JP6274392B2 - 乗員拘束装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の衝突時に、シートに着座している乗員への衝撃を抑制すべくシートに乗員を拘束する乗員拘束装置に関する。
従来、車両衝突時に乗員を保護する技術が開発されているが、その一つとして、例えば、バックルプリテンショナと呼ばれる装置が実用化されている。この装置としては、車両の衝突時に、例えば、シートベルトバックルを引き込むことでシートベルトに高い張力を発生させ、乗員をシートに押し付けるようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
このような装置を使用することで、車両の衝突時にシートに対する乗員の拘束性能を向上することができ、乗員の安全性を高めることができる。ただし、特許文献1記載のような装置を用いた場合でも、車両の衝突時の拘束性能は必ずしも十分とは言えない。例えば、車両の衝突時の反動で乗員の上半身が前方側に倒れてしまい、乗員の背部とシートバックとの間に隙間が生じてしまう虞がある。
このような問題に対し、車両の衝突時に、プリテンショナを作動させると共に、シートバック内に収納されたエアバッグを、乗員上半身とシートバッグとの間に展開させるようにしたものがある(例えば、特許文献2等参照)。
これにより、車両の衝突時に、乗員上半身を速やかに拘束して、より適切に乗員を保護することができる。すなわち乗員の拘束性能をさらに高めることができる。
特許第5113540号公報 特開2005−112099号公報
ところで、車両に側方からの衝突(側突)が起こった場合には、乗員の上半身が大きく左右方向に振られるため、衝撃の入力方向に応じて、乗員の向きを所定方向に規制して拘束することが望ましい。これにより、乗員の上半身が移動しにくくなり、乗員をより拘束することができる。つまり、乗員拘束装置による拘束時の乗員の姿勢(向き)をコントロールすることで乗員の安全性をより向上することができる。しかしながら、従来の装置では、車両の衝突の種類や拘束時における乗員の姿勢は特に考慮されておらず、乗員の拘束の仕方には改善の余地があった。
本発明では、このような事情に鑑みてなされたものであり、車両の側突が検出された際に、シートに着座している乗員を、より適切に拘束することができる乗員拘束装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明の第1の態様は、車両のシートに着座した乗員を前方から拘束するベルト部材と、該ベルト部材の一端側に連結され、車両の衝突を検出すると前記ベルト部材を引き込むよう構成されたプリテンショナと、を有するシートベルト装置と、前記シートを構成するシートバック内に設けられ、車両の衝突を検出すると乗員を背面側から拘束する背部拘束装置と、を備える乗員拘束装置であって、前記背部拘束装置は、前記シートバックの車幅方向一方側を前方に押し出して乗員を背面側から拘束する第1拘束手段と、前記シートバックの車幅方向他方側を前方に押し出して乗員を背面側から拘束する第2拘束手段と、車両の衝突を検出する衝突検出手段の検出結果から衝突の形態を判別する判別手段と、衝突の形態に応じて、前記第1および第2拘束手段の作動状態を制御する制御手段と、を備え、前記第1拘束手段は、前記シートバック内で車幅方向に延設され、車幅方向一方側の端部が前方に移動されて乗員の車幅方向一方側の背部を押圧する第1の背部ベルトと、前記第1の背部ベルトが装着されて前記シートバック内に弛ませた状態で支持される第1のワイヤと、前記第1のワイヤに接続され当該第1のワイヤを引き込むことで前記第1の背部ベルトを移動させる第1の引込手段と、を有し、前記第2拘束手段は、前記シートバック内で車幅方向に延設され、車幅方向他方側の端部が前方に移動されて乗員の車幅方向他方側の背部を押圧する第2の背部ベルトと、前記第2の背部ベルトが装着されて前記シートバック内に弛ませた状態で支持される第2のワイヤと、前記第2のワイヤに接続され当該第2のワイヤを引き込むことで前記第2の背部ベルトを移動させる第2の引込手段と、を有し、前記制御手段は、前記第1の引込手段および前記第2の引込手段の駆動を制御することで、前記第1の背部ベルトおよび前記第2の背部ベルトによる拘束状態を制御することを特徴とする乗員拘束装置にある。
本発明の第2の態様は、第1の態様の乗員拘束装置において、前記制御手段は、衝突の形態が車幅方向一方側での側面衝突と判定された場合には、前記第1拘束手段を作動させ、衝突の形態が車幅方向他方側での側面衝突と判定された場合には、前記第2拘束手段を作動させることを特徴とする乗員拘束装置にある。
本発明の第3の態様は、第1又は2に記載の乗員拘束装置において、車両の横転を検出する横転検出手段を備え、前記制御手段は、車両の横転が検出された場合に、前記シートバックの車幅方向車外側を押し出して拘束すべく前記第1拘束手段および前記第2拘束手段の何れか一方を作動させることを特徴とする乗員拘束装置にある。
本発明の第4の態様は、第3の態様の乗員拘束装置において、前記作動制御手段は、衝突の形態が側面衝突であると判定された後に車両の横転が検出された場合、側面衝突に対応して前記第1拘束手段又は前記第2拘束手段の一方を作動させたのち、横転に対応して前記第1拘束手段又は前記第2拘束手段の他方を作動させることを特徴とする乗員拘束装置にある。
本発明の第の態様は、第1から4の何れか一つの態様の乗員拘束装置において、前記第1の背部ベルトと前記第2の背部ベルトとが、上下方向で交互に並んで配置されていることを特徴とする乗員拘束装置にある。
本発明の第の態様は、第1から5の何れか一つの態様の乗員拘束装置において、前記第1のワイヤ及び前記第2のワイヤは、前記第1の背部ベルトおよび前記第2の背部ベルトの車幅方向両外側にそれぞれ設けられる支持部に摺動可能に支持され、前記第1のワイヤに対応する車幅方向一方側の前記支持部と前記第2のワイヤに対応する車幅方向他方側の前記支持部とが、前記第1のワイヤに対応する車幅方向他方側の前記支持部と前記第2のワイヤに対応する車幅方向一方側の前記支持部とに対して車両前方側にオフセットした位置に設けられていることを特徴とする乗員拘束装置にある。
本発明のの態様は、第1から6の何れか一つの態様の乗員拘束装置において、前記第1及び前記第2の引込手段が、それぞれインフレータで構成され、各インフレータが、前記シートベルト装置の前記プリテンショナの動力源としても機能することを特徴とする乗員拘束装置にある。
かかる本発明の乗員拘束装置では、車両の衝突が生じた際に、衝突の形態に応じてシートバック内の第1拘束手段および第2拘束手段の作動を制御することで、乗員拘束時における乗員の姿勢(向き)を変化させることができるので、乗員をより適切な状態でシートに拘束することができる。従って、シートに対して乗員を拘束する拘束性能をより向上することができ、乗員の安全性をより高めることができる。
本発明の一実施形態に係る乗員拘束装置を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る乗員拘束装置の断面図である。 本発明の一実施形態に係る乗員拘束装置の断面図である。 本発明の一実施形態に係る乗員拘束装置の作動状態を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る乗員拘束装置の作動状態を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る背部拘束装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る乗員拘束装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る乗員拘束装置の作動状態を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る乗員拘束装置の斜視図であり、図2は、図1のA−A線断面図であり、図3は、図1のB−B線断面図である。また図4は本発明の一実施形態に係る乗員拘束装置の作動状態を示す断面図である。
図1に示すように、本実施形態に係る乗員拘束装置10は、シート20に着座した乗員を前方から拘束するシートベルト装置30と、乗員を背部から拘束する背部拘束装置40と、を備えている。
シートベルト装置30は、既存の構成であるため簡単に説明するが、シート20に着座した乗員を前方から拘束するベルト部材(ウェビング)31と、ベルト部材31に装着されるタング部材32と、タング部材32が挿入されて固定されるバックル部材33とを有する。また図示は省略するが、シートベルト装置30は、ベルト部材31を巻き取ったり、車両の衝突時等にベルト部材31をロックさせたりするためのリトラクタを備える。さらにシートベルト装置30は、プリテンショナ34を備えている。
プリテンショナ34は、いわゆるバックルプリテンショナと呼ばれるタイプのものであり、インフレータ35が連結ワイヤ36を介してバックル部材33に連結されることで構成されている。所定のセンサ等により車両の衝突が検出されると、インフレータ35が作動してバックル部材33が引き込まれ、それに伴ってベルト部材31に所定の張力が付与される。これにより、ベルト部材31の弛みが取り除かれて、乗員の拘束性能が高まる。
なお詳しくは後述するが、インフレータ35はシートベルト装置30の引込手段として機能すると共に、背部拘束装置40の引込手段としても機能するものである。乗員拘束装置10は、二つのインフレータ35(35A,35B)を備えている。シートベルト装置30においては、連結ワイヤ36は二つのインフレータ35(35A,35B)のそれぞれに接続されており、何れのインフレータ35が作動した場合でも、ベルト部材31の弛みが取り除かれて乗員の拘束性能が高まるようになっている。
またインフレータ35の構成は、特に限定されないが、例えば、火薬を爆発させ、その際に発生するガスの力によってバックル部材33を引き込むものが一般的である。またプリテンショナ34の構成も、特に限定されるものではなく、例えば、リトラクタ側でベルト部材31を引き込むタイプや、或いは、リトラクタとは反対側の端部付近でベルト部材31を引き込むタイプ等、他のタイプの構成を採用してもよい。
そして、本発明に係る乗員拘束装置10は、上記のようなプリテンショナ34を有するシートベルト装置30を備えると共に、さらに背部拘束装置40を備える構成に特徴がある。以下、この背部拘束装置40について詳細に説明する。
背部拘束装置40は、図1に示すように、シート20のシートバック21内に設けられる複数の背部ベルト41と、この背部ベルト41が装着されるワイヤ42と、各ワイヤ42の一端側が接続される引込手段としてのインフレータ35と、を備え、車両の衝突(側突)や横転(ロールオーバー)が検出された際に、ワイヤ42を引き込むことで背部ベルト41を前方側に移動させて、シート20に着座している乗員を背面側から拘束する。なお車両の衝突の検出方法は、特に限定されず、例えば、車両の側方に設けられた衝撃センサ(加速度センサ、圧力センサ)等によって検出することができる。
背部ベルト41は、乗員を拘束する際に乗員の背部を押圧する帯状の部材であり、シートバック21内に、当該シートバック21の幅方向(車両の左右幅方向)に沿って設けられている。シートバック21内には、その骨格をなすシートフレーム22が設けられており、背部ベルト41はシートフレーム22の内側に配置されている。
シートフレーム22は、シートバック21の四方を囲って設けられ、シートバック21の両側部に対応する部分には、車両の前後方向において所定幅を有する右プレート部(図1中左側)23及び左プレート部(図1中右側)24を備えている。
帯状の背部ベルト41は、これら右プレート部23と、左プレート部24との間に設けられている。また背部ベルト41は、本実施形態では、シートバック21内に上下方向で交互に並んだ2段に設けられている。
ここで、本実施形態における背部拘束装置40は、二つの背部ベルト41(第1の背部ベルト41A,第2の背部ベルト41B)と、二本のワイヤ42(第1のワイヤ42A,第2のワイヤ42B)と、二つのインフレータ35(第1インフレータ35A,第2インフレータ35B)とを備えている。第1の背部ベルト41Aは、第1のワイヤ42Aを介して第1の引込手段である第1インフレータ35Aに接続されている。第2の背部ベルト41Bは、第2のワイヤ42Bを介して第2の引込手段である第2インフレータ35Bに接続されている。つまり、背部拘束装置40は、第1の背部ベルト41Aと第1のワイヤ42Aと第1インフレータ35Aとで構成される第1拘束手段50Aと、第2の背部ベルト41Bと第2のワイヤ42Bと第2インフレータ35Bとで構成される第2拘束手段50Bとを備えている。
そして、詳しくは後述するが、第1拘束手段50Aの第1の背部ベルト41Aは、第1インフレータ35Aが作動して第1のワイヤ42Aが引き込まれた際に、車幅方向一方側(例えば、車幅方向左側)が前方に移動され、シートバック21の車幅方向一方側(左側)を押圧して乗員を背部から拘束するよう構成されている。一方、第2拘束手段50Bの第2の背部ベルト41Bは、第2インフレータ35Bが作動して第2のワイヤ42Bが引き込まれた際に、車幅方向他方側(例えば、車幅方向右側)が前方に移動され、シートバック21の車幅方向他方側(右側)を押圧して乗員を背部から拘束するよう構成されている。
なお、本実施形態では、第1拘束手段50Aおよび第2拘束手段50Bにおける第1の背部ベルト41Aおよび第2の背部ベルト41Bは、上下二段に並ぶようにそれぞれ一つずつしか設けられていないが、第1の背部ベルト41Aと第2の背部ベルト41Bとが上下に複数並んで設けられていてもよい。
本実施形態では、上下二段のうち、下段に第1の背部ベルト41Aが配置され、上段に第2の背部ベルト41Bが配置されている。これら二段の背部ベルト41(第1の背部ベルト41A,第2の背部ベルト41B)は、各ワイヤ42(第1のワイヤ42A、第2のワイヤ42B)によって支持され、シートバック21内の所定位置に乗員の背部と対向するように配置されている。第1の背部ベルト41Aは、その裏面側(車両後方側)に第1のワイヤ42Aが通されて第1のワイヤ42Aに装着されており、第1の背部ベルト41Aの両外側において一対の支持部に支持されている。これら一対の支持部は、シートフレーム22の右プレート部23と左プレート部24にそれぞれ第1の背部ベルト41Aに対応して設けられている。一方、第2の背部ベルト41Bは、その裏面側(車両後方側)に第2のワイヤ42Bが通されて第2のワイヤ42Bに装着されており、第2の背部ベルト41Bの両外側において一対の支持部によって支持されている。これら一対の支持部は、シートフレーム22の右プレート部23と左プレート部24にそれぞれ第2の背部ベルト41Bに対応して設けられている。すなわち、右プレート部23と左プレート部24間に渡された第1のワイヤ42Aおよび第2のワイヤ42Bに沿って第1の背部ベルト41Aおよび第2の背部ベルト41Bが支持されている。なお各背部ベルト41のワイヤ42への装着方法は、特に限定されないが、背部ベルト41はワイヤ42に対して移動可能に装着されていることが好ましい。
図1から図3に示すように、右プレート部23及び左プレート部24には、第1のワイヤ42Aを摺動可能に支持する支持部としての貫通孔26(26a,26b)と、第2のワイヤ42Bを摺動可能に支持する支持部としての貫通孔27(27a,27b)とが設けられている。第1のワイヤ42Aは、貫通孔26(26a,26b)に挿通され、その一端側(貫通孔26aの外側)はインフレータ35Aに接続され、他端側(貫通孔26bの外側)は、左プレート部24の外側で固定され、貫通孔26bから抜けないようになっている。一方、第2のワイヤ42Bは、貫通孔27(27a,27b)に挿通され、その一端側(貫通孔27aの外側)はインフレータ35Bに接続され、他端側(貫通孔27bの外側)は、左プレート部24の外側で固定され、貫通孔27bから抜けないようになっている。
ここで、第1の背部ベルト41A(第1のワイヤ42A)に対応して設けられる左右の貫通孔(左右支持部)26は、車両の前後方向でオフセットした位置に配置される。同様に、第2の背部ベルト41B(第2のワイヤ42B)に対応して設けられる左右の貫通孔(左右支持部)27も、車両の前後方向でオフセットした位置に配置される。さらに第1の背部ベルト41Aに対応する貫通孔26と、第2の背部ベルト41Bに対応する貫通孔27とは、互い違いとなるように設けられている。すなわち各貫通孔26a,26bを繋ぐ直線と、各貫通孔27a,27bとを繋ぐ直線とが上面視で交差するように、各貫通孔26,27が設けられている。
本実施形態では、第1の背部ベルト41Aに対応して右プレート部23に設けられる貫通孔26aは、車両の前後方向における位置P1に設けられ、左プレート部24に設けられる貫通孔26bは、車両の前後方向において位置P1よりも前方側にオフセットした位置P2に設けられている。一方、第2の背部ベルト41Bに対応して右プレート部23に設けられる貫通孔27aは、車両の前後方向において位置P1よりも前方側にオフセットした位置P2に設けられ、左プレート部24に設けられる貫通孔27bは、車両の前後方向における位置P1に設けられている。
ところで、第1及び第2のワイヤ42A,42Bは、通常状態(車両の衝突が検出されていない状態)では、シートフレーム22の内側で弛ませた状態で保持されている。具体的には、各背部ベルト41が車両の前後方向における位置P1付近に位置する程度に、各ワイヤ42は弛ませた状態で保持されている。なお位置P1は、通常状態において乗員がシートバック21に寄りかかった際に、背部ベルト41に当接しない程度に設定されている。
ワイヤ42に接続される引込手段としての各インフレータ35は、シートベルト装置30のプリテンショナ34としても機能するものである。したがって、車両の衝突等が検出されて何れかのインフレータ35が作動すると、上述のようにバックル部材33が引き込まれるのと同時に、第1又は第2のワイヤ42A,42Bが引き込まれてワイヤの弛みが除去される。これにより、シートベルト装置30のベルト部材31によって乗員が前方から拘束されると共に、背部拘束装置40を構成する第1の背部ベルト41Aおよび第2の背部ベルト41Bの何れか一方が前方に移動して乗員を背部から拘束する。
本実施形態では、上述のようにシートフレーム22に設けられる各貫通孔(支持部)26,27が互い違いとなるように配置されている。したがって、第1のワイヤ42Aの弛みが除去されると、第1の背部ベルト41Aは、左プレート部24側の端部が車両の前方に移動する。一方、第2のワイヤBの弛みが除去されると、第2の背部ベルト41Bは、右プレート部23側の端部が車両の前方側に移動する。
例えば、車両の一方側(例えば、車両の左側)からの側突が検出されると、図4に示すように、第1拘束手段50Aの第1インフレータ35Aのみが作動して、第1の背部ベルト41Aの左プレート部24側の端部が車両の前方に移動する。その結果、第1の背部ベルト41Aが左(一方側)前方に向かって傾斜した状態とされてシートクッションを介して乗員の左背面を中心として押圧し、右前方を向いた状態に乗員を拘束する。一方、車両の他方側(例えば、車両の右側)からの側突が検出されると、図5に示すように、第2拘束手段50Bの第2インフレータ35Bのみが作動して、第2の背部ベルト41Bの右プレート部23側の端部が車両の前方に移動する。その結果、第2の背部ベルト41Bが右(他方側)前方に向かって傾斜した状態とされてシートクッションを介して乗員の右背面を中心として押圧し、左前方を向いた状態に乗員を拘束する。つまり乗員の背中が衝撃の入力方向に向くように乗員の姿勢(向き)を傾斜させた状態で拘束する。
このとき、例えば、衝撃の大きさ等に応じて背部ベルト41による拘束力を可変するようにしてもよい。背部ベルト41による拘束力は、例えば、インフレータ35を作動させるタイミングにより調整することができる。
また背部拘束装置40は、側突を検出した場合に第1拘束手段50A又は第2拘束手段50Bを作動させるだけでなく、側突と共に車両の横転(ロールオーバー)を検出した場合にも、第1拘束手段50A又は第2拘束手段50Bを適宜作動する。なお車両の横転の検知方法は、特に限定されないが、例えば、ジャイロセンサ等である姿勢センサによって検知することができる。
例えば、図6に示すように、背部拘束装置40は、上述のように、第1拘束手段50A及び第2拘束手段50Bと共に、車両の衝突を検出する衝突検出手段である衝突センサ61と、横転(ロールオーバ)検出手段としての姿勢センサ62と、これら衝突センサ61及び姿勢センサ62の検出結果に基づいて第1拘束手段50A及び第2拘束手段50Bを適宜制御する制御部50とを備える。制御部50は、判別手段51と、制御手段52とを有する。
判別手段51は、上記衝突センサ61及び姿勢センサ62の検出結果に基づいて衝突の形態を判別する。すなわち判別手段51は、衝突センサ61と、横転(ロールオーバ)検出手段としての姿勢センサ62による検出結果に基づいて、側突及び横転の発生の有無を判別する。制御手段52は、この判別手段51の判別結果に基づいて、第1拘束手段50Aと第2拘束手段50Bとを適宜作動させる。すなわち制御手段52は、判別手段51によって側突又は横転の発生が検知されると、それに応じて、第1拘束手段50Aを構成する第1インフレータ35A及び第2拘束手段50Bを構成する第2インフレータ35Bを適宜作動させる。
以下、背部拘束装置40の動作の具体例について、図7のフローチャートを参照して説明する。なおこのフローチャートは、図1に示す左座席に設けられる背部拘束装置の動作の例であり、右座席に設けられる背部拘束装置の場合、第1拘束手段50A及び第2拘束手段50Bの作動順はこの例とは逆になる。
まずは、車両の側突及びロールオーバーの発生の有無を判定する。すなわちステップS1で車両の側突の有無を判定し、側突が検知されない場合には(ステップS1:No)、ステップS2でロールオーバーの有無を判定する。そして、ロールオーバーが検知されない場合には(ステップS2:No)、ステップS1に戻り、側突又はロールオーバーの有無の判定を繰り返す。
ステップS1で車両の側突が検知されると(ステップS1:Yes)、次いで、側突形態(方向)を判別する。すなわち側突が、車両の一方側からであるのか、車両の他方側からであるのかを判別する(ステップS3)。判別の結果、側突が車両の一方側からのものである場合(ステップS4:Yes)、ステップS5に進み、第1拘束手段50Aを構成する第1インフレータ35Aを作動させる。これにより、乗員は、衝撃の入力側に背を向けるように、向きを規制した状態で拘束される(図4参照)。次にステップS6で、さらにロールオーバーの発生の有無を判定する。ここで、ロールオーバーが検知された場合には(ステップS6:Yes)、第1拘束手段50Aに加えて第2拘束手段50Bを構成する第2インフレータ35Bをさらに作動させる(ステップS7)。
このとき、図8に示すように、第1の背部ベルト41Aと第2の背部ベルト41Bとは、上面視において交差した状態となる。そして第1の背部ベルト41Aは、クッション28を介して乗員の左背面を中心として押圧して拘束し、第2の背部ベルト41Bは、クッション28を介して乗員の右背面を中心として押圧して拘束する。すなわち各背部ベルト41によって乗員の左右の背面から適切に押圧してシートに拘束することができる。したがって、シートに対して乗員を拘束する拘束力をより向上することができ、乗員の安全性をより高めることができる。
一方、ステップS4で、側突が車両の他方側からのものである場合には(ステップS4:No)、まずは第2拘束手段50Bを構成する第2インフレータ35Bを作動させる(ステップS8)。これにより、乗員は、衝撃の入力側に背を向けるように、向きを規制した状態で拘束される(図5参照)。次いで、ロールオーバーの発生の有無をさらに判定する(ステップS9)。ここで、ロールオーバーが検知された場合には(ステップS9:Yes)、第2拘束手段50Bに加えて第1拘束手段50Aを構成する第1インフレータ35Aをさらに作動させる(ステップS10)。これにより、上述のように各背部ベルト41A,41Bによって乗員の左右の背面から適切に押圧してシートに拘束することができる。
またステップS2でロールオーバーが検知された場合、すなわち側突が検知されることなくロールオーバーが検知された場合には(ステップS2:Yes)、ステップS11で第1拘束手段50Aの第1インフレータ35Aを作動させる。これにより、車両の中央部側を向くように乗員がシートに拘束される(図4参照)。すなわち制御手段52は、シートバックの車幅方向車外側を押し出して拘束すべく第1拘束手段50Aおよび第2拘束手段50Bの何れか一方を作動させる。
その後、所定時間経過後に(ステップS12:Yes)、第2拘束手段50Bを構成する第2インフレータ35Bを作動させる(ステップS13)。これにより、各背部ベルト41によって乗員の左右の背面から適切に押圧してシートに拘束することができる(図8参照)。
以上のように、本実施形態に係る乗員拘束装置10では、車両の側突や横転(ロールオーバー)が検出されてインフレータ35が作動すると、シートベルト装置30のベルト部材31によって乗員を前方から拘束しつつ、背部拘束装置40の各背部ベルト41によって乗員を背部からも拘束する。したがって車両の衝突が生じた際に、シートに対して乗員を拘束する拘束力をより向上することができ、乗員の安全性を高めることができる。
また本実施形態では、背部拘束装置40を構成するインフレータ35が、シートベルト装置30のプリテンショナ34としても機能するものであるため、インフレータ35が作動すると、ベルト部材31と背部ベルト41とが確実に同時に引き込まれるため、より早期且つ適切に乗員をシートに拘束することができる。
さらに、車両の衝突が側方からの衝突(側突)である場合、側突の向き(衝撃が入力される向き)に応じて、第1の背部ベルト又は第2の背部ベルトの何れか一方により乗員を拘束する。すなわち衝撃の入力側に背を向けるように向きを規制した状態で乗員を拘束する。これにより、乗員をより適切にシートに拘束することができ、乗員の安全性がより高まる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではない。
例えば、上述の実施形態では、背部ベルト41を2段に設け、下段が第1の背部ベルト41Aを構成し、上段が第2の背部ベルト41Bを構成するようにしたが、第1の背部ベルト41Aと第2の背部ベルト41Bの配置は特に限定されるものではない。例えば、上段が第1の背部ベルト41Aを構成し、下段が第2の背部ベルト41Bを構成していてもよい。また背部ベルト41は3段以上に設けられていてもよい。この場合には、第1の背部ベルト41Aと第2の背部ベルト41Bとがそれぞれ同数の背部ベルトを含むようにするのが好ましく、さらに、第1の背部ベルト41Aと第2の背部ベルト41Bとが交互に配置されていることが好ましい。
また上述の実施形態では、シートベルト装置30のプリテンショナ34を構成するインフレータ35が、背部拘束装置40を構成するインフレータ35としても機能する例を示したが、勿論、背部拘束装置40のインフレータは、シートベルト装置30とは独立して設けられていてもよい。
さらに上述の実施形態では、背部ベルトをワイヤに装着し、引込手段であるインフレータ35によってワイヤ42を引き込むことで、この背部ベルトによって乗員を拘束するようにしたが、背部ベルトを引き込むための構成は、これに限定されるものではない。何れの構成としても、側突の方向に応じて所定の背部ベルトを引き込むようにすることで、上述のような作用効果が得られる。
10 乗員拘束装置
20 シート
21 シートバック
22 シートフレーム
23 右プレート部
24 左プレート部
26,27 貫通孔
28 クッション
30 シートベルト装置
31 ベルト部材
32 タング部材
33 バックル部材
34 プリテンショナ
35A 第1インフレータ(第1の引込手段)
35B 第2インフレータ(第2の引込手段)
36 連結ワイヤ
40 背部拘束装置
41A 第1の背部ベルト
41B 第2の背部ベルト
42A 第1のワイヤ
42B 第2のワイヤ
50A 第1拘束手段
50B 第2拘束手段

Claims (7)

  1. 車両のシートに着座した乗員を前方から拘束するベルト部材と、該ベルト部材の一端側に連結され、車両の衝突を検出すると前記ベルト部材を引き込むよう構成されたプリテンショナと、を有するシートベルト装置と、
    前記シートを構成するシートバック内に設けられ、車両の衝突を検出すると乗員を背面側から拘束する背部拘束装置と、を備える乗員拘束装置であって、
    前記背部拘束装置は、
    前記シートバックの車幅方向一方側を前方に押し出して乗員を背面側から拘束する第1拘束手段と、
    前記シートバックの車幅方向他方側を前方に押し出して乗員を背面側から拘束する第2拘束手段と、
    車両の衝突を検出する衝突検出手段の検出結果から衝突の形態を判別する判別手段と、
    衝突の形態に応じて、前記第1および第2拘束手段の作動状態を制御する制御手段と、を備え、
    前記第1拘束手段は、前記シートバック内で車幅方向に延設され、車幅方向一方側の端部が前方に移動されて乗員の車幅方向一方側の背部を押圧する第1の背部ベルトと、前記第1の背部ベルトが装着されて前記シートバック内に弛ませた状態で支持される第1のワイヤと、前記第1のワイヤに接続され当該第1のワイヤを引き込むことで前記第1の背部ベルトを移動させる第1の引込手段と、を有し、
    前記第2拘束手段は、前記シートバック内で車幅方向に延設され、車幅方向他方側の端部が前方に移動されて乗員の車幅方向他方側の背部を押圧する第2の背部ベルトと、前記第2の背部ベルトが装着されて前記シートバック内に弛ませた状態で支持される第2のワイヤと、前記第2のワイヤに接続され当該第2のワイヤを引き込むことで前記第2の背部ベルトを移動させる第2の引込手段と、を有し、
    前記制御手段は、前記第1の引込手段および前記第2の引込手段の駆動を制御することで、前記第1の背部ベルトおよび前記第2の背部ベルトによる拘束状態を制御することを特徴とする乗員拘束装置。
  2. 請求項1に記載の乗員拘束装置において、
    前記制御手段は、衝突の形態が車幅方向一方側での側面衝突と判定された場合には、前記第1拘束手段を作動させ、衝突の形態が車幅方向他方側での側面衝突と判定された場合には、前記第2拘束手段を作動させることを特徴とする乗員拘束装置。
  3. 請求項1又は2に記載の乗員拘束装置において、
    車両の横転を検出する横転検出手段を備え、
    前記制御手段は、車両の横転が検出された場合に、前記シートバックの車幅方向車外側を押し出して拘束すべく前記第1拘束手段および前記第2拘束手段の何れか一方を作動させることを特徴とする乗員拘束装置。
  4. 請求項3に記載の乗員拘束装置において、
    前記作動制御手段は、衝突の形態が側面衝突であると判定された後に車両の横転が検出された場合、側面衝突に対応して前記第1拘束手段又は前記第2拘束手段の一方を作動させたのち、横転に対応して前記第1拘束手段又は前記第2拘束手段の他方を作動させることを特徴とする乗員拘束装置。
  5. 請求項1から4の何れか一項に記載の乗員拘束装置において、
    前記第1の背部ベルトと前記第2の背部ベルトとが、上下方向で交互に並んで配置されていることを特徴とする乗員拘束装置。
  6. 請求項1から5の何れか一項に記載の乗員拘束装置において、
    前記第1のワイヤ及び前記第2のワイヤは、前記第1の背部ベルトおよび前記第2の背部ベルトの車幅方向両外側にそれぞれ設けられる支持部に摺動可能に支持され、
    前記第1のワイヤに対応する車幅方向一方側の前記支持部と前記第2のワイヤに対応する車幅方向他方側の前記支持部とが、前記第1のワイヤに対応する車幅方向他方側の前記支持部と前記第2のワイヤに対応する車幅方向一方側の前記支持部とに対して車両前方側にオフセットした位置に設けられていることを特徴とする乗員拘束装置。
  7. 請求項1から6の何れか一項に記載の乗員拘束装置において、
    前記第1及び前記第2の引込手段が、それぞれインフレータで構成され、各インフレータが、前記シートベルト装置の前記プリテンショナの動力源としても機能することを特徴とする乗員拘束装置。
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