JP6294665B2 - スピロケタール誘導体の結晶 - Google Patents

スピロケタール誘導体の結晶 Download PDF

Info

Publication number
JP6294665B2
JP6294665B2 JP2013501153A JP2013501153A JP6294665B2 JP 6294665 B2 JP6294665 B2 JP 6294665B2 JP 2013501153 A JP2013501153 A JP 2013501153A JP 2013501153 A JP2013501153 A JP 2013501153A JP 6294665 B2 JP6294665 B2 JP 6294665B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
crystal
type
crystals
stirring
powder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013501153A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2012115249A1 (ja
Inventor
政利 村形
政利 村形
正弘 永瀬
正弘 永瀬
伸彰 木村
伸彰 木村
友之 島村
友之 島村
覚 有本
覚 有本
直 武田
直 武田
効彦 中野
効彦 中野
則幸 高田
則幸 高田
隆充 植戸
隆充 植戸
智嗣 谷田
智嗣 谷田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chugai Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Chugai Pharmaceutical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chugai Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Chugai Pharmaceutical Co Ltd
Publication of JPWO2012115249A1 publication Critical patent/JPWO2012115249A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6294665B2 publication Critical patent/JP6294665B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07HSUGARS; DERIVATIVES THEREOF; NUCLEOSIDES; NUCLEOTIDES; NUCLEIC ACIDS
    • C07H19/00Compounds containing a hetero ring sharing one ring hetero atom with a saccharide radical; Nucleosides; Mononucleotides; Anhydro-derivatives thereof
    • C07H19/01Compounds containing a hetero ring sharing one ring hetero atom with a saccharide radical; Nucleosides; Mononucleotides; Anhydro-derivatives thereof sharing oxygen
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K31/00Medicinal preparations containing organic active ingredients
    • A61K31/70Carbohydrates; Sugars; Derivatives thereof
    • A61K31/7042Compounds having saccharide radicals and heterocyclic rings
    • A61K31/7048Compounds having saccharide radicals and heterocyclic rings having oxygen as a ring hetero atom, e.g. leucoglucosan, hesperidin, erythromycin, nystatin, digitoxin or digoxin
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P3/00Drugs for disorders of the metabolism
    • A61P3/08Drugs for disorders of the metabolism for glucose homeostasis
    • A61P3/10Drugs for disorders of the metabolism for glucose homeostasis for hyperglycaemia, e.g. antidiabetics

Description

本発明は、スピロケタール誘導体である1,1−アンヒドロ−1−C−[5−(4−エチルフェニル)メチル−2−(ヒドロキシルメチル)フェニル]−β−D−グルコピラノースの新規な結晶形に関する。
特定の構造を有するスピロケタール誘導体が、糖尿病の予防または治療に有用であることが知られている(特許文献1〜2)。例えば、WO2006/080421(特許文献1)には、式(I):
Figure 0006294665
で示される化合物:1,1−アンヒドロ−1−C−[5−(4−エチルフェニル)メチル−2−(ヒドロキシルメチル)フェニル]−β−D−グルコピラノースが開示されており、この化合物が優れたSGLT2阻害活性を有することが記載されている。
またWO2009/154276(特許文献2)には、式(I)で表される化合物の1水和物結晶、酢酸ナトリウム共結晶および酢酸カリウム共結晶が開示されており、この1水和物結晶(以下、I型結晶と称する)は、粉末X線回折パターンにおいて、3.5°、6.9°、10.4°、13.8°、16.0°、17.2°、18.4°、20.8°、21.4°、および24.4°付近の回折角(2θ)にピークを有することを特徴とすることが記載されている。さらに当該文献には、酢酸ナトリウム共結晶が粉末X線回折パターンにおいて、4.9°、8.7°、9.3°、11.9°、12.9°、14.7°、16.0°、17.1°、17.7°、19.6°、21.6°、および22.0°付近の回折角(2θ)にピークを有すること、および酢酸カリウム共結晶が粉末X線回折パターンにおいて、5.0°、10.0°、10.4°、12.4°、14.5°、15.1°、19.0°、20.1°、21.4°、および25.2°付近の回折角(2θ)にピークを有することが記載されている。
WO2006/080421A1 WO2009/154276A1
上述したとおり、式(I)で表される化合物は医薬品として優れた効果を有している。当該化合物の特定の1水和物結晶(I型結晶)および酢酸塩との共結晶が知られているが、その他の結晶形は報告されていない。
本発明の目的は、医薬品の活性成分として使用される1,1−アンヒドロ−1−C−[5−(4−エチルフェニル)メチル−2−(ヒドロキシルメチル)フェニル]−β−D−グルコピラノースの新規な結晶形を提供することである。
上記の課題を解決すべく鋭意研究を行ったところ、本発明者らは、式(I)の化合物のI型結晶を水分存在下、特定の温度で攪拌することにより、驚くべきことに結晶形の変換が起こり、新規な結晶形が得られることを見いだした。また、本発明者らは、式(I)の化合物のアモルファスを水分存在下、特定の温度で攪拌することによっても、当該新規結晶形が得られることを見出した。
すなわち、本発明の1つの側面によれば、以下の(1)〜(7)の結晶が提供される。
(1)式(I):
Figure 0006294665
で表される化合物のII型結晶であって、粉末X線回折パターンにおいて、4.0°付近の回折角(2θ)にピークを有する前記結晶。
(2)上記式(I)で表される化合物の結晶であって、粉末X線回折パターンにおいて、4.0°、12.7°、および18.0°付近の回折角(2θ)にピークを有する前記II型結晶。
(3)上記式(I)で表される化合物の結晶であって、粉末X線回折パターンにおいて、4.0°、12.7°、14.7°、18.0°、19.5°、および22.7°付近の回折角(2θ)にピークを有する前記II型結晶。
(4)上記式(I)で表される化合物の結晶であって、粉末X線回折パターンにおいて、4.0°、7.5°、10.8°、12.7°、14.0°、14.7°、18.0°、18.8°、19.5°、および22.7°付近の回折角(2θ)にピークを有する前記II型結晶。
(5)気密セルを用いる示差走査熱量計分析において、50℃から80℃への昇温中に吸熱ピーク,発熱ピーク,吸熱ピークの順でピークが検出される、上記(1)〜(4)のいずれかに記載のII型結晶。
(6)気密セルを用いる示差走査熱量計分析において、59℃付近に吸熱ピーク,61℃付近に発熱ピーク,78℃付近に吸熱ピークが検出される、上記(1)〜(5)のいずれかに記載のII型結晶。
(7)1水和物の結晶である、上記(1)〜(6)のいずれかに記載のII型結晶。
本発明の別の側面によれば、上記(1)〜(7)のいずれかに記載のII型結晶を含む医薬組成物が提供される。
本発明のさらに別の側面によれば、上記(1)〜(7)のいずれかに記載の結晶を対象に投与することを含む、糖尿病、高血糖症に起因する糖尿病性合併症、または肥満症の予防方法または治療方法が提供される。
本発明のさらに別の側面によれば、(8)〜(13)の製造方法が提供される。
(8)水分含有量が13重量%以上である式(I)の化合物のI型結晶を、0〜15℃の温度下で攪拌することを含む、上記(1)〜(7)のいずれかに記載のII型結晶の製造方法。
(9)水分含有量が13〜43重量%である湿性I型結晶を攪拌する工程を含む、上記(8)に記載のII型結晶の製造方法。
(10)水分含有量が13〜43重量%である湿性I型結晶を攪拌する工程において、湿性I型結晶を減圧下攪拌することによりII型結晶への転移と水分の除去を行う、上記(9)に記載のII型結晶の製造方法。
(11)減圧下攪拌する工程における圧力が0〜30hPaである、上記(10)に記載のII型結晶の製造方法。
(12)I型結晶の水懸濁液を攪拌する工程を含む、上記(8)に記載のII型結晶の製造方法。
(13)II型結晶核の存在下にI型結晶の水懸濁液を攪拌する工程を含む、上記(12)に記載のII型結晶の製造方法。
本発明のさらに別の側面によれば、(14)および(15)の製造方法が提供される。
(14)式(I)の化合物のアモルファスを、0〜30℃の温度下で攪拌することを含む、上記(1)〜(7)のいずれかに記載のII型結晶の製造方法。
(15)8重量%以下の水分を含有する式(I)の化合物のアモルファスを、0〜30℃の温度下で攪拌することを含む、上記(1)〜(7)のいずれかに記載のII型結晶の製造方法。
本発明により提供される式(I)の化合物の結晶は、常温下で安定に存在し医薬品原料として好適な特性を有している。また、製剤時のハンドリングが容易であるため、式(I)の化合物を活性成分とする医薬品を安全に安定して製造するための原料として優れている。当該結晶を含む医薬組成物は保存安定性に優れている。
1,1−アンヒドロ−1−C−[5−(4−エチルフェニル)メチル−2−(ヒドロキシルメチル)フェニル]−β−D−グルコピラノースのII型結晶の粉末X線回折の測定結果の一例を示す図である。 1,1−アンヒドロ−1−C−[5−(4−エチルフェニル)メチル−2−(ヒドロキシルメチル)フェニル]−β−D−グルコピラノースのII型結晶の示差走査熱量測定の結果の一例を示す図である。 1,1−アンヒドロ−1−C−[5−(4−エチルフェニル)メチル−2−(ヒドロキシルメチル)フェニル]−β−D−グルコピラノースのII型結晶の示差走査熱量測定の結果について、30℃〜100℃の部分を拡大した図である。 1,1−アンヒドロ−1−C−[5−(4−エチルフェニル)メチル−2−(ヒドロキシルメチル)フェニル]−β−D−グルコピラノースのIII型結晶の粉末X線回折の測定結果の一例を示す図である。
本発明にかかる式(I)の化合物の結晶(II型結晶)は、粉末X線回折パターンにおいて特定の回折角(2θ)付近にピークを有することを特徴とする。本明細書において、粉末X線回折による分析は、例えば、日本薬局方(第十五改正)に記載されている「粉末X線回折測定法」などの常法に従って行うことができる。また、日本薬局方によれば、同一結晶形では通例、回折角2θは±0.2度の範囲内で一致すると説明されている。
粉末X線回折分析の測定条件の一例を以下に示す:
測定装置:X’Pert−Pro MPD(Panalytical製)、
対陰極:Cu、
管電圧:45kV、
管電流:40mA、
ステップ幅:0.017、
走査軸:2θ、
ステップあたりのサンプリング時間:30秒、
走査範囲:2〜35°。
本発明のII型結晶は、示差走査熱量計分析において気密セルを用いて昇温測定するとき、50〜80℃に吸熱ピーク,発熱ピーク,吸熱ピークの順でピークが検出されることを特徴とする。ここで、示差走査熱量計分析は、例えば、日本薬局方(第十五改正)に記載されている「熱流束示差走査熱量測定法」などに従って行うことができる。試料容器としては気密セルを用いるのが好ましい。気密セルとしては、次の文献に記載されたものを用いることができる:
「新熱分析の基礎と応用」、日本熱測定学会編集、リアライズ理工センター発行(1989年7月)、40頁;および
「物質化学のための熱分析の基礎」、齋藤安俊著、共立出版発行(1990年12月)、63頁〜65頁。
示差走査熱量計分析の測定条件の一例を以下に示す:
示差走査熱量計(DSC)の型式:Q200(TA Instruments製)、
加熱速度:2℃/分、
測定温度範囲:約25℃〜250℃、
雰囲気ガス:乾燥窒素、
雰囲気ガスの流量:50mL/分、
セル:アルミニウムパン(気密)、
試料量:約5mg、
基準:空容器。
また、先に記載した示差走査熱量計(型式:Q200、TA Instruments製)においては、同一結晶形の吸熱ピークおよび発熱ピークは通例±1.3℃の範囲内で一致するとされている。
本発明のII型結晶は、近赤外分析(NIR)によっても存在を確認することができる。I型結晶、II型結晶およびアモルファスなどの標品についてNIR分析を行い、その測定結果について多変量解析のPLS回帰分析を行って検量線を作成することにより、各試料におけるI型結晶、II型結晶およびアモルファスの存在比率を算出することができる。
本発明のII型結晶は1水和物である。II型結晶の水分量は常法により、例えばカールフィッシャー法により測定することができる。カールフィッシャー分析装置を用いた水分測定法の測定条件の一例を以下に示す:
分析法:電量滴定法、
KF分析装置:微量水分測定装置 型式KF−100(三菱化学社製)、
陽極液:アクアミクロンAX(三菱化学製)、
陰極液:アクアミクロンCXU(三菱化学製)。
本発明のII型結晶は、上記式(I)の化合物の1水和物結晶(I型結晶)を水分の存在下、例えば、室温よりも低温、例えば0〜15℃、好ましくは0〜10℃の温度で攪拌することにより調製することができる。II型結晶を調製するためには、水分量が13重量%以上のI型結晶を原料として用いるのが好ましく、例えば、湿性のI型結晶(特にI型結晶の湿性粉末)やI型結晶を水に懸濁させた水懸濁液を原料として用いることができる。
II型結晶の生成に要する水分は、例えば原料のI型結晶に含まれる結晶水および結晶に付着する水分であってもよい。例えば、原料として湿性のI型結晶を使用する場合、当該湿性I型結晶に含まれる水分量としては、結晶水も含めて、例えば13重量%以上、好ましくは13〜43重量%、より好ましくは20〜43重量%である。
湿性I型結晶からII型結晶への転移は、衝撃、圧縮、粉砕、混合、混練などにより開始される。具体的には、II型結晶への転移は、例えば湿性I型結晶を攪拌することにより達成される。攪拌手段としては、攪拌棒、磁気攪拌子とマグネティックスターラー、攪拌翼付きのメカニカルスターラー、パドル型攪拌機、攪拌式ろ過乾燥機が例示される。
I型結晶をII型結晶へ転移させるための攪拌時間は、攪拌効率などの条件の変動により適宜調整することができるが、例えば1時間以上、好ましくは6時間以上である。
本発明の1つの態様において、I型結晶からII型結晶への転移と余分な水分の除去を行うために、減圧条件下で攪拌を行って転移を進行させることもできる。ここで減圧条件における圧力としては、例えば、圧力:0〜30hPa、好ましくは、20〜30hPaである。また、本発明の1つの態様において、減圧乾燥条件下で攪拌を行ってI型結晶からII型結晶への転移を進行させることもできる。乾燥条件下での攪拌は、例えばろ過乾燥機を使用して行うことができる。
また、I型結晶の水懸濁液を攪拌することによっても、I型結晶をII型結晶へ転移させることができる。その場合には、水懸濁液中に少量のII型結晶核を存在させておくのが好ましく、例えば、I型結晶とII型結晶の混合物を水に懸濁させたものを攪拌する、I型結晶の水懸濁液にII型結晶の種結晶を加えたものを攪拌する方法により、I型結晶をII型結晶へ転移させることができる。攪拌手段としては、攪拌棒、磁気攪拌子とマグネティックスターラー、攪拌翼付きのメカニカルスターラー、パドル型攪拌機、攪拌式ろ過乾燥機が例示される。本発明の1つの態様において、湿性I型結晶の粉末を直接攪拌して得られるI型結晶とII型結晶の混合物を、水に懸濁させ、当該水懸濁液をさらに攪拌することよりII型結晶が製造される。
本発明のII型結晶は、上記式(I)の化合物のアモルファスを水分の存在下、例えば0〜30℃、好ましくは10〜25℃の温度で攪拌することにより調製することができる。II型結晶を調製するためには、8重量%以下、例えば0.001重量%以上、8重量%以下の水分を含有するアモルファスを原料として用いることができ、水分含有量が4.6重量%以下、例えば0.001重量%以上、4.6%重量以下のアモルファスが好ましい。
アモルファスからII型結晶への転移は、衝撃、圧縮、粉砕、混合、混練などにより開始される。具体的には、II型結晶への転移は、例えばアモルファスを攪拌することにより達成される。攪拌手段としては、攪拌棒、磁気攪拌子とマグネティックスターラー、攪拌翼付きのメカニカルスターラー、パドル型攪拌機、攪拌式ろ過乾燥機が例示される。
アモルファスをII型結晶へ転移させるための攪拌時間は、攪拌効率などの条件の変動により適宜調整することができるが、例えば1時間以上、好ましくは6時間以上である。
本発明の1つの態様において、アモルファスからII型結晶への転移を行うために、減圧条件下で攪拌を行って転移を進行させることもできる。ここで減圧条件における圧力としては、例えば、圧力:0〜30hPa、好ましくは、20〜30hPaである。
本発明の製造方法により得られる結晶中に含まれるII型結晶の純度は、例えば1重量%以上、好ましくは50重量%以上、より好ましくは90重量%以上である。
本発明者らはさらに、I型結晶およびII型結晶と異なる、上記式(I)の化合物の新規結晶(以下、III型結晶と称する)の存在を見いだした。III型結晶は、例えば、式(I)の化合物をアセトンおよび水の混合液から析出させることにより得ることができ、粉末X線回折パターンにおいて、19.2°付近の回折角(2θ)に、具体的には11.0°、19.2°および21.6°付近の回折角(2θ)に、より具体的には11.0°、12.3°、19.2°、20.2°および21.6°付近の回折角(2θ)にピークを有することを特徴とする。III型結晶の粉末X線回折の測定結果の一例を図4に示し、粉末X線回折パターンにおけるピークの一例を以下に示す。また、TG−DTA−MSを用いた検討から、III型結晶は水およびアセトンの溶媒和物であると判断された。
Figure 0006294665
本発明のII型結晶の原料となるI型結晶の具体的な製造方法を以下に説明する。
特許文献2に開示されている公知の製造方法により製造した1,1−アンヒドロ−1−C−[5−(4−エチルフェニル)メチル−2−(ヒドロキシルメチル)フェニル]−β−D−グルコピラノースをアセトンと水の混合溶媒に溶解させ、結晶化させる。アセトンと水の容積比が好ましくはアセトン:水=1:3.5から1:7、より好ましくはアセトン:水=1:3.5から1:4の混合溶媒を利用して析出した結晶をろ過することによりIII型結晶が得られる。その後湿性のIII型結晶を攪拌することによりI型結晶を得ることができる。なお、ろ過により得られたIII型結晶に水を加え懸濁させたものを攪拌しても、I型結晶を得ることができる。攪拌時の温度は、0〜30℃、好ましくは10〜30℃、より好ましくは20〜30℃に設定する。攪拌時間は、攪拌効率などの条件の変動により適宜調整することができるが、例えば0.5時間以上、好ましくは1時間以上である。
本発明の1つの側面において、上記式(I)の化合物のII型結晶を含む医薬組成物が提供される。上記式(I)の化合物は、腎臓におけるグルコース再吸収に関わるナトリウム依存性グルコース共輸送体2(SGLT2)の阻害活性を有する(特許文献1など)。SGLT2の阻害により、糖の再吸収が抑制され余分な糖が体外に排推され、膵臓のβ細胞に負荷を与えずに高血糖が是正され、糖尿病の治療効果およびインスリン抵抗性の改善効果がもたらされる。したがって、本発明の医薬組成物は、SGLT2の活性を阻害することで改善しうる疾患または状態、例えば、糖尿病、糖尿病関連疾患および糖尿病合併症を予防または治療するために使用されうる。
ここで、「糖尿病」とは、1型糖尿病、2型糖尿病、特定の原因によるその他の型の糖尿病を包含する。また、「糖尿病関連疾患」には、例えば肥満、高インスリン血症、糖代謝異常、高脂質血症、高コレステロール血症、高トリグリセリド血症、脂質代謝異常、高血圧、うっ血性心不全、浮腫、高尿酸血症、痛風などが含まれる。また、「糖尿病合併症」には、急性合併症および慢性合併症のいずれもが含まれる。「急性合併症」としては、例えば高血糖(ケトアシドーシスなど)、感染症(皮膚、軟部組織、胆道系、呼吸系、***など)などが挙げられ、「慢性合併症」としては、細小血管症(腎症、網膜症)、動脈硬化症(アテローム性動脈硬化症、心筋梗塞、脳梗塞、下肢動脈閉塞など)、神経障害(感覚神経、運動神経、自律神経など)、足壊症などが挙げられる。主要な糖尿病合併症として、糖尿病網膜症、糖尿病腎症、糖尿病神経障害が挙げられる。
また、本発明の医薬組成物は、SGLT2阻害薬以外の異なった作用機序の糖尿病治療薬、糖尿病合併症治療薬、高脂血症治療薬、高血圧治療薬などを追加の活性成分として含んでいてもよく、またはそれらの薬剤と併用して使用することもできる。
本発明の医薬組成物は、全身的または局所的に経口または直腸内、皮下、筋肉内、静脈内、経皮等の非経口投与することができ、薬学的に許容されるキャリヤーを配合して製造することができる。具体的には、常用の賦形剤、増量剤、結合剤、崩壊剤、被覆剤、糖衣剤、pH調整剤、溶解剤、または水性もしくは非水性溶媒などを添加し、常用の製剤技術によって、錠剤、丸剤、カプセル剤、頼粒剤、粉剤、散剤、液剤、乳剤、懸濁剤、注射剤、などに調製する事ができる。賦形剤、増量剤としては、たとえば、乳糖、ステアリン酸マグネシウム、デンプン、タルク、ゼラチン、寒天、ペクチン、アラビアゴムなどやその他常用されるものをあげる事ができる。上記式(I)の化合物の投与量は、疾患、症状、体重、年齢、性別、投与経路等により異なるが、成人に対し、好ましくは0.l〜1000mg/kg体重/日であり、より好ましくは0.1〜200mg/kg体重/日であり、これを1日1回または数回に分けて投与することができる。
以下、本発明の好適な実施例についてさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
[実施例1]1,1−アンヒドロ−1−C−[5−(4−エチルフェニル)メチル−2−(ヒドロキシルメチル)フェニル]−β−D−グルコピラノースのII型結晶の調製
窒素雰囲気下、1,1−アンヒドロ−1−C−[5−(4−エチルフェニル)メチル−2−(ヒドロキシメチル)フェニル]−2,3,4,6−テトラ−O−メトキシカルボニル−β−D−グルコピラノース(WO2009/154276の実施例5、工程4の化合物、湿性粉末195kg、乾燥粉末換算157kg)の1,2−ジメトキシエタン(544kg)溶液に、4N水酸化ナトリウム水溶液(583kg)を40℃にて滴下した後、40℃にて3時間攪拌した。反応混合物に水(157kg)を加え、有機層を分離した。続いて、18%リン酸二水素ナトリウム2水和物−12%リン酸水素二ナトリウム12水和物水溶液(908kg)で有機層を洗浄後、酢酸エチル(706kg)を加えた。有機層を25%塩化ナトリウム水溶液(932kg)により2回洗浄後、溶媒を減圧留去し、1−アンヒドロ−1−C−[5−(4−エチルフェニル)メチル−2−(ヒドロキシルメチル)フェニル]−β−D−グルコピラノース(粗生成物)を得た。得られた粗生成物に、アセトン(620kg)および水(16kg)を加え、溶媒を減圧下留去した。得られた残渣にアセトン(186kg)および水(16kg)を加え、54℃に昇温して粗生成物を溶解させた。30℃に冷却後、アセトン(13.1kg)および水(298kg)を加え、当該溶液を40℃に昇温後、ろ過した。残渣を水(940kg)で洗浄し、洗浄液をろ液に加えた。この混合液を25℃に冷却し、1,1−アンヒドロ−1−C−[5−(4−エチルフェニル)メチル−2−(ヒドロキシルメチル)フェニル]−β−D−グルコピラノースの種結晶(160g)を加えて、23℃まで冷却した。1,1−アンヒドロ−1−C−[5−(4−エチルフェニル)メチル−2−(ヒドロキシルメチル)フェニル]−β−D−グルコピラノースの種結晶(160g)を再度加え、23℃から20℃まで45分かけて冷却し、20℃にて1時間攪拌した。固体析出を確認後、25℃に昇温し、25℃にて1時間攪拌した。続いて、25℃から−5℃まで3.3時間かけて冷却し、結晶をろ過した。得られた結晶に水(470kg)を加え、30分間撹拌(外温度:5℃)した後、結晶をろ過した。得られた湿性粉末を、ろ過乾燥機(回転数:4rpm、圧力:25hPa)を用いて減圧下57時間乾燥し、1−アンヒドロ−1−C−[5−(4−エチルフェニル)メチル−2−(ヒドロキシルメチル)フェニル]−β−D−グルコピラノース(68.8kg、水分量:4.68%)をI型結晶とII型結晶の混合物として得た。続いて、本混合物(68.6kg)を粉砕し、粉砕粉末(66.4kg)を取得した。
得られた粉砕粉末の一部(I型結晶とII型結晶の混合物、20.0g)に水(650ml)を加え、当該懸濁液をセパラブルフラスコ(容量1000ml、内径95mm、高さ180mm)中、0℃にてポリテトラフルオロエチレン攪拌子(ラグビーボール型、外径19mm、全長50mm、36g)を用いて88時間攪拌(1200rpm、EYELA社製Magnetic Stirrer RCX−1000D)した。結晶をろ過し、得られた湿性粉末を22時間真空凍結乾燥した。続いて、減圧下にて4時間乾燥(圧力:25hPa以下、外温度:20〜25℃)し、標題の化合物(15.3g、収率77%)を1水和物結晶(水分量:4.60%)として得た。得られた結晶の粉末X線回折を測定し、当該結晶がII型結晶であることを確認した。
実施例1にて2回使用した種結晶は、WO2009/154276の実施例5の工程5にしたがって得た1,1−アンヒドロ−1−C−[5−(4−エチルフェニル)メチル−2−(ヒドロキシルメチル)フェニル]−β−D−グルコピラノースの1水和物結晶(I型結晶)の一部を使用した。また水分量の測定は以下の方法により行った。
分析法:電量滴定法、
KF分析装置:微量水分測定装置 型式KF−100(三菱化学製)、
陽極液:アクアミクロンAX(三菱化学製)、
陰極液:アクアミクロンCXU(三菱化学製)。
また、実施例1では以下のろ過乾燥機を使用した:
メーカー:Rosenmund社、
総容量:3530L、
直径:1800mm、
ろ過面積:2.5m
撹拌翼:2−blade。
[実施例2]1,1−アンヒドロ−1−C−[5−(4−エチルフェニル)メチル−2−(ヒドロキシルメチル)フェニル]−β−D−グルコピラノースのI型結晶とII型結晶の混合物の調製
WO2009/154276の実施例5の工程5にしたがって取得した1−アンヒドロ−1−C−[5−(4−エチルフェニル)メチル−2−(ヒドロキシルメチル)フェニル]−β−D−グルコピラノースの1水和物結晶(20.0g)に、アセトン(68ml)および水(272ml)を加え、34℃に昇温し原料を溶解させた。当該溶液を25℃に冷却し、1,1−アンヒドロ−1−C−[5−(4−エチルフェニル)メチル−2−(ヒドロキシルメチル)フェニル]−β−D−グルコピラノースの種結晶(40mg)を加えた後、25℃から20℃まで24分かけて冷却し、20℃にて1時間攪拌した。固体析出を確認後、25℃に昇温し、25℃にて1時間攪拌した。続いて、25℃から−5℃まで2.4時間かけて冷却し、ろ過により結晶を得た。得られた結晶の粉末X線回折を測定し、当該結晶がIII型結晶であることを確認した。
得られた湿性粉末の一部(5g、水分量:47%)を試験管(内径35mm)に入れ、常圧密閉下10℃(外温度)にてポリテトラフルオロエチレン攪拌子(ラグビーボール型、全長25mm)を用いて22時間攪拌(150rpm、EYELA社製Personal Organic Synthesizer PPS−CTRL1)した。続いて、減圧下(圧力:25hPa)10℃(外温度)にて同様に24時間撹拌(150rpm)し、標題の化合物(湿性粉末、水分量:36%)を得た。得られた結晶の粉末X線回折を測定し、当該結晶がI型結晶とII型結晶の混合物であることを確認した。
実施例2にて使用した種結晶は、WO2009/154276の実施例5の工程5にしたがって得た1,1−アンヒドロ−1−C−[5−(4−エチルフェニル)メチル−2−(ヒドロキシルメチル)フェニル]−β−D−グルコピラノースの1水和物結晶(I型結晶)の一部を使用した。実施例2で得られたI型結晶とII型結晶の混合物について、実施例1と同様の操作をしてもII型結晶を得ることができる。
[実施例3]1,1−アンヒドロ−1−C−[5−(4−エチルフェニル)メチル−2−(ヒドロキシルメチル)フェニル]−β−D−グルコピラノースのII型結晶の調製
1,1−アンヒドロ−1−C−[5−(4−エチルフェニル)メチル−2−(ヒドロキシルメチル)フェニル]−β−D−グルコピラノースのI型結晶(2.3g)を、ホットプレート(IKA社製、C−MAGHP4)を用いて95℃の下、1.5時間加熱して融解させ、その後室温まで冷却してアモルファスを調製した。調製したアモルファスを乳鉢ですり潰した。すり潰したアモルファス(0.9g、水分量:2.23%)を試験管(外径32mm)に量り取り、ポリテトラフルオロエチレン攪拌子(12mm×25mm,フットボール形,5.8g)をいれて密閉下、25℃で19時間攪拌した(攪拌数:200rpm)。
攪拌後のサンプルのII型結晶の存在比率を近赤外分析(NIR)により測定したところ、9%の割合でII型結晶の生成が確認された。また、NIR測定後にサンプルの水分量を測定したところ、1.86%であった。
[実施例4]1,1−アンヒドロ−1−C−[5−(4−エチルフェニル)メチル−2−(ヒドロキシルメチル)フェニル]−β−D−グルコピラノースのII型結晶の調製
1,1−アンヒドロ−1−C−[5−(4−エチルフェニル)メチル−2−(ヒドロキシルメチル)フェニル]−β−D−グルコピラノースのI型結晶(6.7g)を、ホットプレート(IKA社製、C−MAGHP4)を用いて90〜105℃の下、3時間加熱して融解させ室温まで冷却してアモルファスを調製した。調製したアモルファスを乳鉢ですり潰した。すり潰したアモルファス(2.8g、水分量:1.84%)を試験管(外径32mm)に量り取り、ポリテトラフルオロエチレン攪拌子(12mm×25mm,フットボール形,5.8g)をいれて密閉下、10℃で20時間攪拌した(攪拌数:200rpm)。
攪拌後のサンプルのII型結晶の存在比率をNIRにより測定したところ、8%の割合でII型結晶の生成が確認された。
NIRの測定結果を表2に示す。
Figure 0006294665
実施例3および4のアモルファスの水分量、および実施例3のNIR測定後のサンプルの水分量は、カールフィッシャー法により測定した。測定条件を以下に示す。
分析法:電量滴定法、
KF分析装置:微量水分測定装置 型式CA−100(三菱化学社製)、
陽極液:アクアミクロンAKX、
陰極液:アクアミクロンCXU。
NIR測定方法:
乳鉢にて軽くすり潰した試料をサンプル瓶に取り、2〜6時間の間、10%RH以下のデシケータ中にて保管した。その後、NIR測定装置(BRUKER社製、MPA)を使用してII型結晶およびアモルファスの存在比率を測定した。以下の測定条件でバックグラウンドを1回測定した後、試料を測定した。測定は5回繰り返して行い、1回ごとにサンプル瓶を傾けて回転させながら、中の試料を軽く攪拌させた。ただし、粒度が偏る可能性があるため、机に打ち付けるタッピングは行わなかった。I型結晶、II型結晶、アモルファスを配合した試料を分析し、多変量解析のPLS回帰分析により検量線を作成し、各試料のI型結晶、II型結晶およびアモルファスの存在比率を測定した。PLS回帰分析には、OPUS(Bruker製)を使用した。
NIRの測定条件を以下に示す。
波長範囲:4000−12500cm−1
分解能:8cm−1
測定法:反射法
スキャン回数:128回。
このように、本願発明のII型結晶は、I型結晶またはアモルファスを特定の量の水分存在下、特定の温度で攪拌することにより、得られるものである。
[試験例1]粉末X線回折分析
1,1−アンヒドロ−1−C−[5−(4−エチルフェニル)メチル−2−(ヒドロキシルメチル)フェニル]−β−D−グルコピラノース1水和物のII型結晶について粉末X線回折を以下の条件により測定した。結果を図1に示す。
測定装置:X’Pert−Pro MPD(Panalytical製)、
対陰極:Cu、
管電圧:45kV、
管電流:40mA、
ステップ幅:0.017、
走査軸:2θ、
ステップあたりのサンプリング時間:30秒、
走査範囲:2〜35°。
[試験例2]示差走査熱量測定(DSC)
1,1−アンヒドロ−1−C−[5−(4−エチルフェニル)メチル−2−(ヒドロキシルメチル)フェニル]−β−D−グルコピラノース1水和物のII型結晶について示差走査熱量測定を以下の条件により行った。結果を図2および3に示す。
装置名称:示差走査熱量計(DSC)、
型式:Q200(TA Instruments製)、
加熱速度:2℃/分、
測定温度範囲:25℃付近の温度〜250℃
雰囲気ガス:乾燥窒素
雰囲気ガスの流量:50mL/分
セル:アルミニウムパン(気密)
試料量:約5mg
基準:空容器。

Claims (2)

  1. 式(I):
    Figure 0006294665
    で表される化合物のII型結晶であって、粉末X線回折パターンにおいて、4.0°±0.2°、7.5°±0.2°、10.8°±0.2°、12.7°±0.2°、14.0°±0.2°、14.7°±0.2°、18.0°±0.2°、18.8°±0.2°、19.5°±0.2°、および22.7°±0.2°の回折角(2θ)にピークを有し、気密セルを用いる示差走査熱量計分析において、50℃から80℃への昇温中に58.84℃±1.3℃に吸熱ピーク,60.76℃±1.3℃に発熱ピーク,77.68℃±1.3℃に吸熱ピークの順でピークが検出される、1水和物である前記結晶。
  2. 請求項1に記載のII型結晶を含む医薬組成物。
JP2013501153A 2011-02-25 2012-02-24 スピロケタール誘導体の結晶 Active JP6294665B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011040418 2011-02-25
JP2011040418 2011-02-25
PCT/JP2012/054648 WO2012115249A1 (ja) 2011-02-25 2012-02-24 スピロケタール誘導体の結晶

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2012115249A1 JPWO2012115249A1 (ja) 2014-07-07
JP6294665B2 true JP6294665B2 (ja) 2018-03-14

Family

ID=46721021

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013501153A Active JP6294665B2 (ja) 2011-02-25 2012-02-24 スピロケタール誘導体の結晶

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6294665B2 (ja)
WO (1) WO2012115249A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3482748A1 (en) * 2013-12-27 2019-05-15 Chugai Seiyaku Kabushiki Kaisha Solid preparations containing tofogliflozin and method for producing the same
CN108640958B (zh) * 2017-05-05 2021-03-30 镇江圣安医药有限公司 异苯并呋喃衍生物、其药物组合物和制剂以及用途
CN107759649A (zh) * 2017-12-12 2018-03-06 威海贯标信息科技有限公司 一种托格列净新晶型

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TW200637869A (en) * 2005-01-28 2006-11-01 Chugai Pharmaceutical Co Ltd The spiroketal derivatives and the use as therapeutical agent for diabetes of the same
TW201011043A (en) * 2008-06-20 2010-03-16 Chugai Pharmaceutical Co Ltd Crystal of spiroketal derivatives and process for preparation of spiroketal derivatives

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2012115249A1 (ja) 2014-07-07
WO2012115249A1 (ja) 2012-08-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5091853B2 (ja) 1−クロロ−4−(β−D−グルコピラノス−1−イル)−2−[4−((R)−テトラヒドロフラン−3−イルオキシ)ベンジル]ベンゼンの結晶形、その調製方法及び薬剤を調製するための使用
JP4226070B2 (ja) 1−クロロ−4−(β−D−グルコピラノース−1−イル)−2−[4−((S)−テトラヒドロフラン−3−イルオキシ)−ベンジル]−ベンゼンの結晶性形態、その調製方法及び薬物を調製するためのその使用
JP5748954B2 (ja) チアゾリジンジオン化合物の結晶およびその製造方法
JP5467040B2 (ja) ピラゾール誘導体の1/2フマル酸塩
EP3502105A1 (en) Polymorphic form of kinase inhibitor compound, pharmaceutical composition containing same, and preparation method therefor and use thereof
AU2011312185B2 (en) New crystalline forms of the sodium salt of (4- {4- [5- ( 6 - trifluoromethyl - pyridin- 3 - ylamino ) - pyridin- 2 -yl] -phenyl} - cyclohexyl) -acetic acid
JP6294665B2 (ja) スピロケタール誘導体の結晶
WO2021196949A1 (zh) 一种glp-1受体激动剂的晶型a及其制备方法
EP3792258B1 (en) Addition salt of s1p1 receptor agonist and crystal form thereof, and pharmaceutical composition
JP7322151B2 (ja) 医薬化合物、その製造方法、及び薬剤としての使用
TWI662031B (zh) 1-{2-氟-4-[5-(4-異丁基苯基)-1,2,4-噁二唑-3-基]-苄基}-3-吖丁啶羧酸的晶型
CN106478616B (zh) 一种gpr40激动剂的结晶形式及其制备方法
EP3434677B1 (en) Polymorphs of dppiv inhibitor maleate and preparation method therefor
JP2017530107A (ja) ナトリウム・グルコース共輸送体2阻害薬のl−プロリン化合物、およびl−プロリン化合物の一水和物および結晶
JP6574843B2 (ja) 化合物のa結晶形およびその製造方法
WO2016136830A1 (ja) 1-(β-D-グルコピラノシル)-4-メチル-3-[5-(4-フルオロフェニル)-2-チエニルメチル]ベンゼンの新規結晶
WO2022143897A1 (zh) A-失碳-5α雄甾烷化合物的多晶型物
TW202333694A (zh) 稠環衍生物的晶型、其製備方法及其應用
CN117105923A (zh) 具有高生物利用度的鲁拉西酮盐及其制法和应用
KR20200003645A (ko) 신규한 결정형 및 그의 제조방법
EA043016B1 (ru) Фармацевтическое соединение, способ его получения и применения в качестве лекарственного средства
JPH0745404B2 (ja) 骨粗鬆症治療剤

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150220

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160219

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20160419

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160620

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20160714

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161014

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20161101

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20161209

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171026

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171218

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180216

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6294665

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250