JP6286675B2 - 空気調和機 - Google Patents

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Description

本発明は、蓄熱装置を備えた空気調和機に関する。
従来、ヒートポンプ式空気調和機による暖房運転時、室外熱交換器に着霜した場合には、暖房サイクルから冷房サイクルに四方弁を切り替えて除霜を行っている。この除霜方式では、室内ファンは停止するものの、室内機から冷気が徐々に放出されることから暖房感が失われるという欠点がある。
そこで、室外機に設けられた圧縮機に蓄熱装置を設け、暖房運転中に蓄熱装置の蓄熱材に蓄えられた圧縮機の廃熱を利用して除霜するようにしたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら従来の蓄熱装置において、蓄熱材を液体材料としているため熱量容量の高い一方で、蓄熱した熱量を蓄熱熱交換器で取り出す際に、液体の蓄熱材から金属の蓄熱熱交換器への熱の移動には大きな熱抵抗があり、短時間で熱の取出しができないという課題を有していた。
そこで本出願人はさらに検討を進め、蓄熱材を金属、特に熱伝導率の良いアルミニュウム塊で構成することにより、蓄熱材で蓄えた熱を蓄熱熱交換器へ効率よく迅速に熱移動させることができるようにしたものを提案している(例えば、特許文献2参照)。
図12は特許文献2記載の蓄熱装置を示し、この蓄熱装置100は圧縮機101の外周に装着固定した蓄熱材102をアルミニュウム塊で形成し、このアルミ製蓄熱材102に冷媒が流れる蓄熱熱交換器のパイプ103を圧入して構成してある。
この蓄熱装置100によれば、蓄熱熱交換器のパイプ103に熱を伝導するアルミ製蓄熱材102が金属塊で、しかもその金属が熱伝導性の良いアルミニュウムであるので、アルミ製蓄熱材102から蓄熱熱交換器のパイプ103への熱伝導が効率よく迅速に行われる。
特開平3−31666号公報 特開2013−120030号公報
上記特許文献2記載の蓄熱装置は、上記したようにアルミ製蓄熱材102と蓄熱熱交換器のパイプ103との間の熱伝導が効率よく迅速に行われ、アルミ製蓄熱材102に蓄えた熱を効率よく活用できる。しかしながら、アルミ製蓄熱材102は液体材料からなる蓄熱材に比べて、比熱が小さい。このために、アルミ製蓄熱材102自体に蓄熱保持できる熱量が少なく、例えば厳寒時等の除霜時には熱量が不足するという課題があった。
特に、前記蓄熱装置100が、アルミ製蓄熱材102に熱交換パイプ用孔を形成してこ
こに蓄熱熱交換器のパイプ103を貫設することにより形成したような場合には、この熱交換用パイプ孔と蓄熱熱交換器のパイプ103との間に隙間が生じることがあって両者間の熱伝導自体も悪くなり、前記した熱量不足による影響が生じやすい、という課題があった。
その結果、液体材料からなる蓄熱材の場合に比べ、未だ改善の余地が残る、というものであった。
本発明は、このような点に鑑みてなしたもので、厳寒時等であっても熱量不足を起こすことなく効率よく蓄熱熱交換器のパイプへ熱伝導させることができる蓄熱装置付き空気調和機の提供を目的としたものである。
上記目的を達成するために、本発明の空気調和機は、圧縮機と、前記圧縮機からの熱を蓄熱する蓄熱装置と、を備え、前記蓄熱装置は、前記圧縮機の外周に配置した蓄熱材と、前記蓄熱材に貫設し前記蓄熱材に蓄えられた熱量を内部に流れる冷媒に伝熱する蓄熱熱交換パイプと、からなり、前記蓄熱材は、アルミニュウム塊で形成されるとともに、略U字状に屈曲されたヒータが埋設されており、かつ、前記蓄熱熱交換パイプは、前記ヒータと前記圧縮機の外周との間に位置するように設けられており、前記蓄熱材は、前記略U字状部分の間に形成されている凹所を有し、前記凹所には、前記ヒータへの通電を制御する温度センサが設けられている構成としたことを特徴とするものである。
これにより、除霜に必要な熱量が不足する厳寒時等であっても、ヒータからの熱を蓄熱材に補充して当該蓄熱材を介し蓄熱熱交換パイプ内の冷媒に熱を供給し続けることができる。しかも熱交換パイプは圧縮機の外周とヒータとの間に位置しているので、内外両方向、すなわち圧縮機外周とヒータとから熱を供給されるようになり、効率の良い熱供給が可能となる。
本発明によれば、厳寒時等であっても熱量不足を起こすことなく効率よく蓄熱熱交換パイプ内の冷媒へ熱伝導させることができ、除霜効果の高い空気調和機を提供することができる。
本発明の実施の形態1に係る冷凍サイクル装置を備えた空気調和機の構成図 同空気調和機の冷凍サイクル装置おける通常暖房時の冷媒の流れを示す模式図 同空気調和機の冷凍サイクル装置おける除霜・暖房時の冷媒の流れを示す模式図 同空気調和機の冷凍サイクル装置おける除霜・暖房運転を開始する手順を示すフローチャート 同空気調和機の圧縮機に蓄熱装置を装着した状態を示す正面図 同空気調和機の圧縮機に蓄熱装置を装着した状態を示す斜視図 同空気調和機の圧縮機に蓄熱装置を装着した状態を示す平面図 同空気調和機の蓄熱装置を外側から見た斜視図 同空気調和機の蓄熱装置を内側から見た斜視図 同空気調和機の蓄熱装置の平面図 同空気調和機の蓄熱装置の主体をなす蓄熱材の上端面に位置する面状端板の平面図 従来の空気調和機における蓄熱装置の斜視図
第1の発明の空気調和機は、圧縮機と、前記圧縮機からの熱を蓄熱する蓄熱装置と、を備え、前記蓄熱装置は、前記圧縮機の外周に配置した蓄熱材と、前記蓄熱材に貫設し前記蓄熱材に蓄えられた熱量を内部に流れる冷媒に伝熱する蓄熱熱交換パイプと、からなり、前記蓄熱材は、アルミニュウム塊で形成されるとともに、略U字状に屈曲されたヒータが埋設されており、かつ、前記蓄熱熱交換パイプは、前記ヒータと前記圧縮機の外周との間に位置するように設けられており、前記蓄熱材は、前記略U字状部分の間に形成されている凹所を有し、前記凹所には、前記ヒータへの通電を制御する温度センサが設けられている構成としたことを特徴とするものである。
これにより、除霜に必要な熱量が不足する厳寒時等であっても、ヒータからの熱を蓄熱材に補充して当該蓄熱材を介し蓄熱熱交換パイプ内の冷媒に熱を供給し続けることができる。
しかも熱交換パイプは圧縮機の外周とヒータとの間に位置しているので、内外両方向、すなわち圧縮機外周とヒータとから熱を供給されるようになり、効率の良い熱供給が可能となる。その結果、除霜効果を高いものとすることができる。
さらに、蓄熱材の略U字状部分の間部分に設けた凹所は薄肉で熱容量が小さいことから蓄熱材のヒータ及び蓄熱熱交換パイプ埋設部分の温度に近似したものとなり、ヒータ制御の精度を向上させることができるとともに、温度検知遅れによる過昇等のない安全性の高いものとすることができる。
第2の発明の空気調和機は、第1の発明において、前記蓄熱材は、両側部にフランジ部を有するとともに、前記蓄熱材を前記圧縮機外周に固定する蓄熱材取付けバンドを備え、前記蓄熱材取付けバンドは、一端に係合部、他端にビス止め部を有し、前記蓄熱材取付けバンドの係合部は、前記蓄熱材のフランジ部の一方に係合されており、また、他端のビス止め部は、前記蓄熱材のフランジ部の他方にビス止めされていることで、前記蓄熱材が前記圧縮機外周面に圧着固定されている構成としたことを特徴とするものである。
これにより、蓄熱材を圧縮機の外周に確実に密着固定することができ、圧縮機から蓄熱材への伝熱量が増大するとともに、フランジ部を有する分だけ蓄熱材の圧縮機外周面への接触面積が拡大して更に圧縮機外周からの伝熱量が増大する。その結果、圧縮機から蓄熱材に伝導する伝熱量が増大して蓄熱材が熱量不足を起こし難いかたちとすることができ、その分ヒータ通電による熱供給を少なくできて省エネ化を促進することができる。
第3の発明の空気調和機は、第1または第2の発明において、前記凹所は、前記ヒータとともに上下方向に設けられており、その少なくとも上方は開放状態で、前記開放部分から前記温度センサのリード線が引き出される構成としたことを特徴とするものである。
これにより、凹所空間に熱気がこもるのを防止して温度センサを設置した凹所壁部分の温度をより精度よく検知することができ、ヒータ制御精度及び安全性をより一段と向上させることができる。また、温度センサリード線を凹所上部の開放部分を利用して引き出すことができ、リード線貫通孔を穿孔する等の後加工を行う必要がなくなってその分コストダウンを図ることができる。
第4の発明の空気調和機は、第1〜第3のいずれかの発明において、前記凹所には、前記ヒータへの通電を物理的に遮断する温度ヒューズが設けられていることを特徴とするものである。
これにより、温度センサが故障等して機能しなくなっても確実にヒータへの通電を遮断することができ、アルミ製蓄熱材にヒータを埋設一体化して構成した蓄熱装置であっても確実に安全性を担保することができる。
第5の発明の空気調和機は、第1〜第4のいずれかの発明において、前記蓄熱材は、鋳型成形品にて形成されているとともに、その上下いずれか一方の端面に、前記端面と略同形状の面状端板を備えたことを特徴とするものである。
これにより、蓄熱材と蓄熱熱交換パイプ及びヒータは一体化してこれら両者間に従来のような隙間が生じるようなことがなく、それらの間の熱伝導を良好なものとして更に効率の良い蓄熱熱交換パイプへの熱伝導が可能となる。しかも、蓄熱熱交換パイプ及びヒータを埋設一体化した蓄熱材を安価な砂鋳型を用いて製造することができるとともに、砂鋳型であっても特殊な構造にすることなく蓄熱熱交換パイプやヒータを蓄熱材端面の面状端板で確実に保持することができ、その製造コストを大幅に低減することもできる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1に係る冷凍サイクル装置を備えた空気調和機の構成を示し、空気調和機1は、冷媒配管で互いに接続された室外機2と室内機4とで構成されている。
図1に示すように、室外機2の内部には、圧縮機6と四方弁8とストレーナ10と膨張弁12と室外熱交換器14とが設けられ、室内機4の内部には、室内熱交換器16が設けられ、これらは冷媒配管を介して互いに接続されることで冷凍サイクルを構成している。
詳述すると、圧縮機6と室内熱交換器16は、四方弁8が設けられた第1配管18を介して接続され、室内熱交換器16と膨張弁12は、ストレーナ10が設けられた第2配管20を介して接続されている。また、膨張弁12と室外熱交換器14は第3配管22を介して接続され、室外熱交換器14と圧縮機6は第4配管24および第5配管25を介して接続され、室外熱交換器14と圧縮機6を接続する第4配管24および第5配管25の間には四方弁8が配置されている。また、四方弁8と室外熱交換器14の間には三方弁(切り替え装置)23が第4配管24を介して接続されている。更に、圧縮機冷媒吸入側における第5配管25には、液相冷媒と気相冷媒を分離するためのアキュームレータ26が設けられている。また、室外熱交換器14と室内熱交換器16を結ぶ第3配管22には、第6配管(吐出ガスバイパス機構)28を介して圧縮機6と接続されており、第6配管28には電磁弁(吐出ガスバイパス機構)30が設けられている。
さらに、圧縮機6の外周には蓄熱装置35が設けられ、蓄熱装置35は、その詳細構造は後述するが前記圧縮機6の熱を蓄熱する蓄熱材36と当該蓄熱材36に貫設した蓄熱熱交換パイプ37とヒータ41からなり、蓄熱熱交換パイプ37内の冷媒は前記蓄熱材36が蓄熱した熱が伝熱されるようになっている。
また、三方弁23と蓄熱熱交換パイプ37はキャピラリチューブ(絞り機構)31を含む第7配管29を介して接続されており、四方弁8と圧縮機6を接続する第5配管25は第8配管32を介して蓄熱熱交換パイプ37と接続されている。
室内機4の内部には、室内熱交換器16に加えて、送風ファン(図示せず)と上下羽根
(図示せず)と左右羽根(図示せず)とが設けられており、室内熱交換器16は、送風ファンにより室内機4の内部に吸込まれた室内空気と、室内熱交換器16の内部を流れる冷媒との熱交換を行い、暖房時には熱交換により暖められた空気を室内に吹き出す一方、冷房時には熱交換により冷却された空気を室内に吹き出す。上下羽根は、室内機4から吹き出される空気の方向を必要に応じて上下に変更し、左右羽根は、室内機4から吹き出される空気の方向を必要に応じて左右に変更する。
なお、圧縮機6、送風ファン、上下羽根、左右羽根、四方弁8、膨張弁12、電磁弁30、三方弁23、ヒータ41等は制御装置(図示せず、例えばマイコン)に電気的に接続され、制御装置により制御され動作する。
上記のように構成された冷凍サイクル装置の動作を、図2の暖房運転時を例にとりその冷媒の流れとともに説明する。
図2の矢印に示すように圧縮機6の吐出口から吐出された冷媒は、四方弁8から第1配管18を通って室内熱交換器16へと至る。室内熱交換器16で室内空気と熱交換して凝縮した冷媒は、室内熱交換器16を出て第2配管20を通り、膨張弁12への異物侵入を防止するストレーナ10を通って、膨張弁12に至る。膨張弁12で減圧した冷媒は、第3配管22を通って室外熱交換器14に至り、室外熱交換器14で室外空気と熱交換して蒸発した冷媒は、第4配管24と三方弁23と四方弁8と第5配管25とアキュームレータ26を通って圧縮機6の吸入口を介して圧縮機6へと戻る。
また、第1配管18の圧縮機6の吐出口と四方弁8の間から分岐した第6配管28は、電磁弁30を介して第3配管22の膨張弁12と室外熱交換器14の間に合流している。
三方弁23は、一方が室外熱交換器14へと続く第4配管24と接続され、もう一方が四方弁8を介して第5配管25と接続され、更にもう一方が三方弁23と蓄熱熱交換パイプ37とを接続する第7配管29と接続されており、前記制御装置により、室外熱交換器14から第4配管24を通じ四方弁8へ冷媒を導く経路と、室外熱交換器14から第7配管29を通じ蓄熱熱交換パイプ37を経て圧縮機6の吸入口へ冷媒を導く経路とを切り替えることが可能である。
通常暖房運転時、電磁弁30は閉制御されており、上述したように圧縮機6の吐出口から吐出された冷媒は、第1配管18を通って四方弁8から室内熱交換器16に至る。室内熱交換器16で室内空気と熱交換して凝縮した冷媒は、室内熱交換器16を出て、第2配管20を通り膨張弁12に至り、膨張弁12で減圧した冷媒は、第3配管22を通って室外熱交換器14に至る。通常暖房運転時、三方弁23は、室外熱交換器14から四方弁8へ冷媒を導く経路になるように制御されており、室外熱交換器14で室外空気と熱交換して蒸発した冷媒は、第4配管24を通って四方弁8にいたる。その後、四方弁8を通った冷媒は第5配管25を通り、圧縮機6の吸入口へと戻る。
また、圧縮機6で発生した熱は、圧縮機6の外壁から蓄熱装置35の蓄熱材36に蓄熱される。
次に、図3を参照しながら除霜・暖房時の動作を説明する。図中、実線矢印は暖房に供する冷媒の流れを示しており、破線矢印は除霜に供する冷媒の流れを示している。
上述した通常暖房運転中に室外熱交換器14に着霜し、着霜した霜が成長すると、室外熱交換器14の通風抵抗が増加して風量が減少し、室外熱交換器14内の蒸発温度が低下する。本発明に係る空気調和機には、図3に示すように、室外熱交換器14の配管温度を
検出する配管温度センサ15が設けられており、非着霜時に比べて、蒸発温度が低下したことを配管温度センサ15で検出すると、制御装置より通常暖房運転から除霜・暖房運転へ切り替える指示が出力される。
除霜・暖房運転を開始する手順について、図4に示すフローチャートを用いて説明する。なお、図4のフローチャートにおけるそれぞれのステップは、冷凍サイクル装置の各構成部が制御装置により制御されて動作することにより実施される。
まず、図4のフローチャートのステップS1において、室外熱交換器14の除霜運転(除霜・暖房運転)を実施する必要があるかどうかが、制御装置により判断される。具体的には、室外熱交換器14の配管温度(蒸発温度)が配管温度センサ15により検出されて、この検出温度が予め設定された所定温度より低下した場合に、制御装置が除霜・暖房運転の実施が必要と判断する。
ステップS1において、除霜・暖房運転の実施が必要と判断された場合には、ステップS2において、蓄熱装置35の蓄熱材36の蓄熱量が、除霜運転を行うための必要な熱量に不足していいないかどうかが、制御装置により判断される。具体的には、蓄熱材36の温度が後述する温度センサ42により検出されて、この検出温度に基づいて、蓄熱材36に蓄積されている熱量(蓄熱量)が制御装置により算出される。また、制御装置では、除霜運転の実施に必要な熱量の情報が記憶されており、蓄熱量と除霜運転の実施に必要な熱量とが比較されて、不足する熱量が算出されるとともに、不足する熱量を補うための蓄熱材36の加熱温度が設定される。
なお、制御装置では、このように熱量を算出するような場合に代えて、検出された蓄熱材36の温度を、除霜運転を行うために必要な熱量が確保できる予め設定された温度と比較することにより、蓄熱材36の加熱温度を決定するようにしても良い。
ステップS2において、蓄熱材36の蓄熱量が不足していると判断された場合には、ステップS3にてヒータ41による蓄熱材36の加熱運転が行われる。この加熱運転の実施中に、温度センサ42により蓄熱材36の温度が検出され、制御装置にて設定された加熱温度に到達するまで、ヒータ41による加熱運転が継続される(ステップS4)。
その後、ステップS4にて、蓄熱材36の温度が設定温度に到達したことが確認されると、ステップS5にて除霜・暖房運転が開始され、蓄熱材36に蓄積された熱が利用されながら圧縮機6の吐出口から吐出される気相冷媒により室外熱交換器14の除霜が行われる。なお、除霜・暖房運転を開始する際には、ヒータ41は停止されるが、さらなる蓄熱材36の加熱が必要な場合にはヒータ41を運転しても良い。
なお、ステップS2において、除霜運転を行うために必要な熱量が蓄熱材36に蓄積されていると判断された場合には、ヒータ41の加熱運転を行うことなく、ステップS5の除霜・暖房運転が行われる。なお、図4のフローチャートにおけるそれぞれのステップは、冷凍サイクル装置の各構成部が制御装置により制御されて動作することにより実施される。
通常暖房運転から除霜・暖房運転に移行すると、電磁弁30は開制御され、上述した通常暖房運転時の冷媒の流れに加え、圧縮機6の吐出口から出た気相冷媒の一部は第6配管28と電磁弁30を通り、第3配管22を通る冷媒に合流して、室外熱交換器14を加熱し、除霜を行う。そして、凝縮して液相化した後、三方弁23へ至る。
除霜・暖房運転時、三方弁23は、室外熱交換器14から蓄熱熱交換パイプ37へ冷媒
を導く経路、即ち第4配管24と第7配管29が連通するように制御される。三方弁23を通った冷媒はキャピラリチューブ31で減圧され低温となり、蓄熱熱交換パイプ37で蓄熱材36の熱を吸熱し、気相、もしくは高クオリティー状態で、アキュームレータ26に至り、圧縮機6の吸入口へと戻る。
上記除霜は、圧縮機6の吐出口から出た気相冷媒と室内熱交換器16より戻る液相もしくは気液二相冷媒が混合された冷媒によって室外熱交換器14を加熱し行う。零度付近で霜が融解し、霜の融解が終わると、室外熱交換器14の温度は再び上昇し始める。この室外熱交換器14の温度上昇を配管温度センサ15で検出すると、除霜が完了したと判断し、制御装置から除霜・暖房運転から通常暖房運転へ切り替える指示が出力される。
以上のようにして動作する冷凍サイクル装置の圧縮機6に装着した蓄熱装置35の構成について、以下図5〜図11を用いて詳述する。
図5は本実施の形態における圧縮機に蓄熱装置35を装着した状態を示す正面図、図6は同斜視図、図7は同平面図、図8は同熱交換装置を外側から見た斜視図、図9は同熱交換装置を内側から見た斜視図、図10は同蓄熱装置の平面図、図11は同蓄熱装置の主体をなす蓄熱材の上端面に位置する面状端板の平面図である。
上述したように、本実施の形態における蓄熱装置35は、蓄熱材36と蓄熱熱交換パイプ37とで構成され、圧縮機6の外周の一部に密着させて配置されている。
蓄熱材36はアルミニュウムの塊で形成してあり、その内周面は圧縮機6外周面に沿うように略円弧状に形成するとともに、外周面はその略中央上下方向に凹所38を設けて両側外周部が外方へと突出する***凸状部39となった構成としてある。そしてさらに、前記蓄熱材36の両側部にはその上下方向全長亘って略L字状に屈曲するフランジ部40が設けてある。両側2つのフランジ部40のうち、少なくとも1つは、圧縮機6に対向する面が圧縮機6の外周に沿って突出するように設けてある。
また前記蓄熱材36は前記***凸状部39の内側の内周面寄り部分に前記した蓄熱熱交換パイプ37が略W字状(図9参照)に屈曲させた状態で上下方向に埋設一体化してある。更に、前記蓄熱熱交換パイプ37外方部分の***凸状部39に、略U字状(図8参照)に屈曲形成したシーズヒータ等からなるヒータ41が蓄熱熱交換パイプ37に沿うような形で埋設一体化してある。すなわち、蓄熱熱交換パイプ37がヒータ41と圧縮機6の外周面との間に位置する形となるように、蓄熱材36にヒータ41が一体化してある。
また、前記凹所38は前記ヒータ41の略U字状部分の間部分に位置していて、前記ヒータ41のU字状屈曲部分付近となる下部にはヒータ41への通電を入り切り制御して蓄熱材36の温度を略一定範囲内に維持させる温度センサ42が装着してある。
さらに、前記凹所38の温度センサ42上部には前記蓄熱材36が所定温度以上になるとヒータ41への通電を物理的に遮断する温度ヒューズ43が装着してある。より詳細には、温度ヒューズ43は、2つのリード線間を可溶体で接合したものであって、周囲温度の上昇により可溶体が融点に達し溶融することで、両リード線間を物理的に分断し、電気的接続を切断するものである。
なお、上記温度センサ42と温度ヒューズ43は温度センサ42の上部に温度ヒューズ43を配置したものを例示したが、逆に配置してもよいものである。また、温度ヒューズ43は二個設けて二重安全構成としてもよい。
また、前記凹所38はその上方部分が開放状態となっていて、前記温度センサ42及び温度ヒューズ43に繋がるリード線44がこの開放部を通して制御装置(図示せず)へと引き出してある。
上記蓄熱材36は圧縮機6を抱くように横方向から密着させ、その上下部分を蓄熱材取付けバンド45により圧縮機6外周面に固定してある。
蓄熱材取付けバンド45は、一端に係合部46(図7参照)、他端にビス止め部47(図7参照)を備え、その係合部46を前記蓄熱材36のフランジ部40の一方に係合させるとともに、他端のビス止め部47を前記蓄熱材36のもう一方のフランジ部40にビス止めして締め上げ、蓄熱材36を圧縮機外周面に圧着固定している。
また上記蓄熱材36は、この実施の形態ではアルミのダイキャスト品で形成してあり、蓄熱熱交換パイプ37及びヒータ41を一体に埋設設置した形となっている。そして、上下端面のいずれか一方、この実施の形態では上端面に蓄熱材端面と略同形状の面状端板48(図11参照)を具備している。この面状端板48は例えば蓄熱材36を構成するアルミよりも熱伝導性の悪い金属材料で形成してある。
なお、上記面状端板48は、前記蓄熱熱交換パイプ37及びヒータ41の下部を蓄熱材36の下端面より突出する形態とした場合にはこの蓄熱材36の下端面側に設けてもよいものである。
以上のように構成した蓄熱装置35について、以下その作用、効果を説明する。
まず、この蓄熱装置35の蓄熱材36は金属塊で形成してあり、しかもその金属がアルミニュウムであるため、圧縮機6からの熱を冷媒に伝えやすく、迅速かつ効率よく蓄熱熱交換パイプ37内の冷媒に熱を伝熱することができる。
加えてこの発明の蓄熱装置35では、上記蓄熱材36にヒータ41が設けてあるので、厳寒時等の外気温が低くて熱量不足を起こしやすい、換言すると蓄熱材36温度が所定温度よりも低いときには、温度センサ42がこれを検知してヒータ41に通電し、ヒータ41が発熱する。これにより、蓄熱材36は圧縮機6からの熱に加えヒータ41からも熱補充を受けて十分な温度と熱量を維持し、熱量不足を起こすことなく蓄熱熱交換パイプ37内の冷媒に効率よく熱を伝熱供給し続けることができる。
しかも、前記蓄熱熱交換パイプ37は圧縮機6の外周とヒータ41との間に位置させてあるので、内外両方向、すなわち圧縮機6外周とヒータ41の両方から熱を供給されるようになる。したがって、蓄熱熱交換パイプ37内の冷媒は、圧縮機6及びヒータ41からの熱によって効率よく加熱することができる。これにより、除霜に要する時間を短くすることができ、暖房運転時における除霜運転による室温低下を抑制して快適性を向上させることができる。
また、前記蓄熱材36は蓄熱材取付けバンド45によって圧縮機6の外周面に圧着固定しているので、蓄熱材36を圧縮機6の外周に確実に密着固定することができる。しかも上記蓄熱材取付けバンド45をセットするために設けた両側のフランジ部40が蓄熱材36の圧縮機6外周面への接触面積を拡大させる。その結果、圧縮機6から蓄熱材36への伝熱量が増大し、蓄熱材36が蓄熱量不足を起こすのを少なくすることができる。そしてその分、ヒータ41への通電を抑制でき、ヒータ41による熱供給割合を少なくして省エネ化を促進することができる。
また、蓄熱材取付けバンド45は、一端係合部46を蓄熱材36のフランジ部40の一方の角部に係合させるとともに、他端のビス止め部47を前記蓄熱材36のフランジ部40の他方にビス止めして蓄熱材36を圧縮機6外周面に圧着固定する方式としてあるから、蓄熱材36の圧縮機6外周への装着が容易に行え、しかも圧縮機6外周面への蓄熱材36の密着度を高めることができる。
一方、蓄熱材36にはヒータ41の略U字状部分の間部分となる凹所38に前記ヒータ41への通電を制御する温度センサ42を設けているから、ヒータ制御の精度を向上させることができ、かつ、温度検知遅れによる過昇等のない安全性の高いものとすることができる。すなわち、温度センサ42を設けた凹所38は薄肉で熱容量が小さいものとなっていて、更にヒータ41及び蓄熱熱交換パイプ37のU字状部分に囲まれていることから、ヒータ41及び蓄熱熱交換パイプ37埋設部分の温度に近似したものとなる。そして温度センサ42はこの凹所38の温度を検知するから、蓄熱材36の温度を正確に検知できることになり、精度の高い制御と安全性が確保できるのである。
さらに、前記凹所38はその上方部分を開放状態としてあるから、凹所空間に熱気がこもるのを防止することができる。したがって、温度センサ42は凹所壁部分の温度をより精度よく検知することができ、ヒータ制御精度と安全性を一段と向上させることができる。しかも上記開放部分から前記温度センサ42等のリード線44を引き出しているので、凹所38の上方部分を塞ぐ壁がある場合のようにリード線貫通孔を穿孔する等の後加工を行う必要がなく、その分コストダウンを図ることができる。加えて、上記リード線44の引出が蓄熱熱交換パイプ37やヒータ41の引出方向と同じ方向となるから組立時の作業性等も向上し、さらなるコストダウンが可能となる。そして、温度センサ42や温度ヒューズ43やリード線44は凹所38内に収まる形となるので、外力を受けて損傷する等のことも防止できる。
また、上記凹所38にはヒータ41への通電を物理的に遮断する温度ヒューズ43も設けてあるから、温度センサ42が故障等して機能しなくなっても確実にヒータ41への通電を遮断することができる。したがって、蓄熱材36をアルミ塊で形成してヒータ41を埋設一体化して構成していても確実に安全性を担保することができる。
さらにこの実施の形態では、前記蓄熱材36は鋳型成形品(アルミダイキャスト品)で構成してあるから、蓄熱材36と蓄熱熱交換パイプ37及びヒータ41とは完全に一体化してこれら両者の間に従来のような隙間が生じるようなことがない。したがって、これらの間の熱伝導も良好なものとなって更に効率の良い蓄熱熱交換パイプ37への熱伝導が可能となる。
また、前記蓄熱材36はその上端面に備わっている面状端板48が鋳造時におけるヒータ41及び蓄熱熱交換パイプ37の位置決め部材となり、簡単な構造の砂鋳型で安価に製造することができる。すなわち、砂鋳型を用いて成形する場合、蓄熱熱交換パイプ37やヒータ41を位置決め保持するため鋳型が複雑な構成となって製造コストが高くなるが、前記した面状端板48が蓄熱熱交換パイプ37やヒータ41を位置決め保持するので、鋳型を簡素化して製造コストを抑制することができる。しかも鋳型を砂鋳型として更に製造コストのダウンを図ることができる。
更に、前記面状端板48はこれを蓄熱材36のアルミよりも熱伝導率の悪い材料、例えばステンレスや鉄や亜鉛等の材料で形成しておけば、圧縮機6から蓄熱材36に蓄熱した熱が放散するのを抑制する等のこともでき、蓄熱材36の熱保存効果を高めて、省エネ性や除霜効果を更に向上させることができる。
以上のようにこの蓄熱装置35は種々の効果を備えているが、この蓄熱装置35を用いた本実施の形態における空気調和機の冷凍サイクル装置も次のような利点を備えている。
すなわち、前述したように、除霜・暖房運転時、三方弁23は、室外熱交換器14から蓄熱熱交換パイプ37へ冷媒を導く経路、即ち第4配管24と第7配管29が連通するように制御される形としてあるので、三方弁23を通った冷媒はキャピラリチューブ31で減圧され低温となり、蓄熱熱交換パイプ37で蓄熱材36の熱を吸熱する。
このような構成としたことによって、蓄熱材36と熱交換を行う蓄熱熱交換パイプ37を低温とすることができる。そして、蓄熱材36からの最大吸収熱量は、圧縮機6の温度と蓄熱熱交換パイプ37の温度との温度差に比例するので、蓄熱熱交換パイプ37の温度を低温にできれば、圧縮機6の温度と蓄熱熱交換パイプ37の温度との温度差をより大きくでき、蓄熱材36からの最大吸収熱量を増加させることが可能となり、除霜時間を短縮し、暖房運転時における除霜運転による室温低下を抑制して快適性を向上させることができる。
更に、蓄熱熱交換パイプ37での液冷媒の蒸発が促進されることで、液冷媒が圧縮機6に戻ることがなくなり、圧縮機6の信頼性も向上させることができる。
なお、圧縮機6から第6配管28を経て電磁弁30を通り、室外熱交換器14に至る吐出ガスバイパス経路は、必ずしも必要ではなく、極めて大きな除霜能力が必要な場合を除いては無くす構成としても良い。
この場合、圧縮機6の吐出口から、第1配管18、室内熱交換器16、第2配管20、第3配管22を経て、室外熱交換器14へと気相冷媒が流れ、室外熱交換器14を除霜する構成となり、除霜能力は少し低下するが、低コストでコンパクトな構成が可能となる。
また、本構成では、三方弁23から蓄熱熱交換パイプ37に至る第7配管29にキャピラリチューブ31を設けた構成としているが、本構成の変わりに蓄熱熱交換パイプ37に連通する三方弁23の開口部を絞った仕様としてもよく、この場合、キャピラリチューブ31を除くことが可能となり、低コストでコンパクトな構成が可能となる。
以上、本発明に係る空気調和機について、上記実施の形態を用いて説明してきたが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。つまり、本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明は、厳寒時等であっても熱量不足を起こすことなく効率よく蓄熱熱交換パイプ内の冷媒へ熱伝導させることができ、除霜効果の高い空気調和機を提供できる。したがって一般用はもちろん業務用の空気調和にも幅広く適用することができる。
1 空気調和機
2 室外機
4 室内機
6 圧縮機
8 四方弁
10 ストレーナ
12 膨張弁
14 室外熱交換器
15 配管温度センサ
16 室内熱交換器
18 第1配管
20 第2配管
22 第3配管
23 三方弁
24 第4配管
25 第5配管
26 アキュームレータ
28 第6配管
29 第7配管
30 電磁弁
31 キャピラリチューブ
32 第8配管
35 蓄熱装置
36 蓄熱材
37 蓄熱熱交換パイプ
38 凹所
39 ***凸状部
40 フランジ部
41 ヒータ
42 温度センサ
43 温度ヒューズ
44 リード線
45 蓄熱材取付けバンド
46 係合部
47 ビス止め部
48 面状端板

Claims (5)

  1. 圧縮機と、前記圧縮機からの熱を蓄熱する蓄熱装置と、を備え、前記蓄熱装置は、前記圧縮機の外周に配置した蓄熱材と、前記蓄熱材に貫設し前記蓄熱材に蓄えられた熱量を内部に流れる冷媒に伝熱する蓄熱熱交換パイプと、からなり、前記蓄熱材は、アルミニュウム塊で形成されるとともに、略U字状に屈曲されたヒータが埋設されており、かつ、前記蓄熱熱交換パイプは、前記ヒータと前記圧縮機の外周との間に位置するように設けられており、前記蓄熱材は、前記略U字状部分の間に形成されている凹所を有し、前記凹所には、前記ヒータへの通電を制御する温度センサが設けられている構成としたことを特徴とする空気調和機。
  2. 前記蓄熱材は、両側部にフランジ部を有するとともに、前記蓄熱材を前記圧縮機外周に固定する蓄熱材取付けバンドを備え、前記蓄熱材取付けバンドは、一端に係合部、他端にビス止め部を有し、前記蓄熱材取付けバンドの係合部は、前記蓄熱材のフランジ部の一方に係合されており、また、他端のビス止め部は、前記蓄熱材のフランジ部の他方にビス止めされていることで、前記蓄熱材が前記圧縮機外周面に圧着固定されている構成としたことを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  3. 前記凹所は、前記ヒータとともに上下方向に設けられており、その少なくとも上方は開放状態で、前記開放部分から前記温度センサのリード線が引き出される構成としたことを特徴とする請求項1または2に記載の空気調和機。
  4. 前記凹所には、前記ヒータへの通電を物理的に遮断する温度ヒューズが設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の空気調和機。
  5. 前記蓄熱材は、鋳型成形品にて形成されているとともに、その上下いずれか一方の端面に、前記端面と略同形状の面状端板を備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の空気調和機。
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