JP6283001B2 - 情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6283001B2
JP6283001B2 JP2015124204A JP2015124204A JP6283001B2 JP 6283001 B2 JP6283001 B2 JP 6283001B2 JP 2015124204 A JP2015124204 A JP 2015124204A JP 2015124204 A JP2015124204 A JP 2015124204A JP 6283001 B2 JP6283001 B2 JP 6283001B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
future
intention
past
period
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015124204A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017010223A (ja
Inventor
孝太 坪内
孝太 坪内
三喜也 丸山
三喜也 丸山
奈翁美 笹谷
奈翁美 笹谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yahoo Japan Corp
Original Assignee
Yahoo Japan Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yahoo Japan Corp filed Critical Yahoo Japan Corp
Priority to JP2015124204A priority Critical patent/JP6283001B2/ja
Publication of JP2017010223A publication Critical patent/JP2017010223A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6283001B2 publication Critical patent/JP6283001B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムに関する。
近年、ユーザの所在地を予測する技術が知られている。例えば、このような予測に関する技術では、ユーザが過去に滞在していた位置に関する情報と、スケジューラや検索ログの情報とを用いて、ユーザが今後滞在する場所を推測する。
特開2011−198292号公報 特開2015−26136号公報
しかしながら、上記の従来技術では、未来に関する事象を高い精度で検出することができるとは限らなかった。例えば、上記の従来技術では、ユーザが過去に滞在していた位置と、ユーザ個人のスケジューラに含まれる予定との間の共起関係に基づいてユーザが今後滞在する場所を推測するに過ぎないので、未来に関する事象を高い精度で検出することができるとは限らなかった。上記の従来技術はユーザ個人の場合を想定したものと思われるが、不特定多数のユーザを対象とする場合でも未来に関する事象についての検出の精度と言う点では課題は残る。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、未来に関する事象を高い精度で検出することができる情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムを提供することを目的とする。
本願に係る情報処理装置は、現時点より過去の行動に関する意思を示す過去意思情報と、前記過去の行動と対応する行動であって現時点より所定の期間未来の行動に関する意思を示す未来意思情報とを取得する取得部と、前記取得部によって取得された過去意思情報及び未来意思情報に基づいて前記未来に関する事象を検出する検出部とを備えたことを特徴とする。
実施形態の一態様によれば、未来に関する事象を高い精度で検出することができるという効果を奏する。
図1は、実施形態に係る情報処理システムによる検出処理の一例を示す説明図である。 図2は、検出処理を説明するための説明図である。 図3は、実施形態に係る情報処理装置の構成例を示す図である。 図4は、実施形態に係る意思情報記憶部の一例を示す図である。 図5は、実施形態に係る累積情報記憶部の一例を示す図である。 図6は、実施形態に係る異常情報記憶部の一例を示す図である。 図7は、モデルの調整を説明するための説明図である。 図8は、情報処理システムにおける全体の処理の流れを説明するための説明図である。 図9は、画面の一例を示す図である。 図10は、情報処理システムによる表示処理の流れを説明するための説明図である。 図11は、情報処理装置による情報処理手順を示すフローチャートである。 図12は、情報処理装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下に、本願に係る情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムが限定されるものではない。また、以下の実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
〔1.実施形態〕
〔1−1.実施形態に係る検出処理〕
まず、図1を用いて、実施形態に係る検出処理の一例について説明する。図1は、実施形態に係る情報処理システム1による検出処理の一例を示す説明図である。図1の例では、情報処理装置100によって未来に関する異常(事象の一例に相当)を検出する検出処理が行われる。
図1に示すように、情報処理システム1には、端末装置10A〜10Cと、情報提供サーバ50と、情報処理装置100とが含まれる。端末装置10A〜10C、情報提供サーバ50、情報処理装置100は、それぞれネットワークと有線または無線により通信可能に接続される。なお、以下では、端末装置10A〜10Cの各装置を区別なく総称する場合には、「端末装置10」と記載する場合がある。
端末装置10は、一例としては、スマートフォンや、PC(Personal Computer)や、タブレット型端末や、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)等の情報処理装置である。例えば、端末装置10は、情報提供サーバ50に各種のリクエストを送信することで、情報提供サーバ50によって提供される各種の情報を受信して表示する。
情報提供サーバ50は、情報提供サービスを提供するWebサーバである。例えば、情報提供サーバ50は、端末装置10からのリクエストに応じて、交通手段の乗換案内や運行情報などといった路線に関する路線情報を端末装置10に提供する。
ここで、例えば、急な天候不良やイベントなどが発生した場合には、通常の場合と比較して駅等に人が多く集まり混雑する場合がある。そこで、情報処理装置100は、端末装置10から送信され情報提供サーバ50に蓄積された情報を用いて、通常の場合と比較して駅が混雑する等といった、過去に関する事象とは異なる未来に関する異常を検出する検出処理を実行する。この点について、図1を用いて詳細に説明する。
まず、端末装置10は、利用者による検索操作を受け付けて、情報提供サーバ50が提供するWebページから経路の検索を実行する(ステップS1)。ここで、端末装置10は、利用者の行動に関する意思を示す意思情報を情報提供サーバ50に送信する。例えば、端末装置10は、意思情報として、利用者が行く予定の場所と、かかる場所へ行く日時とに関する情報を情報提供サーバ50に送信する。一例としては、端末装置10Aは、意思情報として、端末装置10Aの利用者が路線検索において到着地として指定した場所「A駅」と、到着日時として指定した日時「2015年5月25日17:00」とを含む路線検索情報を、検索日時「2015年5月25日9:01」に情報提供サーバ50に送信する。端末装置10Bは、端末装置10Bの利用者が到着地として指定した場所「A駅」と、到着日時として指定した日時「2015年5月25日18:00」とを含む路線検索情報を、検索日時「2015年5月25日9:02」に情報提供サーバ50に送信する。端末装置10Cは、端末装置10Cの利用者が到着地として指定した場所「A駅」と、到着日時として指定した日時「2015年5月25日17:30」とを含む路線検索情報を、検索日時「2015年5月25日9:03」に情報提供サーバ50に送信する。これにより、情報提供サーバ50は、意思情報を端末装置10から受信する。そして、情報提供サーバ50は、端末装置10から受信した意思情報を記憶部に格納する(ステップS2)。
続いて、情報処理装置100は、現時点より過去の行動に関する意思を示す過去意思情報と、かかる過去の行動と対応する行動であって現時点より所定の期間未来の行動に関する意思を示す未来意思情報とを取得する(ステップS3)。例えば、情報処理装置100は、過去意思情報として、意思情報のうち、現時点より過去の行動に関する意思が示された意思情報を情報提供サーバ50から取得する。一例としては、情報処理装置100は、現時点が「2015年5月25日10:00」である場合には、過去意思情報として、利用者が場所「A駅」を到着地として指定し日時「2015年5月18日17:00」を到着日時として指定した路線検索情報を取得する。また、情報処理装置100は、未来意思情報として、意思情報のうち、かかる過去の行動と対応する行動であって現時点より所定の期間未来の行動に関する意思を示す意思情報を情報提供サーバ50から取得する。一例としては、情報処理装置100は、現時点が「2015年5月25日10:00」である場合には、未来意思情報として、利用者が場所「A駅」を到着地として指定し日時「2015年5月25日17:00」を到着日時として指定した路線検索情報を取得する。
そして、情報処理装置100は、取得された過去意思情報及び未来意思情報に基づいて未来に関する異常を検出する(ステップS4)。具体的には、情報処理装置100は、現時点より過去の第1期間に意思が示された未来意思情報と、かかる第1期間に対応する期間であってかかる第1期間より過去の第2期間に意思が示された過去意思情報とを比較して未来に関する異常を検出する。例えば、情報処理装置100は、第1期間に意思が示された未来意思情報の累積と、第2期間に意思が示された過去意思情報の累積とを比較して未来に関する異常を検出する。この点について、図2を用いて説明する。
図2は、検出処理を説明するための説明図である。図2では、グラフの縦軸は、「A駅」を到着駅として指定する路線検索の累積件数を示す。グラフの横軸は、時間を示す。また、図2の例では、現時点は、「2015年5月25日10:00」である。第1期間は、「2015年5月25日0:00〜10:00」である。第2期間は、「2015年5月18日0:00〜10:00」である。また、図2に示すグラフL1は、「2015年5月18日0:00〜10:00」の期間に、利用者が「A駅」を到着駅として指定した路線検索の累積件数を示す。グラフL2は、「2015年5月25日0:00〜10:00」の期間に、利用者が「A駅」を到着駅として指定した路線検索の累積件数を示す。この場合、情報処理装置100は、グラフL1とグラフL2との間の差異を比較して過去に関する事象とは異なる未来に関する異常を検出する。ここで、グラフL1の時点「2015年5月18日10:00」における累積件数は、「4000件」である。一方、グラフL2の時点「2015年5月25日10:00」における累積件数は、「8000件」である。このため、情報処理装置100は、グラフL2より過去の日の同じ時間帯の累積件数であるグラフL1と比較してグラフL2の累積件数が2倍であり著しく多く、また、到着日時として「2015年5月25日17:00〜18:00」の時間が指定された路線検索の数が多いので、現時点「2015年5月25日10:00」より未来である「2015年5月25日17:00〜18:00」に「A駅」が混雑するといった未来に関する異常を検出する。
このように、実施形態に係る情報処理装置100は、現時点より過去の行動に関する意思を示す過去意思情報と、過去の行動と対応する行動であって現時点より所定の期間未来の行動に関する意思を示す未来意思情報とを取得する。また、情報処理装置100は、取得された過去意思情報及び未来意思情報に基づいて未来に関する事象を検出する。
これにより、情報処理装置100は、未来の行動と対応する過去の行動を示す過去意思情報を用いて未来に関する事象を検出するので、未来に関する異常を高い精度で検出することができる。
また、情報処理装置100は、現時点より過去の第1期間に意思が示された未来意思情報と、第1期間に対応する期間であって第1期間より過去の第2期間に意思が示された過去意思情報とを比較して未来に関する事象を検出する。
これにより、情報処理装置100は、現時点より過去の第1期間と第1期間に対応する第2期間との間の意思情報の差異を比較することができるので、未来に関する異常を高い精度で検出することができる。例えば、情報処理装置100は、曜日や時間帯など同じ条件で比較することができるので、未来に関する異常を高い精度で検出することができる。一例としては、情報処理装置100は、「A駅」を到着駅とする路線検索数が過去の対応する期間と比較して多い場合に、未来に関する事象として「A駅」が混雑することを高い精度で検出することができる。また、情報処理装置100は、過去の対応する期間と比較して多い「A駅」を到着駅とする路線検索の到着日時に基づいて、「A駅」が混雑する未来の日時を高い精度で検出することができる。
また、情報処理装置100は、第1期間に意思が示された未来意思情報の累積と、第2期間に意思が示された過去意思情報の累積とを比較して未来に関する事象を検出する。
これにより、情報処理装置100は、未来意思情報の累積の推移と過去意思情報の累積の推移との間の差に基づいて未来に関する事象を検出することができるので、未来に関する異常を高い精度で検出することができる。例えば、情報処理装置100は、異常が発生する場合には未来意思情報の累積が過去意思情報の累積と比較して速いペースで蓄積するので、累積を比較することで未来に関する異常を高い精度で検出することができる。
なお、図1では、情報処理システム1に、3台の端末装置10A〜10Cと、1台の情報提供サーバ50と、1台の情報処理装置100とが含まれる例を示したが、情報処理システム1には、3台に限らず複数台の端末装置10や、複数台の情報提供サーバ50や、複数台の情報処理装置100が含まれてもよい。
また、図1では、説明を簡単にするため、端末装置10A〜10Cが3つの意思情報を送信する例を示したが、実際には不特定多数の端末装置10から意思情報が送信される。そして、情報提供サーバ50は、情報処理装置100による異常の検出に十分な数の意思情報を保持する。
〔1−2.実施形態に係る情報処理装置の構成〕
次に、図3を用いて、実施形態に係る情報処理装置100の構成について説明する。図3は、実施形態に係る情報処理装置100の構成例を示す図である。図3に示すように、情報処理装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。なお、情報処理装置100は、情報処理装置100を利用する管理者等から各種操作を受け付ける入力部(例えば、キーボードやマウス等)や、各種情報を表示するための表示部(例えば、液晶ディスプレイ等)を有してもよい。
(通信部110について)
通信部110は、例えば、NIC等によって実現される。通信部110は、ネットワークと有線または無線で接続され、ネットワークを介して、端末装置10や情報提供サーバ50との間で情報の送受信を行う。
(記憶部120について)
記憶部120は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。記憶部120は、意思情報記憶部121と、累積情報記憶部122と、異常情報記憶部123とを有する。
(意思情報記憶部121について)
意思情報記憶部121は、利用者の行動に関する意思を示す情報を記憶する。具体的には、意思情報記憶部121は、現時点より過去の行動に関する意思を示す過去意思情報と、過去の行動と対応する行動であって現時点より所定の期間未来の行動に関する意思を示す未来意思情報とを記憶する。例えば、意思情報記憶部121は、過去意思情報として、現時点より過去の到着日時と到着地とを含む路線検索情報を記憶する。また、意思情報記憶部121は、未来意思情報として、現時点より所定の期間未来の到着日時と到着地とを含む路線検索情報を記憶する。ここで、図4に、実施形態に係る意思情報記憶部121の一例を示す。図4に示すように、意思情報記憶部121は、「ログID」、「ユーザID」、「検索日時」、「到着地」および「到着日時」といった項目を有する。
「ログID」は、意思情報を識別するための識別情報を示す。例えば、「ログID」は、利用者による路線検索のログを識別する固有の識別子が記憶される。「ユーザID」は、利用者を識別するための識別情報を示す。例えば、「ユーザID」は、路線検索を行なった利用者を識別する固有の識別子が記憶される。「検索日時」は、利用者が検索を行なった日時を示す。例えば、「検索日時」には、利用者が路線検索を実行した日時が記憶される。「到着地」は、利用者が検索で指定した到着の場所を示す。例えば、「到着地」には、利用者が路線検索で指定した到着駅の名称が記憶される。「到着日時」は、利用者が検索で指定した到着の日時を示す。例えば、「到着日時」には、利用者が路線検索で指定した駅に到着する日時が記憶される。
すなわち、図4では、ログID「L11」によって識別される路線検索情報は、ユーザID「U11」のユーザによって検索された情報である例を示している。また、ユーザID「U11」のユーザは、到着地として「A駅」を指定し、到着日時として「2015年5月18日17:00」を指定し、検索日時「2015年5月18日9:01」に路線検索を実行した例を示している。
ここで、現時点が「2015年5月25日10:00」である場合には、ログID「L11」によって識別される路線検索情報は、到着日時「2015年5月18日17:00」が現時点より過去なので、過去意思情報として記憶される。同様に、ログID「L12〜L13」によって識別される路線検索情報は、過去意思情報として記憶される。一方、現時点が「2015年5月25日10:00」である場合には、ログID「L21」によって識別される路線検索情報は、到着日時「2015年5月25日17:00」が現時点より未来なので、未来意思情報として記憶される。同様に、ログID「L22〜L24」によって識別される路線検索情報は、未来意思情報として記憶される。
(累積情報記憶部122について)
累積情報記憶部122は、意思情報の累積に関する情報を記憶する。具体的には、累積情報記憶部122は、場所ごとに、過去意思情報の累積と未来意思情報の累積とを記憶する。例えば、累積情報記憶部122は、過去意思情報の累積として、現時点より過去に到着日時が指定された路線検索の累積数を到着地ごとに記憶する。また、累積情報記憶部122は、未来意思情報の累積として、現時点より所定の期間未来に到着日時が指定された路線検索の累積数を到着地ごとに記憶する。ここで、図5に、実施形態に係る累積情報記憶部122の一例を示す。図5に示すように、累積情報記憶部122は、「場所」、「日付」、「時刻」および「累積検索数」といった項目を有する。
「場所」は、利用者の過去または未来の行動に関する場所を示す。例えば、「場所」には、路線検索で指定された到着地が記憶される。「日付」は、路線検索数を累積する期間の対象となる日を示す。「時刻」は、路線検索数を累積する期間の対象となる日の時刻を示す。「累積検索数」は、路線検索数を累積する期間内に行われた路線検索の累積件数を示す。例えば、「累積検索数」には、意思情報記憶部121に記憶された意思情報のうち、対象となる場所が到着地として指定された路線検索の累積検索数が記憶される。一例としては、「累積検索数」には、路線検索数を累積する期間の対象となる日の時刻までに路線検索が行われた検索数の合計値が記憶される。
すなわち、図5では、「2015年5月18日0:00〜6:00」の期間に、場所「A駅」を到着地として指定する路線検索の累積検索数は、「600件」である例を示している。また、「2015年5月18日6:00〜10:00」の期間に、場所「A駅」を到着地として指定する路線検索の累積検索数は、「2015年5月18日0:00〜6:00」の累積検索数が「600件」であって「2015年5月18日0:00〜10:00」の累積検索数が「4000件」なので、「3400件」である例を示している。
また、図5では、「2015年5月25日0:00〜6:00」の期間に、場所「A駅」を到着地として指定する路線検索の累積検索数は、「700件」である例を示している。また、「2015年5月25日6:00〜10:00」の期間に、場所「A駅」を到着地として指定する路線検索の累積検索数は、「2015年5月25日0:00〜6:00」の累積検索数が「700件」であって「2015年5月25日0:00〜10:00」の累積検索数が「8000件」なので、「7300件」である例を示している。
(異常情報記憶部123について)
異常情報記憶部123は、未来に関する事象に関する情報を記憶する。具体的には、異常情報記憶部123は、未来に異常が起きる場所や日時、異常の内容、異常の原因等を記憶する。ここで、図6に、実施形態に係る異常情報記憶部123の一例を示す。図6に示すように、異常情報記憶部123は、「事象ID」、「事象内容」、「場所」、「日時」および「原因」といった項目を有する。
「事象ID」は、未来に関する事象を識別するための識別情報を示す。例えば、「事象ID」には、未来に発生すると検出された異常を識別する固有の識別子が記憶される。「事象内容」は、未来に関する事象の内容を示す。例えば、「事象内容」には、未来に発生すると検出された異常の内容が記憶される。「場所」は、未来に関する事象が起きる場所を示す。例えば、「場所」には、未来に関する異常の発生場所が記憶される。「日時」は、未来に関する事象が起きる日時を示す。例えば、「日時」には、未来に関する異常の発生日時が記憶される。「原因」は、未来に関する事象の原因を示す。例えば、「原因」には、未来に関する異常が発生する原因が記憶される。
すなわち、図6では、事象ID「Iv1」によって識別される事象の内容は、「混雑」である例を示している。また、事象ID「Iv1」によって識別される事象は、場所「A駅」で、日時「2015年5月25日17:00〜18:00」に起きる例を示している。また、事象ID「Iv1」によって識別される事象の原因は、「花火大会」である例を示している。
(制御部130について)
制御部130は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、情報処理装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(情報処理プログラムの一例に相当)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
制御部130は、図3に示すように、取得部131と、検出部132と、特定部133と、調整部134と、表示制御部135と、送信部136とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部130の内部構成は、図3に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部130が有する各処理部の接続関係は、図3に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
(取得部131について)
取得部131は、現時点より過去の行動に関する意思を示す過去意思情報と、過去の行動と対応する行動であって現時点より所定の期間未来の行動に関する意思を示す未来意思情報とを取得する。具体的には、取得部131は、端末装置10から送信された意思情報を有する情報提供サーバ50から、過去意思情報および未来意思情報を取得する。例えば、取得部131は、過去意思情報として、意思情報のうち、現時点より過去の行動に関する意思が示された意思情報を取得する。一例としては、取得部131は、現時点が「2015年5月25日10:00」である場合には、過去意思情報として、利用者が場所「A駅」を到着地として指定し日時「2015年5月18日17:00」を到着日時として指定した路線検索情報を取得する。また、取得部131は、未来意思情報として、意思情報のうち、かかる過去の行動と対応する行動であって現時点より所定の期間未来の行動に関する意思を示す意思情報を取得する。一例としては、取得部131は、現時点が「2015年5月25日10:00」である場合には、未来意思情報として、利用者が場所「A駅」を到着地として指定し日時「2015年5月25日17:00」を到着日時として指定した路線検索情報を取得する。
また、取得部131は、情報提供サーバ50から意思情報を取得した場合に、取得した意思情報を意思情報記憶部121に格納する。例えば、取得部131は、路線検索情報にログIDを付与し、路線検索情報に含まれるユーザIDと、検索日時と、到着地と、到着日時とをログIDに対応付けて意思情報記憶部121に格納する。また、取得部131は、意思情報記憶部121に意思情報を格納した場合に、累積情報記憶部122に記憶された意思情報の累積を更新する。例えば、取得部131は、意思情報記憶部121に路線検索情報を格納した場合に、累積情報記憶部122のデータ項目のうち、路線検索情報が示す「到着地」と対応する路線検索の「累積検索数」を更新する。
(検出部132について)
検出部132は、取得部131によって取得された過去意思情報及び未来意思情報に基づいて未来に関する事象を検出する。具体的には、検出部132は、現時点より過去の第1期間に意思が示された未来意思情報と、第1期間に対応する期間であって第1期間より過去の第2期間に意思が示された過去意思情報とを比較して未来に関する事象を検出する。例えば、検出部132は、第1期間に意思が示された未来意思情報の累積と、第2期間に意思が示された過去意思情報の累積とを比較して未来に関する事象を検出する。一例としては、検出部132は、同一の到着駅が指定された第1期間の路線検索の累積検索件数と第2期間の路線検索の累積検索件数とを比較して未来に関する事象を検出する。
図5の例では、検出部132は、現時点が「2015年5月25日10:00」である場合には、第1期間「2015年5月25日0:00〜10:00」に意思が示された未来意思情報の累積である路線検索の累積検索数「8000件」と、第2期間「2015年5月18日0:00〜10:00」に意思が示された過去意思情報の累積である路線検索の累積検索数「4000件」とを比較して未来に関する事象を検出する。この場合、検出部132は、未来意思情報の累積が過去意思情報の累積の2倍であり著しく多いので、「A駅」で混雑が発生するといった事象を検出する。また、検出部132は、過去の対応する期間と比較して多い「A駅」を到着駅とする路線検索の到着日時に基づいて、「A駅」が混雑する未来の日時を検出する。例えば、検出部132は、意思情報記憶部121に記憶された意思情報を参照し、図4の例では「2015年5月25日17:00〜18:00」を到着日時として指定した路線検索の数が多いので、「2015年5月25日17:00〜18:00」に「A駅」が混雑するといった未来の異常を検出する。
(特定部133について)
特定部133は、未来意思情報及び過去意思情報に基づいて事象の原因を特定する。具体的には、特定部133は、現時点より過去の第1期間に意思が示された未来意思情報と、第1期間に対応する期間であって第1期間より過去の第2期間に意思が示された過去意思情報との間の差異が所定の閾値以上となる時点から所定の期間内に情報提供サービスによって提供されたコンテンツに基づいて事象の原因を特定する。この点について、図5の例を用いて説明する。
図5の例では、第1期間「2015年5月25日0:00〜10:00」に意思が示された未来意思情報の累積である路線検索の累積検索数「8000件」と、第2期間「2015年5月18日0:00〜10:00」に意思が示された過去意思情報の累積である路線検索の累積検索数「4000件」との間の差異は、「4000件」である。ここで、所定の閾値は、「4000件」であるものとする。この場合、特定部133は、第1期間の未来意思情報と第2期間の過去意思情報との間の差異が所定の閾値「4000件」以上となる時点「2015年5月25日10:00」から所定の期間内に情報提供サービスによって提供されたコンテンツに基づいて事象の原因を特定する。例えば、特定部133は、「2015年5月25日10:00」から1時間以内である「2015年5月25日9:00〜10:00」に、ユーザの投稿やつぶやきをWeb上で共有する投稿サービスやニュースサイト、SNS(Social Networking Service)などに投稿された記事に基づいて事象の原因を特定する。ここで、特定部133は、未来の行動に関する場所を示す場所情報に基づいて事象の原因を特定する。具体的には、特定部133は、情報提供サービスが提供するコンテンツの中で、場所情報が示す場所と共起する特徴語に基づいて事象の原因を特定する。例えば、場所情報は、未来の行動に関する場所として、路線検索における到着地「A駅」を示すものとする。また、投稿サービスが提供する投稿記事の中では、場所「A駅」と「花火大会」とが共起しているものとする。この場合、特定部133は、「A駅」における事象「混雑」の原因として「花火大会」を特定する。
また、特定部133は、特定した事象の原因を異常情報記憶部123に格納する。例えば、特定部133は、「A駅」における事象「混雑」に事象IDを付与し、事象内容「混雑」と、場所「A駅」と、日時「2015年5月25日17:00〜18:00」と、原因「花火大会」とを事象IDに対応付けて異常情報記憶部123に格納する。
(調整部134について)
調整部134は、取得部131によって取得された過去意思情報及び未来意思情報に基づいて、未来の行動に関する予測値を算出するモデルを調整する。具体的には、調整部134は、過去意思情報の推移と未来意思情報の推移とを学習することでモデルを調整する。例えば、調整部134は、モデルによって算出される予測値の推移と未来意思情報の推移との間の差が小さくなるようにモデルを調整する。この点について、図7を用いて説明する。
図7は、モデルの調整を説明するための説明図である。図7では、グラフの縦軸は、「A駅」を到着駅として指定する路線検索の累積件数を示す。グラフの横軸は、時間を示す。また、図7の例では、現時点は、「2015年5月25日10:00」である。また、図7に示すグラフL11は、「2015年5月18日0:00〜24:00」の期間に、利用者が「A駅」を到着駅として指定した路線検索の累積件数を示す。グラフL21は、「2015年5月25日0:00〜10:00」の期間に、利用者が「A駅」を到着駅として指定した路線検索の累積件数を示す。グラフL22は、現時点「2015年5月25日10:00」より未来である「2015年5月25日10:00〜24:00」の期間に利用者が「A駅」を到着駅として指定する路線検索の累積件数の予測値を示す。グラフL22の予測値は、「2015年5月18日0:00〜24:00」の過去意思情報の推移などを学習したモデルによって算出される予測値である。ここで、調整部134は、「2015年5月18日0:00〜24:00」の過去意思情報の推移と、「2015年5月25日0:00〜10:00」の未来意思情報の推移とを学習することでモデルを調整する。例えば、調整部134は、モデルによって算出される予測値の推移と未来意思情報の推移との間の差が小さくなるようにモデルを調整する。図7の例では、調整部134は、モデルによって算出される予測値の推移L22が未来意思情報の推移を示すグラフL23に近づくようにモデルを調整する。一例としては、調整部134は、未来意思情報の累積の推移が過去意思情報の累積の推移と比較して蓄積されるペースが速いほどモデルによって算出される予測値が高くなるように調整する。一方、調整部134は、未来意思情報の累積の推移が過去意思情報の累積の推移と比較して蓄積されるペースが遅いほどモデルによって算出される予測値が低くなるように調整する。例えば、調整部134は、未来意思情報の累積の推移が過去意思情報の累積の推移と比較して0.93倍のペースで蓄積されている場合には、モデルによって算出される予測値が0.93倍になるように調整する。
ここで、図8を用いて、情報処理システム1による未来に関する異常を検出する検出処理、異常の原因を特定する特定処理、モデルを調整する調整処理の流れを説明する。図8は、情報処理システム1における全体の処理の流れを説明するための説明図である。図8に示すように、情報処理装置100は、まず、意思情報を情報提供サーバ50から取得する(ステップS11)。続いて、情報処理装置100は、取得した意思情報である過去意思情報および未来意思情報に基づいて、未来に関する異常を検出する(ステップS12)。その後、情報処理装置100は、未来意思情報及び過去意思情報に基づいて異常の原因を特定する(ステップS13)。また、情報処理装置100は、過去意思情報及び未来意思情報に基づいて、未来の行動に関する予測値を算出するモデルを調整する(ステップS14)。また、情報処理装置100は、検出した異常に関する情報を異常情報記憶部123に格納する(ステップS15)。例えば、情報処理装置100は、特定した原因と対応付けて異常に関する情報を異常情報記憶部123に格納する。なお、情報処理装置100は、上述した順に限らず、ステップS12より先にステップS14の処理を実行してもよい。
(表示制御部135について)
表示制御部135は、検出部132によって検出された事象に関する情報を、過去意思情報及び未来意思情報を受け付ける情報提供サービスが提供するコンテンツに表示させる。具体的には、表示制御部135は、情報提供サービスが提供する路線情報(例えば、路線検索結果)または予定情報(例えば、スケジューラ)に事象を表示させる。例えば、表示制御部135は、ユーザが端末装置10を操作して路線情報を検索した場合に、路線情報の検索結果に異常に関する情報を掲載して端末装置10に表示させる。この点について、図9を用いて説明する。
図9は、画面の一例を示す図である。ユーザが端末装置10を操作して路線情報を検索した場合には、図9に示すように、路線情報の検索結果画面W1が端末装置10に表示される。ここで、検索結果画面W1には、異常に関する情報として、「混雑が予想されます」といった混雑情報LKが掲載される。また、ユーザが端末装置10を操作して、検索結果画面W1の混雑情報LKを選択した場合には、図9に示すように、混雑情報LKの詳細を示す詳細画面W2が端末装置10に表示される。詳細画面W2には、検出部132によって検出された異常「混雑」が発生する場所PL「A駅」と、日時TI「2015年5月25日17:00〜18:00」と、特定部133によって特定された異常の原因RE「花火大会」とが掲載される。
ここで、図10を用いて、情報処理システム1による表示処理の流れについて説明する。図10は、情報処理システム1による表示処理の流れを説明するための説明図である。図10に示すように、まず、端末装置10は、ユーザからの操作を受け付けて、路線の経路を検索する(ステップS21)。これにより、情報提供サーバ50は、端末装置10から検索結果のリクエストを受信する。その後、情報提供サーバ50は、異常に関する情報のリクエストを情報処理装置100に送信する(ステップS22)。例えば、情報提供サーバ50は、現在日に発生する異常に関する情報のリクエストを送信する。続いて、情報処理装置100は、異常に関する情報のリクエストを受信した場合に、異常情報記憶部123から異常に関する情報を抽出して情報提供サーバ50に送信する(ステップS23)。例えば、情報処理装置100は、異常情報記憶部123から異常の日時が現在日と一致する異常に関する情報を抽出して情報提供サーバ50に送信する。その後、情報提供サーバ50は、ユーザによって検索された経路内で発生する異常がある場合には、かかる異常に関する情報が記載された検索結果を端末装置10に送信する。そして、端末装置10は、異常に関する情報が掲載された検索結果を表示する(ステップS24)。なお、情報提供サーバ50は、ユーザによって検索された経路内で発生する異常がない場合には、通常の検索結果を端末装置10に送信する。そして、端末装置10は、通常の検索結果を表示する。
(送信部136について)
送信部136は、各種の情報を情報提供サーバ50に送信する。具体的には、送信部136は、表示制御部135によって生成される制御情報を情報提供サーバ50に送信する。例えば、送信部136は、情報提供サーバ50からリクエストがあった場合に、異常情報記憶部123に記憶された異常に関する情報を表示させる制御情報を情報提供サーバ50に送信する。一例としては、送信部136は、異常に関する情報として、異常の内容、異常が発生する場所、異常が発生する日時、異常の原因等といった情報を表示させる制御情報を情報提供サーバ50に送信する。
〔1−3.実施形態に係る情報処理手順〕
次に、図11を用いて、実施形態に係る情報処理装置100による処理の手順について説明する。図11は、実施形態に係る情報処理装置100による情報処理手順を示すフローチャートである。
図11に示すように、情報処理装置100は、現時点より過去の行動に関する意思を示す過去意思情報と、過去の行動と対応する行動であって現時点より所定の期間未来の行動に関する意思を示す未来意思情報とを取得する(ステップS101)。続いて、情報処理装置100は、取得した過去意思情報と未来意思情報とを意思情報記憶部121に格納する(ステップS102)。
そして、情報処理装置100は、取得された過去意思情報及び未来意思情報に基づいて未来に関する異常を検出する(ステップS103)。具体的には、情報処理装置100は、現時点より過去の第1期間に意思が示された未来意思情報と、第1期間に対応する期間であって第1期間より過去の第2期間に意思が示された過去意思情報とを比較して未来に関する異常を検出する。例えば、情報処理装置100は、第1期間に意思が示された未来意思情報の累積と、第2期間に意思が示された過去意思情報の累積とを比較して未来に関する異常を検出する。
その後、情報処理装置100は、未来意思情報及び過去意思情報に基づいて異常の原因を特定する(ステップS104)。具体的には、情報処理装置100は、現時点より過去の第1期間に意思が示された未来意思情報と、第1期間に対応する期間であって第1期間より過去の第2期間に意思が示された過去意思情報との間の差異が所定の閾値以上となる時点から所定の期間内に情報提供サービスによって提供されたコンテンツに基づいて異常の原因を特定する。例えば、情報処理装置100は、未来の行動に関する場所を示す場所情報に基づいて異常の原因を特定する。一例としては、情報処理装置100は、情報提供サービスが提供するコンテンツの中で、場所情報が示す場所と共起する特徴語に基づいて異常の原因を特定する。そして、情報処理装置100は、特定した異常の原因を異常情報記憶部123に格納する(ステップS105)。例えば、情報処理装置100は、検出した異常に事象IDを付与し、事象内容と、場所と、日時と、原因とを事象IDに対応付けて異常情報記憶部123に格納する。
また、情報処理装置100は、取得された過去意思情報及び未来意思情報に基づいて、未来の行動に関する予測値を算出するモデルを調整する(ステップS106)。具体的には、情報処理装置100は、過去意思情報の推移と未来意思情報の推移とを学習することでモデルを調整する。例えば、情報処理装置100は、予測値の推移と未来意思情報の推移との間の差が小さくなるようにモデルを調整する。
また、情報処理装置100は、異常に関する情報を表示制御する(ステップS107)。具体的には、情報処理装置100は、検出された異常に関する情報を、過去意思情報及び未来意思情報を受け付ける情報提供サービスが提供するコンテンツに表示させる表示制御を行なう。例えば、情報処理装置100は、情報提供サービスが提供する路線情報または予定情報に異常に関する情報を表示させる。
〔1−4.実施形態の効果〕
上述してきたように、実施形態に係る情報処理装置100は、取得部131と、検出部132とを有する。取得部131は、現時点より過去の行動に関する意思を示す過去意思情報と、過去の行動と対応する行動であって現時点より所定の期間未来の行動に関する意思を示す未来意思情報とを取得する。検出部132は、取得部131によって取得された過去意思情報及び未来意思情報に基づいて未来に関する事象を検出する。これにより、情報処理装置100は、未来の行動と対応する過去の行動を示す過去意思情報を用いて未来に関する事象を検出するので、未来に関する異常を高い精度で検出することができる。
また、実施形態に係る情報処理装置100において、検出部132は、現時点より過去の第1期間に意思が示された未来意思情報と、第1期間に対応する期間であって第1期間より過去の第2期間に意思が示された過去意思情報とを比較して未来に関する事象を検出する。これにより、情報処理装置100は、現時点より過去の第1期間と第1期間に対応する第2期間との間の意思情報の差異を比較することができるので、未来に関する異常を高い精度で検出することができる。例えば、情報処理装置100は、曜日や時間帯など同じ条件で比較することができるので、未来に関する異常を高い精度で検出することができる。一例としては、情報処理装置100は、「A駅」を到着駅とする路線検索数が過去の対応する期間と比較して多い場合に、未来に関する事象として「A駅」が混雑することを高い精度で検出することができる。また、情報処理装置100は、過去の対応する期間と比較して多い「A駅」を到着駅とする路線検索の到着日時に基づいて、「A駅」が混雑する未来の日時を高い精度で検出することができる。
また、実施形態に係る情報処理装置100において、検出部132は、第1期間に意思が示された未来意思情報の累積と、第2期間に意思が示された過去意思情報の累積とを比較して未来に関する事象を検出する。これにより、情報処理装置100は、未来意思情報の累積の推移と過去意思情報の累積の推移との間の差に基づいて未来に関する事象を検出することができるので、未来に関する異常を高い精度で検出することができる。例えば、情報処理装置100は、異常が発生する場合には未来意思情報の累積が過去意思情報の累積と比較して速いペースで蓄積するので、累積を比較することで未来に関する異常を高い精度で検出することができる。
また、実施形態に係る情報処理装置100は、未来意思情報及び過去意思情報に基づいて事象の原因を特定する特定部133をさらに備えてもよい。これにより、情報処理装置100は、利用者の意思に基づいて事象の原因を特定するので、事象の原因を高い精度で特定することができる。
また、実施形態に係る情報処理装置100において、特定部133は、現時点より過去の第1期間に意思が示された未来意思情報と、第1期間に対応する期間であって第1期間より過去の第2期間に意思が示された過去意思情報との間の差異が所定の閾値以上となる時点から所定の期間内に情報提供サービスによって提供されたコンテンツに基づいて事象の原因を特定する。これにより、情報処理装置100は、過去意思情報と未来意思情報との間の差が大きくなった時間から所定の期間内に発生したリアルタイムな情報を用いて事象の原因を特定するので、事象の原因を高い精度で特定することができる。
また、実施形態に係る情報処理装置100において、特定部133は、未来の行動に関する場所を示す場所情報に基づいて事象の原因を特定する。これにより、情報処理装置100は、事象と関連する場所から原因を特定することができるので、事象の原因を高い精度で特定することができる。
また、実施形態に係る情報処理装置100において、特定部133は、情報提供サービスが提供するコンテンツの中で、場所情報が示す場所と共起する特徴語に基づいて事象の原因を特定する。これにより、情報処理装置100は、信憑性の高い情報に基づいて事象の原因を特定することができるので、事象の原因を高い精度で特定することができる。
また、実施形態に係る情報処理装置100は、検出部132によって検出された事象に関する情報を、過去意思情報及び未来意思情報を受け付ける情報提供サービスが提供するコンテンツに表示させる表示制御部135をさらに備えてもよい。これにより、情報処理装置100は、事象に関する情報を利用者の端末装置10に表示させることができるので、事象を利用者に把握させることができる。
また、実施形態に係る情報処理装置100において、表示制御部135は、情報提供サービスが提供する路線情報または予定情報に事象を表示させる。これにより、情報処理装置100は、例えば路線情報を検索する利用者等の端末装置10に事象に関する情報を表示させることができるので、利用者の利便性を高めることができる。
また、実施形態に係る情報処理装置100は、取得部131によって取得された過去意思情報及び未来意思情報に基づいて、未来の行動に関する予測値を算出するモデルを調整する調整部134をさらに備えてもよい。これにより、情報処理装置100は、未来意思情報と過去意思情報とをモデルに学習させることができるので、モデルが算出する予測値の精度を高めることができる。
また、実施形態に係る情報処理装置100において、調整部134は、過去意思情報の推移と未来意思情報の推移とを学習することでモデルを調整する。これにより、情報処理装置100は、現時点までの未来意思情報の推移と過去意思情報の推移とをモデルに学習させることができるので、モデルが算出する予測値の精度を高めることができる。
また、実施形態に係る情報処理装置100において、調整部134は予測値の推移と未来意思情報の推移との間の差が小さくなるようにモデルを調整する。これにより、情報処理装置100は、モデルが算出する予測値の誤差を小さくすることができるので、予測値の精度を高めることができる。
〔2.変形例〕
上述した実施形態に係る情報処理装置100は、上記実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。そこで、以下では、上記の情報処理装置100の他の実施形態について説明する。
〔2−1.モデルの調整〕
上記の実施形態では、情報処理装置100が過去意思情報及び未来意思情報に基づいて未来の行動に関する予測値を算出するモデルを調整する例を挙げて説明した。ここで、情報処理装置100は、過去意思情報及び未来意思情報に含まれる各種の情報を素性としてモデルを調整してもよい。
具体的には、情報処理装置100の調整部134は、過去意思情報及び未来意思情報に含まれる場所、日時又は環境に関する情報のうち少なくとも一つを素性として過去意思情報及び未来意思情報を学習することでモデルを調整する。例えば、調整部134は、「駅」、「駅の種類」、「曜日」、「時間」、「天候」等といった各種のパラメータを素性として、過去意思情報及び未来意思情報の時間経過に伴う蓄積の仕方を学習することでモデルを調整する。
このように、変形例に係る情報処理装置100は、過去意思情報及び未来意思情報に含まれる場所、日時又は環境に関する情報のうち少なくとも一つを素性として過去意思情報及び未来意思情報を学習することでモデルを調整する。これにより、情報処理装置100は、各種のパラメータに基づいて過去意思情報及び未来意思情報を学習することができるので、モデルの精度を高めることができる。
また、情報処理装置100の調整部134は、過去意思情報及び未来意思情報の推移の平均に基づいてモデルを調整してもよい。また、調整部134は、蓄積された過去意思情報及び未来意思情報に対してノイズ処理を実行し、ノイズを除去した過去意思情報及び未来意思情報を学習してモデルを調整してもよい。また、調整部134は、線形分類器を用いてモデルを調整してもよい。また、調整部134は、行列分解等の工夫を加えてモデルを調整してもよい。これにより、情報処理装置100は、モデルの精度をより高めることができる。
〔2−2.表示制御〕
上記の実施形態では、情報処理装置100が事象に関する情報を過去意思情報及び未来意思情報を受け付ける情報提供サービスが提供するコンテンツに表示させる例を挙げて説明した。ここで、情報処理装置100は、事象に関する情報として各種の情報を表示させるように制御してもよい。
具体的には、情報処理装置100の表示制御部135は、調整部134によって調整されたモデルから算出される予測値を、過去意思情報及び未来意思情報を受け付ける情報提供サービスが提供するコンテンツに表示させる。例えば、表示制御部135は、調整部134によって調整されたモデルから算出される予測値を、情報提供サービスが提供する路線情報または予定情報に表示させる。一例としては、表示制御部135は、調整部134によって調整されたモデルから算出される予測値に基づく電車の混雑率を、路線情報の検索結果に表示させる。
このように、変形例に係る情報処理装置100は、調整部134によって調整されたモデルから算出される予測値を、過去意思情報及び未来意思情報を受け付ける情報提供サービスが提供するコンテンツに表示させる。これにより、情報処理装置100は、未来の事象に関する予測値を利用者の端末装置10に表示させることができるので、未来の状況を利用者に把握させることができる。このため、情報処理装置100は、利用者の利便性を向上させることができる。
また、変形例に係る情報処理装置100は、調整部134によって調整されたモデルから算出される予測値を、情報提供サービスが提供する路線情報または予定情報に表示させる。これにより、情報処理装置100は、予測値に基づく混雑率等を路線情報の検索結果やスケジュール等に表示させることができるので、未来の混雑具合等を利用者に把握させることができる。このため、情報処理装置100は、利用者の利便性を向上させることができる。
〔2−3.適用対象〕
上記の実施形態では、情報処理装置100が未来に関する事象として路線検索における混雑状況を予測する例を挙げて説明した。ここで、情報処理装置100は、路線検索に限らず各種のサービスに、未来に関する事象の検出やモデルの調整を適用してもよい。
具体的には、情報処理装置100は、ショッピングサービスにおける商品の売上予測に適用してもよい。この場合、情報処理装置100は、例えば、過去意思情報及び未来意思情報として、現時点より過去の行動に関する意思を示す決済情報と、過去の行動と対応する行動であって現時点より所定の期間未来の行動に関する意思を示す予約情報とを用いて、未来における商品の売り上げがどの程度か予測を行なう。
また、他の例では、情報処理装置100は、銘柄検索における株価予測に適用してもよい。この場合、情報処理装置100は、例えば、株価分析指数の一つであるKWレシオを用いて、未来における株価がどの程度か予測を行なう。
これにより、情報処理装置100は、各種のサービスにおいて未来の状況を予測することができるので、サービスを効率良く提供することができる。例えば、情報処理装置100は、商品の売り上げを予測することができるので、商品の仕入れ数や生産数を適切な数に調整することで各種の費用を抑制することができる。また、他の例では、情報処理装置100は、未来の株価を予測することができるので、現時点が買い時か売り時かを示す有益な情報を利用者に提供することができる。
〔2−4.変形例の効果〕
上述してきたように、変形例に係る情報処理装置100において、調整部134は、過去意思情報及び未来意思情報に含まれる場所、日時又は環境に関する情報のうち少なくとも一つを素性として過去意思情報及び未来意思情報を学習することでモデルを調整する。
これにより、変形例に係る情報処理装置100は、各種のパラメータに基づいて過去意思情報及び未来意思情報を学習することができるので、モデルの精度を高めることができる。
また、変形例に係る情報処理装置100において、表示制御部135は、調整部134によって調整されたモデルから算出される予測値を、過去意思情報及び未来意思情報を受け付ける情報提供サービスが提供するコンテンツに表示させる。
これにより、変形例に係る情報処理装置100は、未来の事象に関する予測値を利用者の端末装置10に表示させることができるので、未来の状況を利用者に把握させることができる。このため、情報処理装置100は、利用者の利便性を向上させることができる。
また、変形例に係る情報処理装置100において、表示制御部135は、調整部134によって調整されたモデルから算出される予測値を、情報提供サービスが提供する路線情報または予定情報に表示させる。
これにより、変形例に係る情報処理装置100は、予測値に基づく混雑率等を路線情報の検索結果やスケジュール等に表示させることができるので、未来の混雑具合等を利用者に把握させることができる。このため、情報処理装置100は、利用者の利便性を向上させることができる。
〔3.その他〕
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
例えば、図4に示した意思情報記憶部121は、情報処理装置100が保持せずに、ストレージサーバ等に保持されてもよい。この場合、情報処理装置100は、ストレージサーバにアクセスすることで、過去意思情報や未来意思情報を取得する。
また、情報処理装置100は、調整処理は行わず、検出処理のみを行う情報処理装置であってもよい。この場合、情報処理装置は、調整部134を有しない。そして、例えば、調整部134を有する情報処理装置がモデルの調整を行なう。また、情報処理装置100は、検出処理は行わず、調整処理のみを行う情報処理装置であってもよい。この場合、情報処理装置は、検出部132を有しない。そして、例えば、検出部132を有する情報処理装置が未来に関する事象の検出を行なう。なお、検出処理及び調整処理は、必ずしも両方の処理を実行する必要はなく、いずれか一方の処理のみが行われてもよい。
また、上述してきた実施形態に係る情報処理装置100は、例えば図12に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。以下、情報処理装置100を例に挙げて説明する。図12は、情報処理装置100の機能を実現するコンピュータ1000の一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、およびメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
CPU1100は、ROM1300またはHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、および、かかるプログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス1500は、通信網Nを介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータを通信網Nを介して他の機器へ送信する。
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、および、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、生成したデータを入出力インターフェイス1600を介して出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
例えば、コンピュータ1000が実施形態に係る情報処理装置100として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部130の機能を実現する。また、HDD1400には、記憶部120内のデータが格納される。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から通信網Nを介してこれらのプログラムを取得してもよい。
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
また、上述した情報処理装置100は、複数のサーバコンピュータで実現してもよく、また、機能によっては外部のプラットフォーム等をAPI(Application Programming Interface)やネットワークコンピューティングなどで呼び出して実現するなど、構成は柔軟に変更できる。
また、特許請求の範囲に記載した「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、受信部は、受信手段や受信回路に読み替えることができる。
1 情報処理システム
10 端末装置
50 情報提供サーバ
100 情報処理装置
121 意思情報記憶部
122 累積情報記憶部
123 異常情報記憶部
131 取得部
132 検出部
133 特定部
134 調整部
135 表示制御部
136 送信部

Claims (14)

  1. 現時点より過去の行動に関する意思を示す過去意思情報と、前記過去の行動と対応する行動であって現時点より所定の期間未来の行動に関する意思を示す未来意思情報であって、当該未来の行動を実行する際の条件を含む未来意思情報とを取得し、取得した過去意思情報と未来意思情報とを所定の記憶部に格納する取得部と、
    前記所定の記憶部を参照して、前記取得部によって取得された現時点より過去の第1期間に前記未来意思情報に対応する意思が示された回数と、当該第1期間に対応する期間であって当該第1期間より過去の第2期間に前記過去意思情報に対応する意思が示された回数とを比較して差異が所定の閾値以上となる場合、当該未来意思情報に対応する意思が示された前記条件ごとの回数をそれぞれ比較することで前記未来に関する事象を検出する検出部と
    を備えたことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記検出部は、
    前記第1期間に意思が示された未来意思情報に対応する意思が示された回数の累積と、前記第2期間に意思が示された過去意思情報に対応する意思が示された回数の累積とを比較して前記未来に関する事象を検出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 情報提供サービスが提供するコンテンツであって、前記未来の行動を実行する際の条件を含むコンテンツに基づいて前記事象の原因を特定する特定部
    をさらに備えることを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記特定部は、
    現時点より過去の第1期間に意思が示された未来意思情報と、当該第1期間に対応する期間であって当該第1期間より過去の第2期間に意思が示された過去意思情報との間の差異が所定の閾値以上となる時点から所定の期間内に情報提供サービスによって提供されたコンテンツであって、前記未来の行動を実行する際の条件を含むコンテンツに基づいて前記事象の原因を特定する
    ことを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記特定部は、
    情報提供サービスが提供するコンテンツの中で、前記未来の行動に関する場所と共起する特徴語に基づいて前記事象の原因を特定する
    ことを特徴とする請求項3または4に記載の情報処理装置。
  6. 前記検出部によって検出された事象に関する情報を、前記過去意思情報及び前記未来意思情報を受け付ける情報提供サービスが提供するコンテンツに表示させる表示制御部
    をさらに備えることを特徴とする請求項1〜のいずれか一つに記載の情報処理装置。
  7. 前記表示制御部は、
    前記情報提供サービスが提供する路線情報または予定情報に前記事象を表示させる
    ことを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  8. 前記取得部によって取得された前記過去意思情報の推移と前記未来意思情報の推移とを学習することで、前記未来の行動に関する予測値を算出するモデルを調整する調整部
    をさらに備えることを特徴とする請求項1〜のいずれか一つに記載の情報処理装置。
  9. 前記調整部は、
    前記予測値の推移と前記未来意思情報の推移との間の差が小さくなるように前記モデルを調整する
    ことを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  10. 前記調整部は、
    前記過去意思情報及び前記未来意思情報に含まれる場所、日時又は環境に関する情報のうち少なくとも一つを素性として前記過去意思情報及び前記未来意思情報を学習することでモデルを調整する
    ことを特徴とする請求項8または9に記載の情報処理装置。
  11. 前記調整部によって調整されたモデルから算出される予測値を、前記過去意思情報及び前記未来意思情報を受け付ける情報提供サービスが提供するコンテンツに表示させる表示制御部
    をさらに備えることを特徴とする請求項10のいずれか一つに記載の情報処理装置。
  12. 前記表示制御部は、
    前記調整部によって調整されたモデルから算出される予測値を、前記情報提供サービスが提供する路線情報または予定情報に表示させる
    ことを特徴とする請求項11に記載の情報処理装置。
  13. 所定の記憶部を含む情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
    現時点より過去の行動に関する意思を示す過去意思情報と、前記過去の行動と対応する行動であって現時点より所定の期間未来の行動に関する意思を示す未来意思情報であって、当該未来の行動を実行する際の条件を含む未来意思情報とを取得し、取得した過去意思情報と未来意思情報とを前記所定の記憶部に格納する取得工程と、
    前記所定の記憶部を参照して、前記取得工程によって取得された現時点より過去の第1期間に前記未来意思情報に対応する意思が示された回数と、当該第1期間に対応する期間であって当該第1期間より過去の第2期間に前記過去意思情報に対応する意思が示された回数とを比較して差異が所定の閾値以上となる場合、当該未来意思情報に対応する意思が示された前記条件ごとの回数をそれぞれ比較することで前記未来に関する事象を検出する検出工程と
    を含んだことを特徴とする情報処理方法。
  14. 現時点より過去の行動に関する意思を示す過去意思情報と、前記過去の行動と対応する行動であって現時点より所定の期間未来の行動に関する意思を示す未来意思情報であって、当該未来の行動を実行する際の条件を含む未来意思情報とを取得し、取得した過去意思情報と未来意思情報とを所定の記憶部に格納する取得手順と、
    前記所定の記憶部を参照して、前記取得手順によって取得された現時点より過去の第1期間に前記未来意思情報に対応する意思が示された回数と、当該第1期間に対応する期間であって当該第1期間より過去の第2期間に前記過去意思情報に対応する意思が示された回数とを比較して差異が所定の閾値以上となる場合、当該未来意思情報に対応する意思が示された前記条件ごとの回数をそれぞれ比較することで前記未来に関する事象を検出する検出手順と
    をコンピュータに実行させることを特徴とする情報処理プログラム。
JP2015124204A 2015-06-19 2015-06-19 情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム Active JP6283001B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015124204A JP6283001B2 (ja) 2015-06-19 2015-06-19 情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015124204A JP6283001B2 (ja) 2015-06-19 2015-06-19 情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017010223A JP2017010223A (ja) 2017-01-12
JP6283001B2 true JP6283001B2 (ja) 2018-02-21

Family

ID=57763608

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015124204A Active JP6283001B2 (ja) 2015-06-19 2015-06-19 情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6283001B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6814115B2 (ja) * 2017-09-04 2021-01-13 ヤフー株式会社 特定装置、特定方法および特定プログラム
JP6677264B2 (ja) * 2018-01-23 2020-04-08 トヨタ自動車株式会社 需要予測装置、回送計画生成装置、ユーザモデル生成装置、および方法
JP6542943B1 (ja) * 2018-04-11 2019-07-10 ヤフー株式会社 情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム
JP2020160960A (ja) * 2019-03-27 2020-10-01 株式会社日立製作所 移動支援システム及び方法

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4548167B2 (ja) * 2005-03-22 2010-09-22 富士通株式会社 混雑状況案内装置
JP2010169441A (ja) * 2009-01-20 2010-08-05 Pioneer Electronic Corp 情報出力端末、情報出力方法、情報出力プログラムおよび記録媒体
JP5560026B2 (ja) * 2009-12-02 2014-07-23 株式会社ゼンリンデータコム 地図表示装置、地図表示方法及び地図表示プログラム
JP6239235B2 (ja) * 2013-01-11 2017-11-29 株式会社ナビタイムジャパン 情報処理システム、情報処理サーバ、情報処理方法、および、情報処理プログラム
JP6190627B2 (ja) * 2013-05-31 2017-08-30 株式会社ナビタイムジャパン 情報処理システム、情報処理サーバ、情報処理方法、および、情報処理プログラム
JP6170772B2 (ja) * 2013-07-24 2017-07-26 株式会社ナビタイムジャパン 情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム
JP6450143B2 (ja) * 2014-10-20 2019-01-09 株式会社Nttドコモ 持ち物提案装置及び持ち物提案方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017010223A (ja) 2017-01-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10462602B2 (en) Passive check-in
US9164863B2 (en) Detecting relative crowd density via client devices
JP6283001B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム
US9659087B2 (en) Unsupervised prioritization and visualization of clusters
JP6101756B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム
JP6814115B2 (ja) 特定装置、特定方法および特定プログラム
US10963920B2 (en) Web page viewership prediction
US20200252673A1 (en) Media content distribution system and methods for use therewith
JP5767144B2 (ja) 経路検索システムを用いた混雑度予測装置および混雑度予測プログラム
US11778457B2 (en) Integration of content distribution systems with device detection systems in physical venues
KR20200042964A (ko) 네트워크 시스템의 예측 세션 분석기
US11210363B1 (en) Managing prefetching of content from third party websites by client devices based on prediction of user interactions
KR102447691B1 (ko) 전환에 대한 다양한 사용자 상호작용의 공헌의 결정
US10371538B2 (en) Determining directions for users within a venue to meet in the venue
JP6542943B1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム
US20180097800A1 (en) Identifying users based on federated user identifiers
JP7142058B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム
JP7293171B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム
JP2017045098A (ja) サービス連携管理システム、装置、方法及びプログラム
US11093555B2 (en) Determining correlations between locations associated with a label and physical locations based on information received from users providing physical locations to an online system
US20140244750A1 (en) Intelligent, mobile, location-aware news reader application for commuters
JP2021060681A (ja) 表示制御装置、表示制御方法および表示制御プログラム
JP7123099B2 (ja) 提供装置、提供方法及び提供プログラム
JP7212652B2 (ja) 端末装置、制御方法、制御プログラム、情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム
US11695670B2 (en) Distributed computing system for intensive video processing

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170207

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20170209

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20170512

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170523

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170721

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171010

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171211

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171226

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180125

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6283001

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250