JP6284365B2 - 少なくとも1つの廃水処理プラントから流体を提供する方法 - Google Patents

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Description

本出願は、2010年5月20日に提出された米国仮特許出願61/346705の優先権を米国法35 U.S.C.§119(e)に基づいて主張しており、参照することによってその開示全体を本開示に明示的に組み入れる。
本開示は、流体を提供する方法及びシステムの例示的実施形態に関し、より詳細には、建築物の暖房及び/又は冷房のために、そして場合によっては植生を肥沃化するために、少なくとも1つの廃水処理プラントから流体を提供する方法及びシステムの例示的実施形態に関する。
発電の際の熱効率を向上させるために、スチーム技術とガスタービン技術のように、複数の技術を組み合わせることがある。化石燃料に対する依存を減らすために他の再生可能エネルギー源を探索する労力を費やすことによって、エネルギーを発生させるために、木材チップ、アーモンドシェル及び米のもみ殻のような、農業廃棄物を減少させることを伴う代替燃料が生み出された。使用済みタイヤ、スクリーニングされた塊(screened mass)の形態の都市ゴミ又は固形化燃料もまた、エネルギー生成のための燃料となっている。都市ゴミを燃料として使用する場合、埋立て地に送られる廃棄物の量を減らすということを大きな動機として利用されている。
エネルギーの利用可能な期間を伸ばし、化石燃料に対する依存を減らすために、伝統的なシステム効率の改善方法を超越して再生可能資源又は天然資源の利用性を拡大及び/又は増大する方法が必要になることが想定される。また、単純な背景による環境への影響を和らげ、より清潔な環境を提供するために、都市ごみ及びその副産物を利用する特定の方法が好ましいことになりうる。地域の廃水処理プラントでは、何百万ガロン(1ガロン=3.7853リットル)もの流体(effluent)が発生している。実際に、いくつかの比較的小さなプラント単独で、1日当たり1135万リットル(3000万ガロン)にも及ぶ流体を発生させている場合がある。
したがって、このような廃水処理プラントからの流体をエネルギー資源として使用する方法をみつけることによって、環境に貢献して、資源を節約することができる。
本開示に従う少なくとも1つの廃水処理プラントからの流体を使用する方法及びシステムの例示的実施形態によって、上記の問題の少なくとも一部を解決することができる。
本開示は、建築物の暖房及び冷房のため、及び/又は、場合によっては、生態系リチャージ槽(ERB:ecological recharge basin)での土壌における野生の又は耕作された植生の肥沃化を促進するために、少なくとも1つの廃水処理プラント(WWTP)からの流体を使用することができる例示的なアプリケーションを提供する。これらの例示的なアプリケーションは、水が、地下に適切に分配された場合、利用可能な熱エネルギーの年間を通して使える継続使用可能な貯蔵槽を構成することができることを示すことができ、これは、例えば、冬期には流体から熱を吸収し、夏期には流体に熱を溜める、建築物におけるヒートポンプ装置を介して行う。
処理済みの廃水が、少なくとも1つのWWTPからの流体として、地下にあることがあるパイプ(あるいは、「ガス幹線」又は「下水幹線(sewer mains)」のような「幹線(main)」)を含んだ流体分配システム(EDS)を通り抜けることによって利用可能な熱エネルギーを建築物に配給しつつ、地熱エネルギーを利用することができる。また、EDS幹線は、各建築物にて用いられた流体を回復させ、上記のように熱的に利用済みの流体をいくつかのERBに戻すことができる。その各ERBにおいて、流体を植生に分配するため、及び/又は、流体を建築物に再分配する前にERB全体にわたって地熱エネルギーを利用するために、幹線をインフラストラクチャーに連結することができる。特定の例示的なアプリケーションにおいては、各建築物に及び/又はいくつかのERBやWWTPに接続するように、幹線のローカルネットワークを提供することができる。
WWTPからの流体は、例えば、約21℃(70°F)であって窒素化合物を含む場合、ヒートポンプ装置を備えることができる建築物の暖房及び冷房のため、及びERBへと窒素化合物を排出するための両方のために適したものとすることができ、ここにおいて、植生が流体から窒素を吸収することができ、これによって、地下水面に向かう水をろ過することができる。
現状のWWTPの運転は、水生生息環境(aquatic habitat)へと流体を直接排出しており、これによって、植物の成長と、酸素レベルを使い果たすことによって水生生息環境を汚染する衰退との堅牢なサイクルを作ることができる。海岸沿いの場所によっては、海に大量の流体を排出することによって、塩水の侵入を防ぐ役割を果たす天然の地下水面バリア機能を弱くしてしまう。本開示のいくつかの例示的実施形態に従う例示的な手順、システム及び方法によって、水生生息環境に流体を排出する必要性を減少及び/又は排除し、地下水面へと天然ろ過された流体をリサイクルすることによって地下水面を強化し、植生を集中的又は広範囲に肥沃化し、そして実質的にどこにでもWWTPを設ける機会を提供することができる。
現状のWWTPの容量は、下水幹線の容量によって配給される廃水の最大流れを処理するために設計されている。多くのシステムでは、通常、雨水は下水幹線において廃水と混ざる。結果的に、集中した嵐によって作られ集まった流れが、WWTPのピークフロー設計を超え、これによって、未処理の廃水が水生生息環境へとあふれることになる。
下水幹線によって建築物のヒートポンプ装置からWWTPへと下水幹線を介して戻る流体は、流体の熱的仕事価(thermal load)を調整及び/又はリチャージすることができるが、未処理の廃水の最大量と混ざり合った流体から発生する下水幹線の流れの増加を補うために付加的なWWTPを使用してもよい。下水幹線と独立である場合、雨水用幹線は、WWTPへの流れに影響を与えずに、流体の温度を調整及び/又はリチャージすることができる。
同様に、大規模な新しい流体配給用幹線の建造を避けながら各建築物におけるヒートポンプ装置へと流体を配給するために、天然ガス供給会社が、低圧のローカル分配幹線を通して建築物に配給される天然ガスの代わりに、WWTPの流体を使用することが可能になる。
現在の州をまたがる高圧の天然ガス伝送ラインは、天然ガスをローカルの発電所に送出し、これはしばしばローカルの天然ガス分配システムに接続される。天然ガスを燃料として用いる多くの発電所は、天然ガスを高圧伝送線から直接、又は後に低圧のローカル分配システムに供給される縮小された高圧伝送線のローカルの部分から受ける。発電所によって使用されない様々な高圧状態の天然ガスは、建築物への幹線を介してのローカルの分配のためにより低い圧力へと下げられ、これは多くの場合、建築物の暖房、水の加熱、食品の調理、建築物の冷房のための燃料として、そして場合によっては大規模な商業的冷蔵アプリケーションのための燃料として使われる。
天然ガス幹線又は高圧伝送線における水分は、天然ガスを危険な燃料としてしまう。結果として、ローカルの天然ガス分配システムからEDS配給用幹線への変換は、高圧伝送線をローカル分配幹線から分離することによって行うことができる。分離によって、現在の発電所の通常運転を継続させながら、現存のローカルの天然ガス分配インフラストラクチャーを流体分配インフラストラクチャーに変えて拡張する選択肢を提供することができる。
ローカルの天然ガス分配システムにおいて天然ガスを流体に置き換えることは、一部のガス幹線(使用期間、大きさ、材料組成において異なりうる)が流体を分配するのに有効であるように変えるような変更によって行うことができる。建築物の暖房や冷房のために天然ガス分配システムがEDS配給用幹線に変換された場合、ガスストーブ、熱湯サービス、ガス燃料の工業規模の冷蔵アプリケーションは、電気的アプリケーションに変換することができる。
本開示の例示的実施形態は、例えば、廃水処理プラントから流体を提供する方法であって、少なくとも一つの建築物へと熱エネルギーを提供するために、廃水処理プラントから前記少なくとも1つの建築物へと流体を分配するステップと、前記少なくとも1つの建築物から配給構成へと前記流体を提供するステップと、及び前記配給構成から肥沃化システムへと前記流体を提供するステップとを含む方法を提供することができる。
本方法は、さらに、提供された流体を前記肥沃化システムから一又は複数の建築物への再分配のために戻すステップをさらに含む。前記肥沃化システムは、一又は複数の生態系リチャージ槽を備えることができる。前記流体によって一又は複数の生態系リチャージ槽へと窒素が提供することができる。前記一又は複数の生態系リチャージ槽は、前記流体が環境生息環境へと提供される前に前記流体から窒素を取り出すことができる。
前記配給構成は、地下の一又は複数のパイプを備えることができる。前記流体は、前記廃水処理プラントから前記少なくとも1つの建築物へと分配され、前記配給構成によって前記肥沃化システムへと提供されることができる。前記配給構成は、幹線パイプを備えることができ、あるいは前記配給構成は、前記流体を前記廃水処理プラントから前記少なくとも1つの建築物へと分配するために少なくとも一つのパイプ及び前記肥沃化システムへと提供する少なくとも一つの別のパイプとを備えることができる。前記流体は、前記廃水処理プラントから前記少なくとも1つの建築物へと既存のガスラインを用いて分配されることができる。
本開示のいくつかの例示的実施形態は、廃水処理プラントから流体を提供するシステムであって、第1の配給構成へと流体を提供するように構成する廃水処理サブシステムを備え、前記第1の配給構成は、前記流体が少なくとも一つの建築物へと入ることを促進し、前記少なくとも一つの建築物は、前記流体から熱エネルギーを利用するように構成するヒートポンプ構成を含み、利用された流体を前記少なくとも1つの建築物から受け入れ、利用された流体を肥沃化システムへと分配するように構成する第2の配給構成をさらに備えるシステムも提供することができる。前記肥沃化システムは、一又は複数の生態系リチャージ槽を備えることができる。
本開示の上記及び他の目的、特徴及び利点は、添付した請求の範囲と組み合わせて、本開示の以下の例示的実施形態の詳細な説明を読むことによって明確になるであろう。
本開示の上記及び他の目的は、添付した図面及び請求の範囲と組み合わせて、下記の詳細な説明を検討することによって明確になる。これらにおいて、類似の参照符号は類似の部分を表す。
図1は、本開示の一例示的実施形態に従う、単一の幹線を用いる流体分配システムのブロック図である。 図2は、本開示の一例示的実施形態に従う生態系リチャージ槽システムの図であり、これは、図1、図4及び/又は図6(下で説明する)の分配システムを利用することができる。 図3は、本開示の一例示的実施形態に従う図1の単一幹線流体分配システムを用いる建築物の図である。 図4は、本開示の一例示的実施形態に従うデュアル幹線流体分配システムを用いる流体分配システムのブロック図である。 図5は、本開示の一例示的実施形態に従う、図4のデュアル幹線流体分配システムを用いる建築物の図である。 図6は、本開示の一例示的実施形態に従う、デュアル幹線を有し天然ガス幹線及び下水幹線を用いる流体分配システムの図である。 図7は、本開示の一例示的実施形態に従う、別の幹線内に設けられた流体分配システム幹線の図である。 図8は、本開示の一例示的実施形態に従う方法の流れ図である。
特に別の事柄を記載しないかぎり、図面全体にわたって、図示した実施形態の類似な特徴、要素、構成要素又は部分を表すために同じ参照符号及び文字を用いている。また、以下において本開示の図面を参照して説明するが、それは図示した実施形態に関連して行うものである。本開示及び添付した請求の範囲の真の範囲及び精神から逸脱せずに、説明した実施形態に対して変更や修正を行うことができるように意図している。
本開示に従う方法及びシステムの例示的実施形態を下記に説明する。
本開示に従う特定の例示的実施形態において、年間を通して継続的に建築物の暖房及び/又は冷房を行うために地熱エネルギーを利用するために、各アプリケーションは、地下幹線をEDSの一部として用いることができる。EDSを介して廃水が利用可能な地熱エネルギーは、気候及び土質条件に従って変異し、各EDSのフィージビリティないし必要条件は、場所によって変わりうる。また、中断された分配又は極端な温度によって常に影響を受けるシステム全体にわたる熱的仕事価の信頼性を管理するために、EDSは余剰の能力を備えて利用することができる。例えば、余剰の熱的仕事価のために設計されたEDSを充填するための流体の1日の量を集めることによって、このような例示的なEDSは、建築物の間、及び各ERB又はWWTPにおける地下の利用可能な地熱エネルギーを利用することによって保持される利用可能な熱エネルギーの信頼できる貯蔵槽になることができる。
一つの例示的なローカルのEDSは、地下を隣接の及び/又は離れたEDSへも、一体化されたEDSネットワークの一部として接続することができ、これによって、各EDSの信頼性を向上させ、熱エネルギーを分配するより多くの選択肢をEDSデザイナーに与えることができ、また場合によっては、ERB植生の肥沃化を促進させることができる。一つの例示的なEDSネットワークは、都会のEDSからの流体が、離れた田舎のERBにおいて食品又はエネルギー作物を肥沃化することを促進することができる。
本開示の一例示的実施形態によれば、ERBとWWTPの適切な組み合せを用いることによって、例示的なEDSを構成及び/又は変更して、年間を通して継続的に建築物の暖房及び冷房用に熱的仕事価を分配するために好ましい適切な流体の温度、体積及び流量の範囲を達成することができる。デュアル幹線EDSの運転及び/又は単一幹線EDSの運転の両方において、WWTPやERBにおけるポンプ場は、建築物のサービスラインへと流体を送り出すのに用いられる圧力を加えることができ、これは、現在の天然ガス分配システムのものと同様な運転である。別の例示的なEDS運転においては、ERBやWWTP以外の場所にポンプ場を付加することも可能である。
例えば、信頼性を保つために、各EDSは過剰な容量を提供するように構成することができる。各例示的EDSは、圧力の変動を利用して運転することができ、また、システムの効率及び/又は信頼性のために好ましい場合には重力流れを使用することができる。本開示において記載した例示的な異なるいくつかのアプリケーションは、特に言及しないかぎり重力流れなしの加圧された分配を利用することができる。他の例示的な構成においては、建築物へ分配する前に、海水位よりも高い比較的高い地点にてWWTPからERBにおける装置へと直接流体を配給するように構成することができる。このことは、(a)WWTPの信頼性をサポートするため、(b)場合によっては建築物への重力流れをEDSが利用できるようにするため、及び/又は(c)地勢、経済、環境などの特定の条件に関係する他の理由点に起因する。
各EDSは、天然ガス分配運転におけるものとあまり異ならないシステムコントロールセンターを使用して運転することができ、これは、遠隔的、自動的又は手動で、複数の箇所における様々な圧力や流量を調整する。また、EDSのシステムコントロールセンターは、流体の温度をモニタリングすることを要求することができる。
また、各EDSは、下記のものが含まれるがこれらに限定されない代替エネルギー源を組み入れたり及び/又は利用することができる。すなわち、(a)WWTPの頭におけるWWTPの重力流れから機械的エネルギーを回復させること、(b) 機械的駆動力のために風車を使用したり電気的動力を使用すること、(c) 光電池又は太陽熱設備を使用すること、(d) オンサイトにて廃水の固体、及び他の炭素質の廃棄物をエネルギーへと変換、又は蓄えを供給する − ERBにて収穫されたエネルギー作物(例、スイッチグラス)をも − 熱プロセスを適用すること、及び/又は(e) 熱的又は電気的なアプリケーションのために圧力減少技術を使用すること。また、これらの代替エネルギー源には、「建築物」、「ERB」、「EDS」、「WWTP」、「幹線」などの定義によって補助的手段が制限されないように設備を含むことができる。例えば、「建築物」及びその付属物は、ERBとしてふさわしく、結果的に、代替エネルギーのローカルでの使用が強化される。なぜなら、例えば、建築物から出る熱的利用済みの流体が同じ建築物における太陽熱アプリケーションのためにふさわしいためである。太陽熱ループに使用される場合、建築物の利用済み流体又はその流体の一部は、オンサイトの地下にて調整することができたり、又はオンサイトの土壌に排出することができる。ローカルな土壌を通してろ過された建築物の利用済み流体によって増えたオンサイトの地下水は、建築物の地熱や代替エネルギーが組み合わさった設計において再利用するために回復することができる。代替エネルギーの別の及び/又は付加的な例示的な使用において、図7を参照して下でさらに説明するように、熱的利用済み流体の調整及び/又はリチャージを最大化するために、「幹線」内に「幹線」を挿入することができる。
EDS幹線における流体温度を調整及び/又はリチャージする速度を計算するに際して様々な要因を考慮することができる。これは、例えば、EDS幹線の大きさ、幹線の熱伝導特性、地下深さ、幹線を包囲する土壌の体積及び特性、地熱の条件に影響を与えうる他のインフラストラクチャーからの距離、地熱の条件の下で流体が再使用の前に移動する距離などである。このような例示的な場合では、例えば、極端なローカルな気候温度のためにEDS容量を設計することができる。
EDS幹線を構成するのに使用可能な例示的材料は、地熱の熱交換及び流体の化学反応性に耐えるということの両方に適しているとよい。EDS幹線は、運転上の装置を含むことができる。例えば、システムの圧力にて流れを制御するためのポンプ、バルブ及びレギュレーター、そして、システム全体における圧力及び温度をモニタリングする機器である。各建築物、ERB及びWWTPにおける例示的なバルブ及びレギュレーターは、流体又は装置が利用不能になった場合にEDSの保全性を保持するために流れの方向を変えることによって故障を分離することができる。
EDSが設計上の容量まで満たされた場合、そのようなEDSは、付加的な流体を必ずしも必要としない循環型の地熱的に継続性のある流体のグリッドを構成することができる。したがって、EDSは、WWTPからの流体の付加的で連続的な排出を行うことができるように、ERBへと流体を排出する能力を有する。停止や漏れが発生しうるので、EDSが構成する容量を保持するために、例示的なERBは流体の排出を減少ないし中止させることができる。本開示の特定のいくつかの例示的な実施形態に従うERBは、繰り返される建築物への配給のためにEDS幹線へと再び導入される流体の熱的仕事価を調整及び/又はリチャージするために、地下の地熱エリアも提供することができる。また、EDSが例示的なEDSネットワークの一部である場合、各ERBサイトにて流体の流れ及び供給を制御するERBインフラストラクチャーは、ネットワーク伝送用幹線を通して流体を搬出及び/又は搬入するために適切な連結手段であることができる。
単一のEDS内に十分な例示的なERBが位置していれば、ERBへと流体を排出し、及び/又は、EDSネットワークへと適宜流体を送出し、及び/又は、EDSネットワークからの流体を適宜受け入れながら、単一のWWTPからの大規模な量の流体を配給し、回復させることができ、及び/又は、その熱仕事価を建築物の暖房及び/又は冷房のために適宜調整することができる。
EDSにおいて流体を使用し、流体の温度を調整し、及び/又は、熱的利用済み流体を再利用する例示的な構成を変更する際に考えられる様々な因子としては、EDS幹線の近傍にて利用可能な地下の地熱エリア、建築物やERBに流体をポンプ送出するのに必要なエネルギー、及び/又は、商用ヒートポンプ技術の建築物当たりの容量がある。
EDS幹線に加えて、各建築物におけるヒートポンプ装置から回復した熱的利用済み及び/又は消耗済みの流体を調整する例示的な装置は、熱的利用済み流体を調整するために適した商用装置を含んでいてもよいが、これに限定されるものではない。コイル状に巻かれる他、例えば、公共の公園、遊び場、駐車場、輸送ターミナル、通り、歩道、運動場、建築物に接している物、特に、ERBにおける付属物のような、地下の地熱の伝送を最大限にするように構成された例示的なプラスチックパイプも実装することができる。密集して位置する熱的需要が高い建築物に対して熱エネルギーを提供するようにEDSを構成することは、例えば、多数のERBを構築し、分散型のWWTPをさらに構築することに頼ることができる。
本開示に記載された例示的なアプリケーション及び/又は構成において、各建築物は、年間を通しての熱的需要に対応するように設計されたヒートポンプ装置を設置することができる。必要であれば、各建築物は、建築物のヒートポンプによって発生する建築物の仕事価を分配及び/又は維持する、能力があり又はそのために構成する、暖房、換気及び空調(HVAC:heating−ventilation−and−air−conditioning)インフラストラクチャーを用いて修正したり又はそれを組み込むことができる。
各建築物は、断熱性をさらに大きくすることができ、建築物の停電の際に次の建築物へと流れを継続させるのが容易となるように、EDS幹線に接続することができる。この目的のために、建築物への各接続においてレギュレーターを設けて、「サービスライン」(例、地下の幹線から建築物のヒートポンプ装置へと延びるパイプの線)に対する圧力の量(p)の分だけEDSの幹線の圧力(x)を減らすことができる。レギュレーターの後のサービスライン圧力は、約「x−p」である。いくつかの例示的実施形態において、熱的利用済み及び/又は消耗済みの流体がヒートポンプを出る場所に位置する吐出ポンプによって、熱的利用済み流体の一部をEDS幹線へとEDSに対応する所定の圧力で戻すことができる。いくつかの例示的実施形態において、例えば、既にある下水管路を介して熱的利用済み及び/又は消耗済みの流体を送るために、重力を用いることができる。いくつかの例示的実施形態では、圧力及び/又は重力を使用することによって、熱的利用済み及び/又は消耗済みの流体の排出を促進する。
特定の例示的実施形態において、各建築物は、利用可能な地熱エリアの一部又はすべてをオンサイトで利用することができ、これによって、(i)建築物のヒートポンプに入る熱的仕事価の需要、及び/又は(ii)建築物のヒートポンプからEDS幹線へと戻る熱的仕事価を調整する需要、のいずれかを減らすことによってEDSの需要を減らすことができる。ヒートポンプに入る流体及び/又はヒートポンプからEDSに戻る流体のためにオンサイトの地熱エリアを使用するかという問題のような様々な問題を考えることができる。例えば、ヒートポンプを入る流体のオンサイトの地熱的仕事価の閉ループを用いることによって、EDSの故障の場合にいくらかのオンサイトの地熱エネルギーを建築物に提供する仕事価の少なくとも一部を増長することができる。本開示に記載されたいくつかの異なる例示的実施形態によって、オンサイトでの熱的利用済み流体の少なくとも一部を調整及び/又はリチャージし、及び/又は調整された流体の一部をヒートポンプ装置へとオンサイトで戻すことを促進することができる。冬期においてEDS幹線が利用できなくなった場合、オンサイトの部分的な仕事価を適宜変更することができ、これは、一時的な水道の熱水の流れ、及び/又は、最低限の建築物の温度を保持することを補助することができるヒートポンプ装置へと戻すラインに取り付けることができる電気的な要素によって行うことができる。
別の例示的実施形態によれば、建築物がその熱的利用済み流体を調整及び/又はリチャージするために十分な地熱エリアをオンサイトで有するか、又は近隣の地熱エリアが建築物に対応するために利用可能であれば、建築物はEDS仕事価から離れていてもよい。(例、オンサイトでの停電の場合に建築物の装置に充填するために)冗長な仕事価のために建築物がEDSへと接続することもできる。一群の建築物が、その群全体の熱的利用済み流体を調整及び/又はリチャージするために共通の又は近隣の組み合わさった地熱エリアを十分に有するのであれば、そのような一群の建築物はEDSと離れていてもよい。(例、オンサイトの停電の場合に建築物の装置に充填するために)このような一群の建築物は、冗長な仕事価のためにEDSに接続することができる。
例示的なEDSは、(例、図1の装置100のポンプ105にて)WWTPのいくつかの出口に接続することができ、各EDS幹線は、例えば、WWTPの流体の流れの信頼性を提供するために独立的及び/又は冗長的に、WWTPの出口において加圧することができる。WWTPの流れの中断及び急増によって、WWTPからEDSへと排出される流体の質及び量に影響を与える。幹線を充満させ続けるためにWWTPからの流体をEDSへとポンプ送出し、連続的な流れ及び建築物の温度が極端であっても満足するような流量を達成するために、加圧することができる。
例示的なERB(例、図1のシステム130)は、流体がWWTPによって排出されることの分単位の連続性を保持することを含むことがある、EDSの必要条件又は好みによって決まるEDSの排出量で流体を受け入れることができる。各ERBは、オンサイトの幹線の装置又は構成を用いて、熱的利用済み流体を適宜地熱的に調整及び/又はリチャージし、地熱的に調整された流体をEDS幹線に適宜戻し、余剰な流体をERBへと排出し、余剰な流体をEDSネットワーク幹線へと送出し、及び/又は、EDSネットワーク幹線から受け入れることができる。
天候状況(例、温度と降水)が極端であれば、ERBサイトに影響する場合がある。したがって、ERBの多様な場所(例、EDSネットワークによって大きく拡張した多様性)にEDS運転の信頼性が依存しうる。一例示的実施形態によれば、冬期の状態で信頼性を保ちながら運転するために、ERBが、地下又は他の適切な手段で流体を排出することができる。条件が許せば、表面又は表面近くに流体を排出することができる。
ERBを選択するに際して、野生又は耕作されている植生へと排出される流体が健康又は環境に危険を与えないという判断というような、調整的な監視事項を考慮に入れることができる。ERBサイトは、年間を通してWWTPからの日々の流体の流れよりも多い量を吸収することができる組み合わさった容量を指定することができる。EDSの信頼性は、ERBへの流体の排出の速度を制御したり、別のEDSへと流体を送出したり、あるいは別のEDSから流体を受け入れることによって維持することができる。
本開示の例示的実施形態に従って記載された例示的なアプリケーションにおいては、様々な他の考慮事項にも対処することができる。例えば、屋上の庭及び/又はこれに匹敵するオンサイトの排水機構又は回復を通して雨水を回復することによって雨水に対するインフラストラクチャーの必要性を減らして、オンサイトのヒートポンプ装置への地熱エネルギーの配給をサポートすることができる。信頼性を維持するために、各EDS、ERB及び/又は建築物における装置を冗長に設けることができる。また、熱的な需要から得られる収入は、例示的なアプリケーション又はアプリケーションの組み合せのいずれにおいてもEDSを設置し、維持し、運転するコストを埋め合わせるために十分であることができる。
様々な例示的なアプリケーションを下記に記載するが、本開示を理解すれば当業者が知ることができるように、多数のアプリケーション及び別の実施形態が可能である。
本開示の一例示的実施形態によれば、図1に示した例示的なEDSにおいて、そのようなEDSに選択的に接続された建築物の暖房及び冷房を行いながら、WWTPからERBへと流体を配給することができる。図1に示すように、最初、流体を有するWWTP100が設けられ、ここにおいて、いくつかの並列なEDS幹線115が、WWTP100の出口にてポンプ105、弁120及びレギュレーターを通してWWTP100に接続することができる。ポンプ105は、WWTP100からの流体に対してEDS幹線115における圧力を与えることができる。EDS幹線115は各建築物110に接続され、地下の各EDS幹線115は、例えば、幹線135によって、少なくとも1つのERB130への水又は気体の幹線に平衡に延びるシリアルなライン等に延びることができる。各EDS幹線115は、各ERB130において分配装置に接続することができる。幹線140を介して別のEDSへと、あるいは別のEDSから幹線145を介して、流体を送ることができる。
選択された建築物110へと流体を配給することができ、選択された建築物110それぞれから熱的利用済み及び/又は消耗済みの流体の一部を回復することができるEDS幹線115は、公園、駐車場、ERBなどの下の利用可能な近隣の地熱エリアを通り抜け、その後に、各建築物110への水及び気体の幹線に続くラインへと戻るようにするために、水又は気体の幹線のラインをループしたり及び/又はそこから離れるように延びることができる。
図2に示すように、例示的なERB130において、ERB130へと流体の一部又はすべてを排出するために、幹線220へと流体を配給することができるERB分配装置210が設けられ、また、地下で循環して、ERB130において熱的利用済み及び/又は消耗済みの流体を調整することができる幹線230が設けられ、また、WWTPの弁120へと戻らない再分配のために単一の戻りライン125を介してEDS幹線115へと地熱的に調整及び/又はリチャージされた流体を戻すことができる幹線240が設けられ、及び/又は続くEDSの分配装置(図2に図示せず)まで延びることができる幹線140が設けられる。 また、続くEDSの分配装置(図2に示せず)まで延びることができる幹線145を設けることができる。
各ERB130に設けられた分配装置210(例、弁及びレギュレーターと共に一体化されたポンプ)は、各建築物110から熱的利用済み及び/又は消耗済みの流体の一部の調整及び/又はリチャージを促進するように、WWTP100からの連続的なEDSの流れを作ることができる速度で流体を循環させることができる。WWTPにおける停電の場合のため、あるいはWWTPフローの変動を管理するために、ERB分配装置210は、ERB130への流体の排出及び/又は幹線140を介しての別のEDSへの流体の排出を止めて、EDS幹線125を通してのERB130における地熱的に調整された流体のすべてを帰還させることができる。このような例示的な事象において、幹線150及び145は、影響を受けたEDSをネットワークEDSからの流体で帰還させることができる。
図3には、本開示の例示的実施形態に従う、図1に示した単一のEDS幹線115につながった単一の建築物110の詳細図を示す。図3に示すように、EDS幹線115は、接続された建築物それぞれの付属物が位置する又はこれらの付属物の間の地熱エリアが、図1に示すように、選択された一連の次の建築物によって使用できるように各建築物のヒートポンプ装置から排出された熱的利用済み及び/又は消耗済みの流体の一部を調整及び/又はリチャージするために十分な地熱エネルギーを提供することができるように建築物110に接続することができる。
サービスライン310を介してヒートポンプ/HVAC機器320へと流体が建築物110に入ることができる。その後、流体の一部が部分330にて各建築物のヒートポンプ/HVAC機器320を出ることができる。その後、流体は、オンサイトの地熱的調整及び/又はリチャージ装置340を介して循環し、部分350にてサービスライン310に戻り、最終的に同じオンサイトヒートポンプ/HVAC機器320へと戻ることができる。オンサイトで循環する流体の量は、オンサイトの地熱的調整及びリチャージ装置340の容量によって決めることができ、これは、例えば、ヒートポンプ/HVAC機器320へと戻るように流れる熱的利用済み及び/又は消耗済みの流体の部分を調整及び/又はリチャージするために適切な地熱エリアを提供するために地下においてコイル状に配管することができる。
部分360におけるヒートポンプ/HVAC装置320を出る流体であって、そして、オンサイトにて再循環しないであろう流体の部分は、元々のEDS幹線115へと別の排出ライン370を介してポンプ送出することができ、これは、建築物110に入るサービスライン310から離れており、かつ、EDSの流れ、温度及び圧力をサポートするような所定の圧力にて、レギュレーター380を介して行われる。WWTP100におけるポンプ105からの圧力(図1を参照)、分配装置210(図2を参照)及び他の選択された場所を、各建築物のサービスライン310へと流体を配給することに用いることができる。各建築物のサービスライン310のレギュレーター305は、幹線の圧力「x」を受け入れ、圧力「p」分を減らして、圧力x−pでサービスライン310における建築物110及びそのヒートポンプ320に流体が入ることができるようにされる。このことは、ヒートポンプ320が約x−pの圧力で作動するように行われる。
本開示の別の例示的実施形態によれば、図4に示した例示的なEDSにおいて、建築物に流体を配給するための専用の幹線及び建築物から流体を回復するための専用の幹線を設けることによって、建築物の暖房及び/又は冷房を行うことができる。
図4に示すように、例えば、WWTP400を設けることができ、これは、地下の幹線の2つの別系統、すなわち、幹線420及び幹線425、に沿って流体を分配するポンプ405を含むことができる。幹線420は、建築物410へと流体を配給することができ、幹線425は、建築物410から熱的利用済み及び/又は消耗済みの流体を回復することができる。建築物410に流体を配給する幹線420は、WWTPの出口における一又は複数の分配装置405(例、ポンプ)につながれ、例えば、ERB430a及びERB430bにおける分配装置210(図2に示すように)につながれることができる。各建築物へと流体を配給するために用いられる圧力は、WWTP400において、そして、各ERB430a、430bにおいて、装置を介して制御することができる。
図5に示すように、配給用幹線420は、設計された容量によって増長されることがある、一又は複数の建築物410のサービスライン510へと接続されることができ、場合によっては、EDSに接続された建築物すべてに接続することができる。幹線の圧力xが入り、その圧力xから圧力p分を減らして、(x−p)の圧力で建築物410及びそのヒートポンプ/HVAC機器520に流体が入るようにするレギュレーター505を各建築物410のサービスライン510に用いることができる。結果として、ヒートポンプ/HVAC装置520は、約(x−p)の圧力で作動することができる。また、回復用の幹線425も、選択された各建築物410に接続することができる。
熱的利用済み及び/又は消耗済みの流体の一部は、部分530におけるヒートポンプ/HVAC機器520を出ることができ、オンサイトの地熱的調整及び/又はリチャージ装置540を介して循環することができ、そして、サービスライン510及び同じオンサイトヒートポンプ/HVAC機器520に戻ることができる。オンサイトで循環する流体の量は、オンサイトの地熱的調整及び/又はリチャージ装置540の設置容量で決めることができる。熱的利用済み及び/又は消耗済みの流体の残りの部分は、部分560におけるヒートポンプ/HVACの装置520を出ることができ、及び/又は、各建築物410から流体を回復させる幹線425にレギュレーター580を介して、圧力をかけられ及び/又は重力流れによって、排出ライン570を通して排出することができる。
図4に示すように、流体を回復させる幹線425は、ERBにおける各装置に接続することができ、これによって、WWTP400の流れ及び圧力から通常分離される。また、流体を回復するように構成する幹線425は、EDSの領域的なセクション450内へと分離することができ、これによって、単一のERBのための専用の1つのセクション(例、450)における幹線425が、このような特定のセクションの地勢に従って、流体を回復させ、例えば、重力流れによって、流体をERB430aへと配給することができる。回復用幹線425の選択された部分を重力流れ専用とすることによって、EDSは、できるかぎり多くのセクションにおいて重力流れの幹線を介して流体を回復することができ、したがって、EDSを運転するために用いられるエネルギーをおそらく減らすことになる。また、ERBの場所に応じて、ERBからの配給用幹線は、同様に重力流れを用いることができる。
各ERB(例、ERB430a及び430b)において、回復した流体は、適宜、回復用幹線425を介してERB430a、430bへと排出され、及び/又は幹線140及び150を介して別のEDSへと送出することができる。また、地熱的調整される場合、適宜、回復された流体を、加圧下で幹線470を介してERB430aから戻し、ERB430aにおける分配装置を介していくつかの場所(図4において図示せず)の仮想的にはいずれにおいてもEDS配給幹線420へと帰還させることができ、及び/又は、幹線150及び145を介してEDSネットワークから適宜受け入れることができる。
本開示の更なる別の例示的実施形態によると、図6に示した例示的なEDSにおいて、以前に設置された天然ガスの幹線を、建築物を暖房及び冷房のためにWWTPの流体を分配することで用いることができ、熱的利用済み及び/又は消耗済みの流体を回復されるために下水幹線を用いることができる。例えば、以前の天然ガス分配系統は、ガス系統のインフラストラクチャーを変更してから、建築物に流体を配給するために使用することができる。流体を分配するようにローカルの天然ガス分配系統が構成している場合、各ガスサービスライン(例、地下の各建築物をガス幹線へと一旦接続するパイプのライン)を、流体の配給を行えるように変換することができる。
本開示の別の例示的実施形態によると、図5についての説明と同様に、各建築物のサービスライン上のレギュレーターは、幹線圧力xを受け入れ、(x−p)の圧力で建築物及びそのヒートポンプに流体が入るように圧力p分を減らすことができる。よって、ヒートポンプは約(x−p)の圧力で運転することができる。また、図5の説明と同様に、熱的利用済み及び/又は消耗済みの流体の一部又はすべてをヒートポンプ装置からオンサイトの地熱的調整及び/又はリチャージ装置へと、又は各建築物におけるヒートポンプ装置への直接の再循環をするための配管へと、送ることができる。熱的利用済み及び/又は消耗済みの流体の残りは、各建築物の下水ラインに送って未処理の廃水と混ぜられ、下水幹線及びその後のWWTPの運転を通して地熱的調整されることができる。
本開示の更なる別の例示的実施形態について図6に示すように、WWTPプラント600には、図4を参照して本開示にて記載した実施例と同様に、配給用幹線690に接続されたポンプ605を設けることができる。EDSのセクション630は、このセクション630における各建築物610から重力流れの下で流体を回復させるための幹線620を設置することによって、利用するエネルギーを減らすことができる。その後、別のEDSへの再分配、排出及び/又は送出(図1を参照して本開示において記載したように)のためにERB640へと回復された流体を直接配給することができる。
流体を回復させるために下水幹線655を用いる建築物645の特定のいくつかのセクションは、配給用幹線665を介して、ERB640及び670へと流体を配給及び/又はそれらから流体を受け入れることができる。その後、新しい分散型のWWTP680が、廃水と混ざり合った付加的な流体の流れを元々のWWTP600からそらすように、既存の下水幹線655に接続することができる。これらの分散型のWWTP680からの流体を、EDS配給用幹線665へとポンプ送出することができる。
本開示の更なる別の例示的実施形態について、図7に示すように、一又は複数の分配システムは、熱的利用済み流体の調整及び/又はリチャージを最大化するために、1つの「幹線」内に「幹線」を含むことができる。例えば、図5を参照しながら図7において、各建築物410からの回復された流体は、幹線425に入るように排出ライン570を介してヒートポンプ装置520を出ることができる。排出ライン570は、幹線425の構造を介して内側の幹線725に接続することができる。図7に示すように、内側の幹線725を設けて幹線425内で廃水流700の表面下を走ることができる。この例において、幹線425は、約21℃(70°F)の温度で重力流れによって廃水をWWTPに運ぶ下水幹線655として機能することができ、これは、各建築物410から流体部分560それぞれの温度を最も有効に調整することができる。このようにして幹線725は、ERBにおける分配装置又は建築物410におけるヒートポンプ装置へと、重力流れを介して及び/又は圧力下で、調整及び/又はリチャージされた流体を配給することができる。
流体幹線725の直径は、流体幹線725が中に設置された状態で回復用幹線425を継続して使用することを容易にするように構成された任意の割合の分(例、少なくとも10%小さな割合で)、回復用幹線425/655の直径よりも小さくすることができる。幹線内に幹線を設ける構成によって、掘削の多くを必要としないので、設置を低コストで行うことができる。また、図7に示した構成例は、廃水700と流体725が混ざり合うことを防ぎながら、廃水700と流体725の間の熱エネルギー伝達を相当に増長することができる。他のいくつかの例示的実施形態について説明したように、このような混ざり合いによって、望まない結果をもたらし、気体を不安定にし(例、既存のガスラインを使用する場合)、及び/又は、処理すべき廃水の体積を増やし(例、既存の下水ラインを用いる場合)、これによって、WWTPの容量を増やす工事が必要になる場合がある。幹線内に幹線を設ける場合、既存の物質を流体に混ぜることによる可能性のある望まない結果をもたらすことなしに、経済的な節約及び熱エネルギー伝達による利益の多くを実現することができる。
特定のいくつかの例示的実施形態は、既存の幹線内に幹線を設置するが、他のいくつかの例示的実施形態は、最初の段階で幹線の構成の中に幹線を製造してそれらを一体として設置する。他のいくつかの例示的実施形態は、第1の幹線を設置して、次に、その幹線内に幹線を設置することができる。既存の幹線(例、廃水ライン)を活用することによって経済的な効果を発揮させるが、いくつかのアプリケーション(例、既存の廃水ラインがない場合、及び/又はラインが十分に大きくない場合)では、新しく設置された幹線と、それらの幹線内に新しく設置された幹線とによって実装することができる。
図1に示す例示的なEDSの代替の例示的実施形態において、暖房及び/又は冷房のために一連の建築物へとEDS幹線を介してWWTP100から流体をポンプ送出することによって、各建築物から同じEDS幹線へと熱的利用済み及び/又は消耗済みの流体の一部を戻すことができ、これによって、各建築物へと逐次流体を配給することができ、そして、究極的には一又は複数のERBへと配給することができる。地熱的調整された流体を次の建築物に配給する前に、建築物のヒートポンプ装置から排出された熱的利用済み及び/又は消耗済みの流体を地熱的調整及び/又はリチャージするために建築物の間の十分なエリアを用いることができる。建築物の間の十分なエリアを利用可能でない場合、単一の幹線EDSは、ローカルに又はEDSネットワークを介して、ERBへと流体を排出するコストを補うためのエネルギー収入を発生させる手段として主に役立つことができる。
図4及び6の例示的なEDSの代替の例示的実施形態では、建築物から熱的利用済み及び/又は消耗済みの流体を回復させるための専用の幹線とは別に、建築物に流体を配給するための専用の幹線を用いることによって、建築物に熱的仕事価を提供することができる。回復用幹線によって、例えば、建築物の間の制限された距離に起因する地熱のポテンシャルに対する制限を減らしたりなくすことができ、そして場合によっては、例えば、数多くのERBを設けたり、あるいは小規模の分散型のWWTPを加えることによって、地熱ポテンシャルを利用することができる。
図4及び6の代替の例示的実施形態では、例示的なEDSは、通りの下の混雑している電気、ガス、水及び通信のインフラストラクチャーの真っ直中の新しい幹線を設置することができる。図6に示す例示的実施形態は、下水幹線又は雨水用幹線の既存のネットワークを用いることによって通りの下に回復用幹線を加えることを回避ないし最小化することができ、また、通りの下に配給用幹線を加えることを回避ないし最小化するために、流体を配給するための既存及び/又は新規のガス幹線を利用することができる。
図8には、本開示の一例示的実施形態に従う廃水処理プラントから流体を提供する方法の流れ図を示す。例えば、ブロック810では、流体の圧力や流れなどを調整することができるWWTPにおける分配装置(例、ポンプ)に接続される一又は複数の幹線へとWWTPから流体を提供することができる。そして、ブロック820において、幹線から一又は複数の建築物のサービスラインへと流体を提供することができる。本開示に記載されているように、流体は、一つの建築物のヒートポンプ/HVAC装置へと分配されることができ、回復され、調整され、そして、別の建築物へと分配され(例、図1に示した例示的実施形態)、及び/又は、一つの幹線から分配され、別の幹線へ戻すことができる(例、図4に示した例示的実施形態)。様々な他の例示的なアプリケーションが可能であり、それらは、上記の例示的実施形態に制限されない。そして、ブロック830において、建築物の暖房/冷房のために建築物のヒートポンプ/HVAC装置によって熱エネルギーを利用することができ、ブロック840において、利用後は、熱的利用済み及び/又は消耗済みの流体が幹線へと戻ることができる。この熱的利用済み及び/又は消耗済みの流体は、本開示に記載されるように、建築物に流体を提供した幹線と同じ幹線、又は別の幹線へと、戻すことができる。
熱的利用済み及び/又は消耗済みの流体は、別の建築物へと分配される前に地熱的に調整されることができ(例、図1に示す例示的実施形態)、あるいは、850にて生態系リチャージ槽に分配されることができる。この流体は、860において、植生及び/又は土壌へと流体を分配され(図2を参照して本開示に説明したように)、流体内の窒素は、窒素が抜けた流体が水生生息環境に到着する前に、耕作物/植生によって取り出すことができ、成長のために使用される。耕作物/植生は、流体から窒素を取り出すことができ、これによって、現状は既存のシステムを介して水生生息環境へと排出されている窒素化合物によって水生生息環境が汚染しないようになるという効果を発揮する。本開示に記載されたように、流体の一部又はすべてを別のEDSにも分配したり、及び/又は、WWTPへとフィードバックとして戻すことができる。
本開示のいくつかの例示的実施形態は、様々な構成及び異なる場所において用いることができる。いくつかの例示的な方法及びシステムは、建築物、WWTP及びERBと共に異なる構成において使用される様々な幹線を設置することができ、本開示に記載された様々な例示的実施形態によって制限されるものではない。流体は、生態系リチャージ槽を含む様々な肥沃化システムへと提供することができ、これらにおいて、耕作物及び/又は他の植生が用意される。流体は、土壌/植生へと直接提供してもよく、及び/又は肥沃化のシステム及び/又はエリアへと様々な分配システムを介して一又は複数のパイプに提供することができる。
上記は、本開示の原理を示したに過ぎない。本開示の教示内容に鑑みて、当業者には記載された実施形態に対する様々な変更及び改善が明白である。本開示に記載された様々な例示的実施形態は、お互い入れ換えて使用することができる。したがって、当業者には、本開示に明示的に記載されていなくても、本開示の原理を具現化し、よって、本開示の精神及び範囲内である様々な技術を考えることができるものと理解される。本開示にて引用したすべての特許及び刊行物は、それらの全体を参照によって本開示に組み入れる。

Claims (10)

  1. 廃水処理プラントから流体を提供する方法であって、少なくとも一つの建築物へと熱エネルギーを提供するために廃水処理プラントから前記少なくとも1つの建築物へと流体を分配するステップと、
    前記少なくとも1つの建築物から配給構成へと前記流体を提供するステップと、
    前記配給構成から、前記流体が植生、耕作物及び/又は土壌へと分配され流体内の窒素が前記耕作物及び/又は前記植生の成長のために使用されるようにする肥沃化システムへと前記流体を提供するステップと、を含み、
    前記流体は、前記廃水処理プラントから前記少なくとも1つの建築物へと、天然ガス供給会社が敷設していた少なくとも一つの既存の低圧のガスパイプを用いて分配される、
    方法。
  2. 提供された流体を前記肥沃化システムから一又は複数の建築物への再分配のために、前記耕作物、植生及び/又は土壌へと前記流体が分配され受け入れられる生態系リチャージくぼ地であって、前記流体が水生生物の生息環境へ達する前に前記流体内の窒素が前記耕作物及び/又は前記植生の成長のために使用され、窒素により水生生物の生息環境が汚染されないようにされる生態系リチャージくぼ地に戻すステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記肥沃化システムは、一又は複数の前記生態系リチャージくぼ地を備える、請求項1に記載の方法。
  4. 前記流体によって一又は複数の前記生態系リチャージくぼ地へと窒素が提供される、請求項3に記載の方法。
  5. 前記一又は複数の生態系リチャージくぼ地は、前記流体が水生生物の生息環境へと提供される前に前記流体から窒素を取り出す、請求項4に記載の方法。
  6. 前記配給構成は、地下の一又は複数のパイプを備える、請求項1に記載の方法。
  7. 前記流体は、前記廃水処理プラントから前記少なくとも1つの建築物へと分配され、前記配給構成によって前記肥沃化システムへと提供される、請求項1に記載の方法。
  8. 前記配給構成は、幹線パイプを備える、請求項7に記載の方法。
  9. 前記配給構成は、前記流体を前記廃水処理プラントから前記少なくとも1つの建築物へと分配するために少なくとも一つのパイプ及び前記流体を前記肥沃化システムへと提供する少なくとも一つの別のパイプとを備える、請求項7に記載の方法。
  10. 前記配給構成から前記肥沃化システムへと提供される前記流体は、前記廃水処理プラントからの前記流体の実質的にすべてを含み、前記肥沃化システムは、水生生物の生息環境からの影響を受けない、請求項1に記載の方法。
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