項1又は2に記載の電動工具。
  4. 前記バッフル部の内側には、前記ステータに設けられた絶縁部材が配置されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の電動工具。
  5. 前記バッフル部の内径は、前記ファンの外径と前記ステータに設けられた固定子鉄心の外径よりも小さいことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の電動工具。
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