JP6300580B2 - クリーニング装置、プロセスカートリッジ、および画像形成装置 - Google Patents

クリーニング装置、プロセスカートリッジ、および画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、ブレード部を支持部材に固定したクリーニングブレードをトナーの収容部に組み付けて構成されるクリーニング装置に関する。
トナーを用いて像担持体(感光ドラム又は中間転写ベルト)にトナー像を形成し、像担持体に形成されたトナー像を記録材に転写する画像形成装置が広く用いられている。画像形成装置の像担持体や記録材を搬送するベルト部材には、画像形成に伴って付着したトナーを回収するために、クリーニングブレードを用いたクリーニング装置が設けられている。
特許文献1に示されるように、クリーニング装置は、ブレードを支持部材に固定したクリーニングブレードを、回収したトナーを収容する収容部に組み付けて構成される。ブレードのエッジに沿った方向のクリーニング装置の両端部には、クリーニングブレードの端面と収容部の隙間からトナーが外部へ漏れ出さないように、スポンジ組織のゴム材料で形成された封止部材が配置される。
特開2008−299064号公報
特許文献1のクリーニング装置は、封止部材がブレード側に貼付されるものと、収容部側に貼付されるものとに二分割されるため、シール性と取り付け作業性との両立が困難である。
本発明は、ブレード端部のシール性が低下することを抑制しながら、シール取付作業性が低下することを抑制可能なクリーニング装置を提供することを目的としている。
本発明のクリーニング装置は、像担持体に当接され、前記像担持体上のトナーをクリーニングするブレードと、前記ブレードが取り付けられた板金部材と、を有するブレードユニットと、前記ブレードユニットが取り付けられ、前記ブレードにて回収したトナーが収容される収容部を有する容器と、前記容器に取り付けられ、前記ブレードの長手方向端部をシールするシール部材と、を有するものである。そして、前記シール部材は、前記ブレードの長手方向端部で、前記板金部材取り付けられている前記ブレードの第1面において、前記ブレードの自由長側から前記板金部材の先端部よりも根元側まで延びるように配置され、前記ブレードユニットが前記容器に取り付けられた際に前記ブレードの前記第1面と前記容器との間、及び前記板金部材と前記容器との間、で圧縮される第1シール部と、前記ブレードの長手方向から見たとき、前記ブレードの前記第1面と前記板金部材の先端とで形成される段差部と、前記第1シール部と、で囲まれた隙間部の全域を前記第1シール部と協働して前記ブレードの長手方向から前記隙間部を覆うように設けられ、前記ブレードの長手方向端面と前記容器との間、及び前記板金部材の長手方向端面と前記容器との間で圧縮される第2シール部と、を有し、前記容器は、前記第1シール部が取り付けられる第1座面と、前記第2シール部が取り付けられる第2座面と、を備え、前記第2座面は、少なくとも前記隙間部に対向する位置に配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、ブレード端部のシール性が低下することを抑制しながら、シール取付作業性が低下することを抑制可能である。
画像形成装置の構成の説明図である。 プロセスカートリッジの軸垂直断面図である。 ドラムクリーニング装置の構造の説明図である。 クリーニングブレードの組み付けの説明図である。 クリーニングブレードの封止構造の説明図である。 弾性シール部材のシール領域の説明図である。 比較例1のドラムクリーニング装置のシール構造の説明図である。 比較例2のドラムクリーニング装置のシール構造の説明図である。 実施の形態2のドラムクリーニング装置の構成の説明図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
<実施の形態1>
(画像形成装置)
図1は画像形成装置の構成の説明図である。図1に示すように、画像形成装置60は、中間転写ベルト61の下向き面に沿って画像形成部60Y、60M、60C、60Bkを配列したタンデム型中間転写方式のフルカラープリンタである。ただし、画像形成装置の色数は4色に限定されるものではなく、また色の並び順も図1に示す順とは限らない。
画像形成部60Yでは、感光ドラム1Yにイエロートナー像が形成されて中間転写ベルト61に転写される。画像形成部60Mでは、感光ドラム1Mにマゼンタトナー像が形成されて中間転写ベルト61に転写される。画像形成部60C、60Bkでは、それぞれ感光ドラム1C、1Bkにシアントナー像、ブラックトナー像が形成されて中間転写ベルト61に転写される。
中間転写ベルト61に転写された四色のトナー像は、二次転写部T2へ搬送されて記録材Sへ二次転写される。分離ローラ63は、記録材カセット62から引き出した記録材Sを1枚ずつに分離して、レジストローラ65へ送り出す。レジストローラ65は、中間転写ベルト61のトナー像にタイミングを合わせて記録材Sを二次転写部T2へ送り込む。4色のトナー像を二次転写された記録材Sは、定着装置9で加熱加圧を受けて表面にトナー像を定着される。
片面印刷の場合、画像を定着された記録材Sは、排紙ローラ69の順回転によって排紙トレイ601上に排出される。両面印刷の場合、排紙ローラ69の順回転により記録材Sの後端がフラッパー602を通過すると、排紙ローラ69が逆回転して記録材Sの先後端を入れ替えて両面搬送パス603へ搬送する。その後、記録材Sは搬送パス64へ合流してレジストローラ65へ搬送され、表面側の印刷と同様に二次転写部T2へ給送されて裏面にもトナー像が転写され、定着装置9にて画像を記録材Sに定着される。
(画像形成部)
画像形成部60Y、60M、60C、60Bkは、それぞれの現像装置3で用いるトナーの色がイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックと異なる以外は、ほぼ同一に構成される。以下では、画像形成部60Bkについて説明し、他の画像形成部60Y、60M、60Cについては、重複する説明を省略する。
画像形成部60Bkは、像担持体の一例である感光ドラム1Bkを囲んで、帯電装置2、露光装置68、現像装置3、転写ローラ4、ドラムクリーニング装置5を配置している。感光ドラム1Bkは、アルミニウム製シリンダの外周面に感光層を形成しており、所定のプロセススピードで回転する。
帯電装置2は、負極性の直流電圧に交流電圧を重畳した振動電圧を帯電ローラに印加して、感光ドラム1Bkを一様な負極性の電位に帯電させる。露光装置68は、各色の画像を展開した走査線画像信号をON−OFF変調したレーザービームを回転ミラーで走査して、感光ドラム1Bkの表面に画像の静電像を書き込む。現像装置3は、トナーを感光ドラム1Bkに移転させて静電像をトナー像に現像する。画像形成によって現像装置3で消費されたトナー量に見合った量の新しいトナーが、トナーカートリッジ605から不図示のトナー搬送経路を経て現像装置3に供給される。
転写ローラ4は、中間転写ベルト61を押圧して、感光ドラム1Bkと中間転写ベルト61の間に転写部を形成する。転写ローラ4に正極性の直流電圧が印加されることにより、感光ドラム1Bkに担持された負極性のトナー像が中間転写ベルト61へ転写される。ドラムクリーニング装置5は、感光ドラム1Bkにクリーニングブレードを摺擦させて、感光ドラム1Bkの表面に付着した転写残トナーを除去する。
中間転写ベルト61は、テンションローラ7c、二次転写対向ローラを兼ねた駆動ローラ66、及び張架ローラ7a、7bに掛け渡して支持され、駆動ローラ66に駆動されて矢印C方向に回転する。二次転写ローラ67は、駆動ローラ66に内側面を支持された中間転写ベルト61に当接して二次転写部T2を形成する。二次転写ローラ67に正極性の直流電圧が印加されることで、中間転写ベルト61上のトナー像が記録材Sへ移転する。ベルトクリーニング装置8は、中間転写ベルト61にクリーニングブレードを摺擦させて、中間転写ベルト61の表面の転写残トナーを回収する。
(プロセスカートリッジ)
図2はプロセスカートリッジの軸垂直断面図である。図1に示すように、中間転写ベルト61の上向き面に沿って、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)のプロセスカートリッジ30が配列している。プロセスカートリッジ30は、感光ドラム1(Y)の長手方向にスライドさせて画像形成装置60に着脱される。
図2に示すように、プロセスカートリッジ30は、画像形成装置60の各色ごとの感光ドラム1、帯電装置2、ドラムクリーニング装置5、現像装置3を独立した筺体に収めて、画像形成装置60から個別に着脱可能にしたものである。
プロセスカートリッジ30は、感光ドラム1を含むドラムユニット33と現像装置3とが連結された形となっている。プロセスカートリッジ30は、現像装置3まで含めた一体型カートリッジであるが、現像装置3を含まない形態のプロセスカートリッジでも構わない。
(ドラムクリーニング装置)
図2に示すように、プロセスカートリッジ30のドラムクリーニング装置5は、像担持体上の一例である感光ドラム1に付着した転写残トナーを、ウレタンゴム等の弾性材料からなるブレード51を用いて回収する。容器31によって支持されている感光ドラム1に対して、容器31によって支持されているブレード51のエッジを当接させて、転写後に感光ドラム1からトナーを掻き取っている。感光ドラム1の表面に付着した転写残トナーは、ブレード51に掻き取られて収容部54に落下する。収容部54に落下して堆積したトナーは、搬送スクリュー55によってドラムクリーニング装置5の長手方向の一端部に搬送され、そこから外部へパイプで取り出して不図示の回収トナー容器へ回収される。
(封止構造)
図3はドラムクリーニング装置の構造の説明図である。図4はクリーニングブレードの組み付けの説明図である。図5はクリーニングブレードの封止構造の説明図である。図6は弾性シール部材のシール領域の説明図である。
図3に示すように、ドラムクリーニング装置5を感光ドラム側からみたとき、ブレード51は、ステンレスの厚さ1mmの板金52に固定されている。ブレード51と板金52によりブレードユニットを構成している。板金部材の一例である板金52は、容器31にビス58を締結して交換可能に組み立てられている。
ドラムクリーニング装置5では、ブレード51が掻き落としたトナーが収容部54に収納される。収容部54の長手方向の端部においてブレード51と容器31の間に隙間があると、隙間からトナーが外へ漏れ出す可能性がある。
そこで、収容部54に回収したトナーの漏れ出しを防止する構成として、ブレード51の長手方向端部をシールするシール部材の一例である弾性シール部材53を配置している。弾性シール部材53は、ブレード51の外側へはみ出すように配置され、容器31とブレード51のブレード51の厚み方向の対向間隔を埋めるだけでなく、ブレード51側面をも一体に覆ってシール性能を発揮している。
弾性シール部材53としては、ウレタンフォーム、シリコンゴム、フェルト等の弾性部材であって、ばね定数が小さいものが好ましい。これにより、容易に良好なクリーニング性能の端部シールを安定して生産できる。
図4の(a)に示すように、容器31の座面31e(第1座面)及び起立面31f(第2座面)にウレタンゴムのスポンジで形成された直方体の弾性シール部材53を両面テープにより貼付している。起立面31fは、外側に開いているので、貼付された弾性シール部材53は斜めに変形している。
図4の(b)に示すように、弾性シール部材53の上にブレード51を固定した板金52を載置して、図3に示すように、ビス58を締結している。図4(b)のようにブレードを容器に取り付けた際に、弾性シール部材53がブレード面51bと容器との間で圧縮されるように長さL1が設定されている。(図5(b)参照)
また、図4(b)のようにブレードを容器に取り付けた際に、後述するように図6の隙間部Xがシールされるように、ブレード51が取り付けられる前の弾性シール部材53の厚みが設定されている。尚、弾性シールの厚みを厚くしすぎると、ブレード端部のクリーニング圧に影響を与える為、僅かに圧縮されるように設定されている。
図5の(a)に示すように、容器31の起立面31fに貼付された弾性シール部材53の一部(第2シール部)は、圧縮を伴って起立面31fとブレード51及び板金52の側面との対向間隔を埋めている。起立面31fは、少なくとも隙間部Xに対向する位置に配置されている。容器31の座面31eに貼付された弾性シール部材53の一部(第1シール部)は、圧縮を伴ってブレード51及び板金52と座面31eの対向間隔を埋めている。
弾性シール部材53は、ブレード51の両端に配置されてブレード51及び板金52の長手方向の端部と容器31の隙間をシールする。同時に、弾性シール部材53は、ブレード51と板金52との結合部においては、ブレード51の端面51aと板金52の端面52aとをシールする。弾性シール部材53がブレード端面51a及び板金端面52aに圧接するように、弾性シール部材53の収容部が設計されている。
図5の(b)に示すように、容器31の弾性シール部材53が取り付けられる部分の形状を座面31eと起立面31f(テーパー部)とで構成した。これにより、起立面31fとブレード端面51a及び板金端面52aとの間に弾性シール部材53が圧縮状態で保持される。ブレード端面51a及び板金端面52aに弾性シール部材53が圧接して、弾性シール部材53がブレード端面51a及び板金端面52aを長手方向の外側から積極的にシールする。このため、ブレード51上に形成される板金52の厚み分の段差に追従できない弾性シール部材53が段差に沿って長手方向の隙間部Xを形成したとしても、弾性シール部材53が長手方向の外側から隙間部Xを封止して漏れ出しを阻止できる。
弾性シール部材53のうちブレード51の長手方向の内側で封止に関与する部分の長さL1は、外側で封止に関与する部分の長さL2よりも小さい。ここでは、L2=2mm、L1=1.8mmである。
図6に示すように、ブレード51上に形成される板金52の厚み分の段差に沿って、弾性シール部材53の対向面との間に、弾性シール部材53で埋め切れない隙間部Xが形成される可能性がある。隙間部Xは、収容部54に連通しているため、回転する感光ドラムが収容部54へ押し込む気流とともに収容部54のトナーが隙間部Xから外部へ吹き出す可能性がある。しかし、本実施例では、容器31に密着した弾性シール部材53によって、破線で囲んだ領域53mが長手方向の外側から内側へ向かって押圧される形式で一体に覆われている。このため、隙間部Xを通じた収容部54から外部へのトナーの漏れ出しが阻止される。
(比較例)
図7は比較例1のドラムクリーニング装置のシール構造の説明図である。図8は比較例2のドラムクリーニング装置のシール構造の説明図である。図7中、(a)は斜視図、(b)は平面図である。
図7の(a)に示すように、比較例1でも、実施の形態1と同様に、ブレード51で感光ドラム上の転写残トナーを捕集して収容部54に回収する。
しかし、比較例1では、収容部54に回収したトナーの封止構造として、ブレード51の端部と容器31のブレード厚み方向の対向間隔にのみ弾性シール部材53Eを配置している。すなわち、実施の形態1においてブレード51及び板金52の端面に配置される弾性シール部材の部分を欠いている。
図7の(b)に示すように、比較例1では、容器31に貼り付けた弾性シール部材53Eが、ブレード面51bと板金面52bとに加圧されて変形した状態で板金面52bとブレード面51bとに一体に密着している。しかし、1つの弾性シール部材53Eだけでは、ブレード51上に形成される板金52の厚み分の段差とブレード面51bとの間の直角の隅を十分に封止できない。段差の直角の隅を弾性シール部材53Eが埋め切れないので、段差の隅と弾性シール部材53Eとの対向部に隙間部Xが形成される。弾性シール部材53Eを隙間部Xの壁面に密着させることは難しい。隙間部Xが形成されると、隙間部Xを通じて収容部54内のトナーが漏出する可能性がある。
図8に示すように、比較例2では、板金面52bと容器の隙間は、比較例1と同様に弾性シール部材532を圧縮状態で配置して埋めている。しかし、比較例2では、板金52の厚みによる段差を埋めるための別部材の弾性シール部材531を設けている。弾性シール部材531は、板金52の厚みよりも厚いスポンジ組織のゴム材料である。このため、弾性シール部材532とブレード面51bとの間で圧縮されて板金52の厚みによる段差の凹所に隙間部Xを形成することなく弾性シール部材532とブレード面51bとの隙間を埋めることができる。
しかし、比較例2では、隙間部Xのシール性が向上する代わりに、弾性シール部材532、531で形成される段差の位置と、板金52とブレード51で形成される段差の位置とを精度よく位置決めする必要があり、取り付け作業性が低下してしまう。
(実施の形態1と比較例1、2との比較)
以上説明したように、実施の形態1では、図5の(a)に示すように、シール部材の一例である弾性シール部材53は、第1シール部と第2シール部とが一体に形成されている。
第1シール部は、ブレード51の長手方向端部で、金部材が取り付けられている第1面において、前記ブレードの自由長側から前記板金部材の先端部よりも根元側まで延びるように配置される。第1シール部は、ブレード51が板金52を介して容器31に取り付けられた際にブレード51の第1面と容器31との間、及び板金52と容器31との間、で圧縮されてシールする。
第2シール部は、ブレード51の長手方向から見たとき、ブレード51の第1面と板金52部材の先端とで形成される段差部と、第1シール部とで囲まれた隙間部Xの全域を第1シール部と協働してブレード51の長手方向から覆う。第2シール部は、ブレード51の長手方向端面と容器31との間、及び板金52の長手方向端面と容器31との間で圧縮される。
実施の形態1では、ブレード部の長手方向における第1シール部の長さは、第2シール部の長さよりも短い。このため、クリーニング性に関わるブレード面51bの端部に当接する弾性シール部材53の押圧力を小さくすることができる。弾性シール部材53の当接圧がブレード51のクリーニング性能に影響を及ぼすことを回避できる。
実施の形態1では、板金52の段差の凹所からのトナー漏出を防止するために、ブレード端面51aの弾性シール部材53の面積を確保する必要がなくなる。このため、比較例1に比較して、ブレード端面51aと弾性シール部材53の当接面積(エッジに沿った方向の長さ)を小さくすることができる。そして、弾性シール部材53のエッジに沿った方向の長さを小さくすれば、ブレード51で掻き落としたトナーをブレード51の長手方向の全域にわたって収容部54に落すことができるので、コンパクトな容器31の設計が可能になる。
実施の形態1では、収容部54は、クリーニングブレードよりも外側で端面に対向するテーパー部の一例である起立面31fを有し、弾性シール部材53が圧縮状態でクリーニングブレード端面と起立面31fとの間に保持される。そして、ブレード51及び板金52の端面の厚み一杯まで端面と容器31の対向面との隙間を弾性シール部材53によって積極的にシールする。このため、ブレード面51bと板金面52bの段差に隙間部Xが生じても、端面でシールを補完してトナー漏出を回避できる。
実施の形態1では、起立面31fは、収容部54の弾性シール部材53を支持する面から遠ざかるほどクリーニングブレードの端面から遠ざかる傾斜面である。容器31の対向面である起立面31fが傾斜面であるため、クリーニング性に影響が無いブレード端面51a及び端面52aへ積極的にシール圧を発生させて、段差に生じる隙間部Xのシール性を高めることができる。
実施の形態1では、ブレード51の端部からのトナー漏出を低減したクリーニング装置を採用したプロセスカートリッジ、及び、画像形成装置を提供できる。
実施の形態1では、弾性シール部材53を容器31に貼付することによって、弾性シール部材53の姿勢をあらかじめ容器31で定めることができる。このため、容易にクリーニングブレードを容器31に取り付けることが可能になる。
実施の形態1では、ブレード面51b及び板金面52bと端面のシール部材を一枚の弾性シール部材53によってシールするので、後述する実施の形態2のように、面シール部材と端面シール部材の間の隙間を通じたトナーの漏出が発生しない。
実施の形態1では、容器31のシール貼付面の形状を、傾斜面に構成したので、クリーニングブレード取付け時に弾性シール部材53をめくり上げることなく容易に容器31に取り付けることが可能である。当該傾斜面は、上述したように、滑らかに弾性シール部材53を圧縮して、ブレード端面51a及び板金端面52aに対して積極的にシール圧を発生させることができる。
<実施の形態2>
図9は実施の形態2のドラムクリーニング装置の構成の説明図である。実施の形態1では、図5の(a)に示すように、ブレード51の両端の内側から外側まで一体の弾性シール部材53を弾性変形させて外側部分をブレード端面51a及び板金端面52aに当接させた。これに対し、図9の(a)に示すように、実施の形態2では、ブレード51の両端の内側に配置した弾性シール部材53Bとは別に、ブレード51の両端の外側に、ブレード端面51a及び板金端面52aに当接させる弾性シール部材53Aを設けている。
図9の(b)に示すように、板金52とブレード51の段差周辺のみ弾性シール部材53Aを配置してブレード端面51aと板金端面52aとを封止することによって、実施の形態1と同様にトナー漏出を抑制する。
<実施の形態3>
図1に示すように、実施の形態1、2では、図1に示すドラムクリーニング装置5の実施の形態について説明した。これに対して、実施の形態3では、ベルトクリーニング装置8の実施の形態について説明する。画像形成装置60は、クリーニング装置の一例であるベルトクリーニング装置8と、ベルトクリーニング装置8によってトナーを回収されるベルト部材の一例である中間転写ベルト61とを有する。ベルトクリーニング装置8は、ドラムクリーニング装置5と同様に構成される。
図3に示すように、収容部54は、板金52を固定してクリーニングブレードが組み付けられ、ブレード51により回収されたトナーを収容する。図5に示すように、クリーニングブレードは、ブレード51と、ブレード51の後端側に重ねて固定された支持部材の一例である板金52と、を有し、板金52とブレード51の段差よりも先端側のエッジで中間転写ベルト(61)をクリーニングする。封止部材の一例である弾性シール部材53は、ブレード51及び板金52の端面に当接して、端面における段差を含む段差よりも先端側の領域を封止する。
なお、タンデム型中間転写方式以外の画像形成装置においても、プロセスカートリッジ又は単独のクリーニング装置として実施の形態1のドラムクリーニング装置あるいは実施の形態2のベルトクリーニング装置を実施できる。これによって、画像形成装置の筐体内へ漏出するトナーを抑制することができる。
1 感光ドラム
2 帯電装置
3 現像装置
4 転写ローラ
5 ドラムクリーニング装置
30 プロセスカートリッジ
31 容器
51 ブレード
52 板金
53 弾性シール部材
54 収容部
55 搬送スクリュー
56 樹脂フィルム

Claims (7)

  1. 像担持体に当接され、前記像担持体上のトナーをクリーニングするブレードと、前記ブレードが取り付けられた板金部材と、を有するブレードユニットと、
    前記ブレードユニットが取り付けられ、前記ブレードにて回収したトナーが収容される収容部を有する容器と
    記容器に取り付けられ、前記ブレードの長手方向端部をシールするシール部材と、を有するクリーニング装置において、
    前記シール部材は、
    前記ブレードの長手方向端部で、前記板金部材取り付けられている前記ブレードの第1面において、前記ブレードの自由長側から前記板金部材の先端部よりも根元側まで延びるように配置され、前記ブレードユニットが前記容器に取り付けられた際に前記ブレードの前記第1面と前記容器との間、及び前記板金部材と前記容器との間、で圧縮される第1シール部と、
    前記ブレードの長手方向から見たとき、前記ブレードの前記第1面と前記板金部材の先端とで形成される段差部と、前記第1シール部と、で囲まれた隙間部の全域を前記第1シール部と協働して前記ブレードの長手方向から前記隙間部を覆うように設けられ、前記ブレードの長手方向端面と前記容器との間、及び前記板金部材の長手方向端面と前記容器との間で圧縮される第2シール部と、を有し、
    前記容器は、前記第1シール部が取り付けられる第1座面と、前記第2シール部が取り付けられる第2座面と、を備え、
    前記第2座面は、少なくとも前記隙間部に対向する位置に配置されていることを特徴とするクリーニング装置。
  2. 前記第2座面は、前記第1座面から前記ブレード厚み方向に遠ざかるほど前記ブレードの端面から離れるようにテーパー部を有することを特徴とする請求項1に記載のクリーニング装置。
  3. 前記ブレードの長手方向における前記第1シール部の長さは、前記ブレードの長手方向における前記第2シール部の長さよりも短いことを特徴とする請求項1又は2に記載のクリーニング装置。
  4. 前記シール部材は、スポンジ組織のゴム材料で形成されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のクリーニング装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載のクリーニング装置と、前記クリーニング装置によってトナーを回収される感光ドラムと、を有するプロセスカートリッジ。
  6. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載のクリーニング装置と、前記クリーニング装置によってトナーを回収される感光ドラムと、を有する画像形成装置。
  7. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載のクリーニング装置と、前記クリーニング装置によってトナーを回収されるベルト部材と、を有する画像形成装置。
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