JP6286882B2 - 防潮堤、二重鋼管及び上部構造物の構築方法 - Google Patents
防潮堤、二重鋼管及び上部構造物の構築方法 Download PDFInfo
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Description
11 :経時硬化性材料
12 :突起部
13 :非応力伝達材料
2 :外鋼管
2a :外面(外鋼管)
2b :内面(外鋼管)
2c :下端部(外鋼管)
2d :上端部(外鋼管)
21 :掘削ビット
22 :テーパ部材
22a :基端部(テーパ部材)
22b :先端部(テーパ部材)
23 :ジベル
24 :水平リブプレート
25 :傾斜リブプレート
29 :短鋼管
3 :内鋼管
3a :外面(内鋼管)
3b :内面(内鋼管)
3c :下端部(内鋼管)
3d :上端部(内鋼管)
31 :間隔保持部材
31a :基端部(間隔保持部材)
31b :先端部(間隔保持部材)
31c :孔開き部分
5 :上部構造物
51 :断面方向連結梁
52 :鞘管
53 :防潮堤
54 :フーチング
55 :接合部
7 :地盤
7a :支持地盤層
A :内部空間
G :空隙部
X :管軸方向
Y :管軸直交方向
Claims (25)
- 沿岸部に構築されて内陸部の浸水被害を防止する防潮堤であって、
海側及び内陸側の地盤に基礎杭として設けられる二重鋼管と、海側及び内陸側の地盤の基礎杭に架設される断面方向連結梁と、壁体とを備え、
前記二重鋼管は、地盤を掘削すると同時に地盤に設けられる外鋼管と、前記外鋼管の内側に設けられる内鋼管とを有するとともに、前記内鋼管の内部空間を中空状として、前記内鋼管と前記外鋼管との間に経時硬化性材料が充填された状態とされ、前記外鋼管の下端部に掘削ビットが取り付けられた短鋼管が連接されること
を特徴とする防潮堤。 - 前記断面方向連結梁は、前記基礎杭が挿通される鞘管を有し、海側の地盤から内陸側の地盤にかけて配設されること
を特徴とする請求項1記載の防潮堤。 - 上部構造物の基礎杭として用いられる二重鋼管であって、
地盤を掘削すると同時に地盤に設けられる外鋼管と、前記外鋼管の内側に設けられる内鋼管とを備え、
前記内鋼管の内部空間を中空状として、前記内鋼管と前記外鋼管との間に経時硬化性材料が充填された状態で、前記外鋼管及び前記内鋼管の上方に上部構造物が構築され、
前記内鋼管は、前記外鋼管の内面と所定の間隔を確保する間隔保持部材が設けられ、
前記外鋼管は、下端部に掘削ビットが取り付けられた短鋼管が連接されること
を特徴とする二重鋼管。 - 前記外鋼管及び前記内鋼管の何れか一方又は両方は、前記外鋼管の内面及び前記内鋼管の外面の何れか一方又は両方で、前記外鋼管及び前記内鋼管の上端部及び下端部の何れか一方又は両方の所定の範囲にジベルが設けられること
を特徴とする請求項3に記載の二重鋼管。 - 前記ジベルは、前記外鋼管及び前記内鋼管の何れか一方又は両方に突起付鋼管が用いられ、又は、前記外鋼管の内面及び前記内鋼管の外面の何れか一方又は両方に鉄筋等の棒状鋼製部材が溶接されることによって設けられること
を特徴とする請求項4に記載の二重鋼管。 - 前記外鋼管及び前記内鋼管の上端部及び下端部の何れか一方又は両方で、略水平又は傾斜して設けられるリブプレートが設けられること
を特徴とする請求項3〜5の何れか1項に記載の二重鋼管。 - 前記外鋼管の天端の高さは、前記内鋼管の天端の高さと略同一であること
を特徴とする請求項3〜6の何れか1項に記載の二重鋼管。 - 前記外鋼管の天端の高さは、前記内鋼管の天端の高さと略同一のものであり、
前記ジベルは、少なくとも、前記外鋼管及び前記内鋼管の上端部及び下端部の何れか一方又は両方に設けられること
を特徴とする請求項4又は5に記載の二重鋼管。 - 前記外鋼管の天端の高さは、前記内鋼管の天端の高さより低いこと
を特徴とする請求項3〜6の何れか1項に記載の二重鋼管。 - 前記外鋼管の天端の高さは、前記内鋼管の天端の高さより低いものであり、
前記ジベルは、少なくとも、前記外鋼管の上端部の内面及び前記内鋼管における前記外鋼管の上端部に隣り合う外面の何れか一方又は両方に設けられること
を特徴とする請求項4又は5に記載の二重鋼管。 - 前記外鋼管の天端の高さは、前記内鋼管の天端の高さより低いものであり、
前記リブプレートは、前記内鋼管の外面から前記外鋼管の内面又は外面に架設されて設けられること
を特徴とする請求項6に記載の二重鋼管。 - 前記外鋼管の天端の高さは、前記内鋼管の天端の高さより高いこと
を特徴とする請求項3〜6の何れか1項に記載の二重鋼管。 - 前記外鋼管の天端の高さは、前記内鋼管の天端の高さより高いものであり、
前記ジベルは、少なくとも、前記内鋼管の上端部の外面及び前記外鋼管における前記内鋼管の上端部に隣り合う内面の何れか一方又は両方に設けられること
を特徴とする請求項4又は5に記載の二重鋼管。 - 前記外鋼管の天端の高さは、前記内鋼管の天端の高さより高いものであり、
前記リブプレートは、前記外鋼管の内面から前記内鋼管の内面又は外面に架設されて設けられること
を特徴とする請求項6に記載の二重鋼管。 - 上部構造物の基礎杭として用いられる二重鋼管であって、
地盤を掘削すると同時に地盤に設けられる外鋼管と、前記外鋼管の内側に設けられる内鋼管とを備え、
前記内鋼管の内部空間を中空状として、前記内鋼管と前記外鋼管との間に経時硬化性材料が充填された状態で、前記外鋼管及び前記内鋼管の上方に上部構造物が構築され、
前記内鋼管は、孔開き鋼板を外面に取り付けることによって、前記外鋼管の内面と所定の間隔を確保する間隔保持部材が設けられること
を特徴とする二重鋼管。 - 前記外鋼管は、前記内鋼管が内側に設けられて、前記内鋼管の下端部から前記外鋼管の内面に向かって架設されるテーパ部材が設けられた状態で、地盤を掘削すると同時に地盤に設けられること
を特徴とする請求項3〜15の何れか1項に記載の二重鋼管。 - 前記内鋼管の中空状の内部空間には、前記外鋼管及び前記内鋼管の剛性の増大を抑制させるものとして、非応力伝達材料が収容されること
を特徴とする請求項3〜16の何れか1項に記載の二重鋼管。 - 前記内鋼管の中空状の内部空間には、支持地盤層の近傍である前記内鋼管の下端部においてのみ、経時硬化性材料が充填されること
を特徴とする請求項3〜17の何れか1項に記載の二重鋼管。 - 前記内鋼管は、下端部の内面に突起する突起付鋼管が用いられ、又は、下端部の内面に鉄筋等の棒状鋼製部材が溶接されることによって、ジベルが設けられること
を特徴とする請求項18に記載の二重鋼管。 - 前記内鋼管の中空状の内部空間には、前記内鋼管及び前記外鋼管の何れか一方又は両方に円周方向の応力が発生する範囲においてのみ、経時硬化性材料が充填されること
を特徴とする請求項3〜17の何れか1項に記載の二重鋼管。 - 基礎杭として二重鋼管が用いられる上部構造物の構築方法であって、
下端部に掘削ビットが取り付けられた短鋼管が連接された外鋼管で地盤を掘削すると同時に、前記外鋼管を地盤に設ける外鋼管設置工程と、
前記外鋼管の内側に、前記外鋼管の内面と所定の間隔を確保する間隔保持部材が設けられた内鋼管を設けて、前記内鋼管と前記外鋼管との間に経時硬化性材料を充填する内鋼管設置工程と、
前記内鋼管の内部空間を中空状とした状態で、前記外鋼管及び前記内鋼管の上方に上部構造物を構築する構造物構築工程とを備えること
を特徴とする上部構造物の構築方法。 - 基礎杭として二重鋼管が用いられる上部構造物の構築方法であって、
下端部に掘削ビットが取り付けられた短鋼管が連接され、内面と所定の間隔を確保する間隔保持部材が設けられた内鋼管が内側に設けられた外鋼管で地盤を掘削すると同時に、前記外鋼管及び前記内鋼管を地盤に設けて、前記内鋼管と前記外鋼管との間に経時硬化性材料を充填する二重鋼管設置工程と、
前記内鋼管の内部空間を中空状とした状態で、前記外鋼管及び前記内鋼管の上方に上部構造物を構築する構造物構築工程とを備えること
を特徴とする上部構造物の構築方法。 - 前記構造物構築工程では、前記内鋼管の中空状の内部空間に、支持地盤層の近傍である前記内鋼管の下端部においてのみ、経時硬化性材料を充填すること
を特徴とする請求項21又は22に記載の上部構造物の構築方法。 - 前記構造物構築工程では、前記内鋼管の中空状の内部空間に、前記内鋼管及び前記外鋼管の何れか一方又は両方に円周方向の応力が発生する範囲においてのみ、経時硬化性材料を充填すること
を特徴とする請求項21又は22に記載の上部構造物の構築方法。 - 前記構造物構築工程では、前記内鋼管の中空状の内部空間に、前記外鋼管及び前記内鋼管の剛性の増大を抑制させるものとして、非応力伝達材料を収容させた状態で、前記外鋼管及び前記内鋼管の上方に上部構造物を構築すること
を特徴とする請求項21〜24の何れか1項に記載の上部構造物の構築方法。
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