JP6278718B2 - 設定入力装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ユーザから温度や風速など各種のパラメータに関する設定操作を受ける設定入力装置に関する。
空調装置や暖房装置などの動作は、ユーザが設定した温度や風量などの設定値に従って制御される。また、エアコンなどは、予め設定した時間に運転を開始させたり停止させたりすることができる。
通常、エアコンなどでは、運転時間に関する設定と、温度や風量など運転中の制御パラメータに関する設定は別々に行われる。運転時間については、おはようタイマー、お休みタイマーなど複数種類の設定が可能であっても、温度や風量などの設定は一種類しかできない場合が多い。
しかし、空調装置や暖房装置などでは、時刻毎に温度や風量などを自在に設定できることが望まれる。たとえば、就寝前は、寝付きを良くするためにやや低めの温度に部屋を暖房しておきたいが、朝起きるときには、十分暖かい温度にしたい、といった要求がある。
下記特許文献1には、農作物を栽培するためのハウス内の温度を制御する温度制御装置であって、24時間分の時刻毎の温度を容易に設定することのできる温度制御装置が開示されている。この温度制御装置では、操作パネルの表示部に、横軸を時間(0〜24時)、縦軸を温度とした座標を表示し、該座標上に、予め記憶されている温度特性を折れ線グラフで表示する。この座標には、縦線状の時刻カーソルが表示されており、ユーザは、時刻カーソルの位置を所定の操作釦を操作して左右に移動させることができる。時刻が指定されると、時刻カーソルと折れ線グラフとの交点上に温度カーソルが表示される。ユーザは、温度設定用の操作釦を操作して温度カーソルを上下させることで、指定した時刻の設定温度を自在に変更することができるようになっている。
特開2009−268427号公報
特許文献1に開示の温度制御装置では、折れ線グラフを見ながら24時間分の各時刻の温度を設定変更できるが、希望の時刻の温度を変更するためには、まず、操作釦を操作して時刻カーソルを希望の時刻の位置に移動させた後、別の操作釦を操作してその時刻の設定温度を変更しなければならず、操作が煩雑であった。また、予め登録されている折れ線グラフに対する変更操作しかできないので、これと大きく異なる温度特性を設定するには、多くの手間を要する。
なお、時刻毎に設定値を変えたい制御パラメータは温湿度や風量、風速、風向に限定されない。たとえば、留守中に部屋の照明のON/OFFや明るさやTVを見ているがごとく見えるように色温度を何度も変化させたい、といった要請などもある。さらには、時刻を含まない2つのパラメータ(たとえば、温度と風量)に関する特性を容易に設定したいといった要請もある。
本発明は、上記の問題を解決しようとするものであり、装置のON/OFFや温度を時刻毎に設定する等の複雑な設定を容易に行うことのできる設定入力装置を提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
[1]表示部と、
前記表示部の画面上に設けられ、指でタッチされた位置を検出するタッチスクリーンと、
ユーザが入力した設定値を認識する設定認識部と
を備え、
前記設定認識部は、前記表示部に第1パラメータに対応する第1軸と第2パラメータに対応する第2軸とを有しかつ前記第2軸に第3パラメータをさらに割り当てた所定の座標を表示し、前記タッチスクリーンにタッチした指によって前記座標上に描かれた第1の線グラフについては、該第1の線グラフの各点に対応する前記第1パラメータの値と前記第2パラメータの値の組み合わせの集合をユーザの入力した所定の装置の動作を制御するための第1の設定値として取得し、前記座標上に描かれた第2の線グラフについては、該第2の線グラフの各点に対応する前記第1パラメータの値と前記第3パラメータの値の組み合わせの集合をユーザの入力した前記所定の装置の動作を制御するための第2の設定値として取得し
さらに前記設定認識部は、前記第1パラメータの値が増加する向きに描かれた線グラフは前記第1の線グラフとして扱い、前記第1パラメータの値が減少する向きに描かれた線グラフは前記第2の線グラフとして扱う、
ことを特徴とする設定入力装置。
上記発明では、表示部に表示された座標上に指でグラフを描くと、そのグラフの示す値の集合が、所定の装置の動作を制御するための、ユーザの入力した設定値として取得される。1つのグラフを描くだけで、多数の設定値を容易に設定することができる。
上記発明では、第1パラメータに対応する第1軸と第2パラメータに対応する第2軸とを有する座標を表示し、該座標上に描かれた線グラフの各点に対応する値の組み合わせの集合が、ユーザの入力した設定値として取得される。
上記発明では、1つの座標上で、第1パラメータ対第2パラメータの特性を示す第1の線グラフと第1パラメータ対第3パラメータの特性を示す第2の線グラフを描いて、これら2つの特性を視覚的に確認しながら設定することができる。
上記発明では、線グラフを描く向きによって、第1の線グラフの入力と第2の線グラフの入力を切り替えることができる。
表示部と、
前記表示部の画面上に設けられ、指でタッチされた位置を検出するタッチスクリーンと、
ユーザが入力した設定値を認識する設定認識部と
を備え、
前記設定認識部は、前記表示部に第1パラメータに対応する第1軸と第2パラメータに対応する第2軸とを有する所定の座標を表示し、前記タッチスクリーンにタッチした指によって前記座標上に描かれた線グラフの各点に対応する前記第1パラメータの値と前記第2パラメータの値の組み合わせの集合を、ユーザの入力した所定の装置の動作を制御するための設定値として取得し、
さらに前記設定認識部は、表示中の線グラフ上の任意の第1点が指でタッチされて指定された後、前記第1点を第1軸方向の成分と第2軸方向の成分を含む斜め方向に移動させた第2点に移動させる操作を受けた場合に、前記線グラフ上の前記第1点が前記第2点に移動するように、前記第1点およびその周辺の線グラフを変形させる
ことを特徴とする設定入力装置。
上記発明では、線グラフ上の第1点を斜め方向に移動させた任意の第2点に移動させる修正を行うことができる。第2点は第1点と別の指で指定されてもよいし、下記[]のように、第1点にタッチした指をタッチしたまま移動させた移動先を第2点としてもよい。
表示部と、
前記表示部の画面上に設けられ、指でタッチされた位置を検出するタッチスクリーンと、
ユーザが入力した設定値を認識する設定認識部と
を備え、
前記設定認識部は、前記表示部に第1パラメータに対応する第1軸と第2パラメータに対応する第2軸とを有する所定の座標を表示し、前記タッチスクリーンにタッチした指によって前記座標上に描かれた線グラフの各点に対応する前記第1パラメータの値と前記第2パラメータの値の組み合わせの集合を、ユーザの入力した所定の装置の動作を制御するための設定値として取得し、
さらに前記設定認識部は、表示中の線グラフ上の任意の第1点および第3点が指でタッチされて指定された後、前記第1点を第2点に移動させる操作を受けた場合は、前記第3点を固定させたまま、前記線グラフ上の前記第1点が前記第2点に移動するように、前記第1点およびその周辺の線グラフを変形させる、
ことを特徴とする設定入力装置。
上記発明では、線グラフ上の第3点を固定した状態で、線グラフ上の第1点を任意の第2点に移動させる修正を行うことができる。
表示部と、
前記表示部の画面上に設けられ、指でタッチされた位置を検出するタッチスクリーンと、
ユーザが入力した設定値を認識する設定認識部と
を備え、
前記設定認識部は、前記表示部に第1パラメータに対応する第1軸と第2パラメータに対応する第2軸とを有する所定の座標を表示し、前記タッチスクリーンにタッチした指によって前記座標上に描かれた線グラフの各点に対応する前記第1パラメータの値と前記第2パラメータの値の組み合わせの集合を、ユーザの入力した所定の装置の動作を制御するための設定値として取得し、
さらに前記設定認識部は、表示中の線グラフ上の任意の第1点および前記第1点を間に挟む前記線グラフ上の任意の第4点と第5点が指でタッチされて指定された状態で、前記第1点を第2点に移動させる操作を受けた場合は、前記第4点と前記第5点を固定させたまま、前記線グラフ上の前記第1点が前記第2点に移動するように、前記第4点と前記第5点の間の線グラフを変形させる
ことを特徴とする設定入力装置。
上記発明では、線グラフ上の第4点と第5点を固定した状態で、第4点と第5点の間にある線グラフ上の第1点を任意の第2点に移動させる修正を行うことができる。
]前記設定認識部は、前記第1点にタッチしている指がタッチした状態のまま移動された移動先を前記第2点であると認識する
ことを特徴とする[]乃至[]のいずれか1つに記載の設定入力装置。
[6]前記設定認識部は、前記第2軸に、第3パラメータをさらに割り当てた座標を表示し、前記座標上に描かれた第1の線グラフについては、該第1の線グラフの各点に対応する前記第1パラメータの値と前記第2パラメータの値の組み合わせの集合をユーザの入力した設定値として取得し、前記座標上に描かれた第2の線グラフについては、該第2の線グラフの各点に対応する前記第1パラメータの値と前記第3パラメータの値の組み合わせの集合をユーザの入力した設定値として取得する
ことを特徴とする[2]乃至[5]のいずれか1つに記載の設定入力装置。
上記発明では、1つの座標上で、第1パラメータ対第2パラメータの特性を示す第1の線グラフと第1パラメータ対第3パラメータの特性を示す第2の線グラフを描いて、これら2つの特性を視覚的に確認しながら設定することができる。
[7]記設定認識部は、前記第1パラメータの値が増加する向きに描かれた線グラフは前記第1の線グラフとして扱い、前記第1パラメータの値が減少する向きに描かれた線グラフは前記第2の線グラフとして扱う
ことを特徴とする[6]に記載の設定入力装置。
上記発明では、線グラフを描く向きによって、第1の線グラフの入力と第2の線グラフの入力を切り替えることができる。
[8]表示部と、
前記表示部の画面上に設けられ、指でタッチされた位置を検出するタッチスクリーンと、
ユーザが入力した設定値を認識する設定認識部と
を備え、
前記設定認識部は、前記表示部に第1パラメータに対応する第1軸と第2パラメータに対応する第2軸とを有する所定の座標を表示し、前記タッチスクリーンにタッチした指によって前記座標上に描かれた線グラフの各点に対応する前記第1パラメータの値と前記第2パラメータの値の組み合わせの集合を、ユーザの入力した所定の装置の動作を制御するための設定値として取得し、
さらに前記線グラフに代えて、前記第1軸上の所定間隔毎に設定したサンプリング箇所に、棒グラフを表示し、
前記線グラフを描く指がいずれかの前記サンプリング箇所で停止したとき、該サンプリング箇所に表示する前記棒グラフの長さを、前記停止している間、最小から最大範囲で順に変化させ、前記指が移動を再開して前記線グラフの続きが描かれ始めたら、前記サンプリング箇所に表示する前記棒グラフの長さを前記移動が再開する直前の長さに確定する
ことを特徴とする設定入力装置。
上記発明では、線グラフを描くことでサンプリング箇所に棒グラフが表示されるユーザI/Fにおいて、線グラフを描く途中で棒グラフの長さを修正することができる。
]前記設定認識部は、表示中の棒グラフに指でタッチされると共に、この指の移動先が指定されたら、前記指の移動先の前記第1軸上の位置に前記棒グラフの位置を変更すると共に、前記指の移動先の前記第2軸上の位置に応じて前記棒グラフの長さを変更する
ことを特徴とする[8]に記載の設定入力装置。
上記発明では、既に表示されている棒グラフの位置や長さを修正することができる。
[10]表示部と、
前記表示部の画面上に設けられ、指でタッチされた位置を検出するタッチスクリーンと、
ユーザが入力した設定値を認識する設定認識部と
を備え、
前記設定認識部は、前記表示部に第1パラメータに対応する第1軸と第2パラメータに対応する第2軸とを有する所定の座標を表示し、前記タッチスクリーンにタッチした指によって前記座標上に描かれた線グラフの各点に対応する前記第1パラメータの値と前記第2パラメータの値の組み合わせの集合を、ユーザの入力した所定の装置の動作を制御するための設定値として取得し、
さらに前記線グラフに代えて、前記第1軸上の所定間隔毎に設定したサンプリング箇所に、棒グラフを表示し、
表示中の第1の棒グラフと第2の棒グラフに指でタッチされると共に、前記第1の棒グラフにタッチしている指の移動先が指定されたら、前記指の移動先の前記第1軸上の位置に前記第1の棒グラフの位置を変更しかつ前記指の移動先の前記第2軸上の位置に応じて前記第1の棒グラフの長さを変更すると共に、前記位置および長さを変更する前の前記第1の棒グラフと前記第2の棒グラフの間の領域を、位置および長さを変更した後の前記第1の棒グラフと前記第2の棒グラフの間へ写像するようにして、位置および長さを変更する前の前記第1の棒グラフと前記第2の棒グラフの間にあるすべての棒グラフの位置と長さを変更する
ことを特徴とする設定入力装置。
上記発明では、既に表示されている第1の棒グラフと第2の棒グラフの間の領域が、第1の棒グラフの移動先と第2の棒グラフとの間に写像されるように、第1の棒グラフと第2の棒グラフの間の領域を拡大/縮小することができる。
[11]前記座標の第1軸は、環をなしてその一回りを一周期とし、
前記環の内外方向に前記座標の前記第2軸を有する
ことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1つに記載の設定入力装置。
上記発明では、環状の座標上で線グラフが入力される。たとえば、24時間分の時間を第1軸に割り当てる場合に第1軸を環状にすれば、アナログ時計の文字板のような座標を表示することができる。
[12]表示部と、
前記表示部の画面上に設けられ、指でタッチされた位置を検出するタッチスクリーンと、
ユーザが入力した設定値を認識する設定認識部と
を備え、
前記設定認識部は、前記表示部に第1パラメータに対応する第1軸と第2パラメータに対応する第2軸とを有する所定の座標を表示し、前記タッチスクリーンにタッチした指によって前記座標上に描かれた線グラフの各点に対応する前記第1パラメータの値と前記第2パラメータの値の組み合わせの集合を、ユーザの入力した所定の装置の動作を制御するための設定値として取得し、
前記座標の第1軸は、環をなしてその一回りを一周期とし、
前記環の内外方向に前記座標の前記第2軸を有し、
前記線グラフを描くことのできる領域は、前記第1軸の環の外側領域に制限される
ことを特徴とする設定入力装置。
[13]前記第1パラメータは、時間である
ことを特徴とする[1]乃至[12]のいずれか1つに記載の設定入力装置。
[14]前記設定認識部は、前記線グラフが描かれている部分は前記装置をONにする設定であると認識し、前記線グラフが描かれていない部分は前記装置をOFFにする設定であると認識する
ことを特徴とする[13]に記載の設定入力装置。
上記発明では、第2軸に与えたパラメータとは別に、時間毎のON/OFF設定を容易に行うことができる。
[15]前記設定認識部は、前記座標の軸上の任意の第6点が指でタッチされて指定された後、前記軸上の任意の第7点が指定された場合に、前記座標の原点と前記第6点との間が前記原点と前記第7点との間に対応するように前記軸のスケールを変更し、該スケールの変更に応じて前記座標上のグラフを変形する
ことを特徴とする[1]乃至[14]のいずれか1つに記載の設定入力装置。
上記発明では、座標の軸のスケールを変更する修正を行うことができる。スケールを修正すると、該スケールの変更に応じて座標上の線グラフも変形される。第7点は第6点と別の指で指定されてもよいし、下記[16]のように、第6点にタッチした指をタッチしたまま移動させた移動先を第7点としてもよい。
[16]前記設定認識部は、前記第6点をタッチしている指がタッチした状態のまま移動された移動先を前記第7点であると認識する
ことを特徴とする[15]に記載の設定入力装置。
[17]前記設定認識部は、前記座標上のグラフが示す設定内容に従って前記装置を稼動させた場合のエネルギー消費量を算出して表示する
ことを特徴とする[1]乃至[16]のいずれか1つに記載の設定入力装置。
上記発明では、ユーザは、算出されたエネルギー消費量を見ながら、線グラフを修正することができる。
[18]前記線グラフを描くための操作は、前記第1軸に設定したサンプリング箇所のそれぞれで、前記タッチスクリーンから離した位置から前記線グラフ上となる点を指でタッチして指定する操作である
ことを特徴とする[1]乃至[17]のいずれか1つに記載の設定入力装置。
上記発明では、離散的な点を複数指定することで線グラフを描くことができる。サンプリング間隔が広い場合に有効なユーザI/Fとなる。
本発明に係る設定入力装置によれば、表示された座標上に指でグラフを描くだけで、装置のON/OFFや温度等を時刻毎に設定する等の複雑な設定を容易に行うことができる。
本発明の実施の形態に係る設定入力装置の一例を示す正面図である。 本発明の実施の形態に係る設定入力装置の電気的な概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る設定入力装置がエアコンのリモコンである場合の一例を示している。 本発明の実施の形態に係る設定入力装置が座標上に描かれた線グラフから取得する設定値群の一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る設定入力装置が、ミストサウナ機能付き浴室暖房乾燥機のリモコンである場合の一例を示す図である。 直線で線グラフが入力される例を示す図である。 固定点なしの修正操作を示す図である。 1箇所を固定点とする修正操作を示す図である。 2箇所を固定点とする修正操作を示す図である。 1つの固定点を指定する方法で線グラフを変形させた場合の一例を示す図である。 図10に対して、変形後の線グラフが元の点を通るように修正した場合を示す図である。 時間軸のスケールを変更する操作の一例を示す図である。 時間軸のスケールを変更する操作の他の一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る設定入力装置が線グラフの入力を受ける際に行う処理を示す流れ図である。 本発明の実施の形態に係る設定入力装置が線グラフの修正を受ける場合に行う処理を示す流れ図である。 照明を制御対象とした設定入力装置の画面の一例を示す図である。 照明を制御対象とした設定入力装置の画面の他の一例を示す図である。 複数の部屋の照明、あるいは、複数の部屋の空調装置を1台の設定入力装置で制御する場合の一例を示す図である。 消費エネルギー量、光熱費を表示した例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る設定入力装置が1日の床暖房の運転に関する設定を受ける場合の画面および入力操作の例を示す図である。 手書きの軌跡の入力中に、表示された棒グラフの長さを修正する操作を示す図である。 棒グラフの位置および長さを修正する操作を示す図である。 棒グラフの位置および長さを修正する操作の他の例を示す図である。
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る設定入力装置10の一例を示す正面図である。設定入力装置10は、ハウス栽培用温湿度コントローラ(天井開閉、CO濃度監視付き)、エアコン、暖房装置(含む電気式又は温水式床暖房装置、含む畜産用)、照明装置(含む水族館用水槽ディスプレイ)などの装置の稼動条件を設定する機能を備えた、所謂、リモコンや操作パネルを成している。
設定入力装置10は、液晶ディスプレイなどで構成された表示部11を備えると共に、該表示部11の画面上に、指やペンなどでタッチされた箇所を検出する機能を果たすタッチスクリーン12を有している。
設定入力装置10は、表示部11の画面上に所定の座標を表示する。ユーザは、表示された座標上にグラフを描くことで各種のパラメータに関する設定を行うことができる。たとえば、横軸のパラメータを時間、縦軸のパラメータを温度とする座標上に、指で線グラフを描くことで、1日の中の各時刻における設定温度を設定することができる。
図1に示す設定入力装置10では、表示部11の下方に、装置の運転・停止を切り替える操作釦である運転釦、座標上のグラフで設定するパラメータを選択する項目選択釦、直前の操作を取り消すための戻る釦、設定を確定させるOK釦、設定を破棄するためのキャンセル釦などを備えている。
図2は、設定入力装置10の電気的な概略構成を示すブロック図である。設定入力装置10は、当該設定入力装置10の動作を統括制御する制御部としてのCPU13に、表示部11が配下に接続された表示コントローラ14と、操作部15と、通信部16と、メモリ17と、ROM(Read Only Memory)18等を接続して構成される。なお、ネットワークに接続される場合には、CPU、メモリ17と、ROM(Read Only Memory)18等はサーバー側にあってもかまわない。
表示部11は、液晶ディスプレイなどの表示デバイスで構成される。表示コントローラ14は、各種の制御信号や表示データを表示部11に与えてその表示内容の書き換え等を制御する。実際の表示内容となる画面のデータはCPU13が作成する。操作部15は、表示部11の画面上に設けられ、指やペンなどによって押下された位置を検出するタッチスクリーン12のほか、前述したような各種の操作釦などで構成される。
タッチスクリーン12の検知方式は、静電容量、アナログ/デジタル抵抗膜、赤外線、超音波、電磁誘導等、任意でよい。
通信部16は、無線通信や有線通信により制御対象の装置本体と通信する機能を果たす。たとえば、ユーザからの操作で設定された稼動条件を示す情報等を装置本体に送信する。
ROM18には、各種プログラムやデータが格納され、これらのプログラムに従ってCPU13が各種の処理を実行することで設定入力装置10としての各機能が実現される。メモリ17はCPU13がプログラムを実行する際に各種のデータを一時的に格納するワークメモリや表示データを一時記憶するメモリとして使用される。
次に、設定入力装置10がユーザから受ける各種の設定操作について説明する。
図3は、設定入力装置10がエアコンのリモコンである場合の一例を示している。図3では、表示部11のみを示してある。表示部11の画面上には、横軸のパラメータとして時刻を割り当て、縦軸に温度と風量のパラメータを割り当てた座標20が表示される。ユーザがこの座標20上に、左から右に指で線グラフ21を描くと、設定入力装置10は、この線グラフ21を時刻と温度との関係を示す線グラフであると認識する。一方、ユーザが右から左に指で線グラフ22を描くと、設定入力装置10は、この線グラフ22を時刻と風量との関係を示す線グラフであると認識する。
このように、線グラフを描くだけで、各時刻における温度や風量を設定することができるので、きわめて簡易な操作で時刻毎の温度や風量を変化させた複雑な設定を行うことができる。また線グラフを描く向きによって、設定するパラメータを切り替えることができるので、ユーザは、設定対象のパラメータを別途のスイッチ等で選択する必要がなく、高い操作性が確保される。
図3では、線グラフ21、22の描かれていない時刻については、エアコンをOFFにする設定となる。
図4は、設定入力装置10が座標上に描かれた線グラフから取得する設定値の集合の一例を示している。座標は、図3の場合と同様に、横軸に時刻が、縦軸に温度と風量のパラメータが割り当てられているものとする。図4の例では、座標上の線グラフを10分間隔でサンプリングした各点に対応する設定値(時間と温度と風量の組み合わせ)が取得されて一覧にされている。このように各線グラフから、該線グラフ上の各点に対応する設定値の集合が取得される。なお、図4において温度や風量の値が「−」となっている箇所は、装置をOFFにする設定である。
図5は、設定入力装置10が、ミストサウナ機能付き浴室暖房乾燥機のリモコンである場合の一例を示している。ミストサウナ機能付き浴室暖房乾燥機は、浴室内にミスト(霧状の水)を散布する機能、浴室内を温風で暖める機能を備えている。ここでは、設定入力装置10は、運転開始(0分)から30分後までのミストの強弱および温風で暖める際の温度を線グラフで設定することができる。
たとえば、最初はテレビを見ながら入浴したいのでミストを弱くしておき(強くすると濃い霧のようになってテレビが見えなくなるので)、15分後からミストを次第に強くしかつ温度を徐々に上げ、23分後からはミストを最強に、かつ温度も十分に高くして多量に発汗する状態にしたいとユーザが望むものとする。
従来のリモコンには、ミストの強弱を設定するスイッチ、温風で暖める際の目標温度を設定するスイッチが設けてあり、入浴中にミストの強弱や温度をユーザが自分で随時変更するようになっている。そのため、上記のような複雑な設定をユーザが望む場合、その時々で、ユーザがミストの強さや温度を調整する操作を行わなければならなかった。
これに対して、設定入力装置10では、表示部11に表示された座標30上に、ユーザが、ミストの強弱と時間の関係を示す線グラフ31と、温度と時間の関係を示す線グラフ32をそれぞれ指で手書き入力するだけで、その複雑な設定をプログラムすることができる。設定入力装置10は、左から右に向かって描かれた線グラフはミストの強弱と時間の関係を示す線グラフ31であると認識し、右から左に向かって描かれた線グラフは温度と時間の関係を示す線グラフ32であると認識する。
なお、図6に示すように、直線で線グラフ31、32は入力されてもよい。また、線グラフ31が描かれていない時間帯はミスト機能をOFFする設定となり、線グラフ32が描かれていない時間帯は温風の送出をOFFする設定となる。図6に示すように、線グラフ31、32を断続的に描くことで、複数回ON/OFFする断続的な運転を設定(プログラム)することができる。
次に、既に表示されている線グラフを修正する場合の操作について説明する。
線グラフの修正には、以下に示す複数種類の修正方法がある。
(1)固定点を指定しない方法
図7に示すように、線グラフ21上の任意の点41を指でタッチし、タッチしたままその指を移動させる。これにより、移動先の点42を通るように、元の線グラフ21が線グラフ21bのように変形する。この場合、タッチされた箇所の近傍において元の線グラフ21が変形される。なお、タッチされた箇所に連続している線グラフ21の両端が固定点にされ、その間が滑らかに変形されてもよい。変形には既知の適宜の関数を適用すればよい。
(2)1つの固定点を指定する方法
図8に示すように、線グラフ21上の任意の点43を指でタッチしたまま移動させずに固定し、もう1つの指で線グラフ21上の任意の点41をタッチし、タッチしたままこの指を移動させる。これにより、点43の箇所が固定されたまま、移動先の点42を通るように、元の線グラフ21が線グラフ21cのように変形する。任意の点41の近傍であって固定点43を越えない範囲の線グラフ21が変形される。固定点43と、該固定点43に対して点41側の線グラフ21の端部が固定点にされ、その間の線グラフが点42を通るように滑らかに変形されてもよい。
なお、点41と点43はいずれが先にタッチされても、同時にタッチされてもよい。2点がタッチされた後に先に移動を開始した方が移動側、他方が固定点として認識される。
(3)2つの固定点を指定する方法
図9に示すように、線グラフ21上の任意の点43と点44を指でタッチしたまま移動させずに固定し、もう1つの指で点43と点44の間の線グラフ21上の任意の点41をタッチし、タッチしたままこの指を移動させる。これにより、点43と点44の2箇所が固定されたまま、移動先の点42を通るように、元の線グラフ21のうちの点43と点44の間の部分が変形して線グラフ21dのようになる。
(4)その他
消しゴムの設定を行って、線グラフを指でなぞると、その部分の線グラフが消去される。その消去した部分に新たに線グラフを描くことで、線グラフを変形させることができる。
なお、図7から図9では、点41にタッチした指をタッチしたまま移動させて点42を指定するようにしたが、別の指で新たに点42を指定してもよい。たとえば、線グラフ21上にない箇所が指でタッチされたら、その箇所を点41の移動先(点42)と認識するようなユーザI/F(Interface)でもかまわない。
図10は、1つの固定点を指定する方法で線グラフを変形させた場合の一例を示している。元の線グラフ50上の点51を固定点とし、点52に指でタッチし、この指を上方の点53へ移動させた(温度を20から25へ上昇させた)場合の例を示している。この操作により元の線グラフ50が変形されて、破線で示す線グラフ54のようになる。該変形は、重み付けした移動平均によって求めたものである。
点52から点53へ温度を上昇させる操作を行ったにもかかわらず、元の線グラフ50上の点55に対応する変形後の点56は下がっている。そこで、点56については、変形前の値を採用するように修正する。図11は、変形後の線グラフ54が点55を通るように修正したものである。このような修正を加えることで、ユーザの修正意図に反しないように適切に線グラフを変形させることができる。
次に、座標のスケールを修正する場合について説明する。
たとえば、図5に示すように30分間の入浴におけるミストの強弱と温度の変化パターン(線グラフ)をプログラムしてあるとする。しかし、時間に余裕がない日には、いつもと同じような変化パターンの入浴を、より短時間で行いたいといったケースが生じる。また逆に、いつもと同じ変化パターンの入浴をいつもより時間をかけてゆっくり行いたいと希望する場合もある。このような場合には、既に登録してある変化パターン(線グラフ)を呼び出して表示し、座標の時間軸のスケールを変更することで、同じような変化パターンを時間の進み具合だけを変更して設定することが可能になる。
図12、図13は、時間軸のスケールを変更する場合の一例を示している。図12(a)の例では、30分の目盛りの近く(点61)を指でタッチし、タッチしたままその指を15分の目盛りの近く(点62)に移動させて離すという操作が行われている。この操作を受けると、同図(b)に示すように、設定入力装置10は、30分の目盛りが点62の位置に来るように、時間軸のスケールを変更する。すなわち、元の15分の目盛りの位置に30分の目盛りが、元の30分の目盛りの位置に60分の目盛りが来るように、時間軸を2分の1に縮小する。また、設定入力装置10は、時間軸のスケールの変更にあわせて線グラフ31、32を変形させる。
図13(a)の例では、15分の目盛りの近く(点63)を指でタッチし、タッチしたままその指を30分の目盛りの近く(点64)に移動させて離すという操作が行われている。この操作を受けると、同図(b)に示すように、設定入力装置10は、15分の目盛りが点64の位置に来るように、時間軸のスケールを変更する。すなわち、元の30分の目盛りの位置に15分の目盛りが来るように、時間軸を2倍に伸ばす。また、設定入力装置10は、時間軸のスケールの変更にあわせて線グラフを変形させる。
このように設定入力装置10では、座標の軸上の任意の第1点が指でタッチされて指定された後、この指がタッチされたまま軸上の任意の第2点に移動されると、該座標の原点と第1点との間が原点と第2点との間に対応するように軸のスケールが変更されると共に、該スケールの変更に応じて座標上の線グラフも変形される。
図12、図13では、タッチした指の位置をタッチしたまま移動させることで、修正後の点を指定したが、移動先の点を、別途、指でタッチして指定するようなユーザI/Fでもかまわない。
図14は、設定入力装置10が線グラフの入力を受ける処理の流れを示している。まず、設定入力装置10のCPU13は、表示部11の画面上に所定の座標を表示する(ステップS101)。ここでは、第1軸(横軸)は時間をパラメータとした時間軸とし、第2軸(縦軸)に第2パラメータ(たとえば温度)と第3パラメータ(たとえば風量)を割り当てた座標を表示するものとする。
該座標を表示した状態で、設定入力装置10は、該座標上に指で線グラフが手書きされるのを待つ(ステップS102;No)。線グラフが手書きされたら(ステップS102;Yes)、その線グラフが右から左に描かれたか、左から右に向けて描かれたかを判定する(ステップS103)。右向きに描かれた場合は(ステップS103;Yes)、この線グラフは第2パラメータに関する線グラフであると認識して(ステップS104)、ステップS106へ移行する。左向きに描かれた場合は(ステップS103;No)、この線グラフは第3パラメータに関する線グラフであると認識して(ステップS105)、ステップS106へ移行する。
線グラフの入力を完了した旨の操作(たとえば、図1のOK釦の操作)を受けると(ステップS106;Yes)、各線グラフから、時刻毎の設定値を取り込む(ステップS107)。たとえば、取り込むサンプリング周期を10分に設定している場合、図4に示すような設定値の集合の一覧が作成される。設定値を取り込む周期は、10分に限定されず、任意でよい。
その後、ステップS107で取得した設定値を制御対象の装置本体に送信して(ステップS108)、本処理を終了する(エンド)。
図15は、線グラフの修正を受ける場合の設定入力装置10の動作を示す流れ図である。線グラフ上の任意の箇所に指でタッチ操作を受けるのを待ち、線グラフ上に指でタッチ操作を受けたら(ステップS201;Yes)、そのタッチ位置を登録(2箇所目以降の場合は追加登録)して(ステップS202)、ステップS203へ移行する。新たなタッチ操作を受けなければ(ステップS201;No)、ステップS203へ移行する。
ステップS203では、いずれかのタッチ位置にタッチしている指がタッチしたまま移動したか否かを判定する(ステップS203)。タッチしている指が移動されたら(ステップS203;Yes)、何箇所タッチされているかを判断(ステップS202での登録数により判断)する(ステップS204)。
1箇所のみの場合は(ステップS204;1箇所)、指の移動先の点を通るように、図7に示すように、タッチ箇所の近傍の線グラフを変形させて(ステップS205)、ステップS209へ移行する。
タッチ箇所が2箇所の場合は(ステップS204;2箇所)、図8に示すような変形を行う。すなわち、タッチ位置が移動されていない方の指のタッチ位置を固定点とし、移動された方の指の移動先の点を通るように、固定点から、移動されたタッチ位置側の線グラフを変形させ(ステップS206)、ステップS209へ移行する。
タッチ箇所が3箇所の場合は(ステップS204;3箇所)、3箇所のうちの中間のタッチ位置が移動されたか否かを調べる(ステップS207)。中間のタッチ位置が移動されていない場合は(ステップS207;No)、間違った操作なので、たとえば、エラー音やエラーメッセージを表示して、本処理を終了する(エンド)。
中間のタッチ位置が移動された場合は(ステップS207;Yes)、図9に示すように、移動先の点を通るように、2箇所の固定点の間の線グラフを変形して(ステップS208)、ステップS209へ移行する。
ステップS209では、変形後の線グラフから、時刻毎の設定値を取り込む。そして、修正された設定値を制御対象の装置本体に送信して(ステップS210)、本処理を終了する(エンド)。
いずれかの指のタッチ位置が移動される前に(ステップS203;No)、指が離れた場合は(ステップS211;Yes)、修正操作でないと判断して本処理を終了する(エンド)。指が離れなければ(ステップS211;No)、ステップS201に戻って処理を継続する。
次に、設定入力装置10が他の制御対象に関する設定を行う場合について説明する。
図16は、照明を制御対象とする設定入力装置10の画面の一例を示している。設定入力装置10は、表示部11に、横軸を時間(0時から24時)、縦軸を照度およびON/OFFとする座標70を表示する。横軸に沿った基準線71より上の領域は照明をONに設定するON領域72、基準線71より下の領域は照明をOFFに設定するOFF領域73である。ON領域72においては線グラフ74を上に描くほど照度が強く(明るく)設定される。
この設定入力装置10では、1本の線グラフを座標上に描くことで、24時間中の各時刻における照明のON/OFFおよび照度の強弱(明/暗)を設定することができる。
図17は、照明を制御対象とする設定入力装置10の画面の他の一例を示している。設定入力装置10は、表示部11に、横軸を時間(0時から24時)、縦軸を照度とする座標76を表示する。線グラフ77を描いていない時間帯は照明をOFFする設定となる。図17では、直線の線グラフ77を描いた例を示したが、線グラフは曲線であってもよい。
図18(a)は、複数の部屋の照明を1台の設定入力装置10で制御する場合の例を示している。座標76は図17と同様である。線グラフ78aは第1の部屋の照明に関する設定内容を示し、線グラフ78bは第2の部屋の照明に関する設定内容を示す。
複数の照明機器の明るさやON/OFFを時刻毎に制御することで、留守中にあたかも人が居るように見せかけることができる。なお、通常の在宅中の各時刻における照明のON/OFFや明るさを記憶しておき、その線グラフをデフォルトで表示し、ユーザから修正の操作を受けるようにしてもよい。
図18(b)は、複数の部屋の空調装置の設定温度を1台の設定入力装置10で制御する場合の例を示している。設定入力装置10は、表示部11に、横軸を時間(0時から24時)、縦軸を温度とする座標80を表示する。線グラフ81aは第1の部屋の空調装置に関する設定内容を示し、線グラフ81bは第2の部屋の空調装置に関する設定内容を示す。
図18(a)、図18(b)では、線グラフの描かれていない時間帯は照明やエアコンなど制御対象の装置の稼動をOFFにする設定になる。
図19は、空調と照明の設定が可能な設定入力装置10の一例を示している。図18(a)と同様の照明用の座標76の上に図18(b)と同様の空調用の座標80を重ねて表示してある。ここでは、空調、照明に関する1日分の運転内容を線グラフで設定すると、該設定に従って空調および照明を動作させた場合の消費エネルギーを算出し、その消費エネルギー量と、それに対応する光熱費をエネルギー表示欄83に表示するようになっている。
線グラフを修正すると、エネルギー表示欄83に表示される消費エネルギー量および光熱費の値がリアルタイムで更新される。これにより、ユーザは、目標の消費エネルギー量や光熱費となるように、画面を見ながら、容易に設定・修正することができる。図19の例では、照明と空調に関して設定する場合を例示したが、風呂・給湯、テレビやPCのON/OFFなど、対象エリアにあるすべての装置を対象に消費エネルギー量、光熱費を求めて表示するように構成されてもよい。
次に、線グラフに代えて、棒グラフ(あるいは、これに相当する図柄)を表示する場合について説明する。
図20は、設定入力装置10が、1日における床暖房の運転に関する設定を行う場合において表示部11に表示される画面の一例を示している。
座標90は、第1軸である時間軸91を環状としたものであり、その一回りを一周期(1日、24時間)としている。また、環状の時間軸91から環の内外方向に第2軸92がある。ただし、第2軸は画面に表示されていない。ここでは、第2軸に対して運転の強弱を示すパラメータを割り当ててある。第2軸に割り当てたパラメータの値は、環状の時間軸91の上で「0」(運転OFF)となり、時間軸91の環の接線に対して垂直に環の外方へ向かうほど、値が大きく(運転強)なる。環状の時間軸91の中の時計領域95には現在時刻が表示される。
図20(b)に示すように、ユーザが、画面にタッチした指を、環状の時間軸91の外側近傍を取り囲む線グラフを描くように移動させる(図中、矢印で指の移動の軌跡93を示す)と、2時間毎のサンプリング箇所に、その箇所を通過したときの指の位置(第2軸方向の位置)に対応した長さの棒グラフ(ここでは、炎のような図柄)94が表示される。なお、床暖房の場合、室温の変化は緩やかに生じるので、サンプリング間隔を2時間としてある。
サンプリング箇所において指の軌跡93が環状の時間軸91から遠くを通るほど、そのサンプリング箇所に長い棒グラフ94が表示される。サンプリング箇所に指の軌跡93が描かれていない場合、および軌跡93が環状の時間軸91上(第2軸方向の値が「0」の位置)にある場合、さらには、時間軸91内(第2軸方向の値が「マイナス」の位置)でも、そのサンプリング箇所ではOFFの設定になる。
図20(c)は、同図(b)から指の軌跡93を削除したものであって、実際に表示部11に表示される画面の内容を示している。このように、環状の時間軸91の周囲に指で環状の線グラフを描くことで、2時間毎の温度を設定することができる。なお、表示上のサンプリング間隔と制御上のサンプリング間隔を別にしてもよい。たとえば、図20(c)のように2時間毎に棒グラフ94が表示されていても、実際には、軌跡93に対応させて30分間隔等任意の間隔で設定値(設定温度)を取得して制御するようにしてもよい。
次に、指で軌跡を描きながら行う入力中の修正について説明する。
図21に示すように、4時の位置から指で軌跡93を描き始め、サンプリング箇所である6時の位置で指の移動を一時停止させたとする。この場合、設定入力装置10は、指の停止したサンプリング箇所に表示する棒グラフ94の長さを、指の移動が停止している間、最小から最大範囲で順に変化させる。ユーザは、棒グラフ94が希望の長さになったら指の移動を再開させる。設定入力装置10は、指の移動が再開したら、該サンプリング箇所に表示する棒グラフ94の長さを、移動が再開する直前の長さに確定する。
図中、グレーの棒グラフは長さが確定したものを、白で縁が破線の棒グラフは長さが変化している状態を示している。図21は、棒グラフ94の長さが最大になったときに指の移動を再開させた場合を例示している。
このように、サンプリング箇所で指の移動を一時停止させることで、その箇所に表示される棒グラフ94の長さを修正することができるので、次のサンプリング箇所へ指を移動させる際にその移動先の位置(第2軸方向の位置)を間違えた場合でも、それを修正して、棒グラフの長さがユーザの意図する長さになるように容易に設定することができる。
次に、図20に示すような形式の座標において、既に表示されている棒グラフの長さ等を修正する場合の操作について説明する。
図22(a)は、修正操作における指の動き等を示している。ユーザは、10時のサンプリング箇所にある棒グラフ96をその上端近傍の点Fに指をタッチして固定させ、もう1つの指で6時の位置に表示されている棒グラフ94a上の点P1にタッチし、タッチしたままその指を環状の時間軸91の中心Qに向けて移動させ(点P2)、その後、指を点P2から点P3に移動させて指を離すといった修正操作を行う。
この修正操作においてユーザは指を点P2から点P3に向けて(図中、角度θ´の方向に)移動させているが、時間軸91は環状を成しているので、該指の移動は、時間軸91上では、図中の角度θの移動となる。
図22(b)は、図22(a)に示す修正操作に応じて棒グラフの表示が変化する様子を示している。図22(a)における点P1から点P2への指の移動は、6時のサンプリング箇所にある棒グラフ94aの長さを短くする指示である。また、点P2から点P3への移動は、棒グラフ94aの時間軸91上の位置を角度θだけ右回りに移動させる指示である。
点Fの指が固定された状態で上記の操作を受けると、設定入力装置10は、点P1の位置にあった棒グラフ94aの長さを、点P1から点P2への第2軸上の移動量に応じて変化させる(ここでは短くする)。また、点P1の位置にあった棒グラフ94aの位置を、時間軸91上で点P3の位置に移動させる。これにより、元々、6時のサンプリング箇所にあった棒グラフ94aは、図22(b)中の棒グラフ94a´に変更される。
さらに、位置および長さを変更する前の棒グラフ94aと時間軸91上で固定点F(棒グラフ96)との間にあった領域を、位置および長さを変更した後の棒グラフ94a´と固定点Fの時間軸91上の位置との間へ写像するようにして、時間軸91上で、位置および長さを変更する前の棒グラフ94aと固定点Fとの間にあったすべての棒グラフの位置と長さを変更する。
図22の例では、8時のサンプリング箇所にあった棒グラフ94bがその長さおよび時間軸91上の位置が修正されて棒グラフ94b´に変更される。
なお、点P1から点P3への指の移動は、図22(b)に示すものに限定されず、時間軸91での移動を行ってから棒グラフの長さ方向(第2軸方向)の移動を行ってもよいし、これらを複合した直線状の移動(点P1から点P3に向かう直線的移動)であっても、あるいは、任意の曲線を描きながら点P1から点P3へ移動する指の動きであってもかまわない。
図23は、点P1を時間軸91上で図22(b)の点P3と同じ点P4へ移動させた後、棒グラフの長さ方向(第2軸上)の位置が図22(b)の点P2と同じ点P5へ移動させた場合の指の動き方を示している。
この場合、ユーザは指を点P1から点P4に向けて(図中、角度θ´´の方向)移動させているが、該指の移動は、時間軸91上では、図中の角度θの移動となっている。上記の修正操作を行った場合の結果は、図22(c)に示すものと同一である。
なお、図22、図23に示す修正操作では、固定点Fを指定する例を示したが、固定点Fを指定しない修正操作の方法もある。たとえば、図22において固定点Fを指定せずに、点P1に指でタッチした後、その指を点P2、点P3へと移動させる操作を行った場合には、棒グラフ94aのみを棒グラフ94a´となるように位置および長さを変化させればよい。すなわち、指の移動先の時間軸上の位置に棒グラフの位置を変更すると共に、指の移動先の第2軸上の位置に応じて棒グラフの長さを変更すればよい。
このほか、図22等に示すような環状の第1軸とその半径方向の第2軸を有する座標においても、図7から図9に示す修正、および、図12、図13に示すようなスケールの修正は同様に適用することができる。
以上のように、本発明の実施の形態に係る設定入力装置10では、表示部11に表示した座標上にグラフを手書き入力することで、その座標の軸に与えた1または複数のパラメータ(2軸以上の場合には各軸に与えたパラメータの組み合わせ)について複雑な設定を容易に行うことができる。
また、グラフを修正したり、スケールを修正したりできるので、既に描いたグラフが示す設定内容を容易に修正することができる。
以上、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成は実施の形態に示したものに限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
実施の形態では、設定入力装置10が空調装置やミストサウナ機能付き浴室暖房乾燥機などを制御対象とする場合を例に説明したが、制御対象はこれに限定されるものではない。たとえば、風呂給湯器を制御対象とし風呂の運転時間、湯温、水位などを設定する、あるいはペットに自動で餌を与える餌やり装置を制御対象としてその動作時間や与える餌の量を設定する、あるいは、植木に自動で水を与える水やり装置を制御対象とし、その動作時間や与える水の量を設定する、といった場合にも本発明を適用することができる。
実施の形態では、第1軸と第2軸を有する座標の例を示したが、第1軸のみを有する座標であってもかまわない。たとえば、ON/OFFのみを制御する場合、第1軸を時間軸とし、該軸上の指でなぞられた部分は装置をONに設定し、なぞられていない部分は装置をオフに設定するといったものでもよい。
また、実施の形態では第1軸を時間軸とする例を示したが、時間軸は必須ではない。たとえば、温度を第1軸、風量を第2軸とする座標に線グラフを手書きすることで、温度対風量の特性を設定してもよい。たとえば、第1の座標で温度対風量の関係を設定し、第2の座標で時間と温度の関係を設定するようにすれば、第2の座標に従って空調装置のON/OFFおよび温度を制御して運転する際に、第1の座標に従って風量を制御することができる。
実施の形態では、1つの座標上に1つまたは2つの線グラフを描く場合を例示したが、座標上に描く線グラフは3以上であってもかまわない。
さらに、実施の形態では、連続した指の軌跡として線グラフや図20(b)の軌跡93を入力する例を示したが、離散的な複数の点で線グラフ等を入力するようにしてもよい。たとえば、図5において、線グラフから設定値を取得するためのサンプリング間隔が5分であったとすると、各サンプリング箇所における温度等を点で指定して入力するように構成されてもよい。この場合、点の入力が行われなかったサンプリング箇所はOFFの設定とすればよい。
また、図20では、連続した軌跡93を手書き入力することで、2時間毎のサンプリング箇所に棒グラフ94を表示するユーザI/Fをしめしたが、サンプリング箇所毎に棒グラフの長さを指定する点を入力することで、その箇所の棒グラフの長さを指定するユーザI/Fとしてもかまわない。この場合、点が入力されないサンプリング箇所、あるいは時間軸上に点の打たれたサンプリング箇所は、OFFの設定であると認識すればよい。
また実施の形態では、線グラフを手書き入力する例を示したが、図20等において各サンプリング箇所にて棒グラフ94の手書き入力を受けるように構成されてもよい。
実施の形態では、時間軸を24時間とする例を示したが、1週間などでもよく、時間軸や他の軸に割り当てる値が取り得る範囲は、適宜に設定すればよい。
実施の形態では、指で入力する例を示したが、たとえば、ペンによる入力でもかまわない。
10…設定入力装置
11…表示部
12…タッチスクリーン
13…CPU
14…表示コントローラ
15…操作部
16…通信部
17…メモリ
18…ROM
20…座標
21…時間対温度の線グラフ
21b、21c、21d…変形後の時間対温度の線グラフ
22…時間帯風速の線グラフ
30…座標
31…時間対ミスト強弱の線グラフ
32…時間対温度の線グラフ
41…指でタッチした点
42…タッチした指の移動先
43、44…固定点
50…元の線グラフ
51…固定点
52…タッチした点(移動前)
53…タッチした点の移動先
54…変形後の線グラフ
55…変形前の点
56…変形が不適な点
61、63…指でタッチした点(移動前)
62、64…タッチした指の移動先
70…時間と照度(ON/OFFを含む)の座標
71…基準線
72…ON領域
73…OFF領域
74…時間対照度(ON/OFFを含む)の線グラフ
76…時間と照度の座標
77、78a、78b…時間対照度の線グラフ(直線)
80…時間と温度の座標
81a、81b…時間対温度の線グラフ(直線)
83…エネルギー表示欄
90…環状の座標
91…環状の時間軸
92…第2軸(運転の強弱)
93…指で描いた軌跡
94…棒グラフ
94a、94b…修正前の棒グラフ
94a´、94b´…修正後の棒グラフ
95…時計領域
96…固定にされる棒グラフ
F…固定点
P1〜P5…修正操作の各箇所
Q…環状の時間軸の中心

Claims (18)

  1. 表示部と、
    前記表示部の画面上に設けられ、指でタッチされた位置を検出するタッチスクリーンと、
    ユーザが入力した設定値を認識する設定認識部と
    を備え、
    前記設定認識部は、前記表示部に第1パラメータに対応する第1軸と第2パラメータに対応する第2軸とを有しかつ前記第2軸に第3パラメータをさらに割り当てた所定の座標を表示し、前記タッチスクリーンにタッチした指によって前記座標上に描かれた第1の線グラフについては、該第1の線グラフの各点に対応する前記第1パラメータの値と前記第2パラメータの値の組み合わせの集合をユーザの入力した所定の装置の動作を制御するための第1の設定値として取得し、前記座標上に描かれた第2の線グラフについては、該第2の線グラフの各点に対応する前記第1パラメータの値と前記第3パラメータの値の組み合わせの集合をユーザの入力した前記所定の装置の動作を制御するための第2の設定値として取得し
    さらに前記設定認識部は、前記第1パラメータの値が増加する向きに描かれた線グラフは前記第1の線グラフとして扱い、前記第1パラメータの値が減少する向きに描かれた線グラフは前記第2の線グラフとして扱う、
    ことを特徴とする設定入力装置。
  2. 表示部と、
    前記表示部の画面上に設けられ、指でタッチされた位置を検出するタッチスクリーンと、
    ユーザが入力した設定値を認識する設定認識部と
    を備え、
    前記設定認識部は、前記表示部に第1パラメータに対応する第1軸と第2パラメータに対応する第2軸とを有する所定の座標を表示し、前記タッチスクリーンにタッチした指によって前記座標上に描かれた線グラフの各点に対応する前記第1パラメータの値と前記第2パラメータの値の組み合わせの集合を、ユーザの入力した所定の装置の動作を制御するための設定値として取得し、
    さらに前記設定認識部は、表示中の線グラフ上の任意の第1点が指でタッチされて指定された後、前記第1点を第1軸方向の成分と第2軸方向の成分を含む斜め方向に移動させた第2点に移動させる操作を受けた場合に、前記線グラフ上の前記第1点が前記第2点に移動するように、前記第1点およびその周辺の線グラフを変形させる
    ことを特徴とする設定入力装置。
  3. 表示部と、
    前記表示部の画面上に設けられ、指でタッチされた位置を検出するタッチスクリーンと、
    ユーザが入力した設定値を認識する設定認識部と
    を備え、
    前記設定認識部は、前記表示部に第1パラメータに対応する第1軸と第2パラメータに対応する第2軸とを有する所定の座標を表示し、前記タッチスクリーンにタッチした指によって前記座標上に描かれた線グラフの各点に対応する前記第1パラメータの値と前記第2パラメータの値の組み合わせの集合を、ユーザの入力した所定の装置の動作を制御するための設定値として取得し、
    さらに前記設定認識部は、表示中の線グラフ上の任意の第1点および第3点が指でタッチされて指定された後、前記第1点を第2点に移動させる操作を受けた場合は、前記第3点を固定させたまま、前記線グラフ上の前記第1点が前記第2点に移動するように、前記第1点およびその周辺の線グラフを変形させる、
    ことを特徴とする設定入力装置。
  4. 表示部と、
    前記表示部の画面上に設けられ、指でタッチされた位置を検出するタッチスクリーンと、
    ユーザが入力した設定値を認識する設定認識部と
    を備え、
    前記設定認識部は、前記表示部に第1パラメータに対応する第1軸と第2パラメータに対応する第2軸とを有する所定の座標を表示し、前記タッチスクリーンにタッチした指によって前記座標上に描かれた線グラフの各点に対応する前記第1パラメータの値と前記第2パラメータの値の組み合わせの集合を、ユーザの入力した所定の装置の動作を制御するための設定値として取得し、
    さらに前記設定認識部は、表示中の線グラフ上の任意の第1点および前記第1点を間に挟む前記線グラフ上の任意の第4点と第5点が指でタッチされて指定された状態で、前記第1点を第2点に移動させる操作を受けた場合は、前記第4点と前記第5点を固定させたまま、前記線グラフ上の前記第1点が前記第2点に移動するように、前記第4点と前記第5点の間の線グラフを変形させる
    ことを特徴とする設定入力装置。
  5. 前記設定認識部は、前記第1点にタッチしている指がタッチした状態のまま移動された移動先を前記第2点であると認識する
    ことを特徴とする請求項乃至のいずれか1つに記載の設定入力装置。
  6. 前記設定認識部は、前記第2軸に、第3パラメータをさらに割り当てた座標を表示し、前記座標上に描かれた第1の線グラフについては、該第1の線グラフの各点に対応する前記第1パラメータの値と前記第2パラメータの値の組み合わせの集合をユーザの入力した設定値として取得し、前記座標上に描かれた第2の線グラフについては、該第2の線グラフの各点に対応する前記第1パラメータの値と前記第3パラメータの値の組み合わせの集合をユーザの入力した設定値として取得する
    ことを特徴とする請求項2乃至のいずれか1つに記載の設定入力装置。
  7. 前記設定認識部は、前記第1パラメータの値が増加する向きに描かれた線グラフは前記第1の線グラフとして扱い、前記第1パラメータの値が減少する向きに描かれた線グラフは前記第2の線グラフとして扱う
    ことを特徴とする請求項6に記載の設定入力装置。
  8. 表示部と、
    前記表示部の画面上に設けられ、指でタッチされた位置を検出するタッチスクリーンと、
    ユーザが入力した設定値を認識する設定認識部と
    を備え、
    前記設定認識部は、前記表示部に第1パラメータに対応する第1軸と第2パラメータに対応する第2軸とを有する所定の座標を表示し、前記タッチスクリーンにタッチした指によって前記座標上に描かれた線グラフの各点に対応する前記第1パラメータの値と前記第2パラメータの値の組み合わせの集合を、ユーザの入力した所定の装置の動作を制御するための設定値として取得し、
    さらに前記線グラフに代えて、前記第1軸上の所定間隔毎に設定したサンプリング箇所に、棒グラフを表示し、
    前記線グラフを描く指がいずれかの前記サンプリング箇所で停止したとき、該サンプリング箇所に表示する前記棒グラフの長さを、前記停止している間、最小から最大範囲で順に変化させ、前記指が移動を再開して前記線グラフの続きが描かれ始めたら、前記サンプリング箇所に表示する前記棒グラフの長さを前記移動が再開する直前の長さに確定する
    ことを特徴とする設定入力装置。
  9. 前記設定認識部は、表示中の棒グラフに指でタッチされると共に、この指の移動先の位置が指定されたら、前記指の移動先の前記第1軸上の位置に前記棒グラフの位置を変更すると共に、前記指の移動先の前記第2軸上の位置に応じて前記棒グラフの長さを変更する
    ことを特徴とする請求項に記載の設定入力装置。
  10. 表示部と、
    前記表示部の画面上に設けられ、指でタッチされた位置を検出するタッチスクリーンと、
    ユーザが入力した設定値を認識する設定認識部と
    を備え、
    前記設定認識部は、前記表示部に第1パラメータに対応する第1軸と第2パラメータに対応する第2軸とを有する所定の座標を表示し、前記タッチスクリーンにタッチした指によって前記座標上に描かれた線グラフの各点に対応する前記第1パラメータの値と前記第2パラメータの値の組み合わせの集合を、ユーザの入力した所定の装置の動作を制御するための設定値として取得し、
    さらに前記線グラフに代えて、前記第1軸上の所定間隔毎に設定したサンプリング箇所に、棒グラフを表示し、
    表示中の第1の棒グラフと第2の棒グラフに指でタッチされると共に、前記第1の棒グラフにタッチしている指の移動先が指定されたら、前記指の移動先の前記第1軸上の位置に前記第1の棒グラフの位置を変更しかつ前記指の移動先の前記第2軸上の位置に応じて前記第1の棒グラフの長さを変更すると共に、前記位置および長さを変更する前の前記第1の棒グラフと前記第2の棒グラフの間の領域を、位置および長さを変更した後の前記第1の棒グラフと前記第2の棒グラフの間へ写像するようにして、位置および長さを変更する前の前記第1の棒グラフと前記第2の棒グラフの間にあるすべての棒グラフの位置と長さを変更する
    ことを特徴とする設定入力装置。
  11. 前記座標の第1軸は、環をなしてその一回りを一周期とし、
    前記環の内外方向に前記座標の前記第2軸を有する
    ことを特徴とする請求項乃至10のいずれか1つに記載の設定入力装置。
  12. 表示部と、
    前記表示部の画面上に設けられ、指でタッチされた位置を検出するタッチスクリーンと、
    ユーザが入力した設定値を認識する設定認識部と
    を備え、
    前記設定認識部は、前記表示部に第1パラメータに対応する第1軸と第2パラメータに対応する第2軸とを有する所定の座標を表示し、前記タッチスクリーンにタッチした指によって前記座標上に描かれた線グラフの各点に対応する前記第1パラメータの値と前記第2パラメータの値の組み合わせの集合を、ユーザの入力した所定の装置の動作を制御するための設定値として取得し、
    前記座標の第1軸は、環をなしてその一回りを一周期とし、
    前記環の内外方向に前記座標の前記第2軸を有し、
    前記線グラフを描くことのできる領域は、前記第1軸の環の外側領域に制限される
    ことを特徴とする設定入力装置。
  13. 前記第1パラメータは、時間である
    ことを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1つに記載の設定入力装置。
  14. 前記設定認識部は、前記線グラフが描かれている部分は前記装置をONにする設定であると認識し、前記線グラフが描かれていない部分は前記装置をOFFにする設定であると認識する
    ことを特徴とする請求項13に記載の設定入力装置。
  15. 前記設定認識部は、前記座標の軸上の任意の第6点が指でタッチされて指定された後、前記軸上の任意の第7点が指定された場合に、前記座標の原点と前記第6点との間が前記原点と前記第7点との間に対応するように前記軸のスケールを変更し、該スケールの変更に応じて前記座標上のグラフを変形する
    ことを特徴とする請求項1乃至14のいずれか1つに記載の設定入力装置。
  16. 前記設定認識部は、前記第6点をタッチしている指がタッチした状態のまま移動された移動先を前記第7点であると認識する
    ことを特徴とする請求項15に記載の設定入力装置。
  17. 前記設定認識部は、前記座標上のグラフが示す設定内容に従って前記装置を稼動させた場合のエネルギー消費量を算出して表示する
    ことを特徴とする請求項1乃至16のいずれか1つに記載の設定入力装置。
  18. 前記線グラフを描くための操作は、前記第1軸に設定したサンプリング箇所のそれぞれで、前記タッチスクリーンから離した位置から前記線グラフ上となる点を指でタッチして指定する操作である
    ことを特徴とする請求項1乃至17のいずれか1つに記載の設定入力装置。
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