JP6287727B2 - 電磁継電器 - Google Patents

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Description

本発明は、可動接点と固定接点とを接離させて電気回路を開閉する電磁継電器に関するものである。
従来の電磁継電器は、固定接点を有する2つの固定端子を位置決め固定し、可動接点が装着された1つの可動子を移動させて可動接点と固定接点とを接離させることにより、電気回路を開閉するようになっている。
そして、可動接点と固定接点の接触部において、可動接点と固定接点とが対向する部位で電流が逆向きに流れることにより電磁反発力が発生する(以下、この電磁反発力を接点部電磁反発力という)。その接点部電磁反発力は、可動接点と固定接点間を開離させるように作用する。
そこで、図8に示すように、可動コア90と一体化され且つ可動子91が装着されたシャフト92に、可動子91を挟持するようにして移動ヨーク93と固定ヨーク94を装着し、可動子91と固定端子95が当接している際に、移動ヨーク93と固定ヨーク94に磁束が流れて移動ヨーク93と固定ヨーク94との間にヨーク吸引力が発生するようにし、移動ヨーク93が可動子91を固定端子95に押し付けて、接点部電磁反発力による接点間開離を防止するようにしている(例えば、特許文献1参照)。
なお、移動ヨーク93はシャフト92に摺動自在に装着され、固定ヨーク94はシャフト92に固定されている。また、可動子91および移動ヨーク93は、シャフト92に装着された接圧ばね96により、固定ヨーク94側および固定端子95側に向かって付勢されている。さらに、可動コア90は、励磁コイル97への通電時に発生する電磁吸引力により固定コア98側に吸引される。
しかしながら、短絡異常時等の大電流発生時にも接点部電磁反発力による接点間開離を防止するために、電磁吸引力を増加させることなくヨーク吸引力のみを大きくした場合には、次のような問題が発生する。
すなわち、移動ヨーク93が可動子91を固定端子95に押し付けた後(図8の状態)、ヨーク吸引力により固定ヨーク94が移動ヨーク93側に吸引され、固定ヨーク94と一体の可動コア90およびシャフト92は、電磁吸引力による吸引向きと逆向きに付勢される。
そして、電磁吸引力よりもヨーク吸引力が大きい場合には、図9に示すように、可動コア90が固定コア98から遠ざかる向きに移動してしまい、電磁吸引力が減少する。その結果、接点間が開離してしまうという問題が発生する。
なお、電磁吸引力も増加させて電磁吸引力をヨーク吸引力よりも大きくすれば上記の問題は発生しないが、この場合には、電磁吸引力を増加させるために励磁コイル97が大型になるという問題が発生する。
一方、特許文献2には、固定ヨークをケースに固定した電磁継電器が開示されている。これによると、固定ヨークは不動であるため、移動ヨークが可動子を固定端子に押し付けた後、ヨーク吸引力により固定ヨークが移動ヨーク側に吸引されることはなく、したがって接点間の開離は防止される。
特開2010−10056号公報 特開2012−104356号公報
しかしながら、可動子や固定端子が配置された接点室は、通電中の電流により発生する熱や通電遮断時のアークにより高温になる。そして、特許文献2に開示された従来の電磁継電器は、接点室に固定ヨークが配置されているため、固定ヨークとケースとの接合部も高温になり、接着剤や接着テープにて固定ヨークとケースを接着した場合は接合力不足が発生し易い。
このため、固定ヨークとケースを接合する方法として、ロー付けや溶接が採用されるが、この場合、ケースに対する固定ヨークの位置決めが容易でないという問題がある。
さらに、絶縁確保を目的とした樹脂部材が、ロー付け時の高温に持たないという問題もある。
そこで、本発明者らは、先に、移動ヨークと固定ヨークとの間に発生するヨーク吸引力により、接点部電磁反発力による接点間開離を防止するようにした電磁継電器において、固定ヨークと被固定部材との接合力不足の回避、被固定部材に対する固定ヨークの位置決め固定の容易化、または、固定端子と固定ヨークの絶縁確保が行える構造について出願した(特願2013−056806参照)。
具体的には、接点部電磁反発力による接点間開離を防止すべく、可動接点を有した可動子側に移動ヨークを備えると共に、固定接点を有した固定端子が保持されるベースに固定ヨークを埋設している。このような構成とすれば、可動接点と固定接点とが導通して可動子に電流が流れたときに、移動ヨークと固定ヨークとに磁束が流れ、移動ヨークと固定ヨークとの間にヨーク吸引力が発生させられる。このヨーク吸引力により、移動ヨークが可動子を固定端子側へ付勢するため、接点部電磁反発力による接点間開離が防止される。
しかしながら、固定端子が電流通電時に発熱し、高温となるため、その温度に耐えられる樹脂材を選定する必要があり、固定端子を保持している樹脂で構成されたベースの構成材料の選択自由度が少ないという問題がある。特に、上記構造の電磁継電器は、固定ヨークをベースによって固定する構造であるため、固定ヨークをベース内に埋設またはベースに接合させる必要があり、ベースの強度確保が必要となって、固定ヨーク周辺のベース設計の自由度も少なくなる。
本発明は上記点に鑑みて、固定端子の高温化を抑制し、ベースの構成材料の選択自由度を向上させると共に、固定ヨーク周辺のベース設計の自由度の向上を図ることができる電磁継電器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1ないしに記載の発明では、通電時に磁界を形成する励磁コイル(12)と、励磁コイルにより駆動される可動コア(16)と、可動接点(25)を有するとともに可動コアに追従作動する可動子(22)と、励磁コイルへの通電時に可動接点が当接する固定接点(27、29)を有する複数の固定端子(26、28)と、固定端子を保持する絶縁性の樹脂で構成されたベース(20)とを備える電磁継電器において、磁性体の板材よりなり、複数の固定端子の少なくとも一つに支持されると共に、支持される固定端子に対して可動子と反対側に配置された固定ヨーク(31、31A、31B)と、磁性体よりなり、固定ヨークに対向して配置され、可動子に当接して可動子と一体的に作動する移動ヨーク(30、30A、30B)とを備えていることを特徴としている。
このように、固定ヨークを固定端子で支持していることから、固定端子が発熱したときの熱容量を固定ヨークの容量分、増加することが可能となる。したがって、固定端子の高温化を抑制することが可能となり、ベースの構成材料となる樹脂材として求められる耐熱性能を低下させられる。このため、ベースの構成材料の選択自由度を向上させることが可能となる。
また、固定ヨークを固定端子に支持させれば、固定ヨークをベース内に埋設またはベースに接合する必要はなくなり、固定ヨークの周辺のベース設計の自由度も向上させられる。
さらに、請求項に記載の発明では、励磁コイルへの通電時に可動子が移動する向きを通電時移動向き(A)としたとき、固定ヨークは、通電時移動向きに沿って見たときに、固定端子間に張り出して延設されていることを特徴としている。
これによると、デッドスペースを利用して電磁継電器の小型化を図ることができる。
請求項に記載の発明では、固定端子は、第1固定端子(26)と第2固定端子(28)とを有し、固定ヨークは、第1固定ヨーク(31A)と第2固定ヨーク(31B)の2個設けられ、第1固定ヨークは、第1固定端子に支持され、第2固定ヨークは、第2固定端子に支持されていることを特徴としている。
このように、第1、第2接続端子の2つを備える場合には、これらそれぞれに対して第1、第2固定ヨークを設けた構成とすることができる。
請求項に記載の発明では、固定端子は、第1固定端子(26)と第2固定端子(28)とを有し、第1固定端子には、固定接点として第1固定接点(27)が1つのみ備えられており、第2固定端子には、固定接点として第2固定接点(29)が2つ備えられており、固定ヨークは、第1固定端子に支持されて備えられていることを特徴としている。
このように、第1、第2接続端子の2つを備える場合であったとしても、第1固定端子に第1固定接点が1つのみ備えられ、第2固定端子に第2固定接点が2つ備えられる場合、第1、第2固定端子が電流通電時に発熱する際には、固定端子の数が少ない方が電流集中が生じることから、第1固定接点が1つのみとされた第1固定端子の方が第2固定接点が2つ備えられた第2固定端子よりも高温化し易い。このため、より高温化し易い第1固定端子側にのみ支持されるように固定ヨークを備えるようにしても、熱容量増加によって第1固定端子の高温化を抑制できる。
以上説明した請求項1ないしのいずれか1つに記載の電磁継電器では、請求項に記載の発明のように、固定接点を固定端子に一体に形成することができる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係の一例を示すものである。
本発明の第1実施形態に係る電磁継電器の構成を示す正面断面図である。 図1の電磁継電器の他の作動状態を示す正面断面図である。 図1の電磁継電器の分解斜視図である。 (a)は図1の移動ヨークと固定ヨークの位置関係を示す平面図、(b)は図1の移動ヨーク単体の平面図、(c)は図1の固定ヨーク単体の平面図である。 第1実施形態の第4変形例に係る電磁継電器の要部構成を模式的に示す正面断面図である。 本発明の第2実施形態に係る電磁継電器の構成を示す正面断面図である。 図6の電磁継電器の分解斜視図である。 従来の電磁継電器の構成を模式的に示す正面断面図である。 図8の電磁継電器の他の作動状態を示す正面断面図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、同一符号を付して説明を行う。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について説明する。図1〜図4に示すように、樹脂製のケース11内には、通電時に磁界を形成する円筒状の励磁コイル12が配置されている。励磁コイル12の径方向中心部の孔には、磁性体金属材料よりなる固定コア13が配置されている。固定コア13は、励磁コイル12の中心部孔に挿入される円柱状のコア軸部131、および励磁コイル12の外部に位置しコア軸部131よりも大径の円柱状のコア鍔部132を備えている。
磁性体金属材料よりなる板材を略U字状に折り曲げた第2板材14により、励磁コイル12の外周側および励磁コイル12の軸方向一端側が覆われている。
磁性体金属材料よりなる矩形平板状の第1板材15により、励磁コイル12の軸方向他端側が覆われている。また、第1板材15は、後述する可動コア16に対向している。
第1板材15には、中心部に貫通したヨーク孔151が形成されており、このヨーク孔151内にコア鍔部132が配置されている。固定コア13と第2板材14が接合され、第2板材14と第1板材15が接合されている。
コア鍔部132および第1板材15に対向する位置には、磁性体金属材料よりなる板状の可動コア16が配置されている。なお、固定コア13、第2板材14、第1板材15、および可動コア16は、励磁コイル12により誘起された磁束の磁気回路を構成する。
励磁コイル12と可動コア16との間には、可動コア16を反固定コア側に付勢する復帰ばね17が配置されている。そして、励磁コイル12への通電により、可動コア16は電磁吸引力により復帰ばね17に抗して固定コア13側に吸引される。
可動コア16には、金属製のシャフト18が結合されている。より詳細には、可動コア16の中心部に形成された可動板孔161にシャフト18が挿入され、シャフト18の一端に形成されたシャフト鍔部181と、シャフト18に嵌合された第1止め輪19とによって、可動コア16とシャフト18が結合されている。
なお、可動コア16とシャフト18は、シャフト18の径方向および軸方向に相対移動可能なように、所定のガタを持って結合されている。このように、ガタを持たせることにより、可動コア16が固定コア13側に吸引された際に、可動コア16を第1板材15やコア鍔部132に確実に接触させることができる。
シャフト18の中間部は、絶縁性の樹脂よりなるベース20に摺動自在に挿入されている。シャフト18におけるベース20から突出した部位には、第2止め輪21が嵌合されるとともに、導電金属製の板状の可動子22および磁性体金属製の板状の移動ヨーク30が摺動自在に装着されている。
可動子22には、導電金属製の可動接点25が2個かしめ固定されている。移動ヨーク30は、可動子22に当接して可動子22と一体的に作動するようになっている。
シャフト18の他端に嵌合された第3止め輪23と移動ヨーク30との間には、可動子22および移動ヨーク30を固定コア13側(すなわち、第2止め輪21側)に付勢する接圧ばね24が配置されている。
なお、接圧ばね24と移動ヨーク30との間に、絶縁物を介在させるのが望ましい。また、接圧ばね24は、移動ヨーク30が固定された可動子22を押圧してもよい。
導電金属製の板状の第1固定端子26に、導電金属製の第1固定接点27がかしめ固定され、導電金属製の板状の第2固定端子28に、導電金属製の第2固定接点29がかしめ固定されている。
第1固定接点27は一方の可動接点25に対向して配置され、第2固定接点29は他方の可動接点25に対向して配置されている。
そして、可動子22および可動接点25が可動コア16に追従して移動し、それにより可動接点25が第1固定接点27および第2固定接点29と接離して、第1固定接点27と第2固定接点29との間が電気的に導通または遮断されるようになっている。
また、第1固定端子26および第2固定端子28には、それぞれ、固定ヨーク31が支持されて一体化されている。固定ヨーク31は、磁性体金属製の板状部材で構成されており、第1固定端子26および第2固定端子28のうちの反可動子側の一面に溶接や接着もしくはかしめ固定もしくは係合などにより支持されている。
ベース20は、図3に示すように、平板状の基板部201、基板部201に対して垂直でシャフト18が挿入される第1保持板部202、可動コア16の移動方向に沿って延びる第2保持板部203を備えている。第2保持板部203には、第2板材14の端部が挿入される溝205が形成されている。
そして、第1保持板部202の表面に第1固定端子26および第2固定端子28が保持・固定されていると共に、これら第1固定端子26および第2固定端子28と共に固定ヨーク31も支持されている。本実施形態の場合、固定ヨーク31を第1保持板部202の内部に埋設しているが、固定ヨーク31については第1固定端子26および第2固定端子28を固定することによってベース20に保持・固定されることから、必ずしも固定ヨーク31を第1保持板部202の内部に埋設する必要はない。
また、第2板材14の端部を溝205に圧入して固定することにより、第2板材14がベース20に一体的に組み付けられる。
次に、移動ヨーク30および固定ヨーク31について詳述する。なお、励磁コイル12に通電すると、可動コア16が電磁吸引力により固定コア13側に吸引され、可動子22等が可動コア16に追従して矢印Aの向きに移動する。以下の説明では、励磁コイル12への通電時に可動子22等が移動する向きAを、通電時移動向きAという。また、通電時移動向きAと逆の向きを、通電遮断時移動向きという。
固定ヨーク31は、例えば直方体形状の板材で構成されており、第1固定端子26に対して第1固定ヨーク31Aが支持され、第2固定端子28に対して第2固定ヨーク31Bが支持されている。第1、第2固定ヨーク31A、31Bの間は所定距離離間させられており、その間にシャフト18が挿入されている。本実施形態では、第1、第2固定ヨーク31A、31Bを同寸法で構成しているが、必ずしも同寸法である必要はない。
また、固定ヨーク31は、可動子22よりも通電時移動向きA側に配置されるとともに、通電時移動向きAに沿って見たときに、少なくとも一部が第1固定端子26と第2固定端子28との間に張り出すように配置されている。
移動ヨーク30は、例えば直方体形状の1つの板材であり、シャフト18が挿入される貫通孔301が中央部に形成されている。移動ヨーク30は、固定ヨーク31よりも可動子22側に位置し、より詳細には、可動子22よりも反固定ヨーク側(すなわち、通電遮断時移動向き側)に位置している。
また、図4(a)に示すように、移動ヨーク30と固定ヨーク31は、通電時移動向きAに沿って見たときに、重なった状態で(すなわち、対向して)配置されている。
次に、本実施形態に係る電磁継電器の作動を説明する。
まず、励磁コイル12に通電すると、可動コア16が電磁吸引力により復帰ばね17に抗して固定コア13側に吸引され、シャフト18や可動子22が可動コア16に追従して通電時移動向きAに移動し、それにより可動接点25が第1固定接点27および第2固定接点29に当接して、第1固定接点27と第2固定接点29との間が電気的に導通状態となる(図2参照)。
そして、第1固定接点27と第2固定接点29との間が導通して可動子22に電流が流れることにより、移動ヨーク30と固定ヨーク31とに磁束が流れ、移動ヨーク30と固定ヨーク31との間にヨーク吸引力が発生し、このヨーク吸引力により、移動ヨーク30が可動子22を第1固定端子26および第2固定端子28側へ付勢する。したがって、ヨーク吸引力により、接点部電磁反発力による接点間開離が防止される。
また、固定ヨーク31は、シャフト18に固定されておらず、不動であるため、シャフト18や可動子22や可動コア16が固定ヨーク31により通電遮断時移動向きに付勢されることはない。したがって、可動コア16が固定コア13から遠ざかる向きに移動して電磁吸引力が減少することが防止される。よって、励磁コイル12を大型化して電磁吸引力を増加させる必要はない。
一方、励磁コイル12への通電が遮断されると、可動コア16やシャフト18や可動子22が復帰ばね17により通電遮断時移動向きに駆動される。これにより、可動接点25が第1固定接点27および第2固定接点29から離れて、第1固定接点27と第2固定接点29との間が電気的に遮断状態となる(図1参照)。
なお、ヨーク吸引力は、復帰ばね17に対抗するため、電磁継電器の電流遮断時の特性に影響を与える。そこで、電流遮断時のヨーク吸引力は、復帰ばね17のばね力よりも十分に小さい値に設定することが望ましい。
本実施形態によると、励磁コイル12の大型化を回避しつつ、短絡異常時等の大電流発生時にも接点部電磁反発力による接点間開離を確実に防止することができる。
そして、固定ヨーク31を第1固定端子26および第2固定端子28に支持させていることから、第1固定端子26および第2固定端子28が発熱したときの熱容量を固定ヨーク31の容量分、増加することが可能となる。したがって、第1固定端子26および第2固定端子28の高温化を抑制することが可能となり、ベース20の構成材料となる樹脂材として求められる耐熱性能を低下させられる。このため、ベース20の構成材料の選択自由度を向上させることが可能となる。
また、固定ヨーク31を第1固定端子26および第2固定端子28に支持させれば、固定ヨーク31をベース20内に埋設またはベース20に接合する必要はなくなり、固定ヨーク31の周辺のベース設計の自由度も向上させられる。
さらに、接点部電磁反発力が発生する部位の近傍にヨーク吸引力を発生させるため、接圧ばね24のばね荷重が両接点部に均等に作用してない場合でも、接点部電磁反発力による接点間開離を確実に防止することができる。
また、固定ヨーク31は、デッドスペースである第1固定端子26と第2固定端子28との間に配置されているため、電磁継電器の小型化を図ることができる。
さらに、本実施形態のように、固定ヨーク31を絶縁性の樹脂よりなるベース20の内部に配置すれば、第1固定端子26および第2固定端子28と固定ヨーク31との間の電気絶縁性を確保できる。また、固定ヨーク31と移動ヨーク30の対向面積を増加させることも可能となり、ヨーク吸引力を増加させ、接点部電磁反発力による接点間開離を一層確実に防止することが可能となる。
なお、本実施形態における移動ヨーク30および固定ヨーク31は、例えば図5に示す変形例のように変更してもよい。
図5に示す変形例では、移動ヨーク30を可動子22よりも固定ヨーク31側(すなわち、通電時移動向きA側)に配置している。この場合、移動ヨーク30は、溶接やかしめ等により可動子22に接合される。
これによると、固定ヨーク31と移動ヨーク30を近接させてヨーク吸引力を増加させることができるため、接点部電磁反発力による接点間開離を確実に防止することができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態は、第1実施形態に対して第1固定接点27や固定ヨーク31の構成を変更したものであり、その他については第1実施形態と同様であるため、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図6に示すように、本実施形態では、第1実施形態で備えていた第2固定端子28に支持された固定ヨーク31を備えておらず、第1固定端子26に支持された固定ヨーク31のみ備えている。なお、図6の断面は、シャフト18の挿入される貫通孔301を通過する断面のため、固定ヨーク31が分断された状態になっているが、別段面において繋がっていて一体のものとなっている。このように、固定ヨーク31を一方の固定端子側にのみ配置しつつ、シャフト18を挟んだ両側において移動ヨーク30と対向配置することで、バランス良くヨーク吸引力が発生させられるようにしている。
また、図7に示すように、第2固定端子28に第2固定接点29を2つ備えており、第1固定端子26には第1固定接点27が1つのみ備えられた構成としている。このような構造により、本実施形態に掛かる電磁継電器が構成されている。
第1、第2固定端子26、28が電流通電時に発熱する際には、固定端子の数が少ない方が電流集中が生じることから、第1固定接点27が1つのみとされた第1固定端子26の方が第2固定接点29が2つ備えられた第2固定端子28よりも高温化し易い。このため、本実施形態のように、より高温化し易い第1固定端子26側にのみ支持されるように固定ヨーク31を備えるようにしても、熱容量増加によって第1固定端子26の高温化を抑制できる。
したがって、固定ヨーク31を第1、第2固定端子26、28の一方にのみ備える構造としても、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。そして、このように第1固定端子26側にのみ固定ヨーク31を備えれば良いため、部品点数の削減を図ることも可能となる。
(他の実施形態)
上記実施形態では、第1固定端子26に別部材の第1固定接点27をかしめ固定し、第2固定端子28に別部材の第2固定接点29をかしめ固定したが、第1固定端子26および第2固定端子28に、可動子22側に向かって突出する突起部を例えばプレス加工にて形成し、その突起部を固定接点としてもよい。
同様に、上記実施形態では、可動子22に別部材の可動接点25をかしめ固定したが、可動子22に、第1固定端子26および第2固定端子28側に向かって突出する突起部を例えばプレス加工にて形成し、その突起部を可動接点としてもよい。
また、第1実施形態では、移動ヨーク30を1部材とし、中央部に貫通孔301を備えた構造としたが、移動ヨーク30を第1、第2固定ヨーク27、29それぞれと対向するように配置された2部材で構成されていても良い。
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。
また、上記実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。
また、上記実施形態において、実施形態の構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではない。
また、上記実施形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に特定の形状、位置関係等に限定される場合等を除き、その形状、位置関係等に限定されるものではない。
12 励磁コイル
13 固定コア
16 可動コア
22 可動子
25 可動接点
26、28 第1、第2固定端子
27、29 第1、第2固定接点
30 移動ヨーク
31 固定ヨーク
30A、30B 第1、第2移動ヨーク
31A、31B 第1、第2固定ヨーク

Claims (4)

  1. 通電時に磁界を形成する励磁コイル(12)と、
    前記励磁コイルにより駆動される可動コア(16)と、
    可動接点(25)を有するとともに前記可動コアに追従作動する可動子(22)と、
    前記励磁コイルへの通電時に前記可動接点が当接する固定接点(27、29)を有する複数の固定端子(26、28)と、
    前記固定端子を保持する絶縁性の樹脂で構成されたベース(20)とを備える電磁継電器において、
    磁性体の板材よりなり、前記複数の固定端子の少なくとも一つに支持されると共に、支持される前記固定端子に対して前記可動子と反対側に配置された固定ヨーク(31、31A、31B)と、
    磁性体よりなり、前記固定ヨークに対向して配置され、前記可動子に当接して前記可動子と一体的に作動する移動ヨーク(30、30A、30B)とを備え
    前記励磁コイルへの通電時に前記可動子が移動する向きを通電時移動向き(A)としたとき、
    前記固定ヨークは、前記通電時移動向きに沿って見たときに、前記固定端子間に張り出して延設されていることを特徴とする電磁継電器。
  2. 前記固定端子は、第1固定端子(26)と第2固定端子(28)とを有し、
    前記固定ヨークは、第1固定ヨーク(31A)と第2固定ヨーク(31B)の2個設けられ、
    前記第1固定ヨークは、前記第1固定端子に支持され、前記第2固定ヨークは、前記第2固定端子に支持されていることを特徴とする請求項1に記載の電磁継電器。
  3. 前記固定端子は、第1固定端子(26)と第2固定端子(28)とを有し、
    前記第1固定端子には、前記固定接点として第1固定接点(27)が1つのみ備えられており、
    前記第2固定端子には、前記固定接点として第2固定接点(29)が2つ備えられており、
    前記固定ヨークは、前記第1固定端子に支持されて備えられていることを特徴とする請求項1に記載の電磁継電器。
  4. 前記固定接点は、前記固定端子に一体に形成されていることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1つに記載の電磁継電器。
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