JP6277685B2 - 通信端末装置 - Google Patents

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Description

本開示の技術は、ユーザーに装着された状態で使用される通信端末装置に関する。
ユーザーの手首など、ユーザーの身体の一部に装着された状態で使用される通信端末装置が提案されている。こうした通信端末装置においては、例えば、特許文献1に記載のように、近距離無線通信技術の1つであるNFC(Near Field Communication )に基づく無線通信を行う通信端末装置も提案されている。
特開2013−218699号公報
ところで、NFCに基づく無線通信が可能な環境に通信端末装置が位置するときに、通信端末装置において常に無線通信が可能であると、ユーザーが通信端末装置を身体に装着したか否かにかかわらず、通信端末装置と他の通信端末装置との間での通信が行われる。そのため、ユーザーが通信端末装置を身体に装着していない状況、すなわち、ユーザーが通信端末装置を利用していないときであっても、通信端末装置のデータが、他の通信端末装置に向けて送信されることもある。それゆえに、ユーザーの通信端末装置のデータが、本来は送信されるべきタイミングではないときに他の通信端末装置に向けて送信されることもある。
本開示の技術は、ユーザーが利用していないときに通信端末装置が通信することを抑えることのできる通信端末装置を提供することを目的とする。
本開示の技術における通信端末装置の一態様は、環形状を有してユーザーに装着されている状態である装着状態と、前記ユーザーに装着されていない非装着状態との間で形状が変わる被装着部と、前記被装着部に設けられて前記被装着部の形状が変わることによって導通状態を変えるアンテナであって、前記被装着部が前記装着状態であるときに、外部と通信することができる通信可能状態と、前記被装着部が前記非装着状態であるときに外部と通信することができない通信不能状態とを有するアンテナと、を備える。
本開示の技術における通信端末装置の一態様によれば、被装着部がユーザーに装着されている装着状態のときのみ外部との通信が可能である。そのため、ユーザーが通信端末装置を利用していない状況では、通信端末装置が外部と通信することが抑えられる。
本開示の技術における通信端末装置の他の態様は、前記アンテナは、前記通信可能状態であるとき、1つのコイルを形成し、前記被装着部が前記装着状態であるとき、前記アンテナは、前記被装着部の周方向に沿って回転するらせん形状を有する。
本開示の技術における通信端末装置の他の態様によれば、アンテナが、被装着部の径方向に沿って回転するらせん形状を有するコイルである構成と比べて、被装着部に対するアンテナの形成が容易である。
本開示の技術における通信端末装置の他の態様は、前記被装着部が、前記非装着状態であるとき、1つの方向である延設方向に沿って延びて前記延設方向における両端に端部を有し、前記アンテナは、前記被装着部が前記非装着状態であるとき、前記被装着部において、2つの前記端部のうち、一方の端部から他方の端部に向けて延びる線形状を有した線部材から構成され、前記被装着部が前記装着状態であるとき、前記線部材における両端部が相互に接続する。
本開示の技術における通信端末装置の他の態様によれば、被装着部が非装着状態であるとき、アンテナがコイルを形成しないため、アンテナが確実に他の通信端末と通信できない状態になる。
本開示の技術における通信端末装置の他の態様は、前記アンテナが、前記被装着部が前記非装着状態であるとき、前記線部材における両端部が前記被装着部の周方向にて相互に重なる。
本開示の技術における通信端末装置の他の態様によれば、被装着部が装着状態であるとき、2つの端部の各々が相互に接する部分のみを有する構成と比べて、アンテナが繋がりやすくなる。
本開示の技術における通信端末装置によれば、ユーザーが通信端末装置を利用していないとき、通信端末装置が外部と通信することが抑えられる。
本開示の通信端末装置の一実施形態であって、通信端末装置が装着状態であるときの斜視構造を示す斜視図である。 通信端末装置が非装着状態であるときの斜視構造を示す斜視図である。 通信端末装置の電気的構成を示すブロック図である。 通信端末装置が備える被装着部を上面視した上面図である。 第1変形例が備える被装着部を上面視した上面図である。 図5における6−6線に沿った断面構造を示す断面図である。 第2変形例が備えるアンテナを上面視した上面図である。 (a)図7における領域Aを拡大した部分拡大図であり、(b)図7における領域Bを拡大した部分拡大図である。 第3変形例における斜視構造を示す斜視図である。 第3変形例の備えるアンテナを上面視した上面図である。 第4変形例の通信端末装置の斜視構造を示す斜視図である。 第4変形例の通信端末装置の斜視構造を示す斜視図である。
図1から図4を参照して、通信端末装置を具体化した一実施形態を説明する。以下では、通信端末装置の全体構成、通信端末装置の電気的構成、および、通信端末装置が備えるアンテナの構成を順番に説明する。
[通信端末装置の全体構成]
図1および図2を参照して通信端末装置の全体構成を説明する。
図1が示すように、通信端末装置10は、ユーザーHに装着される被装着部11を有する。被装着部11は、図1が示す状態であって、ユーザーHに装着されている装着状態であるとき、環形状を有することが最も重要であり、被装着部11は、有端の環形状を有してもよいし、無端の環形状を有してもよい。被装着部11が装着状態にて無端の環形状を有するとき、被装着部11は、例えば、第1装着端部11aと第2装着端部11bとが接することによって、無端の環形状を形成する。
被装着部11は、ユーザーHの身体の一部に装着されていればよく、被装着部11が装着される部位は、ユーザーHの身体のうち、手首、指、首、腕、および、足首などのいずれであってもよい。被装着部11は、ユーザーHの身体におけるいずれの部位に装着される場合であっても、各部位の周方向における全体、あるいは、各部位の周方向における一部を囲む環形状を有していればよい。なお、図1は、通信端末装置10の一例として、ユーザーHの手首に装着される腕時計型の通信端末装置10を示している。
通信端末装置10は、好ましくは表示部12を有し、表示部12は、被装着部11の外表面に位置し、好ましくは、被装着部11におけるユーザーHと接触しない面に位置している。表示部12は、例えば、ユーザーHによる通信端末装置10の操作に応じて各種の文字情報や図形情報を表示する。
被装着部11の内部には、外部と通信するアンテナ21が位置している。被装着部11は、例えば、可撓性を有する樹脂フィルムの外表面に位置するアンテナ21と、アンテナを含む樹脂フィルムの全体、あるいは、樹脂フィルムの一部を覆うカバーとを備えている。カバーの形成材料は、例えば、合成樹脂や金属などである。カバーの形成材料が金属であるとき、被装着部11は、カバーとアンテナ21とを絶縁する絶縁部材を有し、金属で構成されたカバーは、アンテナ21の通信特性を抑制しない構造であることが好ましい。
アンテナ21は、通信端末装置10が装着状態であるとき、環形状を有して外部と通信することができる。アンテナ21が環形状を有するとき、アンテナ21は、磁界によって外部のアンテナと結合することで外部と通信する。すなわち、通信端末装置10が装着状態であるとき、アンテナ21は通信可能状態である。
被装着部11の内部には、アンテナ21と接続するRFチップ22が位置している。RFチップ22は、アンテナ21の通信によって、RFチップ22の記憶しているデータなどを外部に送信したり、外部からの情報信号を受信したりする。
図2が示すように、被装着部11は、ユーザーHに装着されていない状態である非装着状態を有し、被装着部11は、上述した装着状態と非装着状態との間で形状が変わる。被装着部11が非装着状態であるとき、被装着部11においては、第1装着端部11aと第2装着端部11bとの距離が、装着状態であるときの第1装着端部11aと第2装着端部11bとの距離よりも大きい。
被装着部11が非装着状態であるとき、被装着部11の第1装着端部11aと第2装着端部11bとは、第1装着端部11aと第2装着端部11bとを接続するベルトなどの接続部材によって接続されてもよい。このとき、被装着部11は無端の環形状を有する。あるいは、図2が示す通信端末装置10の一例のように、被装着部11の第1装着端部11aと第2装着端部11bとが、相互に離れてもよい。非装着状態において第1装着端部11aと第2装着端部11bとが離れるとき、被装着部11は、1つの方向に延びる線形状を有してもよいし、1つの方向に延び、かつ、2次元的な拡がりを有した帯形状を有してもよい。被装着部11が帯形状を有するとき、被装着部11が延びる方向と直交する方向に沿った幅は、被装着部11の延びる方向において一定であってもよいし、変わってもよい。
図2が示す一例では、被装着部11は、2つの端部である第1装着端部11aと第2装着端部11bとを有した帯形状を有している。通信端末装置10が表示部12を有し、かつ、被装着部11が非装着状態にて帯形状を有するとき、表示部12は、被装着部11において、被装着部11が延びる方向の中央に位置してもよいし、他の部位に位置してもよい。
被装着部11が非装着状態であるとき、アンテナ21においては、第1装着端部11aに位置する第1アンテナ端部21aと、第2装着端部11bに位置する第2アンテナ端部21bとが相互に離れている。被装着部11が非装着状態にて線形状あるいは帯形状を有するとき、アンテナ21は、被装着部11が延びる方向に沿って延びる線部材から構成される。被装着部11が非装着状態であるとき、アンテナ21は線部材から構成されるため、外部と磁界によって結合することができない。すなわち、被装着部11が非装着状態であるとき、アンテナ21は外部と通信することができない通信不能状態である。
このように、アンテナ21は、被装着部11の形状が装着状態と非装着状態との間で変わることに伴って、通信可能状態と通信不能状態との間で導通状態を変え、かつ、被装着部11が装着状態であるとき通信可能状態であり、被装着部11が非装着状態であるとき通信不能状態である。そのため、被装着部11がユーザーHに装着されている装着状態のときのみ外部との通信が可能である。それゆえに、ユーザーHが通信端末装置10を利用していない状況では、通信端末装置10が外部と通信することが抑えられる。
[通信端末装置の電気的構成]
図3を参照して通信端末装置10の電気的構成を説明する。なお、以下では、通信端末装置10が、近距離無線通信の1つであるNFC(Near Field Communication )におけるパッシブ型のNFCタグである例を詳しく説明する。
図3が示すように、NFCタグである通信端末装置10は、アンテナ21と、アンテナ21に接続するRFチップ22とを備えている。アンテナ21は、被装着部11の周方向に沿って回転するらせん形状を有するコイルであり、アンテナ21の形状は、通信端末装置10においてアンテナ21が占めることのできる面積や、RFチップ22の駆動に必要な電力などに応じて変わる。こうした形状を有するアンテナ21は、被装着部11の径方向に沿って回転するらせん形状を有するコイルである構成と比べて、被装着部11に対するアンテナ21の形成が容易である。
RFチップ22は、RF部31、ロジック部32、および、記憶部33を備えている。RF部31は、アンテナ21の基端と先端とに接続し、外部から供給された磁界から電力を抽出する電源回路と、外部とやり取りする情報信号の復調および変調などを行うデータ送信回路とを含む。
記憶部33は、通信端末装置10に固有の識別子や、その他の情報を記憶することができる。記憶部33は、予め識別子などを記憶していてもよいし、外部との通信によって受信した識別子などを記憶してもよい。
ロジック部32は、受信した情報信号に基づき、記憶部33から所定の情報を読み出したり、記憶部33に所定の情報を書き込んだりする。
なお、通信端末装置10は、上述したパッシブ型のNFCタグであってもよいし、電源を有するアクティブ型のNFCタグ、あるいは、同じく電源を有するセミアクティブ型のNFCタグであってもよい。通信端末装置10は、他のNFCタグを読み込みや、他のNFCタグに対する書き込みを行うリーダライタであってもよいし、ピアツーピアにて情報信号のやり取りを行う端末装置であってもよい。通信端末装置10がリーダライタとしての機能、および、ピアツーピアとしての機能を有するとき、通信端末装置10は、上述した電気的構成の他に、これらの機能を通信端末装置10に発現させるための電源部、および、制御部をさらに有する。通信端末装置10は、これらNFCタグ、リーダライタ、および、ピアツーピアのうち、2つ以上の機能を有してもよい。
[アンテナの構成]
図4を参照してアンテナ21の一例におけるより詳しい構成を説明する。なお、図4では、図示の便宜上、被装着部の樹脂フィルムにおける1つの側面であって、アンテナが位置する面を覆うカバーの図示が省略されている。
図4が示すように、被装着部11が非装着状態であるとき、被装着部11は、1つの方向である延設方向に沿って延びる帯形状を有している。被装着部11は、延設方向に沿って延びる帯形状を有する樹脂フィルム11cと、樹脂フィルム11cの2つの側面を覆うカバー11dとを備えている。
樹脂フィルム11cの1つの側面には、アンテナ21と、アンテナ21に接続するRFチップ22とが位置している。アンテナ21は、第1線部材41、第2線部材42、第3線部材43、および、第4線部材44を有し、各線部材は、延設方向に沿って延びている。各線部材の2つの端部のうち、被装着部11の第1装着端部11aに近い端部が基端であり、第2装着端部11bに近い端部が先端である。
第1線部材41は、被装着部11における第1装着端部11aから延設方向における途中まで延びて、先端にてRFチップ22に接続している。第1線部材41の基端が、第1基端21a1である。
第2線部材42は、被装着部11における第1装着端部11aから第2装着端部11bに向けて延び、第1装着端部11aから第2装着端部11bに向けて延びる途中で、延設方向と直交する方向である幅方向に沿って折れ曲がる段差を有する。第2線部材42の基端は第2基端21a2であり、第2線部材42の先端は第1先端21b1であり、第1先端21b1においては、幅方向における位置が、第1線部材41における第1基端21a1の位置と重なっている。
第3線部材43は、被装着部11における第1装着端部11aから第2装着端部11bに向けて延び、第1装着端部11aから第2装着端部11bに向けて延びる途中で幅方向に沿って折れ曲がる段差を有する。第3線部材43の基端は第3基端21a3であり、第3線部材43の先端は第2先端21b2であり、第2先端21b2においては、幅方向における位置が、第2線部材42における第2基端21a2の位置と重なっている。
第4線部材44は、被装着部11における延設方向の途中から第2装着端部11bに向けて延び、第4線部材44の基端は、RFチップ22に接続している。第4線部材44の先端は第3先端21b3であり、第3先端21b3においては、幅方向における位置が、第3線部材43における第3基端21a3の位置と重なっている。
カバー11dは、第1基端21a1から第3基端21a3、および、第1先端21b1から第3先端21b3の各々を露出させる複数の露出穴11eを有している。そのため、被装着部11が装着状態であるとき、被装着部11の第1装着端部11aと第2装着端部11bとが接することで、アンテナ21における第1基端21a1と第1先端21b1、第2基端21a2と第2先端21b2、および、第3基端21a3と第3先端21b3の各々が接する。これにより、アンテナ21は、ターン数が3であるコイルアンテナを形成し、アンテナ21の導通状態が、通信不能状態から通信可能状態に変わる。
なお、カバー11dは、複数の露出穴11eを有していなくともよい。この場合には、第1基端21a1から第3基端21a3の各々は、第1装着端部11aにおける第2装着端部11bと接する端面に露出していればく、第1先端21b1から第3先端21b3の各々は、第2装着端部11bにおける第1装着端部11aと接する端面に露出していればよい。
以上説明した実施形態によれば、以下に列挙する効果を得ることができる。
(1)被装着部11がユーザーHに装着されている装着状態のときのみ外部との通信が可能である。そのため、ユーザーHが通信端末装置10を利用していない状況では、通信端末装置10が外部と通信することが抑えられる。
(2)アンテナ21が、被装着部11の径方向に沿って回転するらせん形状を有するコイルである構成と比べて、被装着部11に対するアンテナ21の形成が容易である。
(3)被装着部11が非装着状態であるとき、アンテナ21がコイルを形成しないため、アンテナ21が確実に外部と通信できない状態になる。
なお、上述した実施形態は、以下のように適宜変更して実施することもできる。
[第1変形例]
図5および図6を参照して第1変形例を説明する。なお、第1変形例の通信端末装置10は、実施形態の通信端末装置10と比べて、樹脂フィルム11cおよびカバー11dの形状が異なる。そのため、以下では、こうした相違点を詳しく説明し、その他の構成の説明を省略する。また、図5では、図示の便宜上、被装着部11の樹脂フィルム11cにおける1つの側面であって、アンテナ21が位置する面を覆うカバーの図示が省略されている。
図5が示すように、第1線部材41、第2線部材42、および、第3線部材43の各々における基端が、各線部材を覆うカバー11dから露出する。そして、第2線部材42、第3線部材43、および、第4線部材44の各々の先端が、樹脂フィルム11cおよび樹脂フィルム11cを覆うカバー11dから露出する。
すなわち、図6が示すように、被装着部11の第1装着端部11aは、アンテナ21とカバー11dとが形成する第1段差部11fを有する。一方、第2装着端部11bは、アンテナ21と、樹脂フィルム11cおよびカバー11dとの積層体とが形成する第2段差部11gを有する。
そのため、被装着部11が装着状態であるとき、第1段差部11fと第2段差部11gとが相互に嵌り合う。それゆえに、第1線部材41の基端と第2線部材42の先端、第2線部材42の基端と第3線部材43の先端、および、第3線部材43の基端と第4線部材44の先端との各々が、延設方向に沿って相互に重なる部分を有する。結果として、第1線部材41の基端と第2線部材42の先端、第2線部材42の基端と第3線部材43の先端、および、第3線部材43の基端と第4線部材44の先端との各々が接するのみの構成と比べて、被装着部11が装着状態であるとき、アンテナ21が繋がりやすくなる。
[第2変形例]
図7および図8を参照して第2変形例を説明する。なお、第2変形例の通信端末装置10は、実施形態の通信端末装置10と比べて、アンテナ21が備える各線部材の構成が異なる。そのため、以下ではこうした相違点を詳しく説明し、その他の構成の説明を省略する。また、図7では、図示の便宜上、被装着部11の樹脂フィルム11cにおける1つの側面であって、アンテナ21が位置する面を覆うカバーの図示が省略されている。さらに、図8(a)は、図7にて一点鎖線で囲まれた領域Aを拡大して示し、図8(b)は、同じく図7にて一点鎖線で囲まれた領域Bを拡大して示している。
図7が示すように、アンテナ21は、第1線部材51、第2線部材52、第3線部材53、および、第4線部材54を備えている。
図8(a)が示すように、第1線部材51は、延設方向に沿って延びる2本の線部材から構成される。なお、第2線部材52、第3線部材53、および、第4線部材54の各々も、第1線部材51と同じく2本の線部材から構成される。そして、図8(b)が示すように、第4線部材54の基端は、RFチップ22には接続せず、第4線部材54を構成する2本の線部材の各々が、基端にて相互に接続している。
そのため、第2変形例のアンテナ21によれば、通信端末装置10にてアンテナ21が占める面積が同じであっても、アンテナ21の長さをほぼ2倍にすることができる。
[第3変形例]
図9および図10を参照して第3変形例を説明する。なお、第3変形例の通信端末装置10は、実施形態の通信端末装置10と比べて、被装着部の形状、および、被装着部の内部に位置するアンテナの形状が異なる。そのため、以下では、こうした相違点を詳しく説明し、その他の構成の説明を省略する。また、図10では、図示の便宜上、被装着部の樹脂フィルムにおける1つの側面であって、アンテナが位置する面を覆うカバーの図示が省略されている。
図9が示すように、被装着部61が装着状態であるとき、第1装着端部61aと第2装着端部61bとが、幅方向にて互い嵌り合うことによって、環形状を形成している。
図10が示すように、被装着部61は、樹脂フィルム62と、樹脂フィルム62の2つの側面を覆うカバー63とを備えている。樹脂フィルム62の2つの端部のうち、一方の端部に第1突出部62aを有し、他方の端部に第2突出部62bを有する。第1突出部62aと第2突出部62bとは、幅方向における位置が相互に重ならず、かつ、延設方向における突出量と、幅方向における突出幅とが、相互に等しい。そのため、被装着部61が装着状態であるとき、第1装着端部61aと第2装着端部61bとが幅方向にて相互に嵌り合う。
アンテナ70は、第1線部材71、第2線部材72、第3線部材73、および、第4線部材74を備え、各線部材は、延設方向に沿って延びる。第1線部材71においては、基端が、第1突出部62aの縁のうち、装着状態にて第2突出部62bの縁と接する部位である第1接触縁62cに位置し、先端がRFチップ22に接続している。第1線部材71の基端が、第1基端70a1である。
第2線部材72においては、基端がRFチップ22に接続し、先端が、第2突出部62bの縁のうち、装着状態にて第1突出部62aの縁と接する部位である第2接触縁62dに位置している。第2線部材72の先端が、第1先端70b1である。
第3線部材73においては、基端が、第1突出部62aの第1接触縁62cに位置する一方、先端が、第2突出部62bの第2接触縁62dに位置している。第3線部材73の基端が第2基端70a2であり、第3線部材73の先端が第2先端70b2である。
第4線部材74においては、基端が、第1突出部62aの第1接触縁62cに位置する一方、先端が、第2突出部62bの第2接触縁62dに位置している。第4線部材74の基端が第3基端70a3であり、第4線部材74の先端が第3先端70b3である。
第1突出部62aの第1接触縁62cでは、第1基端70a1、第2基端70a2、および、第3基端70a3が、延設方向において第2突出部62bに近い側から順に並んでいる。第2突出部62bの第2接触縁62dでは、第1先端70b1、第2先端70b2、および、第2先端70b2が、延設方向において第1突出部62aに近い側から順に並んでいる。
被装着部61が装着状態であるとき、第1接触縁62cと第2接触縁62dとが相互に接する。これにより、アンテナ70においては、第1基端70a1と第3先端70b3、第2基端70a2と第2先端70b2、および、第3基端70a3と第1先端70b1の各々が接触する。結果として、アンテナ70は、ターン数が3であるコイルアンテナを形成し、アンテナ70の導通状態が、通信不能状態から通信可能状態に変わる。
[第4変形例]
図11および図12を参照して第4変形例を説明する。なお、第4変形例の通信端末装置10は、実施形態の通信端末装置10と比べて、通信用アンテナと、2つの電磁結合用のコイルとを有する点が異なる。そのため、以下では、こうした相違点を詳しく説明し、その他の構成の説明を省略する。
図11が示すように、通信端末装置10は、第1結合コイル81、第2結合コイル83、および、通信用アンテナ84を備え、第1結合コイル81はRFチップ82に接続し、通信用アンテナ84は第2結合コイル83に接続している。第1結合コイル81と第2結合コイル83との各々は、被装着部11の内部に位置し、渦巻き形状を有した第1結合コイル81の位置する第1平面と、同じく渦巻き形状を有した第2結合コイル83の位置する第2平面とは相互に平行である。第1結合コイル81と第2結合コイル83とが重なる方向での第1結合コイル81と第2結合コイル83との距離は、外部から磁界が供給されたとき、第1結合コイル81と第2結合コイル83とが電磁的に結合することのできる距離である。
なお、第1結合コイル81の位置する第1平面と、第2結合コイル83の位置する第2平面とは、好ましくは相互に平行であり、第1平面と第2平面とは、第1結合コイル81と第2結合コイル83とが電磁的に結合することのできる範囲で、所定の角度を形成してもよい。
通信用アンテナ84は、外部からの情報信号の受信と、RFチップ82の情報信号の送信とを行う。被装着部11が装着状態であるとき、通信用アンテナ84は1つのコイルを形成する。すなわち、被装着部11が装着状態であるとき、通信用アンテナ84は、通信可能状態である。
被装着部11が装着状態であり、かつ、通信端末装置10に対して外部から磁界が供給されているとき、第1結合コイル81と第2結合コイル83とが電磁的に結合する。これにより、通信端末装置10は、RFチップ82の情報信号を、第1結合コイル81、第2結合コイル83、および、通信用アンテナ84をこの順に介して外部に送信する。一方、通信端末装置10は、外部からの情報信号を、通信用アンテナ84、第2結合コイル83、および、第1結合コイル81をこの順に介して受信する。
図12が示すように、被装着部11が非装着状態であるとき、通信用アンテナ84は、実施形態のアンテナ21と同様、被装着部11の延設方向に沿って延びる線部材から構成され、コイルを形成しない。すなわち、被装着部11が非装着状態であるとき、通信用アンテナ84は、通信不能状態である。それゆえに、通信用アンテナ84は、被装着部11の形状が装着状態と非装着状態との間で変わることに伴って、通信可能状態と通信不能状態との間で導通状態を変え、かつ、被装着部11が装着状態であるとき通信可能状態であり、被装着部11が非装着状態であるとき通信不能状態である。
なお、フェライトから構成される部材が、第1結合コイル81によって囲まれる部位、あるいは、第2結合コイル83によって囲まれる部位に位置することが好ましい。これにより、通信用アンテナ84が囲む空間を通過する磁束、および、各結合コイルが囲む空間を通過する磁束が指向性を有することで、通信用アンテナ84が囲む空間、および、各結合コイルが囲む空間の各々に、磁束が保持されやすくなる。
10…通信端末装置、11,61…被装着部、11a,61a…第1装着端部、11b,61b…第2装着端部、11c,62…樹脂フィルム、11d,63…カバー、11e…露出穴、11f…第1段差部、11g…第2段差部、12…表示部、21,70…アンテナ、21a…第1アンテナ端部、21b…第2アンテナ端部、21a1,70a1…第1基端、21a2,70a2…第2基端、21a3,70a3…第3基端、21b1,70b1…第1先端、21b2,70b2…第2先端、21b3,70b3…第3先端、22…RFチップ、31…RF部、32…ロジック部、33…記憶部、41,51,71…第1線部材、42,52,72…第2線部材、43,53,73…第3線部材、44,54,74…第4線部材、62a…第1突出部、62b…第2突出部、62c…第1接触縁、62d…第2接触縁、81…第1結合コイル、82…RFチップ、83…第2結合コイル、84…通信用アンテナ、H…ユーザー。

Claims (3)

  1. 環形状を有してユーザーに装着されている状態である装着状態と、前記ユーザーに装着されていない非装着状態との間で形状が変わる被装着部と、
    前記被装着部に設けられて前記被装着部の形状が変わることによって導通状態を変えるアンテナであって、前記被装着部が前記装着状態であるときに外部と通信することができる通信可能状態と、前記被装着部が前記非装着状態であるときに外部と通信することができない通信不能状態とを有するアンテナと、を備え
    前記被装着部は、前記非装着状態であるとき、1つの方向である延設方向に沿って延びて前記延設方向における2つの端部である第1端部と第2端部とを有し、
    前記被装着部は、前記延設方向に沿って延びる帯形状を有した樹脂フィルムと、前記延設方向に沿って延びる帯形状を有し、前記樹脂フィルムにおいて対向する2つの面に1つずつ位置するカバーと、を備え、
    一方の前記カバーが第1カバーであり、他方の前記カバーが第2カバーであり、
    前記第1端部は、前記樹脂フィルムおよび前記第1カバーが、前記延設方向に沿って前記第2カバーよりも突出した第1段差部を有し、
    前記第2端部は、前記第2カバーが、前記延設方向に沿って前記樹脂フィルムよりも突出した第2段差部を有し、
    前記アンテナは、前記樹脂フィルムと前記第2カバーとの間に位置し、前記被装着部が前記非装着状態であるとき、前記被装着部において、前記第1端部から前記第2端部に向けて延びる線形状を有した線部材から構成され、
    前記被装着部が前記非装着状態であるとき、前記線部材における両端部が、前記第1端部および前記第2端部において外部に露出し、
    前記被装着部が前記装着状態であるとき、前記第1段差部と前記第2段差部とが相互に嵌り合い、かつ、前記線部材における両端部が前記被装着部の周方向にて相互に重なる
    通信端末装置。
  2. 前記アンテナは、前記通信可能状態であるとき、1つのコイルを形成し、
    前記被装着部が前記装着状態であるとき、前記アンテナは、前記被装着部の周方向に沿って回転するらせん形状を有する
    請求項1に記載の通信端末装置。
  3. RFチップと、
    前記RFチップに接続する第1結合コイルと、
    外部から磁界が供給されたときに前記第1結合コイルと電磁的に結合するように前記第1結合コイルから離れて位置し、かつ、前記アンテナに接続する第2結合コイルと、をさらに備える
    請求項に記載の通信端末装置。
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