JP7129871B2 - インパクト工具及び電動工具 - Google Patents

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Description

本発明は、インパクトドライバ等のインパクト工具及び電動工具に関する。
例えばインパクトドライバでは、特許文献1に示すように、モータから回転伝達されるスピンドルに、ボールを介してハンマを連結すると共に、スピンドルに外装されるコイルバネによってハンマを、ビットが装着される出力軸となるアンビルと係合させて、アンビルへのトルクの高まりに応じて、ハンマをアンビルに係脱させて回転打撃力(インパクト)を間欠的に発生させる。
また、このインパクトドライバにおいて、打撃機構を収容するハンマケースの下方でスイッチを操作するトリガの上方には、アンビルの前方を照射するライトであるLEDが斜め上向きに設けられている。
特開2016-107375号公報
このようなLEDは、ハンマケース等の工具本体における例えば上下左右の面に配置することが考えられるが、インパクトドライバのような打撃機構を備えるものでは工具本体の振動が直接LEDに伝わるため、振動によってLEDが故障したり断線したりするおそれが生じてしまう。
そこで、本発明は、ライトによって作業箇所を好適に照明することができると共に、ライトの耐久性も維持することができるインパクト工具及び電動工具を提供することを目的としたものである。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、インパクト工具であって、モータと、モータを収容するハウジングと、モータにより駆動する打撃機構と、打撃機構を収容して前方へ延びる筒状のハンマケースと、打撃機構に接続され、ハンマケースより前方へ突出するアンビルと、ハンマケースの前部を覆うハンマケースカバーと、ハンマケースの外側でハンマケースカバーに保持される複数のライトと、を含んでなり、ハウジングは、各ライトの外側を覆っていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1の構成において、各ライトは、ハンマケースと非接触状態でハンマケースカバーに保持されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2の構成において、ライトは、ハンマケースの左右に一対設けられていることを特徴とする。
上記目的を達成するために、請求項4に記載の発明は、電動工具であって、モータと、モータを収容するハウジングと、モータにより駆動する動力伝達部と、動力伝達部を収容する筒状のケースと、動力伝達部に接続され、ケースより突出する出力部と、ケースの径方向外側に配置される他の部材と、径方向で他の部材の外側に配置されて当該他の部材に保持されるライトと、を有し、ハウジングは、径方向でライトの外側を覆うことを特徴とする。
本発明によれば、ライトによって作業箇所を好適に照明することができると共に、ライトの耐久性も維持することができる。
インパクトドライバの正面図である。 インパクトドライバの背面図である。 インパクトドライバの中央縦断面図である。 図3のA-A線拡大断面図である。 図3のB-B線拡大断面図である。 ハンマケースカバー、バンパ、ライトの右側前方からの分解斜視図である。 ハンマケースカバー、バンパ、ライトの右側後方からの分解斜視図である。 右側の半割ハウジングを省略した本体部の前方からの斜視図である。 右側の半割ハウジングを省略した本体部の後方からの斜視図である。 ライト保持枠及び係止板をハンマケースカバーから切り離した変更例を示す斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、電動工具の一例であるインパクトドライバの正面図、図2は背面図、図3は中央縦断面図である。
インパクトドライバ1は、中心軸を前後方向とする本体部2と、その本体部2から下方へ突出するグリップ部3とを有する。インパクトドライバ1のハウジングは、本体部2を形成する筒状のモータハウジング5とグリップ部3を形成するグリップハウジング6とが連設される本体ハウジング4と、モータハウジング5の後端にネジ止め装着される後カバー7と、モータハウジング5の前部に組み付けられるケースとしてのハンマケース8とから構成されている。本体ハウジング4は、左右の半割ハウジング4a,4bに分割され、左右方向のネジ9,9・・によって組み付けられる。
本体部2には、後方から、モータ10、遊星歯車減速機構11、スピンドル12、打撃機構13の順で設けられている。モータ10はモータハウジング5に、遊星歯車減速機構11、スピンドル12、打撃機構13はハンマケース8にそれぞれ収容されて、打撃機構13に設けられた出力部となるアンビル14が、ハンマケース8の前端から前方へ突出している。この遊星歯車減速機構11、スピンドル12、打撃機構13が本発明の動力伝達部に相当する。
グリップ部3の上部には、トリガ16を前方へ突出させたスイッチ15が収容されて、グリップ部3の下端には、電源となるバッテリーパック18が装着されるバッテリー装着部17が形成されている。このバッテリー装着部17内には、バッテリーパック18と電気的に接続される端子台19と、その上方に位置するコントローラ20とが収容されている。コントローラ20には、マイコンやスイッチング素子等を搭載した制御回路基板21が設けられて、バッテリー装着部17の上面には、制御回路基板21に電気的に接続されてモータの回転数やバッテリーパック18の残量表示等を行う表示パネル22が設けられている。
モータ10は、ステータ23とロータ24とを有するインナロータ型のブラシレスモータである。まずステータ23は、図4にも示すように、複数の鋼板を積層してなるステータコア25と、ステータコア25の前後に設けられる前絶縁部材26及び後絶縁部材27と、前絶縁部材26及び後絶縁部材27を介してステータコア25に巻回される複数のコイル28,28・・と、を有してモータハウジング5内に保持されている。前絶縁部材26には、コイル28のワイヤを一端に挟んでヒュージングする3つのヒュージング端子29,29・・が設けられて、各ヒュージング端子29の他端が、前絶縁部材26の下端から下向きに突設した連結片30に引き回されている。この連結片30に、コントローラ20から配線されて各ヒュージング端子29に対応するリード線をはんだ付けした側面視コ字状の端子ユニット31が、下方から挟み込むようにネジ32によって組み付けられて電気的接続されている。端子ユニット31から引き出される三相の電源線は、スイッチ15の後方でグリップ部3内を通ってコントローラ20内の制御回路基板21に接続されている。
ロータ24は、軸心に位置する回転軸33と、回転軸33の周囲に配置される筒状のロータコア34と、ロータコア34の外側に配置され、筒状で周方向に極性を交互に変えた永久磁石35と、これらの前側に配置された円板状のセンサ用永久磁石36と、を有する。前絶縁部材26の前端には、ロータ24のセンサ用永久磁石36の位置を検出して回転検出信号を出力する3つの回転検出素子を搭載したセンサ回路基板37がネジ固定されている。このセンサ回路基板37の下端には、回転検出信号を出力する信号線が接続されて、この信号線も、電源線と同様にスイッチ15の後方でグリップ部3内を通ってコントローラ20内の制御回路基板21に接続されている。
後カバー7は、図2,4に示すように、モータハウジング5の後方から左右のネジ38,38によって取り付けられるキャップ状で、この後カバー7に保持された軸受39が回転軸33の後端を軸支している。軸受39の前方で回転軸33には、モータ冷却用の遠心ファン40が取り付けられている。この遠心ファン40の中央部は、前方へすり鉢状に膨出する膨出部41となっており、軸受39は膨出部41のすぐ後側で遠心ファン40と径方向でオーバーラップするように配置されている。後カバー7の側面には、図8,9にも示すように、遠心ファン40の径方向外側に位置して周方向に延びる排気口42,42・・が形成されて、モータハウジング5の側面には図示しない吸気口が形成されている。
一方、回転軸33の前端は、モータ10の前方でモータハウジング5に保持されたベアリングリテーナ43を貫通して前方へ突出し、ベアリングリテーナ43の後部に保持された軸受44によって軸支されている。回転軸33の前端にはピニオン45が取り付けられている。
ベアリングリテーナ43は、中央にくびれ部を形成した金属製の円盤状で、モータハウジング5の内面に設けたリブ46がくびれ部に嵌合することで、ベアリングリテーナ43は前後方向への移動を規制された状態でモータハウジング5に保持される。
また、ベアリングリテーナ43の前面周縁には、外周に雄ネジ部を形成したリング壁47が前方へ向けて突設されて、このリング壁47に、ハンマケース8の後端内周に設けた雌ネジ部が結合されている。
ハンマケース8は、前半部が先細りとなって前端に前筒部50が形成される金属製の筒状体で、蓋となるベアリングリテーナ43によって後部が閉塞される。ハンマケース8の下面には、図6,7にも示すように、左右一対で前後方向に延びる壁状の下側突起51,51が形成されて、組み付け状態では、左右の半割ハウジング4a,4bの内面に突設された図示しない押さえリブがそれぞれ下側突起51,51の側面に当接するようになっている。この下側突起51と押さえリブとの係合により、ハンマケース8の回転規制がなされる。
また、ハンマケース8の左右の側面には、図5~図9に示すように前後方向に延びる面取部52,52が形成されており、各面取部52には、上下方向に所定間隔をおいて前後方向へ延びる一対の突条53,53が立設されると共に、突条53,53の間に突起54が突設されている。
ハンマケース8とスイッチ15との間で本体ハウジング4には、モータ10の正逆切替レバー55が左右へスライド可能に設けられ、その前方で本体ハウジング4には、打撃モードを切替可能な切替スイッチ56が、ボタン部57を前面に露出させた前向き姿勢で保持されている。このボタン部57は、グリップ部3を把持する手指によって押し操作可能となっている。ここではボタン部57の押し操作の繰り返しにより、打撃力が「弱」「中」「強」「最速」と4段階に切り替わるようになっている。
また、モータハウジング5の前方側には、ハンマケース8の前部から前筒部50にかけて覆う樹脂製で透光性を有するハンマケースカバー58が設けられ、ハンマケースカバー58の前端外周部には、弾性体により形成されるバンパ59が装着されている。
そして、ベアリングリテーナ43の前部には、軸受60が保持されて、軸受60によってスピンドル12の後端が軸支されている。このスピンドル12は、後部に中空で円盤状のキャリア部61を有し、後面から軸心に形成した有底孔62内に、回転軸33の前端及びピニオン45を突出させている。
遊星歯車減速機構11は、内歯を有するインターナルギヤ63と、インターナルギヤ63に噛み合う外歯を有する3つのプラネタリーギヤ64,64・・とを含む。インターナルギヤ63は、ベアリングリテーナ43のリング壁47の内側に同軸で収容され、その前部外周側には、ハンマケース8の内周面で雌ネジ部の前方に形成された凹部に係合する回り止め部65が設けられている。プラネタリーギヤ64は、ピン66によってスピンドル12のキャリア部61内で回転可能に支持されて、回転軸33のピニオン45と噛合している。
打撃機構13は、スピンドル12に外装されるハンマ70と、そのハンマ70を前方へ付勢するコイルバネ71とを含む。まずハンマ70は、前面に一対の爪72,72を有し、内面に形成した外側カム溝と、スピンドル12の表面に形成した内側カム溝とに跨がって嵌合されるボール73,73を介してスピンドル12と結合されている。また、ハンマ70の後面には、リング状の溝が形成されて、ここにコイルバネ71の前端が挿入されている。コイルバネ71の後端は、キャリア部61の前面に当接している。スピンドル12の外周には、スピンドル12の有底孔62から半径方向に貫通形成された連通孔74,74と連通するリング状の凹溝75が形成されて、有底孔62内のグリスを連通孔74から凹溝75へ供給してハンマ70とスピンドル12との間の潤滑を図るようにしている。
アンビル14は、ハンマケース8の前筒部50内に保持された前後2つのボールベアリング76,76によって軸支されている。アンビル14の後端には、ハンマ70の爪72,72と回転方向で係合する一対のアーム77,77が形成されている。
このボールベアリング76,76の間には、中間ワッシャ78が介在されて、この中間ワッシャ78がボールベアリング76,76の外輪にそれぞれ当接することで、ボールベアリング76,76の間に所定の間隔を保持している。
ここでのボールベアリング76,76及び中間ワッシャ78の外径は共に同一で、前筒部50の前端には、リング状の位置決め部79が周設されて、前側のボールベアリング76の外輪が位置決め部79に当接することで前方への位置決めが図られている。また、後側のボールベアリング76の後方には、ボールベアリング76の後方への位置決め用の後ワッシャ80が設けられている。この後ワッシャ80は、ボールベアリング76よりも大きい外径を有して前筒部50の内周面に設けられた周方向の溝81に嵌合し、ボールベアリング76の外輪に当接している。
また、アーム77,77の前方で前筒部50の後面内周側には、内径が後ワッシャ80の外径より小さく、外径が後ワッシャ80の外径よりも大きいリング状の保持部82が同軸で突設され、その保持部82の外側に、後面が保持部82よりも後方位置となる厚みを有する樹脂製の外ワッシャ83が嵌合している。この外ワッシャ83は、アーム77,77を受けるものである。
さらに、アンビル14におけるボールベアリング76,76の内側には、Oリング84,84が前後に2つ設けられて、それぞれボールベアリング76,76の内輪と接触している。
アンビル14の後面軸心には、スピンドル12の前端軸心に設けた嵌合突起85が嵌合する嵌合凹部86が形成されている。スピンドル12の軸心には、有底孔62から嵌合突起85まで貫通して有底孔62を嵌合凹部86に連通させ、有底孔62内のグリスを嵌合凹部86へ供給してスピンドル12とアンビル14との潤滑を図る軸心孔87が形成されている。
一方、アンビル14の外周の前半部分は、後半側よりも小径の小径部88となっており、アンビル14の軸心には、ビットを前方から挿入可能な横断面六角形状の挿入孔89が前端から開口形成されている。
また、アンビル14内には、一対の貫通孔が、挿入孔89を中心とした点対称位置で挿入孔89と連通形成され、各貫通孔には、挿入孔89内へ出没可能なボール90,90が収容されている。
さらに、アンビル14の小径部88には、操作スリーブ91が外装されている。この操作スリーブ91は、後端内側に、小径部88の外周に近接する規制突条92を有してその前側の内周を規制突条92の内径よりも大径とした筒体で、小径部88に外装したコイルバネ93を、小径部88の前端外周に設けた止めワッシャ94と規制突条92との間に介在させている。これにより操作スリーブ91は、常態では後端が小径部88の根元外周に当接して前筒部50の位置決め部79に半径方向でオーバーラップする後退位置へ付勢される。この後退位置では、規制突条92がボール90の外側に位置して径方向外側への移動を規制する。
そして、本体部2の左右には、一対のライト100A,100Bが配置されている。このライト100A,100Bは、図4,5に示すように、正面視が長方形であるチップ状のLED102を搭載した同じく正面視長方形のLED基板101を、透光性を有する四角箱状のライトケース103A,103Bに収容してなる。
ハンマケースカバー58の左右両側には、図6,7に示すように、側面視が縦長四角形状の支持枠104Aとライト保持枠104Bとがそれぞれ一体に形成されて、支持枠104Aとライト保持枠104Bとの後端には、後方へ延びる帯状の係止板105,105が一体形成されている。各係止板105の後端には、外向きに折曲する折り返し片106が形成され、その前方には孔107が形成されている。
ライト100A,100Bは、ハンマケース8の左右両側でLED102が前側且つ正面視で縦向きとなるようにして保持されているが、ここではライト100A,100Bの組み付け構造が本体部2の左右で異なっている。
まず、左側について説明する。ハンマケース8の左側面を覆ってハンマケースカバー58の後部形状に合致する半割ハウジング4aの上部前端には、図4,5に示すように、左外側へ突出して前方へ開口し、内面にライトケース103Aが圧入嵌合する上下に長い四角形状の左受け凹部108が形成されている。なお、支持枠104Aは、ライトケース103Aの右側で上下からライトケース103Aを囲むように配置される。
さらに、左受け凹部108の下側には、LED基板101に接続されてライトケース103Aの下面から引き出される図示しないリード線を半割ハウジング4aの内面に沿って下方へ引き回すための図示しない左引き回し溝が、左受け凹部108に連通して下向きに凹設されている。
そして、左受け凹部108の後側には、ハンマケースカバー58の係止板105の折り返し片106が係止する係止溝109が上下方向に形成されている。
一方、本体部2の右側において、ハンマケースカバー58の右側のライト保持枠104Bの外面には、図6,7に示すように、ライトケース103Bの上下面をそれぞれ受ける上リブ110及び下リブ111と、ライトケース103Bの背面を受ける後リブ112とが立設されている。上リブ110と後リブ112とは側面視逆L字状に繋がっているが、ここでは上リブ110の方が後リブ112よりも低く形成されている。ライトケース103Bの後部上端で右外側には、上リブ110より上方へ突出する係止突起114が設けられている。
また、ハンマケース8の右側面を覆ってハンマケースカバー58の後部形状に合致する半割ハウジング4bの上部前端には、ライト保持枠104Bとの対向位置で右外側へ突出して前方へ開口し、内面に右側のライト100Bのライトケース103Bが嵌合する上下に長い四角形状の右受け凹部113が形成されている。右受け凹部113の後側にも、ハンマケースカバー58の係止板105の折り返し片106が係止する係止溝109が上下方向に形成されている。
さらに、下リブ111と後リブ112との間には、LED基板101に接続されてライトケース103Bの下面から引き出されるリード線115を下向きに引き出すための通し溝116が形成されている。一方、ハンマケース8の右側面で面取部52の下側には、リード線115を下方へ引き回すための引き回し溝117が凹設されている。
よって、ライト100A,100Bの組付けは左右で異なる。まず、ハンマケース8の左側では、半割ハウジング4aを作業台等の上面に内面を上にして載置した状態で、先に左側のライト100Aのライトケース103Aを左受け凹部108に、LED102を前向きにした縦方向で圧入嵌合させる。
この状態で、打撃機構13を収容してハンマケースカバー58及びバンパ59を装着したハンマケース8を、ハンマケースカバー58の支持枠104Aをライトケース103Aに、係止板105に設けた折り返し片106を係止溝109にそれぞれ位置を合わせた状態で、遊星歯車減速機構11等と共に半割ハウジング4aの内面上へセットする。
すると、図5に示すように、ライト100Aは、半割ハウジング4aの左受け凹部108とハンマケースカバー58の支持枠104Aとによってハンマケース8の面取部52との非接触状態で保持される。
一方、ハンマケース8の右側では、ハンマケース8の右側面の面取部52上に位置しているハンマケースカバー58の右側のライト保持枠104B上に、右側のライト100Bのライトケース103Bを、同じくLED102を前向きにした縦方向で、ライト保持枠104Bの上リブ110及び下リブ111と後リブ112とで囲まれる空間内に嵌合させて係止突起114を上リブ110に係止させ、リード線115を通し溝116から下方に引き出す。この状態で半割ハウジング4bを、右受け凹部113にライトケース103Bが嵌合し、係止溝109に折り返し片106が係止するように被せれば、図5に示すように、ライト100Bは、半割ハウジング4bの右受け凹部113とライト保持枠104Bとによってハンマケース8の面取部52との非接触状態で保持される。
このようにハンマケースカバー58に設けたライト保持枠104Bによってライト100Bをハンマケース8の右側面に仮固定できるので、右側からのライト100Bの組み付けが容易に行え、部品点数も削減できる。
そして、左右の半割ハウジング4a,4b同士をネジ9,9・・によって固定すれば、図1及び図4に示すように、左右のライト100A,100Bは、前後方向ではハンマケースカバー58の上下方向の中央部分の後端面にライトケース103A,103Bの前面を近接させて、ハンマケースカバー58の後端面とライトケース103A,103Bとを前後方向にオーバーラップさせた位置で固定される。また、正面視でライト100A,100Bは、アンビル14の軸心と中心とした同心円上で、当該軸心を中心とした左右の点対称位置に、LED102,102の長手方向を当該同心円周方向に沿わせた姿勢で固定される。この固定状態で左右のライトケース103A,103Bは、左受け凹部108及び右受け凹部113の前方の開口を介して前面を露出させて、その内側のLED102,102をライトケース103A,103B越しに開口の前方へ臨ませている。
以上の如く構成されたインパクトドライバ1において、アンビル14に図示しないビットを装着した後、トリガ16を押し込んでスイッチ15をONさせると、モータ10に給電されて回転軸33が回転する。すなわち、制御回路基板21のマイコンが、センサ回路基板37の回転検出素子から出力されるロータ24のセンサ用永久磁石36の位置を示す回転検出信号を得てロータ24の回転状態を取得し、取得した回転状態に応じて各スイッチング素子のON/OFFを制御し、ステータ23の各コイル28に対し順番に電流を流すことでロータ24を回転させる。
すると、ピニオン45と噛合するプラネタリーギヤ64がインターナルギヤ63内で公転運動し、キャリア部61を介してスピンドル12を減速して回転させる。よって、ハンマ70も回転して爪72,72が係合するアーム77,77を介してアンビル14を回転させ、ビットによるネジ締めが可能となる。このときアンビル14は、前後2つのボールベアリング76,76によって軸支されているので、アンビル14のがたつきが抑えられ、先端のビットに振れが生じにくくなる。
ネジ締めが進んでアンビル14のトルクが高まると、ハンマ70が、ボール73,73をスピンドル12の内側カム溝に沿って転動させながらコイルバネ71の付勢に抗して後退し、爪72,72がアーム77,77から離れると、コイルバネ71の付勢と内側カム溝の案内とにより、ハンマ70は前進しながら回転して爪を再びアーム77,77に係合させ、アンビル14に回転打撃力(インパクト)を発生させる。この繰り返しによってさらなる締め付けが可能となる。
また、スイッチ15のONによって制御回路基板21は、左右のライト100A,100Bの各LED基板101に通電させてLED102をそれぞれ点灯させる。このとき、左右のLED102,102からの光はアンビル14及びビットの左右両側から前方へ照射されるので、照射範囲にアンビル14やビットの影が生じにくくなる。よって、作業箇所が確実に照明され、暗所での作業も良好に行える。
特に、LED102の光は、ハンマケースカバー58の左右の後端面の後方から前向きに照射されるため、LED102の照射範囲内に位置するハンマケースカバー58の内部にLED102の光が後方から通過してハンマケースカバー58の左右の側面を発光させる。よって、照明効果がより高くなる。
このように、上記形態のインパクトドライバ1によれば、モータ10と、モータ10により駆動する遊星歯車減速機構11、スピンドル12、打撃機構13(動力伝達部)と、打撃機構13を収容するハンマケース8(ケース)と、打撃機構13に接続され、ハンマケース8より突出するアンビル14(出力部)と、ハンマケース8の外側でハンマケースカバー58(他の部材)の外側に保持されるライト100A,100Bとを含んでなることで、ライト100A,100Bによって作業箇所を好適に照明することができる。また、ライト100A,100Bは、ハンマケース8に接触しないので、打撃機構13の振動が直接ライト100A,100Bに伝わることがない。このため、振動によってライト100A,100Bが故障したり断線したりするおそれが低減し、耐久性を維持できる。
特にここでは、モータ10を収容する本体ハウジング4(ハウジング)を有し、ライト100A,100Bの外側に本体ハウジング4が配置されるので、ライト100A,100Bが本体ハウジング4によって好適に保護される。
また、ライト100Bを保持する他の部材を、ハンマケース8の一部を覆うハンマケースカバー58(ケースカバー)としているので、ハンマケースカバー58を利用してライト100Bをハンマケース8の外側で確実に非接触状態で保持可能となる。
そして、上記形態のインパクトドライバ1によれば、モータ10と、モータ10により駆動する遊星歯車減速機構11、スピンドル12、打撃機構13(動力伝達部)と、打撃機構13を収容するハンマケース8(ケース)と、打撃機構13に接続され、ハンマケース8より突出するアンビル14(出力部)と、ハンマケース8に取り付けられるハンマケースカバー58(ケースカバー)と、ハンマケース8にハンマケースカバー58を取り付けた状態でハンマケース8と非接触状態でハンマケースカバー58に保持されるライト100A,100Bとを含んでなることで、ライト100A,100Bによって作業箇所を好適に照明することができる。また、ライト100A,100Bは、ハンマケース8に接触しないので、打撃機構13の振動が直接ライト100A,100Bに伝わることがない。このため、振動によってライト100A,100Bが故障したり断線したりするおそれが低減し、耐久性を維持できる。
なお、左右のライトの組み付け構造は、上記形態と左右逆の組み付け構造としたり、左右どちらも同じ組み付け構造としたりすることは可能である。組み付けの順番も上記形態に限らず、ライトを先にハンマケースカバーに組み付けておいてもよい。
特に右側の組み付け構造では、ライト保持枠に設けるリブの数や形状を変えたりしても差し支えないし、リード線の引き回し溝をハンマケースでなく本体ハウジングの内面に設けたりしてもよい。
また、上記形態では、他の部材としてハンマケースカバーを利用してライト保持枠を設けているが、図10に示すように、ライト保持枠104Bと係止板105とをハンマケースカバー58から切り離して、ライトを100Bを保持する他の保持部材120として独立させることもできる。この場合ハンマケースカバー58は、その上側或いは左右両側の内面とハンマケース8の外面とに設けた凹凸構造等で位置決めされる。
さらに、ハンマケースカバーを利用する場合のライトの保持位置は上記形態に限らず、さらに前方又は後方であってもよい。前方に配置する場合は、ライトの外側に、ハンマケース又はハンマケースカバーに保持される緩衝部材であるパンパを配置して、バンパによるライトの保護を図ってもよい。
但し、ライトの数や配置は上記形態のように本体部の左右に一対設ける場合に限らず、周方向にずらしたり、3つ以上のライトを配置したりしてもよい。よって、ライトの配置形態等によっては外側のハウジングを省略することもできる。
ライト自体の構成も上記形態に限らず、LEDの数を増やしたり、LED基板及びライトケースの形状を正面視長円状や半円状等に変更したり等、適宜変更可能である。
その他、インパクトドライバ自体の構成も上記形態に限らない。例えば本体ハウジングは半割構造に限らないし、半割構造であっても上下方向の分割も採用できる。モータもブラシレス以外も使用可能である。
そして、上記形態ではインパクトドライバを基に説明を行っているが、本発明はインパクトドライバに限らず、ドライバドリル、レシプロソー、ハンマドリル等の電動工具においても、上記形態のようにライトを配置することができる。バッテリーパックを電源としないAC工具にも本発明は採用可能である。
1・・インパクトドライバ、2・・本体部、3・・グリップ部、4・・本体ハウジング、8・・ハンマケース、10・・モータ、11・・遊星歯車減速機構、12・・スピンドル、13・・打撃機構、14・・アンビル、23・・ステータ、24・・ロータ、33・・回転軸、50・・前筒部、52・・面取部、58・・ハンマケースカバー、70・・ハンマ、71・・コイルバネ、100A,100B・・ライト、101・・LED基板、102・・LED、103A,103B・・ライトケース、104A・・支持枠,104B・・ライト保持枠、105・・係止版、108・・左受け凹部、110・・上リブ、111・・下リブ、112・・後リブ、113・・右受け凹部、114・・係止突起、115・・リード線、120・・保持部材。

Claims (4)

  1. モータと、
    前記モータを収容するハウジングと、
    前記モータにより駆動する打撃機構と、
    前記打撃機構を収容して前方へ延びる筒状のハンマケースと、
    前記打撃機構に接続され、前記ハンマケースより前方へ突出するアンビルと、
    前記ハンマケースの前部を覆うハンマケースカバーと、
    前記ハンマケースの外側で前記ハンマケースカバーに保持される複数のライトと、を含んでなり、
    前記ハウジングは、各前記ライトの外側を覆っているインパクト工具。
  2. 各前記ライトは、前記ハンマケースと非接触状態で前記ハンマケースカバーに保持されている請求項1に記載のインパクト工具。
  3. 前記ライトは、前記ハンマケースの左右に一対設けられている請求項1又は2に記載のインパクト工具。
  4. モータと、
    前記モータを収容するハウジングと、
    前記モータにより駆動する動力伝達部と、
    前記動力伝達部を収容する筒状のケースと、
    前記動力伝達部に接続され、前記ケースより突出する出力部と、
    前記ケースの径方向外側に配置される他の部材と、
    前記径方向で前記他の部材の外側に配置されて当該他の部材に保持されるライトと、を有し、
    前記ハウジングは、前記径方向で前記ライトの外側を覆う電動工具。
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