JP6295116B2 - ブラインド - Google Patents

ブラインド Download PDF

Info

Publication number
JP6295116B2
JP6295116B2 JP2014057294A JP2014057294A JP6295116B2 JP 6295116 B2 JP6295116 B2 JP 6295116B2 JP 2014057294 A JP2014057294 A JP 2014057294A JP 2014057294 A JP2014057294 A JP 2014057294A JP 6295116 B2 JP6295116 B2 JP 6295116B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
pulley
motor
drum
internal gear
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014057294A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015178749A (ja
Inventor
陽一 長嶺
陽一 長嶺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nichibei Co Ltd
Original Assignee
Nichibei Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nichibei Co Ltd filed Critical Nichibei Co Ltd
Priority to JP2014057294A priority Critical patent/JP6295116B2/ja
Publication of JP2015178749A publication Critical patent/JP2015178749A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6295116B2 publication Critical patent/JP6295116B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Blinds (AREA)

Description

本発明は、ブラインドに係り、特に、操作部を手動で操作することによってシャフトを駆動してブラインドの遮蔽材の動作を行うことができるとともに、電動で一斉操作を行うことも可能なブラインドに関する。
従来のブラインドとしては特開2005−61139号公報(特許文献1)に示されるものがある。この従来のブラインドは、ヘッドボックス内で回転可能に支持されるシャフトを回転駆動可能な操作部を手動操作することにより、シャフトを駆動してドラムを回転させて遮蔽材の動作を行わせるものである。操作部にはモータが、モータからの回転を操作部に伝達可能にかつ遮断可能に、連結されており、モータの回転によって操作部を操作することが可能である。
また、操作部とモータとの間にはクラッチ機構が設けられ、クラッチ機構はモータが駆動するとモータと操作部とを連結し、モータの回転が反転するとモータと操作部とを遮断するようになっている。クラッチ機構は、クラッチケースと、クラッチケース内を直線移動可能な移動コマと、移動コマと噛み合い可能で操作部と一体的に回転可能な従動コマと、を有する。そして、移動コマは、モータの回転により直線移動し、従動コマに接近すると、モータと共に回転して従動コマと噛み合う構造からなっている。
特許文献1によれば、モータを回転させてその回転を操作部に伝達して、操作部を操作することにより、電動で、ブラインドの遮蔽材を動作させることで、手動操作が煩わしい場合や、ブラインドの一斉操作をしたい場合に、モータをコントローラから出力される駆動信号により一斉に駆動することで対応できるという効果を有する。また、手動操作する場合には、モータと操作部とを遮断することで、モータと無関係に操作部を手動で操作して、ブラインドの遮蔽材を動作させることができるという効果を有する。
特開2005−61139号公報
しかしながら、上記従来のブラインドでは、モータを駆動させたときは必ず操作部が操作されるため、遮蔽材を動作させるときは常に操作部、つまり操作コードが手動で操作していないにもかかわらず動作し続けるという問題があった。また、停電時など給電が絶たれてモータが駆動できないときには、ブラインドを開閉することができなかったり、あるいは、ブラインドを開閉するために、モータを手動で駆動させる必要があった。
また、上記従来のブラインドでは、クラッチ機構の構造上、モータの回転によって操作部は一方向にしか操作できない。上記特許文献1には、操作部を遮蔽材下降方向にのみ操作可能であることが開示されており、モータの回転によって遮蔽材を上昇方向に操作することができないという問題があった。
そこで本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、モータによる電動又は操作コードによる手動で遮蔽材の昇降を行えるブラインドにおいて、その動力の切り替えを効果的に行うことの可能な、新規かつ改良されたブラインドを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明によれば、モータからの動力又は操作コードからの動力によりドラムが回転し、該ドラムの回転により遮蔽材を駆動するブラインドにおいて、前記ドラムと前記モータ及び前記操作コードとの間に、動力の伝達を切り替える動力切り替え部を備え、前記モータが作動したときは、前記モータからの動力が前記ドラムに伝達されるとともに、前記操作コードからの動力は前記ドラムに伝達されず、前記操作コードが操作されたときは、前記操作コードからの動力が前記ドラムに伝達されるとともに、前記モータからの動力は前記ドラムに伝達されないことを特徴とする、ブラインドが提供される。
かかる構成によれば、切り替え操作なしで電動又は手動のいずれでも操作できる。すなわち、モータにより電動で開閉するブラインドを、操作コードの操作による手動によって開閉することができ、モータの駆動力を操作コードへ、操作コードの駆動力をモータへ伝達しないようにできる。また、停電時など給電が絶たれてモータが駆動できないときでも、モータを手動で駆動させることなく、操作コードの操作によってブラインドを開閉することができる。
本発明において、前記動力切り替え部は、前記モータに接続される太陽歯車と、前記太陽歯車の周囲に配置される遊星歯車と、前記遊星歯車の動力を前記ドラムに伝達する遊星キャリアと、前記遊星歯車の周囲に配置される内歯車と、前記操作コードに接続されるプーリーと、前記内歯車と前記プーリーとを連結するとともに前記内歯車の回転を停止させるクラッチ部と、ケースと、を含み、前記モータが作動したときは、前記クラッチ部によって前記内歯車の動きが規制されることによって、前記操作コードからの動力は前記ドラムに伝達されず、前記操作コードが操作されたときは、前記クラッチ部によって前記プーリーと前記内歯車とが一体回転することによって、前記操作コードからの動力が前記ドラムに伝達されるようにしてもよい。かかる構成によれば、いわゆる遊星歯車機構を用いて、動力切り替え部を簡単な構成とすることができ、製造コストやメンテナンスコストの上昇を抑えることができる。なお、モータの停止時にはモータは内蔵ブレーキにより回転しない構造とすることができる。
また、前記クラッチ部は、前記内歯車と前記プーリーとの相対位置に応じて拡径又は縮径するクラッチばねであり、前記モータが作動したときは、前記モータからの動力が、前記太陽歯車、前記遊星歯車及び前記遊星キャリアを介して前記ドラムに伝達されるとともに、前記クラッチばねが拡径して前記ケースに圧接し、前記内歯車の動きが規制されることによって、前記操作コードからの動力は前記ドラムに伝達されず、前記操作コードが操作されたときは、前記クラッチばねが縮径して、前記プーリーと前記内歯車とが一体回転し、前記操作コードからの動力が、前記プーリー、前記内歯車、前記遊星歯車及び前記遊星キャリアを介して前記ドラムに伝達されるようにしてもよい。かかる構成によれば、クラッチばねを用いて、動力切り替え部を簡単な構成とすることができ、製造コストやメンテナンスコストの上昇を抑えることができる。
また、前記プーリーには爪が設けられ、前記内歯車には前記プーリーの爪及び前記クラッチばねの両端部が所定範囲で移動可能な溝が設けられ、前記爪が前記クラッチばねのいずれか一方の端部を押圧することで、前記クラッチばねが縮径し、前記爪が前記内歯車を押圧することで、前記プーリーと前記内歯車とが一体回転するようにしてもよい。かかる構成によれば、クラッチばねを縮径させるための構成や、プーリーと内歯車を一体回転させるための構成を、簡単に実現することができる。また、操作コードをいずれの方向に回転させても、ドラムに駆動力を伝達することができ、遮蔽材の昇降いずれの方向にも操作コードから動力を伝達させることができる。
さらにまた、前記内歯車の溝の側壁が前記クラッチばねのいずれか一方の端部を押圧することで、前記クラッチばねが拡径するようにしてもよい。かかる構成によれば、クラッチばねを拡径させるための構成を、簡単に実現することができる。また、モータをいずれの方向に回転させても、ドラムに駆動力を伝達することができ、遮蔽材の昇降いずれの方向にもモータから動力を伝達させることができる。
本発明によれば、切り替え操作なしで電動又は手動のいずれでも操作できる。すなわち、モータにより電動で開閉するブラインドを操作コードの操作による手動によって開閉することができ、モータの駆動力を操作コードへ、操作コードの駆動力をモータへ伝達しないようにできる。また、停電時など給電が絶たれてモータが駆動できないときでも、モータを手動で駆動させることなく、操作コードの操作によってブラインドを開閉することができる。さらに、操作コードやモータをいずれの方向に回転させても、ドラムに駆動力を伝達することができるので、遮蔽材の昇降いずれの方向にも操作コードやモータから動力を伝達することができる。なお、本発明のその他の効果については、本明細書及び図面の全体から明らかにされる。
本発明の一実施形態に係るブラインドの全体構成を示す図である。 ヘッドボックス110の内部構成を示す図である。 動力切り替え部114の詳細を示す図であり、(a)は遊星キャリア230を図示したものであり、(b)は遊星キャリア230の図示を省略したものである。 動力切り替え部114を部品ごとに展開して示す図である。 内歯車240とプーリー250の接続関係を示す図である。 モータ112からの動力によってクラッチばね260が拡径する原理を概略的に示す図であり、(a)は定常状態を示し、(b)はモータ112からの時計回りの動力によりクラッチばね260が拡径する状態を示し、(c)はモータ112からの反時計回りの動力によりクラッチばね260が拡径する状態を示す。 プーリー250からの動力によってクラッチばね260が縮径する原理を概略的に示す図であり、(a)は定常状態を示し、(b)はプーリー250からの時計回りの動力によりクラッチばね260が縮径する状態を示し、(c)はプーリー250からの反時計回りの動力によりクラッチばね260が縮径する状態を示す。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
図1は、本実施形態に係るブラインドの全体構成を示す図である。なお、図1では、本実施形態の説明で必要な構成のみを示している。
ブラインド100は、図1に示したように、図示していない窓枠等に固定されるヘッドボックス110と、遮蔽材としてのスラット120と、ヘッドボックス110に連結され、スラット120を整列状態に支持するとともに傾動させるためのラダーコード130と、ヘッドボックス110から垂下しスラット120を昇降させるための昇降コード140と、スラット120を手動で昇降させるための操作コード150を備えて構成される。
図2は、図1のヘッドボックス110の内部構成を示す図である。
ヘッドボックス110内には、図2に示したように、モータ112と、モータ112及び操作コード150が接続され、動力を切り替える動力切り替え部114と、動力切り替え部114に接続され、ヘッドボックス110内で回転可能に支持されるシャフト116と、シャフト116の回転に連動して回転するドラム118を備えて構成される。なお、ドラム118には、上述したラダーコード130及び昇降コード140が接続されている(図2では不図示)。
このように、ヘッドボックス110内には、ドラム118と、モータ112及び操作コード150との間に、動力の伝達を切り替える動力切り替え部114を備える。この動力切り替え部114により、電動力(モータ112からの動力)と手動力(操作コード150からの動力)とが切り替えられ、これらいずれかの動力がシャフト116に伝達されてドラム118が回転する。そして、ドラム118の回転により、上述したようにラダーコード130及び昇降コード140を介してスラット120が傾動及び昇降される。なお、モータ112は、モータ112の停止時には内蔵ブレーキ等により回転しない構造になっている。
以下、本実施形態に特徴的な構成要素である動力切り替え部114の詳細について説明する。
図3は、図2に示した動力切り替え部114の詳細を示す図であり、(a)は後述する遊星キャリア230を図示したものであり、(b)は理解を容易にするため、遊星キャリア230の図示を省略したものである。図4は、動力切り替え部114を部品ごとに展開して示す図である。
(動力切り替え部114)
動力切り替え部114は、図3及び図4に示したように、図2に示したモータ112に接続される太陽歯車(サンギア)210と、太陽歯車210の周囲に配置される遊星歯車(プラネタリギア)220と、遊星歯車220の動力を図2に示したドラム118に伝達する遊星キャリア230と、太陽歯車210、遊星歯車220及び遊星キャリア230の軸を支持する軸受け235と、遊星歯車220の周囲に配置される内歯車(アウターギア)240と、操作コード150に接続されるプーリー250と、内歯車240とプーリー250との相対位置に応じて拡径又は縮径するクラッチばね260と、上側ケース270a及び下側ケース270bからなるケース270を含んで構成される。以下、順に説明する。
太陽歯車210、遊星歯車220、遊星キャリア230及び内歯車240からなるいわゆる遊星歯車機構については、一般的なものを採用することができる。例えば、内歯車240が固定されているとき、太陽歯車210が駆動軸で、遊星歯車220が従動軸であり、遊星歯車220は太陽歯車210と同方向に回転する。また、太陽歯車210が固定されているとき、内歯車240が駆動軸で、遊星歯車220が従動軸であり、遊星歯車220は内歯車240と同方向に回転する。遊星キャリア230は、遊星歯車220の公転運動を拾うことができ、遊星歯車220の動力を図2に示したシャフト116及びドラム118に伝達する。
図5は、図3及び図4に示した内歯車240とプーリー250の接続関係を示す図である。
図5に示したように、内歯車240の外周面には溝242が設けられており、プーリー250には内歯車240の溝242に向かって突出する爪252が設けられている。内歯車240とプーリー250とが嵌合されると、爪252が溝242内で移動可能となる。これにより内歯車240とプーリー250との相対移動範囲Aが規定される。プーリー250には、上述したように操作コード150が接続されている。なおここでいう「接続」とは、操作コード150が操作されると、その動力がプーリー250に伝達される状態をいう。例えば、プーリー250に操作コード150が巻き掛けられて、操作コード150を操作すると、操作コード150とプーリー250との間の摩擦により動力が伝達される形態であってもよい。このようにして、操作コード150からプーリー250に動力が伝達され、プーリー250が回転するときには、爪252と溝242の働きにより、プーリー250と内歯車240が共回転することができる。
次にクラッチばね260について説明する。クラッチばね260それ自体は、汎用なものを採用することができる。すなわち、ばねの端部の爪などを回転方向に押す又は引くことにより、ばねの回転方向に作用して、ばねを縮径又は拡径させることができる。クラッチばね260は、図3に示したように、内歯車240の周囲に配置される。そして、後述するように、クラッチばね260の端部の爪は、図5に示した内歯車の爪242内に配置される。このような構成により、クラッチばね260は、内歯車240とプーリー250との相対位置に応じて拡径又は縮径する。この点について、図6、図7を参照しながら説明する。
図6は、モータ112からの動力によってクラッチばね260が拡径する原理を概略的に示す図であり、(a)は定常状態を示し、(b)はモータ112からの時計回りの動力によりクラッチばね260が拡径する状態を示し、(c)はモータ112からの反時計回りの動力によりクラッチばね260が拡径する状態を示す。図6において、参照符号262、264は、クラッチばね260の端部の爪を示す。クラッチばね260は、この爪262、264の相対距離が小さくなるときに拡径し、爪262、264の相対距離が大きくなるときに縮径する。なお図6では、説明を容易にするため、各構成要素を誇張的に表現している。
図6(a)の定常状態では、クラッチばね260は、内歯車240の周囲にわずかなクリアランスを持って配置されている。このときクラッチばね260は、少なくとも一部がケース270(図3)の内周面に当接しており、摩擦力(静止摩擦力)によって回転しない。
そして、モータ112からの時計回りの動力の入力があると、上述したように太陽歯車210が回転し、その周囲の遊星歯車220も回転を開始する。このとき内歯車240は、太陽歯車210とともに回転し、クラッチばね260と相対回転する。そして、図6(b)に示したように、内歯車240の溝242の側壁によってクラッチばね260の片方の爪262が押されると、クラッチばね260は拡径する。クラッチばね260が拡径すると、クラッチばね260がケース270の内面を圧接して回転が止められるため、内歯車240は回転が停止される。このとき、内歯車240の内側を遊星歯車220が回転し、遊星キャリア230が回転する。このようにして、ドラム118が昇降コード140を巻き取る方向に回転し、図1に示したスラット120が上昇する。
一方、図6(c)に示したように、モータ112からの反時計回りの動力の入力があると、上記時計回りの動力の場合と同様の経路で回転が伝達される。よって、ドラム118が昇降コード140を巻き解く方向に回転し、スラット120が下降する。
以上、モータ112からの動力によってクラッチばね260が拡径する原理を説明した。なお、クラッチばね260のばね定数や、内歯車240、クラッチばね260、ケース270間のクリアランスを適切な設定とすることにより、スムーズな操作性を実現することが可能である。
次に、操作コード150及びプーリー250からの動力の場合について説明する。図7は、プーリー250からの動力によってクラッチばね260が縮径する原理を概略的に示す図であり、(a)は定常状態を示し、(b)はプーリー250からの時計回りの動力によりクラッチばね260が縮径する状態を示し、(c)はプーリー250からの反時計回りの動力によりクラッチばね260が縮径する状態を示す。なお図7でも、説明を容易にするため、各構成要素を誇張的に表現している。
図7(a)の定常状態では、上述したように、クラッチばね260は、内歯車240の周囲にわずかなクリアランスをもって配置されており、このときクラッチばね260は、少なくとも一部がケース270(図3)の内周面に当接しており、摩擦力(静止摩擦力)によって回転しない。
そして、操作コード150が操作され、プーリー250からの時計回りの動力の入力があると、プーリーの爪252がクラッチばねの片方の爪264に当接するまで、クラッチばね260はその位置に停止している。そして、図7(b)に示したように、プーリーの爪252がクラッチばねの片方の爪264に当接すると、そのままクラッチばねの爪264を押し込むが、このときクラッチばね260の外径がケース270の内面に摺接しても、クラッチばね260には縮径方向の力が掛かるため、そのままプーリーの爪252に押されて、クラッチばね260は縮径されながら内歯車240とともに一体回転する。内歯車240が回転すると、その内側で遊星歯車220も回転するが、このとき太陽歯車210はモータ軸が回転を停止させられているため、太陽歯車210の周囲を遊星歯車220が回転し、遊星キャリア230が回転する。このようにして、ドラム118が昇降コード140を巻き取る方向に回転し、図1に示したスラット120が上昇する。
一方、図7(c)に示したように、プーリー250からの反時計回りの動力の入力があると、上記時計回りの動力の場合と同様の経路で回転が伝達される。よって、ドラム118が昇降コード140を巻き解く方向に回転し、スラット120が下降する。
(本実施形態の効果)
以上説明したように、本実施形態によれば、切り替え操作なしで電動又は手動のいずれでも操作できる。すなわち、モータ112により電動で開閉するブラインドを操作コード150の操作による手動によって開閉することができ、モータ112の駆動力を操作コード150へ、操作コード150の駆動力をモータ112へ伝達しないようにできる。また、停電時など給電が絶たれてモータ112が駆動できないときでも、モータ112を手動で駆動させることなく、操作コード150の操作によってブラインドを開閉することができる。さらに、操作コード150やモータ112をいずれの方向に回転させても、シャフト116及びドラム118に駆動力を伝達することができるので、スラット120の昇降いずれの方向にも操作コード150やモータ112から動力を伝達することができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態では、動力切り替え部114の構成として、太陽歯車210、遊星歯車220、内歯車240及び遊星キャリア230からなる遊星歯車機構を採用した場合を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されない。モータが作動したときは、モータからの動力をドラムに伝達させるとともに、操作コードからの動力をドラムにさせず、操作コードが操作されたときは、操作コードからの動力をドラムに伝達させるような、任意の構成を採用することが可能である。
また、上記実施形態では、図5を参照しながら、内歯車240とプーリー250との接続を、溝242と爪252の嵌合によって行う場合を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されない。内歯車240とプーリー250が一体回転する構成であれば、どのような接続のさせ方を採用してもよい。
また、上記実施形態では、クラッチばね260の接続関係として、図6及び図7の構成を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されない。内歯車240とプーリー250との相対位置に応じて、クラッチばねが拡径及び縮径できれば、クラッチばね260は、内歯車240とプーリー250にどのように接続されていてもよい。
本発明は、ブラインドに利用可能であり、特に、操作部を手動で操作することによってシャフトを駆動してブラインドの遮蔽材の動作を行うことができるとともに、電動で一斉操作を行うことも可能なブラインドに利用可能である。
100 ブラインド
110 ヘッドボックス
112 モータ
114 動力切り替え部
116 シャフト
118 ドラム
120 スラット
130 ラダーコード
140 昇降コード
150 操作コード
210 太陽歯車
220 遊星歯車
230 遊星キャリア
235 軸受け
240 内歯車
242 溝
250 プーリー
252 プーリーの爪
260 クラッチばね
262 クラッチばねの爪
264 クラッチばねの爪
270 ケース

Claims (7)

  1. モータからの動力又は操作コードからの動力によりドラムが回転し、該ドラムの回転により遮蔽材を駆動するブラインドにおいて、
    前記ドラムと前記モータ及び前記操作コードとの間に、動力の伝達を切り替える動力切り替え部を備え、
    前記動力切り替え部は、
    前記モータに接続される太陽歯車と、
    前記太陽歯車の周囲に配置される遊星歯車と、
    前記遊星歯車の動力を前記ドラムに伝達する遊星キャリアと、
    前記遊星歯車の周囲に配置される内歯車と、
    前記操作コードに接続されるプーリーと、
    前記内歯車と前記プーリーとを連結するとともに前記内歯車の回転を停止させるクラッチ部と、
    ケースと、
    を含み、
    前記モータが作動したときは、前記クラッチ部によって前記内歯車の動きが規制されることによって、前記操作コードからの動力は前記ドラムに伝達されず、
    前記操作コードが操作されたときは、前記クラッチ部によって前記プーリーと前記内歯車とが一体回転することによって、前記操作コードからの動力が前記ドラムに伝達されることを特徴とする、ブラインド。
  2. 前記クラッチ部は、前記内歯車と前記プーリーとの相対位置に応じて拡径又は縮径するクラッチばねであり、
    前記モータが作動したときは、前記モータからの動力が、前記太陽歯車、前記遊星歯車及び前記遊星キャリアを介して前記ドラムに伝達されるとともに、前記クラッチばねが拡径して前記ケースに圧接し、前記内歯車の動きが規制されることによって、前記操作コードからの動力は前記ドラムに伝達されず、
    前記操作コードが操作されたときは、前記クラッチばねが縮径して、前記プーリーと前記内歯車とが一体回転し、前記操作コードからの動力が、前記プーリー、前記内歯車、前記遊星歯車及び前記遊星キャリアを介して前記ドラムに伝達されることを特徴とする、請求項に記載のブラインド。
  3. 前記プーリーには爪が設けられ、前記内歯車には前記プーリーの爪及び前記クラッチばねの両端部が所定範囲で移動可能な溝が設けられ、
    前記爪が前記クラッチばねのいずれか一方の端部を押圧することで、前記クラッチばねが縮径し、前記爪が前記内歯車を押圧することで、前記プーリーと前記内歯車とが一体回転することを特徴とする、請求項に記載のブラインド。
  4. 前記内歯車の溝の側壁が前記クラッチばねのいずれか一方の端部を押圧することで、前記クラッチばねが拡径することを特徴とする、請求項に記載のブラインド。
  5. 前記プーリーの内周に前記クラッチ部を介して前記内歯車が配置され、前記内歯車の内周に前記遊星キャリア、前記遊星歯車及び前記太陽歯車が配置されることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載のブラインド。
  6. モータからの動力又は操作コードからの動力によりドラムが回転し、該ドラムの回転により遮蔽材を駆動するブラインドにおいて、
    前記ドラムと前記モータ及び前記操作コードとの間に、動力の伝達を切り替える動力切り替え部を備え、
    前記動力切り替え部は、
    前記操作コードに接続されるプーリーと、
    前記プーリーの内周に配置され、前記モータの動力及び前記プーリーの動力を前記ドラムに伝達する動力伝達部と、
    前記プーリーと前記動力伝達部との間に設けられ、前記プーリーと前記動力伝達部との動力の伝達を切り替えるクラッチ部と、
    を含み、
    前記モータが作動したときは、前記クラッチ部によって前記操作コードからの動力は前記ドラムに伝達されず、
    前記操作コードが操作されたときは、前記クラッチ部によって前記操作コードからの動力が前記ドラムに伝達されることを特徴とする、ブラインド。
  7. 前記動力伝達部は、
    前記モータに接続される太陽歯車と、
    前記太陽歯車の周囲に配置される遊星歯車と、
    前記遊星歯車の動力を前記ドラムに伝達する遊星キャリアと、
    前記遊星歯車の周囲に配置される内歯車と、
    を含むことを特徴とする、請求項6に記載のブラインド。
JP2014057294A 2014-03-19 2014-03-19 ブラインド Active JP6295116B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014057294A JP6295116B2 (ja) 2014-03-19 2014-03-19 ブラインド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014057294A JP6295116B2 (ja) 2014-03-19 2014-03-19 ブラインド

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015178749A JP2015178749A (ja) 2015-10-08
JP6295116B2 true JP6295116B2 (ja) 2018-03-14

Family

ID=54262976

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014057294A Active JP6295116B2 (ja) 2014-03-19 2014-03-19 ブラインド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6295116B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101882811B1 (ko) * 2016-07-05 2018-07-31 박우주 클러치 조립체
KR101906739B1 (ko) 2017-11-20 2018-12-05 주식회사 스마트커튼 클러치 조립체
JP7002361B2 (ja) * 2018-02-16 2022-01-20 立川ブラインド工業株式会社 駆動力伝達装置及びこれを用いた遮蔽装置
EP4096579B1 (en) * 2020-03-26 2024-06-12 Edwards Lifesciences Corporation Delivery apparatus for an implantable medical device

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3974478B2 (ja) * 2002-04-17 2007-09-12 不二サッシ株式会社 電動シャッター
JP4202211B2 (ja) * 2003-08-19 2008-12-24 株式会社ニチベイ ブラインド
US20060108076A1 (en) * 2004-11-19 2006-05-25 Shien-Te Huang Rotor brake mechanism for curtain linkage system

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015178749A (ja) 2015-10-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN107965262B (zh) 用于建筑覆盖物的马达组合件
JP6295116B2 (ja) ブラインド
KR20170105568A (ko) 윈도우 쉐이드 및 그 제어 시스템
US10344532B2 (en) Tubular actuating mechanism for roll-type closures
KR101768249B1 (ko) 블라인드
KR101882811B1 (ko) 클러치 조립체
JP4750663B2 (ja) ブラインドの昇降装置
CN112412314B (zh) 一种变间距百叶窗的升降翻转器
JP5969401B2 (ja) クラッチ装置及びパワーウィンドウ駆動装置
EP2593627B1 (en) Control system for architectural coverings with reversible drive and single operating element
JP6666125B2 (ja) ツインタイプの日射遮蔽装置
KR101323021B1 (ko) 원코드 타입 블라인드 장치
JP5376708B2 (ja) 日射遮蔽装置の操作装置
JP4202211B2 (ja) ブラインド
JP6640511B2 (ja) 日射遮蔽装置の駆動力伝達装置
US2771789A (en) Window regulating device
JP2011106130A (ja) 遮蔽装置、障害物検知手段、及び、駆動ユニット
WO2020179935A1 (ja) 回転駆動装置
JP2017198021A (ja) ブラインド
JP2020094360A (ja) ブラインドの操作装置及びクラッチ装置
JP2021085212A (ja) トルク自動切替装置、およびこれを用いた駆動装置
JP4729274B2 (ja) 日射遮蔽装置の遮蔽材昇降装置
KR101906739B1 (ko) 클러치 조립체
JP2006083583A (ja) 横型ブラインドのスラット駆動装置及び日射遮蔽装置の遮蔽材昇降装置
JP3229580B2 (ja) ブラインドの操作装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160926

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170524

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170605

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170802

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180209

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180219

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6295116

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150