JP6278915B2 - 荷重伝達部材 - Google Patents

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Description

本発明は、パネル部材に取付けられる荷重伝達部材に関する。
車両、特に自動車には、車体側面からの衝突、所謂側突に対して、車体外部からの荷重を車両用シートのシートロッドを介して車体へ伝達するための荷重伝達部材が設けられているものがある(例えば、特許文献1参照。)
特許文献1では、荷重伝達部材(側突パッド)が、車室ドアのアウタパネルとインナパネルとの間に配置されたアウタ側パッドと、インナパネルを挟んでアウタ側パッドの反対側、すなわち、インナパネルとドアトリムとの間に配置したインナ側パッドとで構成されている。
特開2009−6838号公報
ところで、特許文献1に開示された側突パッドは、アウタ側パッドとインナ側パッドでインナパネルを挟み、その状態でアウタ側パッドとインナ側パッドをねじ止めなどでインナパネルに取り付ける構造のため、取り付け難く、取り付け作業に時間を要するおそれがある。
本発明は上記事実を考慮し、パネル部材への取り付け作業が容易な荷重伝達部材を提供することを目的とする。
本発明の第1態様に記載の荷重伝達部材は、パネル部材の一方の面に取り付けられる第1荷重伝達部材と、前記パネル部材の他方の面で前記第1荷重伝達部材に対応した位置に取り付けられ、前記第1荷重伝達部材から前記パネル部材を介して荷重が伝達される第2荷重伝達部材と、前記第1荷重伝達部材及び前記第2荷重伝達部材の少なくとも一方に設けられ、前記パネル部材へ仮止めするための仮止め手段と、を有する
第1態様に記載の荷重伝達部材では、第1荷重伝達部材及び第2荷重伝達部材の少なくとも一方を仮止め手段でパネル部材に仮止めできるため、例えば、仮止めできない構成と比べて、荷重伝達部材のパネル部材への取り付け作業が容易になる。
本発明の第2態様に記載の荷重伝達部材は、第1態様に記載の荷重伝達部材において、前記仮止め手段は、前記パネル部材に設けられた被引掛部に引っ掛けられるフック部を有する。
第2態様に記載の荷重伝達部材では、第1荷重伝達部材及び第2荷重伝達部材の少なくとも一方をパネル部材の引掛部にフック部を引っ掛ける簡単な作業でパネル部材に仮止めできる。
本発明の第3態様に記載の荷重伝達部材は、第1態様又は第2態様に記載の荷重伝達部材において、前記仮止め手段は、前記パネル部材に設けられた係合孔の縁部に挿入されて係合する係合爪を有する。
第2態様に記載の荷重伝達部材では、第1荷重伝達部材及び第2荷重伝達部材の少なくとも一方をパネル部材の係合孔の縁部に係合爪を係合させる簡単な作業でパネル部材に仮止めできる。
本発明の第4態様に記載の荷重伝達部材は、第1態様第3態様何れか一態様に記載の荷重伝達部材において、前記第1荷重伝達部材と前記第2荷重伝達部材とを前記パネル部材を挟んだ状態で係合させる係合手段を有する。
第4態様に記載の荷重伝達部材では、パネル部材を挟んだ状態で第1荷重伝達部材と第2荷重伝達部材が係合手段によって係合される。このため、第1荷重伝達部材からパネル部材を介して第2荷重伝達部材へ荷重が伝達されるときに、第1荷重伝達部材と第2荷重伝達部材との間に位置ずれが生じるのが抑制される。これにより、第1荷重伝達部材からの荷重を確実に第2荷重伝達部材へ伝達することができる。
本発明の第5態様に記載の荷重伝達部材は、第4態様に記載の荷重伝達部材において、前記係合手段は、前記パネル部材に設けられた取付孔を通り、前記第1荷重伝達部材と前記第2荷重伝達部材とを前記パネル部材を挟んだ状態で締結して前記パネル部材に取り付けるための締結具と、前記第1荷重伝達部材と前記第2荷重伝達部材とにそれぞれ設けられ、前記締結具が挿入される挿入孔と、を有する。
第5態様に記載の荷重伝達部材では、第1荷重伝達部材と第2荷重伝達部材がパネル部材を挟んだ状態で締結具を第1荷重伝達部材の挿入孔(又は第2荷重伝達部材の挿入孔)とパネル部材の取付孔を通して第2荷重伝達部材の挿入孔(又は第1荷重伝達部材の挿入孔)に挿入し、第1荷重伝達部材と第2荷重伝達部材を締結することで、第1荷重伝達部材と第2荷重伝達部材とがパネル部材に強固に固定される。これにより、第1荷重伝達部材からの荷重をより確実に第2荷重伝達部材へ伝達することができる。
本発明の第6態様に記載の荷重伝達部材は、第5態様に記載の荷重伝達部材において、前記第1荷重伝達部材及び前記第2荷重伝達部材の何れか一方の前記挿入孔の縁部には、前記取付孔に挿入される位置決め用の突起が設けられている。
第6態様に記載の荷重伝達部材では、第1荷重伝達部材及び第2荷重伝達部材の何れか一方の挿入孔の縁部に設けられた突起をパネル部材の取付孔に挿入することで、縁部に突起が設けられた挿入孔と取付孔との位置決めがなされる。このように縁部に突起が設けられた挿入孔と取付孔とを容易に位置決めできるため、締結具を用いた締結作業が容易になり、荷重伝達部材のパネル部材への取り付け作業がさらに容易になる。
本発明の第7態様に記載の荷重伝達部材は、第1態様第6態様の何れか一態様に記載の荷重伝達部材において、前記第1荷重伝達部材及び前記第2荷重伝達部材の少なくとも一方に持ち手部が設けられている。
第7態様に記載の荷重伝達部材では、第1荷重伝達部材及び第2荷重伝達部材の少なくとも一方を持ち手部を持ちながらパネル部材へ仮止めできるため、荷重伝達部材のパネル部材への取り付け作業がさらに容易になる。
本発明の第8態様に記載の荷重伝達部材は、第1態様第7態様の何れか一態様に記載の荷重伝達部材において、前記パネル部材が自動車用ドアのインナパネルであり、前記第1荷重伝達部材が前記インナパネルの車体外側の面に取り付けられ、前記第2荷重伝達部材が前記インナパネルの車体内側の面に取り付けられる。
第8態様に記載の荷重伝達部材では、自動車用ドアのインナパネルの車体外側の面に第1荷重伝達部材が取り付けられ、インナパネルの車体内側の面に第2荷重伝達部材が取り付けられる。このため、自動車用ドアに対して車体外部から荷重が作用した場合、荷重の一部が第1荷重伝達部材に作用し、第1荷重伝達部材で受けた荷重がパネル部材を介して第2荷重伝達部材へ伝達される。第2荷重伝達部材で受けた荷重は、例えば、車体に固定された固定部材を介して車体に伝達されて吸収される。
本発明は、上記構成としたので、パネル部材への取り付け作業が容易な荷重伝達部材を提供することができる。
第1実施形態の荷重伝達部材をパネル部材に取り付けた状態で車体内側から見た斜視図である。 第1実施形態の荷重伝達部材をパネル部材に取り付けた状態で車体外側から見た斜視図である。 第1実施形態の荷重伝達部材を第1荷重伝達部材と第2荷重伝達部材とに分解した状態を示す分解斜視図である。 第1実施形態の第2荷重伝達部材を車体内側から見た平面図である。 図4の5−5線に沿った端面図である。 図4の6−6線に沿った端面図である。 図4の7−7線に沿った端面図である。 図4の8−8線に沿った端面図である。 図4の9−9線に沿った端面図である。 図4の10−10線に沿った端面図である。 第1実施形態の爪部の斜視図である。 第1施形態の荷重伝達部材が取付けられたサイドドアを車体外側から見た車体側面図である。 第1施形態の荷重伝達部材が取付けられたサイドドアを車体上下方向に沿って切断した断面図である。 図13のサイドドアに車体外部から荷重が作用した状態を示す、サイドドアを車体上下方向に沿って切断した断面図である。
次に、本発明に係る荷重伝達部材の一実施形態を図1〜図14を用いて説明する。
なお、一部の図面に示す矢印UPは車体上方、INは車体幅方向の内側、FRは車体前方を示す。
図12に示されるように、自動車の車体20の後側部にはリヤサイドドア22(本発明の自動車用のドアの一例)が設けられている。また、リヤサイドドア22の内部には、図示しない乗員着座用シートの座部に対応する位置にインパクトビーム23と荷重伝達部材30とが配設されている。インパクトビーム23は長尺状となっており、前端部23Aがリヤサイドドア22の前端部に、後端部23Bがリヤサイドドア22の後端部にそれぞれ固定されている。
図13に示されるように、リヤサイドドア22は、車体外側に設けられたアウタパネル24と、車体内側に設けられたインナパネル26とを備えている。なお、本実施形態のインナパネル26は、本発明のパネル部材の一例である。
アウタパネル24とインナパネル26は、互いの周縁部が溶接などにより接合されている。また、アウタパネル24とインナパネル26との間には、空間が形成されており、この空間に後述する外側荷重伝達部材32とインパクトビーム23とが配設されている。インパクトビーム23の両端部を除く中間部23Cは、円筒形状とされており、リヤサイドドア22のアウタパネル24の裏面に沿って配置されている。また、このインナパネル26の車体内側(ここでは車室側)にはドア内装材(ドアトリム)25が取り付けられている。
次に、荷重伝達部材30の構成について説明する。
図1及び図2に示されるように、荷重伝達部材30は、インナパネル26の一方の面である車体外側の面26Aに取り付けられる外側荷重伝達部材32と、インナパネル26の他方の面である車体内側の面26Bで外側荷重伝達部材32に対応した位置に取り付けられる内側荷重伝達部材34と、を備えている。図14に示されるように、リヤサイドドア22に外部から荷重が作用した場合、荷重の一部が外側荷重伝達部材32からインナパネル26を介して内側荷重伝達部材34へ伝達される。なお、荷重伝達の詳細については後述する。なお、本実施形態の外側荷重伝達部材32は、本発明の第1荷重伝達部材の一例であり、本実施形態の内側荷重伝達部材34は、本発明の第2荷重伝達部材の一例である。
図3及び図5に示されるように、外側荷重伝達部材32は、板部36と、この板部36の一方の面(図5では左側の面)に立設された複数のリブ38と、板部36の一方の面に立設されてすべてのリブ38を包囲する包囲壁40とを備えている。
板部36は、略四角形状とされ、周縁部に沿って包囲壁40が形成されている。この包囲壁40は、板部36と外形が略同じ四角筒状とされ、内側に複数のリブ38が略格子状に配列されている。リブ38は、板部36からの高さが包囲壁40の高さと同じとされている。すなわち、リブ38の先端面は包囲壁40の先端面と面一となっている。
また、外側荷重伝達部材32は、インナパネル26へ仮止めするためのフック部42と爪部44,46と、インナパネル26へ取り付けるための取付部48,50と、持ち手部52とを備えている。
図3及び図5に示されるように、フック部42は、包囲壁40の一の壁部(図3及び図5では上壁部)の先端部から包囲壁40の内側(図3及び図5では下側)に向かって屈曲して延出する板状部であり、インナパネル26に設けられた開口27の縁部27Aに引っ掛けられるようになっている。このフック部42をインナパネル26の開口27の縁部27Aに引っ掛けることで、外側荷重伝達部材32がインナパネル26に仮止めされる。なお、本実施形態のフック部42は、本発明の仮止め手段の一例であり、本実施形態のインナパネル26の開口27の縁部27Aは、本発明の被引掛部の一例である。
図3に示されるように、取付部48は、包囲壁40のフック部42が設けられた壁部と隣接する壁部(図3では右側壁部)に立設された板状部であり、先端部48Aに締結具53(本実施形態では、ねじ部材)が挿入される挿入孔54(図8参照)が形成されている。
一方、取付部50は、包囲壁40のフック部42が設けられた壁部と反対側の壁部(図3では下壁部)に立設された板状部であり、先端部50Aに締結具55(本実施形態では、ねじ部材)が挿入される挿入孔56(図9参照)が形成されている。これらの取付部48,50にそれぞれ設けられた挿入孔54,56は、インナパネル26に設けられた取付孔28,29にそれぞれ対応した位置に設けられている。なお、本実施形態では、取付孔28よりも挿入孔54の径が小径とされ、取付孔29よりも挿入孔56の径が小径とされている。また、本実施形態では、挿入孔54の径が締結具53のねじ部が捩じ込まれる大きさ(図8参照)に設定され、挿入孔56の径が締結具55のねじ部が捩じ込まれる大きさ(図9参照)に設定されている。
図11に示されるように、取付部48の先端部48Aに設けられた挿入孔54の縁部には、取付孔28に挿入される位置決め用の突起58が挿入孔54を挟んで一対設けられている。この突起58の外周面は取付孔28の内周面に沿った形状とされている。これら一対の突起58が取付孔28に挿入されると、それぞれの外周面が取付孔28の内周面に当接して取付孔28に対する挿入孔54の位置決めがなされる。
また、突起58の先端部には、該先端部から挿入孔54の縁部に沿うように湾曲しながら延びる弾性変形可能な板状片60が設けられている。この板状片60は先端が自由端とされている。また、板状片60の先端部には、爪部44が設けられている。この爪部44は、板状片60の先端部外周から張り出した部分であり、取付孔28の縁部28Aに係合可能とされている。また、爪部44の外周面は、突起58の先端側から根元側に向かって挿入孔54の径方向外側に張り出すように傾斜している。また、一対の突起58にそれぞれ設けられる板状片60は、挿入孔54の縁部に沿って同じ方向に延びている。ここで、取付孔28に突起58を挿入する際には、爪部44の外周面が取付孔28の縁部28Aに当接して、爪部44が挿入孔54の径方向内側に退避するように板状片60が弾性変形する。そして、爪部44が取付孔28を通り抜けた後は、板状片60が復元して爪部44が取付孔28の縁部にそれぞれ係合する(図8参照)。すなわち、取付孔28に一対の突起58を挿入し、それぞれの爪部44を取付孔28の縁部28Aにそれぞれ係合させることで、取付孔28と挿入孔54とを位置決めした状態で外側荷重伝達部材32がインナパネル26に仮止めされる。なお、本実施形態の爪部44は、本発明の仮止め手段の一例であり、本実施形態の取付孔28は、本発明の取付孔で且つ係合孔の一例である。
また、取付部50の先端部50Aに設けられた挿入孔56の縁部には、取付孔29に挿入される位置決め用の突起58が挿入孔56を挟んで一対設けられている。この突起62の外周面は取付孔29の内周面に沿った形状とされている。これら一対の突起62が取付孔29に挿入されると、それぞれの外周面が取付孔29の内周面に接触して取付孔29に対する挿入孔56の位置決めがなされる。
突起62の先端部には、該先端部から挿入孔56の縁部に沿うように湾曲しながら延びる弾性変形可能な板状片64が設けられている。この板状片64は先端が自由端とされている。また、板状片64の先端部には、爪部46が設けられている。この爪部46は、板状片64の先端部外周から張り出した部分であり、取付孔29の縁部29Aに係合可能とされている。また、爪部46の外周面は、突起62の先端側から根元側に向かって挿入孔56の径方向外側に張り出すように傾斜している。また、一対の突起62にそれぞれ設けられる板状片64は、挿入孔56の縁部に沿って同じ方向に延びている。ここで、取付孔29に突起62を挿入する際には、爪部46の外周面が取付孔29の縁部29Aに当接して、爪部46が挿入孔54の径方向内側に退避するように板状片64が弾性変形する。そして、爪部46が取付孔29を通り抜けた後は、板状片64が復元して爪部46が取付孔29の縁部29Aにそれぞれ係合する(図9参照)。すなわち、取付孔29に一対の突起62を挿入し、それぞれの爪部46を取付孔29の縁部29Aにそれぞれ係合させることで、取付孔29と挿入孔56とを位置決めした状態で外側荷重伝達部材32がインナパネル26に仮止めされる。なお、本実施形態の爪部46は、本発明の仮止め手段の一例であり、本実施形態の取付孔29は、本発明の取付孔で且つ係合孔の一例である。
図2及び図3に示されるように、持ち手部52は、包囲壁40の取付部50が設けられた壁部と反対側の壁部(図3では左側壁部)に立設された板状部であり、作業者が外側荷重伝達部材32をインナパネル26に取り付ける際に、持つことが可能な部分である。
図2、図5及び図6に示されるように、外側荷重伝達部材32は、板部36の他方の面(図5では右側の面)に立設された複数のリブ66と、板部36の他方の面に立設されてすべてのリブ66を包囲する包囲壁68とを備えている。なお、本実施形態では、包囲壁40と包囲壁68とが上面及び両側面において連続しているが、本発明はこの構成に限定されず、連続していなくてもよい。
複数のリブ66及び包囲壁68は、外側荷重伝達部材32をリヤサイドドアへ22に取り付けた状態においてインパクトビーム23(図2参照)と干渉しないように、板部36のフック部42側(図3では上側)に設けられている。また、リブ66は、板部36からの高さが包囲壁68の高さと同じとされている。すなわち、リブ66の先端面は包囲壁68の先端面と面一となっている。なお、本実施形態の板部36は、フック部42が形成された部分に貫通孔が形成されている。
図1、図3及び図5に示されるように、内側荷重伝達部材34は、板部70と、この板部70の一方の面(図5では左側の面)に立設された複数のリブ72と、板部70の一方の面に立設されてすべてのリブ72を包囲する包囲壁74とを備えている。
板部70は、略四角形状とされ、周縁部に沿って包囲壁74が形成されている。この包囲壁74は、板部70と外形が略同じ四角筒形状とされ、内側に複数のリブ72が略格子状に配列されている。リブ72は、板部70からの高さが包囲壁74の高さと同じとされている。すなわち、リブ72の先端面は包囲壁74の先端面と面一となっている。
また、内側荷重伝達部材34は、インナパネル26へ取り付けるための取付部76,78を備えている。
図3及び図4に示されるように、取付部76は、包囲壁74の一の壁部(図3及び図4では右側壁部)に立設された板状部であり、先端部76Aに締結具53が挿入される挿入孔80(図8参照)が形成されている。具体的には、取付部76は、内側荷重伝達部材34をインナパネル26へ取り付けた状態で外側荷重伝達部材32の取付部48と概ね対応する位置に設けられている。
一方、取付部78は、包囲壁74の取付部76が設けられた壁部と隣接する壁部(図3及び図4では下壁部)に立設された板状部であり、先端部78Aに締結具55が挿入される挿入孔82(図9参照)が形成されている。
これらの取付部76,78にそれぞれ設けられた挿入孔80,82は、インナパネル26に設けられた取付孔28,29にそれぞれ対応した位置に設けられている。なお、本実施形態では、挿入孔80の径が挿入孔54よりも大径とされ、挿入孔82の径が挿入孔56よりも大径とされている。また、挿入孔82は取付位置のアジャスト用として長孔とされている。
また、包囲壁74の取付部76が設けられた壁部と反対側の壁部(図3では左側壁部)には、板状部84が立設されている。この板状部84の先端部84Aには、一部が開放されたC字状の開口部86(図4及び図10参照)が形成されている。この開口部86にはトリムクリップ88が嵌め込まれる。トリムクリップ88は、先端部がインナパネル26に設けられたクリップ用孔26Cに取り付けられるようになっている。具体的には、トリムクリップ88は、縮径可能な先端部がクリップ用孔26Cに縮径状態で挿入され、縮径状態から復元することでクリップ用孔26Cの縁部と係合し、クリップ用孔26Cに取り付けられる。
また、取付部76には、一部が開放されたC字状の開口部90(図4及び図7参照)が形成されている。この開口部90には、トリムクリップ92が嵌め込まれる。トリムクリップ92は、先端部がインナパネル26に設けられたクリップ用孔26Dに取り付けられるようになっている。具体的には、トリムクリップ92は、縮径可能な先端部がクリップ用孔26Dに縮径状態で挿入され、縮径状態から復元することでクリップ用孔26Dの縁部と係合し、クリップ用孔26Dに取り付けられる。
また、トリムクリップ88,92をクリップ用孔26C,26Dにそれぞれ取り付けることで、取付孔28,29と挿入孔80,82とをそれぞれ位置決めした状態で内側荷重伝達部材34がインナパネル26に仮止めされる。なお、本実施形態のトリムクリップ88,92は、本発明の仮止め手段の一例である。
次に、荷重伝達部材30をインナパネル26に取り付ける手順について説明する。
まず、外側荷重伝達部材32のフック部42をインナパネル26の面26A側からインナパネル26の開口27の縁部27Aに引っ掛け、爪部44,46をインナパネル26の取付孔28,29にそれぞれ係合させて(引っ掛けて)外側荷重伝達部材32をインナパネル26に仮止めする。
次に、内側荷重伝達部材34に装着されたトリムクリップ88,92をインナパネル26の面26B側からインナパネル26のクリップ用孔26C,26Dにそれぞれ取り付けて内側荷重伝達部材34をインナパネル26に仮止めする。
そして、インナパネル26を挟んで外側荷重伝達部材32及び内側荷重伝達部材34を仮止めした状態で、車体内側から座金を付けた締結具53を挿入孔80及び取付孔28を通して挿入孔54に捩じ込みかつ、座金を付けた締結具55を挿入孔82及び取付孔29を通して挿入孔56に捩じ込む。これにより、外側荷重伝達部材32と内側荷重伝達部材34とがインナパネル26を挟んだ状態で締結される。すなわち、インナパネル26に荷重伝達部材30が取り付けられる。なお、本実施形態の締結具53,55と、挿入孔54,56と、挿入孔80,82とは、本発明の係合手段の一例である。
なお、外側荷重伝達部材32及び内側荷重伝達部材34をインナパネル26に仮止めする手順については、内側荷重伝達部材34をインナパネル26の面26Bに仮止めした後、外側荷重伝達部材32をインナパネル26の面26Aに仮止めしてもよい。
次に、荷重伝達部材30を用いて車体外部からの荷重を車体20へ伝達する流れについて説明する。
図14に示されるように、例えば、他車両等の衝突体Kがリヤサイドドア22に車体幅方向外側から車体幅内側へ向かって(図14の矢印A方向)衝突した場合、インパクトビーム23が衝突荷重を受けるため、リヤサイドドア22の車室内側方向への変形が抑制される。インパクトビーム23が受けた衝突荷重は、リヤサイドドア22と車体20との接続部分から車体20へ伝達されて吸収(分散)される。一方、衝突荷重を受けてインパクトビーム23やアウタパネル24が変形し、外側荷重伝達部材32に当接した場合、衝突荷重の一部が外側荷重伝達部材32に伝達される。ここで、外側荷重伝達部材32で受けた衝突荷重は、インナパネル26を介して内側荷重伝達部材34へ伝達される。そして、内側荷重伝達部材34で受けた衝突荷重はドア内装材25を介して車体20に固定されたアンダ側のリインフォースメント21等に伝達されて車体20に吸収(分散)される。このため、衝突体Kが車体20のリヤサイドドア22に車体幅方向外側から車体幅内側へ向かって衝突した場合でも、リヤサイドドア22が車体幅方向内側に変形するのが抑制される、すなわち、車室空間が保持される。
本実施形態の荷重伝達部材30では、外側荷重伝達部材32と内側荷重伝達部材34とでインナパネル26を挟んでいるため、外側荷重伝達部材32のリブ38と内側荷重伝達部材34のリブ72との位置関係によって荷重伝達の効率が変動し難く、外側荷重伝達部材32からの荷重がインナパネル26を介して内側荷重伝達部材34へ安定して伝達される。
次に、本実施形態の荷重伝達部材30の作用及び効果について説明する。
本実施形態の荷重伝達部材30では、外側荷重伝達部材32をフック部42と爪部44,46を用いてインナパネル26の面26Aに仮止めでき、内側荷重伝達部材34をトリムクリップ88,92とを用いてインナパネル26の面26Bに仮止めできるため、例えば、外側荷重伝達部材32及び内側荷重伝達部材34の少なくも一方を仮止めできない構成と比べて、荷重伝達部材30のインナパネル26への取り付け作業が容易になる。特に、外側荷重伝達部材32は、フック部42をインナパネル26の開口27の縁部27Aに引っ掛けた後で、爪部44をインナパネル26の取付孔28の縁部28Aに係合させると共に爪部46をインナパネル26の取付孔29の縁部29Aに係合させるという簡単な作業で外側荷重伝達部材32をインナパネル26に仮止めできる。また、内側荷重伝達部材34は、トリムクリップ88をインナパネル26のクリップ用孔26Cに取り付ける(トリムクリップ88の先端部をクリップ用孔26Cの縁部に係合させる)と共に、トリムクリップ92をインナパネル26のクリップ用孔26Dに取り付ける(トリムクリップ92の先端部をクリップ用孔26Dの縁部に係合させる)という簡単な作業で内側荷重伝達部材34をインナパネル26に仮止めできる。
本実施形態の荷重伝達部材30では、インナパネル26を挟んだ状態で締結具53,55などを用いて外側荷重伝達部材32と内側荷重伝達部材34を締結するため、外側荷重伝達部材32と内側荷重伝達部材34とがインナパネル26に強固に固定される。このため、外側荷重伝達部材32からインナパネル26を介して内側荷重伝達部材34へ荷重が伝達されるときに、外側荷重伝達部材32と内側荷重伝達部材34との間に位置ずれが生じるのが抑制され、外側荷重伝達部材32からの荷重を確実に内側荷重伝達部材34へ伝達することができる。
また、本実施形態の荷重伝達部材30では、外側荷重伝達部材32の挿入孔54の縁部に立設された一対の突起58を取付孔28に挿入することで挿入孔54と取付孔28との位置決めがなされ、挿入孔56縁部に立設された一対の突起62を取付孔29に挿入することで挿入孔56と取付孔29との位置決めがなされる。すなわち、本実施形態では、外側荷重伝達部材32の挿入孔54,56と取付孔28,29とを容易に位置決めできる。このため、締結具53,55を用いた外側荷重伝達部材32と内側荷重伝達部材34との締結作業が容易になり、荷重伝達部材30のインナパネル26への取り付け作業がさらに容易になる。
またさらに、本実施形態の荷重伝達部材30では、外側荷重伝達部材32に持ち手部52を設けていることから、持ち手部52を持ちながら外側荷重伝達部材32をインナパネル26へ仮止めできるため、荷重伝達部材30のインナパネル26への取り付け作業がさらに容易になる。
また、本実施形態の荷重伝達部材30では、車体内側から締結具53を外側荷重伝達部材32の挿入孔80とインナパネル26の取付孔28を通して挿入孔54に捩じ込み、締結具55を外側荷重伝達部材32の挿入孔82とインナパネル26の取付孔29を通して挿入孔56に捩じ込むことで、外側荷重伝達部材32と内側荷重伝達部材34とを締結することができる。すなわち、一方からの作業で外側荷重伝達部材32と内側荷重伝達部材34とを締結することができるため、外側荷重伝達部材32と内側荷重伝達部材34とをインナパネル26へ取り付ける作業が容易になる。
またさらに、本実施形態の荷重伝達部材30では、位置決め用の突起58,62の先端部側にそれぞれ爪部44,46を設けていることから、例えば、位置決め用の突起と、仮止め用の爪部を別々に設けるものと比べて、外側荷重伝達部材32の構造を簡単にでき、さらに、インナパネル26に形成される孔数の増加を抑制できる。
(その他の実施形態)
前述の実施形態では、インナパネル26の開口27の縁部27Aにフック部42を引っ掛ける構成としているが、本発明はこの構成に限定されない。例えば、インナパネル26の面26Aにフック部42を引っ掛けるための専用部分(本発明の被引掛部の一例)を設け、この専用部分にフック部42を引っ掛ける構成としてもよい。
前述の実施形態では、締結具53を挿入孔80と取付孔28を通して挿入孔54に捩じ込み、締結具55を挿入孔82と取付孔29を通して挿入孔56に捩じ込むことで、外側荷重伝達部材32と内側荷重伝達部材34とを締結する構成としているが本発明はこの構成に限定されない。例えば、締結具53を挿入孔80と取付孔28と挿入孔54を通して図示しないナット部材に捩じ込み、締結具55を挿入孔82と取付孔29と挿入孔56を通して図示しない他のナット部材に捩じ込んで外側荷重伝達部材32と内側荷重伝達部材34とを締結する構成としてもよい。
また、前述の実施形態では、締結具53と締結具55を用いて外側荷重伝達部材32と内側荷重伝達部材34とを締結する構成としているが、本発明はこの構成に限定されない。例えば、外側荷重伝達部材32及び内側荷重伝達部材34の一方に係止部を設け、外側荷重伝達部材32及び内側荷重伝達部材34の他方に係止部に係止される被係止部を設けて、これら係止部及び被係止部を用いてインナパネル26を挟んだ状態で外側荷重伝達部材32及び内側荷重伝達部材34を係止(係合)させてもよい。なお、係止部及び被係止部としては、例えば、弾性変形可能な係止爪と、この係止爪が縁部に引っ掛かる係止孔としてもよい。
またさらに、前述の実施形態では、外側荷重伝達部材32の取付部48と内側荷重伝達部材34の取付部76とをインナパネル26の同じ位置(取付孔28の位置)で締結具53を用いて締結し、取付部50と取付部78とをインナパネル26の同じ位置(取付孔29の位置)で締結具55を用いて締結する構成としているが、本発明はこの構成に限定されない。例えば、外側荷重伝達部材32の取付部48と内側荷重伝達部材34の取付部76とをインナパネル26の別々の位置で締結具を用いて締結してもよいし、取付部50と取付部78とをインナパネル26の別々の位置で締結具を用いて締結してもよいし、取付部48と取付部76及び取付部50と取付部78をインナパネル26のそれぞれ別々の位置で締結具を用いて締結してもよい。
前述の実施形態では、突起58の先端部側に爪部44を設け、突起62の先端部側に爪部46を設ける構成としているが、本発明はこの構成に限定されない。突起58と爪部44を別々に設けかつ、突起62と爪部46を別々に設ける構成としてもよい。
前述の実施形態では、外側荷重伝達部材32にフック部42を設ける構成としているが、本発明はこの構成に限定されず、内側荷重伝達部材34にフック部を設ける構成としてもよいし、外側荷重伝達部材32と内側荷重伝達部材34にそれぞれフック部を設ける構成としてもよい。
また、前述の実施形態では、外側荷重伝達部材32の挿入孔54,56のそれぞれの縁部に取付孔28,29との位置決め用の突起58,62をそれぞれ設けかつ、突起58,62の先端部側にそれぞれ爪部44,46を設ける構成としているが、本発明はこの構成に限定されない。例えば、内側荷重伝達部材34の挿入孔80,82のそれぞれの縁部に取付孔28,29との位置決め用の突起をそれぞれ設けかつ、これらの突起の先端部側にそれぞれ爪部44,46を設ける構成としてもよい。
前述の実施形態では、持ち手部52を包囲壁40の取付部50が設けられた壁部と反対側の壁部(図3では左側壁部)に設ける構成としているが、本発明はこの構成に限定されない。例えば、持ち手部52を包囲壁40の他の壁部に設ける構成としてもよい。また、外側荷重伝達部材32に加えて、内側荷重伝達部材34の包囲壁74の壁部に持ち手部を設ける構成としてもよいし、内側荷重伝達部材34のみに持ち手部を設ける構成としてもよい。
なお、本実施形態の荷重伝達部材30は、車体20のリヤサイドドア22のインナパネル以外にフロントサイドドアのインナパネルやバックドアのインナパネル等にも適用可能である。またさらに、本実施形態の荷重伝達部材30は、自動車の車体以外のパネル部材にも適用可能である。
20 車体
22 リヤサイドドア(自動車用ドア)
26 インナパネル(パネル部材)
26A 一方の面
26B 他方の面
27 開口
27A 縁部
28,29 取付孔(パネル部材の取付孔,パネル部材の係合孔)
28A,29A 縁部
30 荷重伝達部材
32 外側荷重伝達部材(第1荷重伝達部材)
34 内側荷重伝達部材(第2荷重伝達部材)
42 フック部(仮止め手段)
44,46 爪部(仮止め手段)
52 持ち手部
53,55 締結具
54,56 挿入孔
58,62 突起
80,82 挿入孔
88,92 トリムクリップ(仮止め手段)

Claims (5)

  1. パネル部材の一方の面に取り付けられる第1荷重伝達部材と、
    前記パネル部材の他方の面で前記第1荷重伝達部材に対応した位置に取り付けられ、前記第1荷重伝達部材から前記パネル部材を介して荷重が伝達される第2荷重伝達部材と、
    前記第1荷重伝達部材及び前記第2荷重伝達部材の少なくとも一方に設けられ、前記パネル部材へ仮止めするための仮止め手段と、
    前記第1荷重伝達部材と前記第2荷重伝達部材とを前記パネル部材を挟んだ状態で係合させる係合手段と、
    を有し、
    前記係合手段は、前記パネル部材に設けられた取付孔を通り、前記第1荷重伝達部材と前記第2荷重伝達部材とを前記パネル部材を挟んだ状態で締結して前記パネル部材に取り付けるための締結具と、前記第1荷重伝達部材と前記第2荷重伝達部材とにそれぞれ設けられ、前記締結具が挿入される挿入孔と、を有し、
    前記第1荷重伝達部材及び前記第2荷重伝達部材の何れか一方の前記挿入孔の縁部には、前記取付孔に挿入される位置決め用の突起が設けられており、
    前記仮止め手段は、前記突起の先端側に設けられ、前記取付孔の縁部に係合する爪部を有する、荷重伝達部材。
  2. 前記仮止め手段は、前記パネル部材に設けられた被引掛部に引っ掛けられるフック部を有する、請求項1に記載の荷重伝達部材。
  3. 前記突起は、前記挿入孔の縁部に対向して一対設けられており、
    前記突起の先端部には、該先端部から前記挿入孔の縁部に沿うように湾曲しながら延び、先端が自由端とされた弾性変形可能な板状片が設けられ、
    前記爪部は、前記板状片の先端部外周から張り出した部分であり、前記取付孔の縁部に係合可能とされ、
    一対の前記突起にそれぞれ設けられる前記板状片が前記挿入孔の縁部に沿って同じ方向に延びている、請求項1又は請求項2に記載の荷重伝達部材。
  4. 前記第1荷重伝達部材及び前記第2荷重伝達部材の少なくとも一方に板状の持ち手部が設けられている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の荷重伝達部材。
  5. 前記パネル部材が自動車用ドアのインナパネルであり、
    前記第1荷重伝達部材が前記インナパネルの車体外側の面に取り付けられ、
    前記第2荷重伝達部材が前記インナパネルの車体内側の面に取り付けられる、請求項1〜4のいずれか1項に記載の荷重伝達部材。
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