JP6287719B2 - X線装置 - Google Patents

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Description

この発明は、検出されたX線に基づいて透視または連続撮影により複数の2次元X線画像を取得するX線装置に係り、特に、被検体の体内にデバイスを挿入しながら透視または連続撮影する技術に関する。
被検体の体内に挿入するデバイスとしては、インターベンション治療等に用いられるステントあるいはステントに付属するマーカや、血管内超音波(IVUS: intravascular ultrasound)に用いられるプローブなどがある。デバイスを被検体の体内に挿入する際にはデバイスの特徴点を抽出し、特徴点を基準に位置合わせをすることで、複数フレームの2次元X線画像(以下、「X線画像」と適宜略記)を重ね合わせてデバイスを強調表示する。
このとき、画像全体を検出の対象にすると、血管外に存在するクリップやペースメーカー等の人工構造物によって、誤認識の可能性が高まる場合がある。そこで、画像全体から局所的な関心領域(ROI: Region Of Interest)に限定することにより、関心領域(ROI)を指定し、マーカ位置などに代表されるデバイス位置を限定することで、誤検出の少ない結果を得ることができる(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1:特開2013−215247号公報のようにユーザが関心領域(ROI)を入力設定する以外に、画像全体から一部領域を切り出すことで関心領域(ROI)を設定する技術(例えば、特許文献2参照)、画像の画素値の閾値処理で関心領域(ROI)を自動的に設定する技術(例えば、特許文献3参照)などがある。
特開2013−215247号公報 特開2014−4465号公報 特開2012−96023号公報
しかしながら、このような構成を有する従来例の場合には、次のような問題がある。
すなわち、特許文献1:特開2013−215247号公報のように関心領域(ROI)を指定し、関心領域(ROI)内部でのみマーカなどのデバイスを検出する方法は、呼吸や心臓の拍動(心拍)により、対象物であるデバイスが関心領域(ROI)の外に出てしまう問題が考えられる。特に透視や連続撮影により複数フレームにわたって対象物であるデバイスを検出する場合、対象のデバイスが関心領域(ROI)外部へ出てしまうと、その時点でデバイスを見失ってしまう。
そこで、特許文献2:特開2014−4465号公報では呼吸や心拍等に同期してX線画像を表示することでステントなどのデバイスが静止しているように見えるので、呼吸や心拍によらず対象物であるデバイスを検出することができる。しかし、カテーテルワイヤ等を動かしながら透視や連続撮影すると、カテーテルワイヤ等の対象物が関心領域(ROI)の外に出てしまう問題を根本的に解消することができない。また、特許文献1、2では関心領域(ROI)の大きさや位置はユーザの感覚に任されてしまい簡便でないという問題がある。
そこで、特許文献3:特開2012−96023号公報では、上述したように画像の画素値の閾値処理で関心領域(ROI)を自動的に設定することにより、関心領域(ROI)の大きさや位置を自動的に簡易に設定することができる。しかし、特許文献3:特開2012−96023号公報では再構成してから画像を表示するので、カテーテルワイヤ等のようにデバイスを動かしながら透視や連続撮影する場合に適さないという問題がある。
この発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、関心領域を簡易に設定し、関心領域設定後の対象物の認識失敗を排除することができるX線装置を提供することを目的とする。
この発明は、このような目的を達成するために、次のような構成をとる。
すなわち、この発明に係るX線装置は、検出されたX線に基づいて透視または連続撮影により複数の2次元X線画像を取得するX線装置であって、造影剤投与後の撮影での2次元血管像を取得する血管像取得手段と、当該血管像取得手段により取得された前記2次元血管像を記憶する血管像記憶手段と、当該血管像記憶手段に記憶された前記2次元血管像中における血管の形状に合わせた図形を局所的な関心領域として設定する第1の関心領域設定手段と、前記第1の関心領域設定手段から送り込まれた前記局所的な関心領域を、前記造影剤投与後の撮影後における透視または連続撮影により取得された複数の前記2次元X線画像中における関心領域として設定する第2の関心領域設定手段とを備えることを特徴とするものである。
[作用・効果]この発明に係るX線装置によれば、造影剤投与後の撮影での2次元血管像を血管像取得手段が取得する。血管像は2次元像であるので、特別な演算処理(例えば再構成処理)などを施すことなく、造影剤投与後の撮影での2次元血管像を透視または連続撮影よりも事前に簡易に取得することができる。このように取得された2次元血管像を血管像記憶手段に記憶し、当該血管像記憶手段に記憶された2次元血管像中における血管の形状に合わせた図形を局所的な関心領域として第1の関心領域設定手段が設定する。したがって、2次元血管像中における血管の形状に合わせた図形を関心領域として自動的に設定することができる。一方、第1の関心領域設定手段から送り込まれた局所的な関心領域を、造影剤投与後の撮影後における透視または連続撮影により取得された複数の2次元X線画像中における関心領域として第2の関心領域設定手段が設定する。X線画像は2次元像であるので、特別な演算処理(例えば再構成処理)などを施すことなく、透視また連続撮影とほぼ同時、あるいは簡易な後処理(例えば階調処理やオフセット補正処理)を行った場合でも透視また連続撮影から僅かなタイムラグで関心領域を2次元X線画像の内部情報に有することができ、ユーザは関心領域を即座に把握することができる。
また、従来技術のように単純な図形(例えば矩形)を関心領域として設定するのでなく、2次元血管像に基づいて関心領域を設定するので、血管の形状に合わせた図形を関心領域として設定する。被検体の体内にデバイスを挿入する際には血管外部にデバイスが飛び出すことがないので、2次元血管像に基づいて関心領域を設定することにより、対象物であるデバイスを動かしたとしても関心領域外部へ出て見失うことがない。このように、2次元血管像中における血管の形状に合わせた図形を関心領域として設定するので、ユーザがデバイスの移動範囲を関心領域として予め特定する必要はなくなる。その結果、関心領域を簡易に設定し、関心領域設定後の対象物の認識失敗を排除することができる。また、インターベンション治療等の手技の流れのなかで関心領域の作成が可能であり、操作が簡便になるという効果をも奏する。
また、関心領域を2次元X線画像の内部情報に有することで、ユーザは関心領域を適宜表示してもよいし、非表示にしてもよい。関心領域を表示する場合には、上述した第2の関心領域設定手段により設定された造影剤投与後の撮影後における透視または連続撮影により取得された各々の2次元X線画像中の関心領域を表示する関心領域表示手段を備える。関心領域表示手段の表示態様については特に限定されず、関心領域の枠を表示してもよいし、別ウィンドウで関心領域を拡大表示してもよい。
上述したこれらの発明に係るX線装置において、取得された2次元血管像,および造影剤投与後の撮影後における透視または連続撮影により取得された2次元X線画像の画素値情報に基づいて、2次元血管像,または造影剤投与後の撮影後における透視または連続撮影により取得された2次元X線画像のいずれかとして画像を検出する画像検出手段を備えるのが好ましい。インターベンション治療等の手技を精度良く行うためには、被検体の姿勢を変えない状態で、2次元血管像を取得するための撮影の直後に複数の2次元X線画像を取得するための透視または連続撮影を連続的に行うのが好ましい。そこで、2次元血管像・2次元X線画像間では画素値が違うことを利用して、取得された2次元血管像,および造影剤投与後の撮影後における透視または連続撮影により取得された2次元X線画像の画素値情報に基づいて、2次元血管像,または造影剤投与後の撮影後における透視または連続撮影により取得された2次元X線画像のいずれかとして画像検出手段が画像を検出する。このように画素値情報に基づいて、取得された画像を2次元血管像または2次元X線画像のいずれかとして画像を自動的に検出することで一連の撮影を自動的に行うことができ、手技を精度良く行うことができる。
もちろん、取得された画像を、2次元血管像,または造影剤投与後の撮影後における透視または連続撮影により取得された2次元X線画像のいずれかに分類する入力設定を行う画像設定手段を備えてもよい。取得された画像を2次元血管像または2次元X線画像のいずれかに分類する入力設定を、画像設定手段を介してユーザが手動で行う。
上述したこれらの発明に係るX線装置における2次元血管像については下記のように取得する。造影剤投与前の2次元X線画像および造影剤投与後の血管が抽出された2次元X線画像に基づいて、血管像取得手段は2次元血管像を取得する。造影剤投与後の血管が抽出された2次元X線画像は、血管の他に組織や人工構造物(例えばクリップやペースメーカー等)なども写り込む。血管が写り込まない造影剤投与前の2次元X線画像(「元画像」とも呼ぶ)を利用して演算する(例えば差分を求める)ことで、組織や人工構造物を除外して、血管のみが写り込んだ画像を血管像として取得する。
もちろん、造影剤投与後の血管が抽出された2次元X線画像のみを2次元血管像として取得し、その2次元血管像(造影剤投与後の血管が抽出された2次元X線画像)に基づいて関心領域を設定してもよい。血管における画素値とそれ以外の部分における画素値との間に隔たりがある場合には、造影剤投与後の血管が抽出された2次元X線画像において組織や人工構造物などが写り込んだとしても、血管における画素値に基づいて関心領域を設定することが可能である。例えばCO以外の造影剤を用いた場合には、造影剤投与によって血管が黒っぽく写って血管の画素値が低くなる。人工構造物が反射物の場合には人工構造物が白っぽく写って人工構造物の画素値が高くなる。よって、造影剤投与後の血管が抽出された2次元X線画像において人工構造物などが写り込んだとしても、血管での画素値は低く、人工構造物での画素値は高く両者の画素値との間に隔たりがあり、血管における画素値に基づいて関心領域を設定することが可能である。
造影剤投与前の2次元X線画像および造影剤投与後の血管が抽出された2次元X線画像に基づいて、2次元血管像を取得する場合の一例は、下記の通りである。すなわち、造影剤投与後の血管が抽出された2次元X線画像における画素値の最大値あるいは最小値をホールドしたピークホールド像と、造影剤投与前の2次元X線画像との差分を求めることにより、血管像取得手段は2次元血管像を取得する。CO以外の造影剤を用いた場合には、造影剤投与によって血管が黒っぽく写って血管の画素値が低くなるので、造影剤投与後の血管が抽出された2次元X線画像において画素値の最小値をホールドして、画素値が閾値以下のピクセル(画素)を血管とすることによりピークホールド像を取得する。逆に、COの造影剤を用いた場合には、造影剤投与によって血管が白っぽく写って血管の画素値が高くなるので、造影剤投与後の血管が抽出された2次元X線画像において画素値の最大値をホールドして、画素値が閾値を超えたピクセル(画素)を血管とすることによりピークホールド像を取得する。ここでの差分は、両画像に対して重み付けを行った後に減算処理を行うことや、画素値の対数変換を行って対数変換後の値の減算処理を行うことも含む。
造影剤投与前の2次元X線画像および造影剤投与後の血管が抽出された2次元X線画像に基づいて、2次元血管像を取得する場合において、取得された造影剤投与前の2次元X線画像,造影剤投与後の血管が抽出された2次元X線画像,および造影剤投与後の撮影後における透視または連続撮影により取得された2次元X線画像の画素値情報に基づいて、造影剤投与前の2次元X線画像,造影剤投与後の血管が抽出された2次元X線画像,または造影剤投与後の撮影後における透視または連続撮影により取得された2次元X線画像のいずれかとして画像を検出する画像検出手段を備えるのが好ましい。上述したように、インターベンション治療等の手技を精度良く行うためには、被検体の姿勢を変えない状態で、2次元血管像(造影剤投与前の2次元X線画像および造影剤投与後の血管が抽出された2次元X線画像)を取得するための撮影の直後に複数の2次元X線画像を取得するための透視または連続撮影を連続的に行うのが好ましい。そこで、造影剤投与前の2次元X線画像・造影剤投与後の血管が抽出された2次元X線画像・2次元X線画像間では画素値が違うことを利用して、取得された造影剤投与前の2次元X線画像,造影剤投与後の血管が抽出された2次元X線画像,および造影剤投与後の撮影後における透視または連続撮影により取得された2次元X線画像の画素値情報に基づいて、造影剤投与前の2次元X線画像,造影剤投与後の血管が抽出された2次元X線画像,または造影剤投与後の撮影後における透視または連続撮影により取得された2次元X線画像として画像検出手段が画像を検出する。このように画素値情報に基づいて、取得された画像を造影剤投与前の2次元X線画像,造影剤投与後の血管が抽出された2次元X線画像または(造影剤投与後の撮影後における透視または連続撮影により取得された)2次元X線画像として画像を自動的に検出することで一連の撮影を自動的に行うことができ、手技を精度良く行うことができる。
もちろん、取得された画像を、造影剤投与前の2次元X線画像,造影剤投与後の血管が抽出された2次元X線画像,または造影剤投与後の撮影後における透視または連続撮影により取得された2次元X線画像のいずれかに分類する入力設定を行う画像設定手段を備えてもよい。取得された画像を、造影剤投与前の2次元X線画像,造影剤投与後の血管が抽出された2次元X線画像または(造影剤投与後の撮影後における透視または連続撮影により取得された)2次元X線画像のいずれかに分類する入力設定を、画像設定手段を介してユーザが手動で行う。
この発明に係るX線装置によれば、造影剤投与後の撮影での2次元血管像を血管像取得手段が取得し、当該血管取得手段により取得された2次元血管像を血管像記憶手段に記憶し、当該血管像記憶手段に記憶された2次元血管像中における血管の形状に合わせた図形を局所的な関心領域として第1の関心領域設定手段が設定する。さらに、第1の関心領域設定手段から送り込まれた局所的な関心領域を、造影剤投与後の撮影後における透視または連続撮影により取得された複数の2次元X線画像中における関心領域として第2の関心領域設定手段が設定する。その結果、関心領域を簡易に設定し、関心領域設定後の対象物の認識失敗を排除することができる。
実施例に係るCアームを備えたX線装置の正面図である。 実施例に係るX線装置における画像処理系のブロック図である。 各画像データの模式図である。 (a)および(b)は、関心領域モニタの各々の表示態様である。 実施例に係る一連の撮影のフローチャートである。 変形例に係るX線装置の側面図である。 さらなる変形例に係るX線装置における画像処理系のブロック図である。
以下、図面を参照してこの発明の実施例を説明する。
図1は、実施例に係るCアームを備えたX線装置の正面図であり、図2は、その装置における画像処理系のブロック図であり、図3は、各画像データの模式図であり、図4(a)および図4(b)は、関心領域モニタの各々の表示態様である。なお、図2のブロック図では、各画像データの流れを併記している。
本実施例に係るX線装置は、図1に示すように、被検体Mを載置する天板1と、その被検体Mの透視または連続撮影、あるいは透視または連続撮影よりも事前の撮影を行う映像系2とを備えるとともに、図2に示すように、画像処理系3を備えている。天板1は、図1に示すように、昇降および水平移動可能に構成されている。
先ず、映像系2について図1を参照して説明する。映像系2は、床面(図中のxy平面)に設置された基台部21と、基台部21に支持されたCアーム支持部22と、Cアーム支持部22に支持されたCアーム23と、Cアーム23の一端に支持されたX線管24と、他端に支持されたフラットパネル型X線検出器(FPD: Flat Panel Detector)25とを備えている。Cアーム23の一端に支持されたX線管24のX線照射側にはX線の照視野を制御するコリメータ26を配設している。
また、床面に対して基台部21を鉛直軸(図中のz軸)心周りに回転移動させる第1映像系移動部27を備えている。第1映像系移動部27は、モータ27aと、モータ27aの回転を伝達するベルト27bと、ベルト27bに伝達された回転を鉛直軸心周りの回転に変換するギヤボックス27cと、ギヤボックス27cからの鉛直軸心周りの回転を伝達するギヤ27dと、このギヤ27dに噛合されたギヤ27eとを備えている。ギヤ27eは、図示を省略するベアリングが介在された状態で、床面に固定されている。モータ27aが回転駆動することで、ベルト27b,ギヤボックス27cおよびギヤ27dを介して、ギヤ27eが鉛直軸心周りに回転して、このギヤ27eの回転によって、床面に対して基台部21が鉛直軸心周りに回転移動する。また、第1映像系移動部27によって基台部21が鉛直軸心周りに回転移動することで、基台部21に支持されたCアーム支持部22も鉛直軸心周りに回転移動し、Cアーム支持部22に支持されたCアーム23も鉛直軸心周りに回転移動し、Cアーム23に支持されたX線管24およびフラットパネル型X線検出器(FPD)25も鉛直軸心周りに回転移動する。以上のように、第1映像系移動部27は、映像系2を鉛直軸心周りに回転移動させる。
また、基台部21に対してCアーム支持部22を被検体Mの体軸(図中のx軸)に対して水平面で直交する軸(図中のy軸)心周りに回転移動させる第2映像系移動部28を備えている。第2映像系移動部28は、モータ28aと、モータ28aの回転を伝達するベルト28bと、ベルト28bに伝達された回転を体軸に対して水平面で直交する軸心周りの回転に変換するギヤボックス28cと、ギヤボックス28cからの体軸に対して水平面で直交する軸心周りの回転を伝達するギヤ28dと、このギヤ28dに噛合されたギヤ28eとを備えている。ギヤ28eは、図示を省略するベアリングが介在された状態で、基台部21に固定されている。モータ28aが回転駆動することで、ベルト28b,ギヤボックス28cおよびギヤ28dを介して、ギヤ28eが体軸に対して水平面で直交する軸心周りに回転して、このギヤ28eの回転によって、基台部21に対してCアーム支持部22が体軸に対して水平面で直交する軸心周りに回転移動する。また、Cアーム支持部22に支持されたCアーム23も体軸に対して水平面で直交する軸心周りに回転移動し、Cアーム23に支持されたX線管24およびFPD25も体軸に対して水平面で直交する軸心周りに回転移動する。以上のように、第2映像系移動部28は、映像系2を体軸に対して水平面で直交する軸心周りに回転移動させる。
また、Cアーム23を被検体Mの体軸(図中のx軸)心周りに回転移動させる第3映像系移動部29を備えている。Cアーム23はレール形状で形成されており、第3映像系移動部29は、Cアーム23の溝部に嵌合した2つのベアリング29aと、Cアーム23の外周面に沿って付設されたベルト29bと、ベルト29bの一部を巻き取るモータ29cとを備えている。モータ29cが回転駆動することで、ベルト29bが周回し、それに伴ってベアリング29aに対してCアーム23が摺動する。この摺動によりCアーム23が、体軸心周りに回転移動する。また、Cアーム23に支持されたX線管24およびFPD25も体軸心周りに回転移動する。以上のように、第3映像系移動部29は、映像系2を体軸心周りに回転移動させる。
このように、X線管24を支持しFPD25を支持するCアーム23は、第3映像系移動部29による体軸心周りの回転移動の方向に沿って「C」の字で湾曲されて形成されており、Cアーム23の湾曲方向に沿ってX線管24およびFPD25が体軸心周りに回転移動するとも言える。また、第2映像系移動部28は、Cアーム23の体軸心周りの回転移動とは別の方向である体軸に対して水平面で直交する軸心周りの回転移動の方向にCアーム23を回転移動させることで、映像系2を体軸に対して水平面で直交する軸心周りに回転移動させるとも言える。
この他に、基台部21、Cアーム支持部22あるいはCアーム23を水平方向(例えば図中のx方向またはy方向)に平行移動させることで、映像系2を水平方向に平行移動させる映像系移動部(図示省略)や、Cアーム23がFPD25を支持する支持軸心周りに回転移動させるFPD移動部(図示省略)などを備えている。また、Cアーム23自体、またはCアーム23に支持されたX線管24やFPD25の自重によるたわみ(位置ズレ)を調整するために、たわみ方向に回転移動させる映像系調整部(図示省略)を備えてもよい。また、Cアーム支持部22またはCアーム23を鉛直軸に沿って昇降移動させることで、映像系2を鉛直軸に沿って平行移動させる映像系昇降部(図示省略)を備えてもよい。
なお、Cアーム23がFPD25を支持する支持軸方向に沿って、FPD25を平行移動させるFPD移動部(図示省略)を備えてもよい。この場合には、Cアーム23がFPD25を支持する支持軸が、X線管24からFPD25に下ろした垂線(すなわち照射中心軸)方向に平行であるので、FPD移動部が支持軸方向に沿ってFPD25を平行移動させることで、FPD25を垂線方向に沿って平行移動させることになる。すなわち、X線管24からFPD25に垂線を下ろした距離(すなわちSID)をFPD移動部が可変にして、映像系2を垂線方向に沿って平行移動させる。
天板1や映像系2を上述のように移動させて、X線管24から照射されたX線をFPD25が検出して得られたX線検出信号を、後述する画像処理系3で処理することで被検体MのX線画像(2次元X線画像)を得る。特に、透視または連続撮影よりも事前の撮影では、所望の位置にX線管24およびFPD25を設置して、造影剤を投与する前の被検体Mを天板1に載置して、所望の姿勢に被検体Mをセッティングした状態で造影剤投与前の被検体Mの2次元X線画像(元画像)を取得する。さらに、X線管24およびFPD25の設置位置や被検体Mの姿勢を変えずに造影剤を投与して5秒〜20秒経過後に、造影剤投与後の被検体Mの2次元X線画像を取得する。造影剤投与後の被検体Mの2次元X線画像からピークホールド像を求め、ピークホールド像と元画像との差分を求めることで2次元血管像(以下、「血管像」と適宜略記)を取得する。一方、造影剤投与後のX線画像を取得した後にX線管24およびFPD25の設置位置や被検体Mの姿勢を変えずに、透視または連続撮影により複数のX線画像を取得する。各々の画像やそれらに基づく画像処理については、詳しく後述する。
次に、画像処理系3について図2を参照して説明する。画像処理系3は、X線検出信号に基づくFPD25の検出面に投影されたX線画像を検出する画像検出部31と、X線画像を一旦記憶する画像メモリ部32と、造影剤投与後の2次元X線画像からピークホールド像P(図3も参照)を求めるピークホールド33と、ピークホールド像Pと元画像P(図3も参照)との差分を求める減算器34と、血管像P(図3も参照)を一旦記憶する血管像メモリ部35と、局所的な関心領域ROI(図3を参照)を設定する第1の関心領域設定部36と、透視または連続撮影(本実施例では透視)によりその後に取得された複数のX線画像中に関心領域ROIを設定する第2の関心領域設定部37と、各々のX線画像中の関心領域ROIを表示する関心領域モニタ38とを備えている。なお、設定された関心領域ROIを有した画像全体をP(図3も参照)とする。画像検出部31は、この発明における画像検出手段に相当し、減算器34は、この発明における血管像取得手段に相当し、血管像メモリ部35は、この発明における血管像記憶手段に相当し、第1の関心領域設定部36は、この発明における第1の関心領域設定手段に相当し、第2の関心領域設定部37は、この発明における第2の関心領域設定手段に相当し、関心領域モニタ38は、この発明における関心領域表示手段に相当する。
画像検出部31は、FPD25で取得されたX線画像の画素値情報に基づいて、造影剤投与前の被検体M(図1を参照)の2次元X線画像(元画像),造影剤投与後の被検体Mの2次元X線画像(最終的にはピークホールド像)または透視や連続撮影(本実施例では透視)によりその後に取得された複数のX線画像のいずれかとして画像を検出する。具体的には、CO以外の造影剤を用いた場合には、造影剤投与によって血管が黒っぽく写って血管の画素値が低くなる。よって、最初に取得される造影剤投与前の元画像は画素値が全体的に高く、次に取得される造影剤投与後のピークホールド像は画素値が全体的に低く、造影剤が流れ切った後において透視や連続撮影によりその後に取得された各々のX線画像は画素値が全体的に高くなる。このようにして画像検出部31で検出された画像のうち、透視によりその後に取得された複数のX線画像については関心領域モニタ38にリアルタイムに表示するために、画像メモリ部32に記憶せずに、第2の関心領域設定部37を介して関心領域モニタ38に送り込む。一方、画像検出部31で検出された画像のうち、透視または連続撮影よりも事前の撮影で取得された造影剤投与前の2次元X線画像(元画像)や造影剤投与後の2次元X線画像については画像メモリ部32に送り込む。
上述した元画像や造影剤投与後の2次元X線画像を画像メモリ部32に書き込んで記憶する。図3に示すように、元画像PにはガイドワイヤGやガイドワイヤGに取り付けられたステントSやステントSに付属するマーカMが写り込むとともに、血管外においてクリップやペースメーカー等の人工構造物Cも写り込む。組織(図示省略)や人工構造物Cを除外するために、画像メモリ部32に記憶された元画像Pを読み出して減算器34に送り込む。
一方、画像メモリ部32に記憶された造影剤投与後の2次元X線画像を読み出してピークホールド33に送り込む。ピークホールド33は、造影剤投与後の2次元X線画像における画素値の最大値あるいは最小値をホールドして、図3に示すようなピークホールド像Pを取得する。具体的には、CO以外の造影剤を用いた場合には、造影剤投与によって血管が黒っぽく写って血管の画素値が低くなるので、造影剤投与後の2次元X線画像において画素値の最小値をホールドして、画素値が閾値以下のピクセル(画素)を血管とすることによりピークホールド像Pを取得する。図3に示すように、ピークホールド像Pには造影剤によって血管Bが影となって写り込む。このようにして取得されたピークホールド像Pを減算器34に送り込む。
減算器34は、ピークホールド像Pと元画像Pとの差分を求めることにより、図3に示すような血管像Pを取得する。具体的には、ピークホールド像Pおよび元画像Pにおいて同一画素毎に差分を求めることにより、組織(図示省略)や人工構造物Cを除外して、図3に示すように血管Bのみが写り込んだ画像を血管像Pとして取得する。このようにして取得された血管像Pを血管像メモリ部35に送り込む。
血管像Pを血管像メモリ部35に書き込んで記憶する。局所的な関心領域を設定するために、血管像メモリ部35に記憶された血管像Pを読み出して第1の関心領域設定部36に送り込む。
第1の関心領域設定部36は、血管像Pに基づいて図3に示すような関心領域ROIを設定する。なお、関心領域ROIの設定範囲については特に限定されず、血管Bだと認識した領域のみを関心領域ROIとして設定してもよいし、例えば血管Bの総面積の2倍で、かつ血管Bを包含するように血管Bの外側を囲って関心領域ROIを設定してもよい。また、ユーザが関心領域ROIの設定範囲をそれぞれ予め設定して、手技の内容に応じて関心領域ROIの設定範囲をそれぞれ切り換えてもよい。また、血管像Pに基づいて関心領域ROIを自動的に設定してもよい。例えば、モルフォロジー(morphology)演算のダイレーション(dilation)を血管Bに対して行って、ダイレーション処理後の領域を関心領域ROIとして求めることにより、関心領域ROIを自動的に設定してもよい。なお、図3に示すように、設定された関心領域ROIを有した画像全体をPとする。このようにして第1の関心領域設定部36により設定された関心領域ROIを透視や連続撮影(本実施例では透視)時に第2の関心領域設定部37に送り込む。
第2の関心領域設定部37は、透視または連続撮影(本実施例では透視)によりその後に取得された複数のX線画像中に関心領域ROIを設定する。具体的には、透視によりその後に取得された複数のX線画像および第1の関心領域設定部36により設定された関心領域ROIにおいて同一画素毎に互いに対応づけることで、関心領域ROIをX線画像の内部情報に有する。本実施例では、関心領域ROIを表示するために、第2の関心領域設定部37により、透視によりその後に取得された各々のX線画像中の関心領域ROIを関心領域モニタ38に送り込む。
各々のX線画像中の関心領域ROIを関心領域モニタ38に表示する。関心領域モニタ38の表示態様については特に限定されない。例えば、図4(a)に示すように、関心領域モニタ38に透視によりその後に取得された各々のX線画像を動画として表示しつつ、関心領域ROIの枠を表示してもよい。また、図4(b)に示すように関心領域モニタ38を通常のウィンドウ38Aおよび拡大のための別ウィンドウ38Bで構成し、通常のウィンドウ38Aに透視によりその後に取得された各々のX線画像を動画として表示しつつ、別ウィンドウ38Bに関心領域ROIを拡大表示してもよい。なお、拡大表示する際の拡大率については特に限定されない。ユーザが拡大率をそれぞれ予め設定して、手技の内容に応じて拡大率をそれぞれ切り換えてもよい。また、拡大表示する際には、図4(b)に示すようにモニタの中央を中心として拡大表示してもよいし、関心領域ROIの重心位置を中心として拡大表示してもよいし、デバイスの位置を中心として拡大表示してもよい。特に、デバイスの位置を中心として拡大表示する場合には拡大表示してもデバイスを見失うことがない。
上述した画像検出部31や第1の関心領域設定部36や第2の関心領域設定部37は、中央演算処理装置(CPU)などで構成されている。画像メモリ部32や血管像メモリ部35は、RAM(Random-Access Memory)などに代表される記憶媒体で構成されている。ピークホールド33はピークホールド回路で構成されている。減算器34はオペアンプや抵抗で構成されている。
次に、一連の撮影について、図1〜図3とともに、図5を参照して説明する。図5は、実施例に係る一連の撮影のフローチャートである。なお、図5では、所望の位置にX線管24(図1および図2を参照)およびFPD25(図1および図2を参照)を設置して、所望の姿勢に被検体M(図1を参照)をセッティングして、撮影の準備が完了したものとして説明するとともに、本実施例では透視を例に採って説明する。
(ステップS1)造影剤投与前の撮影
造影剤を投与する前の被検体Mの撮影を行う。FPD25の検出面に投影されたX線画像を画像検出部31(図2を参照)は造影剤投与前の2次元X線画像(元画像)として検出する。元画像P(図2および図3を参照)を画像メモリ部32(図2を参照)に書き込んで記憶する。
(ステップS2)造影剤投与
被検体Mに造影剤を投与する。ここでは、CO以外の造影剤を投与するとして以下を説明する。
(ステップS3)造影剤投与後の撮影
造影剤を投与後の被検体Mの撮影を行う。造影剤を投与して5秒〜20秒経過後に撮影を自動的に行う。もちろん、造影剤を投与して5秒〜20秒経過後にユーザが曝射スイッチ(図示省略)を押して撮影を手動で行ってもよい。FPD25の検出面に投影されたX線画像を画像検出部31は造影剤投与後の2次元X線画像として検出する。上述したようにCO以外の造影剤を用いた場合には、造影剤投与によって血管が黒っぽく写って血管の画素値が低くなるので、画素値情報に基づいて造影剤投与後の2次元X線画像として検出すればよい。造影剤投与後の2次元X線画像を画像メモリ部32に書き込んで記憶する。
ステップS4の透視、およびステップS11のピークホールド像の取得・ステップS12の血管像の取得・ステップS13の第1の関心領域の設定については、ほぼ並列的に行う。なお、後述するステップS5の第2の関心領域の設定をステップS4の後に直ぐに行うので、ステップS5までにステップS11〜S13が済んでいればよく、ステップS4の後にステップS11を開始してもよいし、ステップS4の前にステップS11を開始してもよいし、ステップS4と同時にステップS11を開始してもよい。
(ステップS11)ピークホールド像の取得
画像メモリ部32に記憶された造影剤投与後の2次元X線画像を読み出してピークホールド33(図2を参照)に送り込む。ピークホールド33は、造影剤投与後の2次元X線画像における画素値の最小値をホールドして、画素値が閾値以下のピクセル(画素)を血管とすることによりピークホールド像P(図2および図3を参照)を取得する。このようにして取得されたピークホールド像Pを減算器34(図2を参照)に送り込む。
(ステップS12)血管像の取得
画像メモリ部32に記憶された元画像Pを読み出して減算器34に送り込み、減算器34はピークホールド像Pと元画像Pとの差分を求めることにより、血管像P(図2および図3を参照)を取得する。このようにして取得された血管像Pを血管像メモリ部35(図2を参照)に送り込む。
(ステップS13)第1の関心領域の設定
血管像メモリ部35に記憶された血管像Pを読み出して第1の関心領域設定部36(図2を参照)に送り込み、第1の関心領域設定部36は、血管像Pに基づいて関心領域ROI(図3を参照)を設定する。このようにして設定された関心領域ROIを第2の関心領域設定部37(図2を参照)に送り込む。
(ステップS4)透視
一方、上述したステップS11のピークホールド像の取得・ステップS12の血管像の取得・ステップS13の第1の関心領域の設定と並行して、ステップS1やS3の撮影よりも弱い線量のX線を照射する透視を行う。ステップS3の造影剤投与後の撮影から所定時間経過後に透視を自動的に行う。ステップS3の造影剤投与後の撮影からステップS4の透視の開始までの所定時間については、造影剤が流れ切る時間を当該所定時間としてユーザが予め設定すればよい。もちろん、ステップS3の造影剤投与後の撮影から造影剤が流れ切った後にユーザが透視開始スイッチ(図示省略)を押して透視の開始を手動で行ってもよい。
FPD25の検出面に投影されたX線画像を画像検出部31は透視により得られたX線画像として検出する。上述したように造影剤が流れ切った後において透視によりその後に取得されたX線画像は画素値が全体的に高くなるので、画素値情報に基づいて透視によりその後に取得されたX線画像として検出すればよい。透視によりその後に取得されたX線画像については関心領域モニタ38(図2を参照)にリアルタイムに表示するために、画像メモリ部32に記憶せずに、第2の関心領域設定部37を介して関心領域モニタ38に送り込む。
(ステップS5)第2の関心領域の設定
先ず、第2の関心領域設定部37は、ステップS4の透視によりその後に取得されたX線画像中にステップS13の第1の関心領域の設定において第2の関心領域設定部37で設定された関心領域ROIを設定する。第2の関心領域設定部37により各々のX線画像中の関心領域ROIを関心領域モニタ38に送り込む。
(ステップS6)関心領域の表示
X線画像中の関心領域ROIを関心領域モニタ38に表示する。これによって、ステップS5の第2の関心領域の設定において第2の関心領域設定部37で設定された関心領域ROIとともに、ステップS4の透視によりその後に取得されたX線画像を関心領域モニタ38にリアルタイムに表示する。なお、ステップS4の透視からステップS6の関心領域の表示までにステップS5の第2の関心領域の設定を挟むが、ステップS5は複雑な演算処理ではないので、ステップS4の透視・ステップS5の第2の関心領域の設定・ステップS6の関心領域の表示をほぼ同時に行うことができ、ステップS4の透視によりその後に取得されたX線画像を関心領域モニタ38にリアルタイムに表示することができる。
(ステップS7)所定フレーム?
複数フレームにわたって透視を行うので、透視を行う複数フレームを所定フレームとしてユーザは予め設定する。そして、所定フレームに達したか否かを判断する。所定フレームに達していない場合には透視が終了していないとしてステップS4の透視に戻って、ステップS4〜S7を繰り返し行う。所定フレームに達した場合には透視が終了したとして一連の撮影を終了する。なお、図5のフローチャートでは固定の所定フレームを設定して、設定された所定フレームにわたって透視を行ったが、ユーザが透視を終了する指令を与えるまで複数フレームにわたって透視を行ってもよい。何れの場合においても、ステップS4〜S7を繰り返し行うことにより、透視によりその後に取得された各々のX線画像を動画として表示することができる。
本実施例のように、2次元血管像(血管像)に基づいて関心領域ROIを設定することにより、血管の形状に合わせた図形を関心領域ROIとして設定するのが本願の特徴部分である。なお、特許文献2:特開2014−4465号公報の段落番号「0034」では動きのある領域を自動検出することは開示されているが、本願のように2次元血管像(血管像)に基づいて関心領域を設定する内容ではないことに留意されたい。
また、特許文献3:特開2012−96023号公報では、上述したように画像の画素値の閾値処理で関心領域を自動的に設定することにより、関心領域の大きさや位置を自動的に簡易に設定することは開示されているが、本願のように2次元血管像(血管像)に基づいて関心領域を設定する内容ではないことに留意されたい。上述したように特許文献3:特開2012−96023号公報では再構成してから画像を表示するので、カテーテルワイヤ等のようにデバイスを動かしながら透視や連続撮影する場合に適さない。また、特許文献3:特開2012−96023号公報では、造影剤投与前の画像(マスク画像)に基づいて関心領域を抽出する。関心領域を抽出する際には標準再構成フィルタ(第1再構成フィルタ)および閾値処理によりステントマーカを特定することで関心領域を抽出するものであり、本願のように2次元血管像(血管像)に基づいて関心領域を設定する内容ではない。
上述の本実施例に係るX線装置によれば、2次元血管像(血管像)を血管像取得手段(本実施例では減算器34)が取得する。血管像は2次元像であるので、特別な演算処理(例えば再構成処理)などを施すことなく、2次元血管像(血管像)を透視または連続撮影(本実施例では透視)よりも事前に簡易に取得することができる。このように取得された2次元血管像(血管像)を血管像記憶手段(本実施例では血管像メモリ部35)に記憶し、当該血管像記憶手段(血管像メモリ部35)に記憶された2次元血管像(血管像)に基づいて、局所的な関心領域ROIを第1の関心領域設定手段(本実施例では第1の関心領域設定部36)が設定する。したがって、2次元血管像(血管像)に基づいて関心領域ROIを自動的に設定することができる。一方、透視または連続撮影によりその後に取得された複数の2次元X線画像(X線画像)中に関心領域ROIを第2の関心領域設定手段(本実施例では第2の関心領域設定部37)が設定する。X線画像は2次元像であるので、特別な演算処理(例えば再構成処理)などを施すことなく、透視また連続撮影とほぼ同時、あるいは簡易な後処理(例えば階調処理やオフセット補正処理)を行った場合でも透視また連続撮影から僅かなタイムラグで関心領域ROIを2次元X線画像(X線画像)の内部情報に有することができ、ユーザは関心領域ROIを即座に把握することができる。
また、従来技術のように単純な図形(例えば矩形)を関心領域ROIとして設定するのでなく、2次元血管像(血管像)に基づいて関心領域ROIを設定するので、血管の形状に合わせた図形を関心領域ROIとして設定する。被検体Mの体内にデバイスを挿入する際には血管外部にデバイスが飛び出すことがないので、2次元血管像(血管像)に基づいて関心領域ROIを設定することにより、対象物であるデバイスを動かしたとしても関心領域ROI外部へ出て見失うことがない。このように、2次元血管像(血管像)に基づいて関心領域ROIを設定するので、ユーザがデバイスの移動範囲を関心領域ROIとして予め特定する必要はなくなる。その結果、関心領域ROIを簡易に設定し、関心領域設定後の対象物の認識失敗を排除することができる。また、インターベンション治療等の手技の流れのなかで関心領域ROIの作成が可能であり、操作が簡便になるという効果をも奏する。
本実施例では、関心領域ROIを2次元X線画像(X線画像)の内部情報に有して、関心領域ROIを表示している。関心領域ROIを表示する場合には、上述した第2の関心領域設定手段(第2の関心領域設定部37)により各々の2次元X線画像(X線画像)中の関心領域ROIを表示する関心領域表示手段(本実施例では関心領域モニタ38)を備える。関心領域表示手段(関心領域モニタ38)の表示態様については特に限定されず、図4(a)に示すように関心領域ROIの枠を表示してもよいし、図4(b)に示すように別ウィンドウ38Bで関心領域ROIを拡大表示してもよい。
本実施例では、造影剤投与前の2次元X線画像(元画像)および造影剤投与後の2次元X線画像(最終的にはピークホールド像)に基づいて、血管像取得手段(減算器34)は2次元血管像(血管像)を取得する。造影剤投与後の2次元X線画像(元画像)は、図3に示すように血管Bの他に組織や人工構造物C(例えばクリップやペースメーカー等)なども写り込む。血管Bが写り込まない造影剤投与前の2次元X線画像(元画像)を利用して演算する(本実施例のように減算する)ことで、組織や人工構造物Cを除外して、血管Bのみが写り込んだ画像を血管像として取得する。
特に、本実施例では、造影剤投与後の2次元X線画像における画素値の最大値あるいは最小値をホールドしたピークホールド像と、造影剤投与前の2次元X線画像(元画像)との差分を求めることにより、血管像取得手段である減算器34は2次元血管像(血管像)を取得する。本実施例のようにCO以外の造影剤を用いた場合には、造影剤投与によって血管が黒っぽく写って血管の画素値が低くなるので、造影剤投与後の2次元X線画像において画素値の最小値をホールドして、画素値が閾値以下のピクセル(画素)を血管とすることによりピークホールド像を取得する。逆に、COの造影剤を用いた場合には、造影剤投与によって血管が白っぽく写って血管の画素値が高くなるので、造影剤投与後の2次元X線画像において画素値の最大値をホールドして、画素値が閾値を超えたピクセル(画素)を血管とすることによりピークホールド像を取得する。
本実施例の差分は、両画像に対して減算器34によって単純に減算処理を行っていたが、単純な減算処理に限定されない。両画像に対して重み付けを行った後に減算処理を行ってもよいし、画素値の対数変換を行って対数変換後の値の減算処理を行ってもよい。
本実施例のように、造影剤投与前の2次元X線画像(元画像)および造影剤投与後の2次元X線画像(最終的にはピークホールド像)に基づいて、2次元血管像(血管像)を取得する場合において、取得された造影剤投与前の2次元X線画像(元画像),造影剤投与後の2次元X線画像,および透視または連続撮影によりその後に取得された2次元X線画像(X線画像)の画素値情報に基づいて、造影剤投与前の2次元X線画像(元画像),造影剤投与後の2次元X線画像,または透視や連続撮影によりその後に取得された2次元X線画像(X線画像)のいずれかとして画像を検出する画像検出手段(本実施例では画像検出部31)を備えるのが好ましい。インターベンション治療等の手技を精度良く行うためには、被検体Mの姿勢を変えない状態で、2次元血管像(造影剤投与前の2次元X線画像である元画像および造影剤投与後の2次元X線画像)を取得するための撮影の直後に複数の2次元X線画像(X線画像)を取得するための透視または連続撮影を連続的に行うのが好ましい。そこで、造影剤投与前の2次元X線画像(元画像)・造影剤投与後の2次元X線画像・(透視や連続撮影によりその後に取得された)2次元X線画像(X線画像)間では画素値が違うことを利用して、取得された造影剤投与前の2次元X線画像(元画像),造影剤投与後の2次元X線画像,および透視または連続撮影によりその後に取得された2次元X線画像(X線画像)の画素値情報に基づいて、造影剤投与前の2次元X線画像(元画像),造影剤投与後の2次元X線画像,または透視や連続撮影によりその後に取得された2次元X線画像(X線画像)として画像検出手段(画像検出部31)が画像を検出する。このように画素値情報に基づいて、取得された画像を造影剤投与前の2次元X線画像(元画像),造影剤投与後の2次元X線画像または(透視や連続撮影によりその後に取得された)2次元X線画像(X線画像)として画像を自動的に検出することで一連の撮影を自動的に行うことができ、手技を精度良く行うことができる。
この発明は、上記実施形態に限られることはなく、下記のように変形実施することができる。
(1)上述した実施例では、放射線検出手段としてフラットパネル型X線検出器を例に採って説明したが、イメージインテンシファイア(I.I)などに例示されるように、通常において用いられるX線を検出するX線検出器であれば、特に限定されない。
(2)被検体の体内に挿入するデバイスについては特に限定されない。また、デバイスを挿入する部位についても特に限定されない。よって、関心領域についても特に限定されず、例えば脳が関心領域であってもよい。また、造影剤についても特に限定されず、COの造影剤を用いてもよい。
(3)上述した実施例では、映像系2を回転移動させるCアーム23を備えたX線装置であったが、図6に示すように、X線管24およびFPD25を平行移動させて2次元X線画像を得るX線装置に適用してもよい。
(4)上述した実施例では、撮影よりも弱い線量のX線を照射する透視を行って、透視によりその後に取得された2次元X線画像(X線画像)をリアルタイムに表示したが、透視やリアルタイムの表示に限定されない。例えば、撮影とほぼ同じ線量のX線を照射する連続撮影を行ってもよい。また、透視や連続撮影によりその後に取得された2次元X線画像(X線画像)をRAMなどの記憶媒体に一旦記憶して、簡易な後処理(例えば階調処理やオフセット補正処理)を行った後にそれぞれ表示してもよい。後処理を行った場合でも透視また連続撮影から僅かなタイムラグで関心領域を2次元X線画像(X線画像)の内部情報に有することができ、ユーザは関心領域を即座に把握することができる。
(5)上述した実施例では、関心領域を表示したが、必ずしも関心領域を表示する必要はない。関心領域を2次元X線画像(X線画像)の内部情報に有すればよく、ユーザが関心領域を適宜表示してもよいし、非表示にしてもよい。
(6)上述した実施例では、造影剤投与前の2次元X線画像(元画像)および造影剤投与後の2次元X線画像(最終的にはピークホールド像)に基づいて2次元血管像(血管像)を取得したが、造影剤投与後の2次元X線画像のみを2次元血管像(血管像)として取得し、その2次元血管像(造影剤投与後の2次元X線画像)に基づいて関心領域を設定してもよい。血管における画素値とそれ以外の部分における画素値との間に隔たりがある場合には、造影剤投与後の2次元X線画像において組織や人工構造物などが写り込んだとしても、血管における画素値に基づいて関心領域を設定することが可能である。例えばCO以外の造影剤を用いた場合には、造影剤投与によって血管が黒っぽく写って血管の画素値が低くなる。人工構造物が反射物の場合には人工構造物が白っぽく写って人工構造物の画素値が高くなる。よって、造影剤投与後の2次元X線画像において人工構造物などが写り込んだとしても、血管での画素値は低く、人工構造物での画素値は高く両者の画素値との間に隔たりがあり、血管における画素値に基づいて関心領域を設定することが可能である。
(7)上述した実施例では、取得された画像の画素値情報に基づいて、造影剤投与前の2次元X線画像(元画像),造影剤投与後の2次元X線画像,または透視や連続撮影によりその後に取得された2次元X線画像(X線画像)のいずれかとして画像を検出する画像検出手段(実施例では画像検出部31)を備えることで、各々の画像を自動的に検出したが、必ずしも自動的に検出する必要はない。取得された画像を、図7に示すように造影剤投与前の2次元X線画像(元画像),造影剤投与後の2次元X線画像,または透視や連続撮影によりその後に取得された2次元X線画像(X線画像)のいずれかに分類する入力設定を行う入力部41を備えてもよい。入力部41は、ユーザが入力したデータや命令を入力するためであって、マウスやキーボードやジョイスティックやトラックボールやタッチパネルなどに代表されるポインティングデバイスで構成されている。その他に、中央演算処理装置(CPU)などで構成されたコントローラ42を備えている。各々の画像を手動で分類するためにユーザが入力部41に入力設定を行い、コントローラ42を介して造影剤投与前の2次元X線画像(元画像),造影剤投与後の2次元X線画像,または透視や連続撮影によりその後に取得された2次元X線画像(X線画像)のいずれかに、取得された画像を分類する。この入力部41を備えることで、取得された画像を、造影剤投与前の2次元X線画像(元画像),造影剤投与後の2次元X線画像,または透視や連続撮影によりその後に取得された2次元X線画像(X線画像)のいずれかに分類する入力設定を、入力部41を介してユーザが手動で行う。入力部41は、この発明における画像設定手段に相当する。
(8)上述した変形例(6)のように造影剤投与後の2次元X線画像のみを2次元血管像(血管像)として取得する場合には、取得された2次元血管像(血管像),および透視または連続撮影によりその後に取得された2次元X線画像(X線画像)の画素値情報に基づいて、2次元血管像(血管像),または透視や連続撮影によりその後に取得された2次元X線画像(X線画像)のいずれかとして画像を検出する画像検出部31(図2を参照)を備えるのが好ましい。インターベンション治療等の手技を精度良く行うためには、被検体Mの姿勢を変えない状態で、2次元血管像(血管像)を取得するための撮影の直後に複数の2次元X線画像(X線画像)を取得するための透視または連続撮影を連続的に行うのが好ましい。そこで、2次元血管像(血管像)・(透視や連続撮影によりその後に取得された)2次元X線画像(X線画像)間では画素値が違うことを利用して、取得された2次元血管像(血管像),および透視または連続撮影によりその後に取得された2次元X線画像(X線画像)の画素値情報に基づいて、2次元血管像(血管像),または透視や連続撮影によりその後に取得された2次元X線画像(X線画像)のいずれかとして画像検出部31が画像を検出する。このように画素値情報に基づいて、取得された画像を2次元血管像(血管像)または(透視や連続撮影によりその後に取得された)2次元X線画像(X線画像)のいずれかとして画像を自動的に検出することで一連の撮影を自動的に行うことができ、手技を精度良く行うことができる。
(9)上述した変形例(6)のように造影剤投与後の2次元X線画像のみを2次元血管像(血管像)として取得する場合には、2次元血管像(血管像),または透視や連続撮影によりその後に取得された2次元X線画像(X線画像)のいずれかに、取得された画像を分類する入力設定を行う入力部41(図7を参照)を備えてもよい。取得された画像を、2次元血管像(血管像)または(透視や連続撮影によりその後に取得された)2次元X線画像(X線画像)のいずれかに分類する入力設定を、入力部41を介してユーザが手動で行う。
31 … 画像検出部
34 … 減算器
35 … 血管像メモリ部
36 … 第1の関心領域設定部
37 … 第2の関心領域設定部
38 … 関心領域モニタ
41 … 入力部
… 元画像
… ピークホールド像
… 血管像
ROI … 関心領域
M … 被検体

Claims (8)

  1. 検出されたX線に基づいて透視または連続撮影により複数の2次元X線画像を取得するX線装置であって、
    造影剤投与後の撮影での2次元血管像を取得する血管像取得手段と、
    当該血管像取得手段により取得された前記2次元血管像を記憶する血管像記憶手段と、
    当該血管像記憶手段に記憶された前記2次元血管像中における血管の形状に合わせた図形を局所的な関心領域として設定する第1の関心領域設定手段と、
    前記第1の関心領域設定手段から送り込まれた前記局所的な関心領域を、前記造影剤投与後の撮影後における透視または連続撮影により取得された複数の前記2次元X線画像中における関心領域として設定する第2の関心領域設定手段と
    を備えることを特徴とするX線装置。
  2. 請求項1に記載のX線装置において、
    造影剤投与前の2次元X線画像および造影剤投与後の血管が抽出された2次元X線画像に基づいて、前記血管像取得手段は前記2次元血管像を取得することを特徴とするX線装置。
  3. 請求項2に記載のX線装置において、
    前記造影剤投与後の血管が抽出された2次元X線画像における画素値の最大値あるいは最小値をホールドしたピークホールド像と、前記造影剤投与前の2次元X線画像との差分を求めることにより、前記血管像取得手段は前記2次元血管像を取得することを特徴とするX線装置。
  4. 請求項2または請求項3に記載のX線装置において、
    取得された前記造影剤投与前の2次元X線画像,前記造影剤投与後の血管が抽出された2次元X線画像,および前記造影剤投与後の撮影後における透視または連続撮影により取得された前記2次元X線画像の画素値情報に基づいて、前記造影剤投与前の2次元X線画像,前記造影剤投与後の血管が抽出された2次元X線画像,または前記造影剤投与後の撮影後における透視または連続撮影により取得された前記2次元X線画像のいずれかとして画像を検出する画像検出手段を備えることを特徴とするX線装置。
  5. 請求項2または請求項3に記載のX線装置において、
    取得された画像を、前記造影剤投与前の2次元X線画像,前記造影剤投与後の血管が抽出された2次元X線画像,または前記造影剤投与後の撮影後における透視または連続撮影により取得された前記2次元X線画像のいずれかに分類する入力設定を行う画像設定手段を備えることを特徴とするX線装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載のX線装置において、
    前記第2の関心領域設定手段により設定された前記造影剤投与後の撮影後における透視または連続撮影により取得された各々の前記2次元X線画像中の前記関心領域を表示する関心領域表示手段を備えることを特徴とするX線装置。
  7. 請求項1または請求項6に記載のX線装置において、
    取得された前記2次元血管像,および前記造影剤投与後の撮影後における透視または連続撮影により取得された前記2次元X線画像の画素値情報に基づいて、前記2次元血管像,または前記造影剤投与後の撮影後における透視または連続撮影により取得された前記2次元X線画像のいずれかとして画像を検出する画像検出手段を備えることを特徴とするX線装置。
  8. 請求項1または請求項6に記載のX線装置において、
    取得された画像を、前記2次元血管像,または前記造影剤投与後の撮影後における透視または連続撮影により取得された前記2次元X線画像のいずれかに分類する入力設定を行う画像設定手段を備えることを特徴とするX線装置。
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