JP6303470B2 - 梱包装容器 - Google Patents

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Description

本発明は、フィルムロールの保管、運搬等に用いられる梱包装容器に関する。
長尺のフィルムを巻芯に巻き回してなるフィルムロールを保管、運搬等する場合、フィルムを保護するために、梱包装容器を用いる。梱包装容器を用いる場合、一対の支持体を巻芯の両端部に取り付けた状態のフィルムロールを梱包装容器に収納し、梱包装容器内で一対の支持体によってフィルムロールを支持している。支持体は、板部から突出した突起部が巻芯の端部の中空部に挿入されることにより、フィルムロールに取り付けられる。梱包装容器では、一対の支持体を一対の側板間で保持した状態でフィルムロールを収納している(例えば、特許文献1参照)。このように梱包装容器にフィルムロールを収納することにより、振動、衝撃、異物等からフィルムを保護でき、フィルムの品質劣化を防止できる。
特許第5099149号
一対の支持体が取り付けられた状態のフィルムロールを梱包装容器から出し入れする場合、フィルムロールの搬送装置等によって機械作業で行うか又は人が手作業で行う。例えば、搬送装置で行う場合、各支持体の突起部の側板の側に開口された支持体穴部に搬送装置の各アームをそれぞれ挿入し、一対のアームによってフィルムロールを把持して出し入れを行う。
このようなアームを支持体の支持体穴部に挿入/抜去するためには、支持体の板部と梱包装容器の側板との間にアームの可動スペースが必要となる。一般に、支持体の板部と梱包装容器の側板との間にスペーサを介在させ、スペーサによってアームの可動スペースを確保している。このようなスペーサを梱包装容器内に設けると、スペーサの厚みを厚くするほど梱包装容器を大きくする必要があるので、スペーサは薄いほうがよい。しかし、スペーサを薄くすると、アームの可動スペースが狭くなり、アームの支持体穴部に対する挿入/抜去の作業性が低下し、アームに対する高い位置精度も要求される。
そこで、本技術分野においては、フィルムロールを梱包装容器から出し入れする作業性を向上させることができる梱包装容器が要請されている。
本発明に係る梱包装容器は、長尺のフィルムを巻芯に巻き回してなるフィルムロールを、一対の支持体を巻芯の両端部に取り付けた状態で収納する梱包装容器であって、底板と、フィルムロールの軸線方向において対向する一対の第一側板と、一方の第一側板及び他方の第一側板にそれぞれ接続されるとともに底板に接続される一対の第二側板とを備え、支持体は、板部と、板部から突出した突起部と、突起部の第一側板の側に開口された支持体穴部とを有し、巻芯の端部の中空部に突起部が挿入された状態でフィルムロールに取り付けられ、第一側板は、支持体の支持体穴部の位置に対応して、フィルムロールを出し入れする方向に応じて切り欠かれた切欠部が形成されている。
この梱包装容器は、底板、一対の第一側板及び一対の第二側板によって少なくとも構成される。梱包装容器では、一対の支持体が取り付けられた状態のフィルムロールを、一対の第一側板間に一対の支持体を保持した状態で収納する。支持体には板部から突出した突起部の第一側板の側に開口された支持体穴部があるので、この支持体穴部に搬送装置のアーム等を挿入することによって支持体を把持できる。第一側板には、支持体の支持体穴部の位置に対応して切欠部が形成されている。この切欠部は、一対の支持体が取り付けられた状態のフィルムロールを出し入れする方向に応じて切り欠かれている。そのため、梱包装容器にフィルムロールを入れる場合、この第一側板の切欠部の切り欠かれている部分において、支持体を把持した搬送装置のアーム等を梱包装容器の外側から支持体を底板に載置するまで移動させることができる。また、梱包装容器からフィルムロールを出す場合、この第一側板の切欠部の切り欠かれている部分において、支持体を把持した搬送装置のアーム等を梱包装容器の外側まで移動させることができる。さらに、第一側板の側方が開放されているので、フィルムロールを梱包装容器から出し入れする場合に搬送装置のアーム等を支持体の支持体穴部に対して挿入/抜去するときに、搬送装置のアーム等を第一側板の側方で自由に可動させることができる。このように、この梱包装容器は、第一側板にフィルムロールを出し入れする方向に応じて切欠部を設けることにより、フィルムロールを梱包装容器から出し入れする作業性を向上させることができる。また、梱包装容器内に搬送装置のアーム等を支持体穴部に対して挿入/抜去するためのスペーサが必要ないので、梱包装容器の大きさが必要以上に大きくならない。
一実施形態の梱包装容器では、底板、一対の第一側板及び一対の第二側板によって形成される上方の開口部を覆う蓋を備える。梱包装容器に蓋を備えることにより、蓋で梱包装容器の上部が覆われるので、梱包装容器によるフィルムロールに対する保護性を向上できる。また、複数個の梱包装容器を段積みできる。
一実施形態の梱包装容器では、一対の第一側板の外側にそれぞれ配置される一対の外側板と、第一側板と外側板とを脱着自在に接合するための接合部とを備える。第一側板の外側に外側板を備えることにより、外側板で第一側板の切欠部を覆うことができ、梱包装容器によるフィルムロールに対する保護性を向上できるとともに梱包装容器の強度も向上できる。さらに、第一側板と外側板とを脱着自在に接合できる接合部を備えることにより、フィルムロールを梱包装容器内に収納しているときには第一側板と外側板とを接合して第一側板の切欠部を外側板で覆うことができ、フィルムロールを梱包装容器から出し入れするときには第一側板から外側板を離して第一側板の側方を開放できる。なお、梱包装容器が蓋及び外側板を備える構成の場合、梱包装容器内に光が入るのを防止できるので、フィルムロールとして感光性フィルムロールを適用できる。
一実施形態の梱包装容器では、底板と外側板とが接続され、当該接続されている部分が折り曲げ可能である。このような構成とすることによって、底板に対して外側板を折り曲げて第一側板に外側板を接合できる。さらに、外側板が底板と繋がっているので、梱包装容器の強度を向上できる。
一実施形態の梱包装容器では、フィルムロールを出し入れする方向は、上下方向であり、切欠部は、第一側板の上方側が開口して切り欠かれている。フィルムロールを梱包装容器から出し入れする場合、フィルムロールを上下方向に移動させるのが最も作業性がよい。
一実施形態の梱包装容器では、切欠部の幅は、支持体の支持体穴部の幅よりも広い。第一側板の切欠部の幅を支持体の支持体穴部よりも広くしておくことにより、切欠部において搬送装置のアーム等の移動及び支持体の支持体穴部に対する挿入/抜去をスムーズにでき、フィルムロールを梱包装容器から出し入れする作業性を更に向上させることができる。
本発明によれば、フィルムロールを梱包装容器から出し入れする作業性を向上させることができる。
本実施の形態に係る梱包装容器の斜視図である。 図1に示す梱包装容器の蓋を開いた状態の斜視図である。 図1に示す梱包装容器の蓋及び外側板を開いた状態の斜視図である。 図2に示す梱包装容器にフィルムロールを収納した状態の斜視図である。 図3に示す梱包装容器にフィルムロールを収納した状態の斜視図である。 図5に示す梱包装容器の側面図である。 図1に示す梱包装容器に収納するフィルムロールであり、(a)がフィルムロールの斜視図であり、(b)が一対の支持体が取り付けられた状態のフィルムロールの正面図であり、(c)が一対の支持体が取り付けられた状態のフィルムロールの斜視図である。 図7に示すフィルムロールの支持体であり、(a)が突起部側から見た斜視図であり、(b)が支持体穴部側から見た斜視図である。 図1に示す梱包装容器を展開した状態の斜視図である。
以下、図面を参照して、本発明に係る梱包装容器の実施の形態を説明する。なお、各図において同一又は相当する要素については同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
本実施の形態では、本発明に係る梱包装容器を、折り畳み可能な一体構造の梱包装容器に適用する。本実施の形態では、梱包装容器に収納するフィルムロールとして積層の感光性フィルムからなるフィルムロールを適用し、梱包装容器内に光が入らないような構成になっている。また、本実施の形態では、フィルムロールを梱包装容器から出し入れする方向を上下方向とする。
本実施の形態に係る梱包装容器1は、図4等に示すように、一本のフィルムロール10の保管、運搬等に用いられる略長方形状の箱である。特に、梱包装容器1は、フィルムロール10を出し入れする場合の搬送装置のアーム等による機械作業又は人による手作業の作業性を向上させることができる構造を有している。
梱包装容器1について詳細に説明する前に、図7及び図8を参照して、梱包装容器1に収納するフィルムロール10及び支持体20について説明しておく。図7は、梱包装容器1に収納するフィルムロール10の斜視図等である。図8は、支持体20の斜視図である。
フィルムロール10は、フィルム11と、巻芯12とによって構成される。フィルム11は、一例として感光性フィルムであり、ポジ型でもよいし又はネガ型でもよい。フィルム11は、図7(a)に示すように、三層の積層体であり、ベースフィルム11a、感光層11b、カバーフィルム11cの順で積層されている。フィルム11は、長尺であり、用いられる用途に応じた幅を有している。
巻芯12は、円筒体である。巻芯12は、フィルム11の幅よりも広い幅であり、長尺のフィルム11が巻き回される。巻芯12は、端部に支持体20を取り付けるために、円筒体の少なくとも両端部が中空となっており、中空部12aを有している。
なお、フィルムロール10は、感光性のフィルム11を巻く場合、フィルム11側に光が入らないようにブラックシート等の保護シートで外側が覆われていてもよい。また、フィルム11については、カバーフィルム11cがない2層のフィルムでもよい。本実施の形態では、図7に示すように、フィルムロール10は、軸線方向の長さが径方向の長さより長いフィルムロールとする。
支持体20は、図8に示すように、板部21を備えており、その板部21から突起部22が突出している。支持体20は、例えば、プラスチックによって形成される。板部21は、略正方形状の平板であり、その一辺がフィルム11の厚さと巻数に応じたフィルムロール10の直径より大きい寸法である。
突起部22は、略円筒形状であり、板部21の一方の面の略中央部分において突出している。突起部22は、図7(b)に示すうように、巻芯12の各端部の中空部12aの内径に対応する外径を有し、中空部12aに嵌合する。この突起部22を巻芯12の中空部12aに嵌め込むことにより、巻芯12の端部に支持体20が取り付けられる。このように巻芯12の両端部に支持体20がそれぞれ取り付けられた状態でフィルムロール10が梱包装容器1に収納されることにより、梱包装容器1内でフィルムロール10が一対の支持体20で支持された状態となる。また、一対の支持体20は、フィルムロール10を支持できれば特に制限はなく、該一対の支持体同士が同一のものであってもよく、異なっていてもよい。
突起部22には、図8(b)に示すように、板部21の他方の面側(梱包装容器1内に収納されている場合に梱包装容器1の第一側板50,51の側)に開口された支持体穴部23が形成されている。支持体穴部23は、一対の支持体20が取り付けられた状態のフィルムロール10を梱包装容器1から出し入れする場合に、支持体20を把持するために、搬送装置のアーム、人の指等を挿入するための穴である。支持体穴部23は、突起部22の径より小さい径となるが、搬送装置のアーム、人の指等を十分に挿入可能な径を有している。なお、支持体穴部23は、突起部22の先端部まで開口される穴でもよい。
それでは、図1〜図9を参照して、梱包装容器1について説明する。図1は、梱包装容器1の斜視図である。図2は、梱包装容器1の蓋を開いた状態の斜視図である。図3は、梱包装容器1の蓋及び外側板を開いた状態の斜視図である。図4は、図2に示す梱包装容器1にフィルムロール10を収納した状態の斜視図である。図5は、図3に示す梱包装容器1にフィルムロール10を収納した状態の斜視図である。図6は、図5に示す梱包装容器1の側面図である。図9は、梱包装容器1を展開した状態の斜視図である。
梱包装容器1は、折り畳み可能な一体構造であり、組み立てた状態で箱になる。梱包装容器1は、一対の支持体20,20が取り付けられた一本のフィルムロール10を収納可能な大きさを有する略長方形状の箱である。梱包装容器1の各寸法は、例えば、幅233mm、長さ607mm、高さ245mmである。梱包装容器1は、荷重、衝撃に耐えて箱としての形状を維持できる強度があれば特に材質に制限はなく、例えば、軽量化及び繰り返し使用時の耐久性の点からプラスチック段ボールが挙げられる。プラスチック段ボールの材料としては、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレンが挙げられる。
梱包装容器1は、外底板30、内底板40、第一側板50,51、外側板60,61、第二側板70,71、蓋80を備えている。梱包装容器1は、荷重に十分に耐えるために、外底板30と内底板40との二重の底板となっている。また、梱包装容器1は、内部に光、異物等が入らないように、第一側板50,51の外側に配置される外側板60,61及び蓋80を備える箱である。
外底板30は、梱包装容器1における外側(内底板40の下側)の底板である。外底板30は、略長方形状であり、その短辺側が支持体20の一辺の寸法に応じた寸法であり、その長辺側が一対の支持体20,20が取り付けられた状態のフィルムロール10の長さに応じた寸法である。外底板30の一方の長辺側は、第二側板70の下辺側に一体で繋がっており、第二側板70に接続されている。外底板30の他方の長辺側には、組み立てに必要となる2個の第一嵌込部31,31が形成されている。第一嵌込部31は、略台形状である。外底板30の各短辺側は、外側板60,61の下辺側に一体でそれぞれ繋がっており、外側板60,61がそれぞれ接続されている。
内底板40は、梱包装容器1における内側(外底板30の上側)の底板である。内底板40は、略長方形状であり、外底板30と略同じ寸法である。内底板40の一方の長辺側は、第二側板71の下辺側に一体で繋がっており、第二側板71に接続されている。この接続されている箇所の内底板40側には、組み立てに必要となる2個の第一嵌込用穴部41,41が開口されている。第一嵌込用穴部41は、第一嵌込部31が嵌め込まれる穴である。第一嵌込用穴部41は、第一嵌込部31の位置に対応した位置に配置され、第一嵌込部31の厚さ及び幅に応じた寸法である。内底板40の他方の長辺側には、組み立てに必要となる1個の第二嵌込部42が形成されている。第二嵌込部42は、略長方形状であり、梱包装容器1の厚さ程度の長さである。
第一側板50,51は、フィルムロール10の軸線方向において対向する一対の側板であり、梱包装容器1における短辺側の内側の側板である。また、第一側板50,51は、一対の支持体20,20が取り付けられたフィルムロール10が梱包装容器1に収納されている場合に、支持体20を保持するための側板である。
第一側板50,51は、正方形状に近い略長方形状であり、高さが支持体20の一辺の寸法より若干長い寸法であり、幅が支持体20の一辺の寸法に応じた寸法である。第一側板50の一方の側辺側は、第二側板71の一方の側辺側に一体で繋がっており、第二側板71に接続されている。第一側板50の他方の側辺側の内面は、第二側板70の一方の側辺側のタブ72の外面に接着されており、第二側板70に接続されている。第一側板51の一方の側辺側の内面は、第二側板71の他方の側辺側のタブ73の外面に接着されており、第二側板71に接続されている。第一側板51の他方の側辺側は、第二側板70の他方の側辺側に一体で繋がっており、第二側板70に接続されている。
第一側板50,51は、一対の支持体20,20が取り付けられたフィルムロール10を梱包装容器1から出し入れする場合に搬送装置のアーム、人の指等が上下方向に移動可能かつ側方に移動可能となるように、切欠部52を有している。切欠部52は、略U字形状に切り欠かれており、搬送装置のアーム、人の指等が上方側に梱包装容器1の外側まで移動できるように第一側板50,51の中央部において上方側が開口されている。切欠部52の幅は、図6に示すように、支持体20の支持体穴部23の直径よりも広い。また、切欠部52の最下端部の位置は、支持体20の支持体穴部23の最下端部の位置よりも下方になる位置である。したがって、外側板60,61が第一側板50,51から開かれた状態では、支持体20,20を保持するための第一側板50,51が存在するが、図6に示すように、切欠部52によって支持体20の支持体穴部23の全面が開放され、支持体穴部23より上方側も開放された状態となる。
第一側板50,51の外面の両側部には、外側板60,61と接合させるための面ファスナー53,53が取り付けられている。面ファスナー53は、外側板60,61の面ファスナー62と接合される面ファスナーである。面ファスナー53は、略長方形状であり、その短辺側が第一側板50,51の側部における切り欠かれていない部分の幅より狭い寸法であり、その長辺側が第一側板50,51の高さよりも短い寸法である。
外側板60,61は、フィルムロール10の軸線方向において対向する一対の側板であり、梱包装容器1における短辺側の外側の側板である。また、外側板60,61は、第一側板50,51の上方側が開口されて切り欠かれているので、その切り欠かれている部分を覆うとともに短辺側の側面の強度を確保するための側板である。外側板60,61は、フィルムロール10が梱包装容器1に収納されている場合には第一側板50,51と接合されて閉じられ、フィルムロール10を梱包装容器1から出し入れする場合には第一側板50,51から離されて開けられる。
外側板60,61は、正方形状に近い略長方形状であり、第一側板50,51と略同じ寸法である。外側板60の下辺側は、上記したように外底板30の一方の短辺側に接続されている。外側板61の下辺側は、上記したように外底板30の他方の短辺側に接続されている。このように、外側板60,61は、外底板30とそれぞれ接続されており、外底板30側の基端(外底板30の短辺側に接続されている箇所)を軸として、第一側板50,51に対して開閉が可能である。
外側板60,61の内面の両側部には、第一側板50,51と接合させるための面ファスナー62,62が取り付けられている。面ファスナー62は、第一側板50,51の面ファスナー53と接合される面ファスナーである。面ファスナー62は、第一側板50,51の各面ファスナー53に対応した位置にそれぞれ配置され、面ファスナー53と略同じ形状及び略同じ寸法である。外側板60が第一側板50に対して閉じている場合、外側板60の面ファスナー62,62が第一側板50の面ファスナー53,53と接合される。外側板61が第一側板51に対して閉じている場合、外側板61の面ファスナー62,62が第一側板51の面ファスナー53,53と接合される。なお、本実施の形態では、第一側板50,51の面ファスナー53と外側板60,61の面ファスナー62とで特許請求の範囲に記載の接合部を構成している。
外側板60,61の外面の上端部には、蓋80と接合させるための面ファスナー63が取り付けられている。面ファスナー63は、蓋80の面ファスナー84と接合される面ファスナーである。面ファスナー63は、蓋80の各面ファスナー84に対応した位置にそれぞれ配置され、面ファスナー84と略同じ形状及び略同じ寸法である。
外側板60,61には、面ファスナー63の下方に取っ手64が取り付けられている。取っ手64は、外側板60,61に開口された穴(図示せず)に嵌め込まれて取り付けられる。取っ手64は、人が梱包装容器1を運ぶときに利用される取っ手であり、人の指で把持できる形状であれば特に形状に制限はない。取っ手64は、例えば、プラスチックによって形成される。
第二側板70,71は、フィルムロール10の軸線と直交する方向において対向する一対の側板であり、梱包装容器1における長辺側の側板である。第二側板70,71は、略長方形状であり、高さが支持体20の一辺の寸法より若干長い寸法であり、幅が一対の支持体20,20が取り付けられた状態のフィルムロール10の長さに応じた寸法(底板30,40の長辺側の寸法と略同じ寸法)である。
第二側板70の一方の側辺側には、第一側板50の一部分と接着するために、略直角に折り曲げられた状態のタブ72がある。第二側板71の他方の側辺側には、第一側板51の一部分と接着するために、略直角に折り曲げられた状態のタブ73がある。タブ72,73は、略長方形状であり、高さが第二側板70,71の高さと略同じ寸法であり、幅が第一側板50,51の側部の切り欠かれていない部分の幅と略同じ寸法である。
第二側板70の一方の側辺側のタブ72の外面は、上記したように第一側板50の内面に接着されている。第二側板70の他方の側辺側は、上記したように第一側板51に接続されている。第二側板70の下辺側は、上記したように外底板30に接続されている。この接続されている箇所の第二側板70側には、組み立てに必要となる1個の第二嵌込用穴部74が開口されている。第二嵌込用穴部74は、第二嵌込部42が嵌め込まれる穴である。第二嵌込用穴部74は、第二嵌込部42の位置に対応した位置に配置され、第二嵌込部42の厚さ及び幅に対応する寸法である。第二側板71の他方の側辺側のタブ73の外面は、上記したように第一側板51の内面に接着されている。第二側板71の一方の側辺側は、上記したように第一側板50に接続されている。第二側板71の上辺側は、蓋80の他方の長辺側に一体で繋がっており、蓋80に接続されている。第二側板71の下辺側は、上記したように内底板40に接続されている。
第二側板70の外面の上端部には、蓋80と接合させるための面ファスナー75が取り付けられている。面ファスナー75は、蓋80の面ファスナー85と接合される面ファスナーである。面ファスナー75は、面ファスナー85に対応した位置に配置され、面ファスナー85と略同じ形状及び略同じ寸法である。
蓋80は、二重の底板である外底板30と内底板40、二重の短辺側の側板である第一側板50,51と外側板60,61及び長辺側の側板である第二側板70,71によって形成される梱包装容器1の本体の上方の開口部を覆う蓋である。蓋80は、フィルムロール10が梱包装容器1に収納されている場合には外側板60,61及び第二側板70と接合されて閉じられ、フィルムロール10を梱包装容器1から出し入れする場合には外側板60,61及び第二側板70から離されて開かれる。
蓋80は、略長方形状であり、その短辺側が支持体20の一辺の寸法に応じた寸法であり、その長辺側が一対の支持体20,20が取り付けられた状態のフィルムロール10の長さに応じた寸法である。但し、蓋80は、底板30,40よりも若干大きい寸法である。
蓋80の一方の短辺側には、外側板60と接合するために、タブ81がある。蓋80の他方の側辺側には、外側板61と接合するために、タブ82がある。タブ81,82は、略台形状である。タブ81,82の各寸法については、外側板60,61と接合できれば、適宜の寸法を設定してよい。タブ81,82の各形状についても、外側板60,61と接合できれば、適宜他の形状でもよい。蓋80の一方の長辺側には、第二側板70と接合するために、タブ83がある。タブ83は、略台形状である。タブ83の各寸法については、第二側板70と接合できれば、適宜の寸法を設定してよい。タブ83の形状についても、第二側板70と接合できれば、適宜他の形状でもよい。
タブ81の内面には、外側板60と接合させるための面ファスナー84が取り付けられている。タブ82の内面には、外側板61と接合させるための面ファスナー84が取り付けられている。面ファスナー84は、外側板60,61の面ファスナー63と接合される面ファスナーである。面ファスナー84は、略長方形状であり、その各寸法はタブ81,82の各寸法に応じた寸法である。タブ83の内面には、第二側板70と接合させるための面ファスナー85が取り付けられている。面ファスナー85は、第二側板70の面ファスナー75と接合される面ファスナーである。面ファスナー85は、略長方形状であり、その各寸法はタブ83の各寸法に応じた寸法である。
蓋80の他方の長辺側は、上記したように第二側板71に接続されている。このように、蓋80は、第二側板71と接続されており、第二側板71側の基端(第二側板71の長辺側に接続されている箇所)を軸として、開閉が可能である。蓋80が閉じられている場合、タブ81の面ファスナー84が外側板60の面ファスナー63と接合され、タブ82の面ファスナー84が外側板61の面ファスナー63と接合され、タブ83の面ファスナー85が第二側板70の面ファスナー75と接合される。
上記した外底板30、内底板40、第一側板50,51、外側板60,61、第二側板70,71、蓋80による一体構造の梱包装容器1が展開された場合、梱包装容器1は図9に示すような状態になる。この図9に示す状態(立体的な状態)から折り畳むことによって、平面的な薄い状態にすることも可能である。
図9を参照して、展開された状態の梱包装容器1の組み立て方を説明する。まず、内底板40を第二側板71に対して略直角に折り曲げ、内底板40の第二嵌込部42を第二側板70の第二嵌込用穴部74に嵌め込む。次に、外底板30を第二側板70に対して略直角に折り曲げ、外底板30の第一嵌込部31,31を内底板40の第一嵌込用穴部41,41に嵌め込む。これによって、梱包装容器1が図3に示す状態になる。
次に、外側板60を外底板30に対して略直角に折り曲げ、外側板60の面ファスナー62,62と第一側板50の面ファスナー53,53とをそれぞれ接合する。また、外側板61を外底板30に対して略直角に折り曲げ、外側板61の面ファスナー62,62と第一側板51の面ファスナー53,53とをそれぞれ接合する。これによって、梱包装容器1が図2に示す状態になる。
蓋80を閉める場合、蓋80を第二側板71に対して略直角に折り曲げ、蓋80の面ファスナー84,84と外側板60,61の面ファスナー63,63とをそれぞれ接合するとともに蓋80の面ファスナー85と第二側板70の面ファスナー75とを接合する。これによって、梱包装容器1が図1に示す状態になる。
一対の支持体20,20が取り付けられたフィルムロール10を梱包装容器1に入れる場合と梱包装容器1から出す場合の動作について説明する。ここで、フィルムロール10の搬送装置(図示せず)による機械作業で行う場合について説明する。
梱包装容器1に入れる場合について説明する。フィルムロール10が収納されていない空の梱包装容器1に対して、梱包装容器1の蓋80の面ファスナー84,84と外側板60,61の面ファスナー63,63とがそれぞれ離されるとともに蓋80の面ファスナー85と第二側板70の面ファスナー75とが離され、梱包装容器1の蓋80が開けられる(図2に示す状態)。さらに、梱包装容器1の外側板60,61の各面ファスナー62と第一側板50,51の各面ファスナー53とがそれぞれ離され、第一側板50,51に対して外側板60,61がそれぞれ開かれる(図3に示す状態)。ここまでの各作業については、搬送装置による機械作業でもよいし又は人による手作業でもよい。
搬送装置では、ホームポジションに位置する左右の各アームをフィルムロール10に取り付けられている各支持体20,20の側方の上方位置まで移動させる。次に、搬送装置では、各アームを各支持体20,20の支持体穴部23の高さ位置まで下方に移動させる。次に、搬送装置では、各アームを内側(支持体20に近づく側)に移動させ、各アームを各支持体20,20の支持体穴部23内にそれぞれ挿入する。次に、搬送装置では、左右の各アームによって各支持体20,20を把持した状態でフィルムロール10を持ち上げ、フィルムロール10を梱包装容器1の開口部の上方まで移動させる。この際、搬送装置では、各支持体20,20の板部21の外面を第一側板50,51の内面に対して位置調整し、板部21の各側面を第二側板70,71の内面に対して位置調整する。
次に、搬送装置では、各支持体20,20の板部21の底面が内底板40の上面に着くまで各アームを下方に移動させる(図5に示す状態)。この際、第一側板50,51には上方が開口した切欠部52があるので、各アームを下方に自由に移動させることができる。梱包装容器1では、各支持体20,20の板部21の外面が各第一側板50,51の内面に略接した状態になり、第一側板50,51によって支持体20,20をそれぞれ保持している。
次に、搬送装置では、各アームを側方(支持体20から離れる側)に移動させ、各アームを各支持体20,20の支持体穴部23から抜去する。この際、第一側板50,51の側方が開放されているので、各アームを自由に移動させることができる。次に、搬送装置では、各アームを上方に移動させ、各アームをホームポジジョンに戻す。この際、第一側板50,51には上方が開口された切欠部52があるので、各アームを上方側に自由に移動させることができる。
最後に、梱包装容器1の外側板60,61が外底板30に対して略直角に折り曲げられ、外側板60,61の各面ファスナー62と第一側板50,51の各面ファスナー53とがそれぞれ接合され、第一側板50,51に対して外側板60,61がそれぞれ閉じられる(図4に示す状態)。さらに、梱包装容器1の蓋80が第二側板71に対して略直角に折り曲げられ、蓋80の面ファスナー84,84と外側板60,61の面ファスナー63,63とがそれぞれ着けられるとともに蓋80の面ファスナー85と第二側板70の面ファスナー75とが着けられ、梱包装容器1の蓋80が閉じられる(図1に示す状態)。この外側板60,61及び蓋80を閉じる各作業については、搬送装置による機械作業でもよいし又は人による手作業でもよい。これまでの作業で、フィルムロール10が梱包装容器1内に収納される。
梱包装容器1から出す場合について説明する。フィルムロール10が収納された梱包装容器1に対して、上記と同様の動作により、梱包装容器1の蓋80が開けられ(図4に示す状態)、第一側板50,51に対して外側板60,61がそれぞれ開かれる(図5に示す状態)。
搬送装置では、ホームポジションに位置する左右の各アームを梱包装容器1内の各支持体20,20の側方の上方位置まで移動させる。次に、搬送装置では、各アームを各支持体20,20の支持体穴部23の高さ位置まで下方に移動させる。この際、第一側板50,51の側方が開放されているので、各アームを下方に自由に移動させることができる。
次に、搬送装置では、各アームを内側に移動させ、各アームを各支持体20,20の支持体穴部23内にそれぞれ挿入する。この際、第一側板50,51の側方が開放されているので、各アームを自由に移動させることができる。次に、搬送装置では、各アームによって各支持体20,20を把持した状態でフィルムロール10を上方に持ち上げる。この際、第一側板50,51には上方が開口した切欠部52があるので、各アームを上方に自由に移動させることができる。次に、搬送装置では、各アームによって各支持体20,20を把持した状態でフィルムロール10を予め決められた所定の場所まで移動させ、各アームを各支持体20,20の支持体穴部23からそれぞれ抜去する。これまでの作業で、フィルムロール10が梱包装容器1から取り出される。
この梱包装容器1によれば、第一側板50,51にフィルムロール10を出し入れする方向に応じて切欠部52をそれぞれ設けることにより、フィルムロール10を梱包装容器1から出し入れする作業性を向上させることができる。特に、第一側板50,51の側方を、外側板60,61を開いて開放できるので、搬送装置のアーム等を自由に可動させることができるので、アーム等に対する高い位置精度が必要とされない。また、梱包装容器1内に搬送装置のアーム、人の指等を支持体20の支持体穴部23に挿入/抜去するためのスペーサを必要としないので、梱包装容器1の大きさが必要以上に大きくならない。
また、梱包装容器1によれば、蓋80を備えることにより、蓋80で梱包装容器1の上方の開口部が覆われるので、梱包装容器1によるフィルムロール10に対する保護性を向上でき、複数個の梱包装容器1の段積みもできる。
また、梱包装容器1によれば、第一側板50,51の外側に外側板60,61を備えることにより、外側板60,61で第一側板50,51の切欠部52を覆うことができるので、梱包装容器1によるフィルムロール10に対する保護性を向上できるとともに梱包装容器1の短辺側の側面の強度も向上できる。さらに、梱包装容器1によれば、第一側板50,51と外側板60,61とを脱着自在に接合できる面ファスナー53,62からなる接合部を備えることにより、フィルムロール10を梱包装容器1内に収納しているときには第一側板50,51に対して外側板60,61を閉じることができ、フィルムロール10を梱包装容器1から出し入れするときには第一側板50,51に対して外側板60,61を開くことができる。
なお、梱包装容器1が蓋80及び第一側板50,51の切欠部52,52を覆う外側板60,61を備える構成なので、梱包装容器1内に光が入るのを防止でき、フィルムロール10として感光性フィルムを適用できる。さらに、このような構成なので、梱包装容器1内に異物、埃等が入るのも防止できる。
また、梱包装容器1によれば、外底板30と外側板60,61とが接続され、その接続されている部分が折り曲げ可能であるので、外底板30に対して外側板60,61を折り曲げて第一側板50,51に外側板60,61を接合できる。さらに、外底板30と外側板60,61とが一体で繋がっているので、梱包装容器1の強度を向上できる。この強度については、外側板60,61に取っ手64が設けられているので、この取っ手64を使って梱包装容器1を持ち上げたときに有効となる。また、外側板60,61に取っ手64が設けられているので、この取っ手64を使って梱包装容器1を持ち上げたときに、第一側板50,51の面ファスナー53と外側板60,61の面ファスナー62とが離れるようなこともない。
また、梱包装容器1によれば、切欠部52が第一側板50,51の上方側が開口して切り欠かれているので、フィルムロール10を梱包装容器1から出し入れ場合に最も作業に優れる上下方向にフィルムロール10を出し入れすることができる。また、梱包装容器1によれば、切欠部52の切り欠かれる幅が支持体20の支持体穴部23の幅よりも広いので、切欠部52において搬送装置のアーム、人の指等の移動をスムーズにでき、フィルムロール10を梱包装容器1から出し入れする作業性を更に向上させることができる。
また、梱包装容器1によれば、底面が外底板30と内底板40による二重となっていので、底面にかかる大きな荷重に十分に対応でき、梱包装容器1の強度も向上できる。また、梱包装容器1によれば、折り畳み可能な一体構造なので、使用していない場合には折り畳んでコンパクトにでき、梱包装容器1自体の保管、運搬等に便利である。
以上、本発明に係る実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されることなく様々な形態で実施される。
例えば、本実施の形態ではプラスチック製の段ボールを用いた梱包装容器に適用したが、紙製等の他の段ボールを用いてもよいし、また、段ボール以外の板等の素材を用いてもよい。
また、本実施の形態では折り畳み可能な一体構造の梱包装容器に適用したが、各部材が別体であり、複数の部材を予め組み立てた梱包装容器でもよい。一体構造についても一例を示したので、他の形態の一体構造でもよい。
また、本実施の形態では1個のフィルムロールを収納する梱包装容器に適用したが、複数個のフィルムロールを収納する梱包装容器に適用してもよい。複数個の場合、横方向に並べた2個以上のフィルムロールを収納する場合、上下方向に並べて2個以上のフィルムロールを収納する場合、横方向及び上下方向に並べた4個以上のフィルムロールを収納する場合がある。
また、本実施の形態では梱包装容器に収納するフィルムロールとして3層(積層)のフィルムを適用したが、単層のフィルムを適用してもよいし、2層、4層以上の積層のフィルムを適用してもよい。
また、本実施の形態では梱包装容器に収納するフィルムロールとして感光性フィルムを適用したが、感光性以外のフィルムを適用してもよい。感光性以外のフィルムの場合、梱包装容器内に光が入ってもよいので、蓋を備えない梱包装容器、第一側板の切欠部を覆うための外側板を備えない梱包装容器、取っ手が側板に開口された穴で構成された梱包装用容器等でもよい。
また、本実施の形態ではフィルムロールを出し入れする方向を上下方向(そのために、第一側板の上方を開口した切欠部)としたが、搬送装置のアームの可動方向の制約等によりフィルムロールを上下方向で出し入れできない場合があるので、横方向等の他の方向を出し入れ方向としてもよい。第一側板には、この横方向等の出し入れ方向に応じて切欠部を形成する。例えば、横方向が出し入れ方向の場合、第一側板の側方を開口した切欠部を形成するので、第一側板(ひいては、梱包装容器)が変形しないように、第一側板等については強度の高い素材を用いるとよい。
また、本実施の形態では第一側板と外側板との接合部として面ファスナーを用いたが、繰り返し接着可能な接着剤等の他のもので接合部を構成してもよい。また、本実施の形態では面ファスナーの形状を略長方形状としたが、他の形状でもよい。また、本実施の形態では各箇所に1ペアの面ファスナーで構成したが、各箇所に複数ペアの小さい面ファスナーで構成してもよい。
また、本実施の形態では底板と外側板とが接続され、この接続されている部分が折り曲げ可能な構造としたが、底板と外側板とが接続されておらず、別体でもよい。別体の場合、第一側板と外側板との接合部として、第一側板に溝を設け、その溝に外側板をスライドさせて接合させる構成の接合部、第一側板と外側板とに係合関係のある形状をそれぞれ形成し、その係合する部分を係合させて接合させる構成の接合部等でもよい。
また、本実施の形態では蓋を各側板に面ファスナーで接合する構成としたが、接合しない構成でもよい。例えば、蓋が別体の場合、被せるだけの蓋でもよい。
また、本実施の形態ではフィルムロールの軸線方向が径方向より長いので、第一側板が短辺側の側板であり、第二側板が長辺側の側板である梱包装容器となったが、フィルムロールの径方向が軸線方向より長い場合には第一側板が長辺側の側板であり、第二側板が短辺側の側板である梱包装容器となる。また、フィルムロールの径方向と軸線方向とが同程度の長さの場合には第一側板と第二側板とが同じ幅の梱包装容器となる場合もある。
また、本実施の形態では第一側板の切欠部の幅を巻芯の中空部の直径よりも長い幅としたが、搬送装置のアーム、人の手等を中空部に挿入することが可能であれば、切欠部の幅を巻芯の中空部の直径よりも短い幅又は同じ幅にしてもよい。また、本実施の形態では第一側板の切欠部の形状を略U字形状としたが、搬送装置のアーム、人の手等が移動でき、巻芯の中空部に挿入/抜去できれば、他の形状でもよい。
1…梱包装容器、10…フィルムロール、11…フィルム、11a…ベースフィルム、11b…感光層、11c…カバーフィルム、12…巻芯、12a…中空部、20…支持体、21…板部、22…突起部、23…支持体穴部、30…外底板、31…第一嵌込部、40…内底板、41…第一嵌込用穴部、42…第二嵌込部、50,51…第一側板、52…切欠部、53…面ファスナー、60,61…外側板、62,63…面ファスナー、64…取っ手、70,71…第二側板、72,73…タブ、74…第二嵌込用穴部、75…面ファスナー、80…蓋、81,82,83…タブ、84,85…面ファスナー。

Claims (6)

  1. 長尺のフィルムを巻芯に巻き回してなるフィルムロールを、一対の支持体を前記巻芯の両端部に取り付けた状態で収納する梱包装容器であって、
    長方形状であるとともに他方の長辺側に第一嵌込部が形成されている外底板、及び当該外底板の内側に位置し且つ長方形状であるとともに、一方の長辺側に前記第一嵌込部が嵌め込まれる第一嵌込用穴部が開口されており且つ他方の長辺側に第二嵌込部が形成されている内底板と、
    前記フィルムロールの軸線方向において対向する一対の第一側板と、
    一方の前記第一側板及び他方の前記第一側板にそれぞれ接続されるとともに前記外底板又は前記内底板に接続されており、前記外底板の一方の長辺側と接続されている箇所側に前記第二嵌込部が嵌め込まれる第二嵌込用穴部が開口されている第二側板を含む一対の第二側板と、
    を備え、
    前記支持体は、板部と、前記板部から突出した突起部と、前記突起部の前記第一側板の側に開口された支持体穴部とを有し、前記巻芯の端部の中空部に前記突起部が挿入された状態で前記フィルムロールに取り付けられ、
    前記第一側板は、前記支持体の前記支持体穴部の位置に対応して、前記フィルムロールを出し入れする方向に応じて切り欠かれた切欠部が形成されている、梱包装容器。
  2. 前記外底板と前記内底板、前記一対の第一側板及び前記一対の第二側板によって形成される上方の開口部を覆う蓋を備える、請求項1に記載の梱包装容器。
  3. 前記一対の第一側板の外側にそれぞれ配置される一対の外側板と、
    前記第一側板と前記外側板とを脱着自在に接合するための接合部と、を備える、請求項1又は請求項2に記載の梱包装容器。
  4. 前記外底板と前記外側板とが接続され、当該接続されている部分が折り曲げ可能である、請求項3に記載の梱包装容器。
  5. 前記フィルムロールを出し入れする方向は、上下方向であり、
    前記切欠部は、前記第一側板の上方側が開口して切り欠かれている、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の梱包装容器。
  6. 前記切欠部の幅は、前記支持体の前記支持体穴部の幅よりも広い、請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の梱包装容器。
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