JP6278303B2 - アンテナ切替システム - Google Patents

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本発明は、アンテナ切替システムに関する。
従来より、複数のアンテナから受信電界強度が最も大きいアンテナを適宜選択することで、通信環境の悪化を抑えたダイバーシチ装置が提供されている(例えば特許文献1参照)。特許文献1に記載されたダイバーシチ装置は、3本のアンテナと、アンテナにより捉えられた無線信号を受信する2つの受信部と、3本のアンテナと2つの受信部との間の接続状態を切り替えるアンテナスイッチとを備える。
このダイバーシチ装置では、データ取得時に使用するアンテナを選択するためのダイバーシチ制御用期間が設けられており、このダイバーシチ制御用期間になるまでは、前回のダイバーシチ制御用期間に選択されたアンテナによってデータが取得される。
一方、ダイバーシチ制御用期間になると、アンテナスイッチが切り替えられることで、3本のアンテナから2本のアンテナが選択されるとともに、選択された2本のアンテナと2つの受信部との間がそれぞれ接続される。選択された2本のアンテナにより捉えられた無線信号は対応する受信部にそれぞれ入力され、各受信部に入力された無線信号に基づいて各アンテナの受信電界強度が算出される。
3本のアンテナから2本のアンテナを選択するすべての組み合わせについて上記処理を行った後、算出した各アンテナの受信電界強度に基づいてデータ取得用のアンテナを選択する。そして、ダイバーシチ制御用期間が終了すると、選択されたアンテナによってデータが取得される。なお、ダイバーシチ制御用期間は一定期間ごとに発生し、その都度上記処理を繰り返し行う。
特許第4624186号公報
上述の特許文献1に示したダイバーシチ装置では、ダイバーシチ制御用期間に算出した受信電界強度が最も大きいアンテナをデータ取得用のアンテナとして選択しており、これにより通信環境が悪化するのを抑えることができる。しかしながら、このダイバーシチ装置では、ダイバーシチ制御用期間が終了するまではデータを取得できないことから、通信が遅れる可能性があった。
本発明は上記問題点に鑑みて為されており、通信環境の悪化を抑えつつ、通信の遅れを低減させたアンテナ切替システムを提供することを目的とする。
本発明のアンテナ切替システムは、n本(nは3以上の正の整数)のアンテナと、前記アンテナにより捉えられた無線信号を受信する信号受信部と、前記信号受信部で使用する前記アンテナを選択的に切り替えるアンテナ切替部と、前記アンテナ切替部を制御し且つ通常モード及び測定モードの2つの動作モードで動作可能な制御部と、前記制御部が前記通常モードで動作中に前記信号受信部で受信された無線信号からデータを取得し、前記制御部が前記測定モードで動作中に前記信号受信部で受信された無線信号の受信信号強度を測定する信号処理部とを備え、前記制御部は、前記測定モードになると、前記アンテナ切替部を介して前記アンテナをm本(mは2以上で且つnよりも小さい正の整数)ずつ順次切り替え、前記信号処理部は、切り替えられた前記m本の前記アンテナそれぞれにより捉えられた前記無線信号の前記受信信号強度を測定しつつ、前記無線信号からデータを取得し、前記制御部は、前記測定モードが終了すると、前記信号処理部の測定結果に基づいて前記通常モードで使用する前記アンテナを決定することを特徴とする。
このアンテナ切替システムにおいて、前記制御部は、n本の前記アンテナのうちの前記受信信号強度が大きい方からm本の前記アンテナを、前記通常モードで使用するアンテナに決定するのが好ましい。
また、このアンテナ切替システムにおいて、前記制御部は、前記測定モードにおいて、今回選択されたm本の前記アンテナの中で前記受信信号強度が最も大きい前記アンテナを、次回選択されるm本の前記アンテナのうちの1本に含むのも好ましい。
本発明の構成によれば、制御部が、通常モードで使用するアンテナを、信号処理部の測定結果に基づいて受信信号強度が大きいアンテナに決定することで、通信環境が悪化するのを抑えることができるという効果がある。また、制御部の動作モードが測定モードに設定された状態では、信号処理部が、各アンテナにより捉えられた無線信号の受信信号強度を測定しつつ、無線信号からデータを取得するので、通信の遅れを低減することができるという効果もある。
本実施形態のアンテナ切替システムの概略ブロック図である。 同上を適用した無線通信システムの概略構成図である。 同上に用いられる無線信号の信号フォーマットである。 同上の動作を説明するフローチャートである。 同上の別の動作を説明するフローチャートである。
以下に、アンテナ切替システムの実施形態について図1〜図5を参照しながら説明する。なお、以下の説明において、アンテナ11a〜11jを区別する必要がない場合には、アンテナ11と表記する。
図2は本実施形態のアンテナ切替システムを適用した無線通信システムの概略構成図である。本実施形態のアンテナ切替システムは、無線通信機器1に搭載されており、無線通信機器1と送信機2とが無線通信を行なう。送信機2は、アンテナ21を有し、無線通信機器1に対して無線信号Sig1を送信する。また、送信機2は、例えば管理者によって操作されるモニタ装置(図示せず)に内蔵される。なお、送信機2のアンテナ21は複数であってもよい。
アンテナ切替システムは、例えば無線通信機能を有する分電盤(図示せず)に内蔵されており、モニタ装置から無線送信される指令を受信し、モニタ装置に対して消費電力等の情報を無線送信する。モニタ装置は、分電盤から送信された消費電力等の情報を受信すると、分電盤によって電力が分配される領域の現在又は積算の消費電力を表示する。
本実施形態において、モニタ装置は単一のアンテナ21(図2参照)を有し、分電盤は複数(本実施形態では10本)のアンテナ11a〜11jを有している。そして、分電盤は、アンテナ切替システムによって周囲環境に適したアンテナ11を適宜選択し、モニタ装置との間で安定した無線通信を行なう。
ここに、分電盤は、前面側が開口する矩形箱状に形成された盤本体と、後面側が開口し盤本体の開口を閉塞するようにして盤本体に取り付けられる蓋体とを備え、蓋体の裏面には、放射状に配置された10本のアンテナ11a〜11jが取り付けられている。なお、アンテナ11a〜11jの取付構造については、インサート成形により蓋体と一体に形成されてもいいし、蓋体に対して貼り付ける構造であってもよい。
上述のように、アンテナ11a〜11jを放射状に配置することで、指向性の強いアンテナを用いた場合にも受信感度を高めることができる。また、アンテナ11a〜11jを蓋体の裏面に取り付けることで、外側からアンテナ11a〜11jが見えることがなく、見栄えのよい分電盤を提供することができる。
図1は本実施形態のアンテナ切替システムの概略ブロック図であり、アンテナ切替システムは、無線通信機器1と、複数(本実施形態では10本)のアンテナ11a〜11jとを備える。また、無線通信機器1は、アンテナ切替部12と、RF部13と、アンテナ制御部14(制御部)と、信号処理部15とを備える。
アンテナ切替部12は、アンテナ制御部14から出力される切替信号Sig2に従って、アンテナ11a〜11jの何れかに切り替える。なお、本実施形態では、アンテナ切替部12によって、10本のアンテナ11の中から2本のアンテナ11を選択することができる。
RF部13は、アンテナ11により捉えられた無線信号Sig1をダウンコンバートし、ベースバンド信号を抽出する。ここに、本実施形態では、RF部13により信号受信部が構成されている。
信号処理部15は、取得部151と測定部152とを備え、RF部13によって抽出されたベースバンド信号を処理する。取得部151は、選択されたアンテナ11により捉えられた無線信号Sig1からデータを取得する。測定部152は、選択されたアンテナ11により捉えられた無線信号Sig1の受信信号強度(RSSI:Received Signal Strength Indication)(以下、「RSSI」という。)を測定する。
アンテナ制御部14は、アンテナ切替部12を制御する機能を有し、通常モード及び測定モードの2つの動作モードで動作可能である。測定モードは、通常モードにおいて使用するアンテナ11を決定(選択)するために、各アンテナ11により捉えられた無線信号Sig1のRSSIを測定し、測定したRSSIの大小を比較するモードである。
通常モードは、測定モードにおいて決定された2本のアンテナ11のうち受信レベルの大きいアンテナ11によって、送信機2からの無線信号Sig1に含まれるデータを取得するモードである。従って、通常モードにおいても、各アンテナ11により捉えられた無線信号Sig1のRSSIが測定され、測定されたRSSIの大小が比較される。
つまり、アンテナ制御部14の動作モードに関わらず、信号処理部15の測定部152が、アンテナ11により捉えられた無線信号Sig1のRSSIを測定し、取得部151が、アンテナ11により捉えられた無線信号Sig1からデータを取得するのである。
本実施形態のアンテナ切替システムでは、通常モード及び測定モードの何れの動作モードにおいても、信号処理部15の取得部151が無線信号Sig1からデータを取得するように構成されている。そのため、従来例のようにダイバーシチ制御用期間が終了してからデータを取得する場合に比べて、通信の遅れを低減することができる。
図3は、アンテナ制御部14の動作モードが測定モードである場合に、送信機2より送信される無線信号Sig1の信号フォーマットの一例であり、アンテナ比較部とデータ部とで構成される。
アンテナ比較部は、例えば一般的なプリアンブル信号からなり、プリアンブルが検出されると、選択された2本のアンテナ11のRSSIの大小を比較し、RSSIが大きいアンテナ11が選択される。また、データ部には、比較結果に応じて選択されたアンテナ11により取得されるデータ(例えば、消費電力等の情報の要求指令)が含まれている。
ここに、ユニークワードを検出した後にRSSIを比較しようとすると、その後に続くペイロードを受信できない場合がある。この場合、上記アンテナ比較部においてプリアンブルとユニークワードの組み合わせを複数個連続して送るようにすればよく、これによりユニークワードを検出した後にRSSIを比較しても、その後に続くペイロードを受信することができる。
次に、アンテナ切替システムにおける測定モードの一例について、図4に示すフローチャートを参照しながら説明する。なお、図4中のiは、i番目のアンテナ11を示している。
まず最初に、アンテナ制御部14は、1,2番目のアンテナ11a,11bに切り替える切替信号Sig2をアンテナ切替部12に出力し、アンテナ切替部12を介してアンテナ11a,11bに切り替える(ステップS1)。アンテナ11a,11bにより捉えられた無線信号Sig1中のユニークワードが検出されると、アンテナ制御部14は、アンテナ11a,11bの性能比較を行なう。
具体的には、信号処理部15の測定部152が、アンテナ11a,11bにより捉えられた無線信号Sig1のRSSIをそれぞれ測定(アンテナiとアンテナ(i+1)のRSSIを測定)する(ステップS2)。そして、アンテナ制御部14が、測定したRSSIの大小を比較する(ステップS3)。
アンテナ11aのRSSIがアンテナ11bのRSSI以上である場合には(ステップS3のYes)、信号処理部15の取得部151が、アンテナ11aにより捉えられた無線信号Sig1からデータを取得する(ステップS4)。また、アンテナ11bのRSSIがアンテナ11aのRSSIより大きい場合には(ステップS3のNo)、信号処理部15の取得部151が、アンテナ11bにより捉えられた無線信号Sig1からデータを取得する(ステップS5)。
その後、アンテナ制御部14は、取得した各アンテナ11a,11bのRSSIを、各アンテナ11a,11bにそれぞれ対応付ける形で記憶部(図示せず)に記憶させる(ステップS6)。
次に、アンテナ制御部14は、現時点で1,2番目のアンテナ11a,11bを選択していることから(ステップS7のNo)、アンテナ切替部12を介して3,4番目のアンテナ11c,11dに切り替える(ステップS8)。そして、選択した3,4番目のアンテナ11c,11dに対して、同様に、ステップS2〜S6の処理が行なわれる。
以下同様にして、5,6番目のアンテナ11e,11f、7,8番目のアンテナ11g,11h、9,10番目のアンテナ11i,11jに対して、ステップS2〜S6の処理が繰り返し行われる。そして、9,10番目のアンテナ11i,11jに対してステップS2〜S6の処理が行われると(ステップS7のYes)、アンテナ制御部14は、アンテナ11a〜11jのRSSIを比較し、RSSIが大きい2本のアンテナ11を決定する(ステップS9)。
上述のように、アンテナ制御部14が、通常モードで使用するアンテナ11を、信号処理部15の測定結果に基づいてRSSIが大きいアンテナ11に決定することで、通信環境が悪化するのを抑えることができる。また、アンテナ制御部14の動作モードが測定モードに設定された状態では、信号処理部15が、各アンテナ11により捉えられた無線信号Sig1のRSSIを測定しつつ、無線信号Sig1からデータを取得する。そのため、従来例のようにダイバーシチ制御用期間が終了してからデータを取得する場合に比べて、通信の遅れを低減することもできる。
さらに、本実施形態では、測定モードで選択するアンテナ11の本数と、通常モードで使用するアンテナ11の本数を同じ本数(2本)としている。これにより、送信機2から送信される無線信号Sig1の信号フォーマットを、通常モードと測定モードとで共通化することができる。
また、本実施形態のように、2本のアンテナ11でダイバーシチを行うことで、人が動くなど急な環境変化によるマルチパスフェージング(受信レベル変動)にも対応することができる。さらに、従来例のように2つの受信部を備えている場合に比べて、コストアップを抑えることができる。
次に、アンテナ切替システムにおける測定モードの別の例について、図5に示すフローチャートを参照しながら説明する。なお、図5中のi,jは、i番目,j番目のアンテナ11をそれぞれ示している。
まず最初に、アンテナ制御部14は、1,2番目のアンテナ11a,11bに切り替える切替信号Sig2をアンテナ切替部12に出力し、アンテナ切替部12を介してアンテナ11a,11bに切り替える(ステップS11)。アンテナ11a,11bにより捉えられた無線信号Sig1中のユニークワードが検出されると、アンテナ制御部14は、アンテナ11a,11bの性能比較を行なう。
具体的には、信号処理部15の測定部152が、アンテナ11a,11bにより捉えられた無線信号Sig1のRSSIをそれぞれ測定(アンテナiとアンテナjのRSSIを測定)する(ステップS12)。そして、アンテナ制御部14が、測定したRSSIの大小を比較する(ステップS13)。
アンテナ11aのRSSIがアンテナ11bのRSSI以上である場合には(ステップS13のYes)、信号処理部15の取得部151は、アンテナ11aにより捉えられた無線信号Sig1からデータを取得する(ステップS14)。また、アンテナ11bのRSSIがアンテナ11aのRSSIより大きい場合には(ステップS13のNo)、信号処理部15の取得部151は、アンテナ11bにより捉えられた無線信号Sig1からデータを取得する(ステップS15)。
ここで、アンテナ制御部14は、1,2番目のアンテナ11a,11bのうちRSSIが大きい方を、次に選択する2本のアンテナ11のうちの1本とし、さらに3番目のアンテナ11cを選択する(ステップS16〜S18)。そして、選択されたアンテナ11a,11bのうちの1本と3番目のアンテナ11cに対して、同様に、ステップS12〜S16の処理が行われる。
以下同様にして、10本目のアンテナ11jと、それまでに残ったアンテナ11a〜11iの何れか1本に対して、ステップS12〜S16の処理が行われる。そして、アンテナ制御部14は、全てのアンテナ11a〜11jに対してステップS12〜S16の処理が行われると(ステップS17)、アンテナ11a〜11jのRSSIを比較し、RSSIが大きい2本のアンテナ11を決定する(ステップS19)。
上述のように、今回選択された2本のアンテナ11のうちRSSIが大きいアンテナ11を、次回選択される2本のアンテナ11のうちの1本とすることで、それまでに試されたアンテナ11の中でRSSIが最も大きいアンテナ11が常に選択される。これにより、測定モードにおいてもRSSIが大きいアンテナ11を常に使用することができ、データを確実に取得することができる。
なお、本実施形態では、測定モードにおいて選択するアンテナ11の本数が2本の場合を例に説明したが、アンテナ切替システムが備えるアンテナ11よりも少ない本数であれば3本以上であってもよい。また、本実施形態では、測定モードにおいて選択するアンテナ11の本数と、通常モードにおいて使用するアンテナ11の本数とが同じ場合を例に説明したが、必ずしも同じ本数にする必要はなく、異なっていてもよい。
さらに、本実施形態では、アンテナ切替システムが備えるアンテナ11の本数が10本の場合を例に説明したが、少なくとも3本のアンテナ11を備えていればよく、本実施形態に限定されない。また、アンテナ11のRSSIを測定する方法は本実施形態に限定されず、例えば10本のアンテナ11a〜11jから2本のアンテナ11を選択するすべての組み合わせについてRSSIを測定してもよい。
さらに、本実施形態では、測定モードにおいて2本のアンテナ11のRSSIの大小を比較し、RSSIが大きいアンテナ11により後続のデータを取得している。これに対して、パケット中に含まれるユニークワードを検出したアンテナにより後続のペイロードを受信するようにしてもよい。
この場合、1つのパケットが、複数対のプリアンブル及びユニークワードと、その後に続けて送信されるペイロードとで構成され、2本のアンテナを所定周期で切り換えながら上記パケットを受信する。この際、一方のアンテナによりパケット中のユニークワードが検出されると、ユニークワードを検出したアンテナを選択し、選択したアンテナにより後続のペイロードを受信する。
また、本実施形態では、測定モードにおいて各アンテナ11のRSSIの大小を比較し、RSSIが大きいアンテナ11を通常モードで使用するアンテナ11としている。これに対して、2本以上のアンテナ11を同時に使用してデータを取得する場合、各アンテナ11のRSSIだけではなく、各アンテナ11の指向性を考慮してアンテナ11を選ぶのが好ましい。
例えば、10本のアンテナ11の中から2本のアンテナ11を選択する場合、指向性の異なるアンテナ11の組み合わせが様々であれば、電波伝搬のエリアが大きく異なってくる。そのため、この場合には、10本のアンテナ11の中から2本のアンテナ11を選択するすべての組み合わせの中から、使用するアンテナ11の組み合わせを選択するのが好ましい。
また、2本のアンテナ11を選択する方法として、RSSIが最も大きいアンテナ11と、このアンテナ11に対してアンテナ指向性が最も異なるアンテナ11を選ぶようにしてもよい。例えば、本実施形態のように、10本のアンテナ11を放射状に配置した場合、RSSIが最も大きいアンテナ11と、このアンテナ11の指向性の向きと逆向き(180度反対向き)の指向性を有するアンテナ11を選べばよい。
さらに、上述の測定モードは定期的に実施するのが好ましく、また定期的に測定モードを実施した結果が同じであれば、測定モードを実施する間隔を長くすればよい。また、巡回冗長検査(Cyclic Redundancy Check:CRC)によりエラーを検出した場合に測定モードを実施するようにしてもよい。さらに、受信不能状態が一定時間続いたアンテナの組み合わせについては、周囲環境の変化を検知するまでは不使用とするのが好ましい。
また、本アンテナ切替システムを備えた無線通信機器の移動を検知した場合に測定モードを実施するようにしてもよく、さらに無線通信機器が移動を続けている場合には高頻度で測定モードを実施するのが好ましい。また、無線通信機器の移動を検知しない場合でも、測定モードの測定結果が毎回異なる場合には周囲環境の変化が大きいと判断し、高頻度で測定モードを実施するのが好ましい。
さらに、例えば2本のアンテナを比較する場合には、両アンテナ間の相関値が所定値以下となるものを選択するのが好ましい。また、ストリーミング動画などの連続信号を受信する場合には、サムネイルなどを事前のテスト信号とし、このテスト信号を受信した際に測定モードを実施するのも好ましい。さらに、最初の測定モードでは、全てのアンテナに対してRSSIの測定を行い、2回目以降の測定モードでは、最初の測定モードよりも少ないアンテナに対してRSSIの測定を行うのも好ましい。
本実施形態のアンテナ切替システムは、n本のアンテナ11と、アンテナ11により捉えられた無線信号Sig1を受信するRF部13(信号受信部)と、RF部13で使用するアンテナ11を選択的に切り替えるアンテナ切替部12とを備える。また、アンテナ切替システムは、アンテナ制御部14(制御部)と、信号処理部15とを備える。アンテナ制御部14は、アンテナ切替部12を制御し且つ通常モード及び測定モードの2つの動作モードで動作可能である。信号処理部15は、アンテナ制御部14が通常モードで動作中にRF部13で受信された無線信号Sig1からデータを取得し、アンテナ制御部14が測定モードで動作中にRF部13で受信された無線信号Sig1のRSSI(受信信号強度)を測定する。アンテナ制御部14は、測定モードになると、アンテナ切替部12を介してアンテナ11をm本ずつ順次切り替える。信号処理部15は、切り替えられたm本のアンテナ11それぞれにより捉えられた無線信号Sig1のRSSIを測定しつつ、無線信号Sig1からデータを取得する。また、アンテナ制御部14は、測定モードが終了すると、信号処理部15の測定結果に基づいて通常モードで使用するアンテナ11を決定する。
また、本実施形態のアンテナ切替システムのように、アンテナ制御部14は、n本のアンテナ11のうちのRSSIが大きい方からm本のアンテナ11を、通常モードで使用するアンテナ11に決定するのが好ましい。
また、本実施形態のアンテナ切替システムのように、アンテナ制御部14は、測定モードにおいて、今回選択されたm本のアンテナ11の中で受信信号強度が最も大きいアンテナ11を、次回選択されるm本のアンテナ11のうちの1本に含むのが好ましい。
11 アンテナ
12 アンテナ切替部
14 アンテナ制御部(制御部)
15 信号処理部
Sig1 無線信号

Claims (3)

  1. n本(nは3以上の正の整数)のアンテナと、前記アンテナにより捉えられた無線信号を受信する信号受信部と、前記信号受信部で使用する前記アンテナを選択的に切り替えるアンテナ切替部と、前記アンテナ切替部を制御し且つ通常モード及び測定モードの2つの動作モードで動作可能な制御部と、前記制御部が前記通常モードで動作中に前記信号受信部で受信された無線信号からデータを取得し、前記制御部が前記測定モードで動作中に前記信号受信部で受信された無線信号の受信信号強度を測定する信号処理部とを備え、
    前記制御部は、前記測定モードになると、前記アンテナ切替部を介して前記アンテナをm本(mは2以上で且つnよりも小さい正の整数)ずつ順次切り替え、前記信号処理部は、切り替えられた前記m本の前記アンテナそれぞれにより捉えられた前記無線信号の前記受信信号強度を測定しつつ、前記無線信号からデータを取得し、
    前記制御部は、前記測定モードが終了すると、前記信号処理部の測定結果に基づいて前記通常モードで使用する前記アンテナを決定することを特徴とするアンテナ切替システム。
  2. 前記制御部は、n本の前記アンテナのうちの前記受信信号強度が大きい方からm本の前記アンテナを、前記通常モードで使用するアンテナに決定することを特徴とする請求項1記載のアンテナ切替システム。
  3. 前記制御部は、前記測定モードにおいて、今回選択されたm本の前記アンテナの中で前記受信信号強度が最も大きい前記アンテナを、次回選択されるm本の前記アンテナのうちの1本に含むことを特徴とする請求項1又は2記載のアンテナ切替システム。
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