JP6278601B2 - 顕微鏡システム及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、顕微鏡システムと顕微鏡システムのプログラムに関し、特に、電動部を備えた顕微鏡システムと電動部を備えた顕微鏡システムのプログラムに関する。
顕微鏡装置の電動化の進展に伴い、ステージやレボルバなどの可動部が電動部として構成された顕微鏡システムが増加している。このような顕微鏡システムでは、近年のタッチパネル関連技術の向上もあり、電動部の駆動を指示する操作部として、表示部に重ねて配置されたタッチパネルが主流になりつつある。
ところで、タッチパネルを操作部として用いる場合には、フリック操作(画面をなぞる操作)やダブルタップ操作(画面の同一箇所を素早く2回タップする操作)により、電動ステージを移動させるのが通常である。
しかしながら、フリック操作により、操作者が意図する移動量だけステージを移動させることは容易ではない。また、ダブルタップ操作ではタップした箇所が視野の中心にくるようにステージを移動させることができるが、ステージ移動後の視野範囲内に表示される領域を操作者が十分に考慮して操作を行なうことは稀である。従って、タッチパネルによる操作では、観察すべき試料またはその一部分(以降、観察対象)を誤って視野範囲外に移動させてしまうといった事態が生じやすく、観察対象を見失いやすい。
なお、以上では、特に観察対象を見失いやすいと思われるタッチパネルによる操作を例示したが、従来から用いられているジョイスティックやハンドルなどによる操作でも、誤操作により観察対象を見失ってしまうということがある。
このような課題に関連する技術は、例えば、特許文献1に開示されている。特許文献1には、現在の観察視野の中心位置がモニタに存在する状態でステージを移動させる顕微鏡システムが開示されている。
特開2010−169892号公報
しかしながら、特許文献1に開示される顕微鏡システムは、現在の観察視野の中心位置が視野範囲外に移動しないようにステージの移動を制限するものであるので、観察対象が現在の観察視野の中心位置からずれている場合には、観察対象が視野範囲外に移動してしまう可能性がある。
また、このような事態を避けるためには、ユーザーは観察対象が観察視野の中心に位置するようにステージを事前に移動させなければならないため、ユーザーに新たな作業負担を課すことになる。また、この事前設定のための操作は、ステージの動作を制限する前に行なわれるものであるため、誤操作により観察対象を見失ってしまう可能性がある。
以上のような実情を踏まえ、本発明は、観察対象を見失うことを容易に防止することができる技術を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様は、試料を配置する電動ステージを有する顕微鏡装置と、前記顕微鏡装置で取得した試料の画像を表示する試料画像表示領域を有する表示部と、前記表示された前記画像上で前記試料の一部分を指定する入力を受け付けるとともに、該入力により指定された前記一部分の位置にマークを表示する操作部と、前記入力により指定された前記一部分の位置に表示された前記マークが前記表示部の前記試料画像表示領域外に移動しない範囲で前記電動ステージを移動可能に制御する制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記マークによる前記電動ステージの移動範囲の制限の有効と無効の切り替えに応じて、前記制限が有効なときに、前記入力により指定された前記一部分の位置に表示された前記マークが前記表示部の前記試料画像表示領域外に移動しない範囲で前記電動ステージを制御する顕微鏡システムを提供する。
本発明の第の態様は、第の態様に記載の顕微鏡システムにおいて、前記操作部は、前記表示部の画像表示領域に重ねて配置されたタッチパネルである顕微鏡システムを提供する。
本発明の第の態様は、第の態様または第2の態様に記載の顕微鏡システムにおいて、前記電動部は、さらに、観察倍率を変更する倍率変更部を有し、前記制御装置は、前記倍率変更部による観察倍率の変更に連動して、前記入力により指定された前記一部分の位置に表示された前記マークが前記表示部の前記試料画像表示領域内に含まれるように前記電動ステージを制御する顕微鏡システムを提供する。
本発明の第の態様は、第の態様乃至の態様のいずれか1つに記載の顕微鏡システムにおいて、前記操作部は、前記表示部に表示された前記試料の画像上で前記試料の一部分を指定する複数の入力を受け付けるとともに、該複数の入力により指定された複数の前記一部分の位置にそれぞれマークを表示し、前記制御装置は、前記複数の入力により指定された複数の前記一部分の位置に表示されたそれぞれのマークが前記表示部の前記試料画像表示領域外に移動しない範囲で前記電動ステージを制御する顕微鏡システムを提供する。
本発明の第の態様は、第の態様乃至第の態様のいずれか1つに記載の顕微鏡システムにおいて、さらに、前記制御装置における前記マークによる前記電動ステージの移動範囲の制限の有効と無効とを切り替える有効無効切替部を有し、前記操作部は、前記有効無効切替部が前記制限の有効と無効とを切り替えるための第2の入力を受け付け、前記制御装置は、前記制限が有効なときに、前記入力により指定された前記一部分の位置に表示された前記マークが前記表示部の前記試料画像表示領域外に移動しない範囲で前記電動ステージを制御する顕微鏡システムを提供する。
本発明の第の態様は、第の態様乃至第の態様のいずれか1つに記載の顕微鏡システムにおいて、前記操作部は、前記マークの表示と非表示とを切り替えるための第3の入力を受け付け、前記制御装置は、前記第3の入力の結果に応じて、前記一部分の位置に表示されるマークを表示または非表示とする顕微鏡システムを提供する。
本発明の第7の態様は、試料を配置する電動ステージを有する顕微鏡装置と、前記顕微鏡装置で取得した試料の画像を表示する試料画像表示領域を有する表示部と、前記表示された前記画像上で前記試料の一部分を指定する入力を受け付けるとともに、該入力により指定された前記一部分の位置にマークを表示する操作部と、を備える顕微鏡システムのプログラムであって、前記操作部が受け付けた前記入力により指定された前記試料の一部分の位置に表示された前記マークが前記表示部の前記試料画像表示領域外に移動しない範囲で前記電動ステージを移動可能に制御し、前記マークによる前記電動ステージの移動範囲の制限の有効と無効の切り替えに応じて、前記制限が有効なときに、前記入力により指定された前記一部分の位置に表示された前記マークが前記表示部の前記試料画像表示領域外に移動しない範囲で前記電動ステージを制御する処理をコンピュータに実行させるプログラムを提供する。
本発明によれば、観察対象を見失うことを容易に防止することができる技術を提供することができる。
本発明の実施例1に係る顕微鏡システムの構成を示す図である。 本発明の実施例1に係る制御装置のハードウェア構成を示す図である。 本発明の実施例1に係る操作表示装置のタッチパネルの配置について説明するための図である。 本発明の実施例1に係る電動ステージが移動できる範囲について説明するための図である。 本発明の実施例1に係る顕微鏡システムの処理のフローチャート(その1)である。 本発明の実施例1に係る顕微鏡システムの処理のフローチャート(その2)である。 本発明の実施例1に係る顕微鏡システムの実視野と視野範囲の関係を示す図である。 X方向に関するマーカーリミットとマーカーの座標と電動ステージの座標の関係を示す図である。 本発明の実施例1に係る顕微鏡システムの動作の一例を示すシーケンス図である。 本発明の実施例1に係る顕微鏡システムの動作の一例を示すシーケンス図であり、図8Aの続きである。 複数のマーカーが設定された場合の本発明の実施例1に係る電動ステージが移動できる範囲について説明するための図である。 本発明の実施例2に係る顕微鏡システムの観察倍率と視野範囲の関係を示す図である。 本発明の実施例2に係る顕微鏡システムの、観察倍率の変更に連動した電動ステージの制御について説明するための図である。 複数のマーカーが設定された場合の本発明の実施例2に係る電動ステージの移動について説明するための図である。
まず、図1及び図2を参照しながら、顕微鏡システム100の構成について説明する。図1は、本実施例に係る顕微鏡システム100の構成を示す図である。図2は、顕微鏡システム100に含まれる制御装置20のハードウェア構成を示す図である。なお、図1のXYZ座標系は、方向参照の便宜のために設けた右手直交座標系である。
図1に例示される顕微鏡システム100は、撮像装置11が取り付けられた顕微鏡装置10と、制御装置20と、操作表示部30とを備えている。
正立顕微鏡である顕微鏡装置10は、光ファイバー2aを介して顕微鏡装置10に接続された落射照明用の光源2と、顕微鏡本体1に支持された電動ステージ3及び電動レボルバ5と、電動レボルバ5に装着された複数の対物レンズ(対物レンズ4a対物レンズ4b)と、ズームレンズ部6と、を備えている。なお、光源2と顕微鏡装置10との接続は、光ファイバーの代わりに、投光管などでもよい。
光源2は、例えば、LED(Light Emitting Diode)やLD(Laser Diode)などの発光素子を備えている。なお、光源2は、ランプ光源であってもよい。
電動ステージ3は、試料Sを配置するステージであり、モータ3a及びモータ3bを備えている。これらのモータが回転することにより、電動ステージ3は、観察に使用される対物レンズ(ここでは、対物レンズ4a)の光軸と直交するX方向及びY方向に移動する。これにより、試料Sに対する対物レンズのXY位置が変化するため、撮像装置11で撮像される試料Sの範囲が変化し、操作表示装置30に表示されユーザーに観察される試料Sの範囲も変化する。
電動レボルバ5は、モータ5aを備えている。モータ5aが回転することにより、電動レボルバ5は、光路上に配置される対物レンズを切り替える。これにより、観察に使用される対物レンズの倍率が変化するため、電動レボルバ5は観察倍率を変更する倍率変更部である。なお、観察倍率の変更に伴い、撮像装置11で撮像される試料Sの範囲が変化し、操作表示装置30に表示されてユーザーに観察される試料Sの範囲も変化する。
ズームレンズ部6は、ズームレンズ6aとモータ6bを備えている。モータ6bが回転することにより、ズームレンズ部6は、ズームレンズ6aを構成するレンズ間の距離を変化させる。これにより、ズームレンズ6aの倍率が変化するため、ズームレンズ部6は観察倍率を変更する倍率変更部である。なお、観察倍率の変更に伴い、撮像装置11で撮像される試料Sの範囲が変化し、操作表示装置30に表示されユーザーに観察される試料Sの範囲も変化する。
電動ステージ3、電動レボルバ5及びズームレンズ部6は、制御装置20の制御下で、電動で駆動する電動部であり、いずれも操作表示装置30に表示されユーザーに観察される試料Sの範囲を変化させるものである。なお、顕微鏡装置10は、上記の電動部に加えて、例えば、試料Sに対する対物レンズの位置をZ方向に変化させる焦準部など、その他の電動部を備えてもよい。
顕微鏡装置10は、さらに、照明光路と検出光路とを分岐させる光路分岐手段であるハーフミラー7と、ハーフミラー7と光源2の間の照明光路上に配置された照明レンズ8と、ハーフミラー7と撮像装置11との間の検出光路上に配置された結像レンズ9と、を備えている。なお、顕微鏡装置10の光路分岐手段は、ハーフミラー7に限られない。観察法などに応じて、ハーフミラー7の代わりに、ダイクロイックミラーや偏光ビームスプリッタなど任意の光路分岐手段を備えてもよい。
撮像装置11は、CCD(Charge-Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)などの撮像素子11aを備えたディジタルカメラである。なお、撮像装置11は、例えば、フォトマルチプライヤ(PMT)を用いて構成されてもよい。
制御装置20は、顕微鏡システム100全体の動作を制御する装置であり、撮像装置11を制御する撮像装置制御部21と、顕微鏡装置10の電動部を制御する顕微鏡装置制御部22とを備えている。さらに、顕微鏡装置制御部22は、電動ステージ3を制御する電動ステージ制御部22aと、電動ステージ3以外の電動部を制御するホスト制御部22bとを備えている。なお、ホスト制御部22bは、操作表示装置30の表示を制御する役割も担っている。
制御装置20は、例えば、ワークステーションやパーソナルコンピュータなどの汎用のコンピュータであってもよく、または、専用装置であってもよい。制御装置20のハードウェア構成の一例は図2に示すとおりであり、制御装置20は、CPU(Central Processing Unit)23、メモリ24、入出力I/F25、外部記憶装置26、及び、可搬記録媒体28が挿入される可搬記録媒体駆動装置27を備え、これらがバス29によって相互に接続されている。なお、制御装置20はこの構成に限定されるものではない。
CPU23は、プログラムを実行して制御装置20の動作を制御する。メモリ24は、例えば、RAM(Random Access Memory)であり、プログラムの実行の際に、外部記憶装置26または可搬記録媒体28に記憶されているプログラムまたはデータを一時的に格納するメモリである。入出力I/F25は、顕微鏡装置10、撮像装置11及び操作表示装置30に接続されていて、これらとの間で信号をやり取りする。
外部記憶装置26は、例えば、ハードディスク記憶装置であり、主に各種データやプログラムの保存に用いられる。可搬記録媒体駆動装置27は、光ディスクやコンパクトフラッシュ(登録商標)等の可搬記録媒体28を収容するもので、外部記憶装置26を補助する役割を有する。
操作表示装置30は、顕微鏡装置10で取得した試料Sの画像を表示する表示部31と、顕微鏡システム100のユーザーからの入力を受け付ける操作部32とを備えている。表示部31は、例えば、液晶ディスプレイ装置であり、操作部32は、図3に示されるように、表示部31である液晶ディスプレイ装置の画像表示領域A1に重ねて配置されたタッチパネルである。
画像表示領域A1には、顕微鏡装置10で取得した試料Sの画像を表示する試料画像表示領域A2と、顕微鏡システム100の各種設定を変更するためのコントロール(ボタンなど)が配置されるコントロール表示領域A3とが含まれている。なお、図3には、コントロール表示領域A3に、後述するマーカーMの有効と無効を切り替えるボタンB1、マーカーMの表示と非表示を切り替えるボタンB2、ズームレンズ部6を制御して観察倍率を変更するためのボタン(ボタンB3、ボタンB4)を表示されている例が示されている。
以上のように構成された顕微鏡システム100は、試料画像表示領域A2内に表示された試料Sの画像上で観察すべき試料Sの一部分(観察対象)を指定する入力を受け付けて、入力により指定された観察対象上にマーカーMを表示する。そして、図4に示すように、顕微鏡装置制御部22によりマーカーMが試料画像表示領域A2外に移動しない範囲で電動ステージ3を制御する。なお、図4は、電動ステージ3が移動できる範囲を示している。
このように、顕微鏡システム100では、観察すべき部分を指定するだけで、顕微鏡装置制御部22により観察すべき部分として指定された試料Sの一部分(観察対象)が表示部31に表示される画像に含まれるように電動ステージ3が制御される。このため、ユーザーの誤操作等によって観察対象を見失ってしまう事態を容易に防止することができる。
以下、顕微鏡システム100の動作について、図5A及び図5Bを参照しながら、詳細に説明する。なお、図5A及び図5Bに示す処理は、外部記憶装置26または可搬記録媒体28に記録されているプログラムがメモリ24にロードされてCPU23で実行されることにより行われ、例えば、操作部32などを用いたユーザーによる開始指示によって開始される。
まず、制御装置20は、視野数と観察倍率から視野範囲を算出する(ステップS1)。具体的には、視野数を観察倍率(ここでは、対物レンズ4aの倍率×ズームレンズ6aの倍率)で割って実視野FOVを算出し、実視野FOVから観察視野のX方向の幅及びY方向の幅を算出する。これにより、図6に示すように、(Xmax、Ymax)、(Xmax、Ymin)、(Xmin、Ymax)、(Xmin、Ymin)の4つの座標で定義される視野範囲が算出される。なお、観察視野のX方向の幅及びY方向の幅は、図6に示すように、試料画像表示領域A2の縦横比が1:1であれば、FOV/√2である。試料画像表示領域A2の縦横比がその他の比率であっても同様に、簡単な計算により観察視野のX方向の幅及びY方向の幅を算出することができる。また、視野数、対物レンズ4aの倍率、ズームレンズ6の倍率などのパラメータは、予めメモリ24に記憶されている。
次に、制御装置20は、操作部32によってユーザーからの指示の入力を監視し(ステップS3)、操作部32が入力を検出したか否かを判断する(ステップS5)。操作部32が入力を検出していない場合には、監視を継続し、入力を検出した場合には、検出した入力による指示の内容を判定する(ステップS7)。
例えば、操作部32が受け付けた入力が、ユーザーが図3の試料画像表示領域A2内をタッチすることによって生じるものであると判断される場合には、制御装置20は、入力による指示がマーカーMの位置の指定であると判断する。また、操作部32が受け付けた入力が、ユーザーが図3のボタンB1をタッチすることにより生じるものであると判断される場合には、制御装置20は、入力による指示が、マーカーMによる電動ステージ3の移動範囲を制限する機能(以降、マーカー機能と記す)の有効と無効とを切り替える指示であると判断する。また、操作部32が受け付けた入力が、ユーザーが図3のボタンB2をタッチすることにより生じるものであると判断される場合には、制御装置20は、入力による指示が、マーカーMの表示(可視化)と非表示(非可視化)とを切り替える指示であると判断する。さらに、操作部32が受け付けた入力が、ユーザーが図3の試料画像表示領域A2内をフリックすることによって生じるものであると判断される場合には、制御装置20は、入力による指示が電動ステージ3の移動であると判断する。
ステップS7で指示がマーカーMの位置の指定であると判断されると、制御装置20は、指定された位置を取得して(ステップS11)、指定された位置にマーカーMを表示させる(ステップS13)。なお、ステップS11では、指定された位置、つまり、接触を検出したタッチパネルの画素に対応する座標をマーカーMの座標(Xp、Yp)として記憶する。
次に、制御装置20は、マーカーリミットを算出する(ステップS15)。ここで、マーカーリミットとは、ステップS11で指定された位置に表示されたマーカーMが顕微鏡システム100の視野範囲の端部に位置するときの電動ステージ3のX座標またはY座標のことである。具体的には、マーカーMが視野範囲(試料画像表示領域A2)の左端、右端に位置するときの電動ステージ3のX座標であるLXmax、LXminと、マーカーMが視野範囲(試料画像表示領域A2)の下端、上端に位置するときの電動ステージ3のY座標であるLYmax、LYminの計4座標のことである。
マーカーリミットは、マーカーMの座標(Xp、Yp)、現在の電動ステージ3の座標(Xq、Yq)、視野範囲を定義する4つの座標を用いて、下式により算出される。
LXmax=Xq+(Xmax−Xp) ・・・(1)
LXmin=Xq−(Xp−Xmin) ・・・(2)
LYmax=Yq+(Ymax−Yp) ・・・(3)
LYmin=Yq−(Yp−Ymin) ・・・(4)
なお、図7は、X方向に関する、マーカーリミット、マーカーMの座標、及び、電動ステージ3の座標の関係を図示したものである。
その後、制御装置20は、顕微鏡システム100の設定を更新して(ステップS17)、処理を終了する。なお、ステップS17では、制御装置20は、ステップS11で算出したマーカーMの座標とステップS15で算出されたマーカーリミットとをメモリ24に記憶させる。
ステップS7で指示がマーカー機能の有効化であると判断されると、制御装置20は、メモリ24に記憶されているマーカーMの座標を読み出してマーカーMの位置を取得し(ステップS21)、取得した位置にマーカーMを表示させる(ステップS23)。その後、制御装置20は、顕微鏡システム100の設定を更新して(ステップS25)、処理を終了する。なお、ステップS25では、マーカー機能が有効か否かを示すパラメータMvalを、有効な状態を示す値に更新する。
ステップS7で指示がマーカー機能の無効化であると判断されると、制御装置20は、マーカーMの表示を中止する(ステップS31)。その後、制御装置20は、顕微鏡システム100の設定を更新して(ステップS33)、処理を終了する。なお、ステップS33では、パラメータMvalを、無効状態を示す値に更新する。
ステップS7で指示がマーカーMの可視化であると判断されると、制御装置20は、メモリ24に記憶されているマーカーMの座標を読み出してマーカーMの位置を取得し(ステップS41)、取得した位置にマーカーMを表示させる(ステップS43)。その後、処理を終了する。
ステップS7で指示がマーカーMの非可視化であると判断されると、制御装置20は、マーカーMの表示を中止して(ステップS51)、処理を終了する。
ステップS7で指示が電動ステージ3の移動であると判断されると、制御装置20は、操作部32が検出した入力から、ユーザーによって指示された電動ステージ3の移動量を算出する(ステップS61)。さらに、現在の電動ステージ3の座標(Xq、Yq)とステップS61で算出した移動量に基づいて、ユーザーによる指示に従って電動ステージ3を移動させた場合の電動ステージ3の位置(以降、移動予定位置と記す)を取得する(ステップS62)。なお、移動予定位置は、現在の電動ステージ3の座標(Xq、Yq)と移動量に基づいて算出された座標(Xr、Yr)として取得される。
移動予定位置の座標(Xr、Yr)を取得すると、制御装置20は、パラメータMvalの値からマーカー機能が有効か否かを判断する(ステップS63)。マーカー機能が無効であれば、制御装置20は、電動ステージ3を制御して、電動ステージ3を移動予定位置に移動させる(ステップS65)。一方、マーカー機能が有効であれば、制御装置20は、さらに、ステップS62に算出した移動予定位置が移動可能範囲内か否かを判断する(ステップS64)。具体的には、移動予定位置の座標(Xr、Yr)が以下の式を満たすか否かを判断する。
LXmin≦Xr≦LXmax ・・・(5)
LYmin≦Yr≦LYmax ・・・(6)
そして、移動予定位置が移動可能範囲内であると判断すると、制御装置20は、電動ステージ3を制御して、電動ステージ3を移動予定位置に移動させる(ステップS65)。一方、移動予定位置が移動可能範囲外であると判断すると、電動ステージ3を制御して、電動ステージ3をマーカーリミットまで移動させる(ステップS66)。なお、ステップS64からステップS66までの処理は、X方向とY方向のそれぞれについて別々に行われる。
ステップS65またはステップS66での電動ステージ3の移動が終了すると、制御装置20は、電動ステージ3とともに観察対象が移動することを考慮して、電動ステージ3の移動後のマーカーMの座標(Xp、Yp)を算出してマーカーMの表示位置を更新する(ステップS67)。
その後、制御装置20は、顕微鏡システム100の設定を更新して(ステップS68)、処理を終了する。なお、ステップS68では、制御装置20は、ステップS65またはステップS66で移動した現在の電動ステージ3の座標とステップS67で算出したマーカーMの座標とをメモリ24に記憶させる。
図5A及び図5Bに示すように、マーカーリミットの算出処理は、マーカーリミットが絶対座標で管理されていることから、ユーザーからマーカーMの位置を指定する指示が入力されたときに行なえばよく、電動ステージ3を移動したときには行なう必要がない。このことは、電動ステージ3の移動によりマーカーMの座標(Xp、Yp)と電動ステージ3の座標(Xq、Yq)が同じだけ移動することを考慮すると、上記の式(1)から式(4)からも明らかである。
以下、図8A及び図8Bを参照しながら、制御装置20内での役割分担について説明する。なお、図8A及び図8Bは、ユーザーが、マーカー機能の有効化、マーカーの位置の変更、ステージの移動、マーカー機能の無効化の順に、顕微鏡システム100に指示を入力した場合の顕微鏡システム100の動作を示すシーケンス図である。
まず、操作部32がユーザーからのマーカー機能の有効化を指示する入力を受け付けると(ステップS101)、ホスト制御部22bが、メモリ24からマーカーMの位置を取得し(ステップS102)、表示部31にマーカーMを表示させる(ステップS103)。その後、ホスト制御部22bは、マーカー機能が有効化した旨の通知を電動ステージ制御部22aに送信し(ステップS104)、これを受けた電動ステージ制御部22aが設定を更新する(ステップS105)。
次に、操作部32がユーザーからのマーカーMの位置の変更を指示する入力を受け付けると(ステップS201)、ホスト制御部22bが、ユーザーにより指定された位置を取得し(ステップS202)、指定された位置にマーカーMが表示されるように表示部31にマーカーMの表示を更新させる(ステップS203)。その後、ホスト制御部22bは、マーカーリミットを算出する(ステップS204)。マーカーMの位置と算出したマーカーリミットは電動ステージ制御部22aへ通知され(ステップS205)、これを受けた電動ステージ制御部22aが設定を更新する(ステップS206)。
さらに、操作部32がユーザーからの電動ステージ3の移動を指示する入力を受け付けると(ステップS301)、ホスト制御部22bは、電動ステージ制御部22aに電動ステージ3の移動を指示する(ステップS302)。指示を受けた電動ステージ制御部22aは、指示に従って移動した場合の電動ステージ3の移動予定位置を算出し(ステップS303)、移動予定位置に電動ステージ3を移動させるかどうかを判定するリミット判定を行なう(ステップS304)。なお、このリミット判定は、図5BのステップS63及びステップS64の処理に対応するものである。その後、電動ステージ制御部22aは、判定結果を踏まえて電動ステージ3を移動させて(ステップS305)、移動後の電動ステージ3の位置をホスト制御部22bに通知する(ステップS306)。電動ステージ3の位置の通知を受けたホスト制御部22bは、電動ステージ3の移動後のマーカーの位置を算出してマーカーMの表示を更新する(ステップS307)。さらに、マーカーMの位置を電動ステージ制御部22aに通知する(ステップS308)。これを受けて電動ステージ制御部22aは、設定を更新する(ステップS309)。
最後に、操作部32がユーザーからのマーカー機能の無効化を指示する入力を受け付けると(ステップS401)、ホスト制御部22bは、マーカーMを非表示にする(ステップS402)。その後、マーカー機能が無効化した旨の通知を電動ステージ制御部22aに送信し(ステップS403)、これを受けた電動ステージ制御部22aが設定を更新する(ステップS404)。
以上のように動作する顕微鏡システム100によれば、観察対象の位置に設定されたマーカーMが視野範囲(試料画像表示領域A2)外に移動しない範囲で顕微鏡装置制御部22が電動ステージ3を制御するので、ユーザーの誤操作等によって観察対象を見失ってしまう事態を容易に防止することができる。
また、顕微鏡システム100では、マーカーMの設定を試料Sの画像の任意の位置を指定することにより行なうことができるため、観察対象の設定がきわめて容易である。このため、ユーザーに過度の作業負担を強いることなく、ユーザーの誤操作等による観察対象の見失いを防止することができる。
また、顕微鏡システム100では、図3に示すボタンB1によりマーカー機能が有効な状態と無効化な状態とを容易に切り替えることができる。このため、例えば、スクリーニングのような観察視野を大幅に移動させる操作を行なう際には、マーカー機能を一旦無効にし、その後、詳細に観察対象を観察する際に、再びマーカー機能を有効化するといった使い方も可能である。
また、顕微鏡システム100では、図3に示すボタンB2によりマーカーMの表示と非表示とを容易に切り替えることができる。このため、マーカーMが観察対象と重なることで観察対象が観察しにくい場合には、簡単な操作でマーカーMを非表示にすることができる。
なお、本実施例に係る顕微鏡システム100は、種々の変形が可能である。例えば、本実施例に係る顕微鏡システム100では、操作部32としてタッチパネルを例示したが、操作部32はタッチパネルに限られない。操作部32は、ジョイスティック、ハンドル、キーボード、マウスなどであってもよく、その場合にも、ユーザーの誤操作等による観察対象の見失いを容易に防止することができる。また、本実施例では、マーカーリミットとの関係で移動可能範囲か否かを判定したが、マーカーリミットに加えて、電動ステージ3の構造的な制限を考慮して、移動可能範囲か否かを判定しても良い。また、本実施例では、観察対象を点で指定する例を示したが、観察対象を領域で指定しても良く、その場合、任意の形状の領域が指定されても良い。
さらに、本実施例に係る顕微鏡システム100は、操作部32が試料画像表示領域A2に表示された試料Sの画像上で試料Sの一部分を指定する複数の入力を受け付けてもよく、それによって、図9に示すように、画像上に複数のマーカー(マーカーM1、マーカーM2、マーカーM3)が表示されても良い。また、コントロール表示領域A3内にボタンB2及びボタンB3がマーカー毎に設けられても良い。
この場合、制御装置20は、マーカー毎にマーカーリミットを算出し、複数のマーカーリミットから複数のマーカー全体に対するマーカーリミット(以降、総合マーカーリミットと記す。)を決定する。具体的には、総合マーカーリミットのLXmin、LYminは、複数のマーカーリミットのLXmin、LYminのうちの最も大きな値に決定し、総合マーカーリミットのLXmax、LYmaxは、複数のマーカーリミットのLXmax、LYmaxのうちの最も小さな値に決定する。
このような総合マーカーリミットを用いて電動ステージ3を制御することで、制御装置20は、図9に示すように、すべてのマーカー(つまり、複数の入力により指定された複数の観察対象)が、試料Sの画像に含まれるように電動ステージ3を制御することができる。従って、誤操作により複数の観察対象を一つとして見失うことなく観察を行なうことができる。また、観察対象を取り囲むように複数のマーカーを設定することで、観察対象を領域指定した場合と同様の効果を得ることができる。
対物レンズの切り替えによる対物レンズの倍率の変更やズームレンズ部6の駆動によるズーム倍率の変更により観察倍率が高くなると、実視野FOVが小さくなるため、視野範囲も小さくなる。このため、図10に示すように、観察倍率の変更前の視野範囲R1内にマーカーMが含まれている場合であっても、観察倍率の変更後の視野範囲R2内にマーカーMが含まれないことがある。
本実施例に係る顕微鏡システムは、観察倍率の変更によりマーカーMが視野範囲外に移動してしまう場合に、制御装置20が観察倍率の変更に連動してマーカーMが視野範囲(つまり、試料画像表示領域A2に表示される試料Sの画像)に含まれるように電動ステージ3を制御する点が、実施例1に係る顕微鏡システム100と異なっている。その他の点については、実施例1に係る顕微鏡システム100と同様であるので、同一の構成要素は同一の符号で参照する。
なお、制御装置20は、観察倍率の変更に連動して、図11(a)に示すように、電動ステージ3の最小限の移動で倍率変更後の視野範囲R21にマーカーMが含まれるように電動ステージ3を制御しても良い。
このように制御する場合であれば、マーカーMが倍率変更後の視野範囲R21の−Y方向に位置するときには、移動後の電動ステージ3の座標(Xq’、Yq’)は、移動前の電動ステージ3の座標(Xq、Yq)、マーカーMの座標(Xp、Yp)、倍率変更後の視野範囲R21のY座標の最小値Ymin2を用いて、以下のように算出される。
Xq’=Xq ・・・(7)
Yq’=Yq+(Ymin2−Yp) ・・・(8)
マーカーMが倍率変更後の視野範囲R21の+Y方向に位置するときには、移動後の電動ステージ3の座標(Xq’、Yq’)は、倍率変更後の視野範囲R21のY座標の最大値Ymax2を用いて、以下のように算出される。
Xq’=Xq ・・・(7)
Yq’=Yq+(Ymax2−Yp) ・・・(9)
マーカーMが倍率変更後の視野範囲R21の+X方向または−X方向に位置する場合にも、同様の考え方を用いて移動後の電動ステージ3の座標(Xq’、Yq’)を算出することができる。
また、制御装置20は、観察倍率の変更に連動して、図11(b)に示すように、倍率変更後の視野範囲R22の中心にマーカーMが位置するように電動ステージ3を制御してもよい。この場合、移動後の電動ステージ3の座標(Xq’、Yq’)は、移動前の電動ステージ3の座標(Xq、Yq)、マーカーMの座標(Xp、Yp)、現在の視野範囲の中心Oの座標(X0、Y0)を用いて、以下のように算出される。
Xq’=Xq+(X0−Xp) ・・・(10)
Yq’=Yq+(Y0−Yp) ・・・(11)
以上のように動作する本実施例に係る顕微鏡システムでは、実施例1に係る顕微鏡システム100と同様に、ユーザーが電動ステージ3を操作した場合に、観察対象の位置に設定されたマーカーMが視野範囲(試料画像表示領域A2)外に移動しない範囲で顕微鏡装置制御部22が電動ステージ3を制御する。このため、本実施例に係る顕微鏡システムによれば、ユーザーの誤操作等によって観察対象を見失ってしまう事態を容易に防止することができる。
さらに、本実施例に係る顕微鏡システムでは、実施例1に係る顕微鏡システム100とは異なり、ユーザーが観察倍率を変更した場合であっても、マーカーMが視野範囲外に移動しないように顕微鏡装置制御部22が電動ステージ3を制御する。ユーザーは観察倍率の変更によって視野範囲のどの部分がどの程度拡大して表示されるかを把握していないことが多い。従って、本実施例に係る顕微鏡システムによれば、実施例1に係る顕微鏡システム100に比べてより確実にユーザーの誤操作等によって観察対象を見失ってしまう事態を防止することが可能である。
なお、本実施例に係る顕微鏡システムも、実施例1に係る顕微鏡システム100と同様に種々の変形が可能であり、操作部32が試料Sの画像上で試料Sの一部分を指定する複数の入力を受け付けてもよい点も同様である。
ただし、本実施例に係る顕微鏡システムでは、図12に示すように、倍率変更前の視野範囲R1内に複数のマーカー(マーカーM1、マーカーM2、マーカーM3)のすべてが収まる場合であっても、倍率変更後の視野範囲(視野範囲R31、視野範囲R32、視野範囲R33)内には、電動ステージ3をどのように制御してもすべてのマーカーが収まらない場合もある。
このような場合には、マーカー機能の有効化と無効化の切り替えを積極的に利用することが望ましい。例えば、マーカーM1のマーカー機能のみ有効化、マーカーM2のマーカー機能のみ有効化、マーカーM3のマーカー機能のみ有効化、といった順番で切り替え操作を行なうことで、視野範囲R31、視野範囲R32、視野範囲R33の順番で視野範囲を切り替えることができる。これにより、電動ステージ3を操作して視野範囲を切り替える場合に比べて、高速且つ容易に視野範囲を切り替えることが可能となる。
なお上述した各実施例は、発明の理解を容易にするために具体例を示したものであり、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。各実施例に係る顕微鏡システムは、特許請求の範囲により規定される本発明の思想を逸脱しない範囲において、さまざまな変形、変更が可能である。
例えば、上述した実施例は、いずれも、マーカーMが画像(視野範囲)に含まれるように制御装置20が電動ステージ3を制御するものであるが、マーカーMが画像(視野範囲)に含まれるように制御装置20が電動ステージ3以外の電動部(電動レボルバ5やズームレンズ部6)を制御しても良い。
1 顕微鏡本体
2 光源
2a 光ファイバー
3 電動ステージ
3a、3b、5a、6b モータ
4a、4b 対物レンズ
5 電動レボルバ
6 ズームレンズ部
6a ズームレンズ
7 ハーフミラー
8 照明レンズ
9 結像レンズ
10 顕微鏡装置
11 撮像装置
11a 撮像素子
20 制御装置
21 撮像装置制御部
22 顕微鏡装置制御部
22a 電動ステージ制御部
22b ホスト制御部
23 CPU
24 メモリ
25 入出力I/F
26 外部記憶装置
27 可搬記録媒体駆動装置
28 可搬記録媒体
29 バス
30 操作表示装置
31 表示部
32 操作部
100 顕微鏡システム
S 試料
A1 画像表示領域
A2 試料画像表示領域
A3 コントロール表示領域
M、M1、M2、M3 マーカー
B1、B2、B3、B4 ボタン
R、R1、R2、R21、R22、R31、R32、R33 視野範囲

Claims (7)

  1. 試料を配置する電動ステージを有する顕微鏡装置と、
    前記顕微鏡装置で取得した試料の画像を表示する試料画像表示領域を有する表示部と、
    前記表示された前記画像上で前記試料の一部分を指定する入力を受け付けるとともに、該入力により指定された前記一部分の位置にマークを表示する操作部と、
    前記入力により指定された前記一部分の位置に表示された前記マークが前記表示部の前記試料画像表示領域外に移動しない範囲で前記電動ステージを移動可能に制御する制御装置と、を備え
    前記制御装置は、前記マークによる前記電動ステージの移動範囲の制限の有効と無効の切り替えに応じて、前記制限が有効なときに、前記入力により指定された前記一部分の位置に表示された前記マークが前記表示部の前記試料画像表示領域外に移動しない範囲で前記電動ステージを制御する
    ことを特徴とする顕微鏡システム。
  2. 請求項1に記載の顕微鏡システムにおいて、
    前記操作部は、前記表示部の画像表示領域に重ねて配置されたタッチパネルである
    ことを特徴とする顕微鏡システム。
  3. 請求項1または2に記載の顕微鏡システムにおいて、
    さらに、観察倍率を変更する倍率変更部を有し、
    前記制御装置は、前記倍率変更部による観察倍率の変更に連動して、前記入力により指定された前記一部分の位置に表示された前記マークが前記表示部の前記試料画像表示領域内に含まれるように前記電動ステージを制御する
    ことを特徴とする顕微鏡システム。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の顕微鏡システムにおいて、
    前記操作部は、前記表示部に表示された前記試料の画像上で前記試料の一部分を指定する複数の入力を受け付けるとともに、該複数の入力により指定された複数の前記一部分の位置にそれぞれマークを表示し、
    前記制御装置は、前記複数の入力により指定された複数の前記一部分の位置に表示されたそれぞれのマークが前記表示部の前記試料画像表示領域外に移動しない範囲で前記電動ステージを制御する
    ことを特徴とする顕微鏡システム。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の顕微鏡システムにおいて、
    さらに、前記制御装置における前記マークによる前記電動ステージの移動範囲の制限の有効と無効とを切り替える有効無効切替部を有し、
    前記操作部は、前記有効無効切替部が前記制限の有効と無効とを切り替えるための第2の入力を受け付け、
    前記制御装置は、前記制限が有効なときに、前記入力により指定された前記一部分の位置に表示された前記マークが前記表示部の前記試料画像表示領域外に移動しない範囲で前記電動ステージを制御する
    ことを特徴とする顕微鏡システム。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の顕微鏡システムにおいて、
    前記操作部は、前記マークの表示と非表示とを切り替えるための第3の入力を受け付け、
    前記制御装置は、前記第3の入力の結果に応じて、前記一部分の位置に表示されるマークを表示または非表示とする
    ことを特徴とする顕微鏡システム。
  7. 試料を配置する電動ステージを有する顕微鏡装置と、前記顕微鏡装置で取得した試料の画像を表示する試料画像表示領域を有する表示部と、前記表示された前記画像上で前記試料の一部分を指定する入力を受け付けるとともに、該入力により指定された前記一部分の位置にマークを表示する操作部と、を備える顕微鏡システムのプログラムであって、
    前記操作部が受け付けた前記入力により指定された前記試料の一部分の位置に表示された前記マークが前記表示部の前記試料画像表示領域外に移動しない範囲で前記電動ステージを移動可能に制御し、前記マークによる前記電動ステージの移動範囲の制限の有効と無効の切り替えに応じて、前記制限が有効なときに、前記入力により指定された前記一部分の位置に表示された前記マークが前記表示部の前記試料画像表示領域外に移動しない範囲で前記電動ステージを制御する
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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